JPH0291061A - フェニルトリアゾール誘導体及び殺虫剤 - Google Patents

フェニルトリアゾール誘導体及び殺虫剤

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JPH0291061A
JPH0291061A JP63242881A JP24288188A JPH0291061A JP H0291061 A JPH0291061 A JP H0291061A JP 63242881 A JP63242881 A JP 63242881A JP 24288188 A JP24288188 A JP 24288188A JP H0291061 A JPH0291061 A JP H0291061A
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Masahito Inamori
稲森 正仁
Tetsuo Horii
堀井 徹夫
Hotoku Shimazu
嶋津 朋徳
Masashi Sugaya
菅谷 昌司
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Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Ihara Chemical Industry Co Ltd
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は1−フェニルトリアゾール誘導体及びこれを有
効成分として含有する殺虫剤に関するものである。 (従来の技術) これまで1−フェニル−3−トリフルオロメチル−LH
−1,2,4−トリアゾール(米国特許第403840
5号公報明細IF)及び5−クロロ−1,3−ビス(2
−クロロフェニル)−LH−1,2,4−トリアゾール
(特開昭62−19574号公報明細書)が殺虫、殺ダ
ニ剤として有効であることが知られている。 (発明が解決しようとする課題) しかしながら、これらの化合物の殺虫効果は必ずしも充
分なものであるとはいえない。 本発明者らは更に有用な殺虫剤を開発すべく種々の1−
フェニルトリアゾール誘導体を合成し、その生理活性に
ついて検討を重ねた結果、本発明化合物が広範囲の有害
昆虫類に対し極めて優れた殺虫活性を有することを見出
し本発明を完成した。 (a題を解決するための手段) 本発明の1−フェニルトリアゾール誘導体は〔式中、又
は塩素原子又はトリフルオロメチル基を示し。 Yは水素原子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルキ
ルスルホニル基、アリルチオ基、ジエチルアミノ基又は
ハロゲン原子、カルバモイル基、ジメチルカルバモイル
基若しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル基
を示し、Zは水素原子、アルケニル基、 式 (式中、Rは水素原子、フッ素原子、水酸基又はメチル
基を示す、)で表される基、 式 ルキル基、アルコキシカルボニルメチル基を示す、)で
表される基、 式 %式%() (式中 R3はアルキル基、フリル基、チエニル基又は
ハロゲン原子若しくはトリフルオロメチル基で置換され
てもよいフェニル基を示す、)で表される基、1−ピロ
リル基、アルケニルオキシ基、ピリジン−2−イル基、
エトキシメチリデンアミノ基、チエニルメチル基。 式 (式中、Aは酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を示し、
R9は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はニトロ
基を示す、)で表される基、グアニジル基又はハロゲン
原子若しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル
基を示し、nは2又は3の整数を示す、〕で表される。 前記−殺伐で表される本発明化合物を第1表に例示する
。 尚、化合物番号は以後の記載において参照される。 以下余白 (式中、R1とR2は、同−又は相異なり、水素原子、
ア第1表 第1表つづき 第1表つづき 第1表つづき 第1表つづき 第1表つづき 本発明化合物は次の方法によって製造することができる
。 (反応式−1) 〔2〕 [3〕 n 〔3〕 〔4〕 〔式中、A1はハロゲン原子を示し vlはハロゲン原
子。 カルバモイル基、アルコキシ基、ジメチルカルバモイル
基で置換されてもよいアルキル基を示し、Zlはアルキ
ル基、ハロゲン置換アルキル基、アルコキシアルキル基
、グアニジル基1式 (式中、Rは前記と同じ意味を示す、)で表される基、
式 (式中、R1及びR1は前記と同じ意味を示す、)で表
される基を示し、X及びnは前記と同じ意味を示す、〕
この反応では一般式〔2〕で示されるヒドラジドイルハ
ライドと塩基とを反応させ一般式〔3〕で示されるニト
リルイミン中間体を生成させる。生成したニトリルイミ
ン中間体を単離することなく一般式〔4〕で示されるニ
トリル類と1.3−シクロ付加反応させることにより目
的とする一般式〔5〕で示される化合物を製造すること
ができる。 ここで使用できる塩基としては第三級アミン類、例えば
トリアルキルアミン類、N、N−ジアルキルアニリン類
及びその他の芳香族アミン類等が挙げられ、1〜3倍モ
ル使用する。 この反応は無溶媒で又は不活性溶媒中で行うことができ
る。 溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等のハ
ロゲン化芳香族炭化水素類、四塩化炭素、クロロホルム
、ジクロロメタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素類、ジ
エチルエーテル。 テトラヒドロフラン等のエーテル類が挙げられる。前記
一般式〔4〕で示されるニトリル類が液体の場合には過
剰のニトリル類を溶媒として使用することもできる。 反応温度及び反応時間は原料の反応性により異なり、−
概には決められないが、前記一般式〔2〕で示されるヒ
ドラジドイルハライドがヒドラジドイルプロミドの場合
は10〜80℃で0.5〜1時間反応させれば十分であ
り、ヒドラジドイルクロリドの場合は10℃から使用す
る溶媒の沸点の温度範囲で、好ましくは室温から100
℃で1〜10時間反応させれば高収率で目的の化合物を
製造することができる。 本発明化合物のトリアゾール環の5位が無置換の場合に
は次の反応式に従って製造することができる。 (反応式−2の1) n 〔6〕 〔7〕 この方法ではまず一般式〔6〕で示されるヒドラジドイ
ルハライドとアンモニアとを水中又は不活性な溶媒中で
反応させ一般式〔7〕で示される化合物を得る0次に、
これを−殺伐〔8〕で示されるオルトギ酸エステルと反
応させることにより目的とする一般式
〔9〕で示される
化合物を製造する。オルトギ酸エステルの使用量は当量
以上であり、溶媒を兼ねて使用することもできる。 反応温度は室温から使用する溶媒の沸点の温度範囲で任
意に選ぶことができる0反応時間は原料の反応性により
異なり一概には決められないが、2〜10時間反応させ
れば高収率で目的の化合物を製造することができる。更
に、ギ酸等の有機酸を触媒として用いれば、より効率的
に目的の化合物を製造することができる。 (反応式−2の2)
〔9〕 (式中 −itは水素原子、ジエチルアミノ基又はハロ
ゲン原子、カルバモイル基、ジメチルカルバモイル基若
しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル基を示
し aKは低級アルキル基を示し、X、A”及びnは前
記と同じ意味を示す、) 〔6〕
〔9〕 (式中、X、Y”、A1及びnは前記と同じ意味を示す
、)この反応式に従ってヒドラジドイルハライドとニト
リル類との反応により一般式
〔9〕で示される化合物を
製造することができる。 (反応式−3) n 〔7〕 〔10〕 a 〔11〕 〔式中、Z2はアルケニル基。 式 この反応式に従い反応式−2の1で製造した一般式〔7
〕で示される中間体と一般式〔1o〕で示されるカルボ
ン酸ハロゲナイドとを適当な塩基の存在下に反応させる
ことにより一般式〔11〕で表される化合物を製造する
ことができる。 本発明化合物のトリアゾール環の5位がエトキシメチリ
デンアミノ基の場合には反応式−4に示す方法により製
造することができる。 (反応式−4) (式中、Rは前記と同じ意味を示す、)で表される基、
ピリジン−2−イル基、チエニルメチル基。 式 (式中、A及びR4は前記と同じ意味を示す、)で表さ
れる基又はハロゲン原子若しくはアルコキシ基で置換さ
れてもよいアルキル基を示し、x、y”、A1及びnは
前記と同じ意味を示す、〕 〔13〕 (式中、X、Y、R“及びnは前記と同じ意味を示す、
)反応式−1にて製造した一般式〔12]で示される5
−アミノ誘導体と一般式〔8〕で示されるオルトギ酸エ
ステル類とを反応させることによりm造することができ
る。 (反応式−5) [14]           (15)〔16〕 (式中、Xlは酸素原子又は硫黄原子を示し amはア
ルキル基、アルケニル基又はアリル基を示し、X、R’
及びnは前記と同じ意味を示す、) 本発明化合物のトリアゾール環の3位の置換基がアルコ
キシ基、アルキルチオ基又はアリルチオ基の場合には一
般式[14]で示されるフェニルヒドラジン類と一般式
〔15〕で示されるシアナミド銹導体とを反応させるこ
とにより製造することができる。 本発明化合物のトリアゾール環の5位が式 %式%(0) (式中、R1は前記と同じ意味を示す、)の場合には反
応式−6に示す方法により製造することができる。 (反応式−6) [17)           (18)〔19〕 (式中、X、Y、A”、R3及びnは前記と同じ意味を
示す。 反応式−1又は反応式−5にて製造した一般式〔17〕
で示される5−7ミノ誘導体と一般式〔18〕で示され
るハロゲン化合物とを塩基の存在下に反応させ一般式〔
19〕で示される目的の化合物を製造することができる
。 ここで使用できる塩基としては無機塩基又は第3級アミ
ン類、例えばトリアルキルアミン類、N、N−ジアルキ
ルアニリン類及び芳香族アミン類又はアルコラード類等
が挙げられ。 当モル以上使用することができる。液体の塩基の場合、
溶媒をかねて過剰使用することもできる0反応は適当な
不活性溶媒中で行うこともできる。不活性溶媒としては
2例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素類、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン等
の脂肪族ハロゲン化合物、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類が挙げられる。 本発明化合物のトリアゾール環の5位が1−ピロリル基
の場合には反応式−7に示す方法により製造することが
できる。 (反応式−7) 〔17〕 〔20〕 〔22〕 〔23〕 〔21〕 (式中、X、Y、R’及びnは前記と同じ意味を示す、
)反応式−1及び反応式−6にて製造した一般式〔17
〕で示される5−アミノ誘導体と一般式〔20〕で示さ
れるテトラヒドロフラン誘導体とを反応させ一般式〔2
1〕で示される5一ビロリル体を製造することができる
。この反応は不活性溶媒中で、室温から120℃の温度
で0.5〜1時間反応させれば収率良く目的物を12造
することができる。 本発明化合物のトリアゾール環の3位がカルバモイル基
又はジメチルカルバモイル基で置換されたアルキル基の
場合には反応式−8に示す方法により製造することがで
きる。 (反応式−8) 〔24〕 (式中、X、Z、R’及びnは前記と同じ意味を示す、
)−殺伐〔22〕で示されるエステル体を塩基等による
公知の方法で加水分解し、更にN、N’ −カルボニル
ジイミダゾール等と反応させた後、アンモニアと反応さ
せ目的とする一般式〔24〕で示されるアミド化合物を
製造することができる。 次に、参考例及び実施例を挙げて具体的に本発明化合物
の製造法を説明する。 参考例 1 5−アミノ−3−ペンタフルオロエチル−1−(2,6
−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−1H
f1゜2.4− トリアゾール(中間体)の製造ペンタ
フルオロプロピオニルプロミド −4−トリフルオロメチルフェニルヒドラゾン4.5 
g (0。 01モル)及びシアナミド0.84g (0.02モル
)をテトラヒドロフラン40mΩに溶かし、加熱還流下
トリエチルアミン2.0 g (0,02モル)を滴下
した0滴下終了後、更番こ。 同温度で0.5時間撹拌し、冷却した後1反応液を水中
に注ぎ析出物を酢酸エチルにて抽出した。有機層を水洗
、乾燥後溶媒を留去し、残渣をカラムクロマトグラフィ
ーにて精製すると目的物を融点177〜179℃の白色
プリズム結晶として2.7g (収率65.1%)得た
。 参考例 2 5−アミノ−3−エチルチオ−1−(2,6−ジクロロ
−4−トリフルオロメチルフェニル)−LH−1,2,
4−1−リアゾール(中間体)の製造 2.6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルヒ
ドラゾン4.9 g (0,02モル)及びエチルチオ
メチリデンシアナミド3.8g (0,022モル)を
エタノール50m11に溶かし、8時間還流撹拌した。 冷却した後、溶媒を留去し。 残渣をヘキサンで処理すると目的物を融点177〜17
9℃の白色粉末として6.2g (収率87.3%)得
た。 実施例 1 5−(N−エチルアミノ)−3−ペンタフルオロエチル
−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフ
ェニル)−LH−1,2,4−1−リアゾール(化合物
62)の製造5−アミノ−3−ペンタフルオロエチル−
1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェ
ニル)−1H−1゜2.4− トリアゾール3.Og 
(0,02モル)をテトラヒドロフラン80m11に溶
かし、更にtert−ブトキシカリウム2゜5g(0,
02モル)を加え、室温にて30分間撹拌した。 次にヨウ化エチル3−4 g (0,02モル)を滴下
した6滴下終了後、更に1晩撹拌した後減圧下に溶媒を
留去した。残渣を酢酸エチルにて抽出し有機層を水洗、
乾燥後溶媒を留去し。 残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製すると目的物
を融点124.5〜127℃の白色粉末として7.6g
(収率87゜4%)得た。 実施例 2 3− (1,1−ジメチルエチル)−5−(2−フリル
)−1−(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチル
フェニル)=LH−1,2,4−)−リアゾール(化合
物18)の製造2.2−ジメチルプロピオンアミド−2
,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニルヒド
ラゾン9.8 g (0,03モル)をピリジン50m
Aに溶かし、室温にて撹拌下2−フロイルクロリド4.
3g (0,033モル)を滴下した1滴下終了後、更
に2時間還流下撹拌した。冷却させた後、反応液を水中
に注ぎ析出物を酢酸エチルにて抽出した。有機層を5%
塩酸、水の順で洗浄後、溶媒を留去した。残渣をカラム
クロマトグラフィーにて精製すると目的物を融点42〜
45℃の白色プリズム結晶として10.5g(収率86
.8%)得た。 実施例 3 3−エチルチオ−5−エトキシメチリデンアミノ−1−
(2,6−ジクロロ−4−トリフルオロメチルフェニル
)−IH−1,2,4−トリアゾール(化合物39)の
製造5−アミノ−3−エチルチオ−1−(2,6−ジク
ロロ−4−トリフルオロメチルフェニル)−1H−1,
2,4−トリアゾール3.6 g (0,01モル)を
オルトギ酸エチルionρに溶かし、1時間還流下撹拌
した。冷却させた後、過剰のオルトギ酸エチルを留去し
、残渣をカラムクロマトグラフィーにて精製すると目的
物を融点38〜39℃の白色プリズム結晶として3.8
g(収率92.0%)得た。 実施例 4 3− (1,1−ジメチルアミノ)−1−(2,4,6
−)ジクロロフェニル)−5−トリフルオロメチル−I
H−1,2゜4−トリアゾール(化合物24)の製造2
.2−ジメチルプロピオンアミド 2,4.6−)−ジ
クロロフェニルヒドラゾン2.9g (0,01モル)
をジメチルホルムアミド20m1に溶かし、更にトリプ
ルオロ酢酸無水物2.5 g (0,012モル)を添
加した。この溶液を浴温80〜100℃にて1時間撹拌
し冷却させた後1反応液を水中に注いだ、析出物をヘキ
サンにて抽出し、水洗、乾燥後溶媒を留去し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィーにて精製すると目的物を融点6
0〜62℃の白色プリズム結晶として3.1g(収率8
3.8%)得た。 以下余白 本発明の殺虫剤は前記1−フェニルトリアゾール誘導体
を有効成分として含有し、本誘導体のみ又はこれに各種
補助剤。 例えば希釈剤、溶剤、界面活性剤等を配合して、乳剤、
水和剤、粉剤、微粒剤又は粒剤等に製剤化してなる。希
釈剤の例としてはクレー、タルク、ベントナイト、珪藻
土、ホワイトカーボン等が挙げられる。溶剤の例として
はシクロヘキサノン、キシレン、トルエン、メチルエチ
ルケトン、2−プロパツール、メチルナフタレン、ジメ
チルナフタレン等が挙げられる。界面活性剤の例として
はアルキルベンゼンスルホン酸金属塩、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールエーテル、アルキル硫酸ナトリウ
ム、ジナフチルメタンジスルホン酸金属塩、アルキルナ
フタレンスルホン酸金属塩、リグニンスルホン酸金属塩
等が挙げられる。その他の補助剤としてはカルボキシメ
チルセルロース、ポリエチレングリコール、アラビアゴ
ム等が挙げられる。 有効成分の配合割合については必要番;応じ適宜選ばれ
るが。 粉剤又は粒剤とする場合は0.1〜20%(重量)、乳
剤又は水和剤とする場合は5〜80%(重量)が適当で
ある。 使用に際しては適当な濃度に希釈して散布するか又は直
接施用する。 本発明の殺虫剤は茎葉散布、土壌施用、育苗箱施用又は
水面施用等により使用することができる。その施用量は
使用される化合物の種類、対象害虫1発生傾向、被害の
程度、!51境条件、使用する剤型等によってかわるが
、粉剤及び粒剤のようにそのまま使用する場合は有効成
分で10アール当り0゜1g〜5Kg、好ましくは1g
〜IK、の範囲から適宜選ぶのがよい、また乳剤及び水
和剤とする場合のように液状で使用する場合は0.1〜
10.OOOppm、好ましくは10〜3、OOOpp
mの範囲から適宜選ぶのがよい。 本発明の殺虫剤は他の殺虫剤、殺菌剤を混合して使用す
ることもできる。 次に本発明の殺虫剤の実施例を挙げて具体的に説明する
。 下記実施例中の%は重量百分率を示す。 実施例 5 乳 剤 化合物(14)30%、シクロへキサノン20%、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル11%、アル
キルベンゼンスルホン酸カルシウム4%及びメチルナフ
タリン35%を均一に溶解して乳剤とした。 実施例 6 水和剤 化合物(18)40%、珪藻±15%、クレー15%、
ホワイトカーボン25%、ジナフチルメタンジスルホン
酸ナトリウム2%及びリグニンスルホン酸ナトリウム3
%を均一に混合し粉砕して水和剤とした。 実施例 7 粉 剤 化合物(27)2%、珪藻±5%及びクレー93%を均
一に混合し粉砕して粉剤とした。 実施例 8 粒 剤 化合物(38)5%、ラウリルアルコール硫酸エステル
のナトリウム塩2%、リグニンスルホン酸ナトリウム5
%、カルボキシメチルセルロース2%及びクレー86%
を均一に混合粉砕する。この混合物100重量部に水2
0重量部を加えて練合し、押出式造粒機を用いて14〜
32メツシユの粒状に加工した後、乾燥して粒剤とした
。 (発明の効果) 本発明の1−フェニルトリアゾール誘導体はトビイロウ
ンカ、セジロウンカ及びヒメトビウンカ等のウンカ類及
びイネミズゾウムシ、イネドロオイムシ等の甲虫類に対
して極めて優れた殺虫活性を有するとともに、極めて優
れた浸透性殺虫活性を有する。更にヨコバイ類、アブラ
ムシ類、カメムシ類等の半翅目、コナガ、ハスモンヨト
ウ類の鱗翅目、イエバイ、アカイエカ等の双翅目、アズ
キゾウムシ、コガネムシ類等の鞘翅目、チャバネゴキブ
リ等の直翅目害虫及びナミハダニ。 ミカンハダニ等のハダニ類の防除にも有効である。 次に本発明の殺虫剤の奏する効果を試験例をもって説明
する。 試験例 1 トビイロウンカ殺虫試験 実施例6に準じて調製した水和剤を水で希釈した。この
薬液に稲茎葉を浸漬し、風乾後、試験管に静置した。そ
の中にトビイロウンカ幼虫10頭を放ち、脱脂綿で栓を
した。その後、25℃の恒温室に置き、6日後に死出数
を調査し、死出率を算出した。試験は2連制で行った。 結果を第2表及び第3表に示す。 以後の試験においても同様である。 試験例2 イネミズゾウムシ殺虫試験 実施例6に準じて調製した水和剤を有効成分で10pp
mの濃度に水で希釈した。この薬液を直径90 m m
のポリエチレン製カップに入れた。その中にイネミズゾ
ウムシ成虫10頭を放ち、蓋をした。その後、25℃の
恒温室に置き、2日後に死生数を調査し、死出率を算出
した。試験は2連制で行った。結果を第4表に示す。 表中の比較薬剤は下記の化合物を示す。 比較薬剤 11−フェニル−3−トリフルオロメチル−
1)(−1,2,4−トリアゾール 比較薬剤 25−クロロ−1,3−ビス(2−クロロフ
ェニル)−1H−1,2,4−トリアゾール試験例 3
 コナガ殺虫試験 実施例6に準じて調製した水和剤を有効成分で500P
Pmの濃度に水で希釈した。この薬液にキャベツ葉を浸
漬し、風乾した後、径55mmのポリエチレン製カップ
に入れた。 その中にコナガ3齢幼虫10頭を放ち、蓋をした。その
後。 25℃の恒温室に置き、3日後に死生数を調査し、死出
率を算出した。試験は2連制で行った。結果を第5表に
示す。 試験例 4 ヒメトビウンカ浸透性殺虫試験実施例6に
準じて調製した水和剤を有効成分濃度がLoppmにな
るように水で希釈した。この薬液を瓶の中に入れ、その
中に稲苗の根部を浸漬し、苗をゴム栓で固定した後、金
網円筒をかけた。その中にヒメトビウンカ雌成虫10m
を入れ蓋をした。その後、25℃の恒温室に置き、2日
後に死生数を調査し、死出率を算出した。試験は2連制
で行った。結果を第6表に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは塩素原子又はトリフルオロメチル基を示し
    、Yは水素原子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アル
    キルスルホニル基、アリルチオ基、ジエチルアミノ基又
    はハロゲン原子、カルバモイル基、ジメチルカルバモイ
    ル基若しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル
    基を示し、Zは水素原子、アルケニル基、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子、フッ素原子、水酸基又はメチル
    基を示す。)で表される基、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1とR^2は、同一又は相異なり、水素原
    子、アルキル基、アルコキシカルボニルメチル基を示す
    。)で表される基、 式 −NHC(O)R^3 (式中、R^3はアルキル基、フリル基、チエニル基又
    はハロゲン原子若しくはトリフルオロメチル基で置換さ
    れてもよいフェニル基を示す。)で表される基、1−ピ
    ロリル基、アルケニルオキシ基、ピリジン−2−イル基
    、エトキシメチリデンアミノ基、チエニルメチル基、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を示し、
    R^4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はニト
    ロを示す。)で表される基、グアニジル基又はハロゲン
    原子若しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル
    基を示し、nは2又は3の整数を示す。〕で表されるフ
    ェニルトリアゾール誘導体。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Xは塩素原子又はトリフルオロメチル基を示し
    、Yは水素原子、アルコキシ基、アルキルチオ基、アル
    キルスルホニル基、アリルチオ基、ジエチルアミノ基又
    はハロゲン原子、カルバモイル基、ジメチルカルバモイ
    ル基若しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル
    基を示し、Zは水素原子、アルケニル基。 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは水素原子、フッ素原子、水酸基又はメチル
    基を示す。)で表される基、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1とR^2は、同一又は相異なり、水素原
    子、アルキル基、アルコキシカルボニルメチル基を示す
    。)で表される基、 式 −NHC(O)R^3 (式中、R^3はアルキル基、フリル基、チエニル基又
    はハロゲン原子若しくはトリフルオロメチル基で置換さ
    れてもよいフェニル基を示す。)で表される基、1−ピ
    ロリル基、アルケニルオキシ基、ピリジン−2−イル基
    、エトキシメチリデンアミノ基、チエニルメチル基、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは酸素原子、硫黄原子又は窒素原子を示し、
    R^4は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はニト
    ロを示す。)で表される基、グアニジル基又はハロゲン
    原子若しくはアルコキシ基で置換されてもよいアルキル
    基を示し、nは2又は3の整数を示す。〕で表されるフ
    ェニルトリアゾール誘導体を有効成分として含有する殺
    虫剤。
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