JPH08175933A - 耐うつり性口紅化粧料 - Google Patents
耐うつり性口紅化粧料Info
- Publication number
- JPH08175933A JPH08175933A JP34063094A JP34063094A JPH08175933A JP H08175933 A JPH08175933 A JP H08175933A JP 34063094 A JP34063094 A JP 34063094A JP 34063094 A JP34063094 A JP 34063094A JP H08175933 A JPH08175933 A JP H08175933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lip
- cosmetic
- polyether
- modified silicone
- silicone oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐うつり性に優れた口紅化粧料を提供する。
【構成】 口紅化粧料にＨＬＢ値が１〜６の値をもつポ
リエーテル変性シリコーンオイルを３〜７０重量％配合
する。
リエーテル変性シリコーンオイルを３〜７０重量％配合
する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は耐うつり性口紅化粧料の
分野に関するものである。
分野に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より口紅は、オイル、ワックス、顔
料等より処方され、メークアップ化粧の重要な１つとし
て使用されてきており、最大限の化粧効果を与えるた
め、種々の検討がなされてきた。特に最近、化粧の持続
性が求められ、ガラス製品、衣服等を汚すことなく、ま
た、化粧持ちの良い製品が検討され発売されてきたが、
未だ満足な製品が開発されていないのが現状である。
料等より処方され、メークアップ化粧の重要な１つとし
て使用されてきており、最大限の化粧効果を与えるた
め、種々の検討がなされてきた。特に最近、化粧の持続
性が求められ、ガラス製品、衣服等を汚すことなく、ま
た、化粧持ちの良い製品が検討され発売されてきたが、
未だ満足な製品が開発されていないのが現状である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た耐うつり性を発揮する口紅化粧料組成物を提供するこ
とにある。
た耐うつり性を発揮する口紅化粧料組成物を提供するこ
とにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく鋭意研究の結果、従来より口紅処方として
使用されてきた、油剤、顔料、粉体の外に、ポリエーテ
ル変性シリコーンオイルを配合することにより目的が達
成されることを見出し、本発明を完成させた。即ち、本
発明は、ＨＬＢ値が１〜６の値を持つポリエーテル変性
シリコーンオイルが３〜７０重量％配合されていること
を特徴とするものであり、更には、ポリエーテル変性シ
リコーンオイルが、ジメチルシロキサン・メチル（ポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレン）シロキサン共
重合体であり、ポリオキシエチレン／ポリオキシプロピ
レンの付加モル比が０／１００〜１００／０であること
を特徴とする耐うつり性口紅化粧料である。
を達成すべく鋭意研究の結果、従来より口紅処方として
使用されてきた、油剤、顔料、粉体の外に、ポリエーテ
ル変性シリコーンオイルを配合することにより目的が達
成されることを見出し、本発明を完成させた。即ち、本
発明は、ＨＬＢ値が１〜６の値を持つポリエーテル変性
シリコーンオイルが３〜７０重量％配合されていること
を特徴とするものであり、更には、ポリエーテル変性シ
リコーンオイルが、ジメチルシロキサン・メチル（ポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレン）シロキサン共
重合体であり、ポリオキシエチレン／ポリオキシプロピ
レンの付加モル比が０／１００〜１００／０であること
を特徴とする耐うつり性口紅化粧料である。
【０００５】本発明の化粧料には、従来より使用されて
いる油剤、例えばモクロウ、硬化牛脂、カルナバワック
ス、キャンデリラワックス、ライスワックス、ミツロ
ウ、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス、パラフィンワックス、パラフィン油、ネオペンタン
酸イソステアリル、ネオペンタン酸トリデシル、オクタ
ン酸セチル、パルミチン酸セチル、リシノール酸セチ
ル、ステアリン酸セチル、ミリスチン酸セチル、パルミ
チン酸オクチル、シリコーン油等が配合されても良い
し、また、粉体成分として、例えば、タルク、セリサイ
ト、マイカ、カオリン、シリカ、ナイロンパウダー、ポ
リスチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダ
ー等の体質顔料、及びカーボンブラック、酸化鉄、酸化
亜鉛、群青、有機タール系色素、レーキ色素等の着色剤
も、その目的に応じて配合されても良い。
いる油剤、例えばモクロウ、硬化牛脂、カルナバワック
ス、キャンデリラワックス、ライスワックス、ミツロ
ウ、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス、パラフィンワックス、パラフィン油、ネオペンタン
酸イソステアリル、ネオペンタン酸トリデシル、オクタ
ン酸セチル、パルミチン酸セチル、リシノール酸セチ
ル、ステアリン酸セチル、ミリスチン酸セチル、パルミ
チン酸オクチル、シリコーン油等が配合されても良い
し、また、粉体成分として、例えば、タルク、セリサイ
ト、マイカ、カオリン、シリカ、ナイロンパウダー、ポ
リスチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダ
ー等の体質顔料、及びカーボンブラック、酸化鉄、酸化
亜鉛、群青、有機タール系色素、レーキ色素等の着色剤
も、その目的に応じて配合されても良い。
【０００６】また、上記成分の他、本発明の効果を損な
わない限りにおいて、上記以外の油性原料、界面活性
剤、薬効成分、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、紫外線吸収
剤、香料、揮発溶剤等を配合することができる。本発明
のポリエーテル変性ポリシロキサンは、ＨＬＢの値が１
〜６が良好であり、６を越えたものは耐うつり性が不足
する方向となり、その目的上好ましくない。
わない限りにおいて、上記以外の油性原料、界面活性
剤、薬効成分、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、紫外線吸収
剤、香料、揮発溶剤等を配合することができる。本発明
のポリエーテル変性ポリシロキサンは、ＨＬＢの値が１
〜６が良好であり、６を越えたものは耐うつり性が不足
する方向となり、その目的上好ましくない。
【０００７】また、本発明のポリエーテル変性ポリシロ
キサンの配合量は、３重量％以下であると耐うつり性性
能が劣り、７０重量％以上では口紅としての機能特にス
ティック状に成型することが困難となり、問題がある。
従って、本発明では、ポリエーテル変性シリコーンの配
合量は３〜７０重量％が良く、好ましくは３０〜５０重
量％である。本発明の口紅化粧料は、使用感及び仕上が
り感が良好であるとともに、経時での色移り、色落ち、
にじみ等が極めて少なく、化粧効果の持続性に優れ、コ
ーヒーカップ、衣服等への耐うつり性に優れた口紅化粧
料である。また、本発明の口紅化粧料は、色材の配合さ
れた通常の口紅のみならず、色材未配号のオーバーコー
ト、リップグロス等への応用も可能である。以下、実施
例により、具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
キサンの配合量は、３重量％以下であると耐うつり性性
能が劣り、７０重量％以上では口紅としての機能特にス
ティック状に成型することが困難となり、問題がある。
従って、本発明では、ポリエーテル変性シリコーンの配
合量は３〜７０重量％が良く、好ましくは３０〜５０重
量％である。本発明の口紅化粧料は、使用感及び仕上が
り感が良好であるとともに、経時での色移り、色落ち、
にじみ等が極めて少なく、化粧効果の持続性に優れ、コ
ーヒーカップ、衣服等への耐うつり性に優れた口紅化粧
料である。また、本発明の口紅化粧料は、色材の配合さ
れた通常の口紅のみならず、色材未配号のオーバーコー
ト、リップグロス等への応用も可能である。以下、実施
例により、具体的に説明するが、本発明はこれらに限定
されるものではない。
【０００８】
【実施例】下記表１に示す各成分を８０℃に加熱して均
一に混合し、成型用型に流し込み、冷却固化し、口紅を
製造した（本発明品１〜２及び比較品１〜３）。得られ
た口紅について、１０名のパネリストが、下記表２に示
す試験項目について、次の評価基準に従って評価した。
結果と併せて表２に示す。 （評価基準） ◎：１０名中８名以上が良好と評価した。 ○：１０名中６名以上が良好と評価した。 △：１０名中４名以上が良好と評価した。 ×：１０名中３名以下が良好と評価した。
一に混合し、成型用型に流し込み、冷却固化し、口紅を
製造した（本発明品１〜２及び比較品１〜３）。得られ
た口紅について、１０名のパネリストが、下記表２に示
す試験項目について、次の評価基準に従って評価した。
結果と併せて表２に示す。 （評価基準） ◎：１０名中８名以上が良好と評価した。 ○：１０名中６名以上が良好と評価した。 △：１０名中４名以上が良好と評価した。 ×：１０名中３名以下が良好と評価した。
【０００９】
【表１】
【００１０】
【表２】
【００１１】表２に示す結果から明らかなように、本発
明品１及び２の口紅は、比較品に対して、コーヒーカッ
プへの色移り、経時での色移り、色落ちのしにくさ、更
にはにじみにくさに優れたものである。
明品１及び２の口紅は、比較品に対して、コーヒーカッ
プへの色移り、経時での色移り、色落ちのしにくさ、更
にはにじみにくさに優れたものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 ＨＬＢ値が１〜６の値を持つポリエーテ
ル変性シリコーンオイルが３〜７０重量％配合されてい
ることを特徴とする耐うつり性口紅化粧料。 - 【請求項２】 ポリエーテル変性シリコーンオイルが、
ジメチルシロキサン・メチル（ポリオキシエチレン・ポ
リオキシプロピレン）シロキサン共重合体であり、ポリ
オキシエチレン／ポリオキシプロピレンの付加モル比が
０／１００〜１００／０であることを特徴とする請求項
１記載の化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34063094A JPH08175933A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 耐うつり性口紅化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34063094A JPH08175933A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 耐うつり性口紅化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175933A true JPH08175933A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18338819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34063094A Pending JPH08175933A (ja) | 1994-12-20 | 1994-12-20 | 耐うつり性口紅化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08175933A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7829585B2 (en) | 2005-03-30 | 2010-11-09 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | Antifungal agent containing pyridine derivative |
-
1994
- 1994-12-20 JP JP34063094A patent/JPH08175933A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7829585B2 (en) | 2005-03-30 | 2010-11-09 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | Antifungal agent containing pyridine derivative |
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