JPH08257385A - ミキサーの安全装置 - Google Patents

ミキサーの安全装置

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JPH08257385A
JPH08257385A JP7088611A JP8861195A JPH08257385A JP H08257385 A JPH08257385 A JP H08257385A JP 7088611 A JP7088611 A JP 7088611A JP 8861195 A JP8861195 A JP 8861195A JP H08257385 A JPH08257385 A JP H08257385A
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Koji Hayashi
孝司 林
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KANTO KONGOUKI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全性が要求される各種ミキサーの安全装置
の提供。 【構成】 ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、
該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を
有するミキサーを対象として、ミキサー本体側に取り付
けられて水平方向に回動する一対のガードカバー1A・
1Bを備え、該一対のガードカバー1A・1Bを互いに
離間する外方向に回動させると、撹拌ボールの開口側ス
ペースを開放でき、一対のガードカバー1A・1Bを互
いに接近する内方向に回動させると、撹拌ボールの開口
側スペースを閉鎖できる構成となすことにより、ガード
カバー1A・1Bを外方向に回動させるだけで、今まで
と同様な撹拌ボールに対する材料の出し入れを保障し、
逆に、ガードカバー1A・1Bを内方向に回動させるだ
けで、材料の撹拌中に、作業者の腕や身体の一部が誤っ
て回転する撹拌子に巻き込まれることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品加工用ミキサーや
その他のミキサーに対して、簡単に取り付けて使用する
ことのできる安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、食品加工用ミキサーとして、今
までにも、種々の構造のものが色々と提案されている
が、基本的には、いずれも、ミキサー本体側に支持され
る撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌
子を有し、ミキサー本体側に内蔵された駆動機構を介し
て、上記撹拌子を撹拌ボール内において所望の変速スピ
ードで回転させる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、斯る従来の
食品加工用ミキサーにあっては、撹拌子の回転を停止さ
せる非常停止装置等が付設されているものも存在する
が、通常は、材料の出し入れを考慮して、その撹拌ボー
ルの開口側スペースをそのまま無造作に開放しているの
で、撹拌子による材料の撹拌中に、誤って、作業者の腕
や身体の一部が回転する撹拌子に巻き込まれる恐れが十
分にあった。又、一旦、スイッチ操作で、撹拌子の回転
を停止させて、撹拌ボールに対する材料の出し入れを行
う際にも、ミキサーに付設されたスイッチ構造によって
は、その作業中に、スイッチの誤作動で、撹拌子が急に
回転してしまう事態も屡々見受けられたので、いずれに
しても、現今の要請である安全性を十分に満足するとは
決して言えなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯る実情に鑑
み開発されたもので、請求項1記載の安全装置は、ミキ
サー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内
の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を有するミキサー
の安全装置を前提として、ミキサー本体側に取り付けら
れて水平方向に回動する一対のガードカバーを備え、該
一対のガードカバーを互いに離間する外方向に回動させ
ると、上記撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一
対のガードカバーを互いに接近する内方向に回動させる
と、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採
用した。
【0005】請求項2記載の安全装置は、ミキサー本体
側に取り付けられて昇降動するガードカバーを備え、該
ガードカバーを上昇させると、撹拌ボールの開口側スペ
ースを開放でき、ガードカバーを下降させると、撹拌ボ
ールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0006】請求項3記載の安全装置は、ミキサー本体
側に取り付けられて上下方向に回動するガードカバーを
備え、該ガードカバーを上方向に回動させると、撹拌ボ
ールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下方
向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖
できる構成を採用した。
【0007】又、上記各請求項記載の安全装置の下で
は、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹
拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を停止させる
ように構成することが好ましい。
【0008】
【作用】依って、本発明の下では、いずれの請求項記載
のものも、ガードカバーをミキサー本体側の適所にその
撹拌ボールの開口側スペースを開閉できる状態に取り付
けて、当該ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペース
を開放する方向に移動させると、ガードカバーの存在が
邪魔となることなしに、今までと同様な撹拌ボールに対
する材料の出し入れが可能となることは言うまでもない
が、撹拌子で撹拌ボール内の材料を撹拌する場合に、ガ
ードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖する方
向に移動させれば、これにより、作業者の腕や身体の一
部が誤って回転する撹拌子に巻き込まれる不慮の事故を
効果的に防止できる。又、この場合に、撹拌ボールの開
口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を
撹拌する撹拌子の回転を即座に停止させる構成を併せて
採用すれば、その安全効果は一層大きくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示する各実施例に基づいて
詳述する。まず、第一実施例に係る安全装置は、図1に
示す如く、食品加工用ミキサーの本体側に対して、略半
円形を呈して袴状に広がる一対のガードカバー1A・1
Bを水平方向に回動可能に取り付けて、当該一対のガー
ドカバー1A・1Bの自由端縁2a同士を互いに離間す
る外方向に回動させると、ミキサー本体側に支持される
撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一対のガード
カバー1A・1Bの自由端縁2a同士を互いに接近する
内方向に回動させると、同撹拌ボールの開口側スペース
を閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものであ
る。
【0010】これを、具体的に説明すると、第一実施例
にあっては、上記一対のガードカバー1A・1Bをボッ
クス状の取付箱3を介してミキサー本体側に着脱可能に
取り付けんとするもので、図2・図3にも示す如く、該
取付箱3の内部両側に一対の回転軸4を回転可能に支承
して、該各回転軸4の取付箱3から外方に突出する夫々
の上下端部に保持駒5を固着し、この各保持駒5の差込
孔6内に各ガードカバー1A・1Bの直線状基端部2b
を個々に嵌合固定することにより、一対のガードカバー
1A・1Bを回動可能に保持する構成を採用している。
尚、上記図2と図3とは、便宜上、その片側半分だけを
図示したものであるが、実際には、残り半分にも、同様
な機構が対称の関係をもって付与されている。
【0011】上記一対の回転軸4に対しては、図示する
如く、取付箱3の内部において、対の関係にあるカム部
材7・8と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材1
1とを既述した対称となる状態に配設して、一方のカム
部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11
に関しては、夫々の対応する回転軸4の定位置に固着し
て、対応する回転軸4と連動させる構成となし、他方の
カム部材8のみは、対応する回転軸4上にスライド可能
に配して、当該他方のカム部材8と鍔部材9間に介装さ
れる圧縮コイルばね12のばね圧で、他方のカム部材8
を一方のカム部材7側に弾性的に付勢する構成となして
いる。尚、対のカム部材7と8・鍔部材9・制御部材1
0・ストッパー部材11は、いずれも、円盤状に成形さ
れている。
【0012】そして、この内、対の関係にあるカム部材
7・8の各対向面に対しては、互いに摺接咬合する山形
形状7a・8aを付与して、一方のカム部材7が回転軸
4と連動して回転する過程では、当該山形形状7a・8
aの摺接作用で、他方のカム部材8を上記圧縮コイルば
ね12のばね圧に抗して押圧し、一方のカム部材7の回
転が終了した時点では、再び、圧縮コイルばね12のば
ね圧で、一方のカム部材7と他方のカム部材8の山形形
状7a・8a同士を咬合させ得る構成となし、制御部材
10の側面に対しては、各ガードカバー1A・1Bの自
由端縁2aが互いに接近する内方向に完全に回動した時
点で、撹拌子の駆動回路に接続されたリミットスイッチ
13の接点13aを受け入れてオフ状態となす凹部10
aを形成する構成となし、且つ、ストッパー部材11の
側面に対しては、取付箱3側に設けられているピン部材
14と共働して、一対のガードカバー1A・1Bの内外
方向に対する回動位置を規制する扇状のストッパー溝部
11aを形成する構成となしている。
【0013】尚、図中、15は、一対のガードカバー1
A・1Bの内方向に対する回動位置を規制する補助スト
ッパー片、16は、一方のガードカバー1B側に設けら
れた開口部17に着脱可能に装着されるシューターで、
撹拌子の回転中でも、必要な材料を撹拌ボール内に供給
するために使用されるものである。
【0014】依って、斯る第一実施例の安全装置の下で
は、一対のガードカバー1A・1Bで撹拌ボール42の
開口側スペースを包囲できる状態となるように、上記取
付箱3を蓋板3aで閉塞してミキサー本体41の適所に
ネジ止めするだけで、ミキサー本体41側に簡単に取り
付けることが可能となるので、一対のガードカバー1A
・1Bや取付箱3の大きさ・形状等に汎用性を持たせる
と、大きさの異なるミキサーに対しても十分に対応でき
ることとなる。
【0015】そして、図4に示す如く、上記一対のガー
ドカバー1A・1Bを撹拌ボール42の開口側スペース
を開放する外方向に回動させると、当該各ガードカバー
1A・1Bの存在が邪魔となることなしに、今までと同
様に、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能と
なることは言うまでもないが、特に、この時には、各回
転軸4が対応するガードカバー1A・1Bと一緒に同方
向に回転するので、これに伴い、当該各回転軸4に固着
されている一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10
とストッパー部材11も連動して同方向に回転すること
となる。
【0016】そして、図2に示す如く、上記ピン部材1
4がストッパー部材11の扇状ストッパー溝部11aの
端面に衝突した時点で、各ガードカバー1A・1Bの外
方向に対する回動が規制されると共に、既述した圧縮コ
イルばね12のばね圧を伴って、他方のカム部材8と一
方のカム部材7の山形形状7a・8a同士が摺動しなが
ら咬合するので、一対のガードカバー1A・1Bはその
全開した規制位置に確実にロックされることとなる。
【0017】又、斯る一対のガードカバー1A・1Bの
外方向への回動と合わせて、各リミットスイッチ13の
接点13aが制御部材10の凹部10aから外れて、当
該制御部材10の周面に当接して、各リミットスイッチ
13がオン作動するので、これにより、撹拌子の駆動回
路が即座に切られることとなる。従って、第一実施例の
下では、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された
時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止する
こととなるので、撹拌ボール42に対する材料の出し入
れ作業中に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転す
る撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故を確実且つ未然
に防止できる訳である。
【0018】逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材
料を撹拌する時には、図5に示す如く、今度は、一対の
ガードカバー1A・1Bを撹拌ボール42の開口側スペ
ースを閉鎖する内方向に回動させることとなるが、この
時も、各回転軸4が対応するガードカバー1A・1Bと
一緒に同方向に回転するので、当該各回転軸4に固着さ
れている一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10と
ストッパー部材11が連動して同方向に回転する。
【0019】そして、図3に示す如く、ピン部材14が
ストッパー部材11の扇状ストッパー溝部11aの端面
に衝突した時点で、各ガードカバー1A・1Bの内方向
に対する回動が規制されると共に、他方のカム部材8が
一方のカム部材7と再び咬合するので、やはり、一対の
ガードカバー1A・1Bはその全閉した規制位置にロッ
クされる。但し、このガードカバー1A・1Bの内方向
に対する規制に関しては、ストッパー部材11に加え
て、既述した補助ストッパー片15も関与することとな
る。
【0020】しかし、今度は、一対のガードカバー1A
・1Bの内方向への回動と合わせて、各リミットスイッ
チ13の接点13aが制御部材10の凹部10a内に入
り込んで、制御部材10の周面による押圧状態が解除さ
れてオフ状態となるので、通常の撹拌子43の駆動回路
が回復する。従って、後は、撹拌子43の駆動用スイッ
チ(図示せず)を作動させるだけで、撹拌子43による
材料の撹拌が直ちに保障されると共に、撹拌中は、一対
のガードカバー1A・1Bの全閉した閉鎖状態により、
撹拌ボール42の開口側スペースが完全に閉鎖されてい
るので、やはり、不慮の事故の発生を有効に防止できる
こととなる。又、斯る撹拌ボール42の開口側スペース
の閉鎖状態の下で、材料を追加したり別の材料を添加す
る必要が生じたような場合には、再度、一対のガードカ
バー1A・1Bを外方向に回動させなくとも、上記した
シューター16を利用できるので、作業性が頗る良好と
なる。
【0021】次に、第二実施例に係る安全装置を説明す
ると、この第二実施例のものは、図6・図7に示す如
く、全体が略C字状を呈して袴状に広がる1個のガード
カバー21の両側基端部21aに筒状のスライダー22
を上下に間隔をおいて配設して、該各スライダー22を
ミキサー本体41の両側長手方向に付設された一対のガ
イドレール23に外嵌し、当該1個のガードカバー21
をスライダー22を介してガイドレール23に沿って上
昇させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放で
き、逆に、ガードカバー21をガイドレール23に沿っ
て下降させると、撹拌ボール42の開口側スペースを閉
鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
【0022】尚、図中、24はガードカバー21の上昇
位置を規制する上ストッパー、25は同下降位置を規制
する下ストッパー、26はガードカバー21をその上昇
位置に保持するマグネット式の保持手段、27はガード
カバー21の上縁側に設けられて当該保持手段26と磁
着する金属片、28は撹拌子43の駆動回路に接続され
たリミットスイッチ、29は該リミットスイッチ28の
接点28aをオン・オフする制御部材である。
【0023】依って、この第二実施例の安全装置の下で
は、図6に示す如く、上記ガイドレール23とスライダ
ー22を利用して、1個のガードカバー21を上昇させ
ると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放できるの
で、ガードカバー21の存在が邪魔となることなしに、
撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となると
共に、やはり、ガードカバー21の上昇と同時に、リミ
ットスイッチ28がオン作動して、撹拌子43の駆動回
路を切るので、撹拌ボール42の開口側スペースが開放
された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停
止する。従って、第二実施例にあっても、撹拌ボール4
2に対する材料の出し入れ時に、誤って、作業者の腕や
身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の
事故を防止できる。
【0024】逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材
料を撹拌する時には、図7に示す如く、ガードカバー2
1を下降させると、撹拌ボール42の開口側スペースを
閉鎖できると共に、今度は、リミットスイッチ28の接
点28aが制御部材29で押圧されてオフ状態となっ
て、通常の撹拌子43の駆動回路を回復させるので、後
は、第一実施例と同様に、撹拌子43の駆動用スイッチ
を作動させれば、撹拌子43による材料の撹拌が保障さ
れ、しかも、斯る撹拌中は、ガードカバー21の存在に
より、撹拌ボール42の開口側スペースが確実に閉鎖さ
れているので、やはり、不慮の事故の発生を有効に防止
できるととなる。特に、この第二実施例にあっては、1
個のガードカバー21が昇降動するだけで良いので、ス
ペース的な制約を受ける心配が殆どない。
【0025】最後に、第三実施例に係る安全装置を説明
すると、この第三実施例のものは、図8に示す如く、全
体が略C字形を呈して袴状に広がる1個のガードカバー
31の上端縁に一対の取付アーム32を固設して、該各
取付アーム32の先端部をミキサー本体41に設けられ
ている枠材33に対して回動可能に軸支し、当該1個の
ガードカバー31を取付アーム32を介して上方向に回
動させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放で
き、逆に、ガードカバー31を取付アーム32を介して
下方向に下降させると、同撹拌ボール42の開口側スペ
ースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするもので
ある。尚、図中、34は撹拌子43の駆動回路に接続さ
れたリミットスイッチ、35は該リミットスイッチ34
の接点34aをオン・オフする制御部材である。
【0026】依って、この第三実施例の安全装置の下で
も、図中仮想線で示す如く、上記一対の取付アーム32
を利用して、ガードカバー31を上方向に回動すると、
撹拌ボール42の開口側スペースを開放できるので、ガ
ードカバー31の存在が邪魔となることなしに、撹拌ボ
ール42に対する材料の出し入れが可能となると共に、
やはり、ガードカバー31の上方向に対する回動によ
り、リミットスイッチ34がオン作動して、撹拌子43
の駆動回路を切るので、撹拌ボール42の開口側スペー
スが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自
動的に停止する。従って、同様に、撹拌ボール42に対
する材料の出し入れ時に、作業者の腕や身体の一部が回
転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故が防止でき
る。
【0027】逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材
料を撹拌する時には、図中実線で示す如く、ガードカバ
ー31を下方向に回動すれば、同撹拌ボール42の開口
側スペースを閉鎖できると共に、今度は、リミットスイ
ッチ34の接点34aが制御部材35で押圧されてオフ
状態となって、通常の撹拌子43の駆動回路を回復する
ので、やはり、後は、上記の各実施例と同様に、撹拌子
43の駆動用スイッチを作動させるだけで、撹拌子43
による材料の撹拌が保障され、且つ、撹拌中は、ガード
カバー31の存在により、不慮の事故の発生を有効に防
止できることとなる。
【0028】尚、上記の各実施例においては、特に、第
一実施例と第三実施例に関しては、格子状の金属製ガー
ドカバー1A・1B・31を使用し、第二実施例に関し
ては、透明な樹脂製ガードカバー21を使用したもので
あるが、本発明は、これに限定されるものではなく、そ
の他の材料製のガードカバーを使用できることは勿論で
あると共に、その形状に関しても、撹拌ボール42の開
口側スペースを効果的に開閉できるものであれば良いの
で、実施例のものに限定されるものではない。又、上記
の各実施例は、一応、食品加工用ミキサーを対象とした
ものであるが、対象物もこれに限定されるものではな
く、安全対策の必要性があるものであれば、工業用ミキ
サーを含めて如何なるミキサーをも対象とできることは
言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、ガードカバー自体をミキサー本体の適所に撹拌
ボールの開口側スペースを開閉できる状態に取り付け
て、当該ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを
開放する方向に移動させるだけで、今までと同様な撹拌
ボールに対する材料の出し入れが保障でき、逆に、撹拌
子で撹拌ボール内の材料を撹拌する場合には、ガードカ
バーを撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖する方向に移
動させるだけで、作業者の腕や身体の一部が誤って撹拌
子に巻き込まれる不慮の事故を効果的に防止できること
となった。その上、本発明に係る安全装置は、複雑な付
属機構を全く必要としないので、装置自体が安価となる
ばかりか、機種の異なるミキサーや安全装置を備えない
既存のミキサーにも十分に対応することが可能となるの
で、その実用性は極めて甚大である。又、これに加え
て、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹
拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を即座に停止
させる構成を併用すれば、その安全効果は一層大きくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る安全装置を示す斜視
図である。
【図2】取付箱の内部構造をガードカバーが外方向に回
動した状態で示す要部説明図である。
【図3】取付箱の内部構造をガードカバーが内方向に回
動した状態で示す要部説明図である。
【図4】第一実施例の安全装置をミキサー本体側に取り
付けて外方向に回動した状態を示す正面図である。
【図5】第一実施例の安全装置をミキサー本体側に取り
付けて内方向に回動した状態を示す正面図である。
【図6】第二実施例に係る安全装置をミキサー本体側に
取り付けて上昇させた状態を示す側面図である。
【図7】第二実施例に係る安全装置をミキサー本体側に
取り付けて下降させた状態を示す正面図である。
【図8】第三実施例に係る安全装置をミキサー本体側に
取り付けて上下動させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1A ガードカバー 1B ガードカバー 2a ガードカバーの自由端縁 2b ガードカバーの直線状基端部 3 取付箱 4 回転軸 5 保持駒 13 リミットスイッチ 10 制御部材 21 ガードカバー 22 スライダー 23 ガイドレール 28 リミットスイッチ 29 制御部材 31 ガードカバー 32 取付アーム 33 枠材 34 リミットスイッチ 35 制御部材 41 ミキサー本体 42 撹拌ボール 43 撹拌子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミキサー本体側に支持される撹拌ボール
    と、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌
    子を有するミキサーの安全装置であって、ミキサー本体
    側に取り付けられて水平方向に回動する一対のガードカ
    バーを備え、該一対のガードカバーを互いに離間する外
    方向に回動させると、上記撹拌ボールの開口側スペース
    を開放でき、一対のガードカバーを互いに接近する内方
    向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖
    できるように構成したことを特徴とするミキサーの安全
    装置。
  2. 【請求項2】 ミキサー本体側に支持される撹拌ボール
    と、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌
    子を有するミキサーの安全装置であって、ミキサー本体
    側に取り付けられて昇降動するガードカバーを備え、該
    ガードカバーを上昇させると、上記撹拌ボールの開口側
    スペースを開放でき、ガードカバーを下降させると、撹
    拌ボールの開口側スペースを閉鎖できるように構成した
    ことを特徴とするミキサーの安全装置。
  3. 【請求項3】 ミキサー本体側に支持される撹拌ボール
    と、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌
    子を有するミキサーの安全装置であって、ミキサー本体
    側に取り付けられて上下方向に回動するガードカバーを
    備え、該ガードカバーを上方向に回動させると、上記撹
    拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを
    下方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを
    閉鎖できるように構成したことを特徴とするミキサーの
    安全装置。
  4. 【請求項4】 撹拌ボールの開口側スペースを開放する
    時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を
    停止させるように構成したことを特徴とする請求項1又
    は請求項2又は請求項3記載のミキサーの安全装置。
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