WO2001084405A1

WO2001084405A1 - Systeme de contrat d'affretement de navire, serveur et base de donnees pour ce systeme, et methode d'assistance pour ledit contrat

Info

Publication number: WO2001084405A1
Application number: PCT/JP2001/003567
Authority: WO
Inventors: Masao Watanabe; Kouhei Tsutsumi; Masako Mori
Original assignee: Mitsubishi Corporation
Priority date: 2000-04-27
Filing date: 2001-04-25
Publication date: 2001-11-08
Also published as: AU5256801A; US20030074236A1; GB0130000D0; GB2368164A

Description

傭船契約支援システム、およびそのサーノ並びにデータベース、並びに傭船契約支援方法技術分野

本発明は、船舶を所有する、若しくは船舶を運航する船主（以下、オーナ一とレう）と傭船者（以下、チヤ一タラ一という）との間で行われる傭船契約を支援明

するための傭船契約支援システム、そのサーバ、データべ一ス、および傭船契約田

支援方法に関するものである。背景技術

従来、タンカー等の船舶についての傭船契約の引合いは、チヤ一タラーとォーナ一との間に介在するブローカ一により行われることが一般的である。

第 49図、第 50図は、ブローカーが介在して行われる傭船契約の引合い手続の流れを示すフローチャートである。以下、第 49図と第 50図を用いて従来の傭船契約の引き合い手続の流れについて説明する。

先ず、荷物（石油）の運搬を必要とするチヤ一タラーは、電話により傭船契約の引き合いをブローカーに依頼する（S Do依頼を受けたブローカ一は、依頼内容についてオーナ一に連絡し（S 2)、チヤ一タラーのニーズに合う船を選定させて（S 3)、貸し出す船を決定させる（S4)。貸出条件を決定したオーナ一は、その条件についてブローカ一に連絡し（S 5)、ブローカ一はその条件を確認してチヤ一タラーに伝える（S 6)。 '

ブローカーより連絡を受けたチヤ一タラーはその条件を確認した（S 7) 後、さらに手続を続行する（S 9) か否か（S 8) を判断する。続行する場合は、チャ一ターする船を決定した旨と、それについての交渉項目およびその内容についてブローカーに伝え（S 9)、ブローカ一はその交渉項目等について確認して、ォーナ一に伝える（S 10)。オーナーは交渉項目および内容について確認した（S 11)後、交渉方針を決定してブローカーに伝え (S 12)、ブローカ一はオーナ —側の交渉項目等を確認してチヤ一夕ラーに伝える（S 13)。

チヤ一タラ—はオーナ—側の提示した交渉項目等を確認して（s 14)、その決定がなされると、その旨をブローカーに伝え（S 15)、ブローカ一はチヤ一タラ一側の提示したチヤ一夕一条件の最終確認を行って、オーナーに伝え（S 16)、オーナーはチヤ一タラ一側の提示したチヤ一ター条件についての最終確認を行う (S 17)。貸出の最終決定を行ったオーナ一により、その旨がブローカーに伝えられると（S 18)、ブローカ一はそのチャーター条件の最終確認を行ってチヤ一タラ一に伝えると共に、契約書である成約要約書（F i x t u r e Re c ap) を作成し（S 19)、それをチヤ一夕ラーとオーナーに Eメール又は FAXにて送信する（S 21)。

ブローカーより電話連絡を受けたチヤ一タラ一は、ブローカ一より送られた成約要約書を受領する（S 23) ことによりオーナー側の了解を確認し（S 20)、又、オーナ一もブローカ一より送ら.れた成約要約書を受領する（S 22) ことにより、貸出条件の最終決定事項について確認する（S 18) ことができる。

なお、以上の手続において、ステップ S 9〜ステップ S 14に示される交涉手続は、交渉の折り合いがつくまで、複数回数（例えば 4, 5回）繰り返される場合がある。

以上のように、従来の傭船契約の引合い手続においては、チヤ一夕ラーとォ一ナ一との間にブローカ一が介在して、主に電話を用いて交渉が行われている。しかしながら、傭船契約の引き合いにおいては、極めて多数の項目について条件を定めなければならず、統一された言語（英語）を用いて行われているにしても、聞き取りにくい場合が生じ、視覚を用いる情報取引に比し、その内容把握が極めて困難となる。一方、 FAXを用いて交渉を行うと、条件設定等、多数回にわたる情報のやりとりにおいて多大な時間と労力を費やすこととなる。

また、従来の引合い手続においては、ブローカ一を介在させることにより、チヤータラーとオーナーとが直接交渉を行わないことから、情報伝達時間にロスが生じ、さらにオーナ一側にとっては、ブローカ一に対する仲介料が必要となり、傭船費用が高くなる。また、チヤ一タラ一、ブローカ一、オーナ一の少なくともいずれかが外国に滞在している場合は時差の問題も生じる。さらにまた、従来の引合い手続は、主として電話により行われているため、成約要約書または契約書の作成に際しては、チヤ一夕ラーとオーナー間で互いに合意した交涉項目について、一つ一つその内容を記述していかねばならず、従ってこれら書類の作成にも多大な労力を要する。

本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、チヤ一タラ一とォ一ナ一がブローカーを介することなく、容易に且つ迅速、正確に傭船契約を成立させることができる傭船契約支援システム、およびそのサーバ並びにデータべ一ス、並びに傭船契約支援方法を提供することを目的としている。発明の開示

本発明に係る傭船契約支援システムは、船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援システムにおいて、前記傭船者が有する傭船者用情報端末と、前記船主が有する船主用情報端末と、前記傭船契約に必要な所定の情報、前記傭船者により入力された情報、及び前記船主により入力された情報を格納する記憶部と、前記傭船者用情報端末から入力された情報、または前記船主用情報端末から入力された情報、および前記記憶部に記憶された情報に基づいて、所定の情報入力用画面、または情報表示用画面を形成し、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末にそれぞれ適宜表示させつつ、傭船契約の成立を支援する制御部とを備えたことを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者と船主がブローカ一を介することなく、それぞれの情報端末を用い、またそれぞれの情報端末に表示された画面を視覚的に確認しつつ、傭船契約手続を進めることができ、容易に、且つ迅速、正確に傭船契約を成立させることができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記所定の情報入力用画面には、前記傭船者用情報端末に表示され、前記傭船者が傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせ情報を入力して、船主にその回答を提示させるための問い合わせ情報入力用画面が含まれることを特徴とするものである。

このような問い合わせ情報入力用画面を備えることにより、傭船者は傭船契約に必要な船舶に関する問い合わせを容易に行うことができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記問い合わせ情報入力用画面は、船主を特定しない問い合わせを行うための画面もしくは、少なくとも

1つの船主を特定して問い合わせを行うための画面のうち少なくともいずれかの画面を含むことを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者は不特定多数の船主に対する問い合わせもしくは、特定した船主に対する問い合わせを容易に行うことができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記所定の情報入力用画面には、前記問い合わせ情報に対する回答を前記船主が前記船主用情報端末より入力して、前記傭船者に提示するための回答情報入力用画面が含まれることを特徴とするものである。

このような回答情報入力用画面を備えることにより、船主は、傭船者からの問い合わせに対する回答提示が容易となる。

また、本発明に係る傭船契約ま援システムにおいて、前記情報表示用画面には、前記傭船者からの問い合わせ情報に対する前記船主からの回答を前記傭船者用情報端末に表示させるための回答情報表示用画面が含まれることを特徴とするものである。

このような回答情報表示用画面を備えることにより、傭船者は船主からの回答を容易に知ることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記回答情報表示用画面には、複数の船主からの回答があった場合には、それらの回答が併記されることを特徴とするものである。

このように、複数の船主からの回答が併記されるようにすれば、傭船者にとつて、各船主の提示した回答の比較が容易となり、傭船者にとってより好ましい傭船契約を行うことができる船主を選択することが容易となる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記回答情報表示用画面には、ネゴシエーションを行う船主を指定してネゴシエーションに移行するための意志表示を行う意志表示情報入力部が設けられていることを特徴とするものである。このような意志表示情報入力部を設けることにより、指定した船主とのネゴシェ一ションにスムーズに移行することができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、

前記意志表示情報入力部によりネゴシエーションへ移行するための意志表示情報が入力された場合に、前記制御部はその意志表示情報を前記船主用情報端末に所定のフォームで表示させるベく送信すると共に、他の情報通信形態を用いて前記船主に前記意志表示情報を知らせるべく送信することを特徴とするものである。このような構成によれば、船主は傭船者からのネゴシエーション要求を容易に且つ迅速に知ることができ、傭船契約成立までの手続きが迅速化する。

また、本発明に係る傭船約支援システムにおいて、前記制御部はネゴシェ一シヨンに際しては、前記傭船者用情報端末と前記船主用情報端末それぞれに、交渉項目毎の情報入力用画面を表示させることを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者及び船主にとつて交渉項目が容易に把握でき、交渉手続の容易化、迅速化につながる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記交渉項目毎の情報入力用画面には、交渉相手により入力された同じ交渉項目についての内容が表示され、表示内容に対して前記交涉相手と合意する旨を伝える伝達手段が設けられていることを特徴とするものである。

このような構成によれば、交涉相手の条件、合意の意志の有無等が容易に、且つ迅速、正確に把握でき、交渉手続の容易化、迅速化につながり、またその正確性を大きく高めることができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記交渉項目毎の情報入力用画面には複数の交渉項目一覧が併せて表示され、合意された交渉項目の内容が、その交渉項目一覧内において各交渉項目に対応して表示されることを特徴とするものである。

このような構成によれば、合意した交渉内容を確認しつつ、次のステップに交渉を進めていくことができ、合意内容についての確認が容易となり、手続が効率化する。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、合意された契約項目の内容が、前記交渉項目一覧内において必要な所定交渉項目全てに対応して表示された場合に、該交渉項目一覧における表示内容が傭船契約内容とされることを特徴とするものである。

このような構成によれば、合意内容の確認画面の表示内容が自動的に契約内容となり、契約書等の別途作成手続が不要となり、傭船契約手続が迅速化する。また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記交渉項目毎の情報入力用画面は、交渉相手に対し前記傭船契約内容には反映されないメッセージを入力するための第 1メッセージ入力部と、前記メッセージ入力部に入力されたメッセージが交渉相手に表示される第 1メッセージ表示部を有することを特徴とするものである。

このような構成によれば、交涉中に相手と傭船契約内容には反映されないメッセージを自由にやり取りすることができるため、契約交渉以上の意志の疎通を計ることができ、結果として傭船契約をスムースに成立させることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記傭船契約内容は、条件付きの傭船契約内容であって、前記傭船者用情報端末における前記所定の情報入力用画面には、前記条件付き傭船契約内容に対し、条件を解除する旨を入力するための条件角除入力部と、契約を不成立とする旨を入力する契約不成立入力部と、前記条件付き傭船契約内容について変更する旨を入力する変更入力部が設けられていることを特徴とするものである。

このように、成立した傭船契約内容を条件付きとすることによって、該契約内容を更に修正する機会ができるため、傭船契約内容を傭船者にとってより望ましいものとすることができる。また、傭船者は条件が解除されなければ契約を不成立とすることができるため、履行不能な契約が無くなり、現実に即した傭船契約を成立させることができる。

なお、上記条件とは、契約を実際に履行するための状況が整っているかという意味の条件であり、本発明の実施の形態 3においては、 STEMZSUPPL I ERS/RECE I VERS /CHARTERER'S MANAGEMENT' S APPROVAL (カーゴの問題、積地の受け入れ了解、揚地の受け入れ了解、マネージメントの了解）の 4つに相当する。傭船契約が成立した時点ではこれらの条件は解除されない。これら条件を傭船者自身が確認し、条件がクリアされれば、該傭船契約の条件を解除し（L i f t)、クリアされなければ、該傭船契約を不成立とする（Sub F a i 1 e d)₀

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記制御部は、前記変更入力部による入力があつた場合に、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末それぞれに、前記条件付きの傭船契約内容について、修正、追加及び削除の少なくともいずれかを含む変更のための情報を入力する変更入力用画面を表示させることを特徴とするものである。

このような構成によれば、条件付き傭船契約内容について、変更内容を容易に入力できる。なお、変更入力用画面は、本発明の実施の形態 3における、 C I e an Re c a Ne go t i a t i on Roo mの各交渉用画面に相当し、傭船者及び船主が互いに変更内容を入力しつつ交渉を進めていくことができる。また、本発明に係る記載の傭船契約支援システムにおいて、前記変更入力用画面にて入力される変更情報には、契約条項の追加が含まれることを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者が容易に契約条項を追加することができるため、契約内容を傭船者にとって望ましいものにすることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記所定の情報入力用画面には、前記傭船者用端末に表示され、前記契約条項を作成する契約条項作成画面が含まれ、前記記憶部は、前記作成した契約条項を記憶しておく第 1データベースを備え、前記変更入力画面にて行われる追加的な契約条項の入力には、前記第 1データベースに記憶された契約条項の引用を含むことを特徴とするものである。

このような構成によれば、追加する可能性のある契約条項を傭船者が予めシステムに登録しておくことができるため、登録した内容を追加条項の入力時に用いれば、入力の手間を省くことができるとともに、交渉の処理も迅速化する。なお、本発明の実施の形態 3では、 C l e an Re c ap Ne go t i a t i on o omにて追加を希望する契約条項を、予めシステムに登録しておいておいた契約条項（クロ一ズ）の中からプルダウンメニューにより容易に選択することができ、選択された契約条項の内容は、契約条項を追加するための入力エリアへそのままペーストされるようになっている。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記変更入力用画面には、前記交渉相手により入力された前記変更内容を表示するための変更内容表示部を備えたことを特徴とするものである。

このような構成によれば、交渉相手が入力した変更内容を容易に把握することができ、表示された変更内容に対して更なる変更を行うことも容易となるため、交涉を円滑に進めることが可能となる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記変更内容表示部に表示される変更内容のうち、修正部分、追加部分、削除部分の少なくともいずれかの表示形式は、変更部分以外の表示形式と異なることを特徴とするものである。このような構成によれば、変更された部分と変更されていない部分を簡単に見分けることができ、交渉を円滑に進めることができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記変更入力用画面には、前記変更内容表示部に表示された内容に対して前記交渉相手に合意する旨を伝える条件変更合意伝達部が設けられ、前記交渉相手が互いに合意した場合、合意した変更内容が前記条件付き傭船契約内容に反映されることを特徴とするものである。

このような構成によれば、変更内容に対して合意した旨を容易に、且つ迅速、正確に把握でき、交渉手続の容易化、迅速ィ匕につながり、またその正確性を大きく高めることができる。さらに、合意した内容が傭船契約内容に反映されれば、傭船契約書作成の手間暇が省け、傭船契約手続が迅速化する。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記変更入力用画面は、交渉相手に対し前記条件の変更内容には反映されないメッセージを入力するための第 2メッセ一ジ入力部と、前記メッセージ入力部に入力されたメッセージが交渉相手に表示される第 2メッセージ表示部を有することを特徴とするものである。このような構成によれば、交渉中に相手と傭船契約内容には反映されないメッセージを自由にやり取りすることができるため、契約交渉以上の意志の疎通を計ることができ、結果として傭船契約の変更に係る交渉を円滑に進めることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記制御部は、前記傭船者用端末から前記条件解除入力部による入力がなされた場合、前記条件付き傭船契約内容を、条件が解除された傭船契約内容とすることを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者が条件を解除した旨の入力を行った場合にのみ、条件付き傭船契約を条件が解除された傭船契約とすることができ、例えば、カーゴの問題、積地の受け入れ了解、揚地の受け入れ了解、マネージメントの了解等の傭船に必要な条件をクリァできた場合にのみ傭船者が条件を解除すればよいため、履行不能な契約の成立を防ぐことができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記船主用情報端末における前記所定の情報入力用画面には、前記条件解除入力部による入力がなされた場合に前記条件が解除された傭船契約内容を確認するための確認画面が含まれ、前記確認画面は、船主が前記条件解除された傭船契約内容を確認した旨を入力する確認入力部を備え、前記確認入力部により確認の入力がされた場合、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に対し前記条件が解除された傭船契約内容を送信することを特徴とするものである。

このような構成によれば、条件が解除された旨を船主が容易に確認することができるとともに、確認後に、傭船者及び船主に対し条件が解除された傭船契約内容が送信されるため、最終的な傭船契約内容を容易に把握できる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記記憶部には、複数の船舶の位置情報を登録した第 2データベースが含まれ、前記制御部は、前記傭船者用情報端末から入力された所定の情報に基づいて、前記第 2データべ一スに登録された船舶の位置情報を前記傭船者用情報端末にポジションリストとして表示することを特徴とするものである。

. このような構成によれば、傭船者は複数の船舶の位置情報を容易に知ることができ、傭船しょうとする船舶の選択等が容易に且つ迅速に行うことが可能となる。また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記ポジションリストには前記複数の船舶それぞれの位置情報の他、各船舶の概略情報が含められ、前記傭船者用情報端末から前記概略情報の内容に関する所定の条件を設定入力することによって、前記制御部は、前記設定入力された所定の条件を満たす船舶のみを前記ポジシヨンリストから選択的に表示することを特徴とするものである。このような構成によれば、傭船者は希望する条件を満たす船舶等をポジションリストから容易に見出すことが可能となる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記ポジションリストとして表示される船舶の位置情報を更新するための位置情報更新入力部を備え、前記制御部は、前記位置情報更新入力部により入力された更新情報に基づいて、前記第 2データべ一スを更新することを特徴とするものである。

このような構成によれば、船の位置情報の変更に応じてポジションリストを更新することができるため、傭船者は実状に即したデータを参照することが可能となり、傭船の問い合わせを的確に行うことができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記記憶部には、前記ポジションリストに表示された各船舶についての詳細情報を登録した第 3データべースが含まれ、前記ポジションリストには、前記第 3データベースに基づいて各船舶についての前記詳細情報を前記傭船者用情報端末に表示させるための詳細情報要求指示部が備えられていることを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者がポジションリストにおいて興味を持った船舶についてのより詳細な情報を容易に且つ迅速に得ることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記各船舶についての詳細情報を更新するための詳細情報更新入力部を備え、前記制御部は、前記詳細情報更新入力部により入力された更新情報に基づいて、前記第 3データベースを更新することを特徵とするものである。

このような構成によれば、船の詳細情報の変更に応じてデータベースに登録された詳細情報を更新することができるため、傭船者は実状に即したデータを参照することが可能となり、傭船の問い合わせを的確に行うことができる。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記ポジションリスト又は前記ポジションリストに表示された各船舶についての詳細情報が表示される表示画面の少なくともいずれかには、該表示された船舶に関する問い合わせを行うための、問い合わせ情報入力部が備えられていることを特徴とするものである。このような構成によれば、所定の船に対する問い合わせ（E n q u i r y) を容易に行うことができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記記憶部に前記傭船者と前記船主との間で行われた傭船契約に関する履歴を記憶しておくようにしたことを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者と船主の間でペンディングされていた傭船契約を再開したり、あるいは過去において行われた契約内容を再度用いることが容易となり、傭船契約が迅速化する。

また、本発明に係る傭船契約支援システムにおいて、前記履歴には過去に契約された契約内容を含み、該履歴は傭船者または船主がネゴシエーションを円滑に行うことができるように、それぞれの情報端末の画面上に適宜表示可能とされていることを特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者や船主は過去の契約内容を視認しつつネゴシエーシヨンを行うことができるため、ネゴシエーションを円滑に行うことが可能となる。

また、本発明に係る傭船契約支援方法は、コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援方法において、前記傭船者が傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しようとする所定の船舶に関する問い合わせを傭船者用情報端末より行って、船主にその回答を提示させるための問い合わせステップと、前記傭船者からの問い合わせ情報に対する回答を船主が船主用情報端末より入力して、傭船者に提示するための回答ステップと、前記船まより提示された回答情報に基づいて、所定の船主とネゴシェ一ションに移行するネゴシエーション移行ステップと、傭船者用情報端末と船主用情報端末を用いて傭船者と船主がネゴシエーションを行うステップとを備えたこと.を特徴とするものである。

このような構成によれば、傭船者と船主がブローカーを介することなく、それぞれの情報端末を用い、またそれぞれの情報端末に表示された画面を視覚的に確認しつつ、傭船契約手続を進めることができ、簡単に、正確且つ迅速に傭船契約を成立させることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援方法において、前記ネゴシエーションのステツプは、前記傭船者用情報端末と前記船主用情報端末の表示画面それぞれに、複数の交渉項目一覧を表示すると共に、前記複数の交渉項目のうち、未交渉の項目の一つの項目について所定の情報入力用画面を表示して交渉内容を入力させる第 1ステツプと、前記傭船者と前記船主により入力された交渉内容について互いに合意するか否かを質問して意志決定を表示させる第 2ステップと、前記一つの交渉項目について同意された交渉内容を、前記交渉項目一覧内に、同意された前記交渉項目に対応させて表示するよう設定して前記第 1ステツプに戻る第 3ステップとを備え、前記第 1乃至第 3ステップを繰り返して、前記交渉項目一覧の必要な交渉項目を交渉内容で埋めることにより、傭船契約を成立させるようにしたことを特徴とするものである。

このような構成によれば、簡単に、且つ迅速、正確に傭船契約手続を行うことができると共に、例えば合意された交渉項目をそのまま傭船契約書に反映させれば、傭船契約書を自動的作成することができる。

また、本発明に係る傭船契約支援方法において、前記成立した傭船契約は条件付き傭船契約であって、前記傭船者が前記傭船者用情報端末を用いて、前記条件付き傭船契約内容に対し、条件を解除したか、もしくは契約を不成立とするか、もしくは条件を修正するかのいずれかの状況を入力して船主に伝達する状況入力ステップと、前記入力ステップにおいて入力された状況が、条件の修正である場合、前記傭船者が修正を希望する条件について前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に所定の条件情報入力画面を表示して条件についての修正内容を入力させる修正入力ステップと、前記傭船者と前記船主により入力された修正内容について互いに合意するか否かの意志決定を入力する意志決定ステップと、前記状況入力ステップ及び前記修正入力ステップ並びに前記意志決定ステップは、前記状況入力ステップにおいて条件の解除もしくは契約の不成立が入力されるまで繰り返されることを特徴とするものである。

このように、成立した傭船契約内容を条件付きとすることによって、該契約内容を更に修正する機会ができるため、傭船契約内容を傭船者にとってより望ましいものとすることができる。さらに、条件が解除されるまで、もしくは契約を不成立とするまで、条件付き傭船契約内容を修正するための交渉を行うことができるため、傭船者にとって望ましい契約内容を形成することができる。また、傭船者は条件が解除されなければ契約を不成立とすることができるため、履行不能な契約が無くなり、現実に即した傭船契約を成立させることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援方法において、前記状況入力ステップにおいて入力された状況が条件の解除である場合、前記条件付き傭船契約内容は、条件が解除された傭船契約内容となり、前記条件が解除された傭船契約内容に対し、前記船主が前記船主用情報端末を用いて、前記条件解除を確認したことを入力する確認入力ステップと、前記確認入力ステップにおいて確認の入力がなされた場合、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に対し前記条件が解除された傭船契約内容を送信する条件解除傭船契約内容送信ステツプとを備えたことを特徴とするものである。

このような方法によれば、条件が解除された旨を船主が容易に確認することができるとともに、確認後に、傭船者及び船主に対し条件が解除された傭船契約内容が送信されるため、最終的な傭船契約内容を容易に把握できる。

また、本発明は、コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援システムに用いられるサーバであって、前記傭船者が傭船者用情報端末を用いて、傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせを行い、前記船主が船主用情報端末を用いて、前記傭船者からの問い合わせに対する回答を行い、前記船主からの回答情報に基づいて、ネゴシエーションステップに移行して、傭船者と船主がネゴシエーションを行う傭船契約手続において、前記傭船者用情報端末と船主用情報端末間の情報通信を制御するために用いられることを特徴とする傭船契約支援システムに用いられることを特徴とするものである。

このようなサーバによれば、傭船者と船主が情報端末を用いて情報交換しつつ傭船契約を成立させることができる。

また、本発明は、コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援システムに用いられるデータベースであつて、前記傭船者が傭船者用情報端末を用いて、傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせを行い、前記船主が船主用情報端末を用いて、前記傭船者からの問い合わせに対する回答を行い、前記船主からの回答情報に基づいて、ネゴシエーションステップに移行して、傭船者と船主がネゴシエーションを行う傭船契約手続において、傭船契約に必要な所定の情報、前記傭船者により入力された情報、及び前記船主により入力された情報を格納するために用いられることを特徴とする傭船契約支援システムに用いられることを特徴とするものである。

このようなデータベースによれば、傭船契約に必要な所定の情報を格納しておくことができ、傭船者と船主が情報端末を用いて情報交換しつつ傭船契約を容易、且つ迅速、正確に行うことができる。

また、本発明は、コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援するためのプログラムであって、前記傭船者が傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせを傭船者用情報端末より行って、船主にその回答を提示させるための問い合わせステップと、前記傭船者からの問い合わせ情報に対する回答を船主が船主用情報端末より入力して、傭船者に提示するための回答ステップと、前記船主より提示された回答情報に基づいて、所定の船主とネゴシエーションに移行するネゴシエーション移行ステップと、傭船者用情報端末と船主用情報端末を用いて傭船者と船主がネゴシェ一ションを行うステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするものである。

このようなプログラムをコンピュータに実行させれば、傭船者と船主がプロ一カーを介することなく、それぞれの情報端末を用い、またそれぞれの情報端末に表示された画面を視覚的に確認しつつ、傭船契約手続を進めることができ、簡単に、正確且つ迅速に傭船契約を成立させることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援用プログラムにおいて、前記ネゴシエー,ションのステップは、前記傭船者用情報端末と前記船主用情報端末の表示画面それぞれに、複数の交渉項目一覧を表示すると共に、前記複数の交渉項目のうち、未交渉の項目の一つの項目について所定の情報入力用画面を表示して交渉内容を入力させる第 1ステップと、前記傭船者と前記船主により入力された交渉内容について互いに合意するか否かを質問して意志決定を表示させる第 2ステップと、前記一つの交渉項目について同意された交渉内容を、前記交涉項目一覧内に、同意された前記交渉項目に対応させて表示するよう設定して前記第 1ステツプに戻る第 3ステップとを備え、前記第 1乃至第 3ステップを繰り返して、前記交渉項目一覧の必要な交渉項目を交渉内容で埋めることにより、傭船契約を成立させるようにしたことを特徴とするものである。

このようなプログラムをコンピュータに実行させれば、簡単に、且つ迅速、正確に傭船契約手続を行うことが可能となる。

また、本発明に係る傭船契約支援用プログラムにおいて、前記成立した傭船契約は条件付き傭船契約であつて、前記傭船者が前記傭船者用情報端末を用いて、前記条件付き傭船契約内容に対し、条件を解除したか、もしくは契約を不成立とするか、もしくは条件を修正するかのいずれかの状況を入力して船主に伝達する状況入力ステップと、前記状況入力ステップにおいて入力された状況が、条件の修正である場合、前記傭船者が修正を希望する条件について前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に所定の条件情報入力画面を表示して条件についての修正内容を入力させる修正入力ステップと、前記傭船者と前記船主により入力された修正内容について互いに合意するか否かの意志決定を入力する意志決定ステップと、前記状況入カステツプ及び前記修正入カステツプ並びに前記意志決定ステツプは、前記状況入カステツプにおいて条件の解除もしくは契約の不成立が入力されるまで繰り返されることを特徴とするものである。

このようなプログラムをコンピュータに実行させれば、傭船契約内容を更に修正する機会ができるため、傭船契約内容を傭船者にとってより望ましいものとすることができる。'さらに、条件が解除されるまで、もしくは契約を不成立とするまで、条件付き傭船契約内容を修正するための交渉を行うことができるため、傭船者にとって望ましい契約内容を形成することができる。また、傭船者は条件が解除されなければ契約を不成立とすることができるため、履行不能な契約が無くなり、現実に即した傭船契約を成立させることができる。

さらに、本発明に係る傭船契約支援用プログラムにおいて、前記状況入力ステップにおいて入力された状況が条件の解除である場合、前記条件付き傭船契約内容は、条件が解除された傭船契約内容となり、前記条件が解除された傭船契約内容に対し、前記船主が前記船主用情報端末を用いて、前記条件解除を確認したことを入力する確認入カステツプと、前記確認入カステツプにおいて確認の入力がなされた場合、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に対し前記条件が解除された傭船契約内容を送信する条件解除傭船契約内容送信ステップとをコンピュー夕に実行させることを特徴とするものである。

このようなプログラムをコンピュータに実行させれば、条件が解除された旨を船主が容易に確認することができるとともに、確認後に、傭船者及び船主に対し条件が解除された傭船契約内容が送信されるため、最終的な傭船契約内容を容易に把握できる。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の実施の形態 1に係る傭船契約支援システムのハードウエア構成の概略を示した図である。

第 2図は、同システムを利用した傭船契約の手続きの流れを示すフローチヤ一トである。

第 3図は、同システムを利用した傭船契約の手続きの流れを示すフローチヤ一トである。

第 4図は、同システムにおける表示画面の遷移図である。

第 5図は、同システムにおけるログイン画面である。

第 6図は、同システムにおけるチヤ一タラ一ホーム画面である。

第 7図は、同システムにおけるポジションリスト画面である。

第 8図は、同システムにおける Qu e s t i onna i r e' 88画面である。第 9図は、同システムにおける En i r y入力画面である。

第 10図は、同システムにおける End u i ry確認画面である。

第 11図は、同システムにおける En qu i ry&I nd i c a t i o n確認画面である。

第 12図は、同システムにおける I nd i c a t i on入力画面である。第 13図は、同システムにおける Own e r ' s I nd i c a t i on画面である。

第 14図は、同システムにおいてオーナ一が I nd i c a t i onを入力した後の確認画面である。

第 15図は、同システムにおけるオーナー側の Ne go t i a t i on R o om及び Ag r e e画面である。

第 16図は、同システムにおけるチヤ一タラー側の Ne g o t i a t i on Ro om及び Ag r e e画面である。

第 17図は、同システムにおける交渉段階途中のオーナー側の Ne go t i a t i on R o om及び A g r e e画面である。

第 18図は、同システムにおける交渉項目の 1つが合意に至った場合のチヤ一タラ一側の Ne go t i a t i on Ro 0111及び八8 r e e画面である。

第 19図は、同システムにおける全ての項目について合意した際の A g r e e 画面である。

第 20図は、同システムにおける Own e r ' s I n d i c a t i o n画面である。

第 21図は、同システムにおいてオーナーが I nd i c a t i onを入力した後の確認画面である。

第 22図は、同システムにおける F i X t u r e s Re po r t画面である。第 23図は、本発明の実施の形態 2に係る傭船契約支援システムのチヤット機能を設けたオーナー側のネゴシェ一ション画面である。

第 24図は、メッセージ表示エリアにメッセージが表示された状態を示す画面である。

第 25図は、本発明の実施の形態 3における傭船支援システムによる傭船契約の手続きの流れを示すフローチャートである。

第 26図は、同システムにおける表示画面の遷移図である。

第 27図は、同システムにおけるチヤ一タラー側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on R o omのトップページである。

第 28図は、同システムにおけるオーナー側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on R o omの卜ップぺ一ジである。

第 29図は、同システムにおけるチヤ一タラー側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Ro omの交渉開始画面である。

第 30図は、同システムにおけるチヤ一タラー側の C 1 e an Re c a Ne go t i a t i on Ro omの Ma i n T e rm交渉画面である。

第 31図は、同システムにおけるチヤ一タラー側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Roomの Ma i n T e r m交、渉画面である。

第 32図は、同システムにおけるオーナー側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Ro omの Ma i n T e rm交?歩画面である。

第 33図は、同システムにおけるチヤ一タラ一側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Roomの CZP Fo rm & O t he r S p e c i a l Or d e r s交渉画面である。

第 34図は、同システムにおけるチヤ一タラー側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Roomの C/P Fo rm & O t he r S p e c i a l Or de r s交渉画面である。

第 35図は、同システムにおけるオーナ一側の C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Roomの CZP Fo rm & O t he r S e c i a 1 Or de r s交渉画面である。

第 36図は、同システムにおける C 1 e an Re c ap Ne go t i a t i on Ro om交渉による修正後の On Sub R e c a p表示画面である。第 37図は、同システムにおける C 1 e a n R e c a p表示画面である。第 38図は、同システムにおいてチヤ一タラー及びオーナーに送信された C 1 e a n R e c a p添付したメールである。

第 39図は、本発明の実施の形態 4に係る傭船支援システムにおけるクローズ作成画面のトップぺージである。

第 40図は、同システムにおけるクローズ作成画面の中のデータ入力画面である。

第 41図は、同システムにおけるクローズ作成画面の中の入力確認画面である。第 42図は、同システムにおけるクローズ作成画面の中の処理選択画面のである。

第 4 3図は、同システムにおける作成されたクローズを公開すべき船主の選択画面である。

第 4 4図は、本発明の実施の形態 5に係る傭船支援システムにおけるポジションリスト更新画面のトップページである。

第 4 5図は、同システムにおけるポジションリスト更新のための確認画面である。

第 4 6図は、同システムにおけるポジションリスト更新のための入力画面である。

第 4 7図は、本発明の実施の形態 6に係る傭船支援システムの Q u e s t i o n n a i r e 8 8変更画面におけるトップページである。

第 4 8図は、同システムにおける Q u e s t i o n n a i r e 8 8変更デ一夕入力画面である。

第 4 9図は、従来のブローカ一が介在して行われる傭船契約の引合い手続の流れを示すフローチヤ一卜である。

第 5 0図は、従来のブローカーが介在して行われる傭船契約の引合い手続の流れを示すフローチヤ一トである。発明を実施するための最良の形態

実施の形態 1 .

以下、第 1図から第 2 2図を用いて、本発明の一実施の形態を詳細に説明する。第 1図は、本実施の形態における傭船契約支援システムを実現するためのハードウエア構成の概略を示した図である。傭船契約支援システムに用いられるサーバ 2 4はデ一夕ベース 2 5に傭船契約に必要な情報を蓄積、管理すると共に、蓄積された情報に基づいて例えばィンターネットのようなネットヮ一ク 2 6上に" W e. bサイトを公開し、チヤ一夕ラーとオーナーのための傭船契約の場を提供する。チヤ一タラーとオーナ—はそれぞれネットワーク端末 ₂ 7、 2 8からネットヮーク 2 6を介して、上記 W e bサイトにアクセスし、傭船のためのネゴシエーションを行い最終的に傭船契約を成立させる。なお、データべ一ス 2 5は、サーバ 2 4内に蓄積、管理されていてもよいし、サーバ 24以外の外部記憶装置に蓄積され、サーバ 24とネットワークで接続されていてもよく、第 1図に示されるような形態に限定するものではない。

第 2図、第 3図は、本実施の形態における傭船契約支援システムを利用した傭船契約の手続きの流れを示すフローチャートである。さらに、第 4図は、本傭船契約支援システムにおける表示画面の遷移図である。第 5図から第 22図は、第 4図に示された各画面の一例を示したものである。なお、本実施の形態は、タンカーに係る傭船契約支援システムを例としている。

本システムにおいては、チヤ一タラー側からネットワーク端末 27にてネット上に傭船引き合いを提示することで手続きが開始される。まず、チヤ一タラ一がインターネット上に開設された本システムの We bサイトにアクセスし、口グイン（Log i n) 画面からログインする（第 2図、 S 32)。該 Log i n画面は第 4図においては Log i n画面 60に相当し、第 5図に該画面の一例を示す。チヤ一タラ一は L o g i n画面 60からュ一ザ一名（Us e r name l O O) とパスワード（P a s s wo r d 101) を入力し、 Log i nポタン 102を 'クリックして本システムに口グインする。

なお、本実施の形態では Log i n画面 60は、チヤ一タラーだけでなくォーナ一の口グイン画面も兼ねており、入力されたュ一ザ名及びパスヮードからシステム側がチヤ一夕ラーかオーナ一かを判断する。第 4図に示されるように、判断の結果に基づいて、チヤ一タラーホーム画面（Ch a r t e r e r Home) 61かオーナーホーム画面（Own e r Home) 62に遷移する。

第 6図に Cha r t e r e r Home画面 61の一例を示す。図においてュ —ザ名「Cha r t e r e rA」の場合の Ch a r t e r e r Home画面 6 1が示されているが、この画面は、後述の問い合わせ確認画面（Enqu i ry 確認画面） 67を兼ねており、以前そのチヤ一タラ一が入力した傭船の引き合い (問い合わせ）が存在すれば、第 6図に示される「You,r Enqu i r i e s」 103の文字の下部にその内容がリストで表示されるようになっている。引き合いが存在しなければ、第 6図のようにブランクとなる。

ログインしたチヤ一タラーは、該 We bサイトでオーナー側に傭船の引き合いを出すが、引き合いのやりかたには 2パターンあり、チヤ一タラーが予め求める船を特定し、その船のオーナ一のみに引き合いを出すパターンと、求める船の条件を提示し、その条件に合う船を複数のオーナーに対して公募するパターンがあるが、まずは、前者のパターンから説明する。

チヤ一夕ラーは、通常、本システムのデータベース 25に登録されている船の情報に基づいて引き合いを出す船を決める。船の情報確認及び引き合いを出す船の決定は第 4図におけるポジションリスト（Po s i t i on L i s t ) 画面 63 (第 4図）で行う（第 2図、 S 33)。

第 6図における左フレームのメニュー項目 104から、「P o s i t i o n L i s t」をクリックし、 P o s i t i o n L i s t画面 63を呼び出す。なお、メニュー項目 104は、チヤ一タラーのログイン後、ネゴシエーション段階以外の画面では常に表示されるものとする。

第 7図に、 Po s i t i on L i s t画面 63の一例を示す。 P o s i t i on L i s t画面 63には、データベース 25に格納された船の情報の概略が表示され、第 7図においては左から、船名（Ve s s e 1)、オーナー名（Own e r)，船のタイプ（Ty p e)、船の製造年度（Ye a r Bu i 1 d)、ァラビアンガルフへの推定到着日（ETA (AG)), シンガポールへの推定到着日（E TA (SP))、最後の港からの出発日（ETD (La s t Po r t))、最後の港名（La s t P o r t)、備考（Rema r k s) がリストとなって表示されている。これらの情報によって、データベース 25に登録された各船の特徴及び位置情報が把握できる。なお、上記 ETAは E s t ima t e d T ime o f A r r i v a 1の略であり、 ETDは E s t i ma t e d T ime o f De p a r t u r eの略である。

また、傭船者は、ポジションリストに示される船の情報の概略について、情報端末より所定の条件を設定入力することにより、ポジションリストに表示される船を所定の条件を満たす船のみに選択して表示させることもでき、このような選択表示を行わせることにより、所望の船を容易に見出すことが可能となる。この所定の条件としては、例えば、船の建造年、到着予定日、または出発予定日、またはそれらの範囲等があげられ、具体的には、例えば、 Ye a r Bu i I dに関する条件として "1990年以降" の建造船や、 ETA SPに関する条件として " 5月 1日〜 5月 5日" の範囲にある船等があげられる。

さらにリストの左にはオプションポタン（To En q.) 105を備え、このオプションポタン 105をチヤ一夕ラ一がチェックすることで、引き合いを出す船を選定できる。第 7図においては、 Own e r Aの「J a p an Sp i r i t」という船が選択されている。この状態で画面下部の〇Kポタン 106をクリックすると Own e r Aの「 J ap an Sp i r i t」という船に対して引き合いが出されることになる。

また、本実施の形態においては、リストの各船名 107のいずれかをクリックすることで、第 4図における Qu e s t i o nn a i r e ' 88の画面 64が表示され、ここでさらにクリックした船に関する詳しい情報がチヤ一タラー側に提供される。第 8図に、第 7図における船名「 J apan Sp i r i t」をクリックした場合の、 Que s t i onn a i r e' 88画面 64の表示例を示す。チヤ一タラーは、上述の OKポタン 106をクリックする前に、本画面を参照することで、よりニーズにマッチした船を選定することが可能となる。なお、図示しないが、本システムにおいて、ポジションリストの画面と同様に Qu e s t i onn a i r e' 88の画面においても、画面で表示された船に対して引き合いを出すことが可能である。このように使い勝手のよいシステムを築することで、チヤ一タラーは容易且つ迅速に引き合いを出すことができる。

なお、上記のようなポジションリストは、予めオーナー側が別途入力 ·作成する。オーナーは本システムの We bサイトにログインした後（第 2図、 S 30)、 Owne r H ome画面 62の左フレームのメニュー項目（図示しないが第 1 1図のメニュー項目 114と同様）の中の「P o s i t i o n L i s t；」をクリックして第 4図におけるポジションリスト作成画面 65を呼び出し、オーナーの船の情報を入力する（第 2図、 S 31)。なお、メニュー項目は、オーナーの口グィン後、ネゴシエーション段階以外の画面では常に表示されるもの.とする。また、ポジションリスト（P o s i t i o n L i s t) 作成画面 65の表示例は図示しないが、第 7図に示されるように、オーナーが開示を望まないポジションに関してはブランクのままとすることも可能である。なお、ポジションリストの更新に関しては、後述の実施の形態 5にて説明する。また、 Que s t i onn a i r e' 88についても、同様に入力、変更することが可能である。 Que s t i onn a i r e' 88の変更については、後述の実施の形態 6にて説明する。チヤ一夕ラー「Cha r t e r e rA」が、 P o s i t i on L i s t画面 6 3で引き合いを出す船を決定すると、オーナ一「Owne rA」へ問い合わせ内容を入力するための問い合わせ入力画面（Enciu i r y入力画面） 66 (第 4 図）が表示される。第 9図に Enqu i r y入力画面 6:6: 表示例を示す。入力項目 108として、希望船積地 (Lo ad i ng Ar e a), 希望船積港 (F i r s t Lo ad Po r t)、積荷の希望期間（Load i ng Da t e R ang e)、積荷の種類（K i nd o f O i 1 )、積荷の数量（Qu a n t i t y/MT), 希望揚荷地（D i s c ha r ge Ar e a), その他の条件（O t h e r Sp e c i a l 〇 r d e r s )、本引き合いの有効期限（P 1 e a s e Rep l y by) があり、本実施の形態では、入力を容易にするためほとんどの項目をプルダウンメニューとしている。

En qu i r y入力画面 66にて入力後、 OKポタン 109をクリックすると、システム側で該引き合いに対し I Dを割り当て、問い合わせ確認画面（E n q u i ry確認画面） 67を表示する（第 2図、 S 35)。第 10図に Enqu i r y 確認画面 67の表示例を示す。

Ch a r t e r e r Aは第 10図の Enqu i ry確認画面 67にて、入力した問い合わせを確認する。上記 E nqu i r y入力画面 66にて入力された引き合いは、第 10図において、 E n g I Dの項目 110の中の E n qu i r y ID 「10112」でリストされている。なお、リストには過去に Ch a r t e r e r Aが入力した傭船の引き合いも表示されており、リスト右側の S t a t u sの項目 111で、その引き合いが現在どういう状況であるかが確認できる。本実施の形態では、 Re p l y (オーナーからの回答あり）、 Re qu e s t (引き合い提示のみでオーナ一からの回答は未だ無し）、 Ca l l (ネゴシエーション段階)、 F i X (傭船契約成立済）というような文字で引き合いの状況を表わしている。

こうして Ch a r t e r e r Aが引き合いを出すと、該当のオーナ一「〇wn e r A」はその引き合いをネット上で確認できる（S 36)。この確認画面は、第 4図においては End u i ry&I nd i c a t i on確認画面 68であり、第 11図にその表示例を示す。第 11図は、ユーザ名「Owne r A」の場合の O wne r Home画面 62であると共に、 Own e r Aの E n Q u i r y & I n d i c a t i on確認画面 68を兼ねており、 Own e r Aに対する傭船の引き合いが存在すれば、第 11図に示される「Char t e r' s En q u i r i e s」 112の文字の下部にその内容がリストで示されるようになっている。. 引き合いが存在しなければ、ブランクとなる。なお、第 11図において、上記 C h a r t e r e r Aが出した、 Enqu i ry ID 「10112」の引き合いが表示されている。

また、リスト右側の「S t a t u s」の項目 113で、その引き合いの状況を確認でき、チヤ一タラー側の E nqu i r y確認画面 67と同様、 R e p 1 y (チャ一タラ一へ回答済）、 Re qu e s t (チヤ一タラーからの引き合いに対して未回答)、 Ca l l (ネゴシエーション段階)、 F ix (傭船契約成立済）というような文字で引き合いの状況を表わしている。さらに、今回の En qu i r y I D 「10112」の引き合いにおいて、 Own e r Aの所有若しくは運航する船のみに対する引き合いであることを示す「On 1 y Re q.Jの文字が「S t a t u s」項目に示されている。なお、「Re que s t」と「On 1 y Re q.J との相違点は、チヤ一夕ラーからの引き合いが、公募のパターンか、そのチヤ一タラ一だけに向けられた引き合いのパターンかの違いである。公募の場合の引き合いについては、後述する。

「S t a t u s」項目 113が「Re Q U e s t」若くは「On 1 y R e q. J の場合、その Enqu i ry IDをクリックすると、第 4図に示されるようにオーナ一がチヤ一タラ一に対してその引き合いに対する回答を入力するための I nd i c a t i on入力画面 69が表示される。第 12図に、上述の E nqu i r y ID 「10112」に対する I n d i c a t i o n入力画面 69の表示例を示す。第 12図の上部には、 C,h a r t e r e r Aが En Q U i r y入力画面 66で入力した情報がそのまま表示され、その下にオーナ一が入力するためのフオームが表示される。オーナーは、図の上部に示されたチヤ一タラーからの引き合いに興味を示した場合等には、入力フォームの各項目 115を入力していき、チヤ一タラーに回答する。なお、入力項目として、船名（Name o f Ve s s e l),希望船積地（Load i ng A r e a)、出発港（L a s t P o r t )、出発予定日（E TD Las t P o r t)、積地到着予定日（ETA Load Po r t)、最後の積荷の種類 (Las t Cargo),船積可能期間（Propos ed Lay/Can), 揚荷地（Di s charge Ar e a), 傭船レート（Wo r i d Sca l e, Lump S um)、 1日あたりの滞船料（D emu r r a g e)、その他の条件（〇 t h e r Spec i a l Orde r s)、本 I n d i c a t i o nの有効期限（Va l i d un t i l) が図に示されている。

Owne r Aが I n d i c a t i o n入力画面 69にて全ての項目を入力し、〇Kポタン 116を押すと、 Ch a r t e r e r Aに回答（I nd i c a t i o n)が送信される。回答送信後は Owne r Home画面 62に戻る（第 2図、 S 37)。この時、第 11図の En q u i ry&Ind i c a t i o n確認画面 6 8に表示されたリストにおいて、 En Q u i r y 10 「10112」の31; & tus l l 3には、 On l y R e qに代わって R e p 1 yが表示される（図示せず)。

Char t e r e r Aでは、 Own e r Aから I n d i c a t i o nがくると、第 10図の En Q u i r y確認画面 67において、 Enqu i ry ID 「10 112」の S t a tus l l lに、 Reque s tに代わって R e p 1 yが表示される（図示せず)。ここで Ch a r t e r e r Aは、 Enqu i ry ID 「1 0112」をクリックして、 Own e r' s Ind i c a t i on画面 71を表示させ、 Own e r Aからの I nd i c a t i onを確認する（第 2図、 S3 8 第 13図に Owne r' s I nd i c a t i on画面 71の表示例を示す。

Owne r' s I n d i c a t i o n画面 71において、チヤ一タラーがォ —ナ一からの I nd i c a t i o ,nに興味を持った場合、オーナー名のポタン（第 13図では「Own e r A」のポタン 117) をクリックすることで、該当のォ —ナ一に対しさらに F i rm Ind i c a t i on (正式な船舶提供の申込）を要求する（第 2図、 S39)。なお、チヤ一夕ラーが出した引き合いが市場調査的な意味合いの強い場合や、 I nd i c a t i o nに興味が無くなった場合等は、オーナーに対し F i rm I n d i c a t i onを要求せず、この時点で引き合いを終了する場合も当然有り得る。

Own e r Aは、 Cha r t e r e r Aから F i rm I nd i c a t i on の要求があると、〇wne 八の£]1(111 i ry&I nd i c a t i on確認画面 68 (第 11図と同様）の S t a t u s項目 113が「FZRe qu e s t J のような表示に変わり、その En Q u i r y I Dをクリックすることで、 F i rm I n d i c a t i o n入力画面に遷移する。

なお、 F i rm I nd i c a t i o n入力画面は、 I nd i c a t i on入力画面 69に等しい。 Own e r Aは該入力画面にて再度、正式な I n d i c a t i onとして、上述した S 37と同様の処理を繰り返す（第 2図、 S40)。なお、 I n d i c a t i o n及び F i r m I n d i c a t i o nの入力後、第 1 4図のような確認画面 70が表示され、オーナー自身が入力した事項を確認することが可能である。また、該確認画面 70は、いつでも En i r y& I nd i c a t i on確認画面 68の Enqu i r y I Dをクリックすることで閲覧することができる。

Own e r Aからの F i rm I n d i c a t i o nを上述の S 38と同様に確認した C h a r t e r e r Aは、再度第 13図におけるオーナー名（Own e r Al 17)のポタンをクリックすることでオーナ一との傭船契約に係る交渉（ネゴシエーション）段階に入る（第 3図、 S 42 )。なお、第 3図の S 41の処理は、 Po s i t i on L i s tを利用した本例のような引き合いの場合には行わず、後述する複数のオーナーに対して公募する塲合にのみ行う。

Ch a r t e r e r Aがネゴシエーション段階に入ると、 Own e r A側の E nqu i ry&I nd i c a t i o n確認画面 68の S t a t u s項目が「C a 1 1」に変わる。この段階で、第 14図の確認画面を再度表示させると、下部に「Ne g o t i a t i 0 n」のポタンが表示され（図示せず）、それをクリックすると、ネゴシエーションの画面に移ることができる（第 3図、 S43)。

また、〇wne r Aが本 We bサイトにログインしていない状態であっても C a r t e r e r Aとのネゴシエーションが確実に行われるために、 Cha r t e r e r Aがネゴシェ一ション段階に入ると同時に本システムより自動的に該当の引き合いがネゴシェ一ション段階に入った旨の電子メールが Own e r Aに対して送信される。電子メールのメッセージには本システムの We bサイトの UR Lが含まれており、クリックするだけで、ネゴシエーションの画面に飛べるようになっている。

オーナー側で、第 4図におけるネゴシエーション（Ne go t i a t i on Room) 画面 72が表示されると、それと同時に交渉項目が表示された別のポップアップウィンドウ（第 4図、 Ag r e e画面 73) が左側に表示される。第 15図に Ne g o t i a t i o n Ro om及び Ag r e e画面の表示例を示す。また、チヤ一タラ一側もネゴシエーション段階に入ると、第 4図に示されるようにネゴシエーション（Ne go t i a t i on Ro om) 画面 74及び交渉項目が表示された別のポップアップウィンドウ（第 4図、 Ag r e e画面 75) が表示される。第 16図にその表示例を示す。なお、本実施の形態において、チヤ一夕ラ一及びオーナーの N e go t i a t i on Roo m画面及び A g r e e 画面は、両方で 1つの画面として表示されるものであり、両方の画面が関連付けられて動作する。

なお、第 15図におけるオーナーの Ne g o t i a t i o n Ro om画面 7 2において、上部 Ch a r t e r e r ' s S i d e 120はチヤ一夕ラーから送信された条件を表示する表示エリアであり、 Own e r' s S i d e 121 はオーナ一自身が条件を入力する入力エリアである。

同様に、第 16図におけるチヤ一タラーの Ne go t i a t i on Room 画面 74において、上部 Own e r ' s S i d e 125はオーナーから送信された条件を表示する表示エリァであり、 Cha r t e r e r' s S i d e 12 6はチヤ一タラ一自身が該当の項目についての希望の条件を入力する入力エリアである。本ネゴシエーション画面にて、左側に表示された交涉項目の順にオーナ一とチヤ一タラーが交渉を進め、合意していく。合意すると同時に、合意内容が双方の Ag r e e画面 73、 75の各交渉項目名の直下に順に表示されていく。以下、各項目が合意に達するまでの一例を説明する。

まず、 Own e r A側が、第一交渉項目である積荷 (Ca r go) について条件を所定の入力エリアに入力する。第 15図において、 Nego t i a t i on Ro om画面 72の Own e r， s S i d e 121の入力エリアには、既にオーナーによって C a r g oについての希望条件が入力されているが、この状態で Up d a t e 122のポタンをクリックすると、該入力内容が Ch a r t e r e r A側に送信され、第 16図の Cha r t e r e r A側の N e g o t i a t i on Ro om画面 74の Own e r ' s S i d e 125の表示エリアに Ow n e r Aが入力した条件そのままが表示される。さらに、 Cha r t e r e r ' s S i d e 126の入力エリアにも Own e r A側が入力した内容が同様に表示されるが、本エリアは編集可能であり、オーナー側の提示した条件に合意できない場合、任意に修正を加えることが可能である。

この時点で、 Ch a r t e r e r A側が、 Own e r Aが提示した条件に合意できなければ、さらに Ch a r t e r e r ' s S i d e 126の入力エリアにて変更を加えて、 Own e r A側に希望の条件を送信する（第 3図、 S45)。また、 Own e r Aの提示した条件に合意した場合には、 Ag r e eポタン 128 をクリックする（第 3図、 S46)。

前者の場合について詳述すると、第 16図において、 Ne go t i a t i on R o om画面 74下部の Ch a r t e r e r， s S i deの入力エリアで、オーナー側から送信された積荷の条件に変更を加え（第 16図では既に変更済の状態となっている）、 Upda t eポタン 127をクリックすると、該条件が今度はオーナー側に送信され、第 15図のォ一ナ一側の N e g o t i a t i on R o om画面 72の Ch a r t e r e r， s S i d e 120の表示エリアに C h a r t e r e r Aが入力した内容そのままが表示される。この時、変更された部分は、太字あるいは色つきの文字で表示され、変更部分が明瞭に判別できるように表示される。第 17図に、その表示例を示す。

この時点で、 Own e r A側が、 Ch a r t e r e r Aの提示した条件に合意 , できなければ、さらに Own e r' s S i de, 131の入力エリアにて変更を加えて、 Upda t eポタン 122をクリックして C ha r t e r e rA側に条件を送信し、ネゴシエーションを続行する（S44、第 3図）。反対に Cha r t e r e r Aの提示した条件に満足した場合、 Ag r e eポタン 123をクリックする（S47、第 3図）。なお、入力したものをキャンセルする場合には Can c e 1ポタン 124をクリックする。

仮に、この時点で Own e r Aが、 Ag r e eポタンをクリックすると、第 1 8図に示されるように、 Cha r t e r e r A側の Ag r e e画面 75の C a r g oの項目 135の直下に、合意した内容が表示される。さらに、画面上には「T h i s po i n t ha s b e en a g r e e d.」 132のような文字が表示され、本交渉項目が合意に達したことが明瞭に示される。さらに、該画面の下部には、 Nex tポタン 133及び C 1 o s eポタン 134が表示され、さらに交涉を続けるか、または中断するかが選択できる。なお、合意に達した場合のオーナー側の画面も、チヤ一タラ一側と同様に表示される。

Ne x tポタン 133をクリックした場合、 Ag r e e画面 73、 75に表示されている次の項目、積地（L o a d Po r t) と揚荷地（D i s c h a r g e Po r t) について、 C a r g oの項目と同様にネゴシエーションを進めることができる（S44〜S47)。 C 1 o s eポタン 134をクリックした塲合は、交渉を一旦中断することとなる。本システムにおいては、交渉内容のログを全て記録しておくため、交渉を中断しても、中断した項目から再開することが可能である。

このようにして全ての項目について合意すると、 Ag r e e画面 73、 75には、各項目の合意内容が全て表示された状態になる。これを成約要約書（F i x t u r e Re c ap) としてチヤ一夕ラー及びオーナーが最終的に確認する。第 19図にその表示例を示す。図示された A g r e e画面は、確認を容易にするため表示を大きくしている。ここで画面の下部に示された A g r e eポタン 13 6を両者がクリックすることで傭船契約が成立する（S48、 S49、第 3図）。契約が成立すると、本システムは自動的に Ch a r t e r e r A及び Own e r Aの両者に A g r e e画面の成約要約書（F i x t u r e Re c ap) を別途電子メールにて送信する。従って、契約成立後、本システムの We bサイトにアクセスすることなく成約要約書を確認することが可能となる（S 50、 51、第 3図）。また、同時にチヤ一タラ一の Enqu i r y確認画面 67 (第 10図）及びオーナ一の E n a u i ry&I nd i c a t i o n確認画面 68 (第 11図）において該当の I Dのステイタスの表示は「F i x」に変わる。

以上、チヤ一夕ラーが予め求める船をポジションリストで選択し、その船のォ —ナ一のみに引き合いを出す場合を説明したが、引き合いを出すォ一ナ一を 1社に限定せず、チヤ一タラーの好みのオーナー数社に同時に引き合いを出すことができるようなシステムを構築してもよい。この場合、チヤ一タラーの好みの船、もしくは船会社を複数指定できるような画面を表示させ、例えば第 7図のポジシヨンリストに示される To En q. 105のようなオプションポタンでチヤ一夕ラーが希望の船もしくは船会社を容易に選択できるようにすれば、チヤ一タラーにとつてより使い勝手のよいシステムとなる（図示せず)。

次に、オーナ一や船を指定せず、求める船の条件のみを提示して、その条件に合う船を複数のオーナーに対して公募する場合の傭船契約手続きの詳細を説明する。ただし、基本的な手続きの流れは変わらないことはもちろんである。

第 2図において、引き合いを出すためにチヤ一夕ラーが We bサイトにログインした（S 32)後、第 6図における左フレームのメニュー項目 104力ら、「N ew En q u i r y」をクリックし、 En Q u i r y入力画面 66を呼び出す。ポジションリストは呼び出さない。 Enqu i r y入力画面 66の表示例は、上述の第 9図と同様である。また、入力項目も、上述と同様に入力する（S 34)。入力後、 OKポタン 109をクリックすると、システム側で該問い合わせに対し I Dを割り当て、 S 35の Enqu i r y確認画面（第 10図）において一覧を形成するが（S 35)、それと同時に本システムにリンクしたデータベースに基づいてチヤ一夕ラーが入力した条件に該当する船を所有または運航するオーナーに対して自動的に引き合いが出される。

こうしてチヤ一夕ラーが引き合いを出すと、該当の各オーナーは上述の S 36 と同様に En i ry&I nd i c a t i on確認画面 68 (第 11図）にてその引き合いをネット上で確認できる。チヤ一夕ラーが出した En qu i r y I Dの引.き合いに関する S t a t u s項目 113には、公募であることを示す「R e e s t」の文字が表示される。ここで「Re QU e s t」のステイタスを持つ Enqu i ry IDをクリックすると、オーナーがチヤ一夕ラーに対してその引き合いに係る船舶に対する回答を入力するための I n d i c a t i 0 n入力画面 69が表示される。表示例は上述した第 12図と同様であり、入力も、同様に行う（S 37)。

チヤ—タラーは、オーナーから I _nd i c a t i onがくると、上述と同様に Own e r' s I nd i c a t i o n画面 71を表示させ、確認するが（S 3 8)、本例においては、引き合いが公募であるために、複数のオーナーから I n d i c a t i onが来ることから、第 20図に示されるように Owne r' s I n d i c a t i o n画面 71において、それぞれの I n d i c a t i o nが並べて表示される。このような表示方法により、各オーナーからの条件をチヤ一タラ一が比較 ·吟味することが容易となる。

ここで、チヤ一夕ラーがオーナーからの I nd i c a t i onを見て興味を持つた場合、興味を持ったオーナ一名のポタン 137をクリックすることで、該当のオーナーに対しさらに F i rm I nd i c a t i on (正式な船舶提供の申込）を要求する（S 39)。もちろん、ここで、複数のオーナ一に F i rm I n d i c a t i onを要求してもよい。複数のオーナーからの F i rm I nd i c a t i o n (S 40) を見て、条件の良い船のオーナーを選択し（S 41)、ネゴシェ一シヨンに進む（S42)。

なお、オーナーの I n d i c a t i o n及び F i rm I nd i c a t i on の入力後（S 37、 S 39)、確認画面 70が表示され、オーナ一自身が入力した事項を確認することができるが、それとともに、本例の場合には公募であるため、競合他社の条件も確認画面に表示され、他社の提示した条件をも知ることが可能となる。第 21図にその表示例を示す。また、該確認画面 70は、いつでも En qu i ry&I nd i c a t i o n確認、画面 68の Enqu i ry IDをクリックすることで閲覧することができる。

なお、確認画面にはあくまでオーナ一自身が入力した事項のみが表示され、他社の提示した条件は表示されないようにしてもよい。このような表示方法にすれば、オーナ一同士が互いの条件を他社に知られることなく、チヤ一タラ一との交渉を進めることができる。

さらにまた、本システムにおいては S 41にてチヤ一タラーがネゴシエーションを希望するオーナーを選択する場合、第 20図の Own e r' s I nd i e a t i on画面 71で、表示されているオーナー名の中から希望するオーナー名のポタン 137をクリックする。そして、クリックしたオーナーと、上述と同様にネゴシエーション段階に入り、傭船契約の成立まで同様の手順で行われることとなる。

なお、本発明の実施の形態においては、交渉途中のログだけでなく、成立した全ての傭船契約の内容も記録しておくため、過去において行われた契約内容を呼び出して再度用いることが可能となる。過去において行われた契約内容は、チヤ一タラーの En q u i r y確認画面 67及びオー^ "一の En q u i r y & I n d i c a t i on確認画面 68においてステイタスの表示が「F i x」となっている I Dをクリックすることで呼び出すことができる。

さらにまた、上述したシステムではネゴシェ一ションに入る前の段階において、 I n d i c a t i o n及び F i rm I n d i c a t i o nの両方の入力を必須としているが、別の実施の形態としては、オーナ一は I nd i c a t i on (取 ' り下げ可能な申し出）又は〇 f f e r (正式な申し出）のいずれか 1つの入力を選択でき、いずれかが入力されれば、次にチヤ一タラ一からの指示によりネゴシェ一シヨンの段階に進むことができるようなシステムとしてもよい。これにより迅速且つ使い勝手の良いシステムとなる。

なお、本発明の実施の形態においては、データベースに蓄積された過去の契約内容の要約を履歴として一覧にしたものを全てのオーナーやチヤ一夕ラーが閲覧することが可能である。本画面は、オーナー及びチヤ一夕ラーホーム画面のメニユー項目の左フレームのメニュー項目に示される「F i x t u r e s Re p o r t」をクリックして呼び出すことができる。第 22図にその表示例を示す。（第 4図の画面遷移図では図示せず。）この一覧には、過去に成立した契約における価格（Ra t e) が表示されており、プライスインデックス（価格表）の役割を担つている。本一覧をオーナ一及びチヤ一タラ一双方で参考にすることで、相場を意識した交渉を進めることができ、契約を円滑に成立させることが可能となる。実施の形態 2.

上述した実施の形態 1のネゴシェ一ションの画面において、 F i x t u r e Re c apには反映されないメッセージを交渉相手に送信することができるチヤットの機能を設けてもよい。第 23図は、チャット機能を設けたオーナー側のネゴシエーシヨン画面の一例を示す図である。第 23図に示される画面は、 F i X t u r e Re c a pに反映される交渉項目についての入力エリアの他に、交渉相手のチヤ一夕ラーへのメッセ一ジを入力するエリア 140、メッセージ入力ェリア 140に入力された文字列を交渉相手に送信するための S e ndポタン 14 1、メッセージのやり取りの履歴を表示するエリア 142を備えている。また、図示はしないが、チヤ一タラー側のネゴシエーション画面も上記と同様の機能を備えるものとする。なお、図中の交渉項目についての入力エリアの表示形式は実施の形態 1で示した第 15図乃至第 18図と異なるが、ネゴシエーションについての処理フローは実施の形態 1と同様である。

オーナ一及びチヤ一タラーは、ネゴシエーション中いつでもメッセ一ジ入力ェリア 140にメッセージを入力して交渉相手にメッセージを伝えることができる。メッセージの入力後、 S endボタン 141をクリックすることによって、交渉相手のメッセージ表示エリア 142に該メッセージが表示される。第 24図は、メッセージ表示エリァ 142にメッセージが表示された状態を示す一例である。オーナー側が入力したメッセージは、「OW〉」で、チヤ一夕ラー側が入力したメッセージは「CH〉」で示されている。本実施の形態において、このメッセージの履歴は、ネゴシエーション画面を閉じるまでは見ることができるが、画面を閉じるとこの履歴は保存されない。

このように契約内容には反映されないチヤットの機能を組み入れることによつて、お互いの意志の疎通を図ることができ、交渉を円滑に進めることができる。実施の形態 3.

上述した実施の形態 1では、ネゴシエーション段階を経て、全ての交渉項目について合意に達した場合.、その合意内容は成約要約書（F i x t u r e Re c ap) とされるが、本実施の形態では、成約要約書が作成された段階の契約は、あくまで条件付き契約（On Sub Re c ap) として扱い、次の段階において、条件を解除（Sub L i f t) して条件の解除された契約（C l e an Re c ap) を成立させる、もしくは条件が解除されない場合には契約を不成立（Sub F a i 1 e d) とするための処理を行う。

なお、ここでいう条件とは、実施の形態 1のネゴシェ一ション段階において各交渉項目についてオーナー及びチヤ一タラーが提示しあった「条件」とは異なり、契約を実際に履行するための状況が整っているかという意味における「条件」である。本実施の形態では、大きく分けて 4つの条件が含まれる。この 4つの条件 (s ub j e c t) とは、 STEMZSUPPL I ERSZRECE I VERS /CHARTERER'S MANAGEMENT'S APPROVAL (力一ゴの問題、積地の受け入れ了解、揚地の受け入れ了解、マネージメントの了解）であり、 On Sub Re c a ρに含まれているが、〇n Sub Re c ap 成立の時点ではこれらの条件は解除されていない。チヤ一タラ一は、これら条件を確認し、条件がクリアされれば、該傭船契約の条件を解除し（L i ί t)、クリァされなければ、該傭船契約を不成立とする（Sub F a i 1 e d)₀条件の解除によって C l e an Re c a pが成立する。なお、契約不成立となる場合の例としては、 On Subの船が大きすぎて、揚地の桟橋に着桟できないことが判明した、揚地のタンクの需給予想がはずれ Lay Can (船積み）が変更となり船の手配がつかなくなった、などが挙げられる。また、上記 4つの条件のみならず、チヤ一夕ラーからオーナーに対して新たに追加条件（ライダークローズ）をオーナーに提示することもでき、提示された条件に対しオーナーが合意できなかった場合には、他の条件がクリアされていても契約を不成立とすることもできる。

第 25図は、本実施の形態における傭船契約支援システムを利用した傭船契約の手続きのうち、 On Su Re c apから C l e an Re c ap成立に至るまでの処理の流れを示すフローチャートである。さらに、第 26図は、同フローチャートの処理に沿った表示画面の遷移図である。第 26図において、第 4 図に示される画面と重なる部分に関しては画面名を省略している。また、第 27. 図から第 37図は、同フローチャートの処理の実行中に表示される各画面の一例を示したものである。

まず、実施の形態 1と同様に、オーナーとチヤ一夕ラーとのネゴシエーションの段階で互いに各交渉項目について合意すると、傭船契約が成立する（第 25図、 S 148、 S 149)。但し、本実施の形態.では、この段階で成立した傭船契約は「条件付き傭船契約（On Sub Re c ap)」であり、オーナー及びチヤ一タラーが本契約を実施するためにも条件の解除された傭船契約を成立させる必要がある。条件付き傭船契約が成立すると、第 26図のチヤ一タラー及びオーナーの Enqu i r y確認画面 76、 77 (それぞれ第 10図、第 11図と同様）の該当の Enqu i ry I Dのステイタス（ 111、 113) が条件付き傭船契約成立済みであることを示す「On Sub」となる。

チヤ一夕ラーがこのステイタスを持つ En qu i r y I Dをクリックすると、該当の条件付き傭船契約について C l e an Re c apを成立させるための交渉段階（C l e an Re c ap Ne go t i a t i on Room) に入る (第 25図、 S 150)。第 27図は、第 26図におけるチヤ一夕ラー側の C 1 e an Re c a Nego t i a t i on Roo m画面 78の初期画面の一例である。本画面の上部には On Sub Re c a p契約内容が表示され、下部には Am endポタン 161、 L i f tポタン 162、 Sub Fa i l e d ポタン 163、 B a c kポタン 164が備えられている。表示されている契約内容についての修正や追加的条件などの交渉を開始する場合には Am e n dポタン 161を、該契約の条件を解除する場合には L i f tボタ,ン 162を、条件を解除できず契約を不成立とする場合には、 Sub Fa i l e dポタン 163を、 En q u i r y確認画面 76に戻る場合には、 Ba c kポタン 164をクリックする。

まず、契約内容についての修正及び条件追加の場合について以下に詳細に説明する。チヤ一タラーが第 27図の画面にて Ame ndポタン 161をクリックすると、該当のオーナーが交渉に呼び出される。オーナーの End u i ry確認画面 77 (第 11図）において、交渉に呼び出された Enqu i r y IDのスティ夕ス 113は「On Sub」から「C a 1 1」に変わる。オーナ一がこのス 'ティタスを持つ En qu i r y IDをクリックすると、第 26図における C 1 e an R e c a pのネゴシエーションの画面 79に移ることができる（第 25 図、 S 15 Do 第 28図は、第 26図におけるオーナ一側の C 1 e a n Re c ap Ne g o t i a t i on Ro om画面 79の初期画面の一例である。本画面の上部には第 28図と同様に契約内容が表示され、下部には Am e ndポタン 166、 B a c kポタン 167が備えられている。表示されている契約内容について交渉する場合には Ame ndポタン 166を、 E n q u i r y確認画面 77に戻る場合には B a c kポタン 167をクリックする。なお、オーナ一が契約を L i f tもしくは Fa i 1 e dすることはできないため、チヤ一タラーの画面のように L i f tポタン及び Sub F a i l e dポタンは備えられていない。ここで、ォーナ一が Am endポタン 166をクリックすると、オーナーとチヤ一夕ラーが交渉を開始することができる。

交渉開始とともに、チヤ一タラーの画面は、第 29図に示されるように画面上部に O n Sup Re c ap l 68が表示され、下部に交渉用のエリァが表示される。交渉用エリァでは、 On Sup Re c a pで既に成立した所定の項目についての微修正を行うための交渉画面を表示させるポタン（Ma i n Te rmポタン） 169と、 On Sup R e c a pで既に成立した項目の中でも Ma i n Te rm で示された項目以外の、チャーターパーティー及びその他の項目（ライダークローズ含む）についての交渉を行うための画面を表示させるポタン（CZP Fo rm & O t he r Spe c i a l Or de r s) 170が備えられている。

また、そうした交渉とは別に、本画面では、オーナーとチヤ一タラーが交渉項目に反映されないメッセージをやり取りするためのチヤット機能を設けている。チヤット機能のためのエリアはオーナー及びチヤ一タラーの双方の画面に常に表示され、交渉には反映されないメッセージのやり取りを交渉が終了するまで行うことができる。第 29図のチヤ一タラーの画面にて説明すると、実施の形態 2と同様に、メッセージ入力エリア 170にメッセージを入力し、 S endポタン 1 71をクリックすると入力したメッセージがメッセージ表示エリア 172に表示されると共に、交渉相手のメッセージ表示エリァにも同じメッセージが表示される。メッセージ表示エリア 172には、交渉が終了するまでメッセージの履歴が表示され続ける。なお、オーナ一の画面においても、同様である。この画面で、 F i n i s hポタン 174をクリックすると交渉を終了させることができ、 Su s p e ndポタン 175をクリックすると、交渉を一旦中断させることができる。なお、 Su s p endポタン 175をクリックすると、第 10 図及び第 1 1図に示される該当の En du i r y I Dのステイタス（1 11、 1 13) は「P r o c e e d」に変わる。

まず Ma i n Te rmでの微修正を行うための処理について説明する。第 2 9図で Ma i n Te rmポタン 169をクリ'ックすると、チヤ一タラー側では第 30図の画面が表示される。各項目のポタン 176が表示され、いずれかをクリックすると該当の項目の修正を行うことができる。ここで、チヤ一タラ一が S u b j e c tについて修正したい場合には、 Sub j e c tポタンをクリックする。すると第 31図の画面に切り替わる。 On Sub Re c apの Sub j e c tについての内容が編集エリア 1 Ί 7に表示される。なお、オーナー側の画面も第 33図と同様の画面が表示される。この編集エリア 1 Ί 7に変更内容を直接入力して変更し、 S endポタン 178をクリックすると、第 34図に示されるオーナ一側の画面の編集ェリア 184及び画面上部の O n Sub Re c a p 182にチヤ一タラ一の変更済み内容が表示される（第 25図、 S 152)。なお、 On Sub Re c ap l 82に表示された変更部分の文字色は、変更部分以外の文字色と異なるように表示されるようにすればなお好ましい。例えば、通常の文字色を黒色とし、修正部分については青色、追加部分については赤色、削除した部分についてはォリーブ色のように、異なる文字色で表示することによつて変更を明瞭にすることができる。

オーナ一がその変更に対してさらに変更したい場合には、編集エリア 184に表示された文字列を直接変更して S e ndポタン 185をクリックする。すると、また第 31図のチヤ一タラー側の画面の編集エリァ 177にオーナーの変更済み内容そのままが表示される（第 25図、 S 153)。このようなやり取りにおいて、交渉相手の変更内容に合意する場合には、チヤ一夕ラーは画面（第 31図）の A g r e eポタン 180をクリックし、オー^ "一は、画面（第 32図）の A g r e eポタン 187をクリックする（第 25図、 S 154、 S 155)。また、編集ェリア 177、 184に入力した変更内容を交渉相手に送信せず取り下げる場合には、チヤ一タラーは画面（第 31図）の Wi t d r awポタン 179を、ォ一ナ一は画面（第 32図）の Wi t hd r awポタン 186をクリックする。交渉を中断する場合には、チヤ一タラ一は画面（第 31図）の Su s p endポタン 181を、オーナーは画面（第 32図）の Su s p endポタン 188をクリツクする。

次に、チヤ一ターパ一ティ一及びその他の項目についての交渉処理を説明する。チヤ一夕ラーの画面（第 29図）にて CZP Fo rm & O t he r S p e c i a l O r d e r s 170をクリックすると、チヤ一夕ラー側では第 33 図に表示されるような画面が表示され、交渉が開始される。上述の Ma i n T e r m修正画面（第 31図）と同様に画面上部には〇 n Su Re c apが表示され、下部に交渉用のエリアが表示される。この交渉用エリアには、上述の第 31図と同様に、メッセージをやり取りするためのエリア（171、 172、 173) が設けられており、交涉終了までは、いつでもメッセージをやり取りでき、またメッセージの履歴も交涉が終了するまで表示され続ける。オーナー側の画面も同様である。

第 33図中のチャーターパーティー表示エリア（CZP Fo rm) 190には、 On Sub Re c a pで合意済みのチヤ一夕一パーティ名が表示されている。ここで、チヤ一タラ一がクローズ（契約条項）を追加したい場合、クロ一ズ入力エリア（C l au s e) 191に追加するクロ一ズを入力し、 Appe n dポタン 192をクリックする。本実施の形態では、クローズはプルダウンメニユーから選択して入力する。クローズは予めチヤ一タラ一が作成し、名前を付してシステムに登録しておくことができる。クローズの作成については実施の形態 4にて詳述する。

App e ndポタン 192をクリックすると O t h e r Spe c i a l O r d e r s編集エリァ 188に選択したク口一ズの内容が追加される。追加された状況を第 34図の編集エリア 193に示す。 194の部分が追加部分である。この状態で、 S e ndポタン 195をクリックすると、編集エリア 193に表示されている内容がそのままオーナ一側の画面に表示される（第 25図、 S 152)。第 35図に示されるオーナー側の画面の編集エリア 201及び画面上部の On Sub Re c ap l 99にチヤ一夕ラーの変更済み内容が表示される。 O n Sub Re c ap 199のうち、チヤ一タラ一による変更部分 200は上述と同様に、変更部分以外の文字色と異なるように表示されるようにすればなお好ましい。また、オーナーは編集エリア 201に表示されたチヤ一夕ラーからの追加条項を変更して返信することができる。この場合、変更後に S endポタン 20 2をクリックする。 S e ndポタン 202をクリックすると、チヤ一タラー側の画面にも該変更が反映される（第 25図、 S 153)。

このようなやり取りにより、交渉相手の変更内容に合意する場合には、チヤ一夕ラーは画面（第 34図）の Ag r e eポタン 192をクリックし、オーナ一は、画面（第 35図）の Ag r e eポタン 204をクリックする（第 25図、 S 15 4、 S 155)。また、編集エリア 193、 201に入力した変更内容を交渉相手に送信せず取り下げる場合には、チヤ一タラ一は画面（第 34図）の Wi t hd r awポタン 196を、オーナ一は画面（第 35図）の W i t h d r awポタン 203をクリックする。交渉を中断する場合には、チヤ一夕ラーは画面（第 34 図）の Su s pendポタン 198を、オーナーは画面（第 35図）の Su s p e ndポタン 205をクリックする。

以上説明したように各項目や追加条項について合意に達すると、オーナー及びチヤ一夕ラー双方の画面に第 36図に示されるような修正済み On Sub R e c a pが表示される。双方がここで画面下部の〇Kポタン 210をクリックすると、 En qu i r y確認画面 76， 77 (第 10図、第 11図）に戻る。この時の第 10図のステイタス 111及び第 11図のステイタス 113には「P r o c e e d」が表示される。このようなステイタスを持つ Enqu i ry IDをチヤ一タラーがクリックすると、また第 27図のように On Sup Re c a Pが表示されるが、その内容は、変更済みの内容となっている。この時点で、条件が全て解除されていれば、チヤ一夕ラ一は、第 27図の画面（第 26図の L i f t入力確認画面 80に相当する）にて L i f tポタン 162をクリックして条件が解除されたことを入力する（第 25図、 S 156)。これにより条件が解除された傭船契約「C l e an Re c ap」が作成される。また、チヤ一夕ラー及びオーナ一の E n qu i r y 確認画面 76、 77 (第 10図、第 11図）において該当の En qu i r y IDのステイタス（111, .113) は「Sub L i f t e d」なる。

Enqu i ry 確認画面 77 (第 11図）にてそのステイタスを持つ E n d u i r y I Dをオーナーがクリックすると、第 37図に示されるように C 1 e a n Re c a pの内容が表示される。オー^ "一は、この C l e an Re c a Pを確認し Con f i rmポタン 211をクリックする（第 25図、 S 157)。なお、 En Q u i r y 確認画面 77に戻る場合には B ac kポタン 212をクリックする。

Con f i rmポタン 211をクリックすると、本システムは、チヤ一夕ラー端末 27及びオーナー端末 28に電子メールで C l e an Re c apを送信する（第 25図， S 158、 S 159)。第 38図は、電子メールの送信例である。また、チヤ一タラー及びオーナ一の En Q u i r y確認画面 76、 78 (第 10 図、第 11図）の該当の Enqii i r y I Dのステイタス（ 111、 113) は、「F i x e d」となり、該傭船契約は実施の形態 1に示される第 22図の「F i x t u r e s Re po r t」に掲載される。

なお、 On Sub Re c apの条件が解除されない場合や上記 O n S u b Re c apの修正（クローズの追加等）の交渉が成立せず、合意に達しなかつた場合には、チヤ一タラ一は契約を不成立（Sub Fa i l e d) とするための処理を行う。これは、上述の第 27図の画面（第 26図の Sub Fa i l e d入力確認画面 81に相当する）にてチヤ一タラ一が S ub F a i 1 e dポタン 163をクリックする。すると、チヤ一タラー及びオーナーの En qu i r y 確認画面 76、 77 (第 10図、第 11図）の該当の En q u i r y ID のステイタス（111、 113) は「Sub Fa i 1 e d」となる。実施の形態 4.

実施の形態 3において、クローズは予めチヤ一タラーが作成し、システムに登録しておくことができることを説明したが、以下このクローズ作成の処理について詳述する。まず、チヤ一タラーは第 6図のホーム画面に示されるメニュー項目 104からクローズリスト「C 1 au s e L i s t」· をクリックし、クローズリスト作成のための画面を表示させる。なお、本メニュー項目 104は On S u b R e c a p作成のためのネゴシェ一ション画面及び C l e an R e c a P作成のためのネゴシエーション画面以外は常に表示されるものであるため、ネゴシエーション以外のどの時点でもクロ一ズリスト作成画面に遷移することができ、特に第 6図のホーム画面に限定するものではない。

「C 1 au s e L i s t」をクリックすると、第 39図に示されるようなクローズ作成画面のトップページに遷移する。図に示されるように、該チヤータラ —がこれまで作成したクロ一ズがリストで表示されている。リストにおいてクローズ名 230が表示され、いずれかをクリックすると、内容を閲覧することができる。図中のまた NEWポタン 231をクリックすると、クローズの新規作成画面に遷移する。

NEWポタン 231クリック後の画面が第 40図である。 C l au s e N a me 232には、新規に作成するクローズの名前を入力する。また、作成するクローズがオリジナルの追加条項「〇 r i g i na l R i de r C 1 a u s ej であるか、個人的に使用するためのものであるかをラジオポタン 233で選択する。画面下部には内容を入力するためのエリア 234が備えられ、チヤ一タラーが自由にクローズの内容を入力できる。これらの項目を入力した後、 OKポタン

235をクリックする。なお、入力をキャンセルしたい場合には C an c e 1 2

36ポタンを、前画面に戻りたい場合には、 Bac kポタン 237をクリックする。

OKポタン 235がクリックされた場合、第 41図の画面が表示される。本画面にて作成したクローズの内容 238を確認した後、問題なければ OKポ夕ン 2 39をクリックし、修正の必要があれば B a c kポタン 240をクリックする。

Ba c kポタン 240をクリックした場合、クローズ作成画面（第 40図）に戻り、内容を変更することができる。

OKポタン 2, 39がクリックされた場合、第 42図の画面が表示される。図中には第 41図と同様作成したクローズの内容 238が表示されており、画面上部の C o pyポタン 241をクリックすると、表示されているクローズを利用して新たなクローズを作成することができる。また Ed i tポタン 242をクリックすると、表示されているクローズを修正することができる。 De 1 e t eポタン 244をクリックすると、表示されているクローズを削除することができる。 B a c kポタン 245は、前画面に戻ることができる。さらに、 OpenToOw ne r sポタン 243をクリックすることで、本画面では作成したクロ一ズをどの船主に公開するかを選択することができる。なお、第 41図に示される画面は、第 39図のリス卜においてクローズ名 230のいずれかをクリックした場合にも表示され、上述と同様の処理を行うことができる。

Op e n To Own e r sポタン 243がクリックされた場合、第 43図の画面が表示される。図には船主のリストが表示され、作成したクローズを公開したい船主名 246の左に位置するチェックボックス 247にチェックを入れることで、公開したい船主を選択することができる。船主にチェックを付けたら OKポタン 248をクリックする。チェックされない船主には作成されたクローズは公開されない。なお、チェックをキャンセルしたい場合には C an c e 1ポタン 2 49を、前画面に戻りたい場合には B a c k ポタン 250をクリックする。

OKボタン 248がクリックされた場合、第 39図のクローズ作成初期画面に戻り、リストには作成したクローズが追加される（図示せず)。ここで、また新たにクローズを作成したい場合には、 NEWポタン 231をクリックすることで、クローズ作成処理を続行することができる。実施の形態 5.

実施の形態 1におけるポジションリストは、オーナーが自由に更新できる。以下ポジションリストの更新処理について詳述する。まず、第 11図のメニュー項目 114から、「Po s i t i on L i s t」をクリックする。なお、メニュー項目 114は、ネゴシエーション段階以外であれば、どの画面にも常に表示されるため、第 11図に限定するものではない。

Po s i t i on, L i s tがクリックされた場合、第 44図のポジションリスト画面が表示される。第 44図で、表示されている船名 260のうち、更新したい船名をクリックする。ここでは、他社の船もリス卜に表示されるが、他社の船は閲覧できるのみであり、自社の船のみ更新できる。船名 260のいずれかをクリックすると、第 45図の画面が表示される。本画面では該船の位置情報が 2 61のエリアに表示され、更新を行う場合には Ed i tボタン 62を、前画面に戻る場合には B a c kポタン 263をクリックする。

E d i tポタン 262がクリツクされた場合、第 46図の更新画面が表示される。オーナーは更新入力エリア 264で更新内容を入力し、入力終了後は〇Kポタン 265をクリックする。また、変更せず前画面（第 45図）にそのまま戻る場合には、 B a c kポタン 266をクリックする。〇Kポタン 265がクリックされると第 44図の画面に戻り、第 46図で入力した更新内容が反映されてリストが表示される（図示せず)。実施の形態 6.

実施の形態 1における Q u e s t i onna i r e' 88は、オーナ一が自由に変更できる。以下 Q ue s t i onna i r e' 88の変更処理について詳述する。まず、第 1 1図のメニュー項目 114力ら、「Que s t i onn a i r e' 88」をクリックする。なお、メニュー項目 114は、ネゴシエーション段階以外であれば、どの画面にも常に表示されるため、第 11図に限定するものではない。

Que s t i onn a i r e' 88がクリツクされた場合、第 47図のリスト画面が表示される。第 47図で、表示されている船名 270のうち、変更したい船名をクリックする。船名 270のいずれかをクリックすると、第 48図の画面が表示される。図に示されるように、項目名 271の左側に項目に対応する船のデータ 272が表示されているが、本実施の形態においては変更可能な項目のみ変更入力可能としている。ここで、変更内容を入力し、入力終了後は OKポタン 273をクリックする。また、変更せず前画面（第 47図）にそのまま戻る場合には、 B a c kポタン 274をクリックする。 OKポタン 273がクリックされると第 47図の画面に戻り、第 48図で入力した変更内容が反映されてリス.トが表示される（図示せず)。

以上説明した実施の形態 1乃至 6は、本発明の一例であり、画面構成や手続きの流れ等に特に限定はなく、本発明の趣旨の範囲内で適宜応用可能である。また、実施の形態では、本発明を船舶としてタンカーに適用する場合に例をとつて説明したが、本発明はタンカーの他、バラ積み船、自動車運搬船、冷凍船、 L P G船、 L N G船、ケミカルタンカー、兼用船等の不定期船にも同様に適用できることは言うまでもない。産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明は、船のオーナーとチヤ一タラーとの間で行われる傭船契約をブローカ一を介さずネット上でリアルタイムにネゴシェ一ションすることにより可能としたので、チヤ一タラーとオーナーとの直接交渉が可能となり、従来のブローカーによる電話等による交渉に比べ、情報伝達時間の短縮とォーナー側の傭船費用節減の効果がある。同時に、ダイレク卜に交渉状況を把握することができる。また、時差を気にせずに、傭船の契約を成立させることが可能となるため、利便性が向上する。

さらにまた、直接ネット上で、交渉事項を入力、合意していくため、従来のように電話や F AXでのやり取りに比べ、正確かつ迅速に交渉事項を把握することができるとともに、一つ一つの交渉内容の記述を要する契約書作成の手間が省け、契約が迅速に成立するという効果を奏する。

Claims

請求の範囲

1 . 船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援システムにおいて、

前記傭船者が有する傭船者用情報端末と、

前記船主が有する船主用情報端末と、

前記傭船契約に必要な所定の情報、前記傭船者により入力された情報、及び前記船主により入力された情報を格納する記憶部と、

前記傭船者用情報端末から入力された情報、または前記船主用情報端末から入力された情報、および前記記憶部に記憶された情報に基づいて、所定の情報入力用画面、または情報表示用画面を形成し、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末にそれぞれ適宜表示させつつ、傭船契約の成立を支援する制御部とを備えたことを特徴とする傭船契約支援システム。

2 . 請求の範囲第 1項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記所定の情報入力用画面には、前記傭船者用情報端末に表示され、前記傭船者が傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせ情報を入力して、船主にその回答を提示させるための問い合わせ情報入力用画面が含まれることを特徴とする傭船契約支援システム。

3 . 請求の範囲第 2項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記問い合わせ情報入力用画面は、船主を特定しない問い合わせを行うための画面もしくは、少なくとも 1つの船主を特定して問い合わせを行うための画面のうち少なくともいずれかの画面を含むことを特徴とする傭船契約支援システム。

4. 請求の範囲第 2項又は請求の範囲第 3項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記所定の情報入力用画面には、前記問い合わせ情報に対する回答を前記船主が前記船主用情報端末より入力して、前記傭船者に提示するための回答情報入力用画面が含まれることを特徴とする傭船契約支援システム。

5 . 請求の範囲第 4項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記情報表示用画面には、前記傭船者からの問い合わせ情報に対する前記船主からの回答を前記傭船者用情報端末に表示させるための回答情報表示用画面が含まれることを特徴とする傭船契約支援システム。

6 . 請求の範囲第 5項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記回答情報表示用画面には、複数の船主からの回答があった場合には、それらの回答が併記されることを特徴とする傭船契約支援システム。

7 - 請求の範囲第 5項又は請求の範囲第 5項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記回答情報表示用画面には、ネゴシエーションを行う船主を指定してネゴシエーシヨンに移行するための意志表示を行う意志表示情報入力部が設けられていることを特徴とする傭船契約支援システム。

8 . 請求の範囲第 7項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記意志表示情報入力部によりネゴシエーションへ移行するための意志表示情報が入力された場合に、前記制御部はその意志表示情報を前記船主用情報端末に所定のフォームで表示させるベく送信すると共に、他の情報通信形態を用いて前記船主に前記意志表示情報を知らせるべく送信することを特徴とする傭船契約支援システム。 9 . 請求の範囲第 1項乃至請求の範囲第 8項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

' 前記制御部はネゴシエーションに際しては、前記傭船者用情報端末と前記船主用情報端末それぞれに、交渉項目毎の情報入力用画面を表示させることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 0 . 請求の範囲第 9項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記交渉項目毎の情報入力用画面には、交渉相手により入力された同じ交涉項目についての内容が表示され、表示内容に対して前記交渉相手と合意する旨を伝える伝達手段が設けられていることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 1 . 請求の範囲第 9項又は請求の範囲第 1 0項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記交渉項目毎の情報入力用画面には複数の交渉項目一覧が併せて表示され、合意された交渉項目の内容が、その交渉項目一覧内において各交渉項目に対応して表示されることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 2. 請求の範囲第 1 1項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

合意された契約項目の内容が、前記交渉項目一覧内において必要な所定交渉項目全てに対応して表示された場合に、該交渉項目一覧における表示内容が傭船契約内容とされることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 3 . 請求の範囲第 9項乃至請求の範囲第 1 0項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記交渉項目毎の情報入力用画面は、交涉相手に対し前記傭船契約内容には反映されないメッセ一ジを入力するための第 1メッセージ入力部と、前記メッセ一ジ入力部に入力されたメッセージが交渉相手に表示される第 1メッセージ表示部を有することを特徴とする傭船契約支援システム。 1 4. 請求の範囲第 1 2項又は請求の範囲第 1 3項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記傭船契約内容は、条件付きの傭船契約内容であって、

前記傭船者用情報端末における前記所定の情報入力用画面には、前記条件付き傭船契約内容に対し、条件を解除する旨を入力するための条件解除入力部と、契約を不成立とする旨を入力する契約不成立入力部と、前記条件付き傭船契約内容について変更する旨を入力する変更入力部が設けられていることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 5 . 請求の範囲第 1 4項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記制御部は、前記変更入力部による入力があった場合に、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末それぞれに、前記条件付きの傭船契約内容について、修正、追加及び削除の少なくともいずれかを含む変更のための情報を入力する変更入力用画面を表示させることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 6 . 請求の範囲第 1 5項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記変更入力用画面にて入力される変更情報には、契約条項の追加が含まれることを特徴とする傭船契約支援システム。

1 7 . 請求の範囲第 1 6項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記所定の情報入力用画面には、前記傭船者用端末に表示され、前記契約条項を作成する契約条項作成画面が含まれ、

前記記憶部は、前記作成した契約条項を記憶しておく第 1デ一夕べ一スを備え、前記変更入力画面にて行われる追加的な契約条項の入力には、前記第 1データベースに記憶された契約条項の引用を含むことを特徴とする傭船契約支援システム。

1 8 . 請求の範囲第 1 5項乃至請求の範囲第 1 7項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記変更入力用画面には、前記交渉相手により入力された前記変更内容を表示するための変更内容表示部を備えたことを特徴とする傭船契約支援システム。

1 9 . 請求の範囲第 1 8項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記変更内容表示部に表示される変更内容のうち、修正部分、追加部分、削除部分の少なくともいずれかの表示形式は、変更部分以外の表示形式と異なることを特徴とする傭船契約支援システム。

2 0 . 請求の範囲第 1 5項乃至請求の範囲第 1 9項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記変更入力用画面には、前記変更内容表示部に表示された内容に対して前記交渉相手に合意する旨を伝える条件変更合意伝達部が設けられ、

前記交涉相手が互いに合意した塲合、合意した変更内容が前記条件付き傭船契約内容に反映されることを特徴とする傭船契約支援システム。

2 1 . 請求の範囲第 1 5項乃至請求項 2 0項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記変更入力用画面は、交渉相手に対し前記条件の変更内容には反映されないメッセージを入力するための第 2メッセージ入力部と、前記メッセージ入力部に入力されたメッセージが交渉相手に表示される第 2メッセ一ジ表示部を有することを特徴とする傭船契約支援システム。

2 2 . 請求の範囲第 1 4項乃至請求の範囲第 2 1項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記制御部は、前記傭船者用端末から前記条件解除入力部による入力がなされた場合、前記条件付き傭船契約内容を、条件が解除された傭船契約内容とすることを特徴とする傭船契約支援システム。

2 3 . 請求の範囲第 2 2項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記船主用情報端末における前記所定の情報入力用画面には、前記条件解除入力部による入力がなされた場合に前記条件が解除された傭船契約内容を確認するための確認画面が含まれ、

前記確認画面は、船主が前記条件解除された傭船契約内容を確認した旨を入力する確認入力部を備え、前記確認入力部により確認の入力がされた場合、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に対し前記条件が解除された傭船契約内容を送信することを特徴とする傭船契約支援システム。 2 4. 請求の範囲第 1項乃至請求の範囲第 2 3項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記記憶部には、複数の船舶の位置情報を登録した第 2データベースが含まれ、前記制御部は、前記傭船者用情報端末から入力された所定の情報に基づいて、前記第 2データベースに登録された船舶の位置情報を前記傭船者用情報端末にポジションリストとして表示することを特徴とする傭船契約支援システム。

2 5 . 請求の範囲第 2 4項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記ポジションリストには前記複数の船舶それぞれの位置情報の他、各船舶の概略情報が含められ、前記傭船者用情報端末から前記概略情報の内容に関する所定の条件を設定入力することによって、前記制御部は、前記設定入力された所定の条件を満たす船舶のみを前記ポジションリストから選択的に表示することを特徴とする傭船契約支援システム。

2 6 . 請求の範囲第 2 4項または請求の範囲第 2 5項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記ポジションリストとして表示される船舶の位置情報を更新するための位置情報更新入力部を備え、

前記制御部は、前記位置情報更新入力部により入力された更新情報に基づいて、前記第 2データベースを更新することを特徴とする傭船契約支援システム。

2 7 . 請求の範囲第 2 4項乃至請求の範囲第 2 6項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記記憶部には、前記ポジションリストに表示された各船舶についての詳細情報を登録した第 3データベースが含まれ、前記ポジションリストには、前記第 3データベースに基づいて各船舶についての前記詳細情報を前記傭船者用情報端末に表示させるための詳細情報要求指示部が備えられていることを特徴とする傭船契約支援システム。 2 8 . 請求の範囲第 2 7項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記各船舶についての詳細情報を更新するための詳細情報更新入力部を備え、前記制御部は、前記詳細情報更新入力部により入力された更新情報に基づいて、前記第 3データべ一スを更新することを特徴とする傭船契約支援システム。 2 9 . 請求の範囲第 2 7項又は請求の範囲第 2 8項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記ポジションリスト又は前記ポジションリストに表示された各船舶についての詳細情報が表示される表示画面の少なくともいずれかには、該表示された船舶に関する問い合わせを行うための、問い合わせ情報入力部が備えられていることを特徴とする傭船契約支援システム。

3 0 . 請求の範囲第 1項乃至請求の範囲第 2 9項のいずれかに記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記記憶部に前記傭船者と前記船主との間で行われた傭船契約に関する履歴を記憶しておくようにしたことを特徴とする傭船契約支援システム。

3 1 . 請求の範囲第 3 0項に記載の傭船契約支援システムにおいて、

前記履歴には過去に契約された契約内容を含み、該履歴は傭船者または船主がネゴシェ一ションを円滑に行うことができるように、それぞれの情報端末の画面上に適宜表示可能とされていることを特徴とする傭船契約支援システム。

3 2 . コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約：を支援する傭船契約支援方法において、

前記傭船者が傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しようとする所定の船舶に関する問い合わせを傭船者用情報端末より行って、船主にその回答を提示させるための問い合わせステップと、

前記傭船者からの問い合わせ情報に対する回答を船主が船主用情報端末より入力して、傭船者に提示するための回答ステップと、

前記船主より提示された回答情報に基づいて、所定の船主とネゴシエーションに移行するネゴシエーション移行ステツプと、

傭船者用情報端末と船主用情報端末を用いて傭船者と船主がネゴシエーションを行うステツプとを備えたことを特徴とする傭船契約支援方法。 3 3 . 請求の範囲第 3 2項に記載の傭船契約支援方法において、

前記ネゴシェ一シヨンのステツプは、

前記傭船者用情報端末と前記船主用情報端末の表示画面それぞれに、複数の交渉項目一覧を表示すると共に、前記複数の交渉項目のうち、未交渉の項目の一つの項目について所定の情報入力用画面を表示して交渉内容を入力させる第 1ステップと、

前記傭船者と前記船主により入力された交渉内容について互いに合意するか否かを質問して意志決定を表示させる第 2ステップと、

前記一つの交渉項目について同意された交渉内容を、前記交涉項目一覧内に、同意された前記交渉項目に対応させて表示するよう設定して前記第 1ステップに戻る第 3ステップとを備え、

前記第 1乃至第 3ステツプを繰り返して、前記交渉項目一覧の必要な交渉項目を交渉内容で埋めることにより、傭船契約を成立させるようにしたことを特徴とする傭船契約支援方法。 3 4. 請求の範囲第 3 2項又は請求の範囲第 3 3項に記載の傭船契約支援方法において、 .

前記成立した傭船契約は条件付き傭船契約であって、

前記傭船者が前記傭船者用情報端末を用いて、前記条件付き傭船契約内容に対し、条件を解除したか、もしくは契約を不成立とするか、もしくは条件付き傭船契約内容を修正するかのいずれかの状況を入力して船主に伝達する状況入力ステップと、

前記入力ステップにおいて入力された状況が、条件付き傭船契約内容の修正である場合、前記傭船者が修正を希望する項目について前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に所定の条件情報入力画面を表示して修正内容を入力させる修正入力ステップと、

前記傭船者と前記船主により入力された修正内容について互いに合意するか否かの意志決定を入力する意志決定ステップと、

前記状況入カステツプ及び前記修正入カステツプ並びに前記意志決定ステツプは、前記状況入力ステップにおいて条件の解除もしくは契約の不成立が入力されるまで繰り返されることを特徴とする傭船契約支援方法。

3 5 . 請求の範囲第 3 4項に記載の傭船契約支援方法において、

前記状況入力ステップにおいて入力された状況が条件の解除である場合、前記条件付き傭船契約内容は、条件が解除された傭船契約内容となり、

前記条件が解除された傭船契約内容に対し、前記船主が前記船主用情報端末を用いて、前記条件解除を確認したことを入力する確認入力ステップと、

前記確認入カステツプにおいて確認の入力がなされた場合、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に対し前記条件が解除された傭船契約内容が送信される条件解除傭船契約内容送信ステツプとを備えたことを特徴とする傭船契約支援システム。

3 6 . コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援システムに用いられるサーバであつて、

前記傭船者が傭船者用情報端末を用いて、傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせを行い、前記船主が船主用情報端末を用いて、前記傭船者からの問い合わせに対する回答を行い、前記船主からの回答情報に基づいて、ネゴシエーションステップに移行して、傭船者と船主がネゴシエーションを行う傭船契約手続において、前記傭船者用情報端末と船主用情報端末間の情報通信を制御するために用いられることを特徴とする傭船契約支援システムに用いられるサーバ。

3 7 . コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援する傭船契約支援システムに用いられるデータベースであって、

前記傭船者が傭船者用情報端末を用いて、傭船しょうとする条件を満たす船舶、又は前記傭船者が傭船しょうとする所定の船舶に関する問い合わせを行い、前記船主が船主用情報端末を用いて、前記傭船者からの問い合わせに対する回答を行レ前記船主からの回答情報に基づいて、ネゴシエーションステップに移行して、傭船者と船主がネゴシエーションを行う傭船契約手続において、傭船契約に必要な所定の情.報、前記傭船者により入力された情報、及び前記船主により入力された情報を格納するために用いられることを特徴とする傭船契約支援システムに用いられるデータベース。 3 8 . コンピュータと通信回線を用いて船主と傭船者との間で行われる傭船契約を支援するためのプログラムであって、

前記船主より提示された回答情報に基づいて、所定の船主とネゴシェ一ションに移行するネゴシェ一ション移行ステツプと、

傭船者用情報端末と船主用情報端末を用いて傭船者と船主がネゴシエーションを行うステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする傭船契約支援用プログラム。 .

3 9 . 請求の範囲第 3 7項に記載の傭船契約支援用プログラムにおいて、

前記ネゴシェ一ションのステップは、前記傭船者用情報端末と前記船主用情報端末の表示画面それぞれに、複数の交渉項目一覧を表示すると共に、前記複数の交渉項目のうち、未交渉の項目の一つの項目について所定の情報入力用画面を表示して交渉内容を入力させる第 1ステップと、

前記傭船者と前記船主により入力された交渉内容について互いに合意するか否力 ^を質問して意志決定を表示させる第 2ステップと、

前記一つの交渉項目について同意された交渉内容を、前記交渉項目一覧内に、同意された前記交渉項目に対応させて表示するよう設定して前記第 1ステツプに戻る第 3ステップとを備え、

前記第 1乃至第 3ステップを繰り返して、前記交渉項目一覧の必要な交渉項目を交渉内容で埋めることにより、傭船契約を成立させるようにしたことを特徴とする傭船契約支援用プログラム。

4 0 . 請求の範囲第 3 8項または請求の範囲第 3 9項に記載の傭船契約支援用プログラムにおいて、

前記成立した傭船契約は条件付き傭船契約であって、

前記傭船者が前記傭船者用情報端末を用いて、前記条件付き傭船契約内容に対し、条件を解除したか、もしくは契約を不成立とする力もしくは条件を修正するかのいずれかの状況を入力して船まに伝達する状況入力ステップと、

前記状況入力ステップにおいて入力された状況が、条件の修正である場合、前記傭船者が修正を希望する条件について前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に所定の条件情報入力画面を表示して条件についての修正内容を入力させる修正入力ステップと、

前記状況入力ステツプ及び前記修正入力ステツプ並びに前記意志決定ステップは、前記状況入カステツプにおいて条件の解除もしくは契約の不成立が入力されるまで繰り返されることを特徴とする傭船契約支援用プログラム。

4 1 . 請求の範囲第 4 0項に記載の傭船契約支援用プログラムにおいて、前記状況入カステツプにおいて入力された状況が条件の解除である場合、前記条件付き傭船契約内容は、条件が解除された傭船契約内容となり、

前記確認入カステツプにおいて確認の入力がなされた場合、前記傭船者用情報端末及び前記船主用情報端末に対し前記条件が解除された傭船契約内容を送信する条件解除傭船契約内容送信ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする傭船契約支援プログラム。