JP3955825B2 - 調理支援システム及び調理支援方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子レンジ等の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば料理をユーザーに提供する料理提供店舗においては、提供する料理の味が劣るとユーザーに敬遠されてしまう。そのため、従来、数多くの料理を提供している料理提供店舗では、多数の熟練した調理人を雇用しているのが一般的である。
【0003】
しかし、多数の調理人を雇用したのでは、人件費が高騰し、その結果、提供する料理の価格も高くなってしまっている。
【0004】
又、調理人が調理を行うためには、相当な厨房設備が必要であり、厨房設備のための費用が高くついてしまっているという問題点がある。
【0005】
一方、例えば加熱調理器である電子レンジによる調理を、自動的に行わせるようにしたものが提案されている。このものは、例えば食品に付された無線タグから発せられる食品識別コードを、電子レンジに設けた入力手段によって受信し、サーバコンピュータのデータベース等から、その食品識別コードと関連付けて記録した調理手順情報をダウンロードし、そのダウンロードした調理手順情報に基づいて食品を加熱調理するようにしたものである。これにより、例えば各個人が家庭で電子レンジを用いて調理を行う場合、食品に応じて調理手順情報を入力せずに済み、入力操作の慣れていない人にとっては、利用し易いものにできる(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−147920号公報
【0007】
しかしながら、例えば料理提供店舗で、多数の電子レンジを用いて調理するような場合、上記のように、その都度、サーバコンピュータのデータベース等からダウンロードして得た調理手順情報に基づいて食品を調理したのでは、調理に時間がかかってしまい、顧客を待たせてしまう。又、上記の方法では、どの電子レンジが調理中であるか等の情報まで得られるものではなく、調理者は、多数の電子レンジの内から調理を実行していない電子レンジを選ぶ等の操作が必要になり、円滑に調理できない。従って、このような方法は、多数の電子レンジを用いて迅速に調理を行うような場合には、適応し難い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、以上のような実情に鑑みて提案されたもので、熟練した調理人を不要にでき、しかも、厨房設備を簡素化できる調理支援システム等の提供を第1の目的とする。
【0009】
本願発明は、各店舗の調理材料、オーダー内容、及び使用状況を管理及び監視できる調理支援システム等の提供を第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の作用効果】
本願第1発明は、複数の加熱調理器と、これらの加熱調理器と通信可能に接続され加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置とを備えた調理支援システムであって、調理支援装置は、加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を加熱調理器と関連付けて記憶し、この調理支援装置に、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、調理支援装置は、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出し、抽出した加熱調理器に、入力された受注料理特定情報に対して調理を行う加熱調理器として抽出したことを知らせる抽出通知情報を送信し、受信した加熱調理器は、抽出通知情報に基づいて、注文を受けた料理の調理を実行する加熱調理器であることを表示することを特徴とする調理支援システムである。
【0011】
本願第2発明は、本願第1発明に係る調理支援システムにおいて、上記調理支援システムは、加熱調理器で調理する調理材料を貯蔵した貯蔵庫を備え、この貯蔵庫は、調理支援装置と通信可能に接続され、上記調理支援装置は、各料理に必要な調理材料に関する必要材料情報を、各料理と関連付けて記録した料理データベースを備えるとともに、必要材料情報を、調理材料を貯蔵した貯蔵庫と関連付けて記録した貯蔵庫データベースを備え、この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を、料理データベースから抽出するとともに、その抽出した必要材料情報に対応する貯蔵庫を貯蔵庫データベースから抽出し、その抽出した貯蔵庫に、上記抽出した必要材料情報を送信し、受信した貯蔵庫は、必要材料情報を表示することを特徴とするものである。
【0012】
本願第3発明は、本願第2発明に係る調理支援システムにおいて、上記貯蔵庫と調理支援装置とは、料理の提供を行う店舗ごとに設置され、上記調理支援システムは、更に、各店舗の貯蔵庫と調理支援装置との少なくとも一方と通信手段を介して通信可能に接続され各店舗の貯蔵庫の調理材料の管理を支援する中央管理支援装置を備え、この中央管理支援装置は、貯蔵庫の調理材料の在庫量が変動したことを示す在庫変動情報を各店舗の貯蔵庫又は調理支援装置から受信し、受信した在庫変動情報に基づいて、各店舗の貯蔵庫の各調理材料の在庫量情報を生成することを特徴とするものである。
【0013】
本願第4発明は、本願第1〜第3発明の何れかに係る調理支援システムにおいて、上記中央管理支援装置は、貯蔵庫の調理材料を補充するか否かを判断する際の基準にする補充基準値を、調理材料と関連付けて記録した店舗データベースを備え、上記生成した在庫量情報と店舗データベースとに基づいて、調理材料の在庫量情報がその調理材料に対応する補充基準値より少ないか否かを検知し、補充基準値より少ないと検知した場合に、その調理材料の補充を要する旨の材料補充情報を生成することを特徴とするものである。
【0014】
本願第5発明は、本願第1〜第4発明の何れかに係る調理支援システムにおいて、上記調理支援装置は、料理の提供又は販売を行う店舗ごとに設置され、上記調理支援システムは、各店舗の調理支援装置と通信手段を介して通信可能に接続された中央管理支援装置を備え、中央管理支援装置は、各店舗で提供又は販売した料理に関するデータの管理を支援するものであることを特徴とするものものである。
【0015】
本願第6発明は、本願第5発明に係る調理支援システムにおいて、上記店舗は、出前料理の提供を行う店舗であり、上記調理支援装置と中央管理支援装置との少なくとも一方は、各店舗の出前料理の配達の管理を支援するものであることを特徴とするものである。
【0016】
本願第7発明は、本願第1〜6発明の何れかに係る調理支援システムにおいて、上記調理支援装置は、出前料理の提供を行う店舗、店舗内で料理の提供を行う店舗、店舗内で料理の販売を行う店舗、又は、調理だけを行う事業所ごとに設置されたものであることを特徴とするものである。
【0017】
本願第8発明は、本願第1〜第7発明の何れかに係る調理支援システムにおいて、上記加熱調理器は、電子レンジから構成され、複数の電子レンジの全部又は一部は、電子レンジのマイクロ波を受けて発熱する発熱体を備えたものであることを特徴とするものである。
【0018】
本願第9発明は、複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置であって、加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を、加熱調理器と関連付けて記憶し、この調理支援装置に、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出することを特徴とする調理支援装置である。
【0019】
本願第10発明は、加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を加熱調理器と関連付けて記憶したコンピュータを、複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置として機能させるプログラムであって、コンピュータに、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出する処理を実行させることを特徴とするプログラムである。
【0020】
本願第11発明は、加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を、加熱調理器と関連付けて記憶したコンピュータを、複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータに、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、使用可能状況にある加熱調理器を抽出する処理を実行させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体である。
【0021】
本願第12発明は、本願第6〜第8発明の何れかに記載の調理支援装置、プログラム、又は、プログラムを記録した記録媒体において、上記調理支援装置は、各料理に必要な調理材料に関する必要材料情報を、各料理と関連付けて記録した料理データベースを備えるとともに、必要材料情報を、調理材料を貯蔵した貯蔵庫と関連付けて記録した貯蔵庫データベースを備え、この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を、料理データベースから抽出するとともに、その抽出した必要材料情報に対応する貯蔵庫を貯蔵庫データベースから抽出することを特徴とするものである。
【0022】
本願第13発明は、本願第6〜第9発明の何れかに係る調理支援装置、プログラム、又は、プログラムを記録した記録媒体において、上記調理支援装置は、加熱調理器による各料理の調理に関する調理手順情報を、加熱調理器と関連付けて記録した加熱調理器データベースを備え、上記調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、受注料理特定情報に該当する料理に対応する調理手順情報を抽出し、その抽出した調理手順情報を、上記抽出した加熱調理器に送信することを特徴とするものである。
【0023】
本願第14発明は、本願第1〜第10発明の何れかに係る調理支援システム、調理支援装置、プログラム、又は、プログラムを記録した記録媒体において、上記調理支援装置は、各加熱調理器の調理可能な料理を予め特定した可能料理特定情報を、加熱調理器と関連付けて記録した加熱調理器データベースを備え、上記調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、受注料理特定情報と、記憶した使用状況情報と、加熱調理器データベースに記録した可能料理特定情報とに基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器で、且つ、受注料理特定情報に該当する可能料理特定情報に対応する加熱調理器を抽出することを特徴とするものである。
【0024】
本願第15発明は、複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援方法であって、加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を加熱調理器と関連付けて記憶したコンピュータであって、調理支援装置として機能させるコンピュータを準備し、コンピュータに、顧客から注文を受けた料理を特定した受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出する処理を行わせることを特徴とする調理支援方法である。
【0025】
以上のように構成された本願第1発明の調理支援システム、本願第9発明の調理支援装置、本願第10発明のプログラム、本願第11発明のプログラムを記録した記録媒体、及び本願第15発明の調理支援方法においては、複数の加熱調理器として、例えば電子レンジを用いて調理を行うため、熟練した調理人を不要にできるとともに、厨房設備も簡単なものにできる。
【0026】
又、調理支援装置に受注料理特定情報が入力されると、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出する。これにより、調理者は、単に抽出された加熱調理器に調理材料を入れて加熱調理器を作動させれば良く、複数の加熱調理器の中から使用可能なものを選ぶ作業を不要にでき、迅速に調理できる。
【0027】
本願第2、第11発明においては、調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を料理データベースから抽出し、その抽出した必要材料情報を貯蔵庫に送信する。受信した貯蔵庫は、受信した必要材料情報を表示する。これにより、例えば調理材料を複数の貯蔵庫に分けて貯蔵している場合でも、調理者は、注文を受けた料理に必要な調理材料を貯蔵した貯蔵庫が容易に判り、調理材料を貯蔵庫から簡単に取り出すことができ、迅速に調理材料を準備できる。又、例えば必要材料情報に調理材料の量に関する情報を含めたものにすると、必要材料情報を見て料理に対して必要な調理材料の量を取り出すことができ、より一層、短時間で調理材料を準備できる。
【0028】
本願第3発明においては、中央管理支援装置によって、各店舗の貯蔵庫に貯蔵された調理材料の在庫量に関する在庫量情報を生成するため、在庫量情報に基づいて、調理材料の補充を行うことができる。これにより、各店舗の貯蔵庫に貯蔵された調理材料の管理を、一箇所で一括管理することができ、各店舗での管理を不要にできる。又、各店舗で管理する場合は、各店舗ごとに調理材料の補充手配をしなければならず、しかも、補充する調理材料の配送は補充手配を受け取った後に行われるため、補充する調理材料が店舗に届くまでに時間を要し、或いは補充手配の不手際によって補充する調理材料が店舗に届かないことも起こり得る。しかし、上記のように中央管理支援装置によって一括管理することにより、迅速に且つ確実に調理材料を補充できる。
【0029】
本願第4発明においては、中央管理支援装置が、生成した在庫量情報と店舗データベースとに基づいて、調理材料の在庫量情報がその調理材料に対応する補充基準値より少ないか否かを検知し、補充基準値より少ないと検知した場合に、その調理材料の補充を要する旨の材料補充情報を生成する。こうすることにより、生成した材料補充情報に基づいて、調理材料の補充を行うことができる。これにより、調理材料の管理をより一層、容易且つ確実に行なうことができる。
【0030】
本願第5発明においては、中央管理支援装置は、各店舗で提供又は販売した料理に関するデータの管理を支援する。例えば料理に関するデータとして、提供又は販売した料理名の情報、或いは売上げの情報を含めたものにしておけば、各店舗で人気のある料理名、或いは各店舗での料理の売上げ高等を、店舗ごとに一括管理できる。
【0031】
本願第6発明は、調理支援装置と中央管理支援装置との少なくとも一方は、各店舗の出前料理の配達の管理を支援するものとする。例えば注文を受けた顧客、加熱調理器での調理を終えた時間、顧客に届けた時間等の情報を管理することにより、出前料理の配達を管理する。これにより、例えば注文を受けた顧客に届けるのが遅れたような場合には、即座に判り、改善できる。従って、顧客へのサービスの充実を図り得るものにできる。
【0032】
本願第7発明は、調理支援装置は、出前料理の提供を行う店舗、店舗内で料理の提供を行う店舗、店舗内で料理の販売を行う店舗、又は、調理だけを行う事業所ごとに設置されたものとする。こうすることにより、種々の店舗等で本システムを適応でき、使用便利なものにできる。
【0033】
本願第8発明においては、加熱調理器は電子レンジから構成され、複数の電子レンジの全部又は一部は、電子レンジのマイクロ波を受けて発熱する発熱体を備えたものとする。
【0034】
こうすることにより、発熱体から発する熱によって、調理材料の外面に焦げ目を付け、或いは、米を炊きあげることも可能になる。従って、本システムによる調理の対象となる料理が多くなり、例えば本システムを料理の提供を行う店舗に適したものにできる。
【0035】
本願第13発明においては、調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、受注料理特定情報に該当する料理に対応する調理手順情報を抽出し、その抽出した調理手順情報を、抽出した加熱調理器に送信する。これにより、例えば調理手順情報を、注文を受けた料理に対して調理を行う加熱調理器として抽出したことを知らせる抽出通知情報として、抽出した加熱調理器に送信できるとともに、この調理手順情報に、例えば加熱調理器による調理加工方法、或いは調理の時間の情報を含めたものにしておき、調理手順情報を加熱調理器に表示するようにしておけば、調理者は、この調理手順情報に基づいて容易に調理できる。従って、例えば調理材料に焦げ目を付け得る発熱体を備えた加熱調理器を用いて、調理の対象となる料理を多種多彩なものにした場合でも、調理者は、調理手順情報に基づいて容易に調理できる。
【0036】
又、この調理手順情報を、加熱調理器に、料理に対する調理加工方法、調理の時間の情報として受信させる。そして、その調理手順情報に基づいて加熱調理器を作動させて料理を調理させることもできる。これにより、調理者は、料理ごとに調理加工方法、調理の時間の情報を加熱調理器に入力しなくても良いものにできる。従って、加熱調理器による調理のための操作を簡単なものにでき、操作便利なものにできる。
【0037】
本願第14発明においては、調理支援装置は、受注料理特定情報と、記憶した使用状況情報と、加熱調理器データベースに記録した可能料理特定情報とに基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器で、且つ、受注料理特定情報に該当する可能料理特定情報に対応する加熱調理器を抽出する。これにより、調理者は、単に抽出された加熱調理器に調理材料を入れて作動させれば料理を調理できる。又、その際、調理者は、受注料理特定情報に該当する料理を調理する加熱調理器を選ばなくても良く、操作便利なものにできる。従って、調理技術を習得していない者であっても、顧客であるユーザーからの求めのあった料理を加熱調理器を用いて簡単に調理できる。
【0038】
【発明の実施の形態】
図1は、本願発明の調理支援装置を有する調理支援システムの第1実施形態のブロック図である。
【0039】
この第1実施形態の調理支援システムは、図1に示すように、料理の提供を行う各店舗に設置された調理支援装置としての店舗端末装置1と、各店舗に設置され店舗端末装置1と通信可能な複数の電子レンジ2及び複数の貯蔵庫としての冷凍冷蔵庫3、店舗端末装置1と通信手段を介して通信可能な中央管理支援装置としてのサーバコンピュータ4とを備えている。
【0040】
各電子レンジ2は、加熱調理器としてのもので、この実施形態では、図10に示すようにレンジ本体21と、電子レンジのマイクロ波を受けて発熱する発熱体とを備えている。レンジ本体21は、前面側に取り出し口を有する調理室21aと、調理室21aの取り出し口を開閉自在に閉める扉21bとを備えており、調理室21aで調理材料をマイクロ波によって加熱調理できるようになっている。
【0041】
又、電子レンジ2には、ランプ点燈装置21cと、表示装置21dと、作動開始入力装置としてのスタートボタン21eとが備えられている。ランプ点燈装置21c及び表示装置21dは、後述する店舗端末装置1から送信されてくる電子レンジ向通知情報を表示する電子レンジ向通知情報表示手段として機能するものである。ランプ点燈装置21cは、店舗端末装置1からの電子レンジ向通知情報を受信すると、点滅するようになっている。又、調理中は、点燈する。そして、電子レンジ向通知情報に基づいて調理を完了すると、消燈するようになっている。
【0042】
表示装置21dは、後述の店舗端末装置1からの電子レンジ向通知情報を受信すると、その電子レンジ向通知情報としての調理手順情報を表示し得るようになっている。
【0043】
発熱体は、発熱によって調理材料の調理を行うための調理用発熱体である。この実施形態での発熱体は、調理材料を載置する載置部材22から構成されている。この載置部材22は、調理材料をレンジ本体21の調理室21aで加熱調理する際に、載置部材22と接触した調理材料の外面に焦げ目をつける。この実施形態でのレンジ本体21は、オーブン機能を持たないため、マイクロ波によって調理材料を内部から加熱できるが、外部から加熱できない。そこで、この実施形態では、載置部材22によって調理材料を外部から加熱して外面に焦げ目を付けることができるようにしたものである。
【0044】
この載置部材22は、発熱部材23と、発熱部材23の上に載せられるプレート24とを備えている。発熱部材23は、例えば耐熱衝撃性セラミック原料と金属等の導電体粉体とを混合し成形した後、所定の温度で焼成して得ることができる。好ましくは、耐熱衝撃性セラミック原料と金属等の導電体粉体とを100対30〜100対140の重量%で混合し成形した後、1000°C〜1400°C程度で焼成する。
【0045】
プレート24は、ステンレス等の熱伝導体から構成されている。このプレート24の上面側は、調理材料を載せる載置部24aとされている。又、載置部24aは、調理材料を載せた後、蓋体24bによって上方側から覆われるようになっている。
【0046】
このように構成された載置部材22は、調理室21aで、電子レンジ2の作動に伴なって得られるマイクロ波によって発熱部材23が加熱されて発熱し、その発熱によりプレート24が加熱する。これにより、プレート24に載せた調理材料を、調理室21aで、マイクロ波によって内部から加熱するとともに、プレート24に接した部分を焼き上げて焦げ目を付けることができる。
【0047】
尚、発熱体は、調理材料を載せる形態のものに限らず、例えば調理材料の上方側に配位させるものであっても良い。又、発熱体は、調理材料と接触させる形態のものに限らず、調理材料と非接触にして加熱調理するようにしても良い。また、発熱体による加熱調理は、焦げ目を付けるものに限らず、例えば米を炊きあげることも可能である。
【0048】
又、この実施形態における各電子レンジ2は、調理可能な料理として予め特定した可能料理を調理できるように、その可能料理に対応した作動時間情報が設定されて入力されており、スタートボタン21eが押圧操作されると、設定された時間だけ作動して停止するようになっている。
【0049】
貯蔵庫は、この実施形態では、複数の冷凍冷蔵庫3から構成されている。又、これらの各冷凍冷蔵庫3・・・3は、予め定めた調理材料を保管している。例えば肉類、魚介類、野菜類のように、予め定めた種類の調理材料ごとに保管している。又、調理材料は、予め切断等の加工が施され、電子レンジ2でそのまま加熱調理できる状態にされている。
【0050】
各冷凍冷蔵庫3には、図11に示すように、ランプ点燈装置31と、表示装置32とを備えている。ランプ点燈装置31及び表示装置32は、後述する店舗端末装置1から送信されてくる貯蔵庫向通知情報を表示する貯蔵庫向通知情報表示手段として機能するものである。ランプ点燈装置31は、店舗端末装置1からの貯蔵庫向通知情報を受信すると点燈する。そして、冷凍冷蔵庫3に設けられた扉33・・・33を開けて閉めると消燈するようになっている。
【0051】
表示装置32は、後述の店舗端末装置1から送信されてくる貯蔵庫向通知情報を受信すると貯蔵庫向通知情報としての必要材料情報を表示する。
【0052】
店舗端末装置1は、この実施形態では、各店舗に設置された複数の電子レンジ2及び複数の冷凍冷蔵庫3と有線又は無線で通信可能に接続されているとともに、サーバコンピュータ4と通信手段としての専用線を介して通信可能に接続されている。
【0053】
尚、店舗端末装置1とサーバコンピュータ4との接続は、専用線を介して接続されるものに限らず、通信網、例えば電話網を介して、或いは無線により通信可能に接続するものであっても良く、適宜変更し得る。
【0054】
各店舗端末装置1は、図2に示すように電子レンジデータベース11aと、貯蔵庫データベース11bと、料理データベース11cと、受注料理特定情報入力手段12と、電子レンジ抽出手段13と、電子レンジ向通知情報生成手段14と、貯蔵庫抽出手段15と、貯蔵庫向通知情報生成手段16と、貯蔵庫受信手段17aと、貯蔵庫送信手段17bと、電子レンジ受信手段18aと、電子レンジ送信手段18bと、サーバコンピュータ受信手段19aと、サーバコンピュータ送信手段19bとを備えている。
【0055】
電子レンジデータベース11aは、加熱調理器データベースとしてものである。この電子レンジデータベース11aは、電子レンジ2に関する情報を、電子レンジ2と関連づけて記録している。この実施形態では、図12に示すように、各電子レンジ2の調理可能な料理を予め特定した可能料理特定情報としての可能料理ID、その可能料理に対する調理手順情報、使用状況等の情報を、電子レンジ2と関連付けて記憶している。
【0056】
調理手順情報は、この実施形態では、可能料理に対する調理加工の方法及び時間に関する情報とされている。又、使用状況の情報は、電子レンジ2が現在、使用可能な状況にあるか否かの状況を示す情報である。具体的には、電子レンジ2が現在、調理を行っておらず使用可能状況にある場合は、電子レンジデータベース11aの使用状況のフィールドに、「可」が記録され、調理を行っており使用不能状況にある場合は、「不可」が記録されている。
【0057】
貯蔵庫データベース11bは、貯蔵庫としての冷凍冷蔵庫3に関する情報を、冷凍冷蔵庫3と関連づけて記録している。この実施形態では、図13に示すように冷凍冷蔵庫3に貯蔵している調理材料の情報としての後述の調理材料IDを、冷凍冷蔵庫IDと関連づけて記録している。
【0058】
料理データベース11cは、図14に示すように、各料理を構成する調理材料の名称、調理材料を識別する調理材料ID及びその調理材料の重量の情報を、各料理の料理IDと関連づけて記録している。尚、調理材料IDは、同一の調理材料であっても店舗ごとに異なるものに設定されており、調理材料IDによってどこの店舗の調理材料かを識別できるようにされている。
【0059】
受注料理特定情報入力手段12は、この実施形態では、有線又は無線によって店舗端末装置1と通信可能に接続された図示しない携帯情報端末を介して、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報等を入力する。
【0060】
この実施形態における携帯情報端末は、顧客であるユーザーに料理を食べてもらうために店舗に設置された各テーブルに置かれている。そして、この携帯情報端末に、ユーザーが、オーダーする料理を特定する情報を入力し、携帯情報端末に設けられた送信ボタンを操作することにより、店舗端末装置1が携帯情報端末から送信されてくる情報を受注料理特定情報として受信する。これにより、店舗端末装置1に、受注料理特定情報を入力できる。
【0061】
尚、受注料理特定情報入力手段12は、この形態のものに限らず、例えば直接店舗端末装置1に手入力するようにしても良い。又、携帯情報端末を用いる場合、店舗端末装置1と通信可能なものであれば良い。例えばインターネットを介して店舗端末装置1と通信可能に接続された携帯電話でも良く、携帯電話を用いて店舗の外からオーダーを入力するようにしても良い。また、携帯情報端末に入力する方法についても、例えば手入力し、或いは、バーコードを読み取ることにより入力する等、適宜変更できる。
【0062】
電子レンジ抽出手段13は、受注料理特定情報入力手段12により入力された受注料理特定情報に対して調理を担当する電子レンジ2を抽出する。より具体的には、入力された受注料理特定情報と電子レンジデータベース11aとに基づいて、受注料理特定情報に該当する可能料理特定情報と対応づけて電子レンジデータベース11aに記録した電子レンジ2で、且つ、電子レンジデータベース11aの使用状況に「可」と記録している電子レンジ2を、電子レンジデータベース11aから抽出する。
【0063】
電子レンジ向通知情報生成手段14は、入力された受注料理特定情報に対して調理を行う電子レンジ2として抽出したことを電子レンジ2に知らせる電子レンジ向通知情報を生成する。この電子レンジ向通知情報は、特許請求の範囲の抽出通知情報に対応するものである。この実施形態における電子レンジ向通知情報は、調理手順情報から構成されており、受注料理特定情報入力手段12により入力された受注料理特定情報及び電子レンジデータベース11a(図12参照)に基づいて、入力された受注料理特定情報に該当する可能料理特定情報と対応付けて記録した調理手順情報を、電子レンジデータベース11aから抽出することにより生成される。
【0064】
貯蔵庫向通知情報生成手段16は、入力された受注料理特定情報に対して調理材料を貯蔵した貯蔵庫として抽出したことを貯蔵庫としての冷凍冷蔵庫3に知らせる貯蔵庫向通知情報を生成する。この実施形態における貯蔵庫向通知情報は、必要材料情報から構成されており、受注料理特定情報入力手段12により入力した受注料理特定情報と料理データベース11c(図14参照)とに基づいて、受注料理特定情報に対応する調理材料に関する情報を料理データベース11cから抽出することにより生成される。尚、この実施形態での必要材料情報は、調理材料ID,調理材料名及び重量に関する情報である。
【0065】
貯蔵庫抽出手段15は、受注料理特定情報入力手段12により入力された受注料理特定情報に該当する料理に必要な調理材料を貯蔵している冷凍冷蔵庫3を抽出する。より具体的には、貯蔵庫向通知情報生成手段16によって生成した必要材料情報に対応づけて貯蔵庫データベース11bに記録した冷凍冷蔵庫3を貯蔵庫データベース11bから抽出する。
【0066】
貯蔵庫送信手段17bは、この店舗端末装置1から冷凍冷蔵庫3に情報を送信するためのものである。例えば必要材料情報を在庫変動情報として店舗端末装置1から冷凍冷蔵庫3に送信する。
【0067】
貯蔵庫受信手段17aは、冷凍冷蔵庫3からの情報をこの店舗端末装置1に受信する。例えば店舗端末装置1から冷凍冷蔵庫3に送信した必要材料情報に対して、受信した旨の応答情報を冷凍冷蔵庫3から受信する。
【0068】
電子レンジ送信手段18bは、この店舗端末装置1から電子レンジ2に情報を送信する。例えば調理手順情報を店舗端末装置1から電子レンジ2に送信する。
【0069】
電子レンジ受信手段18aは、電子レンジ2からの情報をこの店舗端末装置1に受信する。例えば店舗端末装置1から電子レンジ2に送信した調理手順情報に対し、受信した旨の応答情報を電子レンジ2から受信する。
【0070】
サーバコンピュータ送信手段19bは、この店舗端末装置1からインターネット10を介して、サーバコンピュータ4に情報を送信する。例えばインターネット10を介して、店舗端末装置1からサーバコンピュータ4に、在庫変動情報を送信し、或いは電子レンジによる調理の開始を知らせるために調理手順情報を送信する。
【0071】
サーバコンピュータ受信手段19aは、インターネット10を介して、サーバコンピュータ4からの情報を受信する。例えばサーバコンピュータ4に送信した在庫変動情報、或いは調理手順情報に対して、受信した旨の応答情報を、インターネット10を介してサーバコンピュータ4から受信する。
【0072】
次に、サーバコンピュータ4について説明する。このサーバコンピュータ4は、各店舗の冷凍冷蔵庫3の調理材料の在庫を管理するとともに、各店舗の電子レンジ2の調理の稼動状況を管理し、更には、各店舗の売上げの管理等を行う。
【0073】
このサーバコンピュータ4は、図3に示すように店舗データベース41と、在庫量情報生成手段42と、材料補充情報生成手段43と、店舗端末装置受信手段44と、店舗端末装置送信手段45とを備えている。
【0074】
店舗データベース41は、各店舗の各冷凍冷蔵庫3に関する情報を、各店舗の各冷凍冷蔵庫3と関連付けて記録している。具体的には、図15Aに示すように店舗名、その店舗に設置された各冷凍冷蔵庫3に貯蔵されている各調理材料ID、貯蔵されている各調理材料の在庫量に関する在庫量情報、補充基準値の情報を、店舗ID、店舗に設置された店舗端末装置ID及び冷凍冷蔵庫IDと関連付けて記録している。
【0075】
この補充基準値は、後述の材料補充情報生成手段43によって各店舗の各冷凍冷蔵庫3の調理材料を補充するか否かを判断する際に基準にするデータである。この補充基準値は、各店舗の各調理材料ごとに予め設定されたものである。
【0076】
又、店舗データベース41は、各店舗の各電子レンジ2に関する情報を、各店舗の各電子レンジ2と関連付けて記録している。具体的には、図15Bに示すように各店舗の各電子レンジ2のID、各電子レンジ2が調理を行った料理ID及び調理日時の稼動状況の情報を、店舗ID、店舗端末装置ID及び電子レンジIDと関連付けて記録している。
【0077】
更に、店舗データベース41は、店舗で提供した料理に関するデータの管理を記録している。この料理に関するデータは、提供した料理を特定する情報及び/又は売上げに関する売上げ情報を含む。具体的には、図15Bに示すように、ユーザーから料理代金を受領した代金受領日時、代金の額を、店舗ID及び料理IDと関連付けて記録している。
【0078】
在庫量情報生成手段42は、各店舗の各冷凍冷蔵庫3の各調理材料の在庫量に関する在庫量情報を、店舗端末装置1から送信されてくる在庫変動情報に基づいて生成する。
【0079】
この在庫変動情報は、冷凍冷蔵庫3の調理材料の在庫の変動に関する情報である。例えば調理に使用した場合に、その使用量に関する使用量情報、或いは使用した後の使用後在庫量情報である。この実施形態では、在庫変動情報として使用量情報を採用し、又、店舗端末装置1で抽出した必要材料情報を使用量情報として店舗端末装置1から受信する。そして、受信した使用量情報と店舗データベース41とに基づき、店舗データベース41の在庫量のフィールドに記録した在庫量から在庫変動情報に含まれる使用量を差し引いて使用後の現在の在庫量情報を生成する。又、生成した在庫量情報を、店舗データベース41の在庫量のフィールドに記録し直す。
【0080】
材料補充情報生成手段43は、各店舗の各冷凍冷蔵庫3の各調理材料の補充の要否の材料補充情報を生成する。具体的には、在庫量情報生成手段42によって生成した在庫量情報が、店舗データベース41に記録している補充基準値より少ないか多いかを検知し、多いと検知した場合は、補充が不要である旨の材料補充情報を生成し、店舗データベース41に設けた補充要否のフィールドに「否」を記録する。
【0081】
一方、少ないと検知した場合は、補充が必要である旨の材料補充情報を生成し、店舗データベース41の補充要否のフィールドに「要」を記録するとともに、該当する調理材料ID、在庫量、補充基準値、冷凍冷蔵庫ID、店舗ID等を店舗データベース41から抽出し、出力装置(図示せず)に出力する。
【0082】
店舗端末装置受信手段44は、インターネット10を介して、店舗端末装置1から送信されてくる情報を受信する。例えば、上述のように店舗端末装置1から送信されてくる在庫量変動情報をインターネット10を介して店舗端末装置1から受信し、或いは調理手順情報をインターネット10を介して店舗端末装置1から受信する。
【0083】
店舗端末装置送信手段45は、インターネット10を介して、このサーバコンピュータ4から店舗端末装置1に情報を送信する。例えば、上述のようにこのサーバコンピュータ4が在庫変動情報、或いは調理手順情報を受信すると、受信した旨の応答情報を、インターネット10を介して店舗端末装置1に送信する。
【0084】
図4は、図2に示す調理支援システムに用いられる店舗端末装置1、電子レンジ2、冷凍冷蔵庫3のハードウェア構成の一例を示す図面である。図5は、図3に示す調理支援システムに用いられるサーバコンピュータ4のハードウェア構成の一例を示す図面である。
【0085】
店舗端末装置1は、記録装置であり本システムにおける電子レンジ2による調理の管理等のためのプログラムを記録した記録媒体であるハードディスク50、ハードディスク50に記録されたプログラムを実行し制御する装置であるCPU51、表示装置であるCRT52、入力装置であるキーボード54及びマウス55、電子レンジ2と通信するための電子レンジ用通信インターフェース56、冷凍冷蔵庫3と通信するための貯蔵庫用通信インターフェース57、インターネット10を介してサーバコンピュータ4と通信するための通信インターフェース58を備えている。
【0086】
店舗端末装置1のハードディスク50には、上記プログラムの他、各データベース11a・・・11cを構成するデータが記録されている。すなわち、ハードディスク50が図2の電子レンジデータベース11aと、貯蔵庫データベース11bと、料理データベース11cとに対応する。
【0087】
また、店舗端末装置1のCPU51が、図2の受注料理特定情報入力手段12と、電子レンジ抽出手段13と、電子レンジ向通知情報生成手段14と、貯蔵庫抽出手段15と、貯蔵庫向通知情報生成手段16と、貯蔵庫受信手段17bと、貯蔵庫送信手段17bと、電子レンジ受信手段18aと、電子レンジ送信手段18bと、サーバコンピュータ受信手段19aと、サーバコンピュータ送信手段19bとに対応する。
【0088】
図4の電子レンジ2は、表示装置である液晶表示部61、作動開始入力装置であるボタン操作部62、調理手順情報等を表示するためのプログラムを記憶したメモリ63、メモリ63に記憶されたプログラム等を実行し制御するCPU64、ランプを点燈させるランプ点燈部65、店舗端末装置1と通信するための店舗端末装置用通信インタフェース66を備えている。
【0089】
図4の電子レンジ2の液晶表示部61が図2の表示装置21dに対応する。図4の電子レンジ2のランプ点燈部65が、図2のランプ点燈装置21cに対応する。
【0090】
図4の冷凍冷蔵庫3は、表示装置である液晶表示部71、必要材料情報等を表示するためのプログラムを記憶したメモリ73、メモリ73に記憶されたプログラム等を実行し制御するCPU74、ランプを点燈させるランプ点燈部75、店舗端末装置1と通信するための店舗端末装置用通信インタフェース76を備えている。
【0091】
図4の冷凍冷蔵庫3の液晶表示部71が図2の表示装置32に対応する。図4の冷凍冷蔵庫3のランプ点燈部75が、図2のランプ点燈装置31に対応する。
【0092】
又、図5に示すサーバコンピュータ3は、記録装置であり本システムにおける冷凍冷蔵庫3の調理材料の在庫管理等のためのプログラムを記録した記録媒体であるハードディスク80、ハードディスク80に記録されたプログラムを実行し制御する装置であるCPU81、表示装置であるCRT82、入力装置であるキーボード84及びマウス85、店舗端末装置1と通信するための通信インターフェース86を備えている。
【0093】
サーバコンピュータ4のハードディスク80には、上記プログラムの他、店舗データベース41を構成するデータが記録されている。すなわち、ハードディスク80が図3の店舗データベース41に対応する。
【0094】
また、サーバコンピュータ4のCPU81が、図3の在庫量情報生成手段42と、材料補充情報生成手段43と、店舗端末装置受信手段44と、店舗端末装置送信手段45とに対応する。
【0095】
次に、この第1実施形態の動作について説明する。図6、図7及び図8は、電子レンジ2を用いて行う調理の処理の流れを示すフローチャートである。
【0096】
店舗端末装置1は、ユーザーにより携帯情報端末(図示せず)に入力された受注料理特定情報を携帯情報端末から受信すると(図6、ステップS1)、受注料理特定情報に該当する料理に対応する調理材料ID及び重量の情報を料理データベース11cから抽出することにより、必要材料情報を得る(図6、ステップS2)。このステップS1が、図2の受注料理特定情報入力手段12に対応する。又、ステップS2が、図2の貯蔵庫向通知情報生成手段16に対応する。
【0097】
そして、抽出した必要材料情報に基づいて、必要材料情報に該当する調理材料に対応する冷凍冷蔵庫3を貯蔵庫データベース11bから抽出する(図6、ステップS3)。このステップS3が、図2の貯蔵庫抽出手段15に対応する。そして、抽出した冷凍冷蔵庫3に、上記必要材料情報を送信する(図6、ステップS4)。
【0098】
受信した冷凍冷蔵庫3は、必要材料情報を貯蔵庫向通知情報として受信し、必要材料情報に基づいてランプ点燈装置31を点燈させ、必要材料情報に基づいて表示装置32に調理材料名及び重量を表示するとともに、必要材料情報を受信した旨の応答情報を店舗端末装置1に送信する(図6、ステップS5)。
【0099】
尚、抽出した必要材料情報が複数の調理材料を含み、それらの調理材料に対応する冷凍冷蔵庫が複数、ある場合は、該当する複数の冷凍冷蔵庫を抽出し、抽出した各冷凍冷蔵庫に対応する必要材料情報を夫々送信する。そして、受信した各冷凍冷蔵庫3は、ランプ点燈装置31を点燈させるとともに、必要材料情報に基づいて表示装置32に調理材料名及び重量を表示する。
【0100】
これにより、店舗で料理の調理を行う調理者は、点燈している冷凍冷蔵庫3から、表示装置32に表示されている調理材料を表示された重量だけ取り出せば良く、顧客から注文を受けた料理に必要な調理材料を容易に迅速に取り出すことができる。
【0101】
尚、この実施形態では、冷凍冷蔵庫3の扉を開けて閉めると、ランプ点燈装置31が消えるとともに、表示装置32の表示が消えるように設定されている。
【0102】
冷凍冷蔵庫3からの応答情報を受信した店舗端末装置1は、必要材料情報をサーバコンピュータ4に送信する(図6、ステップS6)。
【0103】
受信したサーバコンピュータ4は、必要材料情報を在庫変動情報として受信し、受信した旨の応答情報を店舗端末装置1に送信するとともに、在庫量情報を生成し、又、調理材料補充情報を生成する(図7、ステップS7)。
【0104】
このサーバコンピュータ4による在庫量情報生成、及び調理材料補充情報の生成は、次のようにして行われる。図9は、サーバコンピュータ4における在庫量情報の生成から調理材料補充情報の生成までの処理の流れを示すフローチャートである。
【0105】
在庫変動情報を受信したサーバコンピュータ4は、在庫変動情報に含まれる調理材料IDに該当する店舗データベース41の調理材料IDに対応する使用前の在庫量を抽出する。そして、その抽出した在庫量から在庫変動情報に含まれる重量を差し引くことにより、使用後の在庫量情報を生成し、生成した在庫量情報を店舗データベース41の調理材料の在庫量のフィールドに記録し直す(図9、ステップS71)。このステップS71が、図3の在庫量情報生成手段42に対応する。
【0106】
そして、生成した在庫量情報が店舗データベース41に記録された補充基準値より少ないか否かを検知する(図9、ステップS72)。補充基準値よりも多いと検知した場合は、補充する必要がない旨の材料補充情報を生成し、店舗データベース41の補充要否のフィールドに「否」を記録する(図9、ステップS73)。
【0107】
一方、補充基準値よりも少ないと検知した場合は、補充する必要がある旨の材料補充情報を生成し、店舗データベース41の補充要否のフィールドに「要」を記録するするとともに、該当する調理材料ID、調理材料名、店舗ID、在庫量、補充基準値等を店舗データベース41から抽出し、出力装置(図示せず)に出力する(図9、ステップS74)。これにより、各店舗における補充の必要な調理材料が即座に判り、即座に補充でき、各店舗の調理材料の在庫管理を一括管理できる。上記のステップS72〜S74が、図3の材料補充情報生成手段43に対応する。
【0108】
尚、図示しないが、この材料補充情報に基づいて、該当する店舗に調理材料を補充した場合、その店舗の店舗端末装置1に、補充した調理材料ID及び重量の情報が入力され、その入力された補充情報を、サーバコンピュータ4が店舗端末装置1から受信すると、サーバコンピュータ4は、上述のステップS71〜S73を採る。
【0109】
即ち、店データベースに記録された在庫量に、補充情報の重量を加算することにより、在庫量情報を生成し、店舗データベース41の調理材料の在庫量のフィールドの記録を記録し直す。そして、生成した在庫量情報が店舗データベース41に記録された補充基準値より少ないか否かを検知し、補充基準値よりも多いと検知すると調理材料の補充は不要である旨の材料補充情報を生成し、店舗データベース41の補充要否のフィールドに記録されている「要」を「否」に記録し直す。
【0110】
図7に戻り、サーバコンピュータ4から応答情報を受信した店舗端末装置1は、調理可能な電子レンジ2を抽出する(図7、ステップS8)。
【0111】
詳しくは、携帯情報端末から受信した受注料理特定情報及び電子レンジデータベース11aに基づいて、電子レンジデータベース11aの使用状況に「可」が記録された電子レンジ2であって、且つ、受信した受注料理特定情報に該当する可能料理に対応する電子レンジ2を電子レンジデータベース11aから抽出する。
【0112】
又、店舗端末装置1は、携帯情報端末から受信した受注料理特定情報と電子レンジデータベース11aとに基づいて、受信した受注料理特定情報に該当する可能料理に対応する調理手順情報を抽出することにより、調理手順情報を得る(図7、ステップS9)。
【0113】
そして、上記のステップS8で抽出した電子レンジ2に、調理手順情報を、料理IDと共に送信するとともに、サーバコンピュータ4に、抽出した電子レンジ2の電子レンジIDの情報、料理ID及び調理手順情報を送信し、電子レンジデータベース11aの該当する電子レンジ2に対応する使用状況を「可」から「不可」に記録し直す(図7、ステップS10)。
【0114】
尚、図示しないが、受信したサーバコンピュータ4は、店舗データベース41の該当する電子レンジ2に対応する料理のフィールドに、受信した料理IDを記録するとともに、店舗端末装置1からの受信日時を、電子レンジ2の調理開始日時として店舗データベース41の調理日時のフィールドに記録する。
【0115】
受信した電子レンジ2は、調理手順情報を電子レンジ向通知情報として受信し、ランプ点燈装置21cを点滅させるとともに、表示装置21dに、受信した調理手順情報及び調理名の情報を表示する(図7、ステップS11)。このステップS11が、特許請求の範囲の「電子レンジは、抽出通知情報に基づいて、注文を受けた料理の調理を実行する電子レンジであることを表示する」に対応する。
【0116】
そして、電子レンジ2のスタートボタン21eの押圧操作により、ランプ点燈装置21cを点燈させるとともに、調理を実行する。又、調理の終了に際し、ランプ点燈装置21cを消燈させ、調理の終了の通知に関する調理終了通知情報を店舗端末装置1に送信する(図8、ステップS12)。
【0117】
より詳しくは、次のようにして行われる。まず、調理者は、表示装置21dに調理手順情報として、例えば「余熱10分、調理3分反転2分」と表示されている場合、電子レンジ2のスタートボタン21eを押圧操作する。これにより、電子レンジ2は10分間作動し、調理室21aに置いた載置部材22を予め所定温度にまで加熱する。
【0118】
そして、予熱が終わると、電子レンジ2は、余熱を終了した旨を知らせる音を発するとともに、表示装置21dに、「調理3分反転2分」と表示する。そして、この状態で、調理者は、電子レンジ2の調理室21aから取り出した載置部材22を取り出し、冷凍冷蔵庫3から取り出した調理材料を載置部材22の載置部24aに載せ、調理室21aに戻す。
【0119】
その状態から、電子レンジ2のスタートボタン21eを再度押圧操作する。これにより、電子レンジ2は3分間作動して停止し、3分間の作動の終了を知らせる音を発するとともに、表示装置21dに「反転2分」と表示する。
【0120】
調理者は、載置部材22の載置部24aに載せた調理材料を反転させ、もう一度、スタートボタン21eを押圧操作する。これにより、電子レンジ2は2分間作動して停止し、調理の終了を知らせる音を発するとともに、表示装置21dの表示が消え、ランプ点燈装置が消える。又、電子レンジ2は、調理の終了の通知に関する調理終了通知情報を店舗端末装置1に送信する。
【0121】
受信した店舗端末装置1は、電子レンジデータベース11aの該当する電子レンジ2の使用状況に記録した「不可」を「可」に記録し直すとともに、サーバコンピュータ4に、上記調理終了通知情報を送信する(図8、ステップS13)。
【0122】
受信したサーバコンピュータ4は、受信した日時を、店舗データベース41の該当する電子レンジ2に対応する調理日時の終了時として記録する(図8、ステップS14)。このようにして、サーバコンピュータ4は、各店舗の各電子レンジ2の調理の実績を店舗データベース41に記録する。これにより、どの店舗でどのような料理が多く調理されているか等の顧客の人気メニュー等をサーバコンピュータ4で把握できる。
【0123】
又、図示しないが、この実施形態では、ユーザーに料理を提供した後、ユーザーから支払われた代金に関する代金情報は、店舗端末装置1に入力され、店舗端末装置1からサーバコンピュータ4に送信される。代金情報を受信したサーバコンピュータ4は、店舗データベース41に料理、代金受領日時と関連付けて記録する。そして、サーバコンピュータ4は、この店舗データベース41に記録した代金情報に基づいて、一定期間ごとに、各店舗ごとの売上情報を生成するとともに、統計をとり、各店舗ごとの売上を管理する処理を行っている。
【0124】
次に、本願発明の第2実施形態について説明する。
【0125】
第2実施形態では、店舗端末装置1、電子レンジ2及び、凍冷蔵庫3は、出前料理を提供する各店舗に設置されている。そして、店舗端末装置1及びサーバコンピュータ4は、出前料理の配達を管理している。
【0126】
具体的には、店舗端末装置1は、上記第1実施形態で説明した電子レンジデータベース11a、貯蔵庫データベース11b、料理データベース11cに加えて、出前データベースを備えている。この出前データベースは、図18に示すように出前料理の注文を受けた顧客名、電話番号、配達する場所等を、出前ID、料理ID及び料理名と関連付けて記録している。
【0127】
又、出前データベースには、出前料理の調理を終えた調理終了日時,及び出前料理の注文を受けた顧客に配達した配達日時を、出前ID、料理ID及び料理名と関連付けて記録している。
【0128】
サーバコンピュータ4の店舗データベースは、上記第1実施形態で述べた情報に加えて、図19に示すように出前料理の注文を受けた顧客名、電話番号、配達する場所等を、店舗ID、出前ID、料理ID及び料理名と関連付けて記録しているとともに、出前料理の調理を終えた調理終了日時,及び出前料理の注文を受けた顧客に配達した配達日時を、店舗ID、出前ID、料理ID及び料理名と関連付けて記録している。
【0129】
その他は、先の第1実施形態のものと同じ構成を採っている。
【0130】
次に、この第2実施形態の動作について説明する。図16及び図17は、電子レンジ2を用いて調理して出前するまでの処理の流れを示すフローチャートである。
【0131】
まず、店舗端末装置1は、例えば顧客から携帯電話等を介して注文を受けた出前料理を特定する受注料理特定情報を受信する(図16、ステップS21)。この第2実施形態における受注料理特定情報には、顧客名、電話番号、配達する場所、料理名が含まれる。そして、受注料理特定情報を受信した店舗端末装置1は、出前データベースに、顧客名、電話番号、配達する場所等と、料理ID及び料理名とを関連付けて記録するとともに、サーバコンピュータ4に、受注料理特定情報を送信する(図16、ステップS22)。
【0132】
受信したサーバコンピュータ4は、受注料理特定情報を受信した旨の応答情報を店舗端末装置1に送信するとともに、店舗データベースに、顧客名、電話番号、配達する場所等を、料理ID及び料理名と関連付けて記録する(図16、ステップS23)。
【0133】
応答情報を受信した店舗端末装置1は、電子レンジ2の抽出等の処理を行い、又、冷凍冷蔵庫3、電子レンジ2及びサーバコンピュータ4も、先の第1実施形態のステップS2〜S14と同様のステップを採る(図16、ステップS24)。
【0134】
又、この第2実施形態では、電子レンジ2から調理終了通知情報を受けた店舗端末装置1は、調理終了通知情報を受けた日時を調理終了日時として、出前データベースの調理終了日時に記録するとともに、調理終了通知情報をサーバコンピュータ4に送信する(図16、ステップS25)。
【0135】
受信したサーバコンピュータ4は、調理終了通知情報を受信した旨の応答情報を店舗端末装置1に送信するとともに、調理終了通知情報を店舗端末装置1から受信した日時を調理終了日時として、店舗データベースの調理終了日時に記録する(図17、ステップS26)。
【0136】
その後、店舗端末装置1は、配達人によって顧客に出前料理が配達されると、配達人から、例えば店舗端末装置1と通信可能な情報携帯端末(図示せず)を介して、顧客に出前料理を配達した配達日時の情報を受信する(図17、ステップS27)。
【0137】
尚、この配達日時の情報は、例えば配達人から電話連絡等を受けた店舗端末装置1の管理者が店舗端末装置1に直接手入力する等、適宜変更できるものである。
【0138】
配達日時の情報を受信した店舗端末装置1は、配達日時の情報を、出前データベースの配達日時に記録すると共に、サーバコンピュータ4に、配達日時の情報を送信する(図17、ステップS28)。
【0139】
配達日時の情報を受信したサーバコンピュータ4は、店舗データベースの配達日時に記録する(図17、ステップS29)。
【0140】
以上のようにして、各店舗の店舗端末装置1が各店舗の出前料理の配達を、注文を受けた顧客名、配達場所、調理終了日時、配達日時の情報、更には注文を受けた日時等の情報をデータベースに管理するとともに、サーバコンピュータ4も同様に全店舗の出前料理の配達の管理を行っている。
【0141】
尚、この第2実施形態では、各店舗の店舗端末装置1及びサーバコンピュータ4が出前料理の配達の管理を行っているが、店舗端末装置1とサーバコンピュータ4との少なくとも一つが行えば良く、適宜変更できる。以上が第2実施形態の動作の説明である。
【0142】
尚、上記実施形態では、調理材料の使用量に関する使用量情報を在庫変動情報としてサーバコンピュータ4に送信しているが、例えば使用した後の調理材料の在庫量を在庫変動情報としてサーバコンピュータ4に送信するようにしても良い。
【0143】
又、使用後の調理材料の在庫量を在庫変動情報としてサーバコンピュータ4に送信する場合は、受信したサーバコンピュータ4は、その受信した在庫変動情報のみに基づいて在庫量情報を生成できる。
【0144】
また、使用後の調理材料の在庫量を在庫変動情報としてサーバコンピュータ4に送信する場合、その在庫変動情報を、冷凍冷蔵庫3で生成するようにしても良い。例えば冷凍冷蔵庫3に調理材料の重量を常時検知できる重量センサーを設けたものにしておき、冷凍冷蔵庫3の調理材料を取り出せば、取り出した後の調理材料の在庫量を重量センサーによって検知することにより在庫変動情報を生成する。そして、その生成した在庫変動情報を冷凍冷蔵庫3から店舗端末装置1に送信し、店舗端末装置1からサーバコンピュータ4に送信する。
【0145】
又、使用後の調理材料の在庫量を在庫変動情報としてサーバコンピュータ4に送信する場合、店舗端末装置1が演算により生成し、その生成した在庫変動情報をサーバコンピュータ4に送信するようにしても良い。詳しくは、例えば貯蔵庫データベース11bに、調理材料の在庫量を調理材料と関連付けて記録し、必要材料情報の調理材料に対応する在庫量を貯蔵庫データベース11bから抽出し、その抽出した在庫量から必要材料情報の調理材料の重量を差し引くことにより、在庫変動情報を生成する。そして、その演算により生成した在庫変動情報をサーバコンピュータ4に送信する。
【0146】
また、上記実施形態では、店舗端末装置1が調理手順情報及び必要材料情報をサーバコンピュータ4に送信するようにしているが、この形態のものに限らず適宜変更できる。例えば冷凍冷蔵庫3と電子レンジ2の何れか一方又は両方を、インタ−ネット用のインターフェース等を有するものにして、店舗端末装置1と、冷凍冷蔵庫3と電子レンジ2との一方又は両方とで店舗ごとに店舗内LANを構築し、冷凍冷蔵庫3と電子レンジ2との一方又は両方とサーバコンピュータ4とを相互にインターネットを介してアクセス可能とする。そして、冷凍冷蔵庫3が店舗端末装置1から受信した必要材料情報を在庫変動情報としてサーバコンピュータ4に送信する。受信したサーバコンピュータ4が在庫変動情報に基づいて在庫量情報、材料補充情報を生成することにより、調理材料の在庫管理を行う。或いは、電子レンジ2が、店舗端末装置1から受信した調理手順情報をサーバコンピュータ4に送信する。受信したサーバコンピュータ4が電子レンジ2から受信した調理手順情報に基づいて電子レンジ2による調理を管理する。
【0147】
又、本発明のシステムに用いる加熱調理器は、調理材料を外部から加熱して調理可能な加熱調理器、又は、調理材料を内部から加熱して調理可能な加熱調理器、更には、調理材料を内部及び外部から加熱して調理可能な加熱調理器でも良い。調理材料を外部から加熱して調理可能な調理器として、例えばヒーターに電流を流してジュール熱を発生させるオーブン調理器を例示できる。
【0148】
一方、調理材料を内部から加熱して調理可能な調理器として、例えば調理材料に電磁波を照射する電磁波照射調理器を挙げることができる。又、電磁波照射調理器としては、電磁波として遠赤外線を照射する遠赤外線照射調理器、或いは、電磁波としてマイクロ波を当てる電子レンジを挙げることができる。
【0149】
又、加熱調理器として電子レンジを用いる場合において、上記実施形態では、オーブン機能を有しないレンジ本体21を用いているが、オーブン機能を有するレンジ本体21を用いても良く、適宜変更し得る。又、オーブン機能を有するレンジ本体21を用いる場合、載置部材22を用いずに、そのオーブン機能によって調理材料に焦げ目を付けるようにしても良い。ただし、オーブン機能を有しない電子レンジ2で載置部材22を用いる方が、オーブン機能を有する電子レンジ2を用いるよりもコストを低く抑えることができる。しかも、オーブン機能を有する電子レンジ2は調理材料と距離を隔てた位置から加熱して焦げ目を付けるが、載置部材22は調理材料に接触して焦げ目を付けることができるため、載置部材22を用いる方が短時間で焦げ目を付けることができ、料理の提供を行う店舗での調理に適したものにできる。この点で、発熱体としての載置部材22を備えた電子レンジ2を用いる方が好ましい。
【0150】
また、上記実施形態では、電子レンジは、電子レンジ向通知情報を受信すると、ランプ点燈装置21cを点滅させると同時に、表示装置21dに電子レンジ向通知情報としての調理手順情報を表示することにより、受注料理特定情報に対して調理を実行する電子レンジであることを表示するようにしているが、この表示は、この形態のものに限らず、調理者に判るように表示すれば良く、適宜変更できる。例えばランプ点燈装置21cを点滅又は点燈させ、表示装置21dに調理手順情報を表示しないようにする。或いは、表示装置21dに調理手順情報を表示させ、ランプ点燈装置21cを点燈させないようにしても良い。
【0151】
又、電子レンジ向通知情報は、調理手順情報から構成する形態のものに限らず、単に抽出したことを知らせる通知情報を送信するようにしても良い。
【0152】
また、上記実施形態においては、店舗端末装置1から抽出した電子レンジ2に調理手順情報を送信しているが、上記実施形態のように各電子レンジ2を、調理可能な料理を予め定め、その定めた可能料理に対応する作動時間を予め設定している場合は、調理手順情報を送信しないで、単に抽出した旨の信号を、送信するようにしても良い。
【0153】
又、店舗端末装置1から抽出した電子レンジ2に調理手順情報を送信する場合、各電子レンジ2を可能料理に対応する作動時間に予め設定しておかずに、受信した調理手順情報に含まれる調理加工方法及び時間に基づいて電子レンジ2を作動させ調理を実行させるようにしても良い。
【0154】
また、上記実施形態では、貯蔵庫を冷凍冷蔵庫から構成しているが、この形態のものに限らず、調理材料を貯蔵できるものであれば良く、例えば室温で貯蔵する室温貯蔵庫、所定の温度で貯蔵する保温貯蔵庫等でも良く、適宜変更できる。
【0155】
更には、上記実施形態では、電子レンジデータベース11aに使用状況情報を記録し、その記録に基いて使用可能な状況にある電子レンジを抽出しているが、例えば使用状況情報を電子レンジデータベース11aに記録しないで記憶しておき、その記憶に基づいて、使用可能な状況にある電子レンジを抽出しても良い。
【0156】
また、上記第1実施形態では、店舗端末装置1等を、料理を店舗内で提供する店舗に設置し、第2実施形態では、出前料理の提供を行う店舗に設置し手いるが、例えば店舗内で料理の販売を行う弁当店等の店舗、又は、料理の提供や販売を行わずに調理だけを行う事業所に設置するようにしても良く、適宜変更できる。
【0157】
又、この実施形態においては、ハードディスクにインストールされた本システムのプログラムを実行するようにしているが、プログラムの保持形態はこれらに限定されるものではない。たとえば、本システムのプログラムを、CD−ROM、フレキシブルディスク、磁気テープ等に記録するようにしてもよい。
【0158】
さらに、有線や無線の通信回線を介して本システムのプログラムを配信するようにしてもよい。また、本システムのプログラムをメインのサーバコンピュータにインストールしておき、たとえばインターネットなどの通信回線を介してローカルのサーバコンピュータに本システムのプログラムを実行させるようにしてもよい。
【0159】
また、プログラムやデータの記録態様は特に限定されるものではない。直接実行できる形で記録媒体に記録されている場合の他、たとえば、解凍して使用するように圧縮された形で記録媒体に記録されていてもよい。
【0160】
又、上述の実施形態においては、コンピュータを用いて図1の各機能を実現する場合を例に説明したが、図1の機能の一部をハードウェアロジックを用いて構成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の調理支援装置を有する調理支援システムの構成を説明するための概略図である。
【図2】この発明の第1実施形態の調理支援装置を有する調理支援システムにおける店舗端末装置、冷凍冷蔵庫、電子レンジの構成を説明するためのブロック図である。
【図3】この発明の第1実施形態の調理支援システムにおけるサーバコンピュータの構成を説明するためのブロック図である。
【図4】図2に示す第1実施形態の調理支援システムに用いられる店舗端末装置、冷凍冷蔵庫、電子レンジのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図3に示す第1実施形態の調理支援システムに用いられるサーバコンピュータのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【図6】第1実施形態における電子レンジを用いて料理の調理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートの一部である。
【図7】第1実施形態における電子レンジを用いて料理の調理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートの他の一部である。
【図8】第1実施形態における電子レンジを用いて料理の調理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートの更に他の一部である。
【図9】第1実施形態におけるサーバコンピュータが在庫量情報を生成し、材料補充情報を生成する場合の処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本システムに用いる電子レンジの一部を断面にした分解斜視図である。
【図11】本システムに用いる冷凍冷蔵庫の斜視図である。
【図12】電子レンジデータベースのデータ構造を模式的に表わした図面である。
【図13】貯蔵庫データベースのデータ構造を模式的に表わした図面である。
【図14】料理データベースのデータ構造を模式的に表わした図面である。
【図15】店舗データベースのデータ構造を模式的に表わした図面に係り、図15Aは,その一部、図15Bは,他の一部である。
【図16】第2実施形態における電子レンジを用いて出前料理の調理を行って配達するまでの処理の流れを示すフローチャートの一部である。
【図17】第2実施形態における電子レンジを用いて出前料理の調理を行って配達するまでの処理の流れを示すフローチャートの他の一部である。
【図18】第2実施形態における店舗端末装置の出前データベースのデータ構造を模式的に表わした図面である。
【図19】第2実施形態におけるサーバコンピュータの店舗データベースのデータ構造を模式的に表わした図面である。
【符号の説明】
1・・・・・・店舗端末装置
2・・・・・・電子レンジ
3・・・・・・冷凍冷蔵庫
4・・・・・・サーバコンピュータ
11a・・・・電子レンジデータベース
11b・・・・貯蔵庫データベース
11c・・・・料理データベース
43・・・・・店舗データベース
22・・・・・載置部材
12・・・・・受注料理特定情報入力手段
13・・・・・電子レンジ抽出手段
14・・・・・電子レンジ向通知情報生成手段
15・・・・・貯蔵庫抽出手段
16・・・・・貯蔵庫向通知情報生成手段
42・・・・・在庫量情報生成手段
43・・・・・材料補充情報生成手段
Claims (12)
- 複数の加熱調理器と、これらの加熱調理器と通信可能に接続され加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置とを備えた調理支援システムであって、
調理支援装置は、加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を加熱調理器と関連付けて記憶し、
この調理支援装置に、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、調理支援装置は、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出し、抽出した加熱調理器に、入力された受注料理特定情報に対して調理を行う加熱調理器として抽出したことを知らせる抽出通知情報を送信し、
受信した加熱調理器は、抽出通知情報に基づいて、注文を受けた料理の調理を実行する加熱調理器であることを表示することを特徴とする調理支援システムにおいて、
上記調理支援システムは、加熱調理器で調理する調理材料を貯蔵した貯蔵庫を備え、
この貯蔵庫は、調理支援装置と通信可能に接続され、
上記調理支援装置は、各料理に必要な調理材料に関する必要材料情報を、各料理と関連付けて記録した料理データベースを備えるとともに、必要材料情報を、調理材料を貯蔵した貯蔵庫と関連付けて記録した貯蔵庫データベースを備え、
この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を、料理データベースから抽出するとともに、その抽出した必要材料情報に対応する貯蔵庫を貯蔵庫データベースから抽出し、その抽出した貯蔵庫に、上記抽出した必要材料情報を送信し、
受信した貯蔵庫は、必要材料情報を表示することを特徴とするもの。 - 請求項1記載の調理支援システムにおいて、
上記貯蔵庫と調理支援装置とは、料理の提供を行う店舗ごとに設置され、
上記調理支援システムは、更に、各店舗の貯蔵庫と調理支援装置との少なくとも一方と通信手段を介して通信可能に接続され各店舗の貯蔵庫の調理材料の管理を支援する中央管理支援装置を備え、
この中央管理支援装置は、貯蔵庫の調理材料の在庫量が変動したことを示す在庫変動情報を各店舗の貯蔵庫又は調理支援装置から受信し、受信した在庫変動情報に基づいて、各店舗の貯蔵庫の各調理材料の在庫量情報を生成することを特徴とするもの。 - 請求項2記載の調理支援システムにおいて、
上記中央管理支援装置は、貯蔵庫の調理材料を補充するか否かを判断する際の基準にする補充基準値を、調理材料と関連付けて記録した店舗データベースを備え、
上記生成した在庫量情報と店舗データベースとに基づいて、調理材料の在庫量情報がその調理材料に対応する補充基準値より少ないか否かを検知し、補充基準値より少ないと検知した場合に、その調理材料の補充を要する旨の材料補充情報を生成することを特徴とするもの。 - 請求項1〜3の何れかに記載の調理支援システムにおいて、
上記調理支援装置は、料理の提供又は販売を行う店舗ごとに設置され、
上記調理支援システムは、各店舗の調理支援装置と通信手段を介して通信可能に接続された中央管理支援装置を備え、
中央管理支援装置は、各店舗で提供又は販売した料理に関するデータの管理を支援するものであることを特徴とするもの。 - 請求項4記載の調理支援システムにおいて、
上記店舗は、出前料理の提供を行う店舗であり、
上記調理支援装置と中央管理支援装置との少なくとも一方は、各店舗の出前料理の配達の管理を支援するものであることを特徴とするもの。 - 請求項1〜5の何れかに記載の調理支援システムにおいて、
上記調理支援装置は、出前料理の提供を行う店舗、店舗内で料理の提供を行う店舗、店舗内で料理の販売を行う店舗、又は、調理だけを行う事業所ごとに設置されるものであることを特徴とするもの。 - 請求項1〜6の何れかに記載の調理支援システムにおいて、
上記加熱調理器は、電子レンジから構成され、
複数の電子レンジの全部又は一部は、電子レンジのマイクロ波を受けて発熱する発熱体を備えたものであることを特徴とするもの。 - 複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置であって、
加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を、加熱調理器と関連付けて記憶し、
この調理支援装置に、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出することを特徴とする調理支援装置において、
上記調理支援装置は、各料理に必要な調理材料に関する必要材料情報を、各料理と関連付けて記録した料理データベースを備えるとともに、必要材料情報を、調理材料を貯蔵した貯蔵庫と関連付けて記録した貯蔵庫データベースを備え、
この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を、料理データベースから抽出するとともに、その抽出した必要材料情報に対応する貯蔵庫を貯蔵庫データベースから抽出することを特徴とするもの。 - 加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を加熱調理器と関連付けて記憶したコンピュータを、複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置として機能させるプログラムであって、
コンピュータに、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、記憶した使用状況情報に基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器を抽出する処理を実行させることを特徴とするプログラムにおいて、
上記調理支援装置は、各料理に必要な調理材料に関する必要材料情報を、各料理と関連付けて記録した料理データベースを備えるとともに、必要材料情報を、調理材料を貯蔵した貯蔵庫と関連付けて記録した貯蔵庫データベースを備え、
この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を、料理データベースから抽出するとともに、その抽出した必要材料情報に対応する貯蔵庫を貯蔵庫データベースから抽出することを特徴とするもの。 - 加熱調理器の使用状況に関する使用状況情報を、加熱調理器と関連付けて記憶したコンピュータを、複数の加熱調理器を用いて行う調理を支援する調理支援装置として機能させるプログラムを記録した記録媒体であって、
コンピュータに、顧客から注文を受けた料理を特定する受注料理特定情報が直接又は間接的に入力されると、使用可能状況にある加熱調理器を抽出する処理を実行させることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体において、
上記調理支援装置は、各料理に必要な調理材料に関する必要材料情報を、各料理と関連付けて記録した料理データベースを備えるとともに、必要材料情報を、調理材料を貯蔵した貯蔵庫と関連付けて記録した貯蔵庫データベースを備え、
この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、その受注料理特定情報に該当する料理に対応する必要材料情報を、料理データベースから抽出するとともに、その抽出した必要材料情報に対応する貯蔵庫を貯蔵庫データベースから抽出することを特徴とするもの。 - 請求項8〜10の何れかに記載の調理支援装置、プログラム、又は、プログラムを記録した記録媒体において、
上記調理支援装置は、加熱調理器による各料理の調理に関する調理手順情報を、料理と関連付けて記録した加熱調理器データベースを備え、
この調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、受注料理特定情報に該当する料理に対応する調理手順情報を抽出し、その抽出した調理手順情報を、上記抽出した加熱調理器に送信することを特徴とするもの。 - 請求項1〜11の何れかに記載の調理支援システム、調理支援装置、プログラム、又は、プログラムを記録した記録媒体において、
上記調理支援装置は、各加熱調理器の調理可能な料理を予め特定した可能料理特定情報を、加熱調理器と関連付けて記録した加熱調理器データベースを備え、
調理支援装置に、受注料理特定情報が入力されると、調理支援装置は、受注料理特定情報と、記憶した使用状況情報と、加熱調理器データベースに記録した可能料理特定情報とに基づいて、使用可能な状況にある加熱調理器で、且つ、受注料理特定情報に該当する可能料理特定情報に対応する加熱調理器を抽出することを特徴とするもの。
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