JP7343955B1 - 店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラム - Google Patents

店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】好適な店舗利用支援を可能とする店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムを提供する。
【解決手段】本開示の一態様に係る店舗利用支援装置は、店舗に設置されるとともに、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記店舗における試供品の当選情報を前記ユーザ端末に配信する配信部と、前記当選情報に基づいて前記試供品を受け取った前記ユーザに対して、前記ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本開示は、店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムに関する。
例えば、特許文献1には、販売促進情報を配信するシステムにおいて、販売促進情報を閲覧したユーザが販売促進情報に対応の店舗を利用したことに応じて、ユーザに特典が付与されるようにした特典付与管理システム及び特典付与管理方法が開示されている。
特開2016-191978号公報
しかしながら、特許文献1は、販売促進情報閲覧から対応店舗利用、ユーザ特典付与までの流れが煩雑であり、サービスを提供する側とサービスを提供される側の双方にとって好適な店舗利用支援を実現するという観点において改良の余地がある。
そこで本開示は、好適な店舗利用支援を可能とする店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムを提供することを目的の1つとする。
本開示の一態様に係る店舗利用支援装置は、店舗に設置されるとともに、前記店舗におけるユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、前記店舗における前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記店舗における試供品の当選情報を前記ユーザ端末に配信する配信部と、前記当選情報に基づいて前記試供品を受け取った前記ユーザに対して、前記ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御する制御部と、を有し、前記配信部は、前記店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信し、前記店舗における前記試供品の残数が所定数より少ないとき、他の店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記他の店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信する、ことを特徴とする。
本開示の一態様によれば、好適な店舗利用支援を可能とする店舗利用支援装置、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムを提供することができる。
店舗利用支援装置の概略構成の一例を示す図である。 ドラッグストアの構成の一例を示す図である。 NFCタッチによる来店検出の一例を示す図である。 店舗利用支援サーバの内部構成の一例を示すブロック図である。 店舗利用支援処理を示す第1の図である。 店舗利用支援処理を示す第2の図である。 ユーザ端末と店舗利用支援サーバの機能構成の一例を示す図である。 ユーザ端末と店舗利用支援サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、店舗利用支援装置1の概略構成の一例を示す図である。「店舗利用支援装置」は、「店舗利用支援システム」と読み替えられてもよい(両者を同義としてもよい)。また、店舗利用支援方法及び店舗利用支援プログラムは、店舗利用支援装置1に含まれるコンピュータ(CPU:Central Processing Unit)に各種の処理ステップを実行させることによって実現される。また、本明細書では、「店舗」の一例として、フランチャイズチェーンによって展開されているドラッグストア(群)を挙げて説明する。なお、「店舗」の数や種類には自由度があり、種々の設計変更が可能である(例えばスーパーマーケットや家電量販店、ディスカウントストア、コンビニエンスストア等であってもよい)。
図1に示すように、店舗利用支援装置1は、ユーザ端末10と、店舗利用支援サーバ20とを有している。ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、ネットワーク30によって互いに通信可能に接続されている。図1では、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20を単一構成として簡略化して描いているが、これは作図の便宜上の理由によるものである。実際には、ハードウェア構成としても、ソフトウェア構成としても、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、図1に描いたよりも複雑な構成を有している。詳細については後述するが、例えば、店舗利用支援サーバ20は、複数のサーバやデータベース等を含んで構成されていてもよい。店舗利用支援サーバ20は、単一の店舗であるドラッグストアを管轄する各店舗サーバ(各店アカウントを有する)、チェーン展開された複数の店舗であるドラッグストア群を管轄する本部サーバ(本部アカウントを有する)、及び、ドラッグストア(群)の管轄を代理で請け負う代理店サーバ(代理店アカウントを有する)を含んでいてもよい。また、店舗利用支援サーバ20の他に、ドラッグストアに含まれる複数の販売ブース(例えば、薬類、化粧品類、サプリメント類、食品類、飲料類、健康器具類など)の各々を管轄するサーバがネットワーク30を介してユーザ端末10及び店舗利用支援サーバ20と通信可能に設けられていてもよい。
店舗利用支援装置(店舗利用支援システム)1は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20と店舗(ドラッグストア)(例えば後述するNFCタグ3)を含んだ構成として捉えてもよいし、ユーザ端末10を含まず店舗利用支援サーバ20と店舗(ドラッグストア)(例えば後述するNFCタグ3)だけを含んだ構成として捉えてもよい。つまり、店舗利用支援装置1において、ユーザ端末10は必須の構成要件ではない。
ユーザ端末10は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末などの携帯端末(移動通信端末)である。つまり、本明細書におけるユーザ端末10は、店舗利用支援サーバ20との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスである。ユーザ端末10は、例えば、有線及び/又は無線(例えば、Long Term Evolution(LTE)、5th Generation New Radio(5G NR)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)など)を介して、ネットワーク(インターネットなど)と通信してもよい。ユーザ端末10による通信方式には自由度があり、種々の設計変更が可能であり、音響通信や可視光通信等であってもよい。ユーザ端末10は、ユーザの操作により、ブラウザ及びその他の各種のアプリケーションを実行する。
本実施形態において、ユーザ端末10は、店舗(ドラッグストア)における各種の商品やサービスの購買活動を行ったり、その購買活動に関連するコンテンツ配信や特典付与を受けたり、その他の情報の提供や収集を行ったりするために使用される。その意味で、ユーザ端末10は「店舗利用者の端末」と読み替えられる。ユーザ端末10には、店舗(ドラッグストア)におけるユーザの利便性を向上させるための「店舗利用アプリケーション」がダウンロード(インストール)される。
店舗利用支援サーバ20は、ユーザ端末10との間で各種の通信を行うことができる通信デバイスであればよく、デバイス、回路などで読み替えられてもよい。店舗利用支援サーバ20は、ユーザ端末10との間の通信を介して、ユーザ(店舗利用者)に好適なサービスを提供するための各種の処理を制御・実行する。
図2は、ドラッグストア(店舗)2の構成の一例を示す図である。
図2に示すように、ドラッグストア2は、出入口の近傍に設置されたNFC(Near Field Communication)タグ3と、薬類ブース4と、化粧品類ブース5と、サプリメント類ブース6と、食品類ブース7と、飲料類ブース8と、健康器具類ブース9とを有している。なお、ドラッグストア2に設置する販売ブースは図2で例示したものに限定されず(数や種類には自由度があり)、種々の設計変更が可能である。図2ではドラッグストア2が1フロアで構成されるように描いているが、ドラッグストア2が2フロア以上(二階建て以上)で構成されていてもよい。
NFCタグ3は、ドラッグストア(店舗)2に設置されるとともに、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいて、ユーザのドラッグストア(店舗)2への来店を検出する「検出部」として機能する。例えば、図3に示すように、ドラッグストア2に訪れたユーザが自身のユーザ端末10をNFCタグ3に近付けて近距離無線通信(NFC通信)を行うと、ユーザ端末10からNFCタグ3に電波が送られ、NFCタグ3からユーザ端末10に電波が戻ってきて、その結果が、ユーザ端末10から店舗利用支援サーバ20に送られる。その際、ユーザ端末10の所有者である店舗利用者に関する情報(例えば、ユーザ端末10の識別情報、ユーザの年齢、性別、職業等の情報、ユーザの店舗における購買履歴情報等)がユーザ端末10から店舗利用支援サーバ20に送られてもよい。このように、NFCタグ3(検出部)は、近距離無線通信部からなり、ユーザ端末10との間の近距離無線通信により、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいて、ユーザのドラッグストア(店舗)2への来店を検出する。この「検出処理」は、ユーザ端末10が店舗利用アプリケーションを登録済(インストール済、ダウンロード済)であるか否か、店舗利用アプリケーションを起動中であるか否かにかかわらず(登録済、起動中でなかったとしても)、ユーザ端末10をNFCタグ3に近付けて近距離無線通信を行うだけで実行可能である(店舗利用アプリケーションの導線とすることができる)。すなわち、ユーザ端末10をNFCタグ3に近付けて近距離無線通信を行うことで店舗利用アプリケーションのインストールやアプリの起動導線とすることができるため、手間が無く店舗利用アプリケーションの起動が行うことができ、検出処理の実行も可能となる。さらに、NFCタグ3には、各タグが設置された店舗の情報が対応付けられており(NFCタグ自体に店舗登録がなされており)、ユーザ端末をNFCタッチするだけで、“誰が”“いつ”“どの店舗に”来たかをIDに基づいて捕捉することができる。
図4は、店舗利用支援サーバ20の内部構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、店舗利用支援サーバ20は、アプリケーションダウンロード誘導部21と、配信部22と、制御部23とを有している。
アプリケーションダウンロード誘導部21は、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザのドラッグストア(店舗)2への来店が検出された場合(ユーザ端末10とNFCタグ3の近距離無線通信が検出された場合)において、ユーザ端末10に店舗利用アプリケーションがダウンロードされていないとき、ユーザ端末10に店舗利用アプリケーションのダウンロードを誘導する。入店タッチ(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす能動的なアクション)した全てのユーザ端末10が、店舗利用アプリケーションをダウンロード済みとは限らない。そこで、例えば、ユーザ端末10のディスプレイに店舗利用アプリケーションのダウンロード画面を表示したり、店舗利用アプリケーションのストアを表示したりして、ユーザ端末10に店舗利用アプリケーションのダウンロードを誘導することが好ましい。
入店タッチ(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす能動的なアクション)が行われると、店舗利用アプリケーションのDLユーザか否かが判断される。店舗利用アプリケーションのDLユーザである場合、例えば、PUSH通知やAppClip等の導線を経由したタップ後に、店舗利用アプリケーションの起動が行われる。これにより、店舗利用アプリケーションの休眠ユーザの再利用が促進されるとともに、店舗利用アプリケーションの起動が習慣化されることが期待できる。店舗利用アプリケーションの非DLユーザである場合、店舗利用アプリケーションのDLストアに誘導される。これにより、店舗利用アプリケーションの新規のダウンロード獲得が促進されることが期待できる。また、店舗利用アプリケーションの起動時にイベント(コンテンツ配信、特典付与)を発動し、当該イベントをID別に出し分けることで、“誰が”“いつ”“どの店舗に”来たかをIDに基づいて捕捉することができる。
配信部22は、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす入店タッチが検出されると)、ドラッグストア(店舗)2における試供品の当選情報をユーザ端末10に配信する。例えば、配信部22は、化粧品類ブース5に設置されている又は設置準備中のあるメーカー製の化粧水、及び/又は、サプリメント類ブース6に設置されている又は設置準備中のあるメーカー製のビタミン剤のコンパクトバージョンを試供品として、当該試供品の当選情報をユーザ端末10に配信する。「試供品」は、ある商品の試用に供する見本の品を意味しており、「商品サンプル」等と読み替えられてもよい。
配信部22は、ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす入店タッチが検出されると)、ユーザ端末10を介した事前アンケートを配信し、事前アンケートの回答が得られた場合に、ドラッグストア(店舗)2における試供品の当選情報をユーザ端末10に配信することができる。
例えば、ユーザ端末10のディスプレイに「無料プレゼント!下記の2つのアンケートに回答するだけで○○○の試供品をレジにて受け取れます!」といった表示を行い、アンケートへの回答を促す。そして、ユーザ端末10を介してアンケートの回答がなされると、「○○○の試供品を無料プレゼントします!この画面を見せてレジにてお受け取り下さい!」といったメッセージをユーザ端末10のディスプレイに表示する。アンケートの内容は、例えば、試供品が化粧水であれば、その化粧水に対する事前イメージやお肌の悩み等に関するものであってもよく、試供品がビタミン剤であれば、そのビタミン剤に対する事前イメージや体調・健康診断結果の悩み等に関するものであってもよい。また、この事前アンケートは、自由回答形式、枝選択式(複数回答可)のいずれであってもよい。また、事前アンケートを省略して、NFCタッチ(入店タッチ)が検出されると直ぐに試供品の当選情報をユーザ端末10に配信してもよい。
配信部22は、ドラッグストア(店舗)2における試供品の当選情報とともに、ドラッグストア(店舗)2における試供品の残数情報をユーザ端末10に配信してもよい。例えば、当選画面である「○○○の試供品を無料プレゼントします!この画面を見せてレジにてお受け取り下さい!」のメッセージ、及び/又は、アンケート画面である「無料プレゼント!下記の2つのアンケートに回答するだけで○○○の試供品をレジにて受け取れます!」のメッセージに加えて、「□□□店での試供品の残りはあと△△△個です!」といったメッセージを追加で表示してもよい。これにより、ユーザによるアンケート回答ひいては試供品受け取りの促進効果を得ることができる。
配信部22は、ドラッグストア(店舗)2における試供品の残数が所定数より少ないとき、他のドラッグストア(店舗)における試供品の当選情報とともに、他のドラッグストア(店舗)における試供品の残数情報をユーザ端末10に配信してもよい。例えば、当選画面である「○○○の試供品を無料プレゼントします!この画面を見せてレジにてお受け取り下さい!」のメッセージ、及び/又は、アンケート画面である「無料プレゼント!下記の2つのアンケートに回答するだけで○○○の試供品をレジにて受け取れます!」のメッセージに加えて、「□□□店での試供品の残りはあと△△△個です!■■■店での試供品の残りは▲▲▲個となっておりますので、■■■店でのお受け取りも可能です!」といったメッセージを追加で表示してもよい。これにより、ユーザによるアンケート回答ひいては試供品受け取りの促進効果を得るとともに、系列の他のドラッグストア(店舗)へのユーザの来訪を促進することができる。
複数のドラッグストア(店舗)2を管轄する本部は、複数のドラッグストア(店舗)2の各々について試供品を幾つ配布したかを登録して、各店舗における試供品の配布の度に残個数を減らしていくことで、複数のドラッグストア(店舗)2の各々における試供品の残数を把握することができる。
制御部23は、当選情報に基づいて試供品を受け取ったユーザに対して、ユーザ端末10を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御する。
制御部23は、ユーザ端末10に対する試供品の当選情報の配信から所定期間(例えば3日、7日又は10日)が経過したタイミングで、ユーザ端末10を介した事後アンケートを配信し、事後アンケートの回答が得られた場合に、ユーザ端末10を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を実行することができる。ここで、「事後的なコンテンツ配信」は「事後アンケート」を含む概念で使用する。事後アンケートの内容は、例えば、試供品が化粧水であれば、その化粧水の使用感やお肌の改善状況等に関するものであってもよく、試供品がビタミン剤であれば、そのビタミン剤の使用感や体調変化等に関するものであってもよい。また、この事後アンケートは、自由回答形式、枝選択式(複数回答可)のいずれであってもよい。
このように、事前アンケートは、試供品の使用前における試供品のイメージに関する内容を含んでもよく、事後アンケートは、試供品の使用後における試供品のイメージに関する内容を含んでもよい。また、コンテンツ配信は、事後アンケートを含むとともに、試供品に関する情報及びその関連情報を含む。例えば、事後的なコンテンツ配信として、試供品があるメーカーの化粧水であれば、当該化粧水の正規品又はそれに関連する他の化粧水若しくは化粧品類の広告や割引情報、あるいは、別のメーカーの化粧水若しくは化粧品類の広告や割引情報を提供してもよい。また、事後的なコンテンツ配信として、試供品があるメーカーのビタミン剤であれば、当該ビタミン剤の正規品又はそれに関連する他のビタミン剤若しくはサプリメント類の広告や割引情報、あるいは、別のメーカーのビタミン剤若しくはサプリメント類の広告や割引情報を提供してもよい。
さらに、制御部23による事後的な特典付与は、次の(1)~(3)の少なくとも1つを含んでいてもよい。
(1)NFCタッチしたドラッグストア(店舗)又は近隣の別のドラッグストア(店舗)で使用できるポイント及び/又はクーポン。
(2)試供品に関連する別の試供品の当選情報。例えば、試供品があるメーカーの化粧水であれば、当該メーカーの類似の化粧水又は化粧品類の試供品の当選情報、あるいは、他のメーカーの類似の化粧水又は化粧品類の試供品の当選情報。また、試供品があるメーカーのビタミン剤であれば、当該メーカーの類似のビタミン剤又はサプリメント類の試供品の当選情報、あるいは、他のメーカーの類似のビタミン剤又はサプリメント類の試供品の当選情報。
(3)試供品の正規品の当選情報。例えば、試供品があるメーカーの化粧水であれば、当該メーカーの類似の化粧水又は化粧品類の正規品の当選情報、あるいは、他のメーカーの類似の化粧水又は化粧品類の正規品の当選情報。また、試供品があるメーカーのビタミン剤であれば、当該メーカーの類似のビタミン剤又はサプリメント類の正規品の当選情報、あるいは、他のメーカーの類似のビタミン剤又はサプリメント類の正規品の当選情報。
そして、制御部23は、ユーザ端末10の識別情報毎に、ドラッグストア(店舗)2における試供品の当選情報と、ドラッグストア(店舗)2における試供品の受け取り前後に亘るユーザ端末10を介した事前アンケート及び事後アンケートの回答と、ユーザ端末10を介したユーザの購買活動の変化とをモニタする。ユーザ端末10の識別情報毎に取得されたこれらの一連のデータ(取得データ)は、更なる分析やIDを活用して、データマーケティング用の様々な配信に活用できるように設計されている。例えば、オウンドメディアにあっては、ID別ターゲティング配信を、コンテンツ/キャンペーン/クーポン/インセンティブ/プッシュ通知/メッセージとすることができる。また、ペイドメディアにあっては、ID別ターゲティング配信を各媒体へのIDプッシュによるデータターゲティング配信にするとともにデータにマスキングを施すことができる。
ユーザ端末10を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると(ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす入店タッチが検出されると)、これをトリガーとしてユーザ端末10の識別情報が捕捉される。その後は、ユーザ端末10の識別情報に対応付けて、事前アンケートに対する回答の有無及び内容、試供品の受け取りの有無、事後アンケートに対する回答の有無及び内容、並びに、試供品の関連商品(正規品を含む)の購買活動の変化(例えばブランドスイッチ)を一括して把握することができる。つまり、ユーザ端末10の識別情報に紐付けることで、誰にどのような試供品を配ったか、各店舗の累計と個別の配布個数、配布日時、ID別のアンケート、ID別の購買情報、ID別の分析レポート、ID別のコンテンツ配信等を一括して把握することができる。
図5A-図5Fは、店舗利用支援処理を示す第1の図である。図5Aでは、ユーザ端末10をNFCタグ3にかざす入店タッチが行われる。図5Bでは、入店タッチ(NFCタッチ)をトリガーとした特典付与抽選である来店ギミック(例えば、ルーレットやガチャガチャ、カプセルトイ等)が行われる。図5Bの来店ギミックは省略可能である。図5Cでは、試供品の受取希望確認に加えてプレアンケート(事前アンケート)が行われる。図5Dでは、試供品(サンプル)の使用が行われる。図5Eでは、後日(例えば、3日、7日又は10日を経過したタイミング)でポストアンケート(事後アンケート)が行われる。図5Fでは、ポストアンケート(事後アンケート)への回答を受けた特典付与としてポイントプレゼントが行われる。図5Fの特典付与は、上述した(1)~(3)の少なくとも1つであってもよい。
図6A~図6Fは、店舗利用支援処理を示す第2の図である。図6A~図6Fは、店舗利用支援処理の各段階におけるユーザ端末10の画面遷移イメージと取得データイメージを描いている。
図6Aでは、試供品の当選情報(2問のアンケートに回答することが条件)がユーザ端末10に表示される。図6Aの表示画面の際に、ユーザ端末10の接触者IDが取得される。図6Aの表示画面には、店舗における試供品の残数情報(例えば虎ノ門ヒルズ前の店舗での試供品の残数が10個である旨)が含まれる。
図6Bでは、事前アンケートとして、2問のアンケートへの回答画面がユーザ端末10に表示される。図6Bの表示画面の際に、回答者IDと、事前アンケート1、2の回答内容とが取得される。
図6Cでは、試供品の引き換え画面がユーザ端末10に表示される。図6Cの表示画面の際に、引き換え実行ログと、引き換え者IDと、流通照合に関する情報とが取得される。
図6Dでは、試供品提供後の事後的な配信コンテンツとして、サンプルアンケート(事後アンケート)に回答することでポイント(特典)を取得できる旨のメッセージがユーザ端末10に表示される。図6Dの表示画面の際に、Push通知配信者IDと、Push通知配信数と、Push通知開封数とが取得される。
図6Eでは、事後アンケートとして、3問のアンケートへの回答画面がユーザ端末10に表示される。図6Eの表示画面の際に、回答者IDと、事後アンケート1、2、3の回答内容とが取得される。
図6Fでは、事後アンケートに対する報酬(特典)としてポイント付与画面がユーザ端末10に表示される。図6Fの表示画面の際に、ポイント付与IDと、付与ポイント数と、累計付与回数ログとが取得される。
図6A~図6Fに示すように、ユーザ端末10のID捕捉を行った上で、事前アンケートと事後アンケート(プレポスアンケート)の回答を得ることで、データの価値を上げる一方、ユーザに対しては試供品だけでなくポイント等の追加特典も提供できるというダブルメリットにして人気企画とすることが可能となる。図6A~図6Fの店舗利用支援処理で得られる成果物(データ)としては、サンプリングレポート、ID別分析レポート、再配信用IDクラスター、再分析用IDクラスターを含むことができる。
このように、本開示に係る店舗利用支援装置では、店舗に設置された検出部が、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出し、配信部が、ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店が検出されると、店舗における試供品の当選情報をユーザ端末に配信し、制御部が、当選情報に基づいて試供品を受け取ったユーザに対して、ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御する。
これにより、サービスを提供する側(店舗側、代理店側)とサービスを提供される側(ユーザ側)の双方にとって好適な店舗利用支援を実現することができる。サービスを提供する側にとっては、店舗における試供品の当選(無料プレゼント)を足掛かりにユーザ端末のユーザに対してその後の購買活動に関わるきっかけを得ることができる。サービスを提供される側にとっては、店舗において試供品を受け取ることができるとともに、その後の有用な(お得な)コンテンツ配信と特典付与を受け取ることができる。
従来の試供品配布は、レジでの会計時等に店から買物客に一方的に行われるものであり(いわばサンプルばら撒きであり)、買物客の声を拾い難く、有用性が高いものとはいえなかった。すなわち、施策で分かることは、実施流通総配布数や実施流通での売上比較といったレベルの情報にすぎず、試供品配布がどれだけ影響を与えたかを把握することは難しかった。
これに対して、本実施形態は、一方通行で試供品をばら撒くだけではなく、ユーザの声(事前アンケート、事後アンケート)と購買活動をIDで繋げられる仕組みで機能を実装している。ID活用による計測の実現により継続案件を増やし、ユーザに多くサンプルを配れるようにする事でベネフィットを生み出すことができる。また、本実施形態の施策で分かることは、実施流通、配布者ID、配布個数(累計/店別)、ID別配布日時、ID別配布サンプル(ID別にどのサンプルを配布したか(商品別))、ID別アンケート回答、ID別購買検証、ID別分析レポート、ID別アプリ広告配信、ID別DSP広告配信、ID別SNS広告配信、ID別コンテンツ配信等を含むことができる。
図7は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の機能構成の一例を示す図である。図7に示すように、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、制御部110と、記憶部120と、通信部130と、入力部140と、出力部150と、を有する。なお、図7では、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の機能ブロックの一例を示しており、図7に描いていない他の機能ブロックを有していてもよい。また、一部の機能ブロックを含まない構成としてもよい。
制御部110は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の制御を実施する。制御部110は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるコントローラ、制御回路又は制御装置により構成することができる。
記憶部120は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20で利用する情報を記憶する。記憶部120は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるメモリ、ストレージ、記憶装置などにより構成することができる。
通信部130は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20の通信(例えば両者の相互通信)を行う。通信部130は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるトランスミッター/レシーバー、送受信回路又は送受信装置により構成することができる。なお、通信部130は、送信部及び受信部から構成されてもよい。
入力部140は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20における入力を受け付ける。また、入力部140は、所定の機器、記憶媒体などと接続され、データの入力を受け付けてもよい。入力部140は、入力結果を例えば制御部110に出力してもよい。入力部140は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるキーボード、マウス、ボタンなどの入力装置、入出力端子、入出力回路などにより構成することができる。また、入力部140は、表示部と一体となった構成(例えば、タッチパネル)としてもよい。
出力部150は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20における出力を行う。例えば、出力部150は、画像を表示する表示部、音声を出力する音声出力部などを含んで構成されてもよい。表示部は、例えば、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるディスプレイ、モニタなどの表示装置により構成することができる。また、音声出力部は、本発明に係る技術分野での共通認識に基づいて説明されるスピーカなどの出力装置により構成することができる。
なお、上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的に分離した2つ以上の装置を有線又は無線によって接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、本開示の一実施形態における装置(ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20)は、本開示の店舗利用支援処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、本開示において、装置、回路、デバイス、ユニット、サーバなどは、互いに読み替えることができる。ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
例えば、プロセッサ1001は1つだけ図示されているが、複数のプロセッサがあってもよい。また、処理は、1のプロセッサによって実行されてもよいし、処理が同時に、逐次に、又はその他の手法を用いて、2以上のプロセッサによって実行されてもよい。なお、プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。
ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みなどを制御することによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。なお、上述の制御部110などの各部は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、制御部110は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、RAM(Random Access Memory)、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、一実施形態に係る方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク(CD-ROM(Compact Disc ROM)など)、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、リムーバブルディスク、ハードディスクドライブ、スマートカード、フラッシュメモリデバイス(例えば、カード、スティック、キードライブ)、磁気ストライプ、データベース、サーバ、その他の適切な記憶媒体の少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。なお、上述の記憶部120は、メモリ1002及び/又はストレージ1003によって実現されてもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、SIMカードを含んでもよい。なお、上述の通信部130は、通信装置1004によって実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウスなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。なお、上述の入力部140及び出力部150は、それぞれ入力装置1005及び出力装置1006によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1008によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ端末10と店舗利用支援サーバ20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
(変形例)
なお、本開示において説明した用語及び/又は本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。
本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。また、本開示においてパラメータなどに使用する名称は、いかなる点においても限定的なものではない。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
情報、信号などは、複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。入出力された情報、信号などは、特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報、信号などは、上書き、更新又は追記をされ得る。出力された情報、信号などは、削除されてもよい。入力された情報、信号などは、他の装置へ送信されてもよい。
また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗示的に(例えば、当該所定の情報の通知を行わないことによって又は別の情報の通知によって)行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体及び信号波形の少なくとも1つを介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用され得る。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素の参照は、2つの要素のみが採用され得ること又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びこれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
以上、本開示に係る発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示に係る発明が本開示中に説明した実施形態に限定されないということは明らかである。本開示に係る発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とし、本開示に係る発明に対して何ら制限的な意味をもたらさない。
上記の実施形態では、ユーザ端末(利用者の端末)を介した能動的なアクションとして、ユーザ端末をNFCタグに近付ける(かざす)ことを例示して説明したが、ユーザ端末(利用者の端末)を介した能動的なアクションには自由度があり、種々の設計変更が可能である。例えば、ユーザ端末を所定位置で振動させたり、所定の識別情報(例えばQRコード(登録商標))を読み取ったり、Wi-Fi(登録商標)の接続といったアクションで代替することも可能である。
1 店舗利用支援装置(店舗利用支援システム)
2 ドラッグストア(店舗)
3 NFC(Near Field Communication)タグ(検出部)
4 薬類ブース
5 化粧品類ブース
6 サプリメント類ブース
7 食品類ブース
8 飲料類ブース
9 健康器具類ブース
10 ユーザ端末
20 店舗利用支援サーバ
21 アプリケーションダウンロード誘導部
22 配信部
23 制御部
30 ネットワーク

Claims (8)

  1. 店舗に設置されるとともに、前記店舗におけるユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出する検出部と、
    前記店舗における前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記店舗における試供品の当選情報を前記ユーザ端末に配信する配信部と、
    前記当選情報に基づいて前記試供品を受け取った前記ユーザに対して、前記ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御する制御部と、
    を有し、
    前記配信部は、前記店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信し、前記店舗における前記試供品の残数が所定数より少ないとき、他の店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記他の店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信する、
    ことを特徴とする店舗利用支援装置。
  2. 前記配信部は、前記店舗における前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、前記ユーザ端末を介した事前アンケートを配信し、前記事前アンケートの回答が得られた場合に、前記店舗における前記試供品の当選情報を前記ユーザ端末に配信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
  3. 前記制御部は、前記ユーザ端末を介した事後アンケートを配信し、前記事後アンケートの回答が得られた場合に、前記ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を実行する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の店舗利用支援装置。
  4. 前記事前アンケートは、前記試供品の使用前における前記試供品のイメージに関する内容であり、
    前記事後アンケートは、前記試供品の使用後における前記試供品のイメージに関する内容であり、
    前記コンテンツ配信は、前記事後アンケートを含むとともに、前記試供品に関する情報及び前記試供品の関連情報を含み、
    前記特典付与は、前記店舗で使用できるポイント/クーポンと、前記試供品に関連する別の試供品の当選情報と、前記試供品の正規品の当選情報との少なくとも1つを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の店舗利用支援装置。
  5. 前記試供品の関連情報は、前記試供品があるメーカーの試供品である場合において、前記あるメーカーの試供品の正規品、前記あるメーカーの試供品又は正規品に関連する前記あるメーカーの他の製品、及び、前記あるメーカーの試供品又は正規品に関連する別のメーカーの他の製品の広告及び割引情報であり、
    前記特典付与は、前記店舗で使用できるポイント/クーポンと、前記試供品に関連する別の試供品の当選情報と、前記試供品の正規品の当選情報とを含む、
    ことを特徴とする請求項4に記載の店舗利用支援装置。
  6. 前記制御部は、前記ユーザ端末の識別情報毎に、前記店舗における前記試供品の当選情報と、前記店舗における前記試供品の受け取り前後に亘る前記ユーザ端末を介した事前アンケート及び事後アンケートの回答と、前記ユーザ端末を介した前記ユーザの購買活動の変化とをモニタする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の店舗利用支援装置。
  7. 店舗に設置された検出部により、前記店舗におけるユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
    前記店舗における前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、配信部により、前記店舗における試供品の当選情報を前記ユーザ端末に配信するステップと、
    制御部により、前記当選情報に基づいて前記試供品を受け取った前記ユーザに対して、前記ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御するステップと、
    を有し、
    前記配信するステップでは、前記店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信し、前記店舗における前記試供品の残数が所定数より少ないとき、他の店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記他の店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信する、
    ような各処理ステップをコンピュータが実行することを特徴とする店舗利用支援方法。
  8. 店舗に設置された検出部により、前記店舗におけるユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいてユーザの来店を検出するステップと、
    前記店舗における前記ユーザ端末を介した能動的なアクションに基づいて前記ユーザの来店が検出されると、配信部により、前記店舗における試供品の当選情報を前記ユーザ端末に配信するステップと、
    制御部により、前記当選情報に基づいて前記試供品を受け取った前記ユーザに対して、前記ユーザ端末を介した事後的なコンテンツ配信と特典付与を制御するステップと、
    を有し、
    前記配信するステップでは、前記店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信し、前記店舗における前記試供品の残数が所定数より少ないとき、他の店舗における前記試供品の当選情報とともに、前記他の店舗における前記試供品の残数情報を前記ユーザ端末に配信する、
    ような各処理ステップをコンピュータに実行させることを特徴とする店舗利用支援プログラム。
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