JP4896545B2 - エレベータの呼び登録制御装置 - Google Patents

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この発明は、エレベータに備えられた個人認識装置によってかご及び乗場の呼び登録を制限或いは自動登録する機能を有するエレベータの呼び登録制御装置に関するものである。
従来から、建物のセキュリティ向上やフロア毎にアクセスできる人を区別できるようにするため、エレベータを利用して各フロアへのアクセス制限を設ける方法が広く利用されている。各フロアヘのアクセス制限を解除する方法として、エレベータのサービス階カット解除機能に各個人を特定する個人認識装置を連動させる方法が採られており、古くから鍵スイッチが利用されている。
近年では、マイクロコンピュータの目覚しい発達によって、エレベータを制御する制御装置も大量の情報処理や高度な制御を実現できるようになったことから、利便性向上のために様々な個人認識装置が利用されてきている。また、個人認識装置の利用はアクセス制限としてだけではなく、エレベータのかごを任意の階に自動的に配車させたり、行き先階を自動登録する機能の入力装置としても使用されている。その他、エレベータの課金システムに利用されることもある。
エレベータ利用者の各個人を特定する個人認識装置は大別して3種類のものがあり、1)暗証番号を入力するもの、2)個人が携帯する器具あるいは装置を使用するもの、3)個人の生体情報を利用するものである。
上記1)の例としては、かご操作盤の行先釦やテンキー、指で触れるだけの釦であるタッチパネルによる暗証番号入力装置が広く知られている。
上記2)の例としては、磁気カード、ICカード或いは無線カードを利用した接触式及び非接触式カードリーダ装置が広く知られており、その他、最近では各個人が所持する不特定の電波発信源を利用する技術がある(特許文献1参照)。
上記3)の例としては、各個人の指紋や静脈のパターンを利用した照合装置が広く知られており、その他、最近では眼球の虹彩検出装置を利用した技術(特許文献2参照)や、カメラによる顔照合装置を利用した技術(特許文献3参照)などがある。
特開平11−278761号公報 特開2004−315127号公報 特開2005−132549号公報
上述の従来技術においては、セキュリティ面や利便性においてそれぞれ異なつた問題点を有している。上記1)の暗証番号を利用する場合では、エレベータに限らず世の中の様々な利用施設でそうであるように、利用者が番号忘れを懸念して生年月日等の個人情報に基づいて設定することが多く、また入力作業を他の利用者から隠し難いことから、暗証番号が盗まれ易いという課題がある。上記2)の個人が何らかの器具や装置を携帯する場合では、携帯を忘れた際の利便性の悪さや、盗難や紛失により他の利用者が悪用できてしまうという課題がある。上記3)の個人の生体情報を利用する場合では、登録した身体の部位が損傷をした場合の利便性の悪さや、近年問題となっている個人情報の漏洩等によって引起されるプライバシーの保護の問題が課題としてある。
この発明は上記の課題を解消するためになされたもので、利用者にとって簡単な方法で、他の利用者が容易になり代われることを防ぎ、かつ一時的な身体の損傷によっても利便性を確保できる個人認識装置を使用し、エレベータの呼び登録制御を可能にしたエレベータの呼び登録制御装置を提供することを目的とする。
この発明は、少なくとも手書き入力式タッチパネルを含む入力手段と、前記入力手段の手書き入力式タッチパネルに手書き入力される任意のキャラクタの筆跡を検出する筆跡検出部、エレベータの使用が許可されている各利用者の任意のキャラクタの許可筆跡データを格納する許可筆跡データ格納部、前記筆跡検出部で検出された検出筆跡データと前記許可筆跡データとを照合して一致した場合に呼び登録許可信号を発生する筆跡照合部、を含む個人認証手段と、前記個人認証手段から呼び登録許可信号を受けたことを条件に、前記入力手段から入力されるエレベータの呼びをかご運転制御装置に登録する呼び登録制御手段と、を備え、前記手書き入力式タッチパネルに手書き入力されたエレベータの呼びのキャラクタの信号が、前記個人認証手段における個人認証での筆跡にそのまま使用されると共に前記呼び登録制御手段における呼び登録にも使用されることを特徴とするエレベータの呼び登録制御装置にある。

この発明では、利用者にとって簡単な方法で、他の利用者が容易になり代われることを防ぎ、かつ一時的な身体の損傷によっても利便性を確保できる。
実施の形態1.
図1はこの発明の一実施の形態によるエレベータの呼び登録制御装置の構成を示す図である。図1において、入力手段1は例えばかご内のかご操作パネル、乗場の乗場操作パネル、エレベータが設置されている建物内の所定位置に設置されたエレベータ操作パネルである。入力手段1は、手の指やタッチペン等のそれに順ずるものでなぞられた(以下、手書き入力とする)任意の文字、記号等のキャラクタが入力される手書き入力式タッチパネル1aを有する。但し、行先階を入力する行先階釦や呼びの方向を入力する呼び釦等からなる既存の入力釦(又は入力釦群)1bを共に設けたものであってもよい。
コンピュータにより構成される呼び登録制御装置本体10は、筆跡による個人認証手段2,暗証番号による補助個人認証手段3,書込入力/呼び変換手段4,呼び登録制御手段5を含む。
個人認証手段2は、手書き入力式タッチパネル1a(以下タッチパネルと略す)により利用者が手書き入力した任意の文字或いは記号等からなるキャラクタの筆跡を検出する筆跡検出部2a、エレベータの使用が許可されている利用者の任意のキャラクタの許可筆跡データを格納する許可筆跡データ格納部2b、検出された検出筆跡データと許可筆跡データとを照合する筆跡照合部2cを含む。筆跡検出部2aは、利用者がタッチパネル1aで手書き入力した任意のキャラクタの筆跡の特徴点及びベクトルデータを抽出してデータ化する。検出筆跡データと許可筆跡データはこれらのデータからなる。
補助個人認証手段3は、エレベータの使用が許可されている各利用者の暗証番号を格納する暗証番号格納部3aと、タッチパネル1aにより利用者が手書きで入力した暗証番号を検出して、暗証番号格納部3aに格納されている暗証番号と照合する暗証番号検出・照合部3bを含む。暗証番号検出・照合部3bは、利用者がタッチパネル1aで手書き入力したキャラクタの特徴点を抽出してデータ化する。暗証番号格納部3aに格納されている暗証番号もこのデータからなる。
書込入力/呼び変換手段4は、エレベータの呼びがタッチパネル1aで利用者の手書き入力された時に、入力されたキャラクタを認識し呼び信号に変換する。書込入力/呼び変換手段4は、利用者がタッチパネル1aで手書き入力した呼びを示すキャラクタの特徴点を抽出し、キャラクタの特徴点と呼びの各種信号との予め定めた対応を示す、予め格納しているテーブル等に基づき、呼びの信号に変換する。
呼び登録制御手段5は、個人認証手段2での照合結果が一致であった場合、又はさらに加えて補助個人認証手段3での照合結果も一致であった場合に、入力手段1から入力されるエレベータの呼びをかご運転制御装置11に登録する呼び登録制御部5aを含む。
また、かご運転制御装置11はエレベータかごの運転を制御し、監視盤12はエレベータの監視を行う。
次に、この実施の形態におけるエレベータの呼び登録制御装置の動作を図2の動作フローチャートに従って説明する。ステップS1では、タッチパネル1aによって手書き入力されたキャラクタの入力があるか否かを筆跡検出部2aによって判定する。キャラクタの入力が有る場合には筆跡データ化してステップS2へ進み、筆跡データの照合を行う。
ステップS2では、ステップS1で検出した検出筆跡データを予め許可筆跡データ格納部2bに登録されている許可筆跡データと照合する。ステップS3では、筆跡照合部2cにより、ステップS2で検出筆跡データを照合した結果、登録済の利用者のものであるか否かを判定する。検出筆跡データと許可筆跡データが一致した場合には、既に登録済のエレベータの使用を許可された利用者であると判定し、筆跡照合部2cから呼び登録許可信号を出力してステップS4へ進む。一方、検出筆跡データと許可筆跡データが一致しない場合には、筆跡データを入力した利用者が許可された者ではないと判定し、ステップS5へ進む。
ステップS4では、ステップS3で筆跡照合部2cより出力された呼び登録許可信号を受け、呼び登録制御部5aによって呼び登録制御を行い、許可された呼び登録信号をかご運転制御装置11へ伝送(登録)して処理を終了する。
ここで入力手段1からの呼びの入力の形式については以下のものがある。
1)タッチパネル1aから入力された呼びの信号がそのまま筆跡による個人認証手段2で照合され、呼び登録許可となると、該呼びの信号が同時に書込入力/呼び変換手段4にも入力されていて、呼び信号に変換され、呼び登録制御部5aは筆跡照合部2cからの呼び登録許可信号の入力があったことを条件に、書込入力/呼び変換手段4からの呼び信号に基づいて呼び登録制御を行う。
2)タッチパネル1aから最初に筆跡による個人認証のための入力を行って、個人認証手段2での照合の結果、呼び登録許可となると、その後にタッチパネル1aから呼びを入力して書込入力/呼び変換手段4で呼び信号に変換されて、呼び登録制御部5aが筆跡照合部2cからの呼び登録許可信号の入力があったことを条件に、書込入力/呼び変換手段4からの呼び信号に基づいて呼び登録制御を行う。なお、呼びの入力は入力手段1の既存の入力釦1bから呼び登録制御部5aに直接入力するようにしてもよい。
ステップS5では、ステップS3での筆跡照合部2cによる許可された利用者ではないとの判定を受け(例えば筆跡照合部2cが呼び登録拒否信号を出力)、呼び登録制御部5aによってエレベータの管理人室等に設置されている監視盤12へ発報を行い、処理を終了する。
ステップS6及びS7は、補助個人認証手段3を併用して高精度な個人認証を行う場合に追加される。ステップS6では、ステップS3で筆跡照合部2cから呼び登録許可信号が出力された場合、タッチパネル1aによって引き続き入力される暗証番号を補助個人認証手段3の暗証番号検出・照合部3bにより検出し、暗証番号格納部3a内の暗証番号と照合する。ステップS7では、ステップS6での暗証番号の照合の結果、暗証番号が一致した場合には、既に登録済のエレベータの使用を許可された利用者であると判定し、暗証番号検出・照合部3bから呼び登録制御部5aに呼び登録許可信号を出力してステップS4へ進む。
一方、暗証番号が一致しない場合には、筆跡データを入力した利用者が許可された者ではないと判定し、例えば暗証番号検出・照合部3bから呼び登録制御部5aに呼び登録拒否信号を出力してステップS5へ進む。ステップS4とステップS5の処理は前記の通りである。但しこの場合、呼び登録制御部5aは筆跡照合部2c及び暗証番号検出・照合部3bからの呼び登録許可信号の入力があったことを条件に、書込入力/呼び変換手段4又は入力釦1bからの呼び信号に基づいて呼び登録制御を行う。
以上のように、タッチパネル1aと、入力した利用者の任意のキャラクタの筆跡を検出する筆跡による個人認証手段2を設置することにより、利用者による特別な機器や器具の携帯或いは生体情報を必要とすることなく、利便性が良く且つ高精度な個人認識によるエレベータの呼び登録制御を提供できる。
実施の形態2.
前記実施の形態1では、タッチパネル1a(手書き入力式タッチパネル)を含む入力手段1の設置場所及び呼び登録の仕方について言及しなかったが、タッチパネルの設置場所毎に種類を分けて呼び登録制御を行ってもよい。図3はこの発明の別の実施の形態によるエレベータの呼び登録制御装置の構成を示す図である。図3において図1に示す実施の形態1のものと同一もしくは相当部分は、同一符号を付して示し、詳細な説明を省略する。
図3において、呼び登録制御装置本体10には制御信号の伝送を行う通信手段(通信網)Bにより、かご各種機器の制御を行うかごCのかご上ステーションCST、かごC内における利用者が行先階を入力(登録)する手書き入力式タッチパネル付かご繰作パネルCOP(以下かご繰作パネル)、各エレベータの乗場H〜Hで乗場各種機器の制御を行う乗場ステーションHST〜HST、乗場における利用者がエレベータの利用を入力する手書き入力式タッチパネル付乗場操作パネルHOP〜HOP(以下乗場操作パネル)、建物内の何れかの場所に設置されて利用者或いは管理人がエレベータの行先階或いは利用を登録する手書き入力式タッチパネル付エレベータ操作パネルEOP(エレベータ操作パネル)が接続されている。
また、呼び登録制御手段5は、後述するパネル種判別データ(パネル種IDとパネルの種類の関係を定義したテーブル)、各利用者認可範囲(各利用者IDに対する該利用者の認められた移動可能範囲を定義したテーブル)、各利用者設定呼び登録(各利用者IDに対する予め設定されている呼び登録を定義したテーブル)等の情報を格納した呼び登録管理情報格納部5bをさらに含む。
なお、通信手段B、かご上ステーションCST、かご操作パネルCOP、乗場ステーションHST〜HST、乗場操作パネルHOP〜HOP及びエレベータ操作パネルEOP内の各制御手段は、全てマイクロプロセッサ内のソフトウェアによって構成されている。また、図3ではX階分の階床よって構成されたエレベータの呼び登録制御装置を示している。
また、図1の入力手段1に相当する、かご操作パネルCOP、乗場操作パネルHOP〜HOP及びエレベータ操作パネルEOPは共に、例えば図4の(a)〜(c)に示すように、手書き入力式タッチパネル1aと行先階を入力する行先階釦1baからなる構成や、手書き入力式タッチパネル1aと呼びの方向を入力する呼び釦1bbからなる構成や、手書き入力式タッチパネル1aだけからなる構成をとり得る。さらに、手書き入力式タッチパネル1aを行先階釦1ba、呼び釦1bbからそれぞれ独立にして、併設するようにしてもよく、さらには行先階釦1ba、呼び釦1bb等からなる図1の入力釦1bの部分は、釦式以外のその他の形式のエレベータ操作装置であってもよい。
また、個人認証のための手書き入力式タッチパネル1aは、かご、何れかの階の乗場、及び建物の何れかの場所の何れに設置するかは選択が可能であり、1箇所以上で複数箇所任意の組合せが選択できる。
次に、この実施の形態2におけるエレベータの呼び登録制御装置の動作を図5の動作フローチャートに従って説明する。個人認証動作の内容は実施の形態1と同一であるため省略する。図5には実施の形態1の図1のステップS4で行われる、呼び登録制御手段5での動作を示す。
呼び登録制御手段5において、ステップP1では、筆跡による個人認証手段2から出力された呼び登録許可信号、又は筆跡による個人認証手段2と暗証番号による補助個人認証手段3から出力されたそれぞれの呼び登録許可信号を受け取り、その信号がかご操作パネルCOP、乗場操作パネルHOP或いはエレベータ操作パネルEOPの何れに対して許可されたものであるかを照合する。
このために、利用者の入力操作によって各パネルCOP,HOP,EOPから発生される信号には発生したパネルの種類を示すパネル種IDが全て付されており、個人認証手段2と補助個人認証手段3は、照合が一致した時に、一致した信号に付されているパネル種IDを呼び登録許可信号に付加して出力する。
そして呼び登録制御手段5はステップP1で、呼び登録管理情報格納部5bに格納されているパネル種判別データに基づき、呼び登録許可信号に付されたパネル種IDからパネルの種類を判別する。
さらに後述するように、呼び登録制御手段5では呼び登録許可信号が利用者のだれの入力に対するものなのかを判別する必要があるため、個人認証手段2と補助個人認証手段3は、照合が一致した時に、個人認証が成立した利用者の利用者IDも呼び登録許可信号に付加して出力する。従って、予め登録されている許可筆跡データ格納部2bの許可筆跡データ、暗証番号格納部3aの暗証番号はそれぞれ該当する利用者IDと共に格納されている。
ステップP2では、ステップP1で呼び登録許可信号を照合した結果、パネル種IDから、その許可信号がかご繰作パネルCOP用(かご繰作パネルへの入力に対するもの)か否かを判定し、かご繰作パネルCOP用の許可信号であればステップP4へ進む。
一方、かご操作パネルCOP用でない場合にはステップP3へ進む。ステップP3では、ステップP1の許可信号が乗場操作パネルHOP用か否かをパネル種IDから判定し、乗場繰作パネルHOP用であればステップP7へ進む。
一方、乗場繰作パネルHOP用でない場合には、エレベータ操作パネルEOP用であると判定し、ステップP10へ進む。
ステップP4では、かご操作パネルCOPから利用者の行先階登録要求を受け取り(例えば手書き入力式タッチパネル1aによる入力であれば書込入力/呼び変換手段4を介して受け取り、行先階釦1ba、呼び釦1ba等による入力であれば直接受け取る)、ステップP5では、その要求行先階が当該利用者に対して許可されているか否かを判定し、許可されていればステップP6に進み、利用者によって要求された行先階を登録して、これをかご運転制御装置11に送る。
この判定のために、呼び登録管理情報格納部5bには各利用者IDに対応した各利用者認可範囲が格納されており、個人認証手段2や補助個人認証手段3からの呼び登録許可信号や書込入力/呼び変換手段4を介して或いは直接、各種操作パネルから送られてくる呼び入力による信号に付された利用者IDと、呼び登録管理情報格納部5bの各利用者認可範囲に基づいて、ステップP5の、要求行先階が当該利用者に対して許可されているか否かを判定する。一方、要求行先階が当該利用者に対して許可されていない場合には、行先階登録を行わず処理を終了する。
同様にして利用者IDと各利用者認可範囲に基づいて、ステップP7では、乗場操作パネルHOPから利用者の方向を伴ったかご配車要求或いは行先階を伴ったかご配車要求を受け取り、ステップP8でそれらのかご配車要求が当該利用者に対して許可されているか否かを判定し、許可されていればステップP9へ進み、利用者によって要求された方向を伴ったかご配車或いは行先階を伴ったかご配車を登録して、これをかご運転制御装置11に送る。一方、かご配車要求が当該利用者に対して許可されていない場合には、かご配車登録を行わず処理を終了する。
同様にして、ステップP10では、エレベータ操作パネルEOPから利用者或いは管理人の方向を伴ったかご配車要求或いは行先階を伴ったかご配車要求を受け取り、ステップP11でそれらのかご配車要求が当該利用者或いは管理人に対して許可されているか否かを判定し、許可されていればステップP12へ進み、利用者或いは管理人によって要求された方向を伴ったかご配車或いは行先階を伴ったかご配車を登録して、これをかご運転制御装置11に送る。一方、かご配車要求が当該利用者或いは管理人に対して許可されていない場合には、かご配車登録を行わず処理を終了する。
なお上記説明では、各呼び入力(登録)の受付を個人認証動作の後に行う動作の例を示しているが、この順番を逆にし、利用者或いは管理人による各呼び登録要求すなわち行先階或いはかご配車の登録操作をトリガとして、個人認証動作の処理に移り、そこで許可された場合のみ、既に選択された各呼びを登録する動作としてもよい。例えば、図5のステップP5、P8,P11では判定に利用者IDが必要なので、この段階で個人認証動作の処理に移行する。
また、各呼び登録を必要とせず、個人認識動作によって利用者が特定された場合に予め登録されている呼び登録データを用いて各呼びを自動登録する動作としてもよい。この場合には、呼び登録管理情報格納部5bに格納されている各利用者設定呼び登録に基づいて、該当利用者の予め設定された呼び登録を得て、該呼び登録を行う。その場合には、呼びの入力は不要となり、個人認証のための入力だけでよい。
以上のように、手書き入力式タッチパネル1aと、入力した利用者の任意のキャラクタなどの筆跡を検出する筆跡による個人認証手段2をエレベータのかご内、乗場、或いは建物の何れかの場所に、若しくはこれらを組合わせて設置することにより、利用者による特別な機器や器具の携帯或いは生体情報を必要とすることなく、エレベータのかご内、乗場、或いは建物の何れかの場所の何れにおいても利便性の良い且つ高精度な個人認識によるエレベータの呼び登録制御を提供できる。
特に、エレベータの操作盤として実用化されている手書き入力式タッチパネルを利用し、手の指及びそれに順ずるものによる任意の文字或いは記号などを入力することによって筆跡による個人認識を行い、呼び登録の制御を行うことができる。手書き入力式タッチパネル入力による筆跡データでの個人認識を行うため、利用客が入力する手段、データは全くの任意でよく、例え万が一同じ文字或いは記号などの入力であっても各個人を識別でき、他の利用客に盗まれても真似されることによる被害は発生し難く、また普段入力に使用している身体の部位に損傷が発生しても容易に代替入力手段が確保できる。これにより、従来の方法では起こりえた盗難、紛失、携帯のし忘れ、一時的な身体の不都合、万一の個人生体情報の漏洩といった利用客側にも建物の管理側にも問題であった事象を解決し、ひいては利便性に優れ利用価値の高いエレベータの呼び登録制御装置を提供できる。
なお、上記各実施の形態において、補助個人認証手段3に関しては、利用者の暗証番号の入力は、必ずしも手書き入力式タッチパネルにより利用者が手書きで入力するものでなくてもよく、手書き入力式タッチパネルと一体又は別体に設けられた例えばプッシュ式タッチパネルや他の方式の入力手段に含まれる入力装置(図示省略)を設け、この入力装置から利用者が暗証番号を入力するようにしてもよい。この場合には、暗証番号検出・照合部3bは、入力装置からの利用者が入力した暗証番号を示す信号を検出して、暗証番号格納部3aに格納されている暗証番号と照合することとなる。このようにしても同様な効果を奏する。
この発明の一実施の形態によるエレベータの呼び登録制御装置の構成を示す図である。 この発明の一実施の形態によるエレベータの呼び登録制御装置の動作フローチャートである。 この発明の別の実施の形態によるエレベータの呼び登録制御装置の構成を示す図である。 この発明のエレベータの呼び登録制御装置における操作パネルの構成例を示す図である。 この発明の別の実施の形態によるエレベータの呼び登録制御装置の動作フローチャートである。
符号の説明
1 入力手段、1a タッチパネル(手書き入力式タッチパネル)、1b 入力釦(入力釦群)、1ba 行先階釦、1bb 呼び釦、2 個人認証手段、2a 筆跡検出部、2b 許可筆跡データ格納部、2c 筆跡照合部、3 補助個人認証手段、3a 暗証番号格納部、3b 暗証番号検出・照合部、4 書込入力/呼び変換手段、5 呼び登録制御手段、5a 呼び登録制御部、5b 呼び登録管理情報格納部、10 呼び登録制御装置本体、11 かご運転制御装置、12 監視盤、B 通信手段(通信網)、C かご、CST かご上ステーション、COP 手書き入力式タッチパネル付かご繰作パネル(かご繰作パネル)、H〜H 乗場、HST〜HST 乗場ステーション、HOP〜HOP 手書き入力式タッチパネル付乗場操作パネル(乗場操作パネル)、EOP 手書き入力式タッチパネル付エレベータ操作パネル(エレベータ操作パネル)。

Claims (5)

  1. 少なくとも手書き入力式タッチパネルを含む入力手段と、
    前記入力手段の手書き入力式タッチパネルに手書き入力される任意のキャラクタの筆跡を検出する筆跡検出部、エレベータの使用が許可されている各利用者の任意のキャラクタの許可筆跡データを格納する許可筆跡データ格納部、前記筆跡検出部で検出された検出筆跡データと前記許可筆跡データとを照合して一致した場合に呼び登録許可信号を発生する筆跡照合部、を含む個人認証手段と、
    前記個人認証手段から呼び登録許可信号を受けたことを条件に、前記入力手段から入力されるエレベータの呼びをかご運転制御装置に登録する呼び登録制御手段と、
    を備え、
    前記手書き入力式タッチパネルに手書き入力されたエレベータの呼びのキャラクタの信号が、前記個人認証手段における個人認証での筆跡にそのまま使用されると共に前記呼び登録制御手段における呼び登録にも使用されることを特徴とするエレベータの呼び登録制御装置。
  2. エレベータの使用が許可されている各利用者の暗証番号を格納する暗証番号格納部、前記入力手段に入力される暗証番号を検出して前記暗証番号格納部の暗証番号と照合して一致した場合に呼び登録許可信号を発生する暗証番号検出・照合部を含む補助個人認証手段をさらに備え、
    前記呼び登録制御手段が、前記認証手段及び補助認証手段からそれぞれ呼び登録許可信号を受けたことを条件に、前記入力手段から入力されるエレベータの呼びをかご運転制御装置に送ることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの呼び登録制御装置。
  3. 前記少なくとも手書き入力式タッチパネルを含む入力手段がエレベータのかご内に設置され、利用者ごとにかご内での呼びによる行先階の入力制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの呼び登録制御装置。
  4. 前記少なくとも手書き入力式タッチパネルを含む入力手段がエレベータの乗場に設置され、利用者ごとに乗場での呼びによる方向又は行先階を伴ったかご配車の入力制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの呼び登録制御装置。
  5. 前記少なくとも手書き入力式タッチパネルを含む入力手段が建物の何処かの場所に設置され、利用者ごとに方向又は行先階を伴ったかご配車の入力制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの呼び登録制御装置。
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