JP2007171615A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オペレータに眩しい思いをさせることなく画像の読み取り操作を行うことができるようにする。
【解決手段】コンタクトガラス31上に載置された原稿P1の原稿面を原稿P1の幅方向に向けて複数並設された単位LED61から照射される光でコンタクトガラス31を介して読取ユニット40の移動による光学的な走査によって読み取る光学系ユニット20であって、複数の単位LED61の内の1つを原稿P1が存在するか否かを検出する原稿存否検出用LED62として設定し、この原稿存否検出用LED62からのコンタクトガラス31に向けた光の照射によってコンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かを検出するように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンタクトガラス上に載置された原稿の原稿面に対し光源からの光をコンタクトガラスを介して照射し、その反射光を所定のイメージセンサに入力することによって画像を読み取るように構成された画像読取装置に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような画像読取装置が知られている。この画像読取装置は、コンタクトガラス(特許文献1ではプラテンガラスと称している)上に原稿を載置し、この原稿の原稿面を、コンタクトガラスを介して光源からの光で走査し、この走査光をCCDイメージセンサに入力することにより当該画像情報をデジタルの電気信号に変換して読み取るようになされている。光源としては、特許文献1の図1で判るように、キセノンランプや陰極線ランプ等の管状光源が採用されている。また、コンタクトガラスに対して開閉可能な原稿を抑えるための原稿マット(特許文献1ではプラテンカバーと称している)が設けられ、この原稿マットを開放した状態でコンタクトガラス上に原稿を載置し、その後、当該原稿マットを閉止した状態での光源の移動により画像読取操作が行われる。
かかる画像読取装置においては、原稿マットを開放してコンタクト上に原稿を載置し、引き続き原稿を抑えるべく原稿マットが閉止されるに際し、当該原稿マットの閉止動作に同期して管状光源が点灯され、この管状光源の原稿からの反射光がCCDイメージセンサに入光され、これによってCCDイメージセンサが原稿のサイズを検出するようになされている。
特開平5−207239号公報
しかしながら、特許文献1の画像読取装置にあっては、原稿マットが閉止される都度、管状光源が点灯されるため、その光がオペレータの目に入り、非常に眩しいという不都合が存在する。かかる管状光源の点灯は、原稿マットの閉止動作に連動して行われるため、結局、1回の原稿読み取り操作において、原稿をコンタクトガラス上に載置した後の原稿マットの閉止時と、画像の読み取り操作が終わった後のコンタクトガラス上から原稿を取り出した後の原稿マットの閉止時との2度に亘って管状光源が点灯することになり、オペレータの目に著しい影響を与えることになる(すなわち、1回の画像読み取り操作で2度も眩しい思いをしなければならない)。
本発明は、従来のかかる状況に鑑みなされたものであって、オペレータに眩しい思いをさせることなく画像の読み取り操作を行うことができ、こえによって快適な執務環境を現出させることができる画像読取装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、コンタクトガラス上に載置された原稿の前記原稿面を、点光源がライン状に配列された光源から照射される光で前記コンタクトガラスを介して光学的に走査することにより読み取る画像読取装置において、前記光源に含まれる少なくとも1つの点光源を原稿が存在するか否かを検出する原稿存否検出用光源として設定し、この原稿存否検出用光源からの前記コンタクトガラスに向けた光の照射によってコンタクトガラス上に原稿が存在するか否かを検出するように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、コンタクトガラス上に原稿面を向けて原稿を載置し、点光源がライン状に配列された光源からの光を当該原稿面に照射して原稿面を走査することにより、光学的に原稿面の原稿情報が読み取られる。
そして、複数の点光源の内の1つを原稿が存在するか否かを検出する原稿存否検出用光源として設定し、この原稿存否検出用光源からの前記コンタクトガラスに向けた光の照射によってコンタクトガラス上に原稿が存在するか否かを検出するようにしているため、従来のように全ての点光源が点灯することによって原稿の存否を検出していた場合に比較し、1つの原稿存否検出用光源のみの点灯では眩しさが格段に少なく、従って、オペレータに眩しさによる不快感を与えることがなくなり、画像読取装置を使用する執務環境が快適なものになる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記点光源のライン状配列方向の一端部側に回動中心を有する前記コンタクトガラスに対して開閉可能な原稿押さえ部材が設けられ、前記原稿存否検出用光源は、前記ライン状配列方向の中央部のものより前記回動中心側に寄った位置に設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、原稿押さえ部材を開放した後に当該原稿を押さえ部材を閉止するとき、たとえコンタクトガラス上に原稿が存在しない状態で開放されていた原稿押さえ部材が閉止され、これによって原稿存否検出用光源が点灯しても、当該光源は、ライン状に配列された複数の点光源の中央部のものより原稿押さえ部材の回動中心側に寄った位置、すなわちオペレータからより離間した位置に設けられているため、原稿押さえ部材の陰になって原稿存否検出用光源からの光がオペレータの目に入ることが防止される。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、前記点光源の全てから照射された光の原稿面での反射光を所定のイメージセンサに入力することにより原稿面の画像を読み取るように構成され、前記原稿存否検出用光源からの光が前記イメージセンサに入力されることにより当該イメージセンサが原稿の存否を検出するように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、原稿画像を読み取るために使用されるイメージセンサが、原稿の存否を検出するセンサとして兼用されるため、別途専用の原稿存否検出用のセンサを設ける場合に比較しその分部品点数が削減される。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の発明において、前記原稿押さえ部材が開放姿勢から閉止姿勢に姿勢変更されるに際し、前記コンタクトガラス上に原稿が存在することが検出されたときのみ前記点光源の全てが点灯するように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、コンタクトガラス上に原稿が存在しないときには、光源(すなわち全ての点光源)が点灯しないため、光源の無駄な点灯が回避され、その分エネルギーコストの低減化に貢献する。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記コンタクトガラス上に原稿が存在しないことが検出された状態で、原稿画像の読み取りを開始させるための画像読取開始キーが押釦された場合、画像の読み取りを実行するか否かを選択し得るように構成されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、例えば、コンタクトガラス上に原稿が存在しない状態で誤って画像読取開始キーが押釦されたような場合、オペレータは、画像の読み取りを実行するか否かを選択することができるため、この段階で誤りに気付くこともあり、エネルギーの無駄遣いが防止される。
請求項6記載の発明は、状態の請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、必要最小限の保安電力のみが供給された省エネルギーモードにおいて、前記原稿存否検出用光源は消灯されることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、省エネルギーモードにおいて原稿存否検出用光源が消灯されることにより、さらなるエネルギーコストの低減化に貢献する。
請求項1記載の発明によれば、複数の点光源の内の1つを原稿が存在するか否かを検出する原稿存否検出用光源として設定し、この原稿存否検出用光源からのコンタクトガラスに向けた光の照射によってコンタクトガラス上に原稿が存在するか否かを検出するようにしているため、従来のように全ての点光源が点灯することによって原稿の存否を検出していた場合に比較し、1つの原稿存否検出用光源のみの点灯では眩しさが格段に少なく、従って、オペレータに眩しさによる不快感を与えることがなくなり、画像読取装置を使用する執務環境を快適なものにすることができる。
請求項2記載の発明によれば、原稿押さえ部材を開放した後に当該原稿を押さえ部材を閉止するとき、たとえコンタクトガラス上に原稿が存在しない状態で開放されていた原稿押さえ部材が閉止され、これによって原稿存否検出用光源が点灯しても、当該光源は、複数ライン状に配列された点光源の中央部のものより原稿押さえ部材の回動中心側に寄った位置、すなわちオペレータからより離間した位置に設けられているため、原稿押さえ部材の陰になって原稿存否検出用光源からの光がオペレータの目に入ることを有効に防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、原稿画像を読み取るために使用されるイメージセンサが原稿の存否を検出するセンサとして兼用されるため、別途専用の原稿存否検出用のセンサを設ける場合に比較しその分部品点数を削減することができる。
請求項4記載の発明によれば、コンタクトガラス上に原稿が存在しないときには光源が点灯しないため、光源の無駄な点灯が回避され、その分エネルギーコストの低減化に貢献することができる。
請求項5記載の発明によれば、例えば、コンタクトガラス上に原稿が存在しない状態で誤って画像読取開始キーが押釦されたような場合、オペレータは、画像の読み取りを実行するか否かを選択することができるため、この段階で誤りに気付くこともあり、エネルギーの無駄遣いを確実に防止することができる。
請求項6記載の発明によれば、省エネルギーモードにおいて原稿存否検出用光源が消灯されることにより、さらなるエネルギーコストの低減化に貢献することができる。
まず、本発明に係る画像読取装置が適用された画像形成装置について説明する。図1は、本発明に係る画像読取装置が適用された画像形成装置の一実施形態の概要を示す説明図である。図1に示すように、画像形成装置10は、複写機として使用されるものであり、胴内排紙型と称される箱形を呈した装置本体11と、この装置本体11の上部に設けられた、原稿画像を読み取る画像読取部16とを備えた基本構成を有している。本発明に係る画像読取装置としての光学系ユニット20は、画像読取部16内に装着されている。
前記装置本体11には、画像読取部16の光学系ユニット20によって読み取られた原稿の画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、この画像形成部12によって形成され、用紙に転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙を貯留する用紙貯留部14とが内装されている。装置本体11の頂部には、排出された定着処理後の用紙Pを受ける胴内排紙トレイ151を備えた排紙部15が設けられている。
前記画像読取部16は、上面にコンタクトガラス31を備えた光学系ユニット20を内装する外装カバー160を有し、この外装カバー160には、コンタクトガラス31上に載置された原稿を押さえるための原稿マット(原稿押さえ部材)161が開閉自在に設けられている。かかる原稿マット161は、外装カバー160の上面後方位置(オペレータが操作する位置から見て奥側)に一対で設けられた蝶板部材162(図2)の蝶板軸回りに正逆回動可能とされ、コンタクトガラス31の上面を閉止した閉止姿勢T1と、コンタクトガラス31の上面を開放した開放姿勢T2との間で姿勢変更可能になっている。
そして、かかる原稿マット161の基端側(蝶板部材162が設けられている側)と対向した外装カバー160の上面の適所には、原稿マット161が閉じられた状態で、当該原稿マット161が閉止姿勢T1に姿勢設定されたことを検出する原稿マット開閉センサ163が設けられ、この原稿マット開閉センサ163がオンになることで原稿マット161が閉止姿勢T1に姿勢設定されたことが検出される一方、原稿マット開閉センサ163がオフになることで原稿マット161が開放姿勢T2に姿勢設定されたことが検出されるようになっている。
そして、光学系ユニット20は、コンタクトガラス31上に載置された原稿が原稿マット161によって押さえられた状態で、下方からコンタクトガラス31を介して原稿画像を読み取るようになっている。画像読取部16で読み取られた原稿の画像情報は、所定の処理が施された上で画像形成部12へ向けて出力されるようになっている。
前記外装カバー160の適所には、原稿読み取りや複写処理等に関する処理条件を入力操作するための図略の操作パネル17が設けられているとともに、この操作パネル17に隣接して出力手段としてのLCD(Liquid crystal display)18が設けられている。前記操作パネル17には、電源スイッチ171や原稿の読み取り動作を開始させるスタートキー(画像読取開始キー)172、さらには一旦設定した原稿の読み取り動作をキャンセルするキャンセルキー173や、省エネルギーモードを選択する省エネモード選択キー174、これらに加えて用紙Pへの転写枚数などを入力するためのテンキー175等が設けられ、これらのスイッチやキーの操作で画像形成処理が実行されるようになっている。前記LCD18には、画像形成処理に関する各種のコメントや制御結果等が表示出力されるようになっている。
前記省エネモード選択キー174が押釦されると、保安電力のみを残して電源がオフされ、これによって画像形成装置10が稼働されていないときに無駄な電力が消費されるのを防止するようになされている。省エネルギーモードが設定された状態でもう1度省エネモード選択キー174を押釦すると、省エネルギーモードが解消されて通常のモードに戻るようになされている。
前記画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙にトナー画像を形成させるものであり、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右側)から下流側へ向けて順次配設されたマゼンタ用ユニット12Mと、シアン用ユニット12Cと、イエロー用ユニット12Yと、ブラック用ユニット12Kとが備えられている。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kには、感光体ドラム121および現像装置122がそれぞれ備えられている。各感光体ドラム121は、図1において反時計方向へ向けて回転しつつ対応した現像装置122からトナーの供給を受けるようになっている。各現像装置122には、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジからトナーが補給されるようになっている。
各感光体ドラム121の直下位置には帯電器123がそれぞれ設けられているとともに、各帯電器123のさらに下方位置には露光装置124が設けられている。そして、各感光体ドラム121は、前記帯電器123によって周面が一様に帯電され、画像読取部16で読み取られた画像データに基づく各色に対応したレーザー光が前記各露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射されることにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成されるようになっている。かかる静電潜像に現像装置122からトナーが供給されることにより、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方位置には、当該各感光体ドラム121に当接するように駆動ローラ125aおよび従動ローラ125b間に張設された転写ベルト125が設けられている。この転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ125cによって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラと従動ローラとの間を周回するようになっている。
従って、転写ベルト125が周回することによりその表面に対しマゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の転写が行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にシアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、ついで転写ベルト125の同一位置にイエロー用ユニット12Yの感光体ドラム121によるイエローのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、最後のブラック用ユニット12Kの感光体ドラム121によるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれ、これによって転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。この転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像が用紙貯留部14から搬送されてきた用紙Pに転写されることになる。
そして、各感光体ドラム121の図1における左方位置には当該感光体ドラム121の周面の残留トナーを除去して清浄化するクリーニング装置126が設けられている。クリーニング装置126によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電器123へ向かうことになる。
クリーニング装置126で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収され、貯留されるようになっている。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。この用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対112が設けられ、用紙貯留部14からの用紙がこの搬送ローラ対112の駆動で駆動ローラ125aに掛け回されている転写ベルト125へ向けて搬送されるようになっている。かかる用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置に転写ベルト125の表面と当接した第2転写ローラ113が設けられ、用紙搬送路111を搬送されつつある用紙Pが転写ベルト125と第2転写ローラ113とに押圧挟持されることによって転写ベルト125上のトナー像が当該用紙Pに転写されるようになっている。
そして、転写ベルト125の図1における右端部には、当該転写ベルト125の表面に残留した残留トナーを除去する図略の転写ベルト用クリーニング装置が設けられ、用紙Pへの転写処理が完了した転写ベルト125は、表面の残留トナーがこの転写ベルト用クリーニング装置によって取り除かれ清浄化された状態で次の転写処理へ向けて周回されるようになっている。
前記定着部13は、画像形成部12で転写された用紙上のトナー像に対し定着処理を施すものであり、内部に加熱源である通電発熱体を備えた定着ローラ131と、図1における左方でこの定着ローラ131と対向配置された加圧ローラ132とを備えて構成されている。そして、帯電器123を介して画像形成部12から導出された転写処理済の用紙Pは、これら定着ローラ131および加圧ローラ132間に押圧挟持されつつ定着ローラ131により加熱される熱処理でトナー画像が定着され、用紙上に安定した状態のカラー画像が形成されるようになっている。
定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って装置本体11に設けられた胴内排紙トレイ151へ向けて排出されることになる。
前記用紙貯留部14は、装置本体11における露光装置124の下方位置に挿脱自在に装着された用紙トレイ141を有している。用紙トレイ141には用紙束が貯留されるようになっている。そして、用紙トレイ141に貯留された用紙束からピックアップローラ142の駆動で用紙Pが1枚ずつ繰り出され、用紙搬送路111を通って画像形成部12へ導入されるようになっている。
図2は、光学系ユニット20の一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。また、図3は、図2に示す光学系ユニット20の正面断面視の説明図であり、図4は、図2に示す光学系ユニット20の平面視の説明図である。以下、図2〜図4並びに必要に応じて図1を参照しながら本発明に係る光学系ユニット(画像読取装置)20について説明する。
これらの図に示すように、前記光学系ユニット20は、箱形を呈した筐体30と、この筐体30に図1における左右方向に向けて正逆移動可能に内装され、かつ、原稿面に光を照射してその反射光を得る読取ユニット40と、この読取ユニット40からの反射光を集光して画像データとして取り込むCCDユニット50とを備えた基本構成を有している。
前記筐体30は、画像読取部16の外装カバー160に収納され得るように外観形状が設定されている。かかる筐体30の上面中央部には、矩形状を呈した大きな開口が設けられ、この開口に原稿を載置するためのコンタクトガラス31が嵌め込まれている。このコンタクトガラス31は、光学系ユニット20が画像読取部16内に装着された状態で画像読取部16の外装カバー160の上面に設けられた開口に臨むように設置位置が設定されている。
前記読取ユニット40は、図3における左端部から若干右方に寄った位置(ホームポジション)を起点として右方に向けて往動することによりコンタクトガラス31上に載置された原稿の原稿面を走査した後に復動してホームポジションに戻るようになっている。このような読取ユニット40は、原稿面に向けて光を照射する光源ユニット41と、この光源ユニット41からの光の原稿面での反射光を光路に沿うように反射させてCCDユニット50へ導くミラーユニット42とを備えて構成されている。
前記光源ユニット41は、図3における左右方向に向けて正逆走行する正面視で左右方向に長尺の第1走査枠体411と、この第1走査枠体411に支持された、当該第1走査枠体411の走行方向と直交する水平方向に向けて長尺の光源部材(光源)60と、この光源部材60から照射された光の原稿画面からの反射光を図3における左方に向けて反射させる第1ミラー412とを備えている。
前記光源部材60は、所定のフレームに発光ダイオード(LED(light emitting diode))からなる単位LED(点光源)61の複数個が並設されることによって形成されている。かかる複数の単位LED61が一斉に発光されることにより各単位LED61から照射された光がコンタクトガラス31を介して原稿P1の原稿面で反射されるようになされている。そして、原稿P1の原稿面で反射された光源部材60からの光は、第1ミラー412によって図3における左方へ向けて反射されるようになっている。
前記ミラーユニット42は、光源ユニット41の図3における左方に設けられ、左右方向に向けて正逆走行する第2走行枠体421と、この第2走行枠体421に支持された第2ミラー422および第3ミラー423とを備えて構成されている。前記第2走行枠体421は、図3に示すように、正面視で縦長に形成され、上端位置が光源ユニット41の上端位置と略同一レベルに設定されている一方、下端位置が光源ユニット41の下端位置より下方に突出している。前記第2ミラー422は、前記第1ミラー412が反射した光を下方に向けて反射するようになっている一方、前記第3ミラー423は、第2ミラー422の下方で第2ミラー422と対向配置され当該第2ミラー422が反射した光を図3における右方に向けて反射するようになっている。
そして、第3ミラー423が反射した光は、CCDユニット50に入力され、ここで光の信号が電気信号に変換された上で電気信号のアナログ量が画像情報としてのディジタル量に変換されるようになっている。
前記光源ユニット41とミラーユニット42とは、図略の駆動モータや所定のプーリー管に張設された走行ワイヤ等を有する走査枠体駆動機構43の駆動によって互いに連係しながら異なる移動速度で移動するようになっている。具体的には、光源ユニット41は、ミラーユニット42の2倍の速度で移動し、読取ユニット40が図1に実線で示すホームポジションに位置している状態でも、図1に二点鎖線で示す任意の位置に移動した状態でも、第1ミラー412から第2ミラー422および第3ミラー423を介してCCDユニット50へ到達する光路の距離は一定とされ、これによって読取ユニット40がいずれの位置に位置した状態でも原稿面からの反射光が同一条件でCCDユニット50へ入力されるようになっている。
前記CCDユニット50は、複数枚のレンズが組み合わされて形成したレンズユニット51と、このレンズユニット51の図1における右方位置に対向配置されたイメージセンサとして機能するCCD(charge coupled device)52とを備えて構成されている。前記レンズユニット51は、光源部材60からの光の反射光を集光してCCD(イメージセンサ)52に結像させるためのものであり、前記CCD52は、レンズユニット51から入力された光の強弱をディジタル量としての電気信号に変換するものである。
そして、CCD52でディジタル量に変換された原稿の画像情報は、一旦所定の記憶装置に記憶された後、前記画像形成部12の露光装置124へ向けて出力され、露光装置124は、このディジタル情報に基づき感光体ドラム121へ向けて原稿画像に対応した強弱を有する光を照射するようになっている。
そして、本発明においては、光源部材60において複数が並設された単位LED61の内の1つが、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かを検出するための原稿存否検出用LED(原稿存否検出用光源)62とされ、この原稿存否検出用LED62は、電源スイッチ171がオンされた状態で常時点灯するようになされている。
すなわち、原稿存否検出用LED62を除く他の単位LED61は、いずれも原稿マット161が開放姿勢T2に姿勢設定された状態でコンタクトガラス31上に原稿P1が載置され、引き続き原稿マット161が閉止姿勢T1に戻された状態でスタートキー172を押釦操作することにより全てが点灯され、読取ユニット40の移動によって原稿面の走査に供され、走査の完了で消灯されるのであるが、原稿存否検出用LED62については、常時点灯され、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在するのか否かを検出する用に供されている。
本発明においては、かかる原稿存否検出用LED62は、少なくとも光源部材60の長手方向の中央部(図4に一点鎖線で表示)より奥部(原稿マット161の回動中心側(すなわち蝶板部材162が設けられている側)であり、図4に太い点線で示した範囲)に設けられるのであるが、本実施形態においては、図2および図4に示すように、原稿存否検出用LED62は、光源部材60における蝶板部材162が設けられている側の端部から数えて3つ目の単位LED61が原稿存否検出用LED62として採用されている。
従って、常時点灯された原稿存否検出用LED62が照射する光は、原稿マット161が閉止姿勢T1に姿勢設定されているか開放姿勢T2に姿勢設定されているかに拘わらず反射光となり、この反射光は、第1ミラー412,第2ミラー422および第3ミラー423で反射されてCCDユニット50へ入光され、CCD52上に結像されるようになっている。
そして、コンタクトガラス31上に原稿P1が載置されていた場合には、原稿存否検出用LED62からの光は用紙Pの原稿面で反射した反射光になるのに対し、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在しないときには、原稿存否検出用LED62からの光は、原稿マット161の裏面における反射光になったり、原稿マット161が開放されている場合には、ほとんどの光がコンタクトガラス31を透過してしまうため非常に弱い反射光になったりする。従って、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かは、原稿存否検出用LED62が照射する光の反射光をCCD52に入力し、CCD52が変換したこの反射光の強さを示すデジタル値を後述する制御部70が判別することにより、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かを知ることができるようになっている。
そして、本発明においては、画像形成装置10の適所に各種の制御を実行するためのマイクロコンピュータからなる制御部70が採用され、この制御部70の一部がコンタクトガラス31上における原稿P1の存否に基づく制御を行っている。
図5は、原稿P1の存否検出に関する部分を抽出した制御部70の一実施形態を示すブロック図である。図5に示すように、制御部70は、演算処理装置としてのCPU(central processing unit)71と、このCPU71に付設された読み取り専用の記憶装置であるROM(read only memory)72と、CPU71に付設された読み書き自在の記憶装置であるRAM(random access memory)73とを備えた基本構成を有している。
前記ROM72は、CPU71を動作させるプログラムや不変データ等を記憶するものであるのに対し、前記RAM73は、制御動作において用いられるデータを一時的に書き込んだり読み出したりする領域として使用されるものである。
前記CPU71は、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かを判別する原稿存否判別部711と、この原稿存否判別部711が原稿P1の存在を判別した状態で当該原稿P1のサイズを判別する原稿サイズ判別部712と、これら原稿存否判別部711および原稿サイズ判別部712からの指令信号に基づき所定の機器に向けて制御信号を出力する制御信号出力部713とを備えている。
前記原稿存否判別部711には、原稿存否検出用LED62が照射した光の用紙Pからの反射光がCCD52に入力されることにより、当該CCD52が変換した原稿P1の存否に係るデジタルデータ(具体的には明度を示すデジタルデータ(明度データ))が入力されるようになっている。
一方、前記ROM72には、基準明度記憶部721が設けられている。この基準明度記憶部721には、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在している場合の反射光の明度の範囲が記憶されている。そして、原稿存否判別部711は、CCD52からの明度データが入力される度に、当該明度データの値と、前記基準明度記憶部721の記憶している基準明度の値とを比較し、明度データが基準明度の範囲内に入っている場合にはコンタクトガラス31上に原稿P1が存在すると判別する一方、明度データが基準明度の範囲内に入っていない場合にはコンタクトガラス31上に原稿P1が存在しないと判別するようになっている。
かかる原稿存否判別部711は、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在すると判別した場合、その旨を原稿サイズ判別部712へ向けて伝達するとともに、制御信号出力部713に向けて指令信号を出力し、これによって制御信号出力部713が所定の機器を駆動させる(例えばスタートキー172が押釦された後に全単位LED61を点灯させる等の)制御信号を出力するようになっている。
前記原稿サイズ判別部712は、原稿存否判別部711からコンタクトガラス31上に原稿P1が存在する旨の信号が入力されると、制御信号出力部713からの制御信号により全ての単位LED61が点灯されたことを条件としてCCD52から入力された原稿P1のサイズに関するデジタルデータ(サイズデータ)に基づき当該原稿P1のサイズを判別するようになっている。サイズデータは、各単位LED61の反射光の明度に関するものである。
一方、ROM72には、各原稿P1と対応した単位LED61の組み合わせと、原稿P1のサイズの基準データとを対応付けたテーブルを記憶する原稿サイズテーブル記憶部722が設けられている。そして、原稿サイズ判別部712は、CCD52から入力されたサイズデータと、原稿サイズテーブル記憶部722が記憶している原稿P1のサイズの基準データとを比較することによって現にコンタクトガラス31上に載置された原稿P1のサイズを判別するようになっている。
前記制御信号出力部713は、電源スイッチ171やスタートキー172、キャンセルキー173等の押釦操作、原稿存否判別部711および原稿サイズ判別部712からの指令信号等に基づき単位LED61や原稿存否検出用LED62に向けて制御信号を出力し、単位LED61や原稿存否検出用LED62を点灯させるとともに、走査枠体駆動機構43に向けても制御信号を出力し、これを受けた走査枠体駆動機構43の駆動による読取ユニット40の移動で原稿P1の原稿面が走査されるようになっている。
以下、このような制御部70による原稿P1の読み取り制御について図6を基に説明する。図6は、制御部70の制御に基づく原稿P1の読み取りを説明するためのフローチャートである。図6に示すように、まず、ステップS1で電源スイッチ171が押釦(オン)されると、制御信号出力部713からの制御信号によって原稿存否検出用LED62が点灯される(ステップS2)。
引き続きステップS20で電源スイッチ171がオフされたか否かが判別され、オフされた場合には直ちに制御が終了される一方、オフされていない場合には、ステップS3に移る。原稿存否検出用LED62の点灯状態は、ステップS20で電源スイッチ171がオフされない限り後述するステップS14で省エネルギーのために当該原稿存否検出用LED62までも消灯するか否かの判別が行われるまで継続される。
そして、ステップS3においてはコンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かが原稿存否判別部711によって判別される。この判別は、原稿存否判別部711がCCD52から入力された前記明度データと、ROM72の基準明度記憶部721に記憶されている基準明度とを火か得することにより行われる。この判別の結果、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在する場合(ステップS3でYES)には、一旦開かれて開放姿勢T2に姿勢設定された原稿マット161が原稿P1を押さえるべく閉じられて開放姿勢T2から閉止姿勢T1に姿勢変更されたか否かが判別される(すなわち、原稿マット開閉センサ163がオンになったか否かが制御信号出力部713によって判別される)。
そして、原稿マット開閉センサ163がオンになっている場合(ステップS4でYES)には、制御信号出力部713からの制御信号が全ての単位LED61へ向けて出力され、これによって全単位LED61が点灯するとともに、この全単位LED61から照射された光の原稿面からの反射光がCCD52に入力され、これによりCCD52から原稿サイズ判別部712へ向けてサイズデータ(現にコンタクトガラス31上に載置されている原稿P1を対象とした各単位LED61の反射光の明度のデータ)が入力される。
このサイズデータが入力された原稿サイズ判別部712は、当該サイズデータとROM72の原稿サイズテーブル記憶部722に記憶されている原稿P1のサイズを決めるテーブルとを比較し、コンタクトガラス31上に載置されている原稿P1のサイズを判別する(ステップS5)。この判別後、全ての単位LED61は一旦消灯される。
引き続きスタートキー172が押釦される(ステップS6でYES)と、制御信号出力部713からの制御信号に基づき全ての単位LED61が点灯された状態で走査枠体駆動機構43が駆動され、これによって読取ユニット40が走行することにより単位LED61から照射される光によって原稿面が走査される(ステップS7)。
これに対し、ステップS4において、原稿マット開閉センサ163がオンされないとき(ステップS4でNO)、すなわち一旦開放された原稿マット161が閉止されないときには、原稿マット161が開放姿勢T2に姿勢設定されたままになっているのであるが、この状態のままでスタートキー172が押釦される(ステップS8でYES)と、原稿マット161が開いたままであるにも拘わらず、全ての単位LED61が点灯されることで原稿P1のサイズが判別され(ステップS9)、引き続きステップS7へ移行して原稿面の走査が実行される。なお、ステップS8でスタートキー172が横行されない(ステップS8でNO)と、ステップS4へ戻される。
また、前記ステップS3でコンタクトガラス31上に用紙Pが存在していない(ステップS3でNO)と判別されたときは、引き続きステップS10でスタートキー172が押釦されたか否かが判別され、押釦されていない場合(ステップS10でNO)にはステップS3へ戻される一方、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在しないにも拘わらずスタートキー172が押釦された場合(ステップS10でYES)、制御信号出力部713からの制御信号によってLCD18に原稿P1がコンタクトガラス31上に存在ことを報知する表示出力が行われる(ステップS11)。
このようにされる理由は、コンタクトガラス31上に用紙Pが存在しないにも拘わらず、誤ってスタートキー172を押釦してしまったような場合、そのまま読取ユニット40が読み取り操作を実行するのは無駄だからである。表示出力の例としては、例えば「原稿が存在しませんが読み取り動作を実行しますか。」というような文章を挙げることができる。
このLCD18による表示出力を視認した上でキャンセルキー173が押釦される(ステップS12でYES)とステップS3へ戻される一方、キャンセルキー173が押釦されず(ステップS12でNO)にスタートキー172が再度押釦される(ステップS13でYES)と、ステップS7へ移行し、コンタクトガラス31に原稿P1が存在しないにも拘わらず読取ユニット40の移動による走査処理が実行される。
ついで、ステップS7における読取ユニット40による原稿P1の原稿面の読み取り走査処理が完了すると、ステップS14において省エネモード選択キー174の押釦による省エネルギーモードが選択されているか否かが判別され、省エネモード選択キー174が押釦されることにより省エネルギーモードが選択されている場合(ステップS14でYES)には、原稿存否検出用LED62が消灯(ステップS15)される。
引き続き、省エネモード選択キー174がもう1度押釦されることにより省エネルギーモードが解消されたか否かが判別され、解消されたとき(ステップS16でYES)にはステップS2へ戻されて原稿存否検出用LED62が点灯された後、つぎの画像読取処理が実行される。
以上詳述したように、本発明に係る光学系ユニット(画像読取装置)20は、コンタクトガラス31上に載置された原稿P1の原稿面を原稿P1の幅方向に向けて複数並設された単位LED61から照射される光でコンタクトガラス31を介して読取ユニット40の移動による光学的な走査によって読み取るものであり、複数の単位LED61の内の1つを原稿P1が存在するか否かを検出する原稿存否検出用LED62として設定し、この原稿存否検出用LED62からのコンタクトガラス31に向けた光の照射によってコンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かを検出するように構成されている。
かかる構成によれば、コンタクトガラス31上に原稿面を向けて原稿P1を載置し、幅方向に複数並設された単位LED61からの光を当該原稿面に照射した状態で読取ユニット40を移動させることにより、単位LED61からの光の照射による走査が行われ、これによって原稿面の原稿情報が光学的に読み取られる。
そして、複数の単位LED61の内の1つを原稿P1が存在するか否かを検出する原稿存否検出用LED62として設定し、この原稿存否検出用LED62からのコンタクトガラス31に向けた光の照射によってコンタクトガラス31上に原稿P1が存在するか否かを検出するようにしているため、従来のように全ての単位LED61が点灯することによって原稿P1の存否を検出していた場合に比較し、1つの原稿存否検出用LED62のみの点灯では眩しさが格段に少なく、従って、オペレータに眩しさによる不快感を与えることがなくなり、画像読取装置を使用する執務環境を快適なものにすることができる。
また、複数の単位LED61の並設方向一端部側に回動中心を有するコンタクトガラス31に対して開閉可能な原稿マット161を設けた上で、原稿存否検出用LED62を複数の単位LED61の中央部のものより原稿マット161の回動中心側に寄った位置に設けているため、原稿マット161を開放した後に当該原稿マット161を閉止するとき、たとえコンタクトガラス上に原稿が存在しない状態で開放されていた原稿マット161が閉止され、これによって原稿存否検出用LED62が点灯しても、当該原稿存否検出用LED62は、複数の単位LED61の中央部のものより原稿マット161の回動中心側に寄った位置、すなわちオペレータからより離間した位置に設けられているため、原稿マット161の陰になって原稿存否検出用LED62からの光がオペレータの目に入ることを有効に防止することができる。
また、複数の単位LED61の全てから照射された光の原稿面での反射光を所定のCCD52に入力することにより原稿面の画像を読み取るように構成され、原稿存否検出用LED62からの光がCCD52に入力されることにより当該CCD52が原稿P1の存否を検出するように構成されているため、原稿画像を読み取るために使用されるCCD52が、原稿P1の存否を検出するセンサとして兼用され、これによって別途専用の原稿存否検出用のセンサを設ける必要がなくなり、その分部品点数を削減することができる。
また、原稿マット161が開放姿勢T2から閉止姿勢T1に姿勢変更されるに際し、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在することが検出されたときのみ複数の単位LED61の全てが点灯するように構成されているため、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在しないときには複数の単位LED61が点灯しないため、単位LED61の無駄な点灯が回避され、その分エネルギーコストの低減化に貢献することができる。
さらに、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在しないことが検出された状態で、原稿画像の読み取りを開始させるためのスタートキー172が押釦された場合、画像の読み取りを実行するか否かを選択し得るように構成されているため、例えば、コンタクトガラス31上に原稿P1が存在しない状態で誤ってスタートキー172が押釦されたような場合、オペレータは、画像の読み取りを実行するか否かを選択することができるため、この段階で誤りに気付くこともあり、エネルギーの無駄遣いを確実に防止することができる。
加えて、必要最小限の保安電力のみが供給された省エネルギーモードにおいては、原稿存否検出用LED62も消灯されるようになされているため、省エネルギーモードにおいて原稿存否検出用LED62が消灯されることにより、さらなるエネルギーコストの低減化に貢献することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、光学系ユニット20が適用される画像形成装置10として複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、光学系ユニット20の適用される画像形成装置が複写機であることに限定されるものではなく、読み取った画像情報を遠隔地に電送するファクシミリ装置や画像情報を読み取ってコンピュータに入力するスキャナー等にも適用することができる。
(2)上記の実施形態においては、光学系ユニット20が適用される画像形成装置10としてカラー印刷用の複写機を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置10がカラー印刷用のものであることに限定されるものではなく、黒色のみを用いたいわゆるモノクロ印刷用のものであってもよい。
本発明に係る画像読取装置が適用された画像形成装置の一実施形態の概要を示す説明図である。 光学系ユニットの一実施形態を示す一部切欠き斜視図である。 図2に示す光学系ユニットの正面断面視の説明図である。 図4は、図2に示す光学系ユニットの平面視の説明図である。 原稿の存否検出に関する部分を抽出した制御部の一実施形態を示すブロック図である。 制御部の制御に基づく原稿の読み取りを説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置 11 装置本体
111 用紙搬送路 112 搬送ローラ対
113 転写ローラ 114 排紙搬送路
12 画像形成部 12C シアン用ユニット
12K ブラック用ユニット 12M マゼンタ用ユニット
12Y イエロー用ユニット 121 感光体ドラム
122 現像装置 123 帯電器
124 露光装置 125 転写ベルト
125a 駆動ローラ 125b 従動ローラ
125c 転写ローラ 126 クリーニング装置
13 定着部 131 定着ローラ
132 加圧ローラ 14 用紙貯留部
141 用紙トレイ 142 ピックアップローラ
15 排紙部 151 胴内排紙トレイ
16 画像読取部 160 外装カバー
161 原稿マット(原稿押さえ部材)
162 蝶板部材 163 原稿マット開閉センサ
17 操作パネル 171 電源スイッチ
172 スタートキー(画像読取開始キー)
173 キャンセルキー 174 省エネモード選択キー
175 テンキー 18 LCD
20 光学系ユニット(画像読取装置)
30 筐体 31 コンタクトガラス
40 読取ユニット 41 光源ユニット
411 第1走査枠体 412 第1ミラー
42 ミラーユニット 421 第2走行枠体
422 第2ミラー 423 ミラー
43 走査枠体駆動機構 51 レンズユニット
52 CCD(イメージセンサ)
60 光源部材(光源) 61 単位LED(点光源)
62 原稿存否検出用LED(原稿存否検出用光源)
70 制御部 71 CPU
711 原稿存否判別部 712 原稿サイズ判別部
713 制御信号出力部 72 ROM
721 基準明度記憶部 722 原稿サイズテーブル記憶部
73 RAM P 用紙
P1 原稿 T1 閉止姿勢
T2 開放姿勢

Claims (6)

  1. コンタクトガラス上に載置された原稿の前記原稿面を、点光源がライン状に配列された光源から照射される光で前記コンタクトガラスを介して光学的に走査することにより読み取る画像読取装置において、
    前記光源に含まれる少なくとも1つの点光源を原稿が存在するか否かを検出する原稿存否検出用光源として設定し、この原稿存否検出用光源からの前記コンタクトガラスに向けた光の照射によってコンタクトガラス上に原稿が存在するか否かを検出するように構成されていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記点光源のライン状配列方向の一端部側に回動中心を有する前記コンタクトガラスに対して開閉可能な原稿押さえ部材が設けられ、前記原稿存否検出用光源は、前記ライン状配列方向の中央部のものより前記回動中心側に寄った位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記点光源の全てから照射された光の原稿面での反射光を所定のイメージセンサに入力することにより原稿面の画像を読み取るように構成され、前記原稿存否検出用光源からの光が前記イメージセンサに入力されることにより当該イメージセンサが原稿の存否を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 前記原稿押さえ部材が開放姿勢から閉止姿勢に姿勢変更されるに際し、前記コンタクトガラス上に原稿が存在することが検出されたときのみ前記点光源の全てが点灯するように構成されていることを特徴とする請求項2または3記載の画像読取装置。
  5. 前記コンタクトガラス上に原稿が存在しないことが検出された状態で、原稿画像の読み取りを開始させるための画像読取開始キーが押釦された場合、画像の読み取りを実行するか否かを選択し得るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 必要最小限の保安電力のみが供給された省エネルギーモードにおいて、前記原稿存否検出用光源は消灯されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像読取装置。
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