JP3061766B2 - アルキルポリシロキサンを含む色移りしないメーキャップまたはケア用化粧料 - Google Patents

アルキルポリシロキサンを含む色移りしないメーキャップまたはケア用化粧料

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にスティック形
態の口紅あるいはスティックまたはエマルション形態の
ファンデーションといった、特に皮膚及び/または唇の
ケア及び/またはメーキャップ用の組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】口紅及びファンデーション組成物は、一
般的に、オイル、ペースト状化合物及びワックス等の脂
肪物質、及び、通常は充填剤及び顔料からなる粒子相を
含有する。
【0003】これらの組成物を皮膚または唇に塗布する
と、色移り、即ち、接触したもの、特にグラス、カッ
プ、衣服、または皮膚に、少なくとも部分的に沈着して
跡を残すという欠点がある。その結果、皮膚または唇上
のフィルムの耐久性は月並みのものとなり、ファンデー
ションまたは口紅を決まった間隔で塗り直す必要が生ず
る。さらに、衣服、特にブラウスの襟に許し難い痕跡が
付くことにより、婦人がこのタイプのメーキャップを用
いることを躊躇させることもある。
【0004】従来技術の口紅組成物の移りという欠点に
加えて、これらの組成物のフィルムが、調理した食品、
特に野菜オイルを含む食品(特にヴィネグレット・ドレ
ッシングであえたサラダ)に溶解してしまうという具合
の悪い傾向があることを記しておかねばならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の口紅組成物
の他の欠点は、これらの組成物の移動にある。即ち、こ
れらの組成物が、唇の周囲にある皮膚の皺及び微細な皺
に沿って広がる傾向があり、その結果、美的効果が損な
われることである。
【0006】長年の間、多くの化粧品開発者が、「色移
りしない」口紅組成物、最近では「色移りしない」ファ
ンデーション組成物に興味を注いできた。そして、資生
堂社は、その特許出願特開平61−65809号公報に
おいて、「色移りしない」口紅組成物を提案しており、
その組成物は、1から70重量%の液体シリコーン樹脂
であって、1から6の炭素原子を有するアルキルまたは
フェニルペンダント鎖を持つシリケート繰り返し単位を
含有する(または3次元ネットワークを含有する)シリ
コーン樹脂、及び、10から98重量%のシリコーンオ
イルであって、環状Si−O鎖を含有しメチル基を含有
するシリコーンオイル、及び、粒子状充填剤を含む。こ
れらの組成物は、「色移りしない」性質については満足
できるが、液体であるため、使用が便利でなく、少なく
とも従来のリップスティックという概念からは遠いの
で、このタイプの口紅を用いようとする婦人の数は限ら
れている。さらに、シリコーンオイルが揮発した後に唇
上に得られるフィルムが、時間につれて不快になる(乾
燥する及び引きつれる)という欠点を有するため、やは
りこのタイプの口紅を用いる婦人の数をかなり制限して
いる。このタイプの組成物の使用感を向上させるため
に、不揮発性のシリコーンや他のオイルを添加すること
も可能だが、その場合は、「色移りしない」効果が幾分
損なわれる。
【0007】更に最近になって、レブロン社は、欧州特
許出願公開第602905号公報において、「色移りし
ない」口紅を提案しており、この口紅は、ペンダントし
たメチル鎖を含む環状または線状の揮発性シリコーン
と、少なくとも12の炭素原子を含むペンダントしたエ
ステル化鎖を含有するシリコーン樹脂を含んでいる。こ
の口紅のフィルムも、塗布時の快適性、特に乾燥しやす
いという欠点を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の主題は、正確に
は、これらの欠点を解消することのできるケアまたはメ
ーキャップ用組成物であり、特に、色移りしないフィル
ムが得られ、移動せず、なおかつ従来技術の「色移りし
ない」製品に比較して向上した化粧品特性、特に滑らか
であり、引きつれさせず、唇を乾燥させない性質を有す
るケアまたはメーキャップ用組成物である。
【0009】本発明は、唇メーキャップ用製品だけでな
く、唇ケア用製品及びファンデーションのような皮膚の
メーキャップ及びケア用製品にも適用される。実際に、
顔面用メーキャップ製品は、口紅と同様に、物質への
「移り」という欠点を有している。
【0010】即ち本発明は、室温で揮発性であって、シ
リコーン構造及び該シリコーン構造にペンダントした及
び/またはその構造の末端に存在するアルキル鎖を含む
単位からなり、前記アルキル鎖が線状または分枝状で、
3から10の炭素原子を有する少なくとも1つのシリコ
ーンと、室温で固体または半固体のシリコーンワックス
であって、シリコーン構造及び該シリコーン構造にペン
ダントした及び/またはその構造の末端に存在する少な
くとも1つのアルキルまたはアルコキシ鎖を含む単位か
らなり、前記アルキルまたはアルコキシ鎖が線状または
分枝状で、10から45の炭素原子を有するシリコーン
ワックスとを含有する色移りしないメーキャップまたは
ケア用組成物である。
【0011】本発明の組成物は、例えばスティック形態
のような無水の形態で提供することができる。さらに、
均一で塗布が容易なフィルムを得ること、及び容易かつ
均一に拡げることを可能にする。また、得られたフィル
ムは、軽い手触りを持ち、快適性を保ち、乾燥せず、一
日中付けていられる。この本発明の組成物は、無水の形
態あるのが好ましい。
【0012】アルキル鎖を有するシリコーンワックス及
びポリマー性を用いることは、フィルムの可撓性に寄与
し、快適性をより向上させる。さらに、共にアルキル鎖
を含有する揮発性シリコーン及びシリコーンワックスを
組み合わせて用いることは、製造時における混合物の良
好な相容性及び良好な均質性を確実にし、(オイルが存
在する場合の)オイルの浸出や、製造時及び経時的なワ
ックスの析出もない。さらに、これらのアルキル化シリ
コーンの組み合わせ使用は、コポリマーのような線状ま
たは分枝状アルキル鎖を含む炭化水素及びシリコーンア
ジュバントを組成物に導入することを可能にし、従っ
て、フィルムの性質を、特にヒトの唇または皮膚に関し
て快適にするように修正することができる。勿論、この
アジュバントは、組成物の均質性、安定性、及び「色移
りしない」性質を損なうものであってはならない。
【0013】本発明の組成物は、粒子相を含んでも良
く、通常は組成物全重量に対して0から35%、好まし
くは5から25%含有する。この粒子相は、化粧品組成
物に通常含まれる顔料及び/またはパール母材(mothers
-of-pearl)及び/または充填剤を含んでよい。
【0014】顔料は、ワックスおよび揮発性シリコーン
に不溶の、無機または有機の、白色または着色粒子であ
って、組成物を着色または透明化するものと解される。
充填剤は、ラメラまたは非ラメラの、無機または合成
の、無色または白色の粒子と解される。パール母材は、
真珠光沢粒子であって、特にある種の軟体動物がその殻
において製造するもの、または他の合成された者を意味
する。これらの充填剤及びパール母材は、組成物の手触
りや、つや消し/光沢効果を修正するのに用いられる。
【0015】顔料は、最終組成物の全重量の0から25
%、好ましくは5から15%の比率で含まれる。本発明
で用いられる無機顔料としては、チタン、ジルコニウム
またはセリウム酸化物、及び、鉛、鉄、またはクロム酸
化物、及びフェリック・ブルー(ferric blue)が挙げら
れる。本発明で用いられる有機顔料としては、カーボン
ブラック、及び、バリウム、ストロンチウム、カルシウ
ム、及びアルミニウムレーキが挙げられる。
【0016】パール母材は、組成物全重量に対して0か
ら20%、好ましくは8から15%の高い比率で含まれ
る。本発明で用いられるパール母材としては、着色チタ
ンマイカのような、酸化チタン、酸化鉄、天然色素、ま
たは塩素酸ビスマス被覆マイカが挙げられる。
【0017】充填剤は、組成物全重量の0から35%、
好ましくは5から15%の比率で含まれ、タルク、マイ
カ、シリカ、カオリン、ナイロン粉末(特に Organiso
l)及びポリエチレン粉末、テフロン、澱粉、窒化硼
素、Expancel(Nobel Industrie社)、polutrap(Dow C
orning 社)等のコポリマー微粒子、及び、シリコーン
樹脂のマイクロビーズ(例えば、Toshiba社の Tospearl
s)が特に挙げられる。
【0018】本発明の組成物は、従来法に従って、1以
上のワックスと、1μm他は数種の揮発性シリコーン
と、任意に1以上の顔料、1以上の充填剤及び/または
1以上の他の添加剤を、ワックス類の最高融点より高い
温度に加熱し、次いで、溶融した混合物を型にキャスト
することによって製造される。この方法によって、ステ
ィックまたは小皿形の固形の組成物を得られる。
【0019】また、欧州特許出願公開第667146号
公報に記載されたように、押出成型によっても製造でき
る。この方法は、ペースト(ワックス+揮発性+添加
剤)を冷却しながら混合し、バルク部分は、ロールミル
またはスクリュー混合押し出し成型器でペーストを粉砕
することからなる。この方法では、柔らかいペーストを
形成することができる。
【0020】アルキル鎖を含む揮発性シリコーンは、ア
ルキル鎖を含むシリコーンオイルを意味し、皮膚または
唇に接触したときに蒸発するものである。これらの揮発
性シリコーンは、引火点が低すぎない(40℃以上)の
で、いくつかの環状揮発性シリコーンに比較して発火の
危険が少なく、塗布時に柔らかく、匂いが無く、全く無
味という利点を有し、これらは、唇に塗布するに当たっ
て極めて重要である。
【0021】特に、本発明の揮発性シリコーンは、C3
−C10のペンダントしたアルキル鎖及び/またはC7
10の末端鎖を有するのが好ましい。
【0022】本発明の組成物の揮発性シリコーンは、特
に下記の式(I)で表される構造を有するのが好まし
い。
【0023】
【化7】
【0024】式(I)において、R1、R’1 はメチル基
を示し、R 2 は、3から10の炭素原子を有する線状ま
たは分枝状鎖を示し、xは1から4の整数を示し、y
は、0から10の整数を示す。
【0025】特に、yが0、1、2、3、4、好ましく
は0のとき、R2はプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキ
シル、ヘプチルまたはオクチル鎖であるのが好ましい。
【0026】
【0027】本発明で用いられる揮発性シリコーンの中
で、例えば、ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン:
(CH33−Si−O−Si(CH3)(C613)−O
−Si(CH33、オクチルヘプタメチルトリシロキサ
ン:(CH33−Si−O−Si(CH3)(C815
−O−Si(CH33、及びそれらの混合物といった、
4、C5、C6、C7、及びC8アルキル基を有するアル
キルヘプタメチルトリシロキサン類を挙げることができ
る。
【0028】本発明のこれらの組成物は、1以上の揮発
性シリコーンを、組成物全重量に対して、10から90
%、好ましくは40から80%含有する。
【0029】シリコーンワックスは、室温で固体または
半固体である。これらのワックスは、ペースト状でも硬
質固体であってもよい。特に、これらのワックスは、2
5℃、より好ましくは45℃より高い融点を持つ。
【0030】本発明の組成物のシリコーンワックスは、
下記式(II)で表されるものが好ましい。
【0031】
【化8】
【0032】上記式(II)において、R3、R4、R’
4は、互いに独立に、メチル基または水素原子、10か
ら45の炭素原子を有する線状または分枝状鎖を示し、
z及びtは、独立に0から100の整数を示し、u、
v、及びwは、独立に0または1を示し、R4及びR’4
がメチル基または水素原子であ場合、は0ではなく
3はメチル基または水素原子ではなく、及び、R3がメ
チル基または水素原子である場合またはtが0である場
合、R4またはR’4はメチル基または水素原子ではな
い。特に、R3、R4またはR’4は、12から35、よ
り好ましくは18から28の炭素原子を有する線状鎖で
あるのが好ましく、例えば、C1633、C1837、C24
49、またはC2653から選択される基であるのが好ま
しい。R3は、アルキル鎖であり、R4はメチル基であ
り、u、v及びwは0であり、zは2から40の値を有
し、tは45から98の値を有するのが好ましい。
【0033】本発明で用いられるシリコーンワックスと
して、Goldschmids社から Abil Wax2440 の名称で販売
されているようなベヘノキシジメチコーン(R4=CH3
(CH221、t=0、u=0、w=1、z<10)、D
ow Corning社から DC 2503の名称で販売されているよう
なステアリルジメチコーン(u=0、v=w=1、R4
=CH3、R3=ステアリル)、Goldschmidt社から Abil
Wax 9814 の名称で販売されているセチルジメチコーン
(u=v=w=0、R4=CH3、R3=セチル)、Golds
chmidt社から Abil Wax 9809 の名称で販売されている
ステアリルジメチコーン(z=u=w=v=0、R4
CH3、R3=ステアリル)、Goldschmidt社から Abil W
ax 9810 (融点60℃)の名称で販売されているC24
28アルキルジメチコーン(u=v=W=0、R4=C
3、R3=C24−C28アルキル基、z<5)、Goldschm
idt社から Abil Wax 9811 の名称で販売されているC30
−C45アルキルメチコーン(z=u=v=W=0、R4
=CH3、R3=C24−C2 8アルキル基)、及び、Goldsc
hmidt社から Abil Wax 2434 (融点25℃、t=10)
の名称で販売されているステアロキシジメチコーン(u
=v=W=0、R4=CH3、R3=ステアリル)が挙げ
られる。
【0034】また、R4及びR’4がメチル基であり、u
=w=v=0であり、化学式(II)における他のパラ
メータ及び融点が下記の表1に記載したものであるワッ
クスを用いることもできる。
【0035】
【表1】
【0036】本発明の組成物は、1以上のシリコーンワ
ックスを、組成物全重量に対して2から90%、好まし
くは30から70%の比率で含有する。
【0037】本発明で用いられる他のシリコーンワック
スとして、アルキルジメチコーンコポリマーを挙げるこ
とができる。これらのコポリマーは、特に、欧州特許出
願公開第527594号公報、米国特許5061481
号、米国特許第5397566号、及び欧州特許出願公
開第527594号公報に記載されたものであり、下記
式(III)で表されるものが好ましい。
【0038】
【化9】
【0039】上記式(III)において、R5、R6、R
7、R8、及びR’8は、互いに独立に、メチル基または
水素原子または5から36の炭素原子を有する線状また
は分枝状のアルキルまたはアルコキシ鎖を示し、a及び
bは、独立に1から50の整数を示し、cは0から50
の整数を示し、R5、R6、R7、R8、及びR’8のうち
の2つの基はメチル基または水素原子ではなく互いに異
なっている。特に、R5、R6は、10から20の炭素原
子を有する線状鎖であって、R5はR6、R8、及びR’8
と異なってメチル基であり、aは8から18の範囲にあ
り、bは2から12の範囲にあり、cは0であるのが好
ましい。
【0040】本発明で用いられるコポリマーとして、上
記式(III)で表されるコポリマーであって、cが0
であり、R8及びR’8がメチル基であり、化学式におけ
る他のパラメータ及び融点が下記の表2に示されるよう
なコポリマーを特に挙げることができる。
【0041】
【表2】
【0042】これらのコポリマーは、組成物の0から8
5重量%、好ましくは2から40%含有されていてもよ
い。
【0043】非対称な構造(R1とR2が異なる)である
ことにより、これらのコポリマーは、ワックスとガム
(高分子量ポリジメチルシロキサン)の中間の粘稠度を
有する弾性ワックスを形成し、前記アルキルジメチコー
ンと完全に混和する。これらは、「色移りしない」性質
を損なうことなく、フィルムの快適性への貢献を強化す
る。これらのコポリマーは、単独でも混合物でも用いら
れるが、式(II)のワックスの1以上を組み合わせる
のが好ましい。これらのコポリマーは、スティックの硬
さ及び/または化粧品質に貢献することができる。
【0044】本発明の組成物は、前記の揮発性シリコー
ンに加えて、この分野で使用されると考えられる脂肪物
質をさらに含んでもよい。脂肪物質として、ベヘン酸ジ
メチコーン等の、エステル化されたまたはエステル化さ
れない液状の、あるいは、エステル化された固体状のシ
リコーン、オイル、ペースト、及び、野菜、動物及び/
または合成ワックスといった非シリコーン脂肪物質を挙
げることができる。
【0045】非シリコーン脂肪物質の中で、ひまし油、
アボカド油及びホホバ油等の野菜オイル、ミリスチン酸
イソプロピル等の脂肪酸エステル、オクチルドデカノー
ルまたはオレイルアルコール等のアルコール、アセチル
グリセリド、アルコールまたはポリアルコールのオクタ
ン酸エステル、デカン酸エステルまたはリシノール酸エ
ステル、ゴマ油等の脂肪酸トリグリセリド、ラノリン、
ペトロラタム、パルリーム(parleam)油、及びポリイソ
ブテン等の炭化水素、ビーズワックス、カルナウバまた
はカンデリラワックス等の野菜ワックス、例えばパラフ
ィンワックス、褐炭または微結晶ワックスまたはオゾケ
ライト、及び、ポリエチレンワックス等の合成ワックス
を挙げることができる。
【0046】これらのシリコーンまたは他の脂肪物質
は、当業者によって、例えば粘稠度や手触りといった望
まれる特性を有する組成物を調製するために種々に選択
される。
【0047】本発明の組成物は、特にスティック状の組
成物の場合には、少なくとも1つの上記ワックスを含有
して良好な機械的強度を具備するようにするのが好まし
い。
【0048】通常は、この組成物は、0から30%の少
なくとも1つの炭化水素ワックス、好ましくは5から2
5%の炭化水素ワックスを含有するのが好ましい。
【0049】更に、本発明の組成物の挙動の向上、即ち
移動及び移りが無いという点では、組成物が20重量%
未満、好ましくは5重量%未満の不揮発性炭化水素を含
有するとき、さらには不揮発性炭化水素を全く含有しな
いときに、特に有利であることが見いだされた。
【0050】本発明の組成物は、この分野で通常用いら
れる他の任意の添加剤をさらに含んでもよい。例えば、
酸化防止剤、香料、精油、安定化剤、化粧用活性剤、保
湿剤、ビタミン、必須脂肪酸、親油性陽光遮蔽剤、脂溶
性ポリマー、特にポリアルキレン及びポリアクリラート
等の炭化水素ポリマー等である。これらの添加剤は、組
成物全重量に対して0から10%の比率で含有すること
ができる。
【0051】当業者であれば、当然のことながら、添加
によって本発明の組成物の有利な特性を損なうこと無
く、または実質的に損なうことないように、任意の付加
的物質及び/またはそれらの量を選択するであろう。
【0052】本発明の組成物は、スティックまたはケー
キの形態、可撓性またはキャストしたペーストの形態、
あるいは、ゲル化した油性液またはクリームの形態で提
供することができる。
【0053】本発明の組成物は、皮膚のメーキャップ用
製品の形態、特に、ファンデーション、ブラッシャーま
たはアイシャドー、あるいは、より好ましくは口紅用製
品の形態で提供することができる。それらは、任意に化
粧品用または皮膚科学用活性剤を含む着色しない形態で
提供してもよい。それらは、唇のケア用ベース、または
従来の口紅に重ねて塗布される固定用ベースとして用い
てもよい。固定用ベースは、口紅フィルムの上に固定フ
ィルムを形成し、その移りや移動を抑制する。
【0054】また本発明の組成物は、皮膚科学用または
皮膚ケア用組成物の形態、あるいは、特に陽光保護用組
成物の形態で提供することもできる。
【0055】本発明の組成物は、当然のことながら、化
粧品用または皮膚科学用に許容される媒質、即ち、ヒト
の皮膚や粘膜(唇、瞼の内側)に適用できる媒質を含ん
でもよい。
【0056】本発明の他の主題は、室温で揮発性であっ
て、シリコーン構造及び該シリコーン構造にペンダント
した及び/またはその構造の末端に結合したアルキル鎖
を含む単位からなり、前記アルキル鎖が線状または分枝
状で、3から10の炭素原子を有する少なくとも1つの
シリコーンと、室温で固体または半固体であって、シリ
コーン構造及び該シリコーン構造にペンダントした及び
/またはその構造の末端に結合した少なくとも1つのア
ルキルまたはアルコキシ鎖を含む単位からなり、前記ア
ルキルまたはアルコキシ鎖が線状または分枝状で、10
から45の炭素原子を有するシリコーンワックスと、顔
料及び/または充填剤を含有することを特徴とする色移
りしない無水の口紅またはファンデーションである。
【0057】また、本発明の他の主題は、室温で揮発性
のシリコーンであって、シリコーン構造及び該シリコー
ンにペンダントした及び/またはその構造の末端に存在
するアルキル鎖を含む単位からなり、前記アルキル鎖が
線状または分枝状で3から10の炭素原子を有する少な
くとも1つのシリコーンと、室温で固体または半固体の
シリコーンワックスであって、シリコーン構造及び該シ
リコーン構造にペンダントした及び/またはその構造の
末端に存在する少なくとも1つのアルキルまたはアルコ
キシ鎖を含む単位からなり、前記アルキルまたはアルコ
キシ鎖が線状または分枝上で10から45の炭素原子を
有するシリコーンワックスとの組み合わせの使用であ
る。
【0058】更に、本発明の他の主題は、皮膚または唇
メーキャップまたはケア組成物の移りを抑制及び/また
は防止する方法であって、室温で揮発性であり、シリコ
ーン構造及び該シリコーン構造にペンダントした及び/
またはその構造の末端に結合したアルキル鎖を含む単位
からなり、前記アルキル鎖が線状または分枝状で、3か
ら10の炭素原子を有する少なくとも1つのシリコーン
と、室温で固体または半固体であり、シリコーン構造及
び該シリコーン構造にペンダントした及び/またはその
構造の末端に結合した少なくとも1つのアルキルまたは
アルコキシ鎖を含む単位からなり、前記アルキルまたは
アルコキシ鎖が線状または分枝状で10から45の炭素
原子を有するシリコーンワックスとを組成物に導入する
ことからなる方法である。
【0059】
【実施例】本発明を、以下の実施例を用いて更に詳細に
説明する。 実施例1:口紅 以下の組成を有する口紅を調製した。 ・ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン 全体を100gとする量 ・ステアリルジメチコーン(Tm=28℃) 23g ・ポリエチレンワックス(Bareco社のPolywax) 23g ・顔料 8g ・天然パール母材 2g ただし、Tmは融点を表す。
【0060】前記組成物は通常の方法で調製した。即
ち、揮発性シリコーン以外の脂肪物質を110℃まで加
熱し、それらを撹拌した。次いで、顔料及び充填剤を添
加した後、揮発性シリコーンを60℃で添加した。全部
を緩慢な撹拌で混合した。最後に、この混合物を適当な
型にキャストした。
【0061】このようにして得た口紅は、柔らかく、快
適な手触りで、良好に広がって均一に塗布できた。形成
されたフィルムは、快適であり、移動及び移りがなかっ
た。この組成物を、複数のヒトの唇の左側部分に塗布し
た。
【0062】比較のため、アルキル化シリコーンワック
スを含まない従来の口紅を、前記のヒトの唇の右側部分
に塗布した。口紅を、室温で30分間乾燥させた後、唇
全体を紙片に押しつけた。
【0063】本発明の組成物及び従来の組成物の両方の
場合において、全ての紙片に、極めて微かな、かろうじ
て認識できる口紅の跡が見られた。さらに、本発明の組
成物で唇上に得られたフィルムは、従来の組成物で得ら
れたフィルムに比較して、より快適であり、乾燥しにく
いことがわかった。
【0064】実施例2:口紅 以下の組成を有する口紅を調製した。 ・ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン 全体を100gとする量 ・Abil Wax 9810 25g ・室温で液体のシリコーン(Abil Wax 9801) 5g ・顔料 8g ・チタンマイカ 2g
【0065】前記組成物は通常の方法で調製した。即
ち、脂肪物質を95℃まで加熱し、次いで、揮発性シリ
コーン以外の顔料及び充填剤を添加して撹拌した。その
後、揮発性シリコーンを60℃で添加して全体を撹拌し
た。最後に、この混合物を適当な容器にキャストした。
硬質の口紅が得られ、快適な手触りで、良好に広がって
均一に塗布できた。形成されたフィルムは、長時間に渡
って快適であり、移動がなかった。
【0066】実施例3:口紅固定用ベース 以下の組成を有する口紅固定用ベースを調製した。 ・オクチルヘプタメチルトリシロキサン 全体を100gとする量 ・Abil Wax 9810 30g ・ポリエチレンワックス(Bareco社の Poly wax) 10g ・充填剤(ナイロン粉末) 5g
【0067】前記組成物は実施例1と同様の方法で調製
した。得られた固定用ベースはスティック状である。こ
のベースは、快適な手触りで、従来の口紅のフィルムに
容易に塗布できた。これにより、従来の口紅の移動や、
グラス等の物質への移りが防止できた。
【0068】実施例4:ファンデーション 以下の組成を有するファンデーションを調製した。 ・ステアリルジメチコーン (Tm=30〜40℃のシリコーンワックス) 13.5g ・ヘキシルヘプタメチルトリシロキサン 全体を100gとする量 ・顔料 16.2g ・充填剤(Organosol) 16.7g ・安定化剤 適量
【0069】前記ワックスを溶融し、他の成分を以下の
順序で導入した。顔料、充填材、安定化剤、次いで揮発
性シリコーン。そして全体を混合した。この混合物を、
適当な型にキャストした。「色移りしない」キャストフ
ァンデーションが得られ、それは、スポンジで広げるこ
とができ、極めて柔らかく、広げやすかった。

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)組成物全重量の40〜80重量%
    の、室温で揮発性であって、シリコーン構造及び該シリ
    コーン構造にペンダントしたアルキル鎖を含む単位から
    なり、前記アルキル鎖が線状または分枝状で、3から1
    0の炭素原子を有する、下記式(I): 【化1】 (式中、R1、R’1 はメチル基を示し、R 2 は、3から
    10の炭素原子を有する線状または分枝状鎖を示し、x
    は1から4の整数を示し、yは、0から10の整数を示
    す)で表される揮発性シリコーン、 (b)組成物全重量の2〜70重量%の、 室温で固体ま
    たは半固体であって、シリコーン構造及び該シリコーン
    構造にペンダントした及び/またはその構造の末端に結
    合した少なくとも1つのアルキルまたはアルコキシ鎖を
    含む単位からなり、前記アルキルまたはアルコキシ鎖が
    線状または分枝状で、10から45の炭素原子を有す
    る、下記式(II): 【化2】 (式中、R3、R4、R’4は、互いに独立に、メチル基
    または水素原子、10から45の炭素原子を有する線状
    または分枝状鎖を示し、z及びtは、独立に0から10
    0の整数を示し、u、v、及びwは、独立に0または1
    を示し、R4及びR’4がメチル基または水素原子である
    場合、tは0ではなくR3はメチル基または水素原子で
    はなく、及び、R3がメチル基または水素原子である場
    合またはtが0である場合、R4またはR’4はメチル基
    または水素原子ではない)で表されるシリコーンワック
    ス、 (c)組成物全重量の0から30%の炭化水素ワック
    ス、及び、 (d)組成物全重量の0から35%の粒子相を 含有する
    ことを特徴とする色移り及び移動しない皮膚及び/また
    は唇のメーキャップまたはケア用組成物。
  2. 【請求項2】 無水の形態であることを特徴とする請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記揮発性シリコーンが、ヘキシルヘプ
    タメチルトリシロキサン、オクチルヘプタメチルトリシ
    ロキサン、及びそれらの混合物から選択されることを特
    徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記シリコーンワックスが、前記式(I
    I)において、R3、R4、及びR’4が、C1633、C
    1837、C2449、またはC2653から選択される基で
    あるシリコーンワックスであることを特徴とする請求項
    1からのいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 組成物全重量の5%未満の不揮発性炭化
    水素オイルを含有することを特徴とする請求項1から
    のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 スティックまたはケーキの形態、可撓性
    またはキャストしたペーストの形態、あるいは、クリー
    ムまたはゲルの形態であることを特徴とする請求項1か
    のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 酸化防止剤、香料、精油、安定化剤、化
    粧用活性剤、保湿剤、ビタミン、必須脂肪酸、親油性陽
    光遮蔽剤、脂溶性ポリマーから選択される化粧用または
    皮膚科学用活性物質をさらに含むことを特徴とする請求
    項1からのいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 ファンデーション、ブラッシャーまたは
    アイシャドー組成物の形態、口紅の形態、唇用ケアベー
    スまたは固定ベースの形態、皮膚用ケアベースの形態、
    あるいは、陽光保護用組成物の形態であることを特徴と
    する請求項1からのいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 下記式(III) 【化3】 (式中、R5、R6、R7、R8、及びR’8は、互いに独
    立に、メチル基または水素原子または5から36の炭素
    原子を有する線状または分枝状のアルキルまたはアルコ
    キシ鎖を示し、a及びbは、1から50の整数を示し、
    cは0から50の整数を示し、R5、R6、R7、R8、及
    びR’8のうちの2つの基はメチル基または水素原子で
    はなく互いに異なっている)で表されるシリコーンコポ
    リマーをさらに含有することを特徴とする請求項1から
    のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記コポリマーを、組成物全重量に対
    して0から85%の割合で含有することを特徴とする請
    求項記載の組成物。
  11. 【請求項11】 (a)組成物全重量の40〜80重量
    %の、室温で揮発性であって、シリコーン構造及び該シ
    リコーン構造にペンダントしたアルキル鎖を含む単位か
    らなり、前記アルキル鎖が線状または分枝状で、3から
    10の炭素原子を有する、下記式(I): 【化4】 (式中、R1、R’1 はメチル基を示し、R 2 は、3から
    10の炭素原子を有する線状または分枝状鎖を示し、x
    は1から4の整数を示し、yは、0から10の整数を示
    す)で表される揮発性シリコーン、 (b)組成物全重量の2〜70重量%の、 室温で固体ま
    たは半固体であって、シリコーン構造及び該シリコーン
    構造にペンダントした及び/またはその構造の末端に結
    合した少なくとも1つのアルキルまたはアルコキシ鎖を
    含む単位からなり、前記アルキルまたはアルコキシ鎖が
    線状または分枝状で、10から45の炭素原子を有す
    る、下記式(II): 【化5】 (式中、R3、R4、R’4は、互いに独立に、メチル基
    または水素原子、10から45の炭素原子を有する線状
    または分枝状鎖を示し、z及びtは、独立に0から10
    0の整数を示し、u、v、及びwは、独立に0または1
    を示し、R4及びR’4がメチル基または水素原子である
    場合、tは0ではなくR3はメチル基または水素原子で
    はなく、及び、R3がメチル基または水素原子である場
    合またはtが0である場合、R4またはR’4はメチル基
    または水素原子ではない)で表されるシリコーンワック
    ス、及び (c)組成物全重量の0から35%の顔料及びまたは充
    填剤からなる粒子相を 含有することを特徴とする色移り
    及び移動しない無水の口紅またはファンデーション。
  12. 【請求項12】 皮膚または唇メーキャップまたはケア
    組成物の移り及び移動を抑制及び/または防止する方法
    であって、(a)組成物全重量の40〜80重量%の、 室温で揮発
    性であって、シリコーン構造及び該シリコーン構造にペ
    ンダントしたアルキル鎖を含む単位からなり、前記アル
    キル鎖が線状または分枝状で、3から10の炭素原子を
    有する、下記式(I): 【化6】 (式中、R1、R’1 はメチル基を示し、R 2 は、3から
    10の炭素原子を有する線状または分枝状鎖を示し、x
    は1から4の整数を示し、yは、0から10の整数を示
    す)で表される揮発性シリコーンと、 (b)組成物全重量の2〜70重量%の、 室温で固体ま
    たは半固体であって、シリコーン構造及び該シリコーン
    構造にペンダントした及び/またはその構造の末端に結
    合した少なくとも1つのアルキルまたはアルコキシ鎖を
    含む単位からなり、前記アルキルまたはアルコキシ鎖が
    線状または分枝状で、10から45の炭素原子を有す
    る、下記式(II): 【化7】 (式中、R3、R4、R’4は、互いに独立に、メチル基
    または水素原子、10から45の炭素原子を有する線状
    または分枝状鎖を示し、z及びtは、独立に0から10
    0の整数を示し、u、v、及びwは、独立に0または1
    を示し、R4及びR’4がメチル基または水素原子である
    場合、tは0ではなくR3はメチル基または水素原子で
    はなく、及び、R3がメチル基または水素原子である場
    合またはtが0である場合、R4またはR’4はメチル基
    または水素原子ではない)で表されるシリコーンワック
    スとを、 (c)組成物全重量の0から30%の炭化水素ワック
    ス、及び、 (d)組成物全重量の0から35%の粒子相を含む 前記
    組成物に導入することからなる方法。
  13. 【請求項13】 前記揮発性シリコーンが、ヘキシルヘ
    プタメチルトリシロキサン、オクチルヘプタメチルトリ
    シロキサン、及びそれらの混合物から選択されることを
    特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記シリコーンワックスが、前記式
    (II)において、R3、R4、及びR’4が、C
    1633、C1837、C2449、またはC2653から選択
    される基であるシリコーンワックスであることを特徴と
    する請求項12または13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記組成物が、スティックまたはケー
    キの形態、可撓性またはキャストしたペーストの形態、
    あるいは、クリームまたはゲルの形態であることを特徴
    とする請求項12から14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記組成物が、酸化防止剤、香料、精
    油、安定化剤、化粧用活性剤、保湿剤、ビタミン、必須
    脂肪酸、親油性陽光遮蔽剤、脂溶性ポリマーから選択さ
    れる化粧用または皮膚科学用活性物質をさらに含むこと
    を特徴とする請求項12から15のいずれかに記載の方
    法。
  17. 【請求項17】 ファンデーション、ブラッシャーまた
    はアイシャドー組成物の形態、口紅の形態、唇用ケアベ
    ースまたは固定ベースの形態、皮膚用ケアベースの形
    態、あるいは、陽光保護用組成物の形態であることを特
    徴とする請求項12から16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】 下記式(III) 【化8】 (式中、R5、R6、R7、R8、及びR’8は、互いに独
    立に、メチル基または水素原子または5から36の炭素
    原子を有する線状または分枝状のアルキルまたはアルコ
    キシ鎖を示し、a及びbは、1から50の整数を示し、
    cは0から50の整数を示し、R5、R6、R7、R8、及
    びR’8のうちの2つの基はメチル基または水素原子で
    はなく互いに異なっている)で表されるシリコーンコポ
    リマーをさらに含めることを特徴とする請求項12から
    17のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記コポリマーを、組成物全重量に対
    して0から85%の割合で含めることを特徴とする請求
    18記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記組成物が無水の形態であることを
    特徴とする請求項12から19記載の方法。
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