WO1998023624A1 - Nouveaux composes de phosphinopyrrolidine et procede de fabrication - Google Patents

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same
substituent
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Inventor
Kazuo Achiwa
Shin-Ichi Nakamoto
Original Assignee
Fuji Yakuhin Kogyo Kabushiki Kaisha
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic Table
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/547Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom
    • C07F9/553Heterocyclic compounds, e.g. containing phosphorus as a ring hetero atom having one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07F9/572Five-membered rings

Definitions

  • R ′ is a protecting group for an imino group
  • R 2 and R 3 are the same or different and are each a protecting group for a hydroxyl group.
  • R 1 is one CO—R la (where R ′ a is a hydrocarbon group which may have a substituent), —COOR ′ b (Wherein, R ' b is a hydrocarbon group which may have a substituent), -CONR , c R ld (wherein, R and R ld are the same or different, and An atom or a hydrocarbon group which may have a substituent) or one S (0) friendshipR ' e (where R le is a hydrocarbon group which may have a substituent, and n is And R 2 and R 3 are the same or different and are each independently —S0 2 R 2a (wherein R 2a has a substituent A phosphine metal compound of the general formula R 4 R 5 PM [wherein R 1 and are the same or different and are each independently a substituent (eg, an alkyl group, Alkoxy groups, mono-, di- or tri- Arukinore substituent Am
  • R 1 is selected from the group consisting of t-butoxycarbonyl, benzyloxycarbonyl, acetyl, and p-methoxybenzyloxycarbonyl.
  • R 12 groups the group of the R '), R 2 and R 3 and their are the same or different, respectively to 3 ⁇ 4 elevational p- Mechirufuwenirusu Ruhoniru group (tosyl group) and methylsulfonyl group (mesyl group ) forces the barrel selected from Ranaru group (hereinafter, the called R 2 and R 3 groups simply R 23 group)] the general formula R 4 R 5 phosphine metal compound PM wherein, R 'and R 5 is Identical or different, each having a substituent (eg, 0-, m- or p-methoxy, 3,5-dimethyl-14-methoxy, 4-dimethylamino, 4-chloro)
  • R 1 is selected from the group consisting of t-butoxycarbonyl,
  • the R "and" aromatic hydrocarbon group “of R 5 is, ⁇ 15 R a, R b , shown in the hydrocarbon group represented by R c and R '1, eg if Fuweniru group, Nafuchinore group such as Aryl groups having 6 to 12 carbon atoms, such as aralkyl groups having 7 to 14 carbon atoms, such as benzyl group, phenyletinole group, triphenylmethynole group (trityl group), etc. No.
  • the substituent in the “aromatic hydrocarbon group optionally having substituent (s) the same is mentioned as the substituent in the above “hydrocarbon group optionally having substituent (s)”. You can use things.
  • the phosphine metal compound and the boron compound may be allowed to act stepwise or may be acted at once, and selectively convert a primary hydroxyl group to a phosphino group. Replace.
  • the reaction is carried out at an extremely low temperature, but the reaction temperature is about 170 ° C to + 10 ° C, preferably about -60 ° C to 120 ° C, more preferably Is about 50 ° C. to ⁇ 30 ° C., more preferably about 140 ° C.
  • the reaction is performed as represented by the following scheme
  • the dicyclohexylphosphine metal compound used in the process of producing the compound of the general formula (III) from the compound of the general formula (II) includes, for example, dicyclohexyl metal such as sodium, lithium, potassium and the like. Phosphine can be used for women.
  • the zinc hexylphosphine metal hydride can be obtained by reacting the corresponding phosphine halide with a metal (eg, an alkali metal such as sodium, lithium, potassium, etc.), but is usually commercially available in the art. You can use what you have.
  • the phosphine metal compound for example dicyclohexyl hexyl phosphine lithium (Cy 2 PL i), hexyl phosphine sodium dicyclohexyl (Cy 2 P-Na) and the like rather force like.
  • the zinclohexylphosphine metal hydride and the boron-containing compound are converted to a compound of the general formula (II)
  • the reaction is carried out at a higher temperature than in the step of producing the compound, whereby the secondary hydroxyl group can be replaced with a phosphino group.
  • R Protecting group for imino group (t-butoxycarbonyl group, methoxycarbonyl group, benzyloxycarbonyl group, benzoyl group, p-methoxybenzyloxycarbonyl group, acetyl group, t-butylcarbonyl group Group, methylcarbamoinole group, t-butylcarbamoyl group, etc.);

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Description

明 細 書 新規なホスフイノピロリジン化合物及びその製造方法 技術分野
本発明は、 不斉合 Jt ^の配位子であるホスフィノピロリジン化合物の新規な 製造法及びその製造法で得られる新規な中間体に関する。 該製造法により、 複雑 な多段階の製紅程を簡略化でき、 さらにその方法に使用する製織置も簡単な ものにすることができる。 背景技術
トラクトンは、 医薬品などの合 料として広く利用されているが、 特に D—パントラクトン (R— (-) —パントラクトン) は医学上または生理学上重 要なビ夕ミンとして有用な D—パン卜テン酸やパンテチンの製造における中間体 として知られている。 パントラクトンの構造の中には不斉中心力く存在しているた め、 ィ匕学的に合成した^には、 ^^物の光学分割をしなければならない。 すな わち、 D—パントラクトンは化学的に合成された D, L—パントラクトンを光学 分割することにより製造されている。 こうした光学分割を利用した合成法は煩雑 であるばかりでなくコストもかかるという問題がある。 特に光学分割には特殊な などを必要としたり、 その操作に熟練を要するなどの問題がある。 すなわち 、 光学分割を利用する方法は、 キニーネ、 ブルシン等の高価な分割剤を必要とす るものであり、 D—パントラクトンの回収も容易でない等の欠点を有している。 こうした問題点を觸夬する手法として、 不斉合成反応を利用した製造法により、 光学活性なパントラクトンを合成しょうとする試みカ 是案されている (米国特許 第 4, 8 7 9, 3 8 9号明細書) 。 米国特許第 4, 8 7 9, 3 8 9号明細書に記載の方法では、 ホスフイノピロリ ジン化合物を用いる不斉還元により、 光学活性なパントラクトンを工業的に極め て優れた不斉収率等により得ることができることが報告されているが、 その重要 な! ¾であるホスフイノピロリジン化合物を得るには全部で 1 4工程という長い 工程が必要であり、 それが全体的なコストを上昇させるという問題があった。 ま たそのホスフィノピロリジン化合物を合成する従来の工程のうちには、 4位のジ フエニルホスフィノ基のベンゼン核を還元してジシクロへキシルホスフィノ基に 変換する工程が必須であった力 \ その変換反応では高温高圧反応 (例えば 1 5 0 °C、 1 5 0 W±) をしなければならず、 そのための特別な設備を設けなければな らないという問題がある。 特に工業的に製造をする には、 それに適した設備 とすることは容易なことではなく、 さらにコストもかかることとなるし、 製造時 における危険性も大きい。 ホスフイノピロリジン化合物は、 このようにパント ラクトンにおけるのみでなく広く光学活性化合物を不斉合成するのに用いられて 、 優れた 1¾であるが、 そのホスフイノピロリジン化合物を簡単に且つ効率良く 、 そして安価に合成することができれば、 その試薬を用いて更に各種の不斉合成 に応用することができることから、 こうした目的に合った製造方法の開発が強く 求められていた。 発明の開示
本発明者等は、 ホスフイノピロリジン化合物を簡単に且つ効率良く合成するこ とを目指して鋭意研究の結果、 ホウ素化合物の存在下に反応を行い、 リン原子を 保護しながら反応を進めると、 ホウ素化合物で保護されたジシクロへキシルホス フイノ基をピロリジン核の 4位に効率良く導入すること力くでき、 非常に短し、工程 で、 なおかつフヱ二ル核を高温高圧で還元するなどという工程を用いることなく 目的の不斉合)^蝶の配位子として有用なホスフイノピロリジン化合物を得るこ と力くできることを見出し、 本発明を完成した。 すなわち、 本発明は、
一般式 ( I ) の化合物
Figure imgf000005_0001
〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異 なり、 それそ 虫立に水酸基の保護基である〕
をホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物
またはホウ素化合物
R5
Figure imgf000005_0002
〔式中、 R1 及び R2 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味し、 そして R4 及 び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ; TL¾fciに置換基を有していてもよい芳香族 炭化水素基である〕
ィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得 られた一般式 (I I I) の化合物
BH3またはホウ素化合物
はホウ素化合物
Figure imgf000006_0001
[III]
〔式中、 R1 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を処理して錯化しているホウ素ィ匕合物を脱離せしめ、 一般式 (I V) の化合物
Figure imgf000006_0002
〔式中、 R" 及び R 5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R" は水素原子または 上記 R1 と同様の置換基を意味する〕
を得ることを特徴とする製造方法;
〔2〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そして R4 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に置換基を有していて もよい芳香族炭化水素基である〕 またはその溶媒和物;
〔3〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 R2 は、 水酸基の保護基であり、 そして R" 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ ¾虫立に置換基を有していてもよ 、芳香族炭化水素基である〕 をジシクロへキシ ルホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理して一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を得 ることを特徴とする製造方法;
〔4〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 はィミノ基の保護基であり、 R2 は、 水酸基の保護基であり、 そして R'1 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に置換基を有していてもよ L、芳香族炭化水素基である〕 またはその溶媒禾ロ 物;
〔 5〕 一般式 ( I ) の化合物 〔式中、 R 1 はィミノ基の保護基であり、 そし て 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に水酸基の保護基である〕 をホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' 及び R2 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味し、 そして R4 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ l¾Otに置換基を有していて もよい芳香族炭化水素基である〕 を得ることを特徴とする製造方法;及び
〔6〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そして R4 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ ^に置換基を有していて もよ 、芳香族炭化水素基である〕 を処理して錯化しているホウ素化合物を脱離せ しめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R 及び R5 は、 上記と同様の置換基を 意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 を得ること を特徴とする製造方法を提供する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔7〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' は、 カルボ二ル基を介する基また はィォゥ原子を介する基を示し、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 そ れぞれ独立にィォゥ原子を介する基を示す〕 を一般式 R4 R5 PMのホスフィン 金属化合物 〔式中、 R' 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞれ独立に置換基 (例えば、 アルキル基、 アルコキシ基、 モノー, ジ一又はトリーアルキノレ置換ァ ミン基、 ハロゲンなど) を有していてもよい芳香族炭化水素基 (以下、 該芳香族 炭化水素基を単に R'ia基という) で、 Mは金属原子である〕 及びボラン又はその アルキル誘 本で処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 をジシクロ へキシルホスフィン金属ィヒ合物及びボラン又はそのアルキノレ誘導体で処理し、 次 いで得られた一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R 及び R5 は、 それぞ れ上記と同様の置換基を意味する〕 を、 CH3 S03 H、 CF;i S03 H、 HB F, - 0 (CH3 ) 2 などの酸及びルイス酸からなる群から選ばれた処理剤で処 理してリン—ホウ素結合を開裂せしめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R4 及 び は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R' と同様 の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔1〕 記載の製造方法;
〔8〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R1 は、 一 CO— Rl a (式中、 R'aは 、 置換基を有していてもよい炭化水素基) 、 — COOR'b (式中、 R'bは、 置換 基を有していてもよい炭化水素基) 、 -CONR,cRld (式中、 R 及び Rldは 、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に水素原子または置換基を有していてもよい 炭化水素基) または一 S (0) „ R'e (式中、 Rleは、 置換基を有していてもよ い炭化水素基で、 nは 0、 1または 2を示す) を示し、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ l¾立に— S02 R2a (式中、 R2aは、 置換基を有し ていてもよい炭化水素基を示す) を示す〕 を一般式 R4 R5 PMのホスフィン金 属化合物 〔式中、 R1 及び は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に置換基 ( 例えば、 アルキル基、 アルコキシ基、 モノ—, ジ一又はトリーアルキノレ置換アミ ン基、 ハロゲンなど) を有していてもよいァリ一ノレ基 (以下、 該ァリーノレ基を単 に R4b基という) を示し、 Mは、 金属原子である〕 及びボラン又はそのアルキル 誘導体で処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R2 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 をジンクロへキシル ホスフィン金属化合物及びボラン又はそのアルキル誘導体で処理し、 次いで得ら れた一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R'1 及び R5 は、 それぞれ上記と 同様の置換基を意味する〕 を、 CH3 S〇3 H、 CF3 S0;t H、 HBF„ ·◦ (CH3 ) 2 などの酸及びルイス酸からなる群から選ばれた処理剤で処理してリ ン—ホウ素結合を開裂せしめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R1 及び R5 は 、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基 を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔1〕 記載の製造方法;及び
〔9〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R1 は、 炭素数 2〜7のアルコキシ力 ルボニル基、 ァリ一ルォキシカルボ二ノレ基、 ァラルキルォキシカルボ二ノレ基及び 炭素数 2〜 6のアルキルカルボ二ノレ基からなる群から選ばれたもので、 該基中の アルキノレ残基、 了リ一ル残基及びァラルキノレ残基は、 炭素数 1〜 5のアルキル基 、 炭素数 1〜5のアルコキシ基、 ニトロ基、 ハロゲン、 水酸基及びアミノ基から なる群から選ばれた置換基を有していてもよい (以下、 該 R' の基を単に R1'基 という) 、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ l¾foiに炭素数 1 〜 6のアルキルスルホニル基及びァリ一ルスルホニル基からなる群から選ばれた もので、 該基中のアルキノレ残基及びァリ一ル残基は、 炭素数 1〜 5のアルキル基 、 炭素数 1〜5のアルコキシ基、 ニトロ基、 ハロゲン、 水酸基及びアミノ基から なる群から選ばれた置換基を有していてもよい (以下、 該 R2 及び R3 の基を単 に R22基という) 〕 を一般式 R4 R5 PMのホスフィン金属化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 妓に置換基 (例えば、 炭素数 1〜5 の低級アルキル基、 炭素数 1〜 5のアルコキシ基、 モノ - , ジー又は卜リ—炭素 数 1〜5のアルキル置換アミン基、 ハロゲンなど) を有していてもよいフヱニル 基 (以下、 該フ 二ル基を単に R"基という) を示し、 Mは、 金属原子である〕 及びボラン、 BH3 - THF、 BH:, · S (CH3 ) , 、 ボランのァミン類との 錯体 (ァミン類としては、 NH3 、 t プチルァミン、 ジメチルァミン、 トリァ ルキルァミン、 モルホリン、 ピ口リジン、 ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群 から選ばれたもの) 、 ボラン誘 本 (例えば、 ThxBH, , I p cBH2 、 I p c, BH、 9— BBN、 S i a, BH、 Cy2 BH、 カテコールボランなど) 、 該ボラン誘導体の THF、 S (CH3 ) 、 ァミン類との錯体からなる群から 選ばれたもので処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R2 、 R1 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 をジンクロへ キシルホスフィン金属ィ匕合物並びにボラン、 BH3 ' THF、 BH3 - S (CH 、 ボランのァミン類との錯体 (ァミン類としては、 NH3 、 t プチルァ ミン、 ジメチルァミン、 トリアルキルァミン、 モルホリン、 ピロリジン、 ピペリ ピリジンなどからなる群から選ばれたもの) 、 ボラン誘導体 (例えば、 T hxBH2 、 I p cBH2 、 I p c2 BH、 9 BBN、 S i a) BH、 Cy2 BH、 カテコールボランなど) 及び該ボラン誘 本の THF、 S (CH3 ) 2 、 ァミン類との錯体からなる群から選ばれたもので処理し、 次いで得られた一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 、 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換 基を意味する〕 を、 CH3 S03 H、 CF3 S03 H、 HBF, · 0 (CH3 ) 2 などの酸からなる群から選ばれた処理剤で処理してリン ホウ素結合を開裂せし め、 一般式 (IV) の化合物 〔式中、 R" 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意 味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 を得ることを 特徴とする上記 〔 1〕 記載の製造方法;及び
〔10〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R1 は、 t—ブトキシカルボニル基 、 ベンジルォキシカルボニル基、 ァセチル基及び p メ トキシベンジルォキシカ ルポニル基からなる群から選ばれ (以下、 該 R' の基を単に R 12基という) 、 そ して R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ ¾立に p—メチルフヱニルス ルホニル基 (トシル基) 及びメチルスルホニル基 (メシル基) 力、らなる群から選 ばれる (以下、 該 R2 及び R3 の基を単に R 23基という) 〕 を一般式 R 4 R5 P Mのホスフィン金属化合物 〔式中、 R' 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ l¾立に置換基 (例えば、 0—、 m—又は p—メ トキシ基、 3, 5—ジメチル一 4ーメ トキシ基、 4—ジメチルァミノ基、 4—クロ口基など) を有していてもよ いフエニル基 (以下、 該フヱ二ル基を単に R4d基という) で、 Mは、 L i、 Na 、 Kなどのアルカリ金属原子である〕 並びに、 ボラン、 BH3 ' THF、 BHa • S (CH3 ) 及びボランのァミン類との錯体 (ァミン類としては、 NH3 、 tーブチルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキルァミン、 モルホリン、 ピロリ ジン、 ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群から選ばれたもの) 力、らなる群から 選ばれたもので処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへ キシルホスフィンリチウム、 ジシクロへキシルホスフィンナトリウムなどのジン ク口へキシルホスフィンァルカリ金属化合物及びボランで処理し、 次いで得られ た一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R' 及び R5 は、 それぞれ上記と同 様の置換基を意味する〕 を HBF,, · 0 (CH3 ) , で処理してリン一ホウ素結 合を開裂せしめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R' 及び R5 は、 上記と同様 の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R' と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔1〕 記載の製造方法を提供する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔1 1〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 カルボ二ル基を介する 基またはィォゥ原子を介する基を示し、 そして 及び R5 は、 R "基と同様の 置換基を意味する〕 またはその溶媒和物であることを特徴とする上記 〔2〕 記載 の化合物;
〔1 2〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 — CO— R'a、 —CO 0R"\ — CONRlcR'dまたは一S (0) n R'e (式中、 Rla、 R"\ R'c、 !^^及び尺 は、 上記と同様の置換基を意味し、 nは 0、 1または 2を示す) を 示し、 そして R4 及び R5 は、 R'b基と同様の置換基を意味する〕 またはその溶 媒和物であることを特徴とする上記 〔2〕 記載の化合物;
〔1 3〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 Ru基と同様の置換基 を意味し、 そして 及び R5 は、 R"基と同様の置換基を意味する〕 またはそ の溶媒和物であることを特徴とする上記 〔2〕 記載の化合物;及び
〔1 4〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' は、 R 12基と同様の置換基 を意味し、 そして R4 及び R5 は、 R'ld基と同様の置換基を意味する〕 またはそ の溶媒和物であることを特徴とする上記 〔2〕 記載の化合物を提供する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔1 5〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 カルボ二ル基を介する基 またはィォゥ原子を介する基を示し、 R2 は、 ィォゥ原子を介する基を示し、 そ して R' 及び R5 は、 R"基と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへキシルホ スフィン金属化合物及びボラン又はそのアルキル誘導体で処理して一般式 ( I I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R ' 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意 味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔3〕 記載の製造方法; 〔1 6〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' は、 — CO— Rla、 -COO Rlb、 一 CONRlcR'dまたは一S (0) „ Rlc (式中、 Rla、 Rl b、 Rlc、 R1 及び R 1 eは、 上記と同様の置換基を意味し、 nは 0、 1または 2を示す) を示し 、 R2 は、 — S02 R2a (式中、 R2aは、 上記と同様の置換基を意味する) を示 し、 そして R4 及び R5 は、 R'M '基と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへキ シルホスフィン金属化合物及びボラン又はそのアルキル誘導体で処理して一般式
(I I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R' 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換 基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔3〕 記載の製造方法;
〔17〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 R11基と同様の置換基を 意味し、 R2 は、 R "基と同様の置換基を意味し、 そして R'1 及び R5 は、 R,c 基と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへキシルホスフィン金属化合物並びに ボラン、 BH3 ' THF、 BH3 · S (CH3 ) 2 、 ボランのァミン類との錯体
(ァミン類としては、 NH3 、 t—プチルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキ ルァミン、 モルホリン、 ピ口リジン、 ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群から 選ばれたもの) 、 ボラン誘導体 (例えば、 ThxBH2 、 I p cBH2 、 I p c , BH、 9_BBN、 S i a, BH、 Cy2 BH、 カテコールボランなど) 、 該 ボラン誘導体の THF、 S (CH3 ) 、 ァミン類との錯体からなる群から選ば れたもので処理して一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R" 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔3〕 記 載の製造方法;及び
〔18〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 R 12基と同様の置換基を 意味し、 R2 は、 基と同様の置換基を意味し、 そして R4 及び R5 は、 R" 基と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへキシルホスフィン金属化合物並びに ボラン、 BH3 ' THF、 BH;1 · S (CH3 ) 2 及びボランのァミン類との錯 体 (ァミン類としては、 NH3 、 t—プチルァミン、 ジメチルァミン、 トリァノレ キルァミン、 モルホリン、 ピロリジン、 ピペリジン、 ピリジンなど力、らなる群力、 ら選ばれたもの) からなる群から選ばれたもので処理して一般式 (I I I) の化 合物 〔式中、 R1 、 R ' 及び IV は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔3〕 記載の製造方法を提供する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔1 9〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' は、 カルボ二ル基を介する基 またはィォゥ原子を介する基を示し、 R2 は、 ィォゥ原子を介する基を示し、 そ して R4 及び R5 は、 R 4 a基と同様の置換基を意味する〕 またはその溶媒和物で あることを特徴とする上記 〔4〕 記載の化合物;
〔20〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' は、 一 CO— Rl a、 —COO R' 、 一 CONR'cRldまたは一 S (0) n Rle (式中、 Rl a、 Rl h、 R' R1 及び R 1 eは、 上記と同様の置換基を意味し、 nは 0、 1または 2を示す) を示し 、 R2 は、 一 S02 R£a (式中、 R2aは、 上記と同様の置換基を意味する) を示 し、 そして R' 及び R5 は、 R4b基と同様の置換基を意味する〕 またはその溶媒 和物であることを特徴とする上記 〔4〕 記載の化合物;
[2 1〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 R11基と同様の置換基を 意味し、 R2 は、 R"基と同様の置換基を意味し、 そして R'1 及び R5 は、 基と同様の置換基を意味する〕 またはその溶媒和物であることを特徴とする上記 〔4〕 記載の化合物;及び
〔22〕 一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R' は、 R 12基と同様の置換基を 意味し、 R2 は、 R23基と同様の置換基を意味し、 そして R4 及び R5 は、 R'1d 基と同様の置換基を意味する〕 またはその溶媒和物であることを特徴とする上記 〔4〕 記載の化合物を提供する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔23〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' は、 カルボ二ル基を介する基ま たはィォゥ原子を介する基を示し、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ ^1¾立にィォゥ原子を介する基を示す〕 を一般式 R" R5 PMのホスフィ ン金属化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 R"基と同様の置換基を意味し、 Mは金 属原子である〕 及びボラン又はそのアルキル誘 本で処理し、 次いで得られた一 般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R' 及び R5 は、 それぞれ上記と同 様の置換基を示す〕 を得ることを特徴とする上記 〔5〕 記載の製造方法;
〔24〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R1 は、 一 CO R'"、 -C00R "\ — CONR'cR'dまたは一 S (0) „ Rle (式中、 R'a、 Rl b、 R"\ Rld 及び R'uは、 上記と同様の置換基を意味し、 nは 0、 1または 2を示す) を示し 、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ ¾立に一 S02 R2a (式 中、 R2aは、 上記と同様の置換基を意味する) を示す〕 を一般式 R' R5 PMの ホスフィン金属化合物 〔式中、 R" 及び R5 は、 R"基と同様の置換基を意味し 、 Mは、 金属原子である〕 及びボラン又はそのアルキル誘導体で処理し、 次いで 得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 IT 及び R5 は、 それぞ れ上記と同様の置換基を示す〕 を得ることを特徴とする上記 〔5〕 記載の製造方 法;
〔25〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R1 は、 R 11基と同様の置換基を意 味し、 そして R2 及び R3 は、 R"基と同様の置換基を意味する〕 を一般式 R'1 R5 PMのホスフィン金属化合物 〔式中、 R" 及び R5 は、 R 基と同様の置換 基を意味し、 Mは、 L i、 Na、 Kなどのアルカリ金属原子である〕 並びにボラ ン、 BH3 ' THF、 BH3 · S (CH:1 ) 2 、 ボランのァミン類との錯体 (ァ ミン類としては、 NH3 、 tーブチルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキルァ ミン、 モルホリン、 ピロリジン、 ピペリジン、 ピリジンなどからなる群から選ば れたもの) 、 ボラン誘 本 (例えば、 ThxBH2 、 I p cBH2 、 I p c2 B H、 9— BBN、 S i a2 BH、 Cy2 BH、 カテコールボランなど) 、 該ボラ ン誘導体の THF、 S (CH3 ) 2 、 ァミン類との錯体からなる群から選ばれた もので処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R" 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を示す〕 を得ることを特徴とする上記 〔5〕 記載の製造方法;及び
〔26〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R1 は、 R 12基と同様の置換基を意 味し、 そして R2 及び R3 は、 R23基と同様の置換基を意味する〕 を一般式 R4 R5 PMのホスフィン金属化合物 〔式中、 R" 及び R5 は、 R"基と同様の置換 基を意味し、 Mは、 L i、 Na、 Kなどのアルカリ金属原子である〕 並びにボラ ン、 ΒΗ3 · THF、 BH:, · S (CH3 ) 2 及びボランのアミン類との錯体 ( アミン類としては、 NH3 、 t—プチルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキル ァミン、 モルホリン、 ピ口リジン、 ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群から選 ばれたもの) からなる群から選ばれたもので処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R' 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換 基を示す〕 を得ることを特徴とする上記 〔5〕 記載の製造方法を提供する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔27〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' は、 カルボ二ル基を介する 基またはィォゥ原子を介する基を示し、 そして、 R4 及び R5 は、 R"基と同様 の置換基を意味する〕 を、 CH3 S0;i H、 CF3 SO:, H、 HBF, · 0 (C H 3 ) 2 などの酸及びルイス酸からなる群から選ばれた処理剤で処理してリン一 ホウ素結合を開裂せしめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R' 及び R5 は、 上 記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意 味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔6〕 記載の製造方法;
〔28] 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 は、 CO Rla、 —CO 0R'b、 一CONRlcRldまたは一 S (0) „ R'c (式中、 Rla、 R'b、 R'c、 Rld及び Rl(;は、 上記と同様の置換基を意味し、 nは 0、 1または 2を示す) を 示し、 そして R'1 及び R5 は、 R"基と同様の置換基を意味する〕 を、 CH3 S 03 H、 CF3 S03 H、 HBF, · 0 (CH3 ) ■> などの酸及びルイス酸から なる群から選ばれた処理剤で処理してリン—ホウ素結合を開裂せしめ、 一般式 ( IV) の化合物 〔式中、 R" 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は 水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上 記 〔6〕 記載の製造方法;
〔29〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' は、 R 11基と同様の置換基 を意味し、 そして R 及び R5 は、 R'l(:基と同様の置換基を意味する〕 を CH3 SOs H、 CF3 S03 H、 HBF,, - 0 (CH3 ) 2 などの酸からなる群から 選ばれた処理剤で処理してリン ホウ素結合を開裂せしめ、 一般式 (I V) の化 合物 〔式中、 R1 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子ま たは上記^ と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔6〕 記 載の製造方法;及び 〔30〕 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' は、 R' 2基と同様の置換基 を意味し、 そして R4 及び R5 は、 R 4 d基と同様の置換基を意味する〕 を HBF 4 · 0 (CH3 ) 2 で処理してリンーホウ素結合を開裂せしめ、 ^^式 (I V) の化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原 子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする上記 〔6 〕 記載の製造方法を樹共する。 さらに別の態様では、 本発明は、
〔31〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そ して 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ l¾立に水酸基の保護基である 〕 をホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得られた一般式 ( I I) の化合物 〔式中、 R' 及び R2 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味し 、 そして R'1 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立には置換基を有して いてもよい芳香族炭化水素基である〕 をジシクロへキシルホスフィン金属化合物 及びホウ素化合物で処理し、 次いで得られた一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を処理して錯 化しているホウ素化合物を脱離せしめ、 得られた一般式 (IV) の化合物 〔式中 、 R4 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 において R6 力水素原子の場合、 必要に応じて置換 基 R 〔式中、 Rは、 ィミノ基の保護基を示す〕 を導入して、 一般式 (V) の化合 物
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[V] 〔式中、 R1 、 R5 及び Rは、 上記と同様の置換基を表す〕 を得ることを特徴と する製造方法;
〔32〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' は、 カルボ二ル基を介する基ま たはィォゥ原子を介する基を示し、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞ^¾¾5:にィォゥ原子を介する基を示す〕 を一般式 R4 R5 PMのホスフィ ン金属化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 R"基と同様の置換基を意味し、 Mは金 属原子である〕 及びボラン又はそのアルキル誘 本で処理し、 次いで得られた一 般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R'1 及び R5 は、 それぞれ上記と同 様の置換基を意味する〕 をジシクロへキシルホスフィン金属化合物及びボラン又 はそのアルキル誘導体で処理し、 次いで得られた一般式 (I I I) の化合物 〔式 中、 R1 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を、 CH S03 H、 CF3 S03 H、 HBF, - 0 (CH3 ) などの酸及びルイス酸 からなる群から選ばれた処理剤で処理してリン—ホウ素結合を開裂せしめ、 一般 式 (I V) の化合物 〔式中、 R1 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 を得、 該化合物において R6 力水素原子の場合、 必要に応じて置換基 R 〔式中、 Rは、 カルボ二ル基を介 する基またはィォゥ原子を介する基を示す〕 を導人して、 一般式 (V) の化合物 〔式中、 IT 、 R5 及び Rは、 上記と同様の置換基を表す〕 を得ることを特徴と する上記 〔3 1〕 記載の製造方法;
(33〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' は、 — CO— Rla、 — COOR lb、 ー〇0 !^ 1^"またはー8 (0) n Rle (式中、 Rla、 R'"、 R'c、 R,d 及び R'。は、 上記と同様の置換基を意味し、 nは 0、 1または 2を示す) を示し 、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異なり、 それぞれ独立に— S02 R2a (式 中、 R2aは、 上記と同様の置換基を意味する) を示す〕 を一般式 R4 R5 PMの ホスフィン金属化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 R "基と同様の置換基を意味し 、 Mは、 金属原子である〕 及びボラン又はそのアルキル誘 本で処理し、 次いで 得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R" 及び R5 は、 それぞ れ上記と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへキシルホスフィン金属化合物及 びボラン又はそのアルキル誘 本で処理し、 次いで得られた一般式 (I I I) の ィ匕合物 〔式中、 R' 、 R" 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する 〕 を、 CH3 S03 H、 CF3 SO;i H、 HBF., · 0 (CH3 ) 2 などの酸及 びルイス酸からなる群から週ま'れた処理剤で処理してリン一ホウ素結合を開裂せ しめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 上記と同様の置換基を 意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味する〕 を得、 該ィ匕 合物において R 6 力く水素原子の場合、 必要に応じて置換基 R 〔式中、 Rは、 —C 〇一 R3" (式中、 R3aは、 置換基を有していてもよい炭化水素基) 、 — COOR3 (式中、 R3bは、 置換基を有していてもよい炭化水素基) 、 -CONR3cR3d ( 式中、 R3[及び R3dは、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に水素原子または置換 基を有していてもよい炭化水素基) または—S (0) „ R3n (式中、 R3eは、 置 換基を有していてもよい炭化水素基で、 nは 0、 1または 2を示す) を示す〕 を 導入して、 一般式 (V) の化合物 〔式中、 R'1 、 R5 及び Rは、 上記と同様の置 換基を表す〕 を得ることを特徴とする上記 〔3 1〕 記載の製造方法;
〔3 4〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' は、 R 11基と同様の置換基を意 味し、 そして R2 及び R3 は、 R"基と同様の置換基を意味する〕 を一般式
RF PMのホスフィン金属化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 R'lc基と同様の置換 基を意味し、 Mは、 L i、 Na、 Kなどのアルカリ金属原子である〕 並びにボラ ン、 BH:1 ' THF、 BH3 · S (CH3 ) , 、 ボランのァミン類との錯体 (ァ ミン類としては、 NH3 、 t—ブチルァミン、 ジメチルァミン、 卜リアルキルァ ミン、 モルホリン、 ピロリジン、 ピペリジン、 ピリジンなどからなる群から選ば れたもの) 、 ボラン誘導体 (例えば、 ThxBH2 、 I p c BH2 、 I p c2 B H、 9一 BBN、 S i a2 BH、 Cy2 BH、 カテコールボランなど) 、 該ボラ ン誘導体の THF、 S (CH3 ) 2 、 ァミン類との錯体からなる群から選ばれた もので処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R2 、 R 1 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 をジシクロへキシルホ シルホスフィンアルカリ金属化合物並びにボラン、 BH3 ' THF、 BH3 - S (CH3 ) 2 、 ボランのァミン類との錯体 (ァミン類としては、 NH3 、 t—ブ チルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキルァミン、 モルホリン、 ピロリ ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群から選ばれたもの) 、 ボラン誘導体 (例え ば、 ThxBH2 、 I p c BH2 、 I p c2 BH、 9一 BBN、 S i a2 BH、 Cy2 BH、 カテコ一ルポランなど) 及び該ボラン誘割本の THF、 S (CH3 ) 2 、 ァミン類との錯体からなる群から; Sばれたもので処理し、 次いで得られた 一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R1 、 R1 及び R5 は、 それぞれ上記と同様 の置換基を意味する〕 を CH3 S03 H、 CFa SO, ト I、 HBF, · 0 (CH 3 ) 2 などの酸及びルイス酸からなる群から選ばれた処理剤で処理してリン一ホ ゥ素結合を開裂せしめ、 一般式 (I V) の化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 上記 と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味 する〕 を得、 該化合物において R6 が水素原子の場合、 必要に応じて置換基 R 〔 式中、 Rは、 炭素数 2〜7のアルコキシカルボニル基、 ァリールォキシカルボ二 ノレ基、 ァラルキルォキシカルボニル基及び炭素数 2〜 6のアルキルカルボニル基 からなる群から選ばれたもので、 該基中のアルキル残基、 ァリ一ル残基及びァラ ルキル残基は、 炭素数 1〜5のアルキル基、 炭素数 1〜5のアルコキシ基、 ニト 口基、 ハロゲン、 水酸基及びアミノ基からなる群から遷ま'れた置換基を有してい てもよい〕 を導入して、 一般式 (V) の化合物 〔式中、 R4 、 R5 及び Rは、 上 記と同様の置換基を表す〕 を得ることを特徴とする上記 〔3 1〕 記載の製造方法 ;及び
〔35〕 一般式 (I) の化合物 〔式中、 R' は、 R 12基と同様の置換基を意 味し、 そして R2 及び R3 は、 R23基と同様の置換基を意味する〕 を一般式 R'' R5 PMのホスフィン金属化合物 〔式中、 R4 及び R5 は、 R4d基と同様の置換 基を意味し、 Mは、 L i、 Na、 Kなどのアルカリ金属原子である〕 並びにボラ ン、 ΒΗ3 · THF、 BH3 · S (CH3 ) 2 及びボランのァミン類との錯体 ( アミン類としては、 NH3 、 t—ブチルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキル ァミン、 モルホリン、 ピ口リジン、 ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群から選 ばれたもの) 、 ボラン誘 本 (例えば、 ThxBH2 、 I p cBH2 、 I p c, BH、 9_BBN、 S i a2 BH、 Cy2 BH、 カテコールボランなど) 及び該 ボラン誘導体の THF、 S (CH3 ) 2 、 ァミン類との錯体からなる群から選ば れたもので処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物 〔式中、 R R2 、 R 及び R5 は、 それぞれ上言己と同様の置換基を意味する〕 をジンクロへキシ ルホスフィンリチウム、 ジシクロへキシルホスフィンナトリウムなどのジシクロ へキシルホスフィンアルカリ金属ィヒ合物並びにボラン、 BH3 * THF、 BH3
• S (CH3 ) 及びボランのアミン類との錯体 (アミン類としては、 NH3 、 tーブチルァミン、 ジメチルァミン、 卜リアルキルァミン、 モルホリン、 ピロリ ジン、 ピぺリジン、 ピリジンなどからなる群から選ばれたもの) 、 ボラン誘導体
(例えば、 ThxBH, 、 I p c BH, 、 I p c2 BH、 9— BBN、 S i a2 BH、 Cy , BH、 カテコールボランなど) 及び該ボラン誘導体の TH F、 S ( CH3 ) 2 、 ァミン類との錯体からなる群から選ばれたもので処理し、 次いで得 られた一般式 (I I I) の化合物 〔式中、 R' 、 R 及び IV は、 それぞれ上記 と同様の置換基を意味する〕 を HBF4 · 0 (CH3 ) , で処理してリン一ホウ 素結合を開裂せしめ、 一般式 (IV) の化合物 〔式中、 R' 及び R。 は、 上記と 同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または上記 R1 と同様の置換基を意味す る〕 を得、 該化合物において Rs 力水素原子の場合、 必要に応じて置換基 R 〔式 中、 Rは、 t一ブトキンカルボニル基、 ベンジルォキシカルボニル基、 ァセチル 基及び P—メ トキシベンジルォキシカルボニル基からなる群から週ま'れる〕 を導 入して、 一般式 (V) の化合物 〔式中、 R1 、 Rr' 及び Rは、 上記と同様の置換 基を表す〕 を得ることを特徴とする上記 〔3 1〕 記載の製造方法を提供する。 本発明にお 、て、 ピロリジン環の 2位及び 4位には光学活性中心の炭素原子が 存在し、 それぞれの立体配置に従い、 光学異性体 (あるいはェナンチォマー) 及 びジァステレオマ一が存在する。 ピロリジン環の 2位及び 4位の炭素原子の配位 の組合わせとしては、 (2 S, 4R)体、 (2 S, 4 S) 体、 (2R, 4 S)体 及び ( 2 R, 4 R) 体が挙げられる。 例えば、 (2 S, 4 R) 体であるピロリジ ン環の 2位及び 4位炭素原子をもつ一般式 (I) の化合物を原料として用いた場 合、 (2 S, 4R)体であるピロリジン環の 2 i¾び 4位炭素原子をもつ一般式
(I I) の化合物が得られ、 そして ( 2 S, 4 S)体であるピロリジン環の 2位 及び 4位炭素原子をもつ一般式 (I I I) の化合物及び一般式 (I V) の化合物 力く得られる。 同様に、 一般式 (I) の化合物において、 (2R, 4 S)体を用い た場合、 一般式 (I I) の化合物においては (2R, 4 S)体力 \ そして一般式 ( I I I ) の化合物及び一般式 ( I V) のィヒ合物においては (2 R, 4 R) 体が 得られる。 発明を実施するための最良の形態
本発明は、 一般式 ( I V) の不斉合劍虫媒ホスフイノピロリジン化合物の新規 な製造法及びその製造法で得られる新規な一般式 (I I ) 及び z又は一般式 (I
I I ) の中間体化合物を ¾ί共する。
上記置換基 R ' 及び Rは、 ィミノ基の保護基である。 このイミノ基の保護基と しては、 一般の有機合成の分野で使用されるィミノ基の保護基であり、 反応を阻 害しないものであれば制限なく使用することができる。 該ィミノ基の保護基とし ては、 通常の反応条件では安定であるが、 特殊な条件または試薬により容易に離 脱されるような保護基、 あるいは必要とするィミノ基のみを選択的に保護しうる こと力く知られているものであり、 例えばペプチド、 核酸、 糖類に関係した保護基 も使用することが可能である。 ィミノ基の保護としては、 t—プチルメチルシリ —ル誘導体による保護、 例えばトリベンジルシリ一ル誘 本などのトリァラルキ ルシリ一ノレ誘導体による保護、 了シル基による保護などが挙げられる。
R 1 及び Rは、 カルボ二ル基を介する基またはィォゥ原子を介する基であるこ とができる。 該ィミノ基の保護基としては、 例えばホルミル基、 例えばァセチル 基、 クロロアセチル基、 ジクロロアセチル基、 トリフルォロアセチノレ基、 メ トキ シァセチル基、 フヱノキシァセチノレ基などの置換されていてもよいアルキルカル ボニル基、 例えばべンゾィノレ基、 p—ニトロべンゾィノレ基などの置換されてし、て もよいァリ一ルカルボ二ノレ基、 例えばエトキンカルボニル基、 β, β, 3—トリ クロ口エトキシカルボニル基、 β, β, /3—トリブロモエトキンカルボニル基、 t—ブトキシカルボニル基、 トリチルォキシカルボニル基などのアルコキシカル ボニル基、 例えばフヱノキシカルボ二ノレ基、 p—ニトロフヱノキシカルボニル基 などの置換されていてもよいァリールォキシ力ルポ二ル基、 例えばべンジロキシ 力ルポニル基などの置換されて 、てもよぃァラルキルォキシ力ルポ二ル基、 例え ばベンゼンスルホニル基、 p—トルエンスルホニル基などの置換されていてもよ ぃァリ一ルスルホニル基、 例えばメチルスルホニル基などの置換されてし、てもよ いアルキルスルホ二ノレ基、 例えばメチルカルバモイノレ基、 t—ブチルカルバモイ ノレ基、 フヱニルカルノくモィノレ基などの置換されていてもよい力ルバモイノレ基など 力く挙げられる。 上記 R及び R ' におけるカルボ二ル基を介する基としては、 例えば、 式: C
0— R a (式中、 R a は、 置換基を有していてもよい炭化水素基) 、 式:—C O O R (式中、 R b は、 置換基を有していてもよい炭化水素基) 、 式:— C O N R c Rd (式中、 R 及び R '1 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に水素原子 または置換基を有していてもよい炭化水素基) で表される基等が挙げられる。 R
1 、 R b 、 R ' 及び Rd で示される炭化水素基としては、 例えばメチル基、 ェチ ノレ基、 プロピル基、 イソプロピル基、 ブチル基、 イソブチル基、 s —ブチル基、 t—ブチル基、 ペンチル基、 へキシル基、 ヘプチル基、 ォクチル基、 ノニル基、 デシル基、 ゥンデシル基、 ドデシル基、 トリデシル基、 テトラデシル基、 ペンタ デシル基などの炭素数 1〜1 5のアルキル基、 例えばビニル基、 ァリノレ基、 2— メチルァリル基、 2—ブテニル基、 3—ブテニル基、 3—ォクテ二ノレ基などの炭 素数 2〜 1 2のアルケニル基、 例えばェチニル基、 2—プロピニル基、 3—へキ シニル基などの炭素数 2〜1 2のアルキニル基、 例えばシクロプロピル基、 シク ロブチル基、 シクロペンチノレ基、 シクロへキシル基、 シクロへプチル基などの炭 素数 3〜1 2のシクロアルキル基、 炭素数 3〜1 2のシクロアルケニル基、 例え ばフヱニノレ基、 ナフチル基などの炭素数 6〜1 2のァリール基、 例えばべンジル 基、 フヱニルェチル基、 トリフヱニルメチル基 (トリチル基) などの炭素数 7〜 1 4のァラルキノレ基等力く挙げられる。 また 「置換基を有していてもよい炭化水素基」 のその置換基としては、 同一又 は相異なるものであってよく、 1個から複数個存在していてよく、 上記したよう な炭素数 1〜1 5のアルキル基、 炭素数 2〜1 2のアルケニル基、 炭素数 2〜1 2のアルキニル基、 炭素数 3〜1 2のシクロアルキル基、 炭素数 6〜1 2のァリ —ル基、 炭素数?〜 1 4のァラルキル基、 ニトロ基、 水酸基、 メルカプト基、 ォ キソ基、 チォキソ基、 シァノ基、 力ルバモイル基、 カルボキシ基 (例えばメ トキ シカルボニル基、 ェトキシカルボニル基などの炭素数 1〜 4のアルキル カルボ ニル基など) 、 スルホ基、 例えばフッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素などのハロゲン、 例えばメ トキシ基、 ェトキシ基、 プロポキシ基、 イソプロポキシ基、 ブトキシ基 、 イソブトキシ基、 t—ブトキシ基などの炭素数 1〜4のアルコキシ基、 例えば フヱノキシ基などの炭素数 6〜 1 2のァリ一ルォキシ基、 例えばメチルチオ基、 ェチルチオ基、 n プロピルチオ基、 n プチルチオ基、 t—プチルチオ基など の炭素数 1〜4のアルキルチオ基、 例えばフヱニルチオ基などの炭素数 6〜1 2 のァリ一ルチオ基、 例えばメチルスルフィニル基、 ェチルスルフィニル基などの 炭素数 1〜4のアルキルスルフィニル基、 例えば、 フヱニルスルフィニル基など の炭素数 6〜1 2のァリ一ルスルフィニル基、 例えば、 メチルスルホニル基、 ェチルスルホニル基などの炭素数 1〜 4のアルキルスルホニル基、 例えば、 フェ ニルスルホニル基などの炭素数 6〜 1 2のァリ一ルスルホニル基、 アミノ基、 例 えばァセチルァミノ基、 プロピオニルァミノ基などの炭素数 2〜8のァシルァミ ノ基、 例えばメチルァミノ基、 ェチルァミノ基、 プロピルアミノ基、 イソプロピ ルァミノ基、 プチルァミノ基、 ジメチルァミノ基、 ジェチルァミノ基、 ジプロピ ルァミノ基などのモノーまたはジー炭素数 1〜 5アルキル置換ァミノ基、 例えば シクロへキシルァミノ基などの炭素数 3〜7のシクロアルキルアミノ基、 例えば ァニリノ基などの炭素数 6〜 1 2のァリ一ルァミノ基、 例えばァセチル基などの 炭素数 2〜 8のァシル基、 例えばべンゾィノレ基などの炭素数 6〜 1 2のァリール —カルボニル基など;^挙げられる。 上記 R及び R 1 におけるィォゥ原子を介する 基としては、 例えば、 式:— S (0) - R E (式中、 R。 は、 置換基を有して いてもよい炭化水素基を表し、 nは 0、 1または 2を表す) で表される基等力く挙 げられる。 IT で示される炭化水素基としては、 上記 R A 、 R " 、 R C 及び R D で示された炭化水素基力挙げられる。 上記置換基 R 2 及び R 3 は、 同一又は相異なり、 それぞ ¾立に水酸基の保護 基である。 この水酸基の保護基としては、 一般の有機合成の分野で使用される水 酸基の保護基であり、 反応を阻害しないものであれば制限なく使用することがで きる。 該水酸基の保護基としては、 通常の反応条件では安定であるが、 特殊な条 件または により容易に离湖兑されるような保護基、 あるいは必要とする水酸基 のみを選択的に保護しうること力く知られて 、るものであり、 例えばべプチド、 核 酸、 糖類に関係した保護基も使用することが可能である。
該水酸基の保護基としては、 例えばベンゼンスルホ二ノレ基、 P—トルエンスル ホニル基などの置換されていてもよいァリ一ルスルホニル基、 例えばメチルスル ホニノレ基などの置換されていてもよいアルキルスルホ二ノレ基など力く特に好ましく 、 水酸基の脱離、 さらにホスフィノ化が効率よく行われる。
R 2 及び R 3 は、 同一又は相異なり、 それぞれ独立にィォゥ原子を介する基で あることができる。 R 2 及び R 3 におけるィォゥ原子を介する基としては、 例え ば、 式:— S 02 R 2 a (式中、 R 2 "は、 置換基を有していてもよい炭化水素基 ) で表される基等が挙げられる。 R 2 aで示される炭化水素基としては、 上記 R a 、 R b 、 R。 及び R d で示された炭化水素基が挙げられる。 上記 R " 及び R 5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に置換基を有していて もよい芳香族炭化水素基である。 該 R " 及び R 5 の 「芳香族炭化水素基」 として は、 ±15 R a 、 R b 、 R c 及び R '1 で示される炭化水素基において示された、 例 えばフヱニル基、 ナフチノレ基などの炭素数 6〜1 2のァリ一ノレ基、 例えばべンジ ノレ基、 フヱ二ルェチノレ基、 トリフヱニルメチノレ基 (トリチル基) などの炭素数 7 〜1 4のァラルキル基等力く挙げられる。 「置換基を有していてもよい芳香族炭ィ匕 水素基」 における置換基としては、 同じく上記 「置換基を有していてもよい炭ィヒ 水素基」 のその置換基として挙げられたものを用いること力できる。 好ましい R " 及び R 5 としては、 非置換芳香族炭化水素基または置換基 (例えば、 アルキル 基、 アルコキシ基、 モノー, ジ一又はトリーアルキル置換アミノ基、 ハロゲンな ど) を有していてもよい芳香族炭化水素基など力挙げられ、 より好ましいものと しては、 フエニル基または置換基 (例えば、 アルキル基、 アルコキシ基、 モノ一 , ジ一又はトリ一アルキル置換アミノ基、 ハロゲンなど) を有していてもよいフ ヱニル基などが挙げられる。 特に好適には、 R 4 及び R 5 としては、 同一であつ て、 例えば、 0—、 m—又は p—メ トキシフエ二ノレ基、 3 , 5—ジメチルー 4— メ トキシフエ二ル基、 4—ジメチルァミノフエ二ノレ基、 4—クロ口フエニル基な どの置換基を有してし、てもよぃフヱニル基力く挙げられる。 一般式 (I) の化合物から一般式 (I I) の化合物を製造する工程で用いられ るホスフィン金属化合物としては、 当該有機合成の分野で置換基一 OR3 と置換 反応させて、 基一 PR4 R5 を導入することができること力く知られているものを 使用することができ、 例えば、 一般式 R'1 R5 PMのホスフィン金属化合物 〔式 中、 R1 及び IV は上記と同義で、 Mは金属原子である〕 などが挙げられる。 特 に好ましくは、 一般式 (R'1 ) 2 PMのホスフィン金属化合物 〔式中、 は、 上記と同義で、 Mは金属原子である〕 力挙げられる。 該一般式 R' R5 PMのホ スフイン金属化合物は、 相当するホスフィンハロゲン化物を、 金属 (例えばナ卜 リウム、 リチウム、 カリウムなどのアルカリ金属など) と反応させて得ることも できる力 <、 通常は当該分野で!^として市販されているものを利用することがで きる。 該ホスフィン金属化合物としては、 例えばジフヱニルホスフィンリチウム (Ph2 P-L i) 、 ジフエ二ルホスフィンナトリウム (Ph2 P— Na) など 力く挙げられる。 一般式 (I) の化合物から一般式 (I I) の化合物を製造する工程及び一般式 (I I) の化合物から一般式 (I I I) の化合物を製造する工程においてそれぞ れ用いられるホウ素化合物は、 同一又は相異なっていてよく、 ボラン (ΒΗ, ) 、 ボランのテトラヒ ドロフラン (THF) 配位体 (BHs ' THF) , ボランの ジメチルスルフィ ド (S (CH^ ) 2 ) 配位体 (BH3 · S (CH3 ) 2 ) 、 ボ ランのァミン類 (NH3 、 tーブチルァミン、 ジメチルァミン、 トリアルキルァ ミン、 モルホリン、 ピロリジン、 ピぺリジン、 ピリジンなど) との錯体、 ボラン 誘導体 (例えば、 セキシルボラン (テキシルボラン; (CH3 ) , CHC (CH 3 ) 2 BH2 ) (ThxBH2 ) 、 モノイソピノカンフヱニルボラン (I p c B H2 ) 、 ジイソピノカンフエニルボラン (I p c.: BH) 、 9一ボラビシクロ (; 3. 3. 1] ノナン (9— BBN) 、 ジシァミルボラン ( 〔 (CH3 ) 2 CHC H (CH3 )〕 2 BH) (S i a2 BH) 、 ジシクロへキシルボラン (Cy2 B H) 、 カテコールボランなど) 、 ボラン誘導体の THF、 S (CH3 ) 2 、 アミ ン類との錯体などを挙げることができる。 例えば、 BH3 、 BH3 ' THF、 B Η . S (CH3 ) 2 、 ボラン ·モルホリン錯塩、 ボラン · ピロリジン錯塩、 ボ ラン · ピぺリジン錯塩、 ボラン · トリアルキルァミン錯塩などカ 子ましい。 より 好ましくは、 BH3 ' THF、 BH3 · S (CH3 ) 2 などが挙げられる。 該ホ ゥ素化合物は、 通常例えばテトラヒドロフラン、 ジェチルェ一テルなどの非プロ トン溶媒の溶液として反応に用いることができる。 またアミン類との錯体の場合 には、 さらに通常の溶媒、 アルコール、 水などをその溶媒として用いることがで きる。 好適には、 BH3 · THFのテトラヒ ドロフラン溶液、 BH3 - S (CH 3 ) 2 のテトラヒドロフラン溶液を用いることができる。 通常は当該分野で試薬 「市販されているものを利用することができる。 一般式 (I) の化合物は、 例えば、 米国特許第 4, 879, 389号明細書に 記載の方法あるいはそれと類、似の方法などにより得ることができる。
一般式 (I) の化合物から一般式 (I I) の化合物を製造するェ禾 ¾び一般式
(I I) の化合物から一般式 (I I I) の化合物を製造する工程においては、 反 応は溶媒中で行うのが好ましく、 溶媒としては非プロトン溶媒、 例えばテトラヒ ドロフラン、 ジェチルエーテル、 イソプロピルエーテル、 メチル · tーブチルェ 一テルなどのエーテル類、 ベンゼン、 トルエン、 キシレンなどの芳香族炭化水素 類、 N, N—ジメチルホルムアミ ド (DMF) 等が挙げられる。 これらは 1種ま たは 2種以上を適当な割合で混合して適宜使用できる。
一般式 (I I) の化合物を製造する工程においては、 ホスフィン金属化合物と ホウ素化合物は、 段階的に作用させてもよいし、 あるいは一度に作用させること もでき、 選択的に一級水酸基をホスフイノ基に置換する。 この工程においては、 反応は極めて低温下に行うのカ 子ましいが、 反応温度としては、 約一 70°C〜+ 10 °C、 好ましくは約— 60 °C〜一 20 °C、 より好ましくは約 50 °C〜― 30 °C、 さらに好ましくは約一 40 °Cである。 代表的な方法では、 次の工程式で表されるようにして反応が行われる
Figure imgf000027_0001
上記において、 ジトシレート化合物 [Γ ] をテトラヒドロフラン中、 約一 4 0 °Cでジフヱニルホスフィンリチウムを作用させると、 その一級水酸基を選択的 にジフエニルホスフイノ基に置換することができ、 次いでボランを作用させるこ とにより、 ィ匕合物 [II7 ] を得る。 上記反応において、 代表的な反応条件は
1 ) 溶媒;テトラヒドロフラン、 イソプロピルエーテル、 ジェチルエーテル、 メチルー tert ブチルエーテル、 ベンゼン、 トルエン、 キシレン DMF
2)試薬; Ph2 P— L i、 Ph2 P— Na、 Ph2 P— K、 他
3 ) ¾S ; - 40 °C. 70〜十 10°C
4) 時間; 16 h r s、 2〜24 h r s
である。 上記においてジフエ二ルホスフィン化工程で生成する化合物 [ΙΓ ] の リン原子はボランのホウ素原子と錯結合し、 保護されている。 したがって空気中 の酸素に接触し酸化されて、 酸化ィヒ合物力く副生することはない。 ジフエニルホス フィンリチウム及びボランを段階的に作用させる力、、 あるいは一度に作用させる ことにより、 選択的に一級水酸基をホスフィノ基に置換できる。 上記反応式では 、 (2 S, 4 R)体であるピロリジン環の 2位及び 4位炭素原子をもつ一般式 ( I) の化合物を原料として用いた場合を示してある力 その他の立体配置を有す るものを使用することができることはいうまでもない。 一般式 (I I) の化合物から一般式 (I I I) の化合物を製造する工程におい て用いられるジシクロへキシルホスフィン金属化合物としては、 例えばナトリゥ ム、 リチウム、 カリウムなどのアル力リ金属などのジシクロへキシルホスフイン を女子適に用いることができる。 ジンクロへキシルホスフィン金属ィヒ合物は、 相当 するホスフィンハロゲン化物を、 金属 (例えばナトリウム、 リチウム、 カリウム などのアルカリ金属など) と反応させて得ることもできるが、 通常は当該分野で として市販されているものを利用することができる。 該ホスフィン金属化合 物としては、 例えばジシクロへキシルホスフィンリチウム (Cy2 P-L i) 、 ジシクロへキシルホスフィンナトリウム (Cy2 P-Na) など力く挙げられる。 一般式 (I I) の化合物から一般式 (I I I) のィ匕合物を製造する工程におい ては、 ジンクロへキシルホスフィン金属ィヒ合物とホウ素ィ匕合物は、 一般式 (I I ) の化合物を製造する工程よりはより高い温度で反応させることカ 子ましく、 二 級水酸基をホスフイノ基に置換できる。 この工程においては、 反応は通常低温下 力、ら常温で行うこと力でき、 例えば反応温度としては、 約 0 °C〜 40 °C、 好まし くは約 5 °C〜 30 °C、 より好ましくは約 1 0 °C:〜 25 °C、 さらに好ましくは約 2 0°Cである。
代表的な方法では、 次の工程式で表されるようにして反応が行われる。
Figure imgf000028_0001
上記において、 ジフエニルホスフィン 'ボラン錯体化合物 [II' ] に、 テトラ ヒ ドロフラン中、 ジシクロへキシルホスフィンリチウム及びボランを作用させる ことにより、 二級水酸基をジシクロへキシルホスフイノ基に置換した化合物
[ III' ] 力得られる。 上記反応において、 代表的な反応条件は
1 ) 溶媒;テトラヒ ドロフラン、 ィソプロピルエーテル、 ジェチルェ一テル、 メチルー tert—ブチルェ一テル、 ベンゼン、 トルエン、 キンレン DMF
2) 試薬; Cy2 P L i、 Cy2 P - Na、 Cy2 P K、 他
3 ) 温度; 20 °C、 0〜 40 °C
4 ) 時間; 1 6 h r s、 2〜 24 h r s
である。 上記においてジンクロへキシルホスフイノ化工程で生成する化合物
[ III' ] のリン原子はボランのホウ素原子と錯結合し、 保護されている。 した がって空気中の酸素に接触し酸化され、 酸化化合物が副生することはない。 上記 反応式では、 ( 2 S, 4 R)体であるピロリジン環の 2 β¾び 4位炭素原子をも つ一般式 (I I) の化合物を用いた場合を示してあり、 (2 S, 4 S) 体である ピロリジン環の 2位及び 4位炭素原子をもつ一般式 (I I I) の化合物が得られ ることが示してある力く、 その他の立体配置を有するものを使用することができ、 それに対応した配置を持つィ匕合物が得られることはいうまでもない。
一般式 (I I I) の化合物から一般式 (I V) の化合物を製造する工程におい ては、 リン原子の上に錯ィ匕しているホウ素化合物を脱離せしめることのできる方 法を制限なく使用できる。 こうした処理に用いることのできるものとしては、 C H:, S03 H、 CF:, S03 H、 H B F , - 0 (CH3 ) , などの酸、 ルイス酸 などを挙げることができる。 ルイス酸は、 電子対と結合するものである。 本発明 にお 、ては、 リン原子とホウ素原子の結合を開裂すること力 口られたものであれ ば、 これを使用すること力くできる。 一般式 (I V) の化合物のピロリジン環の窒 素原子上のィミノ保護基は脱離せしめられて水素原子となる^もあるし、 また そのまま残る場合もある。 代表的な方法では、 次の工程式で表されるようにして反応が行われる c
PPh 2
Figure imgf000030_0001
上記において、 化合物 [ III' ] をジクロロメタン中、 HBF4 OMeを作用 し、 脱ボラン化を行い、 ィ匕合物 [IV ] を高収率で得る。 なお代表的には上記反 応式中、 R6 は、 水素原子または t—ブトキシカルボ二ル基を表す。 上記反応に おいて、 代表的な反応条件は
1)溶媒; ジクロロメタン、 ジクロロェタン、 ベンゼン、 トルエン
2)試薬; HBF., OMe2 、 CH3 S03 H、 CF3 S〇3 H
3 ) 温度; 20 °C、 一 5 °C〜 40 °C
4 ) 時間; 1 2 h r s、 1〜 24 h r s
である。 ジフヱニルホスフイノ基のリン原子に錯糸吉合しているボランは、 例えば モルホリン、 ジェチルァミン等の 2級ァミンで脱離するが、 ジシクロへキシルホ スフイノ基のリン原子に錯結合しているボランは外れない。 し力、しな力くら、 本発 明にした力 、、 上記の如き酸及びルイス酸では容易に外すこと力《できる。 上記反 応式では、 ( 2 S, 4 S) 体であるピロリジン環の 2徹ぴ 4位炭素原子をもつ 一般式 (I I I) の化合物から、 ( 2 S, 4 S)体であるピロリジン環の 2 {i¾ び 4位炭素原子をもつ一般式 (I V) の化合物が得られる (ピロリジン環の 2位 及び 4位炭素原子の立体配置は保持されている) こと力示してある力 その他の 立体配置を有するものを使用すること力でき、 それに対応した配置を持つ化合物 力得られることはいうまでもない。
こうして得られた一般式 (IV) の化合物は、 R" カ冰素原子などの場合、 必 要に応じてイミノ基を保護することができる。 イミノ基を保護するためには、 上 記したィミノ保護基のエステル反応性化合物、 例えば炭酸エステル、 ハロゲン誘 導体、 酸無水物などを用いることができる力 当該分野で知られた方法、 例えば
、 米国特許第 4, 8 7 9, 3 8 9号明細書に記載の方法あるいはそれの改変方法 を用いて行うこと力くできる。 こうして一般式 (V) のィ匕合物を得ること力くできる。 本発明に従った合成工程を、 その代表的な試薬とともに次の式にフローシ一ト
製造フ ローシー ト
Figure imgf000031_0001
[I ] [Π ]
Figure imgf000031_0002
[IV ] [V ] 上記フ口一シートに記載の化合物の代表的な置換基は、 例えば、
R 1 :ィミノ基の保護基 ( t —ブトキシカルポ二ル基、 メ トキシカルポ二ル基、 ベンジルォキシカルボ二ノレ基、 ベンゾィル基、 p—メ トキシベンジルォキシカル ボニル基、 ァセチル基、 t—ブチルカルボニル基、 メチルカルバモイル基、 t— プチルカルノヾモィル基など) ;
R 2 、 R 3 :水酸基の保護基 (トシル基、 メシル基など)
ここで、 R 2 と R 3 は同じであってもよいし、 相異なっていてもよい;
R " :置換基を有していてもよいフエニル基、 置換基としては、 アルコキシ基、 アルキル基、 ハロゲン、 置換アミノ基などである (置換基の具体例としては、 0
、 m又は p—メ トキシ、 3, 5—ジメチル一 4ーメ トキシ、 4ージメチルァミノ
、 4 一クロ口など) ;
R 6 :水素原子またはイミノ基の保護基 ( t 一ブトキシカルポ二ル基、 メ トキシ カルボニル基、 ベンジルォキシカルボニル基、 ベンゾィル基、 p—メ トキシベン ジルォキシカルボ二ノレ基、 ァセチル基、 t —ブチルカルボ二ノレ基、 メチルカルバ モイル基、 t—プチルカルバモイル基など) ;
R:イミノ基の保護基 (t —ブトキシカルボニル基、 メ トキシカルボニル基、 ベ ンジルォキシカルボ二ノレ基、 ベンゾィル基、 p—メ トキシベンジルォキシカルボ ニル基、 ァセチル基、 t —ブチルカルボ二ノレ基、 メチルカルバモイノレ基、 tーブ チルカルバモイル基など) ;
力挙げられる。
一般式 (I I ) の化合物、 一般式 (I I I ) の化合物、 一般式 ( I V) の化合 物の溶媒和物としては、 例えば非プロトン溶媒、 例えばテトラヒドロフラン、 ジ ェチルエーテル、 イソプロピルエーテル、 メチル' t —ブチルエーテルなどのェ —テル類との溶媒和物などが挙げられる。 本発明においては、 一般式 (I I ) の 化合物、 一般式 ( I I I ) の化合物、 一般式 (I V) の化合物は単離することな く次の工程に用いること力くでき、 例えば、 米国特許第 4, 8 7 9 , 3 8 9号明細 書に開示の方法あるいはそれに類似の方法で、 ピロリジン環の N原子に基 Rを導 入することができる。 本発明の前述した種々の態様を利用することにより、 不斉合成触媒の配位子と して有用なホスフィノピロリジン化合物を得ることができ、 更には新規で有用な ホスフイノピロリジン化合物 (一般式 (I I ) の化合物及び一般式 ( I I I ) の 化合物) を得ることができる。 特に本発明で得られるホスフイノピロリジン化合 物は、 それを配位子としたロジウム錯体触媒などの金属錯体触媒形成に用いられ 、 その金属錯体触媒は不斉還元反応に用いられて有用である。 こうしたホスフィ ノピロリジン化合物は、 例えば、 ピロリジン環の 2位及び 4位炭素原子として ( 2 S, 4 S ) 配置であるものなどの光学活性体が好適に使用できるので、 本発明 では出発原料として特定の立体配置の光学活性体などを用い、 対応する目的化合 物を光学活性体として得ることは好ましい。 例えば、 米国特許第 4 , 8 7 9, 3 8 9号明細書に開示の方法あるいはそれに類似の方法で、 ケトパントラクトンか らの D—パントラクトン合成などの不斉合成に使用できる。 本発明ではさらに効 率的な不斉合成システムなどの種々の技術手段を提供することができる。 以下に 実施例を掲げ、 本発明を具体的に説明するが、 本発明はこれら実施例に限定され ず、 本明細書の思想に基づく様々な実施形態が可能であることは理解されるべき である。 なお、 明細書及び図面において、 用語は、 当該分野において慣用的に使 用される用語の意味に基づくものである。
C y : シクロへキシル基
T s : トシル基
M e : メチル基
B O C : t—ブトキシカルボニル基
P h: フヱニル基
t一 B u : t 一ブチル基 実施例
以下に実施例を挙げ、 本発明を具体的に説明するが、 本発明は実施例に限定さ れること無く様々な態様が含まれることは理解されるべきである。
実施例 1
(2 S, 4 R) —N— tert—ブトキシカルボ二ルー 4—トシルォキシ一 2—ジフ ェニルホスフイノメチルピロリジンボラン錯塩 [Π' ] の製造
ジフエニルホスフィン 0. 3 5ml (2. 0ミ リモル) をテトラヒ ドロフラン 3mlに溶解し、 アルゴン雰囲気下、 — 40°Cで n—ブチルリチウムのへキサン
( 1. 57 M) 溶液 1 · 27m l (2. 0ミ リモル) を滴下する。 同温度で 1 5 分間撹拌した後、 得られた赤色溶液を (2 S, 4 R) — N— tert—ブトキシカル ボニル _ 4—ヒ ドロキンプロリノールジトシレ一卜 [ ] 1. 05 g (2. 0 ミリモル) をテトラヒドロフラン 5 mlに溶解した激夜にゆっくり滴下する。 滴 下後、 同温度で 1 6時間撹拌する。 次いで溶媒を減圧留去しボランのテトラヒド 口フラン (1. 0M) 夜 2. 0ml (2. 0 ミリモル) をアルゴン雰囲気下、 氷冷しながら滴下する。 同温度で 1 5分間撹拌した後、 さらに室温で 3時間撹拌 する。 溶媒を減圧留去し、 氷冷下残留物に水を加え、 トルエンで抽出する。 トル ェン層を飽和重曹水 ·飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥する。 後 、 溶媒を留去し、 残留物をシリカゲルクロマトグラフィー (展開溶媒、 トルエン
:酢酸ェチル二 1 0 : 1) で精製し化合物 [ΙΓ ] の白色結晶を得る。 0. 7 g
(67%) , mp 1 35〜1 38。C
1 H-NMR (CDC 13 ) p pm ; 1. 42 ( 9 H, s, t— Bu -) , 2. 4 5 (3 H, s, P-CH;i ) , 3. 1 9〜4. 2 1 ( 7 H, m, — CH2 NCH (CH ) CH2 -) , 4. 89 (1 H, b r s, TsO~CH) , 7. 1 5〜7. 92 (1 4H, m, Ar— H)
Figure imgf000035_0001
実施例 2
(2 S, 4 S) — N— tert—ブトキシカルボ二ルー 4
イノ一 2—ジフエニルホスフイノメチルピロリジンジボラン錯塩 [ III' ] の製 イン 59mg (0。 3ミ リモル) をテトラヒドロフラ ン 2mlに溶解し、 氷冷下、 アルゴン雰囲気にてボランのテトラヒ ドロフラン ( 1. 0M) 溶液 0. 3ml (0. 3ミリモル) を滴下した。 4時間撹 1菱 n—ブ チルリチウムのへキサン (1. 63 M) 0. 25ml (0. 4ミ リモル) を 氷冷下で滴下した。 同温度で 1 5分間撹拌した後、 (2 S, 4R) —N— tert— ブトキシカルボ二ルー 4―トシルォキシ一 2—ジフエニルホスフィノメチルピロ リジンボラン錯塩 [Π' ] 1 1 lmg (0. 2ミ リモル) をテトラヒ ドロフラン 2mlに溶解した溶液をゆつくり滴下する。 氷冷下で 30分撹拌した後、 さらに 室温にて一晩撹拌する。 溶媒を «留去し残留物に水を加え、 トルエンで抽出す る。 トルエン層を飽和重曹水、 飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸ナトリウムで乾燥 する。 乾燥後、 溶媒を留去し、 残留物をシリカゲルクロマトグラフィー (展開溶 媒、 トルエン:酢酸ェチル =1 0 : 1) で精製し化合物 [ III' ] の結晶を得る 。 34mg (50%) , mp 10卜 104。C
1 H-NMR (CDC 13 ) p pm: 1. 02〜1· 95 ( 22 H, m, — Cy— H), 1. 47 (9H, s, t— Bu— ) , 2. 95〜4. 3 1 (8 H, m, — CHCH2 NCH (CH2 ) CH2 一) , 7. 1 2〜7. 91 (1 OH, m, Ph-H)
Figure imgf000036_0001
実施例 3
(2 S, 4 S) - 4一 2—ジフヱニルホスフィノ メチルピロリジン [IV' ] の製造
(2 S, 4 S) 一 N— tert—ブトキシカルボ二ルー 4ージシクロへキシルホス フイノ一 2—ジフエニルホスフイノメチルピロリジンジボラン錯塩 [ III' ] 6 Omg (0. 1 ミ リモル) をメチレンクロライ ド 2m 1に溶解し、 HBF,, OM e 2 0. 1 2ml (1. 0ミリモル) を氷冷下加え、 その後室温で 1 2時間撹拌 する。 次し、で 2 Nの苛性ソ一ダ水溶液を加えトルェンで抽出する。 分液した後、 濃縮乾固し化合物 [IV ] を得る。 42mg' (90%)
Figure imgf000036_0002
[IV] 実施例 4
(2 S, 4 S) — N_tert—ブトキシカルボ二ルー 4
イノー 2—ジフエニルホスフイノメチルピロリジン (BCPM) の製造
(2 S, 4 S) — 4—ジシクロへキシルホスフイノ一 2—ジフエニルホスフィ ノメチルピロリジン [IV' ] 46 m g ( 0. 1 ミ リモル) をメチレンクロリ ド: I m 1に溶かす。 これにトリェチルァミン l lmg (0. 1 1 ミ リモル) とメチレ ンクロライ ド 2 m 1に溶かしたジタ一シャリ一ブチルジカーボネー卜 24 m g ( 0. 1 1 ミリモル) を加え、 窒素雰囲気で室温で 2〜3時間撹拌する。 反応液を 減圧濃縮し白色結晶 B CP Mを得る。 5 Omg (86%) , mp 1 7 1〜1 74 。C
Figure imgf000037_0001
[IV1 BCPM 産 m±の利用可能性
不斉合 β¾虫媒の配位子であるホスフィノピロリジン化合物を極めて簡単なェ 程で且つべンゼン核を還元してシクロへキシル基に変換するなどという高温高圧 反応 (例えば 1 50°C、 1 50気圧) を避けることが可能であり、 特別な製造設 備を必要としないことから、 工業的に簡単に且つ効率良く、 そして安価に製造す ることができる。 従来に比べて非常に短 、工程で目的とする不斉合 /^虫媒の配位 子であるホスフイノピロリジン化合物を得ることを可能にする。 ホスフイノピロ リジン化合物を使用した、 不斉合成の適用を拡大することを可能にする。 従来得 ること力困難であった光学活性化合物をホスフイノピロリジン化合物試薬を用い て各種の不斉合成により得ることを可能にする。

Claims

似 ( I ) の化合物 青 の 囲
Figure imgf000038_0001
〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異 なり、 それぞ^虫立に水酸基の保護基である〕
をホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得られた一般式 (I I) の化合物
はホウ素化合物
Figure imgf000038_0002
〔式中、 R' 及び R2 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味し、 そして 及 び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に置換基を有していてもよい芳香族 炭化水素基である〕 zホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得 られた一般式 (I I I) の化合物
BH3またはホウ素化合物
cy2
はホウ素化合物
Figure imgf000039_0001
[III]
〔式中、 R' 、 R1 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を処理して錯ィ匕しているホウ素化合物を脱離せしめ、 一般式 (I V) の化合物
Figure imgf000039_0002
〔式中、 R" 及び R5 は、 上記と同様の置換基を意味し、 R6 は水素原子または 上記 と同様の置換基を意味する〕
を得ることを特徴とする製造方法。
2. 一般式 (I I I) の化合物
BH3またはホウ素化合物
はホウ素化合物
Figure imgf000040_0001
[III]
〔式中、 R1 はィミノ基の保護基であり、 そして R4 及び R5 は、 同一又は相異 なり、 それぞ 虫立に置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基である〕 また はその溶媒和物。
3. 一般式 (I I) の化合物
またはホウ素化合物
R5
Figure imgf000040_0002
〔式中、 R1 はィミノ基の保護基であり、 R2 は、 水酸基の保護基であり、 そし て 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ ¾虫立に置換基を有していてもよ い芳香族炭化水素基である〕
ィン金属化合物及びホウ素化合物で処理して一般式 ( I I I) の化合物
またはホウ素化合物
はホウ素化合物
Figure imgf000041_0001
[III]
〔式中、 R' 、 R4 及び R5 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味する〕 を得ることを特徴とする製造方法。
4, 般式 (I I) の化合物
またはホウ素化合物
R5
Figure imgf000041_0002
〔式中、 R1 はィミノ基の保護基であり、 R2 は、 水酸基の保護基であり、 そし て 及び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ; ¾ΟΪに置換基を有していてもよ い芳香族炭化水素基である〕 またはその溶媒和物。
5. 一般式 ( I ) の化合物
Figure imgf000042_0001
R1
[I]
〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そして R2 及び R3 は、 同一又は相異 なり、 それそ" 虫立に水酸基の保護基である〕
をホスフィン金属化合物及びホウ素化合物で処理し、 次いで得られた一般式 (I I ) の化合物
はホウ素化合物
Figure imgf000042_0002
〔式中、 R' 及び R2 は、 それぞれ上記と同様の置換基を意味し、 そして R4 及 び R5 は、 同一又は相異なり、 それぞ 虫立に置換基を有していてもよい芳香族 炭化水素基である〕
を得ることを特徴とする製造方法。
6. 一般式 (I I I) の化合物
BH3またはホウ素化合物
はホウ素化合物
Figure imgf000043_0001
[III]
〔式中、 R' はィミノ基の保護基であり、 そして R1 及び R5 は、 同一又は相異 なり、 それそ" 虫立に置換基を有して L、てもよ 、芳香族炭化水素基である〕 を処理して錯ィ匕しているホウ素化合物を脱離せしめ、 一般式 (IV) の化合物
Figure imgf000043_0002
[IV]
〔式中、 R" 及び Rs は、 上記と同様の置換基を意味し、 R!i は水素原子または 上記 R1 と同様の置換基を意味する〕
を得ることを特徴とする製造方法。
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