WO2005040023A1 - エレベータのセキュリティシステム - Google Patents

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Abstract

 無線カード(102a~102c)と指紋認証装置(バイオメトリック認証装置)(104a~104c)により乗客を認証するエレベータのセキュリティシステムにおいて、その認証のためのデータは制御装置(106a~106c)内のデータベース(203a~203c)に保持されている。ここで、新たな乗客の指紋パターンを登録するなど、データを更新する必要が生じた場合に、管理者が所持する携帯型の端末装置である登録ユニット(130)を用いて更新データを生成する。そして、所定の場所で登録ユニット(130)を制御装置(106a~106c)に接続することにより、上記更新データを制御装置(106a~106c)に送信してデータベース(203a~203c)の内容を書き換える。

Description

明 細 書
エレベータのセキュリティシステム 技術分野
[0001] 本発明は、無線カードとバイオメトリック認証装置 (例えば、指紋認証装置)を統合 可能な共通制御盤を備えたエレベータのセキュリティシステムに関する。
背景技術
[0002] 近年、中高層ビルのセキュリティを確保するため、例えば特開平 11— 11807号公 報ゃ特開平 11—286378号公報に開示されて 、るように、エレベータを利用する乗 客を無線カードや指紋により認証するエレベータのセキュリティシステムが開発され ている。
[0003] このようなセキュリティシステムでは、例えば無線カードを紛失した場合には、直ぐに そのカードを利用できないように設定しておく必要がある。また、指紋認証では、引つ 越しなどで頻繁に入れ替わる利用者の指紋パターンを登録 '削除する日頃のメンテ ナンスが必要である。
[0004] ここで、無線カードや指紋認証に必要なデータは例えば階のホール毎に設けられ た制御装置内のデータベースに保持されている。上述したような理由で、このデータ ベースの内容を更新する必要が生じた場合、通常、管理者が利用者と共に認証装 置の設置場所に行き、そこで所定の更新作業を行うことになる。
[0005] ところ力 このデータベースの更新作業はエレベータの各号機毎に行う必要がある 。このため、例えば複数台のエレベータが並設されたビルであると、管理者と利用者 がこれらの号機毎に認証装置の設置場所に行って同じ作業を繰り返さなければなら ない。すなわち、例えば指紋パターンの登録を行うべき利用者が 100人といたとする と、その 100人の利用者全員が各号機毎に指紋認証装置が設置されている場所に 出向き、そこで各自の指紋パターンを登録して 、く 、つた作業が必要となる。
[0006] また、このようにして登録されたデータは、上記制御装置内のデータベースに保存 されている。しかし、何らかの原因で制御装置が故障してデータベース内のデータが 消滅してしまった場合、管理者と利用者が指紋パターンを再登録するなどの面倒な 作業を行わなければならず、両者に多大な負担をかけてしまうことになる。
[0007] また、無線カードを用いたセキュリティシステムでは、異常が生じた場合に、その原 因が無線カード側にあるの力、システム側にあるのかが直ぐに分力 ない。このため、 管理者は保守会社に連絡して原因を早急に調べてもらうことになる。その結果、例え ば無線カードの破損が原因であり、新し 、カードと交換するだけで対処できるような 場合には、無駄な保守点検の費用が力かってしまうことになる。
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0008] 上述したように、従来のエレベータのセキュリティシステムでは、無線カードの認証 や指紋認証に必要なデータを更新する場合に、ビル内に設置されたエレベータの各 号機毎に、管理者と利用者が一緒に認証装置の設置場所に行き、そこで指紋パター ンを登録するなどの面倒な作業を繰り返し行わなければならな力つた。
[0009] また、無線カードの認証や指紋認証に必要なデータを保持して 、る制御装置が故 障し、そのデータが消滅してしまうと、管理者と利用者が再びエレベータの各号機を 回って指紋パターンを再登録するなどの復旧作業が必要であった。このため、管理 者と利用者に多大な負担をかけると共に、復旧までにかなりの時間を要してしまうな どの問題があった。
[0010] また、管理者側で無線カードが破損しているか否かを判断する方法がないため、異 常が生じた場合に、その都度、保守会社へ連絡しなくてはならない。このため、無線 カードの破損が原因であった場合に、無駄な保守点検の費用が力かってしまうなど の問題もあった。
[0011] 以上のような問題は、指紋認証に限られることではなぐその他のノ ィオメトリック認 証 (例えば、顔認証、虹彩認証、静脈認証、筆跡認証、筆跡認証、音声認証、掌形 認証)にも共通するものである。
[0012] 本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、認証に必要なデータの更新作業 を簡単に行うことができ、管理者や利用者に負担をかけずに、ビルを安全に管理でき るようにしたエレベータのセキュリティシステムを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 [0013] 本発明のエレベータのセキュリティシステムは、エレベータを利用する乗客を認証 するエレベータのセキュリティシステムにおいて、エレベータを利用する乗客によって 所持され、その乗客の利用階情報が記憶された無線カードと、乗客のバイオメトリック 情報を読み取る認証装置と、上記無線カードおよび上記認証装置による乗客の認証 に必要なデータを記憶したデータベースを有し、このデータベースを参照して乗客を 認証し、当該乗客の利用階情報に基づいてエレベータの行先階を制御する制御装 置と、所定の操作により上記データベースを更新するためのデータを生成し、所定の 場所で上記制御装置に接続された状態で上記更新データを上記制御装置に送信し て上記データベースの内容を書き換える機能を備えた持ち運び可能な端末装置とを 具備して構成される。
[0014] このような構成によれば、例えば各階のホールにて乗客の持つ無線カードの情報と バイオメトリック情報が読み取られ、これらのデータが本システムの制御装置に送られ る。制御装置では、その受信したデータをデータベースに予め各乗客毎に登録され たデータと比較検証してその乗客を認証する。そして、正規の乗客であると判定され た場合に当該乗客の利用階情報に基づいてエレベータの行先階を制御する。
[0015] ここで、新たな乗客のバイオメトリック情報を追加登録するなど、データベースを更 新する必要があった場合に、まず、端末装置を用いてその更新データを生成してか ら、これを制御装置に送ることにより、上記データベースの内容を簡単に書き換えるこ とができる。この場合、更新データは端末装置上で任意の場所で行うことができる。し たがって、管理者と利用者 (乗客)がー緒に各エレベータを回って更新作業を行う必 要はなぐ両者の負担が大幅に軽減される。
[0016] また、本発明のエレベータのセキュリティシステムにおいて、上記端末装置は、上記 データベースと同じデータを保持する記憶手段と、新たな乗客のノ ィオメトリック情報 を上記記憶手段に登録する登録手段とを備え、所定の場所で上記制御装置に接続 されたときに、上記登録手段によってバイオメトリック情報を登録した後の上記記憶手 段のデータを更新データとして上記制御装置に送って上記データベースに反映させ ることを特徴とする。
[0017] これにより、新たな乗客のバイオメトリック情報を端末装置内の記憶手段に登録した 後、この端末装置を所定の場所で制御装置に接続することで、上記バイオメトリック情 報を登録した後の記憶手段のデータ内容に合わせてデータベースを簡単に更新す ることがでさる。
[0018] また、本発明のエレベータのセキュリティシステムにおいて、上記端末装置は、上記 データベースと同じデータを保持する記憶手段と、既に登録された乗客のバイオメト リック情報を上記記憶手段から削除する削除手段とを備え、所定の場所で上記制御 装置に接続されたときに、上記削除手段によってバイオメトリック情報を削除した後の 上記記憶手段のデータを更新データとして上記制御装置に送って上記データべ一 スに反映させることを特徴とする。
[0019] これにより、既に登録された乗客のノ ィオメトリック情報を端末装置内の記憶手段か ら削除した後、この端末装置を所定の場所で制御装置に接続することで、上記バイ オメトリック情報を削除した後の記憶手段のデータ内容に合わせてデータベースを簡 単に更新することができる。
[0020] また、本発明のエレベータのセキュリティシステムにおいて、上記端末装置は、上記 データベースと同じデータを保持する記憶手段と、認証を禁止すべき無線カードの 情報を上記記憶手段に設定するカード禁止手段とを備え、所定の場所で上記制御 装置に接続されたときに、上記カード禁止手段による認証禁止設定後の上記記憶手 段のデータを更新データとして上記制御装置に送って上記データベースに反映させ ることを特徴とする。
[0021] これにより、例えば無線カードを紛失した場合において、その無線カードの情報を 端末装置内の記憶手段に設定した後、この端末装置を所定の場所で制御装置に接 続することで、上記バイオメトリック情報を削除した後の記憶手段のデータ内容に合 わせてデータベースを簡単に更新することができる。
[0022] また、本発明のエレベータのセキュリティシステムにおいて、上記端末装置は、上記 データベースと同じデータを保持する記憶手段と、この記憶手段の中で管理者扱い にするデータを設定する管理者設定手段とを備え、所定の場所で上記制御装置に 接続されたときに、上記管理者設定手段による管理者設定後の上記記憶手段のデ ータを更新データとして上記制御装置に送って上記データベースに反映させることを 特徴とする。
[0023] これにより、管理者扱いにするデータを端末装置内の記憶手段に設定した後、この 端末装置を所定の場所で制御装置に接続することで、上記管理者設定後の記憶手 段のデータ内容に合わせてデータベースを簡単に更新することができる。
[0024] また、本発明のエレベータのセキュリティシステムにおいて、上記端末装置は、上記 記憶手段に現在登録されている内容を所定の形式で画面上に表示する表示手段を 備えて 、ることを特徴とする。
[0025] これにより、現在登録されている内容を端末装置の画面上で確認して力 制御装置 に送ってデータベースを更新することができる。
[0026] また、本発明のエレベータのセキュリティシステムにおいて、上記端末装置は、上記 制御装置に接続されていない状態で、異常検査の対象となる無線カードの情報を読 み取り、その読み取り結果を検査結果として表示する表示手段を備えていることを特 徴とする。
[0027] これにより、管理者が端末装置を用いて無線カードの異常検査を行うことができる。
したがって、無線カードの異常であれば、保守会社に連絡をしなくとも、カード交換だ けで簡単に対処することができる。
図面の簡単な説明
[0028] [図 1]図 1は、本発明の一実施形態に係るエレベータのセキュリティシステムの構成を 示すブロック図である。
[図 2]図 2は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムの一部を詳細に 示したブロック図である。
[図 3]図 3は、同実施形態におけるビルの建物内の各エレベータの配置例を示す図 である。
[図 4]図 4は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる登 録ユニットの外観構成を示す図である。
[図 5]図 5は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる登 録ユニットの内部構成を示すブロック図である。
[図 6]図 6は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる登 録ユニットによる指紋登録の手順を示すフローチャートである。
[図 7]図 7は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる登 録ユニットによる指紋削除の手順を示すフローチャートである。
[図 8]図 8は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる登 録ユニットによるカード禁止の手順を示すフローチャートである。
[図 9]図 9は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる登 録ユニットによる管理者登録の手順を示すフローチャートである。
[図 10]図 10は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる 登録ユニットによる情報表示の手順を示すフローチャートである。
[図 11]図 11は、同実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムに用いられる 登録ユニットによる設置階変更の手順を示すフローチャートである。
[図 12]図 12は、同実施形態の変形例に係るエレベータのセキュリティシステムの一部 を詳細に示したブロック図である。
発明を実施するための最良の形態
[0029] 以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
[0030] 図 1は本発明の一実施形態に係るエレベータのセキュリティシステムの構成を示す ブロック図である。この図 1では、無線カードと指紋認証を併用した二重セキュリティシ ステムとしての構成が示されている。なお、指紋認証とは、バイオメトリック認証の最も 定型的な例である。
[0031] 図 1において、図中の 101a— 101cはビル内の各階のホール(エレベータの乗り場 )である。本システムでは、これらのホールにて無線カードと指紋認証を併用して、ェ レベータを利用する乗客を認証することにより、その乗客に対するエレベータの運行 を制御している。なお、以後の説明の中で、乗客のことを利用者という呼び方をする 場合もある。
[0032] また、ここでは、 3つのホールしか図示されて!ヽな 、が、さらに多数のホールがある 場合にも、これらのホールに対して同様のセキュリティ構成がなされる。
[0033] また、ここでは 1つのエレベータに対する構成しか図示していないが、同様の構成 がエレベータの各号機毎になされている。すなわち、図 3に示すように、 A号機一 D 号機の 4台のエレベータが並設されたビルであれば、これらの 4台のエレベータ毎に 図 1のように各階のホールに無線カードと指紋認証を併用した二重セキュリティシステ ムが構築されて 、るものとする。
[0034] ホール 101a— 101c内において、 102a— 102cは無線カード、 103a— 103cはァ ンテナ、 104a— 104cは指紋認証装置 (バイオメトリック認証装置)である。
[0035] 無線カード 102a— 102cは、無線機能を備えた認証用のカードである。この無線力 ード 102a— 102cには、利用階情報と認証情報が格納されている。利用階情報とは 、乗客がエレベータを利用することのできる階を示した情報であり、ビルを出入りする ために必要な 2つの階 (例えばマンションであれば、玄関ホールのある階と住居階)が 指定されている。認証情報は、乗客を認証するのに必要な情報 (乗客名など)の他に 、各カード毎に固有の HD情報 (識別情報)を含む。
[0036] なお、無線カード 102a— 102cに適用される無線システムについては、特に限定さ れるものではなぐ例えば一般的に知られている Bluetooth (登録商標)等の近距離 無線システムなどを用いるものとする。
[0037] アンテナ 103a— 103cは、ホール 101a— 101c内の所定の位置に設置されている 。このアンテナ 103a— 103cは、無線カード 102a— 102cから無線電波にて発信さ れる情報 (利用階情報と認証情報)を受信する。このアンテナ 103a— 103cにて受信 されたカード情報は、通信ケーブルを介して後述するエレベータ各階ボックス内の無 線 ·指紋共通制御装置 106a— 106cに伝送される。
[0038] 一方、指紋認証装置 104a— 104cは、指紋パターン (バイオメトリック情報)による認 証を行うための装置である。この指紋認証装置 104a— 104cは、ホール 101a— 101 c内の所定の位置に指紋センサ画面を有し、そこに押し付けられた指先の指紋バタ ーンを読み取って照合処理を行う。指紋パターンの照合後、その乗客に対応した利 用階情報と認証情報を同装置内に設けられた図示せぬデータベース力 読み出し、 これらの情報を通信ケーブルを介して後述するエレベータ各階ボックス内の無線'指 紋共通制御装置 106a— 106cに伝送する。
[0039] なお、指紋認証装置 104a— 104cにおける指紋パターンの読み取り方法やその照 合方法についても特に限定されるものではなぐ一般的に知られている方法を用いる ものとする。
[0040] また、同図において、 105はエレベータの昇降路、 106a— 106cは無線'指紋共通 制御装置、 107はエレベータインターフェース(IZF)、 108はエレベータ制御盤、 10 9は乗りかご、 110はかご内スィッチである。 111はメンテナンス用スィッチ類ボックス 、 112はテンキー、 113— 116はメンテナンス用スィッチ類、 117は無電圧接点エレ ベータ用インターフェース(I/F)、 118a— 118cはエレベータ各階ボックス、 119は HUB, 120a— 120cはホール呼びボタンを示して!/、る。
[0041] エレベータの各階ボックス 118a— 118c内には、無線カードと指紋認証装置を統合 する無線 ·指紋共通制御装置 106a— 106cが設置されている。なお、この無線'指紋 共通制御装置 106a— 106の具体的な構成とその詳しい動作については後に図 2を 参照して説明する。これらの無線 ·指紋共通制御装置 106a— 106cは、 HUB119に よって連結され、さらに、エレベータインターフェース 107を介して主制御装置である エレベータ制御盤 108に接続されて!、る。
[0042] エレベータ制御盤 108は、例えばビルの最上階の上にある機械室内に設置されて おり、エレベータ全体の運行制御を行う。このエレベータ制御盤 108は、例えばホー ル呼びボタン 120a— 120cの操作によって発信されるホール呼び信号を受信して乗 りかご 109をそのホール呼びに応答させるための制御を行う。また、このエレベータ 制御盤 108は、力ご内スィッチ 110の操作によって発信される行先階指定信号を受 信して乗りかご 109をその行先階へ移動させるなどの制御を行う。
[0043] 乗りかご 109は、エレベータ制御盤 108によって駆動制御される図示せぬ卷上機を 介して昇降路 105内を昇降動作する。この乗りかご 109には、行先階を指定するため のスィッチ 110が設けられて!/、る。
[0044] また、例えば管理人室などにメンテナンス用スィッチ類ボックス 111が設置されて!ヽ る。このメンテナンス用スィッチ類ボックス 111には、テンキー 112やメンテナンス用ス イッチ類 113— 116が設けられている。
[0045] また、本システムには、これらの構成にカ卩えて登録ユニット 130が備えられている。
この登録ユニット 130は、無線カードを利用した認証や指紋認証に必要なデータの 更新作業に用いられるものである。この登録ユニット 130は、持ち運び可能な小型の 端末装置からなり、管理者が所持している。なお、この登録ユニット 130の構成につ いては後に図 3乃至図 5を参照して説明する。
[0046] ここで、本実施形態におけるエレベータのセキュリティシステムの構成について、図
2を用いてさらに詳しく説明する。
[0047] 図 2は上記図 1のセキュリティシステムの一部を詳細に示したブロック図である。一 例を説明するにあたり、例えばマンションなどのビルにおいて、 4階と 1階を利用する 乗客 Aを想定する。 4階はこの乗客 Aの住居階であり、 1階は玄関ホールがある階で あるとする。
[0048] 図 2において、無線カード 102cとアンテナ 103c、指紋認証装置 104cは 4階ホー ルに設置されている。また、無線'指紋認証共通制御装置 106cは 4階の昇降路内に 設置されている。一方、無線カード 102aとアンテナ 103a、指紋認証装置 104aは 1 階ホールに設置され、無線'指紋認証共通制御装置 106aは 1階の昇降路内に設置 されている。
[0049] 無線カード 102a— 102cと指紋認証装置 104a— 104cには、予め乗客の利用階を 示す利用階情報と認証情報が格納されている。乗客 Aは、自身の利用階情報 (4階と 1階)と認証情報 (カード番号等)を有する無線カードを持つ。これに対し、このビルの 管理者は、マスターカードとして認証情報のみが格納された管理者専用の無線カー ドを持つ。
[0050] 乗客 Aが 4階ホールに行くと、この乗客 Aの持つ無線カード 102cの情報が無線電 波にて発信され、 4階ホールに設置されたアンテナ 103cにより受信される。このアン テナ 103cに受信されたカード情報は、 4階ボックス 118c内に設置された無線 '指紋 共通制御装置 106cに入り、認証部 400cへ送られる。
[0051] 認証部 400cでは、無線カード以外に指紋認証装置 104cが設置されている場合に は、指紋認証装置 104cから認証結果として得られる乗客 Aの利用階情報と認証情 報が送られてくるのを待つ。
[0052] なお、本実施形態では、ホール側に設置された指紋認証装置 104a— 104cにて乗 客の指紋パターンの読み取りからその照合までも含めて行うようにしたが、別の構成 あっても良い。すなわち、例えば指紋認証装置 104a— 104c側では乗客の指紋パタ ーンの読み取りのみを行い、無線.指紋共通制御装置 106a— 106c側でその読み 取った指紋パターンを受け取り、データベース 203a— 203cに登録された指紋パタ ーンと照らし合わせて照合処理するような構成であっても良い。
[0053] また、本システムにお 、て、無線カードだけで認証するか、指紋だけで認証するか 、さらに、 2つを組み合わせて無線カード +指紋で認証するのかは、例えばシステム 納品時に任意に選択することができる。この場合、無線カードによる認証に加えて指 紋認証を行えば、セキュリティレベルは上がるものの、指紋パターンとの照合に時間 がかかる。
[0054] 図 2に戻って、認証部 400cでは、無線カード 102cまたは指紋認証装置 104cから 得られた認証情報とデータベース 203cに予め登録された認証情報とを比較して乗 客 Aが誰であるのかを判断する。
[0055] ここで、ビルの管理者であった場合には、利用階情報変換部 401cにより管理者デ ータ 411cを生成する。管理者データ 411cとは、管理者専用のオペレーションを指示 するためのデータである。
[0056] 管理者でな力つた場合つまり一般乗客者であった場合には、当該認証情報と共に 得られた利用階情報とデータベース 203cに記憶されている設置階とに基づいてホ ール呼び演算および行先階登録演算を行 1、、ホール呼び 402cと行先階登録 403c を生成する。この場合、上記利用階情報は乗客 Aの利用する 4階と 1階であり、上記 設置階は 4階である。したがって、ホール呼び 402cとして 4階、行先階登録 403cとし て 1階と!/、つたデータが生成されることになる。
[0057] なお、無線カードを紛失した場合において、そのカード番号を各階のデータベース 203a— 203cに登録しておけば、その登録されたカード番号を有する無線カードが 利用された際に、認証拒否データ 41 Oa— 41 Ocにより当該無線カードを用 、た認証 を拒否することができる。
[0058] 利用階情報変換部 401cによって生成されたホール呼び 402cと行先階登録 403c のデータまたは管理者データ 411cは、送受信部 405cを通じて 1階の無線 '指紋認 証共通制御装置 106aへ送られる。無線,指紋認証共通制御盤 106aでは、送受信 部 405aでこれらのデータを受取る。 [0059] 無線カード 102aと指紋認証装置 104aにお 、ての認証方法及び処理方法につ!ヽ ては無線カード 102cと指紋認証装置 104cと同じ動作なので、説明を省く。
[0060] 全ての階の情報が無線.指紋認証共通制御盤 106a内の送受信部 405aを通り、ェ レベータ用データ生成部 407へ送られる。ここでエレベータ制御用にまとめられ、ェ レベータ通信部 408によりエレベータインターフェース 107を介してエレベータ制御 盤 108へ情報が伝えられる。
[0061] エレベータ制御盤 108は、これらの情報を元に客先に応じたオペレーションを行う。
すなわち、乗客 Aに対しては乗りかご 109を 4階ホールに応答させた後、そのかご内 行先階登録を 1階にして、乗客 Aを 1階に直接に運ぶといった運行制御を行う。
[0062] また、ビルの管理者の場合には、管理者のみ不停止解除のオペレーションを行える ようにし、ホール呼び及びかご内行先階登録が自由に行える状態に切り替える。これ により、管理者は複数枚のカードを持ち歩かなくとも、 1枚のマスターカードだけを持 つてビル内のすべての階へ自由に行くことができる。
[0063] 次に、本システムに用いられる登録ユニット 130について、図 3乃至図 5を用いて説 明する。
[0064] 図 3はビルの建物内の各エレベータの配置例を示す図であり、図中の 500は建物、 501は A号機のエレベータ、 502は B号機のエレベータ、 503は C号機のエレベータ 、 504は D号機のエレベータを示している。また、 611は管理人室であり、そこに登録 ユニット 130が保管されている。
[0065] 無線カードや指紋の認証に必要なデータを更新する場合にお!、て、管理者は利用 者を管理人室 611に呼び、登録ユニット 130を用いてデータ更新を行うか、あるいは 、管理者が利用者の所へ登録ユニット 130を持参し、そこでデータ更新を行うといつ た方法を採ることができる。
[0066] 更新後のデータは登録ユニット 130内に保持される。したがって、管理者はこれを A号機のエレベータ 501、 B号機のエレベータ 502、 C号機のエレベータ 503、 D号 機のエレベータ 504のそれぞれに持ち込んで、登録ユニット 130内のデータを図 1に 示す各階の共通制御装置 106a— 106cに送り、共通制御装置 106a— 106c内のデ ータベース 203a— 203cに反映させる。 [0067] この場合、管理者は各階毎に行力なくとも、ある特定の階 (例えば 1階)において、 そのエレベータホールに設置されたコネクタに登録ユニット 130を接続すれば、 LAN ケーブルを介して各階の共通制御装置 106a— 106cに更新後のデータを一括して 送り込むことができるようになって!/、る。
[0068] 図 4は本システムに用いられる登録ユニット 130の外観構成を示す図である。
[0069] この登録ユニット 130は、持ち運び可能な小型の端末装置からなる。この登録ュニ ット 130の操作面上には、画面表示部 801、「指紋登録」ボタン 802、「指紋削除」ボ タン 803、「カード禁止」ボタン 804、「情報表示」ボタン 805、「管理者」ボタン 810、「 設置階」ボタン 811が設けられて!/、る。
[0070] 画面表示部 801は、例えば LCD (Liquid Crystal Display)からなり、データ登録作 業に必要な各種データを表示する。「指紋登録」ボタン 802は、指紋パターンを登録 する場合に用いられる。「指紋削除」ボタン 803は、指紋パターンを登録する場合に 用いられる。「カード禁止」ボタン 804は、無線カードを紛失した場合に、その無線力 ードを用いた認証を禁止する場合に用いられる。「管理者」ボタン 810は、管理者登 録を行う場合に用いられる。「設置階」ボタン 811は、設置階登録を行う場合に用いら れる。
[0071] また、この登録ユニット 130の本体側面には、電源 806、テンキー 807、アンテナ 10 3kn、指紋認証装置 (バイオメトリック認証装置) 104knが接続される。これらは着脱 可能であり、必要に応じて本体に装着することができる。
[0072] また、この登録ユニット 130の本体側面には、エレベータの LANケーブルに接続す るためのコネクタ 812が設けられて!/、る。
[0073] 図 5は登録ユニット 130の内部構成を示すブロック図であり、図 4と同じ部分には同 一符号を付して示してある。
[0074] 登録ユニット 130は、各階のホール毎に設けられた無線'指紋共通制御装置 106a 一 106cと同様〖こ、認証部 400kn、利用階情報変換部 401kn、ホール呼び 402kn、 行先階登録 403kn、管理者データ 411kn、変換部 405kn、認証拒否データ 410kn 、設置階 409kn、データベース 203kn、データ保守部 405knなどを有する。その他 、この登録ユニット 130には、画面表示処理部 808knおよびバッテリ回路 809knが 備えられている。
[0075] ノ ッテリ回路 809knは、電源 806の接続により充電される。充電後は登録ユニット 1 30から電源 806を取り外し、このバッテリ回路 809knを駆動源として使用することが できる。
[0076] また、「指紋登録」ボタン 802、「指紋削除」ボタン 803、「カード禁止」ボタン 804、「 情報表示」ボタン 805、「管理者」ボタン 810、「設置階」ボタン 811およびテンキー 80 7は、データ保守部 405knに接続されている。このデータ保守部 406knは、これらの ボタン 802— 811の操作に関連した画面を画面表示処理部 808knを介して画面表 示部 801に表示する。
[0077] 以下に、この登録ユニット 130の動作について、(a)指紋登録、(b)指紋削除、(c) カード禁止、(d)管理者登録、(e)情報表示、(f)設置階変更の各操作に分けて説明 する。
[0078] これらの操作は、図 3で説明したように、管理者が利用者を管理人室 811に呼んで 行うか、あるいは、管理者が利用者の所へ登録ユニット 130を持ち込んで行う。その 際に、図 4に示すように、登録ユニット 130の本体側面にテンキー 807を装着すると 共に、必要に応じて指紋認証装置 104knや無線カードのアンテナ 103knを装着し ておく。
[0079] (a)指紋登録 (バイオメトリック情報登録)
まず、指紋パターンを登録する場合について、図 6を用いて説明する。
[0080] 図 6は本システムの登録ユニット 130による指紋登録の手順を示すフローチャート である。まず、図示せぬ電源ボタン等の操作により登録ユニット 130の電源を投入す ると、データ登録の初期画面が登録ユニット 130の画面表示部 801に表示される (ス テツプ Al l)。
[0081] この状態で、管理者が登録ユニット 130の「指紋登録」ボタン 802を押下操作すると
(ステップ A12の Yes)、「指紋の登録を行 、ます」と!、つたメッセージ画面が表示され る (ステップ A13)。そして、その 1秒後、「登録番号を入力して下さい」といった画面に 切り替わる(ステップ A14)。
[0082] ここで、 52番目に指紋パターンを登録する場合を想定して説明する。なお、この登 録番号は利用者が任意に選ぶことができる。エレベータの各階の無線'指紋共通制 御装置 106a— 106cには、この登録番号によって各利用者の情報 (指紋パターンや カード番号など)が管理されて 、る。
[0083] 管理者は 52番目に指紋登録を行うために、まず、登録ユニット 130に接続されたテ ンキー 807を用いて「5」、「2」、「#」といったデータをキー入力する(ステップ A15)。 これにより、「52番目に指紋を登録します」といったような確認画面が表示される。そ して、その 1秒後に「テンキーで利用階を選択後、カードをスキャンして力も指紋認証 装置に指を当てて下さい」といったメッセージ画面が表示される。この場合、例えば 6 階床のビルであれば、 [1] [2] · ·· [6]といったように 6階床分の利用階状況が画面表 示されること〖こなる。
[0084] 今、利用階を 1階と 4階とすると、管理者はその利用階を登録するべぐテンキー 80 7を用いて「1」、「#」、「4」、「#」といったデータのキー入力する (ステップ A18)。こ のキー入力に伴い、当該画面上の [1] [2] · ·· [6]の部分のうち、 [1]と [4]の背景色 が変わる (ステップ A19)。これにより、 1階と 4階が利用階として選択されたことが分か る。もし、間違えたときには、「利用階 + *」をテンキー 807からキー入力することで取 り消すことができる。
[0085] 利用階の選択後、利用者が持つ無線カード 102knを登録ユニット 130に接続され たアンテナ 103knに近づける。これにより、この無線カード 102knに登録されている 認証情報 (カード番号など)が読み取られて認証部 400knに一時的に保管される。ま た、登録ユニット 130に接続された指紋認証装置 104kのセンサ画面上に利用者の 指を押し付ける。これにより、その指紋パターンが認証部 400knに送られて、上記認 証情報と共に一時的に保管される (ステップ A20)。
[0086] このようにして、利用者の認証情報と指紋パターンを読み取った後、管理者が「指 紋登録」ボタン 802を再度押下操作すると、上記選択された利用階情報(1階と 4階) と上記認証部 400knに一時保管された認証情報と指紋パターンが登録ユニット 130 内のデータベース 203knに登録される (ステップ A21)。その際、「52番目に指紋を 登録しました」と!、つた完了通知画面が表示される(ステップ A22)。
[0087] 以下、同様の操作により、他の利用者の指紋パターンも続けて登録することができ る。指紋パターンの登録後、管理者はこの登録ユニット 130を図 3に示す各号機のェ レベータ 501— 504に持ち込む。
[0088] そして、これらのエレベータ 501— 504毎に、特定の階(例えば 1階)のホールにて 登録ユニット 130のコネクタ 812に LANケーブルを接続することにより、この登録ュ- ット 130内のデータベース 203knに登録されたデータを上記 LANケーブルを介して 各階の無線'指紋共通制御装置 106a— 106cに送り込む。これにより、無線'指紋共 通制御装置 106a— 106c内のデータベース 203a— 203cの内容が更新されること になる。なお、このときのデータ更新の方法については、後に図 2および図 5を用いて 詳しく説明する。
[0089] (b)指紋削除 (バイオメトリック情報削除)
次に、指紋パターンを削除する場合について、図 7を用いて説明する。
[0090] 図 7は本システムの登録ユニット 130による指紋削除の手順を示すフローチャート である。まず、図示せぬ電源ボタン等の操作により登録ユニット 130の電源を投入す ると、データ登録の初期画面が登録ユニット 130の画面表示部 801に表示される (ス テツプ Bl l)。
[0091] この状態で、管理者が登録ユニット 130の「指紋削除」ボタン 803を押下操作すると
(ステップ B12の Yes)、「登録番号を入力して下さ!/ヽ」 t\、つた画面が表示される(ス テツプ B 13)。
[0092] 今、 52番目の指紋パターンを削除するものとして説明を進める。
[0093] 管理者は 52番目の指紋パターンを削除するために、まず、登録ユニット 130に接 続されたテンキー 807を用いて「5」、「2」、「#」といったデータをキー入力する (ステ ップ B14)。これにより、「52番目の指紋を削除します」といったような確認画面が表示 される(ステップ B15)。このとき、テンキー 807から「*」をキー入力すれば (ステップ B16)、指紋パターンの削除処理は行われず、ステップ B11の初期画面に戻る。
[0094] また、テンキー 807から「 #」をキー入力すると(ステップ B17)、データベース 203k n内から 52番目に登録されている指紋パターンが検索され、その指紋パターンと当 該指紋パターンと関連した認証情報、利用階情報がデータベース 203knから削除さ れる (ステップ B18)。その際に、「52番目の指紋を削除しました」といった完了通知 画面が表示される (ステップ Bl 9)。
[0095] 以下、同様の操作により、他の指紋パターンを続けて削除することができる。この後 、上記指紋パターンの登録時と同様に、管理者が各号機のエレベータ 501— 504に 登録ユニット 130を持ち込んで、データベース 203knのデータを各階の無線'指紋 共通制御装置 106a— 106cに送り込めば、無線 ·指紋共通制御装置 106a— 106c 内のデータベース 203a— 203cの内容を更新することができる。
[0096] (c)カード禁止
次に、無線カードを利用した認証を禁止する場合について、図 8を用いて説明する
[0097] 利用者が持つ無線カードには利用階情報と認証情報が登録されている。この無線 カードを用いて認証を行うことで、利用者はエレベータに乗って上記利用階情報によ つて指定された階へ行くことかできる。したがって、無線カードを紛失した場合には、 直ぐにその無線カードを無効化することが必要となる。この場合の操作も登録ユニット 130を用いて行うことができる。
[0098] 図 8は本システムの登録ユニット 130によるカード禁止の手順を示すフローチャート である。まず、図示せぬ電源ボタン等の操作により登録ユニット 130の電源を投入す ると、データ登録の初期画面が登録ユニット 130の画面表示部 801に表示される (ス テツプ C 11)。
[0099] この状態で、管理者が登録ユニット 130の「カード禁止」ボタン 804を押下操作する と (ステップ C 12の Yes)、「登録番号を入力して下さ!/ヽ」 t ヽつた画面が表示される ( ステップ C 13)。
[0100] 今、 52番目の無線カードを利用した認証を禁止するものとして説明を進める。
[0101] 管理者は 52番目の無線カードを無効化するために、まず、登録ユニット 130に接 続されたテンキー 807を用いて「5」、 「2」、「#」といったデータをキー入力する (ステ ップ C14)。これにより、「52番目の無線カード利用を禁止します」といったような確認 画面が表示される(ステップ C15)。このとき、テンキー 807から「*」をキー入力すれ ば (ステップ C16)、無線カードの禁止処理は行われず、ステップ C11の初期画面に 戻る。 [0102] また、テンキー 807から「#」をキー入力すると(ステップ C17)、この 52番目の無線 カードの識別情報 (カード番号)が認証拒否データ 410knとしてデータベース 203kn に登録される (ステップ C 18)。その際、「52番目の無線カードは利用できなくなりまし た」と!、つた完了通知画面が表示される(ステップ C19)。
[0103] 以下、同様の操作により、他の無線カードも続けて無効化することができる。この後 、上記指紋パターンの登録時と同様に、管理者が各号機のエレベータ 501— 504に 登録ユニット 130を持ち込んで、データベース 203knのデータを各階の無線'指紋 共通制御装置 106a— 106cに送り込めば、無線 ·指紋共通制御装置 106a— 106c 内のデータベース 203a— 203cの内容を更新することができる。
[0104] これにより、例えば 1階で無効化された無線カードが使われた場合には、データべ ース 203aの認証拒否データ 410aにより当該カードの認証を拒否して、他人が不正 にビル内に入り込むことを防ぐことができる。
[0105] (d)管理者登録
次に、管理者登録を行う場合について、図 9を用いて説明する。
[0106] 無線カードに登録された利用階情報に基づ 、て利用者の行先階を自動登録する 構成とした場合に、管理者については、 1枚の無線カード (マスターカード)にて全て の階に自由に行けるように、エレベータのオペレーションを一般の乗客とは異なるよう に切り替える必要がある。この場合、予め管理者であることを登録しておく必要があり 、その登録操作も登録ユニット 130を用 、て行うことができる。
[0107] 図 9は本システムの登録ユニット 130による管理者登録の手順を示すフローチヤ一 トである。まず、図示せぬ電源ボタン等の操作により登録ユニット 130の電源を投入 すると、データ登録の初期画面が登録ユニット 130の画面表示部 801に表示される( ステップ Dl l)。
[0108] この状態で、管理者が登録ユニット 130の「管理者」ボタン 810を押下操作すると( ステップ D12の Yes)、「登録番号を入力して下さ!/、」 t\、つた画面が表示される(ステ ップ D13)。
[0109] ここで、 52番目のデータを管理者扱!、とする場合にぉ 、て、管理者は登録ユニット 130に接続されたテンキー 807を用いて「5」、 「2」、「#」といったデータをキー入力 する(ステップ D14)。これにより、データベース 203kn内の 52番目のデータが検索 され、そのデータが既に管理者登録されているかどうかが判断される (ステップ D15)
[0110] 52番目のデータが既に管理者として登録されている場合には (ステップ D15の Yes )、「既に管理者登録されています。管理者カゝら外しますか?」といったような確認画 面が表示される (ステップ D16)。管理者のままでよい場合には、テンキー 807から「 *」をキー入力すると、そのままステップ Dl 1の初期画面に戻る。
[0111] 管理者扱いから外す場合には、テンキー 807から「#」をキー入力することにより(ス テツプ D18)、データベース 203kn内の 52番目のデータが管理者扱いから外される (ステップ D19)。その際、「管理者力も外しました」といったメッセージ画面が表示さ れて(ステップ D20)、ステップ D 11の初期画面に戻る。
[0112] また、上記ステップ D15において、 52番目のデータが管理者登録されていない場 合には、「52番目のデータを管理者登録します」といったような確認画面が表示され る(ステップ D21)。管理者登録を中止する場合には、テンキー 807から「*」をキー 入力すれば (ステップ D22)、ステップ D11の初期画面に戻る。
[0113] また、テンキー 807から「 #」をキー入力すると(ステップ D23)、データベース 203k n内の 52番目のデータが管理者扱いとして登録される (ステップ D24)。その際に、「 管理者として登録しました」と 、つた完了通知画面が表示される (ステップ D25)。
[0114] このようにして、登録ユニット 130に管理者登録を行った後、上記指紋パターンの登 録時と同様に、管理者が各号機のエレベータ 501— 504に登録ユニット 130を持ち 込んで、データベース 203knのデータを各階の無線.指紋共通制御装置 106a— 10 6cに送り込めば、無線'指紋共通制御装置 106a— 106c内のデータベース 203a— 203cの内容を更新することができる。これにより、以後、 52番目のデータを管理者扱 いとして、各号機のエレベータ 501— 504を管理者専用のオペレーションに切り替え て運転することができる。
[0115] (e)情報表示
次に、情報表示を行う場合について、図 10を用いて説明する。
[0116] 登録する数が多くなると、どのような情報が現在登録されているのかを確認したくな る。このような場合に、登録ユニット 130の「情報表示」ボタン 805を押下操作すると、 現在の登録情報が表示されるようになって!/、る。
[0117] 図 10は本システムの登録ユニット 130による情報表示の手順を示すフローチャート である。まず、図示せぬ電源ボタン等の操作により登録ユニット 130の電源を投入す ると、データ登録の初期画面が登録ユニット 130の画面表示部 801に表示される (ス テツプ El l)。
[0118] この状態で、管理者が登録ユニット 130の「情報表示」ボタン 805を押下操作すると
(ステップ E12の Yes)、図示のような情報表示画面が表示される (ステップ El 3)。こ の情報表示画面は登録ユニット 130内のデータベース 203knに現在登録されている 情報を所定の形式で表したものであり、各登録番号に対応させて利用階情報が所定 件数分表示されている。
[0119] 例えば、登録番号「1」は 1階と 2階が利用階、登録番号「2」は 1階と 4階が利用階、 登録番号「3」は 1階と 3階が利用階として登録されていることが画面上で一目でわか るようになっている。また、管理者の場合には「管理者設定」と表示される。この例で は、登録番号「4」が管理者として設定されている。
[0120] また、テンキー 807の「 #」キーを入力することで (ステップ E14)、次の画面が表示 され (ステップ E15)、「*」キーを入力することで (ステップ E16)、前の画面が表示さ れる(ステップ E 13)。
[0121] また、情報表示画面が表示されている状態で、「情報表示」ボタン 805を再度押下 操作すると (ステップ E 16)、元のデータ登録の初期画面が表示される(ステップ E 11
) o
[0122] このように、登録ユニット 130に現在登録されている情報を画面上に表示することに より、例えば登録内容に誤りがないか否かを確認した上で、各階の無線'指紋共通制 御装置 106a— 106cに送ってデータ更新を行うことができる。
[0123] (データ更新方法)
ここで、管理者が登録ユニット 130を用いて、データベース 203a— 203cの内容を 更新する場合について説明する。
[0124] 上述したように、登録ユニット 130を用いて指紋パターンの登録等の操作を行った 後、管理者は特定の階 (例えば 1階)のホールへ行き、そのホールの所定場所に配 設されて!/ヽる LANケーブルを登録ユニット 130のコネクタ 812に接続する。この LAN ケーブルの先は図 1に示すように HUB119に接続されており、この HUB119には各 階の無線 ·指紋共通制御装置 106a— 106cが接続されて 、る。
[0125] 登録ユニット 130のコネクタ 812に LANケーブルを接続すると、図 5に示す登録ュ ニット 130内の送受信部 405knがその状態を認識して、データ保守部 406knに登録 ユニット 130がシステムに接続したことを伝える。データ保守部 406knは、これを受け て特定の階 (例えば 1階)の無線 ·指紋共通制御装置 106a内のデータ保守部 406a と通信を開始する準備を行う。
[0126] 上記無線 ·指紋共通制御装置 106a内のデータ保守部 406aはデータ更新の受け 入れ体制が整った段階で、データ保守部 406knに受け入れ許可信号を出す。デー タ保守部 406knはこの受け入れ信号を受けると、データベース 203knの内容をデー タ保守部 406aへ送信する。データ保守部 406aは、このデータを受信してデータべ ース 203aの内容更新を行う。その後、データ保守部 406aは他の階に設置されてい る無線'指紋共通制御装置 106b、 106cなどやり取りすることで、最終的に全ての階 の無線'指紋共通制御装置内のデータベースを当該登録ユニット 130のデータべ一 ス内容に合わせて更新する。
[0127] このように、特定の階で登録ユニット 130を LANケーブルに接続することにより、各 階の無線'指紋共通制御装置 106a— 106c内のデータベース 203a— 203cを登録 ユニット 130に保持されたデータ内容に合わせて更新することができる。これを図 3に 示す各号機のエレベータ 501— 504に対して同様に行うことでデータ更新作業が完 了する。
[0128] この場合、データ更新のために各号機のエレベータ 501— 504に行くのは管理者 だけで良いため、利用者に負担をかけることはない。また、各号機のエレベータ 501 一 504にて管理者が行う作業についても、上述したように登録ユニット 130を LANケ 一ブルに接続する程度の簡単なものであり、そこで面倒な作業を行う必要はないた め、管理者の負担も少なくて済む。
[0129] (カード破損確認) ところで、運用時に無線カードに登録されている情報が読めなくなる場合がある。従 来、その原因が無線カード側にあるのか、システム側にあるのか判断がつかな力つた ために保守会社に連絡していた力 本発明の登録ユニット 130を用いれば、その原 因を簡単に調べることができる。
[0130] すなわち、図 5に示すように、無線カード 102knをアンテナ 103knに近づけると、こ の無線カード 102knが正常であれば、認証部 400knへ認証情報と利用階情報が送 られる。認証された場合、利用階情報変換部 401knにより、データベース 203knから 設置階 409knの情報を得て、ホール呼び 402kn、行先階登録 403kn、管理者デー タ 411knが生成され、送受信部 405knへ送られる。
[0131] ここで、登録ユニット 130がシステムに接続されていない状態であれば、送受信部 4 05knはホール呼び 402kn、行先階登録 403kn、管理者データ 41 lknを画面表示 処理部 808knへ送ることになる。これにより、画面表示処理部 808knはこれらの情報 を画面表示部 801に表示することになる。このとき、もし無線カード 102knが壊れて いれば、上記画面表示部 801には何も表示されない。したがって、異常原因が無線 カード側にあると判断することができる。
[0132] (f)設置階変更
ホール呼び 402kn、行先階登録 403kn、管理者データ 41 lknを生成するために は、データベース 203kn内に設置階 409knの情報が必要となる。登録ユニット 130 では、この設置階情報も任意に変更することができる。
[0133] 図 11は本システムの登録ユニット 130による設置階変更の手順を示すフローチヤ ートである。まず、図示せぬ電源ボタン等の操作により登録ユニット 130の電源を投 入すると、データ登録の初期画面が登録ユニット 130の画面表示部 801に表示され る(ステップ F 11)。
[0134] この状態で、管理者が登録ユニット 130の「管理者」ボタン 810を押下操作すると( ステップ F12の Yes)、登録ユニット 130内のデータベース 203knから設置階情報が 読み出される (ステップ F13)。今、設置階情報として 1階が登録されているものとする と、「設置階を変更します。現在は 1階です」といったようなメッセージ画面が表示され る (ステップ F14)。このメッセージ画面の表示により、管理者は現在の設置階を判断 できる。
[0135] ここで、例えば 4階に変更するものとすると、管理者は登録ユニット 130に接続され たテンキー 807を用いて「4」、「#」といったデータをキー入力する(ステップ F15)。こ れにより、データベース 203kn内の設置階情報が 1階力も 4階に変更処理され (ステ ップ F16)、「設置階を 4階に変更しました」 、つた完了通知画面が表示される (ステ ップ F17)。
[0136] このように、登録ユニット 130内の設置階を任意に変更することができる。したがって 、運用時、例えば 4階の利用者力 無線カードの問合せがあった場合には、設置階 を 4階に変更してホール呼び 402kn、行先階登録 403kn、管理者データ 41 lknの 各情報を生成して画面表示してみれば、当該無線カードが正常である力否かを調べ ることがでさる。
[0137] 以上説明したように、本発明の登録ユニット 130を用いれば、図 3に示すようにビル 内に複数台のエレベータ 501— 504がある場合において、予め管理人室 611などに 利用者を呼んで、データ更新に必要なデータ (指紋パターンなど)を登録ユニット 13 0に登録しておけば、管理者がこの登録ユニット 130をエレベータ 501— 504に持ち 込むだけで、簡単にデータ更新を行うことができる。
[0138] この場合、利用者の数が多くても、登録ユニット 130は 1つがあれば対応することが できる。さらに、登録ユニット 130内のデータベース 203knに最新の情報が必ず残る 形となる。したがって、何らかの原因でシステム側の共通制御装置が破損し、データ が消滅したとしても、交換した共通制御装置に簡単に最新情報を反映させることがで きる。
[0139] また、登録ユニット 130を用いて無線カードが正常に動作しているかを確認すること ができる。したがって、カード情報が読めな力つた場合に、その原因が無線カードで な力つたときに保守会社に連絡して保守員を呼ぶことで、不要な保守費用を削減す ることがでさる。
[0140] なお、本システムは、例えば図 12に示すように変形することが可能である。すなわ ち、図 2のブロック図におけるアンテナ 103a, 103cおよび指紋認証装置 104a, 104 cからの情報を入力する設置階付加部 140a, 140cと、これらの設置階付加部 140a , 140cからの出力信号を入力する設置階判定部 141を設けている。
[0141] 設置階付加部 140a, 140cは、アンテナ 103a, 103cと指紋認証装置 104a, 104 cから送られてくる認証情報に対して、設置階付加部 140a, 140cが設置されている 設置階の情報を付加する機能を有する。これらの認証情報と設置階情報は無線'指 紋共通制御装置 106内の設置階判定部 141に送られることにより、当該認証情報が どこの階力も出力された情報なのかを判断することができる。これによつて、認証部 4 00aでは、認証情報の内容とその認証情報の発生源である階を把握できるため、ェ レベータの呼びを的確に行うことができる。
[0142] すなわち、図 2において用いられた無線 ·指紋共通制御装置 106cを省略し、この 機能を無線 ·指紋共通制御装置 106a側に持たせることができるようになる。
[0143] なお、上記各実施形態では、各階のエレベータホールに無線カードリーダや指紋 認証装置が設置された場合を想定して説明したが、これらが各エレベータの力ご内 に設置されている場合であっても同様であり、上記登録ユニット 130を用いて簡単に データ更新作業を行うことができる。
[0144] また、本発明はバイオメトリック認証に属するあらゆる情報 (バイオメトリック情報)を 用いる場合に有効である。具体的には、顔認証、虹彩認証、静脈認証、筆跡認証、 筆跡認証、音声認証、掌形認証などの形で実施することが可能である。
[0145] なお、さらなる特徴及び変更は、当該技術分野の当業者には着想されるところであ る。それ故に、本発明はより広い観点に立つものであり、特定の詳細な及びここに開 示された代表的な実施例に限定されるものではない。
[0146] したがって、添付された請求項に定義された広!、発明概念及びその均等物の解釈 と範囲において、そこ力 離れること無ぐ種々の変更を行うことができる。
産業上の利用可能性
[0147] 本発明によれば、端末装置を用いて更新用のデータを生成しておけば、その端末 装置をシステム側の制御装置に接続するだけで、簡単に制御装置内のデータべ一 スの内容を更新することができる。
[0148] この場合、端末装置が 1つあれば、利用者の数が多くても 1回の登録作業で済み、 従来のように管理者と利用者全員が各エレベータを回って、その都度、同じデータ更 新作業を繰り返すといったような面倒な作業が不要となり、管理者と利用者の負担が 大幅に軽減される。
[0149] また、端末装置内に最新の情報が必ず残る形となるので、例えばシステム側の制 御装置が破損し、データベース内のデータが紛失しても、この端末装置を用いて簡 単に復旧することができる。
[0150] また、無線カード内の情報が読めなくなる異常については、そのカード情報を端末 装置に読み込ませてみるだけで、当該無線カードが正常に動作しているかを簡単に 確認することできる。よって、無線カードの破損が原因であった場合に、保守会社に 連絡しなくともカード交換だけで対処でき、無駄な保守点検の費用をかけずに済む。

Claims

請求の範囲
[1] エレベータを利用する乗客を認証するエレベータのセキュリティシステムにおいて、 エレベータを利用する乗客によって所持され、その乗客の利用階情報が記憶され た無線カードと、
乗客のバイオメトリック情報を読み取る認証装置と、
上記無線カードおよび上記認証装置による乗客の認証に必要なデータを記憶した データベースを有し、このデータベースを参照して乗客を認証し、当該乗客の利用 階情報に基づいてエレベータの行先階を制御する制御装置と、
所定の操作により上記データベースを更新するためのデータを生成し、所定の場 所で上記制御装置に接続された状態で上記更新データを上記制御装置に送信して 上記データベースの内容を書き換える機能を備えた持ち運び可能な端末装置と を具備したことを特徴とするエレベータのセキュリティシステム。
[2] 上記端末装置は、
上記データベースと同じデータを保持する記憶手段と、
新たな乗客のバイオメトリック情報を上記記憶手段に登録する登録手段とを備え、 所定の場所で上記制御装置に接続されたときに、上記登録手段によってバイオメト リック情報を登録した後の上記記憶手段のデータを更新データとして上記制御装置 に送って上記データベースに反映させることを特徴とする請求項 1記載のエレベータ のセキュリティシステム。
[3] 上記端末装置は、
上記データベースと同じデータを保持する記憶手段と、
既に登録された乗客のバイオメトリック情報を上記記憶手段から削除する削除手段 とを備え、
所定の場所で上記制御装置に接続されたときに、上記削除手段によってバイオメト リック情報を削除した後の上記記憶手段のデータを更新データとして上記制御装置 に送って上記データベースに反映させることを特徴とする請求項 1記載のエレベータ のセキュリティシステム。
[4] 上記端末装置は、 上記データベースと同じデータを保持する記憶手段と、
認証を禁止すべき無線カードの情報を上記記憶手段に設定するカード禁止手段と を備え、
所定の場所で上記制御装置に接続されたときに、上記カード禁止手段による認証 禁止設定後の上記記憶手段のデータを更新データとして上記制御装置に送って上 記データベースに反映させることを特徴とする請求項 1記載のエレベータのセキユリ ティシステム。
[5] 上記端末装置は、
上記データベースと同じデータを保持する記憶手段と、
この記憶手段の中で管理者扱いにするデータを設定する管理者設定手段とを備え 所定の場所で上記制御装置に接続されたときに、上記管理者設定手段による管理 者設定後の上記記憶手段のデータを更新データとして上記制御装置に送って上記 データベースに反映させることを特徴とする請求項 1記載のエレベータのセキュリティ システム。
[6] 上記端末装置は、
上記記憶手段に現在登録されている内容を所定の形式で画面上に表示する表示 手段を備えて 、ることを特徴とする請求項 2乃至 5の 、ずれかに記載のエレベータの セキュリティシステム。
[7] 上記端末装置は、
上記制御装置に接続されていない状態で、異常検査の対象となる無線カードの情 報を読み取り、その読み取り結果を検査結果として表示する表示手段を備えているこ とを特徴とする請求項 1記載のエレベータのセキュリティシステム。
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