JP3404475B2 - 傭船契約交渉方法,装置および記録媒体 - Google Patents

傭船契約交渉方法,装置および記録媒体

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JP3404475B2
JP3404475B2 JP2000397846A JP2000397846A JP3404475B2 JP 3404475 B2 JP3404475 B2 JP 3404475B2 JP 2000397846 A JP2000397846 A JP 2000397846A JP 2000397846 A JP2000397846 A JP 2000397846A JP 3404475 B2 JP3404475 B2 JP 3404475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークに
続されているサーバを介して船主側と荷主側とを交渉さ
せる傭船契約交渉方法,装置および記録媒体に係り、特
にブローカーを一切介することなく、船主側と荷主側と
が直接交渉することができる傭船契約交渉方法,装置お
よび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船主またはその代理人(以下、船
主側と称す)が、自己の支配下にある船舶を用いて輸送
する貨物を探す場合、あるいは荷主またはその代理人
(以下、荷主側と称す)が、自己の支配下にある貨物を
輸送する船舶を探す場合、船主側あるいは荷主側には、
運送貨物情報あるいは本船情報を収集・把握する方法が
なかったため、船主側および荷主側の双方が、ブローカ
ーと呼ばれる専門家をそれぞれ選任し、選任されたブロ
ーカーが、船主側あるいは荷主側の希望に最も近い運送
貨物あるいは本船を探し出し、当該運送貨物あるいは本
船のブローカーと、ブローカー同士で交渉を行なう方法
が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の傭船契約交
渉方法においては、船主側と荷主側とが直接交渉を行な
うことができないため、すべての契約事項につき合意に
達して傭船契約を締結するまでに長い時間を要するとい
う問題があり、また船主側あるいは荷主側とブローカー
との間の意思疎通が充分でない場合には、船主側あるい
は荷主側が希望する条件で傭船契約を結ぶことができな
いおそれがある。
【0004】また、船主側あるいは荷主側とブローカー
との間の意思疎通が充分である場合でも、ブローカー間
の連結はほとんどの場合電話であるので、交渉内容を確
認する方法がなく、交渉の最終段階で思わぬ誤りに気が
付き、交渉を最初からやり直さなければならないことも
ある。
【0005】また、選任したブローカーから提供される
運送貨物情報あるいは本船情報が、船主側あるいは荷主
側にとって最適な情報であるとは限らず、この場合に
は、不利な条件で傭船契約を締結せざるを得ないことに
なる。そこで従来は、このような事態を避けるため、複
数のブローカーに仲介を依頼する方法を採っているが、
この場合でも、より好ましい条件で傭船契約を締結する
ことはできても、それが最良の条件である保証は全くな
い。
【0006】本発明はかかる現況に鑑みなされたもの
で、船主側と荷主側とが直接交渉することができるよう
にして、最良の条件でしかも短時間で傭船契約交渉を完
了させることができ、また交渉内容に誤りが発生するお
それもない傭船契約交渉方法,装置および記録媒体を提
供することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、船主側と荷主側と
が、最新の情報に基づき傭船契約交渉を行なうことがで
きるようにすることにある。
【0008】本発明のさらに他の目的は、船主側あるい
は荷主側が、クライアント端末を常時監視していなくて
も、契約の完了を知ることができ、クライアント端末監
視の時間を、他の仕事の処理時間に振り向けることがで
きるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ネットワークに接続されているサーバを介し
て船主側と荷主側とを交渉させる傭船契約交渉方法であ
って、前記サーバを、受信手段,交渉当事者確定手段,
送信手段,交渉画面情報記憶手段,契約交渉返事情報作
成手段,合意判別手段,契約情報記憶手段,内容変更
段,および合意判別手段で構成し、 (a) 送信手段が、船主側または荷主側からの要求に
応じて、情報記憶手段から読み出された本船情報または
運送貨物情報を送信するステップと、(b) 交渉当事者確定手段が、船主側または荷主側
が、自己の支配下にある本船情報または運送貨物情報に
対し、交渉相手のどの本船情報または運送貨物情報を選
択したかを判別して交渉当事者を確定するステップと、 (c) 交渉当事者が決まった場合に、送信手段が、
渉当事者としての船主側または荷主側からの要求に応じ
て、交渉画面情報記憶手段から読み出された交渉画面情
報を両交渉当事者に送信するステップと、(d) 受信手段が、各交渉当事者から契約条件をそれ
ぞれ取得するステップと、(e) 契約交渉返事情報作成手段が、取得したすべて
の契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を作成する
ステップと、 (f) 送信手段が、作成された契約交渉返事情報を両
交渉当事者に送信するステップと、(g) 受信手段が、各交渉当事者から契約事項の合意
・否合意の情報をそれぞれ取得するステップと、(h) 合意判別手段が、契約交渉返事情報を合意に達
した契約事項と未合意の契約事項とに振り分けて記憶し
ている契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事
項が合意に達したか否かを判別するステップと、 (i) 合意に達しない契約事項がある場合に、送信手
段が、契約情報記憶手段から読み出された未合意の契約
事項に関する情報のみを両交渉当事者に送信するステッ
プと、(j) 内容変更手段が、少なくともいずれか一方の交
渉当事者から取得した契約事項の内容変更に関する情報
に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契約
事項の内容を変更するステップと、 (k) 合意に達しない契約事項がある場合に、前記ス
テップ(g)〜(j)を繰返すステップと、(l) 合意判別手段が、全契約事項が合意に達したと
判断した場合に、送信手 段が、契約完了情報を両交渉当
事者に送信するステップと、を設けるようにしたとこと
を特徴とする。
【0010】そして、本発明においては、船主側と荷主
側とを直接交渉させ、また交渉途中においては、合意に
達しない契約事項に関する情報のみを両交渉当事者に送
信して合意に導くようにしているので、最良の条件でし
かも短時間で傭船契約交渉を完了させることが可能とな
り、また交渉内容が直接両交渉当事者に送信されるの
で、交渉内容に誤りの発生するおそれがない。
【0011】本発明はまた、情報記憶手段に記憶されて
いる本情報または運送貨物情報を、受信手段が船主側
または荷主側から取得した新たな本船情報または新たな
運送貨物情報により更新するようにしたことを特徴とす
る。そしてこれにより、船主側と荷主側とが、最新の情
報に基づき傭船契約交渉を行なうことが可能となる。
【0012】本発明はまた、契約完了情報を、各交渉当
事者のメール・アドレスに電子メールで送信するように
したことを特徴とする。そしてこれにより、船主側ある
いは荷主側が、クライアント端末を常時監視していなく
ても、契約の完了を知ることが可能となり、クライアン
ト端末監視の時間を、他の仕事の処理時間に振り向ける
ことが可能となる。
【0013】本発明はまた、ネットワークに接続されて
いるサーバを介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船
契約交渉装置であって、前記サーバを、 船主側または荷
主側から送信されてきた情報を受信する受信手段と、
主側または荷主側に対し情報を送信する送信手段と、
主側または荷主側が、自己の支配下にある本船情報また
は運送貨物情報に対し、交渉相手のどの本船情報または
運送貨物情報を選択したかを判別して交渉当事者を確定
する交渉当事者確定手段と、交渉当事者が決まった場合
に、交渉当事者としての船主側または荷主側からの要求
に応じて両交渉当事者に送信される交渉画面情報を記憶
する交渉画面情報記憶手段と、各交渉当事者からそれぞ
れ取得した契約条件を記憶する契約条件記憶手段と、
得したすべての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情
報を作成する契約交渉返事情報作成手段と、 作成された
契約交渉返事情報を、合意に達した契約事項と未合意の
契約事項とに振り分けて記憶する契約情報記憶手段と、
各交渉当事者から取得した契約事項の合意・否合意の情
報に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契
約事項の振り分けを変更する振り分け変更手段と、 少な
くともいずれか一方の交渉当事者から取得した契約事項
の内容変更に関する情報に基づき、前記契約情報記憶手
段に記憶されている契約事項の内容を変更する内容変更
手段と、 前記契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全
契約事項が合意に達したか否かを判別する合意判別手段
と、全契約事項が合意に達した際に両交渉当事者に送信
される契約完了情報を記憶する契約完了情報記憶手段
と、で構成するようにしたことを特徴とする。そして、
各交渉当事者から取得したすべての契約条件が盛り込ま
れた契約交渉返事情報を両交渉当事者に送信し、合意に
達しない契約事項がある場合には、未合意の契約事項に
関する情報のみを両交渉当事者に送信して再交渉させる
ようにしているので、再交渉の際に、どの契約事項が合
意に達していないのかを、容易かつ確実に知ることが可
能となる。このため、最良の条件でしかも短時間で傭船
契約を締結することが可能となり、また交渉内容に誤り
が発生するおそれもない。
【0014】本発明はまた、契約完了情報を、送信手段
により各交渉当事者のメール・アドレスに電子メールで
送信するようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、船主側あるいは荷主側が、クライアント端末を常時
監視している必要がなくなり、その間に他の仕事を処理
することが可能となる。
【0015】本発明はまた、ネットワークに接続されて
いるサーバを介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船
契約交渉装置であって、前記サーバを、 船主側または荷
主側から送信されてきた情報を受信する受信手段と、
信手段が取得した本船情報または運送貨物情報を、船主
または荷主と関連付けて記憶する情報記憶手段と、船主
側または荷主側に対し情報を送信する送信手段と、 船主
側または荷主側が、自己の支配下にある本船情報または
運送貨物情報に対し、交渉相手のどの本船情報または運
送貨物情報を選択したかを判別して交渉当事者を確定す
る交渉当事者確定手段と、交渉当事者が決まった場合
に、交渉当事者としての船主側または荷主側からの要求
に応じて両交渉当事者に送信される交渉画面情報を記憶
する交渉画面情報記憶手段と、各交渉当事者からそれぞ
れ取得した契約条件を記憶する契約条件記憶手段と、
得したすべての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情
報を作成する契約交渉返事情報作成手段と、 作成された
契約交渉返事情報を、合意に達した契約事項と未合意の
契約事項とに振り分けて記憶する契約情報記憶手段と、
各交渉当事者から取得した契約事項の合意・否合意の情
報に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契
約事項の振り分けを変更する振り分け変更手段と、 少な
くともいずれか一方の交渉当事者から取得した契約事項
の内容変更に関する情報に基づき、前記契約情報記憶手
段に記憶されている契約事項の内容を変更する内容変更
手段と、 前記契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全
契約事項が合意に達したか否かを判別する合意判別手段
と、全契約事項が合意に達した際に両交渉当事者に送信
される契約完了情報を記憶する契約完了情報記憶手段
と、 で構成するようにしたことを特徴とする。そしてこ
れにより、最良の条件でしかも短時間で傭船契約を締結
することが可能となり、また交渉内容に誤りが発生する
おそれもない。
【0016】本発明はまた、受信手段が取得した新たな
本船情報または新たな運送貨物情報に基づき、情報記憶
手段に記憶されている記憶情報の内容を更新するように
したことを特徴とする。そしてこれにより、最新の情報
に基づいて傭船契約交渉を行なうことが可能となる。
【0017】本発明はまた、契約完了情報を、送信手段
により各交渉当事者のメール・アドレスに電子メールで
送信するようにしたことを特徴とする。そしてこれによ
り、各交渉当事者は、電子メールにより契約の完了を知
ることが可能となり、クライアント端末を常時監視して
いる必要がない。
【0018】本発明はまた、情報記憶手段を、受信手段
取得した本船情報または運送貨物情報を記憶するスト
ック部と;船主側または荷主側からの要求に応じて、ス
トック部内に記憶されている記憶情報のうちの少なくと
も一部が転記される公開部と;で構成し、前記公開部に
記憶されている記憶情報のみが、送信手段により船主側
または荷主側に送信されるようにしたことを特徴とす
る。そしてこれにより、船主側あるいは荷主側は、本船
あるいは運送貨物に関する膨大な量の情報を、一度スト
ック部に登録しておけば、交渉が必要となった都度、そ
れを公開部に転記するだけで交渉相手を探すことが可能
となる。このため、船主側あるいは荷主側の情報入力の
手数を大幅に軽減することが可能となる。
【0019】本発明はさらに、ネットワークに接続され
ているサーバを介して船主側と荷主側とを交渉させるシ
ステムにおいて、 前記サーバを、受信手段,交渉当事者
確定手段,送信手段,交渉画面情報記憶手段,契約交渉
返事情報作成手段,合意判別手段,契約情報記憶手段,
内容変更手段,および合意判別手段で構成し、 (A) 送信手段が、船主側または荷主側からの要求に
応じて、情報記憶手段から読み出された本船情報または
運送貨物情報を送信する処理と、(B) 交渉当事者確定手段が、船主側または荷主側
が、自己の支配下にある本船情報または運送貨物情報に
対し、交渉相手のどの本船情報または運送貨物情報を選
択したかを判別して交渉当事者を確定する処理と、 (C) 交渉当事者が決まった場合に、送信手段が、
渉当事者としての船主側または荷主側からの要求に応じ
て、交渉画面情報記憶手段から読み出された交渉画面情
報を両交渉当事者に送信する処理と、(D) 受信手段が、各交渉当事者から契約条件をそれ
ぞれ取得する処理と、(E) 契約交渉返事情報作成手段が、取得したすべて
の契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を作成する
処理と、 (F) 送信手段が、作成された契約交渉返事情報を両
交渉当事者に送信する処理と、(G) 受信手段が、各交渉当事者から契約事項の合意
・否合意の情報をそれぞれ取得する処理と、(H) 合意判別手段が、契約交渉返事情報を合意に達
した契約事項と未合意の契約事項とに振り分けて記憶し
ている契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事
項が合意に達したか否かを判別する処理と、 (I) 合意に達しない契約事項がある場合に、送信手
段が、契約情報記憶手段から読み出された未合意の契約
事項に関する情報のみを両交渉当事者に送信する処理
と、(J) 内容変更手段が、少なくともいずれか一方の交
渉当事者から取得した契約事項の内容変更に関する情報
に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契約
事項の内容を変更する処理と、 (K) 合意に達しない契約事項がある場合に、前記ス
テップ(G)〜(J)を繰返す処理と、(L) 合意判別手段が、全契約事項が合意に達したと
判断した場合に、送信手段が、契約完了情報を両交渉当
事者に送信する処理と、をコンピュータに実行させるよ
うにしたことを特徴とする。そして、前記各処理によ
り、最良の条件でしかも短時間で傭船契約を締結するこ
とが可能となり、交渉内容に誤りが発生するおそれもな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の実施の一形態に係る傭船契約
交渉装置を示すシステム構成図であり、このシステム
は、図1に示すように、サーバ100と複数の船主側2
00と複数の荷主側300とを通信ネットワーク400
を介し接続して構成されており、前記サーバ100は、
特定の船主側200と特定の荷主側300とを直接交渉
させ、傭船契約の締結に導くようになっている。
【0021】前記サーバ100は、図1に示すように、
電子計算機110と、入力装置120と、出力装置13
0と、記憶装置140とを備えており、前記入力装置1
20は、キーボードや各種ポインティングデバイス等、
操作者が意図する情報を入力できる機器で構成され、ま
た前記出力装置130は、CRTディスプレイ,液晶デ
ィスプレイあるいはプリンタ装置等、各種情報を画面や
紙媒体等に可視的に表示することができる装置で構成さ
れている。
【0022】また、前記記憶装置140は、磁気ディス
ク,光ディスク,光磁気ディスクあるいは半導体メモリ
等、前記電子計算機110で実行されるプログラムや大
量のデータファイル、あるいは後述する船主側200あ
るいは荷主側300から送信される各種情報を格納する
ことができる装置で構成されている。
【0023】以上の構成を有するサーバ100は、図1
に示すように、通信ケーブルや無線通信回線インタフェ
ース等の情報伝達手段150を介して前記通信ネットワ
ーク400に接続されている。
【0024】また前記各船主側200は、図1に示すよ
うに、電子計算機210と、入力装置220と、出力装
置230と、記憶装置240とを備えており、この船主
側200は、情報伝達手段250を介して前記通信ネッ
トワーク400に接続されている。
【0025】また、前記荷主側300は、図1に示すよ
うに、電子計算機310と、入力装置320と、出力装
置330と、記憶装置340とを備えており、この荷主
側300は、情報伝達手段350を介して前記通信ネッ
トワーク400に接続されている。
【0026】前記船主側200および荷主側300の電
子計算機210,310、入力装置220,320、出
力装置230,330、記憶装置240,340、およ
び情報伝達手段250,350は、前記サーバ100の
電子計算機110,入力装置120,出力装置130,
記憶装置140,および情報伝達手段150と基本的に
は同一構造となっている。
【0027】一方、前記通信ネットワーク400は、イ
ンターネット,LAN,公衆回線を介したパソコン通信
網,あるいはその他の任意の有線または無線を使ったネ
ットワークで構成されている。
【0028】図2は、図1のシステムを用いた傭船契約
交渉方法の概略を示す流れ図、図3ないし図6はその詳
細を示す流れ図であり、まず図2を参照して、本実施の
形態に係る傭船契約交渉方法について説明する。
【0029】サーバ100は、図2に示すように、ステ
ップS1001において、交渉当事者の確定を行なった
後、ステップS1002において、交渉画面を提示す
る。この交渉画面に対して、船主側200はステップS
2001において、また荷主側300はステップS30
01において、契約条件をそれぞれ入力する。
【0030】この入力により、1回ですべての契約事項
について合意に達することもあるが、一般的には合意に
達した契約事項と、合意に達しない契約事項が出てくる
のが通例である。
【0031】このような場合、サーバ100は、契約の
全事項に関する情報を船主側200および荷主側300
に送信するのではなく、ステップS1003において、
合意に達しなかった事項に関する情報のみを、船主側2
00および荷主側300に送信する。
【0032】船主側200および荷主側300は、サー
バ100から送信されてきた情報がすべて合意に達しな
かった契約事項に関するものであるので、契約事項の内
容を変更して再交渉する際に便利であり、また合意に達
した事項を誤って変更してしまうといった不具合もな
い。
【0033】いずれかの契約事項に関して合意に達しな
かった場合、船主側200はステップS2002におい
て、また荷主側300はステップS3002において、
契約事項の内容を変更してサーバ100に送信する。な
お、図2においては、船主側200および荷主側300
の両方が契約事項の内容を変更した場合を示している
が、場合によってはいずれか一方のみが契約事項の内容
の変更を行ない、他方は契約事項の内容を一切変更しな
いこともある。
【0034】この変更により、全事項が合意に達したな
らば(ステップS1004)、サーバ100は、ステッ
プS1005において、契約交渉の完了を船主側200
および荷主側300の各メール・アドレスに電子メール
で連絡する。これにより、船主側200も荷主側300
も、クライアント端末を常時監視している必要がなくな
り、その時間を他の仕事に振り向けることができる。
【0035】なお、電子メールでの連絡内容には、契約
交渉の完了通知とともに、合意に達した傭船契約の内容
自体も含まれており、この連絡により交渉が終了するこ
とになる。
【0036】次に、図3ないし図6を参照して、本実施
の形態に係る傭船契約交渉方法を詳細に説明する。
【0037】ところで、船主側200と荷主側300と
が傭船契約交渉を行なう際には、荷主側300が、予め
サーバ100に登録されている本船情報の中から自分に
最適な本船を選択し、当該本船の船主側200と交渉を
開始する場合と、逆に船主側200が、予めサーバ10
0に登録されている運送貨物情報の中から自分に最適な
運送貨物を選択し、当該運送貨物の荷主側300と交渉
を開始する場合とがあるが、以下、荷主側300が本船
を選択して船主側200と交渉を開始する場合を例に採
って、具体的に説明する。
【0038】まずサーバ100は、ステップS101に
おいて、初期画面を表示する。この状態で船主側200
は、ステップS201において、サーバ100にアクセ
スする。この際、パスワードの入力を要件とし、アクセ
スした船主側200が、予め年会費を納付して会員とな
っている船主側200であるか否かを確認できるように
する。
【0039】サーバ100は、船主側200からのアク
セスがあつた場合に、ステップS102においてパスワ
ードを確認した後、ステップS103において、初期画
面を船主側200に送信する。
【0040】図7は、この初期画面の一例を示すもの
で、この初期画面には、Selection欄1、Ma
rket欄2、Your Tonnage/Order
Proforma欄3、Negotiations欄
4、およびThe MainTerms of you
r Proforma欄5が設けられている。
【0041】前記Selection欄1には、図8に
示すように、Tonnage(本船)なのかOrder
(貨物)なのかの指定欄6、およびDry Bulk
(散積み)なのかTanker(油槽)なのかの指定欄
7が設けられている。
【0042】また、前記Market欄2には、図8に
示すように、List & Start Negoti
ations釦8、Market in釦9、およびU
pdate Data釦10が設けられており、前記L
ist & Start Negotiations釦
8をクリックすることにより、本船リストあるいは貨物
リストを見ることができ、そのリストの中から、傭船契
約の交渉相手を選んで交渉画面に入ることができるよう
になっている。
【0043】また、Market in釦9は、これを
クリックすることにより、登録してある本船あるいは貨
物の情報を、本船リストあるいは貨物リストに公開した
り、公開している情報を非公開にすることができるよう
になっている。そしてこれにより、毎回情報を入力しな
くても済むようになっている。
【0044】また、前記Update Data釦10
は、これをクリックすることにより、既に登録してある
本船あるいは貨物の情報を訂正することができるように
なっている。
【0045】また、前記Your Tonnage/O
rder Proforma欄3には、図8に示すよう
に、Register釦11とUpdate釦12とが
設けられており、これら各釦11,12をクリックする
ことにより、予め頻繁に利用する本船あるいは貨物の入
力情報の雛形を登録あるいは訂正し、マーケットに出す
本船あるいは貨物の情報を、変更することができるよう
になっている。
【0046】また、前記Negotiations欄4
には、図8に示すように、Reply釦13、Wati
g釦14、およびYour Fixture釦15が
設けられており、これら各釦13,14,15をクリッ
クすることにより、交渉中にくる返事,返事待ち,ある
いは成約したMain Term交渉のリストおよびそ
の内容を見ることができるようになっている。
【0047】前記Negotiations欄4にはま
た、図8に示すように、StarDetails Ne
go釦16およびList Subject釦17が設
けられており、これら各釦16,17をクリックするこ
とにより、成約したMain Term交渉から、De
tails NegoあるいはList Subjec
t交渉に入ることができるようになっている。
【0048】さらに、前記The Main Term
s of your Proforma欄5には、図8
に示すように、Register釦18およびUpda
te釦19が設けられており、これら各釦18,19を
クリックすることにより、予め頻繁に利用するMain
Term交渉における交渉事項の雛形を、登録あるい
は訂正することができるようになっている。
【0049】以上の構成を有する初期画面が、図3のス
テップS103において、船主側200に送信されるこ
とになるが、船主側200は、ステップS202におい
て、この初期画面を介して入力画面を表示させ、この入
力画面に本船情報を入力して登録する。
【0050】図9は、本船情報を入力するための入力画
面の一例を示すもので、この入力画面には、COMPA
NY入力欄20、OWNER入力欄21、VESSE
L’SNAME入力欄22、YEAR入力欄23、YA
RD入力欄24、FLAG入力欄25、DWT(MT)
入力欄26、DRAFT BSS SSW(M)入力欄
27、TYPE OF TONNAGE入力欄28、G
RAIN CAPACITY(CFT)入力欄29、G
RAIN CAPACITY(M3)入力欄30、GR
OSS TONNAGE入力欄31、NET TONN
AGE入力欄32、LOA(M)入力欄33、BEAM
(M)入力欄34、TPC入力欄35、NO.OF H
OLDS/HATCES入力欄36、SPEED CO
NSUMPTION入力欄37、およびPORT CO
NSUMPTION入力欄38が設けられている。
【0051】前記入力画面にはまた、図9に示すよう
に、OPEN入力欄39、DATEOF OPEN入力
欄40、LAST 3 CARGOES入力欄41、O
WNERS PREFERENCE入力欄42、PAR
TIAL CARGO入力欄43、DIRECTION
入力欄44、RATE IDEA入力欄45、およびF
URTHER DETAILS入力欄45が設けられて
いる。
【0052】前記入力画面上の各入力項目は、現在の傭
船契約業務で必要とされる情報をすべて盛り込んだもの
で、船主側200は、自己の本船に対応する各項目に必
要事項を入力した後、入力画面右下のRegister
釦47をクリックすることにより、入力した内容が本船
情報としてサーバ100に送信され、登録されるように
なっている。
【0053】なお、図9では、本船情報を入力するため
の入力画面を示しているが、荷主側300が運送貨物情
報を入力するための入力画面も用意されている。
【0054】このようにして、本船情報が登録された状
態で、荷主側300が自分に最適な本船を捜す場合に
は、図3に示すように、まずステップS301におい
て、サーバ100にパスワードを入力してアクセスす
る。サーバ100は、荷主側300からのアクセスがあ
ると、ステップS104においてパスワードを確認した
後、ステップS105において、本船情報の一覧画面を
荷主側300に送信する。荷主側300は、ステップS
302において、送信された一覧画面の中から、自分に
最適な本船を選択する。
【0055】図10は、この一覧画面の一例を示すもの
で、この一覧画面には、SEARCH FORM領域4
8と、TONNAGE LIST領域49とが設けられ
ている。
【0056】前記SEARCH FORM領域48に
は、図11に示すように、SORTING ORDER
S入力欄50、TONNAGE入力欄51、DWT(M
T)入力欄52、YEAR入力欄53、TYPE OF
TONNAGE入力欄54、PARTIAL CAR
GO入力欄55、COMPANY入力欄56、COMP
ANY’S STATUS入力欄57、PLACE O
F OPEN入力欄58、AREA入力欄59、DAT
E入力欄60、およびOWNERS PREFEREN
CE入力欄61が設けられており、荷主側300は、こ
のSEARCHFORM領域48に必要事項を記入した
後、この領域48の右下にあるSearch釦62をク
リックすることにより、予め設定されているカテゴリ
ー,条件別に検索し、その検索結果に適合する本船情報
のみを、後述するTONNAGELIST領域49に表
示させることができるようになっている。
【0057】前記SEARCH FORM領域48の右
下にはまた、図11に示すように、Clear釦63が
設けられており、このClear釦63をクリックして
記入内容を消去した後、Seach釦62をクリックす
ることにより、登録されている本船情報をすべてリスト
アップすることができるようになっている。
【0058】一方、前記TONNAGE LIST領域
49には、図12に示すように、本船情報が表示される
ようになっており、荷主側300は、リスト内に自分に
最適な本船がある場合には、各リスト左端のCB欄64
にチェックを入れた後、この領域49の右下にあるMa
tch to Your Order釦65をクリック
することにより、当該本船を選択できるようになってい
る。
【0059】なお、図10では、本船情報が表示された
一覧画面を示しているが、船主側200が自分に最適な
運送貨物を選択するための一覧画面も用意されている。
【0060】このようにして、必要な本船を選択したな
らば、荷主側300は、図3のステップS303におい
て、自己の支配下にある運送貨物情報をサーバ100に
送信して登録する。なお、予め運送貨物情報がサーバ1
00に登録されている場合には、そのリストの中から必
要な運送貨物情報を選択する。
【0061】この操作により、傭船契約交渉の当事者が
確定したことになる。そこでサーバ100は、ステップ
S106において、交渉当事者の確定を、船主側200
および荷主側300の相方に電子メールで連する。
【0062】この連を受けた船主側200および荷主
側300は、図4に示すように、ステップS203,S
304において、交渉を開始するために、サーバ100
にパスワードを入力してアクセスする。
【0063】サーバ100は、このアクセスがあると、
ステップS107においてパスワードを確認した後、ス
テップS108において、交渉画面を、船主側200お
よび荷主側300の相方に送信する。船主側200およ
び荷主側300は、ステップS204,S305におい
て、契約条件の入力を行なう。
【0064】図13ないし図15は、この交渉画面の一
例を示すもので、この交渉画面には、交渉当事者として
の船主側表示欄66および荷主側表示欄67が設けられ
ているとともに、Negotiation Form欄
68が設けられている。
【0065】このNegotiation Form欄
68内は、Comments入力欄69、Validi
ty入力欄70、Option入力欄71、およびMa
inTerms入力欄72に分けられており、交渉すべ
き事項を項目別に入力するようになっている。なお、交
渉すべき事項は、通常は図9で船主側200が入力した
内容が自動的に反映されることになるが、この交渉画面
でも入力できるようになっている。
【0066】前記Comments入力欄69では、こ
の交渉がBID(もしくはOFFER)なのか、IND
ICATIONなのかの選択、およびT/Cについての
交渉なのか、V/Cについての交渉なのかの選択等を行
なうようになっており、またValidity入力欄7
0では、交渉における条件提示の有効期限を明記し、相
手方にこの期限内に返答することを要求できるようにな
っている。また、Option入力欄71では、この交
渉画面にない交渉事項について交渉を要する場合に、必
要なコメントを記入することができるようになってお
り、またMainTerms入力欄72では、交渉事項
を各々別々の欄に独立させて記入し、誤りの生じること
がないよう考慮されている。
【0067】このような交渉画面への入力が完了する
と、サーバ100は、図4に示すように、ステップS1
09において入力を確定させるとともに、入力が確定し
た旨を、船主側200および荷主側300に電子メール
で連する。
【0068】この連絡があると、船主側200および荷
主側300は、ステップS205,S306において、
パスワードを入力してサーバ100にアクセスし、サー
バ100は、ステップS110においてパスワードを確
認した後、ステップS111において、交渉事項画面を
船主側200および荷主側300に送信する。
【0069】船主側200および荷主側300は、送信
されてきた交渉事項画面の内容を検討し、合意できる事
項と合意できない事項とを選別する。そして、ステップ
S206,S307において、合意・否合意の意思表示
をサーバ100に対して行なう。
【0070】サーバ100は、両交渉当事者から意思表
示があった場合に、合意に達した事項と合意に達しなか
った事項とを分け、合意に達した事項については、ステ
ップS112においてその確定を行ない、確定事項の内
容を、船主側200および荷主が300に電子メールで
する。そして、この合意事項については、再度交渉
することができないようにする。
【0071】合意に達しない事項がある場合、船主側2
00および荷主側300は、図5に示すように、ステッ
プS207,S308において、パスワードを入力して
サーバ100にアクセスする。サーバ100は、ステッ
プS113においてパスワードを確認した後、ステップ
S114において、未合意事項画面を船主側200およ
び荷主側300に送信する。すなわち、合意に達した事
項は削除し、合意に達しなかった事項のみを表示した画
面を送信する。これにより、合意に達しなかった事項を
容易に知ることができるとともに、合意に達した事項を
誤って訂正してしまうといった不具合の発生するおそれ
がない。
【0072】図16および図17は、この未合意事項画
面の一例を示すもので、図13ないし図15との比較で
も明らかなように、Negotiation Form
欄68は、未合意事項のみが表示された状態となってい
る。
【0073】船主側200および荷主側300は、この
未合意事項画面の内容を検討し、ステップS208、S
309において、契約事項の内容の変更を行なってサー
バ100に送信する。なおこの場合、契約事項の内容の
変更は、常に両交渉当事者が行なうとは限らず、いずれ
か一方の交渉当事者のみが、契約事項の内容の変更を行
なう場合もある。
【0074】このような契約事項の内容の変更があった
場合、サーバ100は、合意に達した事項があるか否か
検討し、合意に達した事項については、ステップS11
5においてその確定を行ない、確定事項の内容を、船主
側200および荷主側300に電子メールで連する。
【0075】船主側200および荷主側300は、送信
されてきた電子メールの内容を確認し、未だ合意に達し
ない事項がある場合には、ステップS209,S310
において、パスワードを入力してサーバ100にアクセ
スする。サーバ100は、ステップS116においてパ
スワードを確認した後、ステップS117において、未
合意事項のみに関する未合意事項画面を、船主側200
および荷主側300に送信する。
【0076】船主側200および荷主側300は、ステ
ップS210,S311において、契約事項の内容の変
更を行ない、その内容をサーバ100に送信する。サー
バ100は、送信されてきた変更内容を検討し、合意に
達した事項と合意に達しなかった事項とに分け、合意に
達した事項については、ステップS118においてその
確定を行ない、船主側200および荷主側300に、確
定内容を電子メールで連する。
【0077】船主側200および荷主側300は、送信
されてきた電子メールの内容を確認し、未だ合意に達し
ない事項がある場合には、図6のステップS211,S
312において、パスワードを入力してサーバ100に
アクセスする。サーバ100は、ステップS119にお
いてパスワードを確認した後、ステップS120におい
て、未合意事項のみに関する未合意事項画面を、船主側
200および荷主側300に送信する。
【0078】船主側200および荷主側300は、ステ
ップS212,S313において、契約事項の内容の変
更を行ない、その内容をサーバ100に送信する。サー
バ100は、送信されてきた変更内容を検討し、すべて
の事項が合意に達したならば(ステップS121)、ス
テップS122において、契約合意画面を、船主側20
0および荷主側300に送信するとともに、ステップS
123において、契約交渉の完了を、船主側200およ
び荷主側300に電子メールで連絡して交渉を終了させ
る。
【0079】図18は、契約合意画面を一例を示すもの
で、また図19および図20は、契約交渉完了の際に両
交渉当事者に送信される電子メールの一例を示すもので
ある。
【0080】図19および図20からも明らかなよう
に、契約交渉完了時に送信される電子メールには、単に
契約交渉の完了を知らせる内容のみならず、合意に達し
た各契約事項の内容も含まれている。
【0081】しかして、サーバ100は、船主側200
と荷主側300とを交渉させる場合、合意に達した事項
は削除し、合意に達しなかった事項のみを両交渉当事者
に送信して再交渉させるようにしているので、どの事項
が合意に達しなかったのかを、容易かつ確実に知ること
ができ、交渉時間を短縮することができる。
【0082】また、サーバ100から各交渉当事者への
連絡は電子メールで行なわれ、特に契約交渉の完了を電
子メールで連絡するようにしているので、両交渉当事者
は、クライアント端末を常時監視している必要がない。
【0083】なお、前記実施の一形態においては、荷主
側300が本船を選択して船主側200と交渉を開始す
る場合について説明したが、逆に船主側200が運送貨
物を選択して荷主側300と交渉を開始する場合もあ
り、この場合にも前記同様の手順で交渉を進めることが
できる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ネットワ
ークに接続されているサーバを介して船主側と荷主側と
を交渉させる傭船契約交渉方法であって、前記サーバ
を、受信手段,交渉当事者確定手段,送信手段,交渉画
面情報記憶手段,契約交渉返事情報作成手段,合意判別
手段,契約情報記憶手段,内容変更手段,および合意判
別手段で構成し、 (a) 送信手段が、船主側または荷主側からの要求に
応じて、情報記憶手段から読み出された本船情報または
運送貨物情報を送信するステップと、(b) 交渉当事者確定手段が、船主側または荷主側
が、自己の支配下にある本船情報または運送貨物情報に
対し、交渉相手のどの本船情報または運送貨物情報を選
択したかを判別して交渉当事者を確定するステップと、 (c) 交渉当事者が決まった場合に、送信手段が、
渉当事者としての船主側または荷主側からの要求に応じ
て、交渉画面情報記憶手段から読み出された交渉画面情
報を両交渉当事者に送信するステップと、(d) 受信手段が、各交渉当事者から契約条件をそれ
ぞれ取得するステップと、(e) 契約交渉返事情報作成手段が、取得したすべて
の契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を作成する
ステップと、 (f) 送信手段が、作成された契約交渉返事情報を両
交渉当事者に送信するステップと、(g) 受信手段が、各交渉当事者から契約事項の合意
・否合意の情報をそれぞれ取得するステップと、(h) 合意判別手段が、契約交渉返事情報を合意に達
した契約事項と未合意の契約事項とに振り分けて記憶し
ている契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事
項が合意に達したか否かを判別するステップと、 (i) 合意に達しない契約事項がある場合に、送信手
段が、契約情報記憶手段から読み出された未合意の契約
事項に関する情報のみを両交渉当事者に送信するステッ
プと、(j) 内容変更手段が、少なくともいずれか一方の交
渉当事者から取得した契約事項の内容変更に関する情報
に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契約
事項の内容を変更するステップと、 (k) 合意に達しない契約事項がある場合に、前記ス
テップ(g)〜(j)を繰返すステップと、(l) 合意判別手段が、全契約事項が合意に達したと
判断した場合に、送信手段が、契約完了情報を両交渉当
事者に送信するステップと、を設けるようにしたとこと
を特徴とする。
【0085】そして、本発明においては、船主側と荷主
側とを直接交渉させ、また交渉途中においては、合意に
達しない契約事項に関する情報のみを両交渉当事者に送
信して合意に導くようにしているので、最良の条件でし
かも短時間で傭船契約交渉を完了させることができ、ま
た交渉内容が直接両交渉当事者に送信されるので、交渉
内容に誤りの発生するおそれがない。
【0086】本発明はまた、情報記憶手段に記憶されて
いる本情報または運送貨物情報を、受信手段が船主側
または荷主側から取得した新たな本船情報または新たな
運送貨物情報により更新するようにしているので、船主
側と荷主側とが、最新の情報に基づき傭船契約交渉を行
なうことができる。
【0087】本発明はまた、契約完了情報を、各交渉当
事者のメール・アドレスに電子メールで送信するように
しているので、船主側あるいは荷主側が、クライアント
端末を常時監視していなくても、契約の完了を知ること
ができ、クライアント端末監視の時間を、他の仕事の処
理時間に振り向けることができる。
【0088】本発明はまた、ネットワークに接続されて
いるサーバを介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船
契約交渉装置であって、前記サーバを、 船主側または荷
主側から送信されてきた情報を受信する受信手段と、
主側または荷主側に対し情報を送信する送信手段と、
主側または荷主側が、自己の支配下にある本船情報また
は運送貨物情報に対し、交渉相手のどの本船情報または
運送貨物情報を選択したかを判別して交渉当事者を確定
する交渉当事者確定手段と、交渉当事者が決まった場合
に、交渉当事者としての船主側または荷主側からの要求
に応じて両交渉当事者に送信される交渉画面情報を記憶
する交渉画面情報記憶手段と、各交渉当事者からそれぞ
れ取得した契約条件を記憶する契約条件記憶手段と、
得したすべての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情
報を作成する契約交渉返事情報作成手段と、 作成された
契約交渉返事情報を、合意に達した契約事項と未合意の
契約事項とに振り分けて記憶する契約情報記憶手段と、
各交渉当事者から取得した契約事項の合意・否合意の情
報に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契
約事項の振り分けを変更する振り分け変更手段と、 少な
くともいずれか一方の交渉当事者から取得した契約事項
の内容変更に関する情報に基づき、前記契約情報記憶手
段に記憶されている契約事項の内容を変更 する内容変更
手段と、 前記契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全
契約事項が合意に達したか否かを判別する合意判別手段
と、全契約事項が合意に達した際に両交渉当事者に送信
される契約完了情報を記憶する契約完了情報記憶手段
と、で構成するようにし、各交渉当事者から取得したす
べての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を両交
渉当事者に送信し、合意に達しない契約事項がある場合
には、未合意の契約事項に関する情報のみを両交渉当事
者に送信して再交渉させるようにしているので、再交渉
の際に、どの契約事項が合意に達していないのかを、容
易かつ確実に知ることができる。このため、最良の条件
でしかも短時間で傭船契約を締結することができ、また
交渉内容に誤りが発生するおそれもない。
【0089】本発明はまた、契約完了情報を、送信手段
により各交渉当事者のメール・アドレスに電子メールで
送信するようにしているので、船主側あるいは荷主側
が、クライアント端末を常時監視している必要がなくな
り、その間に他の仕事を処理することができる。
【0090】本発明はまた ネットワークに接続されて
いるサーバを介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船
契約交渉装置であって、前記サーバを、 船主側または荷
主側から送信されてきた情報を受信する受信手段と、
信手段が取得した本船情報または運送貨物情報を、船主
または荷主と関連付けて記憶する情報記憶手段と、船主
側または荷主側に対し情報を送信する送信手段と、 船主
側または荷主側が、自己の支配下にある本船情報または
運送貨物情報に対し、交渉相手のどの本船情報または運
送貨物情報を選択したかを判別して交渉当事者を確定す
る交渉当事者確定手段と、交渉当事者が決まった場合
に、交渉当事者としての船主側または荷主側からの要求
に応じて両交渉当事者に送信される交渉画面情報を記憶
する交渉画面情報記憶手段と、各交渉当事者からそれぞ
れ取得した契約条件を記憶する契約条件記憶手段と、
得したすべての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情
報を作成する契約交渉返事情報作成手段と、 作成された
契約交渉返事情報を、合意に達した契約事項と未合意の
契約事項とに振り分けて記憶する契約情報記憶手段と、
各交渉当事者から取得した契約事項の合意・否合意の情
報に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契
約事項の振り分けを変更する振り分け変更手段と、 少な
くともいずれか一方の交渉当事者から取得した契約事項
の内容変更に関する情報に基づき、前記契約情報記憶手
段に記憶されている契約事項の内容を変更する内容変更
手段と、 前記契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全
契約事項が合意に達したか否かを判別する合意判別手段
と、全契約事項が合意に達した際に両交渉当事者に送信
される契約完了情報を記憶する契約完了情報記憶手段
と、で構成するようにしているので、最良の条件でしか
も短時間で傭船契約を締結することができ、また交渉内
容に誤りが発生するおそれもない。
【0091】本発明はまた、受信手段が取得した新たな
本船情報または新たな運送貨物情報に基づき、情報記憶
手段に記憶されている記憶情報の内容を更新するように
しているので、最新の情報に基づいて傭船契約交渉を行
なうことができる。
【0092】本発明はまた、契約完了情報を、送信手段
により各交渉当事者のメール・アドレスに電子メールで
送信するようにしているので、各交渉当事者は、電子メ
ールにより契約の完了を知ることができ、クライアント
端末を常時監視している必要がない。
【0093】本発明はまた、情報記憶手段を、受信手段
取得した本船情報または運送貨物情報を記憶するスト
ック部と;船主側または荷主側からの要求に応じて、ス
トック部内に記憶されている記憶情報のうちの少なくと
も一部が転記される公開部と;で構成し、前記公開部に
記憶されている記憶情報のみが、送信手段により船主側
または荷主側に送信されるようにしているので、船主側
あるいは荷主側は、本船あるいは運送貨物に関する膨大
な量の情報を、一度ストック部に登録しておけば、交渉
が必要となった都度、それを公開部に転記するだけで交
渉相手を探すことができる。このため、船主側あるいは
荷主側の情報入力の手数を大幅に軽減することができ
る。
【0094】本発明はさらに、ネットワークに接続され
ているサーバを介して船主側と荷主側とを交渉させるシ
ステムにおいて、 前記サーバを、受信手段,交渉当事者
確定手段,送信手段,交渉画面情報記憶手段,契約交渉
返事情報作成手段,合意判別手段,契約情報記憶手段,
内容変更手段,および合意判別手段で構成し、 (A) 送信手段が、船主側または荷主側からの要求に
応じて、情報記憶手段から読み出された本船情報または
運送貨物情報を送信する処理と、(B) 交渉当事者確定手段が、船主側または荷主側
が、自己の支配下にある本船情報または運送貨物情報に
対し、交渉相手のどの本船情報または運送貨物情報を選
択したかを判別して交渉当事者を確定する処理と、 (C) 交渉当事者が決まった場合に、送信手段が、
渉当事者としての船主側または荷主側からの要求に応じ
て、交渉画面情報記憶手段から読み出された交渉画面情
報を両交渉当事者に送信する処理と、(D) 受信手段が、各交渉当事者から契約条件をそれ
ぞれ取得する処理と、(E) 契約交渉返事情報作成手段が、取得したすべて
の契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を作成する
処理と、 (F) 送信手段が、作成された契約交渉返事情報を両
交渉当事者に送信する処理と、(G) 受信手段が、各交渉当事者から契約事項の合意
・否合意の情報をそれぞれ取得する処理と、(H) 合意判別手段が、契約交渉返事情報を合意に達
した契約事項と未合意の契約事項とに振り分けて記憶し
ている契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事
項が合意に達したか否かを判別する処理と、 (I) 合意に達しない契約事項がある場合に、送信手
段が、契約情報記憶手段から読み出された未合意の契約
事項に関する情報のみを両交渉当事者に送信する処理
と、(J) 内容変更手段が、少なくともいずれか一方の交
渉当事者から取得した契約事項の内容変更に関する情報
に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契約
事項の内容を変更する処理と、 (K) 合意に達しない契約事項がある場合に、前記ス
テップ(G)〜(J)を繰返す処理と、(L) 合意判別手段が、全契約事項が合意に達したと
判断した場合に、送信手段が、契約完了情報を両交渉当
事者に送信する処理と、をコンピュータに実行させるよ
うにしているので、前記各処理により、最良の条件でし
かも短時間で傭船契約を締結することができ、交渉内容
に誤りが発生するおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る傭船契約交渉装置
を示すシステム構成図である。
【図2】図1の装置で実行される傭船契約交渉方法の概
略を示す流れ図である。
【図3】図2の詳細を示す流れ図である。
【図4】図3の後の手順を示す流れ図である。
【図5】図4の後の手順を示す流れ図である。
【図6】図5の後の手順を示す流れ図である。
【図7】初期画面の一例を示す説明図である。
【図8】図7の要部拡大図である。
【図9】入力画面の一例を示す説明図である。
【図10】一覧画面の一例を示す説明図である。
【図11】図10のSEARCH FORM領域の拡大
図である。
【図12】図10のTONNAGE LIST領域の拡
大図である。
【図13】交渉画面の一例を示す説明図である。
【図14】図13の続きを示す説明図である。
【図15】図14の続きを示す説明図である。
【図16】未合意事項画面の一例を示す説明図である。
【図17】図16の続きを示す説明図である。
【図18】契約合意画面の一例を示す説明図である。
【図19】契約交渉完了時の電子メールの内容の一例を
示す説明図である。
【図20】図19の続きを示す説明図である。
【符号の説明】
100 サーバ 110,210,310 電子計算機 120,220,320 入力装置 130,230,330 出力装置 140,240,340 記憶装置 150,250,350 情報伝達手段 200 船主側 300 荷主側 400 通信ネットワーク

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されているサーバ
    介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船契約交渉方法
    であって、前記サーバは、受信手段,交渉当事者確定手段,送信手
    段,交渉画面情報記憶手段,契約交渉返事情報作成手
    段,合意判別手段,契約情報記憶手段,内容変更手段,
    および合意判別手段を備え、 (a) 送信手段が、船主側または荷主側からの要求に
    応じて、情報記憶手段から読み出された本船情報または
    運送貨物情報を送信するステップと、(b) 交渉当事者確定手段が、船主側または荷主側
    が、自己の支配下にある本船情報または運送貨物情報に
    対し、交渉相手のどの本船情報または運送貨物情報を選
    択したかを判別して交渉当事者を確定するステップと、 (c) 交渉当事者が決まった場合に、送信手段が、
    渉当事者としての船主側または荷主側からの要求に応じ
    て、交渉画面情報記憶手段から読み出された交渉画面情
    報を両交渉当事者に送信するステップと、(d) 受信手段が、各交渉当事者から契約条件をそれ
    ぞれ取得するステップと、(e) 契約交渉返事情報作成手段が、取得したすべて
    の契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を作成する
    ステップと、 (f) 送信手段が、作成された契約交渉返事情報を両
    交渉当事者に送信するステップと、(g) 受信手段が、各交渉当事者から契約事項の合意
    ・否合意の情報をそれぞれ取得するステップと、(h) 合意判別手段が、契約交渉返事情報を合意に達
    した契約事項と未合意の契約事項とに振り分けて記憶し
    ている契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事
    項が合意に達したか否かを判別するステップと、 (i) 合意に達しない契約事項がある場合に、送信手
    段が、契約情報記憶手段 から読み出された未合意の契約
    事項に関する情報のみを両交渉当事者に送信するステッ
    プと、(j) 内容変更手段が、少なくともいずれか一方の交
    渉当事者から取得した契約事項の内容変更に関する情報
    に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契約
    事項の内容を変更するステップと、 (k) 合意に達しない契約事項がある場合に、前記ス
    テップ(g)〜(j)を繰返すステップと、(l) 合意判別手段が、全契約事項が合意に達したと
    判断した場合に、送信手段が、契約完了情報を両交渉当
    事者に送信するステップと、 を具備することを特徴とする傭船契約交渉方法。
  2. 【請求項2】 情報記憶手段に記憶されている本情報
    または運送貨物情報は、受信手段が船主側または荷主側
    から取得した新たな本船情報または新たな運送貨物情報
    により更新されることを特徴とする請求項1記載傭船契
    約交渉方法。
  3. 【請求項3】 契約完了情報は、各交渉当事者のメール
    ・アドレスに電子メールで送信されることを特徴とする
    請求項1または2記載の傭船契約交渉方法。
  4. 【請求項4】 ネットワークに接続されているサーバ
    介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船契約交渉装置
    であって、前記サーバは、 船主側または荷主側から送信されてきた情報を受信する
    受信手段と、 船主側または荷主側に対し情報を送信する送信手段と、 船主側または荷主側が、自己の支配下にある本船情報ま
    たは運送貨物情報に対し、交渉相手のどの本船情報また
    は運送貨物情報を選択したかを判別して交渉当事者を確
    定する交渉当事者確定手段と、 交渉当事者が決まった場合に、交渉当事者としての船主
    側または荷主側からの要求に応じて両交渉当事者に送信
    される交渉画面情報を記憶する交渉画面情報記憶手段
    と、 各交渉当事者からそれぞれ取得した契約条件を記憶する
    契約条件記憶手段と、 取得したすべての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事
    情報を作成する契約交渉返事情報作成手段と、 作成された契約交渉返事情報を、合意に達した契約事項
    と未合意の契約事項とに振り分けて記憶する契約情報記
    憶手段と、 各交渉当事者から取得した契約事項の合意・否合意の情
    報に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契
    約事項の振り分けを変更する振り分け変更手段と、 少なくともいずれか一方の交渉当事者から取得した契約
    事項の内容変更に関する情報に基づき、前記契約情報記
    憶手段に記憶されている契約事項の内容を変更する内容
    変更手段と、 前記契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事項
    が合意に達したか否かを判別する合意判別手段と、 全契約事項が合意に達した際に両交渉当事者に送信され
    る契約完了情報を記憶する契約完了情報記憶手段と、 を具備することを特徴とする傭船契約交渉装置。
  5. 【請求項5】 送信手段は、契約完了情報を各交渉当事
    者のメール・アドレスに電子メールで送信することを特
    徴とする請求項4記載の傭船契約交渉装置。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続されているサーバ
    介して船主側と荷主側とを交渉させる傭船契約交渉装置
    であって、前記サーバは、 船主側または荷主側から送信されてきた情報を受信する
    受信手段と、 受信手段が 取得した本船情報または運送貨物情報を、船
    主または荷主と関連付けて記憶する情報記憶手段と、船主側または荷主側に対し情報を送信する送信手段と、 船主側または荷主側が、自己の支配下にある本船情報ま
    たは運送貨物情報に対し、交渉相手のどの本船情報また
    は運送貨物情報を選択したかを判別して交渉当事者を確
    定する交渉当事者確定手段と、 交渉当事者が決まった場合に、交渉当事者としての船主
    側または荷主側からの要求に応じて両交渉当事者に送信
    される交渉画面情報を記憶する交渉画面情報記憶手段
    と、 各交渉当事者からそれぞれ取得した契約条件を記憶する
    契約条件記憶手段と、 取得したすべての契約条件が盛り込まれた契約交渉返事
    情報を作成する契約交渉返事情報作成手段と、 作成された契約交渉返事情報を、合意に達した契約事項
    と未合意の契約事項とに振り分けて記憶する契約情報記
    憶手段と、 各交渉当事者から取得した契約事項の合意・否合意の情
    報に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契
    約事項の振り分けを変更する振り分け変更手段と、 少なくともいずれか一方の交渉当事者から取得した契約
    事項の内容変更に関する情報に基づき、前記契約情報記
    憶手段に記憶されている契約事項の内容を変更する内容
    変更手段と、 前記契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事項
    が合意に達したか否かを判別する合意判別手段と、 全契約事項が合意に達した際に両交渉当事者に送信され
    る契約完了情報を記憶する契約完了情報記憶手段と、 を具備することを特徴とする傭船契約交渉装置。
  7. 【請求項7】 情報記憶手段は、受信手段が取得した新
    たな本船情報または新たな運送貨物情報に基づき、記憶
    情報の内容を更新することを特徴とする請求項6記載の
    傭船契約交渉装置。
  8. 【請求項8】 送信手段は、契約完了情報を各交渉当事
    者のメール・アドレスに電子メールで送信することを特
    徴とする請求項6または7記載の傭船契約交渉装置。
  9. 【請求項9】 情報記憶手段は、受信手段が取得した本
    船情報または運送貨物情報を記憶するストック部と;船
    主側または荷主側からの要求に応じて、ストック部内に
    記憶されている記憶情報のうちの少なくとも一部が転記
    される公開部と;を備え、前記公開部に記憶されている
    記憶情報のみが、送信手段により船主側または荷主側に
    送信されることを特徴とする請求項6,7または8記載
    の傭船契約交渉装置。
  10. 【請求項10】 ネットワークに接続されているサーバ
    を介して船主側と荷主側とを交渉させるシステムにおい
    て、 前記サーバは、受信手段,交渉当事者確定手段,送信手
    段,交渉画面情報記憶手段,契約交渉返事情報作成手
    段,合意判別手段,契約情報記憶手段,内容変更手段,
    および合意判別手段を備え、 (A) 送信手段が、船主側または荷主側からの要求に
    応じて、情報記憶手段から読み出された本船情報または
    運送貨物情報を送信する処理と、(B) 交渉当事者確定手段が、船主側または荷主側
    が、自己の支配下にある本船情報または運送貨物情報に
    対し、交渉相手のどの本船情報または運送貨物情報を選
    択したかを判別して交渉当事者を確定する処理と、 (C) 交渉当事者が決まった場合に、送信手段が、
    渉当事者としての船主側または荷主側からの要求に応じ
    て、交渉画面情報記憶手段から読み出された交渉画面情
    報を両交渉当事者に送信する処理と、(D) 受信手段が、各交渉当事者から契約条件をそれ
    ぞれ取得する処理と、(E) 契約交渉返事情報作成手段が、取得したすべて
    の契約条件が盛り込まれた契約交渉返事情報を作成する
    処理と、 (F) 送信手段が、作成された契約交渉返事情報を両
    交渉当事者に送信する処理と、(G) 受信手段が、各交渉当事者から契約事項の合意
    ・否合意の情報をそれぞれ取得する処理と、(H) 合意判別手段が、契約交渉返事情報を合意に達
    した契約事項と未合意の契約事項とに振り分けて記憶し
    ている契約情報記憶手段の記憶内容に基づき、全契約事
    項が合意に達したか否かを判別する処理と、 (I) 合意に達しない契約事項がある場合に、送信手
    段が、契約情報記憶手段から読み出された未合意の契約
    事項に関する情報のみを両交渉当事者に送信する処理
    と、(J) 内容変更手段が、少なくともいずれか一方の交
    渉当事者から取得した契約事項の内容変更に関する情報
    に基づき、前記契約情報記憶手段に記憶されている契約
    事項の内容を変更する処理と、 (K) 合意に達しない契約事項がある場合に、前記ス
    テップ(G)〜(J)を繰返す処理と、(L) 合意判別手段が、全契約事項が合意に達したと
    判断した場合に、送信手段が、契約完了情報を両交渉当
    事者に送信する処理と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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