WO2000035544A1

WO2000035544A1 - Dispositif de commande de disposition pour quilles et unite de connexion associee

Info

Publication number: WO2000035544A1
Application number: PCT/JP1999/004313
Authority: WO
Inventors: Masahiro Tsujita; Yoshitaka Yamauchi
Original assignee: Telesystems Co., Ltd.
Priority date: 1998-12-11
Filing date: 1999-08-09
Publication date: 2000-06-22
Also published as: CN1134277C; KR100406115B1; KR20010052141A; CA2314271C; GB2351449B; AU5195499A; GB0023352D0; GB2351449A; AU2746199A; CA2314271A1; US6524192B1; WO2000035543A1; AU757663B2; CN1295490A

Description

明細書

ボウリングのビン配置制御装置およびその連結ュニット技術分野

この発明は、ボウリングのピン配置の制御を行う装置およびその装置で用いる連結ュニッ卜に関するものである。背景技術

従来の一般的なボウリング場には、レーン後端部のピン配置位置にピンを配置するピンセッ夕一マシンと、投球後のピンの状態を検出してボウリングのスコア処理を行う自動ボウリングスコア装置とを設けている。

上記ピンセッ夕一マシンは、 1投目のピンとして 1 0本のピンをレーン後端部のピン配置位置に新たに配置する機能（ 1投目ピン配置手段）と、ボールの投球を検出したとき、ピン配置位置に直立しているピンを把持して持ち上げ、残ピンおよび転倒しているピンを除去する機構（以下「レーキ」という。）で掃引（以下、「スイープ」という。）し、その後に、持ち上げているピンを再配置する機能（2投目ピン配置手段）を備えている。

このような従来の一般的なピンセッ夕ーマシンでは、 1投目のために 1 0本のピンを立てて、ストライクにならなかったときの 2投目のために、残留したピンを再配置する、という基本機能を備えているだけであるため、ボウリングの基本的なゲームしか行えなかった。

これに対して、ピン配置の自由度を高めて、多様性に富んだボウリングゲームを行えるようにするため、指定した任意のピンパターンでピン配置を行えるようにしたピンセッ夕一マシンも開発され、使用されている。

このように、任意のビンパターンの配置が可能となれば、例えばスペアを狙う投球練習を極めて効率的に行えるようになる。また、いわゆる 1 0ピンボウリング以外に、ピン配置パターンのバリエーションを変えて新たなボウリングゲームを行うことも可能となる。

上記ピン配置パターンを任意に設定できるようにした従来のピンセッ夕一マシンは、倒れて掃き集められたピンを所定の高さまで運び上げるビンエレべ一夕、そのピンを所定位置まで運ぶピンシュ一夕、そのピンをピン設定テーブルの所定の位置に供給するデイストリビュー夕などから構成されている。しかし、ピン設定テ一プルの任意の位置にピンを供給するためのディストリビュ一夕は大掛りで、全体の構成が複雑で大型であり、マシン自体が高価なものとなっていた。

一方、このような任意のピン配置ノ夕一ンでピンの配置ができないピンセヅ夕一マシンを設置しているボウリング場にとって、既設のピンセッ夕ーマシンを廃棄して上記任意のピン配置パ夕一ンの設定が可能なピンセッ夕一マシンに置き換えることは、撤去および再設置に要する時間と費用の面で実質的に無理があった。しかも、従来から用いられている 1 0ビンボウリングの基本機能のみを備えたピンセッ夕一マシンはその大半をメカニカルな制御によって動作する堅牢なマシンであるため、早々に壊れるものではなく、磨耗などが生じても、その箇所の部品のみを交換すれば継続使用が可能であるため、新たなマシンへの置き換えをますます困難なものとしていた。

この発明の目的は、いわゆる 1 0ピンボウリングを行う基本的な機能のみを備えたピンセッ夕一マシンを新たなピンセッ夕一マシンに置き換えることなく、任意のピン配置パターンでのピン配置を可能としたボウリングのピン配置制御装置およびその装置で用いる連結ュニットを提供することにある。発明の開示

この発明のボウリングのピン配置制御装置は、ボウリングピンの首部を挟むシザ一と、このシザ一の開閉動作を行うリンク機構と、前記シザ一と前記リンク機構間に設けられる連結ユニット、とを備え、前記連結ユニットは、電気的に選択的に非通電または通電に設定されるソレノィドと、このソレノィドの作動状態に応じて前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定するロック機構とを備える。

また、この発明のボウリングのピン配置制御装置用連結ユニットは、ボウリングピンの首部を挟むシザ一とこのシザ一の開閉動作を行うリンク機構との間に設けられ、電気的に選択的に非通電または通電に設定されるソレノィドと、このソレノィドの作動状態に応じて前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリ一な状態に設定するロック機構とを備える。

以上の構成によれば、ソレノイドの通電と非通電の選択により、 1 0本のピンのどれを配置するかを設定できる。これにより、例えば任意のピン配置パ夕 ―ンでの投球練習モ一ドの設定が可能となり、スペア練習などが容易にできる。しかも複雑な機構が不要で、シザ一とリンク機構の連結部にソレノイドを備える連結ユニットを設けるだけでよいため、ピンセヅ夕一マシン全体を、ピン設定テ一ブルの任意の位置にピンを供給するデイストリビュ一夕を備えた新たなピンセッ夕一マシンに置き換えることなく、任意のピン配置パターンでピン配置を行うことのできるマシンとして利用できる。

また、この発明のボウリングのピン配置制御装置のロック機構は、前記リンク機構のロッド周囲に設けられた溝に対向して設けられ、前記シザ一に取り付けられ前記ロッド周囲を覆うパイプと、このパイプに保持された複数個のボ一ルと、を備え、前記ソレノイドの作動に応じて前記ボールを前記溝にはめたりはめなかったりして、前記パイプと前記ロッドとをラッチ状態にしたり非ラッチ状態にする。

また、この発明のボゥリングのピン配置制御用連結ュニットのロック機構は、前記リンク機構のロッド周囲に設けられた溝に対向して設けられ、前記シザーに取り付けられ前記ロッド周囲を覆うパイプと、このパイプに保持された複数個のボールと、を備え、前記ソレノイドの作動に応じて前記ボールを前記溝にはめたりはめなかったりして、前記パイプと前記ロッドとをラッチ状態にしたり非ラッチ状態にする。

また、他の態様として、前記ロック機構は、前記リンク機構に取り付けられ前記ソレノィドの非通電または通電に応じて該ソレノィドの作動部に当接または当接しないことでスライドロック状態またはスライドフリー状態となるスラィド部材と、このスライド部材にピン結合され該ピンの直進移動をシザ一の回転移動に変換する変換機構と、を備え、前記ソレノィドの作動に応じて前記スライド部材をスライドフリー状態にしたりスライドロック状態にしたりして、前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定する。また、さらに他の態様として、前記ロック機構は、前記リンク機構に設けられたピンが入る長孔を有し直進移動を回転運動に変換して前記シザ一に与える変換機構と、前記ソレノィドの非通電または通電に応じて前記長孔へ入っている前記ピンを該長孔への結合状態または非結合状態とするピン結合板と、を備え、前記ソレノィドの作動に応じて前記ピンを前記長孔への結合状態にしたり非結合状態にしたりして、前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定する、

以上のような機構にすることによって、既に設置されているリンク機構とシザ一とを大幅に改良する必要がなく、ロック機構を容易に設けることができる。したがって、現存するピンセッ夕一マシンに対し短期間に低コス卜で組み込むことができる。

また、この発明のボウリングのピン配置制御装置は、任意のピン配置パターンを設定するピン配置パターン設定手段と、設定されたピン配置パターンに応じて前記ソレノィドの非通電または通電状態を設定する手段と、を備える。この構成により、ピン配置パターンをボウラが任意に設定出来、多様なスぺァ練習が簡単にできるようになる。

また、この発明のボウリングのピン配置制御装置は、前記ピン配置パターン設定手段を、ピン配置パターンを画面上で入力する手段で構成する。これにより、画面上でピン配置パターンが簡単に設定できるようになる。

また、この発明のボウリングのピン配置制御装置は、前記ピン配置パターン設定手段を、予め記憶されているピン配置パターンの中から選択する手段で構成する。これにより、例えばスペア練習用の典型的なピン配置パターンの中から、挑戦しょうとする所望のピン配置パターンを選択するだけで、その設定を容易に行えるようになる。

また、この発明のボウリングのピン配置制御装置は、コインまたは価値を記憶したカードなどの媒体の投入を受け入れる手段と、その媒体の投入が行われたときに前記ピン配置パターンの入力を可能にする手段を備える。

この構成により、投球練習などを有料にすることが簡単にできる。図面の簡単な説明

図 1は、ピン把持機構の構成を示す図である。

図 2は、同機構のロッドおよび連結ユニット部分の構成を示す図である。図 3は、同部分の分解斜視図である。

図 4は、同部分の動作状態を示す図である。

図 5は、ピン把持機構の動作状態を示す図である。

図 6は、ピン把持機構の動作状態を示す図である。

図 7は、他の実施形態のピン把持機構の構成を示す図である。

図 8は、上記ピン把持機構の斜視図である。

図 9は、上記ピン把持機構のスライド部材の一部断面斜視図である。

図 1 0は、上記ピン把持機構の構成を示す図である。

図 1 1は、さらに他の実施形態のピン把持機構の構成を示す図である。

図 1 2は、上記ピン把持機構の構成を示す図である。

図 1 3は、ボウリングのピン配置制御システム全体の構成を示すプロック図である。

図 1 4は、コンソールおよびプリン夕/コインボックスの外観図である。図 1 5は、コンソールとそれに接続される各部の構成を示すブロック図である。

図 1 6は、マシン制御回路の構成を示すブロック図である。図 1 7は、マシン制御回路のコントローラの処理手順を示すフローチャートである。

図 1 8は、コンソールでの表示例を示す図である。

図 1 9は、コンソールの処理手順を示すフローチャートである。

図 2 0は、コンソールの処理手順を示すフローチャートである。

図 2 1は、操作部とマシン制御回路の構成を示すブロック図である。

図 2 2は、操作部の処理手順を示すフローチャートである。

図 2 3は、マシン制御回路の処理手順を示すフローチャートである。

図 2 4は、一般に使用されているピン把持機構の一部の構成を示す図である。発明を実施するための最良の形態

この発明の実施形態に係るボウリングのピン配置制御装置の機構部分の構成を図 1〜図 6を参照して説明する。図 1は、新たに配置すべきピンを保持するピンホルダと共に設けられているピン把持機構部分を示す図である。従来からボウリング場に設置されている多くのピンセッ夕一マシンは細部を除いて概ねこの図 1に示すものと同様の機構を備えており、図 1に示す装置では、連結ユニット 7 a〜7 jが図 2以下に示す新規な構造のユニットとなっている。後述のように、この新規な構造のュニットは装置全体がすでにすえつけられている状態で簡単に取り付けることができる。この連結ユニット 7 a〜 7 jは、後述するように電気信号によってロッド 3 a〜 3 dと回動体 2 a〜 2 jの連動状態とその解除状態（フリ一な状態）を設定することができる。

図 1において、 1 a〜 1 jは 1番ピンから 1 0番ピンまでの直立しているピンの首部をそれぞれ挟むシザ一であり、回動体 2 a〜2 jにそれぞれ連結している。これらの回動体 2 a ~ 2 jは図における一方端（図における左端）が回動中心であり、他方端が連結ユニット 7 a〜7 j部分でロッド 3 a , 3 b , 3 c , 3 dにそれぞれ連結している。また、これらのロッド 3 a , 3 b , 3 c , 3 dの一方端（図における下端）は回動体 4 a , 4 b , 4 c , 4 dの一端に連結している。回動体 4 a〜4 dの他方端はロッド 5に連結している。これらの回動体 4 a〜 4 dはそのほぽ中央部を回動中心として回動する。したがって、ロッド 5をその軸方向（図における左右方向）に移動させることによって、回動体 4 a〜4 dが回動し、ロッド 3 a〜 3 dがほぼそれらの軸方向に移動する。今、連結ユニット 7 a〜 7 jが全て連動状態に設定されているとすると、ロッド 3 a〜 3 dが軸方向に移動することによって、口ッドに連結している回動体 2 a〜2 jがそれぞれ回動して、シザ一 1 a〜 1 jがそれぞれ開閉することになる。具体的には、ロッド 5を図における右方向に所定量移動させることによつて、シザ一 1 a〜 1 jは全て開き、ロッド 5を図における左方向に移動させることによって、シザ一 1 a〜 l jは全て閉じる。ロッド 5の一端には引っ張りパネのスプリング 6を取り付けているため、ロッド 5は図における右方向に引っ張られ、シザ一 1 a〜 l jは通常開状態となる。

連結ュニット 7 a〜7 jのそれぞれは、個別に連動状態からフリーな状態に切り替えることができる。また、フリーな状態から連動状態に切り替えることもできる。フリーな状態では、ロッド 3 a〜3 dが移動してもシザー 1 a〜 l jは開閉動作しない。この連結ユニットの状態の切り替えは、そのユニットに含まれるソレノィドへの通電と非通電の選択で可能である。

以上の構成により、連結ュニット 7 a〜7 jに選択的に電気信号を流すことにより、ロッド 5の移動によるシザー 1 a〜； L jの開閉制御を選択的に行わせることができる。

図 2は図 1に示したロヅド 3 dと回動体 2 gとの連結部分（連結ュニヅト 7 g ) の構造を示す組立状態での斜視図、図 3はその分解斜視図である。図 2 , 3において 1 3はリンクロッドであり、 1 1はそのロッド保持部である。また、 1 9はリンクロッド 1 3を揷通させるパイプであり、このパイプの所定箇所にボールラツチ内周部 2 0を設けている。 1 8はそのボ一ルラツチ外周部であり、ボ一ルラツチ内周部 2 0に設けた孔に複数個のボール 2 1を挿入し、ボールラツチ外周部 1 8を取り付けることによってボールラッチ部分を構成している。このボールラッチ部分は、後述のようにリンクロッド 1 3に設けている溝に対向して配置されている。このボールにより連動状態とフリーな状態とを切り替える機構部分を、この明細書では「ボールラッチ」という。 1 7はボールラッチ外周部 1 8を軸方向に駆動するソレノィドであり、ソレノィド保持部 1 6を介してパイプ 1 9に固定している。さらに 1 4はパイプ保持部であり、このパイブ保持部 1 4にシェルキャップ 1 5を取り付けている。このパイプ保持部 1 4の孔に回動体 2 gの一方端に連結しているリンクスタッド 2 5を挿入している。

図 4は上記ボールラッチ部分の作用を示す一部破断図である。図 4において 2 4はソレノイド 1 7の復帰用スプリングであり、ソレノイド 1 7の非通電状態で図 4の（A) に示すように、ボールラッチ外周部 1 8を図における左方向に変位させる。ソレノィド 1 7の通電状態では図 4の（B ) に示すように、ボールラッチ外周部 1 8を図における右方向に変位させる。このソレノイドの状態によって、連結ュニットは以降に述べるように異なった動作を行う。

〔ソレノィド非通電時〕

2 2はボールラッチ外周部 1 8の内面に設けた溝、 2 3はリンクロッド 1 3 の周囲に設けた溝であり、図 4の（A ) に示す状態は、リンクロッドの溝 2 3 にボール 2 1が嵌まり込んでいる状態を示している。このボール 2 1はボールラッチ内周部 2 0に設けた孔の内部に納まっているため、（A ) の状態でリンクロッド 1 3の溝 2 3とボールラッチ内周部 2 0とがボール 2 1を介して結合保持（ラッチ）される。ボールラッチ内周部 2 0は、図 2 , 3に示したようにパイプ 1 9を介してパイプ保持部 1 4と一体となっているため、結局、図 1に示した回動体 2 gはリンク機構に連動して変位することになる。

〔ソレノィド通電時〕

ソレノィド 1 7に通電を行い、図 4の（B ) に示すようにボールラッチ外周部 1 8を図における右側に変位させれば、ボール 2 1はボールラツチ外周部 1 8の内周面の溝 2 2へ移動可能となり、リンクロッド 1 3が図において左方向に変位したときに、ボール 2 1はリンクロッド 1 3の溝 2 3からはずれる。したがってこの状態でパイプ 1 9はリンクロッド 1 3からフリーな状態となる。図 2〜図 4に示した例では、図 1における 7番ピン用の口ッド 3 d部分について示したが、他の回動体 2 a〜2 f , 2 h〜 2 jの可動端に上記のパイプ 1 9、ボールラツチ（ 1 8， 2 0 , 2 1 )、ソレノイド 1 7、ソレノィド保持部 1 6、パイプ保持部 1 4およびシェルキャップ 1 5による連結ュニットがそれぞれ同様にして設けられている。

従来のピン把持機構は、リンクロッド 1 3に、適当な部材を付してリンクスタッド 2 5を連結させているだけであつたが、これを上記連結ュニッ卜に置き換えることにより、選択的ピン把持機構を構成する。

図 2 4はリンクロッド 1 3にリンクスタッド 2 5を連結させる従来のピン把持機構の一例を示す。この構造は既にボウリング場に設置されている装置に使用されている一つの例であり、リンクロッド 1 3にピン状のリンクスタツド 2 5を連動状態で連結させるだけの構造を備える。種々の理由から、ピン把持機構には図 2 4に示すような構造のものが、 1 0本のピンすべてに対応して採用されていない場合もあるが、一般に、 1 0本のピン、またはそれに近い本数のピンに対応して、図 2 4に示すような、リンクロッド 1 3とリンクスタッド 2 5の連結構造が設けられている。そこで、この連結のための部材を取り外して、上記連結ュニットを取り付けることで、簡単に選択的ピン把持機構を構成することができる。

以上に示した選択的ピン把持機構によって、全ピン（ 1 0本のピン）が配置されている状態から、任意のピンのみを把持して再配置する場合、全てのソレノィドに通電させない状態（すなわち図 4 (A) に示す連動状態）で、まず図 5に示すようにロッド 5を開側に移動させて、すべてのシザ一を開き、シザーが直立ピンの首部の高さになるまでピンホルダを下降させる。その後、例えば 2, 4， 7, 8, 10番ピンを配置したくないとすれば、それらのピン用のソレノィドを通電させた状態（すなわち図 4 (B) に示すフリーの状態）で、口ッド 5を閉側に移動させる。これにより図 6のように 2， 4, 7, 8, 10番ピンのシザ一は開いた状態を維持し、配置したいその他の 1 , 3, 5, 6， 9 番ピンのシザ一のみが閉じることになる。その後、ピンホルダを上昇させて、レーキにより残留している直立ピン（2, 4， 7 , 8, 10番ピン）をスィ一プし、再びピンホルダを下降させて、ロッド 5を開側に移動させる。このとき、 2, 4, 7, 8, 10番ピンに対応しているフリーなシザ一はロッド 5の移動に無関係に開いた状態を維持しているが、 1， 3, 5， 6， 9番ピンに対応している連動状態のシザ一はロッドの移動とともに開く。こうして、すべてのシザ一を開き、再びピンホルダを上昇させることによって、目的の 1 , 3， 5， 6 , 9番ピンを配置することができる。

なお、 2, 4, 7， 8, 10番ピンに対応するソレノイドは、この段階ではまだ通電状態にある。そこで、 1， 3, 5, 6, 9番ピンを配置してからシザ —を開こうとする（ロッド 5を開側に移動することで）とき、 2, 4, 7, 8， 10番ピンに対応するソレノイドへの通電を停止する。このとき、ロッド 5の閧側への移動によってリンクロッド 13がシザー開状態の位置に向かって（図 4における右方向へ）移動していて、溝 23がボール 21の位置にあるから、ソレノイド 17の復帰用スプリング 24の力がボールラッチ外周部 18を図における左方向へ押すように加わったとき、ボール 21が溝 23に嵌まり込むと同時に、ボールラッチ外周部 18が図 4における左方向へ変位し、（A) に示す連動状態に戻る。なお、シザ一が開くまでに上記ソレノイドへの通電を停止してもよい。この場合には、先ず図 4において、ソレノィド 17の復帰用スプリング 24の力がボールラッチ外周部 18を図における左方向へ押すように加わる。その後、ロッド 5の開側への移動によってリンクロッド 13がシザ一開状態の位置に向かって（図 4における右方向へ）移動するから、溝 23がボール 21の位置まで移動した際、ボール 21が溝 23に嵌まり込むと同時に、ボールラッチ外周部 18が復帰用スプリング 24の押圧力により図 4における左方向へ変位し、（A) に示す連動状態に戻る。

図 7は、他の実施形態を示している。この例では、リンク機構については図 1に示す構造とほぼ同様であるが、リンク機構とシザ一間に設けられる連結ュニットの構造が上記の実施形態のものと異なっている。また、リンク機構については、図のハッチングで示すように断面が L字型の金具を用いている。リンク機構の構造は図 2のそれとほぼ同じであるため、ここでは説明を省略する。図 7は、図 1のリンク機構のロッド 3 d' (棒状ロッドではなく、 L字型金具のロッドであるため符合 3 dに「' 」を付加している）とそれに連結されるシザ一 l g' の部分を示している。他のロッドとシザ一の連結部分についても同様である。

図 7において、リンク機構のロッド 3 d' には、スライド部材 100とソレノイド 101が図外のビスにより取り付けられている。スライド部材 100は本発明のロック機構であり、図 8に示すような構造にある。また、図 9に同スライド部材 100の一部断面構造図を示す。スライド部材 100は、底部にピン 100 aをネジ止めしたスライド板 100 bと、スライド板 100 bがスラィドするボールベアリング固定枠 100 cと、このボールベアリング固定枠 1 00 cとスライド板 100 bとの間に置かれた複数のボールべァリング 100 dと、スライド板 100 bのスライド移動範囲を規制するためのストッパー 1 00 eと、で構成されている。図 9に示すように、ボールベアリング固定枠 1 00 cはトンネル状の形状にあり、この両側部はボールベアリング 100 dが滑るように内側に湾曲している。また、スライド板 10 Obは上方へ突出する突起部 10 O b ( 1)、 100 b (2) を両端に設け、その間には上方へ突出するスライド板本体部 100b (3) を設けている。このスライド板本体部 1 00 b (3) は、ボールベアリング固定枠 100 cの内側に挿入され、その両側部はボールベアリング 100 dが滑るように内側に湾曲している。したがつて、ボールベアリング 100 dは、ボールベアリング固定枠 100 cの両側部とスライド板本体部 100b (3) の両側部間に狭まれることとなり、ボールベアリング固定枠 100 cに対してスライド板本体部 100b (3) がロッド 3 d' の長手方向にスライド自在となる。

また、ストッパー 100 eは、両端に下方へ突出する突起部 100 e ( 1 ) と 100 e (2) とを有し、このストッパー 100 eは、両方の突起部間にスライド板 100 bの突起部 100b ( 1 ) が位置するようにロッド 3 d ' に取り付けられる。このため、スライド板 100bが自由にスライド出来る状態では、そのスライド範囲は、突起部 100b ( 1 ) がストッパー 100 eの突起部 100 e ( 1) に当たる位置（図 8 (B) に示す状態）から突起部 100 e (2) に当たる位置（図 8 (A) に示す状態）までである。

ソレノイド 101は、 L字型のソレノイド固定板 102にビス止めされ、その作動部 10 1 aは、ソレノイド 101のオン/オフに応じて縮退または伸長する。この作動部 101 aは、スライド板 10 Obが図 8 (B) に示すように最左位置にまで移動している状態で且つソレノィド 101がオフしていると、ロッド 3 d' の下方にまで伸長しスライド板本体部 1 0 O bの突起 100 b (2) に当接する。この状態では、スライド板 100 bの突起 100b ( 1) がストッパー 100 eの突起 100 e ( 1 ) に規制されると同時に、同スライド板 100bの突起 100b (2) がソレノイド 101の作動部 101 aに規制され、その結果、同スライド板 100bは左右にスライドすることが出来ない。図 8 (B) はこの状態を示し、スライドロヅク状態という。

一方、この図 8 (B) に示す状態から、ソレノイド 101をオンすると、同ソレノイド 10 1の作動部 101 aが上方へ縮退し、作動部 101 aによるスライド板 100 bの突起 100 b (2) の規制がなくなる。このため、スライド板 100は、突起 100 b ( 1 ) がストツパ一 100 eの突起 100 e ( 1) と 100 e (2)間で移動できる範囲でスライド出来るようになる。図 8 (A) がこの状態であり、この状態をスライドフリー状態という。

図 7 (A) において、シザー l g' (図 1のシザ一 1 gに比較して形状が少し異なるため符合 1 に「' 」を付加している）の支点部には上記スライド部材 100に取り付けられているピン 100 aの直進移動をシザ一 1 の回転移動に変換するための変換機構 200が設けられている。

この変換機構 200は、シザー l g' に開けられた長孔 200 aと、この長孑し 200 aに係合するピン 200 bと、このピン 200 bを保持するピン支持体 200 cと、このビン支持体 200 cに回転部 200 dでピン結合され、スライド部材 100に取り付けられているピン 100 aで結合される孔 200 e を有する腕部 200 f とで構成される。腕部 200 fは、さらに、その端部がピン 200 gで図外のシャーシに保持され、この位置で回転自在である。

図 7 (A) では、ソレノイド 101がオフしており、それによつてその作動部 101 aがスライド部材 100のスライド動作をロックするスライドロック状態となっているから、変換機構 200は、スライド部材 100の直進移動に応じて、常にその直進移動を回転移動に変換する。したがって、図 7 (A) に示す状態からロッド 3d' が図の矢印符合 A方向に直進移動すると、変換機構 200の腕部 200 fが時計方向に回転してピン支持体 200 cが図の矢印符合 B方向（同図の右上方向）に移動するから、長孔 200 aをピン 20 Obが滑りながら移動し、その結果、図 7 (B) に示すようにシザー l g' が開く。また、図 7 (B) に示す状態からロッド 3d' が図の矢印符合 C方向に直進移動すると、変換機構 200の腕部 200 fが反時計方向に回転してピン支持体 200 cが図の矢印符合 D方向（同図の左下方向）に移動するから、長孔 20 0 aをピン 200 bが滑りながら移動し、その結果、図 7 (A) に示すようにシザ一 l g' が閉じる。こうして、ロッド 3d' とシザー l g' 間を連動状態に設定することが出来る。

次に、ソレノイド 101をオンして、スライド部材をスライドフリー状態にすると、ロッド 3d' を直進移動しても、スライド板 100 bがボールべァリング固定枠 100 cに対してスライドするから、変換機構 200は作動しない。図 10 (A) は、スライド部材をスライドフリー状態にしたときのスライド部材及び変換機構の動作を示している。同図（A) は、ロッド 3d' を C方向に直進移動した場合を示し、同図（B) は、ロッド 3d' を A方向に直進移動した場合を示す。いずれの場合も、ロッド 3d' の直進移動に応じてスライド部材 100がスライドするため、変換機構 200も作動せず、したがって、シザ -1 ' は開いた状態を保持している。この図 10 (A)の状態がロッド 3 d' とシザー l g' を連動させない、フリーな状態である。

以上のように、図 7の連動状態と、図 10のフリーな状態を、ソレノイド 1 01のオン/オフによって簡単に設定できる。また、スライド部材 100の連結ュニットを用意すれば、既に設置されているボウリングのピン配置制御装置にこの連結ユニットを取り付ける作業だけで、後述するような制御により、簡単に上記の連動状態とフリ一な状態を設定することが出来る。

なお、スライド部材 1 0 0と変換機構 2 0 0とは、ピン 1 0 0 aによりダイレクトに連結しているが、ピン 1 0 0 aと変換機構 2 0 0の孔 2 0 0 e間に適当なリンクを介在させることで、ピン 1 0 0 aと変換機構 2 0 0とを間接的に連結することも可能である。

本実施形態では、図 7の連動状態と図 1 0のフリーな状態は、それぞれ、先に説明した実施形態の図 4 ( A ) の連動状態と図 4 ( B ) のフリーな状態に対応している。したがって、ソレノィドの制御については、どちらの実施形態においても同じように行なわれ、ピンの選択的な把持も同じように行われる。このようにして、先の実施形態と同様な選択的ピン把持機構が構成される。図 1 1は、さらに他の実施形態を示している。

本実施形態では、 2つのシザー 1 g ' がピン 3 1 0で回動自在に連結され、また、直進移動をシザー l g ' の回転運動に変換するリンク（変換機構） 3 1 0がそれぞれのシザ一 1 g ' に取り付けられている。リンク 3 1 0には直進移動する細長状のスライド板 3 0 2がピン 3 0 3で連結され、このスライド板 3 0 2が同図の左右方向に直進移動することによりリンク 3 1 0を介して回転力がシザーに加わり、それによりシザー l _g ' が開閉動作する。

本実施形態での口ック機構は、上記スライド板 3 0 2と、ソレノイド 3 0 1 のオン/オフに応じて揺動するピン結合板 3 0 4とで構成される。スライド板 3 0 2は、そのやや左側に長孔 3 0 5を有し、この長孔 3 0 5に断面が中空矩形状のロッド 3 d ' に取り付けられているピン 3 0 0が嵌合している。また、ピン結合板 3 0 4は、その右端面に窪みが形成され、この窪みの部分がピン結合板 3 0 4の揺動に応じて長孔 3 0 5の一部を覆ったり、長孔 3 0 5から逃げたりするように配置されている。また、このピン結合板 3 0 4は、揺動中心 3 0 6でスライド板 3 0 2にピン結合され、左下の角部がソレノィド 3 0 1の作動部の先端にピン 3 0 7で回転自在に結合されている。

上記の構成で、ソレノイド 3 0 1がオフしているときには、図 1 1 ( A) に示すようにピン結合板 3 0 4の左端部がスライド板 3 0 2の長孔 3 0 5の一部を覆う。この状態では、ロッド 3 d' に取り付けられているピン 300は、ピン結合板 304が長孔 305の一部を覆っているために、長孔 305に完全な結合状態となっている。したがって、ロッド 3 d' が図 1 1 (A) の矢印符合 A方向に移動すれば、それに応じてスライド板 302も同じ方向（A方向）に直進移動し、これにより、シザ一 l g' は図 1 1 (B) のように開く。また、図 1 1 (B)の状態から、ロッド 3 d' を同図の矢印符合 C方向に移動すれば、それに応じてスライド板 302も同じ方向（C方向）に直進移動し、これにより、シザ一 l g' は図 1 1 (A) のように閉じる。すなわち、シザ一 l g' とロッド 3 d' とが連動状態となる。

一方、図 1 1 (B)の状態で、ソレノイド 301がオンすると、図 12 (A) のように、ピン結合板 304が反時計方向に回転し、このピン結合板 304が長孔 305を覆わなくなる。その結果、長孔 305に対するピン 300の非結合状態となり、図 12 (A) の状態からロッド 3 d' が矢印符合 C方向に直進移動しても、長孔 305内でピン 300が移動するだけで、スライド板 302 は直進移動しない。このため、図 12 (B) のように、シザ一 l g' は開いたままである。同様に、図 12 (B) からロッド 3 d' が矢印符合 A方向に移動してもスライド板 302は直進移動しないからシザ一 1 は開いたままである。この図 12に示す状態はシザ一 I d' とロッド 3 d ' 間のフリ一な状態である。

このように、本実施形態でも、シザー 1 d ' とロッド 3 d ' 間の連動状態とフリーな状態をソレノィド 301のオン/オフにより簡単に設定することが出来る。また、このような構成は、スライド板 302、ピン結合板 304及びバネ 309からなるュニッ卜と、ソレノィド 301とから簡単に実現出来るため既存の装置に容易に組み付けることが可能である。

なお、本実施形態では、図 1 1の連動状態と図 12のフリーな状態は、それそれ、先に説明した実施形態の図 4 (A) の連動状態と図 4 (B) のフリーな状態に対応している。したがって、ソレノイドの制御については、どちらの実施形態においても同じように行なわれ、ピンの選択的な把持も同じように行われる。このようにして、先の実施形態と同様な選択的ピン把持機構が構成される。以上に示した各ソレノィドは、後述するマシン制御回路によって制御されるが、このマシン制御回路の電源がオフ状態であるとき、上記各ソレノイドは非通電状態となるので、上記リンク機構に連動して各シザ一が動く。したがって、マシン制御回路の電源をオフしたり、その機能をオフすることで、上記ボールラッチとソレノィドを用いた連結ュニットは、従来の連結ュニヅ卜と同じ機能を持つものとなるから、通常のゲームを行うことができる。

次に、上記ピン配置制御装置を用いてボウリングの投球練習および通常ゲームを行えるようにしたボウリングのピン配置制御システムの構成を、図 1 3〜図 2 0を参照して説明する。通常ゲームモードは、最初の投球前に 1 0本のピンを配置し、 1投目でストライクとならない場合には 2投目を投げることができる通常のモードである。投球練習モードは、最初の投球前に任意のピン配置パターンを設定してスペア練習をできるモードである。この発明では、既にボゥリング場に設置されているピンセッ夕一マシンの機能を変更するものではない。ピンセッ夕一マシンの機能は、初期状態のとき 1 0ピンを配置し、この初期状態からピン配置起動信号（例えば通常のゲームで、 1 0フレームの 3回目の投球を行ったときにストライクがとれずにピンが残った場合、そのピンを払うためにリセットボタンを押すが、このリセットボタンを押したときにピンセッ夕ーマシンへ与えられる信号であり、マシンリセット信号とも呼ばれている。）を受けると、シザーを下げて、立っているピンを持ち上げ、倒れているピンをスイープし、持ち上げたピンの再配置を行う、というものである。この発明では、投球練習モードに設定されると、ピンセッ夕一マシンのこの機能を変更することなく、ピンセッ夕一マシンに対して各ソレノィドの導通と非導通の信号と「みせかけ」のピン配置起動信号を送る。ピンセッ夕一マシンは、実際の投球が行われていなくても、この「みせかけ」のピン配置起動信号を受けることで、初期状態から直ぐに上記の動作を行う。このとき、各ソレノィドの導通と非導通の信号により、設定されたピン配置状態にする。これにより、ボゥラは最初からスペア練習を行うことができる。

図 1 3はシステム全体の構成を示すブロック図である。ここで、各コンソ一ルはレーン毎に設けていて、このコンソールに後述するプリン夕/コインボックスおよびピンセッ夕一マシンをそれぞれ接続している。また、これらの複数のコンソールとフロント管理装置およびオフィスュニットをそれぞれ口一カルエリアネットワーク（L A N ) を介して接続している。フロント管理装置はフロントに設けたホスト装置であり、ボウラ（顧客）の受付処理、所定のコンソールの制御および各コンソールでの利用状況の管理を行う。オフィスュニットは事務所に設けていて、その他の顧客管理や運営管理の処理を行う。

なお、プリン夕/コインボックスを図 1 3のようにコンソール毎に設ければ、フロント管理装置との連係を必ずしも行う必要はなく、各コンソールがそれそれ独立して動作するようにしてもよい。また、料金の管理およびスコアプリントを全てフロント管理装置側で行う場合には、「プリン夕/コィンボックス」をコンソ一ル側に設ける必要はない。

図 1 4はコンソールおよびプリン夕/コインボックスの外観図である。コンツールの正面には夕ツチパネル付きモニタ 4 0を設けていて、ボウラは必要に応じてその表示内容にしたがって夕ツチ操作を行う。プリン夕/コインボックスにはコイン投入口 4 2およびプリント紙受け 4 1を前面に設けている。

図 1 5はコンソールおよびプリン夕/コインボックスの構成を示すブロック図である。 C P U 5 1は R O M 5 2に予め書き込んだプログラムを実行する。 R AM 5 3はそのプログラムの実行に際して各種データの一時記憶などのヮ一キングエリアとして用いる。 L A Nィン夕フェース 5 4は口一カルエリアネットワークの制御を行う。

夕ツチパネルイン夕フエース 5 5は夕ツチパネル付きモニタの夕ツチパネルの入力操作を検出する。 C P U 5 1はこの夕ツチパネルイン夕フェース 5 5を介して夕ツチ操作内容を読み取る。表示インタフヱース 5 6は夕ツチパネル付きモニタのモニタ 4 0 aに対して表示信号を与える。この表示ィン夕フヱ一ス 5 6には表示用メモリおよびその内容から表示信号を生成する回路を備えていて、 C P U 5 1は上記表示用メモリに表示すべきデ一夕を書き込む。

周辺機器ィン夕フェース 5 7はプリン夕/コインボックスの制御を行う。プリン夕/コインボックスのコィンセレクタは、投入されたコインの種別の読み取りおよび選別を行い、 C P U 5 1は周辺機器イン夕フェース 5 7を介して、投入された金額を読み取る。なお、ここで示した例では、コインを受け入れるようにしたが、価値を記憶した I Cメモリカードや磁気カードなどのコイン以外の媒体を受け入れるようにしてもよい。価値を記憶したカードとしては、クレジットカードまたは銀行口座からの引き落としが可能なカードを使用することも可能である。このようなカードを受け入れる場合は、プリン夕/コインボックス部分に力一ドリ一ダ /ライ夕を設け、 C P U 5 1は挿入されたカードの価値を、周辺機器イン夕フェース 5 7を介して読み取り、投球数などに応じた価値だけ力一ドから減じるようにする。プリン夕/コインボックスのプリン夕はスコアなどをプリントァゥ卜する。 C P U 5 1は周辺機器イン夕フエ一ス 5 7を介してプリン夕へ印字デ一夕を出力する。

通信インタフヱ一ス 5 8はピンセッ夕ーマシン側に設けるマシン制御回路 Ί 1との間で通信制御を行う。 C P U 5 1はこの通信イン夕フェース 5 8を介して、マシン制御回路 7 1へ所定のコマンドを出力する。サウンド再生回路 5 9 は幾つかの効果音や合成音声などの再生を行う回路であり、 C P U 5 1は再生すべき効果音や合成音声のデータをこのサウンド再生回路 5 9へ与えることによって、スピーカ 6 0からその出力を行う。

ボール通過センサ 6 2は投球されたボールがレーン上を通過したことを検出するセンサであり、 C P U 5 1はィン夕フェース 6 1を介してその検出結果を読み取る。ピン用カメラ 6 4はピン配置位置を撮像するカメラであり、画像処置回路 6 3はその撮像信号から、所定位置における直立ピンを検出する。

また、図 1 5に示すように、マシン制御回路 7 1には演出効果制御回路 7 2 を接続していて、コンソールから受け取った演出効果用のコマンドを演出効果制御回路 7 2へ与えるようにしている。この演出効果制御回路 7 2には、ピン配置位置にまず配置される 1 0本のピンを隠すとともに、所定のピン配置パ夕 —ンのピンが煙の中から現れたかのように演出するためのスモークマシン 7 3 およびピン配置位置を照明する照明灯 7 4を接続している。

図 1 6はマシン制御回路の構成を示すブロック図である。ここで、通信イン夕フェース 8 1はコンソールとの間で通信制御を行い、コンソールから与えられる各種コマンドを受ける。コントローラ 8 2はそのコマンドに応じて、ピンセッ夕一マシンへピン配置を行わせるためのピン配置起動信号を与える。また、上記演出効果制御回路へ起動信号を与える。さらに、ピン配置パターンに応じてドライバ 8 3を駆動する。ドライバ 8 3は前記連結ュニッ卜に設けた 1 0個ドを通電制御する。

上記マシン制御回路は、ピンセッ夕一マシンに設けた選択的ピン把持機構の

1 0個のソレノィドに対して通電制御を行い、ピンセッ夕一マシンに対してピン配置起動信号を与えることによって、ピンセヅ夕一マシンに所定のピン配置を行わせる。基本的には次の手順となる。

通常、ピンセッ夕一マシンは 1 0本のピンを配置して、 1投目の投球を待つている状態が初期状態であり、通常のボウリングゲーム（通常ゲームモード）であれば、ボウラはこの状態で 1投目の投球を行うことになる。（この 1 0本のピン配置動作を以下「 1投目のピン配置」という。）しかし、スペア練習を行う投球練習モードでは上記 1 0本のピンが配置されている状態では、実際にはボウラは投球を行わない。この 1 0本のピン配置から所定のピン配置パターンになってから投球が行われる。

投球練習モードのとき、マシン制御回路は、この状態で、配置したくないピンに対応するソレノィドを通電させて、そのソレノィドに対応する連結ュニヅトをフリーな状態にする。そして、ピンセヅ夕一マシンに対して「みせかけ」のピン配置起動信号を与える。このピン配置起動信号はピンセッ夕一マシンにとっては、通常ゲームモードの 1 0本のピン配置状態で 1投目の投球が行われて、投球されたボールがビンセッ夕一マシンに到達したときに発生される信号である。したがって、この投球練習モードで「みせかけ」のピン配置起動信号を受けると、ピンセッ夕一マシンは 1 0本のピン配置状態での 1投目の投球が行われたものと見なして、 2投目のためのピン再配置の動作を行う（このピン配置動作を以下「2投目のピン配置」という。）。すなわち、ピンセッ夕一マシンは、前記ピン把持機構により 1 0本のピンを把持し、持ち上げ、レーキでスィープしてピンを再び下ろして配置する、という一連の動作を自動的に行う。しかし実際には、マシン制御回路により通電されているソレノィドに対応するピンは把持されないままレーキによりスイープされ、残りの実際に把持されたピンが再配置される。そして、ピンセッ夕一マシンは通常ゲームモードにおいての 2投目の投球を待つことになる。しかし、ボウラにとっては 2投目という訳ではなく、今回配置された所定ピン配置パターンのピンに対して最初の投球となる。図 1 7は、投球練習モードでの上記マシン制御回路 7 1のコントローラ 8 2 の処理手順を示すフローチャートである。まず、コンソールからコマンドを受信する。投球練習モードに設定されている場合は、このコマンドとしてピン配置パターン設定コマンドとピン配置コマンドを、この順に受信する。受信したコマンドがピン配置パターン設定コマンドであれば、それに続くピン配置パ夕 —ンデ一夕を格納する（n 1 l→n 1 2→ 1 3→ 1 4 )₀ 受信したコマンドがピン配置コマンドであれば、既にコンソールから与えられている上記ピン配置パ夕一ンに応じてソレノィドを駆動し、ピンセッ夕一マシンに対して「みせかけ」のピン配置起動信号を与える（n l 5→n l 6 )。上述のとおり、ピンセッ夕一マシンは 1 0本のピンを配置して、 1投目の投球を待っている状態が初期状態であるため、コンソールから上記ピン配置コマンドを受信するまでに既に 1 0本のピンが配置されている。したがって、ステヅプ n 1 5 , n 1 6 の処理で、ピンセッ夕一マシンに「2投目のピン配置」動作を行わせることによって、上記所定のピン配置パターンのピン配置が行われることになる。尚、前述したように、「みせかけ」のピン配置起動信号を与えた後、所定の時間を待ってすべてのソレノイドへの通電を停止する（n l 7→n l 8 )。この所定の時間は、所定のピンが持ち上げられ、レーキでスイープされてピンが再び下ろされて、シザ一が開こうとするまでの時間である。この操作によりすベての連結ュニットが連動状態に戻る。

図 1 8は、コンソールの表示内容の例を示す図である。プリン夕/コインボックスのコイン投入口から、予め定められた所定額のコインが投入されると、 ( A ) に示すような初期画面を表示する。ここで 1 0本分のピンの配列位置を夕ツチすることによって、ピン配置パターンを設定する。希望のピン配置パ夕 —ンとなれば、「設定完了」ボタンを夕ツチすることによりプレイを開始する。また、スペア練習用のピン配置パターンとしては予め幾つかのパターンを記憶していて、「次のパターンへ」ボタンを夕ツチすることにより、そのピン配置パターンを表示する。この「次のパターンへ」ボタンを夕ツチする毎に、上記の記憶しているピン配置パターンを順に読み出して表示する。また、「前のパターンへ」ボタンを夕ツチすると、直前に表示されたピン配置パターンの表示に戻る。そして、この「前のパターンへ」ボタンを夕ツチする毎に、上記の記憶しているピン配置パターンを逆順に順次表示する。「次のパターンへ」ボタンまたは「前のパターンへ」ボタンで読み出したピン配置パターンを部分的に変更する場合には、表示されているピンの配列位置を夕ツチすることによって、ピン配置パターンを変更する。希望のピン配置パターンとなれば、「設定完了」ボタンを夕ツチすることによりプレイを開始する。

投球が行われたとき、残ピンを（B ) に示すように立体的にグラフィカルに表示する。これにより、所定ピン配置パターンによるスペアの練習を効果的に行うことができる。

なお、図 1 8に示した例では夕ツチパネルの操作によって所望のピン配置パ夕一ンを設定するものであつたが、入力部をキースィッチで構成してもよい。図 19および図 20は、このコンソールの処理手順を示すフローチャートである。まず、コインの投入を待ち、所定額の投入が行われたなら投球練習モードが設定され、図 1 8に示したような初期画面の表示を行い、夕ツチパネルの読み取りを行う（η 2 l→n 22→n 23)₀ 図 20は上記夕ヅチパネルの読み取り処理の手順を示すフローチャートである。いずれかのピンの位置がタツチされたなら、該当ピンの選択状態/非選択状態の反転を行う（n4 1→n4 2→n43)o 図 1 8 (A) において、黒丸は選択状態を、白丸は非選択状態を表している。また、「次のパターンへ」ボタンの位置が夕ツチされたなら、上述したように、そのボタン位置が夕ツチされる毎に、予め記憶しているピン配置パターンを順に表示する（n44→n45)。同様に、「前のパターンへ」ボタンの位置が夕ツチされたなら、上述したように、そのボタン位置が夕ツチされる毎に、予め記憶しているピン配置パターンを逆順で表示する（η46→ η47)ο これらの操作によって所望のピンの設定が行われた後、「設定完了ボタン」が夕ツチされたなら、そのピン配置パターンを記憶する（η48→η5 0 )ο

その後、図 19に示すように、今回の夕ツチパネル操作により設定されたピン配置パターンデ一夕（上記ステップ η 50で記憶されたピン配置パ夕一ンデ —夕）をピン配置パターン設定コマンドとしてマシン制御回路へ送信する（η 24)。続いてマシン制御回路へピン配置コマンドを送信する（η25)。これによりマシン制御回路は、図 1 7に示した制御によりピンセッ夕一マシンを制御して、設定されたピン配置パターンのピン配置を行わせる。その後、ボウラによる投球を待つ（n 26)。投球が行われたなら、投球数をカウントし、現在のピンの状態を図 18 (B) のように表示してスコア計数とその表示を行う (n 27→n 28→n 29)。

この投球により、ピンセッ夕一マシンは、それ自体が持つ機能により「1投目のピン配置」動作を行う。すなわち、この投球によるボールの到達により、ピンセッ夕一マシンは 2投目の投球がなされたものと見なして新たな 10本のピンを配置する動作を自動的に行う。

その後、夕ツチパネルの読み取りを行う（n3 1 )。もし、ここでボウラが夕ツチパネルを操作して新たなピン配置パターンを設定したなら、上記 1 0本のピンの配置に要する時間を待って、マシン制御回路へ再びピン配置パターン設定コマンドおよびピン配置コマンドを送信する（n 3 l→n 32→n 33-> n 24→n 25)。例えば、図 1 8に示したピン配置パターンから、 6番ピンの位置が夕ツチされ、「設定完了」ボタンが夕ツチされたなら、 1番、 3番、 4番、 6番、 1 0番ピンが配置される。

ここでボウラが夕ツチパネルの操作を行わなかった場合や、設定完了ボタンを夕ツチするまでに時間切れとなった場合（図 20の n49 RETURN) には、ピン配置パターンが変更されていないので、上記 10本のピンの配置に要する時間の経過後、マシン制御回路へピン配置コマンドのみを送信する（n 32→n33→n25)₀ これにより、再び同じピン配置パターンのピン配置が行われ、ボウラは投球を行う。もし、予め定められた投球数の投球を終えたなら、処理を終了し、次のコインの投入を待つ（n30→n2 1)。

以上のようにして、スペアの練習を効果的に行うことができる。

次に、実質的にピンセッ夕一マシンに直接接続したマシン制御回路のみを用いたシステムの例を、図 2 1〜図 23を参照して説明する。

図 2 1は操作部とマシン制御回路の構成を示すブロック図である。この操作部はコンソ一ルの近傍に配置されるが、既設のボゥリングスコアラ一としてのコンソールとは連動していない。またマシン制御回路はピンセッ夕一マシン側に配置され、両者はシリアル通信ケーブルを介して接続されている。

操作部の CPU 1 1は ROM 1 2に予め書き込んだプログラムを実行する。 RAM 13はそのプログラムの実行に際してボウラによる操作内容の一時記憶などのワーキングエリアとして用いる。操作パネル 15は 1〜10番ピンの配置形状に配置されたキ一スィツチと、その操作位置を表示する LEDを備えていて、 CPU 1 1はインタフヱ一ス 14を介して操作内容を読み取り、操作に応じて LEDを点灯/消灯させる。通信イン夕フェース 16はマシン制御回路との間で通信制御を行う。

マシン制御回路の CPU 2 1は ROM 22に予め書き込んだプログラムを実行する。 RAM 23はそのプログラムの実行に際してピン配置パ夕一ンデ一夕の一時記憶などのワーキングエリアとして用いる。通信ィン夕フェース 24は操作部との間で通信制御を行う。ボール通過センサ 26は投球されたボールがレーン上を通過したことを検出するセンサであり、 CPU21はイン夕フエ一ス 25を介してその検出結果を読み取る。また、 CPU 21はイン夕フエ一ス 27を介してピンセッ夕一マシンに対して「2投目のピン配置」のためのピン配置起動信号を出力する。ドライノ 28は、既に説明した 10個のソレノイドを駆動する回路であり、 CPU 21はイン夕フェース 27を介してドライバ 2 8に信号を出力することにより、所定のソレノィドを駆動する。

図 22は操作部の処理手順を示すフローチャートである。まず、ボウラによるキースィツチの操作を読み取り、該当のスィツチ部の LEDを点灯させる。 (LEDが点灯状態のキースィツチが操作されたなら、その L E Dを消灯させる。）そして、設定完了キーが操作されたなら、 LEDが点灯しているキ一スィツチに相当するピンが選択されたものとして、そのピン配置パターンデ一夕をマシン制御回路へ転送する。

図 23はマシン制御回路の処理手順を示すフローチャートである。まず、操作部からのピン配置パ夕一ンデ一夕の転送を待つ。このデータを受信すれば、それを格納し、ピン配置パ夕一ンに応じてソレノイドを駆動し、ピンセヅ夕一マシンに対してピン配置起動信号を与える。これにより、ピンセヅ夕一マシンは所定のピン配置パターンでピンを配置する。その後、所定時間を待ってすべてのソレノイドへの通電を停止する。この所定の時間は、所定のピンが持ち上げられ、レーキでスイープされてピンが再び下ろされて、シザ一が開こうとするまでの時間である。この操作によりすベての連結ュニッ卜が連動状態に戻る。その後、ボウラにより実際に投球が行われたことを検出したなら、ピンセッ夕

—マシンが 1投目のピンとして 1 0本のピンを配置するに要する時間を待って、再びピン配置パターンに応じてソレノィドを駆動し、ピンセッ夕一マシンに対してピン配置起動信号を与える。これにより、ピンセッ夕一マシンは再度所定のピン配置パターンでピンを配置する。以降、操作部から新たなピン配置パ夕 -夕を受信するまでは同様の処理を繰り返す。産業上の利用可能性

この発明は、既に広く普及しているボウリングのピンセヅ夕一マシンを全面的に置き換えることなく、任意のピン配置パターンでピン配置できるように変更でき、新たなボウリングゲームや効果的な投球練習が可能な装置およびシステムとして有用である。

Claims

請求の範囲

( 1 ) ボウリングピンの首部を挟むシザ一と、

このシザ一の開閉動作を行うリンク機構と、

前記シザ一と前記リンク機構間に設けられる連結ユニット、とを備え、前記連結ュニットは、電気的に選択的に非通電または通電に設定されるソレノィドと、このソレノィドの作動状態に応じて前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定するロック機構とを備える、ボウリングのピン配置制御装置。

( 2 ) 前記ロック機構は、前記リンク機構のロッド周囲に設けられた溝に対向して設けられ、前記シザ一に取り付けられ前記ロッド周囲を覆うパイプと、このパイプに保持された複数個のボールと、を備え、前記ソレノイドの作動に応じて前記ボールを前記溝にはめたりはめなかったりして、前記パイプと前記口ッドとをラッチ状態にしたり非ラッチ状態にする、請求項 1記載のボゥリングのピン配置制御装置。

( 3 )前記ロック機構は、前記リンク機構に取り付けられ前記ソレノィドの非通電または通電に応じて該ソレノィドの作動部に当接または当接しないことでスライドロック状態またはスライドフリ一状態となるスライド部材を有し、このスライド部材は直進移動をシザ一の回転移動に変換する変換機構にピン結合され、前記ソレノィドの作動に応じて前記スライド部材をスライドフリ一状態にしたりスライドロック状態にしたりして、前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定する、請求項 1記載のボウリングのピン配置制御装置。

( 4 ) 前記ロック機構は、前記リンク機構に設けられたピンが入る長孔を有し直進移動を回転運動に変換して前記シザ一に与える変換機構に連結されたスラィド板と、前記ソレノィドの非通電または通電に応じて前記長孔へ入っている前記ピンを該長孔への結合状態または非結合状態とするビン結合板と、を備え、前記ソレノイドの作動に応じて前記ピンを前記長孔への結合状態にしたり非結合状態にしたりして、前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリ一な状態に設定する、請求項 1記載のピン配置制御装置。

( 5 ) ボウリングピンの首部を挟むシザ一とこのシザ一の開閉動作を行うリンク機構との間に設けられ、電気的に選択的に非通電または通電に設定されるソレノィドと、このソレノィドの作動状態に応じて前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定するロック機構とを備える、ボウリングのピン配置制御用連結ュニット。

( 6 ) 前記ロック機構は、前記リンク機構のロッド周囲に設けられた溝に対向して設けられ、前記シザ一に取り付けられ前記ロッド周囲を覆うパイプと、このパイプに保持された複数個のボールと、を備え、前記ソレノイドの作動に応じて前記ボールを前記溝にはめたりはめなかったりして、前記パイプと前記口ッドとをラッチ状態にしたり非ラッチ状態にする、請求項 5記載のボゥリングのピン配置制御用連結ュニット。

( 7 ) 前記ロック機構は、前記リンク機構に取り付けられ前記ソレノィドの非通電または通電に応じて該ソレノィドの作動部に当接または当接しないことでスライドロック状態またはスライドフリー状態となるスライド部材を有し、このスライド部材は直進移動をシザ一の回転移動に変換する変換機構にピン結合され、前記ソレノィドの作動に応じて前記スライド部材をスライドフリ一状態にしたりスライドロック状態にしたりして、前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定する、請求項 5記載のボウリングのピン配置制御用連結ュニット。

( 8 ) 前記ロック機構は、前記リンク機構に設けられたビンが入る長孔を有し直進移動を回転運動に変換して前記シザ一に与える変換機構に連結されたスライド板と、前記ソレノィドの非通電または通電に応じて前記長孔へ入っている前記ピンを該長孔への結合状態または非結合状態とするピン結合板と、を備え、前記ソレノィドの作動に応じて前記ピンを前記長孔への結合状態にしたり非結合状態にしたりして、前記シザ一と前記リンク機構間を連動状態またはフリーな状態に設定する、請求項 5記載のピン配置制御用連結ュニット。

( 9 ) 任意のピン配置パターンを設定するピン配置パターン設定手段と、設定されたピン配置パターンに応じて前記ソレノイドの非通電または通電状態を設定する手段と、を備える請求項 1〜4のいずれかに記載のボウリングのピン配置制御装置。

(10) 前記ピン配置パターン設定手段は、ピン配置パターンを画面上で入力する手段で構成される、請求項 9記載のボウリングのピン配置制御装置。

(11) 前記ピン配置パターン設定手段は、予め記憶されているピン配置パ夕ーンの中から選択する手段で構成される、請求項 9記載のボゥリングのピン配置制御装置。

(12) コインまたは価値を記憶したカードなどの媒体の投入を受け入れる手段と、その媒体の投入が行われたときに前記ピン配置パ夕一ンの入力または選択を可能にする手段を備える、請求項 10または 11記載のボウリングのピン配置制御装置。