明 細 書
ピリジン誘導体を含有する抗真菌剤
技術分野
[0001] 本発明は、ピリジン誘導体を含有する新規な抗真菌剤に関する。
背景技術
[0002] 近年、高度な化学療法等による免疫機能の低下した患者や高齢者が増カロして!/、る ため、 日和見感染の対策は益々重要性を増してきている。異なる弱毒菌による日和 見感染が次々と起こっている事実が示すように、患者の抵抗力が低下するような基礎 疾患がある限り感染症の問題は後を絶たない。従って、近い将来確実に訪れる高齢 化社会においては、耐性菌の問題を含めた新たな感染症対策が重要な課題の一つ となることが見込まれて 、る。
[0003] 抗真菌剤の分野では、従来、例えば深在性の真菌症の治療にはポリェン系のアム ホテリシン Bゃァゾール系のフルコナゾール、イトラコナゾール、ボリコナゾール等が 開発されてきた。すでに上巿されて ヽる既存薬には類似したメカニズムの薬剤が多く 、現在ではァゾール耐性菌等の出現が問題となって!/ヽる。
[0004] 近年、新規メカニズムの 1 , 3— |8—グルカン合成酵素阻害剤として天然物由来の 環状へキサペプチド型のカスポファンジンやミカファンジン等が開発されてきているが 、これらの薬剤には注射剤しかないことから、抗真菌剤としてはまだ充分ではない。
[0005] このように既存の抗真菌剤では充分とはいえない状況にあり、新規なメカニズムに 基づく安全性の高い薬剤の開発が切望されている。
[0006] 力かる新規なメカニズムに基づく抗真菌剤に関する先行技術として、特許文献 1が ある。特許文献 1には、 GPI (glycosylphosphatidylinositol)アンカー蛋白質の細胞壁 への輸送過程を阻害することで細胞壁表層蛋白質の発現を阻害し、細胞壁 assembly を阻害するとともに真菌が細胞へ付着するのを阻害して、病原体が病原性を発揮で きないようにすることにより、感染症の発症、進展、持続に対して効果を示すピリジン 誘導体が記載されている。しかしながら、特許文献 1に開示されている化合物群は 2 一べンジルピリジンを共通構造として有しており、本発明に係る化合物とは構造上明
らかに異なっている。さらに、特許文献 1に開示されている化合物群は in vitroにお V、て活性を示すものの、体内で容易に代謝を受ける等の問題点を抱えて 、る。
[0007] ところで、本発明に係るピリジン誘導体 (I)に構造上最も近似する先行技術として、 特許文献 2ないし 8がある。特許文献 2には、農薬とくに殺虫剤、ダニ駆除剤または線 虫撲滅剤としての効果を有する N—(4 ピリジル)カルボキサミド誘導体が記載され ており、特許文献 3ないし 6には、ホスホジエステラーゼ 4 (PDE4)阻害作用を有する 2 ァリールォキシニコチンアミド誘導体が記載されており、特許文献 7には、カンナ ピノイド受容体調節作用を有する 6—(ァリールァミノ)ニコチンアミド誘導体が記載さ れており、特許文献 8には、 Na+/Ca2+交換体阻害作用を有する 6— (ァリールォキシ )ニコチンアミド誘導体が記載されている。し力しながら、特許文献 2ないし 8には、本 発明に係る化合物は記載されておらず、また、特許文献 2ないし 8に開示された化合 物の、ヒト真菌症において一般的な菌種であるカンジダ、ァスペルギルス、タリプトコッ カス等に対する抗真菌作用は一切開示されて 、な 、。
[0008] 特許文献 1:国際公開第 02Z04626号パンフレット
特許文献 2 :米国特許第 5852042号明細書
特許文献 3:欧州特許出願公開第 1229034号明細書
特許文献 4:国際公開第 02Z060875号パンフレット
特許文献 5:国際公開第 02Z060896号パンフレット
特許文献 6:国際公開第 03Z068232号パンフレット
特許文献 7:国際公開第 2004Z029027号パンフレット
特許文献 8:国際公開第 2004Z000813号パンフレット
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0009] 本発明の目的は、従来の抗真菌剤にはない優れた抗真菌作用を有し、物性、安全 性および代謝的安定性の面でも優れた抗真菌剤を提供することにある。
課題を解決するための手段
[0010] 本発明者らは、上記事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、下記式 (I)
[0012] で表される、アミドメチレンをリンカ一として 2—アミノビリジン環および二環式複素環 式基が結合していることを化学構造上の特徴とする新規なピリジン誘導体を合成する ことに成功し、これらの化合物が優れた抗真菌作用を有することを見出し、本発明を 兀成し 7こ。
[0013] すなわち、本発明は
〔 1〕:下式 (I)で表される化合物もしくはその塩またはそれらの水和物;
[0014] [化 2]
[0015] [式中、 Xは、酸素原子、硫黄原子または— NH—を意味し、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、シァノ基、アミノ基、または置換基群 aより選択される 任意の基を意味し、
R2および R3は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、または置換基群 c より選択される任意の基を意味する。ただし、 R2および R3が同時に水素原子である場 合を除く。
(置換基群 a)
C アルキル基、 C ァルケ-ル基、 C アルキ-ル基、 C シクロアルキル基、 C シ
1-6 2-6 2-6 3-8 3-8 クロアルキル c アルキル基、 C アルコキシ基、 C ァルケ-ルォキシ基、 C アル
1-6 1-6 2-6 2-6 キ-ルォキシ基、 c シクロアルコキシ基、 C シクロアルキル C アルコキシ基、 C
アルキルチオ基、 C シクロアルキル C アルキルチオ基、モノー C アルキルアミノ
3-8 1-6 1-6
基、モノー C ァルケ-ルァミノ基、モノー C アルキ-ルァミノ基、モノー C シクロア
2-6 2-6 3-8 ルキルアミノ基、モノー C シクロアルキル C アルキルアミノ基、ジ C アルキルァ
3-8 1-6 1-6 ミノ基、 C アルキルカルボ-ル基、および C アルコキシ C アルキル基
1-6 1-6 1-6
ただし、置換基群 aに記載の各基は、以下の置換基群 bより選択される任意の基を 1 な!、し 3個有して!/、てもよ!/、。
(置換基群 b)
ハロゲン原子、水酸基、メルカプト基、シァノ基、 C アルキル基、 C ァリール基、 5
1-6 6-10
〜10員へテロ環式基、 C アルコキシ基、およびアミノスルホニル基
1-6
(置換基群 C)
C アルキル基、 C アルケニル基、 C アルキニル基、 C シクロアルキル C アル
1-6 2-6 2-6 3-8 1-6 キル基、 C ァリール C アルキル基、 5〜10員へテロ環じ アルキル基、 C アルコ
6-10 1-6 1-6 1-6 キシ基、 C ァルケ-ルォキシ基、 C アルキ-ルォキシ基、 C ァリールォキシ基、
2-6 2-6 6-10
C シクロアルキル C アルコキシ基、 C ァリール C アルコキシ基、 C ァリール
3-8 1-6 6-10 1-6 6-10 ォキシ C アルコキシ基、 5〜10員へテロ環じ アルコキシ基、 C アルコキシ C ァ
1-6 1-6 1-6 1-6 ルコキシ基、モノー C ァリールアミノ基、モノー C ァリール C アルキルアミノ基、
6-10 6-10 1-6
C ァリールォキシ C アルキル基、 C アルコキシ C アルキル基、および 5〜 10員
6-10 1-6 1-6 1-6
ヘテロ環ォキシ C アルキル基
1-6
ただし、置換基群 cに記載の各基は、ハロゲン原子、 C アルキル基および C アル
1-6 1-6 コキシ基力もなる群力も選ばれる基を 1な 、し 3個有して 、てもよ 、。 ]
[0016] [2] : R1が水素原子、アミノ基、または C アルコキシ C アルキル基である [1]に記
1-6 1-6
載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物;
[0017] [3]: R1が水素原子、アミノ基、またはメトキシメチル基である [1]に記載の化合物も しくはその塩またはそれらの水和物;
[0018] [4] : R2および R3が、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、または置換基群 c—
1より選択される任意の基である [1]な 、し [3]の 、ずれか 1に記載の化合物もしくは その塩またはそれらの水和物;
[ (置換基群 c 1)
C アルキル基、 C ァリール C アルキル基、 C アルコキシ基、 C ァルケ-ルォ
1-6 6-10 1-6 1-6 2-6
キシ基、 C アルキ-ルォキシ基、 C ァリールォキシ基、 C シクロアルキル C ァ
2-6 6-10 3-8 1-6 ルコキシ基、 c ァリール C アルコキシ基、 C ァリールォキシ C アルコキシ基、 5
6-10 1-6 6-10 1-6
〜10員へテロ環 C アルコキシ基、 C アルコキシ C アルコキシ基、および C アル
1-6 1-6 1-6 1-6 コキシ C アルキル基
1-6
ただし、置換基群 c—1に記載の各基は、ハロゲン原子、 C アルキル基および C ァ
1-6 1-6 ルコキシ基カもなる群力も選ばれる基を 1な 、し 3個有して 、てもよ 、。 ]
[0019] [5] : R2および R3が、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、または置換基群 c— 2より選択される任意の基である [1]な 、し [3]の 、ずれか 1に記載の化合物もしくは その塩またはそれらの水和物;
[ (置換基群 C— 2)
ブチル基、ベンジル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチル ォキシ基、イソブトキシ基、 4 メチルブトキシ基、 2 メチルブトキシ基、 2, 2 ジメチ ルプロポキシ基、ァリルォキシ基、 3—メチルーブト 2 ェ-ルォキシ基、ブト 2— ェ-ルォキシ基、プロプー 2—ィ-ルォキシ基、ブト 2—ィ-ルォキシ基、フエノキシ 基、シクロプロピルメトキシ基、フエノキシエトキシ基、ベンジルォキシ基、 2—フルォロ 一べンジルォキシ基、 3—フルオローべンジルォキシ基、 4 フルオローベンジルォ キシ基、 2—クロローべンジルォキシ基、テトラヒドロピラン 2—ィルメトキシ基、 2—ピ リジルメトキシ基、 3—ピリジルメトキシ基、 4 ピリジルメトキシ基、メトキシェトキシ基、 エトキシエトキシ基、メトキシメチル基、およびエトキシメチル基]
[0020] [6]: R2および R3の 、ずれか一方のみが水素原子である [4]または [5]に記載の化 合物もしくはその塩またはそれらの水和物;
[0021] [7] : R1の結合位置が下式 (Π)の部分構造で表される位置である [1]ないし [6]の V、ずれか 1に記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物;
[0023] [8] : R2および R3の結合位置が下式 (ΠΙ)の部分構造で表される位置である [1]な いし [7]の 、ずれか 1に記載の化合物もしくはその塩またはそれらの水和物;
[0024] [化 4]
[0025] [9] : Xが酸素原子である [1]ないし [8]に記載の化合物もしくはその塩またはそれ らの水和物;
[0026] [10] : 以下の化合物力 なる群力 選ばれる一の化合物もしくはその塩またはそれ らの水和物;
[0027] [化 5]
[0028] [11] : [1]ないし [10]のいずれか 1に記載の化合物もしくはその塩またはそれらの 水和物を含有する医薬組成物;
[0029] [12] : [1]ないし [10]のいずれか 1に記載の化合物もしくはその塩またはそれらの 水和物を含有する医薬;
[0030] [13] : [1]ないし [10]のいずれか 1に記載の化合物もしくはその塩またはそれらの 水和物を有効成分とする抗真菌剤;
[0031] [14] : [1]ないし [10]のいずれか 1に記載の化合物もしくはその塩またはそれらの 水和物の薬理学的有効量を投与して、真菌感染症を予防および Zまたは治療する 方法;
[0032] [15] : 抗真菌剤の製造のための [1]ないし [10]のいずれか 1に記載の化合物もし くはその塩またはそれらの水和物の使用
を提供するものである。
発明の効果
[0033] 本発明に係るピリジン誘導体 (I)もしくはその塩またはそれらの水和物は、 1)細胞 壁表層蛋白質の発現を阻害し、細胞壁 assemblyを阻害するとともに真菌が細胞へ付 着するのを阻害して、病原体が病原性を発揮できないようにすることにより、感染症の 発症、進展、持続に対して効果を示し、さらに、 2)物性、安全性および代謝的安定性 の面でも優れており、真菌感染症の予防または治療剤として極めて有用である。 発明を実施するための最良の形態
[0034] 以下に、本明細書において記載する記号、用語等の定義、本発明の実施の形態 等を示して、本発明を詳細に説明する。
[0035] 本明細書中にお!、ては、化合物の構造式が便宜上一定の異性体を表すことがある 力 本発明には化合物の構造上生じ得るすべての幾何異性体、不斉炭素に基づく 光学異性体、立体異性体、回転異性体、互変異性体等の異性体および異性体混合 物を含み、便宜上の式の記載に限定されるものではなぐいずれか一方の異性体で も混合物でもよい。したがって、本発明の化合物には、分子内に不斉炭素原子を有 し光学活性体およびラセミ体が存在することがありうるが、本発明においては限定さ れず、いずれもが含まれる。また、結晶多形が存在することもあるが同様に限定され ず、いずれかの単一の結晶形であっても二以上の結晶形力 なる混合物であっても よい。そして、本発明に係る化合物には無水物と水和物等の溶媒和物とが包含され る。
[0036] また、本発明に係る化合物が生体内で酸化、還元、加水分解、抱合等の代謝を受 けて生じる化合物 (いわゆる代謝物)、生体内で酸化、還元、加水分解、抱合等の代 謝を受けて本発明に係る化合物を生成する化合物 ( 、わゆるプロドラッグ)も本発明 の範囲に包含される。
[0037] 本明細書において使用する「C アルキル基」とは、炭素数 1〜6個の脂肪族炭化
1-6
水素から任意の水素原子を 1個除いて誘導される一価の基である、炭素数 1〜6個の 直鎖状または分枝鎖状のアルキル基を意味し、具体的には例えば、メチル基、ェチ ル基、 n—プロピル基、イソプロピル基、 n—ブチル基、イソブチル基、 sec—ブチル基 、 tert—ブチル基、 n—ペンチル基、イソペンチル基、 sec—ペンチル基、ネオペンチ ノレ基、 1—メチノレブチノレ基、 2—メチノレブチノレ基、 1, 1—ジメチノレプロピノレ基、 1, 2-
ジメチルプロピル基、 n—へキシル基、イソへキシル基、 1ーメチルペンチル基、 2—メ チルペンチル基、 3—メチルペンチル基、 1, 1ージメチルブチル基、 1, 2 ジメチル ブチル基、 2, 2 ジメチルブチル基、 1, 3 ジメチルブチル基、 2, 3 ジメチルブチ ル基、 3, 3 ジメチルブチル基、 1—ェチルブチル基、 2 ェチルブチル基、 1, 1, 2 —トリメチルプロピル基、 1, 2, 2—トリメチルプロピル基、 1—ェチル—1—メチルプロ ピル基、 1ーェチルー 2—メチルプロピル基等が挙げられ、好ましくはメチル基、ェチ ル基、 n プロピル基、イソプロピル基、 n ブチル基、イソブチル基、 sec ブチル基 、 tert ブチル基等である。
[0038] 本明細書において使用する「C アルケニル基」とは、二重結合を 1〜2個含んでい
2-6
てもよ!、炭素数 2〜6個の直鎖状または分枝鎖状のアルケニル基を意味し、具体的 には例えば、エテュル基、 1 プロべ-ル基、 2—プロべ-ル基、 1ーブテュル基、 2 ーブテュル基、 3 ブテュル基、 2—メチルー 1—プロべ-ル基、ペンテ-ル基、 3— メチルー 2—ブテニル基、へキセ-ル基、へキサンジェニル基等が挙げられ、好まし くはエテュル基、 1—プロべ-ル基、 2—プロべ-ル基、 1ーブテュル基、 2—ブテ- ル基、 3 ブテュル基、 2—メチルー 1 プロべ-ル基、 3—メチルー 2 ブテュル基 等である。
[0039] 本明細書において使用する「C アルキ-ル基」とは、三重結合を 1〜2個含んでい
2- 6
てもよ 、炭素数 2〜6個の直鎖状または分枝鎖状のアルキニル基を意味し、具体的 には例えば、ェチュル基、 1 プロピ-ル基、 2—プロピ-ル基、 1ーブチュル基、 2 ーブチニル基、 3—プチ-ル基、ペンチ-ル基、へキシュル基、へキサンジィ -ル基 等が挙げられ、好ましくはェチニル基、 1 プロピ-ル基、 2—プロピニル基、 1ーブ チュル基、 2 プチ-ル基、 3 プチ-ル基等である。
[0040] 本明細書において使用する「C シクロアルキル基」とは、炭素数 3〜8個の環状の
3- 8
脂肪族炭化水素基を意味し、具体的には例えば、シクロプロピル基、シクロブチル基 、シクロペンチル基、シクロへキシル基、シクロへプチル基、シクロォクチル基等が挙 げられ、好ましくはシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロへキ シル基等である。
[0041] 本明細書において使用する「C アルコキシ基」とは、前記定義「C アルキル基」
の末端に酸素原子が結合した基であることを意味し、具体的には例えば、メトキシ基
、エトキシ基、 n プロポキシ基、イソプロポキシ基、 n ブトキシ基、イソブトキシ基、 s ec ブトキシ基、 tert ブトキシ基、 n ペンチルォキシ基、イソペンチルォキシ基、 s ec ペンチルォキシ基、ネオペンチルォキシ基、 1 メチルブトキシ基、 2—メチルブ トキシ基、 1, 1ージメチルプロポキシ基、 1, 2—ジメチルプロポキシ基、 n キシル ォキシ基、イソへキシルォキシ基、 1ーメチルペンチルォキシ基、 2—メチルペンチル ォキシ基、 3—メチルペンチルォキシ基、 1, 1ージメチルブトキシ基、 1, 2 ジメチル ブトキシ基、 2, 2 ジメチルブトキシ基、 1, 3 ジメチルブトキシ基、 2, 3 ジメチル ブトキシ基、 3, 3 ジメチルブトキシ基、 1 ェチルブトキシ基、 2 ェチルブトキシ基 1, 1, 2—トリメチルプロポキシ基、 1, 2, 2—トリメチルプロポキシ基、 1—ェチル一 1 メチルプロポキシ基、 1ーェチルー 2—メチルプロポキシ基等が挙げられ、好まし くはメトキシ基、エトキシ基、 n—プロポキシ基、イソプロポキシ基、 n—ブトキシ基、イソ ブトキシ基、 sec ブトキシ基、 tert ブトキシ基等である。
本明細書において使用する「C アルキルチオ基」とは、前記定義「C アルキル基
1-6 1-6
」の末端に硫黄原子が結合した基であることを意味し、具体的には例えば、メチルチ ォ基、ェチルチオ基、 n プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、 n—ブチルチオ基、 イソブチルチオ基、 sec ブチルチオ基、 tert—ブチルチオ基、 n ペンチルチオ基 、イソペンチルチオ基、 sec ペンチルチオ基、ネオペンチルチオ基、 1ーメチルブチ ルチオ基、 2—メチルブチルチオ基、 1, 1ージメチルプロピルチオ基、 1, 2—ジメチ ルプロピルチオ基、 n キシルチオ基、イソへキシルチオ基、 1ーメチルペンチルチ ォ基、 2 メチルペンチルチオ基、 3 メチルペンチルチオ基、 1, 1 ジメチルブチ ルチオ基、 1, 2 ジメチルブチルチオ基、 2, 2 ジメチルブチルチオ基、 1, 3 ジメ チルブチルチオ基、 2, 3 ジメチルブチルチオ基、 3, 3 ジメチルブチルチオ基、 1 ーェチルブチルチオ基、 2—ェチルブチルチオ基、 1, 1, 2—トリメチルプロピルチオ 基、 1, 2, 2—トリメチルプロピルチオ基、 1ーェチルー 1 メチルプロピルチオ基、 1 ーェチルー 2—メチルプロピルチオ基等が挙げられ、好ましくはメチルチオ基、ェチ ルチオ基、 n プロピルチオ基、イソプロピルチオ基、 n—ブチルチオ基、イソブチル チォ基、 sec ブチルチオ基、 tert ブチルチオ基等である。
[0043] 本明細書において使用する「C アルキルカルボ-ル基」とは、前記定義「C アル
1- 6 1-6 キル基」の末端にカルボニル基が結合した基であることを意味し、具体的には例えば 、メチルカルボ-ル基、ェチルカルボ-ル基、 n プロピルカルボ-ル基、イソプロピ ルカルボニル基等が挙げられる。
[0044] 本明細書において使用する「C アルケニルォキシ基」とは、前記定義「C ァルケ
2- 6 2-6
-ル基」の末端に酸素原子が結合した基であることを意味し、具体的には例えば、ェ テュルォキシ基、 1 プロぺ-ルォキシ基、 2—プロぺ-ルォキシ基、 1ーブテ -ルォ キシ基、 2 ブテュルォキシ基、 3 ブテュルォキシ基、 2—メチルー 1 プロべ-ル ォキシ基、ペンテ-ルォキシ基、 3—メチルー 2 ブテュルォキシ基、へキセ -ルォ キシ基、へキサンジェ -ルォキシ基等が挙げられ、好ましくはェテニルォキシ基、 1 プロぺ-ルォキシ基、 2—プロぺ-ルォキシ基、 1ーブテュルォキシ基、 2—ブテュル ォキシ基、 3 ブテュルォキシ基、 2—メチルー 1 プロべ-ルォキシ基、 3 メチル 2—ブテニルォキシ基等である。
[0045] 本明細書において使用する「C アルキ-ルォキシ基」とは、前記定義「C アルキ
2- 6 2-6
-ル基」の末端に酸素原子が結合した基であることを意味し、具体的には例えば、ェ チュルォキシ基、 1 プロピ-ルォキシ基、 2—プロピ-ルォキシ基、 1ーブチニルォ キシ基、 2 ブチュルォキシ基、 3 ブチュルォキシ基、ペンチ-ルォキシ基、へキ シニルォキシ基、へキサンジィニルォキシ基等が挙げられ、好ましくはェチュルォキ シ基、 1 プロピ-ルォキシ基、 2—プロピ-ルォキシ基、 1ーブチュルォキシ基、 2— ブチニルォキシ基、 3—ブチニルォキシ基等である。
[0046] 本明細書において使用する「C シクロアルコキシ基」とは、前記定義「C シクロア
3- 8 3-8 ルキル基」の末端に酸素原子が結合した基であることを意味し、具体的には例えば、 シクロプロポキシ基、シクロブトキシ基、シクロペンチルォキシ基、シクロへキシルォキ シ基、シクロへプチルォキシ基、シクロォクチルォキシ基等が挙げられ、好ましくはシ クロプロポキシ基、シクロブトキシ基、シクロペンチルォキシ基、シクロへキシルォキシ 基等である。
[0047] 本明細書中において使用する「C シクロアルキル C アルキル基」とは、前記定義
3-8 1-6
「c アルキル基」中の任意の水素原子を、前記定義「c シクロアルキル基」で置換
した基を意味し、具体的には例えば、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基 、シクロペンチルメチル基、シクロへキシルメチル基、シクロプロピルェチル基、シクロ ブチルェチル基、シクロペンチルェチル基、シクロへキシルェチル基等が挙げられる
[0048] 本明細書中において使用する「C シクロアルキル C アルコキシ基」とは、前記定
3-8 1-6
義「c アルコキシ基」中の任意の水素原子を、前記定義「c シクロアルキル基」で
1-6 3-8
置換した基を意味し、具体的には例えば、シクロプロピルメトキシ基、シクロプチルメト キシ基、シクロペンチルメトキシ基、シクロへキシルメトキシ基、シクロプロピルエトキシ 基、シクロブチルエトキシ基、シクロペンチルェトキシ基、シクロへキシルエトキシ基等 が挙げられる。
[0049] 本明細書中にぉ 、て使用する「c シクロアルキル C アルキルチオ基」とは、前記
3-8 1-6
定義「c アルキルチオ基」中の任意の水素原子を、前記定義「c シクロアルキル
1-6 3-8 基」で置換した基を意味し、具体的には例えば、シクロプロピルメチルチオ基、シクロ ブチルメチルチオ基、シクロペンチルメチルチオ基、シクロへキシルメチルチオ基、シ クロプロピルェチルチオ基、シクロプチルェチルチオ基、シクロペンチルェチルチオ 基、シクロへキシルェチルチオ基等が挙げられる。
[0050] 本明細書において使用する「C ァリール基」とは、炭素数 6〜10の芳香族の炭化
6-10
水素環式基をいい、具体的には例えば、フエ-ル基、 1 ナフチル基、 2—ナフチル 基、インデニル基、ァズレニル基、ヘプタレニル基等が挙げられ、好ましくはフエ-ル 基、 1 ナフチル基、 2—ナフチル基等である。
[0051] 本明細書において使用する「C ァリールォキシ基」とは、前記定義の「C ァリー
6-10 6-10 ル基」の末端に酸素原子が結合した基であることを意味し、具体的には例えば、フエ ノキシ基、 1 ナフチルォキシ基、 2—ナフチルォキシ基、インデニルォキシ基、ァズ レニルォキシ基、ヘプタレ-ルォキシ基等が挙げられ、好ましくはフエノキシ基、 1 ナフチルォキシ基、 2—ナフチルォキシ基等である。
[0052] 本明細書中において使用する「C ァリール C アルキル基」とは、前記定義「C
6-10 1-6 1-6 アルキル基」中の任意の水素原子を、前記定義「c ァリール基」で置換した基を意
6-10
味し、具体的には例えば、ベンジル基、 1 ナフチルメチル基、 2—ナフチルメチル
基、フエネチル基、 1—ナフチルェチル基、 2 ナフチルェチル基、 3—フエ-ルー 1 プロピル基等が挙げられる。
[0053] 本明細書中において使用する「C ァリールォキシ C アルキル基」とは、前記定
6-10 1-6
義「c アルキル基」中の任意の水素原子を、前記定義「c ァリールォキシ基」で置
1-6 6-10
換した基を意味し、具体的には例えば、フエノキシメチル基、 1—ナフチルォキシメチ ル基、 2—ナフチルォキシメチル基、インデュルォキシメチル基、ァズレ -ルォキシメ チル基、ヘプタレ-ルォキシメチル基等が挙げられ、好ましくはフエノキシメチル基、 1 -ナフチルォキシメチル基、 2 -ナフチルォキシメチル基等である。
[0054] 本明細書中において使用する「C アルコキシ C アルキル基」とは、前記定義「C
1-6 1-6 1- アルキル基」中の任意の水素原子を、前記定義「c アルコキシ基」で置換した基を
6 1-6
意味し、具体的には例えば、メトキシメチル基、エトキシメチル基、 n—プロポキシメチ ル、メトキシェチル基、エトキシェチル基等が挙げられる。
[0055] 本明細書中において使用する「C アルコキシ C アルコキシ基」とは、前記定義「
1-6 1-6
C アルコキシ基」中の任意の水素原子を、前記定義「c アルコキシ基」で置換した
1-6 1-6
基を意味し、具体的には例えば、メトキシメトキシ基、エトキシメトキシ基、 n プロポキ シメトキシ基、メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、メトキシプロポキシ基等が挙げ られる。
[0056] 本明細書中において使用する「C ァリール C アルコキシ基」とは、前記定義「C
6-10 1-6 1- アルコキシ基」中の任意の水素原子を、前記定義「c ァリール基」で置換した基を
6 6-10
意味し、具体的には例えば、ベンジルォキシ基、 1 ナフチルメトキシ基、 2—ナフチ ルメトキシ基、フエネチルォキシ基、 1 ナフチルエトキシ基、 2—ナフチルエトキシ基 、 3 フエ-ルー 1 プロポキシ基等が挙げられる。
[0057] 本明細書中において使用する「C ァリールォキシ C アルコキシ基」とは、前記定
6-10 1-6
義「c アルコキシ基」中の任意の水素原子を、前記定義「c ァリールォキシ基」で
1-6 6-10
置換した基を意味し、具体的には例えば、フエノキシメトキシ基、 1—ナフチルォキシ メトキシ基、 2—ナフチルォキシメトキシ基、フエノキシエトキシ基、 1 ナフチルォキシ エトキシ基、 2 ナフチルォキシエトキシ基、 3 フエノキシ 1 プロポキシ基等が挙 げられる。
[0058] 本明細書中において使用する「モノー C アルキルアミノ基」とは、アミノ基中の 1個
1- 6
の水素原子を、前記定義「c アルキル基」で置換した基を意味し、具体的には例え
1-6
ば、メチルァミノ基、ェチルァミノ基、 n—プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、 n— ブチルァミノ基、イソブチルァミノ基、 sec ブチルァミノ基、 tert—ブチルァミノ基、 n ペンチルァミノ基、イソペンチルァミノ基、 sec ペンチルァミノ基、ネオペンチルァ ミノ基、 1ーメチルブチルァミノ基、 2—メチルブチルァミノ基、 1, 1ージメチルプロピル アミノ基、 1, 2—ジメチルプロピルアミノ基、 n—へキシルァミノ基、イソへキシルァミノ 基、 1ーメチルペンチルァミノ基、 2—メチルペンチルァミノ基、 3—メチルペンチルァ ミノ基、 1, 1ージメチルブチルァミノ基、 1, 2—ジメチルブチルァミノ基、 2, 2—ジメチ ルブチルァミノ基、 1, 3 ジメチルブチルァミノ基、 2, 3 ジメチルブチルァミノ基、 3 , 3 ジメチルブチルァミノ基、 1ーェチルブチルァミノ基、 2 ェチルブチルァミノ基 、 1, 1, 2—トリメチルプロピルアミノ基、 1, 2, 2—トリメチルプロピルアミノ基、 1—ェ チル一 1—メチルプロピルアミノ基、 1—ェチル 2—メチルプロピルアミノ基等が挙 げられ、好ましくはメチルァミノ基、ェチルァミノ基、 n—プロピルアミノ基、イソプロピル アミノ基、 n—ブチルァミノ基、イソブチルァミノ基、 sec ブチルァミノ基、 tert—ブチ ルァミノ基等である。
[0059] 本明細書中において使用する「モノー C アルケニルァミノ基」とは、アミノ基中の 1
2- 6
個の水素原子を、前記定義「c アルケニル基」で置換した基を意味し、具体的には
2-6
例えば、エテュルァミノ基、 1—プロべ-ルァミノ基、 2—プロべ-ルァミノ基、 1ーブテ -ルァミノ基、 2 ブテュルアミノ基、 3 ブテュルアミノ基、 2—メチルー 1—プロべ- ルァミノ基、ペンテ-ルァミノ基、 3—メチルー 2 ブテュルアミノ基、へキセ -ルァミノ 基、へキサンジェニルァミノ基等が挙げられ、好ましくはェテニルァミノ基、 1—プロべ -ルァミノ基、 2—プロべ-ルァミノ基、 1ーブテュルアミノ基、 2 ブテュルアミノ基、 3 ーブテュルアミノ基、 2—メチルー 1—プロべ-ルァミノ基、 3—メチルー 2 ブテュル アミノ基等である。
[0060] 本明細書中において使用する「モノー C アルキ-ルァミノ基」とは、アミノ基中の 1
2-6
個の水素原子を、前記定義「c アルキニル基」で置換した基を意味し、具体的には
2-6
例えば、ェチニルァミノ基、 1 プロピニルァミノ基、 2—プロピニルァミノ基、 1ーブチ
-ルァミノ基、 2—プチ-ルァミノ基、 3—プチ-ルァミノ基、ペンチ-ルァミノ基、へキ シニルァミノ基、へキサンジィ -ルァミノ基等が挙げられ、好ましくはェチュルアミノ基 、 1 プロピ-ルァミノ基、 2—プロピ-ルァミノ基、 1—プチ-ルァミノ基、 2—プチ- ルァミノ基、 3—プチ-ルァミノ基等である。
[0061] 本明細書中において使用する「モノー C シクロアルキルアミノ基」とは、アミノ基中
3-8
の 1個の水素原子を、前記定義「c シクロアルキル基」で置換した基を意味し、具体
3-8
的には例えば、シクロプロピルアミノ基、シクロブチルァミノ基、シクロペンチルァミノ基 、シクロへキシルァミノ基、シクロへプチルァミノ基、シクロォクチルァミノ基等が挙げら れ、好ましくはシクロプロピルアミノ基、シクロブチルァミノ基、シクロペンチルァミノ基 、シクロへキシルァミノ基等である。
[0062] 本明細書中において使用する「モノー C ァリールアミノ基」とは、アミノ基中の 1個
6-10
の水素原子を、前記定義「c ァリール基」で置換した基を意味し、具体的には例え
6-10
ば、フエ-ルァミノ基、 1—ナフチルァミノ基、 2—ナフチルァミノ基、インデュルァミノ 基、ァズレニルァミノ基、ヘプタレニルァミノ基等が挙げられ、好ましくはフエニルアミ ノ基、 1—ナフチルァミノ基、 2—ナフチルァミノ基等である。
[0063] 本明細書中において使用する「モノー C シクロアルキル C アルキルアミノ基」とは
3-8 1-6
、ァミノ基中の 1個の水素原子を、前記定義「C シクロアルキル C アルキル基」で
3-8 1-6
置換した基を意味し、具体的には例えば、シクロプロピルメチルァミノ基、シクロプチ ルメチルァミノ基、シクロペンチルメチルァミノ基、シクロへキシルメチルァミノ基、シク 口プロピルェチルァミノ基、シクロブチルェチルァミノ基、シクロペンチルェチルァミノ 基、シクロへキシルェチルァミノ基等が挙げられる。
[0064] 本明細書中において使用する「モノー C ァリール C アルキルアミノ基」とは、アミ
6-10 1-6
ノ基中の 1個の水素原子を、前記定義「C ァリール C アルキル基」で置換した基
6-10 1-6
を意味し、具体的には例えば、ベンジルァミノ基、 1—ナフチルメチルァミノ基、 2—ナ フチルメチルァミノ基、フエネチルァミノ基、 1 ナフチルェチルァミノ基、 2—ナフチ ルェチルァミノ基等が挙げられる。
[0065] 本明細書中において使用する「ジー C アルキルアミノ基」とは、アミノ基中の 2個の
1-6
水素原子を、それぞれ同一のまたは異なる、前記定義「C アルキル基」で置換した
基を意味し、具体的には例えば、 N, N ジメチルァミノ基、 N, N ジェチルァミノ基 、 N, N—ジ一 n—プロピルアミノ基、 N, N ジ一イソプロピルアミノ基、 N, N ジ一 n ーブチルァミノ基、 N, N ジ—イソブチルァミノ基、 N, N ジ— sec ブチルァミノ 基、 N, N—ジ—tert—ブチルァミノ基、 N ェチルー N—メチルァミノ基、 N—n—プ 口ピル一 N—メチルァミノ基、 N—イソプロピル一 N—メチルァミノ基、 N—n—ブチル N—メチルァミノ基、 N—イソブチルー N—メチルァミノ基、 N— sec ブチルー N —メチルァミノ基、 N— tert ブチル N—メチルァミノ基等が挙げられ、好ましくは N, N ジメチルァミノ基、 N, N ジェチルァミノ基、 N ェチル N—メチルァミノ 基等である。
[0066] 本明細書において使用する「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原 子またはヨウ素原子を意味し、好ましくはフッ素原子、塩素原子または臭素原子であ る。
[0067] 本明細書において使用する「ヘテロ原子」とは、窒素原子、硫黄原子または酸素原 子を意味する。
[0068] 本明細書において使用する「5〜10員へテロ環式基」とは、環を構成する原子の数 力 ないし 10であり、環を構成する原子中に 1から複数個のヘテロ原子を含有する芳 香族または非芳香族の環から任意の位置の水素原子を 1個除いて誘導される一価 の基を意味する。芳香族の「5〜10員へテロ環式基」として、具体的には例えば、フリ ル基 (例えば 2 フリル基、 3 フリル基等)、チェニル基 (例えば 2 チェ-ル基、 3 チェニル基等)、ピロリル基 (例えば 1 ピロリル基、 2 ピロリル基、 3 ピロリル基 等)、ピリジル基 (例えば 2 ピリジル基、 3 ピリジル基、 4 ピリジル基等)、ピラジュ ル基、ピリダジニル基 (例えば 3—ピリダジニル基、 4 ピリダジニル基等)、ピリミジ- ル基 (例えば 2 ピリミジニル基、 4 ピリミジニル基、 5 ピリミジニル基等)、トリアゾリ ル基 (例えば 1, 2, 3 トリァゾリル基、 1, 2, 4 トリァゾリル基等)、テトラゾリル基 (例 えば 1H—テトラゾリル基、 2H—テトラゾリル基等)、チアゾリル基 (例えば 2—チアゾリ ル基、 4 チアゾリル基、 5—チアゾリル基等)、ピラゾリル基 (例えば 3—ピラゾリル基 、 4 ピラゾリル基等)、ォキサゾリル基 (例えば 2—ォキサゾリル基、 4ーォキサゾリル 基、 5—ォキサゾリル基等)、イソォキサゾリル基 (例えば 3—イソォキサゾリル基、 4
イソォキサゾリル基、 5—イソォキサゾリル基等)、イソチアゾリル基 (例えば 3—イソチ ァゾリル基、 4 イソチアゾリル基、 5—イソチアゾリル基等)、キノリル基 (例えば 5—キ ノリル基、 6—キノリル基、 7—キノリル基、 8—キノリル基等)、イソキノリル基 (例えば 5 イソキノリル基、 6—イソキノリル基、 7—イソキノリル基、 8—イソキノリル基等)、ナフ チリジ-ル基 (例えば [1, 5]ナフチリジン 2—ィル基、 [1, 5]ナフチリジンー3—ィル 基、 [1, 8]ナフチリジン— 2—ィル基、 [1, 8]ナフチリジン— 3—ィル基等)、キノキサリ -ル基 (例えば 5—キノキサリニル基、 6—キノキサリニル基、 7—キノキサリニル基、 8 キノキサリニル基等)、シンノリ-ル基 (例えば 5—シンノリ-ル基、 6—シンノリ-ル 基、 7—シンノリ-ル基、 8—シンノリニル基等)、キナゾリニル基 (例えば 4ーキナゾリ ニル基、 5—キナゾリ-ル基、 6—キナゾリ-ル基、 7—キナゾリ-ル基、 8—キナゾリ- ル基等)、イミダゾピリジル基 (例えばイミダゾ [1, 2— a]ピリジン 6 ィル基等)、ベン ゾチアゾリル基(例えばべンゾチアゾール— 4—ィル基、ベンゾチアゾール— 5—ィル 基、ベンゾチアゾール—6—ィル基、ベンゾチアゾール—7—ィル基等)、ベンゾォキ サゾリル基(例えばべンゾォキサゾール 4 ィル基、ベンゾォキサゾール 5—ィル 基、ベンゾォキサゾールー 6—ィル基、ベンゾォキサゾールー 7—ィル基等)、ベンゾ イミダゾリル基(例えばべンゾイミダゾール 4 ィル基、ベンゾイミダゾール 5—ィ ル基、ベンゾイミダゾールー 6—ィル基、ベンゾイミダゾールー 7—ィル基等)、インドリ ル基(例えばインドールー 4ーィル基、インドールー 5—ィル基、インドールー 6—ィル 基、インドール— 7—ィル基等)、ピロ口ピリジル基 (例えば 1H ピロ口 [2, 3— b]ピリ ジンー5—ィル基、ピロ口 [3, 2—b]ピリジン 1 ィル基等)、チェノビリジル基 (例え ばチエノ [2, 3— b]ピリジン一 5—ィル基、チエノ [3, 2—b]ピリジン一 6—ィル基等)、 フロピリジル基(例えばフロ [2, 3— b]ピリジン一 5—ィル基、フロ [3, 2—b]ピリジン一 6—ィル基等)、 2, 3 ジヒドロ一 1H ピロ口 [2, 3— b]ピリジン一ン一 5—ィル基、ベ ンゾチアジアゾリノレ基(例えばベンゾ[ 1 , 2, 5]チアジアゾーノレ 5 イノレ基等)、ベンゾ ォキサジァゾリノレ基 (例えばべンゾ [1,2,5]ォキサジァゾ一ノレ 5—ィノレ基等)、ピリド ピリミジニル基 (例えばピリド [2, 3— d]ピリミジン— 4—ィル基等)、ベンゾフリル基 (例 えばベンゾフラン一 4—ィル基、ベンゾフラン一 5—ィル基、ベンゾフラン一 6—ィル基 、ベンゾフラン 7—ィル基等)、ベンゾチェ-ル基(例えばベンゾチォフェン 4ーィ
ル基、ベンゾチォフェン 5—ィル基、ベンゾチォフェン 6—ィル基、ベンゾチオフ ェン— 7—ィル基等)、ベンゾ [1, 3]ジォキソール基 (例えばべンゾ [1, 3]ジォキソー ルー 5 ィル基等)等が挙げられる。非芳香族の「5〜 10員へテロ環式基」として、具 体的には例えば、ピロリジ -ル基、ピベリジ-ル基、ホモピペリジニル基、ピぺラジュ ル基、ホモピペラジ-ル基、モルホリニル基、チオモルホリ-ル基、テトラヒドロフリル 基、テトラヒドロビラ-ル基等が挙げられる。
[0069] 本明細書において使用する「5〜: L0員へテロ環 C アルキル基」とは、前記定義「C
1-6
アルキル基」中の任意の水素原子を、前記定義「5〜 10員へテロ環式基」で置換し
1-6
た基を意味し、具体的には例えば、フリルメチル基、チェニルメチル基、ピロリルメチ ル基、ピリジルメチル基、トリァゾリルメチル基、テトラゾリルメチル基、チアゾリルメチ ル基、ピラゾリルメチル基、ォキサゾリルメチル基、ベンゾ [1, 3]ジォキソールメチル基 、テトラヒドロフリルメチル基、フリルェチル基、チェ-ルェチル基、ピロリルェチル基、 ピリジルェチル基、トリァゾリルェチル基、テトラゾリルェチル基、チアゾリルェチル基
、ピラゾリルェチル基、ォキサゾリルェチル基、ベンゾ [1, 3]ジォキソールェチル基、 テトラヒドロフリルェチル基等が挙げられる。
[0070] 本明細書において使用する「5〜: L0員へテロ環ォキシ基」とは、前記定義の「5〜1 0員へテロ環式基」の末端に酸素原子が結合した基であることを意味し、具体的には 例えば、フリルォキシ基、チェ-ルォキシ基、ピロリルォキシ基、ピリジルォキシ基、ト リアゾリルォキシ基、テトラゾリルォキシ基、チアゾリルォキシ基、ピラゾリルォキシ基、 ォキサゾリルォキシ基、ベンゾ [1, 3]ジォキソールォキシ基、テトラヒドロフリルォキシ 基等が挙げられる。
[0071] 本明細書において使用する「5〜10員へテロ環 C アルコキシ基」とは、前記定義「
1-6
C アルコキシ基」中の任意の水素原子を、前記定義「5〜10員へテロ環式基」で置
1-6
換した基を意味し、具体的には例えば、フリルメトキシ基、チェ-ルメトキシ基、ピロリ ルメトキシ基、ピリジルメトキシ基、トリァゾリルメトキシ基、テトラゾリルメトキシ基、チア ゾリルメトキシ基、ビラゾリルメトキシ基、ォキサゾリルメトキシ基、ベンゾ [1, 3]ジォキソ ールメトキシ基、テトラヒドロフリルメトキシ基、フリルエトキシ基、チェニルエトキシ基、 ピロリルエトキシ基、ピリジルエトキシ基、トリァゾリルエトキシ基、テトラゾリルエトキシ
基、チアゾリルエトキシ基、ピラゾリルエトキシ基、ォキサゾリルエトキシ基、ベンゾ [1, 3]ジォキソールエトキシ基、テトラヒドロフリルエトキシ基等が挙げられる。
[0072] 本明細書において使用する「5〜10員へテロ環ォキシ C アルキル基」とは、前記
1-6
定義「C アルキル基」中の任意の水素原子を、前記定義「5〜10員へテロ環ォキシ
1-6
基」で置換した基を意味し、具体的には例えば、フリルォキシメチル基、チェ-ルォ キシメチル基、ピロリルォキシメチル基、ピリジルォキシメチル基、トリアゾリルォキシメ チル基、テトラゾリルォキシメチル基、チアゾリルォキシメチル基、ビラゾリルォキシメ チル基、ォキサゾリルォキシメチル基、ベンゾ [1, 3]ジォキソールォキシメチル基、テ トラヒドロフリルォキシメチル基、フリルォキシェチル基、チェ-ルォキシェチル基、ピ 口リルォキシェチル基、ピリジルォキシェチル基、トリァゾリルォキシェチル基、テトラ ゾリルォキシェチル基、チアゾリルォキシェチル基、ピラゾリルォキシェチル基、ォキ サゾリルォキシェチル基、ベンゾ [1, 3]ジォキソールォキシェチル基、テトラヒドロフリ ルォキシェチル基等が挙げられる。
[0073] 本明細書において使用する「置換基を有していてもよい」とは、置換可能な部位に 、任意に組み合わせて 1ないし複数個の置換基を有してもよいことを意味する。
[0074] 本明細書にぉ 、て使用する「置換基を有する」とは、置換可能な部位に、任意に組 み合わせて 1ないし複数個の置換基を有することを意味する。
[0075] Xは、酸素原子、硫黄原子、または— NH—を意味し、特に酸素原子が好ましい。
[0076] R1は、水素原子、ハロゲン原子、シァノ基、アミノ基、または前記置換基群 aより選択 される任意の基を意味し、特に、水素原子、アミノ基、または C アルコキシ C アル
1-6 1-6 キル基が好ましぐ該 C アルコキシ C アルキル基としてはメトキシメチル基が好まし
1-6 1-6
い。
[0077] また、 R
1の結合位置は、下式 (Π)の部分構造で表される位置であることが好ま ヽ [0078] [化 6]
[0079] R2および R3は、各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、水酸基、または前記置換 基群 cより選択される任意の基を意味するが、水素原子、ハロゲン原子、または前記 置換基群 c 1より選択される任意の基がより好ましぐ前記置換基群 c 1より選択さ れる任意の基としては、前記置換基群 C— 2より選択される任意の基が好ましい。
[0080] また、 R2および R3は、 V、ずれか一方が水素原子であることが好まし 、。
さらに、 R2および R3のベンゼン環への結合位置は下式の部分構造で表される位置 であることが好ましい。
[0081] [化 7]
[0082] 上記の好ましい結合位置を示す具体例としては、下式で表される部分構造が挙げら れる。
[0083] [化 8]
本発明化合物として、好ましい具体例としては下式の群が挙げられる力 本発明は これらの化合物群に限られな 、。
[0085] [ィ匕 9]
[0086] 本明細書において使用する「塩」としては、例えば、無機酸との塩、有機酸との塩、 無機塩基との塩、有機塩基との塩、酸性または塩基性アミノ酸との塩等が挙げられ、 中でも薬理学的に許容される塩が好ましい。
[0087] 無機酸との塩の好ましい例としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リン 酸等との塩が挙げられ、有機酸との塩の好ましい例としては、例えば酢酸、コハク酸、 フマル酸、マレイン酸、酒石酸、クェン酸、乳酸、ステアリン酸、安息香酸、メタンスル ホン酸、エタンスルホン酸、 p—トルエンスルホン酸等との塩が挙げられる。
[0088] 無機塩基との塩の好ましい例としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアル力 リ金属塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アルミニウム塩、 アンモ-ゥム塩等が挙げられる。有機塩基との塩の好ましい例としては、例えば、ジ ェチルァミン、ジエタノールァミン、メダルミン、 N, N—ジベンジルエチレンジァミン等 との塩が挙げられる。
[0089] 酸性アミノ酸との塩の好ま 、例としては、例えば、ァスパラギン酸、グルタミン酸等
との塩が挙げられ、塩基性アミノ酸との塩の好ましい例としては、例えば、アルギニン 、リジン、オル-チン等との塩が挙げられる。
[0090] 本明細書において使用する「抗真菌剤」は、真菌感染症の予防剤および Zまたは 治療剤を意味する。
[0091] 本発明に係る化合物もしくはその塩またはそれらの水和物は、慣用されている方法 により錠剤、散剤、細粒剤、顆粒剤、被覆錠剤、カプセル剤、シロップ剤、トローチ剤 、吸入剤、坐剤、注射剤、軟膏剤、眼軟膏剤、テープ剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、 パップ剤、ローション剤等として製剤化することができる。製剤化には通常用いられる 賦形剤、結合剤、滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤や、および必要により安定化剤、乳 ィ匕剤、吸収促進剤、界面活性剤、 pH調整剤、防腐剤、抗酸化剤等を使用することが でき、一般に医薬品製剤の原料として用いられる成分を配合して常法により製剤化さ れる。例えば経口製剤を製造するには、本発明に係る化合物またはその薬理学的に 許容される塩と賦形剤、さらに必要に応じて結合剤、崩壊剤、滑沢剤、着色剤、矯味 矯臭剤等を加えた後、常法により散剤、細粒剤、顆粒剤、錠剤、被覆錠剤、カプセル 剤等とする。これらの成分としては例えば、大豆油、牛脂、合成グリセライド等の動植 物油;例えば、流動パラフィン、スクヮラン、固形パラフィン等の炭化水素;例えば、ミリ スチン酸オタチルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;例えば、セトス テアリルアルコール、ベへ-ルアルコール等の高級アルコール;シリコン榭脂;シリコ ン油;例えば、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ダリ セリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシェ チレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー等の 界面活性剤;例えば、ヒドロキシェチルセルロース、ポリアクリル酸、カルボキシビニル ポリマー、ポリエチレングリコール、ポリビュルピロリドン、メチルセルロース等の水溶 性高分子;例えば、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール;例えば、ダリ セリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール等の多価アルコ ール;例えば、グルコース、ショ糖等の糖;例えば、無水ケィ酸、ケィ酸アルミニウムマ グネシゥム、ケィ酸アルミニウム等の無機粉体、精製水等が挙げられる。賦形剤として は、例えば、乳糖、コーンスターチ、白糖、ブドウ糖、マン-トール、ソルビット、結晶
セルロース、二酸化ケイ素等が、結合剤としては、例えば、ポリビュルアルコール、ポ リビニルエーテル、メチルセルロース、ェチルセルロース、アラビアゴム、トラガント、ゼ ラチン、シェラック、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー ス、ポリビニルピロリドン、ポリプロピレングリコール.ポリオキシエチレン.ブロックポリマ 一、メダルミン等力 崩壊剤としては、例えば、澱粉、寒天、ゼラチン末、結晶セル口 ース、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、クェン酸カルシウム、デキストリン、ぺクチ ン、カルボキシメチルセルロース 'カルシウム等力 滑沢剤としては、例えば、ステアリ ン酸マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、シリカ、硬化植物油等が、着色剤 としては医薬品に添加することが許可されているもの力 矯味矯臭剤としては、例え ば、ココア末、ノ、ッカ脳、芳香散、ハツ力油、竜脳、桂皮末等が用いられる。これらの 錠剤'顆粒剤には糖衣、その他必要により適宜コーティングすることはもちろん差支 えない。また、シロップ剤や注射用製剤等の液剤を製造する際には、本発明に係る 化合物またはその薬理学的に許容される塩に pH調整剤、溶解剤、等張化剤等と、 必要に応じて溶解補助剤、安定化剤等を加えて、常法により製剤化することができる 。外用剤を製造する際の方法は限定されず、常法により製造することができる。すな わち製剤化にあたり使用する基剤原料としては、医薬品、医薬部外品、化粧品等に 通常使用される各種原料を用いることが可能である。使用する基剤原料として具体 的には、例えば、動植物油、鉱物油、エステル油、ワックス類、高級アルコール類、脂 肪酸類、シリコン油、界面活性剤、リン脂質類、アルコール類、多価アルコール類、水 溶性高分子類、粘土鉱物類、精製水等の原料が挙げられ、さらに必要に応じ、例え ば、 pH調整剤、抗酸化剤、キレート剤、防腐防黴剤、着色料、香料等を添加すること ができる力 本発明に係る外用剤の基剤原料はこれらに限定されない。また必要に 応じて分化誘導作用を有する成分、血流促進剤、殺菌剤、消炎剤、細胞賦活剤、ビ タミン類、アミノ酸、保湿剤、角質溶解剤等の成分を配合することもできる。なお上記 基剤原料の添加量は、通常外用剤の製造にあたり設定される濃度になる量である。 本発明に係る化合物もしくはその塩またはそれらの水和物を投与する場合、その形 態は特に限定されず、通常用いられる方法により経口投与でも非経口投与でもよ 、 。例えば錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、シロップ剤、トローチ剤、吸入剤、坐剤、
注射剤、軟膏剤、眼軟膏剤、テープ剤、点眼剤、点鼻剤、点耳剤、パップ剤、ローシ ヨン剤等の剤として製剤化し、投与することができる。
[0093] 本発明に係る医薬の投与量は、症状の程度、年齢、性別、体重、投与形態'塩の 種類、疾患の具体的な種類等に応じて適宜選ぶことができる。
[0094] 投与量は患者の、疾患の種類、症状の程度、患者の年齢、性差、薬剤に対する感 受性差等により著しく異なるが、経口剤の場合は、通常成人として 1日あたり、 1 - 10 OOOmg、好ましくは 10— 2000mgを 1日 1—数回に分けて投与する。注射剤の場合 は、通常成人として 1日あたり、通常 0. lmg— lOOOOmgであり、好ましくは lmg— 2 OOOmgである。
[0095] 本発明に係る、式 (I)で表される化合物(以下、化合物 (I)という。)の製造法につい て述べる。本発明に係る化合物は、通常の有機合成手段を用いて合成することがで きるが、例えば下記の一般的合成方法により製造できる。
[一般的合成方法]
[製造方法 1]化合物(la)の代表的製造方法
[0096] [化 10]
[0097] 〔式中、各記号は、前記定義と同意義を意味する。〕
[製造方法 1 1]アミドィ匕
[0098] [化 11]
[0099] 〔式中、各記号は、前記定義と同意義を意味する。〕
化合物(lb)は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知の方法で製造 することもできる。さらに、実施例中の製造例または [製造方法 1 2— 1]等に記載の 方法を用いて製造することもできる。
化合物(lc)は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知の方法で製造 することもできる。さらに、実施例中の製造例または [製造方法 1 3— 1]等に記載の 方法で製造することもできる。
[0100] [工程 1]
本工程は、化合物(lb)と化合物(lc)とを溶媒中で縮合剤を用いて縮合させること により、化合物(la)を得る工程である。使用される溶媒は特に限定されないが、例え ば、ジクロロメタン、クロ口ホルム等のハロゲン化炭化水素類、例えば、ジメチルスルホ キシド等のスルホキシド類、例えば、酢酸ェチル等のエステル類、例えば、テトラヒドロ フラン、 1, 4 ジォキサン等のエーテル類、例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、 N , N ジメチルァセトアミド等のアミド類が用いられる。縮合剤としては、例えば、 Bop ( ベンゾトリァゾールー 1—ィルォキシトリス(ジメチルァミノ)ホスホ-ゥム へキサフルォ 口ホスフェート)、 WSC (1 ェチル 3— (3,3 ジメチルァミノプロピル)カルボジイミ ド '塩酸塩)、 DCC (N, N,ージシクロへキシルカルボジイミド)、 CDI (カルボ-ルジィ ミダゾール)、ジェチルホスホリルシア-ド等が挙げられる。化合物(lc)は化合物(lb )に対して 1当量から 1. 5当量用いる。縮合剤は化合物(lb)に対して 1当量から 1. 5 当量用いる。また必要に応じて 1当量力 過剰量の有機塩基、例えばトリェチルアミ ン等を加えてもよい。反応温度は室温力 80°Cであり、反応時間は 10分から 30時間 である。
[0101] また、以下の別法(1)、(2)または(3)に記載の方法で、化合物(lb)と化合物(lc) 力も化合物(la)を製造することもできる。
[0102] 別法(1):ィ匕合物(lb)を酸塩ィ匕物とした後、該酸塩化物と化合物(lc)とを反応さ せて化合物(la)を得ることができる。酸塩化物を得る工程は、無溶媒あるいは、例え ば、ジクロロメタン、ベンゼン、トルエン等の溶媒存在下、化合物(lb)に対して 1当量 から過剰量の酸塩化物合成試薬を反応させることで行われる。反応系中に触媒量の N, N ジメチルホルムアミドをカロえてもよい。酸塩ィ匕物合成試薬としては、例えば、
チォニルクロリド、ォキザリルクロリド、三塩化リン、五塩化リン等が挙げられる。反応温 度は氷冷力も還流温度であり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0103] 酸塩化物と化合物(lc)とを縮合させる工程は、例えば、ジクロロメタン、テトラヒドロ フラン、 N, N ジメチルホルムアミド等の溶媒中、酸塩ィ匕物に対して 1当量から 3当 量の塩基、例えば、トリェチルァミン、ピリジン等の有機塩基または炭酸カリウム、炭 酸セシウム等の無機塩基存在下、酸塩化物と化合物(lc)とを反応させることにより行 われる。化合物(lc)は酸塩ィ匕物に対して 1当量から 1. 5当量用いる。反応時間は 1 0分から 24時間であり、反応温度は 0°C力も還流温度である。
[0104] 別法 (2):化合物(lb)を混合酸無水物とした後、該混合酸無水物と化合物(lc)と を反応させて化合物(la)を得ることができる。混合酸無水物を得る工程は、例えば、 トリェチルァミン等の塩基存在下、化合物(lb)および、例えば、クロ口ギ酸ェチル等 のクロロギ酸エステル類を反応させることで行われる。クロロギ酸エステル類および塩 基は、化合物(lb)に対して 1当量から 2当量用いる。反応時間は 10分から 5時間で ある。反応温度は 0°Cから室温である。
[0105] 混合酸無水物と化合物(lc)を縮合させる工程は、例えば、ジクロロメタン、テトラヒド 口フラン、 N, N ジメチルホルムアミド等の溶媒中、混合酸無水物と化合物(lc)を 反応させることにより行われる。化合物(lc)は混合酸無水物に対して 1当量から 1. 5 当量用いる。反応時間は 10分から 24時間であり、反応温度は 0°Cから 50°Cである。
[0106] 別法(3):ィ匕合物(lb)を活性エステルとした後、該活性エステルと化合物(lc)とを 反応させて化合物(la)を得ることができる。活性エステルを得る工程は、例えば、 1, 4 ジォキサン、テトラヒドロフラン等の溶媒中、例えば、 DCC等の縮合剤存在下、化 合物(lb)および活性エステル合成試薬を反応させることにより行われる。活性エステ ル合成試薬としては、例えば、 N ヒドロキシスクシンイミド等が挙げられる。活性エス テル合成試薬および縮合剤は化合物(lb)に対して 1当量から 1. 5当量用いる。反 応温度は 0°C力も室温である。反応時間は 2時間から 24時間である。
[0107] 活性エステルと化合物(lc)とを縮合させる工程は、例えば、ジクロロメタン、テトラヒ ドロフラン、 N, N ジメチルホルムアミド等の溶媒中、活性エステルと化合物(lc)を 反応させることで行われる。化合物(lc)は活性エステルに対して 1当量から 1. 5当
量用いる。反応温度は 0°Cから 50°Cであり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0108] なお、 [工程 1]の後に、公知の方法を用いて化合物(la)のピリジン環およびへテロ 2環上の置換基を変換することができ、さらに [製造方法 2—1]、 [製造方法 2— 2]、 [ 製造方法 2— 3]または [製造方法 2— 4]に記載の方法を用いて化合物(la)のピリジ ン環上の置換基を、 [製造方法 2— 5]、 [製造方法 2— 6]または [製造方法 2— 7]等 に記載の方法を用いて化合物(la)のへテロ 2環上の置換基を変換することもできる
[0109] [製造方法 1 2— 1]化合物(lb)の製造方法
[0110] [化 12]
[0111] 〔式中、 Halは、ハロゲン原子を意味する; R4は、 C アルキル基、 C ァルケ-ル基、
1-6 2-6
C アルキ-ル基、 C シクロアルキル基、 C シクロアルキル C アルキル基を意味
2-6 3-8 3-8 1-6
する。〕
上記工程図中の各化合物は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知 の方法で製造することもできる。また、実施例中に記載の方法を用いて製造すること ちでさる。
[0112] [工程 1 1]
本工程は、化合物( lb— 1)と化合物( lb— 1 1)とを反応させて化合物( lb— 2) を得る工程である。例えば、テトラヒドロフラン、トルエン等の溶媒中、例えば、塩化銅 (1)、ヨウ化銅 (I)等の触媒および、例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸力リウ ム、ピリジン、 1、 8 ジァザビシクロ [5. 4. 0]ゥンデクー 7 ェン等の塩基存在下、 化合物(lb— 1)と化合物(lb— 1 1)とを反応させることによりィ匕合物(lb— 2)を得
ることができる。化合物( lb— 1 1)は化合物( lb— 1)に対して 1当量から 3当量用 いる。触媒は化合物(lb— 1)に対して 0. 5当量から 3当量用いる。塩基は化合物(1 b- 1)に対して 2当量から 10当量用いる。反応温度は 50°Cから還流温度であり、反 応時間は 1時間力も 48時間である。
[0113] [製造方法 1 - 2- 2]化合物(lb)の製造方法一別法
[0114] [化 13]
(1 -7) (l -6)
[0115] 〔式中、 Halと R4は、前記定義と同意義を意味する。〕
上記工程図中の各化合物は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知 の方法で製造することもできる。また、実施例中に記載の方法を用いて製造すること ちでさる。
[0116] [工程 1 2]
本工程は、化合物( lb— 3)と化合物( lb— 1 2)とを反応させて化合物( lb— 4) を得る工程である。例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン等 の溶媒中、例えば、炭酸カリウム、 tert—ブトキシカリウムなどの塩基存在下、化合物 (lb— 3)と化合物(lb— 1 2)とを反応させることによりィ匕合物(lb— 4)を得ることが できる。塩基は化合物(lb— 3)に対して 1当量力 過剰量用いる。反応温度は室温 力も 130°Cであり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0117] [工程 1 3]
本工程は、化合物(lb— 4)をァミノ化して化合物(lb— 5)を得る工程である。封管
中、例えば、濃アンモニア水などの塩基存在下、化合物(lb— 4)を反応させることに より化合物(lb— 5)を得ることができる。塩基は化合物(lb— 4)に対して 1. 5当量か ら過剰量用いる。反応温度は 130°Cから 190°Cであり、反応時間は 1時間から 48時 間である。
[0118] [工程 1 4]
本工程は、化合物(lb— 5)をシァノィ匕して化合物(lb— 6)を得る工程である。例え ば、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン等の溶媒中、化合物(lb— 5)とシアンィ匕亜鉛とを、窒素雰囲気下において、触媒存在下、反応させることにより 化合物(lb— 6)を得ることができる。触媒としては、例えば、テトラキス(トリフエ-ルホ スフイン)パラジウム(0)等を用いることができる。シアンィ匕亜鉛は化合物(lb— 5)に 対して 1当量から 2当量用いる。触媒は化合物(lb— 5)に対して 0. 01当量から 0. 1 当量用いる。反応温度は 50°Cから還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間であ る。
[0119] 別法:例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン等の溶媒中、化 合物(lb— 5)とシアン化銅とを、窒素雰囲気下において反応させることにより化合物 (lb— 6)を得ることができる。シアン化銅は化合物(lb— 5)に対して 1当量力も過剰 量用いる。反応温度は 50°Cから還流温度であり、反応時間は 10分から 72時間であ る。
[0120] [工程 1 5]
本工程は、化合物(lb— 6)を加水分解して化合物(lb— 7)を得る工程である。例 えば、塩酸、硫酸等の酸の水溶液中あるいは、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ ゥム等のアルカリの水溶液中、化合物(lb— 6)を加水分解することにより化合物(lb 7)を得ることができる。反応温度は室温力 還流温度であり、反応時間は 10分か ら 10時間である。
[0121] [製造方法 1 2— 3]化合物(lb)の製造方法
[0122] [化 14]
[0123] 〔式中、 Halと R4は、前記定義と同意義を意味する。〕
上記工程図中の各化合物は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知 の方法で製造することもできる。また、実施例中に記載の方法を用いて製造すること ちでさる。
[0124] [工程 1 6]
本工程は、化合物( lb— 1)と化合物( lb— 1 3)とを反応させて化合物( lb— 8) を得る工程である。 [工程 1 1]と同様の方法でィ匕合物(lb— 8)を製造することがで きる。
[0125] [製造方法 1 3— 1]化合物(lc)の製造方法
[0126] [化 15]
(1c-2)
[0127] 〔式中、 R2、 R3および Xは、前記定義と同意義を意味する; R41は、 C アルキル基を
1-6
意味する; Lは、ハロゲン原子、メタンスルホ -ルォキシ基または p トルエンスルホ- ルォキシ基等の脱離基を意味する。〕
上記工程図中の各化合物は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知 の方法で製造することもできる。また、実施例中の製造例に記載の方法および [製造 方法 1 3— 2]な 、し [製造方法 1 - 3- 5]に記載の方法を用いて製造することもで きる。さらに、 [製造方法 2— 5]ないし [製造方法 2— 7]等に記載の方法を用いてへ テロ 2環上の置換基を変換することにより、上記工程図中の各化合物を製造すること ちでさる。
[0128] [工程 1 7]
本工程は、化合物(lc— l)を還元して化合物(lc— 2)を得る工程である。還元剤 としては、例えば、水素化アルミニウムリチウム等を使用することができ、溶媒としては
、例えば、テトラヒドロフラン、ジェチルエーテル等のエーテル類を使用することができ る。還元剤は化合物(lc—l)に対して 1当量から 10当量用いる。反応温度は o°cか ら還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0129] [工程 1 8]
本工程は、化合物(lc 2)の水酸基を脱離基に変換して化合物(lc 3)を得るェ 程である。
[0130] Lがメタンスルホ -ルォキシ基または p—トルエンスルホ-ルォキシ基の場合、例え ば、ジクロロメタン等の溶媒中、例えば、トリェチルァミン等の有機塩基存在下、化合 物(lc— 2)およびメタンスルホユルクロリドまたは p—トルエンスルホユルク口リドを反 応させることによりィ匕合物(lc— 3)を得ることができる。有機塩基は化合物(lc— 2) に対して 1当量から過剰量用いる。メタンスルホユルクロリドまたは p—トルエンスルホ ユルク口リドは化合物(lc— 2)に対して 1当量から 3当量用いる。反応温度は 0°Cから 室温であり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0131] Lが塩素原子の場合、化合物(lc— 2)に、例えば、チォユルク口リド、ォキザリルク ロリド等の塩素化試薬を作用させることによりィ匕合物(lc— 3)を得ることができる。塩 素化試薬は化合物(lc— 2)に対して 1当量力も過剰量用いる。反応温度は 0°Cから 室温であり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0132] [工程 1 9]
本工程は、化合物(lc 3)とフタルイミドカリウムとを反応させて化合物(lc 4)を 得る工程である。例えば、 N, N ジメチルホルムアミド等の溶媒中、化合物(lc— 3) とフタルイミドカリウムとを反応させることによりィ匕合物(lc— 4)を得ることができる。フ タルイミドカリウムは化合物(lc 3)に対して 1当量から 2当量用いる。反応温度は、 室温から 160°Cである。反応時間は 10分力も 48時間である。
[0133] [工程 1 10]
本工程は、化合物(lc 4)よりィ匕合物(lc 8)を得る工程である。例えば、ェタノ ール等の溶媒中、化合物(lc 4)に対して 1当量力 過剰量のヒドラジン水和物を 加えることにより化合物(lc 8)を得ることができる。反応温度は 80°Cから還流温度 であり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0134] [工程 1 11]
本工程は、化合物(lc 2)とフタルイミドとを反応させて化合物(lc 4)を得るェ 程である。例えば、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等の溶媒中、化合物(lc— 2)、フ タルイミド、トリフエニルホスフィンおよびジェチルァゾジカルボキシレートまたはジイソ プロピルァゾジカルボキシレートを反応させることにより化合物(lc— 4)を得ることが できる。フタルイミド、トリフエニルホスフィンおよびジェチルァゾジカルボキシレートま たはジイソプロピルァゾジカルボキシレートは化合物(lc— 2)に対して 1当量から 2当 量用いる。反応温度は— 20°Cから 80°Cであり、反応時間は 5分力も 48時間である。
[0135] [工程 1 12]
本工程は、化合物(lc— 3)と tert—ブトキシカルボ-ル基で保護したァミンとを反 応させて化合物(lc— 5)を得る工程である。例えば、 N, N—ジメチルホルムアミド等 の溶媒中、例えば、水素化ナトリウム等の塩基存在下、化合物(lc— 3)と tert ブト キシカルボニル基で保護したァミンとを反応させることにより化合物(lc— 5)を得るこ とができる。塩基は化合物(lc 3)に対して 1当量から 2当量用いる。 tert—ブトキシ カルボニル基で保護したアミンは化合物(lc— 3)に対して 1当量から 2当量用いる。 反応温度は室温力も 80°Cであり、反応時間は 1時間から 24時間である。
[0136] [工程 1 13]
本工程は、化合物(lc 5)の tert ブトキシカルボ二ル基を脱保護して化合物(1 c— 8)を得る工程である。無溶媒あるいは、例えば、ジクロロメタン等の溶媒中、化合 物(lc 5)に対して 2当量力 過剰量のトリフルォロ酢酸等の酸存在下、化合物(lc —5)の tert ブトキシカルボ-ル基を脱保護することによりィ匕合物(lc— 8)を得るこ とができる。反応温度は 0°Cから 60°Cであり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0137] [工程 1 14]
本工程は、化合物(lc— 3)の脱離基をアジド基に変換して化合物(lc 6)を得る 工程である。例えば、 N, N—ジメチルホルムアミド等の溶媒中、化合物(lc— 3)と、 例えば、アジィ匕ナトリウム、アジィ匕カリウム等のアジドィ匕試薬を反応させることによりィ匕 合物(lc— 6)を得ることができる。アジドィ匕試薬は化合物(lc— 3)に対して 1当量か ら 5当量用いる。反応温度は室温力も 80°Cであり、反応時間は 10分力も 48時間であ
る。
[0138] [工程 1 15]
本工程は、化合物(lc 6)のアジド基を還元して化合物(lc 8)を得る工程であ る。例えば、エタノール等の溶媒中、リンドラー触媒を用いて接触水素化を行うことに よりィ匕合物(lc 8)を得ることができる。リンドラー触媒は化合物(lc 6)に対して触 媒量から過剰量用いる。反応温度は室温力も 80°Cであり、反応時間は 30分から 36 時間であり、反応気圧は 1気圧から 4気圧である。
[0139] 別法としては、例えば、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等の溶媒中、トリフエ-ルホ スフインを作用させることによりィ匕合物(lc— 8)を得ることができる。トリフエ-ルホスフ インは化合物(lc 6)に対して 1. 0当量から 2. 0当量用いる。
[0140] [工程 1 16]
本工程は、化合物(lc 2)の水酸基をアジド基に変換して化合物(lc 6)を得る 工程である。例えば、ベンゼン、トルエン等の溶媒中、例えば、 1, 8 ジァザビシクロ [5, 4, 0]ゥンデクー 7 ェン等の有機塩基存在下、化合物(lc 2)とジフエニルホ スホリルアジドとを反応させることによりィ匕合物(lc— 6)を得ることができる。有機塩基 は化合物(lc— 2)に対して 1当量から 1. 5当量用いる。ジフヱニルホスホリルアジド は化合物(lc 2)に対して 1当量から 1. 5当量用いる。反応温度は室温から 80°Cで あり、反応時間は 10分力 48時間である。
[0141] [工程 1— 17]
本工程は、化合物(lc 2)のヒドロキシメチル基を酸ィ匕して化合物(lc 7)を得る 工程である。例えば、クロ口ホルム、ジクロロメタン等の溶媒中、例えば、二酸化マン ガン等の酸化剤を用いて化合物(lc 2)を酸ィ匕することによりィ匕合物(lc— 7)を得 ることができる。酸化剤は化合物(lc— 2)に対して、 1当量力 過剰量用いる。反応 温度は室温力も還流温度であり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0142] [工程 1 18]
本工程は、化合物(lc 7)のホルミル基をァミノメチル基に変換して化合物(lc 8)を得る工程である。例えば、アンモニア含有メタノール、アンモニア含有エタノール 等の溶媒中、ラネーニッケル触媒を用いて接触水素化を行うことによりィ匕合物(lc—
8)を得ることができる。ラネーニッケル触媒は化合物(lc 7)に対して触媒量から過 剰量用いる。反応温度は 0°Cから室温であり、反応時間は 30分から 36時間であり、 反応気圧は 1気圧から 4気圧である。
[0143] [製造方法 1 3— 2]化合物(lc 1)である化合物(lc 11)の製造方法
[0144] [化 16]
(1C-10)
[0145] 〔式中、 R2、 R3および R4は、前記定義と同意義を意味する。〕
化合物(lc 9)と化合物(lc— 10)は、市販品をそのまま用いることができる。化合 物(lc— 9— 1)と化合物(lc— 10— 1)は、市販品をそのまま用いることもでき、市販 品から公知の方法で製造することもできる。
[0146] [工程 1 19]
本工程は、化合物(lc 9)と化合物(lc 9 1)とを反応させて化合物(lc 11) を得る工程である。例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等の 溶媒中、例えば、水素化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の塩基存在下、化 合物(lc 9)と化合物(lc 9 1)とを反応させることによりィ匕合物(lc 11)を得る ことができる。化合物( lc 9 1)は化合物( 1 c 9)に対して 1当量から 2当量用 、 る。塩基は化合物(lc 9)に対して 2当量力 過剰量用いる。反応温度は室温から
還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0147] [工程 1 20]
本工程は、化合物(lc 10)と化合物(lc 10— 1)とを反応させて化合物(lc 1 1)を得る工程である。例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン 等の溶媒中、例えば、ジァセトビス(トリフ -ルホスフィン)パラジウム (Π) /ヨウ化銅 等の触媒と酢酸ナトリウムなどの塩基存在下、化合物(lc 10)と化合物(lc 10— 1)を反応させることにより化合物(lc— 11)を得ることができる。化合物(lc— 10— 1 )は化合物( lc 10)に対して 1当量から 1. 5当量用 、る。触媒は化合物( lc 10) に対して 0. 05当量から 0. 5当量用いる。塩基は、化合物(lc 10)に対して 2当量 から過剰量用いる。反応温度は室温力 80°Cであり、反応時間は 30分から 24時間 である。
[0148] [製造方法 1 3— 3]化合物(lc 1)である化合物(lc 13)の製造方法
[0149] [化 17]
[0150] 〔式中、 Halおよび R4は前記定義と同意義を意味する; R5は、水素原子、ハロゲン、 C アルキル基、 C アルコキシ基等を意味する。〕
1-6 1-6
化合物(1— 12)と化合物(lc— 12— 1)は、市販品をそのまま用いることもでき、巿 販品から公知の方法で製造することもできる。
[0151] [工程 1— 21]
本工程は、化合物(1— 12)と化合物(lc— 12—1)とを反応させて化合物(1— 13) を得る工程である。例えば、テトラヒドロフラン、 N, N ジメチルホルムアミド、ジメチ ルスルホキシド等の溶媒中、例えば、カリウム tert ブトキシド等の塩基存在下、化 合物( 1 12)と化合物( lc 12— 1 )とを反応させることによりィ匕合物( 1 13)を得
ることができる。化合物(lc 12—1)は化合物(1— 12)に対して、 1当量から 1. 5当 量用いる。塩基は化合物(1 12)に対して、 1当量から 1. 5当量用いる。反応温度 は、室温から還流温度であり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0152] [製造方法 1 3— 4]化合物(lc 1)である化合物(lc 16)の製造方法
[0153] [化 18]
(1C-15)
[0154] 〔式中、 R R3および R4は、前記定義と同意義を意味する。〕
化合物(lc— 14)、化合物(lc— 15)およびィ匕合物(lc— 14— 1)は、市販品をそ のまま用いることもでき、市販品から公知の方法で製造することもできる。
[0155] [工程 1— 22]
本工程は、化合物(lc 14)あるいは化合物(lc 15)と化合物(lc 14 1)とを 反応させて化合物(lc 16)を得る工程である。例えば、 N, N—ジメチルホルムアミ ド、ジメチルスルホキシド等の溶媒中、例えば、炭酸カリウム、水素化ナトリウムなどの 塩基存在下、化合物(lc 14)あるいは化合物(lc 15)と化合物(lc 14 1)と を反応させることにより化合物(lc— 16)を得ることができる。化合物(lc— 14— 1)は 化合物(lc 14)あるいは化合物(lc 15)に対して、 1当量から 1. 5当量用いる。 塩基は、化合物(lc 14)あるいは化合物(lc 15)に対して、 2当量から 5当量用 いる。反応温度は、室温から還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0156] [製造方法 1 3— 5]化合物(lc 1)である化合物(lc 19)の製造方法
[0157] [化 19]
[0158] 〔式中、 R2、 R3および R4は、前記定義と同意義を意味する。〕
化合物(lc 17)、化合物(lc 21)、化合物(lc 17— 1)化合物(lc 17— 2) 、およびィ匕合物(lc— 24— 1)は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公 知の方法で製造することもできる。
[0159] [工程 1 23]
本工程は、化合物(lc 17)と化合物(lc 17— 1)とを反応させて化合物(lc 1 8)を得る工程である。例えば、メタノール、エタノール等の溶媒中、例えば、ナトリウム メトキシド、ナトリウムエトキシド等の塩基存在下、化合物(lc— 17)と化合物(lc— 17 1)とを反応させることによりィ匕合物(lc— 18)を得ることができる。化合物(lc— 17 1)は化合物(lc 17)に対して 1当量から 2当量用いる。塩基は化合物(lc 17) に対して 1当量から 3当量用いる。反応温度は室温力 還流温度であり、反応時間は 30分力 48時間である。
[0160] [工程 1 24]
本工程は、化合物(lc 18)を閉環させて化合物(lc 19)を得る工程である。例 えば、トルエン、キシレンそしてメシチレン等の溶媒存在下、化合物(lc 18)を加熱
することによりィ匕合物(lc 19)を得ることができる。反応温度は還流温度であり、反 応時間は 30分力も 48時間である。
[0161] [工程 1 25]
本工程は、化合物(lc 17)と化合物(lc 17— 2)とを反応させて化合物(lc 2 0)を得る工程である。例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン等の溶 媒中、水素化ナトリウム、炭酸セシウム、水酸化バリウムなどの塩基存在下、化合物( lc— 17)と化合物(lc— 17— 2)とを反応させることによりィ匕合物(lc— 20)を得るこ とができる。化合物(lc— 17— 2)は化合物(lc— 17)に対して、 1当量から 2当量用 いる。塩基は化合物(lc 17)に対して、 1当量から 2当量用いる。反応温度は室温 力も還流温度であり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0162] [工程 1 25]の別法 1
本工程は、化合物( lc— 17— 2)の代わりに(カルべトキシメチレン)トリフエ-ルホス ホランを用いて化合物(lc 17)と反応させることによりィ匕合物(lc 20)を得る工程 である。例えば、ベンゼン、トルエン等の溶媒中、化合物(lc— 17)と (カルべトキシメ チレン)トリフエ-ルホスホランを反応させることによりィ匕合物(lc— 20)を得ることがで きる。(カルべトキシメチレン)トリフエ-ルホスホランは化合物(lc— 17)に対して、 1 当量から 1. 5当量用いる。反応温度は還流温度で、反応時間は 30分から 24時間で ある。
[0163] [工程 1 26]
本工程は、化合物(lc 20)の不飽和カルボン酸エステルのォレフィン部位をアジ ド化することによりィ匕合物(lc— 18)を得る工程である。例えば、ァセトニトリル、ァセト ン等の溶媒中、例えば、アジィ匕ナトリウム、アジィ匕カリウム等のアジド化試薬を硝酸ァ ンモ -ゥムセリウム (IV)存在下に反応させ、さらに、例えば、ァセトニトリル、アセトン 等の溶媒中、例えば、酢酸ナトリウムなどの塩基で処理することによりィ匕合物(lc 1 8)を得ることができる。アジド化剤は化合物(lc— 20)に対して、 1当量から 2当量用 いる。硝酸アンモ -ゥムセリウム (IV)はアジド化剤に対して、 1. 5当量から 2当量用い る。アジド化剤との反応温度は 0°Cから室温であり、酢酸ナトリウムなどの塩基で処理 する時の温度は室温力も還流温度である。反応時間は 1時間から 24時間である。
[0164] [工程 1 27]
本工程は、化合物(lc 21)の-トロ基を還元することにより化合物(lc 22)を得 る工程である。例えば、メタノール、エタノール等の溶媒中、例えば、二酸化白金等 の触媒を用いて接触水素化を行なうことによりィ匕合物(lc— 22)得ることができる。触 媒は化合物(lc 21)に対して、触媒量から過剰量用いる。反応温度は室温力 80 °Cであり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0165] [工程 1 27]の別法
本工程は、化合物(lc 21)の-トロ基を還元することにより化合物(lc 22)を得 る工程である。例えば、エタノール等の溶媒中、例えば、鉄 (パウダー)等の還元剤と 過剰量の酢酸存在下、化合物(lc 21)を反応させることによりィ匕合物(lc 22)を 得ることができる。還元剤は化合物(lc— 21)に対して 2当量から 5当量を用いる。反 応温度は還流温度であり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0166] [工程 1 28]
本工程は、化合物(lc 22)のァミノ基をジァゾィ匕することによりィ匕合物(lc 23) を得る工程である。例えば、塩酸等の溶媒中、例えば、亜硝酸ナトリウム等のジァゾ ィ匕剤存在下、化合物(lc 22)をジァゾィ匕することによりィ匕合物(lc 23)を得ること ができる。ジァゾ化剤は化合物(lc— 22)に対して、 1当量から 1. 5当量用いる。反 応温度は 0°Cから 5°Cであり、反応時間は 5分から 12時間である。
[0167] [工程 1 29]
本工程は、化合物(lc 23)のジァゾ基を還元することによりィ匕合物(lc 24)を 得る工程である。例えば、塩酸等の溶媒中、例えば、二塩化スズ等の還元剤存在下 、化合物(lc 23)を反応させることによりィ匕合物(lc 24)を得ることができる。還元 剤は化合物(lc 23)に対して、 1当量から 3当量である。反応温度は、 0°Cから 5°C であり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0168] [工程 1 30]
本工程は、化合物(lc 24)と化合物(lc 24— 1)とを反応させて化合物(lc 2 5)を得る工程である。例えば、含水エタノール等の溶媒中、例えば、水酸化カリウム 、酢酸ナトリウム等の塩基存在下、化合物(lc— 24)と化合物(lc— 24— 1)とを反応
させることによりィ匕合物(lc 25)を得ることができる。塩基は化合物(lc 24)に対 して、 1当量力も過剰量用いる。反応温度は室温力も還流温度であり、反応時間は 3 0分から 24時間である。
[0169] [工程 1— 31]
本工程は、化合物(lc 25)を閉環させて化合物(lc 19)を得る工程である。例 えば、トルエン、ベンゼン等の溶媒中、例えば、ポリホスホリックアシッド、塩酸、硫酸 そしてパラトルエンスルホン酸等の酸存在下、化合物(lc 25)を反応させることによ り化合物(lc— 19)を得ることができる。酸は化合物(lc 25)に対して、 1当量から 過剰量である。反応温度は 80°Cから 200°Cであり、反応時間は 30分から 24時間で ある。
[0170] [製造方法 2— 1]化合物 (la)におけるピリジン環上の置換基の変換 1
[0171] [化 20]
〔
基、 C アルケニル基、 C アルキニル基、 C シクロアルキル基または C シクロア
2-6 2-6 3-8 3-8 ルキル C アルキル基を意味する; RN2は、水素原子または C アルキル基を意味す
1-6 1-6
る; Raは、 C アルケニル基を意味する; Rblおよび Rb2は、それぞれ同一または異なつ
2-6
て、水素原子または c アルキル基を意味する力、一緒になつて環状ホウ酸エステル
1-6
を形成する; 1、 2、 3および 4は、それぞれ同一または異なって、水素原子、 C
1- アルキル基、 C アルケニル基、 C アルキニル基、 C シクロアルキル基、 C ァリ
6 2-6 2-6 3-8 6-10 ール基または 5〜: L0員へテロ環式基を意味する。〕
化合物(2— 1 1)、 化合物(2— 1 2)、 化合物(2— 1 3)、 化合物(2— 1
—4)、 化合物(2—1— 5)および化合物(2—1— 6)は、市販品をそのまま用いるこ ともでき、市販品から公知の方法で製造することもできる。
[0173] [工程 2— 1]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 1 1)とを反応させて化合物(2— 2)を得 る工程である。溶媒としては、例えば、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、トル ェン、ァセトニトリル、 N, N ジメチルホルムアミド等用いることができる。また、無溶 媒で反応を行うこともできる。反応は封管中で行うのが好ましぐ反応時間は 1時間か ら 60時間であり、反応温度は 50°Cから 200°Cである。なお、例えば、 N, N'—ジイソ プロピルェチルァミン、トリェチルァミン、ピリジン、 1, 8 ジァザビシクロ [5, 4, 0]ゥ ンデクー 7—ェン等の有機塩基、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩基 を、化合物(2—1)に対して 2当量力も過剰量カ卩えてもよい。
[0174] [工程 2— 2]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 1 2)とを反応させて化合物(2— 3)を得 る工程である。化合物(2— 1)と化合物(2— 1 2)とを触媒存在下、反応させること によりィ匕合物(2— 3)を得ることができる。触媒としては、テトラキス(トリフエ-ルホスフ イン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(Π)等を使用す ることができる。溶媒としては、トルエン、 1, 4 ジォキサン、キシレン等を使用するこ とができる。化合物(2— 1— 2)は化合物(2— 1)に対して 2当量から 3当量用いる。触 媒は化合物(2—1)に対して 0. 05当量から 0. 3当量用いる。反応温度は 100°Cから 140°Cであり、反応時間は 1時間から 24時間である。
[0175] [工程 2— 3]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 1 3)とを反応させて化合物(2— 3)を得 る工程である。化合物(2— 1)と化合物(2— 1 3)とを触媒存在下、反応させること によりィ匕合物(2— 3)を得ることができる。触媒としては、例えば、ジクロロ(1, 1 'ービ ス(ジフエ-ルホスフイノ)プロパン)ニッケル (II)、ジクロ口( 1 , 1,一ビス(ジフエ-ルホ スフイノ)フエ口セン)ニッケル (II)、テトラキス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(0)等 を使用することができる。溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、 1, 4 ジォキサン 等を使用することができる。化合物(2— 1 3)は化合物(2— 1)に対して 3当量から
過剰量用いる。触媒は化合物(2— 1)に対して 0. 05当量から 0. 3当量用いる。反応 温度は 0°C力も還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0176] [工程 2— 4]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 1 4)とを反応させて化合物(2— 3)を得 る工程である。化合物(2— 1)と化合物(2— 1 4)とを触媒および塩基存在下、反応 させることによりィ匕合物(2— 3)を得ることができる。触媒としては、例えば、酢酸パラ ジゥム(Π)、テトラキス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフエ- ルホスフィン)パラジウム (Π)またはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等 を用いることができる。良好な結果を得るため、リン配位子 (例えば、トリフエ-ルホスフ イン、トリー tert ブチルホスフィン等)を、化合物(2—1)に対して 0. 25当量から 1. 5当量添加してもよい。塩基としては、例えば、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸セ シゥム、フッ化カリウム、フッ化セシウム、リン酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化バリ ゥム、水酸ィ匕カリウム等を使用することができる。本反応は好ましくは、例えば、窒素 ガス、アルゴンガス等の不活性ガス雰囲気下で行い、溶媒としては、例えば、テトラヒ ドロフラン、 1, 4 ジォキサン、メタノール、エタノール、トルエン、水等を使用すること ができる。使用する試薬により、テトラプチルアンモ-ゥムブロミド等の四級アンモ-ゥ ム塩を加えて行うこともできる。触媒は化合物(2— 1)に対して 0. 05当量から 0. 3当 量用いる。塩基は化合物(2— 1)に対して 2当量力も過剰量用いる。反応温度は室温 力も還流温度であり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0177] [工程 2— 5]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 1 5)とを反応させて化合物(2— 4)を得 る工程である。化合物(2— 1)と化合物(2— 1 5)とを触媒および塩基存在下、反応 させることによりィ匕合物(2— 4)を得ることができる。触媒としては、例えば、酢酸パラ ジゥム(Π)、テトラキス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフエ- ルホスフィン)パラジウム (Π)またはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等 を用いることができる。塩基としては、例えば、トリェチルァミン、 N, N'—ジイソプロピ ルェチルァミンまたはピリジン等を用いることができる。溶媒としては、例えば、テトラヒ ドロフラン、ァセトニトリル、 1, 4 ジォキサン、 N, N ジメチルホルムアミド、 N—メチ
ルピロリジノン、ジメチルスルホキシド、トルエン等を用いることができる。また良好な結 果を得るため、化合物(2—1)に対して 0. 1当量から 0. 3当量のヨウ化銅 (I)ゃテトラ ブチルアンモ -ゥムフルオリドを添カ卩してもよい。化合物(2—1 5)は化合物(2—1 )に対して 1当量から 5当量用いる。触媒は化合物(2— 1)に対して 0. 05当量力 0. 3当量用いる。塩基は化合物(2— 1)に対して 2当量から 5当量用いる。反応温度は 室温から 150°Cであり、反応時間は 30分から 24時間である。
[0178] [工程 2— 6]
本工程は、化合物(2— 4)の三重結合を二重結合に還元して化合物(2— 5)を得る 工程である。例えば、テトラヒドロフラン、酢酸ェチル、ァセトニトリル、メタノール、エタ ノール等の溶媒中、水素雰囲気下において、例えば、リンドラー触媒またはパラジゥ ムー硫酸バリウム等の触媒を用いることにより、化合物(2— 5)を得ることができる。好 ましい溶媒は酢酸ェチルである。良好な結果を得るため、化合物(2— 4)に対して 0. 1当量から 1当量のキノリンを添加してもよい。触媒は化合物(2— 4)に対して触媒量 から過剰量用いる。反応温度は室温であり、反応時間は 15分から 24時間であり、反 応気圧は 1気圧から 4気圧である。
[0179] [工程 2— 7]
本工程は、化合物(2— 5)を還元して化合物(2— 6)を得る工程である。例えば、テ トラヒドロフラン、酢酸ェチル、ァセトニトリル、メタノール、エタノール等の溶媒中、水 素雰囲気下において、例えば、ノ ラジウム—炭素、ラネーニッケル、二酸化白金等の 触媒を用いることにより、化合物(2— 6)を得ることができる。触媒は化合物(2— 5)に 対して触媒量力 過剰量用いる。反応温度は室温であり、反応時間は 5分から 24時 間であり、反応気圧は 1気圧から 4気圧である。
[0180] [工程 2— 8]
本工程は、化合物(2— 4)を還元して化合物(2— 6)を得る工程である。 [工程 2— 7 ]と同様の方法でィ匕合物(2— 6)を製造することができる。
[0181] [工程 2— 9]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 1 6)とを反応させて化合物(2— 7)を得 る工程である。化合物(2— 1)と化合物(2— 1 6)とを触媒および塩基存在下、反応
させることによりィ匕合物(2— 7)を得ることができる。触媒としては、例えば、酢酸パラ ジゥム(Π)、テトラキス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフエ- ルホスフィン)パラジウム (Π)またはトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等 を用いることができる。塩基としては、例えば、トリェチルァミン、 N, N'—ジイソプロピ ルェチルァミンまたは N, N'—ジシクロへキシルメチルアミン等を用いることができる 。溶媒としては、例えば、ァセトニトリル、テトラヒドロフラン、 1, 4 ジォキサン、ベンゼ ン、トルエン、キシレン、 N, N ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン等を用 いることができる。また良好な結果を得るため、リン配位子 (例えば、トリフエ-ルホスフ イン、トリー tert ブチルホスフィン、 2—(ジ tert—ブチルホスフイノ)ビフエ-ル等) を、化合物(2—1)に対して 0. 25当量から 1. 5当量添加してもよい。化合物(2—1 6)は化合物(2— 1)に対して 1当量力 4当量用いる。触媒は化合物(2— 1)に対 して 0. 05当量力ら 0. 3当量用いる。塩基は化合物(2— 1)に対して 2当量から 5当 量用いる。反応温度は室温から 150°Cであり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0182] [工程 2— 10]
本工程は、化合物(2— 7)を還元して化合物(2— 8)を得る工程である。 [工程 2— 7 ]と同様の方法でィ匕合物(2— 8)を製造することができる。
[0183] [製造方法 2— 2]化合物 (la)におけるピリジン環上の置換基の変換 2
[0184] [化 21]
[0185] 〔式中、 Hal、
および Xは、前記定義と同意義を意味する; R
dおよび は、同 一または異なって C アルキル基を意味する。〕
1-6
[工程 2 - 11]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 2— 1)とを反応させ、化合物(2— 9)を得 る工程である。本反応は好ましくは不活性ガス雰囲気下で行い、用いる溶媒は出発 原料、使用する試薬により異なる力 例えば、 N—メチルピロリジノン、 1, 4 ジォキ
サン等を用いることができる。触媒として、例えば、酢酸パラジウム (Π)、テトラキス(ト リフエ-ルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム( II)またはトリス (ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等を用いることができる。良 好な結果を得るため、リン配位子、好ましくは、例えば、トリフエ-ルホスフィン、トリ— t ert ブチルホスフィン、ジフエ-ルホスフイノフエ口セン等を添カ卩してもよい。化合物( 2- 2- 1)は化合物(2—1)に対して 1当量から 10当量用いる。触媒は化合物(2—1 )に対して 0. 001当量力も 0. 2当量用いる。リン配位子は化合物(2—1)に対して 0. 001当量力 0. 4当量用いる。反応温度は室温力 還流温度であり、反応時間は 10 分から 24時間である。
[0186] [製造方法 2— 3]化合物 (la)におけるピリジン環上の置換基の変換 3
[0187] [化 22]
(2-11)
[0188] 〔式中、 Hal、 R
2、
および Xは、前記定義と同意義を意味する。〕
[工程 2 - 12]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(2— 3— 1)とを反応させ、化合物(2— 10)を得 る工程である。例えば、テトラヒドロフラン、 1、 4 ジォキサン等の溶媒中、化合物(2 3— 1)とカテコールボランとを反応させ、ついで塩基及び触媒存在下、化合物(2 1)と反応させることにより、化合物(2— 10)を得ることができる。塩基としては、例え ば、水酸化ナトリウム、水酸ィ匕カリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等を用いることが できる。触媒としては、例えば、酢酸パラジウム (Π)、テトラキス(トリフエ-ルホスフィン
)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(Π)またはトリス(ジべ ンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等を用いることができる。化合物(2— 3— 1)は化 合物(2—1)に対して 1当量力も過剰量用いることができる。カテコールボランは化合 物(2— 3— 1)に対して 1当量用いることができる。塩基は化合物(2—1)に対して 2当 量力も過剰量用いることができる。触媒は化合物(2—1)に対して 0. 05当量から 1当 量用いることができる。反応温度は 0°C力 還流温度であり、反応時間は 1時間から 2 4時間である。
[0189] [工程 2— 13]
本工程は、化合物(2— 10)から化合物(2— 11)を得る工程である。例えば、ァセト ン、メタノール、テトラヒドロフラン、水等の溶媒中、例えば硫酸、塩酸、パラトルエンス ルホン酸等の酸性条件下、化合物(2— 10)を反応させると、化合物(2— 11)を得る ことができる。酸は化合物(2— 10)に対して触媒量力 過剰量用いる。反応温度は 0 °Cから還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0190] [製造方法 2— 4]化合物 (la)におけるピリジン環上の置換基の変換 4
[0191] [化 23]
[0192] 〔式中、 Hal、 R2、 R\ R4および Xは、前記定義と同意義を意味する。〕
[工程 2— 14]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(lb— 1 1)とを反応させ、化合物(2— 12)を 得る工程である。 [製造方法 1 2— 1]と同様の方法でィヒ合物(2— 12)を製造するこ とがでさる。
[0193] [工程 2— 15]
本工程は、化合物(2— 1)と化合物(lb— 1 3)とを反応させ、化合物(2— 13)を 得る工程である。 [製造方法 1 2— 3]と同様の方法で化合物(2— 13)を製造するこ とがでさる。
[0194] [製造方法 2— 5]化合物 (la)におけるヘテロ 2環上の置換基の変換 1
[0195] [化 24]
〔式中、 Hal、
3、 R
e4および R
N1、 R
N2および Xは、前記定 義と同意義を意味する; Ar
1は、ハロゲン原子、 C アルキル基および C アルコキシ
基力もなる群力も選ばれる基を 1な 、し 3個有して 、てもよ 、C ァリール基を意味す
6-10
る。〕
化合物(2— 1 2)、 化合物(2— 1 3)、 化合物(2— 1 4)、 化合物(2— 1 5)、化合物(2— 1 6)、化合物(2— 1 1)およびィ匕合物(2— 5— 1)は、市販品 をそのまま用いることもでき、市販品から公知の方法で製造することもできる。
[0197] [工程 2— 16]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 2)とを反応させて化合物(2— 15)を 得る工程である。 [工程 2— 2]と同様の方法で化合物(2—15)を製造することができ る。
[0198] [工程 2— 17]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 3)とを反応させて化合物(2— 15)を 得る工程である。 [工程 2— 3]と同様の方法で化合物(2—15)を製造することができ る。
[0199] [工程 2— 18]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 4)とを反応させて化合物(2— 15)を 得る工程である。 [工程 2— 4]と同様の方法でィ匕合物(2—15)を製造することができ る。
[0200] [工程 2— 19]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 5)とを反応させて化合物(2— 16)を 得る工程である。 [工程 2— 5]と同様の方法で化合物(2—16)を製造することができ る。
[0201] [工程 2— 20]
本工程は、化合物(2— 16)の三重結合を二重結合に還元して化合物(2— 17)を 得る工程である。 [工程 2— 6]と同様の方法でィ匕合物(2— 17)を製造することができ る。
[0202] [工程 2— 21]
本工程は、化合物(2— 17)を還元して化合物(2— 18)を得る工程である。 [工程 2 - 7]と同様の方法でィ匕合物(2—18)を製造することができる。
[0203] [工程 2— 22]
本工程は、化合物(2— 16)を還元して化合物(2— 18)を得る工程である。 [工程 2 —8]と同様の方法でィ匕合物(2—18)を製造することができる。
[0204] [工程 2— 23]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 6)とを反応させて化合物(2— 19)を 得る工程である。 [工程 2— 9]と同様の方法で化合物(2—19)を製造することができ る。
[0205] [工程 2— 24]
本工程は、化合物(2— 19)を還元して化合物(2— 20)を得る工程である。 [工程 2 - 10]と同様の方法でィ匕合物(2— 20)を製造することができる。
[0206] [工程 2— 25]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 1)とを反応させて化合物(2— 21)を 得る工程である。例えば、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の溶媒 中、例えば、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)、ジクロロ(1, 1,一ビス( ジフエ-ルホスフイノ)フエ口セン)パラジウム (Π)、酢酸パラジウム (Π)等の触媒、例え ば、 2, 2—ビス(ジフエ-ルホスフイノ)— 1, 1,—ビナフチル等のリン配位子および、 例えば、ナトリウム tert ブトキシド等の塩基存在下、化合物(2— 14)と化合物(2— 1 1)とを反応させることによりィ匕合物(2— 21)を得ることができる。化合物(2— 1 1)は化合物(2— 14)に対して 1当量から 3当量用いる。触媒は化合物(2— 14)に対 して 0. 05当量力ら 0. 3当量用いる。塩基は化合物(2— 14)に対して 1. 5当量から 過剰量用いる。リン配位子は化合物(2— 14)に対して 0. 25当量から 1. 5当量用い る。反応温度は 50°Cから還流温度であり、反応時間は 1時間から 48時間である。
[0207] [工程 2— 26]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 5— 1)とを反応させて化合物(2— 22)を 得る工程である。例えば、テトラヒドロフラン、トルエン等の溶媒中、例えば、塩化銅 (I )、ヨウ化銅 (I)等の触媒および、例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、リン酸カリウム 、ピリジン等の塩基存在下、化合物(2— 14)と化合物(2— 5— 1)とを反応させること により化合物(2— 22)を得ることができる。化合物(2— 5— 1)は化合物(2— 14)に
対して 1当量から 3当量用いる。触媒は化合物(2— 14)に対して 0. 5当量から 3当量 用いる。塩基は化合物(2— 14)に対して 2当量から 10当量用いる。反応温度は 50 °Cから還流温度であり、反応時間は 1時間から 48時間である。
[0208] [製造方法 2— 6]化合物 (la)におけるヘテロ 2環上の置換基の変換 2
[0209] [化 25]
[0210] 〔式中、
R
5、 R
a、 Halおよび Xは、前記定義と同意義を意味する。 R
wlは、水素原 子、ハロゲン、アルキル基またはアルコキシ基を意味する; Vは、 C シクロアルキル
3-8
基、 C ァリール基、 5〜10員へテロ環基または C アルコキシ基を意味する; piは
6-10 1-6
、 1ないし 6の整数を意味する。〕
化合物(2— 6— 1)、化合物(2— 6— 2)、化合物(2— 6— 3)およびィ匕合物(lc 1 2—1)は、市販品をそのまま用いることもでき、市販品から公知の方法で製造すること ちでさる。
[0211] [工程 2— 27]
本工程は、化合物(2— 23)と化合物(2— 6— 1)とを反応させて化合物(2— 24)を 得る工程である。化合物(2— 23)と化合物(2— 6— 1)とを触媒および塩基存在下、 反応させることによりィ匕合物(2— 24)を得ることができる。触媒としては、例えば、酢 酸銅 (Π)等の銅触媒を用いることができる。塩基としては、例えば、トリェチルァミン、
N, N'—ジイソプロピルェチルアミン等を用いることができる。溶媒としては、例えば、
ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、トルエン等を用いることができ、好ましくはジクロロメ タンを用いる。本反応は好ましくは酸素存在下で行う。良好な結果を得るため、モレ キュラーシーブス 4Aを添カ卩してもよい。化合物(2— 6— 1)は化 0. 1当量から 0. 3当 量用いる。塩基は化合物(2— 23)に対して 2当量から過剰量合物(2— 23)に対して 1当量力 4当量用いる。触媒は化合物(2— 23)に対して用いる。反応温度は室温 から 50°Cであり、反応時間は 24時間から 5日間である。
[0212] [工程 2— 28]
本工程は、化合物(2— 23)と化合物(2— 6— 2)とを反応させて化合物(2— 25)を 得る工程である。例えば、 N, N ジメチルホルムアミド、 N—メチルピロリジノン、テト ラヒドロフラン等の溶媒中、例えば、炭酸カリウム、炭酸セシウム、水素化ナトリウム等 の塩基存在下、化合物(2— 23)と化合物(2— 6— 2)とを反応させることによりィ匕合 物(2— 25)を得ることができる。良好な結果を得るため、触媒量のヨウ化ナトリウムま たはヨウ化カリウムを添加してもよい。反応温度は室温から 160°Cであり、反応時間は 10分力 48時間である。
[0213] 別法としては、光延反応を用いる手法がある。例えば、ジクロロメタン、テトラヒドロフ ラン等の溶媒中、化合物(2— 23)、化合物(2— 6— 3)、トリフエニルホスフィンおよび ジェチルァゾジカルボキシレートまたはジイソプロピルァゾジカルボキシレートを反応 させることによりィ匕合物(2— 25)を得ることができる。化合物(2— 6— 3)は化合物(2 — 23)に対して 1当量から 1. 5当量用いる。トリフエ-ルホスフィンは化合物(2— 23) に対して 1当量から 1. 5当量用いる。ジェチルァゾジカルボキシレートまたはジィソプ 口ピルァゾジカルボキシレートは化合物(2— 23)に対して 1当量から 1. 5当量用いる 。反応温度は室温力も還流温度であり、反応時間は 5分から 24時間である。
[0214] [工程 2— 29]
本工程は、化合物(2— 23)と化合物(lc 12— 1)とを反応させて化合物(2— 26) を得る工程である。 [工程 1— 21]と同様の方法でィ匕合物(2— 26)を製造することがで きる。
[0215] [製造方法 2— 7]化合物 (la)におけるヘテロ 2環上の置換基の変換 3
(2-2-1)
[工程 2-30] ORe
(2-14) (2-27)
[0217] 〔式中、
Hal、 R
d、 、および Xは、前記定義と同意義を意味する。〕
[工程 2— 30]
本工程は、化合物(2— 14)と化合物(2— 2— 1)とを反応させ、化合物(2— 27)を 得る工程である。 [工程 2—11]と同様の方法でィ匕合物(2— 27)を製造することができ る。
(化合物(2— 2— 1)の製造方法)
[0218] [化 27]
[工程 2-2-3】
HO 、Sn(R。)3 Sn(R。)3
(2-2-3) (2-24)
ReOH
[工程 2-2-2] [工程 2-2·4]
ReO^Hal (2-2-6)
(2-2-5)
HSn(Rd)3 ReO, ^Sn(Rd)3
[工程 2-2-1]
(2-2-2) (2-2-1)
[0219] 〔式中、 L、 および は前記定義と同意義を意味する。〕
化合物(2— 2— 2)、化合物(2— 2— 5)およびィ匕合物(2— 2— 6)は、市販品をそ のまま用いることもでき、市販品から公知の方法で製造することもできる。
[0220] [工程 2— 2—1]
本工程は、化合物(2— 2— 2)と化合物(2— 2— 5)とを反応させ、化合物(2— 2— 1)を得る工程である。例えば、テトラヒドロフラン等の溶媒中、例えば、リチウムジイソ プロピルアミド等の強塩基によりィ匕合物(2— 2— 2)の水素原子を引き抜き、っ 、でィ匕 合物(2— 2— 5)とを反応させることによりィ匕合物(2— 2— 1)を得ることができる。化合
物(2— 2— 5)としては、例えば、クロロメチルェチルエーテル、クロロメチルベンジル エーテル等を用いることができる。強塩基は化合物(2— 2— 2)に対して 1当量から 2 当量用いる。化合物( 2— 2— 5)は化合物( 2— 2— 2)に対して 1当量から 2当量用い る。反応温度は 78°Cから還流温度であり、反応時間は 1時間から 24時間である。
[0221] [工程 2— 2— 2]
本工程は、化合物(2— 2— 2)とホルムアルデヒド等価体とを反応させ、化合物(2— 2— 3)を得る工程である。例えば、テトラヒドロフラン等の溶媒中、例えば、リチウムジ イソプロピルアミド等の塩基によりィ匕合物(2— 2— 2)の水素原子を引き抜き、ついで ノ ラホルムアルデヒドとを反応させることによりィ匕合物(2— 2— 3)を得ることができる。 強塩基は化合物(2— 2— 2)に対して 1当量から 2当量用いる。ホルムアルデヒド等価 体は化合物(2— 2— 2)に対して 1当量から 2当量用いる。反応温度は 78°C力 還 流温度であり、反応時間は 1時間から 24時間である。
[0222] [工程 2— 2— 3]
本工程は、化合物(2— 2— 3)の水酸基を脱離基に変換して化合物(2— 2— 4)を 得る工程である。
[0223] L力メタンスルホ -ルォキシ基または p—トルエンスルホ -ルォキシ基等の場合、例 えば、ジクロロメタン等の溶媒中、例えば、トリェチルァミン等の有機塩基存在下、化 合物(2— 2— 3)およびメタンスルホユルクロリドまたは p—トルエンスルホユルクロリド 等のスルホン酸ノヽライドを反応させることにより化合物(2— 2—4)を得ることができる 。有機塩基は化合物(2— 2— 3)に対して 1当量から 3当量用いる。スルホン酸ノ、ライ ドは化合物(2— 2— 3)に対して 1当量から 2当量用いる。反応温度は 0°Cから還流温 度であり、反応時間は 10分から 24時間である。
[0224] Lが臭素原子またはヨウ素原子の場合、例えば、ジクロロメタン等の溶媒中、トリフエ -ルホスフィン存在下、化合物(2— 2— 3)に、例えば、四臭化炭素、 N プロモスク シンイミドまたは N ョードスクシンイミド等のハロゲン化剤を作用させることによりィ匕 合物(2— 2— 4)を得ることができる。トリフエ-ルホスフィンは化合物(2— 2— 3)に対 して 1当量から 2当量用いる。ハロゲン化剤は化合物(2— 2— 3)に対して 1当量から 2当量用いる。反応温度は 0°Cから室温であり、反応時間は 10分から 24時間である。
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[0228] [製造例 1— 1— 1] 2— (2 シァノエチル) 3, 3 ジァミノプロべノイツクアシッド ェ チルエステル)
( 1—エトキシホルムイミドイル) 1 ァセティックアシッド ェチルエステル塩酸塩 (50 g, 0. 26mol)をアンモニア—エタノール溶液(300mL;室温にて、アンモニアガスを エタノールに飽和させて調製した)に懸濁し、室温にて 4時間撹拌した。反応終了後 、析出した塩を濾去、そのろ液を室温にて 1Z3の量になるまで減圧濃縮した。このろ 液に塩酸—メタノール(130mL ;塩酸含有量 7. 5%)を加え、減圧濃縮することにより 3, 3 ジァミノ—アタリリックアシッド ェチルエステル塩酸塩(40g, 0. 24mol, 92 %)を固体として得た。
[0229] 得られた 3, 3 ジァミノ一アタリリックアシッド ェチルエステル塩酸塩(2. 2g, 13. 2 mmol)をテトラヒドロフラン(40mL)に懸濁し、トリェチルァミン(2mL, 14. 3mmol) およびアクリロニトリル(1. 2mL,19. 3mmol)をカ卩え、 6時間加熱還流した。反応終 了後、生じたトリェチルァミン塩酸塩を濾去し、ろ液を濃縮して標記化合物(0. 6g,3 . 3mmol,25%)を得た。
JH-NMR Spectrum(CDCl ) δ (ppm):1.26(3H,t,J=7.2Hz), 2.42-2.49(2H,m), 2.50
3
-2.57(2H,m), 4.12(2H,q,J=7.2Hz), 4.22(2H,brs), 6.45(2H,brs).
[0230] [製造例 1— 1— 2] 2, 6 ジァミノ一 4, 5 ジヒドロ-コチニックアシッド ェチルエス テノレ
製造例 1— 1— 1に記載の 2—(2 シァノエチル) 3, 3 ジァミノプロべノイツクァシ ッド ェチルエステル(0. 55g,3mmol)のテトラヒドロフラン(7mL)溶液を水素化ナト リウム(208mg,5. 2mmol,60% in oil)のテトラヒドロフラン(7mL)懸濁液に滴下 し、加熱還流下、 19時間 20分攪拌した。反応終了後、反応液を氷水に注ぎ、酢酸ェ チルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して標記化合物 (0 . 188g,lmmol,34%)を粗体として得た。
1H-NMR Spectrum(CDCl ) δ (ppm):1.27(3H,t,J=7.2Hz), 2.28-2.34(2H,m), 2.46
3
-2.52(2H,m), 4.14(2H,q,J=7.2Hz).
[0231] [製造例 1— 1— 3] 2, 6 ジアミノー-コチ-ックアシッド ェチルエステル
製造例 1— 1— 2に記載の 2, 6 ジァミノ一 4, 5 ジヒドロ-コチ-ックアシッド ェ
チルエステル(4. 5g, 24. 6mmol)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液に 2, 3 ジク ロロ一 5, 6 ジシァノ一 1, 4 ベンゾキノン(5. 6g,24. 7mmol)を加え、室温で 40 分攪拌した。次に反応液を濃縮して得られた残渣を NHシリカゲルカラムクロマトダラ フィー(酢酸ェチル)で精製して目的物を固体として得た。この固体をへキサンで洗 い、乾燥して標記化合物(3. lg,17. lmmol,69. 5%)を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm):1.35(3H,t,J=7.2Hz), 4.27(2H,q,J=7.2Hz), 4.
3
60(2H,brs), 5.82(lH,d,J=8.4Hz), 7.90(lH,d,J=8.4Hz).
[0232] [製造例 1— 1—4] 2, 6 ジアミノー-コチニックアシッド
製造例 1— 1— 3に記載の 2, 6 ジアミノー-コチ-ックアシッド ェチルエステル( 2g, l lmmol)をエタノール(15mL)に溶解し、 1N水酸化ナトリウム水溶液(15mL) を加え、加熱還流下、 2時間攪拌した。反応液を室温まで戻した後、エタノールを減 圧下留去し、残留物を氷冷し、 1N塩酸で中和した。析出した固体を濾取し、水洗し た後、乾燥して標記化合物( 1.72g, 1 lmmol,定量的)を得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm):5.70(lH,d,J=8.4Hz), 6.31(2H,brs), 6.58
6
7.12(lH,brs), 7.62(lH,d,J=8.4Hz).
出発物質 C— (6 べンジルォキシ ンゾフランー2 ィル) メチルアミンは以 下の方法で合成した。
[0233] [製造例 1— 2—1] 6 べンジルォキシ ンゾフラン 2 カルボキシリック ァシッ ド ェチ エステル
4 ベンジルォキシ一 2 ヒドロキシベンズアルデヒド(18. 6g 81. 4mmol)の N, N ジメチルホルムアミド(200mL)溶液に、室温でェチル ブロモアセテート(9. 94 mL 89. 6mmol)と炭酸カリウム(22. 6g 163mmol)を加え、 125°Cで 3時間攪拌 した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を水及び飽和食 塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。残 渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 7: 3)で精製し、 標記化合物(18. 4g 76%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO-d ) δ (ppm) : 1.33(3H,t,J=7.1Hz), 4.34(2H,q,J=7.1Hz),
6
5.19(2H,s), 7.07(lH,dd,J=2.2Hz,8.6Hz), 7.35(lH,t,J=7.1Hz), 7.37-7.43(3H,m),
7.49(2H,d,J=7.0Hz), 7.67-7.69(2H,m).
[0234] [製造例 1— 2— 2] (6 べンジルォキシ一べンゾフランー2 ィル) メタノール 製造例 1 2— 1に記載の 6 -ベンジルォキシ ベンゾフラン 2 カルボキシリツ ク アシッド ェチル エステル(18. 4g、 62. lmmol)のテトラヒドロフラン(370mL) 溶液に、 0°Cで水素化アルミニウムリチウム(7. 07g、 186mmol)を加え、室温で 4時 間攪拌した。反応溶液に 0°Cで水(7. 07mL)、 5N水酸ィ匕ナトリウム水溶液(7. 07m L)、水(21. 2mL)を加えた。混合物をセライトろ過後、ろ液を減圧下濃縮した。残渣 をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 1: 1)で精製し、標記 化合物(14. 2g、 90%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.51(2H,d,J=5.1Hz), 5.14(2H,s), 5.39(
6
lH,t,J=5.3Hz), 6.65(lH,s), 6.92(lH,d,J=8.6Hz), 7.23(lH,s), 7.31 -7.48(6H,m).
[0235] [製造例 1— 2— 3] 2—(6 べンジルォキシ一べンゾフランー2 ィルメチル) イソ インドール— 1, 3 ジ才ン
製造例 1 2— 2に記載の(6 -ベンジルォキシ ベンゾフラン 2 ィル)一メタノ ール(14. 2g、 55. 8mmol)のテトラヒドロフラン(300mL)溶液に、 0°Cでフタルイミ ド(9. 03g、 61. 4mmol)、トリフエ-ルホスフィン(17. 6g、 67mmol)、ジェチルァゾ ジカルボキシレート(29. 2g、 67mmol)を加え、室温で 7時間半攪拌した。反応溶液 に、室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水 硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 3 : 1)で精製し、標記化合物と副 生成物の混合物(14. 3g)を白色固体として得た。これ以上精製することなく次の反 応へ進めた。
[0236] [製造例 1— 2—4] C— (6 べンジルォキシ一べンゾフランー2 ィル) メチルアミ ン
製造例 1 2— 3に記載の 2— (6 ベンジルォキシ ベンゾフラン 2 ィルメチル )—イソインドール一 1, 3 ジオン(5. 60g、 14. 6mmol)のエタノール(50mL)とテ トラヒドロフラン(50mL)混合溶液に、室温でヒドラジン一水和物(7. 08mL、 146m mol)を加え、加熱還流下 1時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチル
で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過 した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸 ェチル)で精製し、標記化合物(1. 83g、 50%)を淡黄色油状物として得た。
1H -NMR Spectrum (DMSO - d ) δ (ppm) : 3.76(2H,s), 5.12(2H,s), 6.55(lH,s), 6.
6
89(lH,dd,J=2.0Hz,8.4 Hz), 7.18(lH,s), 7.31(lH,t,J=6.8Hz), 7.36— 7.46(5H,m).
[0237] [実施例 2] 2, 6 ジァミノ一 N— (6 エトキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル)一二 コチンアミド
製造例 2—1に記載の 2, 6 ジァミノ一 N— (6 ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィ ルメチル)一ニコチンアミド(101mg、 339 μ mol)のテトラヒドロフラン(2mL)溶液に 、室温で 5N水酸ィ匕ナトリウム水溶液 (68 μ L、 339 μ mol)を加えた。反応溶液を減 圧下濃縮し、 2, 6 ジァミノ一 N— (6 ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) —ニコチンアミドのナトリウム塩(130mg)を得た。得られたナトリウム塩 (4mg、 13 μ mol)の Ν, Ν ジメチルホルムアミド(500 /z L)溶液に、室温でブロモェタン(2. 85 mg、 26. 2 mol)を加え、室温で 2時間攪拌した。反応溶液をろ過後、ろ液を逆相 系高速液体クロマトグラフィー(ァセトニトリル—水系移動相(0. 1 %トリフルォロ酢酸 含有)を用いた)にて精製し、標記化合物(2. 6mg、 61 %)をトリフルォロ酢酸塩とし て得た。
MS m/e (ESI) 327.15(MH+)
出発物質 2, 6 ジァミノ一 N— (6 ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) ニコチンアミドは以下の方法で合成した。
[0238] [製造例 2—1] 2, 6 ジァミノ一 N— (6 ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル )一ニコチンアミド
実施例 1に記載の 2, 6-ジァミノ一 N— (6 ベンジルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィ ルメチル)—ニコチンアミド(238mg、 612 mol)のトリフルォロ酢酸(5mL)溶液に、 0°Cでチオア-ノール(287 L、 2. 45mmol)をカ卩え、室温で 2時間攪拌した。反応 溶液に 0°Cで炭酸水素ナトリウム及び水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽 和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下 濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸ェチル:メタノール = 10 :
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燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘプタン:酢酸ェチル = 1 : 2)で精製し、標記化合物(454mg、 69%)を白色固体と して得た。
1H-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 3.32(3H,s), 4.28(2H,s), 4.52(2H,d,J=5.
6
3Hz), 5.11(2H,s), 6.59(lH,d,J=7.9Hz), 6.64(lH,s), 6.90(lH,dd, J=2.4Hz,8.6Hz), 7.13(2H,s), 7.22(lH,d,J=1.8Hz), 7.31(lH,d,J=7.3Hz), 7.37(2H,t,J=7.7Hz), 7.44 (3H,t,J=8.4Hz), 7.97(lH,d,J=7.9Hz), 8.96(lH,t,J=5.3Hz).
出発物質 2 -ァミノ 6—メトキシメチル -ニコチン酸は以下の方法で合成した。
[0241] [製造例 4— 1—1 A] 2 ァミノ一 6 クロ口一ニコチ-ックアシッド
2, 6 ジクロロ-コチニックアシッド(0. 38g,2mmol)およびヨウ化銅(I) (720mg, 3. 8mmol)を—78°Cで封管中の液体アンモニア(約 20mL)に加え、 25時間力!]温( 油浴の温度は 115°C)した。油浴の温度を 125°Cに上げ、さらに 14時間 30分加温し た。反応混合物を室温に戻し、アンモニアを留去した。メタノールを加えて析出してき た不溶物を濾去し、ろ液を濃縮して標記化合物(0. 25g,l. 45mmol,72%)を固体 として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm):6.63(lH,d,J=8.0Hz), 7.55(2H,brs), 8.02
6
(lH,d,J=8.0Hz).
[0242] [製造例 4—1— IB] 2 アミノー 6 クロロー-コチ-ックアシッド
2, 6 ジクロロ-コチニックアシッド (40g (純度 90%) , 0. 19mol)、ァセトアミド (80 g, 1. 4mol)、炭酸カリウム (78g, 0. 56mol)、塩ィ匕銅(I) (0. 93g, 9. 4mmol)およ びキシレン(80mL)の混合物にトリス(2—(2—メトキシエトキシ)ェチル)ァミン (3. 0 mL, 9. 4mmol)を加え、 145°Cで終夜攪拌した。放冷後、反応液に塩化銅 (1) (0. 4 6g, 4. 6mmol)をカ卩え、 145°Cで終夜攪拌した。反応液を 105°Cに冷却した後、水( lOOmL)をカ卩え、同温で 1時間攪拌し、室温まで放冷した。その反応液を 5N塩酸(1 50mL)とクェン酸水溶液で中和後、酢酸ェチルをカ卩えた。その混合液をセライトを 用いてろ過した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄後、減圧下溶媒を濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (酢酸ェチル)により精製し、酢酸ェチル— へキサン系より再結晶を行い、標記化合物 (1. 4g, 8. 3mmol, 4. 5%)を白色結晶
として得た。
1H-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm):6.61(lH,d,J=8.1Hz), 7.53(2H,brs), 8.01
6
(1H, d,J=8.1Hz).
[0243] [製造例 4— 1— 2] 2—アミノー 6—クロ口一ニコチン酸 メチル エステル
メタノール (50mL)に氷冷下で濃硫酸 (25mL)と製造例 4— 1 - 1A (または 4— 1 - 1 B)に記載の 2—アミノー 6—クロ口—ニコチン酸 (4. 3g, 25mmol)を加え、 70°Cで 5 時間攪拌した。放冷後、その反応液を炭酸水素ナトリウム (90g)水溶液で中和した。 生成した固体をろ過し標記化合物 (3. 2g, 17mmol, 68%)を淡褐色固体として得た
JH-NMR Spectrum (CDC13) δ (ppm):3.88(3H,s), 6.62(lH,d,J=8.2Hz), 8.05(lH,d J=8.1Hz).
[0244] [製造例 4— 1— 3] トリブチル—メトキシメチル—スズ
ジイソプロピルアミン(9. 4mL, 67mmol)、テトラヒドロフラン(150mL)の混合物に — 78°Cで n—ブチルリチウム(2. 4M n—へキサン溶液、 25mL、 61mmol)を滴下 し、同温で 30分間攪拌した。同温で水素化トリブチルスズ(16mL、 61mmol)を滴下 後、氷冷下 30分間攪拌した。反応液を— 78°Cとし、クロロメチル メチル エーテル( 4. 6mL、 61mmol)を滴下後、徐々に室温まで昇温した。反応液に水(lOOmL)を 加え、ジヱチルエーテル(300mL)で抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、減 圧下溜去した。残渣を中性シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン/酢酸ェチル = 30/1)にて精製し、標記化合物(18g, 0. 52mmol, 86%)を無色油状物として得 た。
1H-NMR Spectrum (CDC13) δ (ppm):0.88- 0.93(15H,m), 1.26- 1.35(6H,m), 1.47 - 1.55(6H,m), 3.30(3H,s), 3.71(2H,t,J=6.8Hz).
[0245] [製造例 4— 1—4] 2—アミノー 6—メトキシメチルーニコチン酸 メチル エステル 製造例 4— 1—2に記載の 2—ァミノ一 6—クロ口一ニコチン酸 メチル エステル (1. 4g, 7. 6mmol)、製造例 4— 1—3に記載のトリブチル—メトキシメチル—スズ (3. lg , 9. lmmol)、テトラキス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(440mg, 0. 38mmol) 、 N—メチルピロリジノン(20mL)の混合物を 130°Cで 3. 5時間攪拌した。反応液を
放冷し、氷冷下フッ化カリウム水溶液と酢酸ェチルを加え、セライトを用いてろ過した 。有機層を飽和食塩水で洗浄後、減圧下溜去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー(ヘプタン/酢酸ェチル = 2/1)にて精製し、標記化合物(0. 93g, 4. 7m mol, 63%)を淡褐色油状物として得た。
1H -NMR Spectrum (CDC13) δ (ppm):3.47(3H,s), 3.88(3H,s), 4.41(2H,s), 6.74(1 H,d,J=7.9Hz), 8.14(lH,d,J=7.9Hz).
[0246] [製造例 4— 1— 5] 2 アミノー 6—メトキシメチルーニコチン酸
製造例 4—1—4に記載の 2 アミノー 6—メトキシメチルーニコチン酸 メチル エス テル (2. 9g, 15mmol)、テトラヒドロフラン(30mL)、メタノール(7. 5mL)、水(7. 5 mL)の混合物に、水酸化リチウム 1水和物(1. 2g, 29mmol)をカ卩え、室温で終夜攪 拌した。反応液に酢酸(1. 7mL, 29mmol)をカ卩え、減圧下溶媒溜去した。その残渣 をメタノール/酢酸ェチル( = 1/3)に溶解し、シリカゲルを用いてろ過した。そのろ液 を集め、減圧下濃縮し、残渣を水で洗浄し、標記化合物(2. lg, 12mmol, 80%)を 淡黄色固体として得た。
JH -NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm):3.32(3H,s), 4.29(2H,s), 6.61(lH,d,J=7.
6
9Hz), 7.16(2H,brs), 8.02(lH,d,J=7.9Hz).
[0247] [実施例 5] N— (6 ァリルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) 2 ァミノ一 6—メ トキシメチルーニコチンアミド
製造例 5—1に記載の 2 アミノー N— (6—ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチ ル)一 6—メトキシメチル一ニコチンアミド(331mg、 1. Olmmol)のテトラヒドロフラン( 7mL)溶液に、室温で 5N水酸化ナトリウム水溶液(202 L、 1. Olmmol)をカ卩えた 。反応溶液を減圧下濃縮し、 2—アミノー N— (6—ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィ ルメチル) 6—メトキシメチル一ニコチンアミドのナトリウム塩 (416mg)を得た。得ら れたナトリウム塩(30mg、 86 μ mol) (DN, N ジメチルホルムアミド(lmL)溶液に、 室温でァリルブロマイド(29. 7 レ 344 mol)を加え、室温で 23時間攪拌した。 反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水 で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残 渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 1: 2)で精製し、
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。反応溶液を減圧下濃縮し、 2—アミノー N— (6—ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィ ルメチル) 6—メトキシメチル一ニコチンアミドのナトリウム塩 (416mg)を得た。得ら れたナトリウム塩(30mg、 86 μ mol) (DN, N ジメチルホルムアミド(lmL)溶液に、 室温でシクロプロピルメチル ブロマイド(33. 3 μ 343 μ mol)を加え、室温で 17 . 5時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を 水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液 を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチ ル = 1 : 2)で精製し、標記化合物(19mg、 58%)を白色固体として得た。
MS m/e (ESI) 382.27(MH+)
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 0.02(2H,dt,J=5.2Hz,10.4Hz), 0.27(2H,d
6
t,J=6.0Hz,12.0Hz), 0.91— 0.96(lH,m), 3.04(3H,s), 3.53(2H,d,J=7.1Hz), 3.99(2H, s), 4.24(2H,d,J=5.3Hz), 6.31(lH,d,J=7.9 Hz), 6.34(lH,s), 6.54(lH,dd,J=1.5Hz,8. 6Hz), 6.82(lH,s), 6.85(2H,s), 7.12(lH,d,J=8.8Hz), 7.69(lH,d,J=8.1Hz), 8.68(1H ,t,J=5.2Hz).
[実施例 7] 2 ァミノ一 N—( 5 ベンジルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル)一 6—メトキシメチルーニコチンアミド
製造例 7—1— 6に記載の C— (5 べンジルォキシ一べンゾフラン 2 ィル)ーメ チルァミン(135mg、 533 ^ πιο1) ( Ν, Ν—ジメチルホルムアミド(5mL)溶液に、室 温で製造例 4 - 1 - 5に記載の 2 -ァミノ 6—メトキシメチル -ニコチン酸( 107mg、 586 μ mol) ,トリェチルァミン(223 レ 1. 60mmol)、ベンゾトリアゾール 1—ィ ルォキシトリス(ジメチルァミノ)ホスホ-ゥム へキサフルォロホスフェート(306mg、 6 93 mol)を加え、室温で 27時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチ ルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾 燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ヘプタン:酢酸ェチル = 1 : 5)で精製し、標記化合物(166mg、 75%)を白色固体と して得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm) : 3.35(3H,s), 4.03(2H,s), 4.56(2H,d,J=5.
6
3Hz), 5.11(2H,s), 6.62(lH,d,J=8.2Hz), 6.67(lH,s), 6.93(lH,dd,J=2.6Hz,9.0Hz),
7.15(2H,brs), 7.19(lH,d,J=2.6Hz), 7.32(lH,t,J=7.1Hz), 7.39(2H,t,J=7.1Hz), 7.43 -7.47(3H,m), 8.00(lH,d,J=7.9Hz), 9.01(lH,t,J=5.5Hz).
出発物質 C— (5 べンジルォキシ一べンゾフラン 2 ィル) メチルアミンは以 下の方法で合成した。
[0251] [製造例 7—1— 1] 2, 5 ビス一べンジルォキシ一べンズアルデヒド
2, 5 ジヒロドキシベンズアルデヒド(10. 0g、 72. 4mmol)の N, N ジメチルホ ルムアミド(lOOmL)溶液に、 0°Cで水素化ナトリウム(5. 79g、 145mmol)、ベンジ ルブロマイド(18. 9mL、 159mmol)をカ卩え、室温で 24時間攪拌した。反応溶液に 0 °Cで水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無 水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲ ルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル =4 : 1)で精製し、標記化合物(17 . 6g、 76%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm) : 5.11(2H,s), 5.24(2H,s), 7.27-7.50(13
6
H,m), 10.38(lH,s).
[0252] [製造例 7— 1— 2] 5 べンジルォキシ 2 ヒドロキシ一べンズアルデヒド
マグネシウム(305mg、 12. 6mmol)のジェチルエーテル(7. 5mL)とトルエン(7. 5mL)混合懸濁液に、 0°Cで臭素(354 /z L、 6. 91mmol)をカ卩え、窒素雰囲気下室 温で 5分攪拌した後、 5分加熱還流した。反応溶液を室温まで冷却した後、製造例 7 — 1— 1に記載の 2, 5 ビス一ベンジルォキシ一ベンズアルデヒド(2. 00g、 6. 28m mol)のトルエン(20mL)溶液を加え、窒素雰囲気下室温で 24時間攪拌した。更に、 加熱還流下 6時間攪拌した後、反応溶液を室温まで冷却した。析出した固体をろ取 し、トルエンで洗浄した。ろ取した固体に 1N塩酸水溶液(20mL)を加え、加熱還流 下 1時間攪拌した。反応溶液を室温まで冷却し、酢酸ェチルで抽出した。有機層を 飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧 下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 1: 1) で洗浄し、標記化合物(830mg、 58%)を淡黄色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 5.07(2H,s), 6.94(lH,d,J=9.0Hz), 7.08(lH,d
3
,J=2.9Hz), 7.22(lH,dd,J=3.1Hz,9.0Hz), 7.33-7.44(5H,m), 9.84(lH,s), 10.67(1H
,s).
[0253] [製造例 7— 1— 3] 5 べンジルォキシ一べンゾフラン 2 カルボキシリック ァシッ ド ェチノレ エステル
製造例 7— 1 2に記載の 5 -ベンジルォキシ 2 ヒドロキシ ベンズアルデヒド( 830mg、 3. 64mmol)の N, N ジメチルホルムアミド(10mL)溶液に、室温でブロ モ酢酸ェチル(446 ;z L、 4. OOmmol)、炭酸カリウム(1. 01g、 7. 28mmol)を加え 、 120°Cで 8時間攪拌した。反応溶液に 0°Cで水を加え、酢酸ヱチルで抽出した。有 機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そ のろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢 酸ェチル = 2: 1)で精製し、標記化合物(890mg、 83%)を淡黄色油状物として得た
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 1.33(3H,t,J=7.1Hz), 4.35(2H,q,J=7.1Hz
6
), 5.15(2H,s), 7.21(lH,dd,J=2.6Hz,9.0Hz), 7.32-7.42(4H,m), 7.48(2H,d,J=7.0H z), 7.66(lH,d,J=9.3Hz), 7.68(lH,s).
[0254] [製造例 7— 1—4] (5 べンジルォキシ一べンゾフランー2 ィル) メタノール
製造例 7— 1 3に記載の 5 -ベンジルォキシ ベンゾフラン 2 カルボキシリツ ク アシッド ェチル エステル(890mg、 3. OOmmol)のテトラヒドロフラン(20mL) 溶液に、 0°Cで水素化アルミニウムリチウム(342mg、 9. OOmmol)を加え、室温で 3 時間攪拌した。反応溶液に 0°Cで水(342 /z L)、 5N水酸ィ匕ナトリウム水溶液(342 L)、水(1. 03mL)を加え、セライトろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカ ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 3 : 1)で精製し、標記化合物(5 61mg、 74%)を白色固体として得た。
1H-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.53(2H,d,J=5.5Hz), 5.11(2H,s), 5.44(
6
lH,t,J=5.7Hz), 6.67(lH,s), 6.93(lH,dd,J=2.4Hz,8.8Hz), 7.20(lH,d,J=2.2Hz), 7.3 3(lH,t,J=7.1Hz), 7.38-7.47(5H,m).
[0255] [製造例 7— 1— 5] 2—(5 べンジルォキシ一べンゾフランー2 ィルメチル) イソ インドール— 1, 3 ジ才ン
製造例 7— 1—4に記載の(5 ベンジルォキシ ベンゾフラン一 2 ィル)一メタノ
ール(561mg、 2. 21mmol)のテトラヒドロフラン(lOmL)溶液に、 0°Cでフタルイミド (358mg、 2. 43mmol)、トリフエ-ルホスフィン(696mg、 2. 65mmol)、ジェチル ァゾジカルボキシレート(1. 21mL、 2. 65mmol)をカ卩え、室温で 9時間攪拌した。反 応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシ リカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 7 : 3)で精製し、標記化合 物(635mg、 75%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.92(2H,s), 5.10(2H,s), 6.81(lH,s), 6.
6
93(lH,dd,J=2.4Hz,9.0Hz), 7.17(lH,d,J=2.4Hz), 7.31(lH,t,J=7.0Hz), 7.36— 7.46(5 H,m), 7.83-7.94(4H,m).
[0256] [製造例 7— 1— 6] C— (5 べンジルォキシ一べンゾフランー2 ィル) メチルアミ ン
製造例 7— 1 5に記載の 2— ( 5 ベンジルォキシ ベンゾフラン 2 ィルメチル )—イソインドールー 1, 3 ジオン(635mg、 1. 66mmol)のエタノール(6mL)とテト ラヒドロフラン(6mL)混合溶液に、室温でヒドラジン一水和物(805 L、 16. 6mmol )を加え、加熱還流下 1時間攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで 抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過し た。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸ェ チル)で精製し、標記化合物(337mg、 80%)を白色固体として得た。
1H-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 3.78(2H,s), 5.11(2H,s), 6.60(lH,s), 6.
6
89(lH,dd,J=2.6Hz,8.6Hz), 7.17(lH,d,J=2.6Hz), 7.33(lH,t,J=7.0Hz), 7.38— 7.41(3 H,m), 7.46(2H,d,J=8.1Hz).
[0257] [実施例 8] 2, 6 ジァミノ一 N— (6 ブト一 2—ィ-ルォキシ一ベンゾフラン一 2— ィルメチル)—ニコチンアミド
実施例 1と同様の手法により、製造例 8—1— 3に記載の C— (6—ブトー2 ィ-ル ォキシ—ベンゾフラン— 2—ィル)—メチルァミン力 標記化合物を得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm) : 1.81(3H,s), 4.46(2H,d,J=5.6Hz), 4.74(
6
2H,d,J=1.8Hz), 5.65(lH,d,J=8.4Hz), 6.09(2H,brs), 6.58(lH,s), 6.83(lH,dd,J=1.5
Hz,8.6Hz), 6.95(2H,brs), 7.16(lH,s), 7.42(lH,d,J=8.4Hz), 7.66(lH,d,J=8.6Hz), 8.33(lH,t,J=5.7Hz).
出発物質 C— (6 ブトー2 ィ-ルォキシ ンゾフランー2 ィル) メチルアミ ンは以下の方法で合成した。
[0258] [製造例 8— 1— 1] 6 ブトー2 ィ-ルォキシ ンゾフランー2 カルボキシリック アシッド ェチル エステル
6 ヒドロキシ ンゾフランー2 カルボキシリック アシッド ェチル エステル(2 50mg 1. 21mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)と N, N ジメチルホルムアミド(5m L)混合溶液に、室温で水素化ナトリウム(58mg 2. 42mmol)と 1—ブロモ 2 ブ チン(127 L)を加え、室温で 1時間半攪拌した。反応溶液に室温で水を加え、酢 酸ェチルで抽出した。有機層を水及び飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウム で乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ ィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 5 : 1)で精製し、標記化合物(254mg 81%)を白色固 体として得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 1.42(3H,t,J=7.2Hz), 1.87(3H,s), 4.43(2H,q,
3
J=7.2Hz), 4.70(2H,s), 6.97(lH,dd,J=1.6Hz,8.4Hz), 7.20(lH,s), 7.46(lH,s), 7.53( lH,d,J=8.4Hz).
[0259] [製造例 8— 1— 2] (6 ブト一 2—ィ-ルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィル)一メタノ 一
製造例 7— 1 4と同様の手法により、製造例 8 - 1 - 1に記載の 6 ブト 2—ィ- ルォキシ ンゾフラン 2 カルボキシリック アシッド ェチル エステル(254mg 983 11101)カも標記化合物(1981118 93%)を白色固体として得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 1.85(lH,t,J=6.2Hz), 1.87(3H,t,J=2.2Hz), 4.
3
69(2H,q,J=2.2Hz), 4.74(2H,d,J=6.2Hz), 6.60(lH,s), 6.91(lH,dd,J=2.4Hz,8.6Hz), 7.11(lH,d,J=1.8Hz), 7.42(lH,d,J=8.6Hz).
[0260] [製造例 8— 1— 3] C— (6 ブトー2 ィ-ルォキシ ンゾフランー2 ィル)ーメ チルァミン
製造例 7—1— 5と同様の手法により、製造例 8— 1— 2に記載の(6 ブトー2—ィ-
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[0266] [実施例 14] 2, 6 ジアミノー N— (6— (3—メチルーブトキシ)一べンゾフランー2— ィルメチル)—ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 369.31(MH+)
[0267] [実施例 15] 2, 6 ジアミノー N— (6— (2—メチルーブトキシ)一べンゾフランー2— ィルメチル)—ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 369.33(MH+)
[0268] [実施例 16] 2, 6 ジアミノー N— (6— (2, 2 ジメチループロポキシ) ベンゾフラ ン— 2—ィルメチル)—ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 369.33(MH+)
[0269] [実施例 17] 2, 6 ジアミノー N— (6— (3—メチルーブトー2 ェ -ルォキシ)一べ ンゾフラン一 2—ィルメチル) ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 367.31(MH+)
[0270] [実施例 18] 2, 6 ジアミノー N—(6-ブト 2—ェニノレオキシ ベンゾフラン 2 ィルメチル) ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 353.31(MH+)
[0271] [実施例 19] 2, 6 ジアミノー N— (6-プロプ 2—ィニノレオキシ ベンゾフラン- 2—イノレメチノレ) ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 337.28(MH+)
[0272] [実施例 20] 2, 6 ジアミノー N— (6- (2—フルオローベンジルォキシ)一べンゾフ ラン一 2—ィルメチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 407.16(MH+)
[0273] [実施例 21] 2, 6 ジアミノー N— (6- (4 フルオローベンジルォキシ)一ベンゾフ ラン一 2—ィルメチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 407.23(MH+)
[0274] [実施例 22] 2, 6 ジアミノー N— (6- (3—フルオローベンジルォキシ)一ベンゾフ ラン一 2—ィルメチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 407.20(MH+)
[0275] [実施例 23] 2, 6 ジァミノ一 N— (6— (2 クロ口一ベンジルォキシ)一ベンゾフラ ン— 2—ィルメチル)—ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 423.24(MH+)
[0276] 実施例 24から実施例 35は、実施例 6と同様の反応により合成し、逆相系高速液体 クロマトグラフィー(ァセトニトリル—水系移動相(0. 1%トリフルォロ酢酸含有)を用い た)にて精製し、標記化合物を得た。
[0277] [実施例 24] 2 ァミノ一 N— (6—メトキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) 6—メト キシメチルーニコチンアミド
MS m/e (ESI) 342.36(MH+)
[0278] [実施例 25] 2 ァミノ一 N— (6 ブトキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) 6—メ トキシメチルーニコチンアミド
MS m/e (ESI) 384.40(MH+)
[0279] [実施例 26] 2 アミノー 6—メトキシメチルー N— (6 ペンチルォキシ一ベンゾフラ ン— 2—ィルメチル)—ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 398.42(MH+)
[0280] [実施例 27] 2 ァミノ一 N— (6—イソブトキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) 6 ーメトキシメチルーニコチンアミド
MS m/e (ESI) 384.15(MH+)
[0281] [実施例 28] 2 アミノー 6—メトキシメチルー N— (6— (3—メチル一ブトキシ)一ベ ンゾフラン一 2—ィルメチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 398.34(MH+)
[0282] [実施例 29] 2 アミノー 6—メトキシメチルー N— (6— (2—メチル一ブトキシ)一ベ ンゾフラン一 2—ィルメチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 398.43(MH+)
[0283] [実施例 30] 2 ァミノ一 N— (6— (2, 2 ジメチル一プロポキシ)一ベンゾフラン一
2 ィルメチル) 6—メトキシメチルーニコチンアミド
MS m/e (ESI) 398.43(MH+)
[0284] [実施例 31] 2 アミノー 6—メトキシメチルー N— (6— (3—メチル一ブト一 2 ェ-
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溶液に、室温でトリブチル—メトキシメチルースタナン(14mg、 43 μ mol)、テトラキス (トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(0) (3. 78mg、 3. 3 mol)、テトラブチルアンモ -ゥム クロライド(1. 82mg、 6. 5 mol)を加え、窒素雰囲気下、 135°Cで 4時間攪 拌した。反応溶液を室温まで冷却し、ろ過後、逆相系高速液体クロマトグラフィー(ァ セトニトリル—水系移動相(0. 1%トリフルォロ酢酸含有)を用いた)にて精製した後、 更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸ェチル)で精製し、標記化合物(0. 7m g、 6%)を白色固体として得た。
MS m/e (ESI) 356.23(MH+)
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.40(3H,s), 3.46(3H,s), 4.40(2H,s), 4.56(2
3
H,s), 4.74(2H,d,J=5.5Hz), 6.42(3H,brs), 6.66(lH,s), 6.72(lH,d,J=7.9Hz), 7.20(1 H,dd,J=1.3Hz,7.9Hz), 7.45(lH,s), 7.50(lH,d,J=8.1Hz), 7.65(lH,d,J=8.1Hz). 出発物質トリフルォロ一メタンスルホニック アシッド 2— ( ( (2—ァミノ一 6—メトキ シメチル一ピリジン一 3—カルボ-ル)一ァミノ)一メチル)一ベンゾフラン一 6—ィル エステルは以下の方法で合成した。
[製造例 47— 1] トリフルオローメタンスルホニック アシッド 2— ( ( (2—アミノー 6— メトキシメチル一ピリジン一 3—カルボ-ル)一ァミノ)一メチル)一ベンゾフラン一 6— ィノレ エステル
製造例 5—1に記載の 2—アミノー N— (6—ヒドロキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチ ル)一 6—メトキシメチル一ニコチンアミド(331mg、 1. Olmmol)のテトラヒドロフラン 溶液に 5N水酸ィ匕ナトリウム水溶液(202 L、 1. Olmmol)を加えた後、反応溶液を 減圧下濃縮し、ナトリウム塩 (416mg)とした。ナトリウム塩(100mg、 286 mol)の 塩化メチレン(2mL)と N, N—ジメチルホルムアミド(lmL)混合溶液にトリェチルアミ ン(79 ;z L、 572 mol)、 N—フエ-ルトリフルォロメタンスルホンイミド(153mgゝ 42 9 mol)を室温で加え、 15時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸ヱチルで抽 出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。 そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン: 酢酸ェチル = 1: 1)にて精製し、標記化合物(101mg、 77%)を白色固体として得た
Ή-NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm) : 3.35(3H,s), 4.30(2H,s), 4.62(2H,d,J=5.
6
1Hz), 6.63(lH,d,J=7.9Hz), 6.89(lH,s), 7.16(2H,brs), 7.36(lH,dd,J=2.2Hz,8.4Hz) , 7.75(lH,d,J=8.6Hz), 7.91(lH,d,J=2.4Hz), 8.01(lH,d,J=8.1Hz), 9.06(lH,m).
[0302] [実施例 48] 2 ァミノ一 N— (6 ベンジル一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) 6— メトキシメチルーニコチンアミド
製造例 47— 1に記載のトリフルォロ一メタンスルホニック アシッド 2— ( ( (2 アミ ノ一 6—メトキシメチル一ピリジン一 3—カルボ-ル)一ァミノ)一メチル)一ベンゾフラ ン一 6—ィル エステル(5mg、 11 mol)のテトラヒドロフラン(lmL)溶液に、室温で (1, 1,一ビス(ジフエ-ルホスフイノ)フエ口セン)ジクロロニッケル(II) (1. 49mg、 2. 2 μ mol)、ベンジルマグネシウム クロライド(56 L、 55 mol)を加え、窒素雰囲 気下、室温で 25時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機 層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減 圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸ェチル)で精製し、標記 化合物(0. 5mg、 11%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.46(3H,s), 4.08(2H,s), 4.39(2H,s), 4.71(2
3
H,d,J=5.5Hz), 6.39(3H,brs), 6.63(lH,s), 6.72(lH,d,J=7.9Hz), 7.09(lH,d,J=7.9Hz ), 7.19-7.21(3H,m), 7.26— 7.30(3H,m), 7.44(lH,d,J=7.9Hz), 7.63(lH,d,J=7.9Hz ).
[0303] [実施例 49] 2 ァミノ一 6—メトキシメチル一 N— (6 フエノキシ一ベンゾフラン一 2 ィルメチル)—ニコチンアミド
実施例 7と同様の手法により、製造例 49— 1—4に記載の C— (6 フエノキシ一べ ンゾフラン 2 ィル)一メチルァミンと製造例 4 - 1 - 5に記載の 2 ァミノ 6 メト キシメチルニコチン酸力も合成し、逆相系高速液体クロマトグラフィー(ァセトニトリル —水系移動相 (0. 1%トリフルォロ酢酸含有)を用いた)にて精製し標記化合物を得 た。
MS m/e (ESI) 403.89(MH+)
出発物質 C— (6 フエノキシ一べンゾフランー2 ィル)ーメチルァミンは以下の方 法で合成した。
[0304] [製造例 49— 1— 1] 6 フエノキシ一ベンゾフラン一 2—カルボキシリック アシッド ェチノレ エステル
6 ヒドロキシ一べンゾフランー2 カルボキシリック アシッド ェチル エステル(2 00mg、 967 !!101)のテトラヒドロフラン(4111 と?^ N ジメチルホルムアミド(4mL )混合溶液に、 0°Cでジフエ-ルインド-ゥムィォジン(395mg、 967 μ mol)とカリウム tーブトキサイド(109mg、 967 /z mol)を加え、窒素雰囲気下、室温で 40分間攪拌 した。更に 60°Cで 3時間攪拌した後、反応溶液に水を室温で加え、酢酸ェチルで抽 出し、有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そ のろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸ェ チル = 20 : 1)にて精製し、標記化合物(189mg、 69%)を無色油状物として得た。 JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 1.33(3H,t,J=7.1Hz), 4.35(2H,q,J=7.1Hz
6
), 7.05-7.10(3H,m), 7.19(lH,dt,J=l.lHz,7.7Hz), 7.37(lH,s), 7.43(2H,dd,J=7.3H z,7.9Hz), 7.76(lH,s), 7.80(lH,d,J=8.2Hz).
[0305] [製造例 49— 1— 2] (6—フエノキシ一ベンゾフラン一 2—ィル)一メタノール
製造例 49— 1—1に記載の 6 フエノキシ一ベンゾフラン一 2—カルボキシリック ァ シッド ェチル エステル(25 lmg、 889 mol)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に 0 °Cで水素化アルミニウムリチウム(135mg、 3. 56mmol)をカ卩え、室温で 2時間攪拌 した。反応溶液に 0°Cで水(135 、 5N水酸ィ匕ナトリウム水溶液(135 /z L)、水 (4 05 μ L)を加え、セライトろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を ΝΗシリカゲル力 ラムクロマトグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 1: 1)で精製し、標記化合物(177mg
、 83%)を無色油状物として得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 1.85(lH,t,J=6.0Hz), 4.75(2H,d,J=6.0Hz), 6.
3
64(lH,s), 6.97(lH,dd,J=2.0Hz,8.4Hz), 7.01(2H,dd,J=l.lHz,8.8Hz), 7.08— 7.13(2 H,m), 7.33(2H,dd,J=7.5Hz,8.6Hz), 7.48(lH,d,J=8.4Hz).
[0306] [製造例 49— 1— 3] 2— (6 フエノキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル)一イソイン ドール— 1, 3 ジ才ン
製造例 49 - 1 - 2に記載の(6 -フエノキシ ベンゾフラン 2 ィル) メタノール (177mg、 737 mol)のテトラヒドロフラン(4mL)溶液に、 0°Cでフタルイミド(119m
g、 811 mol)、トリフエ-ルホスフィン(232mg、 884 μ mol)、ジェチルァゾジカル ボキシレート (403 L、 884mmol)を加え、室温で 4時間半攪拌した。反応溶液に 水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネ シゥムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムク 口マトグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1)で精製し、標記化合物(209mg、 77 %)を無色油状物として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.94(2H,s), 6.90(lH,s), 6.94(lH,dd,J=
6
2.2Hz,8.4Hz), 6.98(2H,dd,J=l.lHz,8.9Hz), 7.11(lH,dt,J=l.lHz,7.5Hz), 7.22(1H, d,J=1.8Hz), 7.36(2H,dd,J=7.5Hz,8.6Hz), 7.58(lH,d,J=8.6Hz), 7.86-7.94(4H,m).
[0307] [製造例 49— 1—4] C— (6—フエノキシ一ベンゾフラン一 2—ィル)一メチルァミン 製造例 49— 1—3に記載の 2— (6—フエノキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) イソインドール— 1, 3 ジオン(209mg、 566 mol)のエタノール(5mL)溶液に、 室温でヒドラジン一水和物(549 L、 11. 3mmol)を加え、加熱還流下 1時間攪拌し た。反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を無水硫酸マグネ シゥムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマト グラフィー(酢酸ェチル:メタノール = 10 : 1)で精製し、標記化合物(92mg、 68%)を 無色油状物として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 3.80(2H,s), 6.67(lH,d,J=0.92Hz), 6.92
6
(lH,dd,J=2.2Hz,8.4Hz), 6.98(2H,dd,J=l.lHz,8.8Hz), 7.11(lH,dt,J=l.lHz,7.5Hz), 7.21(lH,s), 7.37(2H,dd,J=7.5Hz,8.4Hz), 7.56(lH,d,J=8.4Hz).
[0308] [実施例 50] 2, 6 ジァミノ一 N— (6 フエノキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) ニコチンアミド
実施例 1と同様の手法により、製造例 49— 1—4に記載の C— (6—フエノキシ—ベ ンゾフラン一 2—ィル)一メチルァミンと製造例 1— 1— 4に記載の 2, 6 ジァミノニコ チン酸から標記化合物を得た。
1H-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.50(2H,d,J=5.7Hz), 5.68(lH,d,J=8.6Hz
6
), 6.12(2H,brs), 6.69(lH,s), 6.93(lH,dd,J=2.0Hz,8.4Hz), 6.97(2H,brs), 6.98(2H, d,J=8.1Hz), 7.11(lH,t,J=7.5Hz), 7.25(lH,d,J=1.8Hz), 7.37(2H,t,J=8.2Hz), 7.57(1
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化合物を得た。
MS m/e (ESI) 356.29(MH+)
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.39(3H,s), 3.46(3H,s), 4.41(2H,s), 4.53(2
3
H,s), 4.74(2H,d,J=5.7Hz), 6.44(3H,brs), 6.61(lH,s), 6.72(lH,d,J=7.9Hz), 7.25 -7.26(lH,m), 7,42(lH,d,J=8.6Hz), 7.51(lH,s), 7.67(lH,d,J=7.9Hz).
出発物質 2 アミノー N— (5 ブロモ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル) 6—メトキ シメチルーニコチンアミドは以下の方法で合成した。
[0316] [製造例 56— 1— 1] 5 ブロモーべンゾフランー2 カルボキシリック アシッド ェ チル エステル
製造例 1— 2—1と同様の手法により、 5 ブロモサリチルアルデヒド(7. 05g、 35. lmmol)力も標記化合物(7. 29g、 77%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) : 1.31(3H,dtJ = 1.8Hz,7.1Hz), 4.35(2H,d
6
q,J = 1.8Hz,7.1Hz), 7.65(lH,ddd,J=0.37Hz,1.7Hz,8.8Hz), 7.70-7.73(2H,m), 8.01 (lH,t,J=1.7Hz).
[0317] [製造例 56— 1— 2] (5 ブロモ一ベンゾフラン一 2—ィル)一メタノール
水素化アルミニウムリチウム(706mg、 18. 6mmol)のテトラヒドロフラン(20mL)溶 媒に塩化アルミニウム(2. 98g、 22. 3mmol)を加え、テトラヒドロフランに塩化アルミ -ゥムが溶解するまで攪拌した。続いて、反応溶液に製造例 56— 1—1に記載の 5— ブロモ一ベンゾフラン一 2—カルボキシリック アシッド ェチル エステル(1. 00g、3 . 72mmol)を 0°Cでカ卩え、 20分間 0°Cで攪拌した。反応溶液にアンモニア水を加え 、セライトろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ 一(ヘプタン:酢酸ェチル = 2 : 1)で精製し、標記化合物(780mg、 92%)を白色固 体として得た。
1H-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.57(2H,d,J=5.6Hz), 5.54(lH,t,J=5.9Hz
6
), 6.75(lH,s), 7.41(lH,dd,J=2.0Hz,8.4Hz), 7.53(lH,d,J=8.6Hz), 7.81(lH,d,J=2.0 Hz).
[0318] [製造例 56— 1— 3] 2— (5 ブロモ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル)一イソインドー ノレ一 1, 3 ジオン
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ニコチンアミド
実施例 58に記載の 2 -ァミノ N— (6 ベンジルォキシ ベンゾフラン— 2 ィル メチル)—ニコチンアミド(323mg、 865 μ mol)のトリフルォロ酢酸溶媒に 0°Cでチォ ァ-ソール (406 L、 3. 46mmol)を加え、室温で 3時間攪拌した。反応溶液に炭 酸水素ナトリウムと水を 0°Cで加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で 洗浄後、無水硫酸マグネシウムを加え乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、 得られた残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸ェチル:メタノール = 10 : 1)にて精製し、標記化合物(219mg、 89%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO -d ) δ (ppm) :4.50(2H,d,J=5.1Hz), 6.55— 6.58(lH,m),
6
6.58(lH,s), 6.68(lH,d,J=8.2Hz), 6.85(lH,d,J=1.8Hz), 7.07(2H,brs), 7.30(lH,d,J =8.2Hz), 7.93(lH,dd,J=1.5Hz,7.7Hz), 8.06(lH,d,J=6.0Hz), 8.96(lH,t,J=5.3Hz), 9.44(lH,brs).
[0326] [実施例 60] 2 アミノー N—(6- プロポキシ一べンゾフラン 2—ィルメチル)一二 コチンアミド
MS m/e (ESI) 326.17(MH+)
[0327] [実施例 61] 2 アミノー N—(6- ブトキシ一べンゾフラン 2—ィルメチル) ニコ チンアミド
MS m/e (ESI) 340.22(MH+)
[0328] [実施例 62] 2 アミノー N—(6- -ペンチルォキシ ベンゾフラン 2—ィルメチル) ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 354.26(MH+)
[0329] [実施例 63] 2 アミノー N—(6- -イソブトキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル)一二 コチンアミド
MS m/e (ESI) 340.37(MH+)
[0330] [実施例 64] 2 アミノー N—(6- (3—メチルーブトキシ)一べンゾフランー2—ィル メチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 354.37(MH+)
[0331] [実施例 65] 2 アミノー N—(6- (2—メチルーブトキシ)一べンゾフラン 2—ィル
メチノレ)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 354.29(MH+)
[0332] [実施例 66] 2—ァミノ一 N— (6— (2, 2—ジメチル一プロポキシ)一ベンゾフラン一
2—イノレメチノレ)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 354.32(MH+)
[0333] [実施例 67] N— (6—ァリルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメチル)一2—ァミノ一 ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 324.33(MH+)
[0334] [実施例 68] 2—アミノー N— (6— (3—メチル一ブト一 2—ェ -ルォキシ)一ベンゾフ ラン一 2—ィルメチル)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 352.35(MH+)
[0335] [実施例 69] 2—アミノー N— (6—ブト一 2—ェニルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィル メチノレ)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 338.28(MH+)
[0336] [実施例 70] 2—ァミノ一 N— (6—プロプ一 2—ィニルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィ ノレメチノレ)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 322.27(MH+)
[0337] [実施例 71] 2—アミノー N— (6—ブト一 2—ィニルォキシ一ベンゾフラン一 2—ィル メチノレ)一ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 336.34(MH+)
[0338] [実施例 72] 2—ァミノ一 N— (6—シクロプロピルメトキシ一ベンゾフラン一 2—ィルメ チル)—ニコチンアミド
MS m/e (ESI) 338.34(MH+)
[0339] [実施例 73] 2—ァミノ一 N— (6—シクロプロピルメトキシ一 1H—インドール一 2—ィ ルメチル)一6—メトキシメチルーニコチンアミド
実施例 4と同様の手法により、製造例 73— 1—5に記載の C— (6—シクロプロピルメ トキシ一 1H—インドール一 2—ィル)一メチルァミンと実施例 4— 1—5に記載の 2— ァミノ― 6—メトキシメチルニコチン酸力も標記化合物を得た。
Ή-NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm) : 0.30— 0.34(2H,m), 0.54— 0.58(2H,m),
6
1.20- 1.26(lH,m), 3.34(3H,s), 3.77(2H,d,J=7.0Hz), 4.29(2H,s), 4.51(2H,s), 6.1 8(lH,s), 6.59-6.62(2H,m), 6.83(lH,d,J=2.2Hz), 7.12(2H,brs), 7.29(lH,d,J=8.6H z), 7.98(lH,d,J=7.9Hz), 8.87(lH,brs), 10.67(lH,s).
出発物質 C— (6—シクロプロピルメトキシ— 1H—インドール— 2—ィル)—メチルァ ミンは以下の方法で合成した。
[0340] [製造例 73— 1— 1] 6 ヒドロキシ一 1H—インドール一 2—カルボキシリック ァシッ ド メチル エステル
6—メトキシー 1H—インドールー 2 カルボキシリック アシッド メチル エステル( 500mg、 2. 44mmol)のジクロロメタン(10mL)溶液に、 78°Cでボロン トリブロマ イド(12. 2mL、 12. 2mmol)を加え、窒素雰囲気下 0°Cで 50分攪拌した。反応溶液 に 0°Cで水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄後、無水硫 酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラ ムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 1: 1)で精製し、標記化合物(395mg、 85%)を白色固体として得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.92(3H,s), 4.97(lH,s), 6.74(lH,dd,J=2.2H
3
z,8.6Hz), 6.82(lH,s), 7.16(lH,dd,J=l.lHz,2.2Hz), 7.54(lH,d,J=8.8Hz), 8.70(1H, brs).
[0341] [製造例 73— 1— 2] 6 シクロプロピルメトキシ 1H—インドールー 2 カルボキシ リック アシッド メチル エステル
製造例 73— 1— 1に記載の 6 ヒドロキシ— 1H—インドール— 2—カルボキシリック アシッド メチル エステル(395mg、 2. 07mmol)のテトラヒドロフラン(8mL)溶液 に 5N水酸ィ匕ナトリウム水溶液 (414 L、 2. 07mmol)を加え、減圧下濃縮した。残 渣の N, N ジメチルホルムアミド(8mL)溶液に、室温でシクロプロピルメチルブロマ イド(241 L、 2. 48mmol)をカ卩え、室温で 12時間攪拌した。更に、 50°Cで 4時間 攪拌した後、反応溶液に室温で水を加え、酢酸ェチルで抽出した。有機層を水及び 飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧 下濃縮し、残渣を NHシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 3 :
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[0347] [製造施例 75— 1— 1] 5 ョード 2 フエノキシメチルーベンゾフラン
5 ョード 2—メチルベンゾフラン(500mg、 1. 94mmol)の四塩化炭素(28mL )溶液に N ブロモスクシンイミド(410mg、 2. 3mmol)と 2, 2 ァゾビス(イソブチロ 二トリル) (47. 8mg、 0. 291mmol)をカ卩えた。この混合液を加熱還流下 2時間 45分 撹拌した。反応混合液を放冷後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマ トグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 10 : 1)にて精製し、 2 ブロモメチル—5 ョー ドーべンゾフラン(320mg、 49%)を得た。
2 ブロモメチル 5 ョード一ベンゾフラン(270mg、 0. 801mmol)とフエノール (113mg、 1. 2mmol)の N, N ジメチルホルムアミド(20mL)溶液に炭酸カリウム( 332mg、 2. 4mmol)を加えた。その混合液を室温にて 14時間撹拌した。反応液を 飽和食塩水に注ぎ、酢酸ェチルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシゥ ムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(へキサ ン:酢酸ェチル = 7: 1)にて精製し、標記化合物(251mg、 90%)を得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 5.16(2H,s), 6.72(lH,s), 6.98— 7.02(3H,m),
3
7.28-7.33(3H,m), 7.57(lH,dd,J=1.6,8.4Hz), 7.89(lH,d,J=1.6Hz).
[0348] [製造例 75— 1— 2] 2 フエノキシメチル一ベンゾフラン一 5—カルボ-トリル
製造例 75 - 1 - 1に記載の 5 ョードー 2—フエノキシメチル ベンゾフラン(250m g、 0. 714mmol)の 1ーメチルー 2 ピロリジノン(10mL)溶液にシアン化亜鉛(168 mg、 1. 43mmol)とテトラキス(トリフエ-ルホスフィン)パラジウム(0) (165mg、 0. 1 43mmol)を加えた。その混合物を 130°Cで 3時間撹拌した。反応混合物に氷水およ び濃アンモニア水を加え撹拌した後、酢酸ェチルで抽出した。有機層を分離し、飽 和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮した。得られた残 渣をシリカゲルクロマトグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 5: 1)にて精製し、標記化 合物(27mg、 15%)を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 5.19(2H,s), 6.85(lH,s), 7.00— 7.04(3H,m),
3
7.31 -7.35(2H,m), 7.58(2H,d,J=1.2Hz), 7.91(lH,m).
[0349] [製造例 75— 1— 3] C— (2 フエノキシメチルーベンゾフランー5 ィル) メチル ァミン
水素化アルミニウムリチウム(19mg、 0. 5mmol)のテトラヒドロフラン(5mL)懸濁液 に製造例 75 - 1 - 2に記載の 2 フエノキシメチル ベンゾフラン 5 カルボ-トリ ノレ(25mg、 0. lmmol)のテトラヒドロフラン(lmL)溶液を滴下した。その混合物を室 温で 3時間 45分撹拌した。反応混合物に氷水を加え撹拌した後、セライトを用いて 不溶物を取り除き、酢酸ェチルで洗い込みを行った。有機層を分離し、飽和食塩水 で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮することにより標記化合物(12 mgゝ 47%)を得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.90(2H,s), 5.16(2H,s), 6.82(lH,d,J=8.0Hz)
3
, 6.98-7.03(2H,m), 7.21 -7.25(2H,m), 7.29-7.33(2H,m), 7.44-7.52(2H,m).
[0350] [実施例 76] 2 アミノー N— (2— (4 フルオローベンジル)一ベンゾフラン一 5—ィ ルメチル) 6—メトキシメチル一ニコチンアミド
実施例 4と同様の手法により、製造例 76— 1—4に記載の C— (2—(4 フルオロー ベンジル)一ベンゾフラン一 5—ィル)一メチルァミンと製造例 4— 1—5に記載の 2— ァミノ一 6—メトキシメチル一ニコチン酸力 標記化合物を得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.44(3H,s), 4.07(2H,s), 4.38(2H,s), 7.64(2
3
H,d,J=5.6Hz), 6.31(lH,brs), 6.35(lH,s), 6.41(2H,brs), 6.67(lH,d,J=7.6Hz), 6.99 -7.03(2H,m), 7.18— 7.26(3H,m), 7.38(lH,d,J=8.4z), 7.45(lH,s), 7.58(lH,d,J=8. 0Hz).
出発物質 C (2- (4 フルオローベンジル)一べンゾフラン 5 ィル) メチル アミンは以下の方法で合成した。
[0351] [製造例 76— 1— 1] 2—(4 フルオローベンジル)一べンゾフラン 5 カルバルデ ヒド、
2- (4—フルォロベンゾィル)—1—ベンゾフラン— 5—カルバルデヒド(500mg、 1 . 86mmol)とエチレングリコール(2. 31g、 37. 2mmol)をトルエン(20mL)に懸濁 し、 (1S)— (+)— 10—カンファースルホニック アシッド(30mg)をカ卩えた。この懸濁 液を 2時間加熱還流した。反応混合物を放冷後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に 注ぎ、酢酸ェチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ グネシゥムで乾燥した。有機層をグラスフィルターを用いて濾過し、そのろ液を NH—
シリカゲルを付したグラスフィルターで濾過した。そのろ液を減圧下にて濃縮すること により(5— [1,3]ジォキソラン一 2—ィル一ベンゾフラン一 2—ィル)一(4 フルォロ一 フエ-ル) メタノン(377mg 65%)を得た。
(5— [1,3]ジォキソラン一 2—ィル一ベンゾフラン一 2—ィル)一(4 フルォロ一フエ -ル) メタノン(370mg 1. 18mmol)のエチレングリコール(5mL)懸濁液にヒドラ ジン 1水和物(165mg 2. 8mmol)と水酸化カリウム(152mg 2. 71mmol)をカロえ た。その懸濁液を 100°Cで 2時間撹拌後、さらに 160°Cに昇温し 1時間撹拌した。反 応混合物を放冷後、飽和食塩水に注ぎ、酢酸ェチルで抽出した。有機層を分離し、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマ トグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1)にて精製し、 5— [ 1 , 3]ジォキソラン 2— ィル一 2— (4 フルオローベンジル)一ベンゾフラン(151mg 43%)を得た。
[0352] 氷冷下、 5— [1,3]ジォキソランー2—ィルー2—(4 フルオローベンジル) ンゾ フラン(100mg 0. 335mmol)と四臭化炭素(222mg 0. 67mmol)の塩化メチレ ン(4mL)溶液にトリフエ-ルホスフィン(176mg 0. 67mmol)の塩化メチレン(lmL )溶液を滴下した。
[0353] この混合溶液を 1時間氷冷下撹拌した後、室温にて 14時間撹拌した。反応混合液 を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1)にて精製し、標記化合物(84mg 99%)を得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) :4.08(2H,brs), 6.45(lH,m), 6.98— 7.02(2H,
3
m), 7.23-7.26(2H,m), 7.48(lH,d,J=8.8Hz), 7.76(lH,dd,J=1.6,8.4Hz), 7.99(lH,d ,J=1.6Hz), 9.99(lH,s).
[0354] [製造例 76— 1— 2] (2— (4—フルオローベンジル) ンゾフランー5 ィル)ーメ タノ一
製造例 76— 1—1に記載の 2—(4 フルオローベンジル) ンゾフラン 5—力 ルバルデヒド(84mg 0. 33mmol)のメタノール(5mL)溶液に水素化ホウ素ナトリウ ム(18. 7mg 0. 495mmol)をカロえた。
[0355] その混合物を 30分間室温にて撹拌した。反応液を飽和食塩水に注ぎ、酢酸ェチ ルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下濃縮するこ
とにより標記化合物(83mg、 98%)を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) :4.07(2H,s), 4.73(2H,s), 6.35(lH,m), 6.99
3
-7.03(2H,m), 7.20-7.27(3H,m), 7.38(lH,d,J=8.4Hz), 7.47(lH,m).
[0356] [製造例 76— 1— 3] 2— (2— (4 フルオローベンジル)一ベンゾフラン一 5—ィルメ チル) イソインドールー 1, 3 ジオン
製造例 76— 1—2に記載の(2—(4 フルオローベンジル)一べンゾフラン 5—ィ ル)一メタノール(83mg、 0. 324mmol)、テトラヒドロフラン(5mL)溶液にトリフエ- ルホスフィン(93. 5mg、 0. 356mmol)、フタルイミド(52. 4mg、 0. 356mmol)そし てジェチルァゾジカルボキシレート(62. lmg、 0. 356mmol)を加えた。その混合液 を室温にて 14時間撹拌した。反応混合液を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマ トグラフィー(へキサン:酢酸ェチル = 5 : 1)にて精製し、標記化合物(81mg、 65%) を得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) :4.04(2H,s), 4.90(2H,s), 6.33(lH,s), 6.96—
3
7.01(2H,m), 7.20-7.24(2H,m), 7.32-7.33(2H,m), 7.57(lH,s), 7.68-7.70(2H,m ), 7.82-7.84(2H,m).
[0357] [製造例 76— 1—4] C— (2— (4 フルオローベンジル)一べンゾフランー5 ィル) ーメチルァミン
製造例 76— 1—3に記載の 2— (2- (4 フルオローベンジル)一べンゾフラン 5 —ィルメチル)一イソインドール一 1, 3 ジオン(81mg、 0. 21mmol)のエタノール( 5mL)とテトラヒドロフラン(3mL)混合溶液にヒドラジン 1水和物(52. 6mg、 1. 05m mol)を加えた。その混合液を加熱還流下 3時間撹拌した。反応液を放冷後、飽和炭 酸水素ナトリウム水溶液に注ぎ、酢酸ェチルで抽出した。有機層を分離し、飽和食塩 水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下濃縮することにより標記化合物 (42mg、 78%)を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.91(2H,s), 4.06(2H,s), 6.34(lH,s), 6.98—
3
7.03(2H,m), 7.16(lH,dd,J=1.6,8.4Hz), 7.23-7.27(2H,m), 7.35(lH,d,J=8.4Hz), 7. 41(lH,s).
[0358] [実施例 77] 2 アミノー N— (6—ベンジルォキシ一ベンゾ [b]チォフェン一 2—ィル
メチル) 6—メトキシメチルーニコチンアミド
実施例 4と同様の手法により、製造例 77— 1—5に記載の C— (6—ベンジルォキシ -ベンゾ [b]チォフェン 2 ィル)一メチルァミンと製造例 4 - 1 - 5に記載の 2 ァ ミノ— 6—メトキシメチル—ニコチン酸力も標記化合物を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.46(3H,s), 4.40(2H,s), 4.80— 4.81(2H,m),
3
5.12(2H,s), 6.37-6.40(3H,m), 6.70(lH,d,J=8.0Hz), 7.05(lH,dd,J=2.4,8.4Hz), 7 .16(lH,s), 7.33-7.35(2H,m), 7.38-7.42(2H,m), 7.44-7.47(2H,m), 7.59— 7.62( 2H,m).
出発物質 C— (6 べンジルォキシ一べンゾ [b]チォフェンー2 ィル) メチルアミ ンは以下の方法で合成した。
[0359] [製造例 77— 1— 1] 6—メトキシ一ベンゾ [b]チォフェン一 2—カルボキシリック ァシ ッド ェチル エステル
2 フルオロー 4—メトキシベンズアルデヒド(5. 0g、 32. 5mmol)と 2—メルカプト —アセテート(3. 56mL、 32. 5mL)の N, N—ジメチルホルムアミド(50mL)溶液に 炭酸カリウム(12. lg、 87. 5mmol)をカ卩えた。その混合物を室温にて 5時間撹拌し た。その反応混合物を酢酸ェチルと水に分配した。有機層を分離し、水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過した。そのろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣 をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 20: 1力ら 10: 1)と NH シリ 力ゲルクロマトグラフィー(ヘプタン:酢酸ェチル = 10 : 1)にて精製し、標記化合物(6 . 72g、 88%)を得た Q
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 1.41(3H,t,J=7.2Hz), 3.90(3H,s), 4.39(2H,q,
3
J=7.2Hz), 7.02(lH,dd,J=2.4,9.0Hz), 7.29(lH,d,J=2.4Hz), 7.74(lH,d,J=9.0Hz), 7. 97(lH,s).
[0360] [製造例 77— 1— 2] (6—メトキシ一ベンゾ [b]チォフェンー2 ィル) メタノール 製造例 77— 1 - 1に記載の 6—メトキシ ベンゾ [b]チォフェン 2 カルボキシリツ ク アシッド ェチル エステル(5. 0g、 21. lmmol)のテトラヒドロフラン(lOOmL) 溶液に水素化アルミニウムリチウム(2. 0g、 52. 8mmol)を加えた。その懸濁液を室 温にて 30分間撹拌した。その反応混合物を水と酢酸ェチルに分配した。有機層を分
離し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥し、ろ過した。そのろ液を減圧下濃縮すること により標記化合物 (4. lg、定量的)を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 1.92(lH,t,J=6.0Hz), 3.86(3H,s), 4.87(2H,d,
3
J=6.0Hz), 6.97(lH,dd,J=2.4,8.8Hz), 7.12(lH,s), 7.29(lH,d,J=2.4Hz), 7.60(lH,d,J =8.8Hz).
[0361] [製造例 77— 1— 3] 2— (6—メトキシ一ベンゾ [b]チォフェン一 2—ィルメチル一イソ インドール— 1, 3 ジ才ン
製造例 77— 1 - 2に記載の(6—メトキシ ベンゾ [b]チォフェン 2 ィル) メタ ノール(4. lg、 21. lmmol)のテトラヒドロフラン(40mL)溶液にァゾジカルボン酸ジ ェチル(3. 32mL、 21. lmmol)、フタルイミド(3. lgゝ 21. lmmol)そしてトリフエ- ルホスフィン(5. 53g、 21. lmmol)をカ卩えた。その混合物を室温で 3時間撹拌した。 その反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘプ タン:酢酸ェチル = 10 : 1から 4 : 1)にて精製し、標記化合物(2. 34g、 34%)を得た
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) : 3.83(3H,s), 5.06(2H,s), 6.94(lH,dd,J=2.4,8
3
•8Hz), 7.21(lH,d,J=2.4Hz), 7.58(lH,d,J=8.8Hz), 7.70-7.78(3H,m), 7.85-7.89( 2H,m).
[0362] [製造例 77— 1—4] 2—(6 べンジルォキシ一べンゾ [b]チォフェンー2—ィルメチ ル)—イソインドール— 1, 3 ジオン
氷冷下、製造例 77— 1—3に記載の 2—(6—メトキシ—ベンゾ [b]チォフェンー2— ィルメチル—イソインドール— 1, 3 ジオン(1. Og、 3. O9mmol)の塩化メチレン(1 OmL)溶液に三臭化ホウ素のヘプタン溶液(1M) (15. 5mL、 15. 5mmol)を滴下 した。その混合溶液を 0°Cで 4時間撹拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水 溶液でアルカリ性にした後、酢酸ェチルで抽出した。有機層を分離し、無水硫酸マグ ネシゥムで乾燥し、濾過した。そのろ液を減圧下濃縮することにより 2— (6—ヒドロキ シ一べンゾ [b]チォフェンー2 ィルメチル) イソインドールー 1, 3 ジオン(540m g、 57%)を得た。
2- (6—ヒドロキシ一ベンゾ [b]チォフェン一 2—ィルメチル)一イソインドール一 1,
3 ジオン(121mg、 0. 391mmol)の N, N—ジメチルホルムアミド(3mL)溶液に炭 酸カリウム(162mg、 1. 17mmol)とべンジルブロマイド(70 レ 0. 587mmol)を 加えた。その混合物を 100°Cにて 30分間撹拌した。その反応混合物を酢酸ェチルと 水に分配した。有機層を分離し、水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濾過 した。そのろ液を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(へキサ ン:酢酸ェチル = 10 : 1から 4 : 1、次に 1: 1)にて精製し、標記化合物(144mg、 92% )を得た。
JH-NMR Spectrum (DMSO— d ) δ (ppm) : 5.05(2H,s), 5.09(2H,s), 7.00-7.03(2H
6
,m), 7.26-7.45(4H,m), 7.58-7.60(lH,m), 7.70-7.72(2H,m), 7.82-7.87(3H,m) , 7.98-8.00(lH,m).
[0363] [製造例 77— 1— 5] C— (6 べンジルォキシ一べンゾ [b]チォフェンー2 ィル) メチルァミン
製造例 77— 1 -4に記載の 2—(6 ベンジルォキシ ベンゾ [b]チォフェン 2— ィルメチル) イソインドールー 1, 3 ジオン(144mg、 0. 36mmol)のエタノール(5 mL)溶液にヒドラジン 1水和物(18. 7mg、 0. 374mmol)をカ卩えた。その混合溶液を 加熱還流下 4時間撹拌した。その反応混合溶液を放冷し、そこに水を加えた後、減 圧下全体の溶液量が半分になるまで濃縮した。その溶液を酢酸ェチルと水に分配し 。その有機層を分離し、 2N水酸ィ匕ナトリウム水溶液と水で洗浄した後、無水硫酸マグ ネシゥムで乾燥し、濾過した。そのろ液を減圧下濃縮することにより標記化合物(104 mg、定量的)を得た。このアミンは精製することなく次の反応に用いた。
[0364] [実施例 78] 2, 6 ジアミノー N— (6 べンジルォキシ一べンゾ [b]チォフェン 2— ィルメチル)—ニコチンアミド
実施例 1と同様の手法により、製造例 77— 1—5に記載の C— (6—ベンジルォキシ -ベンゾ [b]チォフェン 2 ィル) -メチルァミンと製造例 1 1 4に記載の 2, 6 - ジァミノニコチン酸力 標記化合物を得た。
1H-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm) :4.51(2H,brs), 4.77(2H,d,J=6.0Hz), 5.12(2H
3
,s), 5.78(lH,d,J=8.4Hz), 6.11(lH,brs), 6.45(2H,brs), 7.04(lH,dd,J=2.4,8.8Hz), 7.13(lH,s), 7.31 -7.35(2H,m), 7.37-7.41(3H,m), 7.44-7.46(2H,m), 7.59(lH,d,
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— 78°Cで n—ブチルリチウム(2. 4M n—へキサン溶液、 5. OmL、 12mmol)を滴 下し、同温で 30分間攪拌した。同温で水素化トリブチルスズ(3. 3mL、 12mmol)を 滴下後、氷冷下 40分間攪拌した。反応液を— 78°Cに冷却し、その反応液にクロロメ チル ェチル エーテル(1. lmL、 12mmol)を滴下した。反応液を徐々に室温まで 昇温し、室温でさらに 3時間攪拌した。反応液を水(lOOmL)、飽和塩ィ匕アンモ-ゥ ム水溶液(50mL)そして、ジェチルエーテル(lOOmL)に分配した。その有機層を 分離し、飽和食塩水で洗浄後、減圧下濃縮した。残渣を中性シリカゲルカラムクロマ トグラフィー(ヘプタン:ジェチルエーテル = 30 : 1)にて精製し、標記化合物(2. 8g、 65%)を無色油状物として得た。
JH-NMR Spectrum (CDC1 ) δ (ppm): 0.87— 0.92(15H,m), 1.16(3H,t,J=7.0Hz), 1
3
.26— 1.35(6H,m), 1.43— 1.55(6H,m), 3.36(2H,q,J=7.0Hz), 3.74(2H,t,J=6.5Hz). 以上の製造例および実施例において得られたィ匕合物の構造式を以下の表 1〜表 1 2に示す。
[表 1]
製造例 1 - 1 - 1
製造例 4一 1一 5
9]
製造例 1一 2— 1 製造例 7— 1一 1
製造例 2— 1
製造例 5— 1
10]
製造例 8— 1一 1 製造例 4 9一 1一 3
]
製造例 7 5— 1一 1 製造例 7 6— 1— 4
製造例 7 6— 1—3 製造例 7
本発明に係るピリジン誘導体 (I)もしくはその塩またはそれらの水和物は、優れた G PIアンカー蛋白質輸送過程の阻害活性、抗カンジダ活性、抗ァスペルギルス活性を 示し、さらに、物性、安全性および代謝的安定性の面でも優れており、真菌感染症の 予防剤または治療剤として極めて有用である。
[0382] [薬理試験例]
本発明化合物 (I)の有用性を示すため、本発明化合物 (I)の抗真菌活性にっ ヽて
、 1.抗カンジダ活性および抗ァスペルギルス活性、 2.マウスのカンジダ全身感染実 験系での活性を測定した。
[0383] 1.抗カンジダ活性及び抗ァスペルギルス活性
(1).菌液の調製
C. albicans E81022株は、サブローデキストロース液体培地(SDB)に 30°C、 48時 間静置培養した菌液を 1.3倍濃度の RPMI1640培地で 10000倍希釈し、 1〜2 x 104 cells/mlの菌液に調製した。 A. fomigatus Tsukuba株は、 - 80°C凍結保存株を 1.3倍 濃度の RPMI1640培地で 1000倍希釈し、 2〜3 x 103 cells/mlの菌液に調製した。
[0384] (2).薬剤希釈プレートの作製
U底 96 wellプレートを用い、 8検体/プレート (A〜H)の検体希釈溶液を作製した。 各プレートの 1列目に滅菌蒸留水を 240 μ 1、 2〜12列目に 4%ジメチルスルホキシド溶 液を 125 μ 1分注した。秤量した検体をジメチルスルホキシドに溶解し、 5 mg/mlの溶 液を作製後、この溶液を準備したプレートの 1列目に 10 1添加し、プレート上で 12段 階 2倍階段希釈 (溶液 125 μ 1 + 4%ジメチルスルホキシド溶液 125 μ 1)した。この検体 希釈溶液を 25 μ 1ずつ MIC測定用の平底 96 wellプレートに分注し、検体希釈プレー トを作製した。
[0385] (3).菌液の接種および培養
(1)で調製した菌液を、(2)で作製した被検化合物希釈液 25 μ 1/wellが入った平底 96 wellプレートに 75 μ 1/well接種し、 35°Cで 48時間、好気的に静置培養した。
[0386] (4).MIC測定
一見して、コントロールと比較して菌の増殖を明らかに抑制した最小濃度を最小発 育阻止濃度 (MIC)とした。
[0387] 1.に記載の測定法で、以下の実施例で合成した代表的な化合物について、抗カ ンジダ活性及び抗ァスペルギルス活性を測定した。その結果、表 13、 14に示す通り 、本発明化合物は、抗カンジダ活性および抗ァスペルギルス活性を有することが明ら カゝとなった。
[0388] [表 13]
[0389] [表 14]
2.マウスのカンジダ全身感染実験系
(1).接種菌液の調製
C. albicans E81022株を、サブローデキストロース寒天培地 (SDA)に 30。C、 48時間
静置培養し、回収した菌体を滅菌生理食塩水に懸濁した。血球計算盤にて菌数を 数え、 2 X 107 cells/mlとなるように滅菌生理食塩水で希釈したものを接種菌液とし た。
[0391] (2).感染
接種菌液 0.2 mlを 4.5〜5.5週齢の雌性 ICR系マウス尾静脈へ接種した (4 x 106 c ells/mouseノ。
[0392] (3).治療
菌接種 0.5〜1時間後から 4時間毎に 3回、薬剤溶液 (6.5%ジメチルスルホキシドおよ び 3.5%Tween80を含有する滅菌生理食塩水に溶解あるいは懸濁) 0.2 mlを経口ゾン デを用い、胃内へ投与した。薬剤濃度は 10 mg/kgとし、一群の動物数は 5匹で行つ た。
[0393] (4).効果の判定
感染防御効果は、感染 14日後まで生死を観察し、平均生存日数を算出することに より判定した。
[0394] その結果、表 15に示す通り、本発明化合物を投与したマウスは、非投与群と比較し て長期に亘り生存し、本発明の化合物が in vivoにおいても抗カンジダ活性を示すこ とが明ら力となった。
[0395] [表 15]
本発明によれば、本発明に係るピリジン誘導体 (I)もしくはその塩またはそれらの水
和物は、 1)細胞壁表層蛋白質の発現を阻害し、細胞壁 assemblyを阻害するとともに 真菌が細胞へ付着するのを阻害して、病原体が病原性を発揮できな 、ようにすること により、感染症の発症、進展、持続に対して効果を示し、さら〖こ、 2)物性、安全性およ び代謝的安定性の面でも優れており、真菌感染症の予防または治療剤として極めて 有用である。