WO1997044952A1 - Customized menu system for hierarchical menu and television system with the same - Google Patents

Description

明 細 書

階層型メ ニューにおけるカスタマイズメニュ一方式及び この方式を備えたテ レビジ ョ ンシステム 技術分野

本発明は、 テレビジョ ン受像機やビデオテープレコーダ等のデ イ スプレイを備えた A V機器において、 画面に調整項目を表示し て調整を行なう階層型メニューの改良に関するものであり、 特に ユーザの使用頻度に応じた調整項目をリ ス ト ア ッ プしてメ ニュー と して位置付けた階層型メ ニュ一の調整方式及びこの方式を備え たテ レビジ ョ ンシステムに関する。 背景技術

近年、 例えばテ レビ、 ビデオ等の A V機器分野においては、 性 能向上や機能増加は著しく、 メ ニューによって調整する項目の数 も増え、 メ ニュ ー操作が非常に複雑化している。 そのために、 そ れぞれのユーザーに対して調整をよく行う項目というのは一意に は決められないが、 全てのユーザーに対して、 如何に少ない操作 でよく調整する項目をメ ニューの中から選択するかということが 望まれている。

かかる状況から、 従来の階層型メ ニュー方式では、 メニューの 中で選択できる項目が増えれば増えるほど、 各項目を分類したサ ブメ ニュ ー （ 2階層目以降のメ ニュー） を形成し、 結果的には階 層数が多くなるメ ニューとなっていた。

と ころで、 例えばテ レビジ ョ ン受像機、 ビデオテープレコ ーダ 等に於いては、 それぞれのユーザーに対して調整をよく行う調整 項目というのは一意には決められないが、 全てのユーザ一に対し て、 如何に少ない操作で、 よく調整する調整項目をメ ニューの中 から選択させるという ことが要求されている。

しかし、 ユーザーが自分の選択したい調整項目を何度も選ぶ場 合に、 その調整項目が多くの階層で構成されているメ ニューの下 の階層にあれば、 ①選択②決定というメニュー操作をその度ごと に階層数だけ行われなければならず非常に使いにく いという問題 点かあ ₀

又、 階層型メ ニューの中の複数の項目を連続して選択すること がよくある場合には、 従来の操作だと、 ある階層の項目を選択し て、 再び別の階層のメ ニューに移動して調整項目を選択するとい う非常に複雑で、 しかも操作過程を多く踏まねばならない方式し かなかった。 発明の開示

そこで、 本発明は、 かかる従来の実状に鑑みて提案されたもの であって、 特に非常に少ないメ ニュー操作によって、 それぞれの ユーザーが選択した調整項目を選ばせることができる階層型メ 二 ユーにおけるカスタマイズメ ニュ一方式を提供することを目的と する。

本発明に係る階層型メ ニュ ーにおけるカ スタマィ ズメ ニュ ー方 式は、 調整項目を各種別毎に分類した階層型のメ ニューを段階的 に画面上に表示し、 この表示した調整項目の調整値を適宜設定変 更可能にした階層型メ ニユーによる調整方式であり、 階層型メ ニ ユーには、 ユーザーが任意に選択して登録した調整項目からなる カ スタマイ ズメ ニューを追加及び削除できるようにしたことであ る。

又、 階層型メ ニューにおけるカ スタマイ ズメ ニュ ー方式を備え たテ レビジ ョ ンシステムは、 調整項目を各種別 i—分類した階層型 のメ ニュ一を段階的に画面上に表示し、 この表示した調整項目の 調整値を適宜設定変更可能にした階層型メ ニューによる調整をす るシステムマイ コ ンと、 階層型メ ニューの調整項目を画面上に表 示するディ スプレイ とからなるテ レビジョ ンシステムであって、 階層型メ ニュ ーには、 ユーザ一が任意に選択して登録した調整項 目からなるカスタマイズメ ニュ一を追加および削除できるように したことである。

このような構成にしたことにより、 ユーザーがよく選択する調 整項目からなるカ スタ マイ ズメ ニュ一を階層型メ ニューに追加又 は削除することで、 それぞれのユーザ一に対して非常に少ないメ ニュ ー操作で必要とする調整項目を選択することができる。 図面の簡単な説明

第 1図は本発明に係るカ ス タ マイ ズメニュ一方式を採用したテ レビジ ョ ソシステムの略示的な全体プロ ック図、 第 2図は本発明 に係る階層型メ ニューを示した全体のブロッ ク図、 第 3図及び第

4図は夫々本発明に係る階層型メ ニュ一における項目の画面表示 を示す図、 第 5図は本発明に係る階層型メ ニューにおけるカ ス夕 マイ ズメ ニューを含ませた全体のブロ ッ ク図、 第 6図及び第 7図 は夫々本発明に係るカスタ マイ ズメ ニユーの画面表示を示す図、 第 8図は本発明に係る力スタマイズメニュ一の入力判別を行なう 処理のフ ロ ーチ ャー ト図、 第 ₉図は本発明に係る階層型メ ニ ュ ー におけるカ スタマィ ズメ ニ ュ ー関連のキ一処理のフ口 一チ ヤ一 ト 図である。 発明を実施するための最良の形態

本発明に係る階層型メ ニューにおけるカスタマイ ズメ ニュ ー方 式及びこの方式を備えたテ レビジョ ンシステムについて、 テ レビ ジ ョ ン システム、 階層型メ ニュ ー、 階層型メ ニューにおけるカス タマイズメ ニュ ー方式の順に図面を参照にして説明する。

テレビジ ョ ンシステム 1 は、 第 1図に示すように、 テレビジョ ン受像機本体 2 と、 メ ニューの操作及びチャネルの設定等を行な う リ モコ ン 1 0 とから構成されている。

テ レビジ ョ ン受像機本体 2は、 メ ニュ ーの操作及びチャネルや 音声の音量等を操作する本体キー 3と、 リ モコ ン受光部 4と、 本 体キー 3及びリ モコ ン 1 0からの操作により駆動する システムマ イ コ ン 5 と、 画面上にメ ニュ一項目を表示させるデータからなる 表示信号を生成する画面表示デバィス 6 と、 映像信号を受信する 映像信号処理プロ ッ ク 7 と、 映像信号に表示信号をスーパーィ ン ポーズしたり又は映像信号及び表示信号の単独の表示を選択する スィ ッチ 8 と、 スィ ッチ 8により選択された信号を表示する C R T等からなるディ スプレイ 9 とから構成されている。

本体キー 3 と リ モコ ン 1 0には、 図示していないがメ ニューの 操作及びチャネル設定、 音量の調整等を行なう調整キーを備えて おり、 メ ニューの操作はメ ニューキー、 アップキー、 ダウ ンキー 、 決定キーの 4つの調整キーで行なう。

このメ ニューキーは、 ディ スプレイ 9 0の画面上にメ ニューを 表示させたり消したりするときに使用する。 アップキー、 ダウン キーは、 メ ニュー内での力一ソルの上下移動、 そして画面上に表 示されている各調整項目の調整値変更の際に使用する。 決定キー はあるメ ニューから別のメ ニュ一画面への移行や調整値の決定時 に使用する。

システムマイ コ ン 5 は、 階層型メ ニュー及びカスタマイ ズメ ニ ユーに関する制御プログラム及びデータが組み込まれており、 テ レビジョ ン受像機本体 2の調整を含む主要な機能を制御する。 このような構成からなるテ レビジョ ンシステム 1 は、 ユーザ一 が本体キ一 3又はリ モコ ン 1 0を操作することによりシステムマ ィ コ ン 5を駆動することができる。

ユーザ一がリ モコ ン 1 0を操作した場合には、 リ モコ ン 1 0か らの信号をリモコ ン受光部 4で検出してシステムマイ コ ン 5に送 る。 本体キー 3を操作した場合には、 操作したデータがシステム マ イ コ ン 5に直接入力される。

本体キー 3又はリ モコ ン受光部 4からの信号を入力したシステ ムマイ コ ン 5は、 入力した信号をデコ一ドし、 現在の状態に応じ て、 映像信号処理プロ ッ ク 7及び画面表示デパイ ス 6に対してメ 二ュ一操作が行なわれた制御信号を送る。

画面表示デバイ ス 6は、 メ ニュー操作の制御信号を受け取ると 表示タイ ミ ングに合わせてスィ ッチ 8をコ ン トロールし、 デイ ス プレイ 9 の画面上にカスタマイ ズメ ニュ ーをスーパーィ ンポーズ (重畳表示） する。

階層型のメ ニュ ー 1 1 は、 第 2図に示すように、 テレビジョ ン システム 1 のテ レビジ ョ ン受像機本体 2を調整する主要項目から なるメ イ ンメ ニュ ー 1 2 と、 メ イ ンメ ニュー 1 2で示した項目に 応じた細部項目からなるサブメニュー 1 3とから構成されている o

メ イ ンメ ニュ ー 1 2 の項目は、 "画質" 、 "音質" 、 "画面モ ー ド" 、 "各種設定" の項目から成り立つている。

サブメニュー 1 3は、 "画質" の項目に相当する画質サブメ二 ユ ー 1 4は、 「戻る」 、 「 ピクチア一」 、 「色合い」 、 「色の濃 さ」 、 「明るさ」 、 「 シャープネス」 からなる。

サブメ ニュー 1 3の "音質" の項目に相当する音質サブメ ニュ — 1 5 は、 「戻る」 、 「髙音」 、 「低音」 、 「バラ ンス」 、 「サ ラ ウ ン ド」 、 「ス ピーカー」 からなる。

サブメニュー 1 3の "画面モー ド " の項目に相当する画面モー ドサブメ ニュ ー 1 6 は、 「戻る」 、 「ズーム | 、 「ノ ーマル」 、 「フル」 、 「画面位置上下」 、 「縦サイズ」 、 「画面位置左右」 、 「横サイ ズ」 からなる。

サブメ ニュー 1 3の "各種設定" の項目に相当する各種設定サ ブメ ニュー 1 7 は、 「戻る」 、 「カスタム設定」 、 「画面表示」 、 「消画」 、 「方角補正」 、 「言語」 からなる。

このような構成からなる階層型メ ニュー 1 1 は、 第 3図 （A ) に示すように、 メ ニューキ一をオンするとメ イ ンメ ニュー 1 2の 項目が上下に順序よくディ スプレイ 9の画面上に表示され、 表示 された項目の内、 カーソル 1 8は "画質" の項目を指す構成とな つている。 ユーザ一は、 アップキ一、 ダウ ンキ一によってこの力 一ソル 1 8を上下に移動させて、 自分の調整したい項目をメ ィ ン メ ニュー 1 2の中から 1つ選択し、 決定キ一を押すことで、 サブ メ ニュ一選択操作に移行する。

例えば、 メ イ ンメ ニュー 1 2で "画質" の項目を選択して決定 キ一を押した場合には、 第 3図 （B ) に示すサブメ ニュ ー 1 3の 画質サブメ ニュ ー 1 4がデイスプレイ 9の画面に表示される。 こ の時、 カーソ ル 1 8の位置は "戻る" を指しており、 この状態で 決定キーを押せば、 第 3図 （A ) に示す 1つ上の階層であるメ イ ンメニュー 1 2 (第 3図 （A ) 参照） に戻る。

この画質サブメ ニュー 1 4は、 画質調整項目を選択するメ ニュ

—であり、 具体的な調整値の変更はこのメ ニューで行なう。 この 画質メニュー 1 4における各調整項目は、 「ピクチャー」 、 「色 合い」 、 「色の濃さ」 、 「明るさ」 、 「シャープネス」 の 5つの 項目からなり、 それぞれの項目の右側に調整値 1 9が表示されて いる。

この調整値 1 9を変更する場合には、 第 3図 （B ) に示す画面 で、 アップキ一、 ダウンキ一によりカーソル 1 8を移動して決定 して下位階層の調整値変更画面に移行する。 例えば、 「色の濃さ」 を調整したい場合には、 画質サブメ ニュ

— 1 4の項目 Γ色の濃さ」 にカーソル 1 8を移動して決定キーを 押すと、 第 4図 （A ) に示すように、 画質調整値を変更するメ ニ ュ一 2 0をディ スプレイ 9の画面上に表示する。 この画面は実際 に調整値を変更するメ ニュー 2 0の画面であり、 アップキー、 ダ ゥ ンキーによって調整値を増やしたり、 減らしたり して新しい調 整値にする。 第 4図 （A ) のメ ニュー 2 0の画面においては、 ァ ップキ一によつて色の濃さを " 1 2 " 力、ら " 1 4 " に設定変更し たものである。 ここで決定キーを押せば、 第 4図 （B ) に示すよ うに、 新しい調整値 （図において色の濃さが " 1 4 " ) が保持さ れ、 画質調整項目選択メ ニューに戻る。

このように、 階層型メ ニュー 1 1の一連の操作は、 以上のよう なプロセスを経て実現される。 メ ニューを階層化させ、 調整項目 を各種別ごとに分類してサブメ ニュー 1 3を作ることで、 ユーザ —が調整したい項目は見つけ易く なる。 その一方でこの階層型メ ニュー 1 1を目的とする "調整値の変更操作" を行なうまでには 、 上位階層のメ ニュ一項目の選択を何度も行わなければならず、 同じ調整項目を例えばテ レビジ ョ ン受像機の電源を入れる度に調 整するような場合には、 その項目を選択するまでの余計な項目選 択操作を何度も行わなければならない。 特にメ ニューの階層が増 え調整項目が階層の下の方にあればあるほど、 調整項目を選択す るまでのメ ニュー操作が増えてしまう。 このような欠点を有する 階層型メ ニュー 1 1 においては、 如何にして少ない操作ステップ で目的とする調整項目を選択することができるかがこの階層メ ニ ユ ー 1 1を採用しているテ レビジョ ン システム 1の性能を向上さ せる鍵になる。

その 1つと して、 次に述べる階層型メ ニューにおけるカ スタマ ィズメ ニュー方式がある。 階層型メ ニューにおけるカ ス タ マイ ズメ ニュー方式 2 1 は、 第 5図に示すように、 階層型メ ニュー 1 1 に追加及び削除できるよ うにして、 好ま しく は階層型メ ニュ一の上位階層に位置付けした 構成になっている。 そしてその内容は、 ユーザが良く選択する調 整項目からなるカス タ マイ ズメ ニュー 2 2である。

階層型メ ニュ ー 1 1 は、 上記第 2図に示す階層型メ ニュ ー 1 1 と同様の構成となっており、 テ レビジ ョ ン受像機本体 2を調整す る主要調整項目からなるメ イ ンメ ニュ ー 1 2 と、 このメ イ ンメ ニ ユー 1 2で示した調整項目に応じた細部項目からなるサブメ ニュ 一 1 3 とから構成されている。

カ ス タ マイ ズメ ニュ ー 2 2 は、 第 5図に示すように、 後述する メ ニューの調整項目の 1つである 「入 Z切」 の選択により階層型 メニュー 1 1 に追加及び削除される構成となっており、 好ま しく は階層型メ ニュー 1 1 の最上位階層に位置される構成になつてい る。

この 「入 Z切」 の項目は、 サブメ ニュー 1 3の各種設定の項目 の 「カスタ ム設定」 に含まれており、 階層型メ ニュー 1 1への追 加及び削除機能に加えてカ ス タ マイ ズメ ニュ ー 2 2を画面上に表 示しないようにした項目でもある。

第 5図におけるユーザか良く行なう調整項目を予め登録した力 スタ マイ ズメ ニュ ー 2 2の項目は、 「低音」 、 「縦サイ ズ」 、 「 言語」 、 「色合い」 、 「 シャープネス」 である。

尚、 登録されている調整項目は、 単に例示であり、 ユーザの利 用形態により自由に設定変更できることは勿論のことである。

「カスタ ム設定」 を選択してカ スタ マイ ズ調整メ ニューを 「入

J にすると、 メ ニューキーでメ ニューをオンした時に、 第 6図 （ A ) に示すよう に、 ユーザーが登録したカスタ マイ ズメ ニュー 2 2かディ スプレイ 9の画面上に表示される。 画面上に表示された力スタマイズメニュー 2 2は、 ユーザ一が すでに登録した調整項目である、 例えば 「低音」 、 「縦サイズ」 、 「言語」 、 「色合い」 、 「 シャープネス」 の 5つがカスタマィ ズメ ニュー 2 2 と して上下に列をなして表示すると共に、 それぞ れの登録した項目の右側には調整値 2 3を表示する。 そして表示 した項目の最下列には 「メ イ ンメ ニュー」 の項目を表示する構成 となっている。 この 「メ イ ンメ ニュー j の項目にカーソル 1 8を 移動して決定すると、 カ スタ マイ ズメ ニュ ー 2 2の下位階層のメ イ ンメ ニュ ー 1 2の画面 （第 3図 （A ) 参照） に移行する。

このようにして画面上に表示された力スタマイ ズメ ニュー 2 2 の調整値 2 3は、 メ イ ンメ ニュ ー 1 2やサブメニュ ー 1 3にある 項目の階層を選択しなく とも、 画面上に表示した調整項目毎の調 整値を適宜設定変更できるようになつている。 即ち、 第 6図 （B ) に示すように、 例えば 「言語」 を変更したい場合には、 カ ソー ル 1 8を 「言語」 の項目まで移動して決定キーを押すと調整値 2 3のところにカーソル 1 8が位置する。 そしてアップキー、 ダウ ンキーを操作して 「言語」 の調整値 2 3、 例えば日本語、 英語等 を選択して決定キーを押せば 「言語」 の調整値 2 3は決定する。

このようにカスタマイズメ ニュ一方式 2 1を取り入れることに より、 ユーザ—が調整項目を登録すればその項目はメ ニューの最 上位階層にその項目が登録されることになり、 より少ないメ ニュ 一操作によつて必要とする項目に到達して調整値の変更を行なう ことができるようになる。

次に、 カスタマイズメ ニュー 2 2に必要な項目を登録する方法 を図を参照にして説明する。

まず、 第 5図のメ ニュー階層図でメ イ ンメニュー 1 2の項目の "各種設定" を選択する。 こ こで、 各種設定サブメ ニュ ー 1 7に 画面が移行するのでこ こで 「カスタム設定」 を選択する。 そうす ると、 第 7図 （A ) に示すように、 カ スタ ム設定用項目からなる カスタム設定メ ニュ ー 2 4がディスプレイ 9の画面上に表示する 。 この画面ではメ ニュ一内の全ての調整可能な項目が一覧表示さ れており、 カーソル 1 8をアップキー、 ダウンキーで移動して、 その全ての項目をカーソル 1 8で選べるようになつている。 調整 項目を登緑する場合には登録した項目にカーソル 1 8を移動し決 定キーを押す。 例えば、 第 7図 （B ) に示すように、 調整項目の 1つである 「バラ ンス」 を選んで決定した場合は、 カ スタム設定 メ ニュー領域 2 5に登録され、 登録された順に表示される。

また登録された項目を抹消したい場合には、 既に登録されてい る項目にカーソルを移動して決定するとその項目はカスタマイズ メニューから抹消される。

このようにして幾つかの項目を登録して、 実際にそのカ スタマ ィズメ ニューを使用する場合には、 第 7図 （C ) に示すように、 カスタ ム設定メ ニュ ー 2 4の画面右下の "カ スタ ム " にカーソル

1 8を移動し、 決定キーを押す。 この状態でアップキー、 または ダウ ンキーを押すと項目 "カ スタ ム" の調整値が "入'' に変わる 。 但し、 項目が一つも登録されていない場合には項目 "カ スタ ム " の調整値は必ず "切" となる。 この画面で調整値 "入" にして 決定キーを押すとその時点で階層型メ ニュー 1 1 のみの構成 （第

2図参照） から、 カ スタ マイ ズメ ニュ ー 2 2を最上位階層にした 階層型メ ニュー 2 1 (第 5図参照） に変化する。 次に、 図示しな いメ ニューキ一によってメ ニューをオンにすると、 第 6図 （A ) に示す力スタマイズメ ニュー 2 2がデイスプレイ 9の画面上に表 示されるようになる。

以上説明したカスタ マイ ズメ ニュー 2 2の状態遷移の管理は全 て、 第 1図に示すシステムマイ コ ン 5のプログラムによって制御 されている。 以下に、 カスタ マイ ズメ ニュ ー処理の流れをフ ロ ー チャー トを用いて説明する。

先ず、 システムマイ コ ン 5は、 第 8図に示すように、 本体キー 3及びリ モ コ ン 1 0からの入力状態を検知する。 即ち、 本体キ一 3又はリ モ コ ン 1 0からのキー入力があつたかどうかを判別し、 入力がない場合には再び入力の検知を行な ό (ステップ S T 1、

S T 2 ) 。

入力があった場合には、 メ ニューの操作に必要な調整キーであ るメ ニューキー、 又はアップキ一、 又はダウ ンキ一、 又は決定キ —であれば、 判別したキーの種類による第 9図に示すメ ニューの 処理を行なう。 メ ニューの操作に必要でないキーの入力であれば メ ニュー方式以外のキーの処理を行なう （ステップ S T 4、 S T 5 ) o

次に、 メ ニューに必要な操作キーが入力された場合のメニュー の処理について、 第 9図のフローチャー トを参照にして説明する o

まず、 現在メ ニューがオ ンしているかどうかを判別する （ステ ップ S T 6 ) 。 メニューがオフ している場合には、 入力がメ ニュ —キ一であったかどうかを判別する （ステップ S T 7 ) 。

入力がメ ニューキ一以外であった場合には、 メ ニューオフの状 態なのでなにも行わないで処理を終了する。 メ ニュ ーキーであつ た場合には、 カスタマイ ズメ ニューが "入" か "切" かを判別す る （ステップ S T 8 ) 。

"切" の場合は、 通常のメ イ ンメ ニュー 1 2をディ スプレイ 9 の画面上に表示させる処理を行なう （ステップ S T 9 ) 。

"入'' の場合は、 現在力スタマイズメ ニュー 2 2に登録されて いる項目を 1行づっ表示し、 最下行に項目 「メ イ ンメ ニュ ー」 を 表示する処理を行なう （ステップ S T 1 0 ) 。

ステップ S T 6においてメ ニューがオンしている場合には、 先 ず入力されたキ一がメ 二ューキ一であつたかどうかを判別する （ ステ ップ S T 1 1 ) 。 メ ニューオ ン時にメ ニューキーが入力され た場合には、 メニュー画面をオフとする処理を行なう （ステップ

S T 1 2 ) 。 入力されたキーがアップキー、 ダウンキーと判別さ れた場合には、 アップキー又はダウンキーの処理に移る （ステツ プ S T 1 3 ) 。

アップキー又はダウ ンキーの処理は、 現在のメ 二ュ一の状態に 基づいて、 項目選択メ ニューの場合にはカーソル移動処理、 又は 調整値変更メ 二ュ一画面では調整値の変更を行なう （ステップ S T 1 4 ) 。

入力したキーが決定キーであるかを判別し、 決定キーの場合に は決定キーの処理に移る （この判別では入力が決定キーとなるこ とは間違いないが念のため行っている） （ステップ S T 1 5 ) 。 決定キーの処理は、 各メ ニュー画面に従って決定動作を行なう 。 調整項目選択画面だった場合には調整値変更メ ニュー画面に移 行し、 調整値変更メ ニュ一画面であった場合には新たに変更され た調整値を保持して調整項目選択画面に移行する （ステ ップ S T 1 6 ) o

このよ όにしてユーザか必要とする調整項目を予め選出した力 スタマイズメ ニュー 2 2を作成するようにすれば、 同一ルー トを 何回も階層的に操作することを回避して、 目的とする調整項目の 選定が迅速且つ簡単に行なえる。

尚、 上記実施例において、 カスタマイ ズメ ニュー 2 2の作成に は、 「カスタ ム設定」 の項目を選定して作成するようになってい るがこれに限定されることなく 、 要はユーザがたく さんの調整項 目の内、 必要とする調整項目の選定が迅速且つ簡単に行えれば良 い。

例えば、 ユーザが 1度、 又は数回選択した調整項目を自動的に カスタマイ ズメ ニューとしてリス トアップしておいて、 画面に表 示するようにすれば、 「カスタム選定」 の作業は不要になる。 更 に、 自動的にリ ス トアップされた調整項目であっても、 使用頻度 の高い調整項目とそうでない調整項目の優先度をつけ、 使用頻度 の髙ぃ調整項目は、 カスタマイズメニュ一の上位の列に上がるよ うにすれば、 どの調整項目に使用頻度が髙いか一目瞭然に解り、 且つメ 二ュ一を画面に表示する際に、 使用頻度の一番高い調整項 目の位置にカーソルがく るようにしておけば更に利便性を高める ことができる。

以上の説明からも明らかなように、 本発明に係る階層型メ ニュ 一におけるカスタマイ ズメニュ一方式及びこの方式を備えたテレ ビジョ ンシステムは、 ユーザーがよく選択するメ ニュ一調整項目 を階層型メ 二ユーに追加及び削除することができるようにしたこ とで、 それぞれのユーザーに対して非常に少ないメ ニュー操作で 必要とする調整項目を迅速且つ簡単に選択して適宜調整すること ができると云う効果がある。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 調整項目を各種別毎に分類した階層型のメ ニュ ーを段階的に 画面上に表示し、 該表示した調整項目の調整値を適宜設定変更 可能にした階層型メニューによる調整方式であり、

前記階層型メ ニューには、

ユーザーが任意に選択して登録した調整項目からなる力スタ マイズメ ニユ ーを追加及び削除できるようにしたこと

を特徴とする階層型メ ニューにおけるカスタ マイ ズメ ニュー方 式 o

2 . 前記カ ス タ マイ ズメ ニュ ーは、

前記階層型メ ニュ一の上位階層に位置付けるようにしたこと を特徴とする請求の範囲第 1項記載の階層型メ ニューにおける カ スタ マイ ズメ ニュ一方式。

3 . 前記階層型メ ニューの画面上の表示は、

前記カ スタ マイ ズメ ニュ ーを最初に表示するようにしたこと を特徴とする請求の範囲第 1項記載の階層型メニューにおける カ スタ マィ ズメ ニュ ー方式。

4 . 前記カ ス タ マ イ ズメ ニュ ーは、

画面上に表示した前記カ スタマィズメ ニュ ーを構成する調整 項目毎の調整値を適宜設定変更できるようにしたこと

を特徴とする請求の範囲第 1項記載の階層型メ ニューにおける カス夕マイ ズメ ニュ ー方式。

5 . 前記階層型メ ニューには、

前記カ スタマィ ズメ ニュ一を画面上へ表示しないようにする 項目を設けたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の階層型 メ ニューにおけるカ スタマイズメ ニュー方式。

6 . 調整項目を各種別に分類した階層型のメ ニューを段階的に画 面上に表示し、 該表示した調整項目の調整値を適宜設定変更可 能にした階層型メ ニュ一による調整を制御するシステムマイ コ ンと、

前記階層型メ ニューの調整項目を画面上に表示するディ スプ レイ と

からなるテ レビジ ョ ンシステムであって、

前記階層型メ ニュ ーは、

ユーザーが任意に選択して登録した調整項目からなるカスタマ ィズメ ニュ ーを追加および削除できるようにしたこと

を特徴とする階層型メ ニューにおけるカスタマイズメ ニュー方 式を備えたテ レビジ ョ ンシステム。

7 . 前記カ ス タ マイ ズメ ニュ ーは、

前記階層型メ ニュ一の上位階層に位置付けるようにしたこと を特徴とする請求の範囲第 6項記載の階層型メ ニューにおける カ スタ マイ ズメ ニュ 一方式を備えたテ レビジ ョ ンシステム。

8 . 前記階層型メ ニューの画面上への表示は、

前記力スタマイ ズメ ニュ一を最初に表示するようにしたこと を特徴とする請求の範囲第 6項記載の階層型メ ニュ ーにおける カスタ マイ ズメ ニュ 一方式を備えたテ レビジ ョ ンシステム。

9 . 前記カスタマイ ズメ ニュ ーは、 画面上に表示した前記カスタ マイズメ ニュ ーを構成する調整項目毎の調整値を適宜設定変更 できるようにしたこと

を特徴とする請求の範囲第 6項記載の階層型メ ニューにおける カ スタマィ ズメ ニュ ー方式を備えたテ レビジョ ンシステム。

10. 前記階層型メ二ユーには、

前記力スタマイズメ ニュ一を画面上へ表示しないようにした 項目を設けたことを特徴とする請求の範囲第 6項記載の階層型 メ ニューにおけるカスタマィズメ ニュ ー方式を備えたテ レビジ ョ ンシステム。