JP2010228859A - エレベータの呼び登録システム - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの電子媒体により複数の行き先階を登録することが可能であり、且つ利便性が高いエレベータの呼び登録システムを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態に係るエレベータの呼び登録システムは、カードリーダ(2)により読み取った電子カード(1)の情報に基づいて行き先階を登録するシステムであって、電子カード(1)は、行き先階を選択するための選択手段と、該選択手段にて選択された行き先階を表す行き先階情報を発信する情報発信手段とを具える一方、カードリーダ(2)は、情報発信手段から発信される行き先階情報を受信する情報受信手段と、該情報受信手段によって受信した行き先階情報に基づいて行き先階を登録するための信号を生成する登録信号生成手段とを具え、更に、カードリーダ(2)と電子カード(1)の電磁結合によってカードリーダ(2)から電子カード(1)の情報発信手段に電力を供給するための電力供給手段を具えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの呼び登録システムに関し、特にカードなどの携帯可能な電子媒体を用いて行き先階の登録を行うエレベータの呼び登録システムに関する。
従来のエレベータにおいては、利用者が乗り場にて呼び釦を押すことにより、或いは利用者がかご内にて行き先階釦を押すことにより、行き先階の登録(呼び登録)が行われている。
又、セキュリティの向上を目的として、乗り場又はかご内にカードリーダを設置して該カードリーダによりカードの認証を行い、認証された場合のみ行き先階の登録(呼び登録)を可能にすることが行われている。カードには、磁気カードやIC(Integrated Circuit)カードが用いられている。
カードを利用した呼び登録システムにおいては、カードに行き先階を表す行き先階情報を記憶しておき、カードリーダによって行き先階情報を読み取ることにより呼び登録を行うことが可能である。しかしながら、カードに1つの行き先階情報だけを記憶した呼び登録システムにおいては、利用者は、2つの階を往復移動するためには2枚のカードを携帯する必要がある。
特許文献1では、乗り場に設置されているカードリーダにカードを読み取らせることにより、カードリーダが設置されている階とは異なる特定の階(例えば玄関階)が登録されるシステムが提案されている。
特許文献1に開示の呼び登録システムによれば、1枚のカードで2つの階を往復移動することが可能になるものの、3つ以上の階をエレベータにて移動する場合には、複数のカードを携帯する必要がある。
特許文献2では、複数の行き先階を選択することが可能なカードを用いて、選択した行き先階を表す行き先階情報を電波に乗せてカードから発信し、その電波を受信アンテナにて受信することにより行き先階が登録されるシステムが提案されている。
特開2005−170529号公報 特開平7−41260号公報
しかしながら、特許文献2に開示の呼び登録システムでは、カード内に、電波の発信に必要な電力を供給する電池を配備する必要がある。このため、カードの使用中に電池が切れた場合には呼び登録が出来なくなり、エレベータを利用して別の階に移動することが出来なくなる。従って、カードの電池が切れないように、電池の残量を管理する必要があり不便であった。
そこで本発明の目的は、1つの電子媒体により複数の行き先階を登録することが可能であり、且つ利便性が高いエレベータの呼び登録システムを提供することである。
本発明に係るエレベータの呼び登録システムは、携帯可能な電子媒体と、該電子媒体から情報を読み取る媒体リーダとを具え、該媒体リーダにより読み取った情報に基づいて行き先階を登録するエレベータの呼び登録システムであって、
前記電子媒体は、複数の行き先階から1つの行き先階を選択するための選択手段と、該選択手段にて選択された行き先階を表す行き先階情報を発信する情報発信手段とを具える一方、前記媒体リーダは、前記電子媒体の情報発信手段から発信される行き先階情報を受信する情報受信手段と、該情報受信手段によって受信した行き先階情報に基づいて行き先階を登録するための信号を生成する登録信号生成手段とを具え、
更に、前記媒体リーダと電子媒体の結合によって前記媒体リーダから電子媒体の情報発信手段に電力を供給するための電力供給手段を具えている。
上記エレベータの呼び登録システムによれば、媒体リーダと電子媒体の結合によって媒体リーダから電子媒体の情報発信手段に電力が供給されると、情報発信手段は、行き先階情報を発信することが可能な状態に移行する。この状態のとき、或いはその前に、電子媒体の選択手段にて選択可能な複数の行き先階から1つの行き先階を選択することにより、選択された行き先階を表す行き先階情報が、情報発信手段から発信されることになる。
一方、媒体リーダは、電子媒体の情報発信手段から発信された行き先階情報を、情報受信手段によって受信し、受信した行き先階情報に基づいて行き先階を登録するための信号を生成する。その結果、電子媒体の選択手段にて選択された行き先階が登録されることになる。
従って、上記エレベータの呼び登録システムは、1つの電子媒体により複数の行き先階を登録することが可能である。又、情報発信手段には、媒体リーダと電子媒体の結合によって媒体リーダから電力が供給されるので、電子媒体に電池を設ける必要がなく、従って電池の残量を管理する必要もない。よって、上記エレベータの呼び登録システムは利便性が高い。
上記エレベータの呼び登録システムの具体的構成において、前記媒体リーダと電子媒体には、互いの電磁結合によって前記媒体リーダから電子媒体の情報発信手段に電力を供給するための一次回路と二次回路が配備されており、該一次回路と二次回路によって前記電力供給手段が構成されている。
該具体的構成によれば、媒体リーダから電子媒体の情報発信手段に電力を供給することが可能な非接触式の媒体リーダと電子媒体を具えたエレベータの呼び登録システムを提供することが出来る。
より具体的構成において、前記電子媒体の情報発信手段は、前記媒体リーダと電子媒体の電磁結合によって前記二次回路に誘導される電磁波を、変調して前記行き先階情報を発信するものであり、前記媒体リーダの情報受信手段は、前記一次回路によって受信される変調電磁波を復調して前記行き先階情報を受信するものである。
該具体的構成によれば、上記エレベータの呼び登録システムにおいては、一次回路と二次回路が、電力の供給と行き先階情報の発信及び受信とに兼用されているので、該システムは、その構成が簡易である。
上記エレベータの呼び登録システムの他の具体的構成において、前記電子媒体は更に、登録が可能な行き先階を表す登録可能情報が予め記憶されている記憶手段と、前記選択手段にて行き先階が選択されたとき、前記記憶手段に記憶されている登録可能情報に基づいて、選択された行き先階が登録可能であるか否かを判断する判断手段とを具え、前記判断手段によって前記選択された行き先階が登録可能であると判断されたとき、前記情報発信手段は前記行き先階情報を発信する。
上記具体的構成によれば、エレベータの利用者に応じて記憶手段に記憶すべき登録可能情報を書き換えることにより、利用者毎に、利用可能な行き先階を設定することが出来る。従って、利用者は利用可能な行き先階が制限されることとなり、その結果、セキュリティが向上されることとなる。
上記エレベータの呼び登録システムの更なる他の具体的構成において、前記選択手段は複数のスイッチから構成され、各スイッチには選択可能な行き先階が対応付けられており、前記複数のスイッチの何れか1つのスイッチがオン状態に設定されたとき、オン状態に設定されたスイッチに対応する行き先階が前記選択手段にて選択されたものとされる。
該具体的構成によれば、複数のスイッチから1つのスイッチを選択して該スイッチをオン状態に設定するだけで、エレベータの行き先階を登録することが出来る。従って、登録に必要な電子媒体の操作が簡易である。
本発明に係るエレベータの呼び登録システムは、1つの電子媒体により複数の行き先階を登録することが可能であり、且つ利便性が高い。
本発明の一実施形態に係るエレベータの呼び登録システムの全体構成を示すブロック図である。 該呼び登録システムが具える電子カードの構成を示すブロック図である。 該呼び登録システムが具えるカードリーダの構成を示すブロック図である。 電子カードにおいて実行される制御手続きを表すフローチャートである。 カードリーダにおいて実行される制御手続きを表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
本発明の一実施形態に係るエレベータの呼び登録システムは、図1に示す如く、携帯可能な非接触式の電子カード(1)と、該電子カード(1)から情報を読み取るカードリーダ(2)とを具え、カードリーダ(2)により読み取った情報に基づいてエレベータの行き先階をエレベータ制御装置(3)に登録するシステムである。尚、電子カード(1)には、IC(Integrated Circuit)カードが用いられ、カードリーダ(2)は、例えば乗り場やかご内に設置されている。
図1に示す様に、電子カード(1)は、電磁波の発信と受信を行う第1アンテナコイル(11)を具え、カードリーダ(2)は、電磁波の発信と受信を行う第2アンテナコイル(21)を具えている。第1アンテナコイル(11)と第2アンテナコイル(21)は、第2アンテナコイル(21)から電磁波が発信されている状態でカードリーダ(2)の読み取り面に電子カード(1)を翳すことにより、互いに電磁結合されることになる。
第2アンテナコイル(21)から電磁波を発信して第1アンテナコイル(11)により該電磁波を受信すると、第1アンテナコイル(11)の内側には電磁波の磁界が通過し、該磁界が周期的に変化することになる。これにより、第1アンテナコイル(11)には、磁界の変化を妨げるように起電力が誘導され、第1アンテナコイル(11)の内側には、磁界の変化を妨げる反磁界が発生することになる。これにより、第1アンテナコイル(11)には反磁界を含んだ電磁波が誘導され、該電磁波が第1アンテナコイル(11)から発信されることとなる。
斯くして、電子カード(1)の第1アンテナコイル(11)とカードリーダ(2)の第2アンテナコイル(21)により、カードリーダ(2)と電子カード(1)の電磁結合によってカードリーダ(2)から電子カード(1)に電力を供給するための電力供給手段、具体的には一次回路と二次回路が構成されている。
図1に示す様に、電子カード(1)は更に、第1アンテナコイル(11)により発信又は受信する電磁波に様々な処理を施す制御回路(12)と、3つのスイッチS1〜S3を有する選択手段(13)と、選択手段(13)においてどのスイッチがオン状態に設定されたかを表す選択情報を生成するスイッチインターフェース(14)とを具えている。
尚、スイッチS1〜S3は、例えばシートスイッチや圧力センサなどによって構成されている。又、各スイッチS1〜S3には、選択可能な行き先階が対応付けられており、各スイッチS1〜S3の表面には対応する行き先階が表示されている。
制御回路(12)は、図2に示す如く、第1アンテナコイル(11)に誘導された起電力を交流から直流に変換して電子カード(1)内の各モジュールに供給する電源回路(15)と、第1アンテナコイル(11)により受信した電磁波を復調する第1復調回路(16)と、第1アンテナコイル(11)から発信する電磁波を変調する第1変調回路(17)と、第1復調回路(16)と第1変調回路(17)の動作を制御する第1CPU(Central Processing Unit)(18)と、行き先階を表す行き先階情報が選択情報に対応付けて記憶されているメモリ(19)とから構成されている。
第1CPU(18)は又、スイッチインターフェース(14)が選択情報を生成したか否かを判断し、スイッチインターフェース(14)が選択情報を生成したと判断したとき、メモリ(19)から該選択情報に対応する行き先階情報を読み出す。
第1CPU(18)によってメモリ(19)から読み出した行き先階情報をカードリーダ(2)に発信する場合、第1CPU(18)は、第1変調回路(17)の動作を制御することにより、第1アンテナコイル(11)に誘導される電磁波の振幅、周波数、及び位相を、発信すべき行き先階情報に応じて変調する。
斯くして、第1アンテナコイル(11)と、第1変調回路(17)と、第1CPU(18)とにより、第1アンテナコイル(11)に誘導される電磁波を変調して行き先階情報を発信する情報発信手段が構成されている。
一方、第1アンテナコイル(11)により電磁波を受信した場合、第1CPU(18)は、第1復調回路(16)の動作を制御することにより、第1アンテナコイル(11)により受信した電磁波を復調してカードリーダ(2)の情報を受信する。受信したカードリーダ(2)の情報には、例えばカードリーダ(2)が設置されている乗り場の階数を表す情報などが含まれており、受信したカードリーダ(2)の情報は、メモリ(19)に記憶される。
図1に示す様に、カードリーダ(2)は更に、カードリーダ(2)の動作を制御するカードリーダ制御部(22)と、カードリーダ(2)とエレベータ制御装置(3)との通信を可能にする呼び操作インターフェース(23)とを具えている。
カードリーダ制御部(22)は、図3に示す如く、第2アンテナコイル(21)により受信した電磁波を復調する第2復調回路(24)と、第2アンテナコイル(21)にから発信する電磁波を変調する第2変調回路(25)と、第2復調回路(24)と第2変調回路(25)の動作を制御する第2CPU(26)とから構成されている。
第2CPU(26)は又、電子カード(1)から読み取った情報に基づいてエレベータの行き先階を登録するための登録信号を生成する登録信号生成手段として機能する。
第2アンテナコイル(21)により電磁波を受信した場合、第2CPU(26)は、第2復調回路(24)の動作を制御することにより、第2アンテナコイル(21)により受信した電磁波を復調して電子カード(1)の情報を受信する。受信した電子カード(1)の情報には、行き先階を表す行き先階情報が含まれており、第2CPU(26)は、行き先階情報に基づいて行き先階を登録するための登録信号を生成する。
斯くして、第2アンテナコイル(21)と、第2復調回路(24)と、第2CPU(26)とにより、第2アンテナコイル(21)によって受信される電磁波を復調して行き先階情報を受信する情報受信手段が構成されている。
一方、カードリーダ(2)から電子カード(1)に情報を発信する場合、第2CPU(26)は、第2変調回路(25)の動作を制御することにより、第2アンテナコイル(21)から発信する電磁波の振幅、周波数、及び位相を、発信すべき情報に応じて変調する。
図1に示す様に、エレベータ制御装置(3)は、エレベータの動作を制御するエレベータ制御部(31)と、カードリーダ(1)とエレベータ制御装置(3)との通信を可能にする呼び操作インターフェース(32)とから構成されている。
エレベータ制御装置(3)にカードリーダ(2)から登録信号が与えられると、該登録信号に応じた行き先階がエレベータ制御部(31)に登録される。そして、エレベータ制御部(31)は、登録された行き先階に基づいてエレベータの動作を制御する。
尚、図1に示す様に、エレベータの乗り場又はかご内には、行き先階をエレベータ制御装置(3)に登録することが可能な行き先階釦(4)を設けてもよい。この構成においては、例えば、特定の時間帯(例えば夜間)には、行き先階釦(4)の選択による登録を無効にして電子カード(1)による登録のみを有効にし、それ以外の時間帯(例えば昼間)には、行き先階釦の選択による登録を有効にすることにより、特定の時間帯でのセキュリティを向上させることが出来る。
図4は、電子カード(1)の第1CPU(18)によって実行される制御手続きを表しており、該制御手続きは、第1アンテナコイル(11)により電磁波を受信して電源回路(15)から第1CPU(18)及びスイッチインターフェース(14)に電力が供給された時点から開始される。
第1CPU(18)の制御手続きが開始されると、先ずステップS11では、第1CPU(18)は、スイッチインターフェース(14)が選択情報を生成したか否かを判断する。スイッチインターフェース(14)による選択情報の生成は、電子カード(1)の利用者が、カードリーダ(2)の読み取り面に電子カード(1)を翳して何れかのスイッチをオン状態に設定した場合や、何れかのスイッチをオン状態に設定してその状態を維持したままカードリーダ(2)の読み取り面に電子カード(1)を翳した場合に実行される。
ステップS11においてノーと判断されると、第1CPU(18)は、ステップS11にてイエスと判断されるまで、ステップS11を繰り返し実行する。
一方、ステップS11においてイエスと判断されると、第1CPU(18)の制御手続きはステップS12に移行する。ステップS12では、第1CPU(18)は、スイッチインターフェース(14)により生成された選択情報に基づいて、メモリ(19)から該選択情報に対応する行き先階情報を読み出す。
続いてステップS13では、第1CPU(18)は、変調回路(17)の動作を制御することにより、第1アンテナコイル(11)に誘導される電磁波の振幅、周波数、及び位相を、ステップS12にてメモリ(19)から読み出した行き先階情報に応じて変調する。これにより、第1アンテナコイル(11)からは、行き先階情報を乗せた電磁波が発信されることになる。
そして、ステップS13の実行後、第1CPU(18)の制御手続きは終了する。
図5は、カードリーダ(2)の第2CPU(26)によって実行される制御手続きを表しており、該制御手続きは、カードリーダ(1)の第1アンテナコイル(11)から変調電磁波が発信されて第2アンテナコイル(21)により変調電磁波を受信した時点から開始される。
第2CPU(26)の制御手続きが開始されると、先ずステップS21では、第2CPU(26)は、第2復調回路(24)の動作を制御することにより、第2アンテナコイル(21)により受信した電磁波を復調して行き先階情報を受信する。
続いてステップS22では、第2CPU(26)は、受信した行き先階情報に基づいて、エレベータの行き先階を登録するための登録信号を生成し、該登録信号をエレベータ制御装置(3)に送信する。
登録信号を受信したエレベータ制御装置(3)は、エレベータ制御部(31)に登録信号に応じた行き先階を登録する。これにより、エレベータ制御部(31)は、登録された行き先階に基づいてエレベータの動作を制御する。
上記エレベータの呼び登録システムによれば、カードリーダ(2)と電子カード(1)の電磁結合によってカードリーダ(2)から電子カード(1)の各モジュール(第1CPU(18)など)に電力が供給されると、電子カード(1)の情報発信手段は、行き先階情報を発信することが可能な状態に移行する。この状態のとき、或いはその前に、電子カード(1)の選択手段(13)にて選択可能な複数の行き先階から1つの行き先階を選択することにより、選択された行き先階を表す行き先階情報が、情報発信手段から発信されることになる。
一方、カードリーダ(2)は、電子カード(1)の情報発信手段から発信された行き先階情報を、情報受信手段によって受信し、受信した行き先階情報に基づいて行き先階を登録するための信号を生成する。その結果、電子カード(1)の選択手段(13)にて選択された行き先階がエレベータ制御部(31)に登録されることになる。
従って、上記エレベータの呼び登録システムは、1枚の電子カード(1)により複数の行き先階を登録することが可能である。又、電子カード(1)の情報発信手段には、カードリーダ(2)と電子カード(1)の電磁結合によってカードリーダ(2)から電力が供給されるので、電子カード(1)に電池を設ける必要がなく、従って電池の残量を管理する必要もない。よって、上記エレベータの呼び登録システムは利便性が高い。
更に、上記エレベータの呼び登録システムにおいては、第2アンテナコイル(11)と第1アンテナコイル(21)が、電力の供給と行き先階情報の発信及び受信とに兼用されているので、該システムは、その構成が簡易である。
更に又、上記エレベータの呼び登録システムにおいては、電子カード(2)にて複数のスイッチS1〜S3の中から1つのスイッチを選択してオン状態に設定するだけで、エレベータの行き先階を登録することが出来る。従って、登録に必要な電子カードの操作が簡易である。
上記実施形態においては、選択手段(13)は、3つのスイッチS1〜S3から構成されていたが、2つ又は4つ以上のスイッチから構成されていてもよい。
又、選択手段(13)は、スイッチに替えて、行き先階を入力するためのテンキーから構成されていてもよい。この構成において、スイッチインターフェース(14)は、テンキーから入力された行き先階を表す行き先階情報を生成し、メモリ(19)には、登録が可能な行き先階を表す登録可能情報が予め記憶され、第1CPU(18)は、テンキーにて行き先階が入力されたとき、スイッチインターフェース(14)により生成される行き先階情報とメモリ(19)に記憶されている登録可能情報とに基づいて、入力された行き先階が登録可能であるか否かを判断する。そして、第1CPU(18)によって入力された行き先階が登録可能である判断されたとき、電子カード(1)の情報発信手段により行き先階情報が発信される。
上記構成によれば、エレベータの利用者に応じてメモリ(19)に記憶すべき登録可能情報を書き換えることにより、利用者毎に、利用可能な行き先階を設定することが出来る。従って、利用者は利用可能な行き先階が制限されることとなり、その結果、セキュリティが向上されることとなる。
尚、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。上記実施形態においては、第1アンテナコイル(11)に誘導された起電力を電源回路(15)により直流に変換して各モジュールに供給しているが、例えば変換された電力を一旦、コンデンサなどの充電素子に蓄電し、該コンデンサから各モジュールに電力を供給してもよい。
上述したエレベータの呼び登録システムの各種構成は、カード式の電子媒体(電子カード)及び媒体リーダ(カードリーダ)を具えたエレベータの呼び登録システムに限らず、種々の電子媒体及び媒体リーダを具えたエレベータの呼び登録システムに適用することが出来る。
又、上述したエレベータの呼び登録システムの各種構成は、非接触式の電子媒体及び媒体リーダを具えたエレベータの呼び登録システムに限らずに、接触式の電子媒体及び媒体リーダを具えたエレベータの呼び登録システムに適用することが出来る。
更に、選択手段(13)を構成するスイッチやテンキーの表面には、行き先階や数字などの文字を表示すると共に、これらの文字を表す点字を施してもよい。これにより、視覚障害者も、本発明に係る呼び登録システムを採用したエレベータを利用することが可能になる。
(1) 電子カード(電子媒体)
(11) 第1アンテナコイル(二次回路)
(13) 選択手段
(15) 電源回路
(17) 第1変調回路
(18) 第1CPU
(19) メモリ(記憶手段)
(2) カードリーダ(媒体リーダ)
(21) 第2アンテナコイル(一次回路)
(24) 第2復調回路
(26) 第2CPU
S1 スイッチ
S2 スイッチ
S3 スイッチ

Claims (5)

  1. 携帯可能な電子媒体と、該電子媒体から情報を読み取る媒体リーダとを具え、該媒体リーダにより読み取った情報に基づいて行き先階を登録するエレベータの呼び登録システムであって、
    前記電子媒体は、複数の行き先階から1つの行き先階を選択するための選択手段と、該選択手段にて選択された行き先階を表す行き先階情報を発信する情報発信手段とを具える一方、前記媒体リーダは、前記電子媒体の情報発信手段から発信される行き先階情報を受信する情報受信手段と、該情報受信手段によって受信した行き先階情報に基づいて行き先階を登録するための信号を生成する登録信号生成手段とを具え、
    更に、前記媒体リーダと電子媒体の結合によって前記媒体リーダから電子媒体の情報発信手段に電力を供給するための電力供給手段を具えているエレベータの呼び登録システム。
  2. 前記媒体リーダと電子媒体には、互いの電磁結合によって前記媒体リーダから電子媒体の情報発信手段に電力を供給するための一次回路と二次回路が配備されており、該一次回路と二次回路によって前記電力供給手段が構成されている請求項1に記載のエレベータの呼び登録システム。
  3. 前記電子媒体の情報発信手段は、前記媒体リーダと電子媒体の電磁結合によって前記二次回路に誘導される電磁波を、変調して前記行き先階情報を発信するものであり、前記媒体リーダの情報受信手段は、前記一次回路によって受信される変調電磁波を復調して前記行き先階情報を受信するものである請求項2に記載のエレベータの呼び登録システム。
  4. 前記電子媒体は更に、登録が可能な行き先階を表す登録可能情報が予め記憶されている記憶手段と、前記選択手段にて行き先階が選択されたとき、前記記憶手段に記憶されている登録可能情報に基づいて、選択された行き先階が登録可能であるか否かを判断する判断手段とを具え、前記判断手段によって前記選択された行き先階が登録可能であると判断されたとき、前記情報発信手段は前記行き先階情報を発信する請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータの呼び登録システム。
  5. 前記選択手段は複数のスイッチから構成され、各スイッチには選択可能な行き先階が対応付けられており、前記複数のスイッチの何れか1つのスイッチがオン状態に設定されたとき、オン状態に設定されたスイッチに対応する行き先階が前記選択手段にて選択されたものとされる請求項1乃至請求項3の何れかに記載のエレベータの呼び登録システム。
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