WO2007004310A1 - 試供品提供管理システム及び、試供品提供管理サーバ、試供品提供管理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】　ユーザが自由に試供品を選択可能な管理サーバでありながら、ユーザの属性を試供品選択に反映させやすく、十分な広報効果が得られる試供品提供管理システムを提供すること 【解決手段】　ユーザに対して提供者からの試供品情報３０を提示処理部２１からネットワークを介して提示し、ユーザはウェブブラウザ等を用いてユーザ端末から好みの試供品を選択し、選択受信部１４、選択受理処理部２２が受理する。その際、ユーザには予め付与点数が付与されており、付与点数演算部２０で試供品毎に定めた試供品点数が請求時に減算される。試供品点数はユーザ情報に応じて変化させることができる。                                                                         

Description

明 細 書

試供品提供管理システム及び、試供品提供管理サーバ、試供品提供管 理方法

技術分野

[0001] 本発明はネットワークを介したサーバ及びユーザ端末の構成に関し、特にサーバを 用いて試供品をユーザに配布する際の管理システムと管理サーバ、管理方法に関 する技術である。

背景技術

[0002] 従来からメーカなどが自社製品の優位性を消費者に知らしめるために試供品と呼 ばれる無料な 、し割安な商品を配布することが行われて 、る。これらの配布方法は、 販売店店頭での陳列、手渡しや、街頭での配布の他、最近ではインターネットを利用 して希望者を募り、郵送などの方法で配布されることもある。

[0003] し力しながら、店頭や街頭での配布方法には流通コストや人件費が力かる上に、実 際に配布した相手が特定できないことが多ぐ一般的な広報効果以外の効果は認め られない。

また、従来のインターネットを利用した方法では、応募上で有効な制約を設けること ができないため、対象者を限って募集したとしても専ら自己申告の情報に頼らざるを えない。し力も、希望者には必要な応募に留めようとする動機がないことから、不必要 な応募も多ぐ試供品の配布効果が十分に得られない問題があった。

[0004] 従来知られて!/ヽる試供品提供の管理システムとしては、特許文献 1に開示される試 供品提供による情報収集システムがある。該システムによると、ユーザ及び試供品に 関する情報をサーバにデータベースとして有する構成であり、利用者は同種の試供 品を使用ができ的確な試供品に対する利用者の情報が得られること等を実現すると している。

特許文献 1：特開 2002— 99700号公報

[0005] また、特許文献 2に開示される試供品配布管理方法は、個人の匿名性を確保した まま、会員情報の管理及び認証を行い、会員に対する試供品提供等のサービスを 実施する場合のターゲテイングの精度を向上させる技術を開示している。

特許文献 2：特開 2004— 326746号公報。

[0006] 上記の技術はいずれもユーザを管理して試供品を効率よく提供しょうとするもので あるが、ユーザの情報を管理することで特定のユーザに対して試供品の情報を知ら せるため、ユーザが自由に試供品から選ぶことができない。

試供品は多くの消費者への広報効果が求められることから、従来の管理システムの ように特定のユーザに限定した配布方法では、十分な効果が得られるとは言えず、 多くのユーザが楽しむコンテンツを提供するサーバにはなり得ない。 発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] 本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、ユーザ が自由に試供品を選択可能な管理サーバでありながら、ユーザの属性を試供品選 択に反映させやすぐ十分な広報効果が得られる試供品提供管理システムの提供を 目的とする。

カロえて、試供品の数が減少したり、試供品では十分な数量でないと考えるユーザに 対しても、同一のサーバにより購買手続きを可能にする技術を提供する。

課題を解決するための手段

[0008] 本発明は、上記の課題を解決するために、次のような試供品提供管理システムを提 供する。

すなわち、請求項 1に記載の発明は、ネットワークを介して商品の試供品をユーザ に配布する際に、ユーザが使用するユーザ端末に対して配布可能な試供品を提示 し、ユーザ端末力もの試供品の選択を受けて当該試供品を希望するユーザの管理 を行う試供品提供管理システムである。そして、ユーザ管理を司る管理サーバが、配 布する試供品に係る試供品情報と、ユーザに係るユーザ情報とを少なくとも備えた記 憶手段と、ユーザに対して試供品情報を提示する提示手段と、ユーザからの試供品 の選択情報を受理する選択受理手段と、該ユーザ情報に含まれるユーザに付与さ れた付与点数から、該試供品情報に含まれる試供品点数を減算する付与点数演算 手段とを少なくとも備える。 [0009] また、ユーザ端末が、ネットワークを介して該管理サーバとの通信を行う通信手段と

、該提示手段からの試供品情報を受けてユーザに表示する表示手段と、ユーザが試 供品を選択する入力手段とを少なくとも備え、該管理サーバと該ユーザ端末とがネッ トワークで接続されることを特徴とする。

[0010] 請求項 2に記載の発明は、前記ユーザ情報には、予め少なくともユーザの年齢、性 別、住所のいずれかに係るユーザ属性を記録すると共に、前記試供品情報には、同 一の試供品に対して少なくともユーザ属性又はその他のユーザ情報に応じた 2種類 以上の試供品点数が設定される構成におけるものである。そして、前記付与点数演 算手段が、当該ユーザのユーザ情報を該試供品情報と照合し、該当する試供品点 数を減算することを特徴とする。

[0011] 請求項 3に記載の発明は、前記試供品情報が配布個数の情報を備えると共に、前 記管理サーバがユーザへの試供品提供毎に配布個数カゝら提供個数を減算する試 供品残数計数手段を備える一方、前記記憶手段には当該試供品の少なくとも製品 名及び価格に関する製品情報を備えて前記提示手段からユーザに対して該製品情 報を提示し、ユーザはユーザ端末カゝら購入を希望する製品情報を選択することで前 記選択受理手段が購入申し込みを受け付ける構成である。

そして、前記試供品残数に少なくとも 1個の閾値を定め、該閾値を下回った時にの み該製品情報を提示するか、あるいは該閾値において該製品情報の価格を予め定 めた第 2の価格又は、所定の変動額に変じて製品情報を提示することを特徴とするも のである。

[0012] 請求項 4に記載の発明は、前記管理サーバの付与点数演算手段が、所定の契機 においてユーザの付与点数を加算するものである。

[0013] 請求項 5に記載の発明は、前記管理サーバに、ユーザ力 のアンケートを受理する アンケート受理手段を設ける構成であって、前記付与点数演算手段が、該アンケート の受理に応じて所定の付与点数を当該ユーザに対して加算することを特徴とする。

[0014] また、本発明は上記に開示される試供品提供管理システムにおける管理サーバを 提供することもできる。請求項 6ないし 10に記載のように、本管理サーバはインターネ ット等のネットワークに接続される単体で成立させることが可能である。 [0015] さらに本発明は請求項 11に記載の通りの試供品提供管理方法として提供すること も可能である。

すなわち、本発明は、ネットワークを介して商品の試供品をユーザに配布する際に 、ユーザが使用するユーザ端末に対して配布可能な試供品を提示し、ユーザ端末か らの試供品の選択を受けて当該試供品を希望するユーザの管理を行う試供品提供 管理方法を提供する。

[0016] そして、まずユーザの管理を司る管理サーバの提示手段が、記憶手段に備えた配 布する試供品に係る試供品情報をユーザ端末に向けて提示する試供品情報提示ス テツプ、ユーザ端末の通信手段が該試供品情報を受信し、表示手段においてユー ザに表示する試供品情報表示ステップを有する。

ユーザが入力手段で選択した試供品情報を管理サーバに通信手段が送信する試 供品選択送信ステップの後には、管理サーバの選択受理手段が、該選択情報を受 信する選択受理ステップ、管理サーバの付与点数演算手段が、記憶手段に備えた ユーザ情報に含まれるユーザに付与された付与点数から、該試供品情報に含まれる 試供品点数を減算する付与点数演算ステップを少なくとも含む。

[0017] 請求項 12に記載の発明は、ユーザ情報に、予め少なくともユーザの年齢、性別、 住所のいずれかに係るユーザ属性を記録すると共に、前記試供品情報には、同一 の試供品に対して少なくともユーザ属性又はその他のユーザ情報に応じた 2種類以 上の試供品点数が設定される構成であって前記付与点数演算ステップにお 、て、付 与点数演算手段が、当該ユーザのユーザ情報を該試供品情報と照合し、該当する 試供品点数を減算することを特徴とする。

[0018] 請求項 13に記載の発明は、前記試供品情報が配布個数の情報を備えると共に、 前記管理サーバがユーザへの試供品提供毎に配布個数カゝら提供個数を減算する 試供品残数計数手段を備えて試供品残数計数ステップを行う一方、前記記憶手段 には当該試供品の少なくとも製品名及び価格に関する製品情報を備えて前記提示 手段カゝらユーザに対して該製品情報を提示し、ユーザはユーザ端末カゝら購入を希望 する製品情報を選択することで前記選択受理手段が購入申し込みを受け付ける構 成である。 [0019] そして、前記試供品残数に少なくとも 1個の閾値を定め、該閾値を下回った時にの み該製品情報を提示するか、あるいは該閾値において該製品情報の価格を予め定 めた第 2の価格又は、所定の変動額に変じて製品情報を提示する製品情報提示ス テツプを行うものである。

[0020] 請求項 14に記載の発明は、付与点数演算ステップにおいて、前記管理サーバの 付与点数演算手段が、所定の契機においてユーザの付与点数を加算することを特 徴とする。

[0021] 請求項 15に記載の発明は、前記管理サーバにおいてユーザがアンケートに回答 したことを契機にユーザ力 のアンケートを受理するアンケート受理手段がアンケート 受理ステップを行うに続いて、前記付与点数演算手段が、該アンケートの受理に応じ て所定の付与点数を当該ユーザに対して加算するアンケート付与点数加算ステップ を行うものである。

発明の効果

[0022] 本発明は、上記構成を備えることにより、次のような効果を奏する。

すなわち本発明の試供品提供管理システムによれば、ユーザには付与点数が与え られ、その付与点数の範囲内でユーザが自由に試供品を選ぶことができる。これによ りユーザは、複数の試供品から選ぶ楽しみを享受することができると共に、付与点数 を有効に活かそうとするため、本当に興味のある試供品を選択するようになる。

[0023] この結果、試供品を提供するメーカ等の提供者にとっても、最も広報効果の高い購 買層に対して試供品を配布することができるようになる。

特に、ユーザの属性等の情報に基づいて試供品点数を変化させることで、最も配 布した 、属性のユーザに対しては試供品をとりやすくする一方で、対象と異なるユー ザに対しても、特に希望すれば入手が可能になる。このようなユーザが存在すること は、提供者が想定していない潜在的な購買層を発掘することにもつながり、効果的な 試供品の配布に寄与する。

[0024] また、たとえばユーザのアクセスの度や、購入の際などの所定の契機に付与点数が 加算されるので、ユーザはそれらを用いて再び試供品の選択を行うことができる。 図面の簡単な説明 [0025] [図 1]本発明の試供品提供管理システムの全体構成図である。

[図 2]本発明の管理サーバの構成図である。

[図 3]本発明のユーザ端末の構成図である。

[図 4]本発明による試供品選択受理処理の流れ図である。

[図 5]本発明による製品情報の提示処理の流れ図である。

[図 6]本発明のアンケート受理機能を備えた管理サーバの構成図である。

符号の説明

[0026] 10 :管理サーバ、 11 : CPU、 12 :ハードディスク、 13 :提示送信部、 14 :選択受信部 、 20 :付与点数演算部、 21 :提示処理部、 22 :選択受理部、 23 :試供品残数計数部 発明を実施するための最良の形態

[0027] 以下、本発明の実施形態を、図面に示す実施例を基に説明する。なお、実施形態 は下記に限定されるものではない。

図 1は本発明に係る試供品提供管理システム（1)の全体構成図である。図示のよう に試供品の提供者 (2)は、試供品提供管理サーバ (以下、管理サーバと呼ぶ。 ) (10 )に配布を希望する試供品の情報を登録する。本サーバ（10)はインターネット (4)上 に配設される。

[0028] インターネットは周知のように多数のユーザ端末 (3)が接続し、管理サーバ（10) に接続することができる。ユーザ端末はいかなるものでも利用することができ、例え ば携帯電話端末、パーソナルコンピュータ、携帯型情報端末 (PDA)などが一般に 使われている。

[0029] 図 2は本サーバ（10)の構成図である。本サーバ（10)は公知のパーソナルコンビュ ータによって構成することができ、 CPU (11)の他、ハードディスク等の外部記憶装置 (12)、図示しないメモリ、モニタ、キーボード等の入力手段力もなる。さらに、ネットヮ ークアダプタを付設してインターネットと接続されている。

[0030] 本発明のハードディスク（12)には、試供品情報データ（30)と、ユーザ情報データ（ 31)が記憶されている。試供品情報データ（30)には、提供者が登録したデータとし て、試供品の名称、ユーザが試供品を選択する際に必要な試供品点数を少なくとも 有している。その他、試供品の数が限られている時には、試供品の総数 (残数)を含 む。

[0031] ユーザ情報（31)には、ユーザ端末を使用して本サーバ（10)にアクセスしているュ 一ザの情報が登録されている。アクセス中のユーザはアクセスの最初に行う認証処 理ゃ、ウェブブラウザの識別方法 (例えば cookieによる方法)で判別する。このような方 法は、インターネット上のウェブサイトで様々な方法が周知であり、いずれの方法でも 用!/、ることができる。

そして、処理時にはユーザ端末側が判別できて 、ることを前提に以下の処理に進 む。

[0032] ユーザ情報（31)には判別されたユーザの番号あるいは名称と共に、ユーザの性 別や年齢、住所 (住所の一部のみの場合も含む）、電話番号、メールアドレス等の連 絡先などの他に、ユーザに付与された点数である付与点数の情報を記憶させておく

[0033] 以上のような情報データ（30) (31)を備えた上で、本発明のサーバの提示処理部（ 21)は提示送信部（13)を介してインターネット上で試供品情報データを閲覧可能に する。

すなわち、ユーザ端末力ゝらのアクセスにより、試供品の写真や名称、取り寄せに必 要な試供品点数などを公開する。

[0034] 図 3はユーザ端末の一般的な構成を示しており、インターネット等のネットワークに 接続するためのネットワークアダプタである通信部 (40)が CPU (41)と接続される。 そして、受信した試供品情報データを CPU (41)の表示処理によりモニタ (42)でュ 一ザに表示する。

ユーザはキーボード (43)やマウス等の入力手段を用いて、欲 、試供品を選択す る。選択された情報は再び CPU (41)から通信部 (40)を経て本サーバ（10)に送信 される。

[0035] ユーザ端末は一般的なパーソナルコンピュータではハードディスク（44)などを備え ており、ウェブブラウザ等のアプリケーションソフトウェアや、 cookieなどの情報も格納 している。

[0036] 管理サーバ（10)では、インターネットと接続する選択受信部（14)が該選択情報を 受信し、選択受理処理部（22)によって受理処理が行われる。

ここで受理処理としては、図 4に示すように、試供品の個数に制限があるかどうか、 試供品情報データ（30)を参照して、制限がある場合には残数がある力確認 (S1)す る。

[0037] 残数がな 、場合にはユーザにその旨を通知し、ある場合には、ユーザがその試供 品を請求できる付与点数を保有して 、るか、試供品情報データ (30)力も必要な点数 を得て、ユーザ情報データ（31)で確認する（S2)。

これも必要な付与点数を満たしていなければ通知し、満たしていれば、付与点数演 算部（20)の処理により、現在の付与点数から、当該試供品の点数を除算 S3する。

[0038] さらに、試供品残数が定められている場合には、試供品情報データ（30)の残数か ら、ユーザが請求した個数だけ試供品残数計数部（23)により除算 S4する。

本発明では、このようにして取得したユーザからの試供品の請求結果をどのように 用いても良いが、最も簡単には希望したユーザの情報をノヽードディスク内の配布先リ ストデータとして登録 (S 5)し、実際の品物の発送などに用いればよい。

[0039] 本発明は以上の通り、ユーザが本人の付与点数を用いて試供品を請求する態様 であるから、過剰に請求することなく提供者にとっても効率的な配布が可能となる。ま た、ユーザにとっても、点数を使用しさえすれば多くの試供品から欲しい物を選択す ることができる点で、特定のユーザのみを対象とした配布方法よりも、選択肢が広がり 、選ぶ楽しみのあるコンテンツを提供できる。

[0040] なお、上記にお 、て、試供品残数の確認 (S1)と付与点数の確認 (S2)の処理順序 は同時又は逆でもよ!、。同様に付与点数減算（S3)な 、し配布先リスト登録 (S5)の 順序はどのような順序または同時でもよい。

[0041] 次に、本発明の管理サーバ（10)は、試供品点数を変化させることができる。具体 的には試供品情報データ（30)において、試供品を選択したユーザの属性、例えば 年齢、性別、住所などの情報に対応して試供品点数を設定する。

例えば、 40歳代の男性には 100点、その他のユーザには 500点などと設定する。

[0042] そして、付与点数演算部はユーザからの選択があると当該ユーザの属性をユーザ 情報データ（31)を参照して取得し、対応する試供品点数を試供品情報データ (30) 力も抽出する。そして、ユーザの付与点数情報力 当該試供品点数を除算する。 このように 2種類の試供品点数を設定するだけでなぐより段階的に設定し、例えば 10歳代以下のユーザは 500点、 20歳代力も順に 50点ずつ下げて、 60代以上は 25 0点とするように設定してもよい。また地方別に東北地方のユーザは 200点、その他 の地域は 500点のようにしてもよ!、。

[0043] 本構成によれば、ユーザの属性によって決定することで、提供者が最も提供した ヽ ユーザ層に対して有利な条件での配布を行うことができる。しかもターゲットとして!/ヽ ないユーザであっても、個人の嗜好によっては請求することが可能である。このような 請求情報は提供者側にとっても潜在的な顧客を知る上で重要な情報を取得できるメ リットがある。

[0044] 本発明では上記で定義しているユーザ属性だけでなぐユーザ情報に格納された 如何なる情報でも付与点数の変化に関連づけることができる。

例えば、付与点数の情報を用い、付与点数が多く残っているユーザに対しては相 対的に低い、あるいは高い試供品点数を適用するようにする。例えば後述するように ユーザが一定の寄与を提供者に対して行うことで付与点数が加算される場合には、 そのようなユーザを優遇するために試供品点数を下げることが考えられる。

[0045] さらに本発明の管理サーバ（10)には、試供品と同時に製品を販売する機能を付 設することができる。

具体的には提示処理部において、試供品の提示と同時又は試供品の残数が 0の 時に製品の情報も提示する。提示される製品情報は製品の名称及び価格を必ず含 む他、製品の写真等である。同時に携帯電話等で読み取り可能なバーコードを表示 し、該バーコードをユーザ端末以外の機器で読み取らせて購入手続きを行えるように してちよい。

[0046] ユーザ端末で試供品の選択ではなぐ購入の選択を行うと、選択受理処理部（22) が購入の受付処理を行う。購入処理自体は、周知の商品販売用サーバと同様の構 成であるから、ここでは説明を省略する。

本発明の特徴として、購入の受付時の価格を試供品の残数と関連して変化させる 機構を有する。 [0047] すなわち、図 5に示すように、提示処理部（21)は試供品残数計数部（23)から試供 品の残数を取得 (S6)し、ハードディスク内の製品情報データ（図示しない）に格納さ れている試供品の残数と販売価格の対応から価格を決定する（S7)。例えば、試供 品の残数が 0以外の場合には、 3000円として提示する一方、残数が 0になったとき には 2100円と提示 (S8)する。

[0048] 価格は予め定めておいてもよいが、割引率などを定義して試供品の残数に応じて 割引率が変動するような構成でもよい。

このようにすると、残数が 0になって試供品の入手が出来ない場合にも、製品を廉 価に提供することでユーザの興味を当該製品に対して集めることができる。また、試 供品が残っている場合にも製品が欲しいユーザ力もの購入を同一のシステム上で受 け付けることができるので、提供者側及びユーザ側の便宜を図ることができる。

[0049] さらに本発明は、付与点数の加算処理を行うことで、ユーザが繰り返し試供品の請 求を行うことができる。該加算処理は、付与点数演算部（20)の処理によって行う。 加算処理の契機としては、ユーザが本サーバへアクセスする毎に 100点、あるいは アクセス時のゲームなどにより変動する点数を加算するようにしてもよい。このとき、 1 日に最大 1回の加算となるように制限することにより、毎日繰り返してアクセスを得るよ うにすることちでさる。

[0050] さらに、図 6に示すように本管理サーバ（10)にアンケート受理部（24)を設けてもよ い。

アンケート受理部（24)は、例えばすでに試供品を配布したユーザに対して、ァクセ ス時などにアンケートへの回答を求め、ハードディスク（12)内に予め格納したアンケ ートをユーザ端末に提示処理部（21)から送信する。ユーザがアンケートの回答を返 信し、選択受信部（14)及びアンケート受理部（24)で受信すると、当該アンケートに 予め定めた付与点数を、付与点数演算部（20)の作用によってユーザの付与点数に 加算する。

[0051] 他に、試供品を配布していないユーザに対しても加算してもよぐこのような構成を とることでユーザが積極的に提供者に対して感想や意見などの情報を提供すること で、付与点数を増加させることができる。 得た付与点数は次の試供品の請求に利用することができるので、ユーザが繰り返し 本サーバを利用する動機が形成される。

また、提供者側においても、付与点数を要求することで情報を提供してくれるユー ザを対象にすることができるため、試供品配布効果が高まるメリットがある。

以上のように、本発明は付与点数を有効に活用することができる試供品提供管理 システムであり、提供者側、ユーザ側双方において試供品提供のメリットが最大限発 揮できる効果を有する。

同時に、販売機能を付加することにより、ユーザの試供品及び製品に対する要求を 同一のサーバで満足させることができるシステムである。

Claims

請求の範囲

[1] ネットワークを介して商品の試供品をユーザに配布する際に、ユーザが使用するュ 一ザ端末に対して配布可能な試供品を提示し、ユーザ端末力ゝらの試供品の選択を 受けて当該試供品を希望するユーザの管理を行う試供品提供管理システムであって ユーザ管理を司る管理サーバが、

配布する試供品に係る試供品情報と、ユーザに係るユーザ情報とを少なくとも備え た記憶手段と、

ユーザに対して試供品情報を提示する提示手段と、

ユーザからの試供品の選択情報を受理する選択受理手段と、

該ユーザ情報に含まれるユーザに付与された付与点数から、該試供品情報に含ま れる試供品点数を減算する付与点数演算手段と

を少なくとも備えると共に、

ユーザ端末が、

ネットワークを介して該管理サーバとの通信を行う通信手段と、

該提示手段からの試供品情報を受けてユーザに表示する表示手段と、 ユーザが試供品を選択する入力手段と

を少なくとも備え、

該管理サーバと該ユーザ端末とがネットワークで接続される

ことを特徴とする試供品提供管理システム。

[2] 前記ユーザ情報には、予め少なくともユーザの年齢、性別、住所の 、ずれかに係る ユーザ属性を記録すると共に、前記試供品情報には、同一の試供品に対して少なく ともユーザ属性又はその他のユーザ情報に応じた 2種類以上の試供品点数が設定さ れる構成において、

前記付与点数演算手段が、当該ユーザのユーザ情報を該試供品情報と照合し、 該当する試供品点数を減算する

請求項 1に記載の試供品提供管理システム。

[3] 前記試供品情報が配布個数の情報を備えると共に、前記管理サーバがユーザへ の試供品提供毎に配布個数から提供個数を減算する試供品残数計数手段を備える 一方、

前記記憶手段には当該試供品の少なくとも製品名及び価格に関する製品情報を 備えて前記提示手段からユーザに対して該製品情報を提示し、ユーザはユーザ端 末から購入を希望する製品情報を選択することで前記選択受理手段が購入申し込 みを受け付ける構成であって、

前記試供品残数に少なくとも 1個の閾値を定め、該閾値を下回った時にのみ該製 品情報を提示するか、あるいは該閾値において該製品情報の価格を予め定めた第 2 の価格又は、所定の変動額に変じて製品情報を提示する

請求項 1又は 2に記載の試供品提供管理システム。

[4] 前記管理サーバの付与点数演算手段が、

所定の契機においてユーザの付与点数を加算する

請求項 1な!、し 3の 、ずれか〖こ記載の試供品提供管理システム。

[5] 前記管理サーバに、ユーザ力 のアンケートを受理するアンケート受理手段を設け る構成であって、

前記付与点数演算手段が、該アンケートの受理に応じて所定の付与点数を当該ュ 一ザに対して加算する

請求項 4に記載の試供品提供管理システム。

[6] ネットワークを介して商品の試供品をユーザに配布する際に、ユーザが使用するュ 一ザ端末に対して配布可能な試供品を提示し、ユーザ端末力ゝらの試供品の選択を 受けて当該試供品を希望するユーザの管理を行う管理サーバであって、

配布する試供品に係る試供品情報と、ユーザに係るユーザ情報とを少なくとも備え た記憶手段と、

ユーザに対して試供品情報を提示する提示手段と、

ユーザからの試供品の選択情報を受理する選択受理手段と、

該ユーザ情報に含まれるユーザに付与された付与点数から、該試供品情報に含ま れる試供品点数を減算する付与点数演算手段と

を少なくとも備えたことを特徴とする管理サーバ。

[7] 前記ユーザ情報には、予め少なくともユーザの年齢、性別、住所の 、ずれかに係る ユーザ属性を記録すると共に、前記試供品情報には、同一の試供品に対して少なく ともユーザ属性又はその他のユーザ情報に応じた 2種類以上の試供品点数が設定さ れる構成において、

前記付与点数演算手段が、当該ユーザのユーザ情報を該試供品情報と照合し、 該当する試供品点数を減算する

請求項 6に記載の管理サーバ。

[8] 前記試供品情報が配布個数の情報を備えると共に、前記管理サーバがユーザへ の試供品提供毎に配布個数から提供個数を減算する試供品残数計数手段を備える 一方、

前記記憶手段には当該試供品の少なくとも製品名及び価格に関する製品情報を 備えて前記提示手段からユーザに対して該製品情報を提示し、ユーザはユーザ端 末から購入を希望する製品情報を選択することで前記選択受理手段が購入申し込 みを受け付ける構成であって、

前記試供品残数に少なくとも 1個の閾値を定め、該閾値を下回った時にのみ該製 品情報を提示するか、あるいは該閾値において該製品情報の価格を予め定めた第 2 の価格又は、所定の変動額に変じて製品情報を提示する

請求項 6又は 7に記載の管理サーバ。

[9] 前記管理サーバの付与点数演算手段が、

所定の契機においてユーザの付与点数を加算する

請求項 5な 、し 7の 、ずれかに記載の管理サーバ。

[10] 前記管理サーバに、ユーザからのアンケートを受理するアンケート受理手段を設け る構成であって、

前記付与点数演算手段が、該アンケートの受理に応じて所定の付与点数を当該ュ 一ザに対して加算する

請求項 9に記載の管理サーバ。

[11] ネットワークを介して商品の試供品をユーザに配布する際に、ユーザが使用するュ 一ザ端末に対して配布可能な試供品を提示し、ユーザ端末力ゝらの試供品の選択を 受けて当該試供品を希望するユーザの管理を行う試供品提供管理方法であって、 ユーザの管理を司る管理サーバの提示手段が、記憶手段に備えた配布する試供 品に係る試供品情報をユーザ端末に向けて提示する試供品情報提示ステップ、 ユーザ端末の通信手段が該試供品情報を受信し、表示手段においてユーザに表 示する試供品情報表示ステップ、

ユーザが入力手段で選択した試供品情報を管理サーバに通信手段が送信する試 供品選択送信ステップ、

管理サーバの選択受理手段が、該選択情報を受信する選択受理ステップ、 管理サーバの付与点数演算手段が、記憶手段に備えたユーザ情報に含まれるュ 一ザに付与された付与点数から、該試供品情報に含まれる試供品点数を減算する 付与点数演算ステップ

を少なくとも含むことを特徴とする試供品提供管理方法。

[12] 前記ユーザ情報には、予め少なくともユーザの年齢、性別、住所のいずれかに係る ユーザ属性を記録すると共に、前記試供品情報には、同一の試供品に対して少なく ともユーザ属性又はその他のユーザ情報に応じた 2種類以上の試供品点数が設定さ れる構成であって

前記付与点数演算ステップにおいて、付与点数演算手段が、当該ユーザのユーザ 情報を該試供品情報と照合し、該当する試供品点数を減算する

請求項 11に記載の試供品提供管理方法。

[13] 前記試供品情報が配布個数の情報を備えると共に、前記管理サーバがユーザへ の試供品提供毎に配布個数から提供個数を減算する試供品残数計数手段を備えて 試供品残数計数ステップを行う一方、

前記記憶手段には当該試供品の少なくとも製品名及び価格に関する製品情報を 備えて前記提示手段からユーザに対して該製品情報を提示し、ユーザはユーザ端 末から購入を希望する製品情報を選択することで前記選択受理手段が購入申し込 みを受け付ける構成であって、

前記試供品残数に少なくとも 1個の閾値を定め、該閾値を下回った時にのみ該製 品情報を提示するか、あるいは該閾値において該製品情報の価格を予め定めた第 2 の価格又は、所定の変動額に変じて製品情報を提示する製品情報提示ステップを 行う

請求項 11又は 12に記載の試供品提供管理方法。

[14] 前記付与点数演算ステップにおいて、

前記管理サーバの付与点数演算手段が、

所定の契機においてユーザの付与点数を加算する

請求項 11な ヽし 13の ヽずれかに記載の試供品提供管理方法。

[15] 前記管理サーバにおいてユーザがアンケートに回答したことを契機にユーザからの アンケートを受理するアンケート受理手段がアンケート受理ステップを行うに続 、て、 前記付与点数演算手段が、該アンケートの受理に応じて所定の付与点数を当該ュ 一ザに対して加算するアンケート付与点数加算ステップを行う

請求項 14に記載の試供品提供管理方法。