WO2004100777A1

WO2004100777A1 - 内視鏡システム

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Publication number: WO2004100777A1
Application number: PCT/JP2004/006318
Authority: WO
Inventors: Masanobu Koitabashi
Original assignee: Olympus Corporation
Priority date: 2003-05-14
Filing date: 2004-04-30
Publication date: 2004-11-25
Also published as: EP1623664A4; EP1623664A1; CN1787774A; JP2004337311A; US20060052663A1

Abstract

内視鏡システム1は、内視鏡本体2と、光源ランプを有する外部装置としての光源装置3と、流体装置としての吸引装置，前方送水装置及び送液タンク33とを有して構成される。内視鏡システム1は、内視鏡本体2に設けた総合コネクタ29と、内視鏡本体2に形成した流体通路及び光伝達部としてのライトガイドと、光入射部としてのライトガイドコネクタ52と、流体通路開口部としての流体コネクタ53と、光源装置3に設けた総合コネクタ受け部40と、導光部としての集光レンズと、流体供給管路としての吸引装置等のチューブ類31a～33a及び管路ユニット内のユニット内チューブ類とを具備して構成されている。

Description

明細書内視鏡 > 技術分野

本発明は、被検体の内部を観察可能に構成した内視鏡本体を備えた内視鏡システムに関する。背景技術 '

近年、内視鏡システムは、広く用いられている。内視鏡システムは、体腔内に細長な揷入部を挿入することで、体腔内の臓器等を観察したり、必要に応じて処置具挿入用チャンネル内に挿入した処置真を用いて、各種治療処置ができるようになっている。

一般に、内視鏡システムは、光源装置や制御装置等の外部装置に内視鏡本体が接続されて使用される。このような従来の内視鏡システムは、例えば、日本国特許公開平 1 0— 2 7 6 9 6 3号公報や日本国特許公開平 1 1— 2 5 3 3 9 3号公報に記載されているように外部装置との接続が例えば内視鏡本体の操作部から延出するユニバーサルコード等の端部に設けたコネクタを介して行なわれている。上記従来の内視鏡システムは、例えば、図 1 3及ぴ図 1 4に示すように構成されている。

図 1 3に示すように従来の内視鏡システム 2 0 0は、内視鏡本体 2 0 1を備えて構成されている。上記内視鏡本体 2 0 1は、揷入部 2 0 2と操作部 2 0 3とから構成されている。この操作部 2 0 3側部からは、ユニバーサルコード 2 0 4が延出している。

上記ユニバーサルコード 2 0 4の端部には、光源装置 2 1 1に接続されるコネクタ 2 0 5が設けられている。このコネクタ 2 0 5の側部には、ビデオプロセッサ 2 1 2に接続される電気ケーブル 2 0 6が延出している。尚、ビデオプロセッサ 2 1 2には、患者情報の入力等を行うキーボード 2 1 3や内視鏡画像を表示するモニタ 2 1 4が接続されている。また、このコネクタ 2 0 5には、吸引装置 2 1 5の排出チューブ 2 1 5 a、前方送水装置 2 1 6の前方送水用導液チューブ 2 1 6 a、送液タンク 2 1 7のタンクチューブ 2 1 7 a等のチューブ類が接続されるようになっている。

更に、コネクタ 2 0 5には、高周波焼灼装置 2 1 8のアースコード 2 1 8 aが接続されるようになっている。尚、光源装置 2 1 1、ビデオプロセッサ 2 1 2、モユタ 2 1 4、吸引装置 2 1 5等は、キーボード 2 1 3と共に架台 2 1 9に配置されている。

図 1 4に示すように上記コネクタ 2 0 5は、ライトガイド口金 2 2 1 と、送気コネクタ 2 2 2とが突設されている。前記ライトガイドロ金 2 2 1は、光源装置 2 1 1に接続されるようになっている。前記送気コネクタ 2 2 2は、光源装置 2 1 1に設けられた図示しない送気ポンプに接続されるようになっている。

また、コネクタ 2 0 5には、側部に前記電気ケーブル 2 0 6を介して電気コネクタ 2 2 3が設けられている。上記電気コネクタ 2 2 3には、ビデオプロセッサ 2 1 2が接続されるようになっている。

更に、コネクタ 2 0 5には、吸引コネクタ 2 2 4、前方送水用送液コネクタ 2 2 5、送液コネクタ 2 2 6及ぴ加圧コネクタ 2 2 7が設けられている。前記吸引コネクタ 2 2 4は、吸引装置 2 1 5の排出チューブ 2 1 5 aが接続されるようになっている。前記前方送水用送液コネクタ 2 2 5は、前方送水装置 2 1 6の前方送水用導液チューブ 2 1 6 aが接続されるようになっている。前記送液コネクタ 2 2 6及ぴ前記加圧コネクタ 2 2 7は、送液タンク 2 1 7のタンクチューブ 2 1 7 aが接続されるようになっている。

尚、符号 2 2 8は、不使用時に前方送水用送液コネクタ 2 2 5の栓をするためのキャップである。符号 2 2 9は、光源装置 2 1 1に接続されて調光信号等を光源装置に伝送する電気接点である。

更に、コネクタ 2 0 5には、高周波焼灼装置 2 1 8のアースコード 2 1 8 aが接続されるアース口金 2 3 0が設けられている。

このような内視鏡本体 2 0 1を備えた従来の内視鏡システム 2 0 0は、内視鏡検査毎に洗浄 ·消毒する必要がある。このため、上記従来の内視鏡システム 2 0 0は、検査毎に内視鏡本体 2 0 1のコネクタ 2 0 5に接続されるチューブ · コード類を一々着脱する必要があり、作業効率が悪く煩雑であった。

一方、これに対して従来の内視鏡システムは、例えば、日本国特許公開 2 0 0 2 - 3 4 9 1 2号公報に記載されているようにビデオプロセッサと光源装置とが接続ケーブルにより接続されている。

上記公報に記載の内視鏡システムは、内視鏡本体のコネクタに電気接点部を設けている。このため、上記公報の記載の内視鏡システムは、内視鏡本体のコネクタをワンァクションで光源装置に接続することで、この光源装置を介して内視鏡本体とビデオプロセッサとが接続可能になっている。 ' しかしながら、上記公報に記載の内視鏡システムは、アースコードや送気 .送水及び前方送水等のチューブ類の接続に関して全く触れられていない。

一方、これに対して従来の内視鏡システムは、日本国特許公開昭 6 2— 3 4 5 2 5号公報に記載されているようにビデオプロセッサに光源装置及び送気ポンプを内蔵して一体的に構成されている。

上記公報に記載の内視鏡システムは、内視鏡本体のコネクタをワンァクションでビデオプロセッサに接続することで、電気コネクタとライトガイドコネクタ及ぴ送気コネクタとが一度に接続されるようになっている。

しかしながら、上記日本国特許公開昭 6 2 - 3 4 5 2 5号公報に記載の内視鏡システムは、送気ポンプに接続される送気コネクタを設けているが、その他の送液チューブゃ前方送水チューブ等のチューブ類及びァースコードの接続に関して全く触れられていない。

また、従来の内視鏡システムは、例えば、米国特許第 5， 2 3 9， 9 8 3号公報に記載されているようにビデオプロセッサと光源装置とがー体、別体いずれにも接続できるようにしている。

本発^は、上記問題点に鑑みてなされたもので、内視鏡本体に対するチューブ • コード類の接続をワンアクションで可能にして作業性の良い内視鏡システムを提供することを目的とする。発明の開示

本発明の内視鏡システムは、被検体の内部を観察可能に構成した内視鏡本体と、

前記被検体の被検部位を照明するための照明光を発生する光源を有する外部装置と、

前記内視鏡本体から噴出させる流体を供給する又は前記内視鏡本体より流体を吸引する前記外部装置と別体に設けた流体装置と、

前記内視鏡本体を前記外部装置に接続するための前記内視鏡本体の一端部側に設けたコネクタと、

前記コネクタを介して前記内視鏡本体に入射した光を前記内視鏡本体の他端部側まで伝達する前記内視鏡本体に設けた光伝達部と、

前記コネクタを介して前記內視鏡本体に流体の通過を可能とする前記内視鏡本体に形成した流体通路と、

前記コネクタが挿入されることで、前記内視鏡本体を前記外部装置に接続する前記外部装置に設けたコネクタ受けと、

前記光源からの照明光を前記コネクタ受けに導光する導光部と、

前記コネクタ受けへの前記コネクタの挿入動作に応じて前記導光部と光学的に接続される前記光伝達部の一端部側に設けた光入射部と、

前記コネクタ受けへの前記コネクタの挿入動作に応じて前記流体装置から供給された流体又は前記流体装置に吸引された流体を前記流体通路へ流入可能に形成した前記流体通路の一端部側に設けた流体通路開口部と、

前記コネクタ受けへの前記コネクタの挿入動作に応じて前記流体通路開口部に接続されることで、前記流体装置から供給された流体又は前記流体装置に吸引された流体を前記外部装置を経由して前記流体通路開口部へ流入させる流路を形成した流体供給管路と、

を備えている。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の一実施の形態の内視鏡システムを示す全体構成図、図 2は、図 1の光源装置及びビデオプロセッサの接続関係を示す説明図、図 3は、図 1の内視鏡本体内の流体通路を示す説明図、図 4は、図 2の光源装置及ぴビデオプロセッサの内部構成を示す回路プロック図、

図 5は、図 2の光源装置の総合コネクタ受け部付近を示す拡大斜視図、図 6は、図 5の管路ユニットの背面側を示す斜視図、

図 7は、図 5の光源装置の総合コネクタ受け部付近を示す正面図、

図 8は、図 5の光源装置内部の管路ュニット装着部付近及ぴ管路ュ-ットの内部構成を示す説明図、

図 9は、光源装置の着脱機構付近を示す要部断面図、

図 1 0は、図 9の着脱機構付近の縦断面図、

図 1 1は、本実施の形態の作用を示す説明図、

図 1 2は、送気送液制御弁付近の説明図、

図 1 3は、従来の内視鏡システムを示す全体構成図、

図 1 4は、図 1 3の内視鏡本体のコネクタを示す外観斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、図面を参照して本発明の一実施の形態を説明する。

'図 1ないし図 1 2は、本発明に係る内視鏡システムの一実施の形態を示している。

図 1に示すように本発明の一実施の形態の内視鏡システム 1は、被検体の内部を観察可能に構成した内視鏡本体 2と、内視鏡本体 2の外部装置として照明光を供給する光源装置 3と、内視鏡本体 2の撮像部から出力された出力信号に対する信号処理を行って映像信号を出力するビデオプロセッサ 4とを有して構成されている。

前記ビデオプロセッサ 4は、モニタ 5に接続されている。前記ビデオプロセッサ 4は、モニタ 5に映像信号を出力して内視鏡画像を表示させるようになっている。また、ビデオプロセッサ 4には、患者情報の入力等を行うキーボード 6が接続されている。

前記内視鏡本体 2は、体腔内等に挿入される細長の挿入部 1 1と、この揷入部 1 1の基端側に連設され、把持部を兼ねる操作部 1 2とが設けられている。また、内視鏡本体 2には、操作部 1 2の側部から延出した軟性のユニバーサルコード 1 3が設けられている。ユニバーサルコード 1 3は、光伝達部としてのラィトガイドゃ信号ケーブルや後述の流体通路を構成しているチューブやケーブル類を内挿している。

また、揷入部 1 1は、その先端に設けられた硬質の先端部 1 4と、この先端部 1 4の後端に設けられた湾曲自在の湾曲部 1 5と、この湾曲部 1 5の後端に設けられた長尺で可撓性を有する可撓管部 1 6とを有して構成されている。

尚、湾曲部 1 5は、操作部 1 2に設けられた湾曲操作レバー 1 7により湾曲操作が可能である。

また、挿入部 1 1の先端部 1 4には、観察窓 2 1と、この観察窓 2 1の表面に水や空気等の流体を噴きつけて洗滌する送気送水ノズル 2 2と、照明窓 2 3と、処置具挿通用チャンネル（図 3参照）の先端開口部 2 4と、被検体の被検部位を洗浄するための前方送水開口部 2 5とが設けられている。

尚、観察窓 2 1の後方には、図示しない対物光学系が配設されている。又、図示しないが、この対物光学系の結像位置には撮像ユニットの撮像面（光学式內視鏡の場合、イメージガイドやリレーレンズ等の像伝達光学系の像入射端面）が配置されている。また、照明窓 2 3の後方には、ライトガイドの出射端面が配置されている。

また、操作部 1 2には、送気送水操作釦 2 6と、吸引操作釦 2 7とが配設されている。前記送気送水操作釦 2 6は、送気送水ノズル 2 2から気体や液体等の流体を噴出させるための操作釦である。前記吸引操作釦 2 7は、処置具揷通用チヤンネルの先端開口 2 4から選択的に体腔内の粘液等を回収するための操作釦である。

尚、処置具揷通用チャンネルは、揷入部 1 1内に配設された後述のチューブ等によって流体通路を形成されている。この処置具挿通 fflチャンネルは、操作部 1 2の前端付近に設けた処置具揷入口 2 8と連通している。処置具揷入口 2 8の端縁部には、図示しない鉗子栓が着脱自在に装着されるようになっている。

また、ユニバーサルコード 1 3の端部には、光源装置 3に接続される総合コネクタ 2 9が設けられている。一方、光源装置 3には、総合コネクタ 2 9が接続される。また、光源装置 3には、吸引装置 3 1の排出チューブ 3 1 a , 前方送水装置 3 2の前方送水用導液チユーブ 3 2 a及ぴ送液タンク 3 3のタンクチューブ 3 3 a等のチューブ類が接続されるようになつている。尚、吸引装置 3 1 , 前方送水装置 3 2及び送液タンク

3 3は、流体装置を構成している。

尚、光源装置 3、ビデオプロセッサ 4、モニタ 5、吸引装置 3 1等は、キーボード 6と共に架台 3 5に配置されている。

図 2に示すように光源装置 3のフロントパネル 3 aには、上述した吸引装置 3 1等のチューブ類 3 1 a〜 3 3 aが着脱自在に接続されるようになっている。また、光源装置 3のフロントパネル 3 aには、内視鏡本体 2の総合コネクタ.2 9が着脱自在に接続される総合コネクタ受け部 4 0が設けられている。

総合コネクタ受け部 4 0は、電気コネクタ受け部 4 1 と、ライトガイド受け部

4 2と、管路ユニット部 4 3とを有して構成されている。

尚、ライトガイド受け部 4 2の下側には、送気コネクタ受け部 3 9が設けられている。これにより、光源装置 3は、従来の内視鏡本体のコネクタに設けた送気コネクタ 2 2 2 (図 1 4参照）が接続されて使用可能となっている。

管路ユニット部 4 3は、吸引コネクタ 4 4、前方送水用送液コネクタ 4 5、送液コネクタ 4 6及ぴ加圧コネクタ 4 7が設けられている。

前記吸引コネクタ 4 4は、吸引装置 3 1の排出チューブ 3 1 aが接続されるようになつている。前記前方送水用送液コネクタ 4 5は、前方送水装置 3 2の前方送水用導液チューブ 3 2 aが接続されるようになっている。前記送液コネクタ 4 6及び前記加圧コネクタ 4 7は、送液タンク 3 3のタンクチューブ 3 3 aが接続されるようになつている。尚、電気コネクタ受け部 4 1は第 2の電気接続部を構成している。

また、管路ユニット部 4 3には、流体コネクタ受け部 4 8が設けられている。また、流体コネクタ受け部 4 8には、後述する前方送水用送液コネクタ受け部と、吸引コネクタ受け部と、加圧コネクタ受け部と、送液コネクタ受け部とが設けられている。尚、管路ユニット部 4 3は、後述する管路ユニットが管路ユニット装着部から着脱自在な構成となっている。また、光源装置 3のフロントパネル 3 aには、高周波焼灼装置 3 4のアースコード 3 4 aが接続されるアース口金 4 9が設けられている。尚、高周波焼灼装置 3 4は、図示しない電気メス又は高周波プローブが接続されて、被検体の患部に高周波処置を行えるようになっている。

また、光源装置 3とビデオプロセッサ 4とは、背面に延出する電気ケーブル 5 0 aにより接続されている。これら光源装置 3及ぴビデオプロセッサ 4には、電気コネクタ 5 0 b， 5 0 cが設けられている。これにより、これら光源装置 3及びビデオプロセッサ 4は、図 1 3及び図 1 4に図示した従来の内視鏡本体 2 0 1 のコネクタ 2 0 5に設けた電気コネクタ 2 2 3が電気ケーブル 2 0 6を介して接続されて使用可能となっている。

一方、総合コネクタ 2 9には、電気コネクタ 5 1と、ライトガイドコネクタ 5 2と、流体コネクタ 5 3とが設けられている。

前記電気コネクタ 5 1は、総合コネクタ受け部 4 0の電気コネクタ受け部 4 1 に接続するようになっている。前記ライトガイドコネクタ 5 2は、総合ネクタ受け部 4 0のライトガイド受け部 4 2に接続するようになっている。前記流体コネクタ 5 3は、総合コネクタ受け部 4 0の流体コネクタ受け部 4 8に接続するようになっている。

尚、電気コネクタ 5 1は第 1の電気接崎部を構成し、ライトガイドコネクタ 5 2は光入射部を構成し、流体コネクタ 5 3は流体通路開口部を構成している。流体コネクタ 5 3には、前方送水用送液コネクタ 5 4と、吸引コネクタ 5 5と、加圧コネクタ 5 6と、送液コネクタ 5 7とが設けられている。

内視鏡本体 2は、図 3に示すように総合コネクタ受け部 4 0から連通するチューブ類で流体通路を形成している。

前方送水用送液コネクタ 5 4には、前方送水用送液チューブ 6 1が接続されている。吸引コネクタ 5 5には、吸引チューブ 6 2が接続されている。加圧コネクタ 5 6には、送気チューブ 6 3が接続されている。送液コネクタ 5 7には、送液チューブ 6 4が接続されている。これら前方送水用送液チューブ 6 1、吸引チューブ 6 2、送気チューブ 6 3及ぴ送液チューブ 6 4はいずれもュニパーサノレコード 1 3内を通じて操作部 1 2内に導かれている。また、操作部 1 2の内部において、吸引チューブ 6 2の途中には吸引制御弁 6 5が介挿され、送気チューブ 6 3と送液チューブ 6 4との途中には送気送液制御弁 6 6が介挿されている。

送気チューブ 6 3の先端と送液チューブ 6 4の先端とは、操作部 1 2の内,部において、送気送液管路分岐部 6 7を介して一本の送気送液管路を構成する送気送液チューブ 6 8に合流している。前記送気送液管路分岐部 6 7は、 Y字状に形成されている。

この送気送液チューブ 6 8は、挿入部 1 1内を通じて先端部 1 4まで導かれ、送気送水ノズル 2 2に接続されている。

送気送水操作釦 2 6を押下操作することで、内視鏡本体 2は、送気送液制御弁 6 6により送気管路と送液管路との切り替え及び開閉が行われるようになっている。これにより、内視鏡本体 2は、送気送液管路分岐部 6 7を通じて一本の送気送液チューブ 6 8に対しての送気又は送液を選択的に行えるようになっている。従って、内視鏡本体 2は、送気送水ノズル 2 2から観察窓 2 1に向けて水や空気等の流体を噴き付けて清掃を行うことが可能となっている。

一方、吸引チューブ 6 2の先端は、略 Yの字状の吸引管路分岐部 6 9を介して処置具揷通用チャンネル 7 0の途中部分に接続されている。吸引チューブ 6 2と処置具挿通用チャンネル 7 0の先端側部分とは、吸引管路を形成している。

また、処置具揷通用チャンネル 7 0の吸引管路を形成しない手元側部分は、処置具挿入口 2 8を形成している。

操作部 1 2において、吸引チューブ 6 2の途中には吸引操作釦 2 7を有した吸引制御弁 6 5が介挿されている。この吸引制御弁 6 5は、通常、吸引チューブ 6 2を閉止して吸引作用を遮断している。吸引操作釦 2 7が押下操作されると、内視鏡本体 2は、吸引制御弁 6 5の動作により吸引チューブ 6 2が開放され、この吸引チューブ 6 2を通じての吸引作用が処置具揷通用チャンネル 7 0に作用するようになつている。これにより、内視鏡本体 2は、吸引管路の先端開口部 2 2より体腔内の粘液等を吸引して回収することが可能となっている。

尚、吸引制御弁 6 5は吸引チューブ 6 2を閉止し、処置具揷通用チャンネル 7 0に対する吸引作用を遮断しているとき、吸引ポンプの負荷を軽減するために外気を吸引できるように構成されている。

また、内視鏡本体 2の内部において、前方送水用送液チューブ 6 1は、前方送水開口部 2 5まで 1本で形成されている。前方送水用送液チューブ 6 1は、前方送水装置 3 2の操作により供給された滅菌水を前方送水開口部 2 5から被検部位に向けて前方送水するようになっている。

尚、図 3において、符号 7 1は撮像ユニットである。この撮像ユニット 7 1から延出する信号ケーブル 7 1 aは、総合コネクタ 2 9の電気コネクタ 5 1 (図 2 参照）に接続されている。

内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9を光源装置 3の総合コネクタ受け部 4 0に接続することで、内視鏡本体 2は光源装置 3を介してビデオプロセッサ 4、吸引装置 3 1、前方送水装置 3 2、高周波焼灼装置 3 4のアースに接続されるようになつている。

また、図 4に示すように光源装置 3は、被検体の被検部位を照明するための照明光を発生する光源ランプ 7 2を備えている。

光源装置 3のライトガイド受け部 4 2に内視鏡本体 2のライトガイドコネクタ 5 2が接続されていると、光源ランプ 7 2で発生した照明光は、導光部としての集光レンズ 7 3でライトガイドコネクタ 5 2内の図示しないライトガイドの光入射端に集光入射され光出射端まで導光される。

ライトガイドから伝達された照明光は、図示しない照明光学系を介して揷入部先端部 1 4の照明窓 2 3から患部などの被検部位を照明するようになつている。この照明光によって照明された被検部位からの反射光は、揷入部先端部 1 4の観察窓 2 1から対物光学系を介して被写体像として内視鏡本体 2に取り込まれる。

尚、光源装置 3は、駆動回路 7 4 Aを有して構成されている。駆動回路 7 4 A は、内視鏡本体 2の撮像ユニット 7 1を駆動するようになっている。撮像ュニット 7 1は、光源装置 3の駆動回路 7 4 Aにより制御駆動されるようになっている。尚、ビデオプロセッサ 4は、従来の内視鏡本体が接続されて使用可能なように光源装置 3と同様な駆動回路 7 4 Bを有して構成されている。

光源装置 3の駆動回路 7 4 Aから電気コネクタ受け部 4 1を介して出力される駆動信号は、総合コネクタ 2 9の電気コネクタ 5 1を介して信号ケーブル 7 1 a に伝達され、撮像ュニット 7 1を駆動するようになっている。

内視鏡本体 2に取り込まれた被写体像は、撮像ュニット 7 1により撮像されて光電変換され、撮像信号に変換されるようになっている。この撮像信号は、撮像ュニット 7 1から信号ケーブル 7 1 aを伝達される。

信号ケーブル 7 1 aを伝達された撮像信号は、ユニバーサルコード 1 3の電気コネクタ 5 1から電気コネクタ受け部 4 1を介して光源装置 3の駆動回路 7 4 A へ出力される。撮像信号は、光源装置 3の駆動回路 7 4 Aからビデオプロセッサ 4の信号処理回路 7 5へ出力される。信号処理回路 7 5は、撮像信号を信号処理して、標準的な映像信号を生成する。信号処理回路 7 5は、生成した映像信号をモニタ 5に出力し、このモニタ 5に内視鏡画像を表示させるようになつている。尚、光源装置 3及びビデオプロセッサ 4には、それぞれの駆動回路 7 4 A , 7 4 B内にアイソレーション回路 7 6 (図中『F』で図示）が設けられている。これらアイソレーション回路 7 6は、フォトカプラ或いはコンデンサ、トランス等の図示しないアイソレーション素子により構成されている。

ここで、前記駆動回路 7 4 A , 7 4 Bは、内視鏡本体 2内の撮像ユニット 7 1 に接続されている患者回路である。これら駆動回路 7 4 A, 7 4 Bは、アイソレーション回路 7 6によりァイソレーションされることで、信号処理回路 7 5及び装置内の他の回路に対して電気的絶縁を所定の耐電圧、漏れ電流で維持しつつ電気信号を伝達可能な構成となっている。

また、光源装置 3及びビデオプロセッサ 4は、それぞれ商用電源に接続される電源回路 7 7を有して構成されている。この電源回路 7 7内にも、駆動回路 7 4 A , 7 4 Bと同様にアイソレーション回路 7 6が設けられている。このことにより、電源回路 7 7は、商用電源との間での電気的絶縁を所定の耐電圧、漏れ電流で維持しつつ電力を各部に伝達可能な構成となっている。

また、光源装置 3は、送気ポンプ 7 8と、この送気ポンプ 7 8の下位側に配設される送気パルプ 7 9と、この送気バルブ 7 9の切り換え（開閉）を制御する制御回路 8 0を有して構成されている。送気ポンプ 7 8からの送気ガスは、送気バルブ 7 9により切り換えられて送気コネクタ受け部 3 9又は管路ュニット部 4 3 へ供給されるようになっている。

次に、図 5ないし図 8を参照して光源装置 3の総合コネクタ受け部 4 0の詳細構成を説明する。

図 5に示すように光源装置 3の総合コネクタ受け部 4 0において、フロントパネル 3 aには、管路ュニット係止解除ノブ 8 1が設けられている。

管路ュ-ット部 4 3は、前記管路ュニット係止解除ノブ 8 1を操作することにより、管路ュニット 4 3 Aが管路ュニット装着部 4 3 Bから着脱自在な構成となつている。

尚、符号 8 2は、光源装置 3の電源スィッチである。また、符号 8 2 aは、 L E D ( Light Emitting Diode ) 等で形成された電源動作状態表示部である。

電源動作状態表示部 8 2 aは、前記電源スィツチ 8 2がオンされて光源装置 3 が起動している際には、点灯して術者に告知するようになっている。

管路ユニット 4 3 Aには、上述したように前記吸引コネクタ 4 4、前記前方送水用送液コネクタ 4 5、前記送液コネクタ 4 6及ぴ前記加圧コネクタ 4 7と、前記流体コネクタ受け部 4 8とが設けられている。尚、前方送水用送液コネクタ 4 5には、不使用時に栓をするためのキヤップ 4 5 aが取り付けられている。

流体コネクタ受け部 4 8には、総合コネクタ 2 9の流体コネクタ 5 3が接続されるようになっている。この流体コネクタ受け部 4 8には、前方送水用送液コネクタ受け部 8 4と、吸引コネクタ受け部 8 5と、加圧コネクタ受け部 8 6と、送液コネクタ受け部 8 7とが設けられている。

前方送水用送液コネクタ受け部 8 4には、流体コネクタ 5 3の前方送水用送液コネクタ 5 4が接続されるようになっている。吸引コネクタ受け部 8 5には、流体コネクタ 5 3の吸引コネクタ 5 5が接続されるようになつている。加圧コネクタ受け部 8 6には、流体コネクタ 5 3の加圧コネクタ 5 6が接続されるようになつている。送液コネクタ受け部 8 7には、流体コネクタ 5 3の送液コネクタ 5 7 が接続されるようになっている。

また、図 6に示すように管路ユニット 4 3 Aの背面側には、係止爪 8 8が設けられている。この係止爪 8 8により係止することで、管路ユニット 4 3 Aは、管路ュ-ット装着'部 4 3 Bに着脱自在に取り付けられるようになつている。また、管路ュュット 4 3 Aの背面側には、送気入力コネクタ 8 9が設けられている。この送気入力コネクタ 8 9は、送気ポンプ 7 8から送気バルブ 7 9を介して供給される送気ガスを入力するようになっている。

一方、図 7に示すように管路ユニット装着部 4 3 Bは、係止爪揷通孔 9 1が形成されている。また、管路ユニット装着部 4 3 Bには、内部に後述の着脱機構が設けられている。

管路ュニット装着部 4 3 Bは、係止爪挿通孔 9 1を係止爪 8 8が挿通して着脱機構により着脱自在に管路ュニット 4 3 Aを係止するようになっている。

また、管路ユニット装着部 4 3 Bには、管路ユニット 4 3 Aを取り付けた際に位置決めを行うための当て付け部 9 2が設けられている。更に、管路ユニット装着部 4 3 Bには、管路ュニット 4 3 Aの送気入力コネクタ 8 9が接続される送気入力コネクタ受け部 9 3が設けられている。

図 8に示すように、送気入力コネクタ受け部 9 3は、装置内部で先端側を送気入力コネクタ受け保持部 9 4で保持されている。送気入力コネクタ受け部 9 3は、送気入力コネクタ保持板 9 5により後端側を保持されている。尚、送気入力コネクタ保持板 9 5は、送気入力コネクタ受け保持部 9 4にねじ止め固定されている。また、'送気入力コネクタ受け部 9 3の後端側には、送気バルブ 7 9から延出する装置側第 1送気チューブ 9 6 aが接続されている。送気入力コネクタ受け部 9 3は、送気ポンプ 7 8からの送気ガスが供給されるようになっている。

また、送気バルブ 7 9から延出する装置側第 2送気チューブ 9 6 bは、送気コネクタ受け部 3 9 (図 7参照）に接続されている。装置側第 2送気チューブ 9 6 bは、送気ポンプ 7 8からの送気ガスが供給されるようになっている。

一方、管路ユニット 4 3 Aの内部には、送気入力コネクタ 8 9の先端側にュニット内送気チューブ 1 0 1が接続されている。ュニット内送気チューブ 1 0 1は、送気 ·加圧分岐部 1 0 2を介して加圧コネクタ 4 7と流体コネクタ受け部 4 8の加圧コネクタ受け部 8 6とに分岐している。尚、送気 ·加圧分岐部 1 0 2は、 T 字状に形成されている。

また、管路ユニット 4 3 Aの内部において、前記吸引コネクタ 4 4と、前記流体コネクタ受け部 4 8の前記吸引コネクタ受け部 8 5とは、ュニット内吸引チュープ 1 0 3により連結されている。

- 刖 '己吸引コネクタ 4 4は、上述したように吸引装置 3 1の排出チューブ 3 1 a が接続されるようになっている。また、前記吸引コネクタ受け部 8 5は、上述したように総合コネクタ 2 9の吸引コネクタ 5 5が接続されるようになっている。同様に、管路ユニット 4 3 Aの内部において、前記方送水用送液コネクタ 4 5と、前記流体コネクタ受け部 4 8の前方送水用送液コネクタ受け部 8 4とはュニット内前方送水用送液チューブ 1 0 4により連結されている。

前記前方送水用送液コネクタ 4 5は、上述したように前方送水装置 3 2の前方送水用導液チューブ 3 2 aが接続されるようになっている。また、前記前方送水用送液コネクタ受け部 8 4は、上述したように総合コネクタ 2 9の前方送水用送液コネクタ 5 4が接続されるようになつている。

更に、同様に管路ュュット 4 3 Aの内部において、前記送液コネクタ 4 6と、前記送液コネクタ受け部 8 7とはュニット内送液チューブ 1 0 5により連結されている。

前記送液コネクタ 4 6は、上述したように送液タンク 3 3のタンクチューブ 3 3 aが接続されるようになっている。前記送液コネクタ受け部 8 7は、上述したように総合コネクタ 2 9の送液コネクタ 5 7が接続されるようになっている。このことにより、管路ュ-ット 4 3 Aは、ュ-ット内チューブ類 1 0 3 〜 1 0 5を経由することで流体としての液体を光源装置内部を通さず、ュニット内部のみの連通により内視鏡本体 2と吸引装置 3 1等の各装置との接続が可能となっている。

即ち、吸引装置 3 1等のチューブ類 3 1 a 〜 3 3 aと管路ュニット 4 3 A内のュニット内チューブ類 1 0 3 〜 1 0 5とは、流体供給管路を構成している。

管路ュニット 4 3 A内のュ-ット内チューブ類 1 0 3 〜 1 0 5は、第 1の接続管路である。吸引装置 3 1等のチューブ類 3 1 a 〜 3 3 aは、第 2の接続管路である。また、管路ユニット部 4 3の流体コネクタ受け部 4 8は、第 1の開口部を構成している。前方送水用送液コネクタ 4 5、送液コネクタ 4 6及び加圧コネクタ 4 7は、第 2の開口部を構成している。

従って、管路ユニット装着部 4 3 Bと管路ユニット 4 3 Aとは、送気入力コネクタ 8 9のみの接続で済む。即ち、管路ユニット装着部 4 3 Bと管路ユニット 4

3 Aとは、流体としてガス系のみの接続で済むようになっている。

このため、管路ユニット装着部 4 3 Bは、着脱機構により管路ユニット 4 3 A を取り外すことで、液体管路の洗滌性 ·滅菌消毒性が向上可能である。

次に、図 9及び図 1 0を参照して管路ュニット部 4 3の着脱機構について説明する。

図 9及び図 1 0に示すように着脱機構は、管路ュニット装着部 4 3 Bの背面側において、左右方向に移動可能な管路ュ-ット係止片 1 1 1を設けて構成されている。尚、図 1 0中、符号 3 bは、光源装置 3の外装部材である。

管路ュニット係止片 1 1 1は、一端が管路ュニット係止解除ノブ 8 1にねじ止め固定され、他端が引張りコイルパネ 1 1 2と連結している。この管路ユニット係止片 1 1 1には、係止爪保持孔 1 1 3が形成されている。この係止爪保持孔 1 1 3には、管路ュニット装着部 4 3 Bの係止爪揷通孔 9 1を挿通した管路ュニット 4 3 Aの係止爪 8 8が係止されるようになっている。

管路ュニット係止解除ノブ 8 1は、左右方向に移動可能なようにノブ孔 8 1 a を挿通してフロントパネル 3 aに突設して露出されている。管路ュニット係止解除ノブ 8 1は、基端側が管路ュュット係止片 1 1 1をねじ止め固定している。引張りコイルパネ 1 1 2は、一端が管路ュ-ット係止片 1 1 1と連結し、他端がばね固定部材 1 1 4に接続固定されている。このため、引張りコイルバネ 1 1 2は、通常、管路ユニット装着部 4 3 Bの係止爪揷通孔 9 1と管路ユニット係止片 1 1 1の係止爪保持孔 1 1 3との位置が互い違いになって管路ュ-ット 4 3 A の係止爪 8 8を保持（ロック）する方向、即ち、図 9中、管路ユニット係止解除ノブ 8 1を口ックする右方向に付勢している。

そして、着脱機構は、図 9中、引張りコイルパネ 1 1 2の付勢力に杭して管路ュニット係止解除ノブ 8 1を左方向に移動操作することで、管路ュニット装着部

4 3 Bの係止爪揷通孔 9 1.と管路ュエツト係止片 1 1 1の係止爪保持孔 1 1 3との位置が合致し、管路ュニット 4 3 Aの係止爪 8 8を着脱することが可能となつている。このことにより、着脱機構は、管路ユニット係止解除ノブ 8 1を操作することで、管路ュニット装着部 4 3 Bから管路ュニット 4 3 Aを着脱自在に取り外すことが可能である。

このように構成される内視鏡システム 1は、図 1で説明したように内視鏡本体 2が光源装置 3に接続されると共に、この光源装置 3にビデオプロセッサ 4，吸引装置 3 1 , 前方送水装置 3 2，送液タング 3 3及び高周波焼灼装置 3 4が接続されて内視鏡検査等に用いられる。

術者は、光源装置 3のフロントパネル 3 aに吸引装置 3 1等のチューブ · コード類を接続する。先ず、術者は、図 2で説明した総合コネクタ受け部 4 0の管路ュニット部 4 3に吸引装置 3 1等のチューブ類 3 1 a 〜 3 3 aを接続する。術者は、吸引コネクタ 4 4に吸引装置 3 1の排出チューブ 3 1 aを接続し、前方送水用送液コネクタ 4 5に前方送水装置 3 2の前方送水用導液チューブ 3 2 a を接続し、送液コネクタ 4 6及び加圧コネクタ 4 7に送液タンク 3 3のタンクチユーブ 3 3 aを接続する。尚、加圧コネクタ 4 7はタンクチューブ 3 3 aの加圧チューブ 3 3 a aに接続されると共に、送液コネクタ 4 6はタンクチューブ 3 3 aの導液チューブ 3 3 a bに接続される（図 1 1参照）。更に、術者は、電気メス等を用いて患部に高周波処置を施す場合には、アース口金 4 9に高周波焼灼装置 3 4のアースコード 3 4 aを接続する。

そして、術者は、内視鏡本体 2を光源装置 3に接続する。ここで、術者は、内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9を光源装置 3の総合コネクタ受け部 4 3にワンァクシヨンで接続する。すると、内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9は、光源装置 3 の総合コネクタ受け部 4 3に対し、電気コネクタ 5 1が電気コネクタ受け部 4 1 に接続され、ライトガイドコネクタ 5 2がライトガイド受け部 4 2に接続され、流体コネクタ 5 3が流体コネクタ受け部 4 8に接続される。

ここで、流体コネクタ 5 3と流体コネクタ受け部 4 8との接続において、図 1 1に示すように前方送水用送液コネクタ 5 4が前方送水用送液コネクタ受け部 8 4に接続され、吸引コネクタ 5 5が吸引コネクタ受け部 8 5に接続され、加圧コネクタ 5 6が加圧コネクタ受け部 8 6に接続され、送液コネクタ 5 7が送液コネクタ受け部 8 7に接続される。

そして、術者は、内視鏡本体 2の挿入部 1 1を被検体の体腔内などに挿入し、被検部位を観察する。ここで、例えば、内視鏡本体 2は、挿入部先端部 1 4の観察窓 2 1が体液の付着により汚れてしまい内視鏡観察が困難になってしまう場合がある。

このとき、術者は、内視鏡操作部 1 2の送気送水操作釦 2 6を押下操作し、送気送水ノズル 2 2から観察窓 2 1の表面に気体や液体等の流体を噴きつけて洗滌する。

先ず、術者は、送気送水操作釦 2 6を指で塞いで送気する。

すると、光源装置 3は、制御回路 8 0の制御により送気バルブ 7 9を送気ボンプ 7 8からの送気ガスが管路ュニット部 4 3へ供給されるように切り換える。すると、送気バルブ 7 9からの送気ガスは、装置側第 1送気チューブ 9 6 aを介して送気入力コネクタ 8 9へ伝達され、この送気入力コネクタ 8 9から管路ュニット 4 3 Aへ供給される。

そして、管路ユニット 4 3 Aへ供給された送気ガスは、ユニット内送気チューブ 1 0 1及ぴ送気 ·加圧分岐部 1 0 2を介して加圧コネクタ受け部 8 6へ供給される。

尚、ここで、術者は、図 1 2に示す送気送水操作釦 2 6の透孔 2 6 a開口端を指で塞いだだけで、送気送水操作釦 2 6を押下操作していない。このため、送気送液制御弁 6 6は、送液チューブ 6 4を閉じて送気チューブ 6 3が開通する状態とする。従って、管路ユニット 4 3 Aへ供給された送気ガスは、加圧コネクタ 4 7へ供給されず、加圧コネクタ受け部 8 6へ供給される。

そして、送気ガスは、流体コネクタ受け部 4 8の加圧コネクタ受け部 8 6から流体コネクタ 5 3の加圧コネクタ 5 6へ供給される。即ち、送気ガスは、光源装置 3の管路ュニット部 4 3から内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9へ供給される。内視鏡本体 2へ供給された送気ガスは、図 3で説明したように送気チューブ 6 3を通過し、送気送液管路分岐部 6 7を介して送気送液チューブ 6 8に合流し、揷入部先端部 1 4の送気送水ノズル 2 2まで導かれる。そして、送気ガスは、送気送水ノズル 2 2の開口から観察窓 2 1の表面に向けて噴きつけられて付着物を吹き飛ばす。

ここで、観察窓 2 1の汚れが取れない場合、術者は、更に観察窓 2 1の表面を送水によって洗滌する。術者は、送気送水操作釦 2 6を押下操作する。すると、管路ユニット 4 3 Aへ供給された送気ガスは、ユニット内送気チューブ 1 0 1及び送気 ·加圧分岐部 1 0 2を介して加圧コネクタ 4 7へ供給される。尚、ここで、送気送水操作釦 2 6を押下操作しているので、内視鏡本体 2内の送気チューブ 6 3を閉じて送液チューブ 6 4が開通するように、即ち、送気管路を閉じて送液管路が開通するように送気送液制御弁 6 6が開閉することにより、管路ュニット 4 3 Aへ供給された送気ガスは、加圧コネクタ受け部 8 6へ供給されず、加圧コネクタ 4 7へ供給される。

そして、送気ガスは、加圧コネクタ 4 7からタンクチューブ 3 3 aの加圧チューブ 3 3 a aを介して送液タンク 3 3内へ供給され、このタンク内の空気部分を加圧し、タンク内に蓄積された液体の液面を加圧する。加圧された液体は、タンクチューブ 3 3 aの導液チューブ 3 3 a bを介して光源装置 3の管路ュニット部 4 3へ供給される。

送液タンク 3 3からの液体は、流体コネクタ受け部 4 8の送液コネクタ 4 6から管路ュニット 4 3 A内に導入され、ュニット内送液チューブ 1 0 5を介して送液コネクタ受け部 8 7へ導かれる。

そして、液体は、流体コネクタ受け部 4 8の送液コネクタ受け部 8 7から流体コネクタ 5 3の送液コネクタ 5 7へ供給される。即ち、滅菌水は、光源装置 3の管路ュニット部 4 3から内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9へ供給される。

そして、内視鏡本体 2へ供給された液体は、図 3で説明したように送液チューブ 6 4を通過し、送気送液管路分岐部 6 7を介して送気送液チューブ 6 8に合流し、揷入部先端部 1 4の送気送水ノズル 2 2まで導かれる。この液体は、送気送水ノズル 2 2の開口から観察窓 2 1の表面に向けて噴きつけられてこの観察窓 2 1の表面を洗滌する。

観察窓 2 1の洗滌が十分であると判断した場合、術者は、更に送気送水操作釦 2 6を押下操作して内視鏡システム 1を元の状態に復帰させる。

尚、本実施の形態では、代表例として送気送水について説明したが、前方送水や吸引については、説明を省略する。

内視鏡検査が終了すると、術者は、内視鏡本体 2を取り外して洗浄 ·消毒する。この嚓、術者は、内視鏡本体 2が光源装置 3とのみ接続されているので、内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9を光源装置 3の総合コネクタ受け部 4 0からワンァクシヨンで取り外すのみで、内視鏡本体 2を取り外せる。

また、吸引装置 3 1等のチューブ ' コード類 3 1 a〜 3 4 aは、取り外す必要がなく、光源装置 3に接続されたままで良い。そして、術者は、内視鏡本体 2を洗浄 ·消毒し、次の内視鏡検査に備える。

この結果、本実施の形態の内視鏡システム 1は、内視鏡本体 2に対するチューブ . コード類 3 1 a〜3 4 aの接続をワンァクションで可能にして作業性が良いという効果を得る。

尚、本実施の形態では、内視鏡本体 2の総合コネクタ 2 9を外部装置としての光源装置 3に設けた総合コネクタ受け部に接続するように構成している。

しかしながら、本発明はこれに限定されず、光源装置と内視鏡本体 2との間を接続する中継ュニットを外部装置として設け、この中継ュニットに総合コネクタ受け部を設けて構成しても良い。

本発明においては、広い範囲において異なる実施形態が、発明の精神及ぴ範囲から逸脱することなく、本発明に基づいて、構成できることは明白である。本発明は、添付のクレームによって限定される以外は、その特定の実施態様によって制約されない。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明に係る内視鏡システムによれば、医療用として体腔内の観察及び各種治療処置等に用いる際に有用である。また、本発明に係る内視鏡装置によれば、上記医療用以外にも各種設備の管路ゃタンク、航空機の機体や翼の内部、ボイラー ·ガスタービンエンジン ·化学プラント等の配管 · 自動車エンジンのボディ等の内部の傷や腐蝕等の検査等に用いる際にも有用である。関連出願のクロスリファレンス

本出願は、 2 0 0 3年 5月 1 4日に日本国に出願された特願 2 0 0 3 - 2 1 3 6 3 9 2号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものである。

Claims

請求の範囲

1 . 被検体の内部を観察可能に構成した内視鏡本体と、

前記コネクタを介して前記内視鏡本体に流体の通過を可能とする前記内視鏡本体に形成した流体通路と、

前記光源からの照明光を前記コネクタ受けに導光する導光部と、 '

を具備したことを特徴とする内視鏡システム。

2 . クレーム 1に記載の内視鏡システムにおいて、

前記流体供給管路は、前記コネクタ受けへの前記コネクタの挿入動作に応じて前記流体通路開口部に接続される第 1の接続管路と、この第 1の接続管路と前記流体装置とを接続して前記流体装置かち供給された流体又は前記流体装置に吸引された流体を前記第 1の接続管路と流通させる第 2の接続管路と、を具備したことを特徴とする内視鏡システム。

3 . クレーム 1に記載の内視鏡システムにおいて、

前記内視鏡本体と前記外部装置との間で所定の電気信号を伝送するための前記コネクタに設けた第 1の電気接続部と、

前記コネクタ受けへの前記コネクタの挿入動作に応じて前記第 1の電気接続部と電気的に接続して前記内視鏡本体と前記外部装置との間で前記電気信号を伝送可能とする前記コネクタ受けに設けた第 2の電気接続部と、

を更に具備したことを特徴とする内視鏡システム。

4 . クレーム 2に記載の内視鏡システムにおいて、

前記外部装置の内部に前記第 1の接続管路を配設したことを特徴とする内視鏡

5 . クレーム 2に記載の内視鏡システムにおいて、

前記外部装置に対して着脱自在に構成した管路ュニットに前記第 1の接続管路を設けたことを特徴とする内視鏡システム。

6 . クレーム 4に記載の内視鏡システムにおいて、

7 . クレーム 2に記載の内視鏡システムにおいて、

前記第 1の接続管路は、前記流体通路開口部と接続するための所定の方向に開口した第 1の開口部と、前記第 2の接続管路と接続するための前記第 1の開口部と同一方向に開口した第 2の開口部と、を具備したことを特徴とする内視鏡システム。

8 . クレーム 3に記載の内視鏡システムにおいて、

9 . クレーム 4に記載の内視鏡システムにおいて、

1 0 . クレーム 5に記載の内視鏡システムにおいて、

1 1 . クレーム 6に記載の内視鏡システムにおいて、

1 2 . クレーム 5に記載の内視鏡システムにおいて、

前記外部装置に設けた装着部に対し、前記管路ュニットが着脱自在に装着可能な着脱機構を設けたことを特徴とする内視鏡システム。

1 3 . クレーム 6に記載の内視鏡システムにおいて、

前記外部装置に設けた装着部に対し、前記管路ュ-ットが着脱自在に装着可能な着脱機構を設けたことを特徴とする内視鏡システム。

1 4 . クレーム 5に記載の内視鏡システムにおいて、

前記外部装置に設けた装着部は、送気源から送気ガスが供給される送気管路を配してこの送気管路に送気入力コネクタ受け部を有し、

前記管路ュニットは、前記送気入力コネクタ受け部に接続する送気入力コネクタを有することを特徴とする内視鏡システム。

1 5 . クレーム 6に記載の内視鏡システムにおいて、

前記外部装置に設けた装着部は、送気源から送気ガスが供給される送気管路を配してこの送気管路に送気入力コネクタ受け部を有し、前記管路ュニットは、前記送気入力コネクタ受け部に接続する送気入力コネクタを有することを特徴とする内視鏡システム。

1 6 . クレーム 2に記載の内視鏡システムにおいて、

前記第 1の接続管路は、前記外部装置の内部に設けたチューブ管路であり、前記第 2の接続管路は、前記流体装置に接続されるチュープ管路であることを特徴とする内視鏡システム。

1 7 . クレーム 7に記載の内視鏡システムにおいて、

前記第 1の接続管路は、前記外部装置の内部に設けたチューブ管路であり、前記第 2の接続管路は、前記流体装置に接続されるチューブ管路であることを特徴とする内視鏡システム。

1 8 . クレーム 1 6に記載の内視鏡システムにおいて、

前記第 1の開口部は、前記外部装置に設けた流体コネクタ受け部であり、前記第 2の開口部は、前記流体装置に接続される流体コネクタであることを特徴とする内視鏡システム。

1 9 . クレーム 1 8に記載の内視鏡システムにおいて、

前記流体コネクタ受け部は、前方送水用送液コネクタ受け部、吸引コネクタ受け部、加圧コネクタ受け部、送液コネクタ受け部を有し、

前記流体コネクタは、前方送水用送液コネクタ、吸引コネクタ、加圧コネクタ、送液コネクタを有することを特徴とする内視鏡システム。