JP5832246B2 - 通信システム、通信装置、通信方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信システム、通信装置、通信方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、負荷分散を行う通信システム、通信装置、通信方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来、コンテンツの配信手順として、ユーザ端末からコンテンツの配信要求を送信すると、セッション確立プロトコルに従い、通信品質(通信帯域、遅延等)を確保しながら、コンテンツ配信用のメディアストリームを構築し、このメディアストリームを通してコンテンツを配信する手順が知られている(例えば、特許文献1等を参照)。
人気のあるコンテンツに対しては、多数のユーザ端末からのコンテンツの配信要求が送信される。その場合、当該コンテンツの配信を行う配信サーバ(コンテンツサーバ)の処理能力、配信サーバが接続されているネットワークリソースが不足し、多数のユーザ端末からの配信要求に同時に応えることができなくなる。
このような問題を解決するには、アクセスの集中するコンテンツを複製し、これを複数の配信サーバに記憶させ、配信することが有効である。これらは、一般にはCDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)技術といわれる。
特開2000−183013号公報
しかしながら、どのコンテンツに人気があり、複製する必要があるのかは予想困難であると共に、コンテンツを複製し、複数の配信サーバに配置する限りにおいて、システム構成はより大規模になってくるという課題がある。また、ソフトウェアアップデートのような大容量データのダウンロード時においては、リリースタイミングにおけるサーバ側のピーク負荷が極度に上がるため、それらのタイミングを分散させることがサービス提供におけるユーザ利便性を確保するために重要である。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、コンテンツをダウンロードする側の装置が自律分散的にダウンロードするタイミングを調整することができる通信システム、通信装置、通信方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る通信システムは、コンテンツを記憶し、外部からの送信要求に応じてコンテンツを送信する送信装置と、該送信装置に対してコンテンツの送信要求を行い、該送信要求に応じて送信されるコンテンツを受信する受信装置とを備えた通信システムにおいて、前記受信装置は、自装置を識別する識別情報を記憶する手段、複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを記憶するテーブル記憶手段、前記テーブルを参照し、記憶された自装置の識別情報に基づいて、自装置が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得する手段、及び該手段にて取得した時間帯の情報に基づき、前記送信装置に対してコンテンツの送信要求を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記受信装置は、該受信装置が受信すべきコンテンツの有無を前記送信装置に問い合わせる手段を備え、前記送信装置は、前記受信装置からの問い合わせを受付け、前記コンテンツが存在すると判断した場合、前記受信装置に通知すべき時刻を指定する手段と、指定した時刻を前記受信装置に通知する手段とを備え、前記受信装置は、前記送信装置から通知された時刻以降のタイミングにて、前記送信要求を前記送信装置へ送信することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記受信装置は、複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを複数記憶してあり、前記送信装置は、前記受信装置が参照すべきテーブルを指定する情報を前記受信装置へ送信する手段を備え、前記受信装置は、前記送信装置により指定されたテーブルを参照して、自装置が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記テーブルは、コンテンツを受信する日付と自装置の識別情報とにより一意に定まる時間帯の情報を規定することを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、前記受信装置は、取得した時間帯の情報を表示する手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信システムは、前記送信装置は、前記テーブルを記憶する手段と、前記受信装置からの送信要求に応じて前記テーブルを前記受信装置へ送信する手段とを備え、前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記テーブルを受信し、受信した前記テーブルを前記テーブル記憶手段に記憶することを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、コンテンツを記憶した外部装置に対してコンテンツの送信要求を行い、該送信要求に応じて前記外部装置から送信されるコンテンツを受信する通信装置において、自装置を識別する識別情報を記憶する手段、複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを記憶するテーブル記憶手段、前記テーブルを参照し、記憶された自装置の識別情報に基づいて、自装置が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得する手段、及び該手段にて取得した時間帯の情報に基づき、前記外部装置に対してコンテンツの送信要求を行う手段を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、前記テーブルは、コンテンツを受信する日付と自装置の識別情報とにより一意に定まる時間帯の情報を規定することを特徴とする。
本発明に係る通信装置は、取得した時間帯の情報を表示する手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る通信装置は、前記外部装置は前記テーブルを記憶してあり、前記外部装置から取得した前記テーブルを前記テーブル記憶手段に記憶することを特徴とする。
本発明に係る通信方法は、コンテンツを記憶した外部装置に対してコンテンツの送信要求を行い、該送信要求に応じて前記外部装置から送信されるコンテンツを受信する通信方法において、複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを参照して、自装置が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得し、取得した時間帯の情報に基づき、前記外部装置に対してコンテンツの送信要求を行うことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、コンテンツを記憶した外部装置から通信によりコンテンツを取得させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、複数のコンピュータの識別情報と該複数のコンピュータ夫々が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを参照して、自コンピュータが前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得させるステップと、コンピュータに、取得させた時間帯の情報に基づき、前記外部装置に対するコンテンツの送信要求を出力させるステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、コンテンツを受信すべき時間帯が、コンテンツを受信する側の装置に記憶されたテーブルによって定まる。そのため、コンテンツを配信する側の装置が、各受信装置からの要求を調整する必要がなくなる。また、それぞれの受信装置における受信タイミングは、それぞれの受信装置において自律分散的に定まる。
本発明によれば、送信装置及び受信装置を含む通信システムにおいて、各受信装置は、通信可能な時間帯の情報を、各受信装置内部に格納されたテーブルを参照して取得することができ、コンテンツの送信タイミングを自律分散的に制御することができる。
本実施の形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す模式図である。 サーバ装置及びクライアント装置の機能的構成の一例を示すブロック図である。 クライアント装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。 負荷分散テーブルの一例を示す模式図である。 クライアント装置によるコンテンツのダウンロード手順を説明するフローチャートである。 時間帯の情報を表示する画面の一例を示す模式図である。 コンテンツのダウンロード時に表示する画面の一例を示す模式図である。 コンテンツのダウンロード時に表示する画面の一例を示す模式図である。 時間帯の情報を表示する画面の一例を示す模式図である。 実施の形態2に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態3に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。 実施の形態4に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。 負荷分散テーブルの他の例を示す模式図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係る通信システムの全体構成の一例を示す模式図である。本実施の形態に係る通信システムは、各種コンテンツを提供するサーバ装置10、及びサーバ装置10からコンテンツをダウンロードする複数のクライアント装置20,20,…,20を備える。サーバ装置10及び各クライアント装置20は、インターネット、LAN(Local Area Network)のような通信ネットワークNを介して接続される。
サーバ装置10は、各種コンテンツを格納し、コンテンツに対する送信要求をクライアント装置20から受信した場合、要求されたコンテンツを要求元のクライアント装置20へ送信する。サーバ装置10が格納するコンテンツは任意であり、例えば、クライアント装置20を制御するための制御プログラム、クライアント装置20にインストールするアプリケーションプログラム、制御プログラム又はアプリケーションプログラムの更新データ(アップデータ)、並びにアプリケーションプログラム等で利用される映像データ、音楽データ、画像データ及び文書データなどの各種データを含む。
クライアント装置20は、通信ネットワークNを介してサーバ装置10に接続され、サーバ装置10からコンテンツをダウンロードすることが可能な装置である。クライアント装置20は、例えば、携帯型電話機、携帯型情報端末、パーソナルコンピュータ等の各種端末装置を含む。また、クライアント装置20は、テレビ受像機、コンテンツを記録・再生可能なメディアプレーヤ、レコーダ等の情報家電であってもよい。更に、クライアント装置20は、任意の通信装置とサーバ装置10との間に接続されるルータ装置等の中継装置であってもよい。
本実施の形態では、クライアント装置20として携帯型情報端末を想定し、以下の説明を行うものとする。
クライアント装置20は、サーバ装置10に対してコンテンツの送信要求を行い、送信要求に応じてサーバ装置10から送信されたコンテンツを受信する。本実施の形態のクライアント装置20は、後述するテーブル(負荷分散テーブル)を参照して、ダウンロードが許可されたタイミングであるか否かを判断し、ダウンロードが許可されたタイミングである場合に、サーバ装置10に対して送信要求を送信して、サーバ装置10からコンテンツをダウンロードすることを特徴としている。
図2はサーバ装置10及びクライアント装置20の機能的構成の一例を示すブロック図である。サーバ装置10は、制御部110、通信部120、コンテンツデータベース(コンテンツDB)130、及び端末IDデータベース(端末IDDB)140を備える。
サーバ装置10の制御部110は、CPU、メモリ等を備え、通信部120、コンテンツDB130及び端末IDデータベース140の動作を制御することにより、装置全体を本願発明の通信システムにおける送信装置として機能させる。
通信部120は、通信ネットワークNに接続されており、通信ネットワークNを介してクライアント装置20から送信される情報を受信すると共に、クライアント装置20へ送信すべき情報、コンテンツ等を送信する。
コンテンツDB130は、クライアント装置20に送信すべきコンテンツを格納する。コンテンツDB130には、コンテンツを識別する情報、コンテンツの格納場所(URL)、コンテンツのバージョン、データサイズ等の情報が、コンテンツと共に記憶されている。
端末IDデータベース140は、クライアント装置20を識別する識別情報(端末ID)を記憶する。各クライアント装置20に適用する負荷分散テーブルを、端末IDに対応付けて、端末IDデータベース140で記憶する構成としてもよい。
クライアント装置20は制御部210を備え、この制御部210が、コンテンツデータベース(コンテンツDB)220、通信部230、入力部240及び表示部250の動作を制御することにより、装置全体を本願発明の通信システムにおける受信装置として機能させる。
コンテンツDB220は、サーバ装置10より取得(ダウンロード)したコンテンツを記憶するための記憶部である。コンテンツDB220は、取得したコンテンツを、コンテンツの識別情報(ファイル名等)、コンテンツのバージョン、データサイズ、取得日時、取得先を特定する情報等に関連付けて記憶する。
通信部230は、通信ネットワークNに接続されており、サーバ装置10に対してコンテンツの送信要求を送信すると共に、この送信要求に応じてサーバ装置10から送信されるコンテンツ等のデータを受信する。
入力部240は、ユーザの操作を受付けるためのインタフェースとして機能する。表示部250は、ユーザに報知すべき情報を文字、図形等により表示する機能を備える。
制御部210は、通信制御部211、受信データ抽出部212、送信データ生成部213、負荷分散制御部214、負荷分散制御データベース(負荷分散制御DB)215、時間制御部216、及びコンテンツ管理部217を備える。
通信制御部211は、主としてサーバ装置10との通信に関する制御を行う。
受信データ抽出部212は、通信部230を通じて受信した情報から必要なデータを抽出する処理部として機能する。送信データ生成部213は、通信部230を通じて外部へ送信すべき送信データを生成する処理部として機能する。
負荷分散制御部214は、負荷分散テーブルを負荷分散制御DB215から読み出し、負荷分散テーブルにより規定された時間帯の情報(自装置がサーバ装置10からコンテンツを受信すべきタイミングの情報)を取得する。なお、負荷分散テーブルの詳細については後述するものとする。負荷分散制御部214は、読み出した時間帯の情報に基づき、負荷分散を実行する機能を有する。
時間制御部216は、サーバ装置10からコンテンツをダウンロードすべき時刻として指定された指定時刻を記憶する記憶領域、タイマ等を備え、サーバ装置10からコンテンツをダウロードするタイミングを制御する機能を有する。
コンテンツ管理部217は、サーバ装置10から送信されたコンテンツを受信データ抽出部212にて抽出した場合、抽出したコンテンツをコンテンツDB220に格納すると共に、格納したコンテンツの情報(コンテンツを識別する情報、バージョンの情報、データサイズ等)を管理する機能を有する。
図3はクライアント装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。クライアント装置20は、CPU21、RAM22、記憶デバイス23、通信デバイス24、入力デバイス25及び表示デバイス26を備える。
CPU21は、RAM22、記憶デバイス23、通信デバイス24、入力デバイス25及び表示デバイス26の動作を制御することにより、図2に示したクライアント装置20の各機能処理部による処理を実現し、クライアント装置20を本発明に係る通信装置(受信装置)として機能させる。
RAM22は、CPU21によって生成されたデータ、記憶デバイス23から読み出されたデータ、通信デバイス24又は入力デバイス25を通じて入力されたデータ等を一時的に記憶するためのメモリである。
記憶デバイス23は、例えば、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスであり、各種プログラム、データを記憶するための記憶領域を有する。記憶デバイス23が備える記憶領域には、上述したハードウェア各部の動作を制御するための制御プログラム、本願の通信装置として機能させるためのコンピュータプログラム、ユーザに提供するツールとしてのアプリケーションプログラム等が記憶される。また、記憶デバイス23が備える記憶領域には、ユーザにより入力されたデータ、通信デバイス24を通じて受信したコンテンツ等が随時記憶される。
通信デバイス24は、通信ネットワークNを介して、サーバ装置10と通信を行うためのデバイスである。通信デバイス24は、サーバ装置10に対してコンテンツの送信要求を送信すると共に、サーバ装置10から送信されるコンテンツを受信する。
入力デバイス25は、キーボード、タッチパネル等であり、ユーザの操作を受付けるためのデバイスである。表示デバイス26は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等であり、ユーザに報知すべき情報を表示するためのデバイスである。
上述したクライアント装置20の機能的構成及びハードウェア構成は一例に過ぎず、上記のものに限定されるものではない。
以下、本実施の形態に係る通信システムの動作について説明する。図4は実施の形態1に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。クライアント装置20は、負荷分散制御DB215に格納された負荷分散テーブルを参照し、負荷分散テーブルで規定されている時間帯においてダウンロードすべきコンテンツが存在するか否かをサーバ装置10に問い合わせる。
図5は負荷分散テーブルの一例を示す模式図である。負荷分散テーブルは、クライアント装置20の識別情報(端末ID)に応じて、そのクライアント装置20がコンテンツをダウンロードするタイミングを規定したテーブルである。本実施の形態では、ダウンロードするタイミングとして時間帯を採用し、端末IDの下1桁に対応させてダウンロード可能な時間帯を規定している。また、クライアント装置20によりダウンロード可能な時間帯が固定化されないように、ダウンロードする日(図5のテーブルの例では、1970年1月1日からの日数)に応じて、ダウンロード可能な時間帯を変更するようにテーブルを定めている。
例えば、端末IDが「12345」のクライアント装置20が、2011年10月1日にコンテンツをダウンロードする場合、端末IDの下1桁は「5」であり、1970年1月1日からの経過日数は「15248」日であるため、このクライアント装置20に許可されたタイミングは、図5に示されたテーブルを参照することにより、「0:00〜4:00」の時間帯であることが分かる。
図4に示したタイミングチャートにおいて、クライアント装置20は、ダウンロードすべきコンテンツが存在するか否かを問い合わせる際、現在時刻が、負荷分散テーブルにより規定される時間帯に属するか否かを判断する。現在時刻が、負荷分散テーブルにより規定される時間帯に属する場合には、問い合わせを実行し、属さない場合には、問い合わせを実行せずに、ユーザの操作を待ち受ける状態となる。
サーバ装置10は、クライアント装置20からコンテンツの有無に関する問い合わせを受付けた場合、コンテンツDB130を参照することにより、要求されているコンテンツが存在するか否かを判断する。コンテンツが存在する場合には、サーバ装置10にて時刻を指定した上で、指定した時刻の情報及びコンテンツが存在する旨をクライアント装置20に通知する。このとき、サーバ装置10は、通知する時刻を適宜指定する。例えば、サーバ装置10は、クライアント装置20から問い合わせを受付けた時間帯での混雑状況を判断し、負荷を分散するように時刻を指定することができる。
クライアント装置20は、サーバ装置10から時刻の情報及びコンテンツが存在する旨の通知を受けた場合、指定された時刻以降でコンテンツをダウンロードするタイミング(ダウンロード可能時刻)を設定すると共に、コンテンツをダウンロードするために必要な情報をサーバ装置10に要求する。
クライアント装置20からの要求を受けたサーバ装置10は、コンテンツをダウンロードするために必要な情報として、コンテンツの格納場所を示す情報(例えば、URL)をクライアント装置20に通知する。
クライアント装置20は、サーバ装置10から通知されたコンテンツの格納場所を示す情報を受信した後、算出したタイミングに達したか否かを判断し、算出したタイミングに達した場合、サーバ装置10に対してコンテンツの送信を要求する。
次に、クライアント装置20が実行する処理内容について説明する。図6はクライアント装置20によるコンテンツのダウンロード手順を説明するフローチャートである。クライアント装置20の制御部210は、装置が起動された場合、待機状態から復帰した場合等において、ステータスチェックを行い(ステップS11)、問い合わせ条件を満足するか否かを判断する(ステップS12)。制御部210が実行するステータスチェックには、バッテリー残量のチェック、通信部230による接続準備のチェックの他、前回のコンテンツ取得からの経過時間のチェック等のチェック項目が含まれる。制御部210は、予め記憶してある負荷分散テーブルを参照し、自装置がコンテンツをダウンロードすることが可能な時間帯であるか否かを判断することにより、問い合わせ条件を満足するか否かを判断する。
問い合わせ条件を満足する場合(S12:YES)、クライアント装置20は、通信部230を通じて、コンテンツの有無をサーバ装置10に問い合わせる(ステップS13)。このとき、クライアント装置20の通信制御部211は、コンテンツの有無を問い合わせるための送信データを送信データ生成部213にて生成させ、生成させた送信データを通信部230を通じてサーバ装置10へ送信することにより、問い合わせを行う。
問い合わせ条件を満足しない場合(S12:NO)、制御部210は、処理をステップS11へ戻す。
また、サーバ装置10への問い合わせに先立ち、負荷分散テーブルから定められる時間帯の情報を表示部250に表示してもよい。図7は時間帯の情報を表示する画面の一例を示す模式図である。図7に示した例では、クライアント装置20で利用可能なアプリケーションプログラムを3行5列に配置したアイコンにより表示している。また、映像データを再生するためのアプリケーションプログラムの近傍にて、「connect time [ 8 - 10 ]」との文字情報を表示することにより、このアプリケーションプログラムにて利用可能なコンテンツのダウンロード可能な時間帯が、8時から10時の時間帯であることを示している。
クライアント装置20の通信部230は、コンテンツの有無の問い合わせに対してサーバ装置10から通知される情報を受信する(ステップS14)。前述のように、ダウンロードすべきコンテンツがサーバ装置10に存在する場合、サーバ装置10は、指定した時刻を指定した上で、指定した時刻の情報及びコンテンツが存在する旨の情報をクライアント装置20に通知する。
クライアント装置20の通信部230にて、サーバ装置10が指定した時刻の情報及びコンテンツが存在する旨の情報を受信した場合、クライアント装置20の受信データ抽出部212は、受信した情報の中から時刻の情報を抽出し、時間制御部216内の記憶領域に抽出した時刻の情報を格納する(ステップS15)。
次いで、クライアント装置20の時間制御部216は、サーバ装置10から指定された時刻以降でコンテンツをダウンロードするタイミング(ダウンロード可能時刻)を設定する(ステップS16)。時間制御部216は、現在時刻がダウンロード可能時刻であるか否かを判断し(ステップS17)、現在時刻がダウンロード可能時刻でない場合には(S17:NO)、ダウンロード可能時刻となるまで待機する。
現在時刻がダウンロード可能時刻となった場合(S17:YES)、クライアント装置20は、通信部230を通じて、コンテンツの格納場所(URL)をサーバ装置10に問い合わせる(ステップS18)。このとき、クライアント装置20の通信制御部211は、コンテンツの格納場所(URL)を問い合わせるための送信データを送信データ生成部213にて生成させ、生成させた送信データを通信部230を通じてサーバ装置10へ送信することにより、問い合わせを行う。
クライアント装置20の通信部230は、コンテンツの格納場所の問い合わせに対してサーバ装置10から通知される情報(URL)を受信する(ステップS19)。通信部230にて受信した情報は、受信データ抽出部212を通じて通信制御部211に渡される。
通信制御部211は、送信データ生成部213を制御して、コンテンツのダウンロードを開始させるための送信データを生成させ、生成させた送信データを通信部230を通じてサーバ装置10へ送信することにより、コンテンツのダウンロードを開始させる(ステップS20)。
本実施の形態では、クライアント装置20がコンテンツの格納場所に関する情報を受信した場合、自動的にコンテンツをダウンロードする構成としたが、ユーザの操作を受け付けてコンテンツをダウンロードする構成としてもよい。図8及び図9はコンテンツのダウンロード時に表示する画面の一例を示す模式図である。クライアント装置20にて、コンテンツをダウンロードする準備が整った場合、例えば、図8に示す画面を表示部250に表示させる。図8に示した例では、画面の上部に配置したステータスバーに、コンテンツが更新(ダウンロード)できる旨を文字情報により表示している。また、コンテンツを利用するアプリケーションプログラムが、映像データを再生するソフトウェアであることをアイコンにより示している。
ダウンロード開始の指示を受付けるために、例えば、ステータスバーを下方へドラッグさせる操作を受付ける。ステータスバーのドラッグ操作を受付けた場合、表示部250には、図9に示すような、コンテンツの更新(ダウンロード)を確認するための画面を表示する。図9に示した画面には、ダウロードの実行を指示する「OK」ボタン及びダウンロードのキャンセルを指示する「Cancel」ボタンが配置されており、何れかのボタンがタッチ操作されることにより、ダウンロードの開始又はキャンセルが決定され、何れかの処理が実行される。
クライアント装置20の通信制御部211は、通信部230を監視して、コンテンツのダウンロードに成功したか否かを判断する(ステップS21)。
コンテンツのダウンロードに成功しなかった場合(S21:NO)、通信制御部211は、図示していない試行カウンタの値が0になったか否かをする(ステップS22)。なお、試行カウンタの初期値として、1以上の整数値が予め設定されているものとする。
試行カウンタの値が0になっていない場合(S22:NO)、通信制御部211は、試行カウンタの値を1だけ減少させ(ステップS23)、処理をステップS20へ移行させる。試行カウンタの値が0となった場合(S22:YES)、コンテンツのダウンロードに失敗した旨をユーザに報知する(ステップS24)。
また、ステップS21にてコンテンツのダウンロードに成功したと判断した場合(S21:YES)、ダウンロードしたコンテンツをコンテンツDB220に格納すると共に、コンテンツのダウンロードに成功した旨をユーザに報知する(ステップS25)。ダウンロードに成功した旨又は失敗した旨の報知は、例えば、表示部250にその旨の文字情報を表示することによって行う。
コンテンツのダウンロードに成功した場合、次にコンテンツをダウンロードする時間帯の情報を表示部250に表示させてもよい。図10は時間帯の情報を表示する画面の一例を示す模式図である。図10に示した例では、映像データを再生するためのアプリケーションプログラムの近傍にて、「次のDL時刻は10−11時です」との文字情報を表示することにより、このアプリケーションプログラムにて利用可能なコンテンツのダウンロード可能な次の時間帯が、10時から11時の時間帯であることを示している。
本実施の形態では、各クライアント装置20が負荷分散テーブルを予め記憶しておき、それぞれが負荷分散テーブルを参照してコンテンツのダウンロードタイミングを自律的に調整する構成としたが、サーバ装置10及びクライアント装置20の双方が負荷分散テーブルを備える構成であってもよい。
また、クライアント装置20は、1つの負荷分散テーブルを参照してコンテンツのダウンロードタイミングを決定する構成としたが、ダウンロードするコンテンツの種別、サービス毎に負荷分散テーブルを用意しておき、利用するコンテンツ、サービス等に応じてタイミングを調整する構成としてもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、クライアント装置20がコンテンツの有無をサーバ装置10に問い合わせる際に負荷分散テーブルを参照し、自装置がダウンロード可能な時間帯に問い合わせを行う構成とした。実施の形態2では、事前にコンテンツの有無を問い合わせておき、負荷分散テーブルを参照して、ダウンロードのタイミングを設定する構成について説明する。
なお、システム構成及び各装置の内部構成については、実施の形態1と全く同様であるため、その説明を省略することとする。
図11は実施の形態2に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。本実施の形態では、コンテンツとして、アプリケーションプログラム(ソフトウェア)のアップデータをダウンロードする例について説明する。クライアント装置20は、適宜のタイミング(例えば、装置が起動されたタイミング)にて、ダウンロードすべきアップデータが存在するか否かをサーバ装置10に問い合わせる。このとき、クライアント装置20は、自装置の端末ID及びソフトウェアの現行バージョンの情報をサーバ装置10に通知する。
問い合わせを受けたサーバ装置10は、該当するソフトウェアのアップデータがコンテンツDB130に存在するか否かを確認する。アップデータが存在する場合、サーバ装置10は、アップデータが存在する旨の情報、アップデート後のソフトウェアのバージョン情報(対象バージョン)、アップデータの格納場所の情報、及び混雑状況に応じてサーバ装置10が指定した時刻の情報を、クライアント装置20に通知する。
ここで、アップデータの格納場所として、実施の形態1と同様に、URLを利用することが可能である。また、通信ネットワークNの混雑状況に応じて、ダウンロード先を変更することができるように、複数のURLを通知する構成としてもよい。
サーバ装置10からの通知を受けたクライアント装置20は、負荷分散制御DB215に格納された負荷分散テーブルを参照し、サーバ装置10によって指定された時刻以降、かつ負荷分散テーブルに規定された時間帯の範囲内で、ソフトウェアのアップデータをダウンロードするタイミングを設定する。そして、クライアント装置20は、設定したタイミングにて、サーバ装置10に対してアップデータの送信を要求する。このとき、クライアント装置20は、自装置の端末ID、アップデート対象のソフトウェアの現行バージョンの情報、及びアップデート後のバージョンの情報をサーバ装置10に通知する。
サーバ装置10より複数のURLが通知されている場合には、何れか1つのURLを指定してアップデータの送信要求を行う。そして、アップデータの送信要求に対して、サーバ装置10からアップデータをダウンロードすることに失敗した場合、指定先のURLを変更して、再度アップデータの送信要求を実行する。
サーバ装置10より、アップデータをダウンロードすることに成功した場合、ダウンロードしたアップデータをコンテンツDB220に格納すると共に、アップデータの受信に成功した旨をユーザに報知する。ダウンロードに成功した旨の報知は、例えば、表示部250にその旨の文字情報を表示することによって行う。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、クライアント装置20に予め格納された1つの負荷分散テーブルを利用して、サーバ装置10からコンテンツをダウンロードするタイミングを設定する構成としたが、利用する負荷分散テーブルをサーバ装置10より取得する構成であってもよい。
実施の形態3では、必要に応じて負荷分散テーブルをサーバ装置10より取得する構成について説明する。なお、システム構成及び各装置の内部構成については、実施の形態1と全く同様であるため、その説明を省略することとする。
図12は実施の形態3に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。クライアント装置20は、適宜のタイミング(例えば、装置が起動されたタイミング)にて、ダウンロードすべきソフトウェアのアップデータが存在するか否かをサーバ装置10に問い合わせる。このとき、クライアント装置20は、自装置の端末ID及びソフトウェアの現行バージョンの情報をサーバ装置10に通知する。
問い合わせを受けたサーバ装置10は、該当するソフトウェアのアップデータがコンテンツDB130に存在するか否かを確認する。アップデータが存在する場合、サーバ装置10は、アップデータが存在する旨の情報、アップデート後のソフトウェアのバージョン情報(対象バージョン)、アップデータの格納場所の情報、及び負荷分散テーブルを、クライアント装置20に送信する。クライアント装置20に送信する負荷分散テーブルは、クライアント装置20の端末IDに対応付けて、サーバ装置10内(例えば、端末IDデータベース140内)に予め格納されているものとする。
クライアント装置20は、サーバ装置10から送信される負荷分散テーブル等を受信した場合、受信した負荷分散テーブルを負荷分散制御DB215に格納する。クライアント装置20は、新たに格納した負荷分散テーブルを参照し、負荷分散テーブルに規定された範囲内で、アップデータをダウンロードするタイミングを設定する。そして、クライアント装置20は、設定したタイミングにて、サーバ装置10に対してアップデータの送信を要求する。このとき、クライアント装置20は、自装置の端末ID、アップデート対象のソフトウェアの現行バージョンの情報、及びアップデート後のバージョンの情報をサーバ装置10に通知する。
アップデータの送信要求を受信したサーバ装置10は、該当するアップデータをクライアント装置20へ送信する。
サーバ装置10より、アップデータをダウンロードすることに成功した場合、ダウンロードしたアップデータをコンテンツDB220に格納すると共に、アップデータの受信に成功した旨をユーザに報知する。
実施の形態4.
実施の形態3では、サーバ装置10が、クライアント装置20の端末IDに対応付けて負荷分散テーブルを管理する構成としたが、クライアント装置20にて複数の負荷分散テーブルを格納しておき、利用可能な負荷分散テーブルの情報をサーバ装置10より適宜通知する構成としてもよい。
図13は実施の形態4に係る通信システムの動作を説明するタイミングチャートである。クライアント装置20は、適宜のタイミング(例えば、装置が起動されたタイミング)にて、ダウンロードすべきソフトウェアのアップデータが存在するか否かをサーバ装置10に問い合わせる。このとき、クライアント装置20は、自装置の端末ID及びソフトウェアの現行バージョンの情報をサーバ装置10に通知する。
問い合わせを受けたサーバ装置10は、該当するソフトウェアのアップデータがコンテンツDB130に存在するか否かを確認する。アップデータが存在する場合、サーバ装置10は、アップデータが存在する旨の情報、アップデート後のソフトウェアのバージョン情報(対象バージョン)、アップデータの格納場所の情報、及び負荷分散テーブルを識別するための情報(以下、テーブル番号という)を、クライアント装置20に通知する。クライアント装置20に送信するテーブル番号は、通知先のクライアント装置20が利用すべき負荷分散テーブルを指定するための情報であり、例えば、クライアント装置20の端末ID、ダウンロード対象のコンテンツ(アップデータ)、ダウンロード日時等に対応付けて、サーバ装置10内に予め格納されているものとする。サーバ装置10は、アップデータの存否に関する問い合わせを受信した場合、クライアント装置20の端末ID、ダウンロード日時等により、通知すべきテーブル番号を決定する。
サーバ装置10から通知される情報を受信したクライアント装置20は、テーブル番号で指定される負荷分散テーブルを負荷分散制御DB215より読み出し、読み出した負荷分散テーブルを参照して、負荷分散テーブルに規定された範囲内でアップデータのダウンロードタイミングを設定する。そして、クライアント装置20は、設定したタイミングにて、サーバ装置10に対してアップデータの送信を要求する。このとき、クライアント装置20は、自装置の端末ID、アップデート対象のソフトウェアの現行バージョンの情報、及びアップデート後のバージョンの情報をサーバ装置10に通知する。
アップデータの送信要求を受信したサーバ装置10は、該当するアップデータをクライアント装置20へ送信する。
サーバ装置10より、アップデータをダウンロードすることに成功した場合、ダウンロードしたアップデータをコンテンツDB220に格納すると共に、アップデータの受信に成功した旨をユーザに報知する。
実施の形態5.
実施の形態1では、図5の負荷分散テーブルに示すように、1日(24時間)を10個の時間帯に区分し、それぞれの時間帯において、ダウンロード可能なクライアント装置20の端末ID(1つのカテゴリ)を割り当てる構成としたが、時間帯の区分は、実施の形態1の負荷分散テーブルで規定する区分に限定されるものではない。
図14は負荷分散テーブルの他の例を示す模式図である。本実施の形態の負荷分散テーブルでは、クライアント装置20が起動されている可能性が低い深夜の時間帯(例えば、0:00〜6:00の時間帯)を除いて、1日(18時間)を3個の時間帯(午前中、午後、及び晩の時間帯)に区分している。また、端末IDを整数9で除算したときの余りを用いて、クライアント装置20を9個のカテゴリに区分している。図14に示したテーブルでは、1つの時間帯につき、3つのカテゴリに属するクライアント装置20からのアクセスを許可するように、時間帯及びクライアント装置20のカテゴリを規定している。
また、本実施の形態では、コンテンツの配信期間を3日間と想定し、連続する3日間においてダウンロードする時間帯が固定されないように、午前中、午後、晩の3種類の時間帯が順次現れるように、ダウンロードする日(図14のテーブルの例では、1970年1月1日からの日数)に応じて、ダウンロード可能な時間帯を規定している。
例えば、端末IDが「12345」のクライアント装置20が、2011年10月1日にコンテンツをダウンロードする場合、以下のようにして、ダウンロードする時間帯が定まる。端末IDより定まるカテゴリは、12345mod9により、「6」となる。また、1970年1月1日からの経過日数は「15248」日であるため、「15248mod9」の値は「2」となる。したがって、このクライアント装置20に許可されたタイミングは、図14の負荷分散テーブルを参照することにより、「18:00〜24:00」の時間帯であることが分かる。
以上のように、本実施の形態では、コンテンツの配信期間(例えば、3日間)内でダウンロード可能な時間帯をずらすことができるため、各クライアント装置20に対する公平性を担保することができる。
また、本実施の形態では、各コンテンツの配信期間を限定しているため、各クライアント装置20では、次のコンテンツの配信時期を特定することが可能である。例えば、前回のコンテンツダウンロード時より3日が経過した場合、クライアント装置20は、次のコンテンツの配信が開始されているものと推定することができる。そこで、端末の起動時等において、前回のコンテンツダウンロードから所定期間(例えば、3日)が経過したか否かを判断し、所定期間が経過した場合、クライアント装置20からサーバ装置10に対して、ダウンロードすべきコンテンツの有無を自動で問い合わせる構成としてもよい。
10 サーバ装置(送信装置)
20 クライアント装置(受信装置)
210 制御部
211 通信制御部
212 受信データ抽出部
213 送信データ生成部
214 負荷分散制御部
215 負荷分散制御DB
216 時間制御部
217 コンテンツ管理部
220 コンテンツDB
230 通信部
240 入力部
250 表示部
N 通信ネットワーク

Claims (12)

  1. コンテンツを記憶し、外部からの送信要求に応じてコンテンツを送信する送信装置と、該送信装置に対してコンテンツの送信要求を行い、該送信要求に応じて送信されるコンテンツを受信する受信装置とを備えた通信システムにおいて、
    前記受信装置は、
    自装置を識別する識別情報を記憶する手段、
    複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを記憶するテーブル記憶手段、
    前記テーブルを参照し、記憶された自装置の識別情報に基づいて、自装置が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得する手段、及び
    該手段にて取得した時間帯の情報に基づき、前記送信装置に対してコンテンツの送信要求を行う手段
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記受信装置は、該受信装置が受信すべきコンテンツの有無を前記送信装置に問い合わせる手段を備え、
    前記送信装置は、前記受信装置からの問い合わせを受付け、前記コンテンツが存在すると判断した場合、前記受信装置に通知すべき時刻を指定する手段と、
    指定した時刻を前記受信装置に通知する手段と
    を備え、
    前記受信装置は、前記送信装置から通知された時刻以降のタイミングにて、前記送信要求を前記送信装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記受信装置は、複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを複数記憶してあり、
    前記送信装置は、前記受信装置が参照すべきテーブルを指定する情報を前記受信装置へ送信する手段を備え、
    前記受信装置は、前記送信装置により指定されたテーブルを参照して、自装置が前記送信装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記テーブルは、コンテンツを受信する日付と自装置の識別情報とにより一意に定まる時間帯の情報を規定することを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1つに記載の通信システム。
  5. 前記受信装置は、取得した時間帯の情報を表示する手段を更に備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1つに記載の通信システム。
  6. 前記送信装置は、
    前記テーブルを記憶する手段と、
    前記受信装置からの送信要求に応じて前記テーブルを前記受信装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記受信装置は、前記送信装置から送信された前記テーブルを受信し、受信した前記テーブルを前記テーブル記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1から請求項5に記載の通信システム。
  7. コンテンツを記憶した外部装置に対してコンテンツの送信要求を行い、該送信要求に応じて前記外部装置から送信されるコンテンツを受信する通信装置において、
    自装置を識別する識別情報を記憶する手段、
    複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを記憶するテーブル記憶手段、
    前記テーブルを参照し、記憶された自装置の識別情報に基づいて、自装置が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得する手段、及び
    該手段にて取得した時間帯の情報に基づき、前記外部装置に対してコンテンツの送信要求を行う手段
    を備えることを特徴とする通信装置。
  8. 前記テーブルは、コンテンツを受信する日付と自装置の識別情報とにより一意に定まる時間帯の情報を規定することを特徴とする請求項に記載の通信装置。
  9. 取得した時間帯の情報を表示する手段を更に備えることを特徴とする請求項又は請求項に記載の通信装置。
  10. 前記外部装置は前記テーブルを記憶してあり、
    前記外部装置から取得した前記テーブルを前記テーブル記憶手段に記憶することを特徴とする請求項7から請求項9の何れか1つに記載の通信装置。
  11. コンテンツを記憶した外部装置に対してコンテンツの送信要求を行い、該送信要求に応じて前記外部装置から送信されるコンテンツを受信する通信方法において、
    複数の装置の識別情報と該複数の装置夫々が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを参照して、自装置が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得し、
    取得した時間帯の情報に基づき、前記外部装置に対してコンテンツの送信要求を行う
    ことを特徴とする通信方法。
  12. コンピュータに、コンテンツを記憶した外部装置から通信によりコンテンツを取得させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、複数のコンピュータの識別情報と該複数のコンピュータ夫々が前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯との対応関係を規定したテーブルを参照して、自コンピュータが前記外部装置からコンテンツを受信すべき時間帯の情報を取得させるステップと、
    コンピュータに、取得させた時間帯の情報に基づき、前記外部装置に対するコンテンツの送信要求を出力させるステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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