WO2002071387A1

WO2002071387A1 - Poste radio portatif a fonction de telechargement de donnees musicales

Info

Publication number: WO2002071387A1
Application number: PCT/JP2002/001875
Authority: WO
Inventors: Masaru Oba
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2001-03-07
Filing date: 2002-02-28
Publication date: 2002-09-12
Also published as: KR20030005324A; US20030134589A1; JP2002268650A

Description

明細書音楽データダゥンロード機能を備えた携帯無線端末 <技術分野 >

本発明は、音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末に関する。く背景技術 >

携帯無線端末回線を通じ、遠隔の音楽データ配信会社（以下、ダウンロードセンタと記す）から携帯無線端末へ音楽データをダウンロードし、ダウンロードした音楽データを携帯無線端末で再生するシステムが提案され、利用されている。し力し、曲の長さや圧縮率、転送速度にもよるが、音楽データのダウンロードには一曲あたり数分を要し、複数の曲をダウンロードする場合などには時間がかかる。携帯無線端末の通常の音声通話または文字による通信が多い時間帯にこのダウンロードを開始すると、その間は通話や通信、曲の再生ができないため不便である。 .

また、音楽データのダウンロードにかかる費用は、一般的にデータ自体の料金と通信時間ごとに課金される通信費用の合計となるが、携帯無線端末の受信状態が良好でな、場合や、ダウンロードセンタへのアクセスが集中している場合などは、スループットが低いため通信時間が長くなり、通信時間で課金するシステムにおいては通信コストが高くなってしまうという課題がある。 '

さらに、前述の通りスループットが低くなると通信コストが高くなるため、同じ音楽データをダウンロードする場合でも、配信会社によってダウンロードに要する費用が異なってくるという課題もある。

そこで、本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、通話や音楽データの再生を頻繁に行う時間帯を避け、携帯無線端末の使用頻度が低い時間帯を選択し、指定した時刻に音楽データのダウンロードを行うための予約機能を備えた音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末を提供することを目的とする。また、音楽データ配信会社ごとに処理負荷情報（スループット情報など）を収集し、ダウンロード費用の安い最適な配信会社を自動的に選択する配信会社選択機能を備えた音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末を提供することを目的とする。

さらに、予約ダウンロード時においても、配信会社を自動的に選択するために、上記 2つの機能を組み合わせた音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末を提供することを目的とする。

<発明の開示 >

本発明の携帯無線端末は、携帯無線端末の回線確立やデータの送受信などの制御を行う制御手段（1 ) と、携帯無線端末回線を介してダウンロードセンタと命令信号および音楽データ、音楽データ情報、処理負荷情報などの送受信を行うための通信インターフェース手段（2 ) と、送受信データに関する情報や入力要求の表示など各種表示を行う表示手段（3 ) と、表示された情報をもとに各種選択を行う選択手段（4 ) と、ダウンロードされた音楽データ等を保存する保存手段 ( 5 ) と、を有し、さらに、音楽データのダウンロード時刻を指定するための予約手段（6 ) と複数の音楽データ配信会社から最適な配信会社を選択決定するための配信会社選択手段（7 ) とのどちらか、あるいはその両方を有する。

なお、本発明における音楽データとは、基本的に音楽に関する音声データを意味するが、場合により表示手段で表示可能な文字データや映像データを含んでもかまわない。また、音楽データ情報とは、音楽データに関する書誌的事項、例えば曲名、作曲者名、作詞者名、編曲者名、歌手名、曲ジャンル、発売日、発売会社など、および音楽データのデータ量、データ料金などの付加的情報を意味する。処理負荷情報とは、ダウンロードセンタのデータサーバから音楽データをダウンロードする際の転送速度や、音楽データ（曲）全体をダウンロードするのにかかる時間などのスループット情報を意味する。

携帯無線端末回線の回線確立やデータの送受信などの制御を行う制御手段とは、携帯無線端末における制御機能全般を有する部分である。例えば、選択手段で選択される内容は制御手段を介して実行され、通信インターフェース手段、表示手段、保存手段などで、送信、表示、保存などが行われる。また、通信インターフエース手段で受信したデータや信号なども、制御手段からの命令により転送、変換、表示、保存などが行われる。さらに、予約手段や配信会社選択手段のプログラムを読み込み、タイマの設定や各種判定処理、表示手段や選択手段の制御、ダゥンロードセンタとの交信開始からデータや信号の送受信、交信終了までの命令も制御手段で行われる。

携帯無線端末回線を通じてダウンロードセンタと命令信号および音楽データ、音楽データ情報、処理負荷情報などの送受信を行うための通信ィンターフェース手段は、制御手段からの命令に基づいてダウンロードセンタに接続し、音楽データゃ音楽データ情報、処理負荷情報などの受信命令の送信や、音楽データ、音楽データ情報、処理負荷情報などの受信を行う。同様に制御手段からの命令に基づいて接続の終了も行う。

送受信データに関する情報や入力要求の表示など各種表示を行う表示手段は、選択手段で選択を行うためのリスト、選択された内容、ダウンロードセンタから受信した音楽データ情報、送受信データに関する情報、などの表示を行う。表示された情報をもとに各種選択を行う選択手段とは、表示手段に表示された内容を、検索、選択、確定、送信するなどの機能を持つ。例えば、携帯無線端末のテンキーボタンゃ機能を独立して割り当てたボタンなどによって必要な選択を実行する。

表示手段と選択手段は連係させて、一連の操作がメニュ一選択方式で行えるようにプログラム化し、保存手段に保存しておくことが好ましい。例えば、配信会社に接続するプログラムでは、選択手段で配信会社一覧表示のメニューを選択すると、保存手段に保存されているダウンロードセンタのアドレスデータが、制御手段を介して呼び出され、表示手段にリスト表示される。選択手段で検索して所望の配信会社名を選択すると、制御手段から通信インターフェース手段へ接続要求が伝えられ、通信インターフェース手段は該当する配信会社のダウンロードセンタとの接続を確立し、信号やデータの送受信を開始する。ダウンロードされた音楽データ等を保存する保存手段とは、データやプログラムを一時的あるいは永続的に保存する手段を意味する。音楽データの場合、携帯無線端末内のメモリであっても、またはデータ記録媒体であってもかまわない。データ記録媒体は、特に限定されるものではなく広く公知となった各種媒体が利用できる。音楽データの保存形態は、特に好ましくは、音声および/または画像圧縮形態のものが好ましい。また圧縮も広く公知となつた手法を用いてかまわない。前述の通り、保存手段には、音楽データのほかに音楽情報データ、配信会社ァドレスなどのデータや携帯無線端末使用者の固有データなどの各種データ、音楽データのダウンロードを行うためのプログラムなどの各種プログラムも保存される。

音楽データのダウンロード時刻を指定するための予約手段とは、携帯無線端末を使用しない時間帯やダウンロードセンタへのアクセスが集中しない時間帯などを選んで音楽データをダウンロードするため、時刻を設定してダウンロードが行えるように作成された処理手順を意味し、プログラムとして保存される。

複数の音楽データ配信会社から最適な配信会社を決定するための配信会社決定手段とは、複数の配信会社から音楽デタ情報や処理負荷情報を収集し、データ料金や通信コストなどダウンロードに関わる費用の計算を行い、最も費用の安い配信会社を自動選択するために作成された処理手順を意味し、プログラムとして保存される。

<図面の簡単な説明 >

図 1は、本発明の一実施形態における携帯無線端末のシステム構成を示すプロック図である。 - 図 2は、本発明の一実施形態における携帯無線端末を用いて音楽データのダウンロードを行うためのフローチヤ一トである。

図 3は、図 2に示したフローチヤ一トのーステップを詳細に説明したフローチヤー卜である。

図 4は、図 2に示したフローチャートの一ステップを詳細に説明したフローチヤートである。

図 5は、図 2に示したフローチャートの一ステップを詳細に説明したフローチヤートである。

図 6は、図 2に示したフローチャートのーステツプを詳細に説明したフローチヤートである。

図 7は、図 2に示したフローチャートの一ステップを詳細に説明したフローチヤートである。

図 8は、図 2に示したフローチャートの一ステップを詳細に説明したフローチヤートである。

なお、図中の符号、 1は制御手段、 2は通信インターフース手段、 3は表示手段、 4は選択手段、 5は保存手段、 6は予約手段、 7は配信会社選択手段、 8 は携帯無線端末、 9は基地局、 1 0はダウンロードセンタ、 1 1はサーバ、 1 2 はデータベースである。

<発明を実施するための最良の形態 >

以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。図 1は、携帯無線端末のシステム構成を示すプロック図であり、制御手段 1、通信インターフエース手段 2、表示手段 3、選択手段 4、保存手段 5で構成される。本実施形態では、予約手段 6と配信会社選択手段 7の各プログラムは保存手段 5に保存する構成とした。具体的には、携帯無線端末 8内のメモリ（図示せず）に保存してもよいし、携帯無線端末 8に着脱可能なデータ記録媒体（図示せず）に保存して、起動時にメモリに読み込んでもよい。図 2は、携帯無線端末による音楽データダゥンロードの手順を示したフローチヤートである。本実施形態の携帯無線端末では、音楽データのダウンロード予約とダウンロード費用の安いデータ配信会社の自動選択の両方を行うことができる。まず、選択手段 4でボタンを押すなどして音楽データのダウンロードを開始するための入力を行うと、予め登録された音楽データ配信会社のリストが表示手段 3にリスト表示される（ステップ S 1 )。次に、このリストの中から配信会社を選択する（ステップ S 2 )。選択の方法としては、表示手段 3に表示される配信会社の番号をテンキーで入力してもよいし、または表示手段 3のカーソルを所望の配信会社の表示部に合わせ、選択を確定するためのキーを押してもよい。選択すると配信会社のダウンロードセンタ 1 0に自動的に接続され、配信会社のプロダラムに従って音楽データ（曲）の選択が可能となる。ダウンロードする音楽データを指定すると、携帯無線端末はダウンロードセンタ 1 0から音楽データ情報と処理負荷情報を受信する（ステップ S 3 )。

音楽データ情報、処理負荷情報を取得した時点で、表示手段 3にはその音楽データを予約ダウンロードするかどうかを問う表示がなされる（ステップ S 4 )。予約を行う場合、選択手段 4で予約を選択すると、取得した音楽データ情報、処理負荷情報を保存手段 5に保存して（ステップ S 5 )、予約手段 6のプログラムが起動する（ステップ S 6 )。

予約を行わない場合は、次に複数の配信会社の自動選択を行うかどうかを問う表示がなされる（ステップ S 7 )。自動選択を行う場合、選択手段 4で自動選択を選択すると、取得した音楽データ情報、処理負荷情報を保存手段 5に保存して（ステツプ S 8 )、配信会社選択手段 7のプログラムが起動する（ステップ S 9 )。自動選択を行わない場合は、すぐに選択した配信会社への接続（ステップ S 1 0 )、認証処理（ステップ S 1 1 ) が行われ、音楽データのダウンロードが可能となる（ステップ S 1 2 )。以上の手順の流れは、予約プログラム、配信会社選択プログラムを含め、すべてプログラム化され、保存手段 5に保存されている。以上の手順の中で重要な部分について、図を用いてさらに詳細に説明する。初めに、音楽データの選択と処理負荷情報の取得 (ステップ S 3 ) における詳細手順を図 3に示す。選択手段 4から配信会社の選択入力を検知すると、制御手段 1 は保存手段 5から該当するダウンロードセンタのァドレスを呼び出し、ダウン口ードセンタ 1 0との接続を行う（ステップ S 2 1 )。接続要求は、制御手段 1の命令により、通信インターフェース手段 2で生成され、携帯無線端末回線、中継局 9、通信回線を介してダウンロードセンタ 1 0に送信される。

接続が確立すると、ダウンロードセンタ 1 0から音楽データを選択するためのメニューが送信され、表示手段 3に表示される（ステップ S 2 2 )。音楽ジャンルやアーチスト名などから曲名を絞り込んだり、曲名などを直接入力したりするなどの選択方法があるが、配信会社のプログラムに従いダウンロードしたい曲を選択する（ステップ S 2 3 )。

ダウンロードする音楽データ（曲）が決定すると、ダウンロードセンタ 1 0は音楽データに関する音楽データ情報や処理負荷情報を送信する。これらの情報は通信インターフェース手段 2で受信され、制御手段 1を介して、表示手段 3で内容表示される (ステップ S 2 4 )。後述するが、ステップ S 2 1力、ら S 2 4までの手順は、音楽データの予約ダウンロードを行う際は自動化することができる。次に、ステップ S 6の予約プログラムの手順について図 4で説明する。選択手段 4で予約が選択されると、表示手段 3には予約方法のメニューが表示される。その中から所望の予約方法を選択する（ステップ S 6 1 )。これらの予約方法については後述する。予約方法が設定されると、予約時刻にダウンロードを行う際、配信会社の自動選択を行つてからダウンロードするかどうかを問う表示がされる (ステップ S 6 2 )。

自動選択を行う場合は、再度表示手段 3に配信会社のリストが表示され、その中から複数の配信会社を選択する（ステップ S 6 3 )。この時点では音楽データ情報、処理負荷情報の取得は必要ないので、配信会社名だけを選択すればよいが、異なる曲を比較したい場合や、ダウンロードしたい曲がその配信会社にあるかどうかを確認する場合は、前述のステップ S 1からステップ S 3を繰り返して、配信会社を選択することになる。選択が終了したら、比較する配信会社のリストが保存手段 5に保存される（ステップ S 6 4 )。このリストは、予約時刻になると制御手段 1によって参照され、配信会社ごとに処理負荷情報を自動的に取得して、ダウンロード費用の計算を行うことになる。 . 次に予約ダウンロードの前準備として、認証準備を行う（ステップ S 6 5 )。認証は、ダウンロード開始前に行われるが、予めここで認証を行い、予約ダウン口ード時にはそのデータを自動的に送出することになる。その他、課金などダウン口一ド時に必要となるデータもこの手順で準備される。これらの情報は保存手段 5で保存される。なお、配信会社の自動選択を選ばなかった場合も、この手順以降を実行する。予約ダウンロードに関わるすべての準備設定が終了すると、制御手段 1内のタイマのカウントを開始して（ステップ S 6 6 ) 予約が完了する。予約時刻になると、制御手段 1は予約方法に応じた各種判断処理を実行して音楽データのダウンロードを開始する。次に予約方法の詳細について説明する。本実施形態の携帯無線端末では 4種類の予約方法を備える。それらは、（1 )使用者がダウンロードを行う時刻を設定する、（ 2 )過去の任意時間に携帯無線端末の使用がない場合にダウンロードを行う、 ( 3 ) 過去の任意期間の使用履歴を参照し、ダウンロード可能な時刻を自動的に設定する、（4 )配信会社のスループット（データ転送速度）が任意のレベル以上にある場合にダウンロードを行う、ものである。

それぞれの予約方法について、設定処理と設定時刻における判断処理を図 5と図 6で具体的に説明する。（1 ) では、携帯無線端末の使用者が、携帯無線端末の使用頻度の少ない時間帯を自ら予測し、直接ダウンロードを行う時刻を選択手段 4から入力する（ステップ S 1 0 1 )。設定時刻になるとすぐに予約ダウンロードが実行される (ステップ S 2 0 1 )。

( 2 ) では、確認周期の設定（ステップ S 1 0 2 ) で任意の時間（例えば 1 5 分）を入力すると、タイマが設定される。設定時刻になると、過去の任意時間における携帯無線端末の使用履歴が確認される（ステップ S 2 0 2 )。任意時間内に音声通話の着信などがあった場合、使用があつたと判断され（ステップ S 2 0 3 )、タイマがリセット (ステップ S 2 0 4 )、再設定 (ステップ S 2 0 5 ) されてから、再度、任意時間のカウントがスタートする。このループを繰り返し、過去の任意時間内に使用履歴がない場合は、今後も一定期間の使用がないであろうと判断して予約ダウンロードの実行手順へ進む（ステップ S 206)。

(3) では、確認期間の設定（ステップ S 103) で任意期間（例えば 1週間）を入力すると、制御手段 1は過去の任意期間における携帯無線端末の使用履歴を参照し（ステップ S 1 04)、予約された音楽データのダウンロードに必要な時間が確保できる最も近い時間帯を抽出し、ダウンロード時刻を決定する（ステップ S 1 05)。設定時刻になると、すぐに予約ダウンロードが実行される (ステップ S 207)₀

(4) では、スループットレベルの設定（ステップ S 106) と、確認周期の設定（ステップ S 1 07) を行う（例えば 50Kb p s、 1時間）と、タイマが設定される。設定時刻になると、制御手段 1は音楽データの配信会社から処理負荷情報を取得し（ステップ S 208)、スループット情報を確認する（ステップ S 209)。ダウンロードセンタへのアクセスが集中していたりしてスループットが低い場合、設定レベルにないと判断され (ステップ S 210)、タイマがリセット

(ステップ S 21 1)、再設定（ステップ S 21 2) されてから、再度、任意時間のカウントがスタートする。このループを繰り返し、スループットが設定レベルをクリアした場合は、予約ダウンロードの実行手順へ進む (ステップ S 2 1 3)。次に、予約ダウンロードの手順について図 7で説明する。前述の通り、設定時刻になると予約方法ごとに判断処理が実行され、ダウンロードのための条件をクリアすると、予約ダウンロードが自動的に実行される。まず、制御手段 1は配信会社の自動選択が設定されているかどうかを判断する（ステップ S 1 3)。自動選択が設定されている場合、次の配信会社選択プログラムで、配信会社ごとに音楽データ情報と処理負荷情報を取得し、ダウンロード費用を計算して最適な配信会社を自動的に選択する（ステップ S 14)。

最適な配信会社が選択されると、選択した配信会社に接続し（ステップ S 1 5)、認証処理（ステップ S 1 6) の後、ダウンロードが開始される（ステップ S 1 7)。認証処理は、予約時に準備、設定した情報を保存手段 5から呼び出して行われる。ダウンロードが完了するとすべての作業が終了する。次に、ステップ S 1 4においてすべて自動で実行される配信会社選択プロダラムの詳細手順について図 8で説明する。まず、配信会社のリストを参照する（ステツプ S 9 1 ) ίΚ この場合は予約時に使用者が選択して作成した配信会社のリストが参照される。次のステップ S 9 2では、前述の図 2のステップ S 3、すなわち図 3のステップ S 2 1から S 2 4までの手順が自動的に実行され、配信会社ごとに音楽データ情報と処理負荷情報が取得される。それぞれの情報は保存され (ステップ S 9 3 )、複数の配信会社についてこの操作が繰り返されたあと（ステップ S 9 4 )、ダウンロードコストの計算が自動的に行われる（ステップ S 9 5 )。データ量とスループット情報からダウンロードに要する時間を求め、時間あたりの通信料とデータ料金からダウンロードの総費用は計算される。この費用が最も安い配信会社が選択される（ステップ S 9 6 )。

図 2のステップ S 9でも配信会社選択プログラムが実行されるが、この場合、図 8のステップ S 9 1では予め登録した音楽データ配信会社のリストが参照される。以下ステップ S 9 2からステップ S 9 4までの手順は自動ではなく、表示手段 3と選択手段 4を用いて使用者と対話形式で行われる。ステップ S 9 5とステップ S 9 6では、前述と同様に自動的に配信会社の選択が行われる。以上が本実施形態の予約機能、および配信会社選択機能の概略の手順であるが、ダウンロードセンタの音楽データの抽出、送出方法、通信インタ^"フェース手段での受信方法、音楽データのデータフォーマットや使用する記録媒体、データの展開方法、再生方法、セキュリティや著作権に関する保護方法、認証方法、購入代金の決済方法、ダウンロード後の課金方法、回線の切断処理方法、さらに通常の音声通話機能や文字通信機能などはあらゆる公知の方法が使用可能であるため、詳細な説明は省略する。

また、本実施形態では初めに配信会社を 1つ選び、ダウンロードする音楽データを選択してから予約の有無を決定するようにしたが、最初に予約の有無を決定してから音楽データの選択を行うような構成にしてもかまわない。さらに、本発明における配信会社選択機能であれば、同じ曲についての比較だけではなく、異なる曲の中から最もダウンロード費用の安い曲の音楽データをダウンロードするために使用することも可能である。また、複数の音楽データを予約しておけば、連続して予約ダウンロードが行える。勿論それぞれにつ、て配信会社を自動選択させることも可能である。

なお、本発明の携帯無線端末における予約機能、および配信先選択機能は、通常の音声通話や文字による通信の機能を削除した音楽データダウンロード専用の携帯無線端末でも有効で、使用可能であることは言うまでもない。また、データ通信と通常の音声通信との識別が可能な機能を保持すれば、ダウンロードの途中で通常の音声による通話や文字による通信を着信した場合、制御手段 1は表示手段 3で着信を使用者に伝達し、使用者は選択手段 4で着信を受け入れるか拒否するかの対応を決定することもできる。着信を受け入れる場合、ダウンロードは中断され、通話終了後再開することも可能である。本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとつて明らかである。

本出願は、 2001年 03月 07日出願の日本特許出願（特願 2001— 063852) に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。ぐ産業上の利用可能性 >

以上説明したように本発明の携帯無線端末によれば、ダウンロード時刻の予約機能により、携帯無線端末を使用しない時間帯に音楽データを自動的にダウン口一ドできるため、ダウンロード時に携帯無線端末の他の機能が使用できないといつた不便さが解消される。また、配信会社自動選択機能により、音楽データの料金やスループットの変化から生じる通信コストの違いを配信会社ごとに計算し、ダウンロード費用の安い最適な配信会社を自動的に選択できるため、音楽データのダウン口ドに関わるコストを削減できる。

Claims

請求の範囲 1 . 携帯無線端末の回線確立やデータの送受信などの制御を行う制御手段と、

携帯無線端末回線を介して遠隔の音楽データ配信会社（以下ダゥンロードセンタと称す）と命令信号および音楽データ、音楽データ情報、処理負荷情報などの送受信を行うための通信ィンダーフェース手段と、

送受信データに関する情報や入力要求の表示など各種表示を行う表示手段と、表示された情報をもとに各種選択を行う選択手段と、

ダウンロードされた音楽データ等を保存する保存手段と、

音楽データのダウンロード時刻を指定するための予約手段と、

を有する音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末。

2 . 携帯無線端末の回線確立やデータの送受信などの制御を行う制御手段と、

携帯無線端末回線を介してダウンロードセンタと命令信号および音楽データ、音楽データ情報、処理負荷情報などの送受信を行うための通信インターフェース手段と、

ダウンロードされた音楽データ等を保存する保存手段と、

複数の音楽データ配信会社から最適な配信会社を選択決定するための配信会社選択手段と、

3 . 携帯無線端末の回 I確立やデータの送受信などの制御を行う制御手段と、

ダウンロードされた音楽データ等を保存する保存手段と、

4 . 前記予約手段におけるダウンロード時刻の決定方法が、過去の携帯無線端末の使用履歴に基づき決定されることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 3項に記載の音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末。

5 . 前記予約手段におけるダウンロード時刻の決定方法が、スループット情報など、ダウンロードセンタからの処理負荷情報に基づき決定されることを特徴とする請求の範囲第 1項または第 3項に記載の音楽データダウンロード機能を備えた携帯無線端末。