WO2000028727A1 - Tete de lecture/ecriture d'image inngrale, processeur d'images dote de ladite tete, tete de lecture d'image et tete d'impression - Google Patents

Description

曰月 糸田 画像読み書き一体へッ ド、 これを備えた画像処理装置、 画像読み取りへッドぉ よびプリン卜へッド 技術分野

本発明は、 画像の読み取り機能とプリン卜機能とを併せもつ画像読み書き一体 へッ ド、 これを備えた画像処理装置、 画像の読み取り機能を有する画像読み取り へッドおよび画像のプリント機能を有するプリントへッドに関する。 背景技術

画像処理装置の具体例としては、 ファクシミリ装置がある。 このファクシミリ 装置は、 画像の読み取り機能とプリン卜機能とを併せもつ必要があるとともに、 可能な限り小型に製作されることが望まれる。

そこで、 従来においては、 図 1 5に示すような画像読み書き一体へッ ド Hがあ る。 この画像読み書き一体へッド Hは、 透明カバー 1 9 eを上面部に装着したケ —ス 1 eを有している。 このケース 1 eの内部には、 透明カバー 1 9 eの表面上 の画像読み取り領域 S eを照明するための光源 3 0 eおよびレンズ 5 eが設けら れている。 ケース 1 eの底面部には、 基板 4 eが組み付けられている。 この基板 4 eの表面 4 0および裏面 4 1には、 複数の受光素子 3 eおよび複数の発熱素子 8 eがそれぞれこの基板 4の長手方向に列状に並べられて搭載されている。 基板 4 eの裏面 4 1には、 複数の発熱素子 8 eの駆動制御を行なうための駆動回路が 造り込まれた複数の駆動 I Cチップ 8 0 eも搭載されている。

この画像読み書き一体へッド Hにおいては、 原稿 Dが透明カバ一 1 9 eの表面 に密着するようにしてプラテンローラ P , により搬送される。 この搬送過程にお いて、 原稿 Dの表面が光源 3 0 eによって照明される。 すると、 原稿 Dの表面に よって反射された光はレンズ 5 eによって集束され、 原稿 Dの画像が各受光素子 3 e上に結像し、 各受光素子 3 eからは読み取り画像データが出力される。 一方、 感熱タイプの記録紙 Kは、 各発熱素子 8 eに密着するようにしてプラテンローラ P ₂ により搬送される。 この搬送過程において、 複数の駆動 I Cチップ 8 0 eの 駆動回路は、 複数の発熱素子 8 eを選択的に発熱駆動させる。 これにより、 言 Ξ Ι 紙 Kには画像がプリントされる。 この画像読み書き一体へッ ド Hを用いれば、 読 み取りへッ ドとプリン卜へッ ドとを別々に用いる場合よりもファクシミリ装置全 体を薄型にすることが可能である。

しかしながら、 上記従来技術においては、 次のような問題点があつた。

第 1に、 画像読み書き一体へッ ド Hが実際に使用される場合には、 既述したと おり、 原稿用および記録紙用の一対のプラテンローラ P , ， P ₂ と組み合わされ て使用れる。 したがって、 画像読み書き一体へッ ド Hとしては、 プラテンローラ P i ， の取り付けやこれらとの相対的な位置合わせを容易に行うことが可能 な構造とされることが望まれる。 ところ力 上記従来技術の画像読み書き一体へ ッド Hにおいては、 そのような要請に応え得る手段はなんら設けられておらず、 不便であった。

第 2に、 プラテンローラ , P ₂ は、 画像読み書き一体へッド Hの全体を挟 むように配置される。 このため、 プラテンローラ ， P ₂ と画像読み書き一体 へッ ド Hとを組み合わせた全体の構造が、 画像読み書き一体へッド Hの厚み方向 に嵩張つたものとなる問題点があつた。

第 3に、 画像読み書き一体へッ ド Hを製作する場合には、 基板 4の表面 4 0に 複数の受光素子 3 eを搭載した後に、 基板 4を表裏反転させてから基板 4の裏面 4 1に複数の発熱素子 8や複数の駆動 I Cチップ 8 0を搭載する必要がある。 ま た、 それらに関連する 線パターンについても、 基板 4の表面 4 0および裏面 4 1のそれぞれに設ける必要がある。 した力 つて、 画像読み書き一体へッ ド Hの生 産性が悪 、ものとなっていた。

第 4に、 複数の受光素子 3 eにノイズの原因となる光が不当に入射する虞れが あった。 より具体的には、 上記従来技術においては、 たとえばレンズ 5 eを通過 した光が複数の受光素子 3 eの周囲の壁面により散乱反射され、 この散乱光が各 受光素子 3 eによって受光される場合が'あった。 また、 ケース 1 eの外部の光が、 たとえばケース 1 eと基板 4 eとの微小な隙間からケース 1 e内に進入し、 この 光が受光素子 3 eによって受光されてしまう場合もあった。 第 5に、 上記従来技術の画像読み書き一体へッ ド Hにおいては、 たとえば透明 カバー 1 9 e上に原稿 D力実際に供給されているか否かの判断を行なうことがで きなかった。 同様に、 複数の発熱素子 8上に記録紙 Kが実際に供給されているか 否かの判断についても行なうことができなかった。 このため、 上記従来技術にお いては、 図 1 4の仮想線に示すように、 原稿 Dや記録紙 Kの有無を検知するため のセンサ 9 9 a， 9 9 bを、 画像読み書き一体へッ ド Hとは別個に設ける必要が あった。 ところ力 このような構成にしたのでは、 画像処理装置を製作する場合 に、 センサ 9 9 a , 9 9 bと画像読み書き一体へッ ド Hとをそれぞれ所定の位置 に個別に組み付けねばならず、 その作業が煩雑となっていた。 また、 たとえばセ ンサ 9 9 aによって原稿 Dの終端を検知させることにより、 その終端検知時から —定寸法だけ原稿 D力搬送された時点で原稿画像の読み取り動作を終える制御を 行うような場合には、 センサ 9 9 aと画像読み書き一体へッ ド Hの画像読み取り 領域 S eとの間の距離を、 所定の正確な寸法に設定する必要もある。 したがって、 そのような寸法設定も面倒なものとなっていた。 発明の開示

本発明の課題は、 上記従来技術の問題点を解消または減少することにある。 本発明の第 1の側面により提供される画像読み書き一体へッドは、

複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制御 するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基板と、 上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むようにし て上記ケ―スに組み付けられたケースと、

上記ケ一スに装着され、 原稿力接触搬送される透明カバーと、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複数 の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体 ッ ドであって、

上記透明カバーおよび上記複数の印字用素子の少なくとも一方に対向配置され るプラテンローラを支持可能な支持手段を備えていることを特徴としている。 このような構成を有する画像読み書き一体へッ ドにおいては、 上記支持手段に 上記プラテンローラを支持させることによって、 画像読み書き一体へッ ドに対す る上記プラテンローラの位置決めを容易かつ正確に行なうことができる。 さらに、 上記ブラテンローラの組み付け作業も容易にすることができる。

好ましくは、 上記ケースと上記支持手段とは、 一体的に樹脂成形されている。 このような構成によれば、 画像読み書き一体へッ ド全体の部品点数の増加を防 止し、 生産性の悪化を回避することができる。

好ましくは、 上記各印字用素子は、 発熱素子であるとともに、 上記基板には放 熱板が接触するようにして組み付けられており、 力、つこの放熱板の一部が上記支 持手段として構成されている。

このような構成によれば、 上記発熱素子から発せられた熱を上記放熱板を介し て外部に逃がすことができるために、 上言己発熱素子の過熱を防止し、 プリント画 像の質を高めることができる。 上記支持手段は、 上言 2¾熱板を利用して構成され ているために、 上記支持手段を形成するための専用の部品を用いる必要がなく、 部品点数の増加を抑制することができる。

好ましくは、 上記複数の受光素子、 上記複数の印字用素子および上記複数の駆 動 I Cチップは、 上記基板の同一面に搭載されている。

このような構成によれば、 上記従来技術とは異なり、 上記複数の受光素子、 上 記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチップのそれぞれを上記基板に搭 載する作業は、 上記基板の表裏を反転させることなく行なうことができる。 上記 各素子や上記各駆動 I Cチップに関連する配線パターンも、 上記基板の同一面に 形成することができる。 したがって、 画像読み書き一体へッドの生産性を高める ことができる。 また、 原稿用および言 紙用の一対のプラテンローラが画像読み 書き一体へッ ドをその厚み方向に挟み込まないようにすることも可能となる。 こ のため、 画像読み書き一体へッドと一対のプラテンローラとを組み合わせた全体 構造の薄型化も達成することができる。

好ましくは、 上記各受光素子は、 上記各駆動 I Cチップに一体的に造り込まれ ている。

このような構成によれば、 上記基板上に搭載される部品点数を少なくすること ができ、 画像読み書き一体へッドの生産性をより高めることができる。 本発明の第 2の側面によって提供される画像処理装置は、

画像読み書き一体へッドと、 原稿用および記録紙用の一対のプラテンローラと、 を有しており、 かつ、

上記画像読み書き一体へッドは、

複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制御 するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基板と、 上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むようにし て上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケース内に配置され、上記原稿を照明するための光源と、

上記ケ―ス内に配置され、上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複数 の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像処理装置であって、

上記画像読み書き一体へッドは、 上記一対のプラテンローラの少なくとも一方 を支持可能な支持手段を具備していることを特徵としている。

このような構成を有する画像処理装置においては、 本発明の第 1の側面によつ て得られるのと同様な効果力期待できる。

好ましくは、上言己各プラテンローラは、上記画像読み書き一体へッドとは別の 部材に保持されているとともに、 上記支持手段は、 上記記録紙用のプラテン口一 ラの軸部周りに上記画像読み書き一体へッドが回転できるように上記軸部と嵌合 しており、 かつ上記画像読み書き一体へッドは、 上記透明カバ一力く上記原稿用の プラテンローラに押しつけられるように弾性部材によつて一定の回転方向に付勢 されている。

このような構成によれば、上記記録紙用のプラテンローラと画像読み書き一体 へッドとの相対的な位置決めを図ることができ、 上記記録紙用のプラテンローラ を上記複数の印字用素子との関係において適正な位置に容易力、つ正確に配置する ことができる。 また、 原稿用のプラテンローラについては、上言己弾性部材による 付勢力を利用することにより、上記透明カバ一に対して適度な力で当接させるこ と力可會 ¾となる。 したがって、 原稿を上記原稿用のプラテンローラによって上記 透明カバーに押しつけて搬送するのに好適となる。

本発明の第 3の側面によつて提供される画像読み書き一体へッドは、

複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制御 するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基板と、 上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上言己複数の受光素子を囲むようにし て上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケ一ス内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複数 の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッドであって、

上記複数の受光素子、 上記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチップ は、上記基板の同一面に搭載されており、

上記ケースとは別体に形成され、 かつ上記複数の受光素子と上記複数の駆動 I Cチップとの周囲を一括して囲む ¾M射防止部材を具備していることを特徵とし ている。

このような構成を有する画像読み書き一体へッドにおいては、 次のような効果 力得られる。

第 1に、 上記複数の受光素子の周囲が上記光反射防止部材によつて囲まれてい るために、 上記原稿から上記複数の受光素子に向かって進行してきた光力 <上記複 数の受光素子の周囲において散乱反射しないようにすることができる。 また、上 記光反射防止部材によつて外部の光を遮断することもでき、 上記複数の受光素子 が外部の光を受光することも防止することができる。 したがって、 ノイズが少な い画質の良好な読み取り画像を得ることができる。 とくに、 本発明においては、 上記光反射防止部材を上記ケ一スとは別体に形成しているために、上記光反射防 止部材の形状、 サイズ、 材質および色彩などについては、 光の散乱反射を防止す る機能や、 光を遮断する機能を発揮させるのに最適なものを選定することができ o 第 2に、 上記光反射防止部材は、上記複数の受光素子と上記複数の駆動 I Cチ ップとの周囲を一括して囲んでいるために、上記光反射防止部材の組付け作業性 を良好にすることができる。 すなわち、 仮に、上記複数の受光素子を 射防止 部材によって上記複数の駆動 I Cとは別個に囲み込もうとすれば、 舰射防止部 材のサイズを小さくせざるを得ず、 その取扱いが難しくなる。 また、 上記複数の 駆動 I Cチップゃ上記複数の受光素子に光反射防止部材が接触し易くなり、 それ ら屠区動 I Cチップゃ受光素子にワイヤがボンディングされている場合にはそのヮ ィャに^ 射防止部材が接触し、 これを破損させてしまう虞れも大きくなる。 こ のような不具合は、 画像読み書き一体へッドを小型ィ匕しょうとして、 各駆動 I C と各受光素子とを互いに接近させる場合にはより顕著となる。 ところカ^ 本発明 においては、 上記複数の受光素子と上記複数の駆動 I Cチップとを上記 ¾s射防 止部材によって一纏めに囲むことにより、 そのような虞れを少なくできるのであ 第 3に、上記複数の受光素子、上記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチップは、 上記基板の同一面に搭載されていることにより、 本発明の第 1の側 面によって提供される画像読み書き一体へッドの好ましい実施形態の場合と同様 な効果も得られる。 すなわち、上記各素子や上記各駆動 I Cチップを上記基板に 搭載する作業やそれらの ¾線バタ一ンの形成作業が容易となり、 画像読み書き一 体へッドの生産性を高めることができる。 また、 画像読み書き一体へッドと一対 のプラテンローラとを組み合わせた全体構造の薄型ィ匕を図ることも可能となる。 好ましくは、 上記光反射防止部材は、 黒色である。

このような構成によれば、 上記光反射防止部材に到達した光をこの^ K射防止 部材によつて吸収させることができ、光の散乱反射をより適切に防止することが できる。

好ましくは、 上記光反射防止部材には、 この光反射防止部材を上記ケースに位 置決めして取り付けるための取付手段が設けられている。

このような構成によれば、 画像読み書き一体へッドの組み立て作業の容易化を 図ることができる。

好ましくは、 上記光反射防止部材は、上記複数の受光素子および上記複数の駆 動 I cに対して上記基板の厚み方向に間隔を隔てて対面し、 かつ上記複数のレン ズを通過した光を上記複数の受光素子に到達させるためのスリッ 卜を有する上壁 部と、 上記基板に接触するように上記上壁部から上記基板に向けて突出する弾性 変形可能な複数の側壁部とを具備している。

このような構成によれば、 上言 2±壁部および上記複数の側壁部によって上記複 数の受光素子や上記複数の駆動 I Cを適切に囲むことができる。 とくに、 上記複 数の側壁部については、 上記基板に接触させて弾性変形させることにより、 これ ら側壁部と基板との間に隙間を生じ難くすることができる。 した力つて、 上記光 反射防止部材によって囲まれた領域内にその外部から光が進入することを防止す るのに一層好適となる。

好ましくは、 上記基板のうち、 少なくとも上記複数の側壁部と接触する部分は、 黒色とされている。

このような構成によれば、 上記基板と上記光反射防止部材との間に、 仮に隙間 が発生していたとしても、 その隙間を通過しょうとする光の多くは、 上記基板の 黒色部分によって吸収されることとなる。 した力 つて、 上記 ¾ 射防止部材によ つて囲まれた領域内にその外部から光力進入することをより徹底して防止するこ とができる。

好ましくは、 上記光源は、 上記複数の受光素子の一側方に位置するようにして 上記基板の上記複数の受光素子が搭載されている面に搭載されており、 かつ上記 射防止部材は、 上記光源と上記複数の受光素子との間を仕切る側壁部を有し ている。

このような構成によれば、 上記複数の受光素子、 上記複数の印字用素子、 上記 複数の駆動 I Cおよび上記光源の全てを上記基板の同一面に搭載すればよいため に、 画像読み書き一体へッ ドの生産性をより高めることができる。 上記光源から 発せられた光が上記複数の受光素子によって直接受光されることも上記光反射防 止部材によつて適切に防止される。

本発明の第 4の側面によって提供される画像読み書き一体へッドは、 複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制御 するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基板と、 上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むようにし て上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバ一と、

上記ケ一ス内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複数 の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッドであって、

上記透明カバー上に供給される原稿および上記複数の印字用素子に対向する位 置に供給される記 紙の少なくとも一方を検知可能な検知手段を具備しているこ とを特徵としている。

このような構成を有する画像読み書き一体へッ ドにおいては、 この画像読み書 き一体へッ ド自体に上記検知手段が具備されているために、 原稿または記紘紙を 検知するための手段をこの画像読み書き一体へッドとは別個に設ける必要を無く したり、 あるいはその数を少なくすることができる。 また、 この画像読み書き一 体へッドの各部と上記検知手段との位置決めも容易かつ正確に行なうことができ る。 したがって、 画像読み書き一体へッドを用いて画像処理装置を製作する場合 に、 そのコストを低減することができる。

好ましくは、 上記検知手段は、 上記原稿の搬送経路において上記原稿に接触さ せるための一端部と上記光源に対向させるための他端部とを有する可動部材を具 備して構成されており、 かっこの可動部材は、 上記一端部が上記原稿と接触しな いときには上記他端部力上記光源から上言 Ξ 明カバーに向かって進行する光を遮 る一方、 上記一端部力上記原稿と接触するときには上記他端部カ上記光を遮らな 、位置に退避するように設けられている。

このような構成によれば、 画像読み書き一体へッ ドに具備されている光源ゃ複 数の受光素子を利用して原稿の有無を判断することが可能となる。 すなわち、 原 稿が上記透明カバーに向けて供給されておらず、 上記可動部材の一端部に原稿が 接触していないときには、 上記光源から上記透明カノ 一に向かつて進行する光は 上記可動部材の他端部によって遮られる。 したがって、 この場合には、 上記複数 の受光素子が、 上記光源から発せられた光を受光しない。 これに対し、 原稿がた とえば上記透明カバーに向けて供給され、 上記可動部材の一端部に接触するとき には、 上記可動部材の他端部は上記光源から発せられる光を遮らない位置に退避 する。 したがって、 この場合には、 上記光源から発せられた光は、 上言 si明カバ —上に位置する原稿によつて反射されてから上記複数の受光素子によつて受光さ れる。 このように、 上記複数の受光素子が光を受光するか否かによって、 原稿の 有無を判断することができる。 上記構成においては、 画像読み書き一体へッドに 元々具備されている部品を有効に利用して原稿の有無の判断が行なえるために、 合理的であり、 上記検知手段の製作コス卜を安価にすることができる。

好ましくは、 上記検知手段は、 上記原稿の搬送経路において上記原稿に接触さ せるための一端部と上記透明カバーから上記複数の受光素子に到る光路に配置さ せるための他端部とを有する可動部材を具備して構成されており、 かっこの可動 部材は、 上記一端部が上記原稿と接触しないときには上記他端部が上記透明カバ 一から上記複数の受光素子の方向に進行する光を遮る一方、 上記一端部が上記原 稿と接触するときには上記他端部が上記光を遮らない位置に退避するように設け られている。

このような構成によれば、 原稿力 <上言 Ξϋ明カバー上に供給されておらず、 原稿 が可動部材の一端部に接触していないときには、 上記可動部材の他端部が上言 Si 明カバ一から上記複数の受光素子に到る光路を遮る。 したがって、 この場合には 複数の受光素子力 <上記光源からの光を受光しない。 これに対し、 原稿が上記透明 カバー上に供給されており、 上記可動部材の一端部に接触した場合には、 上記可 動部材の他端部は、 光源から発せられて原稿の表面によつて反射された光を遮ら ない位置に退避する。 したがって、 その光は上記複数の受光素子によって受光さ れる。 このように、 この構成によっても、 画像読み書き一体へッドに元々具備さ れている部品を有効に利用して原稿の有無を判断することができる。

好ましくは、 上記検知手段は、 記録紙の搬送経路において上記記録紙に接触さ せるための一端部と上記透明カバーから上記複数の受光素子に到る光路に配置さ せるための他端部とを有する可動部材を具備して構成されており、 かつこの可動 部材は、 上記一端部が記録紙に接触するか否かによつて上記他端部が上記透明力 バーから上記複数の受光素子の方向に進行する光を遮る位置と遮らな 、位置とに 移動するように設けられている。

このような構成によれば、 記録紙が所定箇所に存在するか否かによって、 上記 複数の受光素子が上記透明カバーの方向から進行してくる光を受光する状態と受 光しない伏態とに切り替えることができる。 した力 つて、 上記複数の受光素子が 受光状態にあるか否かによって、 記録紙力所定箇所に存在するか否かを判断する ことができる。 上記構成によれば、 記録紙の有無についても、 画像読み書き一体 へッ ドに元々具備されている部品を有効に利用し、 合理的に判断できることとな る。

本発明の第 5の側面によつて提供される画像読み書き一体へッドは、

複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制御 するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基板と、 上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むようにし て上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバ一と、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケ一ス内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複数 の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッ ドであって、

上記複数の受光素子、 上記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチップ は、 上記基板の同一面に搭載されており、

上記透明カバーおよび上記複数の印字用素子の少なくとも一方に対向配置され るプラテンローラを支持可能な支持手段と、

上記ケースとは別体に形成され、 かつ上記複数の受光素子と上記複数の駆動 I Cチップとの周囲を一括して囲む ¾ 射防止部材と、

上言 SI明か <ー上に供給される原稿および上記複数の印字用素子に対向する位 置に供給される記録紙の少なくとも一方を検知可能な検知手段と、

を具備していることを特徴としている。

このような構成の画像読み書き一体へッ ドにおいては、 本発明の第 1の側面、 第 3の側面および第 4の側面によってそれぞれ提供される画像読み書き一体へッ ドと同様な効果が得られる。

本発明の第 6の側面によって提供される画像読み取りへッドは、

複数の受光素子を搭載している基板と、

上記複数の受光素子を囲むようにして上記ケ―スに組み付けられたケースと、 上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケ一ス内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複数 の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み取りへッドであって、

上言 明カバ一上に供給される原稿を検知可能な検知手段を具備していること を特徴としている。

このような構成を有する画像読み取りへッドにおいては、 原稿を検知するため の手段を別個に設ける必要を無く し、 あるいは少なくすることができる。 また、 画像読み取りへッ ドの各部と上記検知手段との位置決めも容易かつ正確に行なう ことができる。 したがって、 画像読み取りへッドを用いて画像処理装置を製作す る場合のコスト低減を図ることができる。

本発明の第 7の側面によって提供されるプリン卜へッドは、

複数の印字用素子を搭載した基板を有するプリン卜へッドであって、 上記複数の印字用素子に対向する位置に供給される記録紙を検知可能な検知手 段を具備していることを特徴としている。

このような構成を有するプリン卜へッ ドにおいては、 記録紙を検知するための 手段を別個に設ける必要を無くし、 あるいは少なくすることができる。 また、 プ リントへッドの各部と上言己検知手段との位置決めも容易かつ正確に行なうことが できる。 したがって、 プリントへッ ドを用いてプリンタを製作する場合のコスト 低減を図ることができる。

本発明のその他の特徵および利点は、 以下に行う発明の実施の形態の説明から、 より明らかになるであろう。 . 図面の簡単な説明 図 1は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの一例を表す斜視図である。 図 2は、 図 1に表す画像読み書き一体へッドの分解斜視図である。

図 3は、 図 1の III —III 断面図である。

図 4は、 図 1の IV— IV要部断面図である。

図 5は、 図 4の V— V断面図である。

図 6は、 図 1に表す画像読み書き一体へッドを具備して構成された画像処理装 置の概略構成の一例を表す説明図である。

図 7は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの他の例を表す斜視図である。 図 8は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの他の例を表す要部斜視図であ る。

図 9は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの他の例を表す断面図である。 図 1 0は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの他の例を表す断面図である。 図 1 1は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの他の例を表す断面図である。 図 1 2は、 本発明に係る画像読み取りへッドの一例を表す断面図である。

図 1 3は、 本発明に係るプリン卜へッドの一例を表す断面図である。

図 1 4は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの基板に搭載された部品の他 の例を表す斜視図である。

図 1 5は、 従来技術を表す断面図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 本発明の好ましい実施例を、 図面を参照して具体的に説明する。

図 1〜図 5は、 本発明に係る画像読み書き一体へッドの一例を表している。 図 1〜図 3によく表れているように、 本実施例の画像読み書き一体へッド Aは、 ケース 1、 複数の原稿検知用のセンサ 2 A、 複数の記錄紙検知用のセンサ 2 B、 透明カバー 1 9、 レンズアレイ 5、 舰射防止部材 6、 基板 4、 放熱板 4 7、 お よびその他の後述する各部品類を具備して構成されている。

基板 4は、 たとえばセラミック製であり、 長矩形のプレー卜状である。 この基 板 4の表面 4 a (上面） には、 複数の光源 3 0、複数の受光素子 3、 複数の駆動

I Cチップ 8 0、 および複数の発熱素子 8が搭載されている。 複数の光源 3 0は、 たとえば L E Dチップを用いて構成されており、 基板 4の 長手方向に適当な間隔を隔てて列状に実装されている。 複数の受光素子 3は、 光 電変換機能を備えた素子であり、 矩形状の半導体チップとしての複数のセンサ I Cチップ 3 Aに一体的に造り込まれている。 これら複数のセンサ I Cチップ 3 A が基板 4に列状に並べられて搭載されていることにより、 複数の受光素子 3は複 数の光源 3 0の列と略平行な列状に並べられている。 複数の発熱素子 8は、 本発 明でいう印字用素子の一例に相当するものであり、 その構成は既存のサーマルプ リントへッ ドに用いられている発熱素子と同様である。 すなわち、 複数の発熱素 子 8は、 たとえば酸ィ匕ルテニウムを導体成分とする厚膜抵抗ペーストを印刷 ·焼 成することによつて基板 4の長手方向に一連に延びる線状に形成するとともに、 この導体部分をその長手方向に沿って一定間隔で電気的に分断する 線パターン を形成することによって製造されている。 複数の,駆動 I Cチップ 8 0は、 複数の 発熱素子 8の発熱駆動を制御するための尾区動回路が内部に造り込まれたものであ り、 複数の光源 3 0と同様に、 基板 4の長手方向に適当な間隔を隔てて列状に並 ベられている。

発熱素子 8の列は、 基板 4の長手方向に延びる一側縁部 4 cまたはその近傍に 配置されている。 これに対し、 駆動 I Cチップ 8 0、 受光素子 3および光源 3 0 のそれぞれの列は、 発熱素子 8の列よりも基板 4の他側縁部 4 d寄りの領域に配 置されている。 基板 4の表面 4 aには、 この表面 4 a上に搭載された上記各部品 類に関連する配線パターン （図示略） 力形成されている。 基板 4の適所には上記 1¾泉パターンのそれぞれと導通した 1または複数のコネクタ （図示略） 力設けら れており、 このコネクタに配線接続を行うことによつて外部機器から上記各部品 類への電力供給や各種の信号の入出力が行えるようになっている。

放熱板 4 7は、 複数の発熱素子 8から発せられる熱を外部に逃がすためのもの であり、 熱伝導率の高い金属製である。 この放熱板 4 7は、 たとえば基板 4と略 同様な形状およびサイズのプレート状であり、 基板 4の裏面 4 bにたとえば両面 接着テープまたは接着剤を介して接着されている。

ケース 1は、 白色の合成樹脂製であり、 一定方向に延びた形状を有している。 このケース 1の長手方向両端部には、 記録紙用のプラテンローラ P ₂ を支持する ための一対の支持部 7力く一体的に形成されている。 各支持部 7は、 ケース 1の外 側面 1 aからその側方に突出した形態を有しており、 その上部にはプラテンロー ラ P ₂ の後述する軸部を嵌入させるための上部開口状の凹部 7 0力形成されてい る。

ケース 1は、 複数の発熱素子 8の搭載領域およびその近傍領域を避けるととも に、 基板 4の表面 4 aのそれ以外の部分を覆うようにして、 基板 4および放熱板 4 7に組み付けられている。 基板 4の複数の発熱素子 8の搭載領域は、 ケース 1 の一側方にはみ出しており、 複数の発熱素子 8の列の延長線上に各支持部 7の凹 部 7 0が位置している。 各支持部 7の下部には凸部 7 1力設けられており、 一対 の凸部 7 1上に放熱板 4 7の長手方向両端部が載置されている。 これにより、 ケ —ス 1、 基板 4および放熱板 4 7のそれぞれ力く互いに安定的に組み合わされてい る。

透明カバー 1 9は、 原稿 Dをガイドするためのものであり、 たとえば透明度の 高いガラス製または合成樹脂製である。 この透明カバー 1 9は、 基板 4の表面 4 aに間隔を隔てて対向するように、 ケース 1の上面部の凹部 1 3に嵌め込まれる ことによってケース 1に装着されている。 ケース 1の上面部および凹部 1 3は傾 斜しており、 これに伴って透明カバー 1 9も傾斜している。 より具体的には、 透 明カバ一 1 9は、 基板 4の一側縁部 4 cから遠ざかるほどその高さ力く低くなるよ うに傾斜している。 また、 ケース 1の外側面 1 aは、 その上部ほど基板 4の一側 縁部 4 cから遠ざかるように傾斜している。

レンズァレイ 5は、 長細な合成樹脂製のレンズホルダ 5 0に複数のレンズ 5 1 を列状に配列させて保持させたものである。 各レンズ 5 1としては、 たとえば原 稿 Dの画像を各受光素子 3上に正立等倍に結像させることが可能なセルフオック レンズが用いられる。 ただし、 本発明はこれに限定されず、 それ以外のレンズを 用いることができる。 レンズアレイ 5は、 透明カバ一 1 9の下方においてこの透 明カバー 1 9に対向して設けられた凹溝 1 2に嵌入していることにより、 ケース 1内に組み込まれている。 透明カバ了 1 9の表面のうち、 各レンズ 5 1と対向す るライン状の領域が、 画像読み取り対象領域 Sである。

ケース 1の内部には、 光源 3 0から発せられた光を導くための第 1の光路 1 4 aと第 2の光路 1 4 bとが設けられている。 第 1の光路 1 4 aは、 ケース 1の上 下厚み方向に貫通して形成されており、 複数の光源 3 0から発せられた光を画像 読み取り対象領域 Sに導く光路である。 第 2の光路 1 4 bは、 凹溝 1 2を含んで 形成されており、 画像読み取り対象領域 Sに位置する原稿表面によつて反射され た光を複数のレンズ 5 1を介して複数の受光素子 3上に導く光路である。 ケース 1は、 既述したとおり、 白色の合成樹脂製であるために、 複数の光源 3 0から発 せられた光については、 第 1の光路 1 4 aの白色の壁面によって高い反射率で反 射させながら画像読み取り対象領域 Sに導くことができる。 したがって、 画像読 み取り対象領域 Sへの光の照射効率を高くすることが可能である。

光反射防止部材 6は、 たとえば黒色顔料やガラス粉末を含むポリ力一ボネ一卜 製あるいは A B S樹脂製であり、 各所の表面は光の吸収率が高い黒色とされてい る。 この光反射防止部材 6は、 複数の受光素子 3を含む複数のセンサ I Cチップ 3 Aと複数の,駆動 I Cチップ 8 0との周囲を一括して囲むように、 ケース 1の底 部に設けられた凹部 1 1内に配されている。 より具体的には、 この ¾ 射防止部 材 6は、 複数のセンサ I Cチップ 3 Aおよび複数の駆動 I Cチップ 8 0の上方に 位置し、 かつ上記ケース 1の長手方向に延びる上壁部 6 0と、 この上壁部 6 0の 幅方向両側端縁から下方に突出した 2つの側壁部 6 1 a , 6 l bと、 図 2によく 表れているように上壁部 6 0の長手方向両端から下向きに突出した 2つの側壁部 6 1 c , 6 1 dとを有している。 これらの側壁部 6 1 a〜6 1 dは、 複数の受光 素子 3および複数の駆動 I C 8 0の四方を囲んでいる。 光反射防止部材 6は、 本 来的にはその全体の厚みが凹部 1 1の高さよりも僅かに大きな寸法に形成された ものであり、 凹部 1 1内にはその厚み方向に圧縮された状態で嵌入されている。 このため、 4つの側壁部 6 1 a ~ 6 1 dのそれぞれは、 適度に弾性変形した状態 でそれらの先端が基板 4の表面 4 aに接触した状態となっている。 上壁部 6 0に は、 第 2の光路 1 4 bを塞がないようにするためのスリッ ト 6 3力設けられてい る。

基板 4の表面 4 aのうち、 光反射防止部材 6の側壁部 6 1 a〜 6 1 dの先端が 接触している部分 （図 3の符号 N 1で示す部分） は、 黒色塗装領域とされている。 この黒色塗装領域は、 たとえば黒色顔料を含むガラスペーストを塗布した後にこ れを焼成することによって黒色ガラスの層を形成した領域である。 また、 これに 代えて、 たとえば遮光性の高い F e—C r— C o系や C u— C r系の黒色顔料、 あるいはそれ以外の成分の黒色顔料などを含む塗料を塗布することによって、 上 記黒色塗装領域を構成することもできる。 本発明においては、 上記した部分のみ に黒色塗装を施すのではなく、 たとえば基板 4の表面 4 aのうち、 光反射防止部 材 6によって囲まれている領域の全体、 あるいはその領域からはみ出した領域に も黒色塗装を施してもかまわない。

図 4によく表れているように、 光反射防止部材 6は、 その上壁部 6 0に設けら れた複数の突起部 6 4をケース 1に設けられている複数の凹部 1 5に嵌入させる ことによってケース 1に取付けられている。 光反射防止部材 6の幅方向の一側縁 部には、 溝部 6 5 aを有する複数のクランプ用突起 6 5が突設されている。 図 5 によく表れているように、 各クランプ用突起 6 5は、 第 1の光路 1 4 aに設けら れているケース 1のリブ 1 6をその厚み方向に適当な弾発力をもってクランプす るものである。 光反射防止部材 6は、 このようなクランプ用突起 6 5のクランプ 作用によってもケース 1への取付けが図られており、 ケース 1に対してその長手 方向や幅方向に位置ずれしないようにされている。 リブ 1 6は、 ケース 1の剛性 を確保するなどの観点から第 1の光路 1 4 aの長手方向に適当な間隔で複数箇所 に設けられたものである。

図 3によく表れているように、 各センサ 2 Aは、 ケース 1の上面部に複数設け られた凹部 1 7 aに嵌め込まれることによって透明カバ一 1 9の近傍に組み付け られている。 各センサ 2 Aは、 通常時 （原稿力透明カバー 1 9上に供給されない とき） にケース 1の上面よりも上方に突出するレバ一 2 0 aを有しており、 この レバ一 2 0 aが原稿 Dとの接触によって下方へ押圧されると、 その時点で所定の 検知信号を出力するように構成されている。 各凹部 1 7 aの下方には、 孔部 1 7 aが繋がって形成されており、 各センサ 2 Aの接続コ一ド 2 1 aは孔部 1 7 a を 介してケース 1の下方へ引き出されている。 図 1および図 2によく表れているよ うに、 複数のセンサ 2 Aは、 ケース 1の長手方向に所定の間隔を隔てて分散して 設けられている。 これは、 透明カバー 1 9に向けて供給される原稿 Dの幅を判断 するためである。 各センサ 2 Bは、 ケース 1の外側面 1 aに設けられた複数の凹部 1 7 bに嵌め 込まれることによって、 ケース 1に組み付けられている。 各センサ 2 Bは、 外側 面 1 aの側方に突出するように付勢されたレバー 2 O bを有しており、 このレバ - 2 0 bは記録紙 Kと接触するか否かによつて外側面 1 aの内外方に出没自在で ある。 レバ一 2 0 b力く記録紙 Kによって押圧されていない突出状態であると、 セ ンサ 2 Bは、 記録紙 Kの紙切れを報知するための所定の検知信号を出力するよう に構成されている。 複数の凹部 1 7 bの下方にはケース 1の長手方向に延びる凹 溝 1 7 b'が繫がって形成されており、 各センサ 2 Bの接続コード 2 l bは、 ^^ 射防止部材 6によって支持されながら凹溝 1 7 内を通過することにより、 ケ一 ス 1の長手方向端部の側方に引き出されている （図示略） 。 センサ 2 Bの総数は たとえば 2つであり、 これら 2つのセンサ 2 Bは、 ケース 1の長手方向に所定の 間隔を隔てている。 これは、 記録紙として、 たとえば巻取ロールから繰出される 長尺状タイプのものを用いた場合には、 旨 5ϋ紙の幅が常に一定であり、 原稿の場 合とは異なり、 その幅の変化を考慮する 、要がないからである。 したがって、 こ のような観点からすれば、 記錄紙を^するためのセンサ 2 Βが 1つのみ設けら れた構成とすることもできる。 もちろん、 原稿を検知するためのセンサ 2 Αにつ いても、 原稿の幅を判断する必要がない場合には 1つのみ設けた構成とすること もできる。

図 6は、 上述した画像読み書き一体へッ ド Aを具備して構成された画像処理装 置 Bを示している。

この画像処理装置 Bは、 合成樹脂製の筐体 9内に、 画像読み書き一体へッ ド A と原稿用および記録紙用の一対のプラテンローラ ， P ₂ と力組み込まれた構 成を有している。

プラテンローラ _{Ρ ι} は、 その長手方向両端に軸部 9 0 aを有している。 この軸 部 9 0 aが筐体 9に取り付けられたブラケッ ト片 9 1 aによって支持されている ことにより、 プラテンローラ P , のローラ本体部分は透明カバ一 1 9の表面に対 向する位置に配されている。 プラテンローラ は、 筐体 9に設けられた揷入口 9 2 aからこのプラテンローラ P i と透明カバー 1 9との間に進入してきた原稿 Dを、 透明カバー 1 9の表面に密着させながら筐体 9の排出口 9 2 bに向けて搬 送できるように駆動回転自在である。 原稿 Dが透明カバー 1 9上に供給される際、 この原稿 Dはセンサ 2 A上を通過するようになっている。

プラテンローラ P ₂ は、 その長手方向両端に軸部 9 O bを有している。 この軸 部 9 0 bは、 各支持部 7の凹部 7 0に嵌入している。 これにより、 プラテンロー ラ P ₂ のローラ本体部は複数の発熱素子 8に対向している。 ただし、 軸部 9 O b は、 筐体 9内に別途設けられたブラケッ ト片 9 1 bによっても支持されている。 筐体 9内には、 感熱タイプの長尺状の記録紙 K力巻き取られたロール 1 カ<収容さ れている。 プラテンローラ P ₂ は、 ロール Rから繰り出されてこのプラテンロー ラ P ₂ と複数の発熱素子 8との間に進入してきた言 紙 Kを排出口 9 2 bに向け て搬送できるように駆動回転自在である。 ただし、 記録紙 Kが排出口 9 2 bに到 達する以前に、 この言 Ξϋ紙 Kはケース 1の外側面 1 aのセンサ 2 Bの側方を通過 するようになつている。

画像読み書き一体へッド Aは、 プラテンローラ P ₂ の軸部 9 O bを中心として 矢印 N aに示す上下方向に回転可能となっている。 すなわち、 プラテンローラ P 2 の軸部 9 0 bは、 ブラケッ ト 9 1 bによって一定箇所に保持されている。 これ に対し、 画像読み書き一体へッド Aの各支持部 7は、 軸部 9 0 bに対してその周 方向に摺動できるように嵌合しており、 軸部 9 0 bを画像読み書き一体へッド A の回転支点として役立たせることが可能となっている。 放熱板 4 7の下方には、 この放熱板 4 7の裏面に当接して画像読み書き一体へッド Aを上方に押圧するた めのバネ 9 4力く設けられている。 このバネ 9 4は、 基板 4や放熱板 4 7の幅方向 において、 軸部 9 0の中心 0から適当な距離 Lだけ透明カバー 1 9寄りに偏った 位置に配されている。 このバネ 9 4の押圧力 Fにより、 画像読み書き一体へッド Aは透明カバ一 1 9の表面がプラテンローラ P i に押しつけられるように上向き の回転方向に付勢されている。

この画像処理装置 Bには、 各種のメモリや C P Uなどを具備して構成された主 制御部 9 3も設けられている。 この主制御部 9 3は、 予め定められたプログラム 手順やこの画像処理装置 Bに設けられている操作スィッチ （図示略） の操作内容 に基づいて、 一対のプラテンローラ ， P ₂ の回転動作の制御、 画像読み書き 一体へッ ド Aで得られた読み取り画像信号の処理、 各駆動 I Cチップ 8 0に入力 させるためのプリント画像データを画像読み書き一体へッ ド Aに送信する処理、 およびその他の各種の動作制御やデータ処理を実行するものである。 各センサ 2 A， 2 Bから出力される信号も、 この主制御部 9 3に送信されるようになってい る。

次に、 上記した画像読み書き一体へッ ド Aおよび画像処理装置 Bの作用につい て説明する。

まず、 原稿 Dの画像読み取り処理を行う場合において、 揷入口 9 2 aから筐体 9内に挿入された原稿 Dがケース 1の上面部に案内されてくると、 センサ 2 Aの レバ一 2 0 aが原稿 Dによって押動される。 したがって、 センサ 2 Aからは原稿 を検知した旨の信号が出力され、 これが主制御部 9 3に送信される。 このため、 この主制御部 9 3の制御により、 プラテン口一ラ ， 、 複数の光源 3 0および複 数の受光素子 3の駆動を開始させることができる。 1枚の原稿 Dの読み取り終了 が間近になり、 原稿 Dの後端がレバー 2 0 aを通過してしまうと、 このレバー 2 0 aはケース 1の上面部から上方に突出した元の姿勢に復帰する。 したがって、 その時点でセンサ 2 Aからの上記信号出力は中断されることとなり、 この信号出 力の停止時点から一定時間だけ原稿 Dの画像読み取り処理が行われると、 次の新 たな原稿 Dがセッ 卜されない限りは、 画像読み書き一体へッド Aによる画像読み 取り処理を終了させればよいこととなる。

原稿 Dの画像の読み取り処理は、 複数の光源 3 0から発せられた光が原稿 Dの 表面によって反射されてから、 その反射光が複数のレンズ 5 1を介して複数の受 光素子 3によつて受光されることによりなされる。 複数の受光素子 3の周囲は、 光の吸収率が高い黒色の光反射防止部材 6によって囲まれているために、 原稿 D から複数の受光素子 3に向けて進行した光が、 それら複数の受光素子 3の周囲に おいて散乱反射しないようにできる。

¾M射防止部材 6は、 ケース 1の外部の光が各受光素子 3の搭載領域に進入し たり、 あるいは光源 3 0から発せられた光力複数の受光素子 3に向けて直接進行 することも阻止する。 とくに、 ¾ 射防止部材 6の複数の側壁部 6 1 a〜 6 1 d は、 圧縮変形した状態で基板 4の表面 4 aに接触しているために、 それらの間に 光の進入路となる隙間を生じ難くすることができる。 さらに、 側壁部 6 1 a ~ 6 1 dの各先端部は基板 4の黒色塗装が施された部分に接触しているために、 仮に それらの接触部分に隙間力生じていたとしても、 この隙間内に進行してきた光の 多くは上記黒色塗装部分によって吸収される。 したがって、 ケース 1の外部の光 や光源 3から受光素子 2の方向に進行する光が、 光反射防止部材 6によって囲ま れた領域内に不当に進入することを一層確実に防止することができる。 その結果、 複数の受光素子 3がノィズの原因となる不当な光を受けないようにすることがで き、 画質の高い読み取り画像を得ることが可能となる。

次いで、 記録紙 Kに画像をプリン卜する処理は、 主制御部 9 3からプリント画 像データが複数の駆動 I C 8 0に送信され、 これら複数の駆動 I C 8 0力複数の 発熱素子 8を選択的に発熱させることによってなされる。 言 2 ^紙 Kが適切にセッ ティングされている場合には、 この記録紙 Kによってセンサ 2 Bのレバー 2 0 b 力く押動される。 これに対し、 記録紙 Kが紙切れ状態になると、 レバー 2 O bがケ ―ス 1の外側面 1 aから外方に突出した状態となって、 センサ 2 Bからは紙切れ 状態の旨を報知する信号が出力される。 したがって、 この場合には、 画像のプリ ン卜処理は中断され、 たとえば記 il氏がセッ 卜されていない旨のメッセージを画 像処理装置 Βに設けられている表示部 （図示略） に画面表示することができる。 原稿検知用および記録紙検知用のセンサ 2 A , 2 Bは、 画像読み書き一体へッ ド Aに具備されており、 画像処理装置 Bを組立製作する際には、 それらのセンサ 2 A, 2 Bを画像読み書き一体へッド Aとは別個に筐体 9内に組み付ける必、要は ない。 また、 画像読み書き一体へッド Aを筐体 9内に組み付ける際には、 既に画 像読み書き一体へッド Aの所定箇所と各センサ 2 A 2 Bとの位置決めはなされ ており、 各センサ 2 A 2 Bの煩わしい位置合わせ作業を行なう必要もない。 し たがって、 画像処理装置 Bの組立作業を容易にすることができる。

プラテンローラ p ₂ と画像読み書き一体へッ ド Aとは、 軸部 9 0 bと各支持部 7との嵌合作用によって互いの位置決めが図られる。 このため、 筐体 9内に画像 読み書き一体へッド Aとプラテンローラ P ₂ とを位置合わせして組み込む作業も 容易化される。 一方、 画像読み書き 体へッ ド Aは、 軸部 9 0 bを中心に回転し、 バネ 9 4の弾発力 Fによってその透明カバ一 1 9がプラテンローラ P , に押しつ けられるようになつているために、 このプラテンローラ P i と画像読み書き一体 へッド Aとの位置合わせも簡単に行なうことができる。 また、 画像読み書き一体 ヘッド Aが軸部 9 0 bを中心として回転することにより、 プラテンローラ と 透明カバー 1 9との間の距離は、 原稿 Dの厚みに応じて変化することとなる。 し たがって、 種々の厚みの原稿を透明カバー 1 9の表面に密接させるようにしてス ムーズに搬送することができ、 原稿 Dに詰まりを生じ難くすることもできる。 この画像処理装置 Bは、 一対のプラテンローラ P , ， P ₂ が、 いずれも画像読 み書き一体へッド Aの透明カバー 1 9または基板 4の上方に配置された構造とさ れている。 したがって、 これら一対のプラテンローラ P ! ， P ₂ と画像読み書き 一体へッ ド Aとの三者が、 画像処理装置 Bの高さ方向に大きく嵩張らないように することができ、 画像処理装置 Bの薄型化が図れる。

画像読み書き一体へッド Aにおいては、 複数の光源 3 0、 複数の受光素子 3を 備えたセンサ I Cチップ 3 A、 複数の駆動 I Cチップ 8 0および複数の発熱素子 8のいずれもが基板 4の表面 4 aに実装されている。 それらに関連する 線パタ —ンも基板 4の表面 4 aに形成されている。 した力くつて、 上記各部品の実装作業 や配線パターンの作製作業に際しては、 基板 4を表裏反転させる必要はなくなり、 その生産性を高めることができる。

3 ^射防止部材 6は、 複数の受光素子 3を備えた複数のセンサ I Cチップ 3 A と複数の駆動 I Cチップ 8 0とを一纏めに囲んでいる。 すなわち、 光反射防止部 材 6は、 複数のセンサ I Cチップ 3 Aと複数の尾区動 I Cチップ 8 0との間を仕切 る構造とはされていない。 したがって、 それらの I Cチップ 3 A, 8 0どうしの 間隔が微小な場合であっても、 画像読み書き一体へッ ド Aを製作するときに、 こ の光反射防止部材 6がそれら I Cチップ 3 A, 8 0、 あるいはそれらにボンディ ングされたワイヤに不当に接触する虞れを少なくすることができる。 このため、 画像読み書き一体へッド Aの製作性力一層良好となる。

この画像処理装置 Bにおいては、 原稿 Dの画像の読み取り処理と記録紙 への 画像のプリント処理とが同時になされる場合がある。 これに対して、 ケース 1の 外側面 1 aはその上部ほどプラテンローラ P ₂ から遠ざかるように傾斜している ために、 透明カバー 1 9をプラテンローラ P ₂ から遠ざけるように配置すること 力可能である。 また、 透明カバ一 1 9はその表面がプラテンローラ P ₂ とは反対 方向を向くように傾斜しているために、 この透明カバー 1 9に対向するプラテン ローラ P , については、 プラテンローラ P ₂ から遠ざけるように配置することが 可能である。 その結果、 画像読み書き一体へッ ド Aの大型ィヒを抑制しつつ、 一対 のプラテンローラ P i , P ₂ の中心間距離を比較的長くとることができる。 この ことは、 一対のプラテンローラ P i , P ₂ による原稿搬送と記録紙搬送とを互い に干渉させないようにするのに有利となる。

図 7〜図 1 4は、 本発明の他の例を示している。 これらの図において、 上記実 施例と同一または類似の要素には、 上記実施例と同一符号を付している。

図 7に示す画像読み書き一体ヘッド A aにおいては、 プラテンローラ P ₂ を支 持するための一対の支持部 7八カ放熱板 4 7 Aを利用して設けられている。 より 具体的には、 一対の支持部 7 Aは、 基板 4の裏面に重ねられた板金製の放熱板 4 7 Aの長手方向両端部が基板 4の長手方向両端部の側方において起立させられて 形成されている。 各支持部 7 Aは、 上記実施例の各支持部 7と同様に、 プラテン ローラ P ₂ の各軸部 9 O bを嵌入可能な凹部 7 0を有している。

この画像読み書き一体へッ ド A aにおいては、 上記実施例の画像読み書き一体 へッド Aと同様に、 各支持部 7 Aを利用してプラテンローラ P ₂ を支持すること ができる。 プラテンローラ P ₂ と複数の発熱素子 8との位置合わせも正確かつ簡 単に行なうことができる。

この画像読み書き一体へッ ド A aにおいては、 放熱板 4 7 Aの長手方向両端部 に、 一対の掛止用突起 7 4力一体に形成されており、 これら一対の掛止用突起 7 4がケース 1の長手方向両端部に設けられた一対の凹部 1 8に係入している。 こ のような構成によれば、 放熱板 4 7 Aおよび基板 4に対するケース 1の組み付け 力容易となる。 ただし、 ケース 1の組み付けを容易にするための他の手段として は、 たとえば図 8に示すように、 放熱板 4 7 Aの裏面側に掛止する掛止用突起 7 4 aをケース 1に一体的に設ける手段を採用することもできる。

図 7に示した構成から明らかなように、 本発明においては、 プラテンローラを 支持可能な支持手段は、 ケースのみならず、 放熱板に設けられていてもよく、 さ らには画像読み書き一体へッ ドを構成する基板やその他の部材に設けられていて もよい。 また、 上記支持手段は、 記録紙用のプラテンローラを支持するものに代 えて、 原稿用のプラテンローラを支持するものであってもかまわない。 本発明に 係る画像読み書き一体へッ ドとしては、 記録紙用および原稿用の一対のプラテン ローラのそれぞれを支持する 2つの支持手段を備えた構成とすることも可能であ る。

本発明でいう支持手段にプラテンローラを支持させる態様としては、 種々の態 様が考えられ、 本発明はその具体的な態様もとくに限定されない。 本発明におい ては、 たとえばプラテンローラ P ₂ を支持する場合に、 図 6に示したブラケッ卜 9 1 bを用いることなく、 支持部 7のみによってプラテンローラ P ₂ を支持させ た構造とすることもできる。 本発明における支持手段としては、 たとえば略半円 弧状の凹部 7 0に代えて、 他の形状の凹部、 あるいはプラテンローラの軸部が揷 通可能な非切欠状の孔部を有するものであつてもかまわない。

図 9に示す画像読み書き一体へッ ド A bにおいては、 ケース 1 Aに設けられた 空隙部 2 3 a内に、 可動部材 2 4力く設けられている。 この可動部材 2 4は、 断面 略 L字状であり、 その中間部は軸 2 5 aによって回動可能に支持されている。 可 動部材 2 4の一端部 2 4 aは、 原稿 Dの搬送経路となるケース 1 Aの上面内外に 出没可能である。 可動部材 2 4は、 一端部 2 4 a力上言 Ξ±面の上方に突出するよ うに常時弾性部材 （図示略） によって一定方向に付勢されている。 ケース 1 Αの 上面上に原稿 Dカ供給されると、 一端部 2 4 aは同図実線に示すように下方に押 動され、 可動部材 2 4の全体が軸 2 5 aを中心に回転するようになっている。 可 動部材 2 4の他端部 2 4 bの一部は、 第 1の光路 1 4 a内に配されており、 図 9 の仮想線に示すように、 一端部 2 4 aがケース 1 Aの上面部の上方に突出すると きには、 他端部 2 4 bは複数の光源 3 0から発せられた光を遮る箇所に位置する、 これに対して、 同図実線で示すように、 一端部 2 4 aが原稿 Dによって下方へ押 動されたときには、 他端部 2 4 bは、 複数の光源 3 0から発せられた光を遮らな い位置へ移動するようになっている。

このような構成の画像読み取りへッ ド A bにおいては、 ケース 1 Aの上面上に 原稿 Dがセッ 卜されていないときには、 複数の光源 3 0から発せられた光は可動 部材 2 4の他端部 2 4 bによって遮られる。 した力 <つて、 複数の光源 3 0から発 せられた光は透明カバー 1 9に到達することはなく、 複数の受光素子 3によって 受光されることはない。 これに対し、 ケース 1 Aの上面および透明カバ一 1 9の 表面に原稿 Dがセッ卜されると、 可動部材 2 4の一端部 2 4 aは原稿 Dによって 下方へ押動され、 他端部 2 4 bは複数の光源 3 0から発せられる光を遮らない位 置に移動する。 このため、 複数の光源 3 0から発せられた光は、 透明カバ一 1 9 の表面上の原稿表面に到達してから反射され、 その光力く複数の受光素子 3によつ て受光される。 したがって、 複数の受光素子 3力受光状態にあるか否かにより、 原稿 0カ<透明カバー 1 9上にセッ 卜されているか否かを適切に判断できることと なる。 このような原稿用の検知手段は、 画像読み書き一体ヘッドに具備されてい る複数の受光素子 3や光源 3 0を有効に利用して構成されたものであるから、 そ の製造コストを安価にすることができる。

上記構成の画像読み書き一体へッ ド A bにおいて原稿の有無を判断する場合に は、 複数の受光素子 3や複数の光源 3 0の全部を利用する必要はない。 それらの うちの一部の受光素子のみおよび一部の光源のみを利用して原稿の有無を判断す ることが可能である。 このようにすれば、 可動部材 2 4の他端部 2 4 bは複数の 光源 3 0のうちの所定部分から発せられた光のみを遮ることが可能なサイズに形 成すればよいため、 可動部材 2 4のサイズを小さくできる利点力得られる。 これ は、 後述する他の画像読み書き一体へッ ド A c， A dについても同様である。 図 1 0に示す画像読み書き一体へッ ド A cにおいては、 ケース 1 Bの上部に形 成された空隙部 2 3 b内に、 可動部材 2 6力設けられている。 この可動部材 2 6 は、 断面略 L字状であり、 その中間部は軸 2 5 bによって回動可能に支持されて いる。 可動部材 2 6の一端部 2 6 aは、 原稿 Dの搬送経路となるケース 1 Bの上 面内外に出没可能であり、 可動部材 2 6はその一端部 2 6 a力上言2±面の上方に 突出するように弾性部材 （図示略） によって常時一定方向に付勢されている。 ケ ース 1 Bの上面上に原稿 Dが存在すると、 一端部 2 6 aは同図実線に示すように 原稿 Dによって押圧され、 可動部材 2 6の全体が軸 2 5 bを中心に回転するよう になっている。 可動部材 2 6の他端部 2 6 bの一部は、 第 2の光路 1 4 b内に配 されており、 一端部 2 6 aがケース 1 Bの上面部の上方に突出するときには各レ ンズ 5 1に対向し、 各レンズ 5 1への光の入射を妨げる。 これに対し、 一端部 2 6 aが原稿 Dによって押動されたときには、 他端部 2 6 bは、 各レンズ 5 1には 対向しない位置に移動し、 画像読み取り対象領域 Sから各レンズ 5 1への光の入 射を可能とする。

このような構成の画像読み書き一体へッ ド A cにおいては、 ケース 1 Aの上面 上に原稿 Dが存在せず、 可動部材 2 6の一端部 2 6 aが原稿 Dによって押圧され ていないときには、 各レンズ 5 1力く他端部 2 6 bによって覆われる。 このため、 複数の受光素子 3は受光状態にはならない。 これに対し、 ケース 1 Aの上面上お よび透明カバー 1 9の表面上に原稿 Dが存在し、 可動部材 2 6の一端部 2 6 a力く 原稿 Dによって押圧されると、 他端部 2 6 bが各レンズ 5 1を覆わない位置に移 動する。 このため、 複数の光源 3 0から発せられて原稿 Dの表面によって反射さ れた光は各レンズ 5 1を通過して複数の受光素子 3によって受光される。 したが つて、 この画像読み書き一体へッ ド A cにおいても、 上記した画像読み書き一体 へッ ド A bと同様に、 複数の受光素子 3が受光状態にあるか否かによって、 原稿 0カ<所定箇所に存在するか否かを判断することがで、 複数の受光素子 3や光源 3 0を原稿検知用途に有効に利用できる。

図 1 1に示す画像読み書き一体へッド A dにおいては、 ケース 1 Cにその外側 面 1 aから第二の光路 1 4 bに到るスリッ ト状の空隙部 2 3じカ<形成されている とともに、 この空隙部 2 3 c内に可動部材 2 7力設けられている。 この可動部材 2 7は、 空隙部 2 3 c内において同図の矢印 N d方向にスライド可能であり、 そ の一端部 2 7 aは、 記録紙 Kの搬送経路となるケース 1 Cの外側面 1 aの内外に 出没可能である。 可動部材 2 7は、 その一端部 2 7 aを外側面 1 aの外方に突出 させるようにするための弾発力を常時発揮するパネ部 2 7 cを有している。 言 紙 Κが外側面 1 aに接触するように存在するときには、 可動部材 2 7はパネ部 2 7 cの弾発力に抗してその一端部 2 7 aがケース 1 C内に没入するように移動す る。 可動部材 2 7の他端部 2 7 bは、 一端部 2 7 aが外側面 1 aの外方に突出し ているときには各レンズ 5 1の下方において第 2の光路 1 4 bを遮断しないよう に空隙部 2 3 c内に没入する一方、 一端部 2 7 aがケース 1 C内に没入している ときには空隙部 2 3 cから第 2の光路 1 4 b内に向けて突出する。

このような構成の画像読み書き一体へッ ド A dにおいては、 ケース 1 Cの外側 面 1 aに沿って言 5 紙 Kが存在するか否かに応じて、 第 2の光路 1 4 bが可動部 材 2 7の他端部 2 7 bによって遮断され、 または遮断されない状態に切り替える ことができる。 したがって、 光源 3 0から発せられて原稿 Dまたはプラテンロー ラ P！ によつて反射された光を複数の受光素子 3力受光しているか否かに基づ Lヽ て、 記録紙 Kが所定箇所に存在するか否かを判断することができる。 ただし、 上 記の構成においては、 第 2の光路 1 4 bが他端部 2 7 bによって遮断されている ときに、 原稿画像の読み取り動作を行うことができない。 したがって、 この画像 読み書き一体へッ ド A dは、 原稿画像の読み取りと言^紙へのプリン卜とが同時 になされない用途に用いること力く望ましい。 また、 記録紙 Kが可動部材 2 7の一 端部 2 7 aを押圧しているときにも、 画像読み取り動作を行うことができないた め、 この画像読み書き一体へッド A dにおいては、 言 紙として単票状の言 »紙 を使用し、 常時は可動部材 2 7の一端部 2 7 a力言己録紙によって押圧されないよ うにすることが望まれる。

本発明に係る原稿や記録紙の検知手段の具体的な構成は、 上述の実施例に限定 されない。 本発明においては、 上述の実施例とは異なる構成のセンサやスィッチ を用いることによって、 原稿や言 紙を検知させてもよい。 検知手段として、 反 射型のフォ卜インタラプタやその他の光学センサを用いることにより、 原稿や記 録紙を非接触で検知するようにしてもかまわない。 検知手段の具体的な位置や数 も上述の実施例に限定されない。

上述の実施例は、 いずれも画像読み書き一体へッ ドを具体例として説明してい る。 ただし、 本発明はこれに限定されない。 本発明は、 たとえば図 1 2に示すよ うに、 ケース 1 D、 透明カバ一 1 9、 レンズアレイ 5、 複数の受光素子 3および 複数の光源 3 0を有する一方、 印字用素子を有しない画像読み取りへッドに適用 することができる。 この画像読み取りヘッドにおいては、 ケース 1 Dに原稿用の 検知手段 2 0カ<設けられている。 このような構成によれば、 画像読み取りへッド とは別個に原稿用の検知手段を設ける場合と比較すると、 検知手段の取り付けが 容易化される。

さらに、 本発明は、 記録紙へのプリント機能のみを有するプリン卜へッドにも 適用することができる。 すなわち、 図 1 3に示すプリントへッ ドは、 基板 4 A上 に、 複数の発熱素子 8とこれら複数の発熱素子 8の駆動制御を行うための複数の 駆動 I Cチップ 8 0とを搭載したものである。 基板 4 Aには凹部 4 8力く設けられ ており、 この凹部 4 8内に Ϊ己録紙検知用のセンサ 2 E力設けられている。 このよ うな構成のプリントヘッ ドも、 本発明の技術的範囲に属する。

図 1 4は、 画像読み書き一体へッ ドの基板 4上に搭載された部品を示している。 図示された構成においては、 複数の受光素子 3力複数の駆動 I Cチップ 8 O Aに —体的に造り込まれている。 このような構成によれば、 複数の受光素子 3を有す るセンサ I Cチップ 3 Aと,駆動 I Cチップ 8 0とを個別に用いていた前述の実施 例の場合と比較すると、 基板 4上に搭載される部品点数を減らすことができ、 画 像読み書き一体へッ ドの生産性を一層高めることができる。

本発明の具体的な内容は、 上述の実施例に限定されず、 種々に設計変更自在で ある。 たとえば、 画像読み書き一体へッ ドの光源としては、 L E D光源に代えて 冷陰極管を用いることもできる。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制 御するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基 板と、

上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むように して上言己ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、 上記光源によって照明された原稿の画像を上記複 数の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッ ドであって、

上記透明カバ一および上記複数の印字用素子の少なくとも一方に対向配置さ れるプラテンローラを支持可能な支持手段を備えていることを特徵とする、 画 像読み書き一体へッド。

2 . 上記ケースと上記支持手段とは、 一体的に樹脂成形されている、 請求項 1に 記載の画像読み書き一体へッ ド。

3. 上記各印字用素子は、 発熱素子であるとともに、 上記基板には放熱板が接触 するようにして組み付けられており、 かっこの放熱板の一部力 <上記支持手段と して構成されている、 請求項 1に記載の画像読み書き一体へッ ド。

4. 上記複数の受光素子、 上記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチッ プは、 上記基板の同一面に搭載されている、 請求項 1に記載の画像読み書き一 体へッ ド、。

5 . 上記各受光素子は、 上記各駆動 I Cチップに一体的に造り込まれている、 請 求項 4に記載の画像読み書き一体へッ ド。

6 . 画像読み書き一体へッ ドと、 原稿用および言^紙用の一対のプラテンローラ と、 を有しており、 かつ、

上記画像読み書き一体へッ ドは、

複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制 御するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基 板と 、

上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むように して上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上言己ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケ一ス内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複 数の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像処理装置であって、

上記画像読み書き一体へッドは、 上記一対のプラテンローラの少なくとも一 方を支持可能な支持手段を具備していることを特徴とする、 画像処理装置。

7. 上記各プラテンローラは、 上記画像読み書き一体へッ ドとは別の部材に保持 されているとともに、

上記支持手段は、 上記記録紙用のプラテンローラの軸部周りに上記画像読み 書き一体へッ ドが回転できるように上記軸部と嵌合しており、 力、つ、

上記画像読み書き一体へッドは、 上言 Ξϋ明カバー力让記原稿用のプラテン口 —ラに押しつけられるように弾性部材によつて一定の回転方向に付勢されてい る、 請求項 6に記載の画像処理装置。

8 . 複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制 御するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基 板と、

上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むように して上記ケースに組み付けられたケースと、

上記ケ一スに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、 上記光源によって照明された原稿の画像を上記複 数の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッ ドであって、

上記複数の受光素子、 上記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチッ プは、 上記基板の同一面に搭載されており、

上記ケ一スとは別体に形成され、 かつ上記複数の受光素子と上記複数の m¾

I Cチップとの周囲を一括して囲む光反射防止部材を具備していることを特徴 とする、 画像読み書き一体へッ ド。

9. 上記 ¾S射防止部材は、 黒色である、 請求項 8に記載の画像読み書き一体へ ッ

10. 上記 ¾M射防止部材には、 この光反射防止部材を上記ケースに位置決めして 取り付けるための取付手段力く設けられている、 請求項 8に記載の画像読み書き 一体へッド。

11. 上記 射防止部材は、 上記複数の受光素子および上記複数の駆動 I Cに対 して上記基板の厚み方向に間隔を隔てて対面し、 かつ上記複数のレンズを通過 した光を上記複数の受光素子に到達させるためのスリッ トを有する上壁部と、 上記基板に接触するように上言 s±壁部から上記基板に向けて突出する弾性変形 可能な複数の側壁部とを具備している、 請求項 8に記載の画像読み書き一体へ ッ

12. 上記基板のうち、 少なくとも上記複数の側壁部と接触する部分は、 黒色とさ れている、 請求項 1 1に記載の画像読み書き一体へッド。

13. 上記光源は、 上記複数の受光素子の一側方に位置するようにして上記基板の 上記複数の受光素子が搭載されて L、る面に搭載されており、 かつ、

上記光反射防止部材は、 上記光源と上記複数の受光素子との間を仕切る側壁 部を有している、 請求項 8に記載の画像読み書き一体へッド。

14. 複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制 御するための駆動回路が造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基 板と、

上記複数の印字用素子を避けるとともに、 上記複数の受光素子を囲むように して上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケ一ス内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複 数の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッ ドであって、

上言 5ϋ明カバー上に供給される原稿および上記複数の印字用素子に対向する 位置に供給される言 紙の少なくとも一方を検知可能な検知手段を具備してい ることを特徴とする、 画像読み書き一体へッド。

15. 上記検知手段は、 上記原稿の搬送経路において上記原稿に接触させるための 一端部と上記光源に対向させるための他端部とを有する可動部材を具備して構 成されており、 かつ、

この可動部材は、 上記一端部力上記原稿と接触しないときには上記他端部が 上記光源から上記透明カバ一に向かって進行する光を遮る一方、 上記一端部が 上記原稿と接触するときには上記他端部力上記光を遮らな ヽ位置に退避するよ うに設けられている、 請求項 1 4に記載の画像読み書き一体へッ ド。

16. 上記検知手段は、 上記原稿の搬送経路において上記原稿に接触させるための —端部と上記透明カバ一から上記複数の受光素子に到る光路に配置させるため の他端部とを有する可動部材を具備して構成されており、 かつ、

この可動部材は、上記一端部が上記原稿と接触しないときには上記他端部が 上言 SS明カバーから上記複数の受光素子の方向に進行する光を遮る一方、上記 一端部が上記原稿と接触するときには上記他端部が上記光を遮らな L、位置に退 避するように設けられている、 請求項 1 4に記載の画像読み書き一体へッド。

17. 上記検知手段は、記録紙の搬送経路において上記言 紙に接触させるための 一端部と上記透明カバーから上記複数の受光素子に到る光路に配置させるため の他端部とを有する可動部材を具備して構成されており、 かつ、

この可動部材は、上記一端部が言 ¾紙に接触するか否かによって上記他端部 が上記透明カバーから上記複数の受光素子の方向に進行する光を遮る位置と遮 らない位置とに移動するように設けられている、 請求項 1 4に記載の画像読み 書き一体へッド。

18. 複数の受光素子、 複数の印字用素子およびこれら複数の印字用素子を駆動制 御するための駆動回路力 <造り込まれた複数の駆動 I Cチップを搭載している基 板と、

上記複数の印字用素子を避けるとともに、上記複数の受光素子を囲むように して上記ケ一スに組み付けられたケースと、

上記ケースに装着され、原稿が接触搬送される透明カバーと、

上記ケ一ス内に配置され、上記原稿を照明するための光源と、

上記ケ一ス内に配置され、上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複 数の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み書き一体へッドであって、

上記複数の受光素子、上記複数の印字用素子および上記複数の駆動 I Cチッ プは、 上記基板の同一面に搭載されており、

上記透明カバ一および上記複数の印字用素子の少なくとも一方に対向配置さ れるプラテンローラを支持可能な支持手段と、

上記ケースとは別体に形成され、 カヽっ上記複数の受光素子と上記複数の駆動 I Cチップとの周囲を一括して囲む ¾M射防止部材と、

上言 5if明カバ一上に供給される原稿および上記複数の印字用素子に対向する 位置に供給される記錄紙の少なくとも一方を検知可能な検知手段と、

を具備していることを特徴とする、 画像読み書き一体へッド。

19. 複数の受光素子を搭載している基板と、

上言己複数の受光素子を囲むようにして上記ケ一スに組み付けられたケースと、 上記ケースに装着され、 原稿が接触搬送される透明カバ一と、

上記ケース内に配置され、 上記原稿を照明するための光源と、

上記ケース内に配置され、 上記光源によつて照明された原稿の画像を上記複 数の受光素子上に結像させるための複数のレンズと、

を有している、 画像読み取りへッ ドであって、

上言 3 明カバー上に供給される原稿を検知可能な検知手段を具備しているこ とを特徴とする、 画像読み取りへッド。

20. 複数の印字用素子を搭載した基板を有するプリントへッドであって、

上記複数の印字用素子に対向する位置に供給される記録紙を,可能な検知 手段を具備していることを特徴とする、 プリントヘッド。