WO2007083733A1

WO2007083733A1 - 経路表示装置およびナビゲーション装置

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Publication number: WO2007083733A1
Application number: PCT/JP2007/050772
Authority: WO
Inventors: Koji Shinto
Original assignee: Pioneer Corporation
Priority date: 2006-01-19
Filing date: 2007-01-19
Publication date: 2007-07-26
Also published as: JPWO2007083733A1; EP1975560A1; EP1975560A4; US20090005962A1; JP4399502B2

Abstract

　経路表示装置（１００）は、経路を表示する表示部（１０１）を備える。探索部（１０２）は、表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、当該表示中の経路と異なる別経路を探索する。制御部（１０３）は、探索された別経路を表示部（１０１）に表示させる。入力部（１０４）は、別経路が表示された際に、表示対象の経路を表示中の経路から別経路に切り換えるか否かの指示入力をユーザから受け付ける。入力部（１０４）によって表示対象の経路を表示中の経路から別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合、制御部（１０３）は、指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御する。

Description

明細書

経路表示装置およびナビゲーシヨン装置

技術分野

[0001] 本発明は、移動体が移動する経路を表示'探索する経路表示装置、ナビゲーション装置、表示制御方法、探索制御方法、表示制御プログラム、探索制御プログラムおよび記録媒体に関する。

背景技術

[0002] 従来、目的地点までの経路案内をおこなうナビゲーシヨン装置において、渋滞発生時などに、現在誘導中の経路とは異なる迂回路を探索する技術 (オートリルート）が知られている。このようなナビゲーシヨン装置は、探索された迂回路を表示し、表示された迂回路からユーザが希望する迂回路を選択させる。そして、ナビゲーシヨン装置は、選択された迂回路の経路案内をおこなう。これにより、渋滞発生時において適切な迂回路による案内をおこなうこととしている（たとえば、下記特許文献 1参照。 ) o

[0003] 特許文献 1 :特開 2001— 227695号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] しかしながら、上述した従来技術によれば、渋滞発生時などに探索'表示された迂回路をキャンセルして、現在走行中の経路をそのまま走行したい場合であっても、ナピゲーシヨン装置は、再度、渋滞回避を考慮した迂回路を検索し、検索された迂回路を表示してしまうという問題点が一例として挙げられる。

[0005] このような場合、ユーザの意図を汲んだ経路誘導をおこなうことができず、ナビゲーシヨン装置の利便性を向上させるための機能であるオートリルート機能が、ユーザにとっては返って煩雑な機能となってしまうという問題点が一例として挙げられる。課題を解決するための手段

[0006] 上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項 1の発明にかかる経路表示装置は、経路を表示する表示手段を備える経路表示装置であって、表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、当該表示中の経路と異なる別経路を探索する探索手段と、探索された前記別経路を前記表示手段に表示させる制御手段と、前記別経路が表示された際に、表示対象の経路を前記表示中の経路力前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力手段と、を備え、前記制御手段は、前記表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御することを特徴とする。

[0007] また、請求項 5の発明にかかるナビゲーシヨン装置は、経路を探索する探索手段と探索された経路を誘導する誘導手段とを備えるナビゲーシヨン装置であって、誘導中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、当該誘導中の経路と異なる別経路を前記探索手段に探索させる制御手段と、探索された前記別経路を報知する報知手段と、前記別経路が報知された際に、誘導対象の経路を前記誘導中の経路力前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力手段と、を備え、前記制御手段は、前記誘導対象の経路を前記誘導中の経路力前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後の前記探索手段による別経路の探索を制御することを特徴とする。

[0008] また、請求項 6の発明にかかる表示制御方法は、経路を表示する経路表示装置における表示制御方法であって、移動体の移動を困難にする事象の情報を取得する取得工程と、前記事象の情報が取得された際に、表示中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在するか否かを判断する判断工程と、前記表示中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在すると判断された場合に、当該表示中の経路と異なる別経路を探索する探索工程と、探索された前記別経路を前記経路表示装置に表示させる表示工程と、前記別経路が表示された際に、表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換えるか否かの指示入力をユーザから受け付ける入力工程と、前記表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御する制御工程と、を含んだことを特徴とする。 [0009] また、請求項 7の発明に力かる探索制御方法は、ナビゲーシヨン装置における探索制御方法であって、移動体の移動を困難にする事象の情報を取得する取得工程と、前記事象の情報が取得された際に、誘導中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在するか否かを判断する判断工程と、前記誘導中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在すると判断された場合に、当該誘導中の経路と異なる別経路を前記ナビゲーシヨン装置に探索させる探索工程と、探索された前記別経路を報知する報知工程と、前記別経路が報知された際に、誘導対象の経路を前記誘導中の経路力前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力工程と、前記誘導対象の経路を前記誘導中の経路力前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御する制御工程と、を含んだことを特徴とする

[0010] また、請求項 8の発明に力かる表示制御プログラムは、請求項 6に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。

[0011] また、請求項 9の発明にかかる探索制御方法は、請求項 7に記載の探索制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。

[0012] また、請求項 10の発明に力かる記録媒体は、請求項 8に記載の表示制御プロダラムまたは請求項 9に記載の探索制御プログラムを記録したコンピュータに実行可能なことを特徴とする。

図面の簡単な説明

[0013] [図 1]図 1は、実施の形態に力かる経路表示装置の機能的構成を示すブロック図である。

[図 2]図 2は、経路表示装置による経路表示処理の手順を示すフローチャートである

[図 3]図 3は、実施の形態に力かるナビゲーシヨン装置の機能的構成を示すブロック図である。

[図 4]図 4は、実施例に力かるナビゲーシヨン装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 [図 5]図 5は、ナビゲーシヨン装置によるリルート処理の手順を示すフローチャートである。

[図 6]図 6は、ナビゲーシヨン装置によるリルート処理の手順を示すフローチャートである。

[図 7]図 7は、図 5のステップ S507で迂回路および選択ボタンが表示された画面表示の一例を示す説明図である。

[図 8]図 8は、図 6のステップ S510で迂回路の表示が中止された場合の画面表示の一例を示す説明図である。

符号の説明

[0014] 100 経路表示装置

101 表示部

102 探索部

103 制御部

104 入力部

105 報知部

300 ナビゲーシヨン装置

301 探索部

302 誘導部

303 制御部

304 報知部

305 入力部

発明を実施するための最良の形態

[0015] 以下に添付図面を参照して、この発明にかかる経路表示装置、ナビゲーシヨン装置、表示制御方法、探索制御方法、表示制御プログラム、探索制御プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。

[0016] (実施の形態）

はじめに、実施の形態にかかる経路表示装置 100の機能的構成について説明する。図 1は、実施の形態にかかる経路表示装置の機能的構成を示すブロック図である。経路表示装置 100は、表示部 101、探索部 102、制御部 103、入力部 104、報知部 105によって構成される。

[0017] 表示部 101は、移動体が移動する経路を表示する。表示部 101は、たとえば、移動体が移動する経路を、地図情報と重ねて表示画面に表示する。このとき、同時に移動体の現在地点を地図情報上に重ねて表示してもよい。

[0018] 探索部 102は、表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、表示中の経路と異なる別経路を探索する。表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象とは、たとえば、表示中の経路上に渋滞が発生した場合や、表示中の経路力移動体の現在地点が著しく外れた場合などである。

[0019] また、別経路とは、たとえば、移動体の現在地点から目的地点までの経路や、表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象を回避するために経路の一部を変更した迂回部分などである。

[0020] 制御部 103は、探索された別経路を表示部 101に表示させる。制御部 103は、たとえば、探索部 102によって探索された別経路を、地図情報と重ねて表示部 101に表示させる。

[0021] 入力部 104は、別経路が表示された際に、表示対象の経路を表示中の経路から別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力も受け付ける。入力部 104は、たとえば、別経路を選択するか否かの選択画面を、表示部 101に表示して、ユーザによる選択入力を受け付ける。また、たとえば、音声によっておこなわれる指示入力を受け付けることとしてちよい。

[0022] 入力部 104によって、表示対象の経路を表示中の経路力も別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合、制御部 103は、その指示入力の態様に応じて、以後に探索される別経路の表示を制御する。たとえば、制御部 103は、表示中の経路力別経路に切り換えない旨の指示入力の態様が所定の態様であったときに、以後に探索される別経路を表示しないように制御する。所定の形態とは、たとえば、選択画面上のボタンの長押しや、ダブルクリックなどである。

[0023] また、このとき、制御部 103は、別経路を表示しないように制御されている場合に、別経路を表示しな、旨を表示部 101に表示させることとしてもょ、。別経路を表示しない旨の表示は、たとえば、その旨を表示するメッセージ表示やアイコンなどである。

[0024] 報知部 105は、制御部 103によって別経路を表示しないように制御されている場合に、別経路を表示しない旨を報知する。報知部 105は、たとえば、音声出力によって、別経路を表示しな、ように制御されて、る旨を報知する。

[0025] つぎに、経路表示装置 100による経路表示処理にっ、て説明する。図 2は、経路表示装置による経路表示処理の手順を示すフローチャートである。図 2のフローチヤートにおいて、経路表示装置 100は、まず、探索部 102によって、表示中の経路に沿つた移動体の移動が困難となる事象が生じた力否かを判断する (ステップ S201)。

[0026] 表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じるまでは (ステップ S 201 :No)、表示中の経路を表示して（ステップ S202)、ステップ S201に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合は (ステップ S201 : Yes)、探索部 102は、表示中の経路と異なる別経路を探索する (ステップ S203)。

[0027] つぎに、制御部 103は、表示部 101にステップ S203で探索された別経路を表示する (ステップ S204)。そして、表示対象の経路を表示中の経路力も別経路に切り換える力否かを判断する (ステップ S205)。具体的には、入力部 104によって受け付けたユーザ力もの指示入力の結果を判断する。別経路に切り換える場合 (ステップ S205 ： Yes)、すなわち、表示対象の経路を表示中の経路力別経路に切り換える旨の指示入力を受け付けた場合は、本フローチャートによる処理を終了する。

[0028] 一方、別経路に切り換えない場合 (ステップ S 205 : No)、すなわち、表示対象の経路を表示中の経路力別経路に切り換えない旨の指示入力を受け付けた場合、制御部 103は、表示部 101による以後の別経路の表示を制御して (ステップ S206)、本フローチャートによる処理を終了する。

[0029] 経路表示装置 100は、たとえば、探索された経路を誘導するナビゲーシヨン装置に適用することができる。また、上述した経路表示装置 100では、指示入力の態様に応じて表示部 101による別経路の表示を制御する構成とした力たとえば、ナビゲーシヨン装置においては、指示入力の態様に応じて、別経路の探索を制御する構成としてもよい。 [0030] 図 3は、実施の形態に力かるナビゲーシヨン装置の機能的構成を示すブロック図である。ナビゲーシヨン装置 300は、探索部 301、誘導部 302、制御部 303、報知部 30 4、入力部 305によって構成される。

[0031] 探索部 301は、移動体の移動する経路を探索する。誘導部 302は、探索部 301によって探索された経路を誘導する。制御部 303は、誘導中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、誘導中の経路と異なる別経路を探索部 301 に探索させる。

[0032] 報知部 304は、探索部 301によって探索された別経路を報知する。報知部 304は、たとえば、探索された別経路を、地図情報と重ねて表示画面に表示することによつて、別経路を報知する。また、たとえば、別経路に関する大ま力な案内を音声出力することによって、另 IJ経路を報知することとしてもよい。

[0033] 入力部 305は、別経路が報知された際に、誘導部 302による誘導対象の経路を、誘導中の経路力別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける。入力部 305は、たとえば、別経路を選択するか否かの選択画面を、表示画面に表示して、ユーザによる選択入力を受け付ける。また、たとえば、音声によっておこなわれる指示入力を受け付けることとしてもよい。

[0034] 入力部 305によって、誘導対象の経路を誘導中の経路から別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合、制御部 303は、その指示入力の態様に応じて以後の探索部 301による別経路の探索を制御する。たとえば、制御部 303は、誘導中の経路力別経路に切り換えない旨の指示入力の態様が所定の態様であったときに、以後に探索される別経路を表示しないように制御する。所定の形態とは、たとえば、選択画面上のボタンの長押しや、ダブルクリックなどである。

[0035] 以上説明したように、実施の形態にかかる経路表示装置 100によれば、渋滞発生時など、表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、移動体の現在地点から目的地点までの別経路を探索する。そして、探索した別経路がユーザに選択されな力つた場合、指示入力の態様に応じて、以後に探索される別経路の表示を制御する。特に、指示入力が所定の態様であった場合に、以後に探索される別経路を表示しないように制御する。また、ナビゲーシヨン装置 300の場合は、以後の探索部 301による別経路の探索を制御する。

[0036] これにより、ユーザにとって不必要な経路が表示 (探索）されるのを防ぐことができる。また、不必要な経路の情報が呈示されることによって、ユーザの注意力が散漫となるのを防ぐことができる。特に、ユーザが運転中の場合、必要以上の情報を呈示することは、ユーザの注意を散漫にさせてしまい、前方不注意による交通事故などの原因となる可能性がある。経路表示装置 100は、ユーザが迂回路の表示を指示しなかつた場合は、迂回路を再度表示せず、不必要な情報を呈示させないようにしている。

[0037] また、別経路を表示しな、ように制御されて、る場合に、別経路を表示しなヽ旨を表示部 101に表示させたり、報知部 105によって報知する。これにより、別経路の表示が中止されて、る旨をユーザに認識させることができる。

実施例

[0038] (ナビゲーシヨン装置 400のハードウェア構成）

つぎに、上述した実施の形態に力かる経路表示装置 100の実施例について説明する。本実施例においては、経路表示装置 100をナビゲーシヨン装置 400に適用した場合について説明する。図 4は、実施例にかかるナビゲーシヨン装置のハードゥエァ構成を示すブロック図である。

[0039] 図 4において、ナビゲーシヨン装置 400は、 CPU401と、 ROM402と、 RAM (メモリ ) 403と、磁気ディスクドライブ 404と、磁気ディスク 405と、光ディスクドライブ 406と、光ディスク 407と、音声 I/F (インターフェース） 408と、マイク 409と、スピーカ 410と、入力デバイス 411と、映像 IZF412と、カメラ 413と、ディスプレイ 414と、通信 iZF 415と、 GPSユニット 416と、各種センサ 417とを備えて!/ヽる。また、各構成咅401〜 417はバス 420によってそれぞれ接続されている。

[0040] CPU401は、ナビゲーシヨン装置 400の全体の制御を司る。 ROM402は、ブートプログラム、通信プログラム、データベース作成プログラム、データ解析プログラムなどのプログラムを記録している。 RAM403は、 CPU401のワークエリアとして使用される。

[0041] 磁気ディスクドライブ 404は、 CPU401の制御に従って磁気ディスク 405に対するデータの読み取り Z書き込みを制御する。磁気ディスク 405は、磁気ディスクドライブ 404の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク 405としては、たとえば、 HD (ノヽードディスク）や FD (フレキシブルディスク）を用いることができる。

[0042] 光ディスクドライブ 406は、 CPU401の制御に従って光ディスク 407に対するデータの読み取り Z書き込みを制御する。光ディスク 407は、光ディスクドライブ 406の制御に従ってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク 407は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。また、この着脱可能な記録媒体として、光ディスク 407のほ力 MO、メモリカードなどであってもよい。

[0043] 磁気ディスク 405、光ディスク 407に記録される情報の他の一例として、経路探索' 経路誘導などに用いる地図データが挙げられる。地図データは、建物、河川、地表面などの地物 (フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを有しており、ディスプレイ 414の表示画面において 2次元または 3次元に描画される。ナビゲーシヨン装置 400が経路誘導中の場合は、地図データと CPU40 1によって取得された車両の現在地点とが重ねて表示されることとなる。

[0044] ここで、背景データは、さらに、背景の形状をあらわす背景形状データと、背景の種類をあらわす背景種別データとを有する。背景形状データは、たとえば、地物の代表点'ポリライン'ポリゴン '地物の座標などを含んでいる。また、背景種別データは、たとえば、地物の名称や住所 ·電話番号をあらわすテキストデータ、建物 ·河川 ·地表面などの地物の種別データを含んで、る。

[0045] さらに、地図中の主要な施設（POI : Point of Interest)に関しては、営業時間、駐車場の有無などの情報を施設情報として有している。さらに、地物のうち、「ガソリンスタンド」や「コンビ-エンスストア」など、所定の目的のために設けられている施設は、その種類によってジャンル分けされている。そして、地物の代表点および座標のデータと、施設情報'ジャンル情報とが関連付けられている。このとき施設が分類されるジャンルは、上記のガソリンスタンドやコンビ-エンスストアの他、たとえば、駐車場、 ,駅などがある。

[0046] また、道路形状データは、さらに交通条件データを有する。交通条件データには、たとえば、各ノードについて、信号や横断歩道などの有無、高速道路の出入り口ゃジヤンクシヨンの有無、各リンクについての長さ（距離)、道幅、進行方向、道路種別（高速道路、有料道路、一般道路など)などの情報が含まれている。

[0047] 交通条件データには、過去の渋滞情報を、季節 '曜日 ·大型連休 ·時刻などを基準に統計処理した過去渋滞情報を記憶している。ナビゲーシヨン装置 400は、後述する通信 IZF415によって受信される道路交通情報によって現在発生している渋滞の情報を得るが、過去渋滞情報により、指定した時刻における渋滞状況の予想をおこなうことが可能となる。

[0048] 音声 IZF408は、音声入力用のマイク 409および音声出力用のスピーカ 410に接続される。マイク 409に受音された音声は、音声 IZF408内で AZD変換される。また、スピーカ 410からは音声が出力される。なお、マイク 409から入力された音声は、音声データとして磁気ディスク 405あるいは光ディスク 407に記録可能である。

[0049] 入力デバイス 411は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、マウス、タツチパネルなどが挙げられる。さらに、入力デバイス 411は、デジタルカメラや携帯電話端末などの他の情報処理端末を接続し、データの入出力をおこなうことができる。

[0050] 映像 IZF412は、映像入力用のカメラ 413および映像出力用のディスプレイ 414と接続される。映像 IZF412は、具体的には、たとえば、ディスプレイ 414全体の制御をおこなうグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録する VRAM (Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づ、て、ディスプレイ 414を表示制御する制御 ICなどによって構成される。

[0051] カメラ 413は、車両内外の映像を撮像し、画像データとして出力する。カメラ 413で撮像された画像は、画像データとして磁気ディスク 405あるいは光ディスク 407に記録可能である。ディスプレイ 414には、アイコン、カーソル、メニュー、ウィンドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。このディスプレイ 414は、たとえば、 CRT, TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。

[0052] 通信 IZF415は、無線を介してネットワークに接続され、ナビゲーシヨン装置 400と CPU401とのインターフェースとして機能する。通信 I/F415は、さらに、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網と CPU401とのインターフエ一スとしても機能する。

[0053] 通信網には、 LAN, WAN,公衆回線網や携帯電話網などがある。具体的には、通信 IZF415は、たとえば、 FMチューナー、 VICS (Vehicle Information and Communication System) Zビーコンレシーノ、無線ナビゲーシヨン装置、およびその他のナビゲーシヨン装置によって構成され、 VICSセンター力も配信される渋滞や交通規制などの道路交通情報を取得する。なお、 VICSは登録商標である。

[0054] 0?3ュ-ット416は、 GPS衛星からの電波を受信、車両の現在地点（ナビゲーション装置 400の現在地点）を示す情報を算出する。 GPSユニット 416の出力情報は、後述する各種センサ 417の出力値とともに、 CPU401による車両の現在地点の算出に際して利用される。現在地点を示す情報は、たとえば緯度'経度、高度などの、地図データ上の 1点を特定する情報である。

[0055] 各種センサ 417は、車速センサや加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断することが可能な情報を出力する。各種センサ 417の出力値は、 CP U401による現在地点の算出や、速度や方位の変化量の測定に用いられる。なお、ナビゲーシヨン装置 400は、各種センサ 417の出力値を、ドライブレコーダ機能で記録するデータとしてちよい。

[0056] ここで、実施の形態に力かる経路表示装置 100の構成のうち、表示部 101はデイスプレイ 414によって、探索部 102および制御部 103は CPU401によって、入力部 10 4は入力デバイス 411によって、報知部 105は CPU401、音声 l/F408、スピーカ 4 10、映像 IZF412、ディスプレイ 414によって、その機能を実現する。

[0057] (ナビゲーシヨン装置 400のリルート処理）

つぎに、ナビゲーシヨン装置 400のリルート処理について説明する。ナビゲーシヨン装置 400は、ユーザによって設定された目的地点までの経路を探索し、探索した経路に沿ってナビゲーシヨン (経路誘導)処理をおこなう。一方で、ナビゲーシヨン処理の途中に、当初の経路探索時には予期できない要素などによって、状況が変化した場合は、目的地点までの経路を再度探索し (リルート）、ユーザが最適な経路を選択できるようにしている。

[0058] リルートがおこなわれる主な理由は、交通状況の変化である。経路探索にあたっては、 vies (登録商標)情報などによって取得した実際の道路状況や、地図データに含まれる過去の交通量の統計値などが考慮される。このため、たとえば、当初の経路探索後、経路上に渋滞が発生するなど、交通状況が変化した場合、交通状況の変化を反映した上で最適な経路を求めるため、リルートがおこなわれる。

[0059] また、この他にも、ナビゲーシヨン装置 400を搭載した車両力誘導中の経路から外れた場合なども、誘導中の経路に車両を戻したり、車両の現在地点から目的地点までの経路を再探索するために、リルートがおこなわれる。

[0060] ただし、リルートがおこなわれた場合であっても、リルートによって探索された経路（以下、迂回路という）をユーザが選択するとは限らない。たとえば、渋滞によって目的地点への到着時刻が多少遅くなるとしても、走り慣れた経路を走行したヽとヽぅ場合は、ユーザは、迂回路を選択せず、現在走行中の経路での走行を希望すると考えられる。

[0061] このように、ユーザは自ら選択した経路を走行している場合であっても、リルートがおこなわれた原因（たとえば、経路上に発生した渋滞など）が解消していない場合は、再度同じ理由によってリルートがおこなわれ、迂回路が表示されることとなる。このような処理は、ユーザにとって煩雑となり、ナビゲーシヨン装置 400も無駄な処理をおこなうこととなる。

[0062] このため、ナビゲーシヨン装置 400は、ユーザが所定の形態で迂回路をキャンセルした場合には、その後、迂回路の表示をおこなわないようにする（以下、キャンセル口ックという）。所定の形態とは、通常のキャンセル形態と区別し得る形態であり、たとえば、キャンセル時に押下する指示ボタンを長押ししたり、キャンセルロック専用の指示ボタンを設けておき、その指示ボタンが押下されたときなどである。これにより、ユーザに煩雑さを感じさせずにリルート処理をおこなうことができ、さらに、ナビゲーシヨン装置 400の処理を軽減することができる。

[0063] 図 5および図 6は、ナビゲーシヨン装置によるリルート処理の手順を示すフローチヤートである。なお、以下の説明において、迂回路を探索 (リルート)する際のトリガーは、現在走行中の経路に渋滞がある場合とする。

[0064] 図 5のフローチャートにおいて、ナビゲーシヨン装置 400は、まず、現在走行中の経路（以下、現在経路という）に沿って経路誘導をおこなっている (ステップ S501)。そして、車両 (ナビゲーシヨン装置 400)の現在地点がユーザによって設定された目的地点に到達した力否かを判断する (ステップ S502)。

[0065] 目的地点に到達した場合は (ステップ S502 : Yes)、本フローチャートによる処理を終了する。目的地点に到達した力否かの判断は、たとえば、 CPU401によって算出された車両の現在地点力ユーザによって設定された目的地点と一致するか否かによって判断する。

[0066] 一方、目的地点に到達しない間は (ステップ S 502 : No)、通信 IZF415などによつて道路交通情報を取得し (ステップ S503)、現在経路上に渋滞があるか否かを判断する（ステップ S504)。渋滞がある力否かの判断は、通信 IZF415などによって取得された実際の道路交通情報を用いて判断してもよいし、たとえば、磁気ディスク 405 や光ディスク 407に記録された地図情報に含まれる過去渋滞情報力渋滞を予測してもよい。

[0067] 現在経路上に渋滞がない場合は (ステップ S504 :No)、ステップ S501に戻り、以降の処理を継続する。一方、現在経路上に渋滞がある場合は (ステップ S504 : Yes) 、渋滞を回避し、より効率的に目的地点に到達するための迂回路を探索する (ステツプ S505)。このとき、探索される迂回路は、 1つであってもよいし、複数であってもよい。そして、ナビゲーシヨン装置 400は、迂回路の表示モードが、表示中止モードである力否かを判断する（ステップ S506)。

[0068] 表示中止モードとは、後述するキャンセルボタンが長押しされたときに実行されるモードであり、探索された迂回路のディスプレイ 414への表示出力を制御するモードである。なお、表示中止モードにある場合、ディスプレイ 414に表示中止モードを解除する中止解除ボタンを表示する。ユーザは中止解除ボタンの押下によって表示中止モードを解除することができる。表示中止モードである場合は（ステップ S506： Yes) 、図 6のステップ S513に移行する。一方、表示中止モードでない場合は (ステップ S5 06 :No)、通常通り、ディスプレイ 414に、探索した迂回路および選択ボタンを表示し (ステップ S507)、図 6のステップ S508に移行する。

[0069] ここで、選択ボタンとは、誘導経路として表示する経路を、迂回路に切り換えるか、現在経路のままにするかを選択するボタンであり、たとえば、迂回路選択ボタンおよびキャンセルボタンによって構成される。迂回路選択ボタンを押下すると、誘導経路が迂回路に切り換えられ、ディスプレイ 414には迂回路が表示される。一方、キャンセルボタンを押下すると、誘導経路は現在経路のままとなり、ディスプレイ 414には継続して現在経路が表示される。ユーザは、ディスプレイ 414に表示された迂回路を見て、現在経路および迂回路のどちらを選択するかを判断して、選択ボタンを押下する。

[0070] 図 6の説明に移り、ナビゲーシヨン装置 400は、図 5のステップ S 507で表示した選択ボタンのうち、迂回路選択ボタンが押下された力否かを判断する (ステップ S508) 。迂回路選択ボタンが押下された場合は (ステップ S508 : Yes)、迂回路に沿って経路誘導をおこない (ステップ S509)、図 5のステップ S502に戻り、以降の処理を繰り返す。一方、迂回路選択ボタンが押下されない場合は (ステップ S508 : No)、キャンセルボタンが長押しされたカゝ否かを判断する (ステップ S510)。長押しとは、たとえば 3秒以上など、所定時間以上連続して 1つのボタンを押下し続ける状態をいう。

[0071] キャンセルボタンが長押しされた場合は（ステップ S510 : Yes)、迂回路の表示を表示中止モードとし (ステップ S511)、ユーザに迂回路の表示が中止された旨を通知する（ステップ S512)。迂回路の表示が中止された旨の通知は、たとえば、ディスプレイ 414に迂回路の表示が中止された旨のメッセージを表示することによっておこな

[0072] 一方、キャンセルボタンが長押しされなかった場合は（ステップ S510 : No)、図 5のステップ S501〖こ戻り、以降の処理を繰り返す。キャンセルボタンが長押しされなかつた場合とは、キャンセルボタンが押下された時間が所定時間以下だった場合 (通常の迂回路キャンセル時)や、、ずれの選択ボタンも押下されな力つた場合などである。

[0073] ステップ S512で迂回路の表示が中止された旨を通知した場合、ナビゲーシヨン装置 400は、引き続き、現在経路に沿って経路誘導をおこなう（ステップ S513)。そして、目的地点に到達したか否かを判断し (ステップ S514)、目的地点に到達した場合は (ステップ S514 : Yes)、本フローチャートによる処理を終了する。また、目的地点に到達しない場合は (ステップ S514 :No)、ステップ S503に戻り、以降の処理を繰り返す。 [0074] 以上のような処理によって、ナビゲーシヨン装置 400は、迂回路の探索（リルート）を繰り返しながら目的地点への誘導をおこなう。なお、迂回路を探索するトリガーは、渋滞の発生に限らず、たとえば、車両が現在経路から外れて走行した場合や、交通規制などで道路の走行ができなくなった場合などであってもよい。

[0075] 図 7は、図 5のステップ S507で迂回路および選択ボタンが表示された画面表示の一例を示す説明図である。ナビゲーシヨン装置 400のディスプレイ 414には、ナビゲーシヨン装置 400を搭載した車両の現在地点を示す位置表示 Sおよび今回の走行の目的地点を示すフラグ Gが表示されている。現在経路は、交差点 Cを右折する経路であるとする。

[0076] 一方で、交差点 Cを右折した後に走行する道路!:には、渋滞区間を示す渋滞表示 j が表示されている。また、網掛け矢印で示す迂回路 Nは、ナビゲーシヨン装置 400が渋滞区間 jの情報を取得したことによって、迂回路の探索をおこなった結果、探索された迂回路である。

[0077] ディスプレイ 414には、「この先渋滞しています。この迂回路を使えば、目的地点までの所要時間を約 10分短縮できます。この迂回路を選択しますか？」とのメッセージ表示 701が表示される。ユーザは、メッセージ表示 701の内容や、表示された迂回路 Nの経路、渋滞区間 jの状況などを考慮して、迂回路を選択する力否かを判断する。そして、ユーザが迂回路選択ボタン 702を押下すると、誘導経路が迂回路 Nに切り換えられ、ナビゲーシヨン装置 400は、迂回路 Nに沿って経路誘導をおこなう。

[0078] また、キャンセルボタン 703を押下すると、迂回路の表示がキャンセルされ、後述する図 8に示したような経路誘導画面に戻る。すなわち、誘導経路は迂回路 Nに切り換えられず、ナビゲーシヨン装置 400は、現在経路に沿った経路誘導を継続する。

[0079] さらに、メッセージ表示 701には、「キャンセルボタンを長押しすると、迂回路の表示を中止します」とのメッセージが表示されている。ユーザが、キャンセルボタン 703を長押しすると、ナビゲーシヨン装置 400は、迂回路の表示を中止して、現在経路に沿つた経路誘導を継続する。

[0080] 図 8は、図 6のステップ S510で迂回路の表示が中止された場合の画面表示の一例を示す説明図である。ナビゲーシヨン装置 400のディスプレイ 414には、ナビゲーション装置 400を搭載した車両の現在地点を示す位置表示 S、および、現在走行中の経路周辺の地図が表示されている。また、車両の進行方向前方には、現在走行中の経路の誘導経路を示す矢印 Pが表示されている。すなわち、図 8の例において、車両は交差点 Cを右折するよう誘導されてヽる。

[0081] 一方、ディスプレイ 414の右下には、「迂回路の表示は中止されています」とのメッセージ表示 801が表示されている。なお、メッセージ表示 801の他、案内音声や効果音などをスピーカ 410 (図示なし)から出力してもよい。また、メッセージ表示 801を点滅させるなどの視覚効果を発生させてもょ、。

[0082] ユーザは、メッセージ表示 801によって、迂回路の探索が中止されている旨を知ることができる。そして、迂回路を表示させたい場合は、中止解除ボタン 802を押下することによって、迂回路表示の中止解除の指示をおこなう。一方で、迂回路を表示させたくな!/ヽ場合は、特に操作をおこなわずに走行を継続する。

[0083] 以上説明したように、ナビゲーシヨン装置 400によれば、渋滞発生時など、表示中の経路に沿った車両の移動が困難となる事象が生じた場合に、車両の現在地点から目的地点までの別経路を探索する。そして、探索した別経路がユーザに選択されな力つた場合、その選択の指示入力の態様に応じて、後に探索される別経路の表示を制御する。具体的には、キャンセルボタンが長押しされた場合に、中止モードに切り換えて迂回路の表示を中止する。

[0084] これにより、ディスプレイ 414にユーザにとって不必要な情報を表示させず、ユーザの注意力が散漫となるのを防ぐことができる。特に、ユーザが運転中の場合、デイスプレイ 414に必要以上の情報を表示することは、ユーザの注意をディスプレイ 414に向けてしまい、前方不注意による交通事故などの原因となる可能性がある。ナビゲーシヨン装置 400は、ユーザが迂回路を必要としない場合には迂回路の表示を中止して、ディスプレイ 414に必要以上の情報を表示させな、ようにして、る。

[0085] また、ディスプレイ 414に迂回路の表示が中止されている旨を示すメッセージ表示 8 01を表示することによって、迂回路の表示状況をユーザが確認することができる。さらに、メッセージ表示 801とともに中止解除ボタン 802を表示することによって、ユーザの意志に基づ、て、表示の中止を解除することができる。なお、本実施の形態で説明した表示制御方法および探索制御方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル 'コンピュータやワークステーションなどのコンビュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、 CD-ROM, MO、 DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体力読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよ、。

Claims

請求の範囲

[1] 経路を表示する表示手段を備える経路表示装置であって、

表示中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、当該表示中の経路と異なる別経路を探索する探索手段と、

探索された前記別経路を前記表示手段に表示させる制御手段と、

前記別経路が表示された際に、表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力手段と、

を備え、

前記制御手段は、前記表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御することを特徴とする経路表示装置。

[2] 前記制御手段は、前記表示中の経路から前記別経路に切り換えない旨の指示入力の態様が所定の態様であったときに、以後に探索される別経路を表示しないように制御することを特徴とする請求項 1に記載の経路表示装置。

[3] 前記制御手段は、前記別経路を表示しな!、ように制御されて!、る場合に、前記別経路を表示しな、旨を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項 2に記載の経路表示装置。

[4] 前記制御手段によって前記別経路を表示しないように制御されている場合に、前記別経路を表示しな、旨を報知する報知手段を備えることを特徴とする請求項 2または 3に記載の経路表示装置。

[5] 経路を探索する探索手段と探索された経路を誘導する誘導手段とを備えるナビゲーシヨン装置であって、

誘導中の経路に沿った移動体の移動が困難となる事象が生じた場合に、当該誘導中の経路と異なる別経路を前記探索手段に探索させる制御手段と、

探索された前記別経路を報知する報知手段と、

前記別経路が報知された際に、誘導対象の経路を前記誘導中の経路から前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力手段と、

を備え、前記制御手段は、前記誘導対象の経路を前記誘導中の経路から前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後の前記探索手段による別経路の探索を制御することを特徴とするナビゲーション装置。

[6] 経路を表示する経路表示装置における表示制御方法であって、

移動体の移動を困難にする事象の情報を取得する取得工程と、

前記事象の情報が取得された際に、表示中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在するか否かを判断する判断工程と、

前記表示中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在すると判断された場合に、当該表示中の経路と異なる別経路を探索する探索工程と、

探索された前記別経路を前記経路表示装置に表示させる表示工程と、前記別経路が表示された際に、表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力工程と、

前記表示対象の経路を前記表示中の経路から前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御する制御工程と、

を含んだことを特徴とする表示制御方法。

[7] ナビゲーシヨン装置における探索制御方法であって、

前記事象の情報が取得された際に、誘導中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在するか否かを判断する判断工程と、

前記誘導中の経路上に前記移動体の移動を困難にする事象が存在すると判断された場合に、当該誘導中の経路と異なる別経路を前記ナビゲーシヨン装置に探索させる探索工程と、

探索された前記別経路を報知する報知工程と、

前記別経路が報知された際に、誘導対象の経路を前記誘導中の経路から前記別経路に切り換える力否かの指示入力をユーザ力受け付ける入力工程と、

前記誘導対象の経路を前記誘導中の経路力前記別経路に切り換えない旨の指示入力が受け付けられた場合に、当該指示入力の態様に応じて以後に探索される別経路の表示を制御する制御工程と、

を含んだことを特徴とする探索制御方法。

[8] 請求項 6に記載の表示制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。

[9] 請求項 7に記載の探索制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする探索制御プログラム。

[10] 請求項 8に記載の表示制御プログラムまたは請求項 9に記載の探索制御プログラムを記録したコンピュータに実行可能な記録媒体。