JPH10143181A - 楽音再生システム - Google Patents

楽音再生システム

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JPH10143181A
JPH10143181A JP8312893A JP31289396A JPH10143181A JP H10143181 A JPH10143181 A JP H10143181A JP 8312893 A JP8312893 A JP 8312893A JP 31289396 A JP31289396 A JP 31289396A JP H10143181 A JPH10143181 A JP H10143181A
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music
music information
transmitting
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JP8312893A
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Toshiyuki Yamaguchi
敏幸 山口
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
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  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバーの台数が増減した場合であってもリ
クエスト信号を送信するサーバーを自動的に設定するこ
とができる楽音再生システムを実現する。 【解決手段】 カラオケ装置10はステップ110で時
間T1になると各サーバーへ曲データ送信可能状態であ
るかを確認する確認信号120を送信し、ステップ13
0〜150で各サーバーからの応答信号130の数をサ
ーバーの台数としてカウントしてRAM48に一時格納
する。続いてステップ160、170でカラオケ装置1
0のロータリスイッチ51により設定された番号をサー
バーの台数で除算し、ステップ180でその余りを示す
数の番目のサーバーをリクエスト信号の送信先に設定
し、そのサーバーのイーサネットアドレスをRAM50
に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音を再生する
楽音再生装置が複数の部屋に備えられた楽音再生システ
ムであって、各部屋にカラオケ装置が備えられたカラオ
ケBOXやレジャーホテルなどで用いるカラオケシステ
ムとして好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケシステムとしては、
図14に示すものが知られている。このものは、B室な
いしJ室の各部屋91,91・・に備えられたカラオケ
装置90と、曲データが蓄積されたハードディスクドラ
イブユニット(以下、HDDと略称する)93を有する
A室のカラオケ装置94とが通信回線92により接続さ
れており、A室のカラオケ装置94が、B室ないしJ室
のカラオケ装置90から送信されるリクエスト信号によ
り示される選曲番号の曲データをHDD93から読出
し、リクエスト信号を送信したカラオケ装置90へ送信
する。つまり、A室のカラオケ装置94が、曲データを
配信するサーバーの役目をしている。なお、新曲の曲デ
ータなどは、ホストコンピュータ96のHDD95から
読み出されてA室のカラオケ装置94へ送信される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものでは、リクエスト信号の送信先となるサーバーは、
各カラオケ装置に設定されている環境ファイルを読出
し、その環境ファイルに設定されているサーバーのアド
レスを設定することにより行う。したがって、上記従来
のものでは、サーバーの台数が増減した場合に、各カラ
オケ装置が設置されている部屋へ出向き、カラオケ装置
の環境ファイルを読出し、サーバーのアドレスを新たに
リクエスト信号を送信する対象となるサーバーのアドレ
スに書き直さなければならないため、非常に手間が掛か
るという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、楽音再生装置へ楽曲情
報を送信する楽曲提供装置の台数が増減した場合であっ
ても、各楽音再生装置において楽曲情報の送信を要求す
る対象となる楽曲再生装置を設定し直す手間が掛からな
い楽音再生システムの実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、楽曲を示す楽
曲情報を受信するとともに、その受信した楽曲情報を再
生する楽曲情報再生手段を有する複数の楽音再生装置
と、これら複数の楽音再生装置へ通信回線を介して前記
楽曲情報を送信する楽曲情報送信装置が備えられた楽音
再生システムにおいて、前記複数の楽音再生装置のそれ
ぞれには、前記楽曲情報送信装置が前記楽曲情報を送信
可能な状態であるかを確認する確認信号を前記通信回線
を介して前記楽曲情報送信装置へ送信する確認信号送信
手段と、この確認信号送信手段により送信される確認信
号を受信した前記楽曲情報送信装置から送信される、前
記楽曲情報を送信可能な状態であるかを示す応答信号を
受信する応答信号受信手段と、この応答信号受信手段に
より受信される応答信号に基づいて、前記楽曲情報送信
装置の台数を演算する台数演算手段と、他の楽音再生装
置とは異なる番号を設定する番号設定手段と、この番号
設定手段に設定されている番号および前記台数演算手段
により演算された楽曲情報送信装置の台数に基づいて、
前記楽曲情報の送信元となる楽曲情報送信装置を設定す
る送信元設定手段と、が備えられており、前記楽曲情報
再生手段は、前記送信元設定手段により設定された楽曲
情報送信装置から送信される楽曲情報を再生するという
技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生システムにおいて、前記送信元設定手段
は、前記番号設定手段により設定されている番号により
示される数を前記台数演算手段により演算された台数に
より示される数で除算するとともに、その除算結果に基
づいて、前記楽曲情報送信装置を設定するものであると
いう技術的手段を採用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生システムにおいて、前記確
認信号送信手段は、前記確認信号を所定の時間置きに前
記通信回線を介して前記楽曲情報送信装置へ送信するも
のであるという技術的手段を採用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生システムに
おいて、前記楽曲情報送信装置には、他の楽曲情報送信
装置と識別する識別情報が記憶された識別情報記憶手段
が備えられており、前記確認信号には、前記識別情報記
憶手段に記憶された識別情報に対応する識別情報が含ま
れており、前記楽曲情報送信装置には、前記確認信号送
信手段により送信される確認信号に含まれる識別情報
が、前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対応
するものである場合に、前記応答信号を送信する応答信
号送信手段が備えられたという技術的手段を採用する。
【0009】
【作用】請求項1ないし請求項4に記載の発明では、楽
曲を示す楽曲情報を受信するとともに、その受信した楽
曲情報を再生する楽曲情報再生手段を有する複数の楽音
再生装置のぞれぞれに備えられた確認信号送信手段は、
それら複数の楽音再生装置へ通信回線を介して楽曲情報
を送信する楽曲情報送信装置が、楽曲情報を送信可能な
状態であるかを確認する確認信号を通信回線を介して楽
曲情報送信装置へ送信する。そして、各楽音再生装置に
備えられた応答信号受信手段は、確認信号送信手段によ
り送信される確認信号を受信した楽曲情報送信装置から
送信される、楽曲情報を送信可能な状態であるかを示す
応答信号を受信する。続いて、各楽音再生装置に備えら
れた台数演算手段は、応答信号受信手段により受信され
る応答信号に基づいて、楽曲情報送信装置の台数を演算
する。続いて、各楽音再生装置に備えられた送信元設定
手段は、他の楽音再生装置とは異なる番号を設定する番
号設定手段により設定されている番号および台数演算手
段により演算された楽曲情報送信装置の台数に基づい
て、楽曲情報を受信すべき楽曲情報送信装置を設定す
る。そして、楽曲情報再生手段は、送信元設定手段によ
り設定された楽曲情報送信装置から送信される楽曲情報
を再生する。つまり、各楽音再生装置は、受信した応答
信号に基づいて楽曲情報送信装置の台数を演算し、この
演算された台数と、設定されている番号とに基づいて、
楽曲情報を受信すべき楽曲情報送信装置を設定すること
ができる。
【0010】特に、請求項2に記載の発明の送信元設定
手段によれば、番号設定手段により設定されている番号
により示される数を前記台数演算手段により演算された
台数により示される数で除算するとともに、その除算結
果に基づいて、上記楽曲情報送信装置を設定することが
できる。したがって、楽曲情報送信装置の台数が増減し
た場合であっても、従来のように、各楽音再生装置にお
いて、環境ファイルを読出して楽曲情報の送信を要求す
る新たな楽曲情報送信装置を設定し直す手間を省くこと
ができる。
【0011】また、請求項3に記載の発明では、上記確
認信号送信手段は、確認信号を所定の時間置きに通信回
線を介して楽曲情報送信装置へ送信する。したがって、
楽曲情報送信装置の台数を上記所定の時間置きに演算
し、楽曲情報を受信すべき楽曲情報送信装置を設定する
ことができる。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
楽曲情報送信装置に備えられた応答信号送信手段は、確
認信号送信手段により送信される確認信号に含まれる、
他の楽曲情報送信装置と識別する識別情報が、上記識別
情報記憶手段に記憶された識別情報に対応するものであ
る場合に、上記応答信号を送信する。つまり、楽曲情報
送信装置は、自己に送信された確認信号のみを受信して
応答信号を楽音再生装置へ送信するため、楽音再生装置
は、楽曲情報送信装置の台数を正確に演算することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生システム
の一実施形態について図を参照して説明する。なお、以
下の実施形態では、楽音再生システムの一例として、カ
ラオケ装置が設置された部屋を複数有する、いわゆるカ
ラオケBOXで用いられるカラオケシステムを代表に説
明する。また、カラオケ装置としては、通信回線を介し
て曲が提供される、いわゆる通信カラオケ装置が用いら
れるものとする。
【0014】まず、本発明実施形態のカラオケシステム
の主要構成について、それを示す図1を参照して説明す
る。図1に示すように、カラオケシステム1は、Aない
しJまでの10室の部屋2,2・・と、管理室4とを有
し、A室には楽音再生装置たるカラオケ装置Aが、B室
にはカラオケ装置Bがそれぞれ設置されており、C室な
いしJ室には、楽音再生装置たるカラオケ装置10がそ
れぞれ設置されている。A室およびB室のカラオケ装置
10には、楽曲情報たる曲データが蓄積されたHDD5
が接続されている。このHDD5には、電話回線3aを
介してホストコンピュータ3から配信される曲データが
蓄積されている。
【0015】ここでは、A室のカラオケ装置Aをサーバ
ーA、B室のカラオケ装置Bを新たに増設されたサーバ
ーBとする。つまり、A室およびB室のカラオケ装置
は、カラオケ装置としての役目をする他、C室ないしJ
室のカラオケ装置10へ曲データを送信するサーバーの
役目をも果たす。
【0016】また、管理室4には、各部屋のカラオケ装
置の管理を行うCPU8aを備えた管理装置8と、この
管理装置8を操作するキーボード8bと、CPU8aの
処理結果などをCRTに表示するモニタ9とが設置され
ている。A室ないしJ室のカラオケ装置および管理装置
8には、LANボード54がそれぞれ備えられており、
各LANボード54は、通信回線たるLAN回線15を
介してそれぞれHUB2aに接続されている。つまり、
各カラオケ装置相互間と、管理装置8とが相互に送受信
可能に接続されている。
【0017】次に、カラオケ装置10の主要構成につい
て、それを示す図2を参照して説明する。なお、ここで
は、D室のカラオケ装置10を代表に説明する。図2に
示すように、カラオケ装置10には、カラオケ用の背景
映像、歌詞を示す歌詞映像などをCRTに表示するモニ
タ12と、歌い手のモニタ用のモニタ14とが備えられ
ている。また、後述するサーバーの設定、選曲、選曲さ
れた曲の曲データの送信要求を示す信号(以下、リクエ
スト信号と略称する)の送信、サーバーから送信される
曲データの受信、モニタ12,14に表示される映像の
切替え、合成、分割、管理装置8との信号の送受信など
を行う制御装置20が備えられている。
【0018】さらに、マイクロフォン17,18から入
力される音声と楽曲たるカラオケ曲とのミキシング、音
声とカラオケ曲との音量バランス、エコー調整、ディレ
イ調整、ミキシング信号の増幅、演奏される曲の音程制
御(キーコントロール)、高音、低音の制御(トーンコ
ントロール)などを行うアンプ16と、このアンプ16
から出力される増幅信号を音として再生するフロアータ
イプの1組のスピーカ11,11と、天井用の1組のス
ピーカ13,13と、制御装置20を遠隔操作する送信
器70とが備えられている。なお、E室ないしJ室に備
えられたカラオケ装置10も上記D室に備えられたカラ
オケ装置10と同じ構成である。また、サーバーAおよ
びサーバーBも、応答信号および曲データを他のカラオ
ケ装置へ送信する機能などを有するほかは、上記D室に
備えられたカラオケ装置10と同じ構成である。ところ
で、アンプ16、制御装置20、スピーカ11,11お
よびスピーカ13,13が、本発明の楽音再生装置に相
当する。
【0019】次に、カラオケ装置10に備えられた制御
装置20の装備について図3を参照して説明する。図3
(A)は、制御装置20の前面パネルの説明図、同図
(B)は、制御装置20の背面パネルの説明図である。
図3(A)に示すように、制御装置20の前面パネルに
は、選曲する曲の番号の入力などを行うための0〜9の
ボタンからなるテンキー21と、選曲を確定するための
選曲ボタン22とが設けられており、テンキー21の上
には、選曲された曲の選曲番号を5桁の数字でLED表
示する選曲番号表示体23が設けられている。
【0020】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取り消しボタン25と、演奏を停止させる演奏
停止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直す
ための歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで
予約するための割り込みボタン28とが設けられてい
る。さらに、前面パネルの左上には、送信器70から送
信される光信号を受光する受光窓38が設けられてお
り、前面パネルの左下には、制御装置20の電源を立ち
上げる電源ボタン39が設けられている。
【0021】また、テンキー21の右には、キーを低く
するフラットキー29と、キーを標準にする標準キー3
0と、キーを高くするシャープキー31とが設けられて
おり、それらキーの下には、ボーカルのメロディーライ
ンの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス
目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の
後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けら
れている。さらに、その下には、カラオケを行うモード
とカラオケを行わないモードとに切り替えるカラオケ切
替ボタン35と、通信回線5を介して入力されるデータ
を曲データからBGM、有線放送、テレビ放送などに切
り替える入力切替ボタン36と、CRT12,14の表
示をカラオケ店が提供しているサービス情報の表示に切
り替えるサービスボタン37とが設けられている。
【0022】また、図3(B)に示すように、制御装置
20の背面パネルには、LAN回線15を接続する通信
端子40が設けられており、この通信端子40の右方に
は、ロータリスイッチ51が設けられている。このロー
タリスイッチ51は、後述するように、本カラオケ装置
10へ曲データを送信する送信元となるサーバーを自動
設定するために用いられる。ロータリスイッチ51の周
囲の背面パネルには、0ないし9の番号が印刷されてお
り、ロータリスイッチ51を回転させて目印51aを0
ないし9の番号のうちの所望の番号に合わせることによ
り、本カラオケ装置10の番号が設定される。なお、上
記番号は、A室ないしJ室のカラオケ装置に連続番号で
設定されている。また、ロータリスイッチ51の右方に
は、アンプ16の音声入力端子(図示省略)と接続され
る音声出力端子41と、モニタ12の映像入力端子(図
示省略)と接続される映像出力端子43と、モニタ14
の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子
44とが設けられている。
【0023】次に、上記制御装置20の制御系の構成に
ついて、それをブロック図で示す図4を参照して説明す
る。制御装置20には、確認信号の送信、サーバーの台
数の演算、リクエスト信号の送信先であるサーバーの設
定、選曲、リクエスト信号のサーバーへの送信、サーバ
ーから送信される応答信号および曲データの受信、曲の
演奏順序の予約、演奏順序の変更、音声制御、映像制御
などをプログラムにしたがって行うCPU45が備えら
れている。
【0024】このCPU45には、選曲された曲の選曲
番号を示す選曲番号データ、予約された曲の選曲番号デ
ータ、各サーバーから送信された応答信号およびCPU
45の演算結果などを一時保存するRAM46と、各サ
ーバーへ確認信号を送信する場合のコマンドやCPU4
5の制御プログラムなどが記憶されたROM47と、受
信された曲データを一時保存するRAM48と、上記ロ
ータリスイッチ51の目印51aにより示される番号お
よびリクエスト信号の送信先となるサーバーのイーサネ
ットアドレスなどを記憶するRAM50とが接続されて
いる。なお、上記ロータリスイッチ51およびRAM5
0が、本発明の番号設定手段に相当する。
【0025】また、CPU45には、タイマ58のカウ
ントにしたがって曲データに含まれるMIDIデータを
MIDI音源57へ書き込む制御を行うシーケンサ56
と、MIDI音源57から出力される音楽信号を入力し
てアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制御
回路55とが接続されている。
【0026】また、CPU45には、通信端子40およ
びLAN回線15を介して各サーバーおよび管理装置8
との間でデータの送受信を行うためのLANボード54
が接続されている。このLANボード54には、イーサ
ネットアドレスが記憶されたLAN用のIC(図示省
略)が搭載されており、そのイーサネットアドレスを示
すイーサネットアドレスデータを送受信信号に含めるこ
とにより、送受信先を特定する。さらに、複数種類の背
景映像を示す背景映像データが記録されたCD−ROM
を再生する動画プレーヤ6と、この動画プレーヤ6から
読出された背景映像データおよびRAM48から読出さ
れた曲データ中の歌詞映像データを入力し、モニタ1
2,14に表示される映像として図13に示すように、
背景映像200中に歌詞映像202がスーパーインポー
ズされた映像を作成したり、歌詞映像202にテロップ
204をかけたりする映像制御回路61が接続されてい
る。
【0027】またさらに、CPU45には、受信窓38
内のフォトダイオードなどの受光素子38aにより受光
された光信号をデジタル信号に変換する受信回路62
と、制御装置の前面パネルに設けられた各種ボタンを押
したときに点灯するLED、選曲番号表示体23および
予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回路63
と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイッチン
グ信号を入力する入力回路64とが接続されている。ま
た、E室ないしJ室のカラオケ装置10に備えられた制
御装置20の制御系の構成も、上記D室のものと同じで
ある。また、各サーバーに備えられたHDD5には、同
じ曲データが蓄積されている。そして、各サーバーに備
えられた制御装置の制御系は、図5に示すように、ホス
トコンピュータ3と通信を行うための通信端子42、通
信用モデム49および曲データが蓄積されたHDD5が
設けられている点と、CPU52がサーバーとして機能
する点と、CPU52が応答信号を送信する点とで異な
り、それら以外の構成は、同じである。
【0028】次に、送信器70の構成について、その外
観を示す図6を参照して説明する。送信器70の左上に
は、制御装置20の電源をON、OFFする電源ボタン
71が設けられており、右上には、曲の間奏部分や曲の
演奏終了後に拍手の音を再生するように設定するための
拍手ボタン72が設けられており、その左には、拍手の
モード(種類)を切り替えるモード切替ボタン73が設
けられている。それらボタンの下には、制御装置20に
設けられたボタンと同じ作用を行うボーカルボタン74
と、2コーラスカットボタン75と、後奏カットボタン
76とが設けられている。また、それらボタンの下に
は、制御装置20に設けられたボタンと同じく、フラッ
トキー77、標準キー78、シャープキー79、テンキ
ー80、選曲キー81、演奏停止キー82、取り消しキ
ー83、歌い直しキー84、割り込みキー85が設けら
れている。なお、上記各ボタンおよびキーを押したとき
に、そのボタンまたはキーに対応する信号が、発信部8
6に内蔵されたLEDから発信される。
【0029】次に、新たにB室のカラオケ装置がサーバ
ーとなった場合に、D室のカラオケ装置10のリクエス
ト信号の送信先を設定し、その設定されたサーバーから
曲データを受信して再生する場合のCPU45およびC
PU52の処理内容について図9ないし図12を参照し
て説明する。図9は、CPU45のメインルーチンを示
すフローチャートであり、図10は、リクエスト信号の
送信先となるサーバーを設定するために実行されるCP
U45の処理および演算内容を示すフローチャートであ
る。図11は、応答信号をカラオケ装置10へ送信する
ために実行されるCPU52の処理内容を示すフローチ
ャートであり、図12は、曲データを再生するために実
行されるCPU45の処理内容を示すフローチャートで
ある。
【0030】まず、CPU45により実行されるサーバ
ーの設定処理(ステップ100)について説明する。C
PU45は、サーバーの設定を行う時間T1になると
(ステップ110)、各サーバーへ、図8(A)に示
す、サーバーが曲データを送信可能な状態であるかを確
認するための確認信号120をブロードキャストで各サ
ーバーへ送信する(ステップ120)。確認信号120
は、サーバーのイーサネットアドレスを示すイーサネッ
トアドレスデータ(以下、EAと略称する)101、D
室のEA104およびサーバーから応答信号を返信させ
るための確認データ122から構成されている。
【0031】そして、各サーバーのCPU52は、確認
信号120を受信すると(ステップ300)、確認信号
120に含まれているEA101が自己のEAと一致す
るかを判定し(ステップ310)、一致する場合は、曲
データを送信可能な状態であるかを示す応答信号をD室
のカラオケ装置10へ送信する(ステップ320)。応
答信号は、図8(B)に示すように、送信先であるD室
のカラオケ装置10を識別するEA102、送信元であ
るサーバーのEA101および応答内容を示す応答デー
タ132から構成されている。
【0032】そして、CPU45は、各サーバーからの
応答信号130を受信すると(ステップ130)、受信
した応答信号130の数をサーバーの台数としてカウン
トし(ステップ140)、RAM48に一時格納する
(ステップ150)。続いて、その一時格納されたデー
タ(以下、データ1と略称する)をRAM48から読出
すとともに、RAM50に記憶されているカラオケ装置
の番号を示すデータ(以下、データ2と略称する)を読
出し(ステップ160)、データ2をデータ1で除算す
る(ステップ170)。
【0033】続いて、その除算の結果算出された余りを
示す数の番目のサーバーをリクエスト信号の送信先に設
定し、この設定されたサーバーのEAをRAM50に格
納する(ステップ180)。たとえば、サーバーAを1
番目、サーバーBを2番目とし、D室のカラオケ装置1
0には番号「3」が設定されているとすると、データ1
は「2」であり、データ2は「3」となるから、3÷2
=1余り1となる。したがって、1番目のサーバー、す
なわちサーバーAがリクエスト信号の送信先、つまり、
曲データの送信元に設定される。また、たとえば新たに
C室のカラオケ装置がサーバーとなった場合には、D室
のカラオケ装置10がリクエスト信号100を送信する
サーバーは、3÷3=1余り0となる。このように、余
りが算出されない場合には、何番目のサーバーに設定す
るかは、任意に設定することができる。また、1番目の
サーバーをどのサーバーに設定するかも、任意に設定す
ることができる。なお、本実施形態では、カラオケ装置
とサーバーとの通信には、ICMP(インターネット
コントロール メッセージ プロトコル)におけるPI
NG機構が用いられ、上記時間T1は、たとえば1時間
である。
【0034】次に、D室のカラオケ装置10を利用する
者が選曲を行い、その選曲された曲によりカラオケを行
う場合のCPU45の処理内容(ステップ200)につ
いて図12のフローチャートを参照して説明する。ま
ず、利用者が、送信器70をD室のカラオケ装置10に
備えられた制御装置20に向けて、電源ボタン71を押
すと、制御装置20の電源が投入され、これに連動して
モニタ12,14およびアンプ16が起動する。そし
て、送信器70のテンキー80を押して歌いたい曲の選
曲番号を入力する。このとき、テンキーを押す毎に、そ
の押したキーに対応する数字が、モニタ12,14およ
び制御装置20の選曲番号表示体23に表示され、選曲
番号の確認をできるようになっている。なお、選曲中で
あることは、表示された数字が点滅表示されることによ
り確認できるようになっている。
【0035】そして、選曲番号の入力が終了し、選曲ボ
タン101を押すと入力した選曲番号が確定されるとと
もに、その選曲番号を示す選曲番号データがRAM46
に一時格納される。続いて、その一時格納された選曲番
号データをRAM46から読出すとともに、RAM50
に記憶されているサーバーAのEAを読出す。続いて、
上記読出された選曲番号データにより示される選曲番号
に対応する曲データの送信要求を示すリクエスト信号を
サーバーAへ送信する(ステップ220)。リクエスト
信号は、図7(A)に示すように、送信先のサーバーA
のEA101、選曲番号を示す選曲番号データ104お
よび送信元を示すEA102から構成されている。続い
て、サーバーAは、リクエスト信号100を受信する
と、自己のHDD5から上記リクエスト信号100の選
曲番号データ104により示される曲データを検索する
とともに読出してカラオケ装置10へ送信する。
【0036】曲データは、図7(B)に示すように、送
信先を示すEA102、MIDIデータ112、歌詞映
像を示す歌詞映像データ113および背景映像の種類を
示す背景モードデータ114から構成されている。続い
て、上記送信された曲データ110は、LAN回線15
を介してD室のカラオケ装置10の制御装置20の通信
端子40およびLANボード54を介して受信される
(ステップ230)。続いて、その受信された曲データ
110は、RAM48に保存開始され、その保存が終了
するとRAM48から曲データ110が読出され、曲デ
ータ110に含まれる歌詞映像データ113は、映像制
御回路61に入力され、モニタ12,14に表示可能な
歌詞映像信号に変換される。
【0037】また、曲データ110に含まれるMIDI
データ112は、シーケンサ56に取り込まれ、タイマ
58のカウントにしたがってMIDI音源57に書き込
まれる。MIDI音源57にMIDIデータの書き込ま
れた部分の音源データは、音声制御回路55へ出力さ
れ、アンプ16によって増幅可能なアナログの音楽信号
に変換される。この音楽信号は、アンプ16へ出力さ
れ、増幅された後にスピーカ11,11およびスピーカ
13,13へ出力され、両スピーカによって再生される
(ステップ240)。
【0038】一方、RAM48から読出された背景モー
ドデータ114に対応する背景映像を示す背景映像デー
タが動画プレーヤ6により、CD−ROMから検索され
て読出され、この読出された背景映像データは、映像制
御回路61によりビットマップデータに展開されるとと
もに、モニタ12,14に表示可能な信号に変換され、
映像出力端子43を介してモニタ12へ出力され、ま
た、映像出力端子44を介してモニタ14へ出力され、
両モニタ12,14により背景映像が表示される(ステ
ップ240)。その表示は、図13に示すように、背景
映像200の中に歌詞映像202がスーパーインポーズ
された形で行われる。
【0039】また、マイク17,18から入力された音
声は、アンプ16に内蔵されたマイクミキシング回路に
より、上記音楽信号とミキシングされ、このミキシング
されたミキシング信号は、アンプ16により増幅された
後にスピーカ11,11およびスピーカ13,13へ出
力され、両スピーカによって音楽信号および音声信号が
再生される。つまり、D室のカラオケ装置10の利用者
は、自分の選んだ曲をモニタ12,14の画面に映し出
された背景映像200および歌詞映像202を見ながら
マイク17、または、マイク18を通して歌う(カラオ
ケする)ことができる。そして、再生が終了し(ステッ
プ250)、予約曲がある場合には(ステップ26
0)、予約曲の選曲番号データをRAM46から読出し
(ステップ270)、サーバーAへリクエスト信号10
0を送信する(ステップ220)。
【0040】以上のように、本実施形態のカラオケシス
テムによれば、曲データを提供するサーバーが増設され
た場合であっても、カラオケ装置が、一定時間置きにサ
ーバーの台数を演算し、その演算データおよびカラオケ
装置の番号に基づいて新たなサーバーを自動的に設定す
ることができるため、従来のように、カラオケ装置にお
いて環境ファイルを読出し、新たなサーバーを設定する
手間を省くことができる。
【0041】なお、上記実施形態では、サーバーを増設
した場合を説明したが、サーバーを削減した場合も上記
実施形態と同様に新たなサーバーを設定することができ
る。また、上記実施形態では、カラオケ装置からサーバ
ーへ確認信号を送信する構成で説明したが、一定時間置
きにサーバーからカラオケ装置へ応答信号を送信する構
成でもよい。さらに、上記実施形態では、カラオケ装置
の番号をサーバーの台数で除算した結果算出される余り
の数に基づいて新たなサーバーを決定する構成を説明し
たが、カラオケ装置の番号からサーバーの台数を減算し
た値に基づくなど、他の演算方法により新たなサーバー
を決定することもできる。
【0042】ところで、CPU45により実行されるス
テップ110およびステップ120が、本発明の確認信
号送信手段として機能し、ステップ130が応答信号受
信手段として機能する。また、ステップ140が台数演
算手段として機能し、ステップ150ないしステップ1
80が送信元設定手段として機能する。さらに、CPU
52により実行されるステップ300ないしステップ3
20が、本発明の応答信号送信手段として機能する。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、楽音再
生装置へ楽曲情報を送信する楽曲提供装置の台数が増減
した場合であっても、各楽音再生装置において楽曲情報
の送信を要求する対象となる楽曲再生装置を設定し直す
手間が掛からない楽音再生システムを実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケシステムの主要構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示すカラオケシステムに備えられたカラ
オケ装置の外観説明図である。
【図3】(A)は、カラオケ装置に備えられた制御装置
の前面パネルの説明図であり、(B)は、制御装置の背
面パネルの説明図である。
【図4】カラオケ装置10に備えられた制御装置の制御
系の構成を示すブロック図である。
【図5】サーバーに備えられた制御装置の制御系を示す
ブロック図である。
【図6】送信器の外観を示す説明図である。
【図7】(A)は、リクエスト信号の説明図であり、
(B)は、曲データの説明図である。
【図8】(A)は、確認信号の説明図であり、(B)
は、応答信号の説明図である。
【図9】CPU45のメインルーチンを示すフローチャ
ートである。
【図10】サーバーの設定のために実行されるCPU4
5の処理内容を示すフローチャートである。
【図11】応答信号を送信するために実行されるCPU
52の処理内容を示すフローチャートである。
【図12】選曲および再生を行うために実行されるCP
U45の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】モニタ12に表示された背景映像および歌詞
映像を示す説明図である。
【図14】従来のカラオケシステムの説明図である。
【符号の説明】
1 カラオケシステム 3 ホストコンピュータ 3a 電話回線 5 HDD 6 動画プレーヤ 8 管理装置 10 カラオケ装置 12,14 モニタ 11,13 スピーカ 15 LAN回線 16 アンプ 17,18 マイク 20 制御装置 45,52 CPU 51 ロータリスイッチ 70 送信器 100 リクエスト信号 110 曲データ 120 確認信号 130 応答信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽曲を示す楽曲情報を受信するととも
    に、その受信した楽曲情報を再生する楽曲情報再生手段
    を有する複数の楽音再生装置と、 これら複数の楽音再生装置へ通信回線を介して前記楽曲
    情報を送信する楽曲情報送信装置が備えられた楽音再生
    システムにおいて、 前記複数の楽音再生装置のそれぞれには、 前記楽曲情報送信装置が前記楽曲情報を送信可能な状態
    であるかを確認する確認信号を前記通信回線を介して前
    記楽曲情報送信装置へ送信する確認信号送信手段と、 この確認信号送信手段により送信される確認信号を受信
    した前記楽曲情報送信装置から送信される、前記楽曲情
    報を送信可能な状態であるかを示す応答信号を受信する
    応答信号受信手段と、 この応答信号受信手段により受信される応答信号に基づ
    いて、前記楽曲情報送信装置の台数を演算する台数演算
    手段と、 他の楽音再生装置とは異なる番号を設定する番号設定手
    段と、 この番号設定手段に設定されている番号および前記台数
    演算手段により演算された楽曲情報送信装置の台数に基
    づいて、前記楽曲情報の送信元となる楽曲情報送信装置
    を設定する送信元設定手段と、 が備えられており、 前記楽曲情報再生手段は、 前記送信元設定手段により設定された楽曲情報送信装置
    から送信される楽曲情報を再生することを特徴とする楽
    音再生システム。
  2. 【請求項2】 前記送信元設定手段は、 前記番号設定手段により設定されている番号により示さ
    れる数を前記台数演算手段により演算された台数により
    示される数で除算するとともに、その除算結果に基づい
    て、前記楽曲情報送信装置を設定するものであることを
    特徴とする請求項1に記載の楽音再生システム。
  3. 【請求項3】 前記確認信号送信手段は、 前記確認信号を所定の時間置きに前記通信回線を介して
    前記楽曲情報送信装置へ送信するものであることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の楽音再生システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記楽曲情報送信装置には、 他の楽曲情報送信装置と識別する識別情報が記憶された
    識別情報記憶手段が備えられており、 前記確認信号には、 前記識別情報記憶手段に記憶された識別情報に対応する
    識別情報が含まれており、 前記楽曲情報送信装置には、 前記確認信号送信手段により送信される確認信号に含ま
    れる識別情報が、前記識別情報記憶手段に記憶された識
    別情報に対応するものである場合に、前記応答信号を送
    信する応答信号送信手段が備えられたことを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載の楽音再
    生システム。
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