明 細 書
ピリ ジルト リアゾール化合物、 その製造法および農園芸用殺菌剤 技術分野:
本発明は、 新規なピリ ジル ト リアゾ一ル化合物、 その製造法および農園芸用殺 菌剤に関する。 背景技術:
農園芸作物の栽培に当り、 作物の病害に対して多数の防除薬剤が使用されてい るが、 その防除効力が不十分であったり、 薬剤耐性の病原菌の出現によりその使 用が制限されたりすることから、 必ずしも満足すべき防除薬とは言い難いものが 少なくない。 かかる欠点が少なく、 環境に悪影響を及ぼさない安全に使用できる 薬剤の出現が強く要請されている。
本発明化合物に関連した化合物を開示したものと して、 特公昭 4 5 — 3 4 3 8 4号公報および C h e m. P h a r m. B u l l . , 2_Q_ 8 9 3 ( 1 9 7 8 ) に、 次の一般式で表される化合物が、 医薬用抗菌作用を示すことが報告されてい る。
(式中、 rは、 アルキル基を表す。 )
しかし、 本発明に含まれる化合物に関しては、 合成例や農園芸用殺菌剤として の有用性についての記載はない。 発明の開示 :
本発明は、 工業的に有利に合成でき、 効果が確実で安全に使用できる農園芸用 殺菌剤となりうる新規なピリ ジルト リァゾ一ル化合物を提供することを目的とす る。
JP98/03085 本発明は、 式 ( 1 )
(式中、 Xは、 シァノ基, ホルミ ル基, ハロゲン原子, C !-e ハロアルキル基, チォカルバモイル基, ヒ ドロキシイ ミ ノ メチル基または C !-6 アルコキシィ ミ ノ メチル基を表す。
Yは、 水素原子, シァノ基, ニ トロ基, ハロゲン原子, d 5アルキル基, C ,-6 アルコキシ基, C i 6 ハロアルキル基, c2 6 アルケニル基, c2 6 ハロア ルケニル基, C2-6 アルキニル基, ジじ ^ アルキルア ミ ノ基, C3-6 シクロア ルキル基, C3 6 シクロアルキルメチル基, 6 アルキルチオ基, アル キルスルフィニル基, C i- 6 アルキルスルホニル基, ヒ ドロキシ C ! -6 アルキル 基, C i-B アルコキシイ ミ ノメチル基または C H アルコキシメチレンアミ ノ基 を表す。
Rは、 水素原子, d— G アルキルカルボニル基, C ! 6 アルキルカルボニルォ キシ C i- 4 アルキル基, d- 6 アルコキシ 4 アルキル基, C i- 6 アルコキシ カルボニル基, アルキルスルホニル基, ジじぃ 6 アルキル力ルバモイル基 , ジ C ,-8 アルキルスルファモイル基, じ 7 - 1 2ァラルキルカルボ二ルォキシじ i - 4 アルキル基, 置換されてもよいベンゾィル基または置換されてもよいべンゾィ ルォキシじ! アルキル基を表す。
nは、 1 4の整数を表す。 )
で表されるピリ ジル ト リ ァゾール化合物またはその塩、 その製造法および農園芸 用殺菌剤である。
Xにおいて、 ハロゲン原子と しては、 フ ッ素, 塩素, 臭素, ヨウ素などが挙げ られる。 ハロアルキル基と しては、 クロロメチル, ジクロロメチル, ジフ ルォロメチル, ト リ クロロメチル, ジフルォロクロロメチル, ト リ フルォロメチ ル, ペンタフルォロェチルなどが挙げられ、 C i-S アルコキシィ ミ ノ メチルと し ては、 メ トキシィ ミ ノ メチル, エ トキシイ ミ ノ メチル, プロボキシィ ミ ノ メチル
T/JP98/03085
, イ ソプロポキシイ ミ ノ メチル, ブトキシィ ミ ノ メチルなどが挙げられる。
Yにおいて、 ハロゲン原子と しては、 フッ素, 塩素, 臭素などが挙げられる。
C , 5アルキル基と しては、 メチル, ェチル, プロピル, イ ソプロピル, プチル
, イ ソプチル, s —プチル, t 一プチル, 1 一ェチルプロピル, n—へキシル, n—才クチル, n—デシル, n— ドデシルなどが挙げられ、 6 アルコキシ基 と しては、 メ トキシ、 エ トキシ、 プロボキシ、 イ ソプロボキシ、 ブ トキシ、 t — ブ トキシなどが、 ハロアルキル基と しては、 クロロメチル, ジクロロメチ ル, ト リ クロロメチル, ト リ フルォロメチル, 1 —フルォロェチル, 1 , 1 —ジ フルォロェチル, ペンタフルォロェチルなどが、 C 2 - 6 アルケニル基と しては、 ビニル, 1 一プロぺニル, 1 —メチルビニル, ァリル, 1 —メチルァリル, 2 — ブテニルなどが、 C 2— 6 ハロアルケニル基と しては、 1 一フルォロビニル, 2 — フルォロビニル, 2 , 2 —ジフルォロビニル, 1 , 2 , 2 — ト リ フルォロビニル などが、 C 2— 6 アルキニル基と しては、 ェチニル、 1 一プロピニル、 2 —プロピ ニルなどが、 ジじ ^ アルキルア ミ ノ基と しては、 ジメチルァ ミ ノ, ジェチルァ ミ ノ, ジプロピルア ミ ノ, ェチルプロピルァミ ノ, ジブチルァ ミ ノなどが、 C 3 - シクロアルキル基と しては、 シクロプロピル, シクロブチル, シクロペンチル
, シクロへキシルなどが、 c 3- 6 シクロアルキルメチル基と しては、 シクロプロ ピルメチル, シクロブチルメチル, シクロペンチルメチル, シクロへキシルメチ ルなどが、 アルキルチオ基と しては、 メチルチオ、 ェチルチオ、 プロピル チォ、 イ ソプロピルチオなどが、 アルキルスルフィ ニル基と しては、 メチ ルスルフィ ニル, ェチルスルフィ ニル, プロピルスルフィニル, イ ソプロピルス ルフィ ニルなどが、 アルキルスルホニル基と しては、 メチルスルホニル, ェチルスルホニル, プロピルスルホニル, イソプロピルスルホニルなどが、 - アルコキシィ ミ ノ メチル基と しては、 メ トキシイ ミ ノ メチル, エ トキシィ ミ ノ メチルなどが、 Cい アルコキシメチレンア ミ ノ基と しては、 メ トキシメチレン ア ミ ノ, エ トキシメチレンア ミ ノなどが挙げられる。
Rにおいて、 C ! - アルキルカルボニル基と しては、 ァセチル, プロピオニル , プチリ ル, イソプチリル, パ'レリルなどが、 アルキルカルボニルォキシ
C 1 - 4 アルキル基と しては、 ァセ トキシメチル, プロピオニルォキシメチル, ブ
チリルォキシメチル, イソプチリルォキシメチル, ビバロイルォキシメチル、 パ' レリルォキシメチル, ァセ トキシェチル, プロピオニルォキシェチル, イソプチ リルォキシェチル, 1 ーァセ トキシェチル, 1 一プロピオニルォキシェチル, 1 一イソプチリルォキシェチル, バレリルォキシェチルなどが、 C i - 6 アルコキシ C アルキル基と しては、 メ トキシメチル, エ トキシメチル, プロポキシメチ ル, イソプロボキシメチル, ブトキシメチル, t —ブトキシメチルなどが、 C , - アルコキシカルボニル基と しては、 メ トキシカルボニル, エ トキシカルボニル
, プロポキシカルボニル, イ ソプロポキシカルボニル, ブトキシカルボニル, t 一ブトキシカルボニルなどが、 C i - S アルキルスルホニル基と しては、 メチルス ルホニル, ェチルスルホニル, プロピルスルホニル, イソプロピルスルホニルな どが、 ジ C i アルキル力ルバモイル基と しては、 ジメチルカルバモイル, ジェ チルカルバモイル, ジプロピル力ルバモイル, ェチルプロピル力ルバモイル, ジ プチルカルバモイルなどが、 ジ e アルキルスルファモイル基と しては、 ジメ チルスルファモイル, ジェチルスルファモイル, ジプロピルスルファモイル, ェ チルプロピルスルファモイル, ジブチルスルファモイルなどが、 C — i ァラルキ ルカルボ二ルォキシ C i アルキル基と しては、 フヱニルァセチルォキシメチル
, フヱニルプロピオニルォキシメチル, フヱニルブチリルォキシメチル, フエ二 ルァセチルォキシェチル, フエニルプロピオニルォキシェチル, フエニルブチリ ルォキシェチル, 1 一フヱニルァセチルォキシェチル, 1 一フエニルプロピオ二 ルォキシェチル, 1 一フエ二ルブチリルォキシェチルなどが挙げられる。
また、 Rにおいて、 置換されてもよいベンゾィル基と しては、 ニ トロ、 ァセチ ルァミ ノ、 ジメチルァミ ノ、 フッ素, 塩素, 臭素などのハロゲン、 メチル, ェチ ルなどの C ! - 4 アルキル、 メ トキシ, エ トキシなどの C i - アルコキシなどで置 換されてもよいベンゾィル基などが挙げられ、 置換されてもよいべンゾィルォキ シ〇ぃ アルキル基と しては、 ニ トロ、 ァセチルァ ミ ノ、 ジメチルァ ミ ノ、 フッ 素, 塩素, 臭素などのハロゲン、 メチル, ェチルなどの c ,—4 アルキル、 メ トキ シ, エ トキシなどの C! アルコキシなどで置換されてもよいベンゾィルォキシ メチル, ベンゾィルォキシェチル, 1 —ベンゾィルォキシェチルなどが挙げられ る。
JP98/0308S なお、 nが 2以上の場合、 Yは、 同一でも相異なっていてもよい。
また、 本発明化合物の塩とは、 農園芸学上許容される塩であれば、 特に制限はな い力 ニッケル, コバル ト, マンガン, 銅, 亜鉛などの遷移金属などの金属塩の 他に、 塩酸, 硫酸などの鉱酸の塩やメ タ ンスルホン酸, p— トルエンスルホン酸 , シユウ酸などの有機酸の塩を例示することができる。
発明を実施するための最良の形態 :
本発明化合物は以下の方法により製造することができる。
(製造法 1 )
本発明化合物のうち、 Xが C ! -G 口アルキル基で、 Rが水素原子の化合物は 次の方法によって製造できる。
( 2 ) ( 3 ) ( 1 一 1 )
(式中、 Υ, nは、 前記と同じ意味を表し、 X1 は、 d— 6 ハロアルキル基を表 す。 )
この方法は、 式 ( 2 ) で表される 2— シァノ ピリ ジン類と式 ( 3 ) で表される ハロアシルヒ ドラジン類とを、 アルコキシ ドの存在下もしく は非存在下、 無溶媒 も し く は不活性溶媒中、 5 0 ~ 2 5 0 °Cで反応させることにより、 式 ( 1 — 1 ) で表される化合物を製造するものである。
反応に用いることのできる有機溶媒と しては、 メ タ ノール, エタノールなどの アルコール類、 テ トラ ヒ ドロフラ ン (TH F) , ジォキサン, ジフエ二ルェ一テ ルなどのエーテル類、 ベンゼン, トルエンなどの芳香族炭化水素類、 ク ロ口ベン ゼン, ジクロロベンゼンなどのハロゲン化芳香族炭化水素類、 ァセ 卜二 ト リル、 N, N—ジメチルホルムア ミ ド ( D M F ) , ジメチルスルホキシ ド ( D M S 0 ) , 酢酸ェチルなどが挙げられる。
使用量は、 化合物 ( 2 ) 1当量に対し、 化合物 ( 3 ) 0. 5〜 4当量、 場合によ
つて 0. 1〜 1 当量のアルコキシ ドを添加することにより、 反応の収率を上げるこ とができる。
アルコキシ ドと しては、 ナ ト リ ウムメチラー ト, ナ ト リ ウムェチラー ト, t 一 ブ トキシカ リ ゥムなどを、 結晶もしく はアルコール溶液の形で使用することがで きる。
(製造法 2 )
式 ( 1 一 1 ) で表される化合物は、 次の方法によっても製造することができる
( 1 一 1 )
(式中、 Y , η , X 1 は、 前記と同じ意味を表す。 )
この方法は、 式 ( 4 ) で表されるハロアルキルア ミ ジン類の塩酸塩などの塩と 、 式 ( 5 ) で表されるピリ ジルカルボニルヒ ドラジン類とを、 一 2 0〜 1 5 0 °C で反応させることにより中間体 ( 6 ) を製造し、 次いでアルカ リの存在下で閉環 させることにより式 ( 1 一 1 ) で表される化合物を製造するものである。
(製造法 3 )
式 ( 1 ) において、 Rが水素原子で、 Xがシァノ基, ヒ ドロキシイ ミ ノ メチル 基または C
6 アルコキシイ ミ ノ メチル基の化合物は、 次式に示す方法により製 造することができる。
(R
NH20H
(式中、 R1 は、 C ,- 6 アルキル基, R2 は、 d— 6 アルキル基を表し、 Y, η は前記と同じ意味を示す。 )
すなわち、 式 ( 1 ) において、 Rが水素原子で、 Xがジアルコキシメチル基の 化合物に、 R2 0 Ν Η 2 で表されるヒ ドロキシア ミ ンあるいはアルコキシア ミ ン を作用させることにより、 Xがヒ ドロキシィ ミ ノ メチル基または d アルコキ シイ ミ ノメチル基の化合物を製造することができる。
また、 Xがヒ ドロキシィ ミ ノ メチル基の化合物に、 酸無水物などの脱水剤を作 用させることにより、 Xがシァノ基である化合物を製造することができる。 (製造法 4 )
式 ( 1 ) において、 Rが水素原子で、 Xが、 ホルミ ル基、 ヒ ドロキシイ ミ ノ メ チル基, C アルコキシイ ミ ノ メチル基またはシァノ基の化合物は、 次に示す 方法によつても製造することができる。
( 1 一 2 )
( 1 3 ) ( 1 一 4 )
( 1 一 5 )
H2S
NEt s一 pyridine
(式中、 R 3 は、 C ! - β アルキル基またはァラルキル基を、 R 2 、 Υ、 ηは前記 と同じ意味を表す。 )
すなわち、 式 ( 1 ) において、 Rが水素原子で、 Xがアルコキシメチル基の化 合物に, H B r —酢酸などを作用させて、 Xがヒ ドロキシメチル基の化合物と し た後、 酸化することにより、 Xがホルミ ル基の化合物を製造することができる。 また、 Xが、 ホルミ ル基の化合物に、 ヒ ドロキシァミ ンを作用させて、 Xが、 ヒ ドロキシイ ミ ノ メチル基の化合物を製造することができ、 このものから、 前述 の製造法 3 と同様にして、 Xが、 シァノ基である化合物を製造することができる
。 これを更に ト リェチルァ ミ ン一ピリ ジンの存在下、 硫化水素と反応させること により、 Xが、 チォカルバモイルである化合物を製造できる。 また、 前述の Xが ホルミ ル基の化合物に、 アルコキシア ミ ン類を反応させることにより、 が、 C
, -6 アルコキシイ ミ ノ メチル基である化合物を製造できる。
(製造法 5 )
式 ( 1 ) において、 Rが水素原子で、 Xが臭素原子の化合物は、 Xが水素原子 の化合物を、 水酸化ナ ト リ ゥムなどの塩基の存在下で臭素と反応させることによ り得ることができる。
また、 式 ( 1 ) において、 Rが水素原子で、 Xが塩素原子またはヨウ素原子の 化合物は、 Xが水素原子の化合物を塩基の存在下、 それぞれ、 塩素, ヨウ素と反 応させて得られる N—ハロゲン化合物を加熱することにより得ることができる。
塩基
(式中、 Y, nは前記と同じ意味を表す。 )
(製造法 6 )
式 ( 1 ) において、 が、 6 アルキルカルボニル基, C i- 6 アルキルカル ボニルォキシ C !- 4 アルキル基, C !- e アルコキシ C !— 4 アルキル基, d- 6 ァ ルコキシカルボニル基, アルキルスルホニル基, ジ。 ^ アルキル力ルバ モイル基, ジ Cい s アルキルスルファモイル基, C7- 12ァラルキルカルボニルォ キシ アルキル基, 置換されてもよいベンゾィル基または置換されてもよい ベンゾィルォキシ C !-4 アルキル基の化合物は、 式 ( 1 一 6 ) で表される Rが水 素原子の化合物と式 ( 7 ) で表されるハロゲン化合物とを、 塩基の存在下に反応
させることにより製造することができる。 この反応では、 通常 ( 1一 A) と ( 1 - B ) の 2種の生成物が得られる。
( 1一 6 ) ( 7 )
( 1 - A) ( 1 一 B)
(式中、 Vは、 ハロゲン原子を表し、 R4 は、 d アルキルカルボニル基, C
!-6 アルキルカルボ二ルォキシ C アルキル基, アルコキシ ァル キル基, C i アルコキシカルボニル基, アルキルスルホニル基, ジじ!- アルキル力ルバモイル基, ジ ^- 6 アルキルスルファモイル基, C7-127ラル キルカルボ二ルォキシ Cぃ4 アルキル基置換されてもよいべンゾィル基または置 換されてもよいベンゾィルォキシ C アルキル基を表し、 X, Υ, nは、 前記 と同じ意味を表す。 )
この反応に使用することのできる塩基と しては、 炭酸カ リ ウム, 炭酸ナ ト リ ウ ムなどの炭酸塩、 水酸化ナ ト リ ウムなどの金属水酸化物、 卜 リエチルァ ミ ン、 ピ リ ジンなどの有機塩基、 ナ ト リ ウムメチラ一 ト, t一ブトキシカ リ ウムなどの金 属アルコキシ ドなどを例示することができる。
また、 用いることができる溶媒としては、 ベンゼン, トルエンなどの芳香族炭 化水素類、 酢酸ェチルなどのエステル類、 ジェチルエーテル, TH Fなどのエー テル類、 クロ口ホルムなどのハロゲン化炭化水素類、 ァセ トニ ト リル、 DMS O 、 DM Fなどが挙げられる。
使用量は、 式 ( 1一 6 ) 1当量に対し、 式 ( 7 ) 0. 5〜 3当量、 塩基 0. 5〜 3 当量が好ま しい。
(製造法 7 )
式 ( 1 ) において、 Yが、 C !— 15アルキル基, C 2— 6 アルケニル基, C 2— e Ύ ルキニル基も しく は C 3-6 シク口アルキル基の化合物は、 次に示す方法によって も製造することができる。
OEt
( 1 - 8 )
(式中、 Xは、 前記と同じ意味を示し、 Wは、 ハロゲン原子を示し、 Y 1 Mは、 金属試剤を表す。 また、 Y1 は、 15アルキル基, C 2-6 アルケニル基, C 2- 6 アルキニル基も しく は C 3-6 シクロアルキル基を表す。 T s は ト シル基を表す o )
この方法は、 式 ( 1 — 7 ) で表される ピリ ジン環上にハロゲン原子を有する化 合物の 卜 リ アゾ一ル環の窒素原子に結合するプロ ト ンを、 1 ーェ トキシェチル基 などの保護基で保護した後、 そのものと式 ( 8 ) で表される金属試剤とを、 所望 により、 適当な金属触媒の存在下に反応させたのち、 さ らに酸性条件下で脱保護 することにより、 式 ( 1 _ 8 ) で表される化合物を製造するものである。
(製造法 8 )
式 ( 1 ) において、 Yが、 d— G アルキルチオ基, d- 6 アルキルスルフィ ニ ル基または 6 アルキルスルホニル基である化合物は、 以下のようにして製造 することができる。
すなわち、 Yが、 フ ッ素原子である化合物に、 塩基の存在下に、 R5 S H (式 中、 R 5 は、 C e アルキル基を表す。 ) で表されるチオール (メルカブタ ン)
を作用させることによって、 Yが、 アルキルチオ基である化合物を製造す ることができる。
この反応に用いられる塩基と しては、 水酸化ナ ト リ ウム, 水酸化力 リ ゥムなど のアル力 リ金属水酸化物、 ナ ト リ ウムメ トキシ ド, ナ ト リ ウムエ トキシ ドなどの 金属アルコキシ ド, 炭酸ナ ト リ ウム, 炭酸カ リ ウムなどの炭酸塩、 水素化ナ ト リ ゥムなどの水素化物、 ト リェチルァミ ン, ジイ ソプロピルェチルァミ ン, 1 , 8 ージァザビシクロ [ 5 . 4 . 0 ] ゥンデ一 7 —セン ( D B U ) , ピリ ジンなどの 有機塩基を例示することができる。
また、 反応に用いられる溶媒と しては、 メ タノール, エタノールなどのアルコ —ル類、 T H F , ジメ トキシェタ ンなどのエーテル類、 D M F , N , N —ジメチ ルァセタ ミ ドなどのアミ ド類、 D M S 0 , ァセ トニ ト リル, ベンゼン, トルエン , キシレンなどを例示することことができる。
さ らに、 Yが d— 6 アルキルチオ基である化合物を酸化することにより、 Yが C ! - 6 アルキルスルフィ ニル基または Cぃ6 アルキルスルホニル基である化合物 を製造することができる。
この酸化反応は、 塩化メチレン, クロ口ホルム, 四塩化炭素などのハロゲン化 炭化水素などの不活性溶媒中、 過酸化水素, 過酢酸, 過安息香酸, m -クロ口過 安息香酸などの過酸、 次亜塩素酸ナ ト リ ウム, 次亜塩素酸力 リ ゥムなどの次亜塩 素酸などの酸化剤を使用して行われる。 反応は、 室温から溶媒の沸点までの温度 範囲で円滑に進行する。
(製造法 9 )
本発明化合物の金属塩は、 前記の式 ( 1 一 6 ) で表される化合物 2当量をァセ ト ン, エタノールなどの有機溶媒に溶解し、 これに 1 当量の金属塩化物などの金 属塩の水溶液またはエタノールなどのアルコール溶液を加えることにより製造す ることができる。 原料となる製造法 1 において使用される 2 —シァノ ピリ ジン類 ( 2 ) は、 置換 ピリ ジン類 ( 9 ) を対応するピリ ジンォキシ ド類に誘導した後、 シァノ化剤を反 応させることにより得ることができる。
(式中、 Υ, nは、 前記と同じ意味を表す。 )
上記シァノ化剤と しては、 例えば、 ト リ メチルシリルサイアナイ ド ( T M S C N ) — ト リエチルァ ミ ン, ジメチルカルバモイルク口 リ ドー N a C N , ジメチル カルバモイルクロ リ ド一 T M S C N , ト リ メチルシリルクロ リ ド ( T M S C 1 ) — N a C N— ト リェチルァ ミ ンなどの組合せを挙げることができる。
また、 製造法 2 において使用される 2 —ピリ ジルカルボニルヒ ドラジン類 ( 5 ) は、 下記スキームに示すように、 2 —シァノ ピリ ジン類を通常の合成化学的手 法によりエステルに変換した後、 ヒ ドラジンと反応させることにより得ることが できる。
2R(
( 5 )
(式中、 R6 は、 低級アルキル基を表し、 Yおよび nは、 前記と同じ意味を表す
' )
式 ( 9 ) で表される置換ピリ ジン類のうち、 Yが、 Cい! 5アルキル基, C 2— c
アルケニル基, C2-6 アルキニル基もしく は C シクロアルキル基の化合物は
、 例えば、 次に示すように、 プロモピリ ジンと式 ( 8 ) で表される金属試剤とを
、 所望により、 適当な金属触媒の存在下に反応させることにより得ることができ る。
(式中、 Υ1 および Μは、 前記と同じ意味を表す。 )
式 ( 9 ) において、 Υが C3 6 シクロアルキルメチル基である化合物は、 次に 示すように、 シァノ ピリ ジンを C3 6 シクロアルキルグリニャール試薬と反応さ せて得られるケ ト ン類を還元することにより得 oることができる。
(式中、 Y2 は、 C3— シクロアルキル基を示し、 Zは、 ハロゲン原子を表す。
) いずれの反応を行った場合も、 反応終了後は通常の後処理を行う ことにより目 的物を得ることができる。 本発明化合物の構造は、 I R、 NMR、 Ma s sスぺ ク トルなどから決定した。
(殺菌剤)
本発明化合物は、 広範囲の種類の糸状菌に対し、 すぐれた殺菌力をもっている ことから、 花卉、 芝、 牧草を含む農園芸作物の栽培に際し発生する種々の病害の 防除に使用することができる。 例えば、
ィ不 レ■>もち病 (Pyr icularia oryzae)
紋枯病 (Rhizo— ct— onia— solani)
馬鹿苗病 (Gibberel la fuj ikuroi) ごま葉枯病 (Cochl iobolus miyabeanus)
ォォムギ 褐黒穂病 (Ustilago nuda)
コムギ 赤かび病 (Gibberella zeae)
赤さび病 (Puccini_a recon_d i ta)_
眼紋病 (Pseudocercosporel la herpotrichoides) ふ枯病 (し eptosphaeria nodorum) うどんこ病 (Erys iphe gamin_is f . sp. tritici) 紅色雪腐病 (Monographel la nival is) ジャガイモ 疫病 (Phvtophthora inf estans )
ラ ッカセィ 褐斑病 (Mycosphaere 1 la arachidis)
テンサイ 褐斑病 (Cercosoora bet icola)
キユウ リ ό どんこ病 (Sphaerotheca ful iginea)
菌核丙 (Sclerot inia sclerotiorum)
灰色力ヽび病 (Botrvti cine上 ea)—
ベと病 (Pseudoperonospora cubensis)
トマ ト 葉力ヽび病 (Cladospor ium fulvum)
没丙 (Phvtophthora infestans) ナス 黒枯病 (Corvnespora melongenae)
タマネギ 灰色腐敗病 (Botrytis all ii)
ィチゴ う どんこ病 (Sphaerotheca humu 1 i)
リ ンゴ うどんこ病 (Podosphaera leucotricha)
(Ventur ia inaequa 1 is)
モニリ ア病 (MoniJ inia mal丄)
カキ 炭そ病 (Gloeospor iura kaki)
モモ 灰星病 (Moni 1 inia f ruct icola)
ブ ドゥ うどんこ病 (Uncinula necator
ベと病 (Plasmopara vi t icola)
ナシ 赤星病 (Gymnosporangium as iat icum)
黒斑病 (Alternaria kikuchiana)
チャ 輪斑病 (Pestalot ia t eae)_
炭そ病 (Col letotrichum theae - sinensis)
カ ンキッ そうか病 (El i s inoe f awcett i)
青かび病 (Penici 11 ium ital icum)
西洋シバ 雪腐大粒菌核病 (Sclerotinia borealis)
などの防除に使用することができる。
また、 近年種々の病原菌においてべンズイ ミ ダゾール剤ゃジカルボキシイ ミ ド 剤などに対する耐性が発達し、 それら薬剤の効力不足を生じており、 耐性の病原 菌にも有効な薬剤が望まれている。 本発明化合物は感受性のみならず、 ベンズィ ミ ダゾール剤、 ジカルボキシイ ミ ド剤に耐性の病原菌にも優れた殺菌効果を有す る薬剤である。
適用がより好ま しい病害と しては、 キユウ リの灰色かび病やリ ンゴ黒星病など が挙げられる。
本発明化合物は、 水棲生物が船底、 魚網などの水中接触物に付着するのを防止 するための防汚剤と して使用すること もできる。
また、 本発明化合物を塗料や繊維などに混入させることで、 壁や浴槽、 あるい は靴や衣服の防菌、 防黴剤と して使用すること もできる。
このようにして得られた本発明化合物を実際に施用する際には、 他成分を加え ず純粋な形で使用できる し、 また農薬と して使用する目的で一般の農薬のとり得 る形態、 すなわち、 水和剤, 粒剤, 粉剤, 乳剤, 水溶剤, 懸濁剤, フロアブルな どの形態で使用すること もできる。 添加剤および担体と しては固型剤を目的とす
る場合は、 大豆粒, 小麦粉などの植物性粉末、 珪藻土, 燐灰石, 石こ う, タルク , ベン トナイ ト, パイロフイ ライ ト, ク レイなどの鉱物性微粉末、 安息香酸ソ一 ダ, 尿素, 芒硝などの有機および無機化合物が使用される。 液体の剤型を目的と する場合は、 ケロシン, キシレンおよびソルベン トナフサなどの石油留分、 シク 口へキサン, シクロへキサノ ン, D M F , D M S O , アルコール, アセ ト ン, ト リ クロロエチレン, メチルイソプチルケ ト ン, 鉱物油, 植物油, 水などを溶剤と して使用する。 これらの製剤において均一かつ安定な形態をとるために、 必要な らば界面活性剤を添加すること もできる。 界面活性剤と しては、 特に限定はない が、 例えば、 ポリオキシエチレンが付加したアルキルフエニルエーテル, ポリオ キシェチレンが付加したアルキルエーテル, ポリォキシェチレンが付加した高級 脂肪酸エステル, ポリォキシェチレンが付加したソルビ夕 ン高級脂肪酸エステル , ポリオキシエチレンが付加した 卜 リ スチリルフエ二ルェ一テル等の非イオン性 界面活性剤, ポリォキシェチレンが付加したアルキルフヱ二ルェ一テルの硫酸ェ ステル塩, アルキルベンゼンスルホン酸塩, 高級アルコールの硫酸エステル塩, アルキルナフタ レンスルホン酸塩, ポリ カルボン酸塩, リ グニンスルホン酸塩, アルキルナフタ レンスルホン酸塩のホルムアルデヒ ド縮合物, イソブチレン一無 水マレイ ン酸の共重合物などが挙げられる。 また有効成分量は好ま しく は 0. 0 1 〜 9 0重量%、 より好ま しく は 0. 0 5 ~ 8 5重量%である。 このようにして得ら れた水和剤、 乳剤、 フロアブル剤は水で所定の濃度に希釈して懸濁液あるいは乳 濁液と して、 粉剤、 粒剤はそのまま植物に散布か又は種子に処理する方法等で使 用される。
なお、 本発明化合物は単独でも十分な効力を発揮するが、 各種の殺菌剤、 殺虫 剤、 殺ダニ剤または共力剤の 1種類以上と混合して使用すること もできる。
本発明化合物と混合して使用できる、 殺菌剤, 殺虫剤, 殺ダニ剤, 殺線虫剤, 植物成長調整剤と しては、 以下のようなものが挙げられる。
殺菌剤 :
銅剤 :
塩基性塩化銅、 塩基性硫酸銅等。
硫黄剤 :
5 チウラム, マンネブ, マンコゼブ, ポリ カーバメー ト, プロビネブ, ジラム, ジネブ等。
ポリハロアルキルチオ剤:
キヤブタ ン, ジクロルフルアニ ド, フオルペッ ト等。
有機塩素剤 :
クロロタロニル, フサライ ド等。
有機リ ン剤 :
I B P , E D D P , トルク口ホスメチル, ピラゾホス, ホセチル等。
ベンズィ ミ ダゾール剤 :
チオファネ一 トメチル, べノ ミル, カルベンダジム, チアベンダゾール等。 ジカルボキシィ ミ ド剤 :
ィプロジオン, ビンクロゾリ ン, プロシ ミ ドン, フルオルイ ミ ド等。
力ルポキシァミ ド剤 :
ォキシカルボキシン, メプロニル, フル トラニル, テクロフ夕ラム, ト リ クラ ミ ド, ペンシクロン等。
ァシルァラニン剤 :
メ タラキシル, ォキサジキシル, フララキシル等。
S B I剤 :
ト リアジメホン, ト リアジメ ノール, ビテルタノ一ル, ミ クロブ夕ニル, へキ サコナゾ一ル, プロピコナゾール, ト リ フ ミ ゾール, プロクロラズ, ぺフラゾェ — 卜, フヱナリモル, ピリ フエノ ッ クス, ト リ ホリ ン, フルシラゾール, エタコ ナゾ一ル, ジクロブ トラゾール, フルオ ト リマゾ一ル, フル ト リ アフェン, ペン コナゾ一ル, ジニコナゾール, シプロコナゾール, イマザリル, ト リデモルフ, フェ ンプロピモルフ, プチオベー ト, エポキシコナゾール, メ トコナゾ一ル等。 ァク リル酸系剤 :
ク レソキシムメチル, ァゾキシス トロビン, メ ト ミ ノス トロビン等。
ァニリ ノ ピリ ミ ジン剤 :
アン ドプリ ン, メパニピリ ム, ピリ メ タニル, シプロジニル等。
抗生物質剤 :
ポ リ オキシン, プラス トサイ ジン s, カスガマイ シン, ノ 'リ ダマイ シン, 硫酸 ジヒ ドロス ト レプ 卜マイ シン等。
その他 :
プロパモカルプ塩酸塩, キン トゼン, ヒ ドロキシイ ソォキサゾール, メ タスル ホカルプ, ァニラ ジン, イ ソプロチオラ ン, プロべナゾ一ル, キノ メ チォネー ト , ジチアノ ン, ジノ カブ, ジク ロメ ジン, フヱ リ ムゾン, フルアジナム, ピロキ ロ ン, ト リ シク ラゾール, ォキソ リニッ ク酸, ィ ミ ノ ク タ ジン酢酸塩, シモキザ ニル, ピロール二 ト リ ン, メ タスルホカルプ, ジェ トフヱ ンカルプ, ピナパク リ ル, レシチン, 重曹, フエナ ミ ノ スルフ, ドジン, ジメ トモルフ, フエナジンォ キシ ド, カルプロパ ミ ド, フルスルフ ア ミ ド, フ リ ジォキソニル, フ ァモキサ ド ン等。
殺虫 · 殺ダニ剤 :
有機燐およびカーバメ一卜系殺虫剤 :
フェ ンチオン, フエニ ト ロチオン, ダイアジノ ン, ク ロルピリ ホス, E S P , パ'ミ ドチオン, フェ ン トエー 卜, ジメ トェ一 卜, ホルモチオン, マラソ ン, ト リ ク ロルホン, チオメ ト ン, ホスメ ッ ト, ジク ロルボス, ァセフ ヱ 一 ト, E P B P , メ チルパラチオン, ォキシジメ ト ンメ チル, ェチオン, サ リ チオン, シァノ ホ ス, イ ソキサチオ ン, ピリ ダフヱ ンチオン, ホサロ ン, メチダチオン, スルプロ ホス, ク ロルフェ ンビンホス, テ トラ ク ロルビンホス, ジメ チルビンホス, プロ パホス, イ ソフェ ンホス, ェチルチオメ ト ン, プロフヱ ノ ホス, ピラ ク ロホス, モノ ク ロ トホス, ァジンホスメ チル, アルディ カルブ, メ ソ ミ ル, チォジカルプ , カルボフラ ン, カルボスルフ ァ ン, ベンフラカルブ, フラチォカルプ, プロボ キスル, B P M C , M T M C , M I P C , 力ルバリ ル, ピリ ミ カーブ, ェチオフ ェ ンカルプ, フヱ ノ キシカルブ等。
ピレスロイ ド系殺虫剤 :
ペルメ ト リ ン, シペルメ ト リ ン, デルタ メ ス リ ン, フェ ンバレ レー ト, フェ ン プロ ノ ト リ ン, ピレ ト リ ン, ア レス リ ン, テ 卜ラメ ス リ ン, レスメ ト リ ン, ジメ ス リ ン, プロパス リ ン, フヱ ノ ト リ ン, プロ ト リ ン, フルバリ ネー ト, シフル ト リ ン, シノヽロ ト リ ン, フルシ ト リ ネー ト, エ ト フェ ンプロクス, シク ロプロ ト リ
ン, ト ロラメ 卜 リ ン, シラフルォフェ ン, プロフェ ンプロクス, ァク リ ナス リ等
ベンゾィルゥ レア系その他の殺虫剤 :
ジフルべンズロン, ク ロルフルァズロ ン, へキサフルムロ ン, ト リ フルムロ ン , テ トラべンズロ ン, フルフエノ クスロ ン, フルシク ロクスロ ン, ププロフエ ジ ン, ピリ プロキシフェ ン, メ 卜プレン, ベンゾェピン, ジァフヱ ンチウロ ン, ァ セ夕 ミ プソ ド, イ ミ ダク ロプリ ド, 二テンビラム, フィ プロニル, 硫酸ニコチン , ロテノ ン, カルタ ッ プ, チオシク ラム, ベンスルタ ップ, メ タアルデヒ ド, 機 械油, B Tや昆虫病原ウィルスなどの微生物農薬等。
殺線虫剤 :
フエナ ミ ホス, ホスチアゼー ト等。
殺ダニ剤 :
ク ロルべンジレー ト, フエ二ソブロモレ一 卜, ジコホル, ア ミ トラズ, B P P S , ベンゾメ ー ト, へキシチアゾクス, 酸化フェ ンブタスズ, ポ リ ナクチン, キ ノ メ チォネー ト, C P C B S, テ ト ラ ジホン, アベルメ クチン, ミ ルべメ クチン , ク ロフエ ンテジン, シへキサチン, ピリ グベン, フェ ンピロキシメ ー ト, テブ フェ ンビラ ド, ピリ ミ ジフェ ン, フエ ノチォカルプ, ジエノ ク ロル等。
植物成長調整剤 :
ジベレ リ ン類 (例えばジベレ リ ン A3 , ジベレ リ ン A4 , ジベレ リ ン A7 ) , I A A, N A A。 次に参考例、 実施例を挙げ、 本発明化合物を更に詳細に説明する。
参考例 1
N 2 — ピコ リ ノ ィル ト リ フルォロアセ トア ミ ドラゾンの合成
〇 + CFsCNH2 · HC1
、N - C0NHNH2 NH
ピコ リ ノ ィルヒ ドラ ジン 2 0 6 g (0. 0 1 5モル) をェタ ノ ル 5 0 m 1 に
溶解し、 ト リ フルォロアセ トア ミ ジン塩酸塩 2. 3 4 g (0. 0 1 6モル) を加え 、 一昼夜攪拌した後、 溶媒を減圧留去し、 残渣をェ一テル洗浄することにより、 目的物の粗製物 3. 8 1 を得た。
実施例 1
5— ( 2—ピリ ジル) 一 3— ト リ フルォロメチルー 1, 2 , 4 — 卜 リ アゾール (化合物番号 1 ) の合成
参考例 1 により得られた粗製物 3. 8 1 gに、 3規定水酸化ナ ト リ ウム水溶液 8 0 m l を加え、 1時間加熱還流した。 冷却後、 塩酸を加え、 中和した後、 エー テル抽出した。 エーテル抽出液を無水硫酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮し、 得られた残渣を n—へキサンで洗浄することにより、 目的物 2. 1 0 gを得た。 収率 6 8 %、 m. p . 1 5 5 - 1 5 7 °C
実施例 2
5— ( 5—シクロプロピル一 2— ピリ ジル) 一 3— ト リ フルォロメチルー 1 , 2 , 4 — ト リ アゾール (化合物番号 7 ) の合成
CHsONa
O I + CFsCNHNH2 H20
、 N 0
5—シクロプロピル一 2—シァノ ピリ ジン 0. 7 1 g (4. 9 mm 0 1 ) 、 およ び 卜 リ フルォロアセチルヒ ドラジン水和物 0. 7 2 g (4. 9 mm o l ) をェタノ
—ル 1 0 m l に加え、 2 8 %ナ ト リ ウムメチラ一 トメ タノール溶液 0. 2 8 gを 滴下し、 1時間加熱還流した。 そのまま、 溶媒を留去し、 内温を 1 3 0 °Cに保ち
、 一昼夜加熱した。 冷却後、 水とクロ口ホルムを加え、 分液し、 クロ口ホルム層 を無水硫酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリ カゲル力
ラムクロマ トグラフィ ー (クロ口ホルムノ酢酸ェチル == 9 / 1 ) にて精製し、 目 的物 0. 2 8 gを得た。 収率 2 2 %、 m. p . 1 9 8 — 1 9 9 °C
実施例 3
5 - ( 5 — n—へキシル一 2 — ピリ ジル) 一 3 — ト リ フルォロメチルー 1 , 2 , 4 — ト リ ァゾール (化合物番号 1 1 9 ) の合成
5 — n—へキシルー 2 —シァノ ピリ ジン 1. 7 0 g (9. 0 mm 0 1 ) と ト リ フ ルォロアセチルヒ ドラジン 2. 3 0 g ( 15. 7 mm o 1 ) とをフラスコに仕込み 、 無溶媒で、 1 5 0 °Cで一昼夜加熱した。 冷却後、 反応混合物をクロ口ホルムに 溶解し、 水洗、 脱水後、 減圧濃縮した。 残渣をシリ カゲルカラムクロマ トグラフ ィ一 (クロ口ホルム Z酢酸ェチル = 1 9 / 1 ) で精製し、 目的化合物 0. 9 3 g を得た。 収率 3 5 %、 m. p . 1 5 2 - 1 5 3 °C
実施例 4
5 — ( 3 —ブロモ— 2 —ピリ ジル) — 3 — ト リ フルォロメチル一 1 , 2, 4 — ト リ ァゾール (化合物番号 3 ) の合成
3 —プロモー 2 —シァノ ピリ ジン 3. 0 9 g ( 16. 9 m m 0 1 ) 、 ト リ フルォ ロアセチルヒ ドラジン水和物 7. 3 8 g ( 50. 5 mm o 1 ) をエタノール 3 0 m
1 に加え、 2 8 %ナ ト リ ウムメチラ一 トメ 夕ノール溶液 0. 9 8 gを滴下し、 1 時間加熱還流した。 そのまま、 溶媒を留去し、 内温 1 5 0 °Cで二昼夜加熱した。 冷却後、 反応液に、 水とクロ口ホルムを加え、 分液し、 クロ口ホルム層を無水硫 酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリ カゲルカラムクロ
マ トグラフィ 一 (クロ口ホルム/酢酸ェチル = 9 1 ) にて精製し、 目的化合物 1 . 7 4 gを得た。 収率 3 5 %、 m . p . 1 2 9 - 1 3 0 °C
参考例 2
3 — ( 3 —ブロモ一 2 —ピリ ジル) 一 1 一 ( 1 一エ トキシェチル) 一 5 — ト リ フルォロメチル— 1 , 2, 4 一 ト リァゾールの合成
実施例 3で得た ト リァゾ一ル化合物 1 . 7 3 g ( 5. 9 m m 0 1 ) とェチルビ二 ルェ一テル 2 . 0 6 g、 およびピリ ジニゥム p — トルエンスルホネー ト 0 . 0 5 gをクロ口ホルム 2 5 m 1 に加え、 2時間加熱還流した。 ェチルビニルエーテル を 1 g追加し、 さ らに、 1時間加熱還流した。 冷却後、 水を加え、 分液し、 クロ 口ホルム層をシリ カゲルを通し、 濾過することにより原点物質を除去し、 目的の 粗製物 3 . 0 8 gを得た。
参考例 3
1 - ( 1 ーェ トキシェチル) 一 3 — [ 3 — ( 2 — ト リ メチルシリルェチニル) — 2 — ピリ ジル] — 5 — ト リ フルォロメチル— 1 , 2, 4 ー ト リ アゾールの合成
参考例 2で得た ト リァゾ一ル化合物 3 . 0 8 gと ト リ メチルシリルアセチレン 1 . 0 8 2、 沃化第ー銅 0 . 1 7 g、 および塩化ビス ト リ フエニルホスフィ ンパ ラジウム 0 . 3 0 gを ト リェチルア ミ ン 3 0 m l に加え、 2時間加熱還流した。 冷却後、 卜 リ メチルシリルアセチレン 0 . 8 gを追加し、 さ らに、 2時間加熱還 流した。 反応終了後、 反応液に、 水と クロ口ホルムを加え、 セライ ト濾過した後
、 分液した。 クロ口ホルム層をシリ カゲルを通し、 濾過することにより原点物質 を除去し、 粗製の目的物 2. 3 0 gを得た。
参考例 4
1 — ( 1 —エ トキシェチル) 一 3 — ( 3 —ェチニル _ 2 —ピリ ジル) 一 5 — 卜 リ フルォロメチル— 1 , 2 , 4 — ト リァゾールの合成
参考例 3で得た粗製の ト リ アゾ一ル化合物 2. 3 0 gをメ タノール 2 0 m l に 溶解し、 無水炭酸カ リ ウム 0. 1 4 gを添加した。 室温で 3時間攪拌した後、 メ 夕ノールを減圧留去し、 水とクロ口ホルムを加え、 分液した。 クロ口ホルム層を 無水硫酸マグネシウムで脱水した後、 減圧濃縮し、 得られた残渣をシリ カゲル力 ラムクロマ トグラフィ 一にて精製することにより、 目的の化合物 0. 4 5 gを得 た。
Ή - NMR ( C D C 1 a , <5 p p m) : 1.03(3H, t), 1.82(3H, d), 3.32(2H, q), 3.37 (1H, s), 5.91 (1H, q), 7.46(1H, dd), 8.02 (1H, d), 8.72 (1H, d)
実施例 4
3 — ( 3 —ェチニルー 2 —ピリ ジル) 一 5 — ト リ フルォロメチル— 1 , 2 , 4 一 卜 リ ァゾ—ル (化合物番号 8 ) の合成
参考例 4で得た ト リァゾ一ル化合物 0. 4 5 g (l. 4 5 mm o l ) をメ タノー ル 5 m l に溶解し、 2規定塩酸 0. 4 m 1 を加え、 一夜放置した。 反応液を減圧 濃縮し、 残留物に水とクロ口ホルムを加え、 分液後、 脱水濃縮し、 得られた残留
TJP98/03085 物をシリ カゲルカラムクロマ トグラフィ ーにて精製し、 目的化合物 0. 2 0 gを 得た。 収率 5 8 %、 m . p . 1 0 1 - 1 0 3 °C
参考例 5
5— ( 3, 5 —ジメチルー 2 —ピリ ジル) 一 1, 2 , 4 — ト リアゾールの合成
〇 + HC0NHNH2
3 , 5—ジメチルー 2—シァノ ピリ ジン 5. 8 6 g ( 44. 4 mm 0 1 ) とホル ミ ルヒ ドラジン 5. 3 3 g ( 88. 8 mm 0 1 ) とをエタノール 2 0 m l に加えた 後、 室温で 2 8 %ナ ト リ ウムメチラ一 トメ タノ一ル溶液 2. 5 7 gを滴下した。 反応液を加熱し、 ェタノ一ルを常圧で留去した後、 内温 1 4 0— 1 5 0でで、 一 昼夜加熱した。 冷却後、 水とクロ口ホルムを加え、 分液し、 クロ口ホルム層を無 水硫酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリ カゲルカラム クロマ トグラフィ ー (クロロホルム Zエタノール = 2 0 / 1 ) にて精製し、 目的 物 3. 6 0 gを得た。 収率 4 7 %、 m. p. 1 6 5— 1 6 7 °C
実施例 5
3—ブロモ一 5— ( 3, 5—ジメチル一 2— ピリ ジル) 一 1 , 2, 4 一 卜 リ ア ゾール (化合物番号 4 6 ) の合成
5— ( 3, 5—ジメチルー 2— ピリ ジル) — 1 , 2 , 4 — 卜 リ アゾール 3. 5 8 g ( 20. 6 mm 0 1 ) を水 4 0 m 1 に懸濁させ、 水酸化ナ ト リ ウム 0. 9 1 g ( 22. 7 mm 0 1 ) を水 5 m 1 に溶解した液を滴下した。 3 0分攪拌した後、 室 温で、 臭素 3. 2 9 g ( 20. 6 mm o 1 ) を滴下し、 そのまま 1時間攪拌した。 反応混合物にクロ口ホルムを加え、 分液し、 クロ口ホルム層を、 亜硫酸水素ナ ト リ ウム水溶液で洗浄した後、 無水硫酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮した。 得
られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマ トグラフィ ー (クロ口ホルム/酢酸ェチル
= 4 / 1 ) にて精製し、 目的化合物 2. 8 0 gを得た。 収率 5 4 %、 m. p . 2 0 1 - 2 0 2 °C
実施例 6
3 —クロロー 5 — ( 3 , 5 —ジメチル一 2 —ピリ ジル) 一 1 , 2, 4 — ト リァ ゾール (化合物番号 4 7 ) の合成
5 — ( 3, 5 —ジメチルー 2 —ピリ ジル) 一 1 , 2, 4 ー ト リ アゾール 0. 6 7 g (3. 8 5 mm 0 1 ) を水 3 m 1 に懸濁させ、 次亜塩素酸ナ ト リ ゥム水溶液 ( 活性塩素 5 %) 2. 7 3 gを滴下し、 一昼夜、 室温で攪拌した。 反応混合物にク ロロホルムを加え、 抽出し、 無水硫酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮し、 N— クロル化された化合物と回収原料を含む粗製物 0. 4 2 gを得た。 この粗製物を 無溶媒で、 1 6 0 — 1 7 0 °Cで 2時間加熱し、 冷却後、 シリ カゲルカラムクロマ 卜グラフィ 一 (クロ口ホルム Zエタノール = 2 0 / 1 ) にて精製し、 目的化合物 0. 1 7 gを得た。 収率 2 1 %、 m. p . 2 0 7 - 2 0 8 °C
実施例 6 と同様の方法で、 3 -ョー ド誘導体 (化合物番号 1 2 3 ) も合成でき る。
参考例 6
5 — ( 3 , 5 —ジメチルー 2 ピリ ジル) 一 3 —メ トキシメチル一 1 , 2 , 4 — ト リァゾールの合成
3 , 5 —ジメチルー 2 —シァノ ピリ ジン 7. 4 0 g ( 56. 3 mm o l ) 、 2 8 %ナ ト リ ウムメチラー ト 3. 2 g、 およびメ トキシァセチルヒ ドラジン 1 1. 7 g ( 1 1 2. 5 mm 0 1 ) をメ タノール 3 O m l に溶解し、 1時間加熱還流した。 メ タノ一ルを常圧で留去し、 残留を 1 5 0 で、 一昼夜加熱した。 冷却後、 ク口 口ホルム、 水およびセライ トを加え、 濾過し、 クロ口ホルム層を無水硫酸マグ ネシゥムで脱水し、 減圧濃縮した。 得られた残渣をエーテルで洗浄し、 目的物 5 . 3 0 gを得た。 収率 4 3 %、 m. p . 9 6 — 9 7 °C
参考例 7
3 — ヒ ドロキシメチルー 5 _ ( 3 , 5 —ジメチルー 2 — ピリ ジル) 一 1, 2 , 4 — ト リ アゾールの合成
CH
5 — ( 3 , 5 —ジメチル一 2 —ピリ ジル) 一 3 —メ トキシメチル一 1, 2, 4
— ト リ ァゾ一ル 5. 3 0 g ( 24. 3 mm 0 1 ) を、 2 5 %臭化水素酸の酢酸溶液
4 7. 3 gに加え、 6 0 °Cで 8時間攪拌した。 溶媒を減圧留去し、 水を加え、 p
Hを 7 に調整した後、 クロ口ホルムで抽出し、 粗製の 3 —ァセ トキシメチルー 5 一 ( 3, 5 —ジメチルー 2 —ピリ ジル) 一 1 , 2 , 4 — ト リ ァゾ一ル 4. 7 0 g
CT/JP98/03085 を得た。 この粗製物 4. 7 0 gをメ タノール 4 0 m l に溶解し、 室温で、 水酸化 ナ ト リ ウム 1. 9 0 gを水 2 5 m l に溶解した液を滴下した。 室温で、 一昼夜、 攪拌した後、 希塩酸で中和し、 析出した結晶を濾過した。 結晶は、 シリ カゲル力 ラムク ロマ ト グラフィ ー (ク ロ口ホルム メ タノール = 1 9 / 1 ) で精製し、 目 的物 1. 7 7 gを得た。 収率 3 6 %
1H— NMR (C D C 1 3 , (5 p p m) : 2.35 (3H, s), 2.67 (3H, s), 4.78 (2H, s), 7 • 43(1H, s), 8.32(1H, s)
実施例 7
5— ( 3 , 5—ジメ チルー 2— ピリ ジル) 一 3 _ホルミ ル一 1 , 2, 4 一 ト リ ァゾール (化合物番号 1 5 4 ) の合成
3— ヒ ドロキシメ チル _ 5— ( 3 , 5— ジメ チルー 2— ピリ ジル) _ 1, 2, 4 一 ト リ ァゾ一ル 1. 7 7 g (8. 7 mm 0 1 ) 、 ベンゼン 1 8 0 m l、 DMS 0 3 0 m 1、 および活性二酸化マンガン 2. 3 0 ( 2 6 mm o 1 ) を仕込み、 5時 間加熱還流した。 冷却後、 反応液にセラィ トを加え、 濾過し、 濾液を減圧濃縮し 、 ベンゼンを留去し、 目的物の DMS 0溶液を得た。 このうち一部を水—クロ口 ホルムで分液、 濃縮するこ とにより、 結晶と して目的物を得た。 m. p. 1 7 6 - 1 7 8 °C
実施例 8
5 — ( 3 , 5 —ジメ チルー 2 — ピリ ジル) 一 3 — ヒ ドロキシィ ミ ノ メ チル _ 1 , 2 , 4 — ト リァゾール (化合物番号 5 5 ) の合成
実施例 7で得られた粗製の DM S 0溶液をエタノール 8 0 m 1 に加え、 さ らに ヒ ドロキシルァ ミ ン塩酸塩 1. 2 0 g ( 17. 4 mm o l ) および ト リェチルア ミ ン 1. 9 O gを加え、 1 時間加熱還流した。 次いで、 溶媒を減圧留去し、 水—ク ロロホルムを加え、 水層を p H 7 に調整し、 分液した。 クロ口ホルム層を脱水濃 縮し、 さ らに、 真空ポンプを用い、 DM S 0を完全に除去した。 残渣をエーテル 洗浄し、 結晶と して目的物 1. 3 2 gを得た。 収率 7 0 %、 m. p . 2 3 4 — 2 3 6 °C
実施例 9
3 — シァノ 一 5 — ( 3, 5 _ジメ チルー 2 — ピリ ジル) 一 1 , 2 , 4 — 卜 リ ア ゾール (化合物番号 5 2 ) の合成
5 - ( 3, 5 — ジメ チルー 2 — ピリ ジル) 一 3 — ヒ ドロキシィ ミ ノ メ チル一 1 , 2, 4 ー ト リ アゾール 1. 3 2 g ( 6. 1 m m 0 1 ) を無水酢酸 3. 1 gに加え 、 1 4 0 °Cで 2時間加熱した。 冷却後、 トルエンを加え、 溶媒留去を二回繰り返 し行い、 得られた結晶をエーテルで洗浄し、 目的物 0. 8 0 gを得た。 収率 6 6 %、 m. p . 2 4 3 - 2 4 4 °C
実施例 1 0
1 — ジメ チルスルフ ァモイルー 5 — ( 3 , 5 — ジメ チルー 2 — ピリ ジル) 一 3
— ト リ フルォロメチルー 1, 2 , 4— ト リ ァゾール (化合物番号 1 7 9 ) と 1 一 ジメチルスルファモイル— 3— ( 3, 5—ジメチルー 2—ピリ ジル) — 5— ト リ フルォロメチルー 1 , 2 , 4— ト リァゾール (化合物番号 1 8 0 ) の合成
5 - ( 3 , 5—ジメチル _ 2 —ピリ ジル) 一 3— ト リ フルォロメチル一 1 , 2 , 4— ト リァゾ一ル 0. 5 g (2. 1 mm 0 1 ) 、 炭酸力 リ ウム 0. 4 3 g (3. 1 mm 0 1 ) 、 ァセ トニ ト リル 5 m lを仕込み、 0 °Cにて、 ジメチルスルファモイ ルクロ リ ド 0. 4 5 g (3. 1 mm 0 1 ) を加え、 1時間加熱還流した。 冷却後、 水—クロ口ホルムで分液し、 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシゥムで脱水後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマ トグラフィ ー (酢酸ェチ ルノ n—へキサン- 1 Z 1 ) にて精製し、 目的化合物 ( a ) 0. 6 2 g, 収率 8 7. 5 m. p. 1 0 1 — 1 0 3 t;、 ( b ) 0. 1 0 g, 収率 1 2. 5 %, n D 23· ° 1. 5 0 8 8を得た。
実施例 1 1
1 —ァセ トキシメチル一 5— ( 3, 5—ジメチル一 2—ピリ ジル) 一 3— ト リ フルォロメチル— 1 , 2, 4 ー ト リ アゾール (化合物番号 1 7 5 ) の合成
5— ( 3 , 5—ジメチル一 2 —ピリ ジル) 一 3 — ト リ フルォロメチル一 1, 2 , 4 一 ト リ ァゾ一ル 0. 5 g (2. 1 mm o 1 ) 、 炭酸力 リ ウム 0. 7 2 g (5. 2 mm 0 1 ) 、 ァセ トニ ト リル 5 m l を仕込み、 0 °Cにて、 酢酸クロロメチル 0. 5 6 g (5. 2 mm 0 1 ) を加え、 1時間加熱還流した。 冷却後、 水一クロ口ホル ムで分液し、 クロ口ホルム層を無水硫酸マグネシウムで脱水後、 減圧濃縮した。 得られた残渣をシリ 力ゲルカラムクロマ トグラフィ ー (酢酸ェチル /クロロホル ム = 1ノ 9 ) にて精製し、 目的化合物 0. 5 2 gを得た。 収率 7 8. 5 n 1. 4 9 1 5 上記実施例を含め、 本発明化合物の代表例を第 1表に示す。
なお、 表中の略号はそれぞれ以下の意味を示す。
M e : メチル基、 E t : ェチル基、 P r : プロピル基、 B u : ブチル基、 P h フエニル基、 n : ノノレマル、 i : イ ソ、 t : タ一シャ リ 一
* [ ] 融点 °cを示す。 以下同様。
JP98/03085 第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位 置
20 CF3 5-cyclopropyl H 1位
methyl
21 CF3 5-C1 H 1位
22 CF3 3-F H 1位
23 CF3 5-F H 1位
24 CF3 3-OMe H 1位 [168-174 ]
25 CF3 5-OMe H 1位 [206-208 ]
26 CF3 5-OEt H 1位
27 CF3 3-SMe H 1位 [205-206 ]
28 CF3 5-SMe H 1位
29 CF3 5-SEt H 1位
30 CF3 3 - N (Me) 2 H 1位
31 CF3 5 - N (Me) 2 H 1位 [250以上]
32 CF3 3-CN H 1位
33 CF3 5-CN H 1位
34 CF3 4 - Me H 1位
35 CF3 6 - Me H 1位
36 CF3 4 - CI H 1位
37 CF3 6 - CI H 1位
38 CF3 3, 5 - (Et) 2 H 1位 [143-145 ]
39 CF3 3, 5-(CH=CH2) 2 H 1位 [154-156 ]
40 CF3 3, 5- (C≡CH) 2 H 1位 [135-137 ]
41 CF3 3, 5- (cycloprop H 1位 [150-151 ]
yl) 2
1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号
42 3, 5-cl2 H 1位 [217-221 1
43 CF3 3 5-Br2 H 1位 [158-1591
44 Br 5-Et H 1位
45 Br 3 - CI H 1位
46 Br 3, 5- (Me) 2 H 1位 [201-202 ]
47 CI 3, 5- (Me) 9 H 1位 [207-2081
48 CI 5-Et H 1位
4 *t9 5-Et H 1位
50 CN 5-Et H 1位 [180-183 ]
51 CN 3-Br H 1位 [175-180 ]
52 CN 3, 5- (Me) 2 H 1位 [243-244 ]
53 CH=N0H 5-Et H 1位
54 *i CH=N0H 3 - CI H 1位
CH=N0H 3 - (Me) 9 H 1位 厂 234 - 2361
56 CH=N0Me 5-Et H 1位 [110-113 ]
57 3, 5- (Me) 2 Cu(II)塩 [240以上]
58 CF3 3, 5- (Me) 2 Ni(II)塩 [240以上]
59 3 5- (Me) 2 Fe(II)塩
60 CF3 3 5- (Me) 2 Zn(II)塩
61 CF3 3, 5- (Me) 2 Mn(II)塩
62 CF3 3, 5- (Me) 2 Sn(II)塩
63 CF3 3, 5- (Me) 2 H 塩酸塩
64 CF3 3 5 - (Me) 2 H !タンスルホン酸塩
(つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位
65 CF3 3, 5- (Me) H p -トル ンスルホン酸塩
66 CF3 3, 5- (Me) H シュ碰塩
67 CF3 H CH20Et 1位 [ 67- 69 ]
68 CF3 H CH20Et 2位 [ 42- 43 ]
69 CF3 5-Et CH2OC(=0) e 1位
70 CF3 5-Et CH20C(=0)Me 2位
71 CF3 5-cyclopropyl CH20C(=0)Et 1位
72 CF3 5-cyclopropyl CH20C(=0)Et 2位
73 CF3 3, 5- (Me) COMe 1位
74 CF3 3, 5- (Me) COMe 2位
75 CF3 3, 5- (Me) C02Et 1位
76 CF3 3, 5- (Me) C02Et 2位
77 CF3 3, 5- (Me) a S02Me 1位
78 CF3 3, 5- (Me) S02Me 2位
79 CF3 3, 5- (Me) COPh 1位
80 CF3 3, 5- (Me) COPh 2位
81 CF3 3, 5- (Me) C0-4-Cl-Ph 1位
82 CF3 3, 5- (Me) C0-4-Cl-Ph 2位
83 CF3 3, 5- (Me) 2 C0-4- e-Ph 1位
84 CF3 3, 5- (Me) CO - 4- Me - Ph 2位
85 CF3 3, 5- (Me) C0-4-0Me-Ph 1位
86 CF3 3, 5- (Me) C0-4-0Me-Ph 2位
87 CFs 3, 5- (Me) C0-4-N02-Ph 1位
5 第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位 置
88 CF3 3, 5- (Me) 2 C0-4-N02-Ph 2位
89 CF3 5-Et CH20C(=0)Ph 1位
90 CF3 5-Et CH20C(=0)Ph 2位
91 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-Cl-Ph 1位
92 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-Cl-Ph 2位
93 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-Me-Ph 1位
94 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-Me-Ph 2位
95 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-0Me-Ph 1位
96 CF3 5-Et CH20C(-0)-4-0Me-Ph 2位
97 CF3 5-Et CH20C(=0) -4-N02-Ph 1位
98 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-N02-Ph 2位
99 CF3 3-SOMe H 1位
100 CF3 5-SOMe H 1位
101 CF3 3-S02Me H 1位
102 CF3 5 - S02Me H 1位
103 CF3 5-Et C0-4-NHC0Me-Ph 1位
104 CF3 5-Et C0-4-NHC0Me-Ph 2位
105 CF3 5-Et C0-4-N(Me) 2-Ph 1位
106 CF3 5-Et CO - 4- N(Me) 2- Ph 2位
107 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-N(Me) 2-Ph 1位
108 CF3 5-Et CH20C(=0) -4-N(Me) 2-Ph 2位
109 CF3 5-Et CH20C(=0)-4-NHC0Me-Ph 1位
110 CF3 5-Et CH20C(=0) -4-NHC0Me-Ph 2位
第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位 置
111 CF3 5- CH(Et)2 H 1位 [123-124 ]
112 CF3 3 - "Pr H 1位 [104-106 ]
113 CF3 5 - "Bu H 1位 [158-159 ]
114 CF3 3- OMe - 5-Br H 1位 [163-165 ]
115 Br H H 1位 [208-209 ]
116 CF3 3, 5- (OMe) 2 H 1位 [225-226 ]
117 CF3 5 - nC8H,7 H 1位 [135-136 ]
118 CF3 3- nCgH 17 H 1位 [ 89- 90 ]
119 CF3 5 - "CRHIS H 1位 [152-153 ]
120 CF3 - Cft H 11 ¾ H 1位 [ 84 - 85 ]
121 CF3 3 - Me- 5 - Et H 1位 [175-177 ]
122 CF3 3-cyclopentyl H 1位 NMR-1 **
123 I 3 5- (Me) 2 H 1位 NMR-2 **
124 CF3 5 - C 12 H25 H 1位 [123-124 ]
125 CF3 3 - C 12H25 H 1位 [ 95- 96 ]
126 CF3 3 - C卜 5- Me H 1位 [128-129 ]
127 C2F5 3-cyclopropyl H 1位 [129-130 ]
128 C2F5 3- Et H 1位 [ 93- 95 ]
129 C2 F5 5 - Et H 1位 [168-169 ]
130 CF3 3 - CH=N0Me H 1位 [151-154 ]
131 CF3 5-CHFMe H 1位
132 CF3 3-CHFMe H 1位
133 CF3 5-CF2Me H 1位
134 CF3 3-CF2Me H 1位
第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R Rの置換 物理恒数 * 番 号 位 置
135 CF3 3-Cl-5-0Me H 1位
136 CF3 3 - OMe- 5 - CI H 1位
137 CF3 3 - OMe- 5-Me H 1位 [174-176 ]
138 CF3 3- Me- 5- OMe H 1位 [210-211 ]
139 CF3 3-cyclohexyl H 1位 [157-161 ]
140 CF3 5-cyclohexyl H 1位 [159-161 ]
141 CF3 3-CH(Me)=CH2 H 1位
142 CF3 5-CH(Me)=CH2 H 1位 [165-172 ]
143 CF3 3-CH( e)CH=CH2 H 1位
144 CF3 5-CH(Me)CH=CH2 H 1位
145 CF3 3-N=CH0CH3 H 1位
146 CF3 3-Cl-5-Et H 1位
147 CF3 3 - C≡CH- 5- Me H 1位
148 CF3 3- CH=CH2 - 5- Me H 1位
149 CF2H 3, 5-(Me) 2 H 1位 [141-143 ]
150 CF3 3 - CF=CH2 H 1位 [ 97- 99 ]
151 CF3 3-CH=CHF H 1位
152 CF3 3- CH=CF2 H 1位
153 CF3 3-CF=CF2 H 1位
154 CHO 3, 5 - (Me) 2 H 1位 [176-178 ]
155 CF3 3- Et- 5 - Me H 1位 臓 - 3 **
156 CF3 3- Et H 1位 [129-131 ]
157 CN 3-cyclopropyl H 1位 [195-198 ]
第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位 置
158 CN 5-cyclopropyl H 1位 [185-187 ]
159 CF, 3-CH=CH-CHs H 1位 [135-137 ]
160 5-CH=CH-CH! H 1位 [185-187 ]
161 CF. 3 - Me - H 1位 [158-160 "1
-5-cyclopropyl
162 CF3 3-cyclopropyl- H 1位
-5-Me
163 CF2C1 3, 5- (Me) 2 H 1位 [156-157 ]
164 CF3 3- Me Cu(II)塩 [250以上 1
165 CHO 5- Et H 1位 [199-202 1
166 5-CH=CHF H 1位 [195-200 1
(trans)
167 CF3 5-CH=CHF H 1位 [127-135 ]
(cis)
168 5 - CF=CH2 H 1位 [175-180 ]
169 CFg o- CH CH~CH2 H 1位 [109-115 ]
170 CF3 3-0Me-5-Cl H 1位 [152-153 ]
171 CF, 3- Me - 5 - Cョ CH H 1位 [146-147 ]
172 3-Cl-5-CFq H 1位 [130-132 ]
173 CH=N0Me 3, 5- (Me) 2 H 1位 [142-143 ]
174 CF3 3-Br-5-CH=CH2 H 1位 [136-137 ]
175 CF3 3, 5- (Me) 2 CH20C(=0)Me 1位 nD 25l.4915
176 CN 4- Me H 1位
177 CSNH2 3, 5- (Me) 2 H 1位 [250以上]
178 CF3 3, 5- (Me) 2 CH20C(=0)nBu 1位 nD 25- 11.4840
/JP98/03085
第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位 置
179 CF3 3, 5- (Me) 2 S02N(Me)2 1位 [101-103 ]
180 CF3 3, 5- (Me) 2 S02N(Me)2 2位
181 CF3 3-Me-5-CF3 H 1位 [154-157 ]
182 CF3 H 1位 [161-162 ]
183 CF3 H 1位 [127-130 ]
184 CF3 3, 5- (Me) 2 CON (Me) 2 1位 nD 201.5070
185 CF3 3, 5- (Me) 2 CON (Me) 2 2位 [103-104 ]
186 CF3 3-CF3-5-N( e)2 H 1位 [199-201 ]
187 CF3 6- CI H 1位 [150-152 ]
188 CF3 3-N( e)2-5-CF3 H 1位 [113-114 ]
189 CN 3- nBu H 1位 [124-126 ]
190 CN 3 - CI H 1位 [190-194 ]
191 CN 3, 5-Cl2 H 1位 NMR-4 **
192 CF3 3-CH2OH H 1位 [149-16 0100 0 ]
193 CN 3, 6-C H 1位
194 CF3 3-C≡CMe-6-nBu H 1位 [ 85- 92 ]
195 CF3 3, 5- (Me) 2 CH20C(=0)'Bu 1位 nD 20- 51.4803
196 CF3 3, 5- (Me) 2 CH20C(=0)Ph 1位
197 CF3 3, 5- (Me) 2 CH20C(=0) iPr 1位 nD 20' 3L4801
198 CF3 3, 5- (Me) 2 CH20C(=0)CH2Ph 1位 nD 20' 7L5181
199 CF3 3, 5- (Me) 2 CH e0C(-0)nBu 1位 NMR-5 n
200 CF3 3, 5- (Me) 2 CHMe0C(=0)nBu 2位
201 CF3 3, 6- (Me) 2 H 1位 [148-150 ]
202 CF3 3, 4- (Me) 2 H 1位 [157-160 ]
第 1 表 (つづき)
化合物 X Yn R R の置換 物理恒数 * 番 号 位 置
203 CN 6 - Me H 1位 [147-149 ]
204 CN 3, 6- (Me) 2 H 1位 [151-153 ]
205 CF3 3, 6-Cl2 H 1位 [ 98-101 ]
206 CF3 6- Me H 1位 [ 90- 92 ]
207 CF3 3 - Me- 6- CI H 1位 [120 - 121 ]
208 CN 6- CI H 1位
209 CF3 3- Me- 5- N (Me) 2 H 1位
210 CF3 3-Cl-5-N(Me) 2 H 1位 [191-193 ]
211 CF3 6-OMe H 1位
212 CF3 3-Cl-6-0Me H 1位 [109-113 ]
213 CF3 3, 5 - (Me) 2- H 1位
214 CF3 3, 5- (Me) 2-4- F H 1位
215 CF3 3, 5- (Me) 2-4- CI H 1位 [260 以上]
216 CF3 3, 5- (Me) 2 - H 1位 [132-134 ]
4-OMe
217 CF3 3, 4, 5- (Me) H 1位
218 CF3 3, 5- (Me) 2-6- F H 1位
219 CF3 3, 5- (Me) 2- 6 - CI H 1位 [144-146 ]
220 CF3 3, 5- (Me) 2 - H 1位
6-OMe [192-194 ]
221 CF3 3, 5, 6- (Me) H 1位
222 CN 3-F H 1位
223 CF3 3, 5- (Me) 2-4 - N (Me) 2 H 1位
224 CF3 3- Et- 4- Me H 1位
225 CF3 4- Me - 5- Et H 1位
第 1 表 (つづき)
NMRデータ ( 'Η- NMR CDC13 5 pm)
U NMR-1 : 1.47 (2H, m), 1.85 (4H, bs), 2.20 (2H, m), 4.54 (IH, t), 7.42 (IH, dd),
7.89(1H, d),8.48 (IH, d)
MR-2 : 2.39 (3H, s), 2.77 (3H, s), 7.49 (IH, s), 8.29 (IH, s)
U MR - 3 : 1.32 (3H, t), 2.42 (3H, s), 3.30 (2H, q), 7.57 (IH. s), 8.34 (IH, s)
** NMR- 4 : 7.92 (IH, s),8.53 (IH, s)
** NMR-5 : 0·85(3Η, t), 1.16- 1.66 (4H,m), 1.47 (3H,d), 2.25 (2H, t), 2.40 (3H,s),
2.50 (3H, s), 7.25 (IH, q), 7.50 (IH, s), 8.35 (IH, s)
(殺菌剤)
次に、 本発明の組成物の実施例を若干示すが、 添加物および添加割合は、 これ ら実施例に限定されるべきものではなく、 広範囲に変化させることが可能である
。 製剤実施例中の部は重量部を表す。
実施例 1 2 水和剤
本発明化合物 4 0部
珪藻土 5 3部
高級アルコール硫酸エステル 4部
アルキルナフタ レンスルホン酸塩 3部
以上を均一に混合して微細に粉砕すれば、 有効成分 4 0 %の水和剤を得る。 実施例 1 3 乳剤
本発明化合物 3 0部
キシレン 3 3部
ジメチルホルムアミ ド 3 0部
ポリオキシエチレンアルキルァリ ールエーテル 7部
以上を混合溶解すれば、 有効成分 3 0 %の乳剤を得る。
実施例 1 4 懸濁剤
本発明化合物 1 0部
リグニンスルホン酸ナ ト リ ウム 4部
ドデシルベンゼンスルホン酸ナ ト リ ウム 1部
キサンタ ンガム 0 . 2部
水 8 4 . 8部
以上を混合し、 粒度が 1 ミ クロン以下になるまで湿式粉碎すれば、 有効成分 1 0
%の懸濁剤を得る。 産業上の利用可能性 :
次に、 本発明化合物が各種植物病害防除剤の有効成分として有用であることを 試験例で示す。 防除効果は、 調査時に葉、 茎などに出現した病斑ゃ菌叢の生育程 度を肉眼観察し、 防除効果を求めた。
試験例 1 リ ンゴ黒星病防除試験
素焼きポッ 卜で栽培したリ ンゴ幼苗 (品種 「国光」 、 3 ~ 4葉期) に、 実施例 1 3の乳剤を有効成分 2 0 0 p p mの濃度で散布した。 散布後、 室温で自然乾燥 し、 リ ンゴ黒星病菌 ( V e n t u r i a i n a e q u a 1 i s ) の分生胞子を 接種し、 明暗を 1 2時間毎に繰り返す高湿度の恒温室 ( 2 0 °C) に 2週間保持し た。 葉上の病班出現状態を無処理と比較調査し、 防除効果を求めた結果、 以下の 化合物が 7 5 %以上の優れた防除効果を示した。
化合物番号 1 , 3 4 , 5 , 6 , 7 , 8 , 9 1 0, 1 1, 1 2 , 1 4 , 8, 2 5, 2 7, 3 1 3 9, 4 0, 4 1, 4 3 4 7, 5 0, 5 2, 5 8, 1 1 , 1 1 2 , 1 1 3 1 1 9 , 1 2 1 , 1 2 2 1 2 3 , 1 2 7 , 1 2 9 , 3 0, 1 3 8 , 1 3 9 1 4 0 , 1 4 2 , 1 5 5 1 5 8 , 1 5 9, 1 6 0 , 6 1, 1 6 8 , 1 6 9 1 7 1 , 1 7 4 , 1 7 7 1 7 8 , 1 8 0 , 1 8 1, 8 3, 1 8 7, 1 8 8 1 8 9 , 1 9 0 , 1 9 1 1 9 2 , 1 9 4, 1 9 6 ,
9 8, 2 0 0 , 2 0 4
試験例 2 キユウリ灰色かび病防除試験
素焼きポッ トで栽培したキユウリ (品種 「相模半白」 ) 幼苗に、 実施例 1 3の 乳剤を有効成分 2 0 0 p p mの濃度で散布した。 散布後、 室温で自然乾燥し、 キ ユウリ灰色かび病菌 ( B 0 t r y t i s c i n e r e a ) の胞子懸濁液 (グル コースおよび酵母抽出物含有) でキユウリ子葉に滴下接種し、 暗黒下の高湿度、 恒温室 ( 2 0 °C) に 4 日間保持した。 子葉上の病斑直径を無処理と比較調査し、 防除効果を調べた結果、 以下の化合物が 7 5 %以上の優れた効果を示した。 化合物番号 2 , 3 , 4 , 5, 6 , 7 , 8 , 9 , 1 1, 1 2, 1 4 , 1 5 , 1
7 , 1 8, 2 5 2 7, 3 1, 3 8, 3 9, 44 33,, 44 66,, 44 7,, 55 00, 5 2 , 5 6 , 5 7 , 5 8 1 1 1, 1 1 2 , 1 1 3 1 1 5 , 1 2 1 1 2 2 1 2 3, 1 2 6 , 1 2 7 1 2 8 , 1 2 9 , 1 3 0 1 3 8 1 3 9 1 4 2 1 4 9 ,
1 5 5 , 1 5 6 1 5 7 , 1 5 8 , 1 5 9 1 6 0 1 6 1 1 6 3 1 6 4 ,
1 6 5 , 1 6 8 1 6 9 , 1 7 1 , 1 7 2 1 7 4 1 7 5 1 7 7 1 7 8 ,
1 7 9 , 1 8 0 1 8 1 , 1 8 2 , 1 8 7 1 8 8 1 8 9 1 9 0 1 9 1, 1 9 5 , 1 9 6 1 9 7 , 1 9 8 , 1 9 9 2 0 0 2 0 1 2 0 2 2 0 3 ,
2 0 4 , 2 0 5 , 2 0 6
試験例 3 ブドウべと病防除試験
露地植えブドウ (品種 「甲斐路」 、 3年生) の葉を直径 3 0 mmの円盤に打ち ぬき、 実施例 1 3の乳剤の有効成分 2 0 0 p p mの濃度の薬液に浸潰した。 浸漬 後、 室温で自然乾燥し、 ブドウべと病菌 (P 1 a s m o p a r a v i t i c o
1 a ) の遊走子囊懸濁液を噴霧接種し、 照明下の恒温室 ( 2 0 °C) に 1 0 日間保 持した。 葉上の病斑出現状態を無処理と比較調査し、 防除効果を求めた結果、 以 下の化合物が 7 5 %以上の優れた防除効果を示した。
化合物番号 4 , 6 , 7 , 1 1, 1 8 , 3 9, 4 1 4 6, 5 0, 5 2, 5 6 , 1 1 1, 1 1 3, 1 1 9 , 1 2 0, 1 2 2 , 1 2 9 1 3 0, 1 3 8, 1 3 9 , 1 4 0 , 1 4 2 , 1 4 9 , 1 5 5 , 1 5 7 , 1 5 8 1 6 0 , 1 6 1 , 1 6 8 , 1 6 9 , 1 7 0 , 1 7 7 , 1 7 8 , 1 8 0 , 1 8 9 1 9 2 , 1 9 4 , 1 9 8 試験例 4 キュウリベと病防除試験
温室内で約 3週間育苗したキユウリ (品種 「相模半白」 ) 幼苗に、 実施例 1 3 の乳剤を有効成分 2 0 0 p p mの濃度で散布した。 散布後、 室温で自然乾燥し、 キュウリベと病菌の罹病葉から採集した本菌 ( P s e u d o p e r o n o s p o r a c u b e n s i s ) の遊走子囊懸濁液を噴霧接種して 2 5 °C、 湿度 1 0 0 %の接種箱に保持した。 その結果、 下記の化合物が 7 5 %以上の防除効果を示し た。
化合物番号 4, 5 6, 9 , 1 2 , 1 8, 3 8, 3 9, 4 1, 4 6, 4 7, 5 2, 1 1 1 , 1 1 5 1 1 9 , 1 2 1 , 1 2 2 , 1 3 8 , 1 3 9 , 1 4 0, 1 4 9, 1 5 5 , 1 5 6 1 5 8 , 1 7 1 , 1 7 2 , 1 8 0 , 1 8 1 , 1 8 7 , 1 8 8, 1 8 9 , 1 9 0
試験例 5 コムギうどんこ病防除試験
素焼きポッ トで栽培したコムギ幼苗 (品種 「農林 6 1号」 、 1. 0 -1. 2葉期) に実施例 1 3の乳剤の 2 0 0 p p mの薬液を散布し、 葉を風乾させた後、 コムギ うどんこ 菌 (E r y s i p h e g r a m i n i s f . s p . t r i t i— c i ) の分生胞子を振り払い接種し、 2 2 ~ 2 5 °Cの温室で 7 日間生育させ、 防除
効果を調査した。 その結果、 下記の化合物が 7 5 %以上の防除効果を示した。 化合物番号 2, 3 , 4 , 6 , 7 , 9, 1 0 , 1 1 , 1 4 ' 1 8 ' 2 4 ' 3 9
, 4 0, 4 1 , 4 3, 4 7, 5 2, 1 1 1 , 1 1 3 , 1 1 5 , 1 1 8, 1 1 9 ,
1 2 0, 1 2 1, 1 2 2 , 1 2 3 , 1 2 7 , 1 2 9 , 1 3 0, 1 3 8 , 1 4 0 ,
1 5 0 , 1 5 7 , 1 5 9 , 1 6 1, 1 7 2 , 1 7 4 , 1 7 7 , 1 7 8 , 1 8 0 ,
1 8 3 , 1 8 5 , 1 8 8, 1 8 9, 1 9 0 , 1 9 2 , 1 9 4, 1 9 6 , 1 9 8 , 2 0 0, 2 0 4 , 2 0 5