JP2019077550A - 呼び情報出力装置、エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
Description
呼び情報出力装置は、
エレベータ乗車前に利用者によりリーダに提示される情報記録媒体に格納された媒体識別情報に紐付けて、情報記録媒体を所有する利用者のエレベータ利用に関するエレベータ利用情報を格納する記憶部と、
提示された1個以上の情報記録媒体からリーダで一度に読み取られた各情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けて記憶部で格納されているエレベータ利用情報に基づいてエレベータの呼び情報を生成して運行制御装置に出力する制御部と、を備える。
1個以上の情報記録媒体は、エレベータ利用認証用の第1の情報記録媒体と、利用条件変更用の第2の情報記録媒体とに分類される。
制御部は、
リーダで1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報のみが読み取られたときは、1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容に基づいて呼び情報を生成して運行制御装置に出力し、
リーダで1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報と、1個以上の第2の情報記録媒体の媒体識別情報との両方が読み取られたときは、1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容を、前記1個以上の第2の情報記録媒体の媒体識別情報の各々に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容で置き換えた情報に基づいて呼び情報を生成して運行制御装置に出力する。
1.構成
1−1.エレベータシステムの概要
実施の形態1におけるエレベータシステムの概要について説明する。図1は、実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビル(建物)の特定階における機器配置を示す概略平面図である。特定階とは、例えば当該ビルの外部につながるロビー階であり、ビルの利用者は特定階を経由して他の階に移動することとなる。
1−2−1.概要
図2は、実施の形態1におけるエレベータシステムの構成を示すブロック図である。エレベータシステムは、複数台のエレベータ60A〜60Fと、群管理システムと、セキュリティサーバ100を含む。エレベータの群管理システムは、群管理制御装置10と、複数台の行先階登録装置30A〜30Zと、複数台のエレベータ制御装置40A〜40Fと、複数台のゲート表示器70とを有する。ゲート表示器70は、セキュリティゲート20に配置されている。群管理制御装置10は、エレベータの運行を制御する運行制御装置の一例である。セキュリティサーバ100は、エレベータの呼び情報を出力する呼び情報出力装置の一例である。
群管理制御装置10は、複数台のエレベータ60A〜60Fの運行を統合的に制御する。
図3は、実施の形態1における行先階登録装置30の電気的構成を示すブロック図である。行先階登録装置30は、利用者が行先階の登録を行うための装置である。行先階登録装置30は、制御部31と、記憶部32と、第1入出力インタフェース33と、第2入出力インタフェース37と、表示部34と、操作部35と、リーダ36とを備える。
エレベータ制御装置40A〜40Fは、エレベータ60A〜60Fに対応させて設けられ、群管理制御装置10からの制御信号にしたがって、対応するエレベータ60A〜60Fの巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、エレベータ60A〜60Fのかごの上昇、下降、停止等を制御する。また、エレベータ制御装置40A〜40Fはそれぞれ、対応するエレベータ60A〜60Fのかごの位置、走行方向、ドアの開閉状態、荷重等を含むかご状態を検知して、検知したかご状態を示す情報等を群管理制御装置10に出力する。なお、複数台のエレベータ制御装置40A〜40Fは互いに同一の構成を有する。そのため、以下、各エレベータ制御装置を区別せずに「エレベータ制御装置40」という場合がある。
セキュリティゲート20は、ビル内部の特定領域への正規の利用者の進入を許可する一方、非正規の利用者の進入については規制する装置である。正規の利用者とは、利用者IDがカードデータベース(カードDB)に登録されている利用者であり、非正規の利用者とは、利用者IDがカードDBに登録されていない利用者である。正規の利用者は、ビル管理者により発行された、正規なカードIDを格納した正規なIDカードを有している。正規の利用者は、また、ビル管理者により発行または利用許可された、正規なカードIDを格納した正規な利用条件変更カードを有している。
ゲート表示器70は、セキュリティゲート20に設置される。ゲート表示器70は、セキュリティゲート20のリーダ25を介して登録された行先階呼びに対して群管理制御装置10が割り当てた割当号機の情報や、割当に関するその他の情報を表示する表示器である。ゲート表示器70はセキュリティゲート20に設置されるが、群管理制御装置10との間で割当号機の情報等を示す信号の授受を直接行う。なお、ゲート表示器70は、セキュリティゲート20の制御部21を介して、群管理制御装置10との間で信号の授受を行ってもよい。
セキュリティサーバ100は、セキュリティゲート20のリーダ25または行先階登録装置30のリーダ36でIDカードから取得されたカードIDに基づいてセキュリティ認証を行うとともに、セキュリティゲート20の開閉を制御する。また、セキュリティサーバ100は、利用者の行先階を複数台のエレベータ60のいずれかに割り当てるための割当依頼情報を生成して群管理制御装置10に出力する。割当依頼情報は、呼び情報の一例である。
2−1−1.セキュリティゲートのゲートフラッパの開閉制御
セキュリティゲート20のゲートフラッパ28の開閉制御について時系列的に説明する。ゲートフラッパ28は閉状態をデフォルトとする。利用者が、少なくともIDカードをリーダ25に提示しながらセキュリティゲート20に進入すると、リーダ25で、提示されたカードからカードIDが読み取られ(取得され)、リーダ25からセキュリティサーバ100にカードIDが送信される。このとき、リーダ25から当該リーダ25のリーダ識別情報も送信される。受信したカードIDの中に、カードDBに登録されているIDカードのカードIDと一致するものが含まれている場合、セキュリティサーバ100の制御部101は、エラー信号を送信しない。この場合、セキュリティゲート20の制御部21は、ゲートフラッパ28を開状態に制御する。これにより、カードを提示した利用者は、セキュリティゲート20を通過することができる。
2−1−2−1.セキュリティゲートのリーダにカードが提示されたとき
利用者が、リーダ25にカードを提示しながらセキュリティゲート20に進入すると、リーダ25で、提示されたカードからカードIDが読み取られ、リーダ25からセキュリティサーバ100にカードIDが送信される。このとき、リーダ25から当該リーダ25のリーダ識別情報も送信される。セキュリティサーバ100は、これらの情報に基づいて、以下のいずれかの制御を行う。
セキュリティサーバ100は、カードDBでIDカードのカードIDに紐付けて登録されている行先階及び利用者属性(エレベータ利用情報)を読み出す。セキュリティサーバ100は、リーダ25、またはリーダ36から受信したリーダ識別情報に紐付けてリーダ情報テーブルで格納されている設置階及び登録装置識別情報を読み出す。ここで、設置階は、前述のように利用者の出発階でもある。そして、セキュリティサーバ100は、読み出した出発階(設置階)、行先階、利用者属性、及び登録装置識別情報を含む割当依頼情報(呼び情報)を生成して群管理制御装置10に送信する。
セキュリティサーバ100は、カードDBでIDカードのカードIDに紐付けて格納されている利用者属性と、カードDBで利用条件変更カードのカードIDに紐付けて格納されている行先階とを読み出す。また、セキュリティサーバ100は、リーダ25、またはリーダ36から受信したリーダ識別情報にリーダ情報テーブルで紐付けて格納されている設置階と登録装置識別情報とを読み出す。そして、セキュリティサーバ100は、読み出した出発階(設置階)、行先階、利用者属性、及び登録装置識別情報を含む割当依頼情報を生成して群管理制御装置10に送信する。つまり、セキュリティサーバ100は、1個のIDカードのカードIDに紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容を、1個の利用条件変更カードのカードIDに紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容で置き換えた情報に基づいて呼び情報を生成して運行制御装置10に出力している。
この場合、セキュリティサーバ100は、利用条件変更カードの存在は無視し、(1)の場合と同じ制御を行う。このとき、利用条件変更カードの使用を無効としたことを利用者に認識させるために、例えば「利用条件変更は無効です。通常通りの行先階を登録します」という案内をゲート表示器70で行なったり、音声で行ったりしてもよい。
この場合、利用条件変更カードが正規でないカードである可能性があるため、セキュリティサーバ100は、利用条件変更カードの存在は無視し、(1)の場合と同じ制御を行う。
この場合、利用条件変更カードのみが提示されたり、IDカードでも利用条件変更カードでもないカードが提示されたり、正規でないIDカードが提示されたりしたようなことが考えられる。このような場合、セキュリティサーバ100は、割当依頼情報の生成動作を行わない。
行先階登録装置30のリーダ36にカードが提示されたとき、セキュリティサーバ100及び群管理制御装置10は、セキュリティゲート20のリーダ25にIDカードや利用条件変更カードが提示されたときと同様の動作を行う。
図7を参照してIDカード及び利用条件変更カードの利用例について説明する。
エレベータシステムの具体的動作についてフローチャートを参照して説明する。
図8は、実施の形態1におけるセキュリティサーバ100の動作を説明するフローチャートである。
図9は、実施の形態1における群管理制御装置10の動作を説明するフローチャートである。
従来においては、IDカードを利用してエレベータ乗場内に進入した利用者が、IDカードに紐付けられているデフォルトの行先階以外の階床に行くためには、エレベータ乗場内の行先階登録装置30の操作部35を操作して所望の行先階を入力し、号機の割当てを再度受ける必要があった。そのため、利用者にとっては、行先階登録装置30での行先階の入力操作の手間が増加していた。特に、デフォルトの行先階以外の階床に行く機会が多い利用者(例えばデフォルトの行先階以外の階床にあるカフェテリア、コンビニエンスストア等の店舗や、更衣室等に立ち寄ってから所定行先階の事務所に向かう利用者)にとっては、利便性が悪かった。また、セキュリティゲート20の通過時にデフォルトの行先階に対して割り当てた呼びが無駄呼びとなることで、エレベータシステムにおいて運行効率の悪化が生じていた。
1.構成
実施の形態2のエレベータシステムについて説明する。実施の形態1では、1枚または2枚のカードをリーダ25、またはリーダ36に提示して利用可能なエレベータシステムについて説明した。実施の形態2では、3枚のカードをリーダ25、またはリーダ36に提示して利用可能なエレベータシステムについて説明する。
2−1−1.セキュリティゲートのゲートフラッパの開閉制御
実施の形態1で説明した制御と同じ制御が行われる。そのため説明は省略する。
2−1−2−1.セキュリティゲートのリーダにカードが提示されたとき
利用者が、リーダ25にカードを提示しながらセキュリティゲート20に進入すると、リーダ25で、提示されたカードからカードIDが読み取られ、リーダ25からセキュリティサーバ100にカードIDが送信される。このとき、リーダ25から当該リーダ25のリーダ識別情報も送信される。セキュリティサーバ100は、これらの情報に基づいて、以下のいずれかの制御を行う。
セキュリティサーバ100は、実施の形態1同様の動作を行う。つまり、セキュリティサーバ100は、カードDBでIDカードのカードIDに紐付けて格納されている行先階及び利用者属性(エレベータ利用情報)を読み出す。セキュリティサーバ100は、リーダ25から受信したリーダ識別情報に紐付けてリーダ情報テーブルで格納されている設置階及び登録装置識別情報を読み出す。ここで、設置階は、前述のように利用者の出発階でもある。セキュリティサーバ100は、読み出した出発階(設置階)、行先階、利用者属性、及び登録装置識別情報を含む割当依頼情報(呼び情報)を生成して群管理制御装置10に送信する。
セキュリティサーバ100は、カードDBでIDカードのカードIDに紐付けて格納されている行先階及び利用者属性の情報を読み出す。また、セキュリティサーバ100は、各利用条件変更カードについて、利用条件変更カードのカードIDに紐付けてカードDBで格納されている行先階及び/または利用者属性の情報を読み出す。また、セキュリティサーバ100は、リーダ25、またはリーダ36から受信したリーダ識別情報にリーダ情報テーブルで紐付けて格納されている設置階の情報と登録装置識別情報とを読み出す。
利用者IDが一致しない利用条件変更カードは、他人のカードである可能性があるため、セキュリティサーバ100は、当該利用条件変更カードの存在は無視する。その結果、利用者IDが一致する利用条件変更カードが存在しなくなる場合は(1)の場合と同じ制御を行い、利用者IDが一致する利用条件変更カードが残る場合は(2)の場合と同じ制御を行う。なお、利用条件変更カードの使用を無効とした旨、表示や音声により利用者に案内を行ってもよい。
セキュリティサーバ100は、実施の形態1同様の動作を行う。つまり、セキュリティサーバ100は、利用条件変更カードの存在は無視し、(1)の場合と同じ制御を行う。
セキュリティサーバ100は、実施の形態1同様の動作を行う。つまり、利用条件変更カードのみが提示されたり、正規でないIDカードが提示されたり、全く用途の違うカードが提示されたりしたようなことが考えられる。このような場合、セキュリティサーバ100は、割当依頼情報の生成動作を行わない。
行先階登録装置30のリーダ36にカードが提示されたとき、セキュリティサーバ100及び群管理制御装置10は、セキュリティゲート20のリーダ25にカードが提示されたときと同様の動作を行う。
図10を参照してIDカード及び利用条件変更カードの利用例について説明する。
実施の形態2におけるエレベータシステムの具体的動作についてフローチャートを参照して説明する。
図11は、実施の形態2におけるセキュリティサーバ100の動作を説明するフローチャートである。なお、ステップS31〜S34では、実施の形態1の図8のステップS11〜S14と同じ処理が行われる。
実施の形態1において図9を参照して説明した動作と同じ動作が行われる。そのため、説明は省略する。
実施の形態2のエレベータシステムによれば、デフォルトの行先階以外の所望の行先階やデフォルトの利用者属性以外の所望の利用者属性を予め利用条件変更カードに紐付けて登録しておくことで、IDカードと1枚以上の利用条件変更カードとを重ねてセキュリティゲート20のリーダ25に提示するだけで、実施の形態1同様に、セキュリティゲート20を通過し、かつデフォルトの行先階に代えて所望の行先階を登録できる。そのため、利用者は、行先階登録装置30で行先階の再入力を行うことなく、デフォルトの行先階以外の所望の行先階が割り当てられたエレベータに乗車することができる。また、本実施の形態では、行先階だけでなく、利用者属性を所望の利用者属性に変更できる。そのため、エレベータの利用者の利便性が一層向上する。さらに、無駄呼びの発生が抑制されることで、従来と比べ、エレベータシステムにおける運行効率が向上する。
実施の形態3のエレベータシステムについて説明する。実施の形態1、2のエレベータシステムでは、複数台のエレベータ60が備えられている。しかし、本発明の呼び情報出力装置は、エレベータ60が1台だけ備えられているエレベータシステムにも適用できる。エレベータ60を1台だけ有するエレベータシステムでは、実施の形態1、2での行先階を複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てる処理(図9のフローチャートにおけるステップS22、S23の処理等)は不要である。セキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)は、エレベータ60の運行を制御する運行制御装置に、利用者の行先階及び出発階で停止させるための呼び情報を出力する。運行制御装置は、呼び情報に基づいて、1台のエレベータを利用者の出発階及び行先階で停止させるように制御する。
(1)実施の形態1〜3のセキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)は、エレベータの運行を制御する運行制御装置10(まとめ及び効果等の欄では、群管理制御装置10を「運行制御装置10」という)に呼び情報を出力する呼び情報出力装置である。
セキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)は、
エレベータ乗車前に利用者によりリーダ25、またはリーダ36に提示されるICカード(情報記録媒体)に格納されたカードID(媒体識別情報)に紐付けて、ICカード(情報記録媒体)を所有する利用者のエレベータ利用に関するエレベータ利用情報を格納する記憶部102と、
提示された1個以上のICカード(情報記録媒体)からリーダ25、またはリーダ36で読み取られた各ICカード(情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)に紐付けて記憶部102で格納されているエレベータ利用情報に基づいて呼び情報を生成して運行制御装置10に出力する制御部101と、を備える。
ICカード(情報記録媒体)は、エレベータ利用認証用のIDカード(第1の情報記録媒体)と、利用条件変更用の利用条件変更カード(第2の情報記録媒体)とに分類される。
制御部101は、
リーダ25、またはリーダ36で1個のIDカード(第1の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)のみが読み取られたときは、1個のIDカード(第1の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容に基づいて呼び情報を生成して運行制御装置10に出力し、
リーダ25、またはリーダ36で1個のIDカード(第1の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)と、1個以上の利用条件変更カード(第2の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)との両方が読み取られたときは、1個のIDカード(第1の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容を、前記1個以上の利用条件変更カード(第2の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容で置き換えた情報に基づいて呼び情報を生成して運行制御装置10に出力する。
記憶部102は、各カードID(媒体識別情報)に紐付けて、さらに、ICカード(情報記録媒体)を所有する利用者の利用者ID(利用者識別情報)を格納している。
制御部101は、
リーダ25、またはリーダ36で1個のIDカード(第1の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)と、1個以上の利用条件変更カード(第2の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)とが読み取られたときは、各利用条件変更カード(第2の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)に紐付けて記憶部102で格納されている各利用者ID(利用者識別情報)が、1個のIDカード(第1の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)に紐付けて記憶部102で格納されている利用者ID(利用者識別情報)と一致するか否かを判断し、
一致しない当該利用者ID(利用者識別情報)が紐づけられている利用条件変更カード(第2の情報記録媒体)のカードID(媒体識別情報)については、当該カードID(媒体識別情報)が読み取られていないものとして、呼び情報を生成して運行制御装置10に出力する。
エレベータ利用情報には、利用者の行先階についての情報が含まれる。
エレベータ利用情報には、利用者の属性についての情報が含まれる。
複数台のエレベータ60と、
実施の形態1〜3のセキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)と、
セキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)から出力される呼び情報に基づいて複数台のエレベータ60の運行を制御する運行制御装置10と、を備える。
運行制御装置10は、セキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)から出力される呼び情報に基づいて、複数台のエレベータ60のうちのいずれかを利用者に割り当て、割り当てた結果に応じてエレベータ60の運行を制御する。
1台のエレベータ60と、
実施の形態3のセキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)と、
セキュリティサーバ100(呼び情報出力装置)から出力される呼び情報に基づいてエレベータの運行を制御する運行制御装置と、を備える。
前記実施の形態では、エレベータ利用情報が「行先階」や「利用者属性」の情報である例を示した。しかし、本発明の呼び情報出力装置では、エレベータ利用情報は、「行先階」や「利用者属性」の情報に限られない。例えば、エレベータ利用情報は、利用者の「連絡先」の情報等であってもよい。
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
20、20A、20B、20C セキュリティゲート
20a ゲート本体
20i 入口
20e 出口
21 制御部
22 記憶部
23 入出力インタフェース
25 リーダ
26 第1センサ
27 第2センサ
28 ゲートフラッパ
30、30A〜30Z 行先階登録装置
31 制御部
32 記憶部
33 第1入出力インタフェース
34 表示部
35 操作部
36 リーダ
37 第2入出力インタフェース
40、40A〜40F エレベータ制御装置
50 行先階取得装置
60、60A〜60F エレベータ
70 ゲート表示器
100 セキュリティサーバ
101 制御部
102 記憶部
103 入出力インタフェース
Claims (6)
- エレベータの運行を制御する運行制御装置にエレベータの呼び情報を出力する呼び情報出力装置であって、
エレベータ乗車前に利用者によりリーダに提示される情報記録媒体に格納された媒体識別情報に紐付けて、前記情報記録媒体を所有する利用者のエレベータ利用に関するエレベータ利用情報を格納する記憶部と、
提示された1個以上の情報記録媒体からリーダで一度に読み取られた各情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けて前記記憶部で格納されているエレベータ利用情報に基づいてエレベータの呼び情報を生成して前記運行制御装置に出力する制御部と、を備え、
前記情報記録媒体は、エレベータ利用認証用の第1の情報記録媒体と、利用条件変更用の第2の情報記録媒体とに分類され、
前記制御部は、
前記リーダで1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報のみが読み取られたときは、前記1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容に基づいて呼び情報を生成して前記運行制御装置に出力し、
前記リーダで1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報と、1個以上の第2の情報記録媒体の媒体識別情報との両方が読み取られたときは、前記1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容を、前記1個以上の第2の情報記録媒体の媒体識別情報の各々に紐付けられているエレベータ利用情報で登録されている内容で置き換えた情報に基づいて呼び情報を生成して前記運行制御装置に出力する、
呼び情報出力装置。 - 前記記憶部は、各媒体識別情報に紐付けて、さらに、前記情報記録媒体を所有する利用者の利用者識別情報を格納しており、
前記制御部は、
前記リーダから1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報と、1個以上の第2の情報記録媒体の媒体識別情報とが読み取られたときは、各第2の情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けて前記記憶部で格納されている各利用者識別情報が、前記1個の第1の情報記録媒体の媒体識別情報に紐付けて前記記憶部で格納されている利用者識別情報と一致するか否かを判断し、
一致しない当該利用者識別情報が紐づけられている第2の情報記録媒体の媒体識別情報については、当該媒体識別情報が読み取られていないものとして、呼び情報を生成して前記運行制御装置に出力する、
請求項1に記載の呼び情報出力装置。 - 前記エレベータ利用情報には、利用者の行先階についての情報が含まれる、
請求項1または2に記載の呼び情報出力装置。 - 前記エレベータ利用情報には、利用者の属性についての情報が含まれる、
請求項1または2に記載の呼び情報出力装置。 - 複数台のエレベータと、
請求項1から4のいずれか1項に記載の呼び情報出力装置と、
前記呼び情報出力装置から出力される呼び情報に基づいて前記複数台のエレベータの運行を制御する運行制御装置と、を備え、
前記運行制御装置は、前記呼び情報出力装置から出力される呼び情報に基づいて、前記複数台のエレベータのうちのいずれかを利用者に割り当て、割り当てた結果に応じてエレベータの運行を制御する、
エレベータシステム。 - 1台のエレベータと、
請求項1から4のいずれか1項に記載の呼び情報出力装置と、
前記呼び情報出力装置から出力される呼び情報に基づいてエレベータの運行を制御する運行制御装置と、を備える、
エレベータシステム。
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