WO2002092210A1 - Dispositif de separation d'un melangeur - Google Patents

Description

明 細 書 ミ キサ一の仕切装置 技術分野

本発明は、 食材、 化学品等の材料を撹拌する ミ キサーの技術分野に属 し、 詳しく は材料の撹拌中に容器内に手が入らないよ う に防護し、 また 材料の飛散を防止するための仕切装置に関する。 背景技術

本発明者は既に特開 2 0 0 1 - 3 8 1 8 6 の公報において、 この種の ミ キサーの仕切装置のひとつを提案している。 この仕切装置は、 機体の 支柱部の前側で容器を支持し、 支柱部の上部よ り前方へ突き出た頭部か ら下方へ延びる撹拌軸によ り容器内で撹拌子を回転させるよ う にしたミ キサーを前提と している。 そして、 頭部の下側に撹拌軸を取り卷く よ う に配置された環状のガイ ドリ ング及び一部に開口を有する筒形に形成さ れてガイ ドリ ングから容器の周縁に向かって延びる防護柵と、 ガィ ドリ ングの外周側を取り巻いて機体に取り付けられ、 ガイ ドリ ングに嵌合す るローラを回転可能に支持するガイ ド レールと を備えている。 防護柵を 容器前部の上方を覆う よ う に位置づける と、 作業者の手が撹拌子の回転 領域内に入るこ とが防止される。 そして、 防護柵を回動して開口が容器 前部の上方にく るよ う に位置づける と、 材料の投入、 容器のなかの材料 の視認、 撹拌子の脱着等が可能となる。 このガイ ド レールは左右に二分 割されて分離可能に係合しており 、 分割するこ とで防護柵を機体から脱 着できるよ う になつている。 これによつて防護柵を丸洗いでき、 また機 体内部の洗浄も容易となって、 ミ キサーの衛生状態を良好に維持するこ とができる。

このミ キサーには、 左右に二分割されたガイ ド レールを分離可能に係 合するため、 バ ッ クル等の係合手段が設けられる。 防護柵を機体から取 り外す場合、 この係合手段を解除する操作を行う と、 防護柵がガイ ド レ ールから落下するため、 片手で防護柵を持ち、 も う一方の手で係合手段 を解除操作する必要がある。 そのため、 作業性が非常に悪いものとなる, その場合、 例えば機体における防護柵のガイ ドリ ングの下側となる部位 に板パネを設け、 この板パネで落下する防護柵をー且受け止め、 次いで 板パネの弾性力を超える力で防護柵を下方へ引き抜く こ とで防護柵を機 体から取り外せるよ う にし、 これによつて防護柵を両手で持って機体か ら取り 外せるよ う にするこ とが考えられる。 しかし、 そ う したと きには 防護柵を機体に装着する と きに板パネを逆向きに撓ませる必要があり 、 装着にコッを要して作業性が悪く なる とい う問題が生じる。

ミ キサーには種々の仕様があ り 、 防護柵の大き さ も色々あるので、 ガ ィ ド レールは防護柵の種類に応じた数だけ設定しておかなければならず これはコス ト上昇の要因となる。

製造上のばらつき等によ り 防護柵のガイ ドリ ングが真円に形成されな かったと きは、 ガイ ドリ ングと ローラ との隙間が周方向に一定しないの で、 防護柵の回動がぎく しゃく して使い辛いという 問題もある。

発明の開示

本発明はこのよ う な点に着目 してなされたものであり 、 その目的とす る と ころは、 防護柵等の仕切器具を移動可能なローラで挟持するこ と に よ り 、 仕切器具を両手で持って機体から取り外し又は装着でき、 また複 数の種類の仕切器具で共用でき、 しかも仕切器具の形状のばらつきを吸 収して仕切器具のスムーズな回動動作を確保するこ とができる ミ キサー の仕切装置を提供するこ とにある。

上記目的を達成するため、 本発明のミ キサーの仕切装置は、 機体の支 柱部の前側で容器を支持し、 支柱部の上部よ り前方へ突き出た頭部から 下方へ延びる撹拌軸によ り容器内で撹拌子を回転させるよ う にしたミ キ サ一に設けられる仕切装置であって、 頭部の下側に撹拌軸を取り巻く よ う に配置された環状のレール及び一部に開口を有する筒形に形成されて レールから容器の周縁に向かって延びる面状物を有する仕切器具と、 仕 切器具のレールに内側又は外側から嵌合して仕切器具を撹拌軸のまわり に回動可能に支持する合計で少なく と も 3 つの固定ローラ及び可動ロー ラ と、 固定ローラを回転可能に且つ機体に対して相対移動しないよ う に 支持する固定ローラ支持手段と、 可動ローラを回転可能に且つ固定ロー ラ との距離が変動可能となるよ う支持する と共に可動ローラを固定ロー ラに近づく 方向に付勢する可動ローラ支持手段と を備えたこ と を特徴と してレヽる。

このミ キサーの仕切装置の場合、 仕切器具は、 そのレールに嵌合する 固定ローラ及び可動ローラを回転させるこ とで回動する。 そ して、 仕切 器具を容器前部の上方を覆う よ う に位置づける と、 作業者の手が撹拌子 の回転領域内に入るこ とが防止され、 また材料の飛散が防止される。 ま た、 仕切器具を開口が容器前部の上方にく るよ う に位置づける と、 材料 の投入、 容器のなかの材料の視認、 撹拌子の脱着等が可能と なる。

仕切器具を機体から取り外す場合、 仕切器具を手で持ち、 可動ローラ をその付勢力に抗する方向に押し付ける と、 固定ローラから仕切器具の レールが外れるので、 この外れたレール部分を下げて仕切器具を固定口 —ラの下側に向かって斜め下方へずらせば、 仕切器具は機体から取り外 される。 仕切器具を機体に装着する場合、 仕切器具を可動ローラの側が 若干上になるよ う傾けて手で持ち、 仕切器具のレールを可動ローラに嵌 合してその付勢力に抗する方向に押し付け、 仕切器具を水平にしてから 可動ローラの付勢力に従う方向に戻して固定ローラに仕切器具の レール を嵌合させれば、 仕切器具は機体に装着される。 以上の操作は仕切器具 を両手で持って容易に行う こ とができる。 仕切器具を機体から取り外す こ とで仕切器具を丸洗いでき、 また機体内部の洗浄も容易となって、 ミ キサ一の衛生状態が良好に維持される。

可動ローラが固定ローラ との距離が変動可能となるよ う支持され且つ 固定ローラに近づく 方向に付勢されているので、 レールの直径が異なる 複数の仕切器具が固定ローラ及び可動ローラの間で支持されるこ とにな り 、 種々のミ キサーで部品共通化によ り コス ト低減が図られる。 しかも 仕切器具のレールが真円になっていないと きでも、 可動ローラが固定口 ーラ との距離が変動するよ う に移動するので、 固定ローラ及び可動ロー ラが常にレールに安定的に嵌合し、 仕切器具がスムーズに回動する。 以上説明したよ う に、 本発明のミ キサーの仕切装置は、 仕切器具によ り 作業者の安全を確保し、 材料の飛散を防止でき且つ材料の投入等を可 能と して利便性を確保でき る と共に、 仕切器具を機体から脱着できるよ う にしてミ キサーの衛生状態を良好に維持するこ とができる。 そ して、 仕切器具を両手で持って機体から取り外し又は装着するこ とができるの で、 仕切器具の脱着作業性を飛躍的に向上させるこ とができ る。 また、 複数の種類の仕切器具で共用できるので、 コス ト低減を図るこ とができ る。 さ らに、 仕切器具のレールの形状のばらつきを吸収して仕切器具の スムーズな回動動作を確保するこ とができる。

図面の簡単な説明

図 1 は第 1 実施例の仕切装置を備えたミ キサーの斜視図である。 仕切 器具は容器前部の上方を覆う よ う に位置づけている。 図 2 は上記仕切装置の仕切器具、 固定ローラ、 可動ローラ、 固定ロー ラ支持手段、 可動ローラ支持手段等を示す斜視図である。 仕切器具は容 器前部の上方を覆う よ う に位置づけている。

図 3 は上記仕切装置の仕切器具を示す斜視図である。

図 4 は上記仕切装置の固定ローラ、 固定ローラ支持手段、 固定カバ一 等を示す分解斜視図である。

図 5 は上記仕切装置の可動ローラ、 可動ローラ支持手段等を示す分解 斜視図である。

図 6 は上記仕切装置の可動ローラ支持手段の一部を断面してアームの 前進 · 後退機能を説明する平面図である。

図 7 は上記仕切装置の可動ローラ支持手段の一部を断面してアームの 首振り機能を説明する平面図である。

図 8 は上記仕切装置の仕切器具、 固定ローラ、 可動ローラ、 固定ロー ラ支持手段、 可動ローラ支持手段等を示す斜視図である。 仕切器具は開 口が容器前部の上方にく るよ う に位置づけている。

図 9 は仕切器具によ り可動ローラをその付勢力に抗する方向に押し付 けている状態を示す要部の斜視図である。

図 1 0 は仕切器具を固定ローラの下側に向かって斜め下方へずら した 状態を示す要部の斜視図である。

図 1 1 は第 2実施例の仕切装置の要部を示す平面図である。

発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明のミ キサ一の仕切装置の実施の形態を図面に基づいて説 明する。 第 1 実施例を示す図 1 において、 1 0 はミ キサーの機体であつ て、 この機体 1 0は、 台座 1 1 と、 台座 1 1 の後端から立ち上がる支柱 部 1 2 と、 支柱部 1 2 の上部よ り前方へ突き出た頭部 1 3 と を備えてい る。 また上記機体 1 0は、 支柱部 1 2の前側で、 上方に開口する椀形の 容器 2 0 を支持している。 ミ キサーは容器 2 0 を受けて支持する容器受 けと、 この容器受けを昇降させる昇降機構とを有している。 こ の昇降機 構は、 例えばパネルの操作を受けて油圧、 電力等によ り容器受けを昇降 させる ものであってもよいし、 レバー操作を受けて リ ンクによ り容器受 けを昇降させる ものであってもよレ、。 上記頭部 1 3 からは撹拌軸 1 4 が 下方へ延び、 この撹拌軸 1 4の先端には撹拌子 1 5 が取り付けられてお り 、 機体 1 0 に内蔵されたモータによ り撹拌軸 1 4が回転する と、 容器 内で撹拌子 1 5 が回転し、 容器内のワーク を撹拌するよ う にしている。 この実施例の場合、 撹拌軸 1 4 が公転軸のまわり に公転する と共に撹拌 軸 1 4 の軸中心のまわり に自転するよ う になっているが、 公転、 自転の いずれかのみを行う ものであってもよレ、。

上記頭部 1 3 と容器 2 0 との間には、 図 3に示すよ う な仕切器具 3 0 が設けられている。 仕切器具 3 0 は、 頭部 1 3 の下側に撹拌軸 1 4 を取 り巻く よ う に配置された環状のレール 3 1 と、 一部に開口を有する筒形 に形成されてレール 3 1 から容器 2 0 の周縁に向かって延びる面状物 3 2 と を有している。 レール 3 1 の内周面又は外周面には全周にわたって 溝が形成されている。 この実施例の場合、 棒材を環状に巻いて形成した 第 1 環状部材 3 1 a を上下に間隔をあけて配置するこ とによ り レール 3 1 を形成し、 これら 2本の第 1 環状部材 3 1 a の間の外周側に全周にわ たって溝 3 1 b を形成している。 これらの第 1環状部材 3 1 a は、 その 内周側に配置された面状物 3 2 に対して溶接等によ り 固定されている。 面状物 3 2 は板状物で形成したものでもよいし、 柵状又は網状に形成し たものでもよい。 要は作業者の手が入るこ とを防ぐ機能が発揮されれば よい。 この実施例の場合、 上端が第 1 環状部材 3 1 a の内側に固定され 斜め下方に向かって延びる多数の棒材ょ り なる柵 3 2 a と、 棒材を環状 に巻いて形成し、 上記柵 3 2 a の下端を接続する第 2環状部材 3 2 b と を備える。 面状物 3 2は一部に開口を有している。 すなわち、 筒状の面 状物 3 2の約半周にわたって面が欠如 していて開口 3 2 c が形成されて いる。 また、 面状物 3 2の一部が切り 立った面に形成されていて、 この 切 り 立った面の外周側に開口 3 2 dが形成されている。 この開口はいず れか一方のみを設けるよ う にしてもよレ、。

図 2 に示すよ う に、 仕切器具 3 0の レール 3 1 には内側又は外側から 固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2が嵌合しており 、 この固定ローラ 4 1 及び可動ローラ 4 2 によ り仕切器具 3 0 を支持している。 この実施例 の場合、 レール 3 1 の外周側に溝 3 1 b が形成されているので、 固定口 —ラ 4 1及び可動ローラ 4 2 はこの溝 3 1 b に外側から嵌合している。 そ して、 この固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2は撹拌軸 1 4 と平行な 軸のまわり に回動可能になっており 、 固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2がこの軸のまわり に回転するこ とで仕切器具 3 0 が撹拌軸 1 4 のまわ り に回動するよ う になっている。 固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2 は 合計で少なく と も 3つ設けられている。

機体 1 0 には、 固定ローラ 4 1 を回転可能に且つ機体 1 0 に対して相 対移動しないよ う に支持する固定ローラ支持手段 5 0が設けられている, 図 4に示すよ う に、 この実施例の場合、 この固定ローラ支持手段 5 0は 板状のブラケッ トである。 この固定ローラ支持手段 5 0は平面視で弓形 に形成され、 中間部が頭部 1 3の下面の後側に固定され、 両端が斜め前 方へせり 出 しており 、 この両端付近の下側に固定口一ラ 4 1 が 1 つずつ 回動可能に設けられている。 この固定ローラ支持手段 5 0には、 必要に 応じて材料の後方ないし側方への飛散を防止するための固定カバー 5 1 が設けられている。 固定カバー 5 1 は上記頭部 1 3 と容器 2 0 との間の 後半分を覆う よ う に筒状の板状物を前後に切った後側の形に形成されて いる。 この実施例の場合、 仕切器具 3 0及び固定ローラ 4 1 を固定カバ 一 5 1 の内周側に設けているが、 これらを固定カバー 5 1 の外周側に設 けてもよレ、。

機体 1 0 には、 可動ローラ 4 2 を回転可能に且つ固定ローラ 4 1 との 距離が変動可能となるよ う支持する と共に可動ローラ 4 2 を固定ローラ 4 1 に近づく方向に付勢する可動ローラ支持手段 6 0が設けられている 図 5 に示すよ う に、 可動ローラ支持手段 6 0は、 機体 1 0に設けられた 本体 6 1 と、 可動ローラ 4 2 を回転可能に支持する と共に固定ローラ 4 1 との距離が変動可能で且つ平面視で首振り 可能となるよ う に上記本体 6 1 に設けられたアーム 6 2 と、 このアーム 6 2 を固定ローラ 4 1 に近 づく よ う に付勢するよ う に上記本体 6 1 とアーム 6 2 との間に設けられ た弾性部材 6 3 と を備えている。 この実施例の場合、 製造、 組立等の便 宜上、 本体 6 1 は頭部 1 3 の下面の前側に固定される第 1部材 6 1 a と 第 1 部材 6 1 a の下側に固定される第 2部材 6 1 と、 第 2部材 6 1 b の両端に嵌合する 2つの第 3部材 6 1 c との 3つに分割されている。 了 ーム 6 2 は、 平面視で弓形に形成され、 中間部から前方へ 2本の支持棒 6 2 a が並んで延びている。 アーム 6 2 の両端には入口が狭く なつた U 字形の嵌合孔 6 2 bがそれぞれ形成され、 この嵌合孔 6 2 b に可動ロー ラ 4 2 の高さ方向中間部のく びれた部分がそれぞれ回動可能に嵌合する よ う になっている。 これに代えて可動口一ラをこれを貫通する軸によ り 回転可能に支持するよ う に してもよい。 本体 6 1 の第 2部材 6 1 b には 前後方向に貫通する 2本の貫通孔 6 1 dが左右に並んで形成されており 各貫通孔 6 1 d にアーム 6 2の上記各支持棒 6 2 a がそれぞれ嵌合して いる。 これによつてアーム 6 2の固定ローラ 4 1 との距離が変動するよ う になつている （図 6 を参照） 。 また、 相対的に貫通孔 6 1 d の左右方 向の内寸が支持棒 6 2 a の左右幅よ り も若干大き く なるよ う に形成され ており 、 これによつて、 平面視でアーム 6 2が首振り可能となっている (図 7 を参照） 。 貫通孔 6 I dの前端は第 3部材 6 1 c によって塞がれ この閉塞面と支持棒 6 2 a との間には弾性部材と してのコイルスプリ ン グ 6 3 が縮装されており 、 アーム 6 2 を固定ローラ 4 1 に近づく よ う に 付勢するよ う に している。 なお、 6 4 、 6 5 は必要に応じて貫通孔 6 1 d に嵌入されるス リ ーブであ り 、 6 6 はロ ック摘みである。 このロ ック 摘み 6 6 は第 2部材 6 1 b に形成された貫通孔 6 1 e に前から回動可能 に嵌合し、 後面に半径方向に溝が切ってある。 一方、 アーム 6 2の中間 部から前方へ 1 本のロ ック棒 6 2 c が延びており 、 その先端には上記口 ック摘み 6 6 の溝に遊嵌可能な横棒が形成されている。 ロ ック摘み 6 6 が、 その溝にロ ック棒 6 2 c の横棒が遊嵌可能な解放位置にある と きは アーム 6 2が前方へ大き く移動できるよ う になつている。 そ して、 ロ ッ ク摘み 6 6 を回動して、 その溝の両側の面に口 ック棒 6 2 c の横棒が当 接可能な制限位置にある と きはアーム 6 2 の前方への移動が制限されて 仕切器具 3 0が不用意に落下するこ とが防止されるよ う になっている。 6 7 はロ ック摘み 6 6 に設けるこ とが好ま しい磁石であって、 ロ ック摘 み 6 6 が上記解放位置又は制限位置にきたときに本体 6 1 の中の相手側 磁石に吸引 して口 ック摘み 6 6 をそれらの位置に仮止めする機能を発揮 する。 上記第 2部材 6 1 b には 2本の棒形のス ト ツパが、 貫通孔 6 1 e のなかを上下方向に通るよ う に設けられている。 上記横棒はこのス ト ツ パの前側に位置しているので、 横棒がス ト ツバに当たるこ と によ り 、 ァ ーム 6 2が本体 6 1 から後方へ抜け落ちないよ う になつている （図 5 な いし図 7 を参照） 。 なお、 例えば用途に応じて弾性部材のばね力の設定 を適切に行う などの対策を講じるこ とによ り 、 仕切器具 3 0 にこれを落 下させる力が作用 してもアームがこの力を充分に受け止めて仕切器具 3 0が落下する可能性を無く すこ とができる。 そのよ う なときには口 ック 摘み 6 6 を用いた落下防止機構を設ける必要はない。 本発明は、 このよ う に口 ック摘み 6 6等を用いた落下防止機構を設けていない実施例も含 む。

従って、 上記第 1 実施例のミ キサーの仕切装置の場合、 仕切器具 3 0 は、 その レール 3 1 に嵌合する固定ローラ 4 1及ぴ可動ローラ 4 2 を回 転させる こ とで回動する。 そして、 図 1及び図 2 に示すよ う に、 仕切器 具 3 0 を容器前部の上方を覆う よ う に位置づける と、 作業者の手が撹拌 子 1 5 の回転領域内に入るこ とが防止され、 また材料の飛散が防止され る。 また、 図 8 に示すよ う に、 仕切器具 3 0 を開口 3 2 c 、 3 2 dが容 器前部の上方にく る よ う に位置づける と、 材料の投入、 容器 2 0のなか の材料の視認、 撹拌子 1 5 の脱着等が可能となる。

仕切器具 3 0 を機体 1 0から取り外す場合、 図 9 に示すよ う に、 仕切 器具 3 0 を手で持ち、 可動ローラ 4 2 をその付勢力に抗する方向 （この 実施例では前方） に押し付ける と、 固定ローラ 4 1 から仕切器具 3 0 の レール 3 1 が外れる。 そ して、 図 1 0 に示すよ う に、 この外れたレール 部分を下げて仕切器具 3 0 を固定ローラ 4 1 の下側に向かって斜め下方 へずらせば、 仕切器具 3 0は機体 1 0から取り外される。 仕切器具 3 0 を機体 1 0 に装着する場合はこの逆の手順で行えば良く 、 仕切器具 3 0 を可動ローラ 4 2 の側が若干上になるよ う傾けて手で持ち、 仕切器具 3 0のレール 3 1 を可動ローラ 4 2 に嵌合してその付勢力に抗する方向に 押し付け、 仕切器具 3 0 を水平にしてから可動ローラ 4 2 の付勢力に従 う方向に戻して固定ローラ 4 1 に仕切器具 3 0 の レール 3 1 を嵌合させ れば、 仕切器具 3 0 は機体 1 0 に装着される。 以上の操作は仕切器具 3 0 を両手で持って容易に行う こ とができる。 仕切器具 3 0 を機体 1 0か ら取り外すこ とで仕切器具 3 0 を丸洗いでき、 また機体内部の洗浄も容 易と なって、 ミ キサ一の衛生状態が良好に維持される。 可動ローラ 4 2が固定ローラ 4 1 との距離が変動可能と なるよ う支持 され且つ固定ローラ 4 1 に近づく方向に付勢されているので、 レール 3 1 の直径が異なる複数の仕切器具 3 0が固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2 の間で支持されるこ とになり 、 種々のミ キサーで部品共通化によ り コ ス ト低減が図られる。 しかも、 仕切器具 3 0 の レール 3 1 が真円にな つていないと きでも、 可動ローラ 4 2が固定ローラ 4 1 との距離が変動 するよ う に移動するので、 固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2 が常にレ ール 3 1 に安定的に嵌合し、 仕切器具 3 0がスムーズに回動する。

本発明は、 固定ローラ及び可動ローラが合計で少なく と も 3つ有する 仕切装置の実施例を全て含む。 そのなかで、 上記実施例の仕切装置は、 固定ローラ 4 1 及び可動ローラ 4 2が 2つずつ設けられている。 このよ う にすれば、 あらゆる曲率のレール 3 1 に対して全てのローラが嵌合し さ らに固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2 を合計 3つ設ける場合よ り も 仕切器具 3 0が安定的に支持される。

本発明は、 可動ローラを回転可能に且つ固定ローラ との距離が変動可 能となるよ う支持する と共に可動ローラを固定ローラに近づく 方向に付 勢する可動ローラ支持手段を備えた仕切装置の実施例を全て含む。 その なかには上記支持棒 6 2 a 、 貫通孔 6 1 d及びコイルスプリ ング 6 3 を 1 つずつ有する簡単な構造の実施例が含まれる。 そのなかで、 上記実施 例の仕切装置は、 可動ローラ支持手段 6 0力 機体 1 0 に設けられた本 体 6 1 と、 可動ローラ 4 2 を回転可能に支持する と共に固定ローラ 4 1 との距離が変動可能で且つ平面視で首振り 可能となるよ う に上記本体 6 1 に設けられたアーム 6 2 と、 このアーム 6 2 を固定ローラ 4 1 に近づ く よ う に付勢する よ う に上記本体 6 1 とアーム 6 2 との間に設けられた 弾性部材 6 3 とを備えている。 このよ う にすれば、 アーム 6 2 の首振り によ り可動ローラ 4 2 が固定ローラ 4 1 に近づく 方向と交差する方向に も移動するので、 仕切器具 3 0 がレール 3 1 の中心のまわり に自転する と きのみならず少し公転しながら 自転する と きでも、 可動ローラ 4 2が 周回する レール 3 1 に良好に追随して常にレール 3 1 に安定的に嵌合し 仕切器具 3 0がスムーズに回動する。

図 1 1 は第 2実施例のミ キサーの仕切装置の要部を示す。 この第 2実 施例の説明と して上記第 1 実施例の説明を符号と共にそのまま引用 し、 第 1 実施例とは異なる構成及び効果のみを以下に説明する。 上記第 1 実 施例の場合、 第 1 環状部材 3 1 a を上下に間隔をあけて配置してレール 3 1 を形成し、 これら 2本の第 1環状部材 3 1 a の間の外周側に全周に わたって溝 3 1 b を形成し、 この溝 3 1 b に固定ローラ 4 1 及び可動口 ーラ 4 2 を嵌合した。 第 2実施例の場合は、 第 1 環状部材 3 l a を上下 に間隔をあけて配置してレール 3 1 を形成し、 これら 2本の第 1 環状部 材 3 1 a の間の内周側に全周にわたって溝 3 1 b を形成し、 この溝 3 1 b に固定ローラ 4 1及び可動ローラ 4 2 を嵌合した。 そのため、 固定口 ーラ支持手段 5 0及び可動ローラ支持手段 6 0 は平面視でレール 3 1 の 内側に位置している。 第 2実施例のミ キサーの仕切装置の作用及び効果 は第 1 実施例の場合と同様である。

上記各実施例では、 固定ローラ支持手段を機体と別途に設けたが、 固 定ローラ支持手段を機体に一体化して機体の一部を固定ローラ支持手段 と して機能させてもよレ、。 このこ とは可動ローラ支持手段の本体につい ても同様である。 上記実施例では、 この本体を 3分割したが、 1 、 2又 は 4つ以上の部材で構成してもよい。 本発明は容器の昇降機構を持たな いミ キサーに対しても適用するこ とができる。

これらの実施例の記載によ り 、 先に 「発明の開示」 の欄で説明した本 発明の第 1 のミ キサーの仕切装置を十分に開示するこ とができた。 さ ら に、 これらの実施例の記載によ り 、 以下に説明する第 2及び第 3のミ キ サ一の仕切装置も十分に説明された。

すなわち、 第 2 のミ キサーの仕切装置は、 第 1 のミ キサーの仕切装置 において、 固定ローラ及び可動ローラが 2つずつ設けられている。 この よ う にすれば、 あらゆる曲率のレールに対して全てのローラが嵌合する ので、 ローラを無駄なく機能させる こ とができる。 さ らに固定ローラ及 び可動ローラを合計 3つ設ける場合よ り も仕切器具を安定的に支持する こ とができる。

第 3 の ミ キサーの仕切装置は、 第 1又は第 2 のミ キサーの仕切装置に おいて、 可動ローラ支持手段が、 機体に設けられた本体と、 可動ローラ を回転可能に支持する と共に固定ローラ との距離が変動可能で且つ平面 視で首振り 可能となるよ う に上記本体に設けられたアームと、 このァー ムを固定ローラに近づく よ う に付勢するよ う に上記本体とアーム と の間 に設けられた弾性部材と を備えている。 このよ う にすれば、 アームの首 振り によ り 可動ローラが固定ローラに近づく方向と交差する方向にも移 動するので、 仕切器具がレールの中心のまわり に自転する と きのみなら ず少し公転しながら 自転する と きでも、 可動ローラが周回する レールに 良好に追随して常に レールに安定的に嵌合し、 仕切器具をスムーズに回 動させる こ とができる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 機体の支柱部の前側で容器を支持し、 支柱部の上部よ り前方へ突き 出た頭部から下方へ延びる撹拌軸によ り容器内で撹拌子を回転させるよ う にしたミ キサーに設けられる仕切装置であって、 頭部の下側に撹拌軸 を取り卷く よ う に配置された環状のレール及び一部に開口を有する筒形 に形成されてレールから容器の周縁に向かって延びる面状物を有する仕 切器具と、 仕切器具のレールに内側又は外側から嵌合して仕切器具を撹 拌軸のまわり に回動可能に支持する合計で少なく と も 3つの固定ローラ 及び可動ローラ と、 固定ローラを回転可能に且つ機体に対して相対移動 しないよ う に支持する固定ローラ支持手段と、 可動ローラを回転可能に 且つ固定ローラ との距離が変動可能となるよ う支持する と共に可動ロー ラを固定ローラに近づく方向に付勢する可動ローラ支持手段と を備えた こ と を特徴とする ミ キサ一の仕切装置。

2 . 固定ローラ及び可動ローラが 2つずつ設けられた請求の範囲第 1 項 記載のミ キサーの仕切装置。

3 . 可動ローラ支持手段が、 機体に設けられた本体と、 可動ローラを回 転可能に支持する と共に固定ローラ との距離が変動可能で且つ平面視で 首振り 可能となるよ う に上記本体に設けられたアームと、 このアームを 固定ローラに近づく よ う に付勢するよ う に上記本体とアーム と の間に設 けられた弾性部材とを備えている請求の範囲第 1項又は第 2項記載のミ キサ一の仕切装置。