JP2008158664A - 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法 - Google Patents

通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008158664A
JP2008158664A JP2006344576A JP2006344576A JP2008158664A JP 2008158664 A JP2008158664 A JP 2008158664A JP 2006344576 A JP2006344576 A JP 2006344576A JP 2006344576 A JP2006344576 A JP 2006344576A JP 2008158664 A JP2008158664 A JP 2008158664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
server
unit
connection
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006344576A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008158664A5 (ja
Inventor
Seigo Kawamura
聖悟 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006344576A priority Critical patent/JP2008158664A/ja
Priority to US12/002,712 priority patent/US7843941B2/en
Publication of JP2008158664A publication Critical patent/JP2008158664A/ja
Publication of JP2008158664A5 publication Critical patent/JP2008158664A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/60Scheduling or organising the servicing of application requests, e.g. requests for application data transmissions using the analysis and optimisation of the required network resources
    • H04L67/62Establishing a time schedule for servicing the requests

Abstract

【課題】簡易な処理で通信に関する処理の負荷を低減する。
【解決手段】本発明は、管理サーバ22の記憶部43に対して、次回以降に配信サーバ23に接続するタイミングを示す接続パターンデータを予め複数記憶しておき、複数の通信端末21のそれぞれからの要求に応じて管理サーバ22の記憶部43に記憶する複数の接続パターンデータの中から接続パターンデータをランダムに選択して複数の通信端末21のそれぞれに送信し、かかる接続パターンデータに基づいて通信端末21のそれぞれが配信サーバ23に順次接続するという簡易な処理を行うだけで、複数の通信端末21のそれぞれが同じ時間に集中して配信サーバ23に接続することを極力回避することができ、結果として、簡易な処理で通信に関する処理の負荷を低減することができる。
【選択図】図11

Description

本発明は通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法に関し、例えばサーバと複数の通信端末との間で通信する通信システムに適用して好適なものである。
従来、サーバと複数の通信端末との間で通信する通信システムがある。この種の通信システムにおいてサーバは、複数の通信端末のそれぞれとの通信に関する処理の負荷を観測すると共に、その観測結果に基づいて、通信端末が次に接続するまでの時間の幅を示す情報(以下、これを時間幅情報と呼ぶ)を設定して通信端末に送信していた。そして従来の通信システムにおいて通信端末は、サーバから送出される時間幅情報を受信すると、その時間幅情報に示されている時間の幅の中でランダムな時間を算出し、その算出したランダムな時間が経過した後にサーバに接続していた。このようにして従来の通信システムでは、複数の通信端末のそれぞれが同じ時間に集中してサーバに接続することを回避して、通信に関する処理の負荷を低減していた(例えば特許文献1参照)。
特開2006−113698公報
ところで従来の通信システムでは、通信に関する処理の負荷は低減できるが、複数の通信端末のそれぞれが同じ時間に集中してサーバに接続することを回避するために、サーバにおいて複数の通信端末との通信に関する処理の負荷を観測する処理が必要であると共に、通信端末において時間幅情報をもとにランダムな時間を算出する処理も必要であり、かかる処理の分だけサーバ及び通信端末の負荷が増加するという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な処理で通信に関する処理の負荷を低減できる通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法を実現する。
かかる課題を解決するため本発明においては、複数の通信端末と、当該複数の通信端末と接続して通信可能なサーバとを有する通信システムにおいて、サーバは、複数の通信端末のそれぞれと接続して通信する第1の通信部と、通信端末がサーバへ接続してから次回以降に当該サーバに接続するまでのタイミングを示す複数の接続パターンを記憶する記憶部と、記憶部に記憶した複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するパターン選択部と、第1の通信部により複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と通信したときに、パターン選択部により選択された接続パターンを、第1の通信部により接続された通信端末に送信するように当該第1の通信部を制御する第1の制御部とを設け、通信端末は、第1の通信部を介してサーバと接続して通信する第2の通信部と、第2の通信部により受信された接続パターンに示されるタイミングで、第1の通信部を介してサーバと接続して通信するように当該第2の通信部を制御する第2の制御部とを設けるようにした。
これにより、サーバが、複数の接続パターンの中から接続パターンを選択して複数の通信端末のそれぞれに送信し、複数の通信端末のそれぞれが、サーバから送信された接続パターンに応じて当該サーバと接続するという簡易な処理をするだけで、複数の通信端末のそれぞれが同じ時間に集中してサーバに接続することを極力回避できる。
本発明によれば、サーバが、複数の接続パターンの中から接続パターンを選択して複数の通信端末のそれぞれに送信し、複数の通信端末のそれぞれが、サーバから送信された接続パターンに応じて当該サーバと接続するという簡易な処理をするだけで、複数の通信端末のそれぞれが同じ時間に集中してサーバに接続することを極力回避でき、かくして、簡易な処理で通信に関する処理の負荷を低減できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)本実施の形態の概要
図1において、1は全体として本実施の形態による、複数の通信端末2(2A、2B、2C・・・)と、当該複数の通信端末と接続して通信可能なサーバ3とを有する通信システムの構成の概要を示す。通信システム1においてサーバ3は、複数の通信端末2(2A、2B、2C・・・)のそれぞれと接続して通信する第1の通信部4を有する。また通信システム1においてサーバ3には、通信端末2が、次回以降にサーバ3に接続するタイミングを示す複数の接続パターンを記憶する記憶部5が設けられている。さらに通信システム1においてサーバ3には、記憶部5に記憶した複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するパターン選択部6が設けられている。さらに通信システム1においてサーバ3には、第1の通信部により複数の通信端末2(2A、2B、2C・・・)の中のいずれかの通信端末2と通信したときに、パターン選択部6により選択された接続パターンを、第1の通信部により通信している通信端末2に送信するように当該第1の通信部4を制御する第1の制御部7が設けられている。一方で通信システム1において各通信端末2(2A、2B、2C・・・)のそれぞれは、サーバ3と接続して通信する第2の通信部8を有する。また通信システム1において各通信端末2(2A、2B、2C・・・)のそれぞれには、第2の通信部により受信された接続パターンに示されるタイミングで、サーバ3と接続するように当該第2の通信部8を制御する第2の制御部9が設けられている。かかる構成により通信システム1は、サーバ3が、複数の接続パターンの中から接続パターンを選択して複数の通信端末2(2A,2B,2C・・・)のそれぞれに送信し、複数の通信端末2(2A,2B,2C・・・)のそれぞれが、サーバ3から送信された接続パターンに応じて当該サーバ3と接続するという簡易な処理をするだけで、複数の通信端末2(2A,2B,2C・・・)のそれぞれが同じ時間に集中してサーバ3に接続することを極力回避でき、かくして、簡易な処理で通信に関する処理の負荷を低減できる。
(1−2)通信システムの構成
図2において、20は全体として通信システムを示す。かかる通信システム20は、本発明を適用した同型でなる複数の通信端末21(21A,21B,21C・・・、以下、これらをまとめて単に通信端末21と呼ぶ)と管理サーバ22並びに配信サーバ23とを、インターネット等でなるネットワーク24を介して接続して通信し得るようになされている。この場合、複数の通信端末21のそれぞれは、管理サーバ22に接続することで、ユーザに提示するための情報(すなわち通信データ)の配信を受ける配信サーバ23のアドレス(例えばURI:Universal Resource Identifier)を取得する。そして複数の通信端末21のそれぞれは、かかる取得したアドレスに応じて配信サーバ23に接続することで、配信サーバ23からの通信データの配信を受けるようになされている。
(1−3)通信端末の構成
次いで図3を用いて、通信端末21の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成を説明する。かかる通信端末21は、制御部30が、操作部31に対するユーザ操作に応じて種々の命令が入力されると、記憶部32に予め記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムを読み出す。そして制御部30は、これら各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、操作部31を介して入力される種々の命令に応じた各種処理を実行する。
通信端末21の制御部30は、ユーザにより操作部31を介して、CD(Compact Disk)等のメディアに記録された音楽データを録音するための操作命令が入力されると、通信端末21や図示しないドライブに装填されたメディアから音楽データを読み出すと共に、当該読み出した音楽データを記憶部32に送出して記憶する。さらに制御部30は、ユーザにより操作部31を介して、所望の音楽データを配信要求するための操作命令が入力されると、まず通信部33を介してネットワーク24上の管理サーバ22(図2)に接続し、配信サーバ23のアドレスを取得する。そして制御部30は、管理サーバ22から取得したアドレスに応じて通信部33を介してネットワーク24上の配信サーバ23に接続し、所望の音楽データをダウンロード要求する。その結果、制御部30は、配信サーバ23から返信される音楽データを、通信部33を介して受信すると、その音楽データを記憶部32に送出して記憶する。このようにして制御部30は、記憶部32に対し、多数の音楽データを記憶し得るようになされている。
そして通信端末21の制御部30は、ユーザにより操作部31を介して記憶部32内の音楽データが指定され、かつ当該指定された音楽データを再生要求する操作命令が入力されると、これに応じて記憶部32から、当該指定された音楽データを読み出す。また制御部30は、その記憶部32から読み出した音楽データに対しデータ処理部34で所定の再生処理を施した後、アンプやスピーカ等でなる出力部35に送出する、これにより制御部30は、出力部35から、記憶部32に記憶していた音楽データに基づく音楽を出力してユーザに聴かせることができる。さらに制御部30は、ユーザにより操作部31を介してメディアから音楽データを再生するための操作命令が入力されると、通信端末21に装填されたメディアから音楽データを読み出してデータ処理部34を介して出力部35に送出する。これにより制御部30は、出力部35から、メディアに記録された音楽データに基づく音楽を出力してユーザに聴かせることもできる。
さらに通信端末21の制御部30は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データの取得、録音及び再生等)に応じた表示用データを生成して、表示制御部やディスプレイでなる表示部36に送出する。これにより制御部30は、表示部36において表示用データに基づき、音楽データの取得、録音及び再生等に関する各種画面を表示して、ユーザに視認させることができる。
これに加え通信端末21の制御部30は、通信部33を介して所定のタイミングでネットワーク24上の配信サーバ23に接続することにより、新曲や最近の流行の曲、お勧めの曲、話題のアーティスト、臨時ニュース等に応じた情報の提示用のデータを通信データとして配信サーバ23から得て(以下、このようにして得る通信データを提示用データと呼ぶ)これを一時記憶部37に一時記憶させる(すなわちキャッシュする)ようにもなされている。そして制御部30は、一時記憶部37にキャッシュした提示用データを順次読み出して、この提示用データに基づいた情報を表示部36に表示してユーザに提示する。
この場合、通信端末21の制御部30は、操作部31へのユーザの操作により主電源が入れられて通信端末21自体の立ち上げが完了すると、通信部33を介してネットワーク24に接続されているか否かを確認する。また制御部30は、通信端末21がネットワーク24に接続されていることを確認すると、内部のメモリ(図示せず)あるいは記憶部32に予め記憶しているアドレスに応じ、通信部33を介してネットワーク24上の管理サーバ22に接続する。そして制御部30は、管理サーバ22に対し、提示用データを配信可能な配信サーバ23に接続するための初期設定を要求する信号(以下、これを初期設定要求信号と呼ぶ)を送信する。
(1−4)管理サーバの構成
ここで図4を用いて、管理サーバ22の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成を説明する。管理サーバ22は、通信部41によりネットワーク24を介して複数の通信端末21のそれぞれと接続して通信し得るようになされ、制御部42が、記憶部43から読み出したプログラムを実行することにより、バス45を介して全体を統括的に制御して各種処理を実行するようになされている。
この管理サーバ22の制御部42は、記憶部43に対し、通信端末21が次回以降にどのようなタイミングで配信サーバ23に接続するかについてのパターンを示すデータ(以下、これを接続パターンデータと呼び、その詳細については後述する)を予め複数記憶している。また制御部42は、記憶部43に対し、提示用データを配信する配信サーバ23のアドレスを予め記憶している。
そして管理サーバ22の制御部42は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信される初期設定要求信号を通信部41で受信すると、この受信した初期設定要求信号に応じてパターン選択部44を制御することにより、記憶部43に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出す。また制御部42は、この受信した初期設定要求信号に応じて、記憶部43から配信サーバ23のアドレスを読み出す。そして制御部42は、記憶部43から読み出した接続パターンデータと配信サーバ23のアドレスとを含む初期設定情報を生成して、これを通信端末21に送信する。
このようにして管理サーバ22は、通信データ配信を受ける配信サーバ23のアドレスと、かかる配信サーバ23へ接続するタイミングを示す接続パターンデータとを、初期設定情報として通信端末21に送信するようになされている。
通信端末21は、管理サーバ22から初期設定情報として送信される接続パターンデータと配信サーバ23のアドレスを取得すると、接続パターンデータに示される接続のタイミングで、アドレスに示される配信サーバ23に接続する。そして通信端末21は、接続パターンデータに示される次に接続するまでの接続時間に応じた量の提示用データを要求する信号(以下、これを提示用データ要求信号と呼ぶ)を通信部33を介して配信サーバ23に送信する。
(1−5)配信サーバの構成
ここで図5を用いて、配信サーバ23の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成を説明する。配信サーバ23は、通信部51によりネットワーク24を介して複数の通信端末21のそれぞれと接続して通信し得るようになされ、制御部52が、記憶部53から読み出したプログラムを実行することにより、バス55を介して全体を統括的に制御して各種処理を実行するようになされている。
この配信サーバ23の制御部52は、新曲や最近の流行の曲、お勧めの曲、話題のアーティスト、ニュース、天気予報等の情報に基づいて、通信端末21の表示部36に表示してユーザに提示するための、XML(eXtensible Markup Language)形式やストリーミング形式でなる配信用の提示用データを生成して記憶部53に予め記憶すると共に、新しい情報を得る毎に、記憶部53に記憶した提示用データを逐次更新するようになされている。
そして配信サーバ23の制御部52は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信される提示用データ要求信号を通信部51で受信すると、記憶部53に記憶する提示用データから、この受信した提示用データ要求信号に応じた量の提示用データを読み出して、これを通信端末21に配信する。
このようにして配信サーバ23は、複数の通信端末21のそれぞれから送出される提示用データ要求信号に応じて、複数の通信端末21のそれぞれに対して提示用データを送信するようになされている。
複数の通信端末21のそれぞれの制御部30は、配信サーバ23から送信される提示用データを通信部33で受信し、これを一時記憶部37でキャッシュした後に読み出して、当該提示用データに基づいた情報を表示部36に表示する。また制御部30は、配信サーバ23からの提示用データの送信が終了すると、通信部33を制御して配信サーバ23との接続を切断する。そして制御部30は、接続パターンデータに次回以降の接続のタイミングが示されている場合は、配信サーバ23へ接続して提示用データを取得することを繰り返す。
このようにして通信システム20において通信端末21と配信サーバ23とは、接続パターンデータに基づくタイミングで、提示用データの要求と配信とを繰り返すようになされている。
(1−6)接続パターンデータ
ここで、管理サーバ22の記憶部43に予め記憶している、複数の上述した接続パターンデータについて詳述する。
かかる通信システム20において、通信端末21が配信サーバ23に接続してから次に接続するまでには所定の単位としての時間(以下、これを接続単位時間と呼ぶ)があり、接続パターンデータは、かかる接続単位時間に対して所定の自然数以下の自然数をそれぞれ乗算して算出される複数の時間(以下、これらを接続時間と呼ぶ)が順列に組み合わされることで、次回以降に通信端末21に接続するまでの複数の接続時間が設定されている。
実際上、この接続パターンデータは、接続単位時間として例えば「15秒間」が設定されて所定の自然数として例えば「3」が設定されている場合に、「15秒間」に対して、「3」以下の自然数である「1」「2」「3」をそれぞれ乗算して算出される第1の接続時間(15秒間)、第2の接続時間(30秒間)、第3の接続時間(45秒間)という3つの長さの接続時間が順列に組み合わされることで、次回以降(この場合3回まで)に通信端末21に接続するタイミングを示す「15秒間−30秒間−45秒間」「15秒間−45秒間−30秒間」「30秒間−45秒間−15秒間」「30秒間−15秒間−45秒間」「45秒間−15秒間−30秒間」「45秒間−30秒間−15秒間」の6通りが形成されて記憶部43に予め記憶されている。以下、接続パターンデータの接続単位時間として「15秒間」、所定の自然数として「3」が設定された場合について話を進める。
(1−7)接続パターンの比較例
ここで、このようにして予め用意した複数の接続パターンデータに基づいて通信端末21が配信サーバ23に対して接続することの利点を判り易く説明するため、まず最初に、接続パターンデータを用いて接続した場合に対する比較として、上述した第1の接続時間(15秒間)を周期として通信端末21が配信サーバ23に対して接続したと仮定する比較例(以下、これを第1の比較例と呼ぶ)と、上述した第2の接続時間(30秒間)を周期として通信端末21が配信サーバ23に対して接続したと仮定する比較例(以下、これを第2の比較例と呼ぶ)と、上述した第3の接続時間(45秒間)を周期として通信端末21が配信サーバ23に対して接続したと仮定する比較例(以下、これを第3の比較例と呼ぶ)とのそれぞれにおける、配信サーバ23の負荷(以下、これをサーバ負荷と呼ぶ)とネットワーク24上の帯域使用率などの通信に関する負荷(以下、これをネットワーク負荷と呼ぶ)とを順に説明する。
(1−7−1)第1の比較例の場合
まず図6を用いて、第1の比較例における複数の通信端末21(ここでは複数の通信端末21として、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cの3つがあるとする)のそれぞれが、配信サーバ23に対して第1の接続時間(15秒間)毎に同時に接続したと仮定した場合の、配信サーバ23のサーバ負荷SLとネットワーク24のネットワーク負荷NLとを説明する。
この第1の比較例において通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれの制御部30は、図6(A)に示すように、処理時間軸t上のt、t、t、t、t及びtのように接続単位時間UT(15秒間)×1である第1の接続時間CT1(15秒間)毎に配信サーバ23に接続して、接続単位時間UTに対して配信用に予め設定されている量の提示用データ(以下、これを配信単位データと呼ぶ)UDを要求する提示データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれからの提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから配信単位データUDの1個分だけ読み出して、これをネットワーク24を介して通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに配信する。ちなみに、接続単位時間UTに対する配信単位データUDのデータ量は、ネットワーク24上で予想される通信に関する混雑(ネットワーク24の一時的な使用率の上昇に伴う通信効率の低下など)を考慮して、十分に配信可能なように予め設定されている。実際上、接続単位時間UTに対する配信単位データUDのデータ量は、この接続単位時間UTのあいだユーザに提示し続けることができる程度の量である。また、管理サーバ22が通信端末21に対して一度に配信できる提示用データの量(すなわち、配信単位データUDの数)は、各通信端末21に搭載されている一時記憶部37の容量に応じて予め上限が設定されている。
これにより第1の比較例の場合の配信サーバ23には、図6(B)に示すように、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23に対して接続するために、例えばTCP/IP通信におけるIPアドレスとポート番号との組を同じタイミングで全二重に指定する(以下、これをソケットを形成するとも言う)処理時間軸t上のtにおいて、接続時に3つのソケットを形成することに応じた大きなサーバ負荷SL(以下、これを接続時サーバ負荷SL1と呼ぶ)が一時的に発生する。また配信サーバ23には、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに配信単位データUDを配信する間にも、3つのソケットに配信単位データUDを配信することに応じて、接続時サーバ負荷SL1よりも小さいサーバ負荷SL(以下、これを配信時サーバ負荷SL2と呼ぶ)が発生する。さらに配信サーバ23には、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれとの接続を切断する(以下、これをソケットを削除するとも言う)ときにも、3つのソケットを削除すること応じて、配信時サーバ負荷SL2よりも小さいサーバ負荷SL(以下、これを切断時サーバ負荷SL3と呼ぶ)が一時的に発生する。そしてこのようなサーバ負荷SL(すなわち、接続時サーバ負荷SL1、配信時サーバ負荷SL2及び切断時サーバ負荷SL3)は、処理時間軸t上のt、t、t、t、t及びtのように第1の接続時間CT1(15秒間)毎に発生する。
ところで、サーバ負荷SLとしての接続時サーバ負荷SL1、配信時サーバ負荷SL2及び切断時サーバ負荷SL3のうち、実際に発生した場合に配信サーバ23の他の処理に影響を与える可能性が最も大きいのは、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cの全てが(すなわち、実際上は、ユーザの数だけある通信端末21の大多数が)同じタイミングで一度に配信サーバ23に接続するときの接続時サーバ負荷SL1である。従って、これ以降、サーバ負荷SLとしては特に接続時サーバ負荷SL1を主体に説明する。つまり、第1の比較例の場合の配信サーバ23のネットワーク負荷NLについて言い換えれば、接続単位時間UT×6の時間あたりに6回の割合で接続時サーバ負荷SL1が発生していると言える。
またこの第1の比較例の場合のネットワーク24には、図6(C)に模式的に示すように、接続単位時間UT時間あたりに3個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに対して1個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の第1の「t−t間」、「t−t間」、「t−t間」、「t−t間」及び「t−t間」のそれぞれにおいて発生する。すなわち、第1の比較例の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT×6の時間の全体として見ると、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが接続単位時間UTあたりに1個分配信単位データUDを取得する分のネットワーク負荷NLが、第1の接続時間CT1(15秒間)毎に発生することで、「t−t間」に渡って同じ負荷が継続してかかっている。
(1−7−2)第2の比較例の場合
次に図7を用いて、第2の比較例における通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23に対して第2の接続時間(30秒間)毎に同時に接続したと仮定した場合の、配信サーバ23のサーバ負荷SLとネットワーク24のネットワーク負荷NLとを説明する。
この第2の比較例において通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれの制御部30は、図7(A)に示すように、処理時間軸t上のt、t及びtのように接続単位時間UT(15秒間)×2でなる第2の接続時間CT2(30秒間)毎に配信サーバ23に接続して、2個分の配信単位データUDに相当する提示用データを要求する提示データ要求信号を配信サーバ23に対して接続毎に送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれからの提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データを配信単位データUD相当で2個分だけ読み出して、これをネットワーク24を介して通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに配信する。
これにより、この第2の比較例の場合の配信サーバ23には、図7(B)に示すように、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23との間で同じタイミングでソケットを形成することに応じた接続時サーバ負荷SL1が、処理時間軸t上のt、t及びtのように第2の接続時間CT2(30秒間)毎に発生する。すなわち、第2の比較例の場合の配信サーバ23には、接続単位時間UT×6の時間あたりに3回の割合で接続時サーバ負荷SL1が発生する。
またこの第2の比較例の場合のネットワーク24には、図7(C)に模式的に示すように、接続単位時間UT時間あたりに6個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに対して2個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」、「t−t間」及び「t−t間」のそれぞれにおいて発生する。一方で、この第2の比較例の場合のネットワーク24には、処理時間軸t上の「t−t間」、「t−t間」及び「t以降」のそれぞれにおいてネットワーク負荷NLが発生しない。すなわち、第2の比較例の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT×6の時間の全体として見ると、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが接続単位時間UTあたりに2個分配信単位データUDを取得する分のネットワーク負荷NLが、第2の接続時間CT2(30秒間)毎に間欠的に発生しており、負荷が偏っている分だけ帯域を無駄に使用している。
(1−7−3)第3の比較例の場合
さらに図8を用いて、第3の比較例における通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23に対して第3の接続時間(45秒間)毎に同時に接続したと仮定した場合の、配信サーバ23のサーバ負荷SLとネットワーク24のネットワーク負荷NLとを説明する。
この第3の比較例において通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれの制御部30は、図8(A)に示すように、処理時間軸t上のt及びtのように接続単位時間UT(15秒間)×3でなる第3の接続時間CT3(45秒間)毎に配信サーバ23に接続して、3個分の配信単位データUDに相当する提示用データを要求する提示データ要求信号を配信サーバ23に対して接続毎に送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれからの提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データを配信単位データUD相当で3個分だけ読み出して、これを通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに配信する。
これにより、この第3の比較例の場合の配信サーバ23には、図8(B)に示すように、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23との間で同じタイミングでソケットを形成することに応じた接続時サーバ負荷SL1が、処理時間軸t上のt及びtのように第3の接続時間CT3(45秒間)毎に発生する。すなわち、第3の比較例の場合の配信サーバ23には、接続単位時間UT×6の時間あたりに2回の割合で接続時サーバ負荷SL1が発生する。
またこの第3の比較例の場合のネットワーク24には、図8(C)に模式的に示すように、接続単位時間UT時間あたりに9個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに対して3個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」及び「t−t間」のそれぞれにおいて発生する。一方で、この第3の比較例の場合のネットワーク24には、処理時間軸t上の「t−t間」及び「t以降」のそれぞれにおいてネットワーク負荷NLが発生しない。すなわち、第3の比較例の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT×6の時間の全体として見ると、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが接続単位時間UTあたりに3個分配信単位データUDを取得する分のネットワーク負荷NLが、第3の接続時間CT3(45秒間)毎に間欠的に発生しており、負荷が偏っている分だけ帯域を無駄に使用している。
(1−7−4)第1の実施の形態における接続パターンの場合
ここで、上述した第1〜第3の比較例の場合と同様にして、第1の実施の形態の場合における通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが、接続パターンデータに示される複数の接続時間に基づいて配信サーバ23に接続したときの、配信サーバ23のサーバ負荷SLとネットワーク24のネットワーク負荷NLとを説明する。
まず、この第1の実施の形態において、管理サーバ22の制御部42は、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに対して、記憶部43に記憶している「15秒間−30秒間−45秒間」「15秒間−45秒間−30秒間」「30秒間−45秒間−15秒間」「30秒間−15秒間−45秒間」「45秒間−15秒間−30秒間」「45秒間−30秒間−15秒間」の6通りの接続パターンに応じた接続パターンデータのいずれかをランダムに読み出して送信している。
実際上、複数の通信端末21の数はユーザの数だけ存在するため、統計学的に見れば、複数の通信端末21の全体に対して6通りの接続パターンに応じた接続パターンデータがほぼ均等に送信されることになる。従ってこの第1の実施の形態では、話を判り易くするため、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに対して、6通りの接続パターンに応じた接続パターンデータの中からそれぞれ異なる接続パターンデータが送信された場合を仮定する。具体的には、通信端末21Aに対して「15秒間−30秒間−45秒間」の接続パターンでなる接続パターンデータが管理サーバ22から送信され、通信端末21Bに対して「30秒間−45秒間−15秒間」の接続パターンでなる接続パターンデータが管理サーバ22から送信され、通信端末21Cに対して「45秒間−15秒間−30秒間」の接続パターンでなる接続パターンデータが管理サーバ22から送信された場合を仮定し、その場合における配信サーバ23のサーバ負荷SLとネットワーク24のネットワーク負荷NLとについて図9を用いて説明する。
この第1の実施の形態の場合の通信端末21Aの制御部30は、図9(A)に示すように、接続パターンデータ(15秒間−30秒間−45秒間)に基づき、まず処理時間軸t上のtで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第1の接続時間CT1(15秒間)分の提示用データ(すなわち1個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Aから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データを配信単位データUD相当で1個分だけ読み出して、これを通信端末21Aに配信する。次いで通信端末21Aの制御部30は、接続パターンデータ(15秒間−30秒間−45秒間)に基づき、処理時間軸t上のtから第1の接続時間CT1(15秒間)が経過したtのタイミングで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第2の接続時間CT2(30秒間)分の提示用データ(すなわち2個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Aから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で2個分だけ読み出して、これを通信端末21Aに配信する。さらに通信端末21Aの制御部30は、接続パターンデータ(15秒間−30秒間−45秒間)に基づき、処理時間軸t上のtから第2の接続時間CT2(30秒間)が経過したtのタイミングで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第3の接続時間CT3(45秒間)分の提示用データ(すなわち3個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Aから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で3個分だけ読み出して、これを通信端末21Aに配信する。
また第1の実施の形態の場合の通信端末21Bの制御部30は、接続パターンデータ(30秒間−45秒間−15秒間)に基づき、まず処理時間軸t上のtで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第2の接続時間CT2(30秒間)分の提示用データ(すなわち2個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Bから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で2個分だけ読み出して、これを通信端末21Bに配信する。次いで通信端末21Bの制御部30は、接続パターンデータ(30秒間−45秒間−15秒間)に基づき、処理時間軸t上のtから第2の接続時間CT2(30秒間)が経過したtのタイミングで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第3の接続時間CT3(45秒間)分の提示用データ(すなわち3個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Bから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で3個分だけ読み出して、これを通信端末21Bに配信する。さらに通信端末21Bの制御部30は、接続パターンデータ(30秒間−45秒間−15秒間)に基づき、処理時間軸t上のtから第3の接続時間CT3(45秒間)が経過したtのタイミングで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第1の接続時間CT1(15秒間)分の提示用データ(すなわち1個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Bから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で1個分だけ読み出して、これを通信端末21Bに配信する。
さらに第1の実施の形態の場合の通信端末21Cの制御部30は、接続パターンデータ(45秒間−15秒間−30秒間)に基づき、まず処理時間軸t上のtで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第3の接続時間CT3(45秒間)分の提示用データ(すなわち3個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Cから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で3個分だけ読み出して、これを通信端末21Cに配信する。次いで通信端末21Cの制御部30は、接続パターンデータ(45秒間−15秒間−30秒間)に基づき、処理時間軸t上のtから第3の接続時間CT3(45秒間)が経過したtのタイミングで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第1の接続時間CT1(15秒間)分の提示用データ(すなわち1個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Cから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で1個分だけ読み出して、これを通信端末21Cに配信する。さらに通信端末21Cの制御部30は、接続パターンデータ(45秒間−15秒間−30秒間)に基づき、処理時間軸t上のtから第1の接続時間CT1(15秒間)が経過したtのタイミングで配信サーバ23に接続し、次に配信サーバ23に接続するまでの第2の接続時間CT2(30秒間)分の提示用データ(すなわち2個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に対して送信する。配信サーバ23の制御部52は、通信端末21Cから送信された提示データ要求信号に応じて、記憶部53に記憶する提示用データから、前回の接続で配信した配信単位データUDに続く部分を配信単位データUD相当で2個分だけ読み出して、これを通信端末21Cに配信する。
これにより、この第1の実施の形態の場合の配信サーバ23には、図9(B)に示すように、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23との間で同じタイミングでソケットを形成することに応じた接続時サーバ負荷SL1が、処理時間軸t上のtのように、6個分の接続単位時間UTに対して最初の1回しか発生せず、それ以外の部分では負荷が分散している。
またこの第1の実施の形態の場合のネットワーク24には、図9(C)に模式的に示すように、接続単位時間UT時間あたりに6個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれに対して2個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」において発生している。また、第1の実施の形態の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT時間あたりに2個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21A又は21Cに対して2個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」及び「t−t間」において発生している。さらに、第1の実施の形態の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT時間あたりに3個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21Bに対して3個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」において発生している。さらに第1の実施の形態の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT時間あたりに4個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21Aに対して3個分の配信単位データUDに相当する提示用データと、通信端末21Cに対して1個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」において発生している。さらに、第1の実施の形態の場合のネットワーク24には、接続単位時間UT時間あたりに1個分の配信単位データUD(すなわち、通信端末21Bに対して1個分の配信単位データUDに相当する提示用データ)を配信することに応じたネットワーク負荷NLが、処理時間軸t上の「t−t間」において発生している。すなわち、第1の実施の形態の場合のネットワーク24には、通信端末21B及び通信端末21Cが同時に接続する「t−t間」においては比較的高いネットワーク負荷NLが発生するものの、それ以外ではネットワーク負荷NLはある程度分散しており、また接続単位時間UT×6の時間の全体として見ると、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが接続単位時間UTあたりに2個分配信単位データUDを取得する分のネットワーク負荷NLが発生している計算になる。
(1−7−5)比較結果
次いで、図10を用いて、上述した第1〜第3の比較例の場合及び第1の実施の形態の場合のサーバ負荷SL及びネットワーク負荷NLに関連する5つの特性の傾向を比較する。これら5つの特性としては、「平均データ取得量」、「最短接続時間」、「最長接続時間」、「平均同時接続端末数」及び「接続時サーバ負荷発生回数」があり、各特性において1番目に良いものに「◎(2点)」、2番目に良いものに「○(1点)」、普通のものに「△(0点)」、悪いものに「×(−1点)」の評価(点)を与えて、第1〜第3の比較例の場合と第1の実施の形態の場合とでそれぞれ合計することにより比較する。
まず、平均データ取得量とは、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23に接続したときに取得する配信単位データUDの平均個数(すなわち提示用データの量)である。この平均データ取得量は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「1回/接続」、「2回/接続」、「3回/接続」及び「2回/接続」となり、量が多ければネットワーク24に負荷が増大し、量が少なければ結果として接続回数が増えて配信サーバ23の負荷が増大することにより、その評価は、「△(0点)」、「○(1点)」、「△(0点)」及び「○(1点)」となる。
また、最短接続時間とは、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23に接続してから次に接続するまでの時間の最短である。この最短接続時間は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「接続単位時間UT×1」、「接続単位時間UT×2」、「接続単位時間UT×3」及び「接続単位時間UT×1」となり、時間が短いほど情報を更新する機会を増やすことができることにより、その評価は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「◎(2点)」、「○(1点)」、「△(0点)」及び「◎(2点)」となる。
さらに、最長接続時間とは、通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cのそれぞれが配信サーバ23に接続してから次に接続するまでの時間の最長である。この最長接続時間は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「接続単位時間UT×1」、「接続単位時間UT×2」、「接続単位時間UT×3」及び「接続単位時間UT×3」となり、時間が長いほど情報を更新する機会を逃してしまう可能性が高くなることにより、その評価は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「◎(2点)」、「○(1点)」、「△(0点)」及び「△(0点)」となる。
さらに、平均同時接続端末数とは、接続単位時間UT×6で見たときに、接続単位時間UTあたりに、配信サーバ23に対して同時に接続する通信端末21A、通信端末21B及び通信端末21Cの数の平均である。この平均同時接続端末数は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「通信端末×3」、「通信端末×1.5」、「通信端末×1」及び「通信端末×1.5」となり、値が大きいほど結果として配信サーバ23に負荷をかけることにより、その評価は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「△(0点)」、「○(1点)」、「◎(2点)」及び「○(1点)」となる。
さらに、接続時サーバ負荷発生回数とは、接続単位時間UT×6あたりに、接続時サーバ負荷SL1が発生する回数である。この接続時サーバ負荷発生回数は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「6回」、「3回」、「2回」及び「1回」となり、回数が多いほど配信サーバ23に負荷をかけることにより、その評価は、第1〜第3の比較例の場合から第1の実施の形態の場合へと順に、「×(−2点)」、「△(0点)」、「○(1点)」及び「◎(2点)」となる。
そして、以上の5つの特性についての評価を合計点数として表すと、第1比較例の場合は「3点」、第2の比較例の場合は「4点」、第3の比較例の場合は「3点」及び第1の実施の形態の場合は「6点」となる。以下、これらの合計点数について簡単に説明する。
まず、第1〜第3の比較例の場合は、それぞれの特性の傾向がトレードオフの関係になっており、5つの特性の全体として「3点」、「4点」及び「3点」のように同程度である。ちなみに、第2の比較例の場合は、第1の比較例の場合と第3の比較例の場合との平均であるため、これら第1の比較例や第3の比較例の場合に比して各特性のバランスが良い分だけ、5つの特性の全体の評価結果としての合計点数は、第1の比較例や第3の比較例の場合よりわずかに高い「4点」となっている。そして、第1〜第3の比較例の場合においては、同じ接続時間でなる第1の接続時間CT1(15秒間)、第2の接続時間CT2(30秒間)又は第3の接続時間CT3(45秒間)のいずれかだけに応じて、複数の通信端末21の全てが配信サーバ23に対して繰り返し接続するため、程度の差はあるものの、接続時サーバ負荷LS1の発生回数が多くなることは回避できないし、また、接続時サーバ負荷LS1の発生回数を減らすために接続時間を長く設定すると、通信端末21の表示部36に表示する情報を更新する頻度が低下するという問題が発生する。
これに対し、第1の実施の形態の場合では、第1の接続時間CT1(15秒間)、第2の接続時間CT2(30秒間)及び第3の接続時間CT3(45秒間)が順列に組み合わされた接続パターンデータに基づいたタイミングで複数の通信端末21のそれぞれと配信サーバ23とを接続していることにより、第1〜第3の比較例の場合の良いとこを抽出した結果、5つの特性の全体の評価結果としての合計点数は最も高い「6点」となっている。そして第1の実施の形態の場合においては、異なる接続時間が順列に組み合わされたパターンデータに基づいて複数の通信端末21のそれぞれと配信サーバ23とを順次接続していることにより、複数の通信端末21のそれぞれが同じ接続時間のみに応じて配信サーバ23に繰り返して接続しない分だけ、上述した第1〜第3の比較例の場合に比べて接続時サーバ負荷LS1の発生回数は少なくできると共に、通信端末21の表示部36に表示する情報を更新する頻度を全体として極端に低下させてしまうといったことを防止できる。
すなわち、第1の実施の形態の場合において通信システム20は、接続パターンデータに基づいて通信端末21と配信サーバ23とを接続することにより、同じ接続時間で通信端末21と配信サーバ23とを接続する上述の第1〜第3の比較例の場合では得られないような良い特性を全体として得ることができる。また通信システム20は、接続パターンデータに基づいて通信端末21と配信サーバ23とを接続することにより、通信端末21の表示部36に表示する情報を更新する頻度を全体として極端に低下させることなく、接続時サーバ負荷LS1の発生回数を低減できるという、上述の第1〜第3の比較例の場合のように同じ接続時間で通信端末21と配信サーバ23とを接続することでは得られない効果を得ることができる。
これにより、第1の実施の形態において通信システム20は、管理サーバ22の記憶部43に対して、次回以降に配信サーバ23に接続するタイミングを示す接続パターンデータを予め複数記憶しておき、複数の通信端末21のそれぞれからの要求に応じて管理サーバ22の記憶部43に記憶する複数の接続パターンデータの中から接続パターンデータをランダムに選択して複数の通信端末21のそれぞれに送信し、かかる接続パターンデータに基づいて通信端末21のそれぞれが配信サーバ23に順次接続するという簡易な処理を行うだけで、複数の通信端末21のそれぞれが同じ時間に集中して配信サーバ23に接続することを極力回避することができるという、同じ接続時間で通信端末21と配信サーバ23とを接続する上述の第1〜第3の比較例の場合では得られないような作用を得ることができ、その結果として、簡易な処理で配信サーバ23のサーバ負荷SLを低減することができる。
また第1の実施の形態において通信システム20は、通信端末21において、接続パターンデータに基づいた量の提示用データを配信サーバ23に要求し、配信サーバ23において、通信端末21からの要求に応じた量の提示用データを送信するという簡易な処理を行うだけで、通信端末21の表示部36に情報を表示するだけの量の提示用データを配信サーバ23からそれぞれの通信端末21に配信することができ、膨大な量の提示用データを一度に配信してネットワーク24の負荷を不必要に増加させたり、通信端末21の一時記憶部37のオーバーフローを起こさせるといったことを回避することができて、結果として、簡易な処理で提示用データの配信に関する処理の負荷を低減することができる。
(1−8)データ取得処理手順
ここで、上述した通信システム20における、通信端末21と管理サーバ22並びに配信サーバ23との間で行われる提示用データの取得に関する処理の手順(以下、これをデータ取得処理手順と呼ぶ)について、図11に示すシーケンスチャートに沿って詳しく説明する。通信端末21の制御部30は、操作部31へのユーザの操作により主電源が入れられて通信端末21自体の立ち上げが完了すると、ステップSP1において管理サーバ22に接続して初期設定要求信号を送信し、次のステップSP2に移る。
ステップSP2において管理サーバ22の制御部42は、初期設定要求信号に応じて、記憶部43に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出し、次のステップSP3に移る。
ステップSP3において管理サーバ22の制御部42は、記憶部43から読み出した接続パターンデータと配信サーバ23のアドレスとから初期設定情報を生成し、これを通信端末21に送信して、次のステップSP4に移る。
ステップSP4において通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに示される接続のタイミングに応じて、初期設定情報に示されるアドレスの配信サーバ23に対して接続して提示用データ要求信号を送信し、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において配信サーバ23の制御部52は、提示用データ要求信号に応じた量の提示用データを記憶部53から読み出して通信端末21に配信し、次のステップSP6に移る。
ステップSP6において通信端末21の制御部30は、配信サーバ23から配信される提示用データを一時記憶部37を介して表示部36に送信してこの提示用データに基づいた情報を表示部36に表示すると共に、配信サーバ23からの提示用データの送信が終了すると、この配信サーバ23との接続を切断し、次のステップSP7に移る。
ステップSP7において通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに、次回以降に配信サーバ23に接続するタイミングが示されているか否かを判別し、このステップSP7で否定結果が得られるまで、上述したステップSP4乃至ステップSP7を繰り返す。
このようなデータ取得処理手順により、通信システム20において通信端末21と配信サーバ23とは、接続パターンデータに基づくタイミングで、提示用データの要求と配信とを繰り返すようになされている。
(1−9)接続パターンデータの再取得
さらに、通信システム20における通信端末21と配信サーバ23との間では、接続パターンデータの再取得を行えるようになされている。
この場合、配信サーバ23の制御部52は、記憶部53に対し、管理サーバ22の制御部42に記憶する複数の接続パターンデータと同じ複数の接続パターンデータを予め記憶している。
そして通信端末21の制御部30は、管理サーバ22から取得した接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングの中の最後のタイミングで配信サーバ23に接続したとき、提示用データ要求信号の代わりに、新たな接続パターンデータを要求する信号(以下、これをパターンデータ要求信号と呼ぶ)を通信部33を介して配信サーバ23に送信する。
配信サーバ23の制御部52は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信されるパターンデータ要求信号を通信部51で受信すると、パターン選択部54を制御することにより、記憶部53に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出して、これを通信端末21に送信する。
通信端末21の制御部30は、配信サーバ23から送信される接続パターンデータを通信部33で受信し、この接続パターンデータに応じた提示用データ要求信号を生成して配信サーバ23に送信する。
このようにして通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングの中の最後のタイミングで配信サーバ23に接続したときに、パターンデータ要求信号を送信することで、管理サーバ22との間で新たな接続を確立する手間をかけることなく、現時点で接続している配信サーバ23から新たな接続パターンデータを取得することができる。
(1−10)パターン再取得処理手順
ここで、上述した通信システム20における、通信端末21と配信サーバ23との間で行われる接続パターンデータの再取得の処理の手順(以下、これをパターン再取得処理手順と呼ぶ)について、図12に示すシーケンスチャートに沿って詳しく説明する。通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングの中の最後のタイミングで配信サーバ23に接続したとき、ステップSP11においてパターンデータ要求信号を配信サーバ23に送信し、次のステップSP12に移る。
ステップSP12において配信サーバ23の制御部52は、複数の通信端末21のそれぞれから送信されるパターンデータ要求信号を通信部51で受信すると、記憶部53に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出して、これを通信端末21に送信する。
このようにして通信端末21の制御部30は、接続パターンデータを配信サーバ23から再取得することができる。
(1−11)緊急情報の提示
さらに、通信システム20における通信端末21と配信サーバ23との間では、提示用データに含まれる緊急情報を、通信端末21の表示部36に優先的に表示させるようになされている。
この場合、配信サーバ23の制御部52は、新たに得る情報に基づいて、記憶部53に記憶する提示用データを逐次更新するときに、かかる新たな情報の中に、例えば既に送った提示用データの訂正情報や臨時ニュースといった緊急情報が含まれていた場合には、提示用データのうち、この緊急情報が含まれている部分に対して識別タグを付加している。
そして配信サーバ23の制御部52は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信される提示用データ要求信号を通信部51で受信すると、記憶部53に記憶する例えばストリーミング形式の提示用データから、この受信した提示用データ要求信号に応じた量の提示用データを読み出して、これを通信端末21に配信する。
複数の通信端末21のそれぞれの制御部30は、配信サーバ23から配信される提示用データを通信部33で受信し、一時記憶部37を介して当該提示用データに基づいた情報を表示部36に表示する。このとき制御部30は、配信サーバ23から配信された提示用データに識別タグが付加されている場合には、提示用データの中でこの識別タグが付加されている部分の情報を優先的に表示部36に表示させることで、緊急情報をいち早くユーザに提示することができる。
(1−12)接続パターンデータの変更
さらに、通信システム20における通信端末21と管理サーバ22並びに配信サーバ23との間では、接続パターンデータの種類を変更することもできるようにもなされている。
この場合の異なる種類の接続パターンデータとは、接続単位時間UTとして「15秒間」が設定されて所定の自然数として例えば「3」が設定された上述の接続パターンデータ(以下、これを特に第1の接続パターンデータとも呼ぶ)に対して、例えば、接続単位時間として例えば「15秒間」が設定されて所定の自然数として例えば「4」が設定された接続パターンデータ(以下、これを特に第2の接続パターンデータとも呼ぶ)のことである。具体的に言えば、この第2の接続パターンデータは、接続単位時間UT「15秒間」に対して、「4」以下の自然数である「1」「2」「3」「4」をそれぞれ乗算して算出される4つの長さの接続時間が順列に組み合わされることで次回以降(この場合4回まで)に通信端末21に接続するタイミングを示す「15秒間−30秒間−45秒間−60秒間」のような複数(この場合24通り)の接続パターンデータのことであり、実際上、接続単位時間UTや所定の自然数が異なる多くの異なる種類が存在する。以下、接続単位時間UTとして「15秒間」、所定の自然数として「4」が設定された第2の接続パターンデータの場合について話を進める。
この場合、管理サーバ22の制御部42は、記憶部43に対し、第1の接続パターンデータとは別に、これら第2の接続パターンデータを予め複数記憶している。ちなみに、この配信サーバ23の記憶部53にも第2の接続パターンデータが予め複数記憶されており、後に複数の通信端末21のそれぞれがこの配信サーバ23から接続パターンデータを再取得できるようになされている。
配信サーバ23の制御部52は、例えば接続パターンデータの種類を変更したいユーザ(この場合、管理者など)からの操作入力に従い、現時点で通信端末21との接続に使用している第1の接続パターンデータとは別の種類の第2の接続パターンデータの使用を要求する信号(以下、これをパターン変更要求信号と呼ぶ)を生成する。そして制御部52は、複数の通信端末21のそれぞれが次に接続してきたとき、提示用データの配信と共にこのパターン変更要求信号をそれぞれの通信端末21に送信する。
通信端末21の制御部30は、配信サーバ23から送信されたパターン変更要求信号をそのまま管理サーバ22に送信する。
管理サーバ22の制御部42は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信されるパターン変更要求信号を通信部41で受信すると、この受信したパターン変更要求信号に応じてパターン選択部44を制御することにより、記憶部43に記憶する複数の第2の接続パターンデータの中から1つの第2の接続パターンデータをランダムに選択して読み出す。そして制御部42は、接続パターンデータの種類を変更する通知する信号(以下、これをパターン変更通知信号と呼ぶ)を生成し、これを記憶部43から読み出した第2の接続パターンデータと共に通信端末21に送信する。
そして通信端末21の制御部30は、管理サーバ22からのパターン変更通知に応じて、次に用いる接続パターンデータを第1の接続パターンから第2の接続パターンデータに切り換える。
このようにして通信システム20において通信端末21と管理サーバ22並びに配信サーバ23とは、接続パターンデータの種類を変更したいユーザからの操作入力に応じて、使用する接続パターンデータの種類を変更するようになされている。
(1−13)パターン変更処理手順
ここで、上述した通信システム20における、通信端末21と管理サーバ22並びに配信サーバ23との間で行われる接続パターンデータの変更に関する処理の手順(以下、これをパターン変更処理手順と呼ぶ)について、図13に示すシーケンスチャートに沿って詳しく説明する。配信サーバ23の制御部52は、例えば接続パターンデータの種類を変更したいユーザからの命令が入力されると、ステップSP21において複数の通信端末21のそれぞれが次に接続してきたときに、提示用データと共に変更要求信号をそれぞれの通信端末21に配信し、次のステップSP22に移る。
ステップSP22において通信端末21の制御部30は、配信サーバ23からの配信されたパターン変更要求信号をそのまま管理サーバ22に送信し、次のステップSP23に移る。
ステップSP23において管理サーバ22の制御部42は、パターン変更要求信号に応じて記憶部43に記憶する複数の第2の接続パターンデータの中から1つの第2の接続パターンデータをランダムに選択して読み出し、次のステップSP24に移る。
ステップSP24において管理サーバ22の制御部42は、記憶部43から読み出した第2の接続パターンデータをパターン変更通知信号と共に通信端末21に送信して、次のステップSP25に移る。
ステップSP25において通信端末21の制御部30は管理サーバ22からのパターン変更通知に応じて、次に用いる接続パターンデータを第1の接続パターンから第2の接続パターンデータに切り換える。
このようなパターン変更処理手順により、通信システム20において通信端末21と配信サーバ23とは、使用する接続パターンデータの種類を変更するようになされている。
(1−14)第1の実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、管理サーバ22の制御部42は、複数の通信端末21のそれぞれから送信される初期設定要求信号を受け取ると、記憶部43に予め記憶しておいて複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出し、これを配信サーバ23のアドレスとともに初期設定情報としてそれぞれの通信端末21に送信する。また複数の通信端末21のそれぞれの制御部30は、初期設定情報として管理サーバ22から取得した接続パターンデータに示される、次回以降に配信サーバ23に接続するタイミングでこの配信サーバ23に接続するようにした。
従って通信システム20は、管理サーバ22において、通信端末21からの要求に応じて記憶部43から接続パターンデータをランダムに選択して通信端末21に送信し、通信端末21において、接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングに応じて配信サーバ23に順次接続するという簡易な処理を行うだけで、ユーザに提示する情報を得るために複数の通信端末21のそれぞれが同じ時間に集中して配信サーバ23に接続してしまうことを極力回避することができ、結果として、簡易な処理で配信サーバ23のサーバ負荷SLを低減することができる。
また複数の通信端末21のそれぞれの制御部30は、接続パターンデータに示されるタイミングで配信サーバ23に接続したとき、この接続パターンデータに示される次に接続するまでの接続時間に応じた量の提示用データを要求する提示用データ要求信号を配信サーバ23に送信する。そして配信サーバ23の制御部52は、複数の通信端末21のそれぞれから送信される提示用データ要求信号に応じた量の提示用データを記憶部53から読み出して通信端末21に送信するようにした。
従って通信システム20は、通信端末21において、接続パターンデータに基づいた量の提示用データを配信サーバ23に要求し、配信サーバ23において、通信端末21からの要求に応じた量の提示用データを送信するという簡易な処理を行うだけで、通信端末21の表示部36に情報を表示するだけの量の提示用データを配信サーバ23からそれぞれの通信端末21に配信することができ、膨大な量の提示用データを一度に配信してネットワーク24の負荷を不必要に増加させたり、通信端末21の一時記憶部37のオーバーフローを起こさせるといったことを回避することができて、結果として、簡易な処理で提示用データの配信に関する処理の負荷を低減することができる。
以上の構成によれば、通信システム20は、管理サーバ22の記憶部43に対して、次回以降に配信サーバ23に接続するタイミングを示す接続パターンデータを予め複数記憶しておき、複数の通信端末21のそれぞれからの要求に応じて管理サーバ22の記憶部43に記憶する複数の接続パターンデータの中から接続パターンデータをランダムに選択して複数の通信端末21のそれぞれに送信し、かかる接続パターンデータに基づいて通信端末21のそれぞれが配信サーバ23に順次接続するという簡易な処理を行うだけで、複数の通信端末21のそれぞれが同じ時間に集中して配信サーバ23に接続することを極力回避することができ、結果として、簡易な処理で通信に関する処理の負荷を低減することができる。
(1−15)第1の実施の形態に対する他の実施の形態
なお上述した第1の実施の形態においては、記憶部43や記憶部53に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して通信端末21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶部43や記憶部53に記憶する複数の接続パターンデータを順に読み出すようにして、複数の通信端末21のそれぞれが接続する順に送信するようにしても良い。また、記憶部43や記憶部53から選択する接続パターンデータの数は複数であっても良く、その場合、通信端末21に対して複数の接続パターンデータをまとめて送信しても良い。
また上述した第1の実施の形態においては、接続単位時間として「15秒間」、所定の自然数として「3」が設定され、それに応じて生成された複数の接続時間が順列に組み合わされることで形成された複数の接続パターンデータを予め記憶しておくようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、最終的に生成される接続パターンデータが、複数の接続時間により形成されて予め記憶されているのであれば、接続単位時間や所定の自然数は特に限定しないし、複数の接続時間をランダムに並べるようにしても良く、接続パターンデータを形成する方法や過程は特に限定しない。
さらに上述した第1の実施の形態においては、接続パターンデータは、複数の接続時間が組み合わされているようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、接続パターンデータは、複数の接続時間のうちの1つの接続時間を保持するようにしても良い。その場合、通信端末21が配信サーバ23に接続する毎に接続パターンデータを再取得するようにすれば、上述と同様の効果を得ることができる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、接続パターンデータは、記憶部43及び記憶部53に予め記憶しておくようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶部43及び記憶部53に複数の接続時間を記憶しておいて、通信端末21からパターンデータ要求信号が来たときに接続パターンデータを生成するようにしても良いし、接続時間を生成するようにしても良く、例えば、サーバ負荷SLやネットワーク負荷NLの監視結果に基づいて、管理サーバ22や配信サーバ23で任意に生成したり変更したりできるものとする。
さらに上述した実施の形態においては、管理サーバ22及び配信サーバ23には、同型でなる複数の通信端末21が接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、異なる種類の通信端末21や異なるバージョンの通信端末21等、同型でない複数の通信端末21が管理サーバ22や配信サーバ23に接続するようにしても良い。この場合、同型でない複数の通信端末21のそれぞれの通信端末21の一時記憶部37の容量を配信サーバ23や管理サーバ22で管理するようにして、同型でない複数の通信端末21の中の、どの通信端末21の一時記憶部37に対してもオーバーフローを起こさせないような接続パターンデータを予め記憶しておいたり生成したりすれば良く、新たな種類やバージョンの通信端末21が接続される場合には、かかる通信端末21の一時記憶部37の容量を確認して、使用する接続パターンデータを変更するようにすれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、最初に管理サーバ22から接続パターンデータを取得し、次回以降は配信サーバ23から接続パターンデータを取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、管理サーバ22からは配信サーバ23のアドレスだけを取得するようにして、配信サーバ23だけから接続パターンデータを取得するようにしても良いし、管理サーバ22だけから接続パターンデータを取得するようにしても良い。その場合、管理サーバ22と配信サーバ23とのいずれか一方に、複数の接続パターンデータを予め記憶させておけば良く、通信システム20を、全体としてより簡易に構成することができる。
さらに、上述した第1の実施の形態においては、提示用データの緊急情報が含まれている部分にタグを付加し、通信端末21において、提示用データのタグが付加されている部分を優先的に表示部36に表示してユーザに提示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、提示用データに緊急情報が含まれていることとその位置を通知する緊急通知信号を管理サーバ22から通信端末21に送信するようにしても良い。また、災害等が発生した場合には、緊急情報が頻繁に配信されることを考慮し、短い接続時間(例えば15秒間)だけで形成された緊急時用の接続パターンデータ(以下、これを緊急時用パターンデータと呼ぶ)を通信端末21、管理サーバ22及び配信サーバ23の少なくとも1つに予め記憶しておくようにして、提示用データに緊急情報が含まれていた場合には、この緊急時用パターンデータに基づいて通信端末21と配信サーバ23と接続するようにしても良い。これにより通信システム20は、通信端末21の一時記憶部37に一時記憶する提示用データを極力早く更新することができ、結果としてユーザに緊急情報を迅速に提示することができる。
さらに上述した実施の形態においては、複数の通信端末21のそれぞれが1つの配信サーバ23に接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、配信サーバ23は複数あっても良い。その場合、管理サーバ22の制御部42に複数の配信サーバ23のアドレスを記憶するようにして、通信端末21が初期設定を要求してきたときに、現時点で接続している通信端末21が少ない(すなわち、サーバ負荷SLが低い)配信サーバ23のアドレスを選択して通信端末21に送信するようにすれば、複数の管理サーバ22の中の特定の管理サーバ22に接続が集中するといったことを回避でき、結果として、特定の配信サーバ23のサーバ負荷SLを不必要に増加させるといったことを回避できる。
さらに、上述した第1の実施の形態においては、接続パターンデータに基づいて通信端末21が配信サーバ23に接続して提示用データを取得したときに、通信端末21が管理サーバ22との接続を切断するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、通信端末21と配信サーバ23との接続を切断するのは配信サーバ23側からでも良い。
さらに、上述した第1の実施の形態においては、XML形式やストリーミング形式の提示用データを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、最終的に通信端末21の表示部36に表示してユーザに提示できるのであれば、提示用データはテキスト形式等で記述されていても良いし、画像データ、動画データ等であっても良い。また、提示用データは、音声データであっても良く、その場合は、通信端末21の出力部35から音声データに基づいた音声を出力すれば良い。
さらに、上述した第1の実施の形態においては、管理サーバ22において、接続パターンデータの種類を変更したいユーザ(この場合、管理者など)からの操作入力に従い、接続パターンデータの種類を変更する処理を開始するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、管理サーバ22や通信端末21において、接続パターンデータの種類を変更したいユーザ(この場合、管理者など)からの操作入力に従い、接続パターンデータの種類を変更する処理を開始するようにしても良い。また、配信サーバ23において制御部52が、自身に接続する複数の通信端末21の数に起因するサーバ負荷SLや、通信端末21の接続数や利用時間帯に起因するネットワーク24のネットワーク負荷NLを常時監視するようにして、これらサーバ負荷SLやネットワーク24のネットワーク負荷NLの増減が、それぞれに予め設定された所定の閾値を越えた場合には、接続パターンデータの種類を変更するようにしても良い。
(2)第2の実施の形態
第2の実施の形態の場合、図14に示すように、通信システム20のうちの複数の通信端末21の構成は上述の第1の実施の形態と同様であり、第1の実施の形態における管理サーバ22と配信サーバ23との両方の機能を有する1つのサーバ60が、かかる管理サーバ22と配信サーバ23との代わりに通信システム20に設けられている点において第1の実施の形態とは相違する。また、第2の実施の形態の場合、複数の通信端末21のそれぞれが、接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングの中の最後のタイミングでサーバ60に接続したときに、現時点で使用している接続パターンデータの種類を示す信号(以下、これを使用パターン通知信号と呼ぶ)をサーバ60に送信する点においても第1の実施の形態の場合と相違する。
(2−1)第2の実施の形態のサーバの構成
ここで図15を用いて、サーバ60の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成を説明する。サーバ60は、通信部61によりネットワーク24を介して複数の通信端末21のそれぞれと接続して通信し得るようになされ、制御部62が、記憶部63から読み出したプログラムを図示しないメモリに展開して実行することにより、バス65を介して全体を統括的に制御して各種処理を実行するようになされている。
このサーバ60の制御部62は、記憶部63に対し、通信端末21が次回以降にどのようなサーバ60に接続するかについての接続パターンデータを予め複数記憶している。また制御部62は、新曲や最近の流行の曲、お勧めの曲、話題のアーティスト、ニュース、天気予報等の情報に基づいて、通信端末21の表示部36に表示してユーザに提示するための、XML形式やストリーミング形式でなる提示用データを生成して記憶部63に予め記憶すると共に、新しい情報を得る毎に、記憶部63に記憶した提示用データを逐次更新するようになされている。
この第2の実施の形態において、通信端末21の制御部30は、操作部31へのユーザの操作により主電源が入れられて通信端末21自体の立ち上げが完了すると、通信部33を介してネットワーク24に接続されているか否かを確認する。また制御部30は、通信端末21がネットワーク24に接続されていることを確認すると、内部のメモリ(図示せず)あるいは記憶部32に予め記憶しているアドレスに応じ、通信部33を介してネットワーク24上のサーバ60に接続する。そして制御部30は、接続パターンデータを要求する信号(以下、これを第1のパターンデータ要求信号と呼ぶ)を送信する。
そしてサーバ60の制御部62は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信される第1のパターンデータ要求信号を通信部61で受信すると、この受信した第1のパターンデータ要求信号に応じてパターン選択部64を制御することにより、記憶部63に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出して、これを通信端末21に送信する。
通信端末21は、管理サーバ22から接続パターンデータを取得すると、この接続パターンデータに示される接続のタイミングで、サーバ60に接続する。そして通信端末21は、接続パターンデータに示される次に接続するまでの接続時間に応じた量の提示用データを要求する提示用データ要求信号を通信部33を介してサーバ60に送信する。
サーバ60の制御部62は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信される提示用データ要求信号を通信部61で受信すると、記憶部63に記憶する提示用データから、この受信した提示用データ要求信号に応じた量の提示用データを読み出して、これを通信端末21に配信する。
このようにして第2の実施の形態において、通信システム20の複数の通信端末21は、接続パターンデータに応じてサーバ60に接続して提示用データを取得することがでる。
複数の通信端末21のそれぞれの制御部30は、サーバ60から送信される提示用データを通信部33で受信し、一時記憶部37に一度キャッシュした後に順次読み出して、当該提示用データに基づいた情報を表示部36に表示する。また制御部30は、サーバ60からの提示用データの送信が終了すると、通信部33を制御してサーバ60との接続を切断する。そして制御部30は、接続パターンデータに次回以降の接続のタイミングが示されている間は、サーバ60へ接続して提示用データを取得することを繰り返す。
(2−2)データ取得処理手順
ここで、上述した第2の実施の形態の通信システム20における、通信端末21とサーバ60との間で行われる提示用データの取得に関する処理の手順(以下、これをデータ取得処理手順と呼ぶ)について、図16に示すシーケンスチャートに沿って詳しく説明する。通信端末21の制御部30は、操作部31へのユーザの操作により主電源が入れられて通信端末21自体の立ち上げが完了すると、ステップSP31においてサーバ60に接続して第1のパターンデータ要求信号を送信し、次のステップSP32に移る。
ステップSP32においてサーバ60の制御部62は、第1のパターンデータ要求信号に応じて、記憶部63に記憶する複数の接続パターンデータの中から1つの接続パターンデータをランダムに選択して通信端末21に送信し、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに示される接続のタイミングに応じて、サーバ60に接続して提示用データ要求信号を送信し、次のステップSP34に移る。
ステップSP34においてサーバ60の制御部62は、提示用データ要求信号に応じた量の提示用データを記憶部63から読み出して通信端末21に配信し、次のステップSP35に移る。
ステップSP35において通信端末21の制御部30は、サーバ60から配信される提示用データを一時記憶部37を介して表示部36に送信してこの提示用データに基づいた情報を表示部36に表示すると共に、サーバ60からの提示用データの送信が終了すると、このサーバ60との接続を切断し、次のステップSP36に移る。
ステップSP36において通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに、次回以降にサーバ60に接続するタイミングが示されているか否かを判別し、このステップSP36で否定結果が得られるまで、上述したステップSP33乃至ステップSP36を繰り返す。
このようなデータ取得処理手順により、通信システム20において通信端末21とサーバ60とは、接続パターンデータに基づくタイミングで、提示用データの要求と配信とを繰り返すようになされている。
(2−3)接続パターンデータの再取得
次いで、通信端末21の制御部30は、サーバ60から取得した接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングの中の最後のタイミングで60に接続したとき、提示用データ要求信号の代わりに、新たな接続パターンデータを要求する信号(以下、これを第2のパターンデータ要求信号と呼ぶ)を通信部33を介してサーバ60に送信する。このとき制御部30は、現時点で使用している接続パターンデータの種類を示す使用パターン通知信号もサーバ60に送信する。
サーバ60の制御部62は、ネットワーク24を介して接続する複数の通信端末21のそれぞれから送信される第2のパターンデータ要求信号と使用パターン通知信号を通信部61で受信すると、パターン選択部64を制御することにより、記憶部63に記憶する複数の接続パターンデータの中から、使用パターン通知信号に示される接続パターンデータを除く1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出して、これを通信端末21に送信する。
通信端末21の制御部30は、サーバ60から送信される接続パターンデータを通信部61受信し、この接続パターンデータに応じた提示用データ要求信号を生成してサーバ60に送信する。
このようにして第2の実施の形態において通信端末21の制御部30は、サーバ60から接続パターンデータを再取得するときに、1つ前に使用していた接続パターンデータとは別の接続パターンデータを必ず取得するようになされている。すなわち、第2の実施の形態において通信システム20は、例えば、長い接続時間が偏って含まれている接続パターンデータを取得した通信端末21が、偶然にも、この長い接続時間が偏って含まれている接続パターンデータを連続して取得してしまうことに起因して、新しい提示用データを取得する機会が長い時間にわたって遅れがちになり、結果として、ユーザに提示する情報の更新が長い時間にわたって遅れがちになるといったことを回避することができる。
(2−4)パターン再取得処理手順
ここで、上述した通信システム20における、通信端末21とサーバ60との間で行われる接続パターンデータの再取得の処理の手順(以下、これをパターン再取得処理手順と呼ぶ)について、図17に示すシーケンスチャートに沿って詳しく説明する。通信端末21の制御部30は、接続パターンデータに示される次回以降の接続のタイミングの中の最後のタイミングでサーバ60に接続したとき、ステップSP41において、パターンデータ要求信号と使用パターン通知信号とをサーバ60に送信し、次のステップSP42に移る。
ステップSP42においてサーバ60の制御部62は、複数の通信端末21のそれぞれから送信されるパターンデータ要求信号と使用パターン通知信号とを通信部61で受信すると、記憶部63に記憶する複数の接続パターンデータの中から、使用パターン通知信号に示される接続パターンデータを除く1つの接続パターンデータをランダムに選択して読み出して、これを通信端末21に送信する。
このようにして通信端末21の制御部30は、接続パターンデータをサーバ60から再取得することができる。
(2−5)第2の実施の形態の動作及び効果
以上の構成において、通信システム20の複数の通信端末21は、第1の実施の形態の管理サーバ22と配信サーバ23との機能を合わせ持つサーバ60とだけ接続することで、接続パターンデータを取得する処理、提示用データを取得する処理、及び接続パターンデータを再取得する処理のそれぞれを行うようにした。
従って通信システム20は、管理用のサーバと提示用データの配信用のサーバとが別に存在する場合に比して、通信システム20の全体として構成が単純な分だけ、各通信端末21において、接続パターンデータを取得する処理、提示用データを取得する処理、及び接続パターンデータを再取得する処理等を簡易に行うことができる。
(2−6)第2の実施の形態に対する他の実施の形態
上述した第2の実施の形態においては、通信端末21からサーバ60に対して使用パターン通知信号を送付することで、1つ前に使用していた接続パターンデータとは別の接続パターンデータを通信端末21に配信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サーバ60側で各通信端末21に送信した接続パターンデータを管理するようにしても良く、その場合も、1つ前に使用していた接続パターンデータとは別の接続パターンデータを通信端末21に配信することができる。またその場合、各通信端末21に配信する接続パターンデータを複数の通信端末21の全体で管理するようにすれば、サーバ60に接続する複数の通信端末21に対して、複数の接続パターンを均等に配信することができ、同一の接続パターンデータが複数の通信端末21に対して偏って送信されることに起因してサーバ負荷SLやネットワーク負荷NLが無駄に発生するといったことを回避することができる。
(3)第3の実施の形態
(3−1)第3実施の形態の概要
次いで、図18を用いて第3の実施の形態による通信システム100を示す。かかる通信システム100は、本発明を適用した同型でなる複数の通信端末101とサーバ102とを、インターネット等でなるネットワーク103を介して接続して通信し得るようになされている。
(3−2)第3の実施の形態の通信端末
この通信システム100の通信端末101は、中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit )70と各ハードウェアとがバス71を介して接続され、当該中央処理ユニット70がROM(Read Only Memory)72又はハードディスクドライブ73から読み出したデータ記録プログラム等の各種プログラムをRAM(Random Access Memory)74で展開して実行することにより全体を統括制御すると共に、各種処理を実行するようになされている。
中央処理ユニット70は、例えば通信端末101の筐体等に設けられた操作キー75を介して、CD(Compact Disk)等のメディアに記録された音楽データを録音するための操作命令が入力されると、通信端末101の図示しないドライブに装填されたメディアから音楽データを読み出すと共に、当該読み出した音楽データをハードディスクドライブ73に送出して記憶する。さらに中央処理ユニット70は、ユーザにより操作キー75を介して、所望の音楽データを配信要求するための操作命令が入力されると、まず通信部79を介してネットワーク103上のサーバ102に接続し、所望の音楽データをダウンロード要求する。その結果、中央処理ユニット70は、サーバ102から返信される音楽データを、通信部79を介して受信すると、その音楽データをハードディスクドライブ73に送出して記憶する。このようにして中央処理ユニット70は、ハードディスクドライブ73に対し、多数の音楽データを記憶し得るようになされている。
そして通信端末101の中央処理ユニット70は、ユーザにより操作キー75を介してハードディスクドライブ73内の音楽データが指定され、かつ当該指定された音楽データを再生要求する操作命令が入力されると、これに応じてハードディスクドライブ73から、当該指定された音楽データを読み出す。また中央処理ユニット70は、そのハードディスクドライブ73から読み出した音楽データに対しデータ処理部77で所定の再生処理を施した後、スピーカ78に送出する、これにより中央処理ユニット70は、スピーカ78から、ハードディスクドライブ73に記憶していた音楽データに基づく音楽を出力してユーザに聴かせることができる。さらに中央処理ユニット70は、ユーザにより操作キー75を介してメディアから音楽データを再生するための操作命令が入力されると、通信端末101に装填されたメディアから音楽データを読み出してデータ処理部77を介してスピーカ78に送出する。これにより中央処理ユニット70は、スピーカ78から、メディアに記録された音楽データに基づく音楽を出力してユーザに聴かせることもできる。
さらに通信端末101の中央処理ユニット70は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データの取得、録音及び再生等)に応じた表示用データを生成して、表示制御部やディスプレイでなる表示部76に送出する。これにより中央処理ユニット70は、表示部76において表示用データに基づき、音楽データの取得、録音及び再生等に関する各種画面を表示して、ユーザに視認させることができる。
ところで通信システム100の通信端末101は、上述したように中央処理ユニット70がROM72又はハードディスクドライブ73に記憶された各種プログラムに従って各種処理を実行すると共に各ハードウェアを制御している。このため通信端末101では、図3について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の通信端末21の機能に応じて、ROM72又はハードディスクドライブ73に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、中央処理ユニット70を、上述の制御部30及びデータ処理部34(図3)と同様に機能させることができる。
また通信端末101では、操作キー75を、上述の操作部31(図3)と同様に機能させることができると共に、中央処理ユニット70及びハードディスクドライブ73を、上述の記憶部32(図3)と同様に機能させることができる。さらに通信端末101では、中央処理ユニット70及び通信部79を、上述の通信部33(図3)と同様に機能させることができると共に、中央処理ユニット70及び表示部71を、上述の表示部36(図3)と同様に機能させることができる。そしてROM72及びRAM74は、上述の一時記憶部37(図3)に対応する。またスピーカ78は、上述の出力部35(図3)に対応する。
従って通信端末101は、通信端末21の機能に応じて、ROM72又はハードディスクドライブ73に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、当該通信端末21と同様の上述した処理を実行することができる。
(3−3)第3の実施の形態のサーバ
また、この通信システム100のサーバ102は、通信部81によりネットワーク103を介して複数の通信端末101のそれぞれと接続して通信し得るようになされ、中央処理ユニット82が、ハードディスクドライブ83やROM84から読み出したプログラムをRAM85に展開して実行することにより、バス86を介して全体を統括的に制御して各種処理を実行するようになされている。
このサーバ102の中央処理ユニット82は、ハードディスクドライブ83に対し、通信端末101が次回以降にどのようにサーバ102に接続するかについての接続パターンデータを予め複数記憶している。また中央処理ユニット82は、新曲や最近の流行の曲、お勧めの曲、話題のアーティスト、ニュース、天気予報等の情報に基づいて、通信端末101の表示部76に表示してユーザに提示するための、XML形式やストリーミング形式でなる提示用データを生成してハードディスクドライブ83に予め記憶すると共に、新しい情報を得る毎に、このハードディスクドライブ83に記憶した提示用データを逐次更新するようになされている。
ところで通信システム100のサーバ102は、上述したように中央処理ユニット82がROM84又はハードディスクドライブ83に記憶された各種プログラムに従って各種処理を実行すると共に各ハードウェアを制御している。このためサーバ102では、図4及び図5について上述した機能回路ブロックによるハードウェア構成の管理サーバ22及び配信サーバ23の機能に応じて、ROM84又はハードディスクドライブ83に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、中央処理ユニット82を、上述の制御部42とパターン選択部44及び制御部52とパターン選択部54(図4及び図5)と同様に機能させることができる。
またサーバ102では、中央処理ユニット82及びハードディスクドライブ83を、上述の記憶部43及び記憶部53(図4及び図5)と同様に機能させることができる。さらにサーバ102では、中央処理ユニット82及び通信部81を、上述の通信部41及び通信部51(図4及び図5)と同様に機能させることができる。
従ってサーバ102は、管理サーバ22及び配信サーバ23の機能に応じて、ROM84又はハードディスクドライブ83に記憶させる各種プログラムを適宜選定することにより、当該管理サーバ22及び配信サーバ23と同様の上述した処理を実行することができる。
(3−4)第3の実施の形態に対する動作及び効果
このようにして第3の実施の形態の通信システム100において、通信端末101が、通信端末21と同様の上述した処理を実行すると共に、サーバ102が、上述した管理サーバ22及び配信サーバ23と同様の上述した処理を実行することにより、かくして上述した第1の実施の形態の通信システム20の場合と同様の効果を得ることができる。
(3−5)第3の実施の形態の場合の他の実施の形態
なお、上述した第3の実施の形態においては、本発明による通信システムを、図18について上述した通信端末101とサーバ102とがネットワーク103を介して接続する通信システム100に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型オーディオプレイヤとパーソナルコンピュータとが無線通信で接続する通信システム等のように、この他種々の通信システムに広く適用することができる。
また上述した第3の実施の形態においては、複数の通信端末のそれぞれと接続して通信する第1の通信部として、図18について上述した通信部81を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線で通信可能な通信部等のように、この他種々の第1の通信部を広く適用することができる。
さらに上述した第3の実施の形態においては、通信端末が、次回以降にサーバに接続するタイミングを示す複数の接続パターンを記憶する記憶部として、図18について上述したハードディスク83を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、不揮発性のフラッシュメモリや、図示しないドライブに装填された光記録ディスク媒体であってもよく、また、ハードディスクやフラッシュメモリでなる外部記憶媒体等であっても良く、この他種々の記憶部を広く適用することができる。
さらに上述した第3の実施の形態においては、記憶部に記憶した複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するパターン選択部として、図18について上述した中央処理ユニット82を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶部に記憶した複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するハードウェア構成のパターン選択回路等のように、この他種々のパターン選択部を広く適用することができる。
さらに上述した第3の実施の形態においては、第1の通信部により複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と通信したときに、パターン選択部により選択された接続パターンを、第1の通信部により通信している通信端末に送信するように当該第1の通信部を制御する第1の制御部として、図18について上述した中央処理ユニット82を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の通信部により複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と通信したときに、パターン選択部により選択された接続パターンを、第1の通信部により通信している通信端末に送信するように当該第1の通信部を制御するハードウェア構成の第1の制御回路等のように、この他種々の第1の制御部を広く適用することができる。
さらに上述した第3の実施の形態においては、サーバと接続して通信する第2の通信部として、図18について上述した通信部79を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線で通信可能な通信部等のように、この他種々の第2の通信部を広く適用することができる。
さらに上述した第3の実施の形態においては、第2の通信部により受信された接続パターンに示されるタイミングで、サーバと接続するように当該第2の通信部を制御する第2の制御部として、図18について上述した中央処理ユニット70を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第2の通信部により受信された接続パターンに示されるタイミングで、サーバと接続するように当該第2の通信部を制御するハードウェア構成の第2の制御回路等のように、この他種々の第2の制御部を広く適用することができる。
本発明は、サーバと複数の通信端末との間で通信する通信システムに利用することができる。
第1の実施の形態による通信システムの概要を示すブロック図である。 第1の実施の形態による通信システムの詳細構成を示す模式図である。 第1の実施の形態による通信端末の詳細構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による管理サーバの詳細構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による配信サーバの詳細構成を示すブロック図である。 第1の比較例の説明に供する略線図である。 第2の比較例の説明に供する略線図である。 第3の比較例の説明に供する略線図である。 第1の実施の形態の接続パターンデータの場合の説明に供する略線図である。 比較結果を示す一覧図である。 第1の実施の形態のデータ取得処理手順を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態のパターン再取得処理手順を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態のパターン変更処理手順を示すシーケンスチャートである 第2の実施の形態による通信システムの詳細構成を示す模式図である。 第2の実施の形態によるサーバの詳細構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態のデータ取得処理手順を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態のパターン再取得処理手順を示すシーケンスチャートである。 第3の実施の形態による通信システムの詳細構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、20、100……通信システム、2、21、101……通信端末、3、60、102……サーバ、4……第1の通信部、5、32、43、53、63……記憶部、6、44、54、64……パターン選択部、7……第1の制御部、8……第2の通信部、9……第2の通信部、22……管理サーバ、23……配信サーバ、30、42、52、62……制御部、33、41、51、61、79、81……通信部、CT2……第2の接続時間、CT2……第2の接続時間、CT3……第3の接続時間、UD……配信単位データ、UT……接続単位時間。

Claims (22)

  1. 複数の通信端末と、当該複数の通信端末と接続して通信可能なサーバとを有する通信システムにおいて、
    上記サーバは、
    上記複数の通信端末のそれぞれと接続して通信する第1の通信部と、
    上記通信端末が、次回以降に上記サーバに接続するタイミングを示す複数の接続パターンを記憶する記憶部と、
    上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するパターン選択部と、
    上記第1の通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と接続したときに、上記パターン選択部により選択された上記接続パターンを、上記第1の通信部により接続している上記通信端末に送信するように当該第1の通信部を制御する第1の制御部と
    を具え、
    上記通信端末は、
    上記サーバと接続して通信する第2の通信部と、
    上記第2の通信部により受信された上記接続パターンに示されるタイミングで、上記サーバと接続するように当該第2の通信部を制御する第2の制御部と
    を具えることを特徴とする通信システム。
  2. 上記サーバの上記第1の制御部は、
    上記接続パターンに示されるタイミングで上記第1の通信部を介して上記通信端末と接続したとき、上記接続パターンに示されるタイミングに基づく量の通信データを送信するように上記第1の通信部を制御し、
    上記通信端末の上記第2の通信部は、
    上記サーバから送信される上記通信データを受信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 上記通信端末は、
    上記第2の通信部を介して上記サーバから送信される上記通信データを一時記憶する一時記憶部
    を具え、
    上記サーバの上記第1の制御部は、
    上記通信端末の上記一時記憶部に一時記憶可能な上記通信データのデータ量に基づいて、上記記憶部に記憶する上記複数の接続パターンの中で上記複数の通信端末のそれぞれに対し次回以降に最も遅いタイミングで上記サーバに接続することを示す上記接続パターンを設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 上記サーバの上記第1の制御部は、
    上記通信端末への上記通信データの送信が完了したときに、上記通信端末との接続を切断するように上記第1の通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  5. 上記通信端末の上記第2の制御部は、
    上記サーバからの上記通信データの受信が完了したときに、上記サーバとの接続を切断するように上記第2の通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  6. 上記サーバの上記第1の制御部は、
    上記通信データに緊急情報が含まれている場合には、当該通信データの当該緊急情報が含まれている部分にタグを付加し、
    上記通信端末の上記第2の制御部は、
    上記サーバから送信される上記通信データに上記タグが付加されている場合には、当該通信データの当該タグが付加されている部分を優先的に扱う
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  7. 上記サーバの上記記憶部は、
    上記複数の通信端末のそれぞれに対し、緊急時に上記サーバに接続するタイミングを示す、上記接続パターンよりも短い接続時間でなる複数の緊急時パターンを記憶し、
    上記パターン選択部は、
    上記緊急時において、上記第1の通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の緊急時パターンの中から緊急時パターンを選択し、
    上記第1の制御部は、
    上記パターン選択部により選択された上記緊急時パターンを、上記第1の通信部により接続している上記通信端末に送信するように当該第1の通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 上記サーバの上記パターン選択部は、
    上記第1の通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの上記通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から上記接続パターンをランダムに選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  9. 上記サーバの上記パターン選択部は、
    上記第1の通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの上記通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から、現時点で接続している当該通信端末が保持している上記接続パターン以外の接続パターンを選択する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  10. 複数の通信端末と接続して通信可能なサーバにおいて、
    上記複数の通信端末のそれぞれと接続して通信する通信部と、
    上記通信端末が、次回以降に上記サーバに接続するタイミングを示す複数の接続パターンを記憶する記憶部と、
    上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するパターン選択部と、
    上記通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と接続したときに、上記パターン選択部により選択された上記接続パターンを、上記通信部により接続している上記通信端末に送信するように当該通信部を制御する制御部と
    を具えることを特徴とするサーバ。
  11. 上記制御部は、
    上記通信端末が保持する上記接続パターンに示されるタイミングで、当該通信端末が上記通信部を介して上記サーバに接続したとき、当該接続パターンに示されるタイミングに基づく量の通信データを送信するように上記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  12. 上記制御部は、
    上記通信端末に設けられた一時記憶部に一時記憶可能な上記通信データのデータ量に基づいて、上記記憶部に記憶する上記複数の接続パターンの中で上記複数の通信端末のそれぞれに対し次回以降に最も遅いタイミングで上記サーバに接続することを示す上記接続パターンを設定する
    ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  13. 上記制御部は、
    上記通信端末への上記通信データの送信が完了したときに、上記通信端末との接続を切断するように上記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  14. 上記制御部は、
    上記通信データに緊急情報が含まれている場合には、当該通信データの当該緊急情報が含まれている部分にタグを付加する
    ことを特徴とする請求項11に記載のサーバ。
  15. 上記記憶部は、
    上記複数の通信端末のそれぞれに対し、緊急時に上記サーバに接続するタイミングを示す、上記接続パターンよりも短い接続時間でなる複数の緊急時パターンを記憶し、
    上記パターン選択部は、
    上記緊急時において、上記通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の緊急時パターンの中から緊急時パターンを選択し、
    上記制御部は、
    上記パターン選択部により選択された上記緊急時パターンを、上記通信部により接続している上記通信端末に送信するように当該通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項14に記載のサーバ。
  16. 上記パターン選択部は、
    上記通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの上記通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から上記接続パターンをランダムに選択する
    ことを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  17. 上記パターン選択部は、
    上記通信部により上記複数の通信端末の中のいずれかの上記通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から、現時点で接続している当該通信端末が保持している上記接続パターン以外の接続パターンを選択する
    ことを特徴とする請求項10に記載のサーバ。
  18. サーバと接続して通信可能な複数の通信端末において、
    上記サーバと接続して通信する通信部と、
    上記通信部により受信された接続パターンに示される、次回以降に上記サーバに接続するタイミングで、上記サーバと接続するように当該通信部を制御する制御部と
    を具えることを特徴とする通信端末。
  19. 上記通信部は、
    上記サーバから送信される、上記接続パターンに示されるタイミングに基づく量の通信データを受信する
    ことを特徴とする請求項18に記載の通信端末。
  20. 上記制御部は、
    上記サーバからの上記通信データの受信が完了したときに、上記サーバとの接続を切断するように上記通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信端末。
  21. 上記制御部は、
    上記サーバから送信される上記通信データにタグが付加されている場合には、当該通信データの当該タグが付加されている部分を優先的に扱う
    ことを特徴とする請求項20に記載の通信端末。
  22. 複数の通信端末と、当該複数の通信端末と接続して通信可能なサーバとの通信方法において、
    上記複数の通信端末のそれぞれに対して次回以降に上記サーバに接続するタイミングを示す複数の接続パターンを、当該サーバに設けられた記憶部に記憶する記憶ステップと、
    上記サーバが上記複数の通信端末の中のいずれかの通信端末と接続したときに、上記記憶部に記憶した上記複数の接続パターンの中から接続パターンを選択するパターン選択ステップと、
    選択した上記接続パターンを、接続している上記通信端末に送信する送信ステップと、
    上記サーバから送信された上記接続パターンに示されるタイミングで、上記サーバと接続する接続ステップと
    を具えることを特徴とする通信方法。
JP2006344576A 2006-12-21 2006-12-21 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法 Pending JP2008158664A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344576A JP2008158664A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法
US12/002,712 US7843941B2 (en) 2006-12-21 2007-12-18 Communication system, server, communication terminal and communication method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344576A JP2008158664A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008158664A true JP2008158664A (ja) 2008-07-10
JP2008158664A5 JP2008158664A5 (ja) 2010-02-04

Family

ID=39542613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344576A Pending JP2008158664A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7843941B2 (ja)
JP (1) JP2008158664A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8335208B2 (en) * 2009-06-02 2012-12-18 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method, system and traffic node for measuring a load capacity in a management system
US9665620B2 (en) 2010-01-15 2017-05-30 Ab Initio Technology Llc Managing data queries
US8893210B2 (en) 2010-08-20 2014-11-18 Sony Corporation Server load balancing for interactive television
US8918801B2 (en) * 2010-08-30 2014-12-23 Sony Corporation Transmission apparatus, transmission method, reception apparatus, reception method, program, and broadcasting system
US9116955B2 (en) 2011-05-02 2015-08-25 Ab Initio Technology Llc Managing data queries
KR102186050B1 (ko) 2013-12-06 2020-12-03 아브 이니티오 테크놀로지 엘엘시 소스 코드 번역
US10437819B2 (en) 2014-11-14 2019-10-08 Ab Initio Technology Llc Processing queries containing a union-type operation
US10417281B2 (en) 2015-02-18 2019-09-17 Ab Initio Technology Llc Querying a data source on a network
US11093223B2 (en) 2019-07-18 2021-08-17 Ab Initio Technology Llc Automatically converting a program written in a procedural programming language into a dataflow graph and related systems and methods

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH096696A (ja) * 1995-06-21 1997-01-10 Oki Electric Ind Co Ltd データ配信方法
JPH10173828A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Brother Ind Ltd 情報通信システム
JP2003208376A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Sony Corp コンピュータプログラム、記録媒体、コンピュータおよびデータ送信方法
JP2004179983A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Victor Co Of Japan Ltd ネットワーク機器制御システム
JP2005235113A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 配信方法選択装置および情報配信装置

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5272697A (en) * 1990-02-23 1993-12-21 At&T Bell Laboratories Apparatus and method for time multiplexing a resource among a plurality of entities
US20030016647A1 (en) * 2000-01-13 2003-01-23 Kenneth Margon System and method for multipoint to multipoint data communication
AU2001236007A1 (en) * 2000-02-29 2001-09-12 Sharp Kabushiki Kaisha Data transmission system, server used for the data transmission system, and terminal adapter
CA2320734A1 (en) * 2000-03-20 2001-09-20 Spacebridge Networks Corporation Method and system for resource allocation in broadband wireless networks
US6934735B1 (en) * 2000-07-07 2005-08-23 International Business Machines Corporation Software and method for controlling the timing of delayed downloads
US6882706B2 (en) * 2001-10-23 2005-04-19 Microsoft Corp. Method and system of providing emergency data
US7047005B2 (en) * 2001-12-18 2006-05-16 Motorola, Inc. Method and mobile station for enabling a preferred slot cycle
AU2003252347A1 (en) * 2002-07-31 2004-03-11 Sharp Kabushiki Kaisha Data communication device, its intermittent communication method, program describing its method, and recording medium on which program is recorded
JP2004118746A (ja) * 2002-09-27 2004-04-15 Toshiba Corp 電子機器および記憶装置の起動制御方法
US7536477B2 (en) * 2003-02-25 2009-05-19 Iowa State University Research Foundation, Inc. Access mechanisms for efficient sharing in a network
US7555559B2 (en) * 2003-02-28 2009-06-30 Onion Networks, KK Parallel data transfer over multiple channels with data order prioritization
GB0308121D0 (en) * 2003-04-09 2003-05-14 Ibm Method and apparatus for data logging
US20050175027A1 (en) * 2004-02-09 2005-08-11 Phonex Broadband Corporation System and method for requesting and granting access to a network channel
JP4403048B2 (ja) 2004-10-12 2010-01-20 日本放送協会 コンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラム
US7852801B2 (en) * 2005-09-28 2010-12-14 Qualcomm Incorporated Reducing collision probability for VoIP packets
JP4329756B2 (ja) * 2005-12-19 2009-09-09 トヨタ自動車株式会社 通信装置
US20070157292A1 (en) * 2006-01-03 2007-07-05 Netiq Corporation System, method, and computer-readable medium for just in time access through dynamic group memberships

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH096696A (ja) * 1995-06-21 1997-01-10 Oki Electric Ind Co Ltd データ配信方法
JPH10173828A (ja) * 1996-12-11 1998-06-26 Brother Ind Ltd 情報通信システム
JP2003208376A (ja) * 2002-01-15 2003-07-25 Sony Corp コンピュータプログラム、記録媒体、コンピュータおよびデータ送信方法
JP2004179983A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Victor Co Of Japan Ltd ネットワーク機器制御システム
JP2005235113A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Fuji Xerox Co Ltd 配信方法選択装置および情報配信装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20080151749A1 (en) 2008-06-26
US7843941B2 (en) 2010-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008158664A (ja) 通信システム、サーバ、通信端末及び通信方法
CN101795203B (zh) 软件升级数据包的下载方法和装置
WO2017016210A1 (zh) 软件版本管理方法及装置
JP2004185618A (ja) ピアツーピア型コンテンツブロードキャスト転送メカニズム
JP2014529206A (ja) Avbネットワーク内のアプリケーション層構造を使用してオーディオ/ビデオストリームを管理するためのシステム
CN105072146B (zh) 一种音乐信息的共享方法及装置
WO2017036183A1 (zh) 差分升级包的处理方法及装置,升级方法、系统及装置
US7953822B2 (en) Method of and apparatus for downloading data
US20130223424A1 (en) Management methods and related electronic devices and machine-readable storage mediums using the same
US20080244673A1 (en) Information processor and recording medium in which information processing program is recorded
WO2012113196A1 (zh) 一种实现主备单板升级的方法及装置
CN111372159A (zh) 耳机播放控制方法及耳机
JP5614530B2 (ja) 情報通信システム、ノード装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP2002215516A (ja) 情報端末装置、ダウンロード制御方法およびコンピュータプログラム
CN101577710A (zh) 在多个通信装置上处理数据的方法和系统
CN108235106A (zh) 一种智能电视上控制视频遮挡图的方法
JP2008252453A (ja) 無線通信装置、ワイヤレスヘッドフォンおよび無線通信システム
JP4093236B2 (ja) ピア及び負荷調整プログラム
JP2007087280A (ja) コンテンツ配信システム、本システムに使用されるセンタサーバ及びピア、並びにコンテンツ配信方法
JP5687255B2 (ja) 端末装置、方法、プログラム及び無線通信システム
JP5527557B2 (ja) カラオケシステム
JPH11232233A (ja) ネットワークコンピュータ管理方法及びネットワークコンピュータシステム
JP4550723B2 (ja) データ編集装置とそのプログラム
KR20020070555A (ko) 이동 통신 단말의 대용량 데이터파일 관리 방법
JP5687264B2 (ja) 端末装置、方法、プログラム及びシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091214

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120228