WO1998002311A1 - Appareil de formation d'image de type scanning - Google Patents

Description

明 細 書

走査型面像形成装置

技術分野

本発明は、 所定方向に走査するキ ャ リ ッ ジなどの走査手段を備え、 こ の走査手段を所定方向に走査させて記録媒体に画像を形成する走査型画 像形成装置に関する。

背景技術

コ ン ビュ一夕やワー ク ステ一 シ ョ ンの出力装置と して、 ィ ン ク を吐出 して記録媒体に画像を形成するィ ンク ジェ ッ 卜方式画像形成装置や、 電 子写真方式の画像形成装置が知られている。 これらの装置のうち、 所定 方向に走査する走査手段を備え、 この走査手段を所定方向に走査させて 記録媒体に画像を形成するものと しては、 例えば、 イ ンク ジヱ ッ ト方式 画像形成装置が広く知られている。

このイ ン ク ジヱ ッ 卜方式画像形成装置は、 例えば、 イ ン ク が吐出する 印字へッ ドと、 この印字へッ ドを搭載して所定方向に往復動 （走査） す るキャ リ ッ ジと、 この所定方向に直交する方向に記録媒体を搬送する記 録媒体搬送装 Sとを備えている。

記録媒体に画像を形成する際は、 記録媒体搬送装置で搬送中の記録媒 体を一時的に停止させ、 キヤ リ ッ ジを上記の所定方向に往復動させなが ら、 画像情報を担持した画像信号に基づいて印字へッ ドからイ ン クを吐 出し、 記録媒体のうち、 画像が形成される画像形成領域に位置する部分 に 1 バン ド分の画像を形成する。 その後、 紙を 1 バン ド分の幅だけ搬送 して停止させ、 再び、 キヤ リ ッ ジを上記した所定方向に往復動させなが ら、 画像信号に基づいて印字ヘッ ドからイ ンクを吐出して、 記録媒体の うち、 画像形成領域に新たに位置する部分に画像を形成する。 このよ う な動作を繰り返すこ とにより記録媒体に画像を形成する。

上記のような走査型画像形成装置の幅 （こ こでは、 キャ リ ッ ジが走査 する方向のサイズをいう） は、 一般に、 記録媒体の幅と走査手段の幅と で凡そ決定される。 この走査型画像形成装置の幅は短いほど運搬や設置 の点から都合がよい。 この幅を短くするには、 走査手段の幅を短くすれ ばよいものの、 短くできる幅には限界がある。

こ こで、 イ ン クジヱ ッ ト方式カラー画像形成装置を例にとると、 キヤ リ ッ ジが走査手段であり、 このキャ リ ッ ジには、 印字へッ ドが少なく と も 4個搭載される。 このため、 キャ リ ッ ジそのものの幅が長く なる。 し かも、 カラ一画像形成装置には、 各色が正確に重なり合う こと、 すなわ ち、 精度の高いレジス ト レ一シ ョ ンが要求されるので、 初期設定時や印 字へッ ド交換時に各印字へッ ドのイ ンクで形成された画像の位置を検出 する検出装置がキャ リ ッ ジに搭載されることがある。 この場合、 この検 出装置は、 通常、 キヤ リ ツ ジの走査方向の端部に突出して付設される。 このため、 この検出装置が突出している分だけキャ リ ッ ジの幅が長く な る。 発明の開示

本発明は、 上記事情に鑑み、 キャ リ ッ ジなどの走査手段に検出装置な どの付設手段が付設されても、 その分の幅を長くせずに済む走査型画像 形成装置を提供することを目的とする。

上記目的を達成するための本発明の第 1 の走査型画像形成装置は、 所 定方向に走査する走査手段を備え、 該走査手段を前記所定方向に走査し て記録媒体に画像を形成する走査型画像形成装置において、 ( 1 ) 前記走査手段の前記所定方向の端部に付設された、 所定の機能を 奏する付設手段

( 2 ) 該付設手段が前記所定の機能を奏するときは、 該付設手段の一部 も しく は全部を前記走査手段の前記端部から突出させるように前記付設 手段を移動させる移動手段

を備えたことを特徴とするものである。

上記目的を達成するための本発明の第 2の走査型画像形成装置は、 所 定方向に走査する走査手段を備え、 該走查手段を前記所定方向に走査し て記録媒体に画像を形成する走査型画像形成装置において、

( 3 ) 前記走査手段の前記所定方向の端部に付設された、 所定の機能を 奏する付設手段

( ) 該付設手段が前記所定の機能を奏しているときは、 該付設手段の 一部もしく は全部を前記走査手段の前記端部から突出させるように前記 付設手段を移動させると共に、 前記走査手段が走査範囲のうち、 前記所 定方向の端部側に位置したときは、 前記付設手段の一部も しく は全部を 前記走査手段の内部に格納させる移動手段

を備えたことを特徴とするものである。

こ こで、 前記付設手段が、

( 5 ) 記録媒体に形成された画像の位置を検出して、 記録媒体に形成さ れる画像を整合させる画像整合装置であることが好ま しい。

また、 上記目的を達成するための本発明の第 3の走査型画像形成装置 は、 所定方向に走査するキャ リ ッ ジを備え、 該キヤ リ ツ ジを前記所定方 向に走査して記録媒体に画像を形成する走査型画像形成装置において、 前記キヤ リ ッ ジは、

( 6 ) 前記所定方向に走査する本体部

( 7 ) 該本体部より も前記所定方向に突出すると共に、 該所定方向に移 動自在に前記本体部に固定された移動部

を有するものであることを特徴とするものである。

こ こで、 前記移動部が、

( 8 ) イ ンクを吐出する印字へッ ドにィ ンクを供給するイ ンク タ ン クが 搭載されたものであってもよい。

また、 前記移動部が、

( 9 ) 通信及び電力を供給するための中継基板が搭載されたものであつ てもよい。 図面の簡単な説明

図 1 は、 本発明の走査型画像形成装置の一例であるプロ ッ タの概略構 成を示す斜視図である。

図 2は、 図 1のプロ ッタを切り欠いて記録紙の挿入から排出までの経 路を示す斜視図である。

図 3は、 キャ リ ッ ジを底面から見た斜視図である。

図 4は、 キャ リ ッ ジを示す平面図である。

図 5は、 他の例のキャ リ ッ ジを示す斜視図であり、 キヤ リ ツ ジが走査 しているときの状態を示す。

図 6は、 図 5のキヤ リ ツジが走査方向の左端に位置しているときの状 態を示す模式図である。

図 7は、 さ らに他の例のキャ リ ッ ジを示す斜視図であり、 キヤ リ ッ ジ が走査方向の左端に位置しているときの状態を示す。

図 8は、 図 7のキヤ リ ツ ジが走査方向の右端に位置している ときの状 態を示す模式図である。

図 9は、 図 7の移動部の内部を模式的に示す斜視図である。 発明を実施するための最良の形態

以下、 図面を参照して本発明の走査型画像形成装置の実施形態を説明 する。

プロ ッ タ 1 は、 キャス夕 2 a付きのスタ ン ド 2 の上部に固定されてい る。 プロッ タ 1 は、 このプロッ タ 1 を操作するための操作部 3を備えて おり、 この操作部 3に設置された各種のスィ ツチ等を操作することによ り、 紙サイ ズ、 オンライ ン/オフライ ン、 コマン ドなどが指示される。 矢印 A方向から記録媒体挿入口 4に挿入された記録紙は、 操作部 3から の指示に基づいて、 プロ ッ タ 1 の内部に搬送され、 画像が印字されて排 出される。

図 2を参照して 録紙の搬送経路と印字 （画像形成） 工程を説明す る。

プロ ッ タ 1 では 己録媒体揷入口 4から挿入されたシ一卜状の記録紙 (カ ッ ト紙） と、 ロール状に巻かれた記録紙 （ロール紙） 6に印字でき る。 こ こでは、 記録媒体揷入口 4から挿入された力 ッ ト紙の搬送経路を 説明する。

ロール紙 6のカバ— 7上で、 例えば大判のカ ツ 卜紙を整置して矢印 A 方向から記録媒体揷入口 4に揷入する。 挿入されたカ ッ ト紙は、 カバ'一 7 と上ガイ ド 8 との間を通り、 搬送コ口支持板 9に回転自在に固定され た紙搬送コ口 1 0 a及び口—ラ支持板 1 1 に回転自在に固定された従動 ローラ 1 0 b双方と駆動ローラ 1 2 とに挟持されながら、 印字板 1 4 の 上方に搬送される。 印字板 1 4の上方を通過したカ ッ ト紙は、 その後、 排出ローラ 2 0 とその上方に位置する拍車 2 2 とに挟持されて排出され る。 なお、 拍車 2 2は拍車板 2 1 に回転自在に固定されている。

また、 プロ ッ タ 1 は、 矢印 B方向に往復動するキャ リ ッ ジ （本発明に いう走查丰段の一例である） 1 6を備えている。 このキャ リ ッ ジ ] 6は へッ ドホルダ 1 8を備えており、 このへッ ドホルダ 1 8には、 4種類の カラ一イ ンク （例えば、 シアン、 マゼン夕、 イエロ一、 黒） それぞれが 収容された 4つの印字へッ ド 1 9が装着されている。 キャ リ ッ ジ 1 6は、 駆動モータ （図示せず） に掛設されたベル ト 】 7に固定されており、 こ のベル ト 1 7は、 駆動モー夕の正逆回転によ って矢印 B方向に往復動す る。 ベル ト 1 7が矢印 B方向 （本発明にいう所定方向の一例である） に 往復動すると、 キャ リ ッ ジ 1 6 も案内レール 2 4 に案内されて矢印 B方 向に往復動する。

カ ツ 卜紙は、 矢印 B方向に直交する方向に断続的に搬送される。 カ ツ ト紙に画像を形成するに当たっては、 カ ツ ト紙を一時的に停止させ、 キ ャ リ ッ ジ 1 6を矢印 B方向に往復動させながら、 印字へッ ド 1 9 に人力 された画像情報に基づいてイ ンクを吐出し、 カ ツ 卜紙のうち、 画像形成 領域に位置する部分に 1 バン ド分の画像を形成する。 その後、 所定長さ だけ力 ッ ト紙を搬送して画像形成領域に新たに位置する部分に次のバン ド分の画像を形成する。 この動作をカ ッ ト紙の全長に亘つて繰り返す。 これにより、 カ ッ ト紙にカラー画像が形成される。 カラ一画像が形成さ れたカ ッ 卜紙は、 排出ローラ 2 0 と拍車 2 2 とに挟持されながら排出ガ イ ド 2 3 に沿つて排出される。

図 3を参照して、 キヤ リ ッ ジ 1 6 の底面から見える部分を説明する。 キャ リ ッ ジ 1 6には、 上述したように、 印字へッ ド 1 9が搭載されて いる。 また、 このキャ リ ッ ジ 1 6 は、 案内レール 2 4 に接触する軸受け 部 3 0 と、 記録媒体に形成される画像を整合させるために、 記録媒体に 形成された画像の位置を検出する画像位置検出装置 （本発明にいう付設 手段の一例である） 4 0を備えている。 この画像の位置を検出する働き が、 本発明にいう所定の機能の一例である。

印字へッ ド 1 9には、 黒イ ンクを吐出する黒印字へッ ド 1 9 a、 シァ ン色のイ ンクを吐出するシア ン印字へッ ド 1 9 b、 マゼンタ色のイ ンク を吐出するマゼンタ印字へッ ド 1 9 c、 イェローイ ンクを吐出するイエ ロー印字へッ ド 1 9 dが収容されている。 各色の印字へッ ド 1 9 a, 1 9 b, 1 9 c , 1 9 dの近傍には、 印字へッ ド 1 9の汚れをワイ ビングするヮ ィパ （プロ ッ タ本体側に設置されているが、 図示せず） に付着したイ ン クを吸収して、 その汚れを防ぐ吸収体 2 5が配置されている。

軸受け部 3 0は、 馬蹄形の 2つの軸受け 3 3 とこれらを支える軸受け 体 3 4を備えており、 キヤ リ ッジ 1 6に固定されている。 軸受け 3 3は、 案内レール 2 4 (図 2参照） に嵌合されており、 所定の信号に基づいて キャ リ ッ ジ 1 6を矢印 B方向に案内する。

画像位置検出装置 4 0は、 キヤ リ ッ ジ 1 6に固定された上軸受け 4 2 と下軸受け 4 4を備えており、 さらにこれら上軸受け 4 2と下軸受け 4 4 に軸 4 8 (図 4参照） を介して回転自在に固定された付設部 4 6を備え ている。 この画像位置検出装置 4 0は、 各色の印字へッ ド 1 9 a, 1 9 b, 1 9 c , 1 9 dが高精度の整合性をもって印字するために、 記録媒体に 形成された画像の位置を検出するものである。

図 4を参照して、 画像位置検出装置 4 0の動きを説明する。

キャ リ ッ ジ 1 6に搭載された印字へッ ド 1 9の各色の印字へッ ド 1 9 a , 1 9 b , 1 9 c , 1 9 dは、 ダイヤル 3 8の回転によって着脱されるよ う に構成されている。 キヤ リ ッ ジ 1 6には、 ケーブル 3 9が接続された コネクタ 4 1が固定されている。 プロ ッ タ 1の本体からこのケーブル 3 9 とコネクタ 4 1 を経由して所定の信号が、 キャ リ ッ ジ 1 6の内部の電装 部 （図示せず） に入力される。 この信号か各色の印字へッ ド 1 9 a, 1 9 b, 1 9 c , 1 9 dに入力され、 入力された信号に基づいて各色の印字へッ ド 1 9 a， 1 9 b , 1 9 c , 1 9 dからイ ンクが吐出し、 記録媒体に画 像が形成される。 画像位置検出装置 4 0 は、 キャ リ ッ ジ 1 6の走査方向 （矢印 B方向） の端面 1 6 aに対して 4 5 ° 傾斜して、 この端面 1 6 aから一部が突出 している。 この傾斜した状態で画像位置検出装置 4 0は、 各色の印字へ ッ ド 1 9 a， 1 9 b , 1 9 c , 1 9 dの印字位置を、 記録媒体の X軸 （記 録媒体の搬送方向に延びる軸） と Y軸 （X軸に直交する軸） を基準にし て検出し、 印字位置が適正でないときは各色の印字へッ ド 1 9 a , 1 9 b , 1 9 c , 1 9 dの印字位置を調整する。 画像位置検出装置 4 0の付設部 4 6を回転自在に支持する軸 4 8にはねじり コイルばね （本発明にいう 移動手段の一例である） 5 0が固定されている。 このねじり コイルばね 5 0の一端 5 0 aはキャリ ッジ 1 6の壁 1 6 bに当接しており、 他端 5 0 b は付設部 4 6を矢印 C方向に付勢している。 この付勢によって、 上述し たように、 画像位置検出装置 4 0がキャ リ ッジ 】 6の走査方向 （矢印 B 方向） の端面 1 6 aに対して 4 5 ° 傾斜している。

キヤ リ ッ ジ 1 6がその走査範囲のう ち矢印 B方向の端部側に位置した ときは、 付設部 4 6がプロ ッ タ 1 の本体側壁 1 a に当接し、 ねじり コィ ルばね 5 0の矢印 C方向の付勢力に抗して付設部 4 6が矢印 D方向に回 動し、 画像位置検出装置 4 0がキャ リ ッ ジ 1 6 の格納部 1 6 c に格納さ れる。 格納された画像位置検出装置 4 0を二点鎖線で示す。 従って、 画 像位置検出装置 4 0はその機能を奏しているときは、 ねじり コイルばね 5 0の付勢によつてその一部がキヤ リ ッ ジ 1 6から突出しており、 一方、 キャ リ ッジ 1 6がプロ ッ タ 1 の本体側壁 1 aに当接しているときは、 画 像位置検出装置 4 0 の全部が格納部 1 6 c に格納されるこ と となる。 こ のため、 プロ ッ タ 1 の幅は、 画像位置検出装置 4 0 の突出している部分 の幅方向の長さ分短く でき、 小型のプロ ッ タを製造できる。

上記の説明では付設部をねじりコイルばねで常時、 付勢しているが、 付設部が不要のときにはこれをキヤ リ ッ ジ内に格納させておき、 付設部 が必要なときのみにモータゃソレノィ ド等を用いてキヤ リ ッジ格納部 1 6 c から付設部を突出させる構成にしても本目的を達成できる。

図 5、 図 6を参照して、 上記のキャ リ ッ ジ 1 6の他の例を説明する。 これらの図では、 図 4の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が 付されている。 なお、 図 5に示すイ ンクタ ンクや印字へッ ドは、 図 6で は省略されている。

キャ リ ッ ジ 6 0は、 走查方向 （矢印 B方向） に走査する本体部 7 0と、 走査方向に移動自在にこの本体部 7 0に固定された移動部 8 0 とを有し ている。 本体部 7 0には、 走査方向に延びるガイ ドレール 7 6が形成さ れており、 一方、 移動部 8 0には、 ガィ ドレール 7 6が嵌り込むガィ ド 溝 8 8が形成されている。 このため、 移動部 8 0 は本体部 7 0上を走査 方向に移動できる。

また、 本体部 7 0の左端部には、 引張りのコイルばね 7 2の一端部 7 2 a が固定されている。 このコィルばね 7 2の他端部 7 2 bは、 移動部 8 0 の走査方向中央部分に固定されている。 このため、 キャ リ ッ ジ 6 ()が走 査中の場合、 移動部 8 0の左側部分 8 2は、 図 5に示すように、 コイル ばね 7 2によつて左に付勢されて本体部 7 0 の左側に突出している。 し かし、 キャ リ ッ ジ 6 0が走査方向の左端に移動したときは、 移動部 8 0 の左側部分 8 2が本体側壁 l a (図 4参照） に当接してコイルばね 7 2 の付勢力に打ち勝って走査方向の右側に移動する。 これにより、 移動部 8 0の左側部分 8 2が引つ込み、 一方、 移動部 8 0の右側部分 8 4が右 側に突出する。 このよう に、 移動部 8 0は、 本体部 7 0 の位置に応じて 左側に突出したり、 右側に突出したりする。

本体部 7 0 には、 印字ヘッ ド 7 4 K , 7 4 C , 7 4 M , 7 4 Yが搭載 されている。 一方、 移動部 8 0には、 インクタンク 8 6 K , 8 6 C , 8 6 M, 8 6 Yが搭載されている。 これら印字へッ ド 7 4 K， 7 4 C , 7 4 M , 7 4 Yとイ ンクタ ンク 8 6 K, 8 6 C , 8 6 M , 8 6 Yはそれぞれイ ン ク供給チューブ 9 0で接続されており、 イ ンク タ ンク 8 6 K, 8 6 C , 8 6 M, 8 6 Yのイ ンクが印字ヘッ ド 7 4 K, 7 4 C , 7 4 M, 7 4 Y に供給されるよう になつている。 なお、 イ ンク供給チューブ 9 0 の先端 にはイ ンク供給針 9 2が固定されており、 印字ヘッ ド 7 4 K , 7 4 C , 7 4 M, 7 4 Yに内蔵されたスポンジにイ ンク供給針 9 2 が突き刺さ つ ている。

上述したよう に移動部 8 0力、'、 本体部 7 0の位置に応じて左側に突出 したり右側に突出 したりするので、 突出するサイ ズ分、 イ ン ク タ ン クを 走査方向に大き く できて多量のイ ンクを保存できる。 この結果、 プロ ッ タの外形寸法を大き く する こ とな く 、 よ り多 く のイ ンク を印字へッ ドに 供給できる こ ととなる。

図 7から図 9 までを参照して、 上記のキヤ リ ッ ジ 1 6 のさ らに他の例 を説明する。

これらの図では、 図 4 の構成要素と同一の構成要素には同一の符号が 付されている。

キャ リ ッ ジ 1 0 0 は、 走査方向 （矢印 E , F方向） に走査する本体部 1 1 0 と、 走査方向に移動自在にこの本体部 1 1 0 に固定された移動部 1 2 0 とを有している。 本体部 1 1 0 には、 走査方向に延びるガイ ド溝 1 1 2が形成されており、 一方、 移動部 1 2 0 には、 ガイ ド溝 1 1 2 に 嵌り込むガイ ドレール 1 2 2が形成されている。 このため、 移動部 1 2 0 は本体部 1 1 0上を走査方向に自在に移動でき る。

また、 本体部 1 1 0には、 印字へッ ド 1 ] 4 K， 1 1 4 C， 】 1 4 M, 1 1 4 Yが搭載されている。 一方、 移動部 1 2 0 には、 通信及び電力を 供給するための中継基板 1 3 0が搭載されている。 この中継基板 1 3 0 にはケーブル 3 9が接続されている。 また、 中継基板 1 3 0 には、 各印 字ヘッ ド 1 1 4 K， 1 1 4 C , 1 1 4 Μ , 1 1 4 Υに接続される シ ョ ー 卜フ レキ 1 3 2 Κ， 1 3 2 C , 1 3 2 M , 】 3 2 Υの一端が接続されて いる。 また、 各ショー トフ レキ 1 3 2 K , 1 3 2 C , 1 3 2 Μ , 】 3 2 Υ の中央部分には 「U」 字状に曲つた湾曲部】 3 4が形成されており、 移 動部 1 2 0が移動する ときのス ト レスが各シ ョ ー ト フ レキにかからない ように構成されている。 また、 中继基板 1 3 0には、 この中継基板 1 3 0 とエンジンコ ン ト ローラ （図示せず） とを接続する ケーブル 3 9のコネ クタ 1 3 6 も取り付けられている。

キャ リ ッ ジ 1 0 0が走査方向の左端に移動した時は、 図 7に示すよう に、 移動部 1 2 0は本体側壁 1 a (図 4参照） によって矢印 F方向に押 され、 移動部 1 2 0の右側部分が本体部 1 1 0より も右側に突出する。 しかし、 キャ リ ッ ジ 1 0 0が走査方向の右端に移動したときは、 移動部 1 2 0は、 本体側壁 1 aに対応する本体の右側に位置する不図示の本体 側壁によって矢印 E方向に押され、 移動部 1 2 0の左側部分が本体部 1 1 0 より も左側に突出する。 このよう に、 移動部 1 2 0は、 本体部 1 1 0 の 位置に応じて左側に突出したり、 右側に突出したりする。

上述したように移動部 1 2 0か、 本体部 1 1 0の位置に応じて左側に 突出したり右側に突出したりするので、 突出するサイズ分、 中継基板 1 3 0 を走査方向に長くできる。 この結果、 走査方向に直交する方向 （幅方向） に中継基板 1 3 0を短くでき、 その分、 装置全体を小型化できる。

本例では、 移動部 1 2 0を本体側壁に当接させて移動させたが、 移動 部 1 2 0のコネクタ 1 3 6 と接続しているケーブル 3 9の長さを短く し て、 本体部 1 1 0が走査方向の端部に移動した際の余裕を無く し、 この ケーブル 3 9 によ つて移動部 1 2 0の移動領域を制限し、 移動部 1 2 0 、 端部方向へ移動中の本体部 1 1 ϋから移動させられる構成にして も よい。 産業上の利用可能性

以上説明したように、 本発明の第 1の走査型画像形成装置によれば、 移動手段によって付設手段の一部も しく は全部が走査手段の内部に格納 されるので、 走査手段に付設手段が付設されても、 その分の幅を長くせ ずに済む。

また、 本発明の第 2の走査型画像形成装置によれば、 走査手段が走査 範囲のう ち所定方向の端部側に位置したときは、 移動手段によつて付設 手段の一部もしく は全部が走査手段の内部に格納されるので、 走査手段 に付設手段が付設されても、 その分の幅を長くせずに済む。

こ こで、 付設手段が、 記録媒体に形成された画像の位置を検出して、 記録媒体に形成される画像を整合させる画像整合装置である場合は、 走 査型画像形成装置の幅を効果的に短くできる。

また、 本発明の第 3の走査型画像形成装置によれば、 移動部が本体部 よ り も所定方向に突出してこの方向に移動自在であるので、 この突出し た分だけ従来より も有効に使える。

こ こで、 移動部が、 イ ンクを吐出する印字へッ ドにイ ンクを供給する イ ンク タ ンクが搭載されたものである場合は、 この突出した分だけ従来 よ り も大型のィ ンク タ ンクを搭載できる。

また、 移動部が、 通信及び電力を供給するための中継基板が搭載され たものである場合は、 移動部が突出した分だけ従来より も長い中継基板 を搭載できるので、 この突出方向に直交する方向の中継基板長さを短く でき る。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 所定方向に走査する走査手段を備え、 該走査手段を前記所定方向に 走査して記録媒体に画像を形成する走査型画像形成装置において、 前記走査手段の前記所定方向の端部に付設された、 所定の機能を奏す る付設手段と、

該付設手段が前記所定の機能を奏するときは、 該付設手段の一部も し く は全部を前記走査手段の前記端部から突出させるように前記付設手段 を移動させる移動手段とを備えたこ とを特徴とする走査型画像形成装置。

2 . 所定方向に走査する走査手段を備え、 該走査手段を前記所定方向に 走査して記録媒体に画像を形成する走査型画像形成装置において、 前記走査手段の前記所定方向の端部に付設された、 所定の機能を奏す る付設手段と、

該付設手段が前記所定の機能を奏しているときは、 該付設手段の一部 もしく は全部を前記走査手段の前記端部から突出させるように前記付設 手段を移動させると共に、 前記走査手段が走査範囲のう ち、 前記所定方 向の端部側に位置したときは、 前記付設手段の一部も しく は全部を前記 走査手段の内部に格納させる移動手段とを備えたこ とを特徴とする走査 型画像形成装置。

3 . 前記付設手段が、

記録媒体に形成された画像の位置を検出して、 記録媒体に形成される 画像を整合させる画像整合装置であることを特徴とする請求の範囲第 1 項又は第 2項に記載の走査型画像形成装置。

4 . 所定方向に走査するキヤ リ ッ ジを備え、 該キヤ リ ッ ジを前記所定方 向に走査して記録媒体に画像を形成する走査型画像形成装置において、 前記キャ リ ッ ジは、 前記所定方向に走査する本体部と、

該本体部より も前記所定方向に突出すると共に、 該所定方向に移動自 在に前記本体部に固定された移動部とを有するものである ことを特徴と する走査型画像形成装置。

5 . 前記移動部は、

イ ンクを吐出する印字へッ ドにイ ンクを供給するイ ンク タ ンクが搭載 されたものであることを特徴とする請求の範囲第 4項に記載の走査型画 像形成装置。

6 . 前記移動部は、

通信及び電力を供給するための中継基板か搭載されたものである こと を特徴とする請求の範囲第 4項に記載の走査型画像形成装置。