JP2018111920A - 扉制御プログラム、扉制御方法、および扉制御装置 - Google Patents

扉制御プログラム、扉制御方法、および扉制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて複数の扉のうちの制御対象の扉を切り替えること。【解決手段】扉制御装置100は、特定の部屋110に在室する者の人数を取得する。扉制御装置100は、特定の部屋110内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出する。扉制御装置100は、人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、特定の部屋110に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える。【選択図】図1

Description

本発明は、扉制御プログラム、扉制御方法、および扉制御装置に関する。
従来、部屋に入室する者の認証を行い、その部屋のセキュリティを強化することがある。また、部屋の前に、その部屋に入室する者の認証を行う前室を設け、共連れやすれ違い通行などを防止し、さらにセキュリティを強化することがある。また、部屋に入室する者の目的別に、前室から部屋に通じる複数の扉を用意することがある。
先行技術としては、例えば、入力装置に入力された個人識別情報と、その入力装置との組み合わせに対応して記憶装置に記憶されている解錠対象のドア開閉装置を解錠するものがある。
特開2012−122309号公報
しかしながら、上述した従来技術では、目的別に用意された複数の扉のうち、いずれの扉を開扉するかを切り替えることが難しい。例えば、マシン室の前室において、マシン室に通じる通行用の扉と搬入用の扉とがある場合、前室に在室しておりマシン室に入室する者の目的に応じて、どちらの扉を開扉するかを切り替えることが難しい。
1つの側面では、本発明は、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて複数の扉のうちの制御対象の扉を切り替えることができる扉制御プログラム、扉制御方法、および扉制御装置を提供することを目的とする。
1つの実施態様によれば、特定の部屋に在室する者の人数を取得し、前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える扉制御プログラム、扉制御方法、および扉制御装置が提案される。
本発明の一態様によれば、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて複数の扉のうちの制御対象の扉を切り替えることができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる扉制御方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、扉制御システム200の一例を示す説明図である。 図3は、扉制御装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、認証結果DB400の記憶内容の一例を示す説明図である。 図5は、在室人数DB500の記憶内容の一例を示す説明図である。 図6は、認証順パターンDB600の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、部屋DB700の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、認証装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図9は、カメラ装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図10は、扉制御装置100の機能的構成例を示すブロック図である。 図11は、扉制御装置100の具体的な処理例を示すブロック図である。 図12は、第1の動作例を示す説明図(その1)である。 図13は、第1の動作例を示す説明図(その2)である。 図14は、第1の動作例を示す説明図(その3)である。 図15は、第1の動作例を示す説明図(その4)である。 図16は、第1の動作例を示す説明図(その5)である。 図17は、第1の動作例を示す説明図(その6)である。 図18は、第1の動作例を示す説明図(その7)である。 図19は、第1の動作例を示す説明図(その8)である。 図20は、第1の動作例を示す説明図(その9)である。 図21は、第1の動作例を示す説明図(その10)である。 図22は、第1の動作例を示す説明図(その11)である。 図23は、第2の動作例を示す説明図(その1)である。 図24は、第2の動作例を示す説明図(その2)である。 図25は、第2の動作例を示す説明図(その3)である。 図26は、第2の動作例を示す説明図(その4)である。 図27は、第2の動作例を示す説明図(その5)である。 図28は、第2の動作例を示す説明図(その6)である。 図29は、第2の動作例を示す説明図(その7)である。 図30は、第2の動作例を示す説明図(その8)である。 図31は、第2の動作例を示す説明図(その9)である。 図32は、第2の動作例を示す説明図(その10)である。 図33は、第2の動作例を示す説明図(その11)である。 図34は、第3の動作例を示す説明図(その1)である。 図35は、第3の動作例を示す説明図(その2)である。 図36は、第3の動作例を示す説明図(その3)である。 図37は、第3の動作例を示す説明図(その4)である。 図38は、第3の動作例を示す説明図(その5)である。 図39は、第3の動作例を示す説明図(その6)である。 図40は、第3の動作例を示す説明図(その7)である。 図41は、第3の動作例を示す説明図(その8)である。 図42は、第3の動作例を示す説明図(その9)である。 図43は、認証処理手順の一例を示すフローチャートである。 図44は、画像処理手順の一例を示すフローチャートである。 図45は、扉制御処理手順の一例を示すフローチャートである。 図46は、認証順判定処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明にかかる扉制御プログラム、扉制御方法、および扉制御装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態にかかる扉制御方法の一実施例)
図1は、実施の形態にかかる扉制御方法の一実施例を示す説明図である。図1の例では、扉制御装置100は、特定の部屋110に設けられた複数の扉について、ロック解除する制御又は開扉する制御を行うコンピュータである。
特定の部屋110は、利用者の認証を行うための部屋である。特定の部屋110は、例えば、入口と出口とが同時に開かないようになっている。特定の部屋110は、例えば、マシン室に通じる前室である。特定の部屋110に設けられた複数の扉は、例えば、マシン室に通じる通行用の扉と、マシン室に通じる搬入用の扉とである。搬入用の扉は、例えば、通行用の扉よりも幅が広く、マシン室に対する機材の搬入や搬出に利用可能である。通行用の扉は、物理的に、マシン室に対する一定以上の大きさの機材の搬入や搬出に利用不可能になっており、マシン室からの一定以上の大きさの機材の持ち出しや持ち込みを防止している。
ここで、従来では、特定の部屋110において、共連れやすれ違い通行などを防止しながら、在室する者の動線を分けるために、在室する者の目的に応じて、複数の扉のうち、ロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象となる扉を切り替えることは難しい。
例えば、特定の部屋110に設けられた複数の扉のそれぞれの扉に認証装置を設け、どの認証装置が認証を行ったかに応じて、ロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象となる扉を切り替える場合が考えられる。しかしながら、この場合、認証装置を複数設けることになり、コストの増大化を招く可能性がある。同様に、同じ部屋に通じる特定の部屋110を複数設ける場合が考えられるが、コストの増大化を招く可能性がある。
また、例えば、特定の部屋110において認証された1以上の者に搬入業者などのビジターが含まれると、特定の部屋110からマシン室に通じる通行用の扉ではなく、特定の部屋110からマシン室に通じる搬入用の扉を開くようにする場合が考えられる。しかしながら、この場合、搬入業者がマシン室を下見する際、又は、搬入業者がマシン室から機材を搬出する際などにも、搬入用の扉を開いてしまう。このため、マシン室に対する機材の搬入や搬出が許可されていないときにも、マシン室に対する機材の持ち出しや持ち込みが行われる可能性がある。
そこで、本実施の形態では、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、複数の扉のうち、ロック解除する制御又は開扉する制御についての制御対象となる扉を切り替えることができる扉制御方法について説明する。
図1の例では、特定の部屋110の入り口となる扉から1以上の者120が入室した場合であって、その部屋に目的別に設けられた出口となる複数の扉のいずれかの扉をそれら1以上の者120が通行する場合について説明する。複数の扉は、例えば、電気錠によって施錠可能である。
(1−1)扉制御装置100は、特定の部屋110に在室する者の人数を取得する。扉制御装置100は、例えば、特定の部屋110に在室する者の人数を計測する計測装置から、その部屋に在室する者の人数を受信する。計測装置は、例えば、複数のカメラ装置を含み、複数のカメラ装置が撮影した映像に基づいて、特定の部屋110に在室する者の人数を計測する。これにより、扉制御装置100は、共連れを防止するために、特定の部屋110に在室し、認証に成功した者の人数が、何人分あればよいかを把握することができる。
(1−2)扉制御装置100は、特定の部屋110内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出する。扉制御装置100は、例えば、特定の部屋110内における認証装置から、その部屋に在室する者の認証の成功を示す情報を受信する。そして、扉制御装置100は、例えば、受信した情報に基づいて取得した人数分の認証の成功を検出する。認証装置は、例えば、特定の部屋110に在室する者の生体情報を取得し、予め設定された生体情報に合致するか否かに基づいて、その部屋に在室する者を認証する。生体情報は、例えば、静脈情報である。生体情報は、例えば、虹彩情報であってもよい。生体情報は、例えば、相貌情報であってもよい。これにより、扉制御装置100は、特定の部屋110に在室する者すべての認証が成功したことを検出でき、共連れを防止し、セキュリティを強化することができる。共連れは、認証に成功した者とともに、認証に失敗した者又は認証を行っていない者も、特定の部屋110に入室してしまうことである。
(1−3)扉制御装置100は、人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、特定の部屋110に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える。属性は、例えば、認証を行った者の性質や特徴であって、認証を行った者が部内者であるという性質又は部外者であるという性質である。属性は、例えば、認証を行った者の階級や職務内容などといった性質であってもよい。扉制御装置100は、具体的には、部内者と部外者とが認証に成功しても、部内者の認証が部外者の認証より先である場合と、部内者の認証が部外者の認証より後である場合とで、ロック解除の制御を行う制御対象となる扉を切り替える。これにより、扉制御装置100は、セキュリティを強化しながら、目的別に設けられた複数の扉のいずれの扉を開扉するかを制御することができる。
扉制御装置100は、例えば、特定の部屋110の入口と出口とが同時に開かないようにし、共連れやすれ違い通行を防止することができる。扉制御装置100は、例えば、特定の部屋110において認証された者に、職員のほか、搬入業者などのビジターが含まれる場合であっても、職員と搬入業者との認証順に応じて異なる扉を、ロック解除する制御の制御対象の扉として特定することができる。
扉制御装置100は、具体的には、職員を認証した後にビジターを認証した場合には通行用の扉をロック解除し、ビジターを認証した後に職員を認証した場合には搬入用の扉をロック解除するようにすることができる。これにより、職員は、搬入業者が下見や搬出に訪れた場合には、自分が最初に認証して通行用の扉をロック解除するようにすることができる。一方で、職員は、搬入業者が搬入に訪れた場合には、自分がビジターの後に認証して搬入用の扉をロック解除するようにすることができる。
このように、扉制御装置100は、特定の部屋110に在室する者のグループが同じであっても、そのグループの目的に応じて異なる扉をロック解除することができる。また、扉制御装置100は、具体的には、許可されていない、マシン室に対する機材の持ち出しや持ち込みを防止することができる。また、扉制御装置100は、具体的には、特定の部屋110に在室する者の目的地に近い方の扉をロック解除するようにもできる。
また、扉制御装置100は、搬入業者などのビジターと、見学者などのビジターとを区別しなくても、職員とビジターとの認証順に応じて異なる扉を、ロック解除する制御の制御対象の扉として特定することができる。このため、扉制御装置100は、搬入業者などのビジターと、見学者などのビジターとを区別するために、管理負担が増大化することを抑制することができる。
扉制御装置100は、搬入用の扉をロック解除する頻度を抑制し、特定の部屋110に在室する者を認証した結果と、ロック解除した扉とを対応付けて記憶しておくこともできる。このため、扉制御装置100は、マシン室などの不正利用や、マシン室からの不正な機材の持ち出しなどを管理しやすくなり、セキュリティ強化を図ることができる。
また、扉制御装置100は、特定の部屋110に設けられる認証装置が1つであっても実現することができる。このため、扉制御装置100は、特定の部屋110に複数の認証装置を設けなくてもよくなり、コストの低減化を図ることができる。
また、扉制御装置100は、特定の部屋110に在室する者の属性と認証順との組み合わせが、所定の組み合わせではない場合に、いずれの扉についてもロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象の扉として特定しないようにすることもできる。これにより、扉制御装置100は、属性と認証順の正しい組み合わせを知らない者によって、なりすましが行われることを防止することができる。
ここでは、扉制御装置100が、特定の部屋110についての計測装置から、その部屋に在室する者の人数を受信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、扉制御装置100が、複数のカメラ装置から、複数のカメラ装置が撮影した映像を受信し、特定の部屋110に在室する者の人数を計測する場合があってもよい。
ここでは、計測装置が、複数のカメラ装置が撮影した映像に基づいて、特定の部屋110に在室する者の人数を計測する場合について説明したが、これに限らない。例えば、計測装置が、特定の部屋110に在室する者が有するRFIDタグなどの電波を検出することにより、特定の部屋110に在室する者の人数を計測する場合があってもよい。
ここでは、扉制御装置100が、特定の部屋110についての認証装置から、その部屋に在室する者の認証の成功を示す情報を受信する場合について説明したが、これに限らない。例えば、扉制御装置100が、特定の部屋110についての認証装置から、認証に用いられる生体情報などを受信し、受信した生体情報などに基づいて特定の部屋110に在室する者について認証が成功であるか否かを判定する場合があってもよい。
ここでは、認証装置が、特定の部屋110に在室する者の生体情報に基づいて、特定の部屋110に在室する者を認証する場合について説明したが、これに限らない。例えば、認証装置が、特定の部屋110に在室する者が有するIDカードを読み取ることにより、その部屋に在室する者を認証する場合があってもよい。また、例えば、認証装置が、特定の部屋110に在室する者のID番号やパスワードの入力を受け付けることにより、その部屋に在室する者を認証する場合があってもよい。
ここでは、特定の部屋110が、例えば、1つの場所に通じる部屋である場合について説明したが、これに限らない。例えば、特定の部屋110が、2以上の場所に通じる部屋である場合があってもよい。
ここでは、特定の部屋110に設けられた複数の扉が、1つの場所に通じる目的別に設けられた複数の扉である場合について説明したが、これに限らない。例えば、特定の部屋110に設けられた複数の扉が、それぞれ異なる場所に通じる複数の扉である場合があってもよい。また、例えば、特定の部屋110に設けられた複数の扉が、同じ場所に通じる2以上の扉と、その場所とは異なる場所に通じる1以上の扉とを含む場合があってもよい。
ここでは、認証装置が、特定の部屋110内に設けられる場合について説明したが、これに限らない。例えば、認証装置が、特定の部屋110の入り口に設けられる場合があってもよい。
ここでは、扉制御装置100が、ロック解除の制御を行う制御対象となる1つの扉を特定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、扉制御装置100は、ロック解除の制御を行う制御対象となる扉として、2以上の扉を特定してもよい。
(扉制御システム200の一例)
次に、図2を用いて、図1に示した扉制御装置100を適用した、扉制御システム200の一例について説明する。
図2は、扉制御システム200の一例を示す説明図である。図2において、扉制御システム200は、扉制御装置100と、認証装置201と、1以上のカメラ装置202と、電気錠制御装置203とを含む。
扉制御システム200において、扉制御装置100と認証装置201とカメラ装置202と電気錠制御装置203とは、有線又は無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)などである。
扉制御装置100は、電気錠制御装置203を介して、廊下R1と前室R2との間の通行のための扉の電気錠204のロック解除又は開扉を制御するコンピュータである。また、扉制御装置100は、電気錠制御装置203を介して、前室R2とマシン室R3との間の通行のための複数の扉のうち、いずれかの扉の電気錠204のロック解除又は開扉を制御するコンピュータである。
認証装置201は、前室R2に在室する者205を認証するコンピュータである。認証装置201は、前室R2に在室する者205を認証する際に用いられる生体情報などを取得し、扉制御装置100に送信する場合があってもよい。この場合、扉制御装置100は、受信した生体情報に基づいて、前室R2に在室する者205を認証する。
1以上のカメラ装置202は、上述した計測装置を実現するためのコンピュータである。カメラ装置202は、前室R2を撮影し、撮影した映像に基づいて前室R2に在室する者205の人数を計測する。カメラ装置202は、前室R2を撮影し、撮影した映像を、扉制御装置100に送信する場合があってもよい。この場合、扉制御装置100は、計測装置としても動作し、受信した映像に基づいて、前室R2に在室する者205の人数を計測する。
電気錠制御装置203は、廊下R1と前室R2との間の通行のための扉の電気錠204のロック解除又は開扉を制御し、前室R2とマシン室R3との間の通行のための複数の扉の電気錠204のロック解除又は開扉を制御するコンピュータである。電気錠制御装置203は、扉制御装置100の制御に従って動作してもよい。扉は、電気錠204以外で施錠されてもよい。
ここでは、扉制御装置100と、認証装置201と、1以上のカメラ装置202と、電気錠制御装置203とが、別々の装置である場合について説明したが、これに限らない。例えば、扉制御装置100が、認証装置201と一体である場合があってもよい。例えば、扉制御装置100が、カメラ装置202と一体である場合があってもよい。例えば、扉制御装置100が、電気錠制御装置203と一体である場合があってもよい。
(扉制御装置100のハードウェア構成例)
次に、図3を用いて、扉制御装置100のハードウェア構成例について説明する。
図3は、扉制御装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、扉制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、ネットワークI/F(Interface)303と、記録媒体I/F304と、記録媒体305とを有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、扉制御装置100の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。メモリ302は、例えば、図4〜図7に後述する認証結果DB(DataBase)400、在室人数DB500、認証順パターンDB600、および部屋DB700などを記憶する。
ネットワークI/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示したカメラ装置202、認証装置201、および電気錠制御装置203)に接続される。そして、ネットワークI/F303は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
記録媒体I/F304は、CPU301の制御に従って記録媒体305に対するデータのリード/ライトを制御する。記録媒体I/F304は、例えば、ディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、USB(Universal Serial Bus)ポートなどである。記録媒体305は、記録媒体I/F304の制御で書き込まれたデータを記憶する不揮発メモリである。記録媒体305は、例えば、ディスク、半導体メモリ、USBメモリなどである。記録媒体305は、扉制御装置100から着脱可能であってもよい。記録媒体305は、実施の形態にかかる扉制御プログラムを記憶してもよい。
扉制御装置100は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有してもよい。また、扉制御装置100は、記録媒体I/F304や記録媒体305を有していなくてもよい。
(認証結果DB400の記憶内容の一例)
次に、図4を用いて、認証結果DB400の記憶内容の一例について説明する。認証結果DB400は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図4は、認証結果DB400の記憶内容の一例を示す説明図である。図4に示すように、認証結果DB400は、部屋と、時刻と、利用者IDと、属性と、結果とのフィールドを有する。認証結果DB400は、利用者を認証するごとに各フィールドに情報を設定することにより、認証結果情報がレコードとして記憶される。
部屋のフィールドは、部屋を識別する部屋番号が設定される。時刻のフィールドは、その部屋に在室する者を認証した時刻が設定される。利用者IDのフィールドは、その部屋に在室する者を識別する利用者IDが設定される。属性のフィールドは、その部屋に在室する者の属性が設定される。結果のフィールドは、その部屋に在室する者を認証した結果として、認証OK(認証成功)であるか、又は認証NG(認証失敗)であるかが設定される。
(在室人数DB500の記憶内容の一例)
次に、図5を用いて、在室人数DB500の記憶内容の一例について説明する。在室人数DB500は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図5は、在室人数DB500の記憶内容の一例を示す説明図である。図5に示すように、在室人数DB500は、部屋と、人数とのフィールドを有する。在室人数DB500は、部屋ごとに各フィールドに情報を設定することにより、在室人数情報がレコードとして記憶される。
部屋のフィールドは、部屋を識別する部屋番号が設定される。人数のフィールドは、その部屋に在室する在室人数が設定される。
(認証順パターンDB600の記憶内容の一例)
次に、図6を用いて、認証順パターンDB600の記憶内容の一例について説明する。認証順パターンDB600は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図6は、認証順パターンDB600の記憶内容の一例を示す説明図である。図6に示すように、認証順パターンDB600は、人数と、認証順パターンと、制御扉とのフィールドを有する。認証順パターンDB600は、認証順パターンごとに各フィールドに情報を設定することにより、認証順パターン情報がレコードとして記憶される。
人数のフィールドは、認証OKと判定された人数が設定される。認証順パターンのフィールドは、認証OKと判定された者の属性を並べた認証順パターンが設定される。制御扉のフィールドは、認証順パターンの場合において制御対象にする扉を識別する名称が設定される。
(部屋DB700の記憶内容の一例)
次に、図7を用いて、部屋DB700の記憶内容の一例について説明する。部屋DB700は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域により実現される。
図7は、部屋DB700の記憶内容の一例を示す説明図である。図7に示すように、部屋DB700は、部屋と、1番目属性と、単数時制御とのフィールドを有する。部屋DB700は、部屋ごとに各フィールドに情報を設定することにより、部屋情報がレコードとして記憶される。
部屋のフィールドは、部屋を識別する部屋番号が設定される。1番目属性のフィールドは、動作と、属性と、制御扉とのフィールドを有する。動作のフィールドは、その部屋について1番目属性に基づく制御の有無を示すフラグが設定される。このフラグは、時間帯に応じて、自動で変更されるようになっていてもよい。属性のフィールドは、1番目属性になりうる属性が設定される。1番目属性は、認証順が1番目である認証OKであった者の属性である。制御扉のフィールドは、1番目属性に応じて、ロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象となる扉を識別する名称が設定される。
単数時制御のフィールドは、動作と、属性と、制御扉とのフィールドを有する。動作のフィールドは、その部屋に在室する者が単数時の、その部屋についての単数時制御の有無を示すフラグが設定される。このフラグは、時間帯に応じて、自動で変更されるようになっていてもよい。属性のフィールドは、その部屋に在室する者が単数時の、その部屋に在室する者の属性になりうる属性が設定される。制御扉のフィールドは、その部屋に在室する者が単数時の、その部屋に在室する者の属性に応じて、ロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象となる扉を識別する名称が設定される。
(認証装置201のハードウェア構成例)
次に、図8を用いて、認証装置201のハードウェア構成例について説明する。
図8は、認証装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図8において、認証装置201は、CPU801と、メモリ802と、ネットワークI/F803と、認証情報取得部804と、モニタ制御部805とを有する。また、各構成部は、バス800によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU801は、認証装置201の全体の制御を司る。メモリ802は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU801のワークエリアとして使用される。メモリ802に記憶されるプログラムは、CPU801にロードされることで、コーディングされている処理をCPU801に実行させる。
ネットワークI/F803は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した扉制御装置100)に接続される。そして、ネットワークI/F803は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F803には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
認証情報取得部804は、部屋に在室する者を認証する際に用いられる認証情報を取得する。認証情報は、例えば、生体情報である。また、認証情報は、例えば、IDカードから読み取ったID番号などであってもよい。また、認証情報は、例えば、入力されたID番号やパスワードなどであってもよい。モニタ制御部805は、モニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に認証結果などを表示させる。認証装置201は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有してもよい。
(カメラ装置202のハードウェア構成例)
次に、図9を用いて、カメラ装置202のハードウェア構成例について説明する。
図9は、カメラ装置202のハードウェア構成例を示すブロック図である。図9において、カメラ装置202は、CPU901と、メモリ902と、ネットワークI/F903と、撮影部904とを有する。また、各構成部は、バス900によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU901は、カメラ装置202の全体の制御を司る。メモリ902は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU901のワークエリアとして使用される。メモリ902に記憶されるプログラムは、CPU901にロードされることで、コーディングされている処理をCPU901に実行させる。
ネットワークI/F903は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、図2に示した扉制御装置100)に接続される。そして、ネットワークI/F903は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。ネットワークI/F903には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
撮影部904は、部屋を撮影し、部屋に在室する在室人数を計測する際に用いられる情報を取得する。カメラ装置202は、上述した構成部のほか、例えば、キーボード、マウス、ディスプレイなどを有してもよい。
(扉制御装置100の機能的構成例)
次に、図10を用いて、扉制御装置100の機能的構成例について説明する。
図10は、扉制御装置100の機能的構成例を示すブロック図である。図10において、扉制御装置100は、記憶部1001と、取得部1002と、検出部1003と、切替部1004とを含む。
記憶部1001は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域によって実現される。取得部1002〜切替部1004は、制御部となる機能である。取得部1002〜切替部1004は、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、又は、ネットワークI/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、図3に示したメモリ302や記録媒体305などの記憶領域に記憶される。
取得部1002は、特定の部屋110に在室する者の人数を取得する。取得部1002は、例えば、画像処理により特定の部屋110に在室する者の人数を取得する。取得部1002は、具体的には、カメラ装置202の撮影部904が撮影した特定の部屋110の映像をカメラ装置202から受信し、受信した特定の部屋110の映像について画像処理を行うことにより特定の部屋110に在室する者の人数を計測する。取得部1002は、計測した人数に基づいて、在室人数DB500を更新する。これにより、取得部1002は、共連れを防止するために何人分の認証が行われればよいかを把握することができる。
検出部1003は、特定の部屋110内における認証装置201を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出する。検出部1003は、例えば、認証装置201の認証情報取得部804を用いて特定の部屋110に在室する者を認証した結果と、その者の属性を判定した結果とを、認証装置201から受信し、認証結果DB400を更新する。特定部は、認証結果DB400と在室人数DB500とに基づいて、特定の部屋110において認証OKであるOK人数が、特定の部屋110に在室する在室人数に一致するか否かを判定する。特定部は、一致すると判定すると、特定の部屋110に在室する在室人数分の認証OKを検出したとする。これにより、特定部は、特定の部屋110に、認証を行っていない者、又は認証失敗と認証された者がいないことを検出し、共連れを防止することができる。
切替部1004は、在室人数分の認証の成功を検出部1003が検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、特定の部屋110に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える。切替部1004は、例えば、第1の扉と、第2の扉とのうち、いずれの扉についてロック解除する制御を行うかを切り替える。第1の扉は、例えば、第2の扉より幅広である。第1の扉は、具体的には、マシン室R3への搬入用の扉である。第2の扉は、具体的には、マシン室R3への通行用の扉である。第1の扉と第2の扉とは、異なる場所に通じていてもよい。
切替部1004は、具体的には、第1の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、複数の扉のうち第1の扉のロックを解除するか又は開く制御を行う。第1の属性は、例えば、荷物の搬入を行うことが許可された属性である。第1の属性は、具体的には、ビジターである。切替部1004は、具体的には、例えば、部屋DB700に基づいて、認証順が1番目である認証OKであった者の属性であるビジターに対応付けられた搬入用の扉を、ロック解除する制御の制御対象の扉として特定する。切替部1004は、特定した扉についてロック解除する制御を行う。これにより、切替部1004は、搬入業者などのビジターを含むグループに対して、そのグループの目的に合致した搬入用の扉をロック解除することができる。
切替部1004は、具体的には、第2の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、複数の扉のうち第2の扉のロックを解除するか又は開く制御を行う。第2の属性は、例えば、職員である。切替部1004は、具体的には、例えば、部屋DB700に基づいて、認証順が1番目である認証OKであった者の属性である職員に対応付けられた通行用の扉を、ロック解除する制御の制御対象の扉として特定する。切替部1004は、特定した扉についてロック解除する制御を行う。これにより、切替部1004は、職員を含むグループに対して、そのグループの目的に合致した通行用の扉をロック解除することができる。
切替部1004は、具体的には、取得部1002が取得した人数が単数の場合と複数の場合で、複数の扉のうち、ロックが解除される扉又は開かれる制御が行われる対象の扉のパターンが異なるようにしてもよい。切替部1004は、具体的には、例えば、部屋DB700に基づいて、単数時に対応する制御ありを示していれば、単数時について認証した者の属性に対応付けられた扉を、ロック解除する制御の制御対象の扉として特定する。切替部1004は、特定した扉についてロック解除する制御を行う。これにより、切替部1004は、1番目属性に基づいてロック解除する場合とは異なる扉を、ロック解除するようにすることができる。
切替部1004は、具体的には、対応情報に基づいて、認証を行った者に対応する属性と認証順との組み合わせに対応付けられた扉についてロック解除又は開く制御を行ってもよい。対応情報は、特定の部屋110に在室する者に対応する属性と認証順との組み合わせに、ロック解除又は開く制御が行われる扉を対応付けた情報である。対応情報は、具体的には、認証順パターンDB600である。これにより、切替部1004は、あるグループに対して、そのグループの目的に合致した扉をロック解除することができる。
切替部1004は、具体的には、組み合わせ情報に、認証を行った者に対応する属性と認証順との組み合わせに合致する組み合わせがある場合に、いずれかの扉についてロック解除又は開く制御を行うようにしてもよい。組み合わせ情報は、特定の部屋110に在室する者に対応する属性と認証順との組み合わせを複数記憶する情報である。組み合わせ情報は、具体的には、認証順パターンDB600である。これにより、切替部1004は、正しい組み合わせではない場合に、ロック解除などの制御を行わず、セキュリティ強化を図ることができる。
切替部1004は、例えば、第1の扉と、第2の扉と、第3の扉とのうち、いずれの扉についてロック解除する制御を行うかを切り替えてもよい。第3の扉は、具体的には、マシン室R3の環境を管理する制御室などに通じる扉である。これにより、切替部1004は、3以上の扉についてロック解除する制御を行うかを切り替えることができる。
切替部1004は、特定した制御対象の扉についての情報、制御対象の扉を切り替えた結果、又は特定した制御対象の扉についてロック解除する制御又は開扉する制御を行った結果などを出力してもよい。出力形式は、例えば、ディスプレイへの表示、プリンタへの印刷出力、ネットワークI/F303による外部装置への送信、又は、メモリ302や記録媒体305などの記憶領域への記憶である。これにより、切替部1004は、特定の部屋110の管理者が、ロック解除の制御などが行われた扉などを管理しやすくすることができる。
切替部1004は、認証した時刻や認証した者の属性と認証順となどに対応付けて、特定した制御対象の扉についてロック解除する制御又は開扉する制御を行った結果などを出力してもよい。これにより、切替部1004は、特定の部屋110の管理者が、特定の部屋110に在室した者と、ロック解除の制御などが行われた扉などを管理しやすくすることができる。
(扉制御装置100の具体的な処理例)
次に、図11を用いて、扉制御装置100の具体的な処理例について説明する。
図11は、扉制御装置100の具体的な処理例を示すブロック図である。図11において、制御部1002〜1004は、認証装置201、カメラ装置202、電気錠制御装置203などと通信部1104を介して通信する。通信部1104は、ネットワークI/F303などによって実現される。
扉制御装置100は、認証処理1101を実行することにより、特定の部屋110に在室する者の人数を取得し、在室人数DB500を更新する。認証処理1101は、例えば、図43に後述する。扉制御装置100は、例えば、特定の部屋110の映像をカメラ装置202から受信し、受信した特定の部屋110の映像について画像処理1102を行うことにより特定の部屋110に在室する者の人数を計測し、在室人数DB500を更新する。
扉制御装置100は、画像処理1102を実行することにより、特定の部屋110に在室する者についての認証の成功を検出し、認証結果DB400を更新する。画像処理1102は、例えば、図44に後述する。扉制御装置100は、例えば、特定の部屋110に在室する者を認証した結果と、その者の属性を判定した結果とを、認証装置201から受信し、認証結果DB400を更新する。
扉制御装置100は、認証結果DB400と在室人数DB500と認証順パターンDB600と部屋DB700とに基づいて、扉制御処理1103を実行することにより、ロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象となる扉を特定する。扉制御処理1103は、例えば、図45に後述する。扉制御装置100は、例えば、認証結果DB400と在室人数DB500とに基づいてOK人数と在室人数とが一致するか否かを判定する。扉制御装置100は、一致する場合に、認証結果DB400と認証順パターンDB600と部屋DB700とに基づいて、ロック解除する制御又は開扉する制御の制御対象となる扉を特定し、ロック解除する制御又は開扉する制御を行う。
(第1の動作例)
次に、図12〜図22を用いて、扉制御装置100の第1の動作例について説明する。
図12〜図22は、第1の動作例を示す説明図である。図12〜図22の例では、第1の扉D1に対応して、前室R2側に第1の扉D1を開扉する内側スイッチが設けられ、マシン室R3側に第1の扉D1を開扉する外側スイッチが設けられる。第1の扉D1の内側スイッチは、電気錠制御装置203によってロックされ、又はロック解除される。第1の扉D1の外側スイッチは、電気錠制御装置203によってロックされ、又はロック解除される。
第1の扉D1は、第1の扉D1の内側スイッチがロックされている場合、第1の扉D1の内側スイッチが押下されても開扉しないようにする。第1の扉D1は、第1の扉D1の内側スイッチがロック解除されている場合、第1の扉D1の内側スイッチが押下されれば開扉するようにする。第1の扉D1は、第1の扉D1の外側スイッチがロックされている場合、第1の扉D1の外側スイッチが押下されても開扉しないようにする。第1の扉D1は、第1の扉D1の外側スイッチがロック解除されている場合、第1の扉D1の外側スイッチが押下されれば開扉するようにする。
同様に、第2の扉D2に対応して、前室R2側に第2の扉D2を開扉する内側スイッチが設けられ、マシン室R3側に第2の扉D2を開扉する外側スイッチが設けられる。第2の扉D2の内側スイッチは、電気錠制御装置203によってロックされ、又はロック解除される。第2の扉D2の外側スイッチは、電気錠制御装置203によってロックされ、又はロック解除される。
第2の扉D2は、第2の扉D2の内側スイッチがロックされている場合、第2の扉D2の内側スイッチが押下されても開扉しないようにする。第2の扉D2は、第2の扉D2の内側スイッチがロック解除されている場合、第2の扉D2の内側スイッチが押下されれば開扉するようにする。第2の扉D2は、第2の扉D2の外側スイッチがロックされている場合、第2の扉D2の外側スイッチが押下されても開扉しないようにする。第2の扉D2は、第2の扉D2の外側スイッチがロック解除されている場合、第2の扉D2の外側スイッチが押下されれば開扉するようにする。
同様に、第3の扉D3に対応して、前室R2側に第3の扉D3を開扉する内側スイッチが設けられ、廊下R1側に第3の扉D3を開扉する外側スイッチが設けられる。第3の扉D3の内側スイッチは、電気錠制御装置203によってロックされ、又はロック解除される。第3の扉D3の外側スイッチは、電気錠制御装置203によってロックされ、又はロック解除される。
第3の扉D3は、第3の扉D3の内側スイッチがロックされている場合、第3の扉D3の内側スイッチが押下されても開扉しないようにする。第3の扉D3は、第3の扉D3の内側スイッチがロック解除されている場合、第3の扉D3の内側スイッチが押下されれば開扉するようにする。第3の扉D3は、第3の扉D3の外側スイッチがロックされている場合、第3の扉D3の外側スイッチが押下されても開扉しないようにする。第3の扉D3は、第3の扉D3の外側スイッチがロック解除されている場合、第3の扉D3の外側スイッチが押下されれば開扉するようにする。
また、廊下R1側に前室使用表示器が設けられる。廊下R1側に設けられた前室使用表示器は、例えば、廊下R1側から前室に入室可能な状態であるか否かを示す点灯装置である。廊下R1側に設けられた前室使用表示器は、例えば、廊下R1側から前室に入室可能な状態である場合には消灯し、廊下R1側から前室に入室可能な状態ではない場合には点灯する。このように、廊下R1側に設けられた前室使用表示器は、廊下R1側にいる利用者に対して、前室に入室可能であるか否かを通知する。
同様に、マシン室R3側に前室使用表示器が設けられる。マシン室R3側に設けられた前室使用表示器は、例えば、マシン室R3側から前室に入室可能な状態であるか否かを示す点灯装置である。マシン室R3側に設けられた前室使用表示器は、例えば、マシン室R3側から前室に入室可能な状態である場合には消灯し、マシン室R3側から前室に入室可能な状態ではない場合には点灯する。このように、マシン室R3側に設けられた前室使用表示器は、マシン室R3側にいる利用者に対して、前室に入室可能であるか否かを通知する。
図12において、前室R2に在室する在室人数は0である。カメラ装置202は、前室R2を撮影し、撮影した映像を、扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、撮影した映像に基づいて、前室R2に在室する在室人数0を計数する。扉制御装置100は、計測した在室人数0に基づいて、在室人数DB500を更新する。
電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第1の扉D1の内側スイッチをロックし、第1の扉D1の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第2の扉D2の内側スイッチをロックし、第2の扉D2の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第3の扉D3の内側スイッチをロックし、第3の扉D3の外側スイッチをロック解除する。
認証装置201は、在室人数DB500、および第1の扉D1〜第3の扉D3の開閉状態に基づいて、在室人数が0であるか、又は、第1の扉D1〜第3の扉D3のいずれかの扉が開いた状態である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。廊下R1側の前室使用表示器は消灯している。マシン室R3側の前室使用表示器は消灯している。これにより、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者、およびマシン室R3にいる利用者のいずれもが前室R2に入室することができるようにする。次に、図13の説明に移行する。
図13において、利用者A〜Cは、第3の扉D3の外側スイッチを押下し、第3の扉D3を開扉する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3の外側スイッチが押下されると、第3の扉D3の内側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3が開扉されている間、第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとをロックする。電気錠制御装置203は、第3の扉D3が開扉されている間、第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとをロックする。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に第3の扉D3の開扉中の通知を表示する。マシン室R3側の前室使用表示器は点灯を始める。これにより、扉制御システム200は、第3の扉D3が開扉している間は、第1の扉D1や第2の扉D2が開扉しないようにすることができる。このため、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者が前室R2に入室している間は、マシン室R3にいる利用者が前室R2に入室しないようにして、すれ違い通行を防止することができる。次に、図14の説明に移行する。
図14において、利用者A〜Cは、第3の扉D3から、前室R2に入室する。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数3を計測する。扉制御装置100は、計測した在室人数3に基づいて、在室人数DB500を更新する。
第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとは、引き続きロックされている。認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に第3の扉D3の開扉中の通知を表示する。これにより、扉制御装置100は、認証装置201による何人分の認証成功があれば、共連れを防止することができるかを把握することができる。次に、図15の説明に移行する。
図15において、第3の扉D3は、利用者A〜Cが通り終えたことに応じて自動で閉じる。第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第3の扉D3の内側スイッチと第3の扉D3の外側スイッチとは、引き続きロック解除されている。
認証装置201は、在室人数が1以上であり、かつ、第1の扉D1と第2の扉D2と第3の扉D3とが閉じた状態であるため、利用者を認証する機能をオンにする。認証装置201は、在室人数DB500に基づいて、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に、マシン室R3への入室のための利用者の認証中であり、在室人数3であり、3人分の認証待ちであることの通知を表示する。次に、図16の説明に移行する。
図16において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Aを認証する。認証装置201は、利用者Aについて認証OKと認証し、利用者Aの属性「第一属性(職員)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
電気錠制御装置203は、認証結果DB400に基づいて、1人以上認証されていれば、第3の扉D3の外側スイッチをロックする。認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Aの利用者IDを表示する。廊下R1側の前室使用表示器は点灯を始める。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者の認証が行われている最中は、廊下R1側からも前室R2に入室することができないようにし、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにすることができる。
また、扉制御装置100は、前室R2に在室する全員が認証を行ったと判定するまでは、第1の扉D1や第2の扉D2が開扉しないようにすることができる。このため、扉制御装置100は、認証に成功した者とともに、認証に失敗した者又は認証を行っていない者が、マシン室R3に入室してしまうことを防止することができ、共連れを防止することができる。また、第3の扉D3の内側スイッチは、ロック解除されており、前室R2における閉じこめを防止することができる。次に、図17の説明に移行する。
図17において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Bを認証する。認証装置201は、利用者Bについて認証OKと認証し、利用者Bの属性「第二属性(ビジター)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Bの利用者IDを表示する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにするとともに、共連れを防止することができる。次に、図18の説明に移行する。
図18において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Cを認証する。認証装置201は、利用者Cについて認証OKと認証し、利用者Cの属性「第二属性(ビジター)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Cの利用者IDを表示する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにするとともに、共連れを防止することができる。次に、図19の説明に移行する。
図19において、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数と、認証OKであるOK人数とが一致するか否かを判定する。扉制御装置100は、一致するため、認証結果DB400に基づいて、認証順の属性リスト「第一属性、第二属性、第二属性」を作成する。
扉制御装置100は、認証順パターンDB600に基づいて、作成した認証順の属性リストに合致する認証順パターンがあるか否かを判定する。扉制御装置100は、認証順パターンがあるため、部屋DB700に基づいて、認証順の属性リストの1番目属性に対応する、制御対象の扉として第1の扉D1を特定する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者のグループの目的に応じた扉を、制御対象の扉として特定することができる。次に、図20の説明に移行する。
図20において、扉制御装置100は、電気錠制御装置203に、制御対象の扉として特定した第1の扉D1の内側スイッチをロック解除させる。電気錠制御装置203は、第1の扉D1の内側スイッチをロック解除するとともに、第1の扉D1の外側スイッチもロック解除する。一方で、電気錠制御装置203は、第3の扉D3の内側スイッチをロックする。
認証装置201は、第1の扉D1が開いた状態である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。マシン室R3側の前室使用表示器は消灯する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者のグループの目的に応じた扉をロック解除することができる。また、扉制御装置100は、電気錠制御装置203を制御し、第1の扉D1が開いた状態である間は、第3の扉D3を開扉しないようにして、共連れを防止することができる。次に、図21の説明に移行する。
図21において、利用者A〜Cは、第1の扉D1から、マシン室R3に入室する。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数0を計測する。扉制御装置100は、計測した在室人数0に基づいて、在室人数DB500を更新する。次に、図22の説明に移行する。
図22において、第1の扉D1は、利用者A〜Cが通り終えたことに応じて自動で閉じる。電気錠制御装置203は、第1の扉D1の内側スイッチをロックし、第1の扉D1の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第2の扉D2の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3の外側スイッチをロック解除する。
認証装置201は、在室人数DB500に基づいて、前室R2に在室する在室人数が0である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。廊下R1側の前室使用表示器は消灯する。これにより、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者、およびマシン室R3にいる利用者のいずれもが前室R2に入室することができるようにする。
(第2の動作例)
次に、図23〜図33を用いて、扉制御装置100の第2の動作例について説明する。
図23〜図33は、第2の動作例を示す説明図である。図23において、前室R2に在室する在室人数は0である。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数0を計数する。扉制御装置100は、計測した在室人数0に基づいて、在室人数DB500を更新する。
電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第1の扉D1の内側スイッチをロックし、第1の扉D1の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第2の扉D2の内側スイッチをロックし、第2の扉D2の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第3の扉D3の内側スイッチをロックし、第3の扉D3の外側スイッチをロック解除する。
認証装置201は、在室人数DB500、および第1の扉D1〜第3の扉D3の開閉状態に基づいて、在室人数が0であるか、又は、第1の扉D1〜第3の扉D3のいずれかの扉が開いた状態である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。廊下R1側の前室使用表示器は消灯している。マシン室R3側の前室使用表示器は消灯している。これにより、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者、およびマシン室R3にいる利用者のいずれもが前室R2に入室することができるようにする。次に、図24の説明に移行する。
図24において、利用者D〜Fは、第3の扉D3の外側スイッチを押下し、第3の扉D3を開扉する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3の外側スイッチが押下されると、第3の扉D3の内側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3が開扉されている間、第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとをロックする。電気錠制御装置203は、第3の扉D3が開扉されている間、第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとをロックする。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に第3の扉D3の開扉中の通知を表示する。マシン室R3側の前室使用表示器は点灯を始める。これにより、扉制御システム200は、第3の扉D3が開扉している間は、第1の扉D1や第2の扉D2が開扉しないようにすることができる。このため、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者が前室R2に入室している間は、マシン室R3にいる利用者が前室R2に入室しないようにして、すれ違い通行を防止することができる。次に、図25の説明に移行する。
図25において、利用者D〜Fは、第3の扉D3から、前室R2に入室する。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数3を計測する。扉制御装置100は、計測した在室人数3に基づいて、在室人数DB500を更新する。
第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとは、引き続きロックされている。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に第3の扉D3の開扉中の通知を表示する。これにより、扉制御装置100は、認証装置201による何人分の認証成功があれば、共連れを防止することができるかを把握することができる。次に、図26の説明に移行する。
図26において、第3の扉D3は、利用者D〜Fが通り終えたことに応じて自動で閉じる。第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第3の扉D3の内側スイッチと第3の扉D3の外側スイッチとは、引き続きロック解除されている。
認証装置201は、在室人数が1以上であり、かつ、第1の扉D1と第2の扉D2と第3の扉D3とが閉じた状態であるため、利用者を認証する機能をオンにする。認証装置201は、在室人数DB500に基づいて、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に、マシン室R3への入室のための利用者の認証中であり、在室人数3であり、3人分の認証待ちであることの通知を表示する。次に、図27の説明に移行する。
図27において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Dを認証する。認証装置201は、利用者Dについて認証OKと認証し、利用者Dの属性「第二属性(ビジター)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
電気錠制御装置203は、認証結果DB400に基づいて、1人以上認証されていれば、第3の扉D3の外側スイッチをロックする。認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Dの利用者IDを表示する。廊下R1側の前室使用表示器は点灯を始める。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者の認証が行われている最中は、廊下R1側からも前室R2に入室することができないようにし、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにすることができる。
また、扉制御装置100は、前室R2に在室する全員が認証を行ったと判定するまでは、第1の扉D1や第2の扉D2が開扉しないようにすることができる。このため、扉制御装置100は、認証に成功した者とともに、認証に失敗した者又は認証を行っていない者が、マシン室R3に入室してしまうことを防止することができ、共連れを防止することができる。また、第3の扉D3の内側スイッチは、ロック解除されており、前室R2における閉じこめを防止することができる。次に、図28の説明に移行する。
図28において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Eを認証する。認証装置201は、利用者Eについて認証OKと認証し、利用者Eの属性「第一属性(職員)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Eの利用者IDを表示する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにするとともに、共連れを防止することができる。次に、図29の説明に移行する。
図29において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Fを認証する。認証装置201は、利用者Fについて認証OKと認証し、利用者Fの属性「第二属性(ビジター)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Fの利用者IDを表示する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにするとともに、共連れを防止することができる。次に、図30の説明に移行する。
図30において、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数と、認証OKであるOK人数とが一致するか否かを判定する。扉制御装置100は、一致するため、認証結果DB400に基づいて、認証順の属性リスト「第二属性、第一属性、第二属性」を作成する。
扉制御装置100は、認証順パターンDB600に基づいて、作成した認証順の属性リストに合致する認証順パターンがあるか否かを判定する。扉制御装置100は、認証順パターンがあるため、部屋DB700に基づいて、認証順の属性リストの1番目属性に対応する、制御対象の扉として第2の扉D2を特定する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者のグループの目的に応じた扉を、制御対象の扉として特定することができる。次に、図31の説明に移行する。
図31において、扉制御装置100は、電気錠制御装置203に、制御対象の扉として特定した第2の扉D2の内側スイッチをロック解除させる。電気錠制御装置203は、第2の扉D2の内側スイッチをロック解除するとともに、第2の扉D2の外側スイッチもロック解除する。一方で、電気錠制御装置203は、第3の扉D3の内側スイッチをロックする。
認証装置201は、第2の扉D2が開いた状態である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。マシン室R3側の前室使用表示器は消灯する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者のグループの目的に応じた扉をロック解除することができる。また、扉制御装置100は、電気錠制御装置203を制御し、第2の扉D2が開いた状態である間は、第3の扉D3を開扉しないようにして、共連れを防止することができる。次に、図32の説明に移行する。
図32において、利用者D〜Fは、第2の扉D2から、マシン室R3に入室する。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数0を計測する。扉制御装置100は、計測した在室人数0に基づいて、在室人数DB500を更新する。次に、図33の説明に移行する。
図33において、第2の扉D2は、利用者D〜Fが通り終えたことに応じて自動で閉じる。電気錠制御装置203は、第2の扉D2の内側スイッチをロックし、第2の扉D2の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第1の扉D1の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3の外側スイッチをロック解除する。
認証装置201は、在室人数DB500に基づいて、前室R2に在室する在室人数が0である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。廊下R1側の前室使用表示器は消灯する。これにより、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者、およびマシン室R3にいる利用者のいずれもが前室R2に入室することができるようにする。
(第3の動作例)
次に、図34〜図42を用いて、扉制御装置100の第3の動作例について説明する。
図34〜図42は、第3の動作例を示す説明図である。図34において、前室R2に在室する在室人数は0である。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数0を計数する。扉制御装置100は、計測した在室人数0に基づいて、在室人数DB500を更新する。
電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第1の扉D1の内側スイッチをロックし、第1の扉D1の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第2の扉D2の内側スイッチをロックし、第2の扉D2の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、在室人数DB500に基づいて、在室人数が0であるため、第3の扉D3の内側スイッチをロックし、第3の扉D3の外側スイッチをロック解除する。
認証装置201は、在室人数DB500、および第1の扉D1〜第3の扉D3の開閉状態に基づいて、在室人数が0であるか、又は、第1の扉D1〜第3の扉D3のいずれかの扉が開いた状態である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。廊下R1側の前室使用表示器は消灯している。マシン室R3側の前室使用表示器は消灯している。これにより、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者、およびマシン室R3にいる利用者のいずれもが前室R2に入室することができるようにする。次に、図35の説明に移行する。
図35において、利用者Gは、第3の扉D3の外側スイッチを押下し、第3の扉D3を開扉する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3の外側スイッチが押下されると、第3の扉D3の内側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3が開扉されている間、第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとをロックする。電気錠制御装置203は、第3の扉D3が開扉されている間、第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとをロックする。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に第3の扉D3の開扉中の通知を表示する。マシン室R3側の前室使用表示器は点灯を始める。これにより、扉制御システム200は、第3の扉D3が開扉している間は、第1の扉D1や第2の扉D2が開扉しないようにすることができる。このため、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者が前室R2に入室している間は、マシン室R3にいる利用者が前室R2に入室しないようにして、すれ違い通行を防止することができる。次に、図36の説明に移行する。
図36において、利用者Gは、第3の扉D3から、前室R2に入室する。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数1を計測する。扉制御装置100は、計測した在室人数1に基づいて、在室人数DB500を更新する。
第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとは、引き続きロックされている。
認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に第3の扉D3の開扉中の通知を表示する。これにより、扉制御装置100は、認証装置201による何人分の認証成功があれば、共連れを防止することができるかを把握することができる。次に、図37の説明に移行する。
図37において、第3の扉D3は、利用者Gが通り終えたことに応じて自動で閉じる。第1の扉D1の内側スイッチと第1の扉D1の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第2の扉D2の内側スイッチと第2の扉D2の外側スイッチとは、引き続きロックされている。第3の扉D3の内側スイッチと第3の扉D3の外側スイッチとは、引き続きロック解除されている。
認証装置201は、在室人数が1以上であり、かつ、第1の扉D1と第2の扉D2と第3の扉D3とが閉じた状態であるため、利用者を認証する機能をオンにする。認証装置201は、在室人数DB500に基づいて、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806に、マシン室R3への入室のための利用者の認証中であり、在室人数1であり、1人分の認証待ちであることの通知を表示する。次に、図38の説明に移行する。
図38において、認証装置201は、前室R2に在室する利用者Gを認証する。認証装置201は、利用者Gについて認証OKと認証し、利用者Gの属性「第一属性(職員)」と判定し、認証した結果と、判定した結果とを扉制御装置100に送信する。扉制御装置100は、認証した結果と、判定した結果とに基づいて、認証結果DB400を更新する。
電気錠制御装置203は、認証結果DB400に基づいて、1人以上認証されていれば、第3の扉D3の外側スイッチをロックする。認証装置201は、モニタ制御部805を用いてモニタ806の表示内容を制御し、モニタ806にさらに認証OKである利用者Gの利用者IDを表示する。廊下R1側の前室使用表示器は点灯を始める。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者の認証が行われている最中は、廊下R1側からも前室R2に入室することができないようにし、前室R2に在室する在室人数が増加しないようにすることができる。
また、扉制御装置100は、前室R2に在室する全員が認証を行ったと判定するまでは、第1の扉D1や第2の扉D2が開扉しないようにすることができる。このため、扉制御装置100は、認証に成功した者とともに、認証に失敗した者又は認証を行っていない者が、マシン室R3に入室してしまうことを防止することができ、共連れを防止することができる。また、第3の扉D3の内側スイッチは、ロック解除されており、前室R2における閉じこめを防止することができる。次に、図39の説明に移行する。
図39において、扉制御装置100は、前室R2に在室する在室人数と、認証OKであるOK人数とが一致するか否かを判定する。扉制御装置100は、一致するため、認証結果DB400に基づいて、認証順の属性リスト「第一属性」を作成する。
扉制御装置100は、認証順パターンDB600に基づいて、作成した認証順の属性リストに合致する認証順パターンがあるか否かを判定する。また、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、単数時に対応する制御ありであるか否かを判定する。扉制御装置100は、認証順パターンがあり、単数時に対応する制御ありであるため、部屋DB700に基づいて、認証順の属性リストの1番目属性に対応する、制御対象の扉として第2の扉D2を特定する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者が複数である場合と、前室R2に在室する者が単数である場合とで、制御対象の扉を変更することができる。
扉制御装置100は、例えば、前室R2に在室する者がビジター複数である場合には、所定の大きさ以上の機材を運んでいる可能性があるため、搬入用の扉である第1の扉D1を開扉するようにすることができる。一方で、扉制御装置100は、例えば、前室R2に在室する者がビジター1人である場合には、そのビジターの目的が搬入であっても、所定の大きさ以上の機材を運んでいる可能性は低いとして、通行用の扉である第2の扉D2を開扉するようにしてもよい。このように、扉制御装置100は、属性と認証順に加えて、前室R2に在室する在室人数にも基づいて、開扉する扉を切り替えることができる。次に、図40の説明に移行する。
図40において、扉制御装置100は、電気錠制御装置203に、制御対象の扉として特定した第2の扉D2の内側スイッチをロック解除させる。電気錠制御装置203は、第2の扉D2の内側スイッチをロック解除するとともに、第2の扉D2の外側スイッチもロック解除する。一方で、電気錠制御装置203は、第3の扉D3の内側スイッチをロックする。
認証装置201は、第2の扉D2が開いた状態である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。マシン室R3側の前室使用表示器は消灯する。これにより、扉制御装置100は、前室R2に在室する者のグループの目的に応じた扉をロック解除することができる。また、扉制御装置100は、電気錠制御装置203を制御し、第2の扉D2が開いた状態である間は、第3の扉D3を開扉しないようにして、共連れを防止することができる。次に、図41の説明に移行する。
図41において、利用者Gは、第2の扉D2から、マシン室R3に入室する。扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を受信し、前室R2に在室する在室人数0を計測する。扉制御装置100は、計測した在室人数0に基づいて、在室人数DB500を更新する。次に、図42の説明に移行する。
図42において、第2の扉D2は、利用者Gが通り終えたことに応じて自動で閉じる。電気錠制御装置203は、第2の扉D2の内側スイッチをロックし、第2の扉D2の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第1の扉D1の外側スイッチをロック解除する。電気錠制御装置203は、第3の扉D3の外側スイッチをロック解除する。
認証装置201は、在室人数DB500に基づいて、前室R2に在室する在室人数が0である間は、利用者を認証する機能をオフにしておく。廊下R1側の前室使用表示器は消灯する。これにより、扉制御システム200は、廊下R1にいる利用者、およびマシン室R3にいる利用者のいずれもが前室R2に入室することができるようにする。
(認証処理手順の一例)
次に、図43を用いて、認証処理手順の一例について説明する。
図43は、認証処理手順の一例を示すフローチャートである。図43において、扉制御装置100は、認証装置201から、利用者を認証した結果、および利用者の属性を判定した結果を受信する(ステップS4301)。次に、扉制御装置100は、認証した結果および判定した結果に基づいて、認証結果DB400を更新する(ステップS4302)。
そして、扉制御装置100は、認証結果のイベントを出力する(ステップS4303)。その後、扉制御装置100は、ステップS4301の処理に戻る。これにより、扉制御装置100は、利用者を認証し、扉制御装置100が扉制御を行うトリガを発生させるとともに、扉制御装置100が扉制御を行う際に用いられる情報を更新することができる。
(画像処理手順の一例)
次に、図44を用いて、画像処理手順の一例について説明する。
図44は、画像処理手順の一例を示すフローチャートである。図44において、扉制御装置100は、カメラ装置202から映像を取得し、対象の部屋に在室する在室人数を算出する(ステップS4401)。次に、扉制御装置100は、在室人数に基づいて、在室人数DB500を更新する(ステップS4402)。そして、扉制御装置100は、ステップS4401の処理に戻る。これにより、扉制御装置100は、対象の部屋に在室する在室人数を、リアルタイムに把握することができる。
(扉制御処理手順の一例)
次に、図45を用いて、扉制御処理手順の一例について説明する。
図45は、扉制御処理手順の一例を示すフローチャートである。図45において、扉制御装置100は、イベントを受け付ける(ステップS4501)。扉制御装置100は、受け付けたイベントが、認証結果のイベントであるか否かを判定する(ステップS4502)。ここで、認証結果のイベントではない場合(ステップS4502:No)、扉制御装置100は、ステップS4501の処理に戻る。
一方で、認証結果のイベントである場合(ステップS4502:Yes)、扉制御装置100は、認証結果DB400に基づいて、認証結果がOK(認証成功)であるか否かを判定する(ステップS4503)。ここで、認証結果がNG(認証失敗)である場合(ステップS4503:No)、扉制御装置100は、ステップS4501の処理に戻る。
一方で、認証結果がOK(認証成功)である場合(ステップS4503:Yes)、扉制御装置100は、対象の部屋に在室する在室人数と、認証結果がOK(認証成功)であるOK人数とが一致するか否かを判定する(ステップS4504)。ここで、一致しない場合(ステップS4504:No)、扉制御装置100は、ステップS4501の処理に戻る。
一方で、一致する場合(ステップS4504:Yes)、扉制御装置100は、図46に後述する認証順判定処理を実行する(ステップS4505)。そして、扉制御装置100は、ステップS4501の処理に戻る。これにより、扉制御装置100は、対象の部屋に在室すると判断した在室人数分の、利用者の認証が行われたか否かを判定することができる。
(認証順判定処理手順の一例)
次に、図46を用いて、認証順判定処理手順の一例について説明する。
図46は、認証順判定処理手順の一例を示すフローチャートである。図46において、扉制御装置100は、認証結果DB400に基づいて、認証順の属性リストを作成する(ステップS4601)。次に、扉制御装置100は、認証順パターンDB600に基づいて、作成した認証順の属性リストに合致する認証順パターンがあるか否かを判定する(ステップS4602)。ここで、認証順パターンがない場合(ステップS4602:No)、扉制御装置100は、認証順判定処理を終了する。
一方で、認証順パターンがある場合(ステップS4602:Yes)、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、対象の部屋の、1番目属性に基づく制御の有無を示すフラグが、1番目属性に基づく制御ありを示すか否かを判定する(ステップS4603)。ここで、1番目属性に基づく制御ありを示す場合(ステップS4603:Yes)、扉制御装置100は、ステップS4604の処理に移行する。ステップS4604で、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、対象の部屋の、在室人数が単数時に対応する制御の有無を示すフラグが、単数時に対応する制御ありを示すか否かを判定する(ステップS4604)。
ここで、単数時に対応する制御ありを示す場合(ステップS4604:Yes)、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、在室人数が単数時に対応し、認証順の属性リストの1番目属性に対応する、制御対象の扉を特定する(ステップS4605)。そして、扉制御装置100は、ステップS4610の処理に移行する。
一方で、単数時に対応する制御なしを示す場合(ステップS4604:No)、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、在室人数が複数時に対応し、認証順の属性リストの1番目属性に対応する、制御対象の扉を特定する(ステップS4606)。そして、扉制御装置100は、ステップS4610の処理に移行する。
一方で、1番目属性に基づく制御なしを示す場合(ステップS4603:No)、扉制御装置100は、ステップS4607の処理に移行する。ステップS4607で、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、対象の部屋の、在室人数が単数時に対応する制御の有無を示すフラグが、単数時に対応する制御ありを示すか否かを判定する(ステップS4607)。
ここで、単数時に対応する制御ありを示す場合(ステップS4607:Yes)、扉制御装置100は、部屋DB700に基づいて、在室人数が単数時に対応し、認証順の属性リストの1番目属性に対応する、制御対象の扉を特定する(ステップS4608)。そして、扉制御装置100は、ステップS4610の処理に移行する。
一方で、単数時に対応する制御なしを示す場合(ステップS4607:No)、扉制御装置100は、認証順パターンDB600に基づいて、認証順の属性リストに合致する認証順パターンに対応する、制御対象の扉を特定する(ステップS4609)。そして、扉制御装置100は、ステップS4610の処理に移行する。
ステップS4610で、扉制御装置100は、特定した制御対象の扉について、ロック解除処理又は開扉制御処理を実行する(ステップS4610)。そして、扉制御装置100は、認証順判定処理を終了する。これにより、扉制御装置100は、認証順の属性リストに基づいて、対象の部屋に設けられた複数の扉のうち、いずれの扉を開くかを切り替えることができる。
以上説明したように、扉制御装置100によれば、特定の部屋110に在室する在室人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、複数の扉のいずれの扉についてロック解除などを行うかを切り替えることができる。これにより、扉制御装置100は、セキュリティを強化しながら、特定の部屋110に在室する者の目的に応じて、目的別に設けられた複数の扉のいずれの扉を開扉するかを切り替えることができる。
また、扉制御装置100によれば、第1の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、複数の扉のうち第1の扉D1のロックを解除するか又は開く制御を行うことができる。扉制御装置100によれば、第2の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、複数の扉のうち第2の扉D2のロックを解除するか又は開く制御を行うことができる。これにより、扉制御装置100は、搬入業者などのビジターを含むグループに対して、そのグループの目的に合致した搬入用の扉をロック解除することができる。また、扉制御装置100は、職員を含むグループに対して、そのグループの目的に合致した通行用の扉をロック解除することができる。
また、扉制御装置100によれば、第1の扉D1として第2の扉D2より幅広な扉を設定することができ、第1の属性に対応する者として荷物の搬入を行うことが許可された属性に対応する者を設定することができる。これにより、扉制御装置100は、搬入業者などのビジターを含むグループに対して、そのグループの目的に合致した、通行用の扉よりも幅広である搬入用の扉をロック解除することができる。
また、扉制御装置100によれば、画像処理により特定の部屋110に在室する者の人数を取得することができる。これにより、扉制御装置100は、何人分の認証があれば、共連れを防止することができるかを把握することができる。
また、扉制御装置100によれば、取得した人数が単数の場合と複数の場合で、複数の扉のうち、ロックが解除される扉又は開かれる制御が行われる対象の扉のパターンが異なることができる。これにより、扉制御装置100は、1番目属性に基づいてロック解除する場合とは異なる扉を、ロック解除するようにすることができる。
また、扉制御装置100によれば、属性と認証順との組み合わせに制御対象となる扉を対応付けた対応情報に基づいて、認証を行った者に対応する属性と認証順との組み合わせに対応付けられた扉についてロック解除又は開く制御を行うことができる。これにより、扉制御装置100は、あるグループに対して、そのグループの目的に合致した扉をロック解除することができる。
また、扉制御装置100によれば、属性と認証順との組み合わせを複数記憶する組み合わせ情報に、認証を行った者に対応する属性と認証順との組み合わせに合致する組み合わせがある場合に、いずれかの扉についてロック解除又は開く制御を行うことができる。これにより、扉制御装置100は、正しい組み合わせではない場合に、ロック解除などの制御を行わず、セキュリティ強化を図ることができる。
なお、本実施の形態で説明した扉制御方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本扉制御プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また本扉制御プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)特定の部屋に在室する者の人数を取得し、
前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする扉制御プログラム。
(付記2)第1の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、前記複数の扉のうち第1の扉のロックを解除するか又は開く制御を行い、第2の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、前記複数の扉のうち第2の扉のロックを解除するか又は開く制御を行うことを特徴とする付記1に記載の扉制御プログラム。
(付記3)前記第1の扉は、前記第2の扉より幅広であり、前記第1の属性に対応する者は、荷物の搬入を行うことが許可された属性に対応する者であることを特徴とする付記2に記載の扉制御プログラム。
(付記4)画像処理により前記特定の部屋に在室する者の人数を取得することを特徴とする付記1乃至3のいずれか一項に記載の扉制御プログラム。
(付記5)取得した人数が単数の場合と複数の場合で、前記複数の扉のうち、ロックが解除される扉又は開かれる制御が行われる対象の扉のパターンが異なることを特徴とする付記1乃至4のいずれか一項に記載の扉制御プログラム。
(付記6)前記特定の部屋に在室する者に対応する属性と認証順との組み合わせに、ロック解除又は開く制御が行われる扉を対応付けた対応情報に基づいて、認証を行った者に対応する属性と認証順との組み合わせに対応付けられた扉についてロック解除又は開く制御を行うことを特徴とする付記1乃至5のいずれか一項に記載の扉制御プログラム。
(付記7)前記特定の部屋に在室する者に対応する属性と認証順との組み合わせを複数記憶する組み合わせ情報に、認証を行った者に対応する属性と認証順との組み合わせに合致する組み合わせがある場合に、いずれかの扉についてロック解除又は開く制御を行うことを特徴とする付記1乃至6のいずれか一項に記載の扉制御プログラム。
(付記8)特定の部屋に在室する者の人数を取得し、
前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする扉制御方法。
(付記9)特定の部屋に在室する者の人数を取得する取得部と、
前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える制御部と、
を有することを特徴とする扉制御装置。
100 扉制御装置
200 扉制御システム
201 認証装置
202 カメラ装置
203 電気錠制御装置
204 電気錠
210 ネットワーク
300,800,900 バス
301,801,901 CPU
302,802,902 メモリ
303,803,903 ネットワークI/F
304 記録媒体I/F
305 記録媒体
400 認証結果DB
500 在室人数DB
600 認証順パターンDB
700 部屋DB
804 認証情報取得部
805 モニタ制御部
806 モニタ
904 撮影部
1001 記憶部
1002 取得部
1003 検出部
1004 切替部
1101 認証処理
1102 画像処理
1103 扉制御処理
1104 通信部

Claims (7)

  1. 特定の部屋に在室する者の人数を取得し、
    前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする扉制御プログラム。
  2. 第1の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、前記複数の扉のうち第1の扉のロックを解除するか又は開く制御を行い、第2の属性に対応する者の認証が最初に成功した場合に、前記複数の扉のうち第2の扉のロックを解除するか又は開く制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の扉制御プログラム。
  3. 前記第1の扉は、前記第2の扉より幅広であり、前記第1の属性に対応する者は、荷物の搬入を行うことが許可された属性に対応する者であることを特徴とする請求項2に記載の扉制御プログラム。
  4. 画像処理により前記特定の部屋に在室する者の人数を取得することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の扉制御プログラム。
  5. 取得した人数が単数の場合と複数の場合で、前記複数の扉のうち、ロックが解除される扉又は開かれる制御が行われる対象の扉のパターンが異なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の扉制御プログラム。
  6. 特定の部屋に在室する者の人数を取得し、
    前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする扉制御方法。
  7. 特定の部屋に在室する者の人数を取得する取得部と、
    前記特定の部屋内における認証装置を用いた、取得した人数分の認証の成功を検出した場合に、認証を行った者に対応する属性と認証順とに応じて、前記特定の部屋に設けられた複数の扉のうちいずれの扉についてロック解除又は開く制御を行うか切り替える制御部と、
    を有することを特徴とする扉制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110996478A (zh) * 2019-12-30 2020-04-10 四川虹美智能科技有限公司 智能开关、用电设备自动关闭的方法和系统
JP2021077320A (ja) * 2019-11-08 2021-05-20 厦門恰再注包装有限公司 工場用の防犯扉
WO2023135641A1 (ja) * 2022-01-11 2023-07-20 日本電気株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び非一時的なコンピュータ可読媒体

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