WO1998019020A1 - W.c. et dispositif pour lit d'hopital dote de ce w.c. - Google Patents

W.c. et dispositif pour lit d'hopital dote de ce w.c. Download PDF

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Description

水洗便器及びこれを備えた介護用べッド装置
技術分野
本発明は、 便器本体と、 排水部と、 これら便器本体及び排水部を遮断する防臭 弁とを備えた水洗便器及びこの水洗便器を備えた介護用べッド装置に関するもの である。
^冃景: 技術
通常、 水洗便器の分野においては、 排水管からの臭気の逆流を防止するため、
S字状に管を屈曲させた排水トラップを便器と下水管との間に設け、 封水を排水 トラップに蓄えている。 しかし、 かかる構造の排水トラップを利用して排水を行 うには、 管のヘッドを利用して排水にスピードを付与せねばならず、 排水管全体 の上下方向の全長が長くなり、 また、 ゴミ等が詰まりやすいという不都合がある そこで、 かかる排水トラヅプの不都合を解消すベく、 特公昭 5 0— 1 1 1 8 8 号公報及び特開昭 5 3 - 9 8 1 3 7号公報に記載の水洗便器、 並びに、 特開平 3 - 1 8 6 2 6 5号公報に記載の介護用べッドが提唱されている。 第一、 第三の公 報記載の発明では、 ゴムチューブ等を排水管の途中に設け、 エアポンプ等による ゴムチューブ等への給気により排水口を塞ぎ、 ゴムチューブ等からの排気により 排水口を開口する防臭弁を提唱している。 また、 第二の公報記載の発明では、 フ ットペダルにより回動する半球により孔を開閉する防臭弁を提唱している。 しかし、 上記第一、 第三の公報記載の発明では、 エアポンプ等や空気配管を設 けねばならないので構成が複雑となり、 劣化のおそれが高いゴムチューブ等を可 動部に用いるので、 防臭弁周りの制作が困難でメンテナンスにも手数の掛かるお それがある。 また、 第二の公報記載の発明では、 孔の開閉部分に機構が直接的に 介在するので、 同様の問題が存在する。 しかも、 いずれの従来技術においても、 防臭弁の上部に排便が付着すると、 この付着側面が便器本体側に付着して不快で ある。
一方、 上記第三の公報の如き従来の介護用ベッドでは、 排便時の臭気の拡散防 止が不十分であった。 また、 上記第三の公報の如き従来の介護用ベッドでは、 排 便前にあらかじめ尻部に位置するゴムチューブ等から排気を行って便座を開口せ ねばならず、 患者が意図しないにも拘わらず排便を行った場合には対処できなか つた。 さらに、 従来の介護用ベッドでは、 患者を入浴させるためにベッドから一 旦下ろして別の場所に移動させねばならず、 看護人にとって大きな負担となって いた。
かかる従来技術の実状に鑑みて、 本発明の目的は、 簡易な構造で確実に開閉で き且つメンテナンスの容易な防臭弁を備えた水洗便器を提供することにある。 また、 本発明の他の目的は、 付着した排便等が便器本体側に面することのない 水洗便器を提供することにある。
また、 本発明のさらに他の目的は、 患者等が意図しないにも拘わらず排便を行 つた場合に対処することの可能な水洗便器を提供することにある。
一方、 本発明にかかる介護用ベッド装置の目的は、 上述の排便の合理的な処理 に加え、 患者等を風呂に入浴させる際に、 看護人の体力的負担を軽減することに ある。
発明の開示
本発明に係る水洗便器の特徴は、 便器本体と、 排水部と、 これら便器本体及び 排水部を遮断する防臭弁とを備えた水洗便器であって、 前記便器本体の下部に貯 水槽を設け、 貯水槽に浮かぶ球体と便器本体の下側開口近傍に位置し且つ前記球 体と密接可能な環状のパッキングとにより前記防臭弁を構成し、 前記貯水槽の水 位を下げて前記防臭弁の開弁を行い得る排水制御手段と、 前記貯水槽の水位を上 げて前記防臭弁の閉弁を行い得る給水制御手段とを備えたことにある。
同特徴における 「排水制御手段」 とは、 例えば 「前記貯水槽の高さ方向中間部 に接続した排水管及びバルブ」 を備えてなり、 「給水制御手段」 とは、 例えば 「給水管、 給水バルブ及び水位センサ」 を備えてなり、 「排水部」 は排水管によ り構成してある。 同特徴によれば、 給水制御手段により貯水槽の水位を上げてお くことで、 貯水槽に浮かぶ球体の浮力により防臭弁を開弁することができる。 一 方、 排水制御手段により貯水槽の水位を下げることで、 球体を下方に変位させ、 防臭弁を開弁させることができる。
また、 上記他の目的を達成するため、 本発明の他の特徴は、 上記特徴に加え、 前記便器本体の上部から下部に向けて洗浄水を流す給水手段を設け、 前記防臭弁 の開弁時において前記便器本体の下部開口から洗浄水が前記球体に流下するよう にしたことにある。
通常、 球体の表面に排便等が付着しても、 前記球体は貯水に浮遊しているので、 重力バランスにより、 排便等の付着部は下側に反転する。 同特徴によれば、 便器 本体の下部開口から洗浄水が球体に流下するので、 この球体の表面に付着した排 便等に洗浄水の水流が当たり、 付着した排便等を洗い流すと共に、 排便等付着部 を球体の下側に位置するように球体を回転させる。
そして、 便器本体の下側開口に水位が達するよりも前に前記球体とパッキング とが接当するように構成することが望ましい。 非常に希ではあるが、 水より比重 の軽い排便等が付着しても、 本特徴によれば、 排便等の付着部はパッキングより も下側に位置する。 給水完了後の水位が便器本体の下側開口より下であれば、 便 器本体内上面を乾燥状態に維持することができる。
また、 本発明のさらに他の目的を達成するため、 本発明のさらに他の特徴は、 上記特徴に加え、 通常時には温風を吹き出し、 排便中には臭気を吸引する通気部 を便器本体の上側又は上部に配置したことにある。 同特徴によれば、 排便を自ら 律することのできない重度の寝たきり患者等が尻部及び下腹部を便器本体側に露 出させていても、 温風により尻部等を暖められるので患者等は快適に過ごせる。 そして、 排便時には臭気を吸引するので臭気が辺りに拡散せず、 便臭等で不快に なることもない。
加えて、 便器本体の上側又は上部に排便の落下を検知するセンサを配置し、 こ のセンサによる排便の落下を検知するに伴って、 前記排水制御手段により前記防 臭弁の開弁を行い、 前記給水手段により洗浄水を流し、 且つ、 前記通気部を介し て臭気を吸引するように構成することが望ましい。 同特徴によれば、 重度の寝た きり患者が意図せずに突然排便を行っても、 自動的に排便処理作業及び臭気吸引 作業が行われる。 これらの特徴は介護用べッドに限らず航空機等の水洗便器でも 有益である。
本発明の実施形態では、 前記排水制御手段が、 前記貯水槽の高さ方向中間部に 接続した第一排水管及び第一バルブと、 前記貯水槽の底部に接続した第二排水管 及び第二バルブとを備え、 第一バルブの開弁後に第二バルブを開弁するように構 成してある。 同構成によれば、 第一バルブの開弁により防臭弁を開弁すると共に、 球体を貯水に浮遊させて自由な回転を許容する。 その後、 排便等の含まれた貯水 を第二バルブの開弁により一挙に排水し、 貯水槽内を清浄にする。
本発明においては、 上述のセンサとして発光部から受光部に至る光路を遮るこ とで便器排便の落下を検知する光センサを用いることが望ましい。 そして、 使用 する者の尻部に向けて一方向から少なくとも温風を吹き出す通気部と前記尻部の 洗浄装置とを便器本体の上側又は上部に設け、 前記通気部と洗浄装置とを前記光 路に交差する方向に配向すると共に前記センサとほぼ同じ高さ位置に配置するこ とで、 便器全体の高さを低く抑えることができる。
一方、 本発明に係る介護用ベッド装置の上記目的を達成するため、 本発明の特 徴は、 前記水洗便器を有する介護用ベッドと、 この介護用ベッドの下側に載置す る浴槽と、 前記介護用べッドを横に移動させる移動手段とを備えたことにある。 同特徴によれば、 浴槽を介護用ベッドの下に載置することで、 浴槽の配置スぺー スを節約すると共に、 患者の移動距離を短くできる。 特に、 患者等を吊り上げ又 は吊り下げるリフトをさらに備えることで、 リフトによる患者等の吊り上げ -吊 り下げ作業と共にべッドを横移動させ、 患者等を小さな労力で風呂まで移動させ ることが可能となる。
このように、 上記本発明に係る水洗便器の特徴によれば、 球体を水位の調節に より上下させるという簡易な構造で確実に開閉でき、 防臭弁の球体とパッキング との密着さえ維持できればその開閉も確実なので、 そのメンテナンスも容易に行 えるようになった。
また、 本発明の他の特徴によれば、 流下する水流や貯水に浮遊する球体のバラ ンスにより、 球体に付着した排便等が便器本体側に面することを防止でき、 排便 後に便器が見苦しくなるといった事態も避けられるようになった。
さらに、 本発明の別の特徴によれば、 温風を常時吹き付けることで患者等に下 腹部等を常時露出させておき、 患者等が意図しないにも拘わらず排便を行った場 合に、 臭気等を拡散させずに排便を処理することが可能となった。
一方、 本発明にかかる介護用ベッド装置の上記特徴によれば、 ベッド本体の横 移動により浴槽の設置スペースを節約すると共に、 患者等を軽作業で風呂に移動 させ、 入浴させることが可能となった。 その結果、 寝たきり老人等の患者の介護 を行う際の介護人の体力的負担が軽減されると共に、 患者の衛生状態や快適性が 著しく向上することとなった。
本発明の詳細は、 以下に示す発明を実施するための最良の形態の項で明らかに なるであろう。 なお、 特許請求の範囲の項に記入した符号は、 あくまでも図面と の対照を便利にするためのものにすぎず、 該記入により本発明は添付図面の構成 に限定されるものではない。 図面の簡単な説明
図 1は、 本発明に係る介護用べッド装置の一部を破砕した側面図である。
図 2は、 図 1における A— A線断面図である。
図 3は、 水洗便器の構造を示す縦断面図である。
図 4は、 防臭弁を開いた状態を示す図 3相当図である。
図 5は、 貯水槽の水を完全に排出した状態を示す図 3相当図である。
図 6は、 第一、 第二排水弁を閉じ第二給水管から給水を行っている状態を示す 図 3相当図である。
図 7は、 水洗便器の平面図である。
図 8は、 介護用ベッド装置全体の配管図である。
図 9は、 リフトを利用して患者を浴槽に移動させる状態を示す図 2相当図であ る。
図 1 0は、 本発明の第二の実施形態を示す図 4相当図である。
図 1 1は、 本発明の第三の実施形態を示す図 3相当図である。
図 1 2は、 本発明の第三の実施形態を示す図 7相当図である。
図 1 3は、 本発明の第四の実施形態を示す車椅子に水洗便器を装着した状態の 側面図である。
発明を実施するための最良の形態
次に、 図面を参照しながら、 本発明の実施形態について説明する。
図 1、 2に示すように本発明に係る介護用ベッド装置 1は、 介護用ベッド 2と、 浴槽 3と、 介護用べッド 2の上に横たわつている患者等 Hを吊り上げ ·吊下によ り浴槽 3まで移動させるリフ ト 5とを備えている。 図 1及び図 2に示すように、 浴槽 3を構成する浴槽本体 1 0は、 アンカーフレーム 6のうち浴槽本体 1 0の底 の幅に近い幅を有する縦フレーム 6 aの上に載置してある。 また、 縦フレーム 6 aの中間部における前後方向 2箇所には、 図 2に示すように、 縦フレーム 6 aの 右側及び特に左側に向かって横フレーム 6 b、 6 bを張り出させてある。 アンカ —フレーム 6のうち縦フレーム 6 aには、 側面視でコの字型の支持フレーム 7の 二つの下端を固着してあり、 二つの横フレーム 6 b及び浴槽本体 1 0に蓄えられ る風呂水の重量をもって、 リフト 5の転倒を防止してある。
上述の介護用べッド 2は、 べヅド本体 2 0とこのべッド本体 2 0を横フレーム 6 bに沿って横移動させるための移動手段 9とを備えている。 べヅド本体 2 0は、 前後に並ぶ頭板 2 0 a及び足板 2 0 bの左右を一対の側板 2 0 c , 2 0 cで連結 し、 その上部に図 1に一部を示す格子 2 1を載置し、 さらに、 マット 2 2を載置 してその基礎構造を構成する。 また、 先の格子 2 1は、 マット 2 2の上部を起立 機構 3 0により傾斜状態で引き起こすように持ち上げる。 べッド本体 2 0の中間 部には、 便器 5 0を取り付けると共に便座 4 0を設け、 横になつた患者 Hの尻部 が便器 5 0の開口部に位置するように構成してある。 側板 2 0 cの上部には後述 する配管系統のバルブやモーターを制御するための操作ュニット 6 0を取り付け てあり、 その下部に排水槽 6 8 a等を取り付けてある。
上述の移動手段 9は、 先の一対の横フレーム 6 b , 6 b上にそれぞれ断面チヤ ンネル状のレール 9 aを載置し、 このチャンネル状レール 9 aの内部に転がりレ —ル 9 bを載置し、 さらに、 ベッド本体 2 0における頭板 2 0 a及び足板 2 0 b の脚部を転がりレール 9 b、 9 b上にそれぞれ載置してなる。 各転がりレール 9 bは、 複数のコロをフレームで連結したものであって、 この転がりレール 9 bの コ口の転動によりべッド本体 2 0全体を左右に移動させ得る。 チャンネル状レー ル 9 aの深さは、 転がりレール 9 bの直径よりも深くなつており、 頭板 2 0 a及 び足板 2 0 bの脚部の脱落を防ぐように構成してある。 この移動手段 9を利用し て、 浴槽本体 1 0への入浴時に、 べッド本体 2 0を図 2の右から左に移動させる。 先の浴槽 3は、 ステンレス製の浴槽本体 1 0と、 この浴槽本体 1 0内の風呂水 を循環により浄化すると共に、 その温度を一定に保っための図 8に示す浄化装置 1 1とを備えている。 浴槽本体 1 0における患者の頭に当たる部分は、 その下部 に浄化装置 1 1を配置できるように上側に向かって屈曲させてある。 また、 先の 移動手段 9により横移動するべッド本体 2 0の下部に位置する配管 6 7 a等は、 後述する構成により上下方向の寸法が短縮されていることから、 浴槽本体 1 0の 上部との干渉を避け得る以上の高さ位置に留まっている。 先の浄化装置 1 1は、 浴槽本体 1 0内の風呂水を汲み上げるポンプ 1 2と、 汲み上げたポンプ 1 2から 風呂水内の不純物やアンモニア等を浄化する濾過ュニット 1 3と、 風呂水を一定 温度に保っためのヒーター 1 4とを備えている。 また、 濾過ユニット 1 3に対し ては、 外部から手動給水バルブ 1 5を介して水道水を供給可能に構成してある。 上述のリフト 5は、 先のアンカ一フレーム 6に取り付けられる支持フレーム 7 と、 この支持フレーム 7の水平部分に取り付けた一対の電動滑車 8, 8とを備え ている。 各電動滑車 8は、 使用時には支持フレーム 7の中間部に向かってスライ ドさせることが可能であり、 平常時は、 水平部の上下端に移動させることで、 ベ ッド本体 2 0に横たわる患者 Hの邪魔にならないように配置してある。
先の起立機構 3 0は、 図 1に示すように、 互いに螺合する雄ねじ軸 3 1及び雌 ねじ軸 3 2を筒状のスリーブ 3 3に収納し、 駆動用のモ一夕一 3 4及び自在継手 3 5を介して雌ねじ軸 3 2を回転させるように構成してある。 なお、 スリーブ 3 3及びモータ一 3 4は、 それそれスリーブ枢軸 3 3 a及びモーター枢軸 3 4 aに よりベッド本体 2 0に枢支してある。 また、 格子 2 1の上部は、 格子枢軸 2 l a によりベッド本体 2 0に枢支してあり、 さらに、 格子 2 1の下部に延びるアーム 2 1 bと雄ねじ軸 3 1の先端とを連結してある。 そして、 モ一夕一 3 4の駆動に より、 雌ねじ軸 3 2を雄ねじ軸 3 1に対して相対回転させ、 雄ねじ軸 3 1の先端 とスリーブ枢軸 3 3 aとを近接させることにより、 アーム 2 1 bを介してべッド 本体 2 0を傾斜状態でマツト 2 2と共に引き起こし、 図 1の鎖線に示す如く排便 を容易にすべく患者 Hの背もたれとすることが可能となっている。
マット 2 2の中央部をく り抜いた部分に嵌合配置してある便座 4 0は、 図 3に 示すように空気により膨らむゴム製又は合成樹脂製のチューブよりなる上下一対 の便座 4 1, 4 2を重ねて構成してある。 上便座 4 1は、 環状であるが、 下便座 4 2は馬蹄形となっており、 上便座 4 1の下面及び下便座 4 2の切断面で囲まれ る空洞部に、 尻部洗浄用の洗浄装置 4 5を収納してある。 便座 4 0の上部からは、 患者 Hの局部を覆うゴム製又は合成樹脂製の覆い 4 3を張り出させてあり、 この 覆い 4 3の先端部 2箇所に取り付けたひも 4 4, 4 4を、 同じく便座 4 0の頭側 から下側に向かって延びるひも又はベッドの図示しない手すり等に結びつけるこ とで、 覆い 4 3により患者 Hの局部を覆ってある。
図丄〜 3及び図 8を参照しながら、 介護用べッド装置 1の配管系統について説 明する。 これら配管の各バルブゃモ一夕一は、 先の操作ユニット 6 0に収納され る制御装置 6 1により制御される。 後述する通気部 5 5に対する通気は、 通気管 6 2 aを介して行われ、 温風の通風は送風ブロア 6 2 b及び送風ヒーター 6 2 d によりなされる。 また、 通気部 5 5を介しての排気は通気管 6 2 a及び吸気プロ ァ 6 2 cによりなされる。 排便時における洗浄水は、 第一給水管 6 3 a及び第一 給水ポンプ 6 3 bを介して浴槽本体 1 0内の風呂水から供給される。 また、 防臭 弁 5 7を閉弁すべく貯水槽 5 2内の水位を強制的に上昇させる給水は、 浄水に接 続される第二給水管 6 4 a及び電磁バルブとして構成された給水バルブ 6 4 bを 介してなされる。
便器 5 0における貯水槽 5 2の水位を下降させるための排水制御手段は、 第一、 第二排水管 6 6 a, 6 7 a及び第一、 第二排水バルブ 6 6 b , 6 7 bにより構成 してある。 これらの排水は、 排水槽 6 8 aに受け止められた後に排水ポンプ 6 8 bをもって第三排水管 6 8 cより外部に排出される。 排水槽 6 8 a内の固形状の 汚物は、 排水ポンプ 6 8 bの羽根車の回転により粉砕され、 外部へ排出されるこ ととなる。 洗浄装置 4 5は、 浴槽本体 1 0の風呂水を汲み上げるための給水チューブ 4 5 aと第二給水ポンプ 4 5 b及びこの風呂水を適温に上昇させる温水ヒータ一 4 5 cとを備えている。 これら汲み上げられ調温された風呂水は、 伸縮する洗浄ノズ ル 4 6の先端より患者 Hの局部に向かって噴出され、 患者 Hの局部が洗浄される こととなる。 給水チューブ 4 5 aは第二給水管 6 4 aと同様に水道等の浄水に接 図 3及び図 8に示すように、 便器 5 0は、 すり鉢状の便器本体 (ボウル、 b o w l ) 5 1と、 その外部を覆う略円筒形の貯水槽 5 2と、 貯水槽 5 2の上部に位 置するセンサ環 5 4、 通気部 5 5及び給水環 5 6と、 便器本体 5 1の下側開口を 塞ぐための防臭弁 5 7とを備えている。 これらセンサ環、 通気部及び給水環 5 4 〜5 6は、 環状に形成した上下のステンレス板に対し細長い板状のステンレス板 を湾曲させて溶着することで、 内部を空洞状に形成してある。
最上のセンサ環 5 4の上面は、 便座 4 0を載置するための台座 5 3となってい る。 この台座 5 3は、 上側開口 5 3 aを有する環状の台座板 5 3 bを着脱可能に 皿ねじで固着することで構成してある。 センサ環 5 4の内部には、 図 7に示すよ うに、 発光部 5 4 bと受光部 5 4 cとを有する光センサである落下検知センサ 5 4 aを設けてある。 そして、 上側開口 5 3 aの左右に隔てて発光部 5 4 bと受光 部 5 4 cとを複数個対面させて並べることで、 発光部 5 4 bから受光部 5 4 cに 至る光路 Bを便器 5 0の開口部へ横切らせてある。 かかる配置の落下検知センサ 5 4 aによれば、 上側開口 5 3 aから便器本体 5 1に向かって一滴でも排泄物が 落下すると、 対面する発光部 5 4 b及び受光部 5 4 cの間を通過する光のいずれ かを遮ることで、 後述の洗浄水の給水や排気を開始させるトリガ一として機能す る o
通気部 5 5の内面には、 複数個の貫通孔 5 5 aが形成されている。 通気管 6 2 aを介して供給される温風が矢印 F aの如く中央に向かって吹き出され、 また、 排便時にはこれらの貫通孔 5 5 aを介して脱臭のための排気が行われる。 最下段の給水環 5 6は、 その上下方向内面に位置する板の下部を下側に少し張 り出させると共に、 下側の環状の板との間にスリット 5 6 aを形成してある。 そ して、 このスリット 5 6 aから第一給水管 6 3 aを介して供給される温水を便器 本体 5 1の円錐面に沿わせて洗浄水として流すように構成してある。
便器本体 5 1の下側開口 5 1 a近傍の外面には、 ゴム製の環状のパッキング 5 7 bを取り付けてある。 また、 このパッキング 5 7 bに密接し、 パッキング 5 7 bと共に防臭弁 5 7の機能を果たす球体たるステンレス製の中空ボール 5 7 aを、 貯水槽 5 2内の貯水 Wに浮かべてある。 このボール 5 7 aの外径は、 パッキング 5 7 bの内径よりも小さくしてあり、 また、 図 6に示すようにパッキング 5 7 b との非接触時には、 貯水 Wからその 2 / 3程度が水面上に露出するように構成し てある。 水位センサ 5 9は、 光ファイバ一を利用した非接触の水位センサであり、 貯水 Wがパッキング 5 7 bの下部に達した程度の時点で、 第二給水管 6 4 aから の給水を停止させる位置に取り付けてある。
ここで、 図 9を参照しつつ、 リフト 5を利用して患者 Hを上下させるための担 架 7 0について説明する。 この担架 7 0は、 左右一対の支持棒 7 1, 7 1と、 こ れらの間に渡しかけられるネット 7 2と、 支持棒 7 1 , 7 1同士を連結すると共 に電動滑車 8により巻き上げるための前後一対の垂下紐 7 3とにより構成してあ る。 そして、 患者 Hを浴槽本体 1 0に移動させるには、 まずベッド上の患者 Hを ネット 7 2上に移動させ、 次いで、 電動滑車 8を駆動回転させて担架 7 0により 患者 Hを吊り上げる。 その後、 図 9に示すように、 ベッド本体 2 0を同図の左側 まで移動手段 9により移動させ、 垂下紐 7 3を伸長させて浴槽本体 1 0に患者 H を移動させる。 入浴後には逆の手順で患者をべッド上に戻す。
次に、 図 3〜図 6を参照しつつ、 先の図 8における制御装置 6 1による制御手 順を説明する。
まず、 図 3に示す通常状態では、 通気孔 5 5 aより温風が吹き出しており、 給 水バルブ 6 4 b、 第一排水バルブ 6 6 b、 第二排水バルブ 6 7 bは全て閉じられ ている。 また、 ボール 5 7 aは、 その浮力により水面よりもその上部を露出しつ つパッキング 5 7 bに接当し、 防臭弁 5 7が閉じられた状態となっている。 次いで、 図 4に示すように小便または大便などの排便が少しでも便器本体 5 1 に向かって落下すると、 上述の如く複数の発光部 5 4 bから受光部 5 4 cに向か う少なくとも一部の光が遮断され、 以下に説明する制御手順に従って装置が制御 れ
最初に、 第一排水バルブ 6 6 bが開弁され、 貯水 Wは第一排水管 6 6 aの下部 の開口部まで低下し、 ボール 5 7 a及びパッキング 5 7 bの密接が離脱し、 防臭 弁 5 7が開弁状態となる。 同時に、 通気孔 5 5 aからの温風の噴出は停止される と共に、 通気孔 5 5 a、 通気管 6 2 a及び先の吸気ブロア 6 2 cを介して排便中 の臭気が吸引される。 図示はしないが、 先の起立機構 3 0によりベッドの上側部 分が起立する。 また、 先の第一給水ポンプ 6 3 bの駆動により、 第一給水管 6 3 a及び洗浄水用スリット 5 6 aを介し、 便器本体 5 1の円錐面全面に沿って洗浄 水が矢印 F wに示す如く流れる。 貯水 Wに浮遊するボール 5 7 aには流下する洗 浄水が便器本体 5 1の下側開口 5 1 aを介して滝の如く流下し、 ボール 5 7 aに 少しでも付着した排便等は、 この洗浄水により洗い流される。 さらに、 付着した 排便にかかる洗浄水の勢いでボール 5 7 aが全体に回動し、 その結果として排便 等の付着部は下側に位置することとなる。 なお、 流下する水流をボール 5 7 aに 当てるには、 ボール 5 7 aの直径の倍よりも貯水槽 5 2の内径を小さくすればよ い。
図 5に示す状態は、 図 4に示すセンサ 5 4 aによる排便の検知後、 制御装置 6 1内のタイマ一で設定された所定時間後の状態である。 このタイマ一により設定 される所定時間は約 3分程度であり、 患者により適宜変更可能であるが、 最初の 排便検出から排便終了まで予想される時間に設定することが望ましい。 この状態 においては、 洗浄水用スリット 5 6 aからの洗浄水の流下及び通気孔 5 5 aを介 しての臭気の吸引は継続して行われており、 第二排水バルブ 6 7 bがさらに開弁 されることで貯水槽 5 2の貯水は第二排水管 6 7 aを介して全てが外部に排出さ れる。 また、 適当な間隔を隔てて、 洗浄ノズル 4 6が洗浄装置 4 5から患者 Hの 局部に向かって伸長し、 上側に向かって洗浄水を一定時間吹き付け局部の洗浄を 行う。
さらに、 局部洗浄の終了後に洗浄ノズル 4 6は水平方向に縮小し、 第一排水バ ルブ 6 6 b及び第二排水バルブ 6 7 bは双方とも閉じられ、 給水バルブ 6 4 が 開弁されて、 外部の水道水が第二給水管 6 4 aから貯水槽 5 2内に供給され、 貯 水 Wの水位は徐々に上昇する。 この状態で洗浄水用スリット 5 6 aからの洗浄水 の供給はなく、 また、 通気孔 5 5 aからの温風の吹き付けが開始される。 そして、 水位センサ 5 9により水位が検知された時点で給水バルブ 6 4 bが閉じられ、 最 初の図 3の状態に戻ることとなる。 給水制御手段としての第二給水管 6 4 aが第 一給水管 6 3 aとは別に設けられているので、 防臭弁 5 7の閉弁後にもパッキン グ 5 7 bに対するボール 5 7 aの接当圧力を高めることができる。 これら一連の 動作の終了後に、 再び起立機構 3 0を逆動作させてべッドの上部を再び平坦に復 帰させる。
ところで、 ボール 5 7 aの表面に若干でも排便等が付着すると、 浮遊するボー ル 5 7 aの重力バランス及び先の便器本体 5 1 a下部からの流下水により、 排便 等の付着部は水中側に位置する。 また、 水よりも比重の軽い排便が仮にボール 5 7 aに付着しても、 排便の付着部はパッキング 5 7 bの下側に常に位置すること となる。 よって、 下側開口 5 1 aから便器本体 5 7の上部側に露出するボール 5 7 aの上面には、 常に浄化されたボール 5 7 aの曲面が露出することとなる。 ま た、 ボール 5 7 aに付着した排便等は、 防臭弁 5 7が閉じられて臭気の漏れを防 いだ状態で貯水 Wに浸潰されて十分に吸水 ·軟化し、 次回の水洗時にはより洗浄 され易いものとなる。
次いで、 本発明のさらに他の実施の可能性について説明する。
上記実施形態では、 便器 5 0における貯水槽 5 2の水位を下降させるための排 水制御手段は、 貯水槽の上下方向中間部に連通する第一排水管 6 6 a、 貯水槽の 下部に連通する第二排水管 6 7 a及び第一、 第二排水バルブ 6 6 b, 6 7 bによ り構成した。 しかし、 図 1 0に示す第二実施形態の如く、 排水制御手段を、 先の 貯水槽の下部に連通する第二排水管 6 7 a及び第二排水バルブ 6 7 bと、 貯水槽 の上下方向中間部に設けた排水水位センサ 5 9 aとにより構成してもよい。 すな わち、 先の水位センサ 5 9と同様の排水水位センサ 5 9 aにより貯水 Wの水面を 検知した時点で第二排水バルブ 6 7 bを一旦閉じ、 防臭弁 5 7を開弁しつつ貯水 W内でのボール 5 7 aの浮遊による回転を確保できる。
図 1 1 , 1 2に示す第三実施形態では、 台座 8 0及び通気部 9 0の形状、 通気 孔 5 4 a及び洗浄装置 4 5の形状及び配置等が上記第一実施形態と異なる。 便座 4 0を載置する台座 8 0は、 断面視でフランジの短いチャンネル状の鋼材を方形 に組み合わせてなる。 その下部に円形の上側開孔 8 1 aを有する開孔円盤 8 1を 設け、 さらにこの開孔円盤 8 1の外周及び給水環 5 6の外周の間に密閉部材 8 2 設けてこれらの間を密閉してある。
この実施形態において、 台座 8 1の下面で上側開孔 8 1 aの左右に落下検知セ ンサ 5 4 aの発光部 5 4 bと受光部 5 4 cとを複数個それぞれ対面させて配置す ることで、 発光部 5 4 bから受光部 5 4 cに至る複数の光路 Bを、 ベッドの長手 方向に直交するべッド横方向に配向した状態で、 便器 5 0の開口部全体に対して 横切らせてある。 発光部 5 4 b及び受光部 5 4 cはそれぞれ発光側信号線 5 4 b 5 , 受光側信号線 5 4 c ' を有している。 これら信号線の分だけ隣り合う発光部 5 4 bどうし又は受光部 5 4 cどうしをずらせて、 複数の発光部 5 4 b又は受光 部 5 4 cを光路 Bに対して斜め方向に配列してある。 さらに、 発光部 5 4 bの列 と受光部 5 4 cの列とを便器 5 0の中心軸について平面視でほぼ点対称に配置す ることで、 対向し合う発光部 5 4 b及び受光部 5 4 cの光路 Bの長さを落下検知 センサ 5 4 aの列全体においてほぼ均一化し、 落下検知センサ 5 4 a列全体の感 度を安定させている。 洗浄装置 4 5は先の実施形態と同様であるが、 この洗浄装置 4 5を開孔円盤 8 1の下側でベッドに横たわる患者の頭側に設けている点が異なる。 また、 通気部 9 0は、 環状に構成された先の実施形態とは異なり、 患者の尻部に向けて温風を 一方から矢印 F aの如く吹き出す温風部 9 0 aと、 密閉部材 8 2内の臭気を一方 向へ吸引する吸気部 9 0 bとを備えたものである。 温風部 9 0 aと吸気部 9 0 b とは境界 9 0 cを介して隣り合つている。 温風部 9 0 aには先の送風ブロア 6 2 bと送風ヒーター 6 2 dを、 また、 吸気部 9 0 bには先の吸気ブロア 6 2 cをそ れそれ内装又は接続してある。 この通気部 9 0は開孔円盤 8 1の下側でべッドに 横たわる患者の足側に設けてあり、 一方向から尻部に集中的に温風を当てること で、 第一実施形態よりも乾燥効率を向上させている。 図面から理解されるように、 これら洗浄装置 4 5及び通気部 9 0は上述の光路 Bと交差する方向に配向すると 共に落下検知センサ 5 4 aとほぼ同じ高さ位置に配置してあり、 これによつて、 便器 5 0全体の高さを第一実施形態よりも低く抑えてある。
密閉部材 8 2は洗浄装置 4 5, 通気部 9 0の収納部分のみ切り欠かれ、 密閉部 材 8 2内は外部と適度に隔離されている。 したがって、 吸気部 9 O bによる臭気 の吸引と相まって、 便器 5 0内の臭気は極めて外部に漏れにくい。 また、 温風部 9 0 aと吸気部 9 0 bとを上側開孔 8 1 aの前後に跨らせるか吸気部 9 0 bを第 一実施形態の如く環状に構成し、 温風部 9 0 aによる温風の吹き付け時に吸気部 9 0 bによる吸引を同時に行うことで、 温風の外部に対する漏れも防ぐことがで きる。 なお、 空間上の制約がなければ、 洗浄装置 4 5と通気部 9 0とを同じ側に 配置してもよい。
図 1 3に示すように、 本発明の第四実施形態は、 上記第三実施形態に係る便器 5 0を車椅子 2 0 0に設けたものである。 便座 4 0の覆い 4 3は車椅子 2 0 0に 腰掛ける患者 Hに対しても装着可能であり、 患者 Hの移動時においても上述の処 理が可能である。
上記各実施形態では、 給水制御手段を、 第二給水管 6 4 a、 給水水バルブ 6 4 b及び水位センサ 5 9により構成した。 しかし、 水位センサ 5 9を省略し、 その 代わりに給水時間を計るタイマー手段や給水量を計量する水量計を設けて給水制 御手段を構成することも可能である。
上記各実施形態では、 防臭弁 5 7の弁体たる球体 5 7 aをステンレス製の中空 ボールにより構成した。 しかし、 この球体 5 7 aは、 水より比重が軽く表面に付 着した排便等が落ち易い加工の施されたものであればよく、 例えば、 発泡スチロ —ル玉に金属を蒸着等して作成してもよい。 また、 合成樹脂や金属性の中空球表 面にテフロン樹脂加工等の汚れを落ち易くする加工を施してもよい。 発明者の実 験によれば、 制作の容易性、 耐久性、 排便等の落ち易さからステンレスの中空ボ ールが最適であった。
上記各実施形態では、 洗浄水等により落下検知センサ 5 4 a、 洗浄装置 4 5及 び通気部 5 5 , 9 0ができるだけ濡れないように、 これらを便器本体 5 1の 「上 側」 に設けた。 但し、 洗浄水対策が可能であれば、 これら各構成要素を便器本体 5 1自身の 「上部」 に設けることも可能である。 産業状の利用可能性
以上のように、 本発明にかかる水洗便器は、 介護用ベッドや車椅子に用いるこ とができる。 その他、 本発明にかかる水洗便器は、 航空機や鉄道等の水洗便器と して実施することも可能である。

Claims

請求の範囲
1. 便器本体 (51) と、 排水部 (66 a, 67 a) と、 これら便器本体 (5
1) 及び排水部 (66 a, 67 a) を遮断する防臭弁 (57) とを備えた水洗便 器であって、 前記便器本体 (51) の下部に貯水槽 (52) を設け、 貯水槽 (5
2) に浮かぶ球体 (57 a) と便器本体 (51) の下側開口 (5 1 a) 近傍に位 置し且つ前記球体 (57 a) と密接可能な環状のパッキング (57 b) とにより 前記防臭弁 (57) を構成し、 前記貯水槽 (52) の水位を下げて前記防臭弁
(57) の開弁を行い得る排水制御手段 (66 a, 67 a, 66 b, 67 b, 5 9 a) と、 前記貯水槽の水位を上げて前記防臭弁 (57) の閉弁を行い得る給水 制御手段 (64a, 64b, 59) とを備えた水洗便器。
2. 前記便器本体 (51) の上部から下部に向けて洗浄水を流す給水手段 (56, 63 a, 63b) を設け、 前記防臭弁 (57) の開弁時において前記便器本体 (51) の下側開口 (51 a) から洗浄水が前記球体 (57 a) に流下する請求 の範囲第 1項に記載の水洗便器。
3. 便器本体 (51) の下側開口 (51 a) に水位が達するよりも前に前記球体 (57 a) とパッキング (57 b) とが接当することを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の水洗便器。
4. 通常時には温風を吹き出し、 排便中には臭気を吸引する通気部 (55, 9 0) を便器本体 (51) の上側又は上部に配置してある請求の範囲第 1項に記載 の水洗便器。
5. 便器本体 (51) の上側又は上部に排便の落下を検知するセンサ (54 a) を配置し、 このセンサ (54 a) により排便の落下を検知するに伴って、 前記排 水制御手段 (66 a, 67 a, 66 b, 67 b, 59 a) により前記防臭弁 (5 7) の開弁を行い、 前記給水手段 (56, 63 a, 63 b) により洗浄水を流し、 且つ、 前記通気部 (55, 90) を介して臭気を吸引することを特徴とする請求 の範囲第 4項に記載の水洗便器。
6. 発光部 (54b) から受光部 (54 c) に至る光路 (B) を遮ることで便器 排便の落下を検知する光センサ (54 a) を本体 (51) の上側又は上部に配置 し、 このセンサ (54 a) により排便の落下を検知するに伴って、 前記排水制御 手段 (66 a, 67 a, 66 b, 67 b, 59 a) を制御することを特徴とする 請求の範囲第 1項に記載の水洗便器。
7. 使用する者の尻部に向けて一方向から少なくとも温風を吹き出す通気部 (9 0) と前記尻部の洗浄装置 (45) とを便器本体 (51) の上側又は上部に設け、 前記通気部 (90) と洗浄装置 (45) とを前記光路 (B) に交差する方向に配 向すると共に前記センサ (54 a) とほぼ同じ高さ位置に配置したことを特徴と する請求の範囲第 6項に記載の水洗便器。
8. 前記排水制御手段 (66 a, 67 a, 66 b, 67 b) が、 前記貯水槽 (5 2) の高さ方向中間部に接続した第一排水管 (66 a) 及び第一バルブ (66 b) と、 前記貯水槽 (52) の底部に接続した第二排水管 (67 a) 及び第二バ ルブ (67 b) とを備え、 第一バルブ (66 b) の開弁後に第二バルブ (67 b ) を開弁することを特徴とする請求の範囲第 1〜 7項のいずれかに記載の水洗 便器。
9. 請求の範囲第 1〜 7項のいずれかに記載の水洗便器を有する介護用べッド (2) と、 この介護用ベッド (2) の下側に載置する浴槽 (3) と、 前記介護用 ベッド (2) を横に移動させる移動手段 (9) とを備えた介護用ベッド装置。
10. 請求の範囲第 1〜 7項のいずれかに記載の水洗便器を有する介護用べッド (2) と、 この介護用ベッド (2) の下側に載置する浴槽 (3) と、 前記介護用 ベッド (2) を横に移動させる移動手段 (9) と、 患者を吊り上げ又は吊り下げ るリフト (5) を備えた介護用ベッド装置。
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