JPH10173828A - 情報通信システム - Google Patents

情報通信システム

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JPH10173828A
JPH10173828A JP8352353A JP35235396A JPH10173828A JP H10173828 A JPH10173828 A JP H10173828A JP 8352353 A JP8352353 A JP 8352353A JP 35235396 A JP35235396 A JP 35235396A JP H10173828 A JPH10173828 A JP H10173828A
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Michitoshi Akao
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信が混んでいる時刻を避けることにより、
サブホストからサーバーへ曲データを確実に送信できる
通信カラオケシステムを実現する。 【解決手段】 サーバー30は時刻t12になると(1
00)、曲データの送信要求を示す要求信号120をサ
ブホスト20へ送信し(200)、サブホスト20は要
求信号120を受信し(200)、通信数Nに「1」を
加算する(210)。Nが「12」以上のる場合は(2
20)、次回の同じ時刻では通信不能となる確率が高い
と推定し、タイムテーブル150から空いている時間帯
の時刻を検索し、その時刻をサーバー30が次回の要求
信号を送信する時刻を示す次回送信時刻データとして読
出し(230)、曲データ140と共にサーバー30へ
送信する(250)。サーバー30は、送信されたデー
タに次回送信時刻データが含まれていると判定した場合
は(140)、送信時刻データを次回送信時刻データに
書換える(150)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信手段を介し
て情報を通信する情報通信システムであって、曲データ
を保有するホストコンピュータから通信回線を介して複
数のサブホストコンピュータへ曲データを送信し、さら
にサブホストコンピュータから通信回線を介してカラオ
ケボックスやレジャーホテルなどに設置されたサーバー
へカラオケ用の曲データを送信する、いわゆる通信カラ
オケシステムとして好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】上記通信カラオケシステムとしては、た
とえば、図16に示すものが知られている。図16は、
サーバー300とサブホストコンピュータ310との間
で行われる通信の内容を時系列で示す説明図である。図
16に示すように、サーバー300に設定された通信時
刻t1になると、サーバー300からサブホストコンピ
ュータ310へ通信回線を介してダイヤリングを行い、
サブホストコンピュータ310が通信可能である場合
に、サーバー300から曲データの送信を要求する信号
をサブホストコンピュータ310へ送信し、サブホスト
コンピュータ310から所定量の曲データを一定時間サ
ーバー300へ送信する。そして、通信時刻t1から一
定時間後、たとえば、24時間後の通信時刻t1になる
と、再度サーバー300からサブホストコンピュータ3
10へダイヤリングが行われ、上記のように曲データが
サブホストコンピュータ310からサーバー300へ送
信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のも
のでは、サーバー300からサブホストコンピュータ3
10へダイヤリングする通信時刻t1が同じ時間帯に集
中して通信ができない場合は、サーバー300に設定さ
れている通信時刻t1を他の通信時刻に再設定する手間
が掛かるという問題がある。しかも、その再設定した通
信時刻には、必ずしも通信回線が空いているという保障
がない。また、サブホストコンピュータ310からサー
バーへ送信する曲データの量が多く、その全部を一定時
間内に送信できなかった場合には、残りの曲データは、
24時間後の通信時刻t1にならないと受信できないと
いう問題もある。特に、サブホストコンピュータ310
からサーバー300へ送信される曲データが、新曲に関
するものである場合には、新曲の曲データの受信時期が
遅れると、カラオケボックス間で新曲を歌うことができ
る時期が異なる事態が発生するため、カラオケボックス
でいち早く新曲を歌いたい者に迷惑が掛かるという問題
がある。
【0004】そこで、本発明は、ある時間帯において情
報受信装置から情報送信装置への通信量が所定量に達し
ている場合には、情報受信装置から情報送信装置への送
信時刻を自動的に設定変更することにより、情報受信装
置が情報送信装置から情報を確実に受信できる情報通信
システムの実現を目的とする。さらに、情報送信装置か
ら情報受信装置への通信量が所定量に達している場合に
は、情報受信装置から情報送信装置への送信時刻を自動
的に設定変更することにより、情報受信装置が情報送信
装置から情報を確実に受信できる情報通信システムの実
現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、情報の送信要求を示す送信要求信号を通信手段を介
して受信する送信要求信号受信手段と、前記情報が記憶
された情報記憶手段と、前記送信要求信号受信手段によ
り前記送信要求信号が受信された場合に、所定数の情報
を前記情報記憶手段から読出す情報読出手段と、この情
報読出手段により読出された情報を前記通信手段を介し
て送信する情報送信手段とを有する情報送信装置と、前
記送信要求信号を前記通信手段を介して前記送信要求信
号受信手段へ送信する時刻を示す送信時刻情報が書換え
可能に記憶された送信時刻情報記憶手段と、この送信時
刻情報記憶手段に記憶された送信時刻情報により示され
る所定の送信時刻になった際に、前記送信要求信号を前
記通信手段を介して前記送信要求信号受信手段へ送信す
る送信要求信号送信手段と、前記情報送信手段により前
記通信手段を介して送信される情報を受信する情報受信
手段とを有する情報受信装置と、が備えられた情報通信
システムにおいて、前記送信要求信号受信手段が前記送
信要求信号を前記通信手段を介して受信した際に、その
受信した時間帯における前記通信手段により行われる通
信量が所定量に達している場合に、前記所定の送信時刻
とは異なる送信時刻を示す送信時刻情報を前記通信手段
を介して前記情報受信手段へ送信し、前記送信時刻情報
記憶手段に記憶されている送信時刻情報を前記送信され
た送信時刻情報に書換える送信時刻情報書換手段が備え
られたという技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、情報の送信要
求を示す送信要求信号を通信手段を介して受信する送信
要求信号受信手段と、前記情報が記憶された情報記憶手
段と、前記送信要求信号受信手段により前記送信要求信
号が受信された場合に、所定数の情報を前記情報記憶手
段から読出す情報読出手段と、この情報読出手段により
読出された情報を前記通信手段を介して送信する情報送
信手段とを有する情報送信装置と、前記送信要求信号を
前記通信手段を介して前記送信要求信号受信手段へ送信
する時刻を示す送信時刻情報が書換え可能に記憶された
送信時刻情報記憶手段と、この送信時刻情報記憶手段に
記憶された送信時刻情報により示される所定の送信時刻
になった際に、前記送信要求信号を前記通信手段を介し
て前記送信要求信号受信手段へ送信する送信要求信号送
信手段と、前記情報送信手段により前記通信手段を介し
て送信される情報を受信する情報受信手段とを有する情
報受信装置と、が備えられた情報通信システムにおい
て、前記情報送信手段により、前記通信手段を介して送
信される情報の量が、所定量より多い場合に、前記所定
の送信時刻とは異なる送信時刻を示す送信時刻情報を前
記通信手段を介して前記情報受信手段へ送信し、前記送
信時刻情報記憶手段に記憶されている送信時刻情報を前
記送信された送信時刻情報に書換える送信時刻情報書換
手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の情報通信システムにおいて、前記送
信時刻情報書換手段は、前記通信手段を介して前記情報
受信手段と行う通信量を所定の時間帯毎に記憶する通信
量記憶手段を備え、前記所定の送信時刻とは異なる送信
時刻を前記通信量記憶手段における前記通信量が所定量
に達していない時間帯を示す時刻から選択し、この選択
された時刻を示す送信時刻情報を前記通信手段を介して
前記情報受信手段へ送信し、前記送信時刻情報記憶手段
に記憶されている送信時刻情報を前記送信された送信時
刻情報に書換えるものであるという技術的手段を採用す
る。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の情報通信システムに
おいて、前記情報は、楽音により構成される楽曲を示す
楽曲情報であるという技術的手段を採用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項4に記
載の情報通信システムにおいて、前記情報受信手段によ
り受信される楽曲情報を楽音により再生する再生手段が
備えられたという技術的手段を採用する。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明では、情報受信装置が有
する送信時刻情報記憶手段に書換え可能に記憶された送
信時刻情報により示される所定の送信時刻になると、情
報受信装置が有する送信要求信号送信手段により、情報
の送信要求を示す送信要求信号が、通信手段を介して情
報送信装置へ送信される。そして、上記送信された送信
要求信号は、情報送信装置が有する送信要求信号受信手
段により受信される。次に、その受信した時間帯におけ
る上記通信手段により行われる通信量が所定量に達して
いる場合は、送信時刻情報書換手段により、上記所定の
送信時刻とは異なる送信時刻を示す送信時刻情報が上記
通信手段を介して上記情報受信手段へ送信され、上記送
信時刻情報記憶手段に記憶されている送信時刻情報が上
記送信された送信時刻情報に書換えられる。
【0011】つまり、情報受信装置から情報送信装置へ
の通信が混んでおり、次回に同じ時刻で通信を行うと、
通信不能となることが推定される場合には、情報受信装
置に設定されている送信時刻を他の送信時刻に変更する
ことができる。したがって、通信不能になる度に情報受
信装置において新たな送信時刻を設定し直す手間を省く
ことができるとともに、情報受信装置により情報が受信
できない事態を回避できる。
【0012】また、請求項2に記載の発明では、情報送
信装置が有する情報送信手段により、通信手段を介して
送信される情報の量が、所定量より多い場合には、送信
時刻情報書換手段により、情報受信装置の送信時刻情報
記憶手段に記憶された所定の送信時刻とは異なる送信時
刻を示す送信時刻情報を上記通信手段を介して情報受信
手段へ送信し、上記送信時刻情報記憶手段に記憶されて
いる送信時刻情報を上記送信された送信時刻情報に書換
えられる。
【0013】つまり、情報送信装置から情報受信装置へ
送信される情報の量が多く、次回に同じ時刻で通信を行
うと、通信不能となることが推定される場合には、情報
受信装置に設定されている送信時刻を他の送信時刻に変
更することができる。したがって、通信不能になる度に
情報受信装置において新たな送信時刻を設定し直す手間
を省くことができるとともに、情報受信装置により情報
が受信できない事態を回避できる。
【0014】また、請求項3に記載の発明では、上記送
信時刻情報書換手段は、通信手段を介して情報受信手段
と行う通信量を所定の時間帯毎に記憶する通信量記憶手
段を備え、情報受信装置の送信時刻情報記憶手段に記憶
された所定の送信時刻とは異なる送信時刻が、上記通信
量記憶手段における通信量が所定量に達していない時間
帯を示す時刻から選択される。そして、その選択された
時刻を示す送信時刻情報は、通信手段を介して情報受信
手段へ送信され、送信時刻情報記憶手段に記憶されてい
る送信時刻情報は、上記送信された送信時刻情報に書換
えられる。つまり、通信量が多いことにより、次回は、
同じ送信時刻に通信不能となる確率が高いと推定される
場合には、次回の送信時刻を今までの送信時刻と異なる
時刻に変更するが、その異なる時刻を通信量が所定量に
達していない時間帯を示す時刻から選択することによ
り、次回の通信が不能となる確率を小さくすることがで
きる。
【0015】さらに、上記請求項1ないし請求項3に記
載の技術的手段は、請求項4に記載の発明のように、上
記情報が、楽音により構成される楽曲を示す楽曲情報で
ある場合に好適に採用される。つまり、たとえば、後述
する発明の実施の形態に記載するように、いわゆる通信
カラオケシステムでは、情報受信装置たるサーバーは、
所定の送信時刻になると情報送信装置たるサブホストコ
ンピュータへ楽曲情報たる曲データの送信要求を行い、
サブホストコンピュータは、その送信要求に応えて所定
量の曲データをサーバーへ送信する。このため、上記送
信要求が、ある時間帯に集中すると、通信許容量を超え
て通信不能となる場合があるが、このような場合であっ
ても、上記所定の送信時刻と異なる送信時刻を示す送信
時刻データをサブホストコンピュータからサーバーへ送
信して送信時刻を書換えることにより、次回の曲データ
の受信を確実にすることができる。また、サブホストコ
ンピュータからサーバーへ送信する曲データの量が多
く、所定の時間内に全部送信できない場合であっても、
上記所定の送信時刻と異なる送信時刻を示す送信時刻デ
ータをサブホストコンピュータからサーバーへ送信して
送信時刻を書換えることにより、その書換えられた送信
時刻に送信できなかった残りの曲データをサーバーへ送
信できる。
【0016】そしてさらに、請求項4に記載の技術的手
段は、請求項5に記載の発明のように、上記情報受信手
段により受信される楽曲情報を楽音により再生する再生
手段が備えられたものに好適に採用される。つまり、た
とえば、後述する発明の実施の形態に記載するように、
サーバーにより受信された曲データを再生する再生手段
たる制御装置、アンプおよびスピーカなどが備えられた
カラオケ装置では、サーバーへリクエスト信号を送信
し、サーバーがリクエスト信号により示される選曲番号
の曲データをカラオケ装置へ送信する。このため、同じ
サブホストコンピュータに接続されたサーバーが設置さ
れた、どのカラオケボックスやレジャーホテルにおいて
も、ほぼ同じ時期から新曲を歌えるようにするために
は、サーバーとサブホストコンピュータ間が通信不能と
なって曲データの受信が遅れる事態をなくす必要がある
が、上記各技術的手段を用いることにより、そのような
事態をなくすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の情報通信システム
の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下
の各実施形態では、情報通信システムとして、通信回線
を利用して曲が提供される、いわゆる通信カラオケシス
テムのうち、カラオケボックスで使用される通信カラオ
ケシステムを代表に説明する。まず、本発明第1実施形
態の通信カラオケシステムの主要構成について、それを
ブロック図で示す図1を参照して説明する。
【0018】本通信カラオケシステム1には、複数の情
報送信装置たるサブホストコンピュータ(以下、サブホ
ストと略称する)20が備えられており、各サブホスト
20は、ISDN(国際標準の通信規格を持った総合デ
ジタル通信網を意味するIntegrated Services Digital
Network の略)により、ホストコンピュータ2と接続さ
れている。新曲を示す曲データは、ホストコンピュータ
2から、全国の各地域に設置されたサブホスト20へ送
信され、サブホスト20に蓄積される。
【0019】また、各サブホスト20は、通信手段たる
電話回線4により、そのサブホスト20が設置されてい
る地域の複数のカラオケボックス5に設置された情報受
信装置たるサーバー30に接続されており、各サーバー
30は、LAN回線6により、カラオケボックス5の各
部屋に設置されたカラオケ装置40と接続されている。
つまり、サブホスト20に蓄積された曲データは、サー
バー30からの送信要求に応えて各サーバー30へ送信
され、各サーバー30に蓄積される。そして、各サーバ
ー30は、各カラオケ装置40から送信されるリクエス
ト信号に応えて曲データを各カラオケ装置40へ送信す
る。
【0020】次に、サーバー30およびサブホスト20
の制御系の主要構成について図2および図3を参照して
説明する。図2は、サーバー30の制御系の主要構成を
示すブロック図であり、図3は、サブホスト20の制御
系の主要構成を示すブロック図である。最初に、サーバ
ー30の制御系の主要構成について説明する。サーバー
30には、サブホスト20およびカラオケ装置40との
間で行う通信などの制御を行うCPU31が備えられて
おり、このCPU31には、サーバー30からサブホス
ト20への送信時刻、サーバー30の端末番号およびサ
ブホスト20の電話番号などを示すデータが記憶された
送信時刻情報記憶手段たるRAM32が接続されてい
る。
【0021】また、CPU31には、上記通信などの制
御を行うための制御プログラムなどが記憶されたROM
33と、サブホスト20と電話回線4を介して通信を行
うための通信用モデム34と、サブホスト20から送信
された曲データを保存するハードディスクドライブユニ
ット(以下、HDDと略称する)35とが接続されてい
る。さらに、CPU31には、カラオケ装置40とLA
N回線6を介して通信を行うためのLANボード36が
接続されている。
【0022】次に、サブホスト20の制御系の主要構成
について説明する。サブホスト20には、ホストコンピ
ュータ2およびサーバー30との間で行う通信などの制
御、サーバー30との通信数および通信量の演算などを
行うCPU21が備えられており、このCPU21に
は、ホストコンピュータ2の識別番号およびサーバー3
0の電話番号などを示すデータが記憶されたRAM22
が接続されている。さらに、CPU21には、上記通信
などの制御を行うための制御プログラムなどが記憶され
たROM23と、サーバー30と電話回線4を介して通
信を行うための通信用モデム24と、ホストコンピュー
タ2とISDN回線3を介して通信を行うためのISD
Nボード25と、ホストコンピュータ2から送信された
曲データを保存する情報記憶手段たるHDD26とが接
続されている。
【0023】次に、サブホスト20、サーバー30およ
びカラオケ装置40の間で通信される信号の主要構成に
ついて図4を参照して説明する。図4(A)は、サーバ
ー30からサブホスト20へ送信される、曲データの送
信要求を示す送信要求信号(以下、要求信号と略称す
る)の主要構成を示す説明図であり、同図(B)はサブ
ホスト20からサーバー30へ送信される情報たる送信
データの主要構成を示す説明図であり、同図(C)はサ
ーバー30からカラオケ装置40へ送信される曲データ
の主要構成を示す説明図である。
【0024】図4(A)に示すように、送信要求信号1
20は、送信先であるサブホスト20の電話番号を示す
サブホスト番号データ122、要求信号であることを示
す送信要求データ124および送信元であるサーバー3
0の電話番号を示す端末番号データ126などから構成
される。また、図4(B)に示すように、送信データ1
30は、送信先であるサーバー30の端末番号データ1
26、サーバー30により次回送信される送信要求信号
の送信時刻を示す次回送信時刻データ130、情報たる
曲データ140および送信元であるサブホスト20のサ
ブホスト番号データ122などから構成される。
【0025】上記次回送信時刻データ130とは、サー
バー30から要求信号120が送信された時間帯の通信
量が多く、次回、サーバー30が要求信号を送信する時
間帯では、要求信号の送信が不能となる確率が高いと推
定される場合に、サブホスト20によりサーバー30の
送信時刻を書換えるためのデータである。さらに、図4
(C)に示すように、曲データ140は、カラオケ装置
40に備えられたLANボード上の通信制御用ICに記
憶されたイーサネットアドレスを示すイーサネットアド
レスデータ142、楽曲情報たるMIDIデータ14
4、歌詞を映像でモニタに表示するための歌詞テロップ
データ146および曲のジャンルを特定するためのジャ
ンルデータ148などから構成される。
【0026】次に、サーバー30からサブホスト20へ
曲データの送信要求を行い、その要求に応えてサブホス
ト20が曲データをサーバー30へ送信する場合の通信
制御内容について図を参照して説明する。図5は、サブ
ホスト20のRAM22に記憶されているタイムテーブ
ルの構成を示す説明図であり、図9は、サーバー30と
サブホスト20との間で行われる通信の内容を時系列で
示す説明図であり、図10は、サーバー30のCPU3
1およびサブホスト20のCPU21により実行される
通信制御内容を示すフローチャートである。
【0027】なお、サブホスト20とサーバー30との
通信時間は、サブホスト20からサーバー30へ送信す
る送信データ130のデータ量により異なるが、平均5
分であり、サブホスト20がサーバー30と1時間に行
うことができる通信数Nは、平均で12(60/5=1
2)であるとする。また、サーバー30は、要求信号1
20を24時間間隔でサブホスト20へ送信するものと
する。最初に、図5に示すタイムテーブル150の構成
について説明する。タイムテーブル150には、24時
間を1時間単位に区切ったT1ないしT24の計24の
時間帯データが設定されており、各時間帯には、1時間
を6分単位に区切ったt1ないしt12の計12の時刻
データがそれぞれ設定されている。これらの時刻データ
のうち、サーバー30からサブホスト20への送信時刻
として既にサーバー30のRAM32に設定されている
時刻データには、フラグ「1」が立てられる。また、各
時間帯毎に、その時間帯に行われた通信の数が、通信数
Nとして記憶される。なお、ここでは、サーバー30
は、時間帯T1の時刻t12にサブホスト20へ要求信
号120を送信するものとし、サーバー30のRAM3
2には、時間帯T1の時刻t12を示す送信時刻データ
T1t12が記憶されているものとする。
【0028】まず、CPU31は、CPU31に内蔵さ
れたクロックによりカウントされる時刻Tが、RAM3
2に設定された送信時刻T1t12になると(ステップ
100)、RAM32に記憶されているサブホスト番号
データ122、送信要求データ124および端末番号デ
ータ126を読出すとともに、それらデータにより構成
される要求信号120を通信用モデム34から電話回線
4を介してサブホスト20へ送信する(ステップ11
0)。
【0029】そして、上記送信された要求信号120
は、サブホスト20の通信用モデム24により受信さ
れ、CPU21は、要求信号120の受信を検出する
(ステップ200)。続いて、CPU21は、その検出
により、時間帯T1の受信数Nに「1」を加算する演算
を行い(ステップ210)、その演算結果Nが平均値の
「12」以上であるかを判定する(ステップ220)。
ここでは、時間帯T1における現在の受信数Nは、図5
に示すように「11」であることから、上記演算によ
り、時間帯T1における受信数Nは「12」となるた
め、上記ステップ220では肯定判定される。続いて、
受信数Nが「12」に達していない時間帯T2から空い
ている時刻t2を次回の送信時刻を示す送信時刻データ
T2t2としてタイムテーブル150から読出す(ステ
ップ230)。
【0030】つまり、今回、サーバー30は、サブホス
ト20と電話回線を接続できたが、上記時間帯T1にお
ける受信数Nは、平均値「12」に達したため、24時
間後の次回の通信においては、サブホスト20から各サ
ーバー30へ送信される通信量が今回よりも多く、時間
帯T1の時刻t12より前の時刻における他のサーバー
との通信が、まだ終了していない場合には、次回の時間
帯T1の時刻t12の時点では、サーバー30は、サブ
ホスト20と通信を行うことができない確率が高いと推
定されるため、通信数Nが「12」に達していない他の
時間帯から空いている時刻を検索し、その時刻を次回行
う送信時刻として用いる。
【0031】なお、時間帯T2の時刻t3も空いている
が、時間帯T1の時刻t12の次の時刻のうち、空いて
いる最も近い時刻を選択する。続いて、CPU21は、
HDD25から曲データ140を読出し(ステップ24
0)、その読出された曲データ140および上記次回送
信時刻データT2t2を送信データ130としてサーバ
ー30へ送信する(ステップ250)。
【0032】そして、上記送信された送信データ130
は、電話回線4を介してサーバー30の通信用モデム3
4により受信され(ステップ120)、その受信された
送信データ130に含まれる曲データ140をHDD3
5に保存する(ステップ130)。続いて、CPU31
は、上記受信された送信データ130に次回送信時刻デ
ータT2t2が含まれているかを判定し(ステップ14
0)、次回送信時刻データT2t2が含まれている場合
には、RAM32に記憶されている送信時刻データT1
t12を送信時刻データT2t2に書換える(ステップ
150)。そして、サーバー30は、次回の通信を時間
帯T2の時刻t2にサブホスト20に対して行い、サブ
ホスト20から送信データ130を受信する。
【0033】以上のように、本第1実施形態の通信カラ
オケシステムを用いれば、サーバー30からサブホスト
20へ通信を行った時間帯が、サーバー30とサブホス
ト20とが1時間に行うことができる通信数の平均値に
達した場合には、サブホスト20の方からサーバー30
の次回の送信時刻を他の空いている時間帯に変更するこ
とができる。したがって、ある時間帯に通信が集中して
通信不能となってしまい、サーバー30がサブホスト2
0から曲データ140を受信できなくなるのを防止する
ことができる。
【0034】特に、通信カラオケシステムでは、回線使
用料の安価な夜間に曲データを配信する場合が多いた
め、ある特定の時間帯に通信が集中して通信不能となる
確率が高くなるが、本第1実施形態の通信カラオケシス
テムによれば、そのような通信の集中を解消できる。さ
らに、通信カラオケシステムでは、上述の通信構成によ
り、24時間間隔で新曲を示す曲データを受信してサー
バー30に蓄積するが、従来のように、通信不能によ
り、曲データの受信が24時間遅れてしまい、あるカラ
オケボックスでは、利用者が新曲を歌うことができる日
が、他のカラオケボックスより遅れるという事態を回避
することもできる。
【0035】ところで、CPU21により実行されるス
テップ200が、請求項1の送信要求信号受信手段とし
て機能し、ステップ240が情報読出手段として機能
し、ステップ250が情報送信手段として機能する。ま
た、CPU21により実行されるステップ210ないし
ステップ230と、CPU31により実行されるステッ
プ140およびステップ150とが、請求項1の送信時
刻情報書換手段として機能する。
【0036】次に、本発明第2実施形態の通信カラオケ
システムについて図を参照して説明する。本第2実施形
態の通信カラオケシステムは、サブホスト20からサー
バー30へ送信された送信データ130の総通信量を時
間帯毎に積算し、その積算値が所定値に達した場合に通
信が混んでいるとみなして次回の送信時刻を変更するこ
とを特徴とする。
【0037】図6は、サブホスト20のRAM22に記
憶されているタイムテーブルの構成を示す説明図であ
り、図11は、サーバー30のCPU31およびサブホ
スト20のCPU21により実行される通信制御内容を
示すフローチャートである。なお、1回の通信でサブホ
スト20からとサーバー30へ送信される送信データ1
30の通信量Mは平均「10」であり、1時間に送信さ
れる通信量は、サブホスト20とサーバー30との通信
数Nにより異なるが、通信数Nの平均が「12」である
として、1時間に送信される通信量Mは、平均で120
(10×12=120)であるとする。また、サーバー
30は、要求信号120を24時間間隔でサブホスト2
0へ送信するものとする。さらに、図6に示すように、
タイムテーブル160に設定された各時間帯には、その
時間帯に行われた通信量の積算値が、通信量Mとして記
憶される。
【0038】まず、CPU31は、送信時刻t12にな
ると(ステップ100)、要求信号120をサブホスト
20へ送信する(ステップ110)。続いて、その要求
信号120は、サブホスト20の通信用モデム24によ
り受信され、CPU21は、要求信号120の受信を検
出する(ステップ200)。続いて、CPU21は、H
DD25から曲データ140を読出し(ステップ24
0)、その読出された曲データ140を含む送信データ
130の通信量と、時刻t11までの時間帯T1におけ
る通信量とを加算した通信量Mを演算する(ステップ2
42)。続いて、その演算結果Mが平均値の「120」
以上であるかを判定する(ステップ244)。
【0039】ここでは、時間帯T1の時刻t11までに
おける通信量Mは、図6に示すように「110」である
ことから、上記演算結果は、110+10=120とな
るため、上記ステップ244では肯定判定される。続い
て、通信量Mが「120」に達していない時間帯T2か
ら空いている時刻t2を次回の送信時刻を示す送信時刻
データT2t2としてタイムテーブル160から読出す
(ステップ246)。
【0040】つまり、今回、サーバー30は、サブホス
ト20と電話回線を接続できたが、上記時間帯T1にお
ける通信量Mは、平均値「120」に達したため、24
時間後の次回の通信においては、サブホスト20から各
サーバー30へ送信される通信量が今回よりも多く、時
間帯T1の時刻t12より前の時刻における他のサーバ
ーとの通信が、まだ終了していない場合には、次回の時
間帯T1の時刻t12の時点では、サーバー30は、サ
ブホスト20と通信を行うことができない確率が高いと
推定されるため、通信量Mが「120」に達していない
他の時間帯から空いている時刻を検索し、その時刻を次
回行う送信時刻として用いる。
【0041】そして、CPU21は、曲データ140お
よび上記次回送信時刻データT2t2を送信データ13
0としてサーバー30へ送信する(ステップ250)。
続いて、送信データ130は、サーバー30により受信
され(ステップ120)、その受信された送信データ1
30に含まれる曲データ140をHDD35に保存する
(ステップ130)。続いて、CPU31は、上記受信
された送信データ130に次回送信時刻データT2t2
が含まれているかを判定し(ステップ140)、次回送
信時刻データT2t2が含まれている場合には、RAM
32に記憶されている送信時刻データT1t12を送信
時刻データT2t2に書換える(ステップ150)。そ
して、サーバー30は、次回の通信を時間帯T2の時刻
t2にサブホスト20に対して行い、サブホスト20か
ら送信データ130を受信する。
【0042】以上のように、本第2実施形態の通信カラ
オケシステムを用いれば、サーバー30からサブホスト
20へ通信を行った時間帯が、サーバー30とサブホス
ト20とが1時間に行うことができる通信量の平均値に
達した場合には、サブホスト20の方からサーバー30
の次回の送信時刻を他の空いている時間帯に変更するこ
とができる。したがって、ある時間帯に通信が集中して
通信不能となってしまい、サーバー30がサブホスト2
0から曲データ140を受信できなくなるのを防止する
ことができる。
【0043】ところで、CPU21により実行されるス
テップ200が、請求項2の送信要求信号受信手段とし
て機能し、ステップ240が情報読出手段として機能
し、ステップ250が情報送信手段として機能する。ま
た、CPU21により実行されるステップ242ないし
ステップ246と、CPU31により実行されるステッ
プ140およびステップ150とが、請求項2の送信時
刻情報書換手段として機能する。
【0044】次に、本発明第3実施形態の通信カラオケ
システムについて図を参照して説明する。本第3実施形
態の通信カラオケシステムは、サブホスト20からサー
バー30へ送信する送信データ130の通信量が多く、
一定時間内に送信できない場合に未送信データを回線が
空いている時刻に送信できることを特徴とする。
【0045】図7は、サブホスト20のRAM22に記
憶されているタイムテーブルの構成を示す説明図であ
り、図9は、サーバー30とサブホスト20との間で行
われる通信の内容を時系列で示す説明図であり、図12
は、サーバー30のCPU31およびサブホスト20の
CPU21により実行される通信制御内容を示すフロー
チャートである。なお、サブホスト20からサーバー3
0へ送信される送信データ130の通信量Mは、1回に
付き平均「10」であり、その通信量を有する送信デー
タ130を全部送信するために要する時間は、5分と定
められているものとする。また、サーバー30のRAM
32に記憶されたタイムテーブル170には、各時間帯
毎に通信数Nおよび通信量Mの積算値が記憶される。
【0046】まず、CPU31は、送信時刻t12にな
ると(ステップ100)、要求信号120をサブホスト
20へ送信する(ステップ110)。続いて、その要求
信号120は、サブホスト20の通信用モデム24によ
り受信され、CPU21は、要求信号120の受信を検
出する(ステップ300)。続いて、CPU21は、電
話回線4が高負荷状態であるか、つまり、時間帯T1に
おける通信数N、または、通信量Mが平均値に達してい
るかを判定する(ステップ310)。
【0047】ここでは、図7に示すように、時間帯T1
における通信数Nは、「8」であり、平均値の「12」
に達するまでには、まだ余裕があるが、通信量Mは、
「110」であることから、今回の通信により、平均値
の「120」に達するものと推定されるため、電話回線
4は高負荷状態であると判定する(ステップ310)。
続いて、タイムテーブル170から時間帯T2の時刻t
2を24時間後の次回送信時刻データT2t2として読
出し(ステップ320)、HDD25から曲データ14
0を読出す(ステップ330)。続いて、その読出され
た曲データ140を含む送信データ130の通信量Mが
平均値の「10」を超えるかを判定する(ステップ34
0)。
【0048】ここでは、通信量Mは、「15」であると
すると、平均値の「10」を超えており、5分以内で送
信できないため、送信できなかった未送信データを時刻
を改めて送信する。そこで、サーバー30がサブホスト
20に未送信データの送信を要求する要求信号の再送信
時刻をタイムテーブル170の空いている時刻から検索
し、その時刻を再送信時刻データとして読出す(ステッ
プ350)。未送信データは、これから送信されるデー
タと関連のあるデータであることから、すぐに送信する
必要があるため、上記送信要求信号が送信された時刻よ
り後の時刻のうち、空いている時刻の最も早い時刻を再
送信時刻に設定する。
【0049】ここでは、時間帯T2の時刻t2を再送信
時刻RT2t2に設定する。そして、曲データ140が
読出され(ステップ360)、曲データ140、上記次
回送信時刻データT2t2および再送信時刻データRT
2t2を送信データ130としてサーバー30へ送信す
る(ステップ370)。続いて、送信データ130は、
サーバー30により受信され(ステップ120)、曲デ
ータ140をHDD35に保存する(ステップ13
0)。続いて、送信データ130に次回送信時刻データ
T2t2が含まれている場合には(ステップ140)、
RAM32に記憶されている送信時刻データT1t12
を送信時刻データT2t2に書換える(ステップ15
0)。
【0050】続いて、送信データ130に再送信時刻デ
ータRT2t2が含まれている場合には(ステップ15
2)、その再送信時刻データRT2t2により示される
再送信時刻T2t2を設定する(ステップ154)。そ
して、現在時刻Tが時間帯T2の再送信時刻t2になる
と(ステップ156)、再要求信号をサブホスト20へ
送信する(ステップ158)。続いて、サブホスト20
は、再要求信号を受信すると(ステップ380)、未送
信データを読出すとともに、サーバー30へ送信する
(ステップ390)。続いて、サーバー30は、未送信
データを受信し(ステップ160)、その未送信データ
に含まれる曲データ140をHDD35に保存する(ス
テップ162)。そして、サーバー30は、次回の通信
を時間帯T2の時刻t2にサブホスト20に対して行
い、サブホスト20から送信データ130を受信する。
【0051】以上のように、本第3実施形態の通信カラ
オケシステムを用いれば、サブホスト20からサーバー
30へ送信する送信データの通信量が多く、一定時間内
に送信できない場合であっても、その未送信データを空
いている時間にすぐにサーバー30へ送信できる。した
がって、新曲を示す曲データ間に受信時期の差が生じて
しまい、すぐに歌える新曲とすぐに歌えない新曲とが発
生し、カラオケをする者に迷惑をかけるおそれがない。
【0052】次に、上記カラオケ装置40の一連の動作
について図13ないし図15を参照して説明する。図1
3は、カラオケ装置40の制御系の主要構成を示すブロ
ック図であり、図14は、制御装置50に備えられたC
PU74により実行される選曲から曲データの再生まで
の処理内容を示すフローチャートであり、図15は、モ
ニタに表示される背景映像および歌詞テロップの説明図
である。なお、図13に示すように、カラオケ装置40
には、選曲、曲データの受信および再生などの制御を行
う制御装置50が備えられており、この制御装置50に
は、上記各種制御を行うCPU74が内蔵されている。
また、CPU74には、選曲された曲の選曲番号を示す
選曲番号データ、予約された曲の選曲番号データなどを
一時保存するためのRAM75、CPU74により実行
されるプログラムなどが記憶されたROM76、各種メ
ッセージを示す映像などが記憶されたビデオRAM77
などが接続されている。
【0053】まず、カラオケ装置40の利用者が、送信
器90を操作して選曲番号を入力すると、選曲が終了し
たと判定され(ステップ500)、その選曲された曲の
曲データ140の送信を要求するリクエスト信号がLA
Nボード80から通信端子70およびLAN回線6を介
してサーバー30へ送信される(ステップ502)。そ
して、サーバー30は、自己のHDD35から上記リク
エスト信号に示される選曲番号に対応する曲データ14
0を検索して読出し、その読出された曲データ140
は、LAN回線6を介して制御装置50により受信され
(ステップ504)、RAM78への格納が開始される
(ステップ506)。
【0054】続いて、曲データ140のRAM78への
格納が終了すると、RAM78から曲データ140が読
出され(ステップ508)、曲データ140に含まれる
MIDIデータ144は、MIDI音源82に書き込ま
れ、MIDI音源82から出力される音楽信号は、音声
制御回路81へ出力され、アンプ45によって増幅可能
な音楽信号に変換される。この変換された音楽信号は、
アンプ45へ出力されるとともに、増幅された後にスピ
ーカ41,43により再生される(ステップ510)。
【0055】一方、上記読出された曲データ140に含
まれるジャンルデータ148に対応するジャンルの背景
映像が、CD−ROMプレーヤ83によりランダムに選
択されて再生され、この再生された背景映像を示す背景
映像信号は、映像制御回路84に入力される。また、曲
データ140に含まれる歌詞テロップデータ146は映
像制御回路84に入力され、メインモニタ42および歌
唱者用モニタ44に表示可能な歌詞テロップ信号に変換
される。そして、図15に示すように、背景映像200
の中に歌詞テロップ202がスーパーインポーズされる
形で表示される(ステップ510)。
【0056】つまり、利用者は、自分の選んだ曲をメイ
ンモニタ42および歌唱者用モニタ44の画面に映し出
された背景映像200および歌詞テロップ202を見な
がらマイクロフォン46,47を通して歌う(カラオケ
する)ことができる。そして、曲の再生が終了し(ステ
ップ512)、予約された選曲番号データがRAM75
に記憶されている場合には(ステップ514)、その選
曲番号データが読出され(ステップ516)、上記ステ
ップ500ないしステップ516が実行される。
【0057】以上のように、本発明の通信カラオケシス
テム1によれば、サーバー30とサブホスト20とを接
続する電話回線4が高負荷状態であることにより、サー
バー30がサブホスト20から曲データ140を受信す
る時間が大幅に遅れることがなくなるため、新曲を歌う
ことができる時期が、カラオケボックス間で大きく異な
るという事態を回避できる。したがって、カラオケ装置
40を利用する者は、どのカラオケボックスにおいても
新曲をほぼ同時期に歌うことができる。ところで、スピ
ーカ41,43、アンプ45および制御装置50が、請
求項5の再生手段に相当する。
【0058】なお、上記実施形態では、タイムテーブル
150ないし170における時間帯を1時間毎に設定
し、時刻を5分毎に設定したが、それらの設定値は、サ
ブホスト20に接続されるサーバー30の数や1回に行
う通信量などにより変更することができる。また、送信
時刻データが変更された場合に、その変更された送信時
刻を表示する装置をサーバー30に設けることもでき
る。さらに、上記各実施形態では、本発明を通信カラオ
ケシステムに適用した場合を代表に説明したが、パーソ
ナルコンピュータ通信、インターネットなどに代表され
るコンピュータ間で情報を通信するシステムにも本発明
を適用できることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ある時
間帯において情報受信装置から情報送信装置への通信量
が所定量に達している場合、もしくは、情報送信装置か
ら情報受信装置への通信量が所定量に達している場合に
は、情報受信装置から情報送信装置への送信時刻を自動
的に設定変更することにより、情報受信装置が情報送信
装置から情報を確実に受信できる情報通信システムを実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態の通信カラオケシステムの
主要構成を示すブロック図である。
【図2】サーバー30の制御系の主要構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】サブホスト20の制御系の主要構成を示すブロ
ック図である。
【図4】(A)は、サーバー30からサブホスト20へ
送信される要求信号の主要構成を示す説明図であり、
(B)は、サブホスト20からサーバー30へ送信され
る送信データの主要構成を示す説明図であり、(C)
は、サーバー30からカラオケ装置40へ送信される曲
データの主要構成を示す説明図である。
【図5】本発明第1実施形態のサブホスト20のRAM
22に記憶されているタイムテーブル150の構成を示
す説明図である。
【図6】本発明第2実施形態のサブホスト20のRAM
22に記憶されているタイムテーブル160の構成を示
す説明図である。
【図7】本発明第3実施形態のサブホスト20のRAM
22に記憶されているタイムテーブル170の構成を示
す説明図である。
【図8】本発明第1実施形態のサーバー30とサブホス
ト20との間で行われる通信の内容を時系列で示す説明
図である。
【図9】本発明第2実施形態のサーバー30とサブホス
ト20との間で行われる通信の内容を時系列で示す説明
図である。
【図10】本発明第1実施形態のサーバー30のCPU
31およびサブホスト20のCPU21により実行され
る通信制御内容を示すフローチャートである。
【図11】本発明第2実施形態のサーバー30のCPU
31およびサブホスト20のCPU21により実行され
る通信制御内容を示すフローチャートである。
【図12】本発明第3実施形態のサーバー30のCPU
31およびサブホスト20のCPU21により実行され
る通信制御内容を示すフローチャートである。
【図13】カラオケ装置40の制御系の主要構成を示す
ブロック図である。
【図14】制御装置50に備えられたCPU74により
実行される選曲から曲データの再生までの処理内容を示
すフローチャートである。
【図15】モニタ42に表示された背景映像200およ
び歌詞テロップ202の説明図である。
【図16】従来のサーバー300とサブホスト310と
の間で行われる通信の内容を時系列で示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 カラオケ通信システム 2 ホストコンピュータ 3 ISDN回線 4 電話回線 5 カラオケボックス 6 LAN回線 20 サブホスト 21,31 CPU 30 サーバー 40 カラオケ装置 41,43 スピーカ 42,44 モニタ 45 アンプ 46,47 マイク 90 送信器 120 要求信号 130 送信データ 140 曲データ 150 タイムテーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の送信要求を示す送信要求信号を通
    信手段を介して受信する送信要求信号受信手段と、 前記情報が記憶された情報記憶手段と、 前記送信要求信号受信手段により前記送信要求信号が受
    信された場合に、所定数の情報を前記情報記憶手段から
    読出す情報読出手段と、 この情報読出手段により読出された情報を前記通信手段
    を介して送信する情報送信手段とを有する情報送信装置
    と、 前記送信要求信号を前記通信手段を介して前記送信要求
    信号受信手段へ送信する時刻を示す送信時刻情報が書換
    え可能に記憶された送信時刻情報記憶手段と、 この送信時刻情報記憶手段に記憶された送信時刻情報に
    より示される所定の送信時刻になった際に、前記送信要
    求信号を前記通信手段を介して前記送信要求信号受信手
    段へ送信する送信要求信号送信手段と、 前記情報送信手段により前記通信手段を介して送信され
    る情報を受信する情報受信手段とを有する情報受信装置
    と、が備えられた情報通信システムにおいて、 前記送信要求信号受信手段が前記送信要求信号を前記通
    信手段を介して受信した際に、その受信した時間帯にお
    ける前記通信手段により行われる通信量が所定量に達し
    ている場合に、前記所定の送信時刻とは異なる送信時刻
    を示す送信時刻情報を前記通信手段を介して前記情報受
    信手段へ送信し、前記送信時刻情報記憶手段に記憶され
    ている送信時刻情報を前記送信された送信時刻情報に書
    換える送信時刻情報書換手段が備えられたことを特徴と
    する情報通信システム。
  2. 【請求項2】 情報の送信要求を示す送信要求信号を通
    信手段を介して受信する送信要求信号受信手段と、 前記情報が記憶された情報記憶手段と、 前記送信要求信号受信手段により前記送信要求信号が受
    信された場合に、所定数の情報を前記情報記憶手段から
    読出す情報読出手段と、 この情報読出手段により読出された情報を前記通信手段
    を介して送信する情報送信手段とを有する情報送信装置
    と、 前記送信要求信号を前記通信手段を介して前記送信要求
    信号受信手段へ送信する時刻を示す送信時刻情報が書換
    え可能に記憶された送信時刻情報記憶手段と、 この送信時刻情報記憶手段に記憶された送信時刻情報に
    より示される所定の送信時刻になった際に、前記送信要
    求信号を前記通信手段を介して前記送信要求信号受信手
    段へ送信する送信要求信号送信手段と、 前記情報送信手段により前記通信手段を介して送信され
    る情報を受信する情報受信手段とを有する情報受信装置
    と、が備えられた情報通信システムにおいて、 前記情報送信手段により、前記通信手段を介して送信さ
    れる情報の量が、所定量より多い場合に、前記所定の送
    信時刻とは異なる送信時刻を示す送信時刻情報を前記通
    信手段を介して前記情報受信手段へ送信し、前記送信時
    刻情報記憶手段に記憶されている送信時刻情報を前記送
    信された送信時刻情報に書換える送信時刻情報書換手段
    が備えられたことを特徴とする情報通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信時刻情報書換手段は、 前記通信手段を介して前記情報受信手段と行う通信量を
    所定の時間帯毎に記憶する通信量記憶手段を備え、前記
    所定の送信時刻とは異なる送信時刻を前記通信量記憶手
    段における前記通信量が所定量に達していない時間帯を
    示す時刻から選択し、この選択された時刻を示す送信時
    刻情報を前記通信手段を介して前記情報受信手段へ送信
    し、前記送信時刻情報記憶手段に記憶されている送信時
    刻情報を前記送信された送信時刻情報に書換えるもので
    あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    情報通信システム。
  4. 【請求項4】 前記情報は、楽音により構成される楽曲
    を示す楽曲情報であることを特徴とする請求項1ないし
    請求項3のいずれか1つに記載の情報通信システム。
  5. 【請求項5】 前記情報受信手段により受信される楽曲
    情報を楽音により再生する再生手段が備えられたことを
    特徴とする請求項4に記載の情報通信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2002071387A1 (fr) * 2001-03-07 2002-09-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Poste radio portatif a fonction de telechargement de donnees musicales
JP2008158664A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Sony Corp 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法
JP2011065189A (ja) * 2000-02-23 2011-03-31 Touchtunes Music Corp 予め選択を注文する方法、前記方法の実施用ディジタルシステムおよびジュークボックス

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