JP7060127B1 - システム - Google Patents

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Abstract

【課題】エレベータおよびセキュリティゲートが設けられた建物において、当該建物に入居する施設を利用する利用者の利便性を向上させる。【解決手段】システム(100)は、複数のエレベータ(1)と、セキュリティゲート(2)と、ゲート制御装置(3)と、エレベータ制御装置(4)と、施設情報記憶装置(5)と、を含み、ゲート制御装置は、読取装置(21)が取得した通過者情報が、記憶部(32)に記憶された許可者情報、または、施設情報記憶装置に記憶された施設利用者情報と一致する場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させるようにセキュリティゲートを制御し、エレベータ制御装置は、通過者を通過させるように前記セキュリティゲートが制御される場合、当該通過者情報に基づき特定される階床を行先階とする割当エレベータを複数のエレベータの中から決定する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータおよびセキュリティゲートを制御するシステムに関する。
従来、特許文献1に記載されているように、オフィスビル等の建物に、許可されていない人物が当該建物へ入ることを防ぐセキュリティゲートが設けられることがある。当該建物へ入ることを許可された利用者(例えば、オフィスに勤務する者)は、端末装置(典型例としては、カード型の端末装置)に記憶されている所定の情報をセキュリティゲートに読み取らせて認証を行わせることで、セキュリティゲートを通過することができる。また、下記の特許文献1には、上記利用者がセキュリティゲートを通過したとき、上記所定の情報に対応付けられた行先階へのエレベータの呼び登録を行うことができる技術が開示されている。
特開2012-188190
上記建物には、オフィス以外の施設(例えば、スポーツジム、料理教室、専門学校、病院等)が入居することがある。この場合、当該施設を利用する施設利用者も、上記建物へ入ることを許可される。施設利用者は、上記セキュリティゲートの通過後、エレベータを利用して当該施設まで移動し、例えば会員カード、診察券等を提示して施設利用者であることを証明することで当該施設の利用を許可される。つまり、施設利用者が当該施設を利用するためには、上記建物に入るための端末装置と、施設を利用するための会員カード等とを用意する必要があった。
本発明の一態様は、エレベータおよびセキュリティゲートが設けられた建物において、当該建物に入居する施設を利用する利用者の利便性を向上させることを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の態様1に係るシステムは、複数のエレベータと、前記複数のエレベータが設けられた建物の入口と前記複数のエレベータの乗場との間に設けられるセキュリティゲートと、前記セキュリティゲートを制御するゲート制御装置と、前記複数のエレベータの運行を制御するエレベータ制御装置と、前記建物に設けられた施設の利用を許可された施設利用者を示す施設利用者情報を記憶する施設情報記憶装置と、を含み、前記セキュリティゲートは、当該セキュリティゲートを通過しようとする通過者の端末装置から、当該通過者を示す通過者情報を取得する取得部を備え、前記ゲート制御装置は、前記セキュリティゲートの通過を許可された通過許可者を示す許可者情報を記憶する記憶部と、前記セキュリティゲートを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報、または、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致する場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させるように前記セキュリティゲートを制御し、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報、および、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報のいずれにも一致しない場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させないように前記セキュリティゲートを制御し、前記エレベータ制御装置は、前記通過者を通過させるように前記セキュリティゲートが制御される場合、当該通過者を示す通過者情報に基づき特定される階床を行先階とする割当エレベータを前記複数のエレベータの中から決定し、前記割当エレベータを前記セキュリティゲートが設けられた階床に移動させる決定部を備える。
前記の構成によれば、施設利用者は、施設利用者情報を記憶している端末装置を用いることで、セキュリティゲートを通過し、セキュリティゲートが設けられた階床に到着した割当エレベータに乗車することにより、施設が設けられた階床へ移動することができる。つまり、施設利用者は、セキュリティゲートを通過して目的の階床へ移動するために、専用の端末装置、具体的には、許可者情報を記憶している端末装置を用いる必要が無い。結果として、エレベータおよびセキュリティゲートが設けられた建物において、施設利用者の利便性を向上させることができる。また、施設利用者が使用する端末装置は、施設利用者情報を記憶しているため、通過者は、対応する施設において当該端末装置を用いることで、当該通過者が施設利用者であることを証明することができる。また、例えば、施設利用者情報を記憶している端末装置が会員カード等である場合、通過者は、施設において当該端末装置を提示することで、当該通過者が施設利用者であることを証明することができる。これにより、施設利用者は、当該端末装置のみを用いて、建物への入場および施設が設けられた階床への移動と、施設の利用許可の取得とを行うことができる。
本発明の態様2に係るシステムは、上記態様1において、前記施設情報記憶装置は、前記施設が設けられている階床を示す施設階情報をさらに記憶し、前記決定部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致する場合、前記施設階情報が示す階床を前記行先階としてもよい。
前記の構成によれば、施設利用者情報を記憶している端末装置を用いてセキュリティゲートを通過することにより、施設が設けられている階床を行先階として割当エレベータを決定することができる。つまり、施設利用者は、施設利用者情報を記憶している端末装置を用いてセキュリティゲートを通過した後、割当エレベータに乗車することにより、エレベータにおける操作を行うことなく施設が設けられた階床まで移動することができる。
本発明の態様3に係るシステムは、上記態様2において、前記施設情報記憶装置は、複数の前記建物の各々を示す建物情報に、各建物情報が示す前記建物における前記施設が設けられた階床を示す前記施設階情報を対応付けて記憶し、前記決定部は、制御対象の前記複数のエレベータが設けられた前記建物を示す前記建物情報に対応付けられた前記施設階情報が示す階床を前記行先階としてもよい。
施設利用者が利用する施設が、複数の建物に設けられている場合がある(例えば、1つの企業が経営するスポーツジム、アミューズメント施設など)。この場合、当該施設が設けられている階床は、各建物で異なる可能性がある。ここで、前記の構成によれば、施設情報記憶装置は、建物情報と施設階情報との組み合わせを複数記憶しており、決定部は、この複数の組み合わせに基づき、制御対象のエレベータが設けられている建物における施設が設けられた階床を行先階として割当エレベータを決定する。つまり、決定部は、施設利用者が入場した建物における、施設が設けられた階床を行先階として割当エレベータを決定することができる。これにより、施設利用者は、複数の建物のうちのいずれの施設を利用する場合であっても、割当エレベータに乗車することにより、エレベータにおける操作を行うことなく施設が設けられた階床まで移動することができる。また、施設利用者は、複数の建物の各々に入場するための端末装置や、複数の建物の各々に設けられる施設を利用するための端末装置をそれぞれ用意する必要がないため、施設利用者の利便性が向上する。
本発明の態様4に係るシステムは、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記端末装置は、前記施設利用者情報を記憶するカード型端末を含み、前記取得部は、前記カード型端末に記憶されている前記施設利用者情報を前記通過者情報として取得してもよい。
前記の構成によれば、施設利用者は、カード型端末のみを用いて建物への入場、エレベータにおける行先階登録、および施設の利用を行うことができるため、利便性が向上する。
本発明の態様5に係るシステムは、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記制御部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報に一致しない場合のみ、当該通過者情報が、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致するか否かを判定してもよい。
前記の構成によれば、取得部が取得した通過者情報が、記憶部に記憶された許可者情報に一致する場合は、当該通過者情報が、施設情報記憶装置に記憶された施設利用者情報と一致するか否かの判定を行わないので、不要な処理が実行される頻度を低減することができる。
本発明の態様6に係るシステムは、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記記憶部は、前記許可者情報と前記建物の階床のいずれかを示す階床情報とを対応付けて記憶しており、前記決定部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報と一致する場合、当該許可者情報に対応付けられている前記階床情報が示す階床を前記行先階としてもよい。
前記の構成によれば、許可者の通過者情報、すなわち許可者情報を取得させるだけで、許可者情報に対応付けられた階床情報が示す階を行先階として割当エレベータが決定される。つまり、許可者は、許可者情報を記憶している端末装置を用いてセキュリティゲートを通過した後、割当エレベータに乗車することにより、エレベータにおける操作を行うことなく、階床情報が示す階床まで移動することができる。
本発明の態様7に係るシステムは、上記態様1から6のいずれかにおいて、前記セキュリティゲートは、前記割当エレベータを示す情報を表示する表示部をさらに備え、前記エレベータ制御装置は、前記決定部にて決定した割当エレベータを示す情報を前記表示部に表示させる表示制御部をさらに備えてもよい。
前記の構成によれば、通過者は、セキュリティゲートを通過する際に表示部を確認することで、割当エレベータ、すなわち、自身が乗車すべきエレベータを認識することができる。
本発明の態様8に係るシステムは、上記態様7において、前記建物に設けられた複数種類の施設の各々に対応する複数の前記施設情報記憶装置を含み、複数の前記施設情報記憶装置の各々は、対応する施設を示す施設情報をさらに記憶しており、前記表示制御部は、複数の前記施設情報のうち、前記取得部が取得した前記通過者情報と一致する前記施設利用者情報を記憶している前記施設情報記憶装置が記憶している前記施設情報を前記表示部に表示させてもよい。
前記の構成によれば、施設利用者は、セキュリティゲートを通過する際に表示部を確認することで、エレベータの号機に加えてこれから通過者が利用する施設を認識することができる。ここで、誤った施設利用者情報(例えば、同一建物に設けられた別の施設における施設利用者情報)をセキュリティゲートに取得させた場合、施設利用者が利用しようとしている施設と異なる施設を示す施設情報が表示部に表示されるため、利用者は誤った施設利用者情報を取得させたこと、すなわち、誤った端末装置を用いてセキュリティゲートを通過したことを認識することができる。
本発明の態様9に係るシステムは、上記態様1から8のいずれかにおいて、前記許可者情報は、所定の条件を満たす情報であり、前記制御部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が前記所定の条件を満たしていない場合、当該通過者情報が前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致するか否かのみを判定してもよい。
前記の構成によれば、所定の条件を満たさない通過者情報が取得された場合、制御部は、記憶部に記憶されている許可者情報と一致するかを判定せず、施設情報記憶装置に記憶されている施設利用者情報と一致するか否かを判定するので、不要な処理が実行される頻度を低減することができる。
本発明の各態様に係るシステムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記システムが備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記システムをコンピュータにて実現させるシステムの制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様によると、エレベータおよびセキュリティゲートが設けられた建物において、当該建物に入居する施設を利用する利用者の利便性を向上させることができる。
本発明の実施形態1に係るシステムの要部構成の一例を示すブロック図である。 記憶部に記憶されている許可者情報データベースの一具体例を示す図である。 表示装置による表示の一具体例を示す図である。 システムにおいて行われる処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 或る団体が管理、運営する1種類の施設(例えば、スポーツジム)が複数の建物に設けられる場合における、施設階情報の例を示す図である。 変形例に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
〔実施形態1〕
<システム100の構成>
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、実施形態1に係るシステム100の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、システム100は、エレベータ1、エレベータ1が設置される建物と同じ建物に設けられるセキュリティゲート2、ゲート制御装置3、エレベータ制御装置4、および施設情報記憶装置5を含む。本実施形態に係るシステム100において、エレベータ1、セキュリティゲート2、ゲート制御装置3およびエレベータ制御装置4は建物の内部に設けられる。一方、施設情報記憶装置5は、当該建物の外部に設けられる。なお、ゲート制御装置3およびエレベータ制御装置4は、建物の外部に設けられてもよい。本実施形態では、システム100が適用される建物には、エレベータ1として複数の号機(かご11)が設置され、それぞれが複数の階床へ移動可能である。本実施形態に係る建物には、或る1つの企業が使用する区画と、当該企業と異なる団体が使用する区画とが存在する。以降、上記団体が使用する区画を「施設」と表記する。本実施形態では上記団体が複数である例、すなわち、建物内に異なる施設が存在する例を説明するが、上記団体は1つであってもよい。なお、施設の具体例としては、スポーツジム、料理教室、専門学校、病院等が挙げられるが、これに限定されない。
システム100では、セキュリティゲート2を通過しようとする通過者が有する端末装置から読み取られた通過者情報に基づき、当該通過者情報が示す通過者が予め登録された利用者と判定されると、セキュリティゲート2を当該通過者が通過可能となる。それと同時に、当該通過者の行先階登録が行われる。すなわち、システム100は、当該通過者を通過者情報に応じた行先階へ移動させるために、エレベータ1の複数の号機のうちの1台を割当号機として決定し、セキュリティゲート2が設けられた出発階へ割当号機を移動させる。また、システム100では、割当号機を示す情報をセキュリティゲート2において表示させる。
通過者情報とは、通過者を識別可能な情報であり、例えば通過者ごとにそれぞれ付与されている通過者の識別番号である。また、本実施形態に係る端末装置は、通過者情報を記憶しているカード型端末であり、典型的にはICカードである。予め登録された利用者である通過者が端末装置に含まれる通過者情報をセキュリティゲート2に読み取らせることで、システム100は、当該通過者についてセキュリティゲート2を通過可能とするともに、エレベータ1における行先階登録を行うことができる。
なお、詳細については後述するが、通過者情報が、セキュリティゲート2の通過を許可された許可者を示す許可者情報として、または、施設の利用を許可された施設利用者を示す施設利用者情報として管理されている場合、システム100は、当該通過者情報が示す通過者について、セキュリティゲート2を通過可能とする。
また、通過者情報および端末装置は上述の例に限定されない。例えば、通過者情報は通過者の指紋を示す指紋情報や、通過者の顔を含む画像であってもよい。通過者情報がこれらの情報である場合、通過者は自身の指紋や顔を、セキュリティゲート2において読み取らせることでシステム100において行われる各処理を実行させることが可能となる。また、端末装置は、通過者情報を記憶することができればよく、例えばスマートフォン等であってもよい。
<セキュリティゲート2>
セキュリティゲート2は、エレベータ1が設けられた建物の入口とエレベータ1の乗場(エレベータホールとも称する)との間に設けられるゲートであり、典型的には、建物の1階に設けられる。図1に示すように、セキュリティゲート2は、読取装置(取得部)21、フラッパー22、および表示装置(表示部)23を備える。なお、本実施形態では、セキュリティゲート2が複数設けられる例を説明するが、セキュリティゲート2の設置台数はこれに限定されない。
読取装置21は、セキュリティゲート2を通過しようとする通過者の端末装置から、当該通過者を示す通過者情報を取得すると、当該通過者情報と、当該読取装置21が設けられたセキュリティゲート2を示すゲート識別情報とをゲート制御装置3へ送信する。典型的には、読取装置21は、セキュリティゲート2において、建物の入り口側端部からフラッパー22が設けられた位置までの間に設けられる。
本実施形態において、企業の関係者(典型的には、企業の社員)の端末装置は、許可者情報として管理されている通過者情報を記憶するカード型端末である。当該カード型端末は社員証を兼ねていてもよい。また、施設の利用者の端末装置は、施設利用者情報として管理されている通過者情報を記憶するカード型端末である。本実施形態において、施設の利用者の端末装置は、施設の利用者であることを明示するカード型端末であってもよい。具体的には、施設がスポーツジム等である場合、当該カード型端末は会員証を兼ねていてもよい。また、施設が病院である場合、当該カード型端末は診察券を兼ねていてもよい。読取装置21は本実施形態に係る端末装置としてのICカードが記憶している通過者情報を読み取り可能なカードリーダであってもよく、当該ICカードは、接触型および非接触型のいずれであってもよい。なお、読取装置21はこの例に限定されない、例えば、読取装置21は、QRコード(登録商標)等を読み取り可能なカメラであってもよい。この場合、端末装置は、通過者情報を含むQRコード等を印字している、または表示可能な端末装置であればよい。
フラッパー22は、ゲート制御装置3の制御に従って動作する。フラッパー22が開いた状態となることで、通過者がセキュリティゲート2を通過可能となる。あるいはフラッパー22が閉じた状態となることで、通過者がセキュリティゲート2を通過不可能となる。なお、通過者の通過可否を切り替えるためにセキュリティゲート2に設けられる構成はフラッパー22に限られない。例えば、セキュリティゲート2は、フラッパー22に代えて、通過者の通過が許可された場合にロックが解除される扉を備えていてもよい。
表示装置(表示部)23は、読取装置21の近傍に設けられたディスプレイ等の表示装置である。典型的には、表示装置23は、セキュリティゲート2において、フラッパー22が設けられた位置からエレベータホール側端部までの間に設けられる。表示装置23は、エレベータ制御装置4と通信可能に接続されており、エレベータ制御装置4の表示制御部43の制御に従って各種情報を表示する。一例として、表示装置23は、表示制御部43から通過者が乗車すべき割当号機および当該通過者の行先階を示す情報を受信し、これらの情報を表示する。
なお、セキュリティゲート2は、表示装置23に代えてまたは表示装置23と共に、別の出力装置を備えていてもよい。当該出力装置は、表示装置23と同様に、エレベータ制御装置4と通信可能に接続されており、エレベータ制御装置4の制御に従って各種情報を出力する。当該出力装置は、例えば、音声を出力するスピーカであるが、これに限定されない。
<ゲート制御装置3>
ゲート制御装置3は、セキュリティゲート2およびエレベータ制御装置4と通信可能に接続されており、セキュリティゲート2の動作を制御する。図1に示すように、ゲート制御装置3は、制御部31、記憶部32、および通信部33を備える。
記憶部32は、ゲート制御装置3が実行する各種プログラムや、ゲート制御装置3が使用する各種データを記憶している。本実施形態に係る記憶部32は、少なくとも、許可者情報データベース38を記憶している。許可者情報データベース38は、セキュリティゲート2の通過を許可された通過許可者を示す許可者情報と、当該通過許可者が利用する建物の階床とが対応付けられたレコードによって構成されるデータベースである。すなわち、記憶部32は、セキュリティゲート2の通過を許可された通過許可者を示す許可者情報を記憶しており、当該許可者情報は、建物の階床のいずれかを示す階床情報と対応付けられている。
図2は、記憶部32に記憶されている許可者情報データベース38の一具体例を示す図である。図2に示すように、本実施形態に係る許可者情報データベース38には、許可者ID、デフォルト行先階、および許可階を対応付けたレコードが格納されている。当該レコードは、例えば、許可者またはシステム100の管理者が端末装置を用いて入力することにより、許可者情報データベース38に追加または変更される。
図2において、許可者IDは、上述した許可者情報に相当する。デフォルト行先階は、対応付けられた許可者IDが示す許可者の行先階として自動的に登録される建物の階床を示す情報である。許可階は、対応付けられた許可者IDが示す許可者が行先階として登録可能な階床を示す情報であり、デフォルト行先階が示す階床を含む。
上述したとおり、本実施形態に係る通過許可者の典型例は、企業の社員である。すなわち、許可者IDは、企業の各社員を識別する情報であり、デフォルト行先階および許可階は、各社員が利用する階床を示す情報である。デフォルト行先階の典型例は、各社員が勤務する執務室がある階床を示す情報であり、許可階の典型例は、各社員が勤務中に訪れる可能性がある階床を示す情報であるが、これに限定されない。
再び図1を参照し、ゲート制御装置3の詳細を説明する。図1に示すように、制御部31は、判定部34、行先階情報取得部35、施設情報取得部36、およびゲート制御部37を備える。
判定部34は、通過者情報が許可者情報データベース38に含まれるか否かを判定し、当該判定の結果に応じた処理を行う。具体的には、判定部34は、読取装置21と通信部33を介して通信を行い、読取装置21が端末装置から取得した通過者情報と、ゲート識別情報とを受信する。判定部34は、通過者情報およびゲート識別情報を受信すると、許可者情報データベース38を参照し、受信した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報のいずれかと一致するか否かを判定する。
通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報のいずれかと一致すると判定された場合、判定部34は、当該判定結果を示す情報を、通過者情報およびゲート識別情報と共に行先階情報取得部35およびゲート制御部37に出力する。以下、当該判定結果を示す情報を「許可者一致情報」と称する。
通過者情報が記憶部32に記憶された許可者情報のいずれとも一致しないと判定された場合、判定部34は、通信部33を介して施設情報記憶装置5の各々に通過者情報を送信する。また、判定部34は、ゲート識別情報を施設情報取得部36へ出力する。
行先階情報取得部35は、通過者が許可者である場合、当該通過者の行先階を特定する。具体的には、行先階情報取得部35は、判定部34から許可者一致情報、通過者情報およびゲート識別情報を取得すると、許可者情報データベース38を参照する。行先階情報取得部35は、通過者情報と一致する許可者情報に対応付けられたデフォルト行先階を示す情報を取得し、当該階床を通過者の行先階として特定する。行先階情報取得部35は、特定した行先階を示す情報およびゲート識別情報を、通信部33を介してエレベータ制御装置4に送信する。また、行先階情報取得部35は、通過者の行先階を特定した後、許可者一致情報およびゲート識別情報をゲート制御部37に出力する。
例えば、図2に示す許可者情報データベース38が記憶部32に記憶されており、読取装置21が通過者情報として「A1」を取得した場合について説明する。この場合、行先階情報取得部35は、通過者情報に基づいて許可者情報データベース38を参照し、通過者の行先階として「5階」を特定する。
施設情報取得部36は、施設情報記憶装置5から各種情報を取得する。具体的には、施設情報取得部36は、いずれかの施設情報記憶装置5から利用者一致情報、施設名情報56(施設情報)および施設階情報57を受信すると、ゲート識別情報、施設名情報56および施設階情報57を、通信部33を介してエレベータ制御装置4に送信する。また、施設情報取得部36は、通過者の行先階を特定した後、利用者一致情報およびゲート識別情報をゲート制御部37に出力する。なお、利用者一致情報とは、通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報のいずれかと一致することを示す情報である。施設名情報56とは、建物に設けられた施設の名称を示す情報である。施設階情報57とは、通過者が通過しようとしているセキュリティゲート2が設けられた建物において、施設が設けられている階床を示す情報である。
また、施設情報取得部36は、すべての施設情報記憶装置5から利用者不一致情報を受信した場合、当該利用者不一致情報およびゲート識別情報をゲート制御部37に出力する。なお、利用者不一致情報とは、通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報のいずれとも一致しないことを示す情報である。
ゲート制御部37は、セキュリティゲート2のフラッパー22の開閉状態を制御する。一例として、ゲート制御部37は、読取装置21が取得した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報と一致する場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させるようにセキュリティゲート2を制御する。
また、ゲート制御部37は、通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致する場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させるようにセキュリティゲート2を制御する。
具体的には、ゲート制御部37は、行先階情報取得部35から許可者一致情報およびゲート識別情報を取得した場合、当該ゲート識別情報が示すセキュリティゲート2のフラッパー22を閉じた状態から開いた状態とする。また、ゲート制御部37は、施設情報取得部36から利用者一致情報およびゲート識別情報を取得した場合、当該ゲート識別情報が示すセキュリティゲート2のフラッパー22を閉じた状態から開いた状態とする。
読取装置21が取得した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報、および、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報のいずれにも一致しない場合について説明する。この場合、ゲート制御部37は、当該通過者情報で示される通過者を通過させないようにセキュリティゲート2を制御する。具体的には、ゲート制御部37は、施設情報取得部36から利用者不一致情報およびゲート識別情報を取得した場合、当該ゲート識別情報が示すセキュリティゲート2のフラッパー22が閉じた状態を維持する。
通信部33は、ゲート制御装置3と、システム100に含まれる各装置、特にエレベータ制御装置4および施設情報記憶装置5と、が無線または有線通信を行うためのモジュールである。
<エレベータ制御装置4>
エレベータ制御装置4は、複数のエレベータ1の運行を制御する。図1に示すように、エレベータ制御装置4は、制御部41を備える。制御部41は、号機決定部(決定部)42および表示制御部43を有する。
号機決定部42は、通過者の行先階を示す情報に基づき割当号機を決定する。換言すれば、号機決定部42は、通過情報を読み取ったセキュリティゲート2が設けられた階床、すなわち通過者がエレベータ1に乗車する出発階へ移動させるエレベータ1のかご11を決定する。
通過者を通過させるようにセキュリティゲート2が制御される場合、号機決定部(決定部)42は、エレベータ1の複数の号機のうち、当該通過者を示す通過者情報に基づき特定される階床を行先階とする割当号機を決定する。本実施形態において、通過者を通過させるようにセキュリティゲート2が制御される場合とは、読取装置21が取得した通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致する場合、すなわち通過者が施設利用者である場合である。または、通過者を通過させるようにセキュリティゲート2が制御される場合とは、読取装置21が取得した通過者情報が、ゲート制御装置3の記憶部32に記憶された許可者情報と一致する場合、すなわち通過者が許可者である場合である。
一例として、読取装置21が取得した通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致する場合、号機決定部42は、施設階情報57が示す階床を行先階とし、割当エレベータを決定する。具体的には、ゲート制御装置3から施設名情報56、施設階情報57およびゲート識別情報を受信した場合、号機決定部42は、出発階から施設階情報57が示す階床へ移動させる割当号機を決定する。換言すれば、システム100では、施設利用者が読取装置21に自身の通過者情報を読み取らせた場合、当該通過者情報から特定される階床(施設が設けられた階床)を行先階として自動で行先階登録が行われる。
別の例として、号機決定部(決定部)42は、読取装置21が取得した通過者情報が、ゲート制御装置3の記憶部32に記憶された許可者情報と一致する場合、当該許可者情報に対応付けられている階床情報が示す階床を行先階として割当号機を決定する。具体的には、ゲート制御装置3から、デフォルト行先階を示す情報およびゲート識別情報を受信した場合、号機決定部42は、出発階からデフォルト行先階へ移動させる割当号機を決定する。換言すると、システム100では、許可者が読取装置21に自身の通過者情報を読み取らせた場合、当該通過者情報から特定される行先階として自動で行先階登録が行われる。
号機決定部42は、決定した割当号機を出発階、すなわちセキュリティゲート2が設けられた階床に移動させる。また、号機決定部42は、決定した割当号機を示す情報および行先階を示す情報、並びに、ゲート制御装置3から受信したゲート識別情報を表示制御部43に出力する。また、号機決定部42は、施設名情報56を受信している場合、これらの情報とともに施設名情報56を表示制御部43へ出力する。
表示制御部43は、号機決定部42から受信した情報に基づき、少なくとも、割当号機および行先階を示す表示を、表示装置23に行わせる。具体的には、表示制御部43は、取得したゲート識別情報が示すセキュリティゲート2の表示装置23に、当該表示を行わせる。なお、表示制御部43は、施設名情報56を取得している場合、割当号機および行先階とともに、施設名を示す表示を行わせる。
図3は、表示装置23による表示の一具体例を示す図である。表示例231は、通過者が許可者情報を記憶しているカード型端末を用いてセキュリティゲート2を通過した場合の表示例である。表示例232は、通過者が施設利用者情報を記憶しているカード型端末を用いてセキュリティゲート2を通過した場合の表示例である。表示例231の場合、表示制御部43は、割当号機および行先階を示す情報を取得するため、これら情報に基づき、行先階を示す「5F」とのテキストと、割当号機を示す「A号機」とのテキストを表示装置23に表示させる。表示例232の場合、表示制御部43は、割当号機および行先階を示す情報に加え、施設名情報56を取得する。表示制御部43は、これら情報に基づき、施設名を示す「Aスポーツクラブ」とのテキストと、行先階を示す「10F」とのテキストと、割当号機を示す「C号機」とのテキストを表示装置23に表示させる。
<施設情報記憶装置5>
施設情報記憶装置5は、建物に設けられた施設の利用を許可された施設利用者を示す施設利用者情報を記憶する装置である。換言すれば、施設情報記憶装置5は、建物に設けられた施設の少なくとも1つに対応する。図1に示すように、施設情報記憶装置5は、制御部51および記憶部52を備える。
本実施形態に係る施設情報記憶装置5は、施設を管理、運営する団体ごとに異なる。すなわち、或る団体が管理、運営する施設の施設利用者情報を記憶する施設情報記憶装置5と、当該団体と異なる団体が管理、運営する施設の施設利用者情報を記憶する施設情報記憶装置5とは別の装置である。
本実施形態では、各団体が管理、運営する施設が1つである例を説明する。すなわち、本実施形態に係る複数の施設情報記憶装置5は、それぞれ、建物に設けられた複数の施設のいずれか1つについて、施設利用者情報を記憶する。換言すれば、施設情報記憶装置5の各々は、建物に設けられた施設のいずれかに対応する。
記憶部52は、施設情報記憶装置5が実行する各種プログラムや、施設情報記憶装置5使用する各種データを記憶している。本実施形態に係る記憶部52は、少なくとも、
利用者情報データベース55、施設名情報56、および施設階情報57を記憶している。
利用者情報データベース55は、施設の利用を許可された施設利用者を示す施設利用者情報を格納するデータベースである。施設利用者情報とは、例えば施設利用者ごとに付される識別番号(利用者ID)である。施設名情報56は、施設利用者である通過者が自身の利用する施設を認識することができる情報であり、典型的には施設の名称である。施設階情報57は、建物において、施設が設けられている階床を示す情報である。
図1に示すように、制御部51は、判定部53および施設階情報取得部54を備える。判定部53は、ゲート制御装置3から通過者情報を受信すると、利用者情報データベース55を参照する。判定部53は、当該通過者情報が利用者情報データベース55に含まれる施設利用者情報のいずれかと一致するか否かを判定する。一致する場合、判定部53は、当該判定結果を示す利用者一致情報を施設階情報取得部54に出力する。一方、一致しない場合、判定部53は、当該判定結果を示す利用者不一致情報をゲート制御装置3に送信する。
施設階情報取得部54は、利用者一致情報を取得した場合、記憶部52を参照し、建物の施設名情報56および施設階情報57を取得する。施設階情報取得部54は、利用者一致情報に、取得した施設名情報56および施設階情報57を対応付けてゲート制御装置3に送信する。
<システム100における処理の流れ>
図4は、システム100において行われる処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、セキュリティゲート2において、読取装置21は、通過者の端末装置から通過者情報を取得する。読取装置21は、取得した通過者情報を、ゲート識別情報とともにゲート制御装置3の判定部34に送信する。判定部34は、通信部33を介して読取装置21から通過者情報およびゲート識別情報を受信(取得)する(S1)。判定部34は、通過者情報およびゲート識別情報を受信すると、記憶部32の許可者情報データベース38を参照し、受信した通過者情報が、許可者情報データベース38に含まれるか否かを判定する(S2)。
通過者情報が、許可者情報データベース38に含まれる場合(S2でYES)、判定部34は、通過者情報が許可者情報データベース38に含まれる許可者情報と一致することを示す許可者一致情報を、当該通過者情報およびゲート識別情報と共に行先階情報取得部35およびゲート制御部37に出力する。
行先階情報取得部35は、許可者一致情報を取得すると、記憶部32の許可者情報データベース38を参照し、取得した許可者情報に対応付けられているデフォルト行先階を示す情報を取得する(S3)。行先階情報取得部35は、取得したデフォルト行先階を示す情報を、通過者の行先階を示す情報として、ゲート識別情報とともに通信部33を介してエレベータ制御装置4に送信する。また、ゲート制御部37は、許可者一致情報およびゲート識別情報を取得すると、ゲート識別情報が示すセキュリティゲート2のフラッパー22を閉じた状態から開いた状態とする(S4)。これにより、通過者はセキュリティゲート2を通過可能となる。
エレベータ制御装置4の号機決定部42は、通過者の行先階を示す情報を受信すると、当該情報に基づき、通過者が利用すべき割当号機を決定し(S21)、決定した割当号機を、セキュリティゲート2が設けられた階床へ移動させる呼び出し処理を行う(S22)。また、号機決定部42は、決定した割当号機を示す情報と、行先階を示す情報とを、受信したゲート識別情報が示すセキュリティゲート2の表示制御部43に出力する。表示制御部43は、号機決定部42において決定された割当号機を示す情報と、行先階を示す情報とを取得すると、セキュリティゲート2の表示装置23に送信し、これらの情報を表示させる(S23)。
一方、S2において、通過者情報が、許可者情報データベース38に含まれる通過許可者を示す許可者情報のいずれとも一致しない場合(S2でNO)、判定部34は、通信部33を介して通過者情報を施設情報記憶装置5に送信する(S5)。なお、判定部34は、ゲート識別情報を施設情報取得部36へ出力する。
施設情報記憶装置5の判定部53は、通過者情報を受信すると(S11でYES)、記憶部52の利用者情報データベース55を参照する。判定部53は、受信した通過者情報が、利用者情報データベース55に含まれるか否かを判定する(S12)。
受信した通過者情報が、利用者情報データベース55に含まれると判定した場合(S12でYES)、判定部53は、利用者一致情報を施設階情報取得部54に出力する。施設階情報取得部54は、利用者一致情報を取得すると、記憶部52を参照し、施設名情報56および施設階情報57を取得し(S13)、取得した情報を利用者一致情報に対応付けてゲート制御装置3に送信する。
一方、受信した通過者情報が、利用者情報データベース55に含まれないと判定した場合(S12でNO)、判定部53は、利用者不一致情報をゲート制御装置3に送信する。
ゲート制御装置3の施設情報取得部36は、いずれかの施設情報記憶装置5から利用者一致情報、施設名情報56および施設階情報57を受信すると(S6でYES)、利用者一致情報およびゲート識別情報をゲート制御部37に出力する。また、施設情報取得部36は、受信した施設名情報56および施設階情報57と、ゲート識別情報とをエレベータ制御装置4に送信する。ゲート制御部37は、利用者一致情報およびゲート識別情報を取得すると、ゲート識別情報が示すセキュリティゲート2のフラッパー22を閉じた状態から開いた状態とする(S4)。これにより、通過者はセキュリティゲート2を通過可能となる。
エレベータ制御装置4の号機決定部42は、施設名情報56、施設階情報57およびゲート識別情報を受信すると、施設階情報57が示す階床を通過者の行先階とし、割当号機を決定し(S21)する。号機決定部42は、決定した割当号機を、セキュリティゲート2が設けられた階床へ移動させる呼び出し処理を行う(S22)。また、号機決定部42は、施設名情報56、施設階情報57、決定した割当号機を示す情報およびゲート識別情報を表示制御部43に出力する。表示制御部43は、これらの情報を取得すると、これらの情報をセキュリティゲート2の表示装置23に送信し、割当号機、行先階および施設名を示す表示を行わせる(S23)。
一方、施設情報取得部36は、施設情報記憶装置5から利用者一致情報を受信しない(S6でNO)、すなわち、すべての施設情報記憶装置5から利用者不一致情報を受信すると、受信した利用者不一致情報およびゲート識別情報をゲート制御部37に出力する。ゲート制御部37は、利用者不一致情報およびゲート識別情報を取得すると、ゲート識別情報が示すセキュリティゲート2のフラッパー22を閉じたままの状態とする(S7)。これにより、通過者がセキュリティゲート2を通過できないようにすることができる。
<システム100の作用効果>
以上のように、本実施形態に係るシステム100は、エレベータ1における複数のかご11と、エレベータ1が設けられた建物の入口とエレベータ1の乗場との間に設けられるセキュリティゲート2と、セキュリティゲート2を制御するゲート制御装置3と、エレベータ1の運行を制御するエレベータ制御装置4と、建物に設けられた施設の利用を許可された施設利用者を示す施設利用者情報を記憶する施設情報記憶装置5と、を含む。セキュリティゲート2は、当該セキュリティゲート2を通過しようとする通過者の端末装置から、当該通過者を示す通過者情報を取得する読取装置21を備える。ゲート制御装置3は、セキュリティゲート2の通過を許可された通過許可者を示す許可者情報を記憶する記憶部32と、セキュリティゲート2を制御するゲート制御部37と、を備える。
ゲート制御部37は、読取装置21が取得した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報、または、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致する場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させるようにセキュリティゲート2を制御する。また、制御部31は、読取装置21が取得した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報、および、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報のいずれにも一致しない場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させないようにセキュリティゲート2を制御する。エレベータ制御装置4は、通過者を通過させるようにセキュリティゲート2が制御される場合、当該通過者を示す通過者情報に基づき特定される階床を行先階とする割当号機をエレベータ1の複数のかご11(号機)中から決定し、割当号機をセキュリティゲート2が設けられた階床に移動させる号機決定部42を備える。
上記構成によると、施設利用者は、施設利用者情報を記憶している端末装置を用いることで、セキュリティゲート2を通過し、セキュリティゲート2が設けられた階床に到着した割当号機に乗車することにより、施設が設けられた階床へ移動することができる。つまり、施設利用者は、セキュリティゲート2を通過して目的の階床へ移動するために、専用の端末装置、具体的には、許可者情報を記憶している端末装置を用いる必要が無い。結果として、エレベータ1およびセキュリティゲート2が設けられた建物において、施設利用者の利便性を向上させることができる。
また、施設利用者が使用する端末装置は、施設利用者情報を記憶しているため、通過者は、対応する施設において当該端末装置を用いることで、当該通過者が施設利用者であることを証明することができる。また、例えば端末装置が会員証や診察券等を兼ねるカード型端末である場合、通過者は、施設において端末装置を提示することで、当該通過者が施設利用者であることを証明することができる。これにより、施設利用者は、当該端末装置のみを用いて、建物への入場および施設が設けられた階床への移動と、施設の利用許可の取得とを行うことができる。
また、システム100において、施設情報記憶装置5は、施設が設けられている階床を示す施設階情報57をさらに記憶している。号機決定部42は、読取装置21が取得した通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致する場合、施設階情報57が示す階床を行先階とする。
上記構成によると、施設利用者情報を記憶している端末装置を用いてセキュリティゲート2を通過することにより、施設が設けられている階床を行先階として割当号機を決定することができる。つまり、施設利用者は、施設利用者情報を記憶している端末装置を用いてセキュリティゲートを通過した後、割当号機に乗車することにより、エレベータ1における操作を行うことなく施設が設けられた階床まで移動することができる。
また、システム100において、端末装置は、施設利用者情報を記憶するカード型端末を含み、読取装置21は、カード型端末に記憶されている施設利用者情報を前記通過者情報として取得する。
上記構成によると、施設利用者は、カード型端末のみを用いて建物への入場、エレベータ1における行先階登録、および施設の利用を行うことができるため、利便性が向上する。
また、読取装置21が取得した通過者情報が、許可者情報データベース38に記憶された許可者情報に一致しない場合、施設情報取得部36は、当該通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致するか否かを判定する。
上記構成によると、読取装置21が取得した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報に一致する場合は、当該通過者情報が、施設情報記憶装置5に記憶された施設利用者情報と一致するか否かの判定を行わないので、不要な処理が実行される頻度を低減することができる。
また、システム100において、記憶部32は、許可者情報と、デフォルト行先階および許可階を示す情報と、を対応付けて記憶する。号機決定部42は、読取装置21が取得した通過者情報が、記憶部32に記憶された許可者情報と一致する場合、許可者情報に対応付けられているデフォルト行先階を行先階とする。
上記構成によると、許可者の通過者情報、すなわち許可者情報を取得させるだけで、許可者情報に対応付けられたデフォルト行先階を行先階として割当号機が決定される。つまり、許可者は、許可者情報を記憶している端末装置を用いてセキュリティゲート2を通過した後、割当号機に乗車することにより、エレベータ1における操作を行うことなく、デフォルト行先階まで移動することができる。
システム100において、セキュリティゲート2は、割当号機を示す情報を表示する表示装置23をさらに備える。エレベータ制御装置4は、号機決定部42にて決定した割当号機を示す情報を表示装置23に表示させる表示制御部43をさらに備える。
上記構成によると、通過者は、セキュリティゲート2を通過する際に表示装置23を確認することで、割当号機、すなわち、自身が乗車すべきかご11を認識することができる。
また、システム100は、建物に設けられた複数種類の施設の各々に対応する複数の前記施設情報記憶装置5を含む。複数の施設情報記憶装置5の各々は、対応する施設を示す施設名情報56および当該施設が設けられる階床を示す施設階情報57をさらに記憶している。
上記構成によると、建物に複数の施設が設けられる場合であっても、通過者は、いずれかの施設の利用者であれば自身の端末装置を用いてセキュリティゲート2の通過およびエレベータ1における行先階登録を行うことができる。
また、エレベータ制御装置4の表示制御部43は、複数の施設情報のうち、読取装置21が取得した通過者情報と一致する施設利用者情報を記憶している施設情報記憶装置5が記憶している施設情報を表示装置23に表示させる。
上記構成によると、施設利用者は、セキュリティゲート2を通過する際に表示装置23を確認することで、割当号機に加えてこれから通過者が利用する施設を認識することができる。ここで、施設利用者である通過者が、誤った施設利用者情報(例えば、同一建物に設けられた別の施設における施設利用者情報)をセキュリティゲート2に取得させた場合、当該通過者が利用予定の施設とは異なる施設を示す施設情報が表示装置23に表示される。そのため、当該通過者は誤った施設利用者情報を取得させたこと、すなわち、誤った端末装置を用いてセキュリティゲート2を通過したことを認識することができる。
<変形例>
上述の実施形態では、1つの建物に対して複数のセキュリティゲート2が設けられる例について説明したが、セキュリティゲート2は1つの建物に1台のみ設けられていてもよい。この場合、読取装置21はゲート識別情報をゲート制御装置3へ送信しなくてもよい。
上述の実施形態では、施設情報記憶装置5が、1つの建物に設けられた施設の施設利用者情報を記憶している例について説明した。これに対し、施設情報記憶装置5は、複数の建物の各々に設けられた、1つの団体が管理、運営する複数の施設の各々について、施設利用者情報を記憶していてもよい。なお、この例において、複数の建物の各々に設けられた施設の利用者は、施設利用者情報を記憶している1つの端末装置を用いて、いずれの建物のセキュリティゲート2も通過可能であるものとする。
この場合、システム100は、それぞれエレベータ1、セキュリティゲート2、ゲート制御装置3およびエレベータ制御装置4を備える複数の建物を含む。複数の施設情報記憶装置5は、複数の建物に設けられるゲート制御装置3のそれぞれと通信可能に接続されている。
図5は、或る団体が管理、運営する1種類の施設(例えば、スポーツジム)が複数の建物に設けられる場合における、施設階情報57の例を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係る施設階情報57は、複数の建物の各々を示す建物情報(建物ID)に、各建物情報が示す建物において施設が設けられた階床(入居階)を示す情報を対応付けたレコードを複数含むデータベースである。
図5の例では、上記1種類の施設は、建物IDがB1、B2およびB3で示される建物に設けられている。具体的には、当該施設は、建物IDがB1の建物では3階に、建物IDがB2の建物では10階に、建物IDがB3の建物では8階に設けられている。
ゲート制御装置3は、施設情報記憶装置5に通過者情報を送信する際、当該通過者情報に、ゲート制御装置3が設けられる建物を示す建物情報を対応付けて送信する。当該建物情報は、例えば、記憶部32に記憶されている。通過者が施設利用者である場合、施設階情報取得部54は、施設階情報57を参照し、受信した建物情報に対応付けられた階床を示す情報を特定し、ゲート制御装置3に送信する。以降、施設階情報57から特定した階床を示す情報を特定階情報と表記する場合がある。
図5に示す例において、建物IDがB1で示される建物の読取装置21において通過者情報が取得され、当該通過者情報が許可者情報データベース38に含まれない場合について説明する。この場合、ゲート制御装置3は、通過者情報に加えて建物ID「B1」を示す情報を施設情報記憶装置5に送信する。通過者情報が利用者情報データベース55に含まれる場合、施設階情報取得部54は、記憶部52を参照し、建物ID「B1」によって示される建物において施設が設けられる階として「3階」を特定する。
施設階情報取得部54は、特定した「3階」を示す特定階情報を、利用一致情報および施設名情報56とともにゲート制御装置3へ送信する。施設情報取得部36は、取得した特定階情報を、施設名情報56およびゲート識別情報とともにエレベータ制御装置4へ送信する。号機決定部42は、受信した特定階情報が示す階床を行先階として、割当号機を決定する。
施設利用者が利用する施設は、複数の建物に設けられている場合がある(例えば、1つの企業が経営するスポーツジム、アミューズメント施設など)。この場合、当該施設が設けられている階床は、各建物で異なる可能性がある。ここで、上記構成によると、施設情報記憶装置5は、建物情報と施設階情報との組み合わせを複数記憶しており、号機決定部42は、この複数の組み合わせに基づき、制御対象のエレベータ1が設けられている建物における施設が設けられた階床を行先階として割当号機を決定する。
つまり、号機決定部42は、施設利用者が入場した建物における、施設が設けられた階床を行先階として割当号機を決定することができる。これにより、施設利用者は、複数の建物のうちのいずれの施設を利用する場合であっても、割当号機に乗車することにより、エレベータ1における操作を行うことなく施設が設けられた階床まで移動することができる。また、施設利用者は、複数の建物の各々に入場するための端末装置や、複数の建物の各々に設けられる施設を利用するための端末装置をそれぞれ用意する必要がないため、施設利用者の利便性が向上する。
上述の実施形態では、システム100は、1つの建物に複数の施設が設けられる構成について説明したが、1つの建物に設けられる施設は1つであってもよい。この場合、システム100に含まれる施設情報記憶装置5は1つである。なお、この例において、施設情報記憶装置5は施設名情報56を記憶していなくてもよい。あるいは、表示制御部43は、施設名情報56に基づく表示を、表示装置23に行わせなくてもよい。
また、この例では、施設情報記憶装置5が1つであるため、図4のステップS6では、施設情報取得部36が当該施設情報記憶装置5から利用者一致情報を受信したか否かを判定する。
また、上述の実施形態では、判定部34は、読取装置21から受信した全ての通過者情報について許可者情報データベース38に含まれるか否かを判定していた。しかしながら、判定部34は、通過者情報が、予め設定された所定の条件を満たさない通過者情報である場合、記憶部32に記憶されている許可者情報データベース38を参照することなく、施設情報記憶装置5に通過者情報を送信してもよい。
この場合、許可者情報は、所定の条件を満たす情報である。また、制御部31の判定部34は、読取装置21が取得した通過者情報が所定の条件を満たしているか否かを判定する。当該通過者情報が所定の条件を満たしている場合、判定部34は、当該通過者情報が許可者情報データベース38に含まれるか否かの判定を行う。一方、当該通過者情報が所定の条件を満たしていない場合、判定部34は、通過者情報が許可者情報データベース38に含まれるか否かの判定を省略し、施設情報記憶装置5に当該通過者情報を送信する。
所定の条件は、例えば、「通過者情報に含まれる数字部分が、所定の数値範囲内の数字である」であってもよい。所定の数値範囲は、例えば、「1~5000」であってもよい。この例の場合、判定部34は、読取装置21が取得した通過者情報を参照し、数字部分が1~5000のいずれかである場合、当該通過者情報が許可者情報データベース38に含まれるか否かの判定を行う。一方、判定部34は、当該通過者情報の数字部分が1~5000のいずれでもない場合、または、通過者情報が数字部分を含まない場合、施設情報記憶装置5に当該通過者情報を送信する。
図6は、本変形例に係る処理の流れの一例を示すシーケンス図である。なお、当該シーケンス図では、図4に示すシーケンス図と同じ処理を実行するステップには、図4と同じステップ番号を付している。また、当該ステップについては、すでに説明しているため、ここでは説明を繰り返さない。
判定部34は、通過者情報およびゲート識別情報を受信すると(S1)、当該通過者情報が所定の条件を満たすか否かを判定する(S8)。一例として、判定部34は、通過者情報に含まれる数字部分が、所定の数値範囲内の数字であるか否かを判定する。判定部34が、通過者情報は所定の条件を満たすと判定した場合(S8でYES)、ゲート制御装置3が実行する処理はステップS2へ進む。
一方、所定の条件を満たしていないと判定した場合(S8でNO)、ゲート制御装置3が実行する処理はステップS5へ進む。すなわち、ゲート制御装置3は、許可者情報データベース38を参照することなく、取得した通過者情報を施設情報記憶装置5へ送信する。
なお、所定の条件を満たす通過者情報が必ず許可者情報データベース38に含まれる場合、ステップS2の処理は省略されてもよい。一例として、所定の条件が、「1~5000の数値範囲内の数字である」であり、許可者情報データベース38を構成する許可者情報が、1~5000の全ての数値を含む場合について説明する。この場合、通過者情報が所定の条件を満たせば、当該通過者情報は必ず許可者情報データベース38に含まれる。従って、上記の例において通過者情報が所定の条件を満たす場合、判定部34は、ステップS2の処理を省略し、許可者一致情報を、当該通過者情報およびゲート識別情報と共に行先階情報取得部35およびゲート制御部37に出力してもよい。その後、ゲート制御装置3が実行する処理はステップS3へ進んでもよい。
上記構成によると、所定の条件を満たさない通過者情報が取得された場合、システム100では、記憶部32に記憶されている許可者情報と一致するかが判定されず、施設情報記憶装置5に記憶されている施設利用者情報と一致するか否かのみが判定されるので、不要な処理が実行される頻度を低減することができる。
また、端末装置が通過者情報として施設利用者情報を含むQRコードを印字している、または表示可能な端末装置である場合、当該QRコードに通過者が利用する施設を示す情報を含んでいてもよい。この例において、判定部34は、QRコードに施設を示す情報が含まれているか否かを判定し、含まれていると判定した場合、通過者情報が許可者情報データベース38に含まれるか否かを判定せず、当該通過者情報を施設情報記憶装置5へ送信してもよい。当該構成によると、許可者情報データベース38を参照せずとも、許可者情報データベース38に通過者情報が格納されていないと判定できるので、不要な処理が実行される頻度を低減することができる。
また、判定部34は、当該情報に基づき施設を特定し、複数の施設情報記憶装置5のうち、特定した施設に対応する施設情報記憶装置5のみに通過者情報を送信してもよい。当該構成によると、取得した通過者情報を管理している施設情報記憶装置5を特定できるので、他の施設情報記憶装置5へ通過者情報を送信するという不要な処理が実行される頻度を低減することができる。
また、許可者情報を記憶する端末装置と、施設利用者情報を記憶する端末装置とは、異なる種類の端末装置であってもよい。例えば、許可者情報を示す通過者情報はICカード型の端末装置に含まれ、施設利用者情報を示す通過者情報は、通過者が所持するスマートフォン等の端末装置によって提示されるQRコードに含まれていてもよい。
この場合、セキュリティゲート2には、読取装置21としてICカードの情報を読み取り可能なカードリーダおよびQRコードを読み取り可能なQRコードリーダの両方が設けられる。通過者は自身が所持する端末装置に対応する読取装置21に通過者情報を読み取らせることで、セキュリティゲート2を通過可能となる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ゲート制御装置3、エレベータ制御装置4、および施設情報記憶装置5の制御ブロック(特に判定部34、行先階情報取得部35、施設情報取得部36、ゲート制御部37、号機決定部42、表示制御部43、判定部53、および施設階情報取得部54)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ゲート制御装置3、エレベータ制御装置4、および施設情報記憶装置5は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 エレベータ
2 セキュリティゲート
3 ゲート制御装置
4 エレベータ制御装置
5 施設情報記憶装置
21 読取装置(取得部)
23 表示装置(表示部)
31 制御部
32 記憶部
34 判定部
35 行先階情報取得部
36 施設情報取得部
37 ゲート制御部
38 許可者情報データベース
41 制御部
42 号機決定部(決定部)
43 表示制御部
51 制御部
52 記憶部
53 判定部
54 施設階情報取得部
55 利用者情報データベース
56 施設名情報(施設情報)
57 施設階情報
100 システム

Claims (9)

  1. 複数のエレベータと、
    前記複数のエレベータが設けられた建物の入口と前記複数のエレベータの乗場との間に設けられるセキュリティゲートと、
    前記セキュリティゲートを制御するゲート制御装置と、
    前記複数のエレベータの運行を制御するエレベータ制御装置と、
    前記建物に設けられた施設の利用を許可された施設利用者を示す施設利用者情報を記憶する施設情報記憶装置と、を含み、
    前記セキュリティゲートは、当該セキュリティゲートを通過しようとする通過者の端末装置から、当該通過者を示す通過者情報を取得する取得部を備え、
    前記ゲート制御装置は、
    前記セキュリティゲートの通過を許可された通過許可者を示す許可者情報を記憶する記憶部と、
    前記セキュリティゲートを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報、または、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致する場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させるように前記セキュリティゲートを制御し、
    前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報、および、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報のいずれにも一致しない場合、当該通過者情報で示される通過者を通過させないように前記セキュリティゲートを制御し、
    前記エレベータ制御装置は、前記通過者を通過させるように前記セキュリティゲートが制御される場合、当該通過者を示す通過者情報に基づき特定される階床を行先階とする割当エレベータを前記複数のエレベータの中から決定し、前記割当エレベータを前記セキュリティゲートが設けられた階床に移動させる決定部を備える、システム。
  2. 前記施設情報記憶装置は、前記施設が設けられている階床を示す施設階情報をさらに記憶し、
    前記決定部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致する場合、前記施設階情報が示す階床を前記行先階とする、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記施設情報記憶装置は、複数の前記建物の各々を示す建物情報に、各建物情報が示す前記建物における前記施設が設けられた階床を示す前記施設階情報を対応付けて記憶し、
    前記決定部は、制御対象の前記複数のエレベータが設けられた前記建物を示す前記建物情報に対応付けられた前記施設階情報が示す階床を前記行先階とする、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記端末装置は、前記施設利用者情報を記憶するカード型端末を含み、
    前記取得部は、前記カード型端末に記憶されている前記施設利用者情報を前記通過者情報として取得する、請求項1から3のいずれか1項に記載のシステム。
  5. 前記制御部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報に一致しない場合のみ、当該通過者情報が、前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致するか否かを判定する、請求項1から4のいずれか1項に記載のシステム。
  6. 前記記憶部は、前記許可者情報と前記建物の階床のいずれかを示す階床情報とを対応付けて記憶しており、
    前記決定部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が、前記記憶部に記憶された前記許可者情報と一致する場合、当該許可者情報に対応付けられている前記階床情報が示す階床を前記行先階とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のシステム。
  7. 前記セキュリティゲートは、前記割当エレベータを示す情報を表示する表示部をさらに備え、
    前記エレベータ制御装置は、前記決定部にて決定した割当エレベータを示す情報を前記表示部に表示させる表示制御部をさらに備える、請求項1から6のいずれか1項に記載のシステム。
  8. 前記建物に設けられた複数種類の施設の各々に対応する複数の前記施設情報記憶装置を含み、
    複数の前記施設情報記憶装置の各々は、対応する施設を示す施設情報をさらに記憶しており、
    前記表示制御部は、複数の前記施設情報のうち、前記取得部が取得した前記通過者情報と一致する前記施設利用者情報を記憶している前記施設情報記憶装置が記憶している前記施設情報を前記表示部に表示させる、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記許可者情報は、所定の条件を満たす情報であり、
    前記制御部は、前記取得部が取得した前記通過者情報が前記所定の条件を満たしていない場合、当該通過者情報が前記施設情報記憶装置に記憶された前記施設利用者情報と一致するか否かのみを判定する、請求項1から8のいずれか1項に記載のシステム。
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