WO2004094545A1 - アルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物及びアルミニウムホイールの塗装方法 - Google Patents

アルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物及びアルミニウムホイールの塗装方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、(A)(メタ)アクリル酸の炭素数6~18のアルキルエステル、第2級水酸基含有不飽和単量体及びカルボキシル基含有不飽和単量体を含有し、(メタ)アクリル酸の炭素数6~18のアルキルエステルの含有量が10~50重量%であり、第2級水酸基含有不飽和単量体の含有量が8~40重量%である単量体混合物を共重合して得られ、且つ水酸基価が90~150mgKOH/g及び酸価が1~30mgKOH/gである水酸基及びカルボキシル基含有アクリル樹脂、並びに(B)アミノ樹脂、を含有するアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物、並びにこれを用いたアルミニウムホイールの塗装方法を提供するものである。

Description

明 細 書
アルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物及びアルミニウムホイールの塗 装方法 技 術 分 野
本発明は、 アルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物及び該塗料組成物 を用いるアルミニウムホイ一ルの塗装方法に関する。 背 景 技 術
チュ一ブ、 タイヤ等の取付け部材である自動車用ホイ一ルとして、 スチールホ ィ一ル、 アルミニウムホイール等が使用されている。 特に、 軽量性、 防食性、 デ ザィン性等に優れたアルミニウムホイールが多く用いられている。
アルミニウムホイールには、 保護と美観のために、 通常、 プライマー塗料組成 物を塗装後、 透明、 着色又は光輝性の熱硬化性上塗り塗料組成物が、 1回 Xは 2 回以上塗装されている。
従って、 アルミニウムホイ一ル用のプライマー塗料組成物には、 該ホイール素 地及び着色塗膜等の上塗り塗膜のいずれに対しても付着性に優れることが要求さ れる。 また、 該ホイール素地の平滑性を改良するため、 粉体プライマー塗料組成 物を塗装し、 更に液状プライマ一塗料組成物を塗装する場合があり、 この場合の 液状プライマー塗料組成物には、 粉体プライマ」塗膜に対する付着性に優れるこ とが要求される。
一方、 アルミニウムホイールのプライマー塗膜上に形成される上塗り塗膜には、 平滑性、 光沢等の塗膜外観に優れること、 自動車の走行中の飛び石などによる傷 を防止するため、 耐擦り傷性に優れることが要求される。 また、 該ホイールの塗 装ラインにおいて、 上塗り塗膜上にゴミ等が付着した場合に、 その部分を研ぎ落 とした後に同じ塗料を再塗装して補修する必要がある。 この場合に、 再塗装した 塗膜の密着性、 即ちリコ一ト付着性に優れることが必要である。 更に、 アルミ二 ゥムホイールの上塗り塗膜の外観を向上させるために膜厚を大きくした場合に、 タレ、 ヮキ等の塗膜欠陥が発生し難いことも必要である。 特開 2 0 0 1— 6 2 3 9 1号公報は、 アルミニウムホイールに、 プライマー塗 膜層、 光輝性クリヤー塗膜層及びトップクリヤー塗膜層を形成する塗膜形成方法 において、 トップクリヤー塗膜層を熱硬化性ァクリル樹脂系塗料組成物を用いて 形成することを開示している。 しかしながら、 この方法で用いられた従来公知の 熱硬化性アクリル樹脂系塗料組成物では、 塗膜外観、 耐擦り傷性及びリコ一ト付 着性のいずれにも優れるトップクリャ一塗膜を形成することは困難であった。 発 明 の 開 示
本発明の目的は、 アルミニウムホイ一ル用のプライマー塗料組成物として用い る場合に、 該ホイール素地、 粉体プライマ一塗膜及び上塗り塗膜のいずれに対し ても付着性に優れるプライマ一塗膜を形成できるアルミニウムホイール用熱硬化 性液状塗料組成物を提供することにある。
本発明の他の目的は、 アルミニウムホイール用のトップクリヤー塗料組成物と して用いる場合に、 塗膜外観、 耐擦り傷性及びリコート付着性に優れたクリャ一 塗膜を、 アルミニウムホイールに形成でき、 しかも膜厚を大きくした場合にも夕 レ等の塗膜欠陥が発生し難いアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物を 提供することにある。
本発明の他の目的は、 上記アルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物を 用いるアルミニウムホイールの塗装方法を提供することにある。
本発明者は、 上記目的を達成すべく、 特に熱硬化性アクリル樹脂系塗料組成物 の基体樹脂について鋭意研究した。 その結果、 基体樹脂として、 特定量の (メ 夕) アクリル酸の長鎖アルキルエステル、 特定量の第 2級水酸基含有不飽和単量 体及び力ルポキシル基含有不飽和単量体を含有する単量体混合物を共重合して得 られ、 且つ水酸基価と酸価が特定範囲内にあるァクリル樹脂を用いた液状熱硬化 性塗料組成物によれば、 アルミニウムホイール用のプライマー塗料組成物及びト ップクリヤー塗料組成物として要求される性能を全て充足でき、 上記目的を達成 できることを見出した。
本発明は、 上記新たな知見に基づいて、 完成されたものである。
本発明は、 以下のアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物及び該塗料 組成物を用いるアルミニウムホイールの塗装方法を提供するものである。
1 . (A) (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキルエステル、 第 2級 水酸基含有不飽和単量体及び力ルポキシル基含有不飽和単量体を含有し、 (メ 夕) ァクリル酸の炭素数 6〜 1 8のアルキルエステルの含有量が 1 0〜 5 0重量 %であり、 第 2級水酸基含有不飽和単量体の含有量が 8〜4 0重量%である単量 体混合物を共重合して得られ、 且つ水酸基価が 9 0〜1 5 0 m g KOH/ g及び 酸価が l ~ 3 0 m g KOH/ gである水酸基及び力ルポキシル基含有アクリル樹 脂、 並びに
(B) ァミノ樹脂、 を含有するアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物。 2 . ァミノ樹脂 (B) の配合割合が、 固形分で、 アクリル樹脂 (A) 1 0 0重 量部に対して、 ァミノ樹脂 (B ) 5〜 7 0重量部である上記項 1に記載の塗料組 成物。
3 . 第 2級水酸基含有不飽和単量体が、 2—ヒドロキシプロピルァクリレート、 2—ヒドロキシプロピルメタクリレート、 及び力ルポキシル基含有不飽和単量体 にエポキシ基含有化合物をエステル化反^させて得られる不飽和単量体からなる 群より選ばれる少なくとも 1種の第 2級水酸基含有不飽和単量体である上記項 1 に記載の塗料組成物。
4. さらにエポキシ樹脂 (C) を含有するものである上記項 1に記載の塗料組 成物。
5 . アルミニウムホイール用プライマー塗料組成物である上記項 1に記載の塗 料組成物。 '
6 . アルミニウムホイール用トップクリャ一塗料組成物である上記項 1に記載 の塗料組成物。
7 . (1)アルミニウムホイールに、 上記項 5に記載のプライマー塗料組成物を 塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(2)工程(1)で得られたプライマ一塗膜上に着色熱硬化性塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
8 . (1)アルミニウムホイールに、 上記項 5に記載のプライマ一塗料組成物を 塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(2)工程 (1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 クリヤー塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
9 . (1)アルミニウムホイールに、 液状プライマ一塗料組成物を塗装し、 必要 に応じて焼付ける工程、
(2)工程 (1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 上記項 6に記載のトップクリャ —塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイ一ルの塗装方法。
1 0 . (1)アルミニウムホイールに、 上記項 5に記載のプライマー塗料組成物 を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(2)工程 (1)で得られたプライマ一塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 上記項 6に記載のトップクリャ 一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
1 1 . (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマ一塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
(2)工程 (1)で得られた粉体プライマ一塗膜上に、 上記項 5に記載のプライマー塗 料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマ一塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 クリャ一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。 1 2 . (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
(2)工程 (1)で得られた粉体プライマ一塗膜上に、 液状プライマー塗料組成物を塗 装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 上記項 6に記載のトップクリャ 一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
1 3 . (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
(2)工程 (1)で得られた粉体プライマー塗膜上に、 上記項 5に記載のプライマー塗 料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 上記項 6に記載のトップクリャ 一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
アルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物
本発明のアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物は、 特定のアクリル 樹脂 (A) 、 アミノ榭脂 (B ) 及び必要に応じてエポキシ樹脂 (C) を含有する 組成物である。
アクリル樹脂 (A)
アクリル樹脂 (A) は、 本発明塗料組成物の基体樹脂であり、 (A) (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキルエステル、 第 2級水酸基含有不飽和単量 体及び力ルポキシル基含有不飽和単量体を含有し、 (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキルエステルの含有量が 1 0〜5 0重量%程度であり、 第 2級水 酸基含有不飽和単量体の含有量が 8 ~ 4 0重量%程度である単量体混合物を共重 合することにより、 得られる水酸基及び力ルポキシル基含有ァクリル樹脂である。 上記単量体混合物において、 (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキル エステルの含有量が 1 0〜5 0重量%程度であることが、 塗装時のタレ発生防止、 塗膜の平滑性等の点から、 必要である。
上記単量体混合物において、 第 2級水酸基含有不飽和単量体の含有量が 8〜 4 0重量%程度であることが、 塗膜のアルミニウムホイール素材との付着性、 粉体 プライマ—塗膜との付着性、 上塗り塗膜との付着性及びリコート付着性に優れる ことから、 必要である。
上記単量体混合物において、 (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキル エステルの含有量が 1 5〜 4 0重量%程度であり、 第 2級水酸基含有不飽和単量 体の含有量が 1 0〜 3 0重量%程度であるのが、 好ましい。
また、 アクリル樹脂 (A) は、 水酸基価が 9 0〜1 5 O m g KOHZ g程度で、 酸価が 1〜3 O m g KOHZ g程度であることが、 塗料組成物の硬化性、 塗膜の 耐擦り傷性とリコート付着性とがバランス良く優れる点から、 必要である。 ァク リル樹脂 (A) は、 水酸基価が 1 0 0〜1 4 O m g KOH/ g程度で、 酸価が 2 〜2 O m g KOHZ g程度であるのが好ましい。
上記単量体混合物における (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキルェ ステルとしては、 例えば、 へキシル (メタ) ァクリレート、 2—ェチルへキシル
(メタ) ァクリレート、 n—才クチル (メタ) ァクリレート、 ラウリル (メタ) ァクリレート、 ステアリル (メタ) ァクリレート等を挙げることができ、 1種単 独で又は 2種以上混合して用いることができる。
第 2級水酸基含有不飽和単量体としては、 例えば、 2—ヒドロキシプロピル (メタ) ァクリレート、 力ルポキシル基含有不飽和単量体にエポキシ基含有化合 物をエステル化反応させて得られる不飽和単量体等を挙げることができ、 1種単 独で又は 2種以上混合して用いることができる。
上記エポキシ基含有化合物としては、 例えば、 バーサチック酸グリシジルエス テル、 三級脂肪酸グリシジルエステル、 p— tert—ブチル安息香酸ダリ.シジルェ ステル、 飽和脂肪酸グリシジルエステル等のグリシジルエステル類;アルキルグ リシジルエーテル、 フエ二ルグリシジルエーテル等のグリシジルェ一テル類を挙 げることができる。 上記グリシジルエステル類としては、 市販品を使用することができる。 バーサ チック酸グリシジルエステルの市販品としては、 例えば、 「力一ジユラ E」 (商 品名、 ジャパンエポキシレジン社製、 炭素原子数 9〜1 1の分岐高級脂肪酸のグ リシジルエステル) 等を挙げることができる。 三級脂肪酸グリシジルエステルの 市販品としては、 例えば、 「ェクァテート 9 G」 (商品名、 出光化学 (株) 製) 等を挙げることができる。 p—tert—ブチル安息香酸グリシジルエステルの市販 品としては、 例えば、 「P E S— 1 0」 (商品名、 扶桑化学 (株) 製) 等を挙げ ることができる。
力ルポキシル基含有不飽和単量体としては、 例えば、 アクリル酸、 メ夕クリル 酸、 ィタコン酸、 マレイン酸等を挙げることができ、 1種単独で又は 2種以上混 合して用いることができる。
上記単量体混合物においては、 (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキ ルエステル、 第 2級水酸基含有不飽和単量体及び力ルポキシル基含有不飽和単量 体以外に、 必要に応じて、 その他の不飽和単量体を併用することができる。
上記その他の不飽和単量体としては、 例えば、 第 1級水酸基含有不飽和単量体、 (メタ) アクリル酸の炭素数 1〜 5のアルキルエステル、 (メタ) アクリル酸の 炭素数 2〜1 8のアルコキシアルキルエステル、 ビニルエーテル及びァリルェ一 テル類、 芳香族ビエル単量体、 脂環族重合性不飽和単量体、 窒素含有不飽和単量 体、 リン酸基含有不飽和単量体等を挙げることができる。
第 1級水酸基含有不飽和単量体としては、 例えば、 2—ヒドロキシェチル (メ 夕) ァクリレート、 3—ヒドロキシプロピル (メタ) ァクリレート、 4—ヒドロ キシブチル (メタ) ァクリレート等を挙げることができる。
(メタ) アクリル酸の炭素数 1〜 5のアルキルエステルとしては、 例えば、 メ チル (メタ) ァクリレート、 ェチル (メタ) ァクリレート、 プロピル (メタ) 7 クリレート、 ブチル (メタ) ァクリレート等を挙げることができる。
(メタ) アクリル酸の炭素数 2〜1 8のアルコキシアルキルエステルとしては、 例えば、 メトキシブチル (メタ) ァクリレート、 メトキシェチル (メタ) ァクリ レート、 エトキシブチル (メタ) ァクリレート等を挙げることができる。
ビニルェ一テル及びァリルエーテル類としては、 例えば、 ェチルビニルエーテ ル、 n—プロピルビニルエーテル、 イソプロピルビニルエーテル、 ブチルビニル エーテル、 ter t—ブチルビ二ルェ一テル、 ペンチルビニルエーテル、 へキシルビ ニルエーテル、 ォクチルビニルエーテル、 シクロペンチルビニルエーテル、 シク 口へキシルビ二ルェ一テル、 フエ二ルビニルエーテル、 トリルビニルエーテル、 ベンジルビ二ルェ一テル、 フエネチルビニルエーテル、 ァリルグリシジルエーテ ル、 7リルェチルェ一テル等を挙げることができる。
芳香族ビエル単量体としては、 例えば、 スチレン、 ひーメチルスチレン、 フエ ニル (メタ) ァクリレート、 フエニルェチル (メタ) ァクリレート、 フェニ^ Iレブ 口ピル (メタ) ァクリレート、 ベンジル (メタ) ァクリレート、 フエノキシェチ ル (メタ) ァクリレート等を挙げることができる。
脂環族重合性不飽和単量体としては、 例えば、 シクロへキシル (メタ) ァクリ レート、 4—メタノールシクロへキシルメチル (メタ) ァクリレ一ト、 イソポル ニル (メタ) ァクリレート、 ジシクロペンテニル (メタ) ァクリレート等を挙げ ることができる。
窒素含有不飽和単量体としては、 例えば、 N, N—ジメチルアミノエチル (メ 夕) ァクリレート、 N, N—ジェチルアミノエチル (メタ) ァクリレート、 N— tert—プチルアミノエチル (メタ) ァクリレート、 アクリルアミド、 メタクリル アミド、 N—メチル (メタ) アクリルアミド、 N—ェチル (メタ) アクリルアミ ド、 N, N—ジメチル (メタ) アクリルアミド、 N, N—ジメチルァミノプロピ ル (メタ) アクリルアミド、 N, N—ジメチルアミノエチル (メタ) アクリルァ ミド、 2—ビニルピリジン、 1—ビニルー 2—ピロリドン、 4一ビニルピリジン、 アクリロニトリル、 メタクリロニトリル、 ァリルアミン等を挙げることができる。 リン酸基含有不飽和単量体としては、 例えば、 2—メタクリロイロキシェチル ァシッドホスフェート、 オルトリン酸又は酸性リン酸エステルにダリシジル (メ 夕) ァクリレート等のエポキシ基含有不飽和単量体を等モル付加したもの等を挙 げることができる。
上記単量体混合物を共重合することにより、 アクリル樹脂 (A) を調製するこ とができる。 共重合手法としては、 一般的なビニルモノマーの重合法を用いるこ とができるが、 汎用性、 コスト等を考慮して、 有機溶剤中におけるラジカル重合 法が最も適している。 例えば、 有機溶剤中でァゾビスイソプチロニトリル、 ベン ゾィルパーォキサイド等の重合開始剤の存在下、 通常 6 0〜1 7 0 °C程度の温度 範囲で共重合反応を行なうことによって、 容易に目的の重合体を得ることができ る。
アクリル樹脂 (A) の数平均分子量は、 1 , 0 0 0〜1 0 0 , 0 0 0程度であ るのが好ましく、 3 , 0 0 0〜5 0, 0 0 0程度であるのがより好ましい。
ァミノ樹脂 (B )
本発明組成物におけるァミノ樹脂 (B) は、 アクリル樹脂 (A) に対する架橋 剤として機能するものである。
ァミノ樹脂 (B) としては、 例えば、 ァミノ成分とアルデヒドとの反応によつ て得られるメチロール化ァミノ樹脂、 該メチロール化ァミノ樹脂を適当なアルコ ールによってエーテル化した樹脂等を挙げることができる。
上記アミノ成分としては、 例えば、 メラミン、 尿素、 ベンゾグアナミン、 ァセ トグアナミン、 ステログアナミン、 スピログアナミン、 ジシアンジアミド等を挙 げることができる。 アルデヒドとしては、 例えば、 ホルムアルデヒド、 パラホル ムアルデヒド、 ァセトアルデヒド、 ベンツアルデヒド等を挙げることができる。 また、 上記エーテル化に用いられるアルコールとしては、 例えば、 メチルアルコ ール、 エチルアルコール、 n—プロピルアルコール、 i一プロピルアルコール、 n _ブチルアルコール、 i一ブチルアルコール、 2—ェチルブ夕ノール、 2—ェ チルへキサノール等を挙げることができる。
本発明組成物におけるァミノ樹脂 (B) の配合割合は、 固形分で、 アクリル樹 脂 (A) 1 0 0重量部に対して、 ァミノ樹脂 (B ) が 5〜7 0重量部程度である のが、 組成物の硬化性と塗膜の上塗り塗膜、 リコート塗膜等との付着性とがバラ ンス良く優れることから、 好ましい。 アクリル樹脂 (A) 1 0 0重量部に対して、 ァミノ樹脂 (B ) が 1 0〜5 0重量部程度であるのが、 より好ましい。
エポキシ樹脂 (C)
本発明の塗料組成物においては、 アクリル樹脂 (A) 及びアミノ樹脂 (B ) 以 外に、 必要に応じて、 エポキシ樹脂 (C) を含有していてもよい。 エポキシ樹脂 ( C) を含有することにより、 塗膜の耐食性が向上する。 エポキシ樹脂 (C) としては、 例えば、 ビスフエノール型エポキシ樹脂、 ノポ ラック型ェポキシ樹脂、 ビスフエノールエポキシ樹脂又はノポラックエポキシ樹 脂を変性した変性エポキシ樹脂等を挙げることができる。 変性エポキシ樹脂は、 エポキシ樹脂中のエポキシ基又は水酸基に各種変性剤を反応せしめることにより、 調製することができる。
エポキシ樹脂 (C) の数平均分子量は、 3 0 0〜6, 0 0 0程度であるのが好 ましく、 8 0 0〜5, 5 0 0程度であるのがより好ましい。 また、 該樹脂のェポ キシ当量は、 1 5 0〜5, 0 0 0程度であるのが好ましく、 2 5 0〜4 , 5 0 0 程度であるのがより好ましい。
上記ビスフエノール型エポキシ樹脂は、 例えば、 ェピクロルヒドリンとビスフ ェノールとを、 必要に応じてアルカリ触媒などの触媒の存在下に、 重縮合させて、 高分子量化してなる樹脂;ェピクロルヒドリンとビスフエノールとを、 必要に応 じてアル力リ触媒などの触媒の存在下に、 縮合させて低分子量のエポキシ樹脂と し、 この低分子量エポキシ樹脂とビスフエノールとを重付加反応させて得られた 樹脂等を挙げることができる。
上記ビスフエノールとしては、 例えば、 ビス (4ーヒドロキシフエニル) メタ ン [ビスフエノール F ] 、 1 , 1—ビス (4ーヒドロキシフエニル) ェタン、 2 , 2—ビス (4—ヒドロキシフエニル) プロパン [ビスフエノール A] 、 2, 2— ビス (4ーヒドロキシフエニル) ブタン [ビスフエノール B ] 、 ビス (4ーヒド ロキシフエニル) 一 1, 1一イソブタン、 ビス (4ーヒドロキシ— ter t—ブチル 一フエニル) 一 2, 2—プロパン、 p— (4ーヒドロキシフエニル) フエノール、 ォキシビス (4—ヒドロキシフエニル) 、 スルホニルビス (4—ヒドロキシフエ ニル) 、 4 , 4 '―ジヒドロキシベンゾフエノン、 ビス (2—ヒドロキシナフチ ル) メタンなどを挙げることができる。 これらの内、 ビスフエノール A、 ビスフ エノ一ル F等が好ましい。 上記ビスフエノール類は、 1種単独で又は 2種以上の 混合物として使用することができる。
ビスフエノール型エポキシ樹脂としては、 市販品を用いることができる。 市販 品としては、 例えば、 「ェピコート 1 0 0 1」 、 「ェピコート 1 0 0 4」 、 「ェ ピコ一ト 1 0 0 7」 、 「ェピコート 1 0 0 9」 、 「ェピコート 1 0 1 0」 (以上、 ジャパンエポキシレジン社製、 商品名) ; 「A E R 6 0 9 7」 、 「AE R 6 0 9 9」 (以上、 旭化成エポキシ社製、 商品名) ; 「ェポミック R— 3 0 9」 (三井 化学社製、 商品名) などを挙げることができる。
また、 ノポラック型エポキシ樹脂としては、 例えば、 フエノールノポラック型 エポキシ樹脂、 クレゾールノポラック型エポキシ樹脂、 分子内に多数のエポキシ 基を有するフエノールダリオキザール型エポキシ樹脂などを挙げることができる。 前記変性エポキシ樹脂としては、 上記ビスフエノール型エポキシ樹脂又はノポ ラック型エポキシ樹脂に、 例えば、 乾性油脂肪酸を反応させたエポキシエステル 樹脂;アクリル酸又はメタクリル酸などを含有する重合性不飽和モノマー成分を 反応させたエポキシァクリレート樹脂;ィソシァネ一ト化合物を反応させたゥレ タン変性エポキシ樹脂;上記ビスフエノール型エポキシ樹脂、 ノポラック型ェポ キシ樹脂又は上記各種変性エポキシ樹脂中のエポキシ基にアミン化合物を反応さ せて、 アミノ基又は 4級アンモニゥム塩を導入してなるアミン変性エポキシ樹脂 などを挙げることができる。
本発明組成物に、 エポキシ樹脂 (C) を配合する場合、 その配合割合は、 固形 分で、 アクリル樹脂 (A) 1 0 0重量部に対して、 エポキシ樹脂 (C) が 1〜5 0重量部程度であるのが、 塗膜の耐食性の向上の観点から好ましい。 エポキシ樹 脂 (C) の配合割合は、 アクリル樹脂 (A) 1 0 0重量部に対して、 5〜3 5重 量部程度であるのがより好ましい。
本発明の塗料組成物は、 必要に応じて、 顔料、 有機樹脂、 ハジキ防止剤、 レべ リング剤、 潤滑剤、 粘性調整剤、 紫外線吸収剤、 光安定剤等の各種添加剤を含有 することができる。 有機樹脂としては、 例えば、 ウレタン樹脂、 ポリエステル樹 脂等を挙げることができる。 また、 顔料としては、 着色顔料、 光輝性顔料、 体質 顔料、 防鲭顔料等を挙げることができる。
本発明の塗料組成物を、 アルミニウムホイール用プライマ一塗料組成物として 用いる場合には、 着色顔料、 体質顔料、 防鯖顔料などの顔料を含有することが好 ましい。 また、 アルミニウムホイール用トップクリヤー塗料組成物として用いる 場合には、 得られる塗膜の透明性を損なわない範囲で、 着色顔料、 光輝性顔料等 を含有することができる。 着色顔料としては、 例えば、 酸化チタン、 亜鉛華、 鉛白、 塩基性硫酸鉛、 硫酸 鉛、 リトボン、 硫化亜鉛、 アンチモン白などの白色顔料;カーボンブラック、 ァ セチレンブラック、 ランプブラック、 ボーンブラック、 黒鉛、 鉄黒、 ァニリンブ ラックなどの黒色顔料;ナフトールエロー S、 ハンザエロ一、 ピグメントエロー L、 ベンジジンエロー、 パーマネントエローなどの黄色顔料;クロムオレンジ、 クロムバーミリオン、 パーマネントオレンジなどの橙色顔料;酸化鉄、 アンパー などの褐色顔料;ベンガラ、 鉛丹、 パーマネントレッド、 キナクリドン系赤顔料 などの赤色顔料;コバルト紫、 ファストバイオレット、 メチルバイオレツトレ一 キなどの紫色顔料、 群青、 紺青、 コバルトブル一、 フタロシアニンブル一、 イン ジゴなどの青色顔料;クロムグリーン、 ビグメントグリーン B、 フタロシアニン グリーンなどの緑色顔料などが挙げられる。
光輝性顔料としては、 例えば、 アルミニウムフレーク顔料、 着色アルミニウム フレーク顔料、 マイ力顔料、 銀メツキガラスフレーク、 アルミナフレーク、 シリ カフレーク、 ステンレススチールフレーク、 板状酸化鉄、 ガラスフレーク等を挙 げることができる。
体質顔料としては、 例えば、 バリ夕粉、 沈降性硫酸バリウム、 炭酸バリウム、 炭酸カルシム、 石膏、 クレー、 シリカ、 ホワイトカーボン、 珪藻土、 タルク、 炭 酸マグネシウム、 アルミナホワイト、 ダロスホワイト、 マイ力粉などが挙げられ る。
防鎗顔料としては、 例えば、 ジンククロメート、 ストロンチウムクロメート、 カルシウムクロメート、 鉛シァナミド、 .鉛酸カルシウム、 リン酸亜鉛、 リン酸ァ ルミニゥムなどが挙げられる。
本発明の液状塗料組成物は、 有機溶剤型塗料組成物であっても、 水性塗料組成 物であってもよい。 また、 塗料組成物の固形分含量は、 通常、 1 0〜8 0重量% 程度とするのがよい。
本発明塗料組成物が、 有機溶剤型塗料組成物である場合は、 以上に述べた各成 分を、 それ自体既知の方法で、 有機溶剤又は有機溶剤と水の混合物である媒体中 に、 溶解又は分散させて、 調製することができる。 使用される有機溶剤としては、 例えば、 芳香族系溶剤、 エステル系溶剤、 エーテル系溶剤、 ケトン系溶剤、 アル コール系溶剤、 脂肪族炭化水素系溶剤等が挙げられる。 これらの有機溶剤は 1種 又は 2種以上組み合わせて、 使用することができる。 また、 有機溶剤としては、 各成分製造時に用いたものを、 そのまま用いてもよい。
芳香族系溶剤としては、 例えば、 トルエン、 キシレン等を挙げることができる。 エステル系溶剤としては、 例えば、 酢酸ェチル、 酢酸プロピル、 酢酸プチル、 酢酸メ卜キシブチル、 酢酸アミル、 酢酸メチルセ口ソルブ、 セロソルプアセテ一 ト、 酢酸ジエチレングリコールモノメチルエーテル、 酢酸カルビト一ル、 3—メ トキシブチルァセテート、 プロピレンダリコールモノメチルエーテルアセテート、 二塩基酸エステル等を挙げることができる。
エーテル系溶剤としては、 例えば、 ジォキサン、 エチレングリコールジェチル エーテル、 エチレングリコールジブチルェ一テル、 エチレングリコ一ルモノプチ ルェ一テル等を挙げることができる。
ケトン系溶剤としては、 例えば、 アセトン、 メチルェチルケトン、 メチルイソ プチルケトン、 シクロへキサノン、 イソホロン等を挙げることができる。
アルコール系溶剤としては、 例えば、 イソプロピルアルコール、 n—プチルァ ルコール、 ィソブチルアルコール等を挙げることができる。
脂肪族炭化水素系溶剤としては、 へキサン、 ヘプタン、 オクタン等を挙げるこ とができる。
本発明塗料組成物が、 水性塗料組成物である場合には、 以上に述べた各成分を、 それ自体既知の方法で、 水又は水と上記有機溶剤の混合物である水性媒体中に、 溶解又は分散させて、 調製することができる。 水性媒体中に、 溶解又は分散させ る際に、 アンモニア、 ァミン化合物等の中和剤を用いてもよい。 また、 水性媒体 としては、 各成分製造時に用いたものを、 そのまま用いてもよい。
本発明の熱硬化性液状塗料組成物は、 アルミニウムホイール用のプライマ一塗 料組成物又はトップクリヤー塗料組成物として、 使用することが好ましい。
アルミニウムホイールの塗装方法
本発明の熱硬化性液状塗料組成物は、 アルミニウムホイールに、 プライマー塗 料組成物として直接塗装してもよいし、 又粉体プライマー塗料組成物,を塗装し、 焼き付けて得られる粉体プライマー塗膜上に、 第 2プライマー塗料組成物として、 塗装してもよい。
また、 本発明の熱硬化性液状塗料組成物は、 アルミニウムホイールに、 プライ マ一塗膜及び着色塗膜、 又はプライマー塗膜及び光輝性塗膜を介して、 トップク リャ一塗料組成物として塗装してもよい。 このプライマー塗膜は、 粉体プライマ —塗膜と液状プライマー塗料組成物に基づく第 2プライマー塗膜との 2層からな つていてもよい。
本発明塗料組成物の塗装方法としては、 公知の塗装方法、 例えば、 エアレスス プレ一、 エア一スプレー、 静電方式等の方法を採用できる。 塗装膜厚は、 硬化塗 膜として、 通常、 1 0〜6 0 im程度とするのが好ましく、 1 5〜4 0 j m程度 とするのがより好ましい。 また、 焼付けする場合の加熱条件は、 通常、 1 0 0〜 1 8 0 °C程度で、 1 0〜4 0分間程度とするのが好ましく、 1 1 0〜1 6 0 程 度で、 1 5 ~ 3 0分間程度とするのがより好ましい。
本発明の熱硬化性液状塗料組成物を用いたアルミニウムホイールの塗装方法と しては、 以下の塗装方法 I〜VI Iにより、 アルミニウムホイール上に複層塗膜を形 成する方法が好ましい。
塗装方法 I: (1)アルミニウムホイールに、 本発明のプライマー塗料組成物を塗 装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(2)工程(1)で得られたプライマ一塗膜上に着色熱硬化性塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
塗装方法 I I: (1)アルミニウムホイールに、 本発明のプライマー塗料組成物を 塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(2)工程 (1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 クリヤー塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニゥムホイ一ルの塗装方法。
塗装方法 I I I: (1)アルミニウムホイールに、 液状プライマー塗料組成物を塗装 し、 必要に応じて焼付ける工程、 (2)工程 (1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及ぴ
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 本発明のトップクリヤー塗料組 成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイ一ルの塗装方法。
塗装方法 IV: (1)アルミニウムホイールに、 本発明のプライマー塗料組成物を 塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(2)工程(1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 本発明のトップクリヤー塗料組 成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイ一ルの塗装方法。
塗装方法 V: (1)アルミニウムホイ一ルに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装し、 焼付ける工程、
(2)工程 α)で得られた粉体プライマ一塗膜上に、 本発明のプライマー塗料組成物 を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 クリヤー塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
塗装方法 VI: (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装 し、 焼付ける工程、
(2)工程(1)で得られた粉体プライマー塗膜上に、 液状プライマ一塗料組成物を塗 装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマ一塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 本発明のトップクリヤー塗料組 成物を塗装し、 焼き付ける工程、 を含むアルミニウムホイ一ルの塗装方法。
塗装方法 VI I: (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装 し、 焼付ける工程、
(2)工程 (1)で得られた粉体プライマー塗膜上に、 本発明のプライマ一塗料組成物 を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマ一塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 本発明のトップクリャ一塗料組 成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
アルミニウムホイール
本発明塗装方法の被塗物は、 乗用車、 オートバイ、 トラック、 ワゴン車などの 自動車用のチューブ、 タイヤなどの取付け部材であるアルミニウムホイールであ る。 アルミニウムホイールは、 材質としては、 通常、 アルミニウムを主成分とし、 更にマグネシウム、 ケィ素などを含む合金からなっている。
アルミニウムホイールとしては、 軽量性、 デザイン性などの目的で、 任意の形 状に成型加工したものを使 fflできる。 また、 ショットブラストした凹 ΰ状の铸肌 面、 切削した平滑面などが混在するものも使用できる。
また、 アルミニウムホイールは、 塗装を行うのに先立って、 クロム酸塩系表面 処理剤、 リン酸塩系表面処理剤、 ジルコニウム系表面処理剤等で、 その表面をあ らかじめ化成処理しておくことが好ましい。
2コート塗装方法
本発明塗装方法 Iは、 アルミニウムホイールに、 本発明のプライマー塗料組成 物を塗装し、 焼付け後、 着色熱硬化性塗料組成物を塗装し、 焼付ける 2コート 2 ベ一ク方式、 又は該プライマー塗料組成物及び着色熱硬化性塗料組成物を塗装し、 両塗膜を同時に焼き付ける 2コート 1ベーク方式により、 行うことができる。 2 コート 1ベークの場合、 プライマー塗料組成物を塗装後、 通常、 1 0秒〜 1 0分 間程度室温で静置じてから、 着色熱硬化性塗料組成物を塗装するのが好ましい。
2コ一ト塗装方法においては、 プライマ一塗膜の硬化膜厚は、 1 5〜3 5 ΠΙ 程度とするのが好ましい。 また、 着色熱硬化性塗料組成物は、 エアレススプレー、 エアースプレー、 静電方式等の公知の塗装方法により、 硬化塗膜として、 通常、 1 0〜4 0 程度となるように、 塗装するのが好ましい。
また、 着色熱硬化性塗料組成物塗装後の焼付け条件は、 2コート 1ベーク及び 2コ一ト 2ベークのいずれの場合も、 通常、 1 3 0〜1 6 0。C程度で、 1 0〜3 0分間程度とするのが好ましい。
上記着色熱硬化性塗料組成物としては、 上塗り用着色塗料としてそれ自体公知 の塗料組成物をいずれも使用できる。 例えば、 水酸基などの架橋性官能基を有す る、 アクリル樹脂、 ポリエステル樹脂、 アルキド樹脂、 ウレタン樹脂、 エポキシ 樹脂などの基体樹脂;ポリイソシァネ一ト化合物、 ブロック化ポリイソシァネー ト化合物、 メラミン樹脂、 尿素樹脂などの架橋剤;着色顔料等を、 水及び Z又は 有機溶剤に溶解又は分散させて得られる塗料組成物を、 好適に使用できる。
3コート塗装方法
本発明塗装方法 I I、 I I I及び IVは、 アルミニウムホイールに、 本発明又は公知 の液状プライマー塗料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付け後、 着色又は光輝性 の熱硬化性塗料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付け、 更に本発明又は公知のク リヤー塗料組成物を塗装し、 焼付ける 3コート塗装方法である。
3コート塗装方法は、 各塗料組成物を順次塗装後に 3層塗膜を同時に焼付ける 3コート 1ベーク方式;プライマ一塗料塗装後に焼付け、 次いで着色又は光輝性 の熱硬化性塗料組成物及びクリヤー塗料組成物を順次塗装後に焼付ける 3コート 2ベーク方式 A;プライマー塗料組成物及び着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を順次塗装後に焼付け、 次いでクリヤー塗料組成物塗装後に焼付ける 3コート 2ベーク方式 B ;又は各塗料組成物塗装後にそれぞれ焼付ける 3コート 3ベーク 方式により、 行うことができる。
3コート 1ベ一ク又は 3コート 2ベ一クにおいて、 液状プライマー塗料組成物、 又は着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成物を塗装後、 焼付けを行わない場合には、 通常、 1 0秒〜.1 0分間程度室温で静置してから、 着色又は光輝性の熱硬化性塗 料組成物、 又はクリヤー塗料組成物を塗装するのが好ましい。
3コート塗装方法においては、 本発明塗料組成物によるプライマ一塗膜の硬化 膜厚は、 1 5〜3 5 m程度とするのが好ましい。 また、 公知の液状プライマー 塗料組成物を用いる場合には、 エアレススプレー、 エアースプレー、 静電方式等 の公知の塗装方法により、 硬化塗膜として、 通常、 1 5〜3 5 m程度となるよ うに、 塗装するのが好ましい。
3コ一小塗装方法で使用される公知の液状プライマー塗料組成物としては、 ァ ルミホイール用のプライマ一として通常用いられているそれ自体公知の塗料組成 物をいずれも使用できる。 例えば、 水酸基などの架橋性官能性基を有する、 ポリ エステル樹脂、 アルキド樹脂、 アクリル樹脂、 ウレタン樹脂、 エポキシ樹脂など の基体樹脂;メラミン樹脂、 尿素樹脂、 フエノール樹脂、 ポリイソシァネート化 合物などの架橋剤;着色顔料、 体質顔料、 防鲭顔料などの顔料;硬化触媒、 レべ リング剤、 ヮキ防止剤などの添加剤等を、 水及び Z又は有機溶剤に溶解又は分散 させて得られる液状塗料組成物を好適に使用できる。
また、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成物は、 エアレススプレー、 ェアース プレー、 静電方式等の公知の塗装方法により、 硬化塗膜として、 通常、 1 0〜3 0 m程度となるように、 塗装するのが好ましい。
上記着色熱硬化性塗料組成物としては、 前記 2コートによる塗装方法において 述べたものを使用できる。 また、 上記光輝性塗料組成物としては、 上塗り用光輝 性塗料としてそれ自体公知の塗料組成物をいずれも使用できる。 例えば、 水酸基 などの架橋性官能基を有する、 アクリル樹脂、 ポリエステル樹脂、 アルキド樹脂、 ウレタン樹脂、 エポキシ樹脂などの基体樹脂;ポリイソシァネート化合物、 プロ ック化ポリイソシァネート化合物、 メラミン樹脂、 尿素樹脂などの架橋剤;アル ミニゥムフレーク顔料、 マイ力顔料等の光輝性顔料;着色顔料等を、 水及び Z又 は有機溶剤に溶解又は分散させて得られる塗料組成物を、 好適に使用できる。 この塗装方法においては、 本発明塗料組成物によるクリヤー塗膜の硬化膜厚は、 1 5〜3 5 z m程度とするのが好ましい。 また、 公知のクリャ一塗料組成物は、 エアレススプレー、 エアースプレー、 静電方式等の公知の塗装方法により、 硬化 塗膜として、 通常、 1 5〜3 5 程度となるように、 塗装するのが好ましい。 上記公知のクリャ一塗料組成物としては、 それ自体公知の塗料組成物をいずれ も使用できる。 例えば、 水酸基などの架橋性官能基を有する、 アクリル樹脂、 ポ リエステル樹脂、 アルキド樹脂、 ウレタン樹脂、 エポキシ樹脂などの基体樹脂; ポリイソシァネート化合物、 ブロック化ポリイソシァネート化合物、 メラミン樹 脂、 尿素樹脂などの架橋剤等を、 水及び Z又は有機溶剤に溶解又は分散させて得 られる塗料組成物を、 好適に使用できる。 また、 得られる塗膜の透明性を損なわ ない範囲で、 着色顔料、 アルミニウムフレーク顔料、 マイ力顔料、 体質顔料等を 含有していてもよい。
上記 3コート 1ベーク方式、 3コート 2ベーク方式又は 3コート 3ベーク方式 による塗装方法における各焼付け条件は、 いずれの場合も、 通常、 1 3 0〜1 6 0 °C程度で、 1 0〜3 0分間程度とするのが好ましい。
3コート塗装方法の内、 前記 3コ一ト 2ベーク方式 B又は 3コート 3ベーク方 式による塗装方法においては、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成物を塗装し、 焼付け後、 必要に応じて、 アルミニウムホイールの一部の切削工程及び化成処理 を行ってから、 クリヤー塗料組成物を塗装し、 焼付けることもできる。
また、 前記 3コート 2ベーク方式 Aの塗装方法において、 黒色等に着色したプ ライマ一硬化塗膜上に、 硬化膜厚で 0 . 1〜2 m程度となるように光輝性熱硬 化性塗料組成物を塗装し、 1 0秒〜 1 0分間程度室温で静置してから、 クリヤー 塗料組成物を塗装し、 両塗膜を焼付けることもできる。 この態様によれば、 光輝 性塗膜の膜厚を極めて薄くすることにより、 アルミニウムフレーク顔料、 マイ力 顔料等の鱗片状光輝性顔料の配列を制御して、 光輝感を向上させることができる ので、 好ましい。
4コート塗装方法
本発明塗装方法 V、 VI及び VI Iは、 アルミニウムホイールに、 公知の粉体プライ マー塗料組成物を塗装し、 焼付けた後、 本発明又は公知の液状プライマー塗料組 成物を塗装し、 必要に応じて焼付け、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成物を塗 装し、 必要に応じて焼付け、 更に本発明又は公知のクリヤー塗料組成物を塗装し、 焼付ける 4コートによる塗装方法である。 この塗装方法は、 アルミニウムホイ一 ルに、 最初に、 粉体プライマー塗料組成物を塗装、 焼付けておくこと以外は、 前 記 3コート塗装方法と同様である。
4コート塗装方法においては、 アルミニウムホイールに、 先ず、 公知の粉体プ ライマー塗料組成物を塗装し、 焼付ける。 粉体プライマー塗料組成物は、 被塗物 であるアルミニウムホイール表面のショットブラスト処理等により、 該ホイール 素地の凹凸が著しくなつた場合に、 その平滑性を向上させるために、 塗装される ものである。
粉体プライマー塗料組成物は、 静電粉体塗装等の公知の塗装方法により、 通常、 硬化塗膜として、 5 0〜1 5 0 m程度となるように、 塗装するのが好ましい。 また、 焼付け条件は、 通常、 1 4 0〜1 8 0 °C程度で、 1 0〜4 0分間程度とす るのが好ましい。
上記公知の粉体プライマー塗料組成物としては、 アルミニウムホイール用の粉 体プライマ一として通常用いられているそれ自体公知の塗料組成物をいずれも使 用できる。 粉体プライマー塗料組成物としては、 塗膜の耐食性に優れる点から熱 硬化性エポキシ樹脂系粉体プライマー塗料組成物を用いるのが好ましい。
熱硬化性エポキシ樹脂系粉体プライマ一塗料組成物は、 従来公知の方法で調製 できる。 例えば、 ビスフエノール一ェピクロルヒドリン型エポキシ樹脂、 ノポラ ック型エポキシ樹脂などのエポキシ樹脂;ポリカルボン酸、 ポリカルボン酸の無 水物、 ポリカルボン酸のジヒドラジドなどの架橋剤;着色顔料、 体質顔料、 防錡 顔料などの顔料;硬化触媒、 レべリング剤、 ヮキ防止剤などの添加剤等を、 ミキ サ一でドライブレンドした後、 加熱溶融混練し、 冷却し、 粉碎し、 必要に応じて 濾過することにより製造できる。
次に、 粉体プライマ一硬化塗膜上に、 前記 3コートによる塗装方法の場合と同 様にして、 本発明又は公知の液状プライマ一塗料組成物を塗装し、 必要に応じて 焼付け、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付け、 更に本発明又は公知のクリャ一塗料組成物を塗装し、 焼付けて、 4コートによる 塗装方法を行えばよい。
かくして、 本発明塗装方法により、 アルミニウムホイール上に、 2コート、 3 コート又は 4コートからなる複層塗膜が形成される。 発明を実施するための最良の形態
以下、 製造例、 実施例及び比較例を挙げて、 本発明をより具体的に説明する。 各例において、 「部」 及び 「%」 はいずれも重量基準による。
製造例 1〜1 0 :アクリル樹脂 (A) の製造
撹拌機、 還流冷却管、 窒素吹込管および滴下装置を有する四つ口フラスコに、 プチルセ口ソルブ 1 0 0部及びイソブチルアルコール 3 0部を加え、 窒素気流中 で 1 1 5 °Cに加温し、 同温度で表 1に記載の配合組成からなる不飽和単量体混合 物 (合計 1 0 0部) 及びァゾビスイソプチロニトリル 2部からなる混合物を 3時 間かけて加えた。 その後、 同温度で 3 0分熟成し、 ァゾビスイソプチロニトリル 1部とプチルセ口ソルブ 2 0部との混合物を 1時間にわたって加え、 3 0分熟成 してから、 2 0 0メッシュナイロンクロスで濾過して、 固形分 4 0 %の各ァクリ ル樹脂溶液を得た。
製造例 1〜4及び 6〜1 0で得られた各アクリル樹脂の数平均分子量は、 いず れも 5, 0 0 0であった。 また、 製造例 5で得られたアクリル樹脂の数平均分子 量は、 4, 5 0 0であった。
製造例 1〜 1 0の各不飽和単量体混合物の配合組成 (部) 及び得られた各ァク リル樹脂の水酸基価及び酸価を、 表 1に、 それぞれ示す。
Figure imgf000022_0001
表 1において、 (* 1 ) 〜 (* 3 ) は、 各々下記の内容のものである。 (* 1) ヒドロキシプロピルァクリレート : 2級水酸基 Z1級水酸基 =約 75 /25 (モル比)
(* 2) ヒドロキシプロピルメタクリレ一ト : 2級水酸基/ /1級水酸基 =約 7 5/25 (モル比)
(* 3) 「ァクリット M2 0 1」 :商品名、 大同化成 (株) 製、 メタクリル酸 に 「カージユラ E」 (商品名、 ジャパンエポキシレジン社製、 炭素原子数 9〜1 1の分岐高級脂肪酸のダリシジルエステル) をエステル化反応して得られた不飽 和単量体。
実施例 1〜 3及び比較例 1〜 7 :クリャ一塗料組成物の調製
表 2に示す配合割合に従って、 各クリャ一塗料組成物を得た。 表 2における配 合量は、 固形分 (部) で示した。
表 2
Figure imgf000023_0001
表 2において、 (*4) 〜 (* 6) は、 各々下記の内容のものである。
(*4) メチル ·ブチル混合エーテル化メラミン樹脂:商品名 「サイメル 23 2」 、 三井サイテック (株) 製。
(* 5) ビスフエノール A型エポキシ樹脂:商品名 「ェピコ一ト 1 0 0 1」 、 ジャパンエポキシレジン社製、 数平均分子量約 9 0 0、 エポキシ当量約 49 0。 (* 6) 紫外線吸収剤:商品名 「チヌビン 900」 、 チバガイギ一社製。
実施例 4〜 6及び比較例 8〜 14 :複層塗膜の形成
クロム酸クロメート (商品名 「AL— 1000」 、 日本パーカライジング社 製) で化成処理を施したアルミニウム铸造板 (AC4C、 1 OmmX 7 OmmX 150mm) に、 15秒 フォードカップ # 4 20°Cに粘度調整したアルミ二 ゥムホイール用熱硬化性エポキシ樹脂系有機溶剤型塗料 (商品名 「# 550ブラ イマ一」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 40 xmになるようにェアース プレー塗装して 20°Cで 3分間静置した。
未硬化のプライマー塗膜上に、 塗装粘度 10秒ノフォードカップ #4ノ 20°C に調整した熱硬化性アクリル樹脂系有機溶剤型光輝性カラーべ一ス塗料 (商品名 「マジクロン AL 2500シルバー」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 1 5 mになるようにエア一スプレー塗装して 20°Cで 1分間静置した。
さらに、 未硬化の光輝性カラーベース塗膜上に、 25秒 Zフォードカップ #4 / 20 に調整した実施例 1〜 3及び比較例 1〜 7で得られた各クリヤー塗料組 成物を硬化膜厚で 40 mになるようにエア一スプレー塗装し、 20°Cで 5分間 静置した後、 140°Cで 20分間加熱して、 プライマー塗膜、 光輝性カラーべ一 ス塗膜及ぴクリャ一塗膜からなる三層塗膜を、 同時に焼付けた。
かくして、 3コート 1ベ一ク方式により、 硬化した複層塗膜を形成した。
次に、 実施例 4〜6及び比較例 8〜14で得た各複層塗膜について、 塗膜外観、 耐擦り傷性及び塗膜硬度の塗膜性能を調べた。 試験方法は、 次の通りである。 塗膜外観:複層塗膜表面の平滑性及び光沢を、 目視で観察し、 外観を評価した。 Aは平滑性及び光沢が良好で外観に優れることを、 Bは平滑性又は 及び光沢が 不良で外観が劣ることを示す。
耐擦り傷性:耐擦り傷性試験機として、 染色物堅牢度摩擦試験機 (商品名 「F R— II」 、 スガ試験機 (株) 製) を用いた。 磨き粉 (商品名 「ダルマクレンザ ―」 、 やま三商店社製) 3 gに対して、 水 2 gの割合で、 混合して、 研磨剤とし た。 この研磨剤を、 ネルに 3滴程度付着させ、 そのネルを試験機端子で押さえ、 500 gの荷重をかけ、 複層塗膜面を往復 25回こすりつけた。 その後、 塗面を 流水で洗浄し、 自然乾燥後、 塗膜のツヤを目視にて観察し、 下記基準により耐擦 り傷性を評価した。
A:塗面のツヤに変化が認められず、 耐擦り傷性に優れる、
B:塗面にツヤピケが少し認められ、 耐擦り傷性やや不良、
C:塗面にツヤピケが著しく認められ、 耐擦り傷性不良。
塗膜硬度:複層塗膜について、 J I S K- 5400 8. 4. 2 (1990) に規定する鉛筆引つかき試験により、 硬度を測定した。
リコー卜付着性の性能試験
(1) 実施例 4〜 6及び比較例 8〜 14において、 三層塗膜の焼付け条件を、
140°Cで 60分間とする以外は、 同様にして、 3コート 1ベーク方式により硬 化した各複層塗膜を形成した。
(2) 上記で得られた各複層塗膜に、 それぞれの塗膜の作成に用いたものと同 一のクリヤー塗料組成物を、 硬化膜厚で 40 mになるようにエア一スプレー塗 装し、 20°Cで 5分間静置した後、 140°Cで 20分間焼付けてリコ一ト塗膜を 形成した。 この試料を用いて、 下記方法によりリコ一ト付着性を調べた。
リコート付着性:試料のリコート塗膜面に、 J I S K- 5400 8. 5. 2 (1990) に準じて、 カツ夕一ナイフで素地に到達するように、 直交する縦 横 11本づつの平行な直線を 1 mm間隔で引いて、 1 mmX 1 mmの碁盤目を 1 00個作成した。 その表面に粘着テープを密着させ、 該テープを急激に剥離した 際の碁盤目のリコ一ト塗膜の残存個数をカウントし、 付着性を次の基準で評価し た。
A:残存個数 100個で、 リコート付着性が優れる、
B:残存個数 80〜 99個で、 リコ一ト付着性がやや不良、
C:残存個数 80個未満で、 リコート付着性が不良。
夕レ及びヮキの塗膜欠陥の防止性
(1) リン酸亜鉛化成処理した軟鋼板 (0. 8mmx 10 OmmX 450m m) に、 15秒 Zフォードカップ #4Z20°Cに粘度調整したアルミニウムホイ ール用熱硬化性エポキシ樹脂系有機溶剤型塗料 (商品名 「# 550プライマー」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 40 mになるようにエア一スプレー塗装 し、 20°Cで 5分間静置した。 未硬化のプライマー塗膜上に、 塗装粘度 10秒/フォードカップ #4/20°C に調整した熱硬化性ァクリル樹脂系有機溶剤型光輝性カラーベース塗料 (商品名 「マジクロン AL 2500シルバー」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 1 5 xmになるようにエア一スプレー塗装し、 20でで 5分間静置した後に、 ブラ ィマー塗膜及び光輝性力ラーベース塗膜を 140 °Cで 20分間焼付けて、 塗装板 を得た。
(2) 上記塗装板を用いて、 次の様にして、 実施例 1〜3及び比較例 1〜7の 各塗料組成物について、 夕レ及びヮキの塗膜欠陥が生じる最小膜厚を調べた。 即ち、 上記塗装板の長手方向の端部に 10mm幅のマスキングテープを貼付し た後、 各塗料組成物を、 硬化膜厚が長手方向に 10 π!〜 70 imの勾配になる ようにエアースプレー塗装した。 直ちにマスキングテープを剥してその端部が下 になるように水平からの傾斜角度 60度に傾けて、 20°Cで 5分間静置した後、 140°Cで 20分間焼付けて、 タレ及びヮキの試験用の試料を得た。
上記各試験用試料について、 下記試験方法に従って、 タレ及びヮキの塗膜欠陥 が生じる最小膜厚を測定して、 塗膜欠陥の防止性を調べた。
タレ防止性:試料の塗膜を観察し、 該テープを剥した見切り部からタレが発生 している箇所の上塗塗料の最低膜厚を測定して下記基準で評価した。
A:最低膜厚が 45 /m以上で、 タレ防止性が優れる、
B :最低膜厚が 30 m以上 45 m未満で、 タレ防止性がやや不良、 C:最低膜厚が 30 /m未満で、 タレ防止性が不良。
ヮキ防止性:試料の塗膜を観察し、 ヮキが発生している箇所の上塗塗料の最低 膜厚を測定して下記基準で評価した。
A:最低膜厚が 45 m以上で、 ヮキ防止性が優れる、
B :最低膜厚が 30 xm以上 45 m未満で、 ヮキ防止性がやや不良、 C:最低膜厚が 30 未満で、 ヮキ防止性が不良。
実施例 4〜 6及び比較例 8〜 14の各複層塗膜の試験結果、 並びに複層塗膜の 形成時の実施例 1〜 3及び比較例 1〜 7の各塗料組成物の性能試験結果を、 表 3 に示す。 表 3
Figure imgf000027_0001
実施例 7〜 9及び比較例 1 5〜 2 -塗料組成物の調製
表 4に示す配合割合に従って、 各プライマ一塗料組成物を得た。 表 4における 配合量は、 固形分 (部) で示した。
表 4
Figure imgf000027_0002
表 4において、 (* 4) 〜 (* 6) は、 前記の通りである。 また、 (* 7) は 下記の内容のものである。
(* 7) 黒顔料:商品名 「カーボン MA— 1 00」 、 三菱化学 (株) 製。 ァク リル樹脂溶液の一部を用いて、 シェーカーで分散した後、 混合した。
実施例 1 0〜 1 2及び比較例 2 2 ~ 28 :複層塗膜の形成 クロム酸クロメート (商品名 「AL— 1000」 、 日本パーカライジング社 製) で化成処理を施したアルミニウム铸造板 (AC4C、 10mmX 7 OmmX 150 mm) に、 15秒 Zフォードカップ # 4/ 20 °Cに粘度調整した実施例 7 〜 9及び比較例 15-21の各プライマー塗料組成物を硬化膜厚で 40 mにな るようにエア一スプレー塗装して 20°Cで 3分間静置した。
未硬化のプライマ一塗膜上に、 塗装粘度 10秒 Zフォードカップ #4Z20 に調整した熱硬化性ァクリル樹脂系有機溶剤型光輝性カラーベース塗料 (商品名 「マジクロン AL 2500シルバー」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 1 5 mになるようにエアースプレー塗装し、 2 Otで 1分間静置した。
さらに、 未硬化の光輝性カラーべ一ス塗膜上に、 25秒 フォ一ドカップ #4 /20 に調整した熱硬化性アクリル樹脂系有機溶剤型クリヤー塗料 (商品名 「マジクロン ALC— 2クリャ一」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 40 mになるようにエア一スプレー塗装し、 20 で 5分間静置した後、 140°C で 20分間加熱して、 プライマー塗膜、 光輝性カラーべ一ス塗膜及びクリヤー塗 膜からなる三層塗膜を、 同時に焼付けた。
かくして、 3コート 1ベ一ク方式により、 硬化した複層塗膜を形成した。
次に、 実施例 10〜 12及び比較例 22〜 28で得た各複層塗膜について、 塗 膜外観及びプライマー塗膜の付着性を調べた。 試験方法は、 次の通りである。 塗膜外観:複層塗膜表面の平滑性及び光沢を、 目視で観察し、 外観を評価した。 Aは平滑性及び光沢が良好で外観に優れることを、 Bは平滑性又は 及び光沢が 不良で外観が劣ることを示す。
プライマ—塗膜の付着性:素材とプライマー塗膜との付着性及びプライマ一塗 膜とベース塗膜との付着性を次の様にして調べた。 J I S K— 5400 8. 5. 2 (1990) の碁盤目一テープ法に準じて、 カッターナイフで素地に到達 するように、 直交する縦横 1 1本づつの平行な直線を lmm間隔で引いて、 lm mX lmmの碁盤目を 100個作成した。 その表面に粘着テープを密着させ、 該 • テープを急激に剥離した際に、 クリヤー塗膜迄残存した碁盤目の個数をカウント し、 付着性を次の基準で評価した。
A:残存個数 100個で、 付着性が優れる、 B:残存個数 95〜99個で、 付着性がやや不良、
C:残存個数 94個以下で、 付着性が不良。
実施例 10〜: L 2及び比較例 22〜 28の各複層塗膜の性能試験結果を、 表 5 に示す。
表 5
Figure imgf000029_0001
実施例 13〜 15及び比較例 29〜 35 :複層塗膜の形成
クロム酸クロメート (商品名 「AL— 1000」 、 日本パーカライジング社 製) で化成処理を施したアルミニウム铸造板 (AC4C、 1 OmmX 7 OmmX 15 Omm) に、 熱硬化性粉体プライマー塗料 (商品名 「エバクラッド No. 3 600」 、 関西ペイント (株) 製、 ドデカンニ酸ジヒドラジドを硬化剤とするェ ポキシ樹脂系塗料) を硬化膜厚で 70 mになるように静電粉体塗装した後、 1 60°Cで 15分間焼付けて、 粉体プライマー塗膜を硬化させた。
粉体プライマー硬化塗膜上に、 15秒 Zフォードカップ #4/20°Cに粘度調 整した実施例 7〜 9及び比較例 15〜 21の各プライマー塗料組成物を硬化膜厚 で 40 zmになるようにエア一スプレー塗装し、 20°Cで 3分間静置した後、 1 40°Cで 20分間焼付けて、 第 2プライマー塗膜を硬化させた。
硬化した第 2プライマー塗膜上に、 塗装粘度 8秒 Zフォードカップ # 4Z 20 °Cに調整した熱硬化性ァクリル樹脂系有機溶剤型光輝性カラ一ベース塗料 (商品 名 「マジクロン AL 2500シルバー」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 1 mになるようにエアースプレー塗装し、 20°Cで 1分間静置した。
さらに、 未硬化の光輝性カラ一ベ一ス塗膜上に、 25秒 Zフォードカップ #4 /20°Cに調整した熱硬化性アクリル樹脂系有機溶剤型クリヤー塗料 (商品名 「マジクロン ALC— 2クリヤー」 、 関西ペイント (株) 製) を硬化膜厚で 40 / mになるようにエアースプレー塗装し、 20°Cで 5分間静置した後、 140°C で 20分間加熱して、 光輝性カラ一ベース塗膜及びクリヤー塗膜からなる二層塗 ―
29
膜を、 同時に焼付けた。
かくして、 4コート 3ベーク方式により、 硬化した複層塗膜を形成した。
次に、 実施例 1 3〜1 5及び比較例 2 9〜3 5で得た各複層塗膜について、 塗 膜外観及び第 2プライマー塗膜の付着性を調べた。 試験方法は、 次の通りである。 塗膜外観:複層塗膜表面の平滑性及び光沢を、 目視で観察し、 外観を評価した。 Aは平滑性及び光沢が良好で外観に優れることを、 Bは平滑性又は/及び光沢が 不良で外観が劣ることを示す。
第 2プライマー塗膜の付着性:粉体プライマー塗膜と第 2プライマー塗膜との 付着性及び第 2プライマ一塗膜とベース塗膜との付着性を次の様にして調べた。 J I S K一 5 4 0 0 8 . 5 . 2 ( 1 9 9 0 ) の碁盤目—テープ法に準じて、 カッターナイフで素地に到達するように、 直交する縦横 1 1本づつの平行な直線 を l mm間隔で引いて、 I mmX l mmの碁盤目を 1 0 0個作成した。 その表面 に粘着テープを密着させ、 該テープを急激に剥離した際に、 クリヤー塗膜迄残存 した碁盤目の個数を力ゥントし、 付着性を^の基準で評価した。
A:残存個数 1 0 0個で、 付着性が優れる、
B :残存個数 9 5〜9 9個で、 付着性がやや不良、
C:残存個数 9 4個以下で、 付着性が不良。
夕レ及びヮキの塗膜欠陥の防止性
(1) リン酸亜鉛化成処理した軟鋼板 (0 . 8 mmX 1 0 0 mmX 4 5 0 m m) に、 熱硬化性粉体プライマー塗料 (商品名 「ェパクラッド N o . 3 6 0 0」 、 関西ペイント (株) 製、 ドデカンニ酸ジヒドラジドを硬化剤とするエポキシ樹脂 系塗料) を硬化膜厚で 7 0 mになるように静電粉体塗装した後、 1 6 0 で1 5分間、 粉体プライマー塗膜を焼付けて、 塗装板を得た。
(2) 上記塗装板を用いて、 次の様にして、 実施例 7〜 9及び比較例 1 5〜2 1の各プライマー塗料組成物について、 タレ及びヮキの塗膜欠陥が生じる最小膜 厚を調べた。
即ち、 上記塗装板の長手方向の端部に 1 0 mm幅のマスキングテープを貼付し た後、 各塗料組成物を、 硬化膜厚が長手方向に 1 0 ^ m〜 7 0 の勾配になる ようにェアースプレー塗装した。 直ちにマスキングテープを剥してその端部が下 一
30
になるように水平からの傾斜角度 6 0度に傾けて、 2 0 °Cで 5分間静置した後、 1 4 0 °Cで 2 0分間焼付けて、 タレ及びヮキの試験用の試料を得た。
上記各試験用試料について、 下記試験方法に従って、 タレ及びヮキの塗膜欠陥 が生じる最小膜厚を測定して、 塗膜欠陥の防止性を調べた。
タレ防止性:試料の塗膜を観察し、 該テープを剥した見切り部からタレが発生 している箇所の上塗塗料の最低膜厚を測定して下記基準で評価した。
八:最低膜厚が4 5 ^ 111以上で、 タレ防止性が優れる、
B:最低膜厚が 3 0 m以上 4 5 未満で、 タレ防止性がやや不良、
C:最低膜厚が 3 0 m未満で、 タレ防止性が不良。
ヮキ防止性:試料の塗膜を観察し、 ヮキが発生している箇所の上塗塗料の最低 膜厚を測定して下記基準で評価した。
A:最低膜厚が 4 5 m以上で、 ヮキ防止性が優れる、
B:最低膜厚が 3 0 m以上 4 5 未満で、 ヮキ防止性がやや不良、 C:最低膜厚が 3 0 m未満で、 ヮキ防止性が不良。
実施例 1 3〜 1 5及び比較例 2 9〜 3 5の各複層塗膜の性能試験結果、 並びに 複層塗膜の形成時の実施例 7〜 9及び比較例 1 5〜 2 1の各プライマー塗料組成 物の性能試験結果を、 表 6に示す。
表 6
Figure imgf000031_0001
発明の効果
本発明のアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物によれば、 次のよう な顕著な効果が得られる。
(1) 本発明塗料組成物をアルミニウムホイール用のプライマー塗料組成物と して用いる場合に、 該ホイール素地、 粉体プライマ一塗膜及び上塗り塗膜のいず れに対しても付着性に優れるプライマ一塗膜を形成できる。 (2) 本発明塗料組成物をアルミニウムホイール用のトップクリヤー塗料組成 物として用いる場合に、 塗膜外観、 耐擦り傷性及びリコート付着性に優れたクリ ヤー塗膜を形成できる。
(3) 本発明塗料組成物は、 膜厚を大きくした場合にもタレ、 ヮキ等の塗膜欠 陥が発生し難い。 従って、 特に、 アルミニウムホイール用のトップクリヤー塗料 組成物として用いる場合に、 膜厚を大きくすることにより、 平滑性、 光沢等の塗 膜外観を更に向上させることができる。

Claims

請 求 の 範 囲
1 . (A) (メタ) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキルエステル、 第 2級 水酸基含有不飽和単量体及びカルボキシル基含有不飽和単量体を含有し、 (メ 夕) アクリル酸の炭素数 6〜1 8のアルキルエステルの含有量が 1 0〜 5 0重量 %であり、 第 2級水酸基含有不飽和単量体の含有量が 8〜 4 0重量%である単量 体混合物を共重合して得られ、 且つ水酸基価が 9 0〜1 5 O mg KOHZ g及び 酸価が l ~ 3 0 mg KOHZ gである水酸基及びカルボキシル基含有ァクリル樹 脂、 並びに
(B) ァミノ樹脂、 を含有するアルミニウムホイール用熱硬化性液状塗料組成物。
2 . アミノ榭脂 (B) の配合割合が、 固形分で、 アクリル樹脂 (A) 1 0 0重 量部に対して、 ァミノ樹脂 (B) 5〜 7 0重量部である請求項 1に記載の塗料組 成物。
3. 第 2級水酸基含有不飽和単量体が、 2—ヒドロキシプロピルァクリレート、 2—ヒドロキシプロピルメタクリレート、 及び力ルポキシル基含有不飽和単量体 にエポキシ基含有化合物をエステル化反応させて得られる不飽和単量体からなる 群より選ばれる少なくとも 1種の第 2級水酸基含有不飽和単量体である請求項 1 に記載の塗料組成物。
4. さらにエポキシ樹脂 (C) を含有するものである請求項 1に記載の塗料組 成物。
5 . アルミニウムホイール用プライマー塗料組成物である請求項 1に記載の塗 料組成物。
6 . アルミニウムホイール用トップクリャ一塗料組成物である請求項 1に記載 の塗料組成物。
7 . (1)アルミニウムホイールに、 請求項 5に記載のプライマー塗料組成物を 塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(2)工程(1)で得られたプライマー塗膜上に着色熱硬化性塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
8 . (1)アルミニウムホイールに、 請求項 5に記載のプライマー塗料組成物を 塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(2)工程 (1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 クリヤー塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
9 . (1)アルミニウムホイールに、 液状プライマー塗料組成物を塗装し、 必要 に応じて焼付ける工程、
(2)工程(1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程 (2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 請求項 6に記載のトップクリャ —塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
1 0 . (1)アルミニウムホイールに、 請求項 5に記載のプライマ一塗料組成物 を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(2)工程(1)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(3)工程(2)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 請求項 6に記載のトップクリャ 一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、 を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
1 1 . (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
(2)工程(1)で得られた粉体プライマ一塗膜上に、 請求項 5に記載のプライマー塗 料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 クリャ一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニゥムホイ一ルの塗装方法。
1 2 . (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマー塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
(2)工程(1)で得られた粉体プライマー塗膜上に、 液状プライマー塗料組成物を塗 装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 ωで得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 請求項 6に記載のトップクリャ —塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、
を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
1 3 . (1)アルミニウムホイールに、 粉体プライマ一塗料組成物を塗装し、 焼 付ける工程、
(2)工程(1)で得られた粉体プライマー塗膜上に、 請求項 5に記載のプライマー塗 料組成物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、
(3)工程 (2)で得られたプライマー塗膜上に、 着色又は光輝性の熱硬化性塗料組成 物を塗装し、 必要に応じて焼付ける工程、 及び
(4)工程 (3)で得られた着色又は光輝性塗膜上に、 請求項 6に記載のトップクリャ 一塗料組成物を塗装し、 焼き付ける工程、 を含むアルミニウムホイールの塗装方法。
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