WO1998058210A1 - Cooking device - Google Patents

Description

明細書

技術分野

本発明は、 食品を調理する調理装置に係わり、 とくに通信回線を介して調理 を制御する調理装置に関するものである。 背景技術

従来の代表的な調理装置は、 図 1から図 3に示す構成であった。

この調理装置は、 図 1に示されているように、 調理メニュー、 材料表、 作り 方、 調理時間、 調理器具の制御情報、 栄養情報、 および価格などの文字または音 声、 画像からなる食情報コード 1として付加されたメディア媒体 2を用い、 食情 報装置 3に食情報コード 1を入力する入力手段 4と、 入力手段 4の情報を認識す る認識手段 5と、 認識手段 5の情報を報知する報知手段 6と、 認識手段 5を操作 するキースィッチ群 7と、 食情報コード 1を記憶する記憶手段 8とにより構成さ れている。

食情報コード 1は、 現在流通しているメディア媒体 2に付加することにより、 調理情報を自在、 かつ簡単に取り込むことができ、 使用すればするほど使用者に 役立つ情報を提供するようになっていた。 （特開平 8— 2 7 2 8 0 8号公報） また、 外部のネットワークと通信可能な調理装置としては、 図 2に示す例が ある。

この調理装置としては、 電子レンジの例が示されている。 通信路 9を介して、 外部の管理側システム 1 0に接続される電子レンジからなる調理装置 1 1は、 調 理メニュー名等の調理メニューを識別するための情報を表示するための表示手段 1 2と、 この表示手段 1 2に表示された情報に基づき調理メニューを選択するた めに操作される操作手段 1 3と、 調理メニュー名等の調理メニューを識別するた めの情報および調理メニューの調理シーケンスデータを記憶しておく記憶手段 1 4と、 通信路 9を介し管理側システム 1 0と双方向に通信を行うための通信制御 手段 1 5と、 この通信制御手段 1 5の制御のもとに、 管理側システム 1 0に格納 されている調理メニューを識別するための情報を読み出し、 表示手段 1 2に表示 させ、 操作手段 1 3の操作により選択された調理メニューを管理側システム 1 0 へ知らせる選択制御手段 1 6と、 この選択制御手段 1 6の制御のもとに選択され た調理メニューに関し、 管理側システム 1 0に格納されている調理メニューを識 別するための情報および調理メニューのシーケンスデータを受信して記憶手段 1 4に書き込む記憶制御手段 1 7と、 給電制御部 1 8、 調理部 1 9とにより構成さ れている。 そして、 調理装置 1 1を管理するため、 管理側システム 1 0は、 調理 装置 1 1において選択された調理メニューを通信路 9を介して認識すると、 調理 装置 1 1に対する調理メニュー変更要求をセットする。 一方、 調理装置 1 1は、 電源投入時に通信路 9を介し、 調理メニュー変更要求をチェックし、 この要求が ある場合には、 記憶制御手段 1 7の制御のもとに記憶手段 1 4の内容を書き換え るようにしている。 また、 管理側システム 1 0は、 複数の調理メニューに関し、 各調理メニューを識別可能な識別番号に対応してその調理メニュー名を表す文字 データおよび加熱調理シーケンスデータのファイル名を格納する調理メニュー管 ,理テーブルと、 複数の調理装置 1 1に対応して各調理装置 1 1の記憶手段 1 4に 記憶されている調理メニューの識別番号を登録しておく装置管理テ一ブルとを有 し、 選択制御手段 1 6の制御に応じて、 調理メニュー管理テーブルで管理されて いる文字データを調理装置 1 1へ送信するとともに、 対応する装置管理テーブル の内容を選択された調理メニューの識別番号に更新するようにしている。 （特開 平 9— 6 0 8 8 6号公報） また、 図 3に示す電子レンジは、 調理室内を複数のゾーンに分割し、 この各 ゾーンに局所的に給電可能な複数の給電口 2 0と、 各ゾーンの温度を検出する温 度検出手段 2 1と、 任意のゾーンについての仕上がり温度を含む温め情報を入力 する入力手段 2 2と、 入力手段 2 2で入力された任意のゾーンについての仕上が り温度と温度検出手段 2 1で検出されたその任意のゾーンの温度との大小を判定 する判定手段 2 3と、 この判定手段 2 3の判定結果に基づき、 給電口 2 0を選択 する頻度を変更する変更手段 2 4とを有している。

そして、 上記調理装置において、 入力手段 2 2は、ペン入力で調理ゾーンを指 定し、 食品の調理とともに最適な仕上がりとなるように判定手段 2 3が食品の温 度の高低を判定し調理するようになっていた。 （特開平 7 — 1 9 8 1 4 7号公 報）

しかしながら、 上記従来の構成では、 使用者はメディア媒体から調理に係わ る種々の情報を読み込む操作をしなければならないので、 機械操作に不慣れな年 寄りや主婦には折角の情報を活用できないという問題があった。 また、 忙しい家 庭における調理を手助けするまでには至っていないといった問題もあった。 また、 図 2の電子レンジにより、 弁当を調理する場合、 弁当の調理シ一ケン スデ一夕を通信路 9を介して調理装置 1 1に送信しても、 弁当内部に盛り付けさ れているご飯、 おかず、 サラダ、 漬物をすベての食材を調理してしまい、 調理し て欲しくないサラダや漬物は、 調理により食感が悪くなる問題があった。

また、 図 3の電子レンジで弁当を調理する場合の調理シーケンスデータの入 力は、 ペン入力であり使用者は、 食品毎に調理ゾーンを指定しなければならない 問題があった。

そこで、 調査したところ、 コンビニエンスストアで扱う弁当は、 2週間に 3 0〜4 0のメニューの変更が発生し、 さらに昼食時間帯での弁当の販売は 1 2時 からの 1 5分以内がピークとなっている。 たとえば、 幕の内弁当の調理には、 一 般の業務用 1 4 0 0 w出力の電子レンジの場合でも、 平均 3 5秒から 4 0秒かか つていた。 購買客が、 調理を頼んだ場合、 店員は弁当を電子レンジにセットし、 対応する弁当のポタンを選択して調理をスタートさせる。 そして、 調理時間 4 0 秒を含め、 調理終了した弁当を取り出し、 袋に入れ、 購買客に手渡すまでには、 平均 1分 2 5秒かかっていた。 この中には、 弁当の代金の精算をする時間が、 平 均 2 5秒かかっているので、 購買客は 1分以上も待たされる上に、 購買客が集中 する時間帯では混雑が避けられないという問題があった。 まして、 店員がペン入 力で調理ゾーンを指定する場合には、 さらに混雑は増加するという問題を有して いた。 一方、 購買客の混雑を解消するために、 調理の途中で弁当を取り出せば、 最適な仕上がりに出来上がることがなく、 購買客は、 再び調理をする作業を行う 必要があり、 より面倒になるという問題も発生していた。 発明の開示

本発明は上記の課題を解決するもので、 使用者の簡単な操作で適切な調理情 報のもとに調理でき、 また、 使用者に代わって前記情報に基づいて機器側制御手 段で自動的に調理される調理装置を提供することを目的とする。

また、 管理側システムの情報ストック手段に蓄積されている被加熱物につい ての情報を管理側通信手段により機器側制御システムに通信し、 この情報に基づ いて機器側制御システムの制御手段により、 局所調理システムが、 調理室内の任 意の部位を局所的に調理することを目的としている。

そして、 上記発明によれば、 機器側制御システムが、 管理側システムよりの 被加熱物、 たとえば、 弁当に対応した調理情報に基づいて局所調理システムで局 所的に調理をするため、 食材に適応した調理をすることができ、 また、 従来より もはるかに短時間で調理ができ、 調理に要するエネルギーも少なくすることがで きる。 上記目的を達成するために、 食品を調理する機器側制御システムと、 前記機 器側制御システムに通信回線を介して接続され、 前記機器側制御システムにおけ る前記食品の調理を遠隔制御する管理側システムとで構成され、 前記機器側制御 システムは、 加熱エリアと、 前記加熱エリアに載置された食品を調理する加熱手 段と、 前記食品の加熱状況を検出する加熱状況検出手段と、 前記通信回線からの 情報を読み取る機器側読取手段および情報を処理する機器側制御手段を備えた機 器制御装置とを備え、 また、 前記管理側システムは、 前記通信回線からの情報を 読み取る管理側読取手段および情報を処理する管理側制御手段を備え、 前記機器 側制御システムの使用者が前記食品の加熱調理を前記管理側システムに要求した とき、 前記機器側制御システムは、 使用者が設定した調理メニューに対する制御 ルールを与える調理情報と前記加熱状況情報とを前記通信回線を介して前記管理 側システムに送出するとともに、 調理に係わる遠隔制御の情報を前記通信回線を 介して前記管理側システムから受け取って前記加熱手段を制御し、 前記管理側シ ステムは、 前記通信回線を介して受け取った前記調理情報および前記加熱状況情 報とに基づいて遠隔制御情報を前記通信回線を介して前記機器側制御システムに 送出することにより、 前記機器側制御システムと前記管理側システムとが前記通 信回線を介して双方向に情報を授受しながら前記食品が前記管理側システムの遠 隔制御により調理されるように構成している。

また、 被加熱物についての調理情報等の情報を蓄積する情報ストック手段、 および前記情報を通信する管理側通信手段を少なくとも有する管理側システムと、 外部と接続される機器側通信手段、 および制御手段を少なくとも有する機器側制 御システムと、 前記制御手段により調理室内の任意の部位を局所的に調理する局 所調理システムを有する構成としている。

そして、 機器側制御システムに設けられた制御手段が、 局所調理システムに より調理室内の任意の部位を局所的に調理させるため、弁当のような被加熱物は、 充分調理を必要とする食材の部分と調理を避ける食材の部分とを区別して調理さ れ、 短時間で調理することができる。 図面の簡単な説明

第 1図は従来の調理装置の構成を示すプロック図、

第 2図は従来における他の調理装置の構成図、

第 3図は従来における他の調理装置の構成図、

第 4図は本発明の第 1の実施形態における調理装置の構成を示すプロック図、 第 5図は本発明の第 2の実施形態における調理装置の構成を示すプロック図、 第 6図は本発明の第 3の実施形態における調理装置の構成を示すプロック図、 第 7図は本発明の第 4の実施形態における調理装置の構成を示すプロック図、 第 8図は本発明の第 5の実施形態における調理装置の構成を示すプロック図、 第 9図は本発明の第 6の実施形態における調理装置の構成を示すプロック図、 第 1 0図は本発明の第 7の実施形態における調理装置の構成を示すプロック 図、

第 1 1図は本発明の第 8の実施形態における調理装置の構成を示すプロック 図、

第 1 2図は本発明の第 9の実施形態における調理装置の構成を示すプロック 図、

第 1 3図は本発明の第 1 0の実施形態における調理装置の構成を示すプロッ ク図、

第 1 4図は本発明の第 1 1の実施形態における調理装置の構成を示すブロッ ク図、

第 1 5図は本発明の第 1 2の実施形態における調理装置の構成図、

第 1 6図は同実施形態の局所調理システムにおける導波管駆動部の上面図、 第 1 7図は同実施形態の導波管駆動部の軌跡図、

第 1 8図は同調理装置の局所調理システムにおける他の方式によるアンテナ 説明図、

第 1 9図 aは本発明の第 1 3の実施形態における調理装置に使用するァ夕ッ チメン卜の上面図、

第 1 9図 bは同アタッチメントの断面図、

第 2 0図は本発明の第 1 4の実施形態における調理装置の構成図、

第 2 1図は本発明の第 1 5の実施形態における調理装置の機器側制御システ ムの構成図、

第 2 2図は本発明の第 1 6の実施形態における調理装置の機器側制御システ ムの構成図、

第 2 3図は本発明の第 1 7の実施形態における調理装置の機器側制御システ ムの構成図、

第 2 4図は本発明の第 1 8の実施形態における調理装置の構成図、

第 2 5図は本発明の第 1 9の実施形態における調理装置の構成図、

第 2 6図は本発明の第 2 0の実施形態における調理装置の構成図、

第 2 7図は本発明の第 2 1の実施形態における調理装置の管理側システムの 構成図である。 発明を実施するための最良の形態

第 1の実施形態

以下本発明の第 1の実施形態を図 4のブロック図を参照して説明する。

図 4において、 機器側制御システム 2 5は調理機器側 （以下、 機器側と称す） にあり、 食品 2 6が載置されて調理される加熱エリア 2 7、 食品 2 6を調理する 加熱手段 2 8、 食品 2 6の加熱状況を検出する加熱状況検出手段 2 9、 機器側制 御システム 2 5における情報を処理する機器側制御手段 3 0および通信回線 9を 介して入力する情報を読み取る機器側読取手段 3 1で構成される。 機器側制御手 段 3 0と機器側読取手段 3 1とは機器側制御システム 2 5の全体の動作を制御す る機器制御装置 3 2を構成する。 また、 管理側システム 3 3は機器側制御システ ム 2 5を管理し、 通信回線 9を介して入力する情報を読み取る管理側読取手段 3 4と管理側システム 3 3における情報を処理する管理側制御手段 3 5で構成され る。 なお、 機器側制御システム 2 5には、 使用者が 「* * *の * *料理」 などの 調理メニューなどを入力するキーボードやマウスなどの入力手段 （図示せず） を 備え、 使用者の入力操作に対応する情報を機器側制御手段 3 0に出力するものと する。

つぎに動作、 作用について説明する。 機器側制御システム 2 5において、 た とえば電子レンジなどの高周波を閉じ込めて食品を調理する調理室などの加熱ェ リア 2 7に食品 2 6が載置され、 加熱手段 2 8は機器側制御手段 3 0の制御のも とに食品 2 6を調理する。 このとき、 加熱状況検出手段 2 9は、 食品 2 6の物理 的変化を検出している。 加熱状況検出手段 2 9は、 食品 2 6から調理とともに発 生する水分変化、 湿度変化、 食品の重さ、 食品の温度などの他に、 電子レンジで あれば、 加熱エリア 2 7内の電界の分布、 電源電圧変動、 機器側制御システム 2 5の温度、 加熱エリア 2 7内の温度などを検出する。 これらの加熱状況情報は機 器側制御手段 3 0に出力するものとする。

まず、 使用者が機器側制御システム 2 5の操作方法を十分に理解している場 合には、 前記入力手段の所定の操作により食品 2 6に対する調理メニューを設定 する。 前記入力手段は調理メニューを機器側制御手段 3 0に出力する。 機器側制 御手段 3 0は加熱調理を制御するための制御ルールを調理情報として調理メニュ 一ごとに備えており、 入力された調理メニューに対する調理情報と、 加熱状況検 出手段 2 9が検出した加熱状況情報とに対応して加熱手段 2 8を制御し、 加熱ェ リア 2 7内の食品 2 6を調理する。

また、 使用者が機器側制御システム 2 5の操作方法を十分に理解できない場 合、 前記入力手段に設けたヘルプキー （図示せず） を押す。 このとき、 機器側制 御手段 3 0は、 機器側読取手段 3 1と光ファイバーケ一ブルなどの通信回線 9と を介して管理側システム 3 3にアクセスし、 管理側読取手段 3 4を介して管理側 制御手段 3 5に制御を委託する。 このとき、 機器側制御システム 2 5からは調理 メニューに対応する調理情報と加熱状況情報とを通信回線 9を介して管理側シス テム 3 3に送出する。 管理側システム 3 3において、 管理側読取手段 3 4は通信 回線 9を介して入力した調理情報と加熱状況情報とを読み取って管理側制御手段 3 5に出力する。 管理側制御手段 3 5は、 これらの情報に基づいて加熱エリア 2 7中の食品 2 6が最適に調理されるように通信回線 9を介して遠隔制御情報を機 器側制御システム 2 5に送出して制御する。 このとき、 調理の進行に伴って加熱 状況が刻々変化するので、 機器側制御システム 2 5は常に加熱状況情報を通信回 線 9を介して管理側システム 3 3に送出する。

以上のように本実施形態によれば、 機器側制御システム 2 5と管理側システ ム 3 3とが通信回線 9を介して調理メニューおよび調理条件などの調理情報と、 加熱状況などの情報と、 遠隔制御情報とを双方向に授受し、 管理側システム 3 3 により食品 2 6が適切な仕上がりとなるように機器側制御システム 2 5を遠隔で 制御することにより、 機器側制御システム 2 5の使用者に調理の知識がなく、 ま た操作方法がわからなくても、 簡単、 かつ的確に調理することができる。 第 2の実施形態

第 2の実施形態を図 5のブロック図のプロック図を参照して説明する。

なお、 図 4に示した第 1の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して 詳細な説明を省略する。 第 1の実施形態と異なる点は、 機器制御装置 3 2に機器 側ストツク手段 3 6を設け、 管理側システム 3 3には管理側情報ストツク手段 3 7を設け、 機器側ストック手段 3 6には管理側システム 3 3から受け取った情報 をストックし、 管理側情報ストック手段 3 7には機器側制御システム 2 5から受 け取った情報を蓄積するようにしたことにある。 なお、 機器側ストック手段 3 6 および管理側情報ストック手段 3 7としては、 磁気ディスク装置などの磁気記憶 手段や半導体メモリなどの不揮発性記憶手段が有効である。

つぎに動作、 作用について説明する。 機器側制御システム 2 5において、 機 器側制御手段 3 0は、 管理側システム 3 3から受け取った情報を機器側ストツク 手段 3 5に蓄積して記憶させる。 また、 管理側システム 3 3において、 管理側制 御手段 3 5は、 機器側制御システム 2 5から受け取った情報を管理側情報ストッ ク手段 3 7に蓄積して記憶させる。 これにより、 機器側制御システム 2 5は管理 側システム 3 3から受け取った新しい調理メニューなどの情報を機器側ストック 手段 3 6に蓄積して記憶し、 また、 管理側システム 3 3では機器側制御システム 2 5から受け取った調理メニューや加熱状況などの情報を管理側情報ストック手 段 3 7に蓄積して記憶する。 なお、 他の動作については第 1の実施形態と同じで あり、 説明を省略する。

以上のように本実施形態によれば、 機器制御装置 3 2に機器側ストック手段 3 6を設けて管理側システム 3 3から受け取った情報を蓄積することにより、 新 しい調理メニューを追加記憶することができ、 また、 管理側システム 3 3には管 理側情報ストツク手段 3 7を設けて機器側制御システム 2 5から受け取つた情報 を蓄積することにより、 管理側システム 3 3の管理者は、 機器側制御システムに おける調理メニューの使用状況や加熱状況を新しい調理メニューの開発などに反 映することができる。

なお、 機器側ストック手段 3 6、 および管理側情報ストツク手段 3 7が記憶 する情報は上記に限定されるものではなく、 機器側制御システム 2 5と管理側シ ステム 3 3との間で規定された所定のルールに従うものとする。 第 3の実施形態

第 3の実施形態を図 6のプロック図を参照して説明する。

なお、 第 1の実施形態および第 2の実施形態と同じ構成要素には同一番号を 付与して詳細な説明を省略する。 第 3の実施形態が第 1ないし第 2の実施形態と 異なる点は、 機器側制御システム 2 5には機器側デジタル記録媒体 3 8 aを機器 制御装置 3 2に備え、 また、 管理側システム 3 3には管理側デジタル記録媒体 3 8 bを備え、 それぞれ多量の情報をあらかじめ記憶していることにある。 なお、 機器側デジタル記録媒体 3 8 aおよび管理側デジタル記録媒体 3 8 bは、 情報を デジタル信号により記録しているフロッピーディスク、 コンパクトディスク、 バ —コードなどの記録媒体である。

第 1の実施形態において、 機器側制御システム 2 5は使用者が入力した調理 メニューに対応する調理情報を備えているとしたが、 多岐多様な調理メニューに 対応するためには多数の調理情報をあらかじめ保有している必要がある。 また、 管理側システム 3 3においても、 多岐多様な新しいメニューに対する調理情報を あらかじめ保有している必要がある。 第 3の実施形態において、 機器側デジタル 記録媒体 3 8 aと管理側デジタル記録媒体 3 8 bは、 これらの情報を容易に提供 するものである。

つぎに動作、 作用について説明する。 機器側制御システム 2 5において、 使 用者が調理メニューを操作入力すると、 機器側制御手段 3 0は、 機器側デジタル 記録媒体 3 8 aにあらかじめ記録された多数の調理情報の中から入力された調理 メニューに対応する調理情報を読み取る。 したがって、 有限個のキーを備えた入 力手段であっても、 また調理メニューが多くても、 多岐多様な調理メニューに対 応する調理情報を容易に得ることができる。 つぎに、 機器側制御手段 3 0は、 機 器側読取手段 3 1および通信回線 9を介して前記調理情報と加熱状況情報とを通 信回線 9を介して管理側システム 3 3に送出する。

管理側システム 3 3において、 管理側読取手段 3 4は、 通信回線 9を介して 入力した調理情報と加熱状況情報とを読み取り、管理側制御手段 3 5に出力する。 管理側制御手段 3 5は、 入力した調理情報と加熱状況情報とに基づいて、 食品 2 6を適切に調理するための管理情報を通信回線 9を介して機器側制御システム 2 5に送出する。 また、 管理側デジタル記録媒体 3 8 bには新しい調理メニューと それに対する調理情報をあらかじめ記録して保持しており、 管理側システム 3 3 からの所定のアクセス処理により、 新しい調理メニューを機器側制御システム 2 5に送出し、 機器側制御システム 2 5は入力した新しい調理メニューを機器側ス トツク手段 3 6に記録する。

機器側制御システム 2 5が前記新しい調理メニューにより調理を要望する場 合、 機器側ストック手段 3 6に記憶した新しい調理メニューの情報を読み出し、 管理側システム 3 3にアクセスして送出する。 管理側システム 3 3では、 その要 望に対応して機器側制御システム 2 5から加熱状況情報を入力し、 管理側デジ夕 ル記録媒体 3 8 bに記憶している調理情報と入力した調理情報入力とに基づいて、 食品 2 6を適切に調理するための管理情報を機器側制御システム 2 5に送出する。 なお、 管理側システム 3 3は、 新しい調理メニューの名称とともに、 その調 理情報も機器側制御システム 2 5に送出し、 機器側制御システム 2 5では機器側 ストック手段 3 6に新しい調理メニューの名称とその調理情報との両方を記憶す るようにしてもよい。 このとき、 機器側ストック手段 3 6は大きい記憶容量を必 要とするが、 単独でも新しい調理メニューで調理できることはいうまでもない。 以上のように本実施形態によれば、 機器制御装置 3 2には機器側デジタル記 録媒体 3 8 aを設け、 調理メニューに対応する多数の調理情報をあらかじめ記憶 していることにより、 入力手段で入力した多岐多様な調理メニューに対応する調 3 理情報を備えることができる。 また、 管理側システム 3 3に管理側デジタル記録 媒体 3 8 bを設け、 新しい調理メニューとその調理情報とをあらかじめ記憶して おくことにより、 それを機器側制御システム 2 5に与えたり、 その調理メニュー における遠隔制御に供することができる。 第 4の実施形態

第 4の実施形態を図 7のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1ないし 第 3の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。 第 4の実施形態が第 3と異なる点は、 機器制御装置 3 2には、 調理メニューや加 熱状況を表示する機器側表示手段 3 9 a、 および同様の機器側報知手段 4 0 aを 備え、 また、 管理側システム 3 3には同様の管理側表示手段 3 9 b、 および管理 側報知手段 4 0 bを備えたことにある。 なお、 機器側表示手段 3 9 a、 管理側表 示手段 3 9 bとしては、 たとえば液晶や小型の陰極線管を用いた表示装置を用い ることができ、 また、 機器側報知手段 4 0 a、 管理側報知手段 4 0 bとしては、 たとえば音声合成による音声で報知する発音器を用いることができる。

つぎに動作、 作用について説明する。 機器側制御システム 2 5において、 機 器側制御手段 3 0は、 現在の調理メニューおよび加熱状況を機器側表示手段 3 9 aにより表示させる。 また、 所定の異常状態に対しては機器側報知手段 4 0 aに より使用者に音や音声などで報知する。 一方、 管理側システム 3 3において、 管 理側制御手段 3 5は、 現在の調理メニューおよび加熱状況を管理側表示手段 3 9 bにより表示させる。 また、 所定の異常状態に対しては管理側報知手段 4 0 bに より管理者に音や音声などで報知する。 したがって、 使用者は設定した調理メニ ユーおよび加熱状況を確認でき、 とくに、 遠隔制御により自動的に調理させてい る場合には調理内容についての不安感を払拭することができる。 一方、 管理側シ ステムについても、 管理者は管理している機器側制御システム 2 5が正常に動作 しているか否かを確認でき、 オペレーションも楽になる。

以上のように第 4の実施形態によれば、 機器制御装置 3 2に機器側表示手段 3 9 aおよび機器側報知手段 4 0 aを備え、 また、 管理側システム 3 3には管理側表 示手段 3 9 bおよび管理側報知手段 4 0 bを備え、 それぞれ、 現在の調理メニュ —や加熱状況などを表示および報知するようにしたことにより、 機器側制御シス テム 2 5の使用者および管理側システム 3 3の管理者は、 それぞれ現状を確認す ることができ、 不安なく、 かつ異常の有無を容易に認識することができ、 的確な 調理を実行することができる。 なお、 機器制御装置 3 2は機器側表示手段 3 9 aまたは機器側報知手段 4 0 aのいずれか一方のみ備えてもよい。 管理側システ ム 3 3においても同様である。 また、 機器側表示手段 3 9 a、 機器側報知手段 4 0 a、 管理側表示手段 3 9 b、 管理側報知手段 4 O bは、 機器側制御システム 2 5と管理側システム 3 3との遠隔制御以外の通信などに利用してもよい。 第 5の実施形態

第 5の実施形態を図 8のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1の実施 形態ないし第 4の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を 省略する。 第 5の実施形態が第 4の実施形態と異なる点は、 管理側システム 3 3 に逐次実行制御部 4 1を備え、 機器側制御システム 2 5で使用者が都度設定する 要件に対応して逐次に遠隔制御を実行するようにしたことにある。

つぎに動作、 作用について説明する。 使用者が自動的に管理側システム 3 3 により遠隔で調理させる場合、 調理の途中において、 使用者が調理条件などの要 件を都度設定して管理側システム 3 3に要求すると、 管理側システム 3 3におい て逐次実行制御部 4 1はその要求ごとに対応した遠隔制御情報を設定し機器側制 御システム 2 5に送出する。 なお、 使用者の都度設定は前記入力手段により設定 できる。 したがって、 使用者が好みに応じて都度設定する調理条件などを逐次に 織り込みながら遠隔制御することができる。

以上のように本実施形態によれば、 管理側システム 3 3に逐次実行制御部 4 1を設け、 調理を遠隔制御により実行中において、 機器側制御システムの使用者 の都度設定する調理条件などに逐次に応じながら遠隔制御するようにしたことに より、 使用者が好みなどで都度設定した要件を織り込みながら遠隔制御で調理す ることができる。 第 6の実施形態

第 6の実施形態を図 9のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1ないし 第 5の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。 第 6の実施形態が第 5の実施形態と異なる点は、 機器制御装置 3 2に機器側変更 手段 4 2 aを備え、 また、管理側システム 3 3には管理側変更手段 4 2 bを備え、 初期設定された調理情報に基づく一連の制御を割り込みにより変更して、 中断、 再開、 調理時刻などを変更できるようにしたことにある。

つぎに動作、 作用について説明する。 使用者が管理側システム 3 3により自 動的に調理させる場合、 使用者が入力した調理メニューに対応する調理情報に基 づいて調理が進行する。 そのとき、 使用者が調理を中断して状態を確認したり味 見したい場合に、 入力手段により中断を入力すると、 機器側制御手段 3 0は割り 込みによる中断と判断し、 割込情報を管理側システムに出力して割り込み処理に 移行させるとともに自らも割込処理に移行する。 この時点から機器側変更手段 4 2 aの変更情報、 ここでは中断情報による動作が開始し、 管理側制御手段 3 5は 前記中断情報にしたがって加熱手段 2 8の動作を停止させ、中断動作を継続する。 使用者が再開を入力する機器側変更手段 4 2 aは中断を終了し、 機器側制御手段 3 0および管理側制御手段 3 5は割込処理を解除され、 中断前の一連の制御に戻 る。 なお、 上記の割込動作中に機器側変更手段 4 2 aの変更情報は管理側変更手 段 4 2 bにも出力される。 以上の動作により、 使用者は上記の中断動作中に食品 2 6を確認することができる。 調理時刻も同様に変更することができる。

以上のように第 6の実施形態によれば、 機器制御装置 3 2に機器側変更手段 4 2 a、 管理側システム 3 3には管理側変更手段 4 2 bを設け、 初期設定された 一連の制御を割り込みにより変更できるようにしたことにより、 使用者は調理を 中断および再開できるとともに、 調理時刻も変更することができる。 第 7の実施形態

第 7の実施形態を図 1 0のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1の実 施形態ないし第 6の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明 を省略する。 第 7の実施形態が第 6の実施形態と異なる点は、 機器制御装置 3 2 には機器側第 2ストック手段 4 3 aを備え、 また、 管理側システム 3 3には管理 側第 2ストック手段 4 3 bを備え、 機器側第 2ストック手段 4 3 aには機器側変 更手段 4 2 aにより変更した変更情報を蓄積して記憶し、 第 2の管理側第 2スト ック手段 4 3 bには管理側変更手段 4 2 bにより変更した変更情報を蓄積して記 憶し、 それらを再利用できるようにしたことにある。

つぎに動作、 作用について説明する。 使用者が機器側変更手段 4 2 aにより 変更した調理情報を機器側第 2ストック手段 4 3 aに蓄積して記憶する。 使用者 が以前と同じ変更を要求したとき、 機器側制御手段 3 0は機器側第 2ストック手 段 4 3 aに記憶した変更情報を用いて割込による変更動作を実行する。 したがつ て、 たとえば、 使用者が調理の中断、 再開を幾度も繰り返す場合に有効である。 以上のように本実施形態によれば、 機器制御装置 3 2には機器側第 2ストツ ク手段 4 3 a、 管理側システム 3 3には管理側第 2ストック手段 4 3 bを備え、 それぞれ変更情報を蓄積して記憶するようにしたことにより、 機器側制御システ ム 2 5および管理側システム 3 3では変更した情報を繰り返して利用することが でき、 調理の中断、 再開を繰り返す場合などにおいて、 変更した情報をいつでも 自由に利用することができる。 また、 管理側システム 3 3においても、 使用者が 変更した情報を蓄積して記憶することができる。 第 8の実施形態

第 8 の実施形態を図 1 1のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1ない し第 7の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。 第 8 の実施形態が実施形態 7と異なる点は、 機器制御装置 3 2に機器側学習機 能手段 4 4 a、 管理側システム 3 3には管理側学習機能手段 4 4 bを備え、 調理 情報を使用者が一層好ましいものにして記憶するようにしたことにある。

つぎに動作、 作用について説明する。 まず、 機器側制御システム 2 5につい て説明する。 機器側ストック手段 3 6には管理側システムから受け取った新しい 調理情報を記憶している。 また、 第 2の機器側ストック手段 4 3 aは、 機器側変 更手段 4 2 aにより使用者が処理を変更した変更情報が記憶されている。 これら の情報は使用者にとって好ましいものほど何回も使用され、使用頻度が高くなる。 機器側学習機能手段 4 4 aは、 機器側ストック手段 3 6および第 2の機器側スト ック手段 4 3 aに記憶した情報の利用頻度に基づいて、 機器側ストック手段 3 6 に記憶している調理情報のうちの好ましい調理情報に、 第 2の機器側ストック手 段 4 3 aに記憶している変更情報のうち、 前記好ましい調理情報に対する好まし い変更情報を加え、 それを、 一層好ましい調理情報として機器側ストック手段 3 6に記憶する。 また、 管理側学習機能手段 4 4 bについても同様である。 機器側 制御システム 2 5と管理側システム 3 3とが連携して上記の処理を行うことによ り、 両者が同一の一層好ましい調理情報を機器側ストック手段 3 6、 管理側情報 ストック手段 3 7のそれぞれに保有することができる。

以上のように本実施形態によれば、 機器制御装置 3 2には機器側学習機能手 段 4 4 aを備え、 管理側システム 3 3には管理側学習機能手段 4 4 bを備え、 機 器側制御システム 2 5では機器側ストック手段 3 6に記憶した調理情報および第 2の機器側ストック手段 4 3 aに記憶した変更情報の使用頻度に基づいて一層好 ましい調理情報を機器側ストック手段 3 6に記憶し、 管理側システム 3 3におい ても同様に一層好ましい調理情報を管理側情報ストック手段 3 7に記憶し、 上記 の処理を機器側制御システム 2 5と管理側システム 3 3とが連携して行うことに より、 いずれにも同一の一層好ましい調理情報を保有することができる。 この場 合、 その一層好ましい調理情報による調理を機器側単独で実行すれば、 管理側シ ステム 3 3を介した調理よりも処理が速いことはいうまでもなく、 管理側システ ム 3 3の制御負担を低減できる。 第 9の実施形態

第 9の実施形態を図 1 2のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1ない し第 8の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。 第 9の実施形態が第 8の実施形態と異なる点は、 機器制御装置 3 2には調理時刻 を設定できる機器側調理時刻設定手段 4 5 aを備え、 また、 管理側システム 3 3 には管理側調理時刻設定手段 4 5 bを備え、 調理を開始または完了する時刻を設 定できるようにしたことにある。

つぎに動作、 作用について説明する。 使用者は、 機器側調理時刻設定手段 4 5 aにより調理の開始時刻または完了時刻を設定すると、 通信回線 9により管理 側システム 3 3の管理側調理時刻設定手段 4 5 bによりその情報が読み取られて 設定される。 管理側制御手段 3 5は管理側調理時刻設定手段 4 5 bに設定された 調理時刻に合わせて調理を開始または完了するように遠隔制御する。

以上のように第 9の実施形態によれば、 機器制御装置 3 2に機器側調理時刻 設定手段 4 5 a、 管理側システム 3 3に管理側調理時刻設定手段 4 5 bを設け、 使用者が機器側調理時刻設定手段 4 5 aに設定した調理時刻に遠隔制御により調 理を開始または完了するようにしたことにより、 使用者の都合のよい時刻に開始 または完了できるので、 使い勝手が非常によくなる。 第 1 0の実施形態

第 1 0の実施形態を図 1 3のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1な いし第 9の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略す る。 第 1 0の実施形態が第 9の実施形態と異なる点は、 機器制御装置 3 2に機器 側強制終了手段 4 6 aを備え、 また、 管理側システム 3 3には同様の管理側強制 終了手段 4 6 bを備え、 通信回線 9を介する情報の授受に異常が発生したとき、 強制終了するようにしたことにある。

つぎに動作、 作用について説明する。 管理側システム 3 3により遠隔制御で 調理を実行しているとき、 機器側制御システム 2 5と管理側システム 3 3との間 で通信回線 9を介する情報の授受が不可能となった場合、 機器側強制終了手段 4 6 aおよび管理側強制終了手段 4 6 bは、 いずれも強制的に調理を中断する。 こ のとき、 機器側表示手段 3 9 aまたは機器側報知手段 4 0 aにより異常により調 理を中断したことを使用者に表示または報知する。 管理側システムにおいても同 様にできる。

以上のように本実施形態によれば、 機器制御装置 3 2に機器側強制終了手段 4 6 aを備え、 また管理側システム 3 3には管理側強制終了手段 4 6 bを備え、 通信回線 9を介する機器側制御システム 2 5と管理側システム 3 3との情報の授 受に異常が発生したとき、 強制終了するようにしたことにより、 遠隔制御不能に よる異常な調理を防止することができる。 第 1 1の実施形態 第 1 1の実施形態を図 1 4のブロック図を参照して説明する。 なお、 第 1な いし第 1 0の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略 する。 第 1 1の実施形態が実施形態 1 0と異なる点は、 機器制御装置 3 2が機器 側制御システム 2 5から着脱自在な構成とし、 かつ、 機器側制御手段 3 0と機器 側読取手段 3 1との間を無線接続する送受信手段 4 7を備えたことにある。 この 場合、 機器制御装置 3 2として、 ネットワークに接続したコンピュータ、 たとえ ば、 イン夕一ネットなどができるパーソナルコンピュータ 4 8を用い、 機器側読 取手段 3 1として通信回線 9を介して情報を授受するモデムを用い、 パーソナル コンピュータ 4 8と機器側読取手段 3 1との間を送受信手段 4 7により赤外線や 微弱電波などで無線接続する構成とする。

パーソナルコンピュータ 4 8は、 キーボードやマウスなどを備えているので 入力手段を備えており、 また、 記録装置を備えているので機器側ストック手段 3 6、 機器側デジタル記録媒体 3 8 a、 第 2の機器側ストック手段 4 3 aの機能を 備え、 また、 機器側制御手段 3 0、 機器側変更手段 4 2 a、 機器側学習機能手段 4 4 a , 機器側調理時刻設定手段 4 5 a、 および機器側強制終了手段 4 6 aは、 すべてパーソナルコンピュータ 4 8のプログラム動作により実現され、 さらに、 表示器や発音器も備えているので、 機器側表示手段 3 9 aおよび機器側報知手段 4 0 aの機能を備えている。

つぎに動作、 作用について説明する。 機器側読取手段 3 1とパーソナルコン ピュー夕 4 8とは送受信手段 4 7を介して無線で接続され、 機器側読取手段 3 1 と送受信手段 4 7とパーソナルコンピュータ 4 8とが全体として機器制御装置 3 2を構成し、 実施形態 1 0と同じ動作を行う。 このとき、 機器側読取手段 3 1を 通信回線 9の終端位置に配置し、 パーソナルコンピュータ 4 8を前記終端位置か ら離れた加熱エリア 2 7の近傍に配置し、その間を無線で接続することができる。 以上のように本実施形態によれば、 機器制御装置 3 2の機器側読取手段 3 1 以外をパーソナルコンピュータ 4 8で構成し、 通信回線 9に接続された機器側読 取手段 3 1とパーソナルコンピュータ 4 8との間を無線の送受信手段 4 7で接続 して機器制御装置とすることにより、 一般に普及しているパーソナルコンビユー 夕 4 8を介して加熱手段 2 8を制御するようにできる。

なお、 パーソナルコンピュータに限定されないことはいうまでもない。 第 1 2の実施形態

第 1 2の実施形態を図 1 5 〜 1 7の図面を参照して説明する。 図 1 5は第 1 2の実施形態の調理装置の全体構成図、 図 1 6は同調理装置の局所調理を実現す る導波管駆動部の上面図、 図 1 7は弁当を調理したときの導波管駆動部の放射口 における軌跡図である。 なお、 第 1ないし第 1 1の実施形態と同じ構成要素には 同一番号を付与して詳細な説明を省略する。

図 1 5〜図 1 7において、 管理側システム 3 3は調理情報などをストックす る管理側情報ストック手段 3 7、 管理側制御手段であるコンピュータ 3 5、 調理 情報などを機器側へ通信する管理側読取手段 3 4、 管理側システムの表示手段 3 9 , および管理側システムの報知手段 4 0 bで構成される。 機器側制御システ ム 2 5は機器側制御装置であるコンピュータ 3 2、 管理側システム 3 3の管理側 読取手段 3 4と情報をやり取りする機器側読取手段 3 1、 機器側の表示手段 3 9 a、 機器側の報知手段 4 0 aおよび機器側制御手段 3 0で構成される。 管理側シ ステム 3 3と機器側制御システム 2 5との間は通信回線 9で情報を通信している。 また、 高周波を発振するマグネトロンからなる加熱手段 2 8、 被加熱物である食 品 2 6、食品 2 6を高周波で調理し金属で囲まれた加熱エリアである調理室 2 7 、 食品 2 6を載置する載置台 4 9、 加熱手段 2 8から発振された高周波電力を調理 室 2 7へ導く導波管 5 0、 モ一夕 5 1、 導波管 5 0に取り付けてモータ 5 1と結 合した軸 A 5 2、 軸 A 5 2により導波管 5 0に取り付けこの軸 A 5 2を中心に回 転自在な回転導波管 5 3、 内側に歯車を形成した外側ガイド 5 4、 モータ 5 1に 結合して回転する軸 A 5 2に固定している歯車 A 5 5、 歯車 A 5 5と外側ガイド 5 4の歯車との間に挟まって自転しながら外側ガイド 5 4に沿って円運動し回転 する歯車 B 5 6、回転導波管 5 3に取り付けた軸 B 5 7および軸 B 5 7に結合し、 歯車 B 5 6の回転とともに 3 6 0度の方向に回転して高周波を放射できる放射口 5 8で局所調理システム 5 9が構成される。

局所調理を実現するための回転導波管 5 3の駆動部は、 モ一夕 5 1の回転に より軸 A 5 0を介して歯車 A 5 5が回転すると、 この歯車 A 5 5と外側ガイド 5 4とに挟まっている歯車 B 5 6は自転しながら円運動するので放射口 5 8も回転 しながら円運動をするので軌跡 6 0のような動きをする。 したがって、 ごはん、 おかず、 サラダ、 漬物などの食材の種類、 場所、 調理の要否などの調理情報が管 理側システム 3 3から付与され、 機器側制御手段 3 0により局所調理システム 5 9の放射口 5 8は軌跡 6 0に沿って動きながら被加熱物 2 6の食品を調理する。 次にその動作、 作用について説明する。 被加熱物 2 6がたとえば弁当である 場合、 その弁当の調理情報は、 管理側システム 3 3の中の管理側情報ストック手 段 3 7に弁当の種類、 弁当内の食材の配置、 調理時間、 調理機器情報などが貯え られている。 管理側システム 3 3は管理側読取手段 3 4により双方向の通信回線 9例えば、 電話回線などを介して、 機器側読取手段 3 1により、 機器側制御シス テム 2 5へ調理情報を送信する。 機器側読取手段 3 1は、 管理側システム 3 3か ら通信された調理情報を読み取り機器側制御システム 2 5の機器側制御手段 3 0 が、 その情報を機器側の表示手段 3 9 a、 報知手段 4 0 aにより表示もしくは報 知する。 そして、 機器側制御手段 3 0は、 その調理情報に基づいて、 マグネトロ ンからなる加熱手段 2 8により、 図 1 7に示すようにご飯、 おかずなどのゾーン を調理し、 サラダ、 漬物などのゾーンを調理しないように放射口 5 8の軌跡 6 0 を制御して局所調理をする。 この局所調理システム 5 9は、 加熱手段 2 8から放 射する高周波電力を導波管 5 0により回転導波管 5 3に導き、 ついで所定の軌跡 6 0で動く放射口 5 8より高周波を放射して調理する。 この局所調理を行う局所 調理システム 5 9は、調理情報に基づいて機器側制御手段 3 0により動作される。 まず、 機器側制御手段 3 0により、 モータ 5 1が制御され、 このモータ 5 1の回 転が回転導波管 5 3に結合した軸 A 5 2により伝達されて回転し、 導波管 5 0に より導かれた高周波を放射口 5 8に導入する。 一方、 放射口 5 8は、 モ一夕 5 1 により回転する歯車 A 5 5の自転および円運動によって軌跡 6 0のように移動し ながら高周波を放射するので、被加熱物 2 6に近接した状態で放射して調理する。 このように制御することによって、被加熱物 2 6の調理ゾーンを制御できるので、 弁当の調理情報が、 あらかじめ機器側制御手段 3 0に自動的に入力されるように すれば、 きわめて短時間で失敗のない調理を実現することができる。

また、 コンビニエンスストアなどにおいて、 弁当の種類が頻繁に変わっても、 常にそのプログラムに基づいて弁当内の食材の配置、 調理時間、 調理機器情報な どについての調理情報が更新されるので、 使用者は、 弁当をセットするのみで所 定の食材のみを調理することができ、 非常に使い勝手のよい調理装置が提供でき る。

なお、 以上説明した局所調理システム 5 9は、 機器側制御手段 3 0により制 御されるモ一夕 5 1による外側ガイド 5 4、 歯車 A 5 5、 歯車 B 5 6の回転で放 射口 5 8の方向を変えているが、 放射口 5 8の代わりに図 1 8に示すような半波 長の整数倍の大きさで強電界部 6 1 aを有する金属製のアンテナ 6 1 bを軸 B 5 7に結合させたものでもよくそれに限定されるものではない。

この場合、 軸 B 5 7に取り付けるアンテナ 6 1 bの形状は使用する高周波の 周波数の半波長の整数倍に合わせると、 先端部分に高周波電界の強い強電界部 6 1 a (電界の腹） が形成できる性質を利用しており、 簡単な構成で局所調理シス テム 5 9を構成することができる。 第 1 3の実施形態

図 1 9 A、 図 1 9 Bは第 1 3の実施形態の調理装置に使用するアタッチメン トを示す図であり、 第 1 2の実施形態と異なる構成はアタッチメント 6 2によつ て被加熱物 2 6を置く位置を調理室 2 7内で規制するようにしていることである。 なお、 実施形態 1 2と同じ構成部分については同一の符号を付してその説明 は省略する。

次にその動作、 作用について説明する。 アタッチメント 6 2の大きさは、 調 理室 2 7の底面の大きさに合った大きさとし、 中央部には被加熱物 2 6が嵌入さ れる穴 6 3を設けているので、 被加熱物 2 6はそれに合わせた穴 6 3で中心に位 置するように規制されている。 弁当のような被加熱物 2 6のサイズは、 概ね規格 化されているので、 そのサイズにあった穴 6 3を設け、 常に被加熱物 2 6が中心 部に置かれるようになることによって、それぞれのゾーンを調理する局所調理は、 常に同じ温度で仕上げることができ、 被加熱物 2 6についての調理情報により、 食材について安定した調理を実現することができる。 第 1 4の実施形態

図 2 0は第 1 4の実施形態の調理装置を示す全体構成図であり、 第 1 2の実 施形態と異なる構成は、 被加熱物 2 6の加熱状況または運転状況を検出する検出 手段 6 4、 6 5を調理室 2 7が有し、 その検出した結果の履歴を記憶する履歴記 憶手段 6 6、 6 7を機器側制御システム 2 5、 管理側システム 3 3がそれぞれ有 し、 各々のシステムの機器側制御手段 3 0、 管理側制御手段 3 5によりその履歴 の情報を通信するようにしていることである。

なお、 第 1 1の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明 を省略する。 次にその動作、 作用についてを説明する。 被加熱物 26の加熱状況を検出す る検出手段 64としては、 たとえば被加熱物 26から発生する水分を検出する湿 度センサなどを用いることができ、 この場合の湿度センサは、 多孔質のセラミツ クの表面に水分が付着すると抵抗値が変化することによって、 間接的に被加熱物 26の仕上がりを検出するものである。 また、 検出手段 64としては、 被加熱物 の表面温度を検出する赤外線センサを用いてもよい。この場合の赤外線センサは、 強誘電体のセラミック表面に、 入射する被加熱物 26からの赤外線量に比例して 微弱電流が発生し、 その電流値を増幅して非接触で被加熱物 26の温度を検出す るものである。 また、 検出手段 65としては、 加熱手段 28であるマグネトロン の温度や、 アノード温度などを検出するサーミス夕を用いることができ、 加熱手 段 28の温度が上昇すると、 調理効率が低下したり、 加熱手段 28の故障が発生 したりするので、 加熱手段 28の運転状況を検出する検出手段 65で監視するこ とによって、 常に正常な調理を実現することができる。

そして、 機器側制御手段 30は、 被加熱物 26の調理ごとに検出手段 64、 65により検出した結果を機器側制御システム 25の履歴記憶手段 66に記憶し、 この機器側制御システム 25の履歴記憶手段 66に記憶された内容は、 機器側制 御手段 30を介して機器側読取手段 31を通り、 通信回線 9から、 管理側システ ム 33の管理側読取手段 34を通り、 管理側システム 33の履歴記憶手段 67に も記憶される。 そして、 被加熱物 26の加熱状況や、 運転状況をそれぞれの履歴 記憶手段 66、 67が記憶し、 各々のシステムの制御手段 30、 35で履歴の情 報を通信することで、 被加熱物 26の調理履歴を記憶することができ、 被加熱物 26の衛生管理や、 食中毒防止への対応、 HACCP (Ha z a r d An a l y s i s C r i t i c a l Con t r o l Po i n t s) への対応、 機器の故障 予測やメンテナンスの対応に迅速に対処することができる。

なお、 検出手段 64としては、 湿度センサや、 赤外線センサについて説明し たが、 加熱手段 2 8からの高周波の放射量と、 被加熱物 2 6に吸収される高周波 との差を検出するためのアンテナを有する電界センサを用いることもでき、 これ らに限定されるものではない。

また、 検出手段 6 5としては、 加熱手段 2 8の温度を検出する場合について 説明したが、 加熱手段 2 8の稼動運転の積算時間を検出する手段を用いることも でき、 これらに限定されるものではない。 第 1 5の実施形態

図 2 1は第 1 5の実施形態の調理装置のうち機器側制御システムの構成図を 示し、 第 1 4の実施形態の場合と異なる構成は、 機器側制御システム 2 5が POS 端末 6 8を備えていることである。 なお、 第 1 2ないし第 1 4の実施形態と同じ 構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。

次にその動作、 作用を説明すると、 POS 端末 6 8は、 お客さんが、 弁当など の被加熱物 2 6を買い、 店員が機器側制御システム 2 5により金額を精算すると 機器側制御手段 3 0に被加熱物 2 6の調理対象部分の指令を送信することができ るようにしている。

そして、 機器側制御手段 3 0は、 被加熱物 2 6の内容、 金額を機器側表示手 段 3 9 aに表示させたり、 報知手段 4 0 aに報知させたり、 また、 履歴記憶手段 6 6に記憶させたりする。 機器側制御システム 2 5の履歴記憶手段 6 6に記憶さ れた内容は機器側読取手段 3 1を通り、 通信回線 9から、 管理側システム 3 3の 履歴記憶手段 6 7にも記憶される。被加熱物 2 6の購買状況を履歴記憶手段 6 6、 6 7が記憶し、 それぞれ機器側制御システム 2 5、 管理側システム 3 3により履 歴の情報を通信することで、 被加熱物 2 6の販売管理や、 被加熱物 2 6の発注へ の対応を迅速にすることができる。 第 1 6の実施形態

図 2 2は第 1 6の実施形態における調理装置の機器側制御システムの構成図 を示し、 1 5の実施形態の場合と異なる構成は、 機器側制御システム 2 5が複数 の調理器を制御できる機能を有することである。 なお、 第 1 2ないし第 1 5の実 施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。

機器側制御システム 2 5の機器側制御手段 3 0が、 複数の調理器である電子 レンジ 6 9、 7 0、 7 1に対し、 被加熱物 2 6の調理対象部分の指令をそれぞれ に分配するようにしている。 昼間時、 弁当の調理で混雑している場合でも、 機器 側制御手段 3 0は、 POS 端末 6 8からの調理指令により、 電子レンジ 6 9から 7 1の中から調理可能な電子レンジの 1つを選択する。 また、 機器側制御手段 3 0は、 機器側表示手段 3 9 a、 または機器側報知手段 4 0 aにより、 電子レンジ 6 9から 7 1の中から選択した調理可能な電子レンジを表示もしくは報知するの で、 昼間の混雑時でも手際よく調理作業をすることができる。 第 1 7の実施形態

図 2 3は第 1 7の実施形態における調理装置の機器側制御システムの構成図 を示し、 第 1 6実施形態の場合と異なる構成は、 機器側制御システム 2 5が複数 の調理器を制御できる機能を有することである。 なお、 第 1 2ないし第 1 5の実 施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を省略する。

機器側制御システム 2 5の機器側制御手段 3 0が、 複数の機器である冷蔵庫 7 2、 電子レンジ 6 9、 保温庫 7 3について被加熱物 2 6を調理する場合の調理 情報を管理している。

コンビニエンスストアで扱う被加熱物 2 6として、 最近、 冷凍弁当が開発さ れてきている。 そこで、 被加熱物 2 6が冷蔵庫 7 2から取り出されると、 その被 加熱物 2 6の温度管理情報を機器側制御手段 3 0は受け取り、 その被加熱物 2 6 を電子レンジ 6 9で続けて調理する場合には、 冷蔵庫 7 2より取り出した被加熱 物 2 6の温度管理情報に対応した調理時間を自動的に電子レンジ 6 9は設定して 被加熱物 2 6を調理する。 ついで、 電子レンジ 6 9における調理情報に基づいて 保温庫 7 3では被加熱物 2 6が、 いつでも食べられる状態で管理する。 さらに機 器側制御手段 3 0は、 機器側表示手段 3 9 a、 または機器側報知手段 4 0 aによ り、 被加熱物 2 6についての一連の調理情報を表示もしくは報知するので、 調理 した被加熱物 2 6をストックしておくことが容易になる。 第 1 8の実施形態

図 2 4は第 1 8の実施形態における調理装置の構成図を示し、 第 1 2実施形 態の場合と異なる構成は、 管理側システム 3 3、 および機器側制御システム 2 5 が公衆回線、 テレビ、 衛星放送、 地上波などのメディア 7 4を介して情報を入手 しこの情報を記憶手段 7 5、 7 6にそれぞれ記憶させるようにしていることであ る。 なお、 第 1 2の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明 を省略する。

メディア 7 4からの調理情報は、 通信回線 9を介して、 管理側システム 3 3、 機器側制御システム 2 5に設けた記憶手段 7 5、 7 6に記憶されるため、 1 0 0 0店を超える大規模なコンビニエンスストアの場合の情報の書き換えや、 あるい は世界中のコンビニエンスストアの場合でも一般に普及しているインターネット、 衛星放送などを使用して、 情報を迅速に書き換え記憶させることができる。 第 1 9の実施形態

図 2 5は第 1 9の実施形態における調理装置の構成図を示し、 第 1 2実施形 態の場合と異なる構成は、 管理側システム 3 3、 および機器側制御システム 2 5 との間で情報を通信する際にセキュリティ手段 7 7、 7 8をそれぞれが有するよ うにしていることである。 なお、 第 1 2の実施形態と同じ構成要素には同一番号 を付与して詳細な説明を省略する。

セキュリティ手段 7 7、 7 8は、 管理側システム 3 3と機器側制御システム 2 5との間で調理情報などを通信する際に、 暗号化したり、 復号化したり、 パス ワードを設定したりすることで、 ハツ力一により通信が妨害されたり、 傍受され たり、 情報が破壊されたりするのを困難にし、 安定した情報の通信ができるよう にしている。 第 2 0の実施形態

図 2 6は第 2 0の実施形態における調理装置の構成図を示し、 第 1 2の実施 形態の場合と異なる構成は、 管理側システム 3 3、 および機器側制御システム 2 5がそれぞれバックアップ手段 7 9、 8 0をそれぞれが有するようにしているこ とであ'る。 なお、 第 1 2の実施形態と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細 な説明を省略する。

バックアップ手段 7 9、 8 0は、 各々の管理側システム 3 3、 および機器側 制御システム 2 5が通信不能、 故障、 能力ダウンした場合、 履歴記憶手段 6 6、 6 7に記憶している調理履歴情報、 あるいは記憶手段 7 5、 7 6に記億している 調理情報をバックアップして迅速にシステムの復旧を行うようにしている。また、 通信回線 9のトラブルにより、 機器側制御システム 2 5が管理側システム 3 3と 遮断された場合も、 機器側制御システム 2 5のバックアップ手段 8 0は、 代替す るメディア 7 4から入手した調理情報を記憶手段 7 6に記憶して調理するように したり、 トラブル中の調理履歴を履歴記憶手段 6 6に記憶し、 復旧後に管理側シ ステム 3 3と通信できるようにしたりすることで、 調理履歴情報は常に正確に管 理することができるようになる。 第 2 1の実施形態

図 2 7は第 2 1の実施形態における調理装置の管理側システムの構成図を示 し、 第 1 2の実施形態の場合と異なる構成は、 管理側システム 3 3が課金手段 8 1を有していることである。 なお、 第 1 2の実施形態と同じ構成要素には同一番 号を付与して詳細な説明を省略する。

課金手段 8 1は、 機器側制御システム 2 5からの調理情報の要求によって課 金されるものである。 たとえば、 管理側システム 3 3には膨大な被加熱物の調理 シーケンス情報がストツクしてあり、 機器側制御システム 2 5は、 調理情報を機 器側表示手段 3 9 aに表示し、 検索しながら必要な調理情報だけ取り寄せること ができる。

そして、 顧客は必要な調理情報についての情報料を支払い、 管理側は顧客の ニーズに合わせた情報を提供し、 電子決裁などの方法により決裁をすれば集金の 煩雑さを低減することができる。 産業上の利用の可能性

以上のように本発明の調理装置によれば次の効果がある。

1 . 機器側制御システムと管理側システムとが通信回線を介して調理メニュ 一および調理条件などの調理情報と、 加熱状況などの情報と、 遠隔制御情報とを 双方向に授受し、 管理側システムにより食品が適切な仕上がりとなるように機器 側制御システムを遠隔で制御することにより、 機器側制御システムの使用者に調 理の知識がなく、 また操作方法がわからなくても、 簡単、 かつ適格に調理する効 果がある。

2 . 機器制御装置に機器側ストック手段を設けて管理側システムから受け取 つた情報を蓄積することにより、新しい調理メニューを追加記憶することができ、 また、 管理側システムには管理側ストック手段を設けて機器側制御システムから 受け取った情報を蓄積することにより、 管理側システムの管理者は、 機器側制御 システムにおける調理メニューの使用状況や加熱状況を新しい調理メニューの開 発などに反映する効果がある上に使用者の好みの調理メニューや調理条件などの 新しい調理の開発などに活用する効果がある。

3 . 機器制御装置には機器側デジタル記録媒体を設け、 調理メニューに対応 する多数の調理情報をあらかじめ記憶していることにより、 入力手段で入力した 多岐多様な調理メニューに対応する調理情報を備えることができ、 管理側システ ムに管理側デジタル記録媒体を設け、 新しい調理メニューとその調理情報とをあ らかじめ記憶しておくことにより、 それを機器側制御システムに与えたり、 その 調理メニューにおける遠隔制御に供する効果がある。

4 . 機器制御装置に機器側表示手段および機器側報知手段を備え、 また、 管 理側システムには管理側表示手段および管理側報知手段を備え、 それぞれ、 現在 の調理メニューや加熱状況などを表示および報知するようにしたことにより、 機 器側制御システムの使用者および管理側システムの管理者には、 それぞれォペレ —シヨンを確認することができ、 不安なく、 かつ異常の有無を容易に認識するこ とができ、 的確な調理を実行することができる効果がある。

5 . 管理側システムに逐次実行制御部を設け、 調理を遠隔制御により実行中 において、 機器側制御システムの使用者の都度設定する調理条件などに逐次に応 じながら遠隔制御するようにしたことにより、 使用者が好みなどで都度設定した 要件を織り込みながら遠隔制御で調理することができる効果がある。

6 . 機器制御装置に機器側変更手段、 管理側システムには管理側変更手段を 設け、 初期設定された一連の制御を割り込みにより変更できるようにしたことに より、 使用者は調理を中断および再開できるとともに、 調理時刻も変更すること ができる効果がある。

7 . 機器制御装置には第 2の機器側ストック手段、 管理側システムには第 2 の管理側ストック手段を備え、 それぞれ変更情報を蓄積して記憶するようにした ことにより、 機器側制御システムおよび管理側システムでは変更した情報を繰り 返して利用することができ、 調理の中断、 再開を繰り返す場合などにおいて、 変 更した情報をいつでも自由に利用することができる。 また、 管理側システムにお いても、 使用者が変更した情報を蓄積して記憶することができいつでも利用でき る効果がある。

8 . 機器制御装置には機器側学習機能手段を備え、 管理側システムには管理側 学習機能手段を備え、 機器側制御システムでは機器側ストック手段に記憶した調 理情報および第 2の機器側ストック手段に記憶した変更情報の使用頻度に基づい て一層好ましい調理情報を機器側ストック手段に記憶し、 管理側システムにおい ても同様に一層好ましい調理情報を管理側ストック手段に記憶し、 上記の処理を 機器側制御システムと管理側システムとが連携して行うことにより、 いずれにも 同一の一層好ましい調理情報を保有することができる。 この場合、 その一層好ま しい調理情報による調理を機器側単独で実行すれば、 管理側システムを介した調 理ょりも処理が速いことはいうまでもなく、 管理側システムの制御負担を低減で きる効果がある。

9 . 機器制御装置に機器側調理時刻設定手段、 管理側システムに管理側調理時 刻設定手段を設け、 使用者が機器側調理時刻設定手段に設定した調理時刻に遠隔 制御により調理を開始または完了するようにしたことにより、 使用者の都合のよ い時刻に開始または完了できるので、 使い勝手が非常によくなる効果がある。

1 0 . 機器制御装置に機器側強制終了手段を備え、 また管理側システムには管 理側強制終了手段を備え、 通信回線を介する機器側制御システムと管理側システ ムとの情報の授受に異常が発生したとき、 強制終了するようにしたことにより、 遠隔制御不能による異常な調理を防止することができる効果がある。

1 1、機器制御装置の機器側読取手段以外をパーソナルコンピュータで構成し、 通信回線に接続された機器側読取手段とパーソナルコンピュータとの間を無線の 送受信手段で接続して機器制御装置とすることにより、 一般に普及しているパー ソナルコンピュータを介して加熱手段を制御するようにできる効果がある。

1 2、 局所調理システムは、 通信回線より与えられる調理情報により被加熱 物の調理ゾーンが制御できるので、 弁当の調理情報が、 あらかじめ機器側制御手 段 3 0に自動的に入力されるようにすれば、 きわめて短時間で失敗のない調理を 実現することができる。

また、 コンビニエンスストアなどにおいて、 弁当の種類が頻繁に変わっても、 常にそのプログラムに基づいて弁当内の食材の配置、 調理時間、 調理機器情報な どについての調理情報が更新されるので、 使用者は、 弁当をセットするのみで所 定の食材のみを調理することができ、 非常に使い勝手のよい調理装置が提供でき る効果がある。

1 3、 アタッチメントによって被加熱物を置く位置を調理室 2 7内で規制す るようにしているので、 常に被加熱物 2 6が中心部に置かれるようになることに よって、 それぞれのゾーンを調理する局所調理は、 常に同じ温度で仕上げること ができ、 被加熱物 2 6についての調理情報により、 食材について安定した調理を 実現することができる効果がある。

1 4、 被加熱物の加熱状況または運転状況を検出する検出手段を有し、 その 検出した結果の履歴を記憶する履歴記憶手段を機器側制御システム、 管理側シス テムがそれぞれ有し、 各々のシステムの機器側制御手段、 管理側制御手段により その履歴の情報を通信するようにしているので常に正常な調理を実現することが できる効果がある。

そして、 被加熱物の加熱状況や、 運転状況をそれぞれの履歴記憶手段が記憶 し、 各々のシステムの制御手段で履歴の情報を通信することで、 被加熱物の調理 履歴を記憶することができ、 被加熱物の衛生管理や、 食中毒防止への対応、 機器 の故障予測やメンテナンスの対応に迅速に対処することができる。

1 5、 POS 端末では、 被加熱物の販売管理や、 被加熱物の発注が可能で、 同 時に機器側制御システムへの制御も行うことができ、 顧客への対応をさらに迅速 にすることができる効果がある。

1 6、 機器側制御システムが複数の調理器を制御できる機能を有するので、 選択した調理可能な加熱手段を表示もしくは報知すれば、 昼間の混雑時でも手際 よく調理作業をすることができる効果がある。

1 7、 機器側制御システムが複数の調理器を制御できる機能を有するので、 いつでもおいしく食べられる状態で管理することができ、 さらに機器側制御手段 は、 機器側表示手段、 または機器側報知手段により、 被加熱物についての一連の 調理情報を表示もしくは報知すれば、 調理した被加熱物をストツクしておくこと が容易になる効果がある。

1 8、 管理側システム、 および機器側制御システムが公衆回線、 テレビ、 衛 星放送、 地 ±波などのメディアを介して情報を入手しこの情報を記憶手段にそれ ぞれ記憶させるようにしているので、 大規模なコンビニエンスストアの場合の情 報の書き換えや、 あるいは世界中のコンビニエンスストアの場合でも一般に普及 しているインターネット、 衛星放送などを使用して、 情報を迅速に書き換え記憶 させることができる効果がある。

1 9、 管理側システム、 および機器側制御システムとの間で情報を通信する 際にセキュリティ手段をそれぞれが有するようにしているので、 通信する際に、 ハッカーにより通信が妨害されたり、 傍受されたり、 情報が破壊されたりするの を困難にし、 安定した情報の通信ができる効果がある。

2 0、 管理側システム、 および機器側制御システムがそれぞれバックアップ 手段をそれぞれが有しているので、通信回線 9のトラブルによる制御不能もなく、 復旧後に管理側システムと通信できるようにしたりすることで、 調理履歴情報は 常に正確に管理することができるようなる効果がある。

2 1、 管理側システムが課金手段を有しているので、 管理側は顧客のニーズ に合わせた情報を提供し、 電子決裁などの方法により決裁をすれば集金の煩雑さ を低減することができる効果がある。

Claims

請 求 の 範 囲.

1 . 食品を調理する機器側制御システムと、 前記機器側制御システムに通信回線 を介して接続され、 前記機器側制御システムにおける前記食品の調理を遠隔制御 する管理側システムとで構成され、 前記機器側制御システムは、

加熱エリアと、

前記加熱エリアに載置された食品を調理する加熱手段と、

前記食品の加熱状況を検出する加熱状況検出手段と、

前記通信回線からの情報を読み取る機器側読取手段および情報を処理する機 器側制御手段を備えた機器制御装置と

を備え、 また、 前記管理側システムは、

前記通信回線からの情報を読み取る管理側読取手段

および情報を処理する管理側制御手段

を備え、 前記機器側制御システムの使用者が前記食品の調理を前記管理側シ ステムに要求したとき、 前記機器側制御システムは、

使用者が設定した調理メニューに対する制御ルールを与える調理情報と 前記加熱状況情報と

を前記通信回線を介して前記管理側システムに送出するとともに、 調理に係 わる遠隔制御の情報を前記通信回線を介して前記管理側システムから受け取って 前記加熱手段を制御し、

前記管理側システムは、 前記通信回線を介して受け取った前記調理情報およ び前記加熱状況情報とに基づいて遠隔制御情報を前記通信回線を介して前記機器 側制御システムに送出することにより、 前記機器側制御システムと前記管理側シ ステムとが前記通信回線を介して双方向に情報を授受しながら前記食品が前記管 理側システムの遠隔制御により調理されるようにした調理装置。

2 . 前記機器側制御システムが機器側ストック手段を前記機器制御装置に備える とともに、 前記管理側システムが管理側ストック手段を備え、 前記機器側ストツ ク手段は前記管理側システムから受け取った情報を蓄積して記憶し、 前記管理側 ストック手段は前記機器側制御システムから受け取った情報を蓄積して記憶する ようにした請求項 1記載の調理装置。

3 . 前記機器側制御システムが機器側デジタル記録媒体を前記機器制御装置に備 えるとともに、 前記管理側システムが管理側デジタル記録媒体を備え、 前記機器 側制御システムは、

使用者が設定した調理メニューに対応する調理情報を前記機器側デジタル記 録媒体にあらかじめ記憶されている調理情報のうちから読み出して加熱状況情報 とともに前記管理側システムに送出することにより前記管理側システムから調理 を遠隔制御され、 また、 前記管理側デジタル記録媒体にあらかじめ記録されてい る新規の調理情報を供与されて前記機器側ストック手段に記憶するようにした請 求項 2記載の調理装置。

4. 前記機器側制御システムが機器側表示手段と機器側報知手段の少なくともい ずれかを前記機器制御装置に備えるとともに、 前記管理側システムが管理側表示 手段と管理側報知手段の少なくともいずれかを備え、 それぞれ調理情報および加 熱状況情報を表示および報知するようにした請求項 1ないし請求項 3のいずれか に記載の調理装置。

5 . 前記管理側システムが逐次実行制御部を備え、 調理の途中に使用者が都度設 定する要件ごとに逐次に対応して遠隔制御を実行するようにした請求項 1ないし 請求項 4のいずれかに記載の調理装置。

6 . 前記機器側制御システムが機器側変更手段を前記機器制御装置に備えるとと もに、 前記管理側システムが管理側変更手段を備え、 使用者が初期設定された調 理情報の変更を要求入力したとき、 前記機器側制御システムおよび前記管理側シ ステムは前記機器側変更手段および前記管理側変更手段により一連の制御を中断 して割り込み処理により前記変更要件を実行するようにした請求項 1ないし請求 項 5のいずれかに記載の調理装置。

7 . 前記機器側制御システムが第 2の機器側ストック手段を前記機器制御装置に 備えるとともに、 前記管理側システムが第 2の管理側ストック手段を備え、 前記 第 2の機器側ストック手段は前記機器側変更手段の変更情報を記憶し、 前記第 2 の管理側ストック手段には前記管理側変更手段の変更情報を記憶するようにした 請求項 6記載の調理装置。

8 . 前記機器側制御システムが機器側学習機能手段を前記機器制御装置に備える とともに、 前記管理側システムが管理側学習機能手段を備え、 前記機器側学習機 能手段は、 前記機器側ストック手段に記憶した調理情報の利用頻度と前記第 2の 機器側ストック手段に記憶した変更情報の利用頻度とに基づいて、 一層好ましい 調理情報を前記機器側ストック手段に記憶し、 前記管理側学習機能手段は、 前記 管理側ストック手段に記憶した調理情報の利用頻度と前記管理側第 2ストック手 段に記憶した変更情報の利用頻度とに基づいて、 一層好ましい調理情報を前記管 理側ストック手段に記憶し、 前記機器側制御システムと前記管理側システムとが 連携して上記処理を実行することにより、 それぞれが同一の一層好ましい調理情 報を保有するようにした請求項 7記載の調理装置。

9 . 前記機器側制御システムが機器側調理時刻設定手段を前記機器制御装置に備 えるとともに、 前記管理側システムが管理側調理時刻設定手段を備え、 使用者が 設定した調理の開始時刻または終了時刻に合わせて遠隔制御により調理するよう にした請求項 1ないし請求項 8のいずれかに記載の調理装置。

1 0 . 前記機器側制御システムが機器側強制終了手段を前記機器制御装置に備え るとともに、 前記管理側システムが管理側強制終了手段を備え、 調理に異常が発 生したときには強制的に終了するようにした請求項 1ないし請求項 9のいずれか に記載の調理装置。

1 1 . 前記機器側制御システムにおいて前記機器制御装置の前記機器側読取手段 以外を前記機器側制御システムから着脱自在に構成し、 かつ前記機器側読取手段 と前記機器側制御手段との間を無線で接続して構成した請求項 1ないし請求項 9 のいずれかに記載の調理装置。

1 2 . 被加熱物についての調理情報などの情報をストックする管理側情報ストッ ク手段、 前記情報を機器側へ通信する前記管理側読取手段、 および前記管理側制 御手段を有する前記管理側システムと、 外部と接続される前記機器側読取手段、 前記機器側制御手段を有する前記機器側制御システムと、 前記機器側制御手段に より調理室内の任意の部位を局所的に調理可能な局所調理システムとからなる請 求項 1ないし 1 1記載のいずれか 1項に記載の調理装置。

1 3 . 前記局所調理システムが被加熱物を置く位置を規制するアタッチメントを 有する請求項 1 2記載の調理装置。

1 4 . 前記機器側制御システムが被加熱物の加熱状況、 運転状況を検出する検出 手段、 およびその検出した結果の履歴を記憶する履歴記憶手段を有し、 前記管理 側システムが履歴記憶手段を有し、 前記機器側システムおよび管理側システムが 履歴の情報を通信する構成とした請求項 1 2ないし 1 3記載のいずれか 1項に記 載の調理装置。

1 5 . 前記機器側制御システムが、 金額を精算する POS の端末機能を有する請 求項 1 2ないし 1 4記載のいずれか 1項に記載の調理装置。

1 6 . 前記機器側制御システムが、 複数の調理器を制御できる機能を有する請求 項 1 2ないし 1 5記載のいずれか 1項に記載の調理装置。

1 7 . 前記機器側制御システムは、 複数の機器を制御できる機能を有する請求項 1 2項ないし 1 6記載のいずれか 1項に記載の調理装置。

1 8 . 前記管理側システムおよび前記機器側制御システムは、 公衆回線、 テレビ、 衛星放送、 地上波等のメディアを介して入手した情報を記憶する記憶手段を有す る請求項 1 2ないし 1 7記載のいずれか 1項に記載の調理装置。

1 9 . 前記管理側システムおよび前記機器側制御システムが、 情報を通信する際 に暗号化と復号化を行うセキュリティ手段を有する請求項 1 2ないし 1 8のいず れか 1項に記載の調理装置。

2 0 . 管理側システムおよび機器側制御システムが、 記憶手段に記憶している調 理情報をバックアップするバックアップ手段を有する請求項 1 2ないし 1 9のい ずれか 1項に記載の調理装置。

2 1 . 管理側システムが、 通信の際に課金する課金手段を有する請求項 1 2ない し 2 0のいずれか 1項に記載の調理装置。