JPH04164073A - トリアゾールカルボン酸誘導体および農園芸用殺菌剤 - Google Patents

トリアゾールカルボン酸誘導体および農園芸用殺菌剤

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JPH04164073A
JPH04164073A JP28730290A JP28730290A JPH04164073A JP H04164073 A JPH04164073 A JP H04164073A JP 28730290 A JP28730290 A JP 28730290A JP 28730290 A JP28730290 A JP 28730290A JP H04164073 A JPH04164073 A JP H04164073A
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lower alkyl
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alkyl group
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JP28730290A
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Hiromichi Ishikawa
石川 弘道
Ten Umeda
梅田 天
Takashi Hara
貴志 原
Kazuo Kajikawa
梶川 和男
Hiroshi Oyama
大山 廣志
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Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 1)産業上の利用分野 本発明は、新規なトリアゾールカルボン酸誘導体に関す
るものである。より詳しくは後記した一般式(I)で表
わされる新規なIH−1,2,4−トリアゾール−5−
カルボン酸誘導体ならびに該誘導体を活性成分として含
有する農園芸用殺菌剤に関するものである。したがって
、本発明は、化学工業ならびに農園芸分野、特に農薬製
造業分野で有用である。
2)従来技術 これまでIH−1,2,4−トリアゾール−5−力、ル
ポン酸およびエステル誘導体については、その製法に関
してのみ若干の文献的記載がある。
例えハr 、 3−ジフェニル−5−カルボン酸エチル
エステルの製法について、ケミッシュ ベリヒテ(Ch
emische Berichte)第36巻第248
3頁(1903年)には、N−フェニルーベンゼン力ル
ポキンイミデイックアシッド 2−フェニルヒドラジド
とクロロオキソアセチックアシッドエチルエステルとの
反応が、アナーレン デアケミ−(Annaien d
er Chemie)第653巻第105頁〜第113
頁(1963年)には、N−フェニル−ベンゼンカルボ
ヒドラゾノイルクロライドとカルポノシアニディックア
シッド エチルエステルとの反応が、ケミッシュ ベリ
ヒテ(Chemische Beri−chte)第9
8巻(2)第642頁〜第649頁(1965年)には
、エタンデイオイックアシッドモノエチルエステル 2
−フェニルヒドラジド  モノハイドロクロリドとベン
ズアルドオキシムまたはベンゾニトリルとの反応が、K
himiya geteroLsili−cheski
kh 5oedineni  (5)第694頁〜第7
00頁(1981年)には、1.9−シバイドロー1.
3.7.9−テトラフェニル−5H−イミダゾ(5,1
−c : 4.3− C’)ビス(1,2,4) l−
リアゾール−5−オンとエタノールとの反応が、それぞ
れ記載されている。またケミッシュ ペリヒテ(Che
mische BerichLe)第104巻(11)
第351O頁〜第3518頁(1971年)には、2−
アミノ−4,5−’;ハイドロー3−フランカルボキシ
リックアシッド エチルエステルとN−フェニル−ベン
ゼンカルボヒドラゾノイルクロライドとの反応に続く酸
化反応により1.3−ジフェニル−5−カルボン酸の製
法が、ケミッ’/ユ  ベリヒテ(Chemische
 Berichte)第117巻(3)第1194頁〜
第1214頁(1984年)には、N−メチル−ベンゼ
ンカルボヒドラゾノイルプロミド モノハイドロプロミ
ドとカルポシアニディックアシッド メチルエステルと
の反応によるl−メチル−3−フェニル−5−カルボン
酸メチルエステルの製法が、それぞれ記載されている。
しかしながら、本発明の1.3−ジ置換−5−カルボン
酸誘導体はこれまで文献的には記載はない。
3)発明が解決しようとする課題 本発明化合物と類似のIH−1,2,4−トリアゾール
−5−カルボン酸エステル誘導体は後記した試験例で示
すように実用上はとんど殺菌活性を示さない。
一方、果樹、野菜、穀類の重要病害であるべと病、うど
んこ病、さび病などには、これまで各種薬剤が使用され
てきているが、いずれモ薬剤抵抗性の問題から使用がで
きなくなるが、使用が制限されてきている。したがって
、これらの分野では従来の薬剤とは骨格の異なる新規な
化学構造を有する殺菌剤の出現が要望されている。本発
明はこれらの要望に合致して、新規な殺菌剤を提供せん
ことにある。
発明の構成 1)課題を解決するための手段 本発明者らは、上記の目的を達成するため、数多くのト
リアゾールカルボン酸誘導体を合成し、それらの有用性
について鋭意検討した。
その結果、後記の一般式(1)で示されるIH−1,2
,4−トリアゾールカルボン酸誘導体が文献未記載の新
規化合物であり、しかも農園芸用殺菌剤として高い活性
と安全性を有することを見出した。
したがって、第1の本発明の要旨とするところは、次の
一般式(I) 一般式 (式中 R1は低級アルキル基、シクロアルキル基、ピ
リジル基を示すか、またはハロゲン原子、低級アルキル
基もしくは低級アルコキシ基で置換されてもよいフェニ
ル基を示し、R2は低級アルケニル基、低級アルキニル
基、アラルキル基、ピリジル低級アルキル基、低級アル
コキシカルボニル低級アルキル基、低級アルコキシカル
ボニルアラルキル基またはフェニルアミノカルボニル低
級アルキル基を示し R3は低級アルコキシ基、アミノ
基または第一級もしくは第二級の低級アルキルアミノ基
を示す。)で表わされるトリアゾールカルボン酸誘導体
にある。
一般式(I)の化合物においてR1、R2、R3の各基
における低級アルキル基は炭素数l〜6のアルキル基で
あることができ、炭素数1〜4のアルキル基であるのが
好ましく;低級アルケニル基は炭素数2〜6のアルケニ
ル基であることができ、炭素数l〜4のアルケニル基で
あるのが好ましく;低級アルキニル基は炭素数2〜6の
アルキニル基であることができ、炭素数2〜4のアルキ
ニル基であるのが好ましく;低級アルコキシ基は炭素数
1〜6のアルコキシ基であることができ、炭素数1〜4
であるのが好ましい。
また、第2の本発明の要旨とするところは、上記一般式
(1)のトリアゾールカルボン酸誘導体を活性成分とし
て含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤に関する。
次に一般式(I)の本発明化合物の代表的な具体例を第
1表に示す。
なお、化合物No、は以下の実験例、試験例でも参照さ
れる。
2)  作  用 一般式(I)の本発明化合物は新規化合物である。そし
て、この一般式(I)の化合物は農園芸用殺菌剤の活性
成分として作用する。
本発明による一般式(1)の化合物は次に説明する3つ
の方法、すなわち方法(A)、方法CB)または方法(
C)のいずれかによって合成できる。
方法〔A〕ニ一般式(I)の化合物は、一般式(If)
で示されるイミノエーテル誘導体に、一般式(III)
で示されるヒドラジン誘導体を反応させることにより製
造できる。
(II)      (III) (式中、R1、R2、R3は前記に同じであり、R’l
ま低級アルキル基を示し、Xは酸素原子または硫黄原子
を示す。) この環化反応は、通常有機溶媒中で行う。使用できる溶
媒としては、ベンゼン、トルエン、ヘキサンなどの炭化
水素類、クロロホルム、クロルベンゼンなどのハロゲン
化炭化水素類、エチルエーテル、ジオキサン、テトラヒ
ドロフランなどのエーテル類、メタノール、エタノール
、プロパツールなどのアルコール類、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類およびジメ
チルスルホキシドなどである。
反応は室温でも進行するが、溶媒の洲点までの範囲で加
温することにより、反応時間を短縮できる。反応終了後
は溶媒を留去することにより目的物を得ることができる
が、水とベンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、ク
ロロホルムなどの有機溶媒を加えて目的物を分取し、溶
媒を留去することによっても、本発明化合物を得ること
ができる。方法(A)による本発明化合物の製造例を実
施例1に示した。
なお、出発原料である(II)式化合物は公知または公
知に類似の方法により、ニトリル誘導体をエーテル類中
、アルコール類またはチオール類と塩酸ガスによりイミ
ノエーテル塩酸塩誘導体とし、塩基により遊離型とした
後、アミノオキソアセチルクロライド類またはアルコキ
シオキソアセチルクロライド類と反応させることにより
得られる。(n)式化合物は新規化合物であり、その製
造例を参考製造例1に示した。また(I[1)式化合物
はいずれも公知化合物である。
方法〔B〕ニ一般式(f)の化合物は、一般式(IV)
で示される3−置換−1H−1,2,4−トリアゾール
−5−カルボン酸誘導体と一般式(V)で示されるハラ
イド類を反応させることにより製造できる。
(IV) (+) (式中、pl、 R1、R3は前記に同じであり、Yは
ハロゲン原子を示す。) この反応は、通常溶媒中で、酸結合剤の存在下において
、式(■)の化合物と式(V)の化合物とを混合するこ
2により遂行でさる。溶媒としては、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの炭化水素類、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類、アセトニトリル、プロピ
オニトリルなどのニトリル類、エタノール、エチレング
リコールなどのアルコール類、ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミドなどのアミド類およびジメチルス
ルホキシドなどが使用できる。酸結合剤としては、水酸
化ナトリウム、水素化ナトリウム、次酸カリウムなどの
無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド、トリエチルアミン、ピリジンなどの有機塩基が使用
できる。
反応は室温でも進行するが、溶媒の洲点までの範囲で加
温することにより反応時間を短縮できる。反応終了後、
酸結合剤の塩類などが存在する場合はそれを濾別し、溶
媒を留去することにより目的化合物を得ることができる
。また水トヘンゼン、トルエン、テトラヒドロフラン、
クロロホルムなどの有機溶媒を加えて目的物を抽出し、
溶媒を留去することによっても目的化合物を得ることが
できる。
方法CB)による本発明化合物の製造例を実施例2に示
した。
なお、出発原料である(mV)式化合物は方法(A)と
類似の方法によりイミノエーテル誘導体に、ヒドラジン
を反応させることにより得られる。(IV)式化合物は
新規化合物であり、その製造例を参考製造例2に示した
。また(V)式化合物はいずれも公知化合物である。
方法(C) 、一般式(I)の化合物は、一般式(VI
)で示されるIH−1,2,4−トリアゾール−5−カ
ルボン酸エステル類と一般式(■)で示されるアミン類
を反応させることにより製造できる。
(V1) R’  0 (式中、R1、R−は前記に同じであり、R3はアミノ
基または第一級もしくは第二級の低級アルキルアミノ基
を示し R5は低級アルキル基を示す。) この交換反応は、溶媒なしで単に混合加温することによ
っても(I)式化合物が得られる場合が多いが、有機溶
媒を使用することもできる。
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、ヘキサンなどの炭
化水素類、クロロホルム、クロルベンゼンなどのハロゲ
ン化炭化水素類、エチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類、メタノール、エタノー
ル、プロパツールなどのアルコール類、ジメチルホルム
アミド、ジメチルアセトアミドなどのアミド類およびジ
メチルスルホキシドなどである。反応は、室温でも進行
するが、溶媒の沸点までの範囲で加温することにより、
反応時間を短縮できる。
反応終了後は溶媒を留去することにより、目的物を得る
ことができるが、水とベンゼン、トルエン、テトラヒド
ロ7ラン、クロロホルムなどの有機溶媒を加えて目的物
を分取し、溶媒を留去することによっても、本発明化合
物を得ることができる。方法(C)による本発明化合物
の製造例を実施例3に示した。
なお、出発原料である(V1)式化合物は方法[A)に
より得られる本発明新規化合物である。
また(■)式化合物はいずれも公知化合物である。
実施例11−ベンジル−3−(4−メトキシN−メチル
アミノオキソアセチル−4−メトキシベンゼンカルボキ
シイミドチオ酸エチル28.09とエタノール200m
12の混合物に、ベンジルヒドラジン12.29を水冷
下で滴下した。滴下後、加温して1時間還流撹拌した。
冷却後、トルエンを加え、生成した水を共沸脱水後、溶
媒を留去すると標記化合物が淡褐色結晶として\ 26、ht得られた。このものをエタノールより再結晶
すると白色結晶となり、融点113〜114°Cを示し
た。
3−ターシャリ−ブチル−5−エトキシカルボニル−I
H−1,2,4−1−リアゾール 19.79.2−プ
ロモイソバレリックアシドエチルエステル20.9g、
ジメチルホルムアミド 200mQの混合物に炭酸カリ
ウム 13.89を加えて1時間還流した。
ジメチルホルムアミドを減圧にて留去した後、クロロホ
ルムと水を加えて有機層を分取した。
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧にて溶媒を留去する
と、標記化合物が淡黄色油状物として24.4g得られ
た。このものをトルエン−アセトン混合溶媒を用いたシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製すると無色
油状物となり、nA” = 1.4621を示した。
1−7’ロバルギル−3−フェニル−5−エトキシカル
ボニル− 合物NO.19)25.6g、28%アンモニア水12
1gおよびエタノール200tQの混合物を30℃で2
時間撹拝した。減圧にて溶媒などを留去した後、トルエ
ンを加えて共済脱水後、トルエンを留去すると、標記化
合物が淡褐色結晶として20.39得られた。このもの
をヘキサン−酢厳エチル混合溶媒で再結晶すると白色結
晶となり、融点163.5〜\ 165℃を示した。
4−メトキシベ1ンゾニトリル13.3g、エチルメル
カプタン7.4g、エチルエーテル50mQの混合物に
水冷下、塩酸ガスを軟和するまで撹拌しながら吹き込み
、室温に一夜放置した。減圧にて濃縮すると、4−メト
キシベンゼンカルボキシイミド酸エチル塩酸塩が白色結
晶として、20,8り得られた。一方、オキザリルクロ
リド 12.7gとクロロホルム 30rnQの混合物
にメチルアミン塩酸塩 6.7gを氷水冷下加えて室温
下1時間撹拌した。そして析出した副生成物である蓚酸
ジアミドを濾別した。濾液を減圧濃縮し、メチルアミノ
オキソアセチルクロリドを淡黄色油状物として6.6g
?得た。
次い−で 9.3gの炭酸水素ナトリウムを含む水溶液
200+mQとベンゼン200m12の混合液に4−メ
トキシベンゼンカルボキシイミド酸エチル塩酸塩11.
5gを撹拌しながら加え、次いでメチルアミノオキソア
セチルクロリド 6.Ogを室温で添加して30分撹拌
した。ベンゼン層を水で洗浄後、減圧にて溶媒を留去す
ると標記化合物が淡黄色油状物として13.09得られ
、n%’ = 1.5341を示した。
ターシャリ−ブチルカルボキシイミドチオ酸エチル塩酸
塩18.1g、クロロホルム200mL!: トリエチ
ルアミン20.2gの混合物に水冷下エトキシオキソア
セチルクロライド13.7gを滴下し、1時間撹拌した
。次いでヒドラジンl水和物5.0gを添加し、室温で
3時間撹拌した。反応混合物に水と希塩酸を加えて有機
層を分取し、水洗後、溶媒を留去すると標記化合物が淡
褐色結晶として19.3y得られた。エタノールで再結
晶すると白色結晶となり、融点192〜194°Cを示
しlこ 。
また、第2の本発明の農園芸用殺菌剤は、前記一般式(
I)の化合物を慣用の処方により製剤化して使用するこ
とができる。すなわち、一般式(1)の化合物と適当な
担体および補助剤、たとえば、界面活性剤、結合剤、安
定剤などを配合して、水利剤、乳剤、液剤、ゾル剤(フ
ロアブル剤)、油剤、粉剤、DL(ドリフトレス型)此 粉剤、微−剤、粗粉剤などとして製剤化すればよい。こ
れらの製剤中の本発明化合物の含有率は、水利剤、乳剤
、ゾル剤、油剤の場合は1〜90%(重量%:以下同じ
)の範囲、粉剤、DL粉と 剤、微r剤、粗粉剤の場合は、0.5〜5%の範囲/ρ
I声慶メグl’l’、I’ll屏り肩磨で含有すること
ができる。
本発明の農園芸用殺菌剤の使用方法は、一般につぎのと
おりである。すなわち、水利剤、液剤、乳剤、ゾル剤(
フロアブル剤)および油剤の場合は、水で500〜20
00倍に希釈して、一般に有効成分がl〜lo000p
pmの濃度の液に調整される。そして10アール当り、
この希釈液を50〜300Q、通常は100〜200Q
の範囲で植物の病害発生部位の茎葉に散布される。
また、液剤、乳剤、ゾル剤(フロアブル剤)は、水で希
釈せずに濃厚液のまま、あるいは水で10倍以内に希釈
して、主に空中散布用の微量散布剤(LV散布剤、UL
V散布剤)として、10アール当り50〜3000mf
fの量がヘリコプタ−などを使って散布される。
また、粉剤、DL粗粉剤微粒剤、粗粉剤は、10アール
当り2〜5ky(活性成分量として50〜5009程度
)を植物の病害発生部位の茎葉、土壌表面、土壌中また
は水面に施用される。
一般式(I)の本発明化合物を農園芸用殺菌剤として製
剤化する方法については、以下の実施例4〜7に示した
実施例4 粉剤 化合物No、44の化合物 2部、PAP(物理性改良
剤)1部およびクレー 97部を均一に混合し、粉砕し
て、活性成分を2%含有する粉剤を得る。
実施例5 水利剤 化合物No、18の化合物20部、アルキルベンゼンス
ルホン酸カリウム 3部、ポリオキシエチレンノニルフ
ェニルエーテル 5部および白土72部を均一に混合し
、粉砕して、活性成分を20%含有する水和剤を得る。
実施例6 (糺 化合物No、IOの化合物30部、メチルエチルケトン
 40部およびポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル 30部を混合して溶解すれば、活性成分を30%
含有する乳剤を得る。
実施例7 ゾル剤 化合物No、24の化合物40部、ラウリルサルフェー
ト 2部、アルキルナフタレン スルホン酸ソーダ 2
部、アセトキシプロピルセルロース1部および水 55
部を均一に混合して活性成分を40%含有するゾル剤を
得る。
発明の効果 本発明の新規な化合物は、果樹、野菜、穀類の重要病害
であるべと病、うどんこ病、さび病などに対して、高い
防除効果を示すことから、農園芸用殺菌剤として有用で
ある。
つぎに一般式(1)の本発明化合物の有用性についての
具体例を試験例1〜3に示した。
試験例1 キュウリベと病防除効果試験温室内で直径9
c+++の大きさの素焼鉢で土耕栽培した第2葉期のキ
ュウリ苗(品種:相撲半白)に実施例5に準じて調製し
た水利剤の所定濃度希釈液を1鉢あたり20ram散布
した。そして、湿らせた筆でキュウリベと病菌(Pse
udoperonos−pora cubenis :
シュードペロノスポラ クベンシス)の罹病集より胞子
をこすり取り、展着剤(ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル)の50ppm水溶液に懸濁させた。そして、胞
子濃度を5XIO’胞子数(個/m(1)に調整し、薬
剤散布1日後にキュウリベと病菌の胞子懸濁液を噴霧接
種した。そして、20°C1湿度100%の条件下の温
室内に2日間静置し、キュウリベと病を発病させた。接
種6日後に1葉当りのキュウリベと病病斑面積歩合(%
)を調査し、次式により防除価(%)を算出した。
本試験は、l薬液濃度区当り2連制で行い、その平均防
除価(%)を求め、下記の基準により評価値を求めた。
また、下記の基準によりキュウリに対する薬害を調査し
た。その結果は第2表のとおりである。
なお、防除効果の評価値および薬害の調査指数は、以下
の試験例2〜3においても同様に使用した。
防除効果の評価値   防 除 価 5100% 4      80〜100%未満 3     60〜80%未満 2     40〜60%未満 1     20〜40%未満 020%未満 薬害の調査指数 5:激甚 4:甚 3:多 2:若干 l:わずか 0:なし 第    2    表 第 2 表(続き) 第 2 表(続き) 注)無散布区の0内の数値は、1葉当りの平均発病面積
歩合(%)を示す。
(Chemishe Berichte第36巻第24
83頁(1903年)等に記載の化合物) (Chemishe BerichLe第117巻(3
)第1194〜1214頁(1984年)に記載の化合
物) (一般名:クロロタロニル) 試験例2 オオムギうどんこ病防除効果試験温室内で直
径9cmの大きさの素焼鉢で土耕栽培したオオムギ(品
種:アズマゴールデン)の第1葉期苗に実施例5Iこ準
じて調製した水和剤の所定濃度薬液を1鉢あたりlOm
Q散布し、−夜装置した後、オオムギうどんこ病菌(E
rys iphegraminis :エリシフエ グ
ラミニス)の胞子懸濁液を噴霧接種した。接種7日後に
オオムギうどんこ病の病斑数を調査し、次式により防除
価(%)を算出して殺菌効果の評価値に換算した。
またオオムギに対する薬害程度を試験例1と同じ基準で
調査し、表示した。その結果は第3表のとおりである。
第    3    表 第 3 表(続き) 第 3 表(続き) 注1)比較薬剤ASBは第2表に示した化合物と同一で
ある。
注2)無散布区の()内の数値は、1葉当りの病斑数を
示す。
(一般名:キノメチオネート) 試験例3 コムギ赤銹病防除効果試験 温室内で直径9ctaの大きさの素焼鉢で土耕栽培した
第1本葉期のコムギ幼苗(品種:農林61号)に、実施
例5に準じて調製した水和剤の所定濃度希釈液を3鉢あ
たり20rtrQを散布した。1日後、あらかじめコム
ギ葉上で形成させたコムギ赤銹病菌(Puccinia
 recondita :ズクシニアレコンジタ)の夏
胞子を150倍の顕微鏡で1視野あたりの胞子濃度が約
50個となるようツイーン20(花王石#(株)製のポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウレートの商品名)
50ppmを添加した滅菌水に懸濁させ、その胞子懸濁
液を処理すべき葉に噴霧接種した。20°C1湿度10
0%の温室内に一夜保った後、20°Cの温室内で移し
て発病を促した。接種10日後にきり出し、1葉あたり
に発病した夏胞子堆数を調査し、次式により防除価(%
)を算出した。
本試験はl薬液濃度区あたり3鉢制で行い、その平均防
除価(%)を求めて、殺菌効果の評価値に換算した。ま
たコムギに対する薬害程度を試験例1と同じ基準で調査
し、表示した。その結果は第4表のとおりである。
/ 第4表 第 4 表(続き) 第 4 表(続き) 注1)比較薬剤A、Bは第2表に示した化合物と同一で
ある。
注2)無散布区の()内の数値は、1葉当りの病斑数を
示す。
比較薬剤E: (一般名:ジネブ)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は低級アルキル基、シクロアルキル基、
    ピリジル基を示すか、またはハロゲン原子、低級アルキ
    ル基もしくは低級アルコキシ基で置換されてもよいフェ
    ニル基を示し、R^2は低級アルケニル基、低級アルキ
    ニル基、アラルキル基、ピリジル低級アルキル基、低級
    アルコキシカルボニル低級アルキル基、低級アルコキシ
    カルボニルアラルキル基またはフェニルアミノカルボニ
    ル低級アルキル基を示し、R^3は低級アルコキシ基、
    アミノ基または第一級もしくは第二級の低級アルキルア
    ミノ基を示す。)で表わされるトリアゾールカルボン酸
    誘導体。 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は低級アルキル基、シクロアルキル基、
    ピリジル基を示すか、またはハロゲン原子、低級アルキ
    ル基もしくは低級アルコキシ基で置換されてもよいフェ
    ニル基を示し、R^2は低級アルケニル基、低級アルキ
    ニル基、アラルキル基、ピリジル低級アルキル基、低級
    アルコキシカルボニル低級アルキル基、低級アルコキシ
    カルボニルアラルキル基またはフェニルアミノカルボニ
    ル低級アルキル基を示し、R^3は低級アルコキシ基、
    アミノ基または第一級もしくは第二級の低級アルキルア
    ミノ基を示す。)で表わされるトリアゾールカルボン酸
    誘導体を活性成分として含有することを特徴とする農園
    芸用殺菌剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999002518A1 (fr) * 1997-07-11 1999-01-21 Nippon Soda Co., Ltd. Composes pyridyltriazole, procedes de production associes, et germicides agricoles et horticoles

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WO1999002518A1 (fr) * 1997-07-11 1999-01-21 Nippon Soda Co., Ltd. Composes pyridyltriazole, procedes de production associes, et germicides agricoles et horticoles

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