JP3577182B2 - メーキャップ化粧料 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はメーキャップ化粧料に関するものであり、さらに詳しくは、塗布時の匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性が良好で、化粧もちに優れたメーキャップ化粧料、特にアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル、口紅、ファンデーション、アイシャドウ等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、メーキャップ化粧料は、その組成分類において乳化タイプ、皮膜タイプ、油性タイプ、油性皮膜タイプ、非水系ポリマーディスパージョンタイプ等が知られている。
【0003】
これらのメーキャップ化粧料はその使用性面で多くの改善がなされて来ているものの、塗布時の匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性、化粧もちの全てを満足するものはこれ迄開示されておらず、何れかの欠点を有するものであった。これらの欠点の中で、特に化粧もちを改善するため、従来より種々の検討がなされて来た。
【0004】
その例として、特開平5−178722号公報にはポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの1種又は2種以上を含有する化粧もちに優れた油性固型化粧料(油性メーキャップ化粧料、口紅、ファンデーション、アイシャドウ)、特開平6−199630号公報には揮発性溶媒、シリコーン樹脂、ワックス、粉末、油分を含む耐うつり性化粧料組成物(唇や肌に塗布するメーキャップ化粧料組成物)、特開平6−298623号公報には特定のアルキルメチルポリシロキサンを含有する耐久性、耐磨耗性に優れたリップケア化粧組成物、特開平7−17831号公報にはエチレンオキシドが付加重合された非イオン界面活性剤、パーフルオロアルキル基を含有する液状油剤、液体油、半固体脂又は固体脂、顔料を含有する化粧もちに優れた油性化粧料(口紅)、更に特開平7−33622号公報にはポリオキシアルキレン変性シリコーン、パーフルオロアルキル基を含有する液状油剤、液体油、半固体脂又は固体脂、顔料を含有する化粧もちに優れた油性化粧料(口紅)が開示されている。
【0005】
さらに、特公昭61−12884号公報には、分散重合体を、これを溶解しない有機媒体中に分散せしめた非水系ポリマーディスパージョンを皮膜形成成分として含有することを特徴とする化粧もちに優れたメーキャップ化粧料(アイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル)が開示されている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのメーキャップ化粧料は、塗布時の匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性においてある程度の機能を有してはいるが、例えば口紅の場合、コーヒーカップ、衣類に色移りしないほどの良好な化粧もちに対して充分な効果を発揮するものではなく、また、マスカラ、アイライナーの場合、汗、涙、水泳、皮脂等で化粧くずれしないほどの良好な化粧もちに対して充分な効果を発揮するものではない。
【0007】
本発明者等はこのような現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、メーキャップ化粧料において、揮発シリコーンに重合体が分散した非水系ポリマーディスパージョンを被膜形成成分として含有させることにより、塗布時の匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性に優れ、特に、化粧もちにおいて、例えば、口紅の場合はつやが良好であると同時にコーヒーカップ、衣類等に色移りせず、また、アイライナー、マスカラ、アイブロウ、ファンデーション、アイシャドウの場合は汗、涙、水泳、皮脂等で化粧くずれしない、化粧もちに極めて優れた効果を発揮するとの知見を見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
本発明は、塗布時の匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性、化粧もちに極めて優れ、特に、口紅の場合はコーヒーカップ、衣類等に色移りせず、またアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ファンデーション、アイシャドウの場合は汗、涙、水泳、皮脂等で化粧くずれしない、化粧もちに極めて優れたメーキャップ化粧料を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、揮発性シリコーンに重合体が分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体により分散された非水系ポリマーディスパージョンであって、重合体:揮発性シリコーン=1:25〜6:1の範囲にある非水系ポリマーディスパージョンを含有することを特徴とするメーキャップ化粧料を提供するものである。
【0010】
また、本発明は、上記重合体がアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体であることを特徴とする上記記載のメーキャップ化粧料を提供するものである。
【0011】
さらに、本発明は、上記非水系ポリマーディスパージョンが、上記重合体と共にさらにショ糖安息香酸エステルが分散されたものであることを特徴とする上記記載のメーキャップ化粧料を提供するものである。
【0012】
また、本発明は、上記揮発性シリコーンが下記一般式「化5」または「化6」で表される1種又は2種以上の揮発性シリコーンであることを特徴とする上記記載のメーキャップ化粧料を提供するものである。
【化5】
Figure 0003577182
(式中、nは3〜7の整数を表す。)
【化6】
Figure 0003577182
(式中、mは0〜5の整数を表す。)
【0013】
さらに、本発明は、上記非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと下記一般式「化7」で表されるフッ素変性シリコーンとを含有し、メーキャップ化粧料がアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル、ファンデーションまたはアイシャドウの何れかであることを特徴とする上記記載のメーキャップ化粧料を提供するものである。
【化7】
Figure 0003577182
(式中、Rfは炭素数1〜12のパーフロロアルキル基、aは0〜5の整数、m、nは平均数で、mは1〜500、nは0〜500の数を表す。)
【0014】
また、本発明は、上記非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと下記一般式「化8」で表されるフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンとを含有し、メーキャップ化粧料がアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル、ファンデーションまたはアイシャドウの何れかであることを特徴とする上記記載のメーキャップ化粧料を提供するものである。
【化8】
Figure 0003577182
(式中、Rfは炭素数1〜12のパーフロロアルキル基、aは0〜5の整数、l、m、nは平均数で、lは1〜150、mは1〜150、nは0〜150の数を表す。)
【0015】
以下、本発明を詳述する。
本発明のメーキャップ化粧料と前記特公昭61−12884号公報との大きな相違点は、同公報が有機媒体としてエタノール、プロパノール、イソプロパノール等の低級アルコール又はミネラルスピリット、アイソパー(エッソ石油社製)、IPソルベント(出光石油社製)等の脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、又はこれらの混合物を用いているのに対し、本発明では媒体(外相)として前記の媒体よりも匂い及び皮膚に対する安全性に於いて極めて優れた特性を持つ揮発性シリコーンを用いている点が挙げられる。
【0016】
本発明にいう非水系ポリマーディスパージョンとは、揮発性シリコーンを媒体とし、これに重合体(ポリマー)が分散された樹脂液を意味するが、これは、通常、揮発性シリコーン溶媒中にて重合性モノマーを重合することにより製造することができる。ここで言う重合性モノマーは任意のものが使用できるが、特に、ラジカル重合性モノマーが好ましく、これを揮発性シリコーン溶媒中にて、ラジカル開始剤を用いて、ラジカル重合することにより製造することができる。アニオン重合、カチオン重合、ラジカル重合等の任意の方法で重合された重合体を揮発性シリコーンに安定分散させて製造することも可能であるが、上記の重合方法で製造したものが分散安定性の面で好ましい。非水系ポリマーディスパージョンにおける重合体と揮発性シリコーンとの組成比は、(重合体):(揮発性シリコーン)=1:25〜6:1の範囲であり、さらに好ましくは、1:7〜2:1の範囲である。
【0017】
本発明のメーキャップ化粧料に含有される非水系ポリマーディスパージョンに含有される重合体は、その種類は問わず、例えば、アクリル酸もしくはメタクリル酸と炭素数1〜10のアルコールとのエステルをモノマーとする重合体、アクリル酸もしくはメタクリル酸のシリコーンエステル重合体、スチレン、α−メチルスチレン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの重合体が使用でき、ホモポリマーであってもコポリマーであってもよいが、好ましくは、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体である。
【0018】
また、非水系ポリマーディスパージョンは、揮発性シリコーンに、上記重合体と共にショ糖安息香酸エステルが分散されていることが好ましい。
【0019】
本発明のメーキャップ化粧料に含有される非水系ポリマーディスパージョンは、重合体を分散させる媒体に匂い及び皮膚に対する安全性に於いて優れた特性を持つ揮発性シリコーンを使用したものであり、媒体は揮発性シリコーンであれば特に限定されないが、上記一般式「化5」及び「化6」で表される揮発性シリコーンが好ましい。
【0020】
非水系ポリマーディスパージョンの配合量は、メーキャップ化粧料全量に対して10〜80重量%の範囲が好ましく、より好ましくは25〜60重量%である。この配合量が10重量%未満であると耐水性、耐油性、付着性、化粧もちが不良となる。また、この配合量が80重量%を越える範囲では塗布のし易さが不良となり好ましくはない。
【0021】
本発明のメーキャップ化粧料がアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル、ファンデーションまたはアイシャドウの何れかである場合には、さらに、上記一般式「化7」又は「化8」で示されるフッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを配合することにより、塗布後のつやが一層優れたものになる。その配合量は、前記メーキャップ化粧料全量に対して5〜30重量%の範囲が好ましく、より好ましくは10〜20重量%である。この配合量が5%未満であるとべたつきが不良となり、30%を越える範囲では本発明の揮発性シリコ−ンを媒体とする非水系ポリマ−ディスパ−ジョンの被膜形成能を阻害し、化粧もちが不良となり好ましくない。上記のフッ素変性シリコ−ン及びフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを同時に配合することも可能である。
【0022】
本発明のメーキャップ化粧料には、塗布時に匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性が良好で、化粧もちに極めて優れるという特有の効果を得るための上記の必須成分に加え、必要に応じ、本発明の効果を損なわない質的、量的範囲で通常の化粧品、医薬品分野で用いられるその他の成分を配合することができる。例えば、イオン交換水、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類、ラノリン等の動物油、ヒマシ油、オリーブ油等の植物油、イソプロピルミリステート、グリセロールトリ−2−エチルヘキサノエート等の合成エステル油、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ビースワックス、炭化水素系等のワックス類、グリセリン、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコール等の多価アルコール系保湿剤、各種界面活性剤、増粘剤、ゲル化剤、金属石鹸、水溶性高分子、油溶性高分子、薬剤、酸化防止剤、顔料、染料、パール剤、有機・無機粉末、香料等を配合することができる。
【0023】
本発明のメーキャップ化粧料の剤型は任意であり、例えば、固型状、半固型状、液状が可能であり、さらにW/O乳化系も可能である。
【0024】
【実施例】
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。本発明は以下に挙げる実施例のみに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお以下の記載においては配合量の単位は何れも重量%である。
【0025】
本発明で用いられる揮発性シリコーンに重合体が分散された非水系ポリマーディスパージョンは例えば次の様にして調製する事が可能である。
【0026】
「非水系ポリマーディスパージョンA」の製造
メチルメタアクリレートモノマー15%、エチルアクリレートモノマー25%、重合開始剤0.1%、分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体(分子量約15万)5%を分散媒のデカメチルシクロペンタシロキサン(前記一般式「化5」でn=5)54.9%に添加し、120℃で10時間撹拌して重合を行った。次いで減圧により、脱モノマー処理を行った後、25℃まで冷却して、外観が乳白色で分散重合体粒子の平均粒子径が1μmの揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンAを得た。
【0027】
「非水系ポリマーディスパージョンB」の製造
メチルメタアクリレートモノマー10%、エチルアクリレートモノマー15%、メタクリル酸シリコーンエステルモノマー5%、ショ糖安息香酸エステル(ショ糖の水酸基の水素原子8個のうち6.5〜8個がベンゾイル基に置換したもの)の酢酸エチル溶液(重量比1:1)15%、重合開始剤0.1%、分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体(分子量約10万)5%を分散媒のデカメチルシクロペンタシロキサン(前記一般式「化5」でn=5)49.9%に添加し、120℃で10時間撹拌して重合を行った。次いで減圧により、脱モノマー、脱酢酸エチル処理を行った後、25℃まで冷却して、外観が乳白色で分散重合体粒子の平均粒子径が0.6μmの揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンBを得た。
【0028】
「非水系ポリマーディスパージョンC」の製造
前記非水系ポリマーディスパージョンBで用いた分散媒デカメチルシクロペンタシロキサンを、オクタメチルシクロテトラシロキサン(前記一般式「化5」でn=4)に置換し、その他はBと同一の組成と工程で非水系ポリマーディスパージョンCを得た。
【0029】
「実施例1、2、3、比較例1:アイライナー」
「表1」に示した各処方成分を85℃に加熱し、撹拌混合した後、室温まで冷却し、気密性の筆付き容器に充填してアイライナーを得て、下記評価項目について評価した。。
「表1」において実施例1、2、3の本発明の非水系ポリマーディスパージョンは前記のAを用い、また比較例1の非水系ポリマーディスパージョンは前記特公昭61−12884号公報の実施例で用いられているもの(分散重合体:酢酸ビニル重合体、媒体:アイソパー)を用いた。また、フッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化7」においてa=8、m=11、n=75のものを用い、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン前記一般式「化8」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のものを用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
【0030】
[アイライナーの評価]
(1)塗布時の匂い、乾燥後のつや及び化粧もち
「表1」の実施例1、2、3と比較例1を試料とし、塗布時の匂い、乾燥後のつや及び化粧もち(化粧効果の持続性)についてパネル10名での使用テストによる評価を行った。なお評価基準は次のように定めた。
「評価基準」
☆:10名全員が極めて良好とした。
◎:10名中8名以上が良好とした。
○:10名中6名以上が良好とした。
△:10名中4名以上が良好とした。
×:10名中3名以下が良好とした。
(2)耐水性
長さ5cm、幅1cm、厚さ1cmのナイロン板に実施例1、2、3と比較例1の試料アイライナーを均一に塗布し、乾燥後、10ミリリットルのイオン交換水を入れた20ミリリットルのガラス製サンプル管の中にセットし、振とう機で10分間振とうし、各試料について、塗膜の剥離等の状態を比較評価した。
(3)耐油性
(2)と同様の方法で試料を作成し、10ミリリットルの油(トリグリセライド)を入れた20ミリリットルのガラス製サンプル管の中にセットし、(2)と同様に振とうして、各試料について塗膜の剥離、指触した時の擦取強度、指先への色移りを評価した。
(4)付着性
(2)と同様の方法で試料を試作し、10gの米粒状ジュラコン樹脂をいれた20ミリリットルのガラス製サンプル管の中にセットし、(2)と同様に振とうして、各試料について塗膜の剥離等の付着状態を評価した。
なお、(2)〜(4)の評価基準は次の様に定めた。
「評価基準」
◎:極めて良好
○:良好
△:不良
×:極めて不良
【0031】
【表1】
Figure 0003577182
(注)分散重合体:酢酸ビニル重合体
媒体:アイソパー
【0032】
各評価項目についての評価結果を「表2」に示した。「表2」から明らかなように、本発明の揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンAを用いた実施例1、2、3のアイライナーは、特公昭61−12884号公報に記載されている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:酢酸ビニル重合体、媒体:アイソパー)を用いた比較例1よりも塗布時の匂い、耐水性、耐油性、化粧もちに優れている事が判る。またフッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを配合した実施例は乾燥後のつやに特に優れていることが分かる。
【0033】
【表2】
Figure 0003577182
【0034】
「実施例4、5、6、比較例2:マスカラ」
「表3」に示した各処方成分を85℃に加熱し、撹拌混合した後、室温まで冷却し気密性のブラシ付き容器に充填してマスカラを得て、下記項目について評価した。。
表3において、実施例4、5、6の本発明の非水系ポリマーディスパージョンは前記のBを用い、また比較例2の非水系ポリマーディスパージョンは前記特公昭61−12884号公報の実施例で用いられているもの(分散重合体:アクリル酸メチルエステル重合体、媒体:ミネラルスピリット)を用いた。また、フッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化7」においてa=8、m=11、n=75のものを用い、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン前記一般式「化8」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のものを用いた。
[マスカラの評価]
(1)塗布時の匂い及び乾燥後のつや、化粧もち
「表3」の実施例4、5、6と比較例2を試料とし、塗布時の匂い及び乾燥後のつや、化粧もち(化粧効果の持続性)についてパネル10名での使用テストによる評価を行った。なお評価基準は前記のアイライナーの場合と同一とした。
(2)耐水性、(3)耐油性、(4)付着性
前記のアイライナーの場合と同一の方法と評価基準で評価した。
【0035】
【表3】
Figure 0003577182
(注)分散重合体:アクリル酸メチルエステル重合体
媒体:ミネラルスピリット
【0036】
各評価項目についての評価結果を「表4」に示した。「表4」から明らかなように、本発明の揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンBを用いた実施例4、5、6のマスカラは、特公昭61−12884号公報に記載されている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:アクリル酸メチルエステル重合体、媒体:ミネラルスピリット)を用いた比較例2よりも塗布時の匂い、乾燥後のつや、耐水性、耐油性、化粧もちに優れている事が判る。またフッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを配合した実施例は乾燥後のつやに特に優れていることが分かる。
【0037】
【表4】
Figure 0003577182
【0038】
「実施例7、8、9、比較例3:ネイルエナメル」
「表5」に示した各処方成分を室温で撹拌混合し、気密性の筆付き容器に充填してネイルエナメルを得た。
「表5」において実施例7、8、9の本発明の非水系ポリマーディスパージョンは前記のCを用い、また比較例3の非水ポリマーディスパージョンは前記特公昭61−12884号公報の実施例で用いられているもの(分散重合体:酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、媒体:エタノール)を用いた。また、フッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化7」においてa=8、m=11、n=75のものを用い、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン前記一般式「化8」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のものを用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
[ネイルエナメルの評価]
(1)塗布時の匂いとひんやり感及び乾燥後のつや、化粧もち
「表5」の実施例7、8、9と比較例3を試料とし、塗布時の匂いとひんやり感及び乾燥後のつや、化粧もち(爪先からのはがれ、すりへり)についてパネル10名での使用テストによる評価を行った。なお評価基準は前記のアイライナーの場合と同一とした。
(2)耐水性、(3)耐油性、(4)付着性
前記アイライナーの場合と同一の方法と評価基準で評価した。
【0039】
【表5】
Figure 0003577182
(注)分散重合体:酢酸ビニル−アクリル酸共重合体
媒体:エタノール
【0040】
各評価項目についての評価結果を「表6」に示した。「表6」から明らかなように、本発明の揮発性シリコーンを外相とする非水系ポリマーディスパージョンCを用いた実施例7、8、9のネイルエナメルは、特公昭61−12884号公報に記載されている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、媒体:エタノール)を用いた比較例3よりも塗布時の匂い、塗布時のひんやり感、乾燥後のつや、耐水性、耐油性、付着性、化粧もちに優れている事が判る。またフッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを配合した実施例は乾燥後のつやに特に優れていることが分かる。
【0041】
【表6】
Figure 0003577182
【0042】
「実施例10、比較例4:口紅」
「表7」に示した各処方成分を85℃に加熱し、撹拌混合した後、気密性の口紅容器に充填し、5℃迄冷却して口紅を得た。
「表7」において実施例10の本発明の非水系ポリマーディスパージョンは前記のBを用い、また比較例4の非水系ポリマーディスパージョンは前記特公昭61−12884号公報の実施例で用いられているもの(分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体、媒体:アイソパー)を用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
[口紅の評価]
(1)塗布時の匂い及び乾燥後のつや、化粧もち
「表7」の実施例10と比較例4を試料とし、塗布時の匂い及び乾燥後のつや、化粧もち(コーヒーカップ、衣類への色移り、塗布5分後、3時間後)についてパネル10名での使用テストによる評価を行った。なお評価基準は前記のアイライナーの場合と同一とした。
(2)耐水性、(3)耐油性、(4)付着性
前記のアイライナーの場合と同一の方法と評価基準で評価した。
【0043】
【表7】
Figure 0003577182
(注)分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体
媒体:アイソパー
【0044】
各評価項目についての評価結果を「表8」に示した。「表8」から明らかなように、本発明の揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンBを用いた実施例10の口紅は、特公昭61−12884号公報に記載されている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体、媒体:アイソパー)を用いた比較例4よりも塗布時の匂い、乾燥後のつや、耐水性、耐油性、化粧もち(コーヒーカップ、衣類への色移り)に優れている事が判る。
【0045】
【表8】
Figure 0003577182
【0046】
「実施例11、12、13、比較例5:ファンデーション」
「表9」に示した各処方成分を85℃に加熱し、撹拌混合した後、気密性のファンデーション容器に充填し、5℃迄冷却してファンデーションを得た。
「表9」において実施例11、12、13の本発明の非水系ポリマーディスパージョンは前記のAを用い、また比較例5の非水系ポリマーディスパージョンは前記特公昭61−12884号公報の実施例で用いられているもの(分散重合体:酢酸ビニル重合体、媒体:アイソパー)を用いた。また、フッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化7」においてa=8、m=11、n=75のものを用い、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン前記一般式「化8」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のものを用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
【0047】
【表9】
Figure 0003577182
(注)分散重合体:酢酸ビニル重合体
媒体:アイソパー
【0048】
「ファンデーションの評価」
(1)塗布時の匂い及び化粧もち
「表9」の実施例11、12、13と比較例5を試料とし、塗布時の匂い、化粧もち(化粧効果の持続性)についてパネル10名での使用テストによる評価を行った。なお評価基準は前記のアイライナーの場合と同一とした。
(2)耐水性、(3)耐油性、(4)付着性
前記のアイライナーの場合と同一の方法と評価基準で評価した。
【0049】
各評価項目のついての評価結果を「表10」に示した。「表10」から明らかなように、本発明の揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンAを用いた実施例11、12、13のファンデーションは、特公昭61−12884号公報に記載されている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:酢酸ビニル重合体、媒体:アイソパー)を用いた比較例5よりも塗布時の匂い、耐水性、耐油性、付着性、化粧もちに優れている事が判る。
【0050】
【表10】
Figure 0003577182
【0051】
「実施例14、15、16、比較例6、7、8、9:アイシャドウ」
「表11」に示した各処方成分を加熱し、撹拌混合した後、気密性のアイシャドウ容器に充填し、冷却してアイシャドウを得た。
「表11」において実施例14、15、16の本発明の非水系ポリマーディスパージョンは前記のBを用い、また比較例6、7、8、9の非水系ポリマーディスパージョンは前記特公昭61−12884号公報の実施例で用いられているもの(分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体、媒体:アイソパー)を用いた。また、フッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化7」においてa=8、m=11、n=75のものを用い、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン前記一般式「化8」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のものを用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
[アイシャドウの評価]
(1)塗布時の匂い及び乾燥後のつや、化粧もち
「表11」の実施例14、15、16と比較例6、7、8、9を試料とし、塗布時の匂い及び乾燥後のつや、化粧もち(化粧効果の持続性)についてパネル10名での使用テストによる評価を行った。なお評価基準は前記のアイライナーの場合と同一とした。
(2)耐水性、(3)耐油性、(4)付着性
前記のアイライナーの場合と同一の方法と評価基準で評価した。
【0052】
【表11】
Figure 0003577182
(注1):実施例1(マスカラ)で用いられている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:アクリル酸メチルエステル重合体、媒体:ミネラルスピリット)
(注2):実施例2(アイライナー)で用いられている非水系ポリマーディス パージョン(分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体、媒体:アイソパー)
(注3):実施例3(アイライナー)で用いられている非水系ポリマーディス パージョン(分散重合体:酢酸ビニル重合体、媒体:アイソパー)
(注4):実施例4(ネイルエナメル)で用いられている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、媒体:エタノール)
【0053】
各評価項目についての評価結果を「表12」に示した。「表12」から明らかなように、本発明の揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンBを用いた実施例14、15、16のアイシャドウは、特公昭61−12884号公報に記載されている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体、媒体:アイソパー)を用いた比較例6、7、8、9よりも塗布時の匂い、乾燥後のつや、耐水性、耐油性、化粧もち(化粧効果の持続性)に優れている事が判る。またフッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを配合した実施例は乾燥後のつやに特に優れていることが分かる。
【0054】
【表12】
Figure 0003577182
【0055】
「実施例17、18:アイブロウ」
「表13」に示した各処方成分を85℃に加熱し、撹拌混合した後、室温まで冷却し、容器に充填して、アイブロウを得た。
なお、「表13」において、非水系ポリマーディスパージョンは前記のBを用い、またフッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化7」においてa=8、m=11、n=75のものを用い、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン前記一般式「化8」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のものを用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
本発明のアイブロウは、塗布後のつや、耐水性、耐油性、化粧持ちにすぐれ、良好なものであった。
【0056】
【表13】
Figure 0003577182
【0057】
【発明の効果】
本発明のメーキャップ化粧料は、揮発性シリコーンに重合体が分散された非水系ポリマーディスパージョンを含有する事を特徴とし、塗布時の匂い、塗布後のつや、耐水性、耐油性、付着性、特に、化粧もちにおいて極めて優れた効果を有するものである。さらに、フッ素変性シリコーンまたはフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを含有させることにより、塗布後のつや、耐水性、耐油性を向上させることが出来る。

Claims (6)

  1. 揮発性シリコーンに重合体が分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体により分散された非水系ポリマーディスパージョンであって、重合体:揮発性シリコーン=1:25〜6:1の範囲にある非水系ポリマーディスパージョンを含有することを特徴とするメーキャップ化粧料。
  2. 前記重合体がアクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体であることを特徴とする請求項1記載のメーキャップ化粧料。
  3. 前記非水系ポリマーディスパージョンがさらにショ糖安息香酸エステルが分散されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載のメーキャップ化粧料。
  4. 前記揮発性シリコーンが下記一般式「化1」または「化2」で表される1種又は2種以上の揮発性シリコーンであることを特徴とする請求項1、2または3記載のメーキャップ化粧料。
    Figure 0003577182
    (式中、nは3〜7の整数を表す。)
    Figure 0003577182
    (式中、mは0〜5の整数を表す。)
  5. 前記非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと下記一般式「化3」で表されるフッ素変性シリコーンとを含有し、メーキャップ化粧料がアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル、ファンデーションまたはアイシャドウの何れかであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のメーキャップ化粧料。
    Figure 0003577182
    (式中、Rfは炭素数1〜12のパーフロロアルキル基、aは0〜5の整数、m、nは平均数で、mは1〜500、nは0〜500の数を表す。)
  6. 前記非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと下記一般式「化4」で表されるフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンとを含有し、メーキャップ化粧料がアイライナー、マスカラ、アイブロウ、ネイルエナメル、ファンデーションまたはアイシャドウの何れかであることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のメーキャップ化粧料。
    Figure 0003577182
    (式中、Rfは炭素数1〜12のパーフロロアルキル基、aは0〜5の整数、l、m、nは平均数で、lは1〜150、mは1〜150、nは0〜150の数を表す。)
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