JP4403048B2 - コンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラム - Google Patents

コンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラムに係り、特に、コンテンツを提供するサーバの負荷を軽減させるためのコンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラムに関する。
近年、インターネットユーザのネット接続環境のブロードバンド化や常時接続化に伴い、放送局等からの放送を放送受信機で視聴しながらPC等のネットワークに接続された端末(ユーザ端末)で、コンテンツ提供サーバ等からネットワーク上のコンテンツを取得するユーザが増加している。
そのため、放送でインターネットのコンテンツ所在を示すURL(Uniform Resource Locator)情報等が公開された瞬間に、多くのユーザが端末からそのコンテンツにアクセスを行う現象が多々観測されている。
このような、近年のユーザの利用スタイルの変化に対応して、放送番組やCM等の進行に合わせて、利用中のコンテンツの内容が次々に更新されて表示されるような、放送連動型の新しいコンテンツサービスの出現が期待されている。ここで、ユーザ端末上で表示されるコンテンツが次々と更新されるコンテンツの提供手法としては、例えばプッシュ型配信による提供手法がある。
プッシュ型配信では、通常のウェブアクセスのような明示的なコンテンツ取得要求をユーザが行わなくても、コンテンツ提供サーバ側からユーザ端末へ新しいデータが次々と送信され、ユーザ端末上に提示される。なお、プッシュ型配信には、サーバからユーザ端末へのデータ送信がサーバ側の要求で行われるリアルプッシュ配信(例えば、特許文献1参照。)や、ユーザ端末側の要求で行われる擬似プッシュ配信(例えば、特許文献2参照。)等がある。
特許文献1に記載されているようなリアルプッシュ型配信では、例えば予めサーバがデータを送信すべきユーザ端末情報を管理しており、新しい情報を送信するスケジュールにしたがって、ユーザ端末にデータを送信する。また、特許文献2に記載されているような擬似プッシュ型配信では、例えばユーザ端末側のソフトウェア等の処理により定期的にサーバ上のデータの更新を確認し、更新されたデータがあればサーバから取得して、ユーザ端末上でユーザに提示を行う。
ここで、擬似プッシュ型配信サービスのコンテンツ取得方法は、定期的にデータ更新の有無を確認するため、受信ソフトを使用している全ユーザ端末がコンテンツデータの更新を確認して、データの取得を行うこととなる。更に、擬似プッシュ型配信において、コンテンツの取得が可能になる時刻やコンテンツを表示する時刻をサーバ側から提供することによって、個々のユーザ端末がコンテンツを表示する時刻に先立って、コンテンツ取得を行う時刻を時間的に分散することでサーバ負荷を抑制する手法が本出願人により出願されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2002−334033号公報 特開2003−303153号公報 特願2004―59389号
ところで、上述したように時刻に合わせてユーザ端末にコンテンツを配信し提示するサービスを行う場合、その時刻付近においてコンテンツ提供サーバから多数のユーザ端末へのコンテンツの伝送が行われるため、コンテンツ提供サーバやサーバに接続された通信ネットワーク等のコンテンツ提供システムに対する負荷が瞬間的に非常に高くなる可能性がある。
そこで、上述したリアルプッシュ型配信を用いて、サーバがデータを送信すべきユーザ端末情報を管理し、新しい情報を送信するスケジュールによりデータを送信することで、サーバの負荷抑制を行うことができる。しかしながら、ユーザ端末が増えれば増えるほどサーバ側での管理情報や処理が増加するため、サーバ設備面での費用がかかってしまう。
また、擬似プッシュ配信用いた場合、リアルプッシュ配信に比べサーバ設備面での費用を抑えることができる。しかしながら、この方式ではユーザ端末からサーバに対して定期的なデータ更新の有無のチェックが行われるため、時間的に短い間隔でコンテンツ更新が行われる可能性がある場合には、データ更新の間隔を短く設定する必要があり、その結果、短時間の中で全てのユーザが新しいコンテンツを取得することとなり、サーバ負荷が一時的に高くなる可能性がある。
また、特許文献3に記載されている擬似プッシュ配信では、各ユーザ端末からのコンテンツ要求が行われる時刻を、サーバから提供するコンテンツに関する時刻情報に基づいて、時間分散させることによりサーバやサーバに接続されたネットワークの負荷を軽減することができる。しかしながら、コンテンツの表示に先だってユーザ端末にコンテンツの取得が可能とする時刻をコンテンツ毎のコンテンツ先読み情報の一部として設定するため、コンテンツ先読み可能時刻から表示時刻までのコンテンツ取得可能期間がいわばコンテンツ毎に設定され、その結果、サーバ負荷が高いときにコンテンツ取得可能期間を動的に延ばして時間的な負荷分散を促進するといったサーバ負荷に対応した柔軟な制御が困難となる。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、コンテンツを提供するサーバの負荷を軽減させるためのコンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、コンテンツを取得するユーザ端末にコンテンツの取得要求時間を設定させるコンテンツ提供サーバにおいて、通信ネットワークを介して接続された前記ユーザ端末との間でデータを送受信する送受信手段と、前記ユーザ端末から取得要求のあったコンテンツを提供するコンテンツ提供手段と、前記コンテンツ提供サーバにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツを前記ユーザ端末に提示させるためのコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記ユーザ端末により前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報とからなるコンテンツ情報を設定するコンテンツ情報設定手段とを有し、前記コンテンツ情報設定手段は、コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より前にコンテンツを提示できるようにするか、又は、前記コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より後にコンテンツを提示するようにするために、前記コンテンツ取得時間幅を別々の前記時間幅情報設定し、更に、前記コンテンツ提供サーバにおける前記時間幅情報設定時のCPU負荷情報、メモリ使用量、前記通信ネットワークのトラフィック量、前記ユーザ端末の時間単位のアクセス量、又は前記ユーザ端末の接続数からなる前記観測情報に基づいて、前記時間幅情報を設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、時間幅情報により多数のユーザ端末からのコンテンツ取得要求が分散されてコンテンツ提供サーバに送信されるため、サーバの負荷を軽減させることができる。また、コンテンツを取得する時刻をコンテンツ標準切替時刻に基づいて設定することで、最適な負荷分散を高精度に実現することができる。更に、CPU負荷情報、メモリ使用量、通信ネットワークのトラフィック量、ユーザ端末の時間単位のアクセス量、又はユーザ端末の接続数からなる観測情報に基づいて、時間幅情報を高精度に設定することができる。
請求項に記載された発明は、前記コンテンツ情報設定手段は、前記ユーザ端末に対して次に更新されるコンテンツの取得を禁止する場合、前記コンテンツ情報に前記時間幅情報を設定しないか、又は、時間幅情報に予め設定された値を設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、コンテンツ提供サーバやサーバに接続されるネットワークの負荷が高い時に、ユーザ端末によるコンテンツ取得をコンテンツ提供サーバ側から禁止することができる。
請求項3に記載された発明は、コンテンツ提供サーバから所望するコンテンツを取得する時刻を設定して、設定した時刻に前記コンテンツを取得するユーザ端末において、前記コンテンツ提供サーバにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツ提示されるときのコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報から、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定するコンテンツ取得時刻設定手段と、前記コンテンツ取得時刻設定手段により設定された時刻に、前記次に更新されるコンテンツを取得するコンテンツ取得手段とを有し、前記コンテンツ取得時刻設定手段は、前記コンテンツ提供サーバから得られる、コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で前記ユーザ端末により任意に設定させるための第1の時間幅情報と、前記コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させるための第2の時間幅情報とのうち、選択される何れかの時間幅情報に対応させて前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、複数のユーザ端末が同一のコンテンツを取得する場合にも、コンテンツ取得要求が分散されるため、コンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。また、コンテンツを取得する時刻を、コンテンツ標準切替時刻の前又は後で取得する場合におけるそれぞれの時間幅情報のうち、何れかを選択して次のコンテンツを取得する時刻を設定することで、コンテンツ提供サーバの最適な負荷分散を高精度に実現することができる。また、コンテンツ標準切替時刻に基づいてユーザ端末毎にコンテンツの取得時刻が設定されるため、結果としてコンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。
請求項に記載された発明は、前記コンテンツ取得時刻設定手段は、前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記第1の時間幅情報に含まれる時間幅分だけ前の時刻から、前記コンテンツ標準切替時刻までの時間範囲で任意にコンテンツ取得時刻を設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、コンテンツ標準切替時刻に基づいてユーザ端末毎にコンテンツの取得時刻が設定されるため、結果としてコンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。
請求項に記載された発明は、前記コンテンツ取得時刻設定手段は、前記コンテンツ標準切替時刻から前記第2の時間幅情報に含まれる時間幅分だけ後の時刻までの時間範囲で任意にコンテンツ取得時刻を設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、標準切替時刻に基づいてユーザ端末毎にコンテンツの取得時期が設定されるため、結果としてコンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。
請求項に記載された発明は、前記コンテンツ取得時刻設定手段は、前記コンテンツ提供サーバから時間幅情報を取得できない場合、又は、前記時間幅情報に予め設定された値が設定されている場合、前記次に更新されるコンテンツの取得を中止することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、コンテンツ提供サーバの指示でユーザ端末によるコンテンツ取得が禁止されるため、コンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。
請求項に記載された発明は、コンテンツを取得するユーザ端末にコンテンツの取得要求時間を設定させる処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ提供プログラムにおいて、前記コンピュータに、通信ネットワークを介して接続された前記ユーザ端末から要求信号を受信する受信処理と、前記受信処理にて得られる前記ユーザ端末からの要求がコンテンツ情報の取得要求である場合、前記コンピュータにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツを前記ユーザ端末に提示させるためのコンテンツ標準切替時刻コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記ユーザ端末により前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報からなるコンテンツ情報を設定するコンテンツ情報設定処理とを実行させ、前記コンテンツ情報設定処理は、コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より前にコンテンツを提示できるようにするか、又は、前記コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より後にコンテンツを提示するようにするために、前記コンテンツ取得時間幅を別々の前記時間幅情報設定し、更に、前記コンピュータにおける前記時間幅情報設定時のCPU負荷情報、メモリ使用量、前記通信ネットワークのトラフィック量、前記ユーザ端末の時間単位のアクセス量、又は前記ユーザ端末の接続数からなる前記観測情報に基づいて、前記時間幅情報を設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、時間幅情報により多数のユーザ端末からのコンテンツ取得要求が分散されてコンテンツ提供サーバに送信されるため、サーバの負荷を軽減させることができる。また、コンテンツを取得する時刻をコンテンツ標準切替時刻に基づいて設定することで、最適な負荷分散を高精度に実現することができる。また、CPU負荷情報、メモリ使用量、通信ネットワークのトラフィック量、ユーザ端末の時間単位のアクセス量、又はユーザ端末の接続数からなる観測情報に基づいて、時間幅情報を高精度に設定することができる。更に、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易にコンテンツ提供処理を実現することができる。
請求項に記載された発明は、コンテンツ提供サーバから所望するコンテンツを取得する時刻を設定して、設定した時刻に前記コンテンツを取得する処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ取得プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記コンテンツ提供サーバにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツ提示されるときのコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報から、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定するコンテンツ取得時刻設定処理と、前記コンテンツ取得時刻設定処理により設定された時刻に前記次のコンテンツを取得するコンテンツ取得処理とを実行させ、前記コンテンツ取得時刻設定処理は、前記コンテンツ提供サーバから得られる、コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で前記ユーザ端末により任意に設定させるための第1の時間幅情報と、前記コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させるための第2の時間幅情報とのうち、選択される何れかの時間幅情報に対応させて前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定することを特徴とする。
請求項記載の発明によれば、複数のユーザ端末が同一のコンテンツを取得する場合にも、コンテンツ取得要求が分散されるため、コンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。また、コンテンツを取得する時刻を、コンテンツ標準切替時刻の前又は後で取得する場合におけるそれぞれの時間幅情報のうち、何れかを選択して次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定することで、コンテンツ提供サーバの最適な負荷分散を高精度に実現することができる。また、コンテンツ標準切替時刻に基づいてユーザ端末毎にコンテンツの取得時刻が設定されるため、結果としてコンテンツ提供サーバの負荷を軽減させることができる。更に、実行プログラムをコンピュータにインストールすることにより、容易にコンテンツ取得処理を実現することができる。
本発明によれば、コンテンツを提供するサーバの負荷を軽減させることができる。
<本発明の概要>
本発明は、サーバ設備を安価に構成できる擬似プッシュ配信において、時刻に連動するコンテンツを提供する場合に、ユーザ端末からのコンテンツ要求の時間的集中を分散させることでサーバ負荷を軽減し、また、その分散の程度をサーバから容易に制御する。以下に、本発明におけるコンテンツ提供システム、コンテンツ提供サーバ、ユーザ端末、コンテンツ提供プログラム、及びコンテンツ取得プログラムを好適に実施した形態について、図面を用いて詳細に説明する。
<システム構成例>
図1は、本発明におけるコンテンツ提供システムの一構成例を示す図である。図1に示すコンテンツ提供システム10は、コンテンツ提供サーバ11と、ユーザ端末12−1〜12−nとを有するよう構成されており、コンテンツ提供サーバ11と、ユーザ端末12とは、インターネット等からなる通信ネットワーク13により接続されている。
コンテンツ提供サーバ11は、ユーザ端末12−1〜12−nのそれぞれから通信ネットワーク13を介して送信されてきたコンテンツ情報取得要求又はコンテンツ取得要求に対応して、コンテンツの抽出又はコンテンツ情報の設定等を行い、取得要求のあったユーザ端末12に提供する。なお、コンテンツ情報とは、現在ユーザ端末12に提示しているコンテンツを更新した次のコンテンツをユーザ端末12に取得させるために必要となる情報である。なお、コンテンツ情報についての具体的な説明は後述する。
また、ユーザ端末12は、ユーザが放送局等の番組やCM等を視聴することで得られるコンテンツ所在情報(URL等)に基づいて、コンテンツ提供サーバ11に対してコンテンツの取得要求を行い、所望するコンテンツを取得してユーザに提示する。また、ユーザ端末12は、上述したコンテンツ情報にコンテンツ所在情報が含まれている場合には、そのコンテンツ所在情報に基づいて、コンテンツ提供サーバ11に対してコンテンツの取得要求を行い、所望するコンテンツを取得することができる。なお、コンテンツ提供サーバ11は、例えば放送局等に設けられていてもよい。
次に、本発明におけるコンテンツ提供サーバ11及びユーザ端末12の具体的な機能構成例について図を用いて説明する。
<コンテンツ提供サーバ:機能構成例>
図2は、本発明におけるコンテンツ提供サーバの機能構成の一例を示す図である。図2に示すコンテンツ提供サーバ11は、送受信手段21と、コンテンツ提供手段22と、コンテンツDB23(DB:データベース)と、コンテンツ情報提供手段24と、コンテンツ情報設定手段25と、時刻管理手段26と、コンテンツ提供スケジュールDB27と、コンテンツ取得時間幅決定手段28とを有するよう構成されている。
まず、ユーザ端末12からのコンテンツ取得要求又はコンテンツ情報取得要求を送受信手段21にて受信する。また、送受信手段21は、コンテンツ取得要求をコンテンツ提供手段22に出力し、コンテンツ情報取得要求をコンテンツ情報提供手段24に出力する。
コンテンツ提供手段22は、ユーザからのコンテンツ取得要求に基づいて、予めコンテンツ及びデータ等が蓄積されているコンテンツDB23を参照し、対応するコンテンツを抽出する。更に、コンテンツ提供手段22は、抽出した結果を送受信手段21に出力する。
また、コンテンツ情報提供手段24は、送受信手段21により得られるユーザ端末12からのコンテンツ情報取得要求にしたがって、要求に対応したコンテンツ情報を取得するためコンテンツ情報設定手段25に要求情報を出力する。
コンテンツ情報設定手段25は、時刻管理手段26、コンテンツ提供スケジュールDB27、及びコンテンツ時間幅決定手段28より設定されるコンテンツ情報をコンテンツ情報提供手段24に出力する。コンテン情報提供手段24は、取得したコンテンツ情報を送受信手段21に出力する。
送受信手段21は、コンテンツ提供手段22から得られるコンテンツ、又はコンテンツ情報提供手段24から得られるコンテンツ情報を通信ネットワーク13を介して取得要求のあったユーザ端末12に出力する。
なお、コンテンツを提供するコンテンツ提供手段22と、コンテンツ情報を提供するコンテンツ情報提供手段24は、図1に示すように同一の装置内に設けられていてもよく、また、それぞれが別々の複数に構成されていてもよい。
<コンテンツ情報>
ここで、コンテンツ情報について説明する。コンテンツ情報とは、「コンテンツ提供手段22により提供されているコンテンツの次のコンテンツをユーザ端末12に提示すべきコンテンツ標準切替時刻」、「ユーザ端末12からコンテンツを取得する時刻をコンテンツ標準切替時刻付近等で時間分散させるためのコンテンツ取得時間幅(時間幅情報)」、及び、「次に取得するコンテンツの所在情報」等が含まれる。なお、上述のコンテンツの所在情報は、URL等の情報であるがコンテンツの所在場所が一定である場合は省略することもできる。
また、コンテンツ情報に含まれる「コンテンツ標準切替時刻」、及び、「コンテンツ所在情報」は、時刻に合わせたコンテンツ提供スケジュールとして予めコンテンツ提供スケジュールDB27に用意することができる。
コンテンツ情報に含まれるコンテンツ取得時間幅は、コンテンツ提供システム10において一定の値を取るか、もしくは、コンテンツ提供サーバ11やサーバに接続された通信ネットワーク13等の負荷の値により設定される。また、コンテンツ取得時間幅決定手段28は、実際に各ユーザ端末12がコンテンツを取得するまでの時間幅を決定する。
ここで、上述したコンテンツ情報の例について図を用いて説明する。図3は、本発明におけるコンテンツ情報の一例を示す図である。図3に示すコンテンツ情報において、“T”はコンテンツ標準切替時刻を示し、“URL”はコンテンツ所在情報を示し、“W”はコンテンツ取得時間幅(秒)を示している。
コンテンツ情報提供手段24は、一般的にウェブサーバとして構成することができるため、コンテンツ情報は、ウェブサーバから提供されるファイルオブジェクトとして生成することができ、これによりユーザ端末12からのコンテンツ情報取得要求に対してコンテンツ提供手段22からユーザ端末12に送信することができる。
また、コンテンツ情報設定手段25では、コンテンツ提供スケジュールDB27から次のコンテンツの情報を得るために現在時刻を用いるが、これは、時刻管理手段26として時計等の時刻情報を有することで実現される。
<コンテンツ取得時間幅の調整方法>
ここで、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ取得時間幅(時間幅情報)は、予め設定された一定値を取るか、又はコンテンツ提供サーバ11やネットワークの状況に応じて可変の値を取ることができる。また、この時間幅が小さければ、ユーザ端末12からのコンテンツ要求がコンテンツ標準切替時刻付近に集中し、また、時間幅が大きければコンテンツ要求を時間的に広く分散させてコンテンツ提供サーバ11やサーバに接続された通信ネットワーク13等の負荷を軽減することができる。
なお、一定値を取る場合には、コンテンツ取得時間幅決定手段28は、その一定値を書き込んだファイルとして実現できる。この場合、例えばコンテンツ提供サーバ11側の管理者がサーバの稼動状況に合わせて手動で値を変更することで、ユーザ端末に提供するコンテンツ取得時間幅を変更することができる。
また、コンテンツ提供サーバ11や通信ネットワーク13等の状況に応じて可変の値を取る場合は、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる情報を観測情報とし、例えば観測情報の値に対応した時間幅情報を予め用意し、随時観測した観測情報から時間幅を決定する。
ここで、観測情報とは、サーバのCPU(Central Processing Unit)負荷情報や、メモリ使用量、サーバに接続されたネットワークのトラフィック量、又はウェブサーバのサービスに対する時間単位のアクセス量やユーザの接続数等を用いることができる。これらの情報は、通常ウェブサーバやネットワーク機器のSNMP(Simple Network Management Protocol)機能やログ機能等から取得することができる。
なお、観測情報からコンテンツ取得時間幅を決定する場合は、例えば図4に示すように対応表により決定することができる。ここで、図4は、サーバのCPU負荷に応じてコンテンツ取得時間幅(秒)を決定している例である。CPU負荷は、具体的には、UNIX(登録商標)系のサーバである場合にはSNMPで得られるサーバの負荷情報等を示しているが、本発明における観測情報はこれに限定されず、例えばCPU使用率でもよく、またメモリ使用量等を用いてもよい。
図4に示す対応表によれば、サーバのCPU負荷が高いほど、大きなコンテンツ取得時間幅が設定されている。ここで、図4に示す表の中に“inihibit”と記載されている項目は、コンテンツ情報の中にコンテンツ取得時間幅の値を指定する代わりに、ユーザ端末からのコンテンツの自動取得を止めるように命令する禁止情報を表したものである。
このように、禁止情報を出力する場合は、例えばコンテンツ時間幅決定手段28の中でサーバやネットワークの負荷が非常に高く、システムダウンを生じる恐れがあるような場合に、このような禁止情報を設定することでユーザ端末12からの新たなコンテンツ要求を禁止するようサーバ側で指定することができる。
<ユーザ端末:機能構成例>
次に、ユーザ端末12の機能構成例について図を用いて説明する。図5は、本発明におけるユーザ端末の機能構成例の一例を示す図である。図5に示すユーザ端末12は、送受信手段31と、コンテンツ取得手段32と、コンテンツ提示手段33と、コンテンツ取得時刻設定手段34と、時刻管理手段35と、コンテンツ情報取得手段36とを有するよう構成されている。
送受信手段31は、コンテンツ提供サーバ11との間でデータの送受信を行う。具体的には、送受信手段31は、コンテンツ取得手段32からのコンテンツ取得要求をコンテンツ提供サーバ11に送信し、コンテンツ提供サーバ11により得られたコンテンツをコンテンツ取得手段32に出力する。また、送受信手段31は、コンテンツ情報取得手段36からのコンテンツ情報取得要求をコンテンツ提供サーバ11に送信し、コンテンツ提供サーバ11により得られたコンテンツ情報をコンテンツ情報取得手段36に出力する。
コンテンツ取得手段32は、コンテンツ取得時刻設定手段34により得られるコンテンツ取得時刻情報、コンテンツの所在情報に基づいてコンテンツ提供サーバ11に対してコンテンツ取得要求を行う。また、コンテンツ提供から得られたコンテンツをコンテン提示手段33に出力する。
コンテンツ提示手段33は、コンテンツ取得手段32から得られるコンテンツをディスプレイ等のビデオインタフェースや、スピーカ等の音声インタフェース等を介してユーザに提示する。
コンテンツ情報取得手段36は、コンテンツ提供サーバ11から更新される次のコンテンツに関する情報を取得する要求をコンテンツ提供サーバ11に対して行い、コンテンツ情報を取得する。また、コンテンツ情報取得手段36は、取得したコンテンツ情報をコンテンツ取得時刻設定手段34に出力する。
コンテンツ取得時刻設定手段34は、コンテンツ情報取得手段36から得られるコンテンツ情報に含まれるコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅等から、次にコンテンツ取得を行う時刻を設定する。また、コンテンツ取得時刻設定手段34は、設定されたコンテンツ取得時刻情報をコンテンツ取得手段32に出力する。また、時刻管理手段35は、ユーザ端末12上で正確な時刻を維持し、ユーザ端末12上の各処理に対し時間情報を提供する。
ここで、上述したコンテンツ提供サーバ11及びユーザ端末12は、上述した専用の装置構成により本発明におけるコンテンツ提供システム10におけるコンテンツ提供サーバ11のコンテンツ提供処理、及びユーザ端末12のコンテンツ取得処理を行うこともできるが、各構成における処理をコンピュータに実行させることができる実行プログラムを生成し、コンテンツ提供サーバ11及びユーザ端末12について、例えば汎用のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等にプログラムをインストールすることにより、本発明におけるコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理を実現することができる。
<ハードウェア構成>
ここで、本発明におけるコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理が実行可能なコンピュータのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図6は、本発明におけるコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図6におけるコンピュータ本体には、入力装置41と、出力装置42と、ドライブ装置43と、補助記憶装置44と、メモリ装置45と、各種制御を行うCPU46と、ネットワーク接続装置47とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置41は、ユーザが操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスを有しており、ユーザからのプログラムの実行等、各種操作信号を入力する。出力装置42は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイを有し、CPU46が有する制御プログラムによりコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理における実行経過や結果等を表示することができる。
ここで、本発明において、コンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えば、CD−ROM等の記録媒体48等により提供される。プログラムを記録した記録媒体48は、ドライブ装置43にセット可能であり、記録媒体48に含まれる実行プログラムが、記録媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。
補助記憶装置44は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を蓄積し必要に応じて入出力を行うことができる。
CPU46は、OS(Operating System)等の制御プログラム、及びメモリ装置45により読み出され格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部間のデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して、コンテンツ提供、コンテンツ取得における各処理を実現することができる。プログラムの実行中に必要な各種情報等は、補助記憶装置44から取得することができ、また格納することもできる。
ネットワーク接続装置47は、ネットワーク網等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行することで得られた実行結果又は本発明における実行プログラム自体を他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、特別な装置構成を必要とせず、低コストでコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理を実現することができる。また、プログラムをインストールすることにより、容易にコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理を実現することができる。
<コンテンツ提供サーバ:コンテンツ提供処理>
次に、コンテンツ提供サーバ11におけるコンテンツ提供処理手順について、フローチャートを用いて説明する。図7は、コンテンツ提供処理手順を説明するための一例のフローチャートである。
まず、ユーザ端末12からの要求情報を受信する(S01)。次に、受信した要求がコンテンツ情報の取得要求であるかを判断する(S02)。ここで、コンテンツ情報の取得要求である場合(S02において、YES)、コンテンツ情報の設定を行い(S03)、コンテンツ情報の取得要求があったユーザ端末12に出力する(S04)。
また、コンテンツ情報の取得要求でない場合(S02において、NO)、コンテンツの取得要求であると判断して、コンテンツの取得を行い(S05)、取得したコンテンツをコンテンツの取得要求があったユーザ端末12に送信する(S06)。
<コンテンツ情報設定処理手順>
ここで、S03に示したコンテンツ情報設定処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図8は、コンテンツ情報設定処理手順を説明するための一例のフローチャートである。
図8に示すコンテンツ情報設定処理は、まず、時刻管理手段26により現在時刻を取得する(S11)。次に、取得した現在時刻に対して次にユーザ端末12に提示させる更新したコンテンツのコンテンツ標準切替時刻と、そのコンテンツの所在情報とをコンテンツ提供スケジュールDB27等から取得する(S12)。
また、コンテンツ取得時間幅(時間幅情報)を決定し(S13)、それらの情報をコンテンツ情報として生成する(S14)。なお、コンテンツ取得時間幅の決定処理手順については後述する。
ここで、コンテンツ取得時間幅は、上述したように一定の時間幅を用いてもよく、その場合は一定の時間幅を記述したファイルで実現することができる。また、コンテンツ取得時間幅は、コンテンツ提供サーバ11やサーバに接続されたネットワークの負荷に対応して、時間幅を自動的に変更してもよく、その場合は時間幅の調整を行う処理として構成される。
次に、処理を終了するかを判断し(S15)、終了する場合(S15において、YES)、例えばコンテンツの更新がない場合には、コンテンツ情報設定処理を終了する。また、処理を終了しない場合(S15において、NO)、現在時刻を取得し(S16)、現在時刻とコンテンツ標準切替時刻とを比較して、現在時刻がコンテンツ標準切替時刻を経過したかを判断する(S17)。
ここで、現在時刻が次のコンテンツの標準切替時刻を経過した場合(S17において、YES)、S12に戻り、次のコンテンツに関するコンテンツ情報の生成を行う。また、現在時刻が次のコンテンツの標準切替時刻を経過していない場合(S17において、NO)、S16に戻り、現在時刻を再度取得する。つまり、現在時刻が次のコンテンツの標準切替時刻を経過するまで待機することになる。
このように、コンテンツ情報設定処理手順は、現在時刻がコンテンツ標準切替時刻を経過する毎に、次のコンテンツに関するコンテンツ情報を設定する処理を繰り返す。
<コンテンツ取得時間幅決定処理手順>
次に、上述のS13でのコンテンツ取得時間の時間幅決定処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図9は、コンテンツ取得時間の時間幅決定処理手順の一例を示すフローチャートである。
まず、コンテンツ提供サーバの観測情報を取得し(S21)、図4に示したような対応表等を用いて観測情報に対応したコンテンツ取得時間幅を決定する(S22)。また、この情報をファイルやメモリ装置等に記録することでコンテンツ取得時間幅を出力する(S23)。ここで、コンテンツ取得時間幅の設定決定を終了するかを判断する(S24)。ここで、処理を終了する場合(S24において、YES)、具体的には、例えばコンテンツ更新予定がないような場合には処理を終了する。また、処理を終了しない場合(S24において、NO)、予め設定する所定時間まで待機し(S25)、待機後にS21に戻り、観測情報の取得からの処理を繰り返し行う。
このように、コンテンツ時間幅決定手段の処理を用いることで、コンテンツ提供サーバ11やサーバに接続されたネットワークの負荷等の状況に応じて、コンテンツ取得時間幅を自動で変更し、その結果、後述するユーザ端末の処理により、ユーザ端末12からのコンテンツ取得要求のタイミングが時間分散され、かつ、その分散の程度をサーバ側の負荷に応じて自動的に変更することができる。
<ユーザ端末12における処理の概要>
次に、ユーザ端末12におけるコンテンツ取得処理手順についてフローチャートを用いて説明する。図10は、コンテンツ取得処理手順を説明するための一例のフローチャートである。なお、図10は、ユーザ端末12で時刻に合わせて次々とコンテンツを提示するための処理である。
まず、コンテンツ提供サーバ11に対し、コンテンツ情報取得手段36によって、コンテンツ情報の取得要求を行い(S31)、コンテンツ情報を取得する(S32)。
S32にて取得したコンテンツ情報には、上述したように次にユーザ端末12に提示すべき更新された次のコンテンツのコンテンツ標準切替時間、コンテンツ取得時間幅、及びコンテンツ所在情報等が含まれている。ここで、取得したコンテンツ取得時間幅が通常の時間幅の値でなく、図4に示したように、コンテンツの取得を禁止する値が指定されていたり、又はコンテンツの取得を禁止する旨の情報がコンテンツ情報の中で別途指定されている等、コンテンツ取得禁止情報の有無を判断する(S33)。
コンテンツの取得が禁止されている場合(S33において、YES)、コンテンツ提供サーバ11からのコンテンツ取得が禁止されたものと判断し、処理を終了する。また、コンテンツの取得が禁止されていない場合(S33において、NO)、コンテンツ情報から次に取得するコンテンツの取得時刻を設定する(S34)。なお、時刻の設定についての具体的な説明は後述する。
次に、現在時刻を取得し(S35)、S34にて決定されたコンテンツ取得時刻が現在時刻を経過しているかを判断する(S36)。現在時刻がコンテンツ取得情報を経過していない場合(S36において、NO)、S35に戻り、現在時刻を再度取得する。つまり、現在時刻がコンテンツ取得情報を経過するまで待機することになる。
また、現在時刻がコンテンツ取得情報を経過している場合(S36において、YES)、コンテンツ情報に含まれるコンテンツ所在情報にしたがって、コンテンツ提供サーバ11に対してコンテンツの取得要求を行い(S37)、コンテンツを取得する(S38)。
また、取得したコンテンツは、ディスプレイ等のビデオインタフェースや、スピーカ等の音声インタフェース等を介してユーザに提示する(S39)。
更に、現在時刻の取得を行い(S40)、現在時刻がコンテンツ情報に含まれるコンテンツ標準切替時刻を経過しているかを判断する(S41)。現在時刻がコンテンツ標準切替時刻を経過していない場合(S41において、NO)、S40に戻り、現在時刻を再度取得する。つまり、現在時刻がコンテンツ標準切替時刻を経過するまで待機することになる。
また、現在時刻がコンテンツ標準切替時刻を経過した場合(S41において、YES)、次に、提示すべきコンテンツのコンテンツ情報を取得するため、再度コンテンツ情報の取得要求(S31)へ戻り繰り返し処理を行う。
この一連の処理により、ユーザ端末12はコンテンツ提供サーバ11から取得するコンテンツ情報にしたがい、次々とコンテンツをユーザに提示することができる。
<コンテンツ取得時刻の設定手法>
ここで、上述したコンテンツ取得時刻の設定手法について説明する。コンテンツ取得時刻の決定は、処理により得られるコンテンツ情報に含まれるコンテンツ標準切替時刻、コンテンツ取得時間幅から決定することができる。ここで、コンテンツ取得時刻を決定するのに、コンテンツ取得時刻をコンテンツ標準切替時刻より前に設定して、コンテンツ標準切替時刻が経過する前にユーザ端末12に提示できるようにする「事前コンテンツ取得」と、コンテンツ取得時刻をコンテンツ標準切替時刻より後に設定して、コンテンツ標準切替時刻を経過してから、コンテンツを取得してユーザ端末12に提示するようにする「事後コンテンツ取得」の2通りの手法を取ることができる。
事前と事後のどちらの場合を採用するかは、ユーザ端末12で予め設定したり、ユーザ端末12上のソフトウェアによって設定を替えたり、又はコンテンツ提供サーバ11側でサービスの内容に合わせてコンテンツ情報に事前か事後かどちらを使うかを示す情報を含めることで、ユーザ端末に処理時に判断させることができる。次に、事前と事後のコンテンツ取得の場合について、コンテンツ取得時刻の設定例を以下に説明する。
<コンテンツ取得時刻設定例1:事前コンテンツ取得時>
図11は、事前コンテンツ取得時のコンテンツ取得時刻の設定例について説明するための図である。ここで、図11(a)は、事前コンテンツ取得におけるコンテンツ取得時刻の設定手法を説明するための一例の図である。
上述した事前コンテンツ取得を行う場合は、コンテンツ取得時刻“TGET”は、コンテンツ標準切替時刻“T”に対してコンテンツ取得時間幅“W”より前の時刻“T−W”から、時刻“T”までの間でユーザ端末12により任意に設定される。このとき、コンテンツ取得時刻は、“TGET=T−W×rand()”となる。なお、本明細書において、rand()は0から1の間の乱数を示している。
また、図11(b)は、利用開始が“T−W”より後の場合の事前コンテンツ取得におけるコンテンツ取得時刻の設定手法を説明するための一例の図である。ユーザ端末12がサービスの利用を開始した利用開始時刻が“T−W”より後の時刻“TLOGIN”である場合、コンテンツ取得時刻“TGET”は、時刻“TLOGIN”と時刻“T”の間で任意に設定される。このとき、コンテンツ取得時刻は、“TGET=T−(T−TLOGIN)×rand()”となる。
<コンテンツ取得時刻設定例2:事後コンテンツ取得時>
図12は、事後コンテンツ取得時のコンテンツ取得時刻の設定例について説明するための図である。ここで、図12(a)は、事後コンテンツ取得におけるコンテンツ取得時刻の設定手法を説明するための一例の図である。
事後コンテンツ取得を行う場合は、コンテンツ取得時刻“TGET”は、コンテンツ標準切替時刻“T”から、コンテンツ標準切替時刻“T”に対してコンテンツ取得時間幅“W”より後の時刻“T+W”までの間で、ユーザ端末により任意に設定される。このとき、コンテンツ取得時刻は、“TGET=T+W×rand()”となる。
また、図12(b)は、利用開始がTより後の場合の事後コンテンツ取得におけるコンテンツ取得時刻の設定手法を説明するための一例の図である。
ユーザ端末12がサービスの利用を開始した利用開始時刻が、“T”より後の時刻“TLOGIN”である場合、コンテンツ取得時刻“TGET”は時刻“TLOGIN”と時刻“T+W”の間で任意に設定される。このとき、コンテンツ取得時刻は、“TGET=TLOGIN+(T+W−TLOGIN)×rand()”となる。
<コンテンツ取得時刻設定による効果>
このように、ユーザ端末からコンテンツ取得が行われる時刻は、時間幅“W”の間で各ユーザ端末12−1〜12−n毎に乱数を使って決定されるため、ユーザ端末12毎に異なる時刻となり、その結果同じ時刻にコンテンツ取得によるコンテンツ提供サーバ11に対するアクセス集中を避けることで、コンテンツ提供サーバ11やサーバが接続された通信ネットワーク13等の負荷を軽減することができる。
また、各ユーザ端末12間のコンテンツ取得タイミングの時間分散が上述したような処理で実現され、その時間分散の程度がコンテンツ提供サーバ11から与えられるコンテンツ情報に含まれるコンテンツ取得時間幅に基づいて設定されるため、コンテンツ提供サーバ11により時間分散の度合いを調整することができる。
その結果、サーバ側の負荷が高いときには、時間幅を大きく取って、ユーザ端末からのコンテンツ取得を時間分散させるといった制御が、コンテンツ提供サーバ11側から一括して行うことができる。
<事前と事後のコンテンツ取得時間幅を別々にサーバから指定する方法>
また、上述した事前と事後のコンテンツ取得をユーザ端末12側で選択できる場合には、それぞれの時間幅を別の値としてコンテンツ情報に設定する。図13は、事前と事後のコンテンツ取得時間を変えたコンテンツ情報の一例を示す図である。ここで、図13に示す“WPRE”は事前コンテンツ取得に対するコンテンツ取得時間幅(秒)を示し、“WPOST”は事後コンテンツ取得に対するコンテンツ取得時間幅(秒)を示している。
図13に示すように、事前にコンテンツを取得するユーザ端末12には時間幅を大きくして広く時間分散させることで、コンテンツ提供サーバ11に負荷をかけないようにコンテンツを取得させる。また、事後にコンテンツを取得するユーザ端末12には時間幅を小さく指定することで、コンテンツ標準切替時刻後にコンテンツを取得させてユーザに提示するといった動作を行わせることができる。これにより、サービス内容に対応したコンテンツ取得のタイミングの設定を行うことができる。
更に、本発明は、本出願人により出願された上述の特許文献3に示すようなコンテンツ取得時刻の設定手法を適用することができる。つまり、利用開始からある一定時間しか経過していないユーザ端末に対してはアクセスを抑制する。
具体的には、ユーザ端末12からのサービスの利用開始時刻に対して、ある一定時間△tを加えた時刻をサービスの利用開始時刻“TLOGIN”として利用開始から時間△tを経過していないユーザ端末に対するコンテンツ取得を抑制する。
これにより、一度サービスにアクセスしても、すぐにサービスの利用を中止するユーザ端末に対するサーバの処理がなくなるため、コンテンツ提供サーバ11や通信ネットワーク13の負荷を軽減することができる。
上述したように本発明によれば、コンテンツを提供するサーバの負荷を軽減させることができる。具体的には、時刻に合わせてユーザ端末に提示を行うコンテンツ提供を擬似プッシュ配信で行う場合に、サーバにかかる費用を抑え、更にコンテンツ提供サーバに多数のユーザ端末からコンテンツ取得が集中することによるサーバの負荷を軽減させることができる。
また、ユーザ端末がコンテンツ提供サーバから取得したコンテンツ情報に含まれるコンテンツ標準切替時刻及びコンテンツ取得時間幅から、更新される次のコンテンツを取得する時刻を設定する場合には、コンテンツ提供サーバにより、コンテンツ取得時間幅をコンテンツによらず一定の値としたり、コンテンツ提供サーバやサーバに接続される通信ネットワークの負荷に応じてコンテンツ取得時間幅を調整することができる。
また、コンテンツ取得時刻をユーザ端末が設定する際には、コンテンツ標準切替時刻より前にコンテンツを取得させる事前コンテンツ取得や、コンテンツ標準切替時刻より後にコンテンツを取得させる事後コンテンツ取得等の手法を取ることができる。この場合、例えば、コンテンツ情報の中に事前コンテンツ取得に用いるコンテンツ取得時間幅、事前コンテンツ取得に用いるコンテンツ取得時間幅を別の値として含めることで、事前と事後のコンテンツ取得で別々の時間幅を設定することができる。
また、コンテンツ情報にコンテンツ取得時間幅を含まないが、もしくは、コンテンツ取得時間幅として特別な値を設定することで、ユーザ端末に対し、次のコンテンツを取得することを禁止することができる。これにより、コンテンツ提供サーバやサーバに接続されるネットワークの負荷が高い時に、ユーザ端末によるコンテンツ取得を禁止することができ、負荷を軽減することができる。
また、本発明は、リアルプッシュ型の配信で見られるようなユーザ端末やユーザを管理する情報をサーバ側に持たず、通常のウェブサーバと同じようなサーバでのサービスが可能であるため、サーバ設備に費用的な負担をかけることなく、より多くのユーザに対してサービスを提供することができる。また、ウェブサーバと同じ設備でのサービスが可能であるため、通常ウェブサービスに用いられる負荷分散手法も併用することで信頼性を高めることができる。
また、上述した本発明を適用して、例えば放送番組に連動するようなユーザ数の多いコンテンツサービスに適した信頼性の高いコンテンツ提供システムを実現することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明における負荷分散システムの一構成例を示す図である。 本発明におけるコンテンツ提供サーバの機能構成の一例を示す図である。 本発明におけるコンテンツ情報の一例を示す図である。 観測情報に対応したコンテンツ取得時間幅の一例を示す図である。 本発明におけるユーザ端末の機能構成例の一例を示す図である。 本発明におけるコンテンツ提供処理、コンテンツ取得処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 コンテンツ提供処理手順を説明するための一例のフローチャートである。 コンテンツ情報設定処理手順を説明するための一例のフローチャートである。 コンテンツ取得時間の時間幅決定処理手順の一例を示すフローチャートである。 コンテンツ取得処理手順を説明するための一例のフローチャートである。 事前コンテンツ取得時のコンテンツ取得時刻の設定例について説明するための図である。 事後コンテンツ取得時のコンテンツ取得時刻の設定例について説明するための図である。 事前と事後のコンテンツ取得時間を変えたコンテンツ情報の一例を示す図である。
符号の説明
10 コンテンツ提供システム
11 コンテンツ提供サーバ
12 ユーザ端末
13 通信ネットワーク
21,31 送受信手段
22 コンテンツ提供手段
23 コンテンツDB
24 コンテンツ情報提供手段
25 コンテンツ情報設定手段
26 時刻管理手段
27 コンテンツ提供スケジュールDB
28 コンテンツ取得時間幅決定手段
32 コンテンツ取得手段
33 コンテンツ提示手段
34 コンテンツ取得時刻設定手段
35 時刻管理手段
36 コンテンツ情報取得手段
41 入力装置
42 出力装置
43 ドライブ装置
44 演算処理装置
45 メモリ装置
46 CPU
47 ネットワーク接続装置
48 記録媒体

Claims (6)

  1. コンテンツを取得するユーザ端末にコンテンツの取得要求時間を設定させるコンテンツ提供サーバにおいて、
    通信ネットワークを介して接続された前記ユーザ端末との間でデータを送受信する送受信手段と、
    前記ユーザ端末から取得要求のあったコンテンツを提供するコンテンツ提供手段と、
    前記コンテンツ提供サーバにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツを前記ユーザ端末に提示させるためのコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記ユーザ端末により前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報からなるコンテンツ情報を設定するコンテンツ情報設定手段とを有し、
    前記コンテンツ情報設定手段は、コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より前にコンテンツを提示できるようにするか、又は、前記コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より後にコンテンツを提示するようにするために、前記コンテンツ取得時間幅を別々の前記時間幅情報設定し、更に、前記コンテンツ提供サーバにおける前記時間幅情報設定時のCPU負荷情報、メモリ使用量、前記通信ネットワークのトラフィック量、前記ユーザ端末の時間単位のアクセス量、又は前記ユーザ端末の接続数からなる前記観測情報に基づいて、前記時間幅情報を設定することを特徴とするコンテンツ提供サーバ。
  2. 前記コンテンツ情報設定手段は、
    前記ユーザ端末に対して次に更新されるコンテンツの取得を禁止する場合、前記コンテンツ情報に前記時間幅情報を設定しないか、又は、時間幅情報に予め設定された値を設定することを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ提供サーバ。
  3. コンテンツ提供サーバから所望するコンテンツを取得する時刻を設定して、設定した時刻に前記コンテンツを取得するユーザ端末において、
    前記コンテンツ提供サーバにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツ提示されるときのコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報から、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定するコンテンツ取得時刻設定手段と、
    前記コンテンツ取得時刻設定手段により設定された時刻に、前記次に更新されるコンテンツを取得するコンテンツ取得手段とを有し、
    前記コンテンツ取得時刻設定手段は、前記コンテンツ提供サーバから得られる、コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で前記ユーザ端末により任意に設定させるための第1の時間幅情報と、前記コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させるための第2の時間幅情報とのうち、選択される何れかの時間幅情報に対応させて前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定することを特徴とするユーザ端末。
  4. 前記コンテンツ取得時刻設定手段は、
    前記コンテンツ提供サーバから時間幅情報を取得できない場合、又は、前記時間幅情報に予め設定された値が設定されている場合、前記次に更新されるコンテンツの取得を中止することを特徴とする請求項に記載のユーザ端末。
  5. コンテンツを取得するユーザ端末にコンテンツの取得要求時間を設定させる処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ提供プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    通信ネットワークを介して接続された前記ユーザ端末から要求信号を受信する受信処理と、
    前記受信処理にて得られる前記ユーザ端末からの要求がコンテンツ情報の取得要求である場合、前記コンピュータにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツを前記ユーザ端末に提示させるためのコンテンツ標準切替時刻コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記ユーザ端末により前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報からなるコンテンツ情報を設定するコンテンツ情報設定処理とを実行させ、
    前記コンテンツ情報設定処理は、コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より前にコンテンツを提示できるようにするか、又は、前記コンテンツ取得時刻を、前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させることで前記コンテンツ標準切替時刻より後にコンテンツを提示するようにするために、前記コンテンツ取得時間幅を別々の前記時間幅情報設定し、更に、前記コンピュータにおける前記時間幅情報設定時のCPU負荷情報、メモリ使用量、前記通信ネットワークのトラフィック量、前記ユーザ端末の時間単位のアクセス量、又は前記ユーザ端末の接続数からなる前記観測情報に基づいて、前記時間幅情報を設定することを特徴とするコンテンツ提供プログラム。
  6. コンテンツ提供サーバから所望するコンテンツを取得する時刻を設定して、設定した時刻に前記コンテンツを取得する処理をコンピュータに実行させるためのコンテンツ取得プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記コンテンツ提供サーバにおいて前記コンテンツ更新され、に更新されるコンテンツ提示されるときのコンテンツ標準切替時刻と、コンテンツ取得時間幅を変更するための基準となる、所定の時刻に観測した観測情報に対応させて時間幅を決定することで、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を分散させるための時間幅情報から、前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定するコンテンツ取得時刻設定処理と、
    前記コンテンツ取得時刻設定処理により設定された時刻に前記次のコンテンツを取得するコンテンツ取得処理とを実行させ、
    前記コンテンツ取得時刻設定処理は、前記コンテンツ提供サーバから得られる、コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より前の時刻から前記コンテンツ標準切替時刻までの間で前記ユーザ端末により任意に設定させるための第1の時間幅情報と、前記コンテンツ取得時刻を前記コンテンツ標準切替時刻から前記コンテンツ標準切替時刻に対して前記コンテンツ取得時間幅より後の時刻までの間で、前記ユーザ端末により任意に設定させるための第2の時間幅情報とのうち、選択される何れかの時間幅情報に対応させて前記次に更新されるコンテンツを取得する時刻を設定することを特徴とするコンテンツ取得プログラム。
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