JP3922597B2 - 口紅組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は口紅組成物に関するものであり、さらに詳しくは人の唇に塗布する時なめらかにのびて塗り易く、べたつきがなく、口唇上でのつやが良好で、且つコ−ヒ−カップ、衣類等に色移りしない、化粧もちに優れた口紅組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、通常の油性口紅は、各種の油分、ワックス、色材で構成され、唇に塗布した場合、つやは良好であるが、コ−ヒ−カップ、衣類等に色移りしてしまい、化粧もちが悪いという欠点を有していた。
【0003】
この欠点を解消し、化粧もちを良くするため、従来より種々の検討がなされて来た。その例として、特開平5−178722号公報には、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの1種又は2種以上を含有する化粧もちに優れた油性固型化粧料(油性メイクアップ化粧料、口紅)、特開平6−199630号公報には、揮発性溶媒、シリコ−ン樹脂、ワックス、粉末、油分を含む耐うつり性化粧料組成物(メ−クアップ化粧料組成物、口紅)、特開平6−298623号公報には、特定のアルキルメチルポリシロキサンを含有する耐久性、耐磨耗性に優れたリップケア化粧組成物、特開平7−17831号公報には、エチレンオキシドが付加重合された非イオン界面活性剤、パ−フルオロアルキル基を含有する液状油剤、液体油、半固体脂又は固体脂、顔料を含有する化粧もちに優れた油性化粧料(口紅)、さらに、特開平7−33622号公報には、ポリオキシアルキレン変性シリコ−ン、パ−フルオロアルキル基を含有する液状油剤、液体油、半固体脂又は固体脂、顔料を含有する化粧もちに優れた油性化粧料(口紅)が開示されている。
【0004】
さらに、特公昭61−12884号公報には、分散重合体を、これを溶解しない有機媒体中に分散せしめた非水系ポリマ−ディスパ−ジョンを皮膜形成成分として含有することを特徴とする化粧もちに優れたメーキャップ化粧料が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの口紅組成物は、塗り易さ、べたつき、つやにおいてある程度の機能を有してはいるが、口唇上でのつやが良好である事と同時に、コ−ヒ−カップ、衣類等に色移りしないほどの良好な化粧もちに対して充分な効果を発揮するものではない。
【0006】
本発明者等は、このような現状に鑑み鋭意研究を重ねた結果、口紅組成物において、揮発性シリコ−ンに重合体が分散した非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと特定のフッ素変性シリコーン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンとを含有させると、口唇に塗布する時なめらかにのびて塗り易く、口唇上でのつやが良好で、特に、コ−ヒ−カップ、衣類等に色移りせず化粧もちに極めて優れた効果を発揮し、更にべたつきを防止するとの新たな知見を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
本発明は、口唇に塗布する時なめらかにのびて塗りやすく、乾燥時及び乾燥後べたつきがなく、口唇上でのつやが良好で、且つコ−ヒ−カップ、衣類等に色移りしない、化粧もちに極めて優れた口紅組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、揮発性シリコ−ンに重合体が分散された非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと、下記一般式「化5」で表されるフッ素変性シリコーンとを含有することを特徴とする口紅組成物であって、前記重合体が、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体であり、前記揮発性シリコ−ンが下記一般式「化7」または「化8」で表される1種または2種以上の揮発性シリコーンであり、前記重合体が分散安定剤のジメチルポリシロキサングラフト重合体により分散されていることを特徴とする口紅組成物を提供するものである。
【化5】
(式中、Rfは炭素数1〜12のパーフロロアルキル基、aは0〜5の整数、m、nは平均数で、mは1〜500、nは0〜500の数を表す。)
【化7】
(式中、nは3〜7の整数を表す。)
【化8】
(式中、mは0〜5の整数を表す。)
【0009】
また、本発明は、揮発性シリコ−ンに重合体が分散された非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと、下記一般式「化6」で表されるフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンとを含有することを特徴とする口紅組成物であって、前記重合体が、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体であり、前記揮発性シリコ−ンが上記一般式「化7」または「化8」で表される1種または2種以上の揮発性シリコーンであり、前記重合体が分散安定剤のジメチルポリシロキサングラフト重合体により分散されていることを特徴とする口紅組成物を提供するものである。
【化6】
(式中、Rfは炭素数1〜12のパーフロロアルキル基、aは0〜5の整数、l、m、nは平均数で、lは1〜150、mは1〜150、nは0〜150の数を表す。)
【0011】
また、本発明は、上記非水系ポリマ−ディスパ−ジョンが上記重合体とともに、さらにショ糖安息香酸エステルが分散されたものであることを特徴とする上記記載の口紅組成物を提供するものである。
【0013】
以下、本発明を詳述する。
本発明の口紅組成物と前記特公昭61−12884号公報との大きな相違点は、同公報が有機媒体としてエタノ−ル、プロパノ−ル、イソプロパノ−ル等の低級アルコ−ル又はミネラルスピリット、アイソパ−(エッソ石油社製)、IPソルベント(出光石油社製)等の脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素又はこれらの混合物を用いているのに対し、本発明では、媒体(外相)として前記の媒体よりも匂い及び皮膚に対する安全性に於いて優れた特性を持つ揮発性シリコ−ンを用いている点が挙げられる。
【0014】
また、特公昭61−12884号公報は、メーキャップ化粧料の中でも、特にアイライナ−、マスカラ、アイブロ−、マニキュアに関するもので、これら以外の実施例は開示されていない。これに対し、本発明はメーキャップ化粧料の中で、特に口紅組成物に関するものである。
【0015】
本発明にいう非水系ポリマーディスパージョンとは、揮発性シリコーンを媒体とし、これに重合体(ポリマー)が分散された樹脂液を意味するが、これは、通常、揮発性シリコーン溶媒中にて重合性モノマーを重合することにより製造することができる。ここで言う重合性モノマーは任意のものが使用できるが、特に、ラジカル重合性モノマーが好ましく、これを揮発性シリコーン溶媒中にて、ラジカル開始剤を用いて、ラジカル重合することにより製造することができる。アニオン重合、カチオン重合、ラジカル重合等の任意の方法で重合された重合体を揮発性シリコーンに安定分散させて製造することも可能であるが、上記の重合方法で製造したものが分散安定性の面で好ましい。非水系ポリマーディスパージョンにおける重合体と揮発性シリコーンとの組成比は任意であるが、好ましくは、(重合体):(揮発性シリコーン)=1:25〜6:1の範囲であり、さらに好ましくは、1:7〜2:1の範囲である。
【0016】
本発明の口紅組成物に含有される非水系ポリマ−ディスパ−ジョンに含有される重合体は、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体である。
【0017】
また、非水系ポリマ−ディスパ−ジョンは、揮発性シリコーンに上記重合体と共にショ糖安息香酸エステルが分散されていることが好ましい。
【0018】
本発明の口紅組成物に含有される非水系ポリマ−ディスパ−ジョンは、重合体を分散させる媒体に匂い及び皮膚に対する安全性に於いて優れた特性を持つ揮発性シリコ−ンを使用したものであり、媒体は揮発性シリコーンであれば特に限定されないが、上記一般式「化7」及び「化8」で表される揮発性シリコーンが好ましい。
【0019】
非水系ポリマ−ディスパ−ジョンの配合量は、口紅組成物全量に対して20〜80重量%の範囲が好ましく、より好ましくは40〜60重量%である。この配合量が20重量%未満あるとコ−ヒ−カップ、衣類への色移りが起こり、化粧もちが不良となる。またこの配合量が80重量%を越える範囲では塗布のし易さが不良となり好ましくない。
【0020】
本発明の口紅組成物に含有されるフッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンは上記一般式「化5」又は「化6」で示される1種または2種以上のもので、その配合量は、口紅組成物全量に対して5〜30重量%の範囲が好ましく、より好ましくは10〜20重量%である。この配合量が5%未満であるとべたつき(塗布直後〜3時間後)が不良となり、30%を越える範囲では本発明の揮発性シリコ−ンを媒体とする非水系ポリマ−ディスパ−ジョンの被膜形成能を阻害し、コ−ヒ−カップ、衣類への色移りが起こり、化粧もちが不良となり好ましくない。上記のフッ素変性シリコ−ン及びフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを同時に配合することも可能である。
【0021】
本発明の口紅組成物には、口唇に塗布する時なめらかにのびて塗り易く、べたつきがなく、口唇上でのつやが良好で、且つコ−ヒ−カップ、衣類等に色移りせず、化粧もちに優れるという特有の効果を得るための上記の必須成分に加え、必要に応じ、本発明の効果を損なわない質的、量的範囲で通常の化粧品、医薬品分野で用いられるその他の成分を配合することができる。例えば、イオン交換水、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体、高重合度のガム状ジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコ−ン、ポリエ−テル変性シリコ−ン等のシリコ−ン類、ラノリン等の動物油、ヒマシ油、オリ−ブ油等の植物油、イソプロピルミリステ−ト、グリセロ−ルトリ−2−エチルヘキサノエ−ト等の合成エステル油、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ビ−スワックス、炭化水素系等のワックス類、グリセリン、プロピレングリコ−ル、1,3ブチレングリコ−ル等の多価アルコ−ル系保湿剤、各種界面活性剤、増粘剤、ゲル化剤、金属石鹸、水溶性高分子、油溶性高分子、薬剤、酸化防止剤、顔料、染料、パ−ル剤、有機・無機粉末、香料等を配合することができる。
【0022】
本発明の口紅組成物は、上記必須成分を含む配合成分を加熱し、攪拌混合して冷却することにより製造される。本発明の口紅組成物の剤型は任意であり、例えば固型状(スティック状等)、半固型状、液状が可能であり、さらにW/O乳化系も可能である。
【0023】
【実施例】
次に実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。本発明は以下に挙げる実施例のみに限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。なお以下の記載においては配合量の単位は何れも重量%である。
【0024】
本発明で用いられる揮発性シリコ−ンに重合体が分散された非水系ポリマ−ディスパ−ジョンは、例えば次の様にして調製する事が可能である。
【0025】
「非水系ポリマ−ディスパ−ジョンA」の製造
メチルメタアクリレ−トモノマ−15%、エチルアクリレ−トモノマ−25%、重合開始剤0.1%、分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体(分子量約15万)5%を分散媒デカメチルシクロペンタシロキサン(前記一般式「化3」でn=5)54.9%に添加し、120℃で10時間撹拌して重合を行った。次いで、減圧により、脱モノマ−処理を行った後、25℃まで冷却して、外観が乳白色で分散重合体粒子の平均粒子径が1μmの揮発性シリコ−ンを分散媒とする非水系ポリマ−ディスパ−ジョンAを得た。
【0026】
「非水系ポリマ−ディスパ−ジョンB」の製造
メチルメタアクリレ−トモノマ−10%、エチルアクリレ−トモノマ−15%、メタクリル酸シリコ−ンエステルモノマ−5%、ショ糖安息香酸エステル(ショ糖の水酸基の水素原子8個のうち6.5〜8個がベンゾイル基に置換したもの)の酢酸エチル溶液(重量比1:1)15%、重合開始剤0.1%、分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体(分子量約10万)5%を分散媒デカメチルシクロペンタシロキサン(前記一般式「化3」でn=5)49.9%に添加し、120℃で10時間撹拌して重合を行った。次いで減圧により、脱モノマ−、脱酢酸エチル処理を行った後、25℃まで冷却して、外観が乳白色で分散重合体粒子の平均粒子径が0.6μmの揮発性シリコ−ンを分散媒とする非水系ポリマ−ディスパ−ジョンBを得た。
【0027】
「実施例1〜3」「比較例1〜4」
「表1」に示した各処方成分を85℃に加熱し、撹拌混合した後、気密性の口紅容器に充填し、5℃迄冷却して口紅組成物を得た。
「表1」において実施例1〜3の本発明の非水系ポリマ−ディスパ−ジョンは前記のA及びBを用いた。またフッ素変性シリコ−ンは前記一般式「化5」でa=8、m=11、n=75のものを用いた。
また、「表1」において比較例の非水系ポリマ−ディスパ−ジョンは、前記特公昭61−12884号公報の実施例1〜4で配合されているもの(注1〜4)を用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
【0028】
【表1】
(注1):実施例1(マスカラ)で用いられている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:アクリル酸メチルエステル重合体、媒体:ミネラルスピリット)
(注2):実施例2(アイライナー)で用いられている非水系ポリマーディス パージョン(分散重合体:アクリル酸エチルエステル重合体、媒体:アイソパー)
(注3):実施例3(アイライナー)で用いられている非水系ポリマーディス パージョン(分散重合体:酢酸ビニル重合体、媒体:アイソパー)
(注4):実施例4(ネイルエナメル)で用いられている非水系ポリマーディスパージョン(分散重合体:酢酸ビニル−アクリル酸共重合体、媒体:エタノール)
【0029】
「実施例4〜6」
「表1」の実施例1〜3において、フッ素変性シリコーンの代わりに、前記一般式「化6」において、a=2、l=8、m=6、n=40、Rfの炭素数=8のフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを用い、他の成分は全く同じにして、同様な方法で口紅組成物を製造し、それぞれ、実施例4〜6とした。
【0030】
[口紅組成物の評価]
各実施例及び比較例の口紅組成物の作用効果につき、パネル10名により、塗布のし易さ、塗布時の匂い、べたつき(塗布直後〜3時間後)、つや(塗布5分後〜3時間後)、コ−ヒ−カップ、衣類への色移り(塗布5分後、3時間後)の使用テストによる評価を行った。なお評価基準は次のように定めた。
(評価基準)
☆:10名全員が極めて良好とした。
◎:10名中8名以上が良好とした。
○:10名中6名以上が良好とした。
△:10名中4名以上が良好とした。
×:10名中3名以下が良好とした。
【0031】
評価結果を「表2」に示す。
【表2】
【0032】
「表2」から明らかなように、本発明の揮発性シリコ−ンを分散媒とする非水系ポリマ−ディスパ−ジョンA,Bを配合した実施例1、実施例2及び実施例3の口紅組成物は、特公昭61−12884号公報の実施例に記載されている4種類の非水系ポリマ−ディスパ−ジョンをそれぞれ配合した比較例1〜4の口紅組成物に比較し、塗布時の匂い、べたつき(塗布直後〜3時間後)、つや(塗布5分後〜3時間後)、コ−ヒ−カップ、衣類への色移り(塗布5分後)が優れていることが判る。非水系ポリマ−ディスパ−ジョンBにフッ素変性シリコ−ンを20重量%配合した実施例3は、フッ素変性シリコ−ンを5重量%配合した実施例1及び10重量%配合した実施例2よりもべたつき(塗布直後〜3時間後)及びコ−ヒ−カップ、衣類への色移り(塗布5分後、3時間後)に優れていることが判る。また、非水系ポリマ−ディスパ−ジョンBにフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを20重量%配合した実施例6は、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを5重量%配合した実施例4及び10重量%配合した実施例5よりもべたつき(塗布直後〜3時間後)及びコ−ヒ−カップ、衣類への色移り(塗布5分後及び塗布3時間後)に優れており、実施例3と比較しても、つや(塗布5分後〜3時間後)の点で優れていることが分かる。
【0033】
【発明の効果】
本発明の口紅組成物は、揮発性シリコ−ンに重合体が分散された非水系ポリマ−ディスパ−ジョンを含有することにより、塗布のし易さ、塗布時の匂い、べたつき、口唇上のつやに優れ、コ−ヒ−カップ、衣類への色移りが起こらず、化粧もちに極めて優れたものである。
【0034】
また、フッ素変性シリコ−ン又はフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンを含有することにより、べたつきとコ−ヒ−カップ、衣類への色移りが更に向上し、塗布のし易さ、塗布時の匂い、べたつき、つや、化粧もちにおいて極めて優れた効果を有する口紅組成物が得られる。
Claims (3)
- 揮発性シリコ−ンに重合体が分散された非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと、下記一般式「化1」で表されるフッ素変性シリコーンとを含有することを特徴とする口紅組成物であって、前記重合体が、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体であり、前記揮発性シリコ−ンが下記一般式「化3」または「化4」で表される1種または2種以上の揮発性シリコーンであり、前記重合体が分散安定剤のジメチルポリシロキサングラフト重合体により分散されていることを特徴とする口紅組成物。
- 揮発性シリコ−ンに重合体が分散された非水系ポリマ−ディスパ−ジョンと、下記一般式「化2」で表されるフッ素変性メチルフェニルポリシロキサンとを含有することを特徴とする口紅組成物であって、前記重合体が、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの重合体、またはアクリル酸エステルとメタクリル酸エステルの共重合体であり、前記揮発性シリコ−ンが請求項1記載の一般式「化3」または「化4」で表される1種または2種以上の揮発性シリコーンであり、前記重合体が分散安定剤のジメチルポリシロキサングラフト重合体により分散されていることを特徴とする口紅組成物。
- 前記非水系ポリマ−ディスパ−ジョンがさらにショ糖安息香酸エステルが分散されたものであることを特徴とする請求項1又は2記載の口紅組成物。
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