WO2006129838A1 - 保水性成形体およびその製造方法 - Google Patents

Abstract

保水性成形体１０は、セメント、繊維束１４および繊維塊１６を混合し硬化させて形成され、板状ブロック１２の中に繊維束１４の内部の第１細孔２２、繊維束１４などとセメントゲル１９との間の第２細孔２４、繊維塊１６の内部の第３細孔２８、隣接する繊維塊１６の間の第４細孔３０、および水分や空気の排出による第５細孔３２を備える。この第１、第２および第５細孔２２、２４、３２は毛細管部分に用いられ、第３細孔２８は貯水部分に用いられ、第４細孔３０は通水孔部分に用いられる。そして、水分を表面１８へ供給すると、水分は第１、第２および第５細孔２２、２４、３２だけでなく、第４細孔３０からも吸収されて、第３細孔２８に保持される。また、温度が上がると、水分は第３細孔２８から第１、第２および第５細孔３２を通り、表面１８へ補充され蒸発する。

Description

明細書

賊形体およびその纖方法 腿分野

この発明は、 »性成形体およびその i¾ 方法に関し、 特にたとえば、 建物の纖材、 屋根材、 外壁材若しくは屋根材などの外装材、 またはその被覆材、 あるいは道路、 公園ま た《I主車場などの舗装材に用いられ 供給された水分を内部に吸収および保持し、 力ゝっそ の水分を表面から蒸発する、 ί*τ '|¾¾舰本およびその I ^方法に関する。 関連擺

の 形体の一例が、 たとえば 1 9 9 5年 4月 2 5日付で出願公開された特開 平 7— 1 0 9 1 6 5号公報（特言¾ 1 )、 2 0 0 1年 6月 1 2日付で出願公開された特開 2 0 0 1 - 1 5 8 6 7 6号公報（特 «2)、および 2 0 0 4年 1 0月 2 8日付で出願公 開された特開 2 0 0 4— 2 9 9 9 6 5号公報 （特言 ΐ«3) に開示されている。

1の ^i強セメント硬化体は、 セメントに骨材およ 弓細パリレブ繊隹を配 合することにより得られる。

m^ 2の «性コンクリート固ィ匕体は、 連続微劇空隙を内部に有する骨材に炭酸ガ スを含有させ、 骨材をセメントに混ぜ硬化させて、 炭酸ガスによる通孔を 空隙と表面 との間に形成することにより得られる。

m^ 3の «性ポーラスコンクリ一ト成 本は、 セメントおよび木質系外装材の破 碎物を混合し硬化させて、 ポーラスコンクリートの連続 空間、 木質系外装材内の Wffl 空隙、 および木質材料自体の 管部分を形 ることにより得られる。

しかし、 特君 1の IWi強セメント硬化体に水分を供給すると、 τ分は棚魏象 により補弓細パルプ赚内に吸収されるが、 その吸水魅は非常に遅いため、 多くの水分 は補^ fflパルプ纖に ® _Κされずに IWi強セメント硬化体の表面上を流れてしまう。 こ のため、 纖補強セメント硬化体に水分を十分に吸収できず、 延いて 強セメント 硬化体の縣量も少なってしまう。 よって、 強セメント硬化体に保持された水分が 表面から蒸発し、 蒸発により表面 の上昇が抑えられても、 その表耐 上^!制効果 を SM強セメント硬化体は できない。

特言 ΐ«2の 性コンクリート固化体では、 骨材は弓嫉を必要とするため纖翻空 隙の碰が小さぐ 連続翻空隙に保持される水分量は少ない。 また、 通孔が 3いと、 表 面から通孔に吸収される水分量が少ない。 このように吸水量および IfeK量が少ないため、 連続謹空隙から表面に供給される水分量も少なく、 蒸発による表面 上昇抑制効果を ifcK性コンクリ一ト固化体は できない。

一方、 通孔が赚翻空隙より太いと、 翻象により聽翻空隙に水分が i¾tさ れ この水分を連続翻空隙から通孔へ引き込むことが きないため、 水分を表面に供給 することが きず、 蒸発による表面继上翻制効果を発揮できない。

特 F«3の 性ポーラスコンクリート成形体では、 水分が連続 fi^:空間を通り « 空隙およ U^ffl管部分に達すると、 棚管現象により翻空隙およ tmffl管部分に水分が ί剁寺される。 しかし、 この微細空隙およ ϋ¾ 管部分に比べて連続 ffi^空間が太いことに より、翻空隙およ D^ffl管部分から 空間に水分を弓 1き込むことができないため、

7分を表面に供給することができず、 蒸発による表面 上翻制効果を {脉性ポーラス コンクリート成形体は発揮できない。 発明の!^

それゆえに、 この発明の主たる目的は、 新規な保水 形体およびその製造方法を提供 することである。

この発明のその他の目的は、表面灘上翻制効果を発揮およ ることが きる、 形体およびその MM方法を提供することである。

請求項 1の発明は、 セメントを硬化させたセメントゲルによって作られ かつ表面を有 する板状ブロック、 板状ブロックの中に形成される貯水部分、 板状ブロックの中に形成さ れ 貯水部分から表面に延びる棚管部分、 およ D¾状ブロックの中に形成され 貯水部 分から表面に延び、 かつ 管部分より太い通水孔部分を備える、 ^Κ'Ιΐ^ 本である。 請求項 1の発明では、 »'«形体 （10：鐘例において相当する部分を例示する参 照符号。以下同じ。） は板状ブロック （12) を備える。板状ブロック （12) はセメント を硬化させたセメントゲル （19) により作成され、 板状ブロック （12) の中に貯水部 分（16)、 ¾ffl管部分（22、 24、 32)および ¾K L部分 (30)が形成される。 こ の 管部分 （22、 24、 32)および ¾K?L部分 (30) は、 貯水部分 （16)から 板状ブロック （12) の表面 （18、 34) に延びて、 表面 （18、 34) に開口してい る。

このような表面（18、 34)に水分を供糸合すると、 7分は、毛細管部分 (22、 24、 32) および ¾7jcし部分 (30) への付着力と重力とにより表面 （18、 34) 力ら 管部分 （22、 24、 32) および 水孔部分 (30) へ浸入し、 棚管部分 （22、 2 4、 32) および通水? L部分 (30) を通って貯水部分 (16) に達し、貯水部分 (16) で保持される。 この吸水の際、 水分は、 棚管部分 （22、 24、 32) に吸収されるだ けでなく、 ¾ffl管部分 （22、 24、 32) より太い ®Κ?し部分 (30) にも吸収される ため、 性成形体 （10) は優れた吸水性を娜し、 さらにこの水分が、 貯水部分 (1

6)に保持されるため、 ^m (10)は優れた^ /κ性を発 ί?τる。

また、 日射などの放射が表面 （18、 34) に当たると、 表面 （18、 34) の上の水 分が 発し、 次に、 その下で棚管部分 （22、 24、 32) に保持された表面近傍の水 分が 発し、 それに伴レ貯 7K部分 （16) の水分が 管現象およ j¾散により棚管部 分 （22、 24、 32) に引き込まれる。 そして、 水分は表面 （18、 34) に向かって 棚管部分 （22、 24、 32) の中を伝播し、 表面 （18、 34)へ¾¾されて蒸発す る。この結果、漏エネルギーの多く 分を蒸発させる気化の難に変わることにより、 表面 （18、 34) の髓が上がらないため、 性成露 （10) tt¾面 S上觀制 効果を発财る。 また、 貯水部分 （16) には多くの水分が保持されて、 この水分が表面 (18、 34) に順次誠されるため、 ' «形体 (10) «S面献上翻制効果を 持 ることが^きる。

請求項 2の発明は、 表面 性表面を含む、 請求項 1記載の «]性成形体である。 請求項 2の発明では、 表面 （18、 34)が H7K性表面で形成されると、 板状ブロック (12) の内部に i¾fされた水分が、 管部分 （22、 24、 32)や通水孔部分 (3 0)を通りそれらの開口から表面 (18、 34)に供給された際、その水分 面 (18、 34) に広く、 薄くかつ速やかに拡がる。 この結果、 表面 （18、 34) における水分の 蒸発面樹拡ぐ 力りその蒸 ¾ ^は大きくなり、 ^m (10) は優れた蒸発性 および表面 S上翻制効果を有する。

請求項 3の発明は、 媒斜する平坦面で形成される凹凸を含む、 請求項 2記載の保水性成 形体である。 '

請求項 3の発明では、 »性表面（18、 34)に凹凸（34 a)を設ければ、表面 (1

8、 34) の縣性がさらに高まるため、 表面 （18、 34)へ広がる水分の舰カ犒ま り、 その水分の厚みがさらに薄くなる。 しかも、 凹凸 （34 a) により、 表面 （18、 3

4)の面積が増加して、 mjm (10)における水分の蒸発面積力 ¾£λする。また、 凹凸 （34a) を平坦な面 (34b)で形 β¾Τると、 表面 （18、 34) に拡がった水分 の厚みは均一になる。 この結果、 做 本 （10) は蒸発性および表面驢上聽制 効果がさらに向上する。 '

請求項 4の発明は、 ¾ffl管部分は、 表面〖こ向かうに伴い細くなる径を る、 請求項 1 記載の縣性成形体である。

請求項 4の発明では、 表面 （18、 34) に向かうに伴い ¾ffl管部分 (22, 24、 3

2) は細くなつている。 この毛細管部分 （22、 24、 32) の径がfflくなるほど、 水分 の 管部分 （22、 24、 32)への付着力が、 管部分 （22、 24、 32) に保 持された水分の重量に対して大きくなるため、 水分〖湖い方、 つまり表面 （18、 34) に向かって移動する。

よって、 表面 （18、 34) の水分が 発すると、 表面 （18、 34) の近傍で棚管 部分（22、 24、 32)に保持された水分 面（18、 34) ^ ^動し、表面（18、 34) に供給されて蒸発する。 そして、 蒸発に伴い貯水部分 （16) の水分が棚管部分 (22、 24、 32)に移り、 さらに «管部分（22、 24、 32)の細い方^ 動し、 表面 （18、 34) に供給されて蒸発する。

このように、 表面 （18、 34) に向かって毛細管部分 （22、 24、 32) を細くす ることにより、 板状ブロック （12) の内部に ί¾寺された水分が表面 （18、 34)へ導 かれ ¾ffl管部分（22、 24、 32)を途切れることなく移動するため、水分の表面（1. 8、 34)への移動および供給が常に行われ ί¾Κ性成形体 （10)はさらに優れた表面 上,制効果を発 る。

請求項 5の発明は、 板状ブロックの中に設けられ 内部空間を有する、 細長い賺の繊 »合物をさらに備え、 ¾ffl管部分は、 細長い 1とセメントゲルとの間に形成される空 隙を含み、 貯水部分は、 合物の内部空間を含み、 通水孔部分は、 隣接する繊鎮合 物の間に形成される空隙を含む、 請求項 2ないし 4のいずれかに記載の 性成形体であ る。

請求項 5の発明では、 m ^ (14、 16) は多数の細長い纖 （20、 26) に より形成され、 合物 （14、 16)の中に内部空間 （22、 28) を有する。 この 繊鎮合物 （14、 16)が板状ブロック （12)の中に設けられると、 細長い纖 (2 0、 26) とセメントゲル （19) との間の空隙 （24)が形成され、 この空隙 （24) が ¾Μ管部分に用いられ繊蝶合物 (16)の内部空問（28)が貯水部分に用いられ 隣接する 合物 （16) の間に空隙（30)が形成され、 この空隙 （3ひ） が ilj?し 部分に用いられる。

このため、 (10) は吸水性、 ifeK性、 および蒸発' 14を有し、 表面 S上 翻制性能を発 »ることができる。 また、 繊鎮合物 （14、 16) の形状、 配合量お よび分布などを変えることにより、 貯水部分の大きさを大きくしたり、 ¾iffl管部分および 通水孔部分の^ 14を高めたり、

(10) に占めるセメントゲル （19)の 割合を多くしたりすることができ、 IfeK性成形体 （10)の表面 S上 制性能および 弓娘などを用途に合わせて調 r ることができる。 '

請求項 6の発明は、 細長い繊隹とセメントゲルとの間に形成される空隙は、 隣接する細 長い纖の間に形成される空隙より細い、 請求項 5記載の ί¾性成形体である。

請求項 6の発明では、 細長い (20、 26) とセメントゲル （19) との間の空隙 (24)は、 棚管部分に用いられ 合物 （14、 16)の内部空間における細長 い難 (26) どうしの間の空隙 （28)は貯水部分に用いられる。

このため、細長い繊隹（20、 26)とセメントゲル（19)との間の空隙（24)を、 隣接する細長い誰 (26) の間の空隙 （28)より細くすると、 钿管部分が聍水部分 より細くなるため、 貯水部分の中の水分は 1¾象により 管部分に引き込まれる。 よって、 表面 （18、 34) の水分が蒸発すると、 隣接する細長レ纖 （20、 26) の間の空隙（28)に されている水分は、 ¾ffl管部分（24)へ浸入し、表面（18、 34)へ順次供給されて蒸発するため、 性成形体 （10) 面髓上翻制効果を 持^ることができる。

•請求項 7の発明は、 板状ブロックの中に設けられ 内部空間を有する、 細長い繊隹の繊 鍵合物、 およ 状ブロックの中に設けられ、 内部に紐しを る、 多孔質体をさらに 備え、 ¾M管部分は、 細長い瞧とセメントゲルとの間に形成される空隙を含み、 貯水部 分は、 多孔質体のffiFLを含み、 通水孔部分は、 隣接する多孔質体の間に形成される空隙を 含む、 請求項 2ないし 4のいずれかに記載の fe«性成形体である。

請求項 7の発明では、 多孔質体は、 その内部に細孔を有し、 mrn^rn (14、 16) とともに板状ブロック （12) の中に設けられる。 これにより、細長い (20、 26) とセメントゲル （19) との間に空隙 (24) に棚管部分が形成され 多孔質体の紐し に貯水部分が形成され隣接する多孔質体の間の空隙（30)に通水孔部分が形成される。 このため、 保水性成形体 （10) は吸水性、 保水性、 および蒸発性を有し、 表面温度上昇 抑制性能を発 することができる。

請求項 8の発明は、 細長い難とセメントゲルとの間に形成される空隙は、 多孔質物体 のB?しょり細い、 請求項 7記載の ifelC形体である。

請求項 8の発明では、 細長レ謙 （20、 26) とセメントゲル （19) との間の空隙 (24) は、 棚管部分に用いられ 多孔質体の紐し ¾ ^水部分に用いられる。

このため、細長い繊維（20、 26) とセメントゲル（19) との間の空隙'（24)が、 多孔質体の紐しより細い場合、 毛細管部分が If水部分より細くなり、 貯水部分の中の水分 は 魏象により 管部分に引き込まれる。 これにより、 多孔質体の船しに保持され た水分は ¾ 管部分 （24) を通り、 表面 (18、 34) へ順次供給されて蒸発し、 ί¾Κ 性成形体 （10) 面驢上棚制効果を持 きる。

請求項 9の発明は、 »^合物の一部が表面に露出する、 請求項 6または 8記載の « 性成形体である。

請求項 9の発明では、 m ^ (14、 16) 'が表面 （18、 34) に露出すること により、 棚管部分 （22、 24、 32) や通水孔部分 (30) から表面 （18、 34) に水分が供給されると、 7分は、表面 (18、 34) に露出する » ^合物（14、 16) を伝って、 表面 （18、 34) に広く、 薄くかつ速やかに拡がって蒸発するため、 »性 成形体 （10) は優れた蒸発性および表面髓上翻制効果を る。

請求項 10の発明は、 » ^合物は、 細長い賺が細長く集合された «¾、 および細 長い賺が丸められて集合された の少なくともいずれか一方を含む、 請求項 8記載 の^性成形体である。

請求項 10の発明では、 織瞧束 （14) は長く延びることにより、 繊隹束 (14) とセ メントゲル（19) との間の空隙（24)、 および (14) の内部空間（22) は主 に棚管部分として利用される。 また、 mm (.16) は内部に大きな空間を^ ること により、 その内部空間 （28) は主に随部分として利用され、 隣接する (16) の間の空隙 （30) は主に通水孔部分として利用される。

よって、表面（18、 34)に 合された水分 ¾ 接する »|¾ (16)の間の空隙（3 0) を通って、 板状ブロック （12) の内部に し、 (16) の内部空間 （28) に麟されるため、 ^m m ο)は吸水性および 性を "る。また、表面（ι 8、 34)から水分が 発すると、繊 (16)の内部空間（28)の水分は »|¾ (1 4) とセメントゲル（19) との間の空隙（24)、 および »|¾の内部空間（22) を通 つて、 表面 （18、 34) に供給されて蒸発するため、 «性成形体 （10) は蒸発性お よび表面 上昇抑制機能を る。

請求項 11の発明は、 細長い繊睢は口ックウールを含む、 請求項 5ないし 10のいずれ カ こ記載の ί¾Κ性成形体である。

請求項 11の発明では、 ロックウールで細長 ( 隱 （20、 26) を形成すると、 板状 ブロック （12) の表面 （18、 34) から細長い練雜 （20、 26) カ 出しにくいた め、 表面 （18、 34)が平らになり、 ¾τΚ性成形体 （10)の蒸発性および表面 上 删制機能が優れる。

請求項 12の発明は、 細長レ謙はセルロース隱を含む、 請求項 5ないし 10のいず れかに記載の «賊形体である。

請求項 12の発明では、 セルロースは非晶領域を有することにより、 水分は (1 6)または Ζおよ (14)の各内部紐し (22、 28)に保持されるだけでなく、 セルロースの非晶領域に浸入し保持されるため、 保水性成形体 （10) の保水性はさらに 向上する。

請求項 13の発明は、 セメントは、 樹脂、 ポルトランドセメント、 アルミナセメントお よびホワイトセメントからなる群より選択される少なくとも 1つを含む、 請求項 1ないし 12のいずれかに記載の ifeKf 形体である。

請求項 13の発明では、 ポルトランドセメントは入手しやすぐ かつ安価であるため、 板状ブロック （12) にポルトランドセメントを用いると、 縣性成形体（10) を容易 かつ低コス卜に作成することが きる。

また、 板状ブロック （12) にアルミナセメントを用いると、 細い ^ffl管部分 （24、 32) 力形成され易いため、

（10) は優れた蒸発性および表面 上, 制効果を る。

さらに、 板状ブロック （12) にホワイトセメントを用いると、 ί¾Κ'Ι4^形体 （10) の色が白くなり、 表面 （18、 34) の反射率が まるため、 '«形体 （10) の温 度上昇が抑えられる。

請求項 14の発明は、（a)セメントおよび » ^合物を混ぜ合わせ、上部開口の型に入れ るステップ、 およ b)セメントを硬化させて板状ブロックを形成し、型から取り出すステ ップを備える、 保水性成形体の製造方法である。 請求項 14の発明では、 セメントおよび錨 ^^合物 （14、 16) を混せ'合わせ、 セメ ントを硬ィ匕させると、 セメント力鞭化してセメントゲル （19)ができ、 このセメントゲ ル （19) により板状ブロック （12) が形成される。 また、 板状ブロック （12) の中 において H«合物 （14、 16) とセメントゲル （19) との間に空隙 （24) が形成 され、 隣接する細長レ纖 (20) の間に空隙 （22) が形成され、 この空隙 （22、 2 4) が棚管部分として用いられる。 セメント力鞭化する際に水分および空気がセメント の中から外部へ抜けることにより、板状ブロック （12)の中に多数の翻な紐し (32) が形成され、 この紐し (32)が棚管部分として用いられる。さらに、板状ブロック （1 2) の中に 合物 （16) の内部空間 （28)が形成され この内部空間 （28) が 貯水部分として用いられ また、 隣接する繊鐵合物 （14、 16) の間に空隙 （30) が形成され、 この空隙 （30)が ®7_K?L部分として用いられる。

よって、 表面 （18、 34) に離された水分が il7_K?L部分 (30) およ ½ffl管部分 (22、 24、 32) を通り、 板状ブロック （12) の内部に吸収され、 通水孔部分 (3 0)、 ¾ffl管部分（22、 24、 32)および 水部分（16)に麟されるため、 ί¾Κ'|4 成形体 （10) は吸水性およ 性を有する。 一方、 表面 （18、 34)から水分が 発すると、 合物 （16) に されていた水分が、 管部分 （22、 24、 32) を伝播し、 表面 （18、 34) に達して蒸発するため、 ^m m (10)'は蒸発性を 有する。

請求項 15の発明は、 ステップ (a)は、 （al)セメントに上方から加圧し、 板状ブロックの 上面を平らにするステップを含む、 請求項 14記載の保水性成形体の製造方法である。 請求項 15の発明では、 セメントおよび繊纖合物 （14、 16) の混合物に上部から 圧力を加えれば、 板状ブロック （12) の全体において毛細管部分 （22、 24、 32) が形成され、 板状ブロック （12) の中で毛細管部分 （22、 24、 32) が連続するた め、 ^mrn^ do) は蒸発性を^ る。 '

また、 上方からの圧力により、 管部分 （22、 24、 32) が表面 （18、 34) に向かって細く形成されるため、 繊鎮合物 （16) に保持された水分が表面 （18、 3 4) へ途切れることなく移動するようになり、 性成形体 （10) は蒸発性および表面 继上翻制効果に優れる。

請求項 16の発明は、 ステップ (b)は、 （bl)板状ブロックの上面を切削し、 その上面を凹 凸を有する表面として形成するステツプを含む、 請求項 14または 15記載の保水性成形 体の製造方法である。

請求項 16の発明では、 セメントおよび 合物 （14、 16) の混合物を加圧する ことにより、 板状ブロック （12) の上面部分に占めるセメントの割合が多くなるが、 板 状ブロック （12) の上面を切削すると、表面（18、 34) に ¾5ffl管部分（22、 24、 32) および ¾K?し部分 （30) が開口する。 このため、 表面 （18、 34) に水分を供 給すると、 ¾ ^管部分 （2 2、 2 4、 3 2) および ¾ Κ?し部分 （3 0) の各開口からこれ らの内部に多くの水分が浸入し、

( 1 0) は吸水性に優れる。.また、 上面を 切肖 Uすれば、 表面 （1 8、 3 4) に凹凸が形成され かつ表面 （1 8、 3 4) に 合 物 （1 4、 1 6) が露出するため、 管部分（2 2、 2 4、 3 2)や通水孔部分 (3 0) から表面 （1 8、 3 4) に水分が供給されると、 7分 面 （1 8、 3 4) に広く、 薄く かつ速やかに拡がって、 蒸発するため、 性成形体 （1 0) の蒸発 14および表面驢上 昇抑制効果は向上する。

この発明によれば、 貯水部分、 貯水部分から表面に延びる棚管部分および ¾7]<?L部分 を板状プロックの中に設けることにより、 保水性成形体〖ま表面温度上昇抑制効果を発揮お よ することが、できる。

この発明の の目的， その他の目的， 赚および利点は、 図面を参照して行う以下の 実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。 図面の簡単な説明

図 1は、 この発明の一実施例の »« 本を示す余?見図であり；

図 2は、 ife性成形体を示す断面図であり；

図 3は、 ί¾ Κ性成形体に用いられる ίϋΙ¾を示す平面図であり； '

図 4は、 形体の一部を示 断面図であり；

図 5は、 ί¾Κ性成形体に用いられる ίϋΙ¾を示す平面図であり；

図 6は、水分が第 1 _第 5紐しの各開口から糊?しに浸入する 態を示す断面図であり； 図 7は、 水分が 内に拡散する状態を示す断面図であり；

図 8は、 7K分が 管部分に浸入する状態を示す断面図であり；

図 9は、 水分が 管部分を伝播する状態を示す断面図であり；

図 1 0 (A) は、 この発明の別の実施例のfe性成 本の表面側を示す 1見図であり； 図 1 0 (B) は、 図 1 0 (A) の ί¾Κ性成形体の" ^を示す断面図であり； 図 1 1は、 細孔の太さを示す図解図であり；

図 1 2は、 m , およびセメントが混合し硬化させた混合物を示す断面図であ り；

図 1 3は、 多数の微細な凹凸が形成された表面の一部を示す»：断面図であり； 図 1 4は、 m , およびセメントを混合した混合物を成形型の中に入れて、 そ の上面に圧力を加えた状態を示す断面図であり；

図 1 5は、 この発明のさらに別の実施例の «性成舰本にホースの孔から水分を与えて いる状態を示す斜視図であり；

図 1 6は、 この発明のさらに別の謹例の板状体と水槽とを組み合わせた状態を示す断 面図であり； 図 1 7は、 この発明のさらに別の実施例の ί¾性成形体とプロックとを組み合わせた舗 装材を示す斜視図であり；

図 1 8は、 セメントの籠に対する灘の合計籠に関する ί¾7_Κ' 形体の吸水性の試 験結果を示すグラフであり；

図 1 9は、 セメントの体積に対する雜維の合計体積に関する保水性成形体の吸水性の試 験結果を示すグラフであり；

図 2 0は、 セメントの体積に対する繊維の合計体積に関する保水性成形体の表面温度上 »制効果のί^結果を示すダラフであり；

図 2 1は、 セメントの体積に対する «の合計体積に関する保水性成形体の表面温度上 昇抑制効果の試験結果を示すダラフであり；

図 2 2は、 比較例 ( 1) に対する保水性成形体の表面温度上昇抑制効果の試験結果を示 すグラフであり；

図 2 3は、比義 (2)および（3)に対する fe '賊形体の表面職上湖制効果（夏 期） の試験結果を示すグラフであり；

図 2 4は、 図 2 3の試験日における日射量を示すグラフであり；

図 2 5は、 比翻 （4) に対する ί¾Κ性成形体の表面 上聽制効果 （夏期） の試験 結果を示すグラフであり； '

図 2 6は、 図 2 5の試験日における日射量を示すグラフであり；

図 2 7は、 fe!C形体の平均温度 （冬期） の試験結果を示すグラフであり； 図 2 8は、 図 2 7の試験日における日射量を示すダラフであり；

図 2 9は、 セメントの体積に対する練雜の合計体積に関する保水性成形体の保水性の試 験結果を示すグラフである。 発明を実施するための最良の形態

図 1に示すこの発明のー鍾例である ί¾Κ性成形体 1 0は、 セメントおよび 合物 を混合し、 セメントを硬化させて S¾gされ また板状ブロック 1 2と、 板状ブロック 1 2 の中に形成される貯水部分、 管部分および ¾7_κ?し部分とを備える。 また、 mrn^rn は、 図 2

4および 1 6を含む。

板状ブロック 1 2は、 板状体であって、 その上部に表面 1 8を有する。 その寸法は、 た とえ W¾およ: «が3 0 Ommで、 高さが 3 0匪に設定される。

また、板状ブロック 1 2は、セメントを硬化させたセメントゲル 1 9によって作られる。 セメントは有機質およ ϋ撫機質を含めた接着 材であり、 有機質セメントとしては合成 樹脂などカ举げられ 纖質セメントとして 土、 石膏、 石灰、 マグネシアセメント、 ポルトランドセメント類、 アルミナセメント、 高炉セメント、 高« ^スラグセメント、 石灰スラグセメント、 シリカセメントまたは耐 «ポルトランドセメントなどカ举げられ る。 この無機質セメントを硬化させた無機質セメントゲル 1 9 «H 性を有し、 セメント ゲル 1 9への水分の付着力が大きいことにより、 7K分が ¾ ffl管部分中を移動し易く、 表面 1 8上を拡散し易いため、 板状ブロック 1 2を形成するのに適している。 無機質セメント のなかでも、 普通ポルトランドセメント、 アルミナセメントおよびホワイトセメントが以 下の点で優れる。 ここで、 ホワイトセメントは、 ポルトランドセメントの呈色成分である 酸化第二鉄および酸化マグネシウムを少なくすることによって白色化したものである。 普通ポルトランドセメントは多くの用途で多量に用いられているため入手性に優れ、 か つ安価であるため経済 [4にも優れる。 しかも、 普通ポリレトランドセメントは白色または淡 色であるため、 表面反射率が く、 日射などに対する表面 S上昇を防止できる。 また、 アルミナセメント《 ^密な を作ることにより、 細い ¾管部分を形成し易ぐ かつ、 アルミナセメントは而後性、 および などに優れ、 形体 1 0の纖場 所が制限されにくレ > さらに、 アルミナセメントの色が濃いため、 アルミナセメントにホ ワイトセメントを配合すると、 feK性成形体 1 0が白くなり、 その表面 1 8の反射率が高 まるため、 日射などを受けても表面髓上昇が抑えられる。

なお、 板状ブロック 1 2には、 単独のセメントを用いることもできるし、 複数のセメン トを混合して用いることもできる。 また、 セメントに添加材を配合することもでき、 たと えば無機質セメントに骨材を配合してコンクリ一トおよびモルタルとすることもできる。 さらに、 無機質セメントを などしてセラミックスとすることもできる。

繊辣 1 4は、 図 3に示すように、 長く延びた長尺物であって、 多数の翻な細長い繊 維 2 0を束ねて形成される。 図 4に示すように、 m 1 4は板状プロック 1 2の中に設 けられるが、 4の中にセメントゲル 1 9が浸入していない内部空間があり、 その 内部空間に多数の第 1紐し 2 2を »|¾ 1 4は る。 第 1紐し 2 2は、 隣接する細長い 隱 2 0の間の微細な空隙であって、 繊維束 1 4の内部空間の一部を形成し、 繊維束 1 4 の内部で る。 '

また、 4および細長い纖 2 0は板状ブロック 1 2の中に含まれる異物であり、 セメントゲル 1 9と細長い隱 2 0との間の付着力が弱ぐ また 4は内部に多数 の第 1紐し 2 2を るため、 m¾ 1 4とセメントゲル 1 9との間、 および細長 繊隹 2 0とセメントゲル 1 9との間に空隙が きる。 この空隙に第 2 し 2 4が形成される。 第 2脈し 2 4の太さ、 つまり細長い賺 2 0とセメントゲル 1 9との間隔は、 第 1紐し 2 2の太さ、 つまり隣接する細長い纖 2 0の間隔より太ぐ たとえば 5 m以下に形成さ れる。

この繊辣 1 4どうしが ¾ すると、 第 1 »し 2 2どうし、 第 2 ?し 2 4どうし、 およ び第 1紐し 2 2と第 2紐し 2 4とが謙して、 板状ブロック 1 2の内部に長く延びた連続 空間が形成される。 この連続空間は板状ブロック 1 2の内部から表面 1 8へ延び、 表面 1 8に開口する。 図 2に示すように、 繊雑束 1 4の大部分は板状ブロック 1 2の中に設けられるが、 その 一部 面 1 8の全体にわたって露出し、 表面 1 8に沿って広がる。 この露出する繊辣 1 4の内部には第 1俯し 2 2を有するため、 第 1紐し 2 2も表面 1 8に広く長く延びる。 また、 露出する ¾i¾ 1 4は、 その表面部に細長い難 2 0どうしの間の翻溝を有し、 m 1 4とセメントゲル 1 9との間の翻溝を有するため、 翻溝が導水溝として表面

1 8上を広く長く延びる。

細長い謹 2 0には有機系難または無機系隱があり、 有機系隱としては合«脂 纖およ ϋ¾物謙などが挙げられる。植物難ではセルロースを含む纖があるが、 セ ルロースは非晶領域を有し、 非晶領域に水分を膽できる。 セルロースを含む灘に ¾/ヽ° ルプスラッジ、 また «^、 麻、 レ一ヨンなどがあり、 この隱は植物やパルプなどから化 学的または物理的方法により取り出される。

また、 無機系纖としては天纖物纖および人 物難などカ举げられ 人 物 ■では口ックウール、スラダウ一ル、ガラスウールおよびセラミックウールなどがあり、 なかでも入手性や安価な点でロックゥ一ルカ ましい。 ロックウールには、 たとえば、 そ の練離の平均太さが 7 m以下、 長さ範囲が 0. ：!〜 2 0 0mm、 長さの代表値が 5 0 m m以下のものが用いられる。

mmi 図 5に示すように、 球形状に丸められた粒状物であって、 多数の細長い 隱 2 6を絡み合わせて形成される。 図 4に示すように、 6は板状ブロック 1 2 の中に設けられるが、 mmi 6の中にセメントゲル 1 9が浸入していない内部空間があ り、この内部空間に水分を貯えられることにより 6は貯水部分として用いられる。 また、 この内部空間に^:の第 3船し 2 8を 6は有し、 第 3紐し 2 8 ¾ffl長い繊 維 2 6どうしの間の翻な空隙であって、 第 3紐し 2 8の内部空間の一部を形成し、 赚 塊 1 6の内部で連^ Tる。 また、 第 3紐し 2 8の太さ、 つまり隣接する細長い難 2 6の 間隔が第 1および第 2細孔 2 2、 2 4より太く形成される。 このため、 練 ¾|¾ 1 6を形成 する細長 賺 2 6の密度 ί埋辣 1 4を形成する細長い謙 2 0の密度より小さくなる。

形体 1 0の内部で

4に皿すると、 第 3紐し 2 8は第 1 および第 2紐し 2 2、 2 4と ^"るため、 第1ぉょび第2腑し2 2、 2 4により隣接す る繊 1% 1 6の第 3船し 2 8どうしが聽したり、 第 3紐し 2 8と表面 1 8とが連続した りする。 また、 «性成形体 1 0の内部で繊! ¾ 1 6どうしが赚すると、 第 3細孔 2 8 が る。

また、 mmi 6および細長い難 2 6は板状ブロック 1 2の中に設けられる異物であ つて、 1. 6の内部に多数の第 3紐し 2 8を有することにより、 ^|¾ 1 6とセメン トゲル 1 9との間、 および細長い瞧 2 6とセメントゲル 1 9との間に空隙ができ、 この 空隙に第 2紐し 2 4力 S形成される。

多数の^ 1% 1 6が局所的に近接した部分では、 近接した 1 6の間にセメントゲ ル 19が ϋλせずに空隙が きると、 この空隙に第 4腑し 30が形成される。 第 4紐し 3 0の太さ、 つまり隣接する 6の間隔が第 1、 第 2および第 3俯し 22、 24、 2 8より太い。 また、 板状ブロック 12の中で 6どうしの間が練維束 14で繋げら れると、 第 4細? L30は第 1および第 2紐し 22、 24と 続するため、 第 1および第 2 騰し 22、 24により第 4細孔 30が、 第 3紐し 28と 続したり、 別の第 4紐し 30と 連続したり、 表面 18と連続したりして、 第 4紐し 30は板状ブロック 12の中で連^ T る。 - この ϋΙ¾16の)^圣は職さ いが、 ； ¾ί圣を揃えたもの力 ましく、 なかでも 5〜 6匪纖の;^圣のもの力 ましい。 fet圣を揃えないと、 ¾ί圣の小さな 6が近接

6の間を埋めてしまい、 第 4紐し 30が形成されず、 一方、 ¾1圣が大きすぎ ると、 性成形体 10の弓娘が低下するからである。

細長い纖 26に〖湖長ぃ隱 20と同様のものが用いられ 6としては、 た とえばロックファイノ一 #55R (日纖 を利用できる。 なお、 隱26と繊隹 20 は同じ種類の隱であってもよいし、 る種類の謹であってもよい。

また、 i 4の体賴と^! ¾16の体積とを合わせた体積 （以下、 繊隹の合計体賴 と言う。） と、板状ブロック 12の籠との割合は、次の 3つの条件を満たすように決定さ れる。 1つ目の条件は、 多数の iHim 14と多数の 6とを互いに絡ませることが できる割合である。 2つ目の条件は、 多数の 6の間に第 4紐し 30が形成される 割合である。 3つ目の条件は、 性成形体 10の用途に応じた弓鍍を 性成形体 10 が有することが きる割合である。

そして、 板状ブロック 12の髓と難の合計碰との割合は、 板状ブロック 12、 繊 H¾l 4およ 6の翻など、 ならびに ί¾Κ'Ι4^形体 10の使用用途およ 求 性能などに基づいて趣決定されるが、 セメントの體：難の合計籠は 2： 8-8： 2が好ましい。 これはセメントの體が少なすぎると、 一定の形にならないため ί¾Κ性成 形体 10を作 βΤΤることができず、 反対に、 セメントの碰が多すぎると、 板状ブロック 12の中に繊した 管部分が形成されないために 形体 10が表面渡上觀 制効果を¾»"ることが きないからである。

また、 繊辣 14と繊醜 16との割合は特に限定されないが、 繊辣 14の碰と繊 纖 16の體とは同量または、 4の髓が繊醜 16の側より少ない。 上記に挙げたように、 板状ブロック 12の中には、 第 1、 第 2、 第 3および第 4紐し 2 2、 24、 28、 30を含むが、 こ: に第 5紐し 32も含む。 第 5紐し 32はセメン トゲル 19で形成され、 mmi 6および 4の各内部空間から表面 18に延び、 第 1一 4紐し 22、 24、 28、 30より細い。

そして、 板状ブロック 12の中には第 1—第 5窘し 22、 24、 28、 30、 32力 S含 まれるが、 このなかでも第 1、 第 2および第 5紐し 22、 24、 32であって、 »¾1 6から表面 1 8に延びるものが主に棚管部分として用いられ、 また第 4紐し 3 0であつ て、 6から表面 1 8に延び、 力り棚管部分より太いものが主に通水孔部分とし て用いられる。 ここで、 棚管部分とは、 棚管部分への水分の付着力、 つまり水分が細 長い難 2 0やセメントゲル 1 9に付着する力が、 棚管部分に保持された水分の重量よ り大きいため、 水面が上昇する空間である。 そして、 il _K?し部分とは、 管部分より太 いことにより、 通水孔部分に! ^された水分の fi*が ί&孔部分への水分の付着力より大 きくなり、 水面が下降する空間である。 また、 第 3俯し 2 8は板状ブロック 1 2の中に設 けられ、 主に貯水部分として用いられる。 ただし、 第 4細孔 3 0の中でも細いものは棚 管部分として主に作用し、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の中でも太いもの 〖¾1水孔部分として主に作用する。

また、 第 1—第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2 tt¾面 1 8の全体に開口し、 表面 1 8の全体に多数の 4およ 数の 6が露出する。 表面 1 8において複 数の «1^ 1 4どうしが接すると、 第 1紐し 2 2が長く連^ Tる。 また、 表面 1 8に露出 した 4が、第 1—第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2の各開口に接すると、 こ の 4の第 1紐し 2 2に第 1 _第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2のそれぞれ が連^ る。

このような ί¾ 'Ι¾¾形体 1 0の艦では、 無機質セメントを用いる場合、 ま"

4および 6を水に浸しておき、 その 4および 6を無願セメン 卜に混合し、 この混合物を成醒に流し入れて腿する。 そして、 無機質セメント力鞭化 してセメントゲル 1 9となり、 そのセメントゲル 1 9により一定形状の板状ブロック 1 2 が形成さ池ば、 成形型から取り出して ί¾τΚ性成形体 1 0が きあがる。

この において無機質セメントカ 匕する際、 無觀セメントから不要な水分が流れ 出て、 i 4、 mmi 6および細長い隱 2 oを伝って板状ブロック 1 2の外へ排 出されることにより、 セメントゲル 1 9と » 1 4, 1 6、 2 0との間に空隙が形成され る。 また、 m^ l 4および ίϋ|% Γ6は内部に水分および空気を含んでいるから、 繊隹 束 1 4および 1 6力らも水分および空気が出て、 7K分 1 4、 1 6、 2 0を伝 つて板状ブロック 1 2の外へ排出され 空気は無機質セメントの中を通って板状ブロック 1 2の外へ排出される。 この水分の流出によりセメントゲル 1 9と繊睢 1 4、 1 6、 2 0 との間に空隙が形成され、 空気の排出により板状ブロック 1 2の中に纖 1 4、 1 6から 表面 1 8に延びる孔が形成される。 さらに、 無願セメントは硬化する際に多少棚し、 セメントゲル 1 9力 «11 4、 1 6、 2 0から離れることにより、 これらの間に空隙が形 成される。 このことより、 無機質セメントからの水分の流出、 ϋϋ¾ 1 4およ

6からの水分の流出、ならびに無 セメントの 1»によりセメントゲル 1 9と繊隹 1 4、 1 6、 2 0との間に空隙が発生し、 そこに第 2紐し 2 4が形成される。 また、 4 および 6からの空気の排出により板状ブロック 1 2の中に孔が発生し、 そこに第 5紐し 3 2が形成される。

このような ί¾Κ '賊形体 1 0に水分を供給すると、 図 6に示すように、 水分は、 表面 1 8に露出した練維束 1 4の第 1細?し 2 2に入り、 そこから板状プロック 1 2の中の第 1— 第 5細?し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2のそれぞれに浸入したり、 表面 1 8の各開口から 板状ブロック 1 2の中の第 1—第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2に浸入したりする。 このように、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2へ毛細管現象および重力により 水分が 収されるだけでなく、 紐しの中で最も太い第 4紐し 3 0にも水分が吸収されるこ とにより、 7Κ分が、 表面 1 8の上を流れてしまうことなく、 板状ブロック 1 2の中に速や 力 4こ吸収されるため、 性成形体 1 0は^の水分を吸収することができる。

続いて、 吸収された水分は、 図 7に示すように、 各紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 2と接す る第 3紐し 2 8に移動し、 そこから ϋΙ¾ 1 6全体の第 3船し 2 8に 管現象により拡 if る。 このため、 水分 面 1 8近傍の 6によって勝される。

また、 第 4細孔 3 0の水分は、 図 8に示すように、 第 1、 第 2および第 5細孔 2 2、 2 4、 3 2へ¾ ^^象および重力により浸入し、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2により保持される。 これとともに、 水分は、 図 9に示すように、 第 1、 第 2および第 5細孔 2 2、 2 4、 3 2を伝って、 別の繊維塊 1 6へ移動したり、 板状ブロック 1 2の中 の第 4紐し 3 0に移動したりする。 そして、 水分は、 このような伝播を繰り返して、 性成形体 1 0の奥へ する。 このため、 舰形体 1 0は、 多数の第 3紐し 2 8を有 する 6に大量の水分を吸収し続けて確保することができ、 ¾ K性および ί¾Κ性に 優れる。

この ^形体 1 0において水分 4および 6に ¾ ^管現象により 保持されている。 特に、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2は第 3および 4細孔 2 8に比べて狭いため、 水分が自重によって 性成形体 1 0の下側に重力水として排出 される現象は抑えられて、 ί¾性成形体 1 0は多くの水分を保持し続けることが きる。 なお、 細長い繊雜 2 0および細長い練雜 2 6の少なくとも一方にセルロースを含む練離 が用いられている齢、 水分は、 第 1—第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2だけでな く、 セルロースの非晶領域にも収まり、 し力も、 その非晶領域に保持された水分は重力水 として排出されにくいため、 形体 1 0の 性は向上する。

そして、 大量の水分を保持した^ ]賊形体 1 0の表面 1 8が日射など放射を受けて、 その が上昇すると、 表面 1 8に広がっている水分は蒸発する。 このとき、 表面 1 8に 露出する 1 4の第 1紐し 2 2に«された水分、および第 1—第 5俯し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2の各開口の上にある水分が 発すると、 蒸発した水分の下にある第 1一 第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2に麟された水分は、 肝間力や棚籠象によ り上昇し、 それぞれの開口から表面 1 8へ出る。

第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の上部に保持された水分がなくなると、 そ の下にある水分は棚！^象により上昇し、 それに伊い、 板状ブロック 1 2の中の第 3お よび 4俯し 2 8に騰された水分は «管現象により第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2に浸入し、 表面 1 8に向かって第 1、 第 2および第 5 '紐し 2 2、 2 4、 3 2を伝 播し、 各開口から表面 1 8へ出る。

開口から流出した水分は、 表面 1 8に露出する 1 4における第 1紐し 2 2および 導水溝を棚魏象により移動する。 これにより、 水分 面 1 8の全体に広くかつ速や か ¾ ^るため、 水分の蒸発面積が大きくなり、 しかも、 拡がった水分の厚みは薄ぐ た とえば 1 0 m體になるため、 水分の蒸 ¾¾¾は大きくなる。 この結果、 表面 1 8が加 熱されると、 表面 1 8に達した水分 やかに蒸発し、 その蒸発による気化熱で表面 1 8 の asの上昇が抑えられる。

このような ί¾ _Κ' 本 1 0の優れた表面 S上聽制効果により、 ife性成形体 1 0 をヒートアイランド現象の対策などとしても用いることができる。

また、 第 1—第 5細?し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2は板状ブロック 1 2の中に予め形 成されており、 そこに水分が収まるため、 «により貯水部分が膨張して板状ブロック 1 2を破壊することはない。 特に、 多量の水分がセルロースの非晶領域に収まると、 その体 積が多少増えることもあるが、 碰の増大は第 1—第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2で翻されるため、 吸水による板状ブロック 1 2の弓娘の低下を抑えられ' ] «形 体 1 0は耐久性に優れる。

さらに、 m¾ i 4、 rnimi 6およびセメントは固化するまで簡単に変形するため、 板状やブロックなど定形な 形体 1 0にするだけでなぐ そのまま吹き付けて屋上 や壁に敷くこともできる。

図 1 0 (A) および ¾ 1 0 (B) に示すこの発明の他の 例でぁる縣性成形体 1 0 は図 1に示す feK性成？^本 1 0とほぼ同じである。 しかしながら、 図 1の 誠形体 1 0は、 セメント、 多数の «1^ 1 4およ 数の 6を混合し硬化して形成される のに対して、 図 1 0 (A) および図 1 0 (B) の feK性成 本 1 0は、 セメント、 多数の 繊辣 1 4およ^数の 6を混合し、 その混合物を上方から加圧し硬化させて、 その上面を切削することにより形成される点が異なる。 これ の部分に関しては図 1実 施例の示すfeK性成形体 1 0と同様であるため、 共通する部分についての説明は省略する 図 1 0 (A) および図 1 0 (B) に示すように、 板状ブロック 1 2の中で表面 3 4に向 かって延びる m¾ 1 4は、 表面 3 4の近くで表面 3 4に対して TOまたはほ に傾 けられ、 力り 形体 1 0の単位繊当たりに含まれる繊辣 1 4の密度は、 表面 3 4に向かうほど増す。 このため、 多くの »|¾ 1 4が表面 3 4上に露出して広がる。 第 1、第 2および第 5細 9?し2 2、 2 4、 3 2の太さは、図 1 1に示すグラフ aのように、 板状ブロック 1 2の下面から表面 3 4へ向かうに伴い徐々に狭くなるように形成される。 このため、 第 1紐し 2 2が細くなるほど、 つまり表面 3 4に向かうほど 形体 1 0 の単位体積当たりに含まれる線離束 1 4の密度が大きくなる。

また、 図 1 1に示すグラフ aのように、 板状プロック 1 2の下面から表面 3 4へ向かう につれて第 3細? L 2 8の太さは徐々に狭くなるため、 保水性成形体 1 0の単位体賴当たり に含まれる 6の密度は増す。 また、 表面 3 4に近 6ほど、 楕円形状に 変形されて、 6を形 βΤΤる細長い難 2 6の密度は、 板状ブロック 1 2の下面か ら表面 3 4に向かって大きくなる。

図 1 0 (Α) に示すように、 表面 3 4は、 多数の !^|¾ 1 4、 多数の ¾|¾ 1 6および セメントを混合し、図 1 2に示す混合物の上面を切削して得られる。この上面の切削には、 金ブラシ、 刃物、 やすりおよ 麵などが用いられる。

表面 3 4は、 図 1 0 (A) および面 1 0 (B) に示すように、 その全面に多数の翻な 凹凸 3 4 a力 S設けられ、 翻な凹凸 3 4 aは、 一方向に線状に延び、 その直効向に繰り 返される ^^波形などで形成される。 この多数の微細な凹凸 3 4 aにより表面 3 4は粗面 であるが、 図 1 3に示すように、 凹凸 3 4 aは傾斗する平坦面 3 4 を るため、 凹凸 3 4 aを形 る面は平らまたはほ【 らである。 図 1 0 (A)、 図 1 0 (B)および 1 3に示すように、 平坦面 3 4 bの中に開口の大きな窪みはほとんどなぐ かつ細長い織離 2 0や細長レ ^ 2 6が平坦面からほとんど突出していない。 '

この翻な凹凸 3 4 aの深さは、 たとえば 1〜 2 mmに され、 凹凸 3 4 aのピッチ は、 6の大きさの数十分の 1から数百分の 1に相当し、 l〜2 mmに設定される。 このように凹凸 3 4 aにより表面 3 4の面積は増加し、 ifeK性成形体 1 0における蒸発面 積カ する。

また、 凹凸 3 4 aは非常に翻であるため、 性のセメントを用いた板状ブロック 1 2では掷綳な凹凸 3 4 aにより表面 3 4の親水性が まる。 すなわち、 普通ポルトランド セメントやアルカリセメントなど 性材料のセメントを用いると、 平らな表面 3 4i 水性を有し、 その表面 3 4に対する水滴の接触角は 9 0度を下回る。 このような親水性の 表面 3 4に誦な凹凸 3 4 aを設けると、 この表面 3 4に対する水滴のみかけの は 平らな表面 3 4に対する ¾ ^より小さくなり、 水分 面 3 4に広くかつ薄く拡がり易 くなる。

このような ί¾ « 本 1 0に水分を供給すると、 図 1の IfeK性成形体 1 0の場合と同 様に、 水分は板状プロック 1 2の中に吸収および保持され、 ί¾7性成形体 1 0は優れた吸 水性および麻性を発 る。

一方、 大量の水分を麟した板状ブロック 1 2の表面 3 4の髓が上昇する際も、 図 1 の ifcK性成形体 1 0の齢と同様に、 ΤΚ分は板状ブロック 1 2の中から表面 3 4に移動し 蒸発することにより、 性成形体 1 0 «¾面髓上翻制効果を ¾ί¥Τる。

ただし、 図 1 0 (Β) に示すように、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の太 さは、板状ブロック 1 2の下面から表面 3 4へ向かうに伴いに徐々に狭くなるため、第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の表面 3 4近傍の水分カ璣発すると、 板状ブロック 1 2の中の水分は第 1、 第 2および第 5腑し 2 2、 2 4、 3 2それぞれの狭い方向^ 動 する。

すなわち、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2、 つまり ^ffl管部分が鉛直方向 に延びる 、 ¾M管部分に麟された水分を引き上げる力は、 管現象による水分の 表面張力と水面の外周の長さとの積により得られる。 一方、 zK分を下降させる力は、 引き 上げられた水分の重量、つまり舗と密度と重力加 MSとの積により得られる。このため、 管部分に搬されている水分の表醒力およ^度が同じなら、 ¾ 管部分が狭くな るほど、 7«分の重量に比べて水分を引き上げる力が大きくなる。 よって、 管部分に保 持された水分は、 棚管部分の狭い方向に向かつ 動する。

そして、 第 1、 第 2および第 5躕 L 2 2、 2 4、 3 2の狭い方向^^動する水分は、 表 面 3 4に向かって第 1、 第 2および第 5俯し2 2、 2 4、 3 2を伝播し、 各開口から表面 3 4へ出る。

次に、 図 1 0 (Α) に示すように、 表面 3 4に凹凸 3 4 aが設けられ、 その H7性が いため、 各開口から流出した水分 面 3 4に広くかつ速やかに 。 また、 各開口か ら流出した水分は、 表面 3 4に露出する^ |¾ 1 4における第 1紐し 2 2およ tJ¾7溝を ¾¾魏象により移動して、 表面 3 4の上で接し合う ϋ|¾ 1 4を伝って、 «¾ 1 4が 延びている方向^ ¾面 3 4の上に広くかつ速やかに拡がる。

このため、 水分は表面 3 4において広くかつ速やかに拡がることにより、 水分の蒸発面 積が大きくなる。 しかも、 拡がった水分の厚みは薄いことにより、 τ分の蒸 は大き くなる。 この結果、 表面 3 4が加熱されると、 表面 3 4に達した水分 やかに蒸発し、 その蒸発による気化熱で表面 3 4の继上昇は抑えられる。

ここで、 凹凸 3 4 aを形 る各面の中に開口の大きな窪みがあると、 表面 3 4全体に 7分力簿く広く拡がっても、 その窪みで¾Κ分の厚みが大きくなる。 この部分の水分の体 積に対する蒸発面積が小さいことから、 蒸 ¾¾¾が遅くなり、 蒸発するまでにこの水分は 暖められてしまうため、 »賊雜 1 Ο錢面 上聽制効果を発 ることが き ない。 しかし、 凹凸 3 4 aを形成する傾斗面が平坦であることにより、 表面 3 4に広がつ た水分の厚みはほぼ均一になり、 水分が避められるまでに蒸発し、 ifeK' 形体 1 0の表 面 S上 «制効果が優れる。

そして、 図 1 0 (A) に示すように、 板状ブロック 1 2の下面から表面 3 4に向かって 第 1、 第 2および第 5紐 L2 2、 2 4、 3 2の大きさは徐々に狭くなつているため、 表面 3 4における水分の蒸発に伴い板状ブロック 1 2の中に保持されていた水分は、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2を伝って表面 3 4に順次供給されて、 このような蒸発 を繰り返す。 このため、 縣賊形体 1 0の表面 上 ίί|]制効果は長時間麟される。 この 形体 1 0を iするには、 無機質セメントを用いる齢、 まず »1¾ 1 4 および 6を水に浸しておき、 その 4および 6を無機質セメント および水に混合し、 図 1 4に示す上部開口の成形型 3 5の中に混合物を流し入れ、 無機質 セメントカ鞭化する前に混合物の上面に圧力を加える。 この無機質セメントカ鞭化してセ メントゲル 1 9が形成され、 板状プロック 1 2がー定形状になつた後、 成形型 3 5から取 り出して、 その上面を切削し表面 3 4を形 fiTTれば、 図 1 0 (A) および ¾ 1 0 (B) に 示す餘賊形体 1 0が きあがる。

この 性成形体 1 0の $¾tでは、 混合物を上方から加圧しているが、 この加圧により 板状ブロック 1 2の全体に第 1、第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の太さ力湖くなり、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の多くが ¾iffl管部分として作用する。 これに より、 管部分が板状ブロック 1 2の中で広く るようになる。

また、 この圧力は、 成形型 3 5の中における混合物の上面に近いほど大きく作用する。 このため、 できあがった保水性成形体 1 0において表面 3 4に近い繊維束 1 4および繊隹 塊 1 6ほど され、 図 1 1に示すグラフ aのように板状ブロック 1 2の下面から表面 3 4に向かうほど、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の広さは徐々に狭くなる。 なお、 混合物に加える圧力が小さ過ぎると、 図 1 1に示すグラフ bのように、 板状プロ ック 1 2の表面 3 4から浅い範囲でし力、第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の太 さが狭くなつていない。 よって、 板状ブロック 1 2の表面 3 4近傍では第 1、 第 2および 第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2は狭いことにより、 表面 3 4近傍の第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2に保持されている水分は第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2の 狭い方向へ棚管現象により移動する。 しかし、 これより下側では第 1紐し 2 2が狭めら れないため、 狭められていなレ第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2に勝された 水分は、表面 3 4の方 ず、そこに留まる。これにより、表面 3 4が加熱されても、 表面 3 4から蒸発する水分量カ獮少し、 蒸発による «性成形体 1 0の表面 上聽制 効果が発揮されないだけでなぐ 板状ブロック 1 2の中に i¾fされた水分の が上昇す るため、 i¾M 本 1 0は保温作用を奏してしまう。

一方、 混合物に加える圧力が大き過ぎると、 図 1 1に示すグラフ cのように、 板状プロ ック 1 2の全体において第 1船し 2 2の太さは均一に狭くなる。 この場合、 第 1紐し 2 2 に保持された水分に毛細管現象による第 1細孔 2 2の狭い方向へ引き込む力が作用せず、 水分はそこに留まる。 これにより、 縣性成形体 1 0は、 表面 上翻制効果を発揮せ ず、 反って保温作用を奏してしまう。

また、 混合物に加える圧力が大き過ぎると、 図 1 0 (B) に示す隣り合う 6が 互いに近づき、 隣接する 1 6の間隔が狭くなつて、 第 4紐し 3 0が形成されなくな る。 これにより、 表面 3 4に開口する第 4紐し 3 0の数が減少し、 そこから取り込まれる 水分の量が減少するため、 ί¾Κ性成形体 1 0の吸水性および f¾K性、 延いては蒸発性が低 下してしまう。

したがって、 成醒 3 5の中における混合物の上面に加える圧力は、 表面 3 4に向かう に伴レ第 1紐 L2 2の太さが狭くなるように設定され さらに第 4脈し 3 0の数が減少し ないように設定される。

また、 混合物に上方から圧力を加えると、 6および i¾l¾ 1 4が J Sされ、 流 動性の高いセメントが混合物の上部^^動するため、 K'« 本 1 0の表面 3 4近傍に 占めるセメントゲル 1 9の割合が多くなる。 また、 ¾7]<性成形体1 0の表面3 4近傍にぉ ける各細孔が細くなるため、 混合物の上面を切肖 Uすると、 表面 3 4における各細孔の開口 2 2、 2 4、 2 8、 3 2は小さくなる。 この結果、 凹凸 3 4 aを形成する面 3 4 bに大き な窪みが形成されず、 面 3 4 bは平坦になることにより、 水分 面 3 4に均一に薄く広 がり、 ifc性成形体 1 0の蒸発性および表面 上聽制効果カ堠れる。

そして、 ί¾性成形体 1 0の表面 3 4近傍におけるセメントゲル 1 9の割合が多いと、 第 1 _第 5紐し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2力表面 3 4に開口しにくいが、 混合物の上 面を切削することにより、 第 1—第 5細孔 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2の開口を表面 3 4に確実かつ多数形成することが" eきる。 このため、 板状プロック 1 2の中からの水分は この開口から排出され、 蒸発するため、 IfeK性成形体 1 0の蒸発性および表面雕上昇抑 制効果はさらに向上する。 '

なお、 上記全ての実施例では表面 3 4の全体にわたって繊維束 1 4を露出させたが、 表 面 3 4の一部に練雜束 1 4を露出させてもよい。

また、 上記鍾例では、 表面 3 4の全面に多数の翻な凹凸 3 4 aを設けたが、 表面 3 4の^^に翻な凹凸 3 4 aを設けることもできる。 そして、 翻な凹凸 3 4 aは、 一方 向に延び、 その直 3^向に繰り返される齢波形などで形成されたが、 凹凸 3 4 aの形状 はこれに限らず、 たとえば るそれぞれの方向に繰り返される 状のもので凹凸 3 4 aを形 ることもできる。 そして、 翻な凹凸 3 4 aは、 同一職の繰り返しでなく てもよく、 また、 等間隔に形成されなくてもよい。

さらに、 上記実施例では、 7K分を表面 3 4へ供給したが、 水分を表面 3 4 の部分か ら供給することもできる。 たとえば、 図 1 5に示すように、 板状ブロック 1 2の側面 3 7 力^水分を供給する場合、 板状ブロック 1 2の側面 3 7を切削して、 この側面 3 7を上側 になるように ifeK« 本 1 0を置き、 側面 3 7の上に孔 3 6 aの開いたホース 3 6を配 置する。 そして、 ホース 3 6に水を流し、 孔 3 6 aから水滴を落下させると、 側面 3 7か ら ^Κ'性成形体 1 0へ水分が、供給される。 そして、 水分は、 第 1一第 5»し 2 2、 2 4、 2 8、 3 0、 3 2の各開口から板状ブロック 1 2の中に浸入し、第 3紐 L2 8に保持され 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2を通り表面 3 4力ら蒸発する。 これにより、 Ifc '賊膽 1 0は吸水および蒸発を同時に行うことができる。 ここで、 図 1 7で 面 3 4、 3 7をわかりやすくするため、 凹凸 3 4 aの寸法を大きく表している。 なお、 上記全ての難例において 1 6を貯水部分として用いたが、 多孔質体を貯 水部分として用いることもできる。 多孔質体は多孔質物質の粒状物であって、 多孔質物質 は、 その内部に多数の翻な紐しを有し、 多孔質物質に《«土^«、 ゼォライト、 泥 炭、 ノ一ク撇巴、 木炭、 ノ'一ミキユライト、 ベントナイト、 パーライト、 ノ、つレプスラッジ 灰あるいは活'隨類などがある。 土^ ^は内部に孔径が 0. 1〜： mの多数の微 紐しを有し、 その體の約 7 0 %力 «ffl?Lで占められる。 したがって、 Wffl?しを第 3紐し 2 8として利用し、 画し内に水分を麟することができる。 また、 纏土« ^お分 を含んでも翻しないため、 形体 1 0の弓嫉を膽することができる。

また、 上記全ての実施例においてセメントにお■を添加して板状プロック 1 2を形成 することもできる。 itmyには有機系 および無機系 δΐ®^のレ^ rれも用いられる。 無機系 ίίΐΜとして、 たとえば銀、 銅、 碰またはマグネシウムなどの猶性物質を溶解 性ガラス、 ゼォライト、 アパタイト、 シリカまたは酸化チタンなどの無衞匕合物に有する 物質に膽させたものがある。 このような ίϊΐ ^を添加することにより、 板状ブロック 1 2の中に ¾7_Κされ されても、 菌が 形体 1 0に繁殖しない。 よって、 ί¾Κ性成 形体 1 0を歩道に敷いても、 菌によるぬめりや悪臭などが発生しないため、 歩行者などは 安全かつ衛生的に 舰形体 1 0の上を歩くことができる。

さらに、 上記全ての実施例において練 1 4および 塊 1 6を ^ j性成形体 1 0に 用いたが、

4だけを用いて、 6を用いなくてもよい。 すなわち、 繊鐵 1 6の主な機能の 1つに 賊 本 1 0における貯水機能があるが、 繊纖 1 6に代え て他の辦才に貯水機能を担わせるようにすれば、 上記と同様の作用を奏す。 たとえば、 図 1 6に示すように、 多数の 1 4とセメントとの混合物を硬化させた板状物 3 8を水 槽 4 0の上に配置する。 これにより、 水槽 4 0の中の水分は、 第 1、 第 2および第 5紐し 2 2、 2 4、 3 2を通って、 表面 1 8、 3 4に達し、 そこから蒸発する。 この蒸発により 板状物 3 8は表面 上昇抑制効果を発 ifすることが きる。

そして、 上記全ての ί ^性成形体 1 0を纖の舗装材などとして棚する齢、 表面 1 8、 3 4に化籠を取り付けることもできる。 これにより、 表面 1 8、 3 4の藤を防止 できる

また、 上記全ての 性成薄 1 0を道路の舗装材などとして使用する場合、 図 1 7に 示すように、 ブロック 4 2と保水性成形体 1 0とを組み合わせることもできる。 このプロ ック 4 2は弓娘および表面張力の大きな材料、 たとえばガラスや石で形成され その表面 には翻な凹凸が設けられる。 そして、 間隔を隔てて複数のブロック 4 2が ¾己置され そ の間隔に ί¾7_ ' 形体 1 0カ猶されて、 舗装材が形成される。 この舗装材においてプロ ック 4 2が を主に確保し、 ^性成形体 1 0が吸水性、 fe性、 蒸発性および表面温 度上删制効果を主に確保する。 ただし、 ブロック 4 2 面張力が大きぐ かつその表 面に Wfflな凹凸が設けられるため、 表面 1 8、 3 4から流出した水分はプロック 4 2の表 面に広くかつ薄く拡がり、 表面 1 8、 3 4からだけでなくブロック 4 2の表面からも蒸発 し、 舗装材全体で表面 上翻制効果が される。

さらに、 上で挙げた角度や寸法の具体的数値はいずれも単なる一例であり、 必要に応じ て ^能である。

次に、セメントの碰と隱の合計籠との割合に関して fe性成形体の吸水性を調べ、 その結果を図 1 8および 1 9に示す。 なお、 図 1 8には言微初期、 つまり試験開始から 2 1 0分までの測定結果を示し、 図 1 9に 式験全体、 つまり試験開始から 2 4時間まで の測定結果を示す。

この試験のサンプルについては、 普通ポルトランドセメント、 ロックウールの繊辣ぉ よびロックウールの を混合し、 この混合物を成形型の中で上方から加圧し硬化させ て、 その上面を切削し形成した。 なお、 各サンプルは板状体であって、 縦およ はとも に 1 5 0 mmで高さが 3 0 mmに設定される。

そして、 サンプルには、 セメントの体積と練離の合計体積との割合を変えた 8種類の保 水性成形体を用いた。 各サンプルにおける纖の合計籠：セメントの體は、 サンプル ( 1 )が 1： 9であり、サンプル（2)が 2： 8であり、サンプル（3)が 3： 7であり、 サンプル （4) が 4： 6であり、 サンプル （5 ) が 5： 5であり、 サンプル （6) が 6： 4であり、 サンプル（7) が 7： 3であり、 サンプル （8) が 8： 2である。'

試験では、 ί¾ 賊雜全体を水分に浸潰させ、 その試験開始から適当な時間で «性 成形体を取り出してその重量を測定し、 その測 量から ifcK'[4^形体の初期重量を引い て ί¾Κ性成形体の吸水量 (g) を求めた。

図 1 8および 1 9の測定結果によれば、 セメント に対して賺の合計職が多 いほど、 初期における時間に対する吸水量の傾きが大きいため、 ϋϋ¾および ^多 レほど ί絲性成形体の ¾ 髓は大きい。 また、 セメント に対して難の合計碰 が多いほど、 吸水量が大きい。 このため、 練 お'よび Ιϋ%が多いほど保水性成形体は 吸水性に優れる。

また、 サンプル （4)一（8) では 2 1 0分以降の吸水量が一定になっており、 ί ^性 成形体に水分が脑しているが、 サンプル （1 ) ― ( 3) では 2 4時間経ってもまだ吸水 量が増加し続け、 かつその ® _Κ量が少ないため、 サンプル （1 ) 一 （3 ) の内部における 第 1—第 5俯しの 性が悪い。 これにより、 »1¾の ¾および »|¾の機の合計体 積：セメントの碰が 4： 6 - 8 ： 2であることが好ましい。

ここで、 セメントの纖と纖の合計體との割合に関する 本の吸水性を調 ベたのと同時に、 セメントの種類に関する保水性成形体の吸水性も調べ、 この結果を図 1 8および図 1 9に示す。

この試験のサンプルについては、 ポルトランドセメントに代えてアルミ メント を用いた点 は上記と同様であり、 説明は省略する。 そのサンプル （9) における、 繊 維の合計 ίΦ¾ :セメントの龍は 7： 3であり、その割合はサンプル（7)と同じである。 また、 試 法も上記と同様であるため、 説明は省略する。

図 1 8および 1 9の測定結果によれば、 サンプル （9 ) の吸水量はサンプル （7) の 吸水量より低く、 力つ 2 4時間経過しても «量が増加し続けている。 このため、 アルミ ナセメントを用いた板状ブロックの内部における第 1、 第 2および第 5 ?Lは、 普通ポル トランドセメントを用いた板状プロックの内部における第 1、 第 2および第 5細孔に比べ て細いと考えられる。

次に、 セメントの體と瞧の合計側との割合に関して縣性成形体の表面 上昇 抑制効果を調べ、 その結果を図 2 0および図 2 1に示す。 なお、 この試験を 2日間行い、 1日目の試験結果を図 2 0に示し、 2日目の試験結果を図 2 1に示す。

表面 上腳制効果の試験のサンプルについては、 上記吸水性の試験と同じサンプル を用いた。 ,

この言微では、 測定を始める前に、 まず各サンプルを 1 2時間水に浸潰してサンプルの 中に水分を,させてから、 測定第 1日目に各サンプルにハロゲンランプを照射し、 サン プルの表面謎を測定した。 そして、 サンプルに水分を与えずに引き続き、 測定第 2日目 のサンプルの表面髓を測定した。 なお、 サンプルの表面におけるハロゲンランプの照射 量が 1 3 0 0 Wになるように統一した。 '

図 2 0および ¾ 2 1の測定結果によれば、 セメントの碰に対する難の合計 ί機が多 いほど、 サンプルの继が低ぐ かつ sの低い状態が長時間膽されるため、 m is よび繊纖が多いほど保水性成形体は蒸発性および表面温度上昇抑制効果に優れる。 なか でも、 難の合計籠：セメント ©#^^4 : 6— 8 : 2であることが好ましい。

このサンプルの Sが低いのは、 板状ブロックの中に保持される水分量が多いため、 多 くの水分が 発して ί¾Κ性成形体の が低下したからである。 また、 麻性成形体の温 度上昇が長時間にわたって抑えられたのは、 板状ブロックの中の第 1、 第 2および第 5細 孔の が良ぐ水分が表面へ速やかに移動して長時間にわたって蒸発したからである。 ここで、 セメントの繊と纖の合計籠との割合に関する »'«形体の表面^ g上 棚制効果を調べたのと同時に、 セメントの種類に関する 性成赚の表面 上翻 制効果も調べ、 この糸吉果を図 2 0および図 2 1に示す。

面 2 0および 2 1の測定結果によれば、サンプル（ 9 )の はサンプル（ 1 )一（ 8 ) の全ての? ISより低い。 このため、 この測定条件の範囲ではアルミナセメントが ポル トランドセメントに比べて表面 上聽制効果に優れる。

次に、 fcK†^形体の表面雕上腳制性能を調べ、 その結果を図 2 2に示す。

このサンプルについて、 実施例には上記サンプル （7) と同様の ί¾7性成形体を用い、 比翻 ( 1 ) にはアクア F S (B^mm) を用いた。 また、 この纖では、 上記表面温 度上删制効果纖と同様に測定した。 図 2 2の測定結果によれば、 実施例の は比翻 ( 1 ) の！ ^に比べて常に低い。 ま た、 雄例の議は 1 2 05»i以降ほぼ一定であるが、 比翻 ( 1 ) の灘 «Β#間の経 過とともに上昇し、 実施例の猶と比翻 ( 1 ) の との差 間の とともに大き くなり、 3 6 0 iffii後に〖¾¾ 2 6度の になつた。 この結果、 実施例の表面 S上 »制性能が非常に優れることがわかる。

次に、 上記全ての表面 上腳制 と別の方法でfcR性成形体の表面^ S上聽制 性能を調べ、 その結果を図 2 3に示す。

このサンプルについて、 実施例にはスラブ板の上を上記サンプル （7 ) と同様の 性 成形体で被覆したものを用い、 比較例 ( 2) にはスラブ板の上を高さ： 1 5 0mmの芝で 被覆したものを用い、比較例 ( 3)にはスラブ板、高さ： 4 0mmのポリスチレンポード、 およびスラブ板を重ねたものを用いた。 そして、 縦およ tJTOU mで高さが 0. 5mの木 製の箱を 3つ用意し、 各箱の上に実施例、 比較例 ( 2) および比較例 ( 3) を載せた。 な お、 スラブ板の縦おょ纖は l mであって、 高さは 5 0讓である。 また、 比翻 ( 3 ) は都市再生漏で規定されている屋上赚材に相当する。

試験では、 測定を始める前に、 各サンプルに水分を供給し脑させてから、 翻の藤 に放置し、 各サンフ 1/¾面から箱の上側板の内彻俵面への熱量の流れを求めた。 この熱流 はセ: /I HF P O l (HUK S E F LUX權） および、 ®£計 DATA— M I N I 3 6 4 5 (日置電機製） で測定した。 なお、 この測定日の屋外の日射量を図 2 4に示す。 図 2 3の測 果によれば、 比翻 ( 2) および比糊 ( 3) ともに熱量はプラスであ るため、 サンプルの表面で受けた熱がサンプルを通して箱の内側へ流れている。 これに対 して、 実施例の熱量はマイナスであるため、 箱の内側の熱がサンプルを通してサンプルの 表面から外へ流れている。 この結果、 ^例は下側にある熱を奪い外へ排出することがで き、 非常に優れた表面醒上翻制性能を有していることがわかる。 また、 建物や道路な どを ^形体で覆えば、 建物 路などの難を抑制することが きるため、 ί¾Κ性 成形体はヒ一トァイランド現象の緩 に つ。

次に、 上記全ての表面 S上删制纖と別の方法で feK性成形体の表面 上娜制 性能を調べ、 その結果を図 2 5に示す。

このサンプルについて、比翻（4)にはスーパー八ウス（株式会社ナガワ $5)を用い、 実施例には上記 ®/性 Ϊ纖のサンカレ（ 7 )と同様の 性成形体を屋根上に敷き詰めた、 比較例 （4) と同じタイプのスーパー八ウスを用いた。 なお、 スーパー八ウスの屋根は力 ラ一鉄板で形成され この屋根の大きさ【纖 1 8 0 0匪で横 3 6 0 0匪であり、 ス一 パ一ハウスの中にはェアコンが設置されている。

試験では、 エアコンの魅を 2 8 に設定し、 各サンプルのスーパーハウスの屋根およ び室内の献をそれぞ ^定した。 なお、 この測定日の の日射量を図 2 6に示す。 図 2 5の測定結果によれば、 比較例 (4) の屋根の温度は 8—1 8時の間で気温より高 く、 最高温度は 6 2でまで達した。 これに対し、 実施例の屋根の は一日を通して より低ぐ 最高髓は 3 5 髓であった。 この結果、 実施例は優れた表面 上謂制 性能は有するだけでなぐ 屋根の Μ¾が より低いことにより、 大気を冷却する機能も 有する。

また、 雄例および比翻 （4) ともに室内の はエアコンで調整されているため、 ほぼ同じ温度を示している。 しかしながら、 エアコンの消費電力量 （kWhZ日） を調べ ると、 実施例の消龍力量は 2. 9 (kWhZ日） であるのに対し、 比翻 （4) の消費 電力量は 4. 1 (kWh /日） であった。 このため、 スーパーハウスの屋根を実施例の保 水性成形体で覆うことにより、 消費電力量が 2 9. 3 %も削減することが き、 実施例の '1械形体は省エネにも役立つことがわかる。 また、 ヒートアイランド現象による温暖 化で空調麵が増え、 その空調お でヒートアイランド現象が に進行しているが、 feK 性成形体により消費電力量の削減、 つまり空調使用および空調お の抑制ができ、 ヒート アイランド現象の^) I環を抑えることが きる。

上記の図 2 3および 2 5の測定結果に示すとおり、 実施例力優れた表面 ffi上删制 効果を発 jftることがわかつたことにより、 冬期に実施例が冷えすぎることが懸念される ため、 棚における麻性形成体の表面髓を測定した。 その結果を図 2 7に示す。 . このサンプルについて図 2 3の と同じサンプルを用いた。 また、 方法について も図 2 3の試^ ^法と同様であるが、 図 2 3では各サンフほ面から箱の上側板の内側表 面への熱量の流れを求めたのに対し、 図 2 7では各サンプルの箱の上側板の内側表面謎 を測定した。 なお、 この測定日の跳の日射量を図 2 8に示す。

図 2 7の測定結果によれば、 実施例の平均继は、 の平均 ffiおよび比翻 (2) の平均温度と同程度であるため、 冬期でも実施例が冷えすぎないことがわかった。

また、 棚における雄例の表面離上膽制性能については、 雄例の平均難が、 に表面 ¾上 ^制効果が いとされる比翻 (2) の芝と同继であり、 かつ比 翻 (3) の平均灘に比べてかなり低いため、 冬期においても実施例カ襬れた表面 S 上昇抑制効果を発揮することがわかる。

次に、セメントの籠と難の合計髓との割合に関して 性成形体の feK性を調べ、 その結果を図 2 9に示す。

この試験のサンプルには、図 1 8および 1 9の吸水性の試験と同じサンプルを用いた。 p F l . 8の水分量の測定には、 多容 *±壌 p F測定器 D I K- 3 4 2 0 (^：起理科工業 およびデジタル自動圧力調節器 D I K- 9 2 1 1 起理科工業柳 を使用し、 P F 3の水分量の測定には、 遠' ί ϋ 5 0 Α— I VD ( 間製 ί憎) を使用した。

図 2 9の測定結果によれば、 全てのサンプルにおいて p F Oから p F l . 8までの間で 7分量がほとんど減少していない。 具体的には、 p F 1. 8の水分量から p F 0の水分量 を引いた値は、 サンプル （3) — ( 5) で 0 (gZ l O O c c ) であり、 サンプル （2) で 4. 2 (g/100 c c) であり、 サンプル （9) で 13. 7 (g/100 c c) であ つた。 この水分量の差がない、 または非常に少ないことにより、 各サンプルに麟された 水分の内で重力水の割合が少なく、 性成形体が優れた ί¾Κ性を ることがわかる。 また、 ロックウールの pF 1. 5以下の水分が口ックウールに ί¾寺された水分の 65〜 8 5 %であるため、 ロックウールに比べて ί¾Κ性成形体は ί¾Κ性に優れている。

また、 pF 3以下の水分量が pFOの水分量に対して占める割合は、 サンプル（3) が 91 (%), サンプル（4) が 76 (%)、 サンプル（5) が 70 (%)、 サンプル（6) が 61 (%)、 サンプル （7) が 51 (%), サンプル （9) が 39 (%) である。 この水分 は毛管水として作用することにより、 保水性成形体は内部に多くの毛細管部分を有してい ることがわかる。

この発明が詳細に説明され図示されたが、 それは単なる図解および^ として用いたも のであり、 限定であると解されるべきではないことは明らかであり、 この発明の精神およ び範囲は謝されたクレームの によってのみ P腕される。

Claims

請求の範囲

1 ·セメントを硬化させたセメントゲルによって作られかつ表面を fる板状ブロック、 前記板状プロックの中に形成される貯水部分、

前言 状ブロックの中に形成され 嫌己貯水部分から前識面に延びる棚管部分、 お よび

前賺状ブロックの中に形成され 嫌己貯水部分から前 ΐ3¾面に延び、 かつ嫌己 ¾Μ管 部分より太い ¾Κし部分を備える、 形体。

2. 編己表面《ϋτΚ性表面を含む、 請求項 1記載の 性成形体。

3. 前言 性表面は、 { 钭する平坦面で形成される凹凸を含む、 請求項 2記載の Ife性 成形体。

4. 嫌己棚管部分は、 前記表面に向かうに伴い細くなる径を有する、 請求項 1記載の保 水性成形体。

5. 嫌己板状ブロックの中に設けられ、 内部空間を有する、 細長い瞧の »合物をさ らに備え、

前記棚管部分は、嫌己細長い難と前記セメントゲルとの間に形成される空隙を含み、 前記貯水部分は、 前言 合物の Ml己内部空間を含み、

前言 2®水孔部分は、 隣接する前記^^合物の間に形成される空隙を含む、 '請求項 2な いし 4のいずれかに記載の «性成形体。

6. 前記細長い難と前記セメントゲルとの間に形成される空隙は、 隣接する前記細長い 隱の間に形成される空隙より細い、 請求項 5記載の 形体。

7. 前記板状ブロックの中に設けられ 内部空間を有する、 細長い纖の mm合物、 お よび

前記板状ブロックの中に設けられ 内部に紐しを有する、 多孔質体をさらに備え、 前記棚管部分は、嫌己細長い纖と前記セメントゲルとの間に形成される空隙を含み、 前記貯水部分は、 前記多孔質体の前言珊しを含み、

前言 S1水孔部分は、 隣接する前記多子 体の間に形成される空隙を含む、 請求項 2ない し 4のいずれかに記載の

8. 嫌己細長レゝ■と嫌己セメントゲルとの間に形成される空隙は、 前記多孔質物体の前 記俯しより細い、 請求項 7記載の 形体。

9.嫌纖纖合物の"^が嫌己表面に露出する、請求項 6または 8記載の «性成形体。

1 0. 前言 合物は、 前翻長ぃ赚が 長く集合された IH¾ および前記細長い 繊隹が丸められて集合された ϋ!¾の少なくともいずれか一方を含む、 請求項 9記載の保 水性成形体。

1 1. 前讓長い灘はロックウーリレを含む、 請求項 5な! し 1 0のいずれかに記載の保 水性成形体。

1 2. 前記細長い繊維はセルロース繊雜を含む、 請求項 5ないし 1 0のいずれかに記載の 縣 '[4«ί本。

1 3. 前記セメントは、 樹脂、 ポルトランドセメント、 アルミナセメントおよびホワイト セメントからなる群より選択される少なくとも 1つを含む、 請求項 1ないし 1 2のいずれ かに記載の ί¾性成形体。

1 4. (a)セメントおよび!^合物を混ぜ合わせ、 上部開口の型に入れるステップ、 およ び .

(b)嫌 Sセメントを硬化させて板状プロックを形成し、前記型から取り出すステツプを備 える、 «性成形体の^ i方法。

1 5. Ιίίΐ己ステップ (a)は、 （al)前記セメントに上方から加圧し、 前記板状ブロックの上面 を平らにするステップを含む、 請求項 1 4記載の保水性成形体の製造方法。

1 6. 前記ステップ (b)は、 （bl)前記板状ブロックの上面を切削し、 その上面を凹凸を有す る表面として形成するステップを含む、 請求項 1 4または 1 5記載の保水性成形体の製造 方法。