JPH07284036A - オンスクリーンディスプレイ装置及び階層表示方法 - Google Patents

オンスクリーンディスプレイ装置及び階層表示方法

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JPH07284036A
JPH07284036A JP6075162A JP7516294A JPH07284036A JP H07284036 A JPH07284036 A JP H07284036A JP 6075162 A JP6075162 A JP 6075162A JP 7516294 A JP7516294 A JP 7516294A JP H07284036 A JPH07284036 A JP H07284036A
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hierarchical
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JP6075162A
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Inventor
Yutaka Noguchi
豊 野口
Tatsuyuki Mikami
龍之 三上
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作方法を簡単なキー操作に統一すると共に操
作履歴を明らかにして操作性を向上させる。 【構成】リモコン送信機30の上下カーソルキーが押下操
作されると、マイコン23は選択肢の指定を移動させる。
ユーザーがリモコン送信機30の右カーソルキーを押下操
作すると、マイコン23は指定された選択肢の階層表示ま
でを表示させる。また、ユーザーが左カーソルキーを押
下操作すると、マイコン23は現在選択している階層より
も上位の階層までの階層表示を表示させる。このよう
に、CRT28の表示画面上には、現在選択している階層
までの階層表示が階層順に配列されて同時に表示され
る。階層表示の内容に拘らず、統一された上下左右のカ
ーソルキーによって、階層の移動が可能である。また、
選択している階層までが階層順に表示されるので、操作
の履歴が明らかとなり、操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機等
に好適のオンスクリーンディスプレイ装置及び階層表示
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機等において
は、チャンネル表示及び音量表示等を画面上の映像に重
ねて表示するスーパーインポーズ機能を有しているもの
がある。スーパーインポーズは、映像信号にチャンネル
表示等のキャラクタに基づく外部信号を重畳するもので
ある。外部信号の作成と重畳にはオンスクリーンディス
プレイ回路(以下、OSD回路という)が用いられる。
【0003】OSD回路は、表示するキャラクタのコー
ド等の表示データをビットマップデータに変換するため
のキャラクタジェネレータメモリ(以下、CGメモリと
いう)を有しており、CGメモリからのドットデータを
画面走査に対応させて読出すことにより外部信号を作成
して、キャラクタ等のオンスクリーン表示を画面上に表
示させる。なお、OSD回路には、ビットマップデータ
を格納するビデオRAMが設けられていることもある。
この場合には、OSD回路は所定のキャラクタに基づく
外部信号を作成するだけでなく、所定のグラフィックデ
ータに基づくビットマップデータを作成することもでき
る。
【0004】このようなOSD回路を用いた表示機能
(以下、OSD機能という)は、家庭用のテレビジョン
受像機だけでなく、コンピュータ等のディスプレイ装置
にも使用されている。なお、コンピュータに用いる場合
には、映像信号に代えてOSD回路からの信号のみを表
示することが多い。
【0005】テレビジョン受像機に採用されているチャ
ンネル表示等は、比較的簡単なOSD機能によってキャ
ラクタの表示が可能である。これに対し、コンピュータ
のディスプレイ装置又は高機能なテレビジョン受像機
(例えば東芝製 テレビ29BC250)においては、
オンスクリーン表示を操作パネルとして用いて、ユーザ
ー操作に応じてオンスクリーン表示を変化させるOSD
機能を有するものがある。
【0006】図13はこのようなOSD機能による画面
上の表示を説明するための説明図である。
【0007】図13(a),(b)はOSD機能を用い
てテレビジョン受像機の各種調整を行う場合のオンスク
リーン表示を示している。この表示は階層構造となって
おり、メニュー方式を採用している。図13(a),
(b)の左側の表示はメニュー表示1であり、右側の表
示は設定表示2である。ユーザーは、メニュー表示1の
各メニュー項目3を選択すると共に、選択したメニュー
項目3に対して設定表示2上で所望の値を設定するよう
になっている。
【0008】メニュー項目3の選択にはカーソル5が用
いられる。図13(a)では、下端側のヘルプ表示4に
示すように、図示しないリモートコントロール送信機
(以下、リモコン送信機という)あるいはテレビジョン
受像機本体に設けられた[ビデオ]ボタンによって、カ
ーソル5を所望のメニュー項目3上に移動させる。そし
て、ユーザーが[音量▽]ボタンを押すことによってカ
ーソル5によって指定されたメニュー項目3が選択され
る。これにより、下位の階層である設定表示2に対する
操作に移行する。設定表示2もメニュー方式を採用して
おり、ユーザーは所定のボタンを操作することによっ
て、所望の制御項目6を選択して調整を行うようになっ
ている。
【0009】図13(b)では、メニュー項目3として
“BS設定”を選択したことが示されている。図13
(b)の設定表示2もメニュー方式を採用しており、ユ
ーザーは所定のボタンを操作することによって、所望の
制御項目6を選択して調整を行うようになっている。
【0010】このように、OSD機能を用いると、ユー
ザーは調整項目及び調整量を画面上の表示によって確認
しながら操作することができ、高い操作性が得られる。
【0011】また、図14はマイクロソフト社のウィン
ドウズ(商品名)を採用したコンピュータにおけるOS
D機能を用いた表示例を示す説明図である。
【0012】図14はウィンドウズ上のプログラムマネ
ージャーを起動した場合の表示を示している。プログラ
ムマネージャーの表示枠11内には、各グループ毎のウィ
ンドウ12が複数表示されている。各ウィンドウ12内には
グループに属する複数のファイルがアイコン13によって
表示されている。なお、アップル社のコンピュータであ
るマッキントッシュ(商品名)では、複数のファイルを
含むフォルダ内に他のフォルダを記述することもでき
る。このような階層構造に対して、例えば、図示しない
マウスによってカーソル14をグループアイコン(図示せ
ず)上に移動させてクリックすることにより、カーソル
で指定したグループを選択することができる。この操作
により選択されたグループのウィンドウがプログラムマ
ネージャーの表示枠11内に新たに表示される。更に、ウ
ィンドウ内のアイコン13をカーソル14で指定してクリッ
クすることにより、アイコン13のファイルを起動させる
ことができる。
【0013】このように、OSD機能を用いると、マウ
スによってアイコンをクリックするという簡単な操作に
よって、ユーザーは複数の階層中の所定階層に属するフ
ァイルを選択することができる。
【0014】ところが、テレビジョン受像機において
は、操作ボタンを配置可能な数の制限等の主にハード的
な制約から、オンスクリーン表示に対する各操作毎に操
作ボタンを割当てることができない。このため、1つの
操作ボタンに複数の機能が割当てられて、ユーザーは操
作に必要な操作ボタンを容易に判別することができな
い。しかも、略同一の操作に対して、機種毎に操作方法
が異なっている。例えば、図13の例では、上述したよ
うに、メニュー項目の指定を[ビデオ]ボタン、選択を
[音量▽]ボタンによって行っており、操作を熟知して
いないユーザーにとっては、ヘルプ表示を確認しなけれ
ば正しく操作することはできない。
【0015】また、コンピュータにOSD機能を採用し
た図14の例では、操作するためにポインティングデバ
イスであるマウスを必要とする。ウィンドウズに関して
は機種間で同一の操作が可能であるが、マウスを用いな
い場合の操作は比較的困難である。また、ウィンドウズ
を採用しない場合には、一般的には、機種間で操作方法
が統一されていない。
【0016】ところで、近年、通常の地上波放送の外
に、衛星を利用した衛星放送及び衛星通信、CATV
(ケーブルテレビジョン)等、種々の映像サービスが行
われている。最近では、放送のディジタル化も検討され
ており、これにより、テレビジョン放送とコンピュータ
との融合が可能となると共に、放送信号を他のディジタ
ル処理システムに利用することも可能となる。更に、双
方向システムの普及も図られており、多様化した放送サ
ービスが行われようとしている。このようなサービスの
多様化に伴い、OSD機能を用いた表示が一層複雑な階
層構造となることが考えられる。
【0017】ところが、上述した例では、ユーザーはい
ずれの階層の操作を行っているかを容易に判断すること
ができず、また、操作の履歴も不明である。図13の例
では、画面上には2階層分の表示しか表示されず、これ
らの表示が全階層のうちのいずれの階層の表示であるか
不明である。また、図14の例では、全階層を同時に表
示することもできるが、操作の履歴が不明であり、ま
た、各ウィンドウの階層の上下も不明である 。即ち、
ウィンドウズではアクティブウィンドウを前面に表示す
るようになっているので、前面に表示されたウィンドウ
が上位の階層のウィンドウであるか下位の階層のウィン
ドウであるかは不明である。また、プログラムマネージ
ャー起動時に、既に複数のウィンドウが表示されている
こともあり、画面上の表示から操作履歴を把握すること
もできない。
【0018】このため、特に、階層構造が複雑になる
と、ユーザーは所望の階層の表示の指定及び選択が困難
となり、所望の操作を行うことが困難になってしまうと
いう問題があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来のオンスクリーンディスプレイ装置においては、O
SD機能による表示に対する操作方法が統一されておら
ず、また、適切な操作方法が設定されていないことか
ら、操作を熟知していないユーザーにとって操作が極め
て困難であるという問題点があった。また、表示が階層
構造を有する場合において、ユーザーはいずれの階層の
表示に対して操作を行っているかが不明であると共に、
操作の履歴が不明であることから、所望の操作が困難で
あるという問題点もあった。
【0020】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、操作を簡単化すると共に規格化することに
より、操作性を向上させることができるオンスクリーン
ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
【0021】また、本発明は、操作を簡単化すると共に
規格化することにより、操作性を向上させることができ
る階層表示方法を提供することを目的とする。
【0022】また、本発明は、階層内の現在位置及び操
作の履歴を容易に認識可能とすることにより、操作性を
向上させることができるオンスクリーンディスプレイ装
置を提供することを目的とする。
【0023】また、本発明は、階層内の現在位置及び操
作の履歴を容易に認識可能とすることにより、操作性を
向上させることができる階層表示方法を提供することを
目的とする。
【0024】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
階層表示方法は、階層構造が規定された複数の階層表示
に対する第1の選択操作によって前記複数の階層表示の
うちの所定の階層の階層表示を選択する手段と、前記複
数の階層表示のうちの所定の階層表示に含まれる複数の
選択肢に対する第2の選択操作によって前記複数の選択
肢のうちの1つを指定する手段とを具備し、前記第1の
選択操作は、第1の方向を示す操作手段によって行い、
前記第2の選択操作は、第2の方向を示す操作手段によ
って行うことを特徴とするものであり、本発明の請求項
4に係る階層表示方法は、階層構造が規定された複数の
階層表示のうち最上位の階層表示からユーザー操作に基
づく所定階層の階層表示までを階層順に配列して同時に
表示させることを特徴とするものであり、本発明の請求
項7に係る階層表示方法は、階層構造が規定された複数
の階層表示を全て階層順に配列して同時に表示させると
共に、ユーザー操作に基づいて選択された階層までの階
層表示と選択されていない下位側の階層の階層表示とを
異なる表示状態で表示させることを特徴とするものであ
り、本発明の請求項8に係る階層表示方法は、階層構造
が規定された複数の階層表示に対する第1の操作によっ
て前記複数の階層表示のうちの所定の階層の階層表示を
指定する手段と、前記複数の階層表示のうちの所定の階
層表示に含まれる複数の選択肢に対する第2の操作によ
って前記複数の選択肢のうちの1つを指定する手段と、
第1又は第2の操作によって指定された階層又は選択肢
の階層表示を第3の操作によって選択する手段とを具備
したことを特徴とするものであり、本発明の請求項9に
係るオンスクリーンディスプレイ装置は、階層構造が規
定された複数の階層表示を表示画面上に表示可能な表示
手段と、前記複数の階層表示のうちの所定の階層の階層
表示を選択するための第1の操作部と、前記複数の階層
表示のうちの所定の階層表示に含まれる複数の選択肢を
指定するための第2の操作部と、前記第1及び第2の操
作部の操作に基づいて、前記複数の階層表示のうち選択
された階層までの階層表示を最上位から順次配列して表
示させる制御手段とを具備したものであり、本発明の請
求項10に係るオンスクリーンディスプレイ装置は、階
層構造が規定された複数の階層表示を表示画面上に表示
可能な表示手段と、前記複数の階層表示のうちの所定の
階層の階層表示を指定するための第1の操作部と、前記
複数の階層表示のうちの所定の階層表示に含まれる複数
の選択肢を指定するための第2の操作部と、前記第1及
び第2の操作部によって指定された階層又は選択肢を選
択するための第3の操作部と、前記第3の操作部の操作
に基づいて、前記複数の階層表示のうち選択された階層
までの階層表示を最上位から順次配列して表示させる制
御手段とを具備したものである。
【0025】
【作用】本発明の請求項1においては、第2の選択操作
によって、各階層表示に含まれる複数の選択肢のうちの
1つが指定される。また、第1の選択操作によって、階
層構造が規定された複数の階層表示のうちの所定の階層
表示が選択される。このように、階層表示の選択を第1
及び第2の選択操作に統一して、操作性を向上させる。
【0026】本発明の請求項4においては、ユーザー操
作に基づく所定階層の階層表示までが階層順に配列され
る。これにより、表示からユーザー操作の履歴を明らか
にする。
【0027】本発明の請求項7においては、全階層表示
が階層順に同時に表示される。この場合に、ユーザー操
作に基づいて選択された階層までの階層表示の表示状態
と、この階層表示よりも下位の階層表示とを異なる表示
状態で表示させる。これにより、ユーザーの操作履歴を
明らかにすると共に、階層構造の把握を容易にする。
【0028】本発明の請求項8においては、第1の操作
によって、階層構造が規定された複数の階層表示のうち
の所定の階層表示が指定される。また、第2の選択操作
によって、各階層表示に含まれる複数の選択肢のうちの
1つが指定される。そして、第3の操作によって指定さ
れた階層又は選択肢の階層表示までが表示される。これ
により、第3の操作が行われるまでは、最上位から選択
していた階層までの階層表示が維持されるので、階層構
造の理解が容易となる。
【0029】本発明の請求項9において、第2の操作部
は所定の階層表示に含まれる複数の選択肢のうちの1つ
を指定する。第1の操作部が操作されると、制御手段は
第2の操作部によって指定された選択肢の階層表示を表
示させるか、又は第1の操作部によって選択された階層
までの階層表示を表示させる。
【0030】本発明の請求項10において、第1及び第
2の操作部は夫々階層又は選択肢を指定する。第3の操
作部は第1及び第2の操作部が指定した階層又は選択肢
を選択する。制御手段は第3の操作部によって選択され
た階層までの階層表示を表示させる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明の一実施例に係るオンスクリ
ーンディスプレイ装置が組込まれたテレビジョン受像機
を示すブロック図である。
【0032】チューナ21には図示しないアンテナに誘起
した高周波テレビジョン信号(以下、RF信号という)
が入力される。チューナ21は、マイクロコンピュータ
(以下、マイコンという)23によって制御されて、入力
されたRF信号から所定のチャンネルを選局して中間周
波(IF)信号に変換してIF回路25に出力するように
なっている。IF回路25はIF信号を増幅してビデオ回
路26に出力する。ビデオ回路26は入力されたIF信号を
検波してベースバンドの映像信号を得て、偏向回路29に
出力する。更に、ビデオ回路26はベースバンドの映像信
号をR(赤),G(緑),B(青)信号に変換してドラ
イブ回路27に出力する。
【0033】ドライブ回路27には後述する表示制御部22
からオンスクリーン表示用のR,G,B信号も入力され
るようになっている。ドライブ回路27は、ビデオ回路26
からのR,G,B信号とオンスクリーン表示用のR,
G,B信号とを合成してCRT(受像管)28に供給す
る。なお、ドライブ回路27はビデオ回路26からのR,
G,B信号とオンスクリーン表示用のR,G,B信号と
の一方を選択してCRT28に供給することもある。ま
た、ビデオ回路26により得られたR,G,B信号とオン
スクリーン表示用R,G,B信号の合成や選択はビデオ
回路26内の集積回路で行われるものもあり、この場合
は、オンスクリーン表示用R,G,B信号は図1の点線
で示すように文字発生器24からビデオ回路26に供給され
る。
【0034】偏向回路29はビデオ回路26からのベースバ
ンドの映像信号から水平及び垂直同期信号を分離して、
CRT28の水平及び垂直偏向を制御するようになってい
る。CRT28は、偏向回路29によって水平及び垂直偏向
が制御されて、ドライブ回路27からのR,G,B信号に
基づく画像を図示しない表示画面上に映出するようにな
っている。
【0035】一方、図示しないテレビジョン受像機の本
体にはTV本体キー操作部32が設けられており、TV本
体キー操作部32には図示しない各種キーが配設されてい
る。TV本体キー操作部32は、ユーザーの各種キー操作
に基づくキー入力情報を生成して、マイコン23に出力す
るようになっている。マイコン23にはリモコン受光部31
からもキー入力情報が与えられるようになっている。リ
モコン受光部31はリモコン送信機30からの赤外光のリモ
コン信号を受光し、リモコン信号をデコードしてキー入
力情報を再生しマイコン23に出力する。
【0036】図2は図1中のリモコン送信機30を示す説
明図である。
【0037】リモコン送信機30上には、電源キー35、チ
ャンネルキー36、ボリュームキー37及び数字キー38等の
外に、上下左右カーソルキー41U,41D,41L,41R、
実行キー41、標準キー42及びメニューキー43が配設され
ている。リモコン送信機30はこれらの各種キーの押下操
作に基づくキー入力情報を生成し、赤外光によるリモコ
ン信号に変換して出射するようになっている。
【0038】表示制御部22はマイコン23及びOSD文字
発生器24によって構成されている。マイコン23はリモコ
ン受光部31又はTV本体キー操作部32からのキー入力情
報に基づいて各種制御を行うようになっている。例え
ば、マイコン23はリモコン送信機30のチャンネルキー36
又は数字キー38に基づくキー入力情報によって受信チャ
ンネルが指定されると、この指定に基づいてチューナ21
の選局を制御する。また、マイコン23は、表示画面の画
質調整に関する各種制御も可能である。本実施例におい
ては、マイコン23は、オンスクリーン表示用の図示しな
い表示メモリを有している。
【0039】この表示メモリにはオンスクリーン表示す
るための各種表示データがそれらの表示位置の情報と共
に格納されている。マイコン23は、一連の文字コード等
の組み合わせによって構成される定型の表示データを表
示メモリから読出してそのまま出力することができる。
また、マイコン23は、読出した文字コードを組み合わせ
て各種表示データを作成して出力することもできる。ま
た、マイコン23は例えば表示画面上にカーソルを表示さ
せるための表示データについてはその表示位置の情報の
みを変更することができる。
【0040】マイコン23はリモコン受光部31又はTV本
体キー操作部32からのキー入力情報に基づく表示データ
をOSD文字発生器24に出力する。OSD文字発生器24
は、例えば,図示しないCGメモリ、ビデオRAM及び
制御部を有しており、マイコン23からの表示データをC
Gメモリを用いてドットデータに変換し、制御部によっ
て表示位置の情報に基づいてビデオRAMに格納する。
表示部は画面走査に対応させてビデオRAMからのビッ
トマップデータを読出す。これにより、OSD文字発生
器24は、表示データをオンスクリーン表示用のR,G,
B信号に変換してドライブ回路27に出力するようになっ
ている。
【0041】本実施例においては、表示制御部22は階層
構造のオンスクリーン表示(以下、階層表示という)が
可能となっている。そして、マイコン23は、複数の階層
の階層表示を同時に行うための表示データを作成可能で
ある。更に、マイコン23は、各階層の表示をずらしなが
ら、且つ、最上位の階層の階層表示(以下、第1面とも
いう)に第n階層の階層表示(以下、第n面ともいう)
までの階層表示を順次重ねて表示するための表示データ
を作成可能である。
【0042】図3は本実施例において採用される階層表
示を説明するための説明図である。
【0043】図3では、第1乃至第3面が表示されてい
ることが示されている。本実施例においては、各階層に
階層の名称を付し、第1面の左端部に階層名称表示を表
示するようになっている。マイコン23は、第1面の所定
の選択肢に対応する第2面を表示することがユーザー操
作によって指定されると、第1面の左端部を残して第2
面を第1面上に重ねて表示する。これにより、第2面の
具体的な選択肢についても表示される。更に、マイコン
23は第3面を表示する場合には、第2面の左端部を残し
て第2面上に重ねて表示する。図3では、第1乃至第3
面に付された名称が夫々ABC,DEF,GHIである
ことが示されており、また、第3面が第1乃至第4の選
択肢を有していることが示されている。
【0044】図4及び図5は本実施例で採用される階層
表示の各階層の選択方法を説明するための説明図であ
る。
【0045】図4では、第1面が2つの選択肢を有し、
第2面及び第3面が4つの選択肢を有している場合を示
している。本実施例においては、各階層の内容及び各選
択肢の内容に拘らず、各階層の選択を横の選択と規定
し、各階層内の選択肢の選択を縦の選択と規定する。そ
して、図5に示すように、横の選択及び縦の選択を夫々
左右カーソルキー40L,40R及び上下カーソルキー40
U,40Dに割当てるようになっている。
【0046】即ち、階層表示の表示中には、リモコン送
信機30の右カーソルキー40Rによって下位の階層への移
動を指示することができ、左カーソルキー40Lによって
上位の階層への移動を指示することができる。同様に、
リモコン送信機30の上カーソルキー40Uによって現在指
定している選択肢よりも上側の選択肢を指定することが
でき、下カーソルキー40Dによって下側の選択肢を指定
することができる。
【0047】次に、このように構成された実施例の動作
について図6及び図7を参照して説明する。図6は動作
フローを示すフローチャートである。また、図7は各階
層表示を示す説明図であり、図7(a),(b)は第1
面を示し、図7(c)は第2面までの表示を示してい
る。
【0048】RF信号はチューナ21に供給されて所定の
チャンネルが選局される。チューナ21からのIF信号は
IF回路25によって増幅された後、ビデオ回路26に与え
られて復調される。ビデオ回路26は復調映像信号をR,
G,B信号に変換してドライブ回路27を介してCRT28
に供給する。また、復調映像信号は偏向回路29に与えら
れ、偏向回路29はCRT28の水平及び垂直偏向を制御す
る。これにより、入力されたRF信号に基づく画像が表
示画面上に表示される。
【0049】ここで、ユーザーが受信チャンネルの表示
画像の画質を調整するものとする。この場合には、ユー
ザーは例えばリモコン送信機30のメニューキー43を押下
操作する。リモコン送信機30はメニューキー43に基づく
キー入力情報を生成し、赤外光のリモコン信号に変換し
て出射する。リモコン信号はリモコン受光部31において
受光され、デコードされてキー入力情報が表示制御部22
のマイコン23に与えられる。
【0050】マイコン23は、図6のステップS1 におい
て、キー入力を検出している。マイコン23は、キー入力
情報によってメニューキー43が操作されたことを検出す
ると処理をステップS2 に移行して、メニュー表示及び
カーソルの表示を行う。即ち、マイコン23は、図7
(a)に示すメニュー表示51を表示させるための表示デ
ータ及びメニュー表示51上に網線模様のカーソル52を表
示させるための表示データを作成してOSD文字発生器
24に出力する。
【0051】OSD文字発生器24は表示データをビット
マップデータに変換してビデオRAMに格納すると共
に、ビデオRAMのビットマップデータを画面走査に対
応させて読出すことにより、表示データをR,G,B信
号に変換してドライブ回路27に出力する。ドライブ回路
27はビデオ回路26からの受信チャンネルのR,G,B信
号にメニュー表示51のためのR,G,B信号を合成して
CRT28に供給する。こうして、CRT28の表示画面上
には、受信チャンネルの映像上に図7(a)に示すメニ
ュー表示51が表示される。
【0052】図7(a)のメニュー表示51は、選択肢と
して「音声調整」、「画質調整」、「BS調整」及び
「チャンネル設定」の4つのメニュー項目54を有してお
り、現在カーソル52によって「音声調整」が指定されて
いることが示されている。また、メニュー表示51は、全
階層表示のうちの最上層のメニュー表示であることを示
す名称表示53及び4つの選択肢の選択方法を示すヘルプ
表示55を有している。
【0053】ユーザーはメニュー項目54のうちの画質調
整を選択する。本実施例においては、選択肢の選択は上
下のカーソルキー40U,40Dを用いるようになってい
る。即ち、ユーザーはリモコン送信機30の下カーソルキ
ー40Dを押下操作する。マイコン23は、ステップS3 に
おいて下カーソルキー40Dのキー操作に基づくキー入力
情報が入力されたことを検出すると、ステップS4 でカ
ーソル52の表示位置をメニュー項目54のうちの「画質調
整」の表示上に変更する。マイコン23からの表示データ
はOSD文字発生器24によってR,G,B信号に変換さ
れ、表示画面上には図7(b)に示すメニュー表示51が
表示される。図7(b)はカーソル52がメニュー項目54
の「画質調整」の表示上に位置することを示している。
【0054】なお、ここでユーザーが上カーソルキー40
Uを操作すると、メニュー表示51上のカーソル52は「音
声調整」の表示上に移動する。
【0055】このように、ユーザーは、下カーソルキー
40D又は上カーソルキー40Uを操作することにより、メ
ニュー項目54の指定を変更することができる。
【0056】こうして、カーソル52によって「画質調
整」を指定した後に、ユーザーが次の階層表示、即ち、
画質調整に関する表示を表示させるものとする。この場
合には、ユーザーはリモコン送信機30の右カーソル40R
を押下操作する。この押下操作に基づくキー入力情報は
マイコン23に供給され、マイコン23はステップS5 にお
いて左右方向のカーソルキーが操作されたことを検出
し、次のステップS6 において右カーソルキーの操作か
左カーソルのキーの操作かを判断する。この場合には、
右カーソルキー40Rの操作であるので、マイコン23は次
のステップS7 に移行して、右カーソルキー40Rが押さ
れた回数をカウントする。次のステップS8において
は、マイコン23は押された回数に相当する下位の階層表
示が存在するか否かを判断する。存在しない場合には、
マイコン23はステップS10において最下位の階層表示を
表示させる。存在する場合には該当する階層の階層表示
を表示させる。
【0057】この場合には、ユーザーが1回だけ右カー
ソルキー40Rを操作しているので、マイコン23はステッ
プS9 において、1つ下の階層、即ち、第2面を表示さ
せる。マイコン23は図示しない表示メモリに格納されて
いるデータを用いて、図7(c)に示すオンスクリーン
表示を表示させるための表示データを作成する。この表
示データはOSD文字発生器24によってR,G,B信号
に変換され、画面上には図7(c)に示す階層表示56が
表示される。
【0058】図7(c)に示すように、階層表示56は第
1面の一部57と第2面58とを有している。第1面の一部
57には、現在選択されている階層表示よりも上位の階層
表示の名称を示す階層名称表示59が表示されている。第
2面58は選択項目として「ユニカラー」、「明るさ」、
「色あい」及び「色の濃さ」の4つの調整項目60及びヘ
ルプ表示55を有している。図7(c)では、カーソル52
によって調整項目60のうちの「ユニカラー」が指定され
ていることが示されている。また、階層表示56の下端に
は階層を移動させるための操作を示すヘルプ表示61も表
示されている。
【0059】更に、ユーザーが右カーソルキー40Rを押
下操作すると、マイコン23はステップS5 乃至S9 によ
って、次の第3面、即ち、現在カーソル52が指定してい
るユニカラーについての図示しない調整項目を表示す
る。なお、この場合には、第3面の左側には、図7
(c)と同様に、第1面の一部57が表示される他に、階
層名称表示が表示された第2面の一部も表示される。
【0060】ここで、ユーザーが図7(c)の階層表示
56が表示されている状態で、左カーソルキー40Lを押下
操作するものとする。この場合には、マイコン23はステ
ップS6 から処理をステップS11に移行して、押された
回数をカウントする。次いで、マイコン23はステップS
12において、カウントした回数分に相当する上位の階層
表示が存在するか否かを判断する。存在しない場合に
は、マイコン23は、ステップS14において最上位、即
ち、図7(a)のメニュー表示51を表示させる。存在す
る場合には、マイコン23は、ステップS13において左カ
ーソルキー40Lが押された回数だけ上位側の階層表示を
表示する。こうして、図7(a)に示す第1面のメニュ
ー表示51が表示される。
【0061】このように、本実施例においては、左右の
カーソルキー40L,40Rを押下操作することにより、階
層を移動させて表示することができ、また、上下のカー
ソルキー40U,40Dを押下操作することにより、階層内
の選択肢の指定を変更することができる。階層の選択を
横の選択とし、選択肢の選択を縦の選択として、直感的
に判断しやすい上下左右のカーソルキーにこれらの機能
を割当てているので、ユーザーはヘルプ表示を必要とす
ることなく容易に操作することができる。更に、図3で
は各階層の階層表示を上位側から下位側に向かって左か
ら右側に水平方向に順次配列し、階層内の選択肢を垂直
方向に配列している。即ち、カーソルキーの方向と選択
方向とを一致させているので、キー操作の直感的な理解
が一層容易である。しかも、現在表示されている階層表
示の内容に拘らず、また、選択肢の内容に拘らず、操作
を上下左右のカーソルキーのみに割当てるという統一的
な操作方法を採用しているので、操作が極めて容易であ
る。
【0062】また、第2面以降の階層表示を表示する場
合には、階層名称表示を有する全ての上位の階層表示を
同時に表示させているので、操作の履歴が明らかとな
り、現在表示されている階層が第何面の表示であるかを
容易に把握することができる。
【0063】図8は階層表示の変形例を示す説明図であ
る。
【0064】図8の例においても、複数の階層表示をず
らしながら同時に表示する。この場合には、表示画面の
左上端から水平右方向及び垂直下方向にずらしながら、
第1面から順次配列する。図8では、第1乃至第3面の
階層名称表示を横書きとしており、夫々「アイウ」、
「カキクケ」及び「サシス」であることが示されてい
る。また、第3面の「サシス」は第1乃至第4の4つの
選択肢を有していることが示されている。
【0065】図9は本発明の他の階層表示方法を示すフ
ローチャートである。図1及び図6の実施例において
は、上下左右のカーソルキーのみによって階層及び選択
肢の選択をおこなったが、本実施例は上下左右のカーソ
ルキーの操作後に実行キーを押下操作することにより、
処理を行うようにしたものである。本実施例において
も、図3又は図8と同様の表示を採用する。即ち、第1
層から選択している階層までの階層表示を階層順に同時
に表示すると共に、選択している階層よりも上位の階層
表示については、階層名称表示を有する一部のみを表示
する。
【0066】図9のステップS1 において、メニューキ
ーが操作されたことを検出すると、次のステップS21に
おいて所定のメニュー表示を行うと共に、階層カーソル
と選択肢を指定するための選択カーソルとを表示する。
階層カーソルは、各階層を指定するためのものであり、
例えば、階層名称表示上の網線模様によって表示され
る。この階層カーソルは左右カーソルキーによって移動
させることができる。また、選択カーソルは上下カーソ
ルキーによって移動させることができる。
【0067】図10及び図11は本実施例における階層
表示の一例を示す説明図である。
【0068】図10においては、第1乃至第3面の階層
名称表示が夫々「アイウ」、「カキクケ」及び「サシ
ス」であり、現在第3面「サシス」が選択されているこ
とが示されている。そして、階層カーソル75によって第
2面が指定されていることが示されている。また、第3
面は4つの選択肢77を有しており、選択カーソル76によ
って選択肢77中の2番目の選択肢が指定されていること
が示されている。
【0069】一方、図11においては、階層カーソル75
によって現在選択中の第3面が指定されていることが示
されている。
【0070】ここで、ユーザーが上下カーソルキーを操
作すると、ステップS22から処理をステップS23に移行
して階層カーソル75が現在選択中の階層を示しているか
否かを判断する。図10の状態で上下カーソルキーが操
作された場合には、ステップS22に戻り、再度キー入力
を待つ。図11の状態で上下カーソルキーが操作された
場合には、ステップS24において選択カーソルを上又は
下に移動させて、ステップS25で実行キーを押すように
促す表示を行う。例えば、図7のヘルプ表示55に代えて
「実行キーを押す」というメッセージを表示させる。
【0071】本実施例においては、実行キーが押下操作
されるまでは、他の階層に移動しない。ユーザーが図1
1の状態で実行キーを押下操作すると、処理はステップ
S22からステップS26,S27,S28を介してステップS
29に移行して、階層カーソル75が選択中の階層を示して
いることを判断して、ステップS30に移行する。ステッ
プS30では指定された選択肢、即ち、選択肢77のうちの
2番目の選択肢によって示される階層に移動する。一
方、ユーザーが図10の状態で実行キーを押下操作する
と、ステップS29において、階層カーソル75が選択中の
階層を示していないことを判断して、処理はステップS
31に移行する。ステップS31では階層カーソル75によっ
て指定された階層、即ち、第2層に移動して、第2面ま
でを表示させる。
【0072】次に、ユーザーが左カーソルキーを押下操
作するものとする。この場合には、処理をステップS22
からステップS26に移行し、次のステップS32において
押された回数をカウントする。次のステップS33では、
押された回数に相当する上位の階層が存在するか否かが
判断される。存在しない場合にはステップS35で階層カ
ーソル75を最上層に移動させ、存在する場合にはステッ
プS34において階層カーソル75は回数分上位に移動させ
る。例えば、図11の状態でユーザーが左カーソルキー
を1回押下操作すると、階層カーソル75は移動して、現
在選択中の階層を変更することなく、図10に示す階層
表示状態となる。
【0073】次に、ユーザーが右カーソルキーを押下操
作するものとする。この場合には、処理はステップS27
からステップS36に移行して階層カーソルが現在選択中
の階層を示しているか否かを判断する。図11の状態で
ユーザーが右カーソルキーを押下操作した場合には、処
理を行うことなくステップS22に戻ってキー入力待ちと
なる。
【0074】階層カーソルが現在選択中の階層を示して
いない場合には、ステップS37において押された回数が
カウントされ、ステップS38において押された回数に相
当する下位の階層表示が行われているか否かを判断す
る。回数に対応する下位の階層表示が存在する場合に
は、階層カーソルを対応する階層に移動させ、存在しな
い場合にはカーソルを選択中の階層に移動させる。例え
ば、図10の状態でユーザーが右カーソルキーを押下操
作すると、ステップS39において階層カーソル75が第3
面に移動し、図11に示す階層表示が行われる。
【0075】このように構成された実施例においては、
実際に階層を移動させる前に、階層の移動を指定する。
実行キーを押すまでは階層が移動しないので、階層構造
を確認しながら、移動を指定することができる。即ち、
例えば、数階層上位の階層に移動させる場合において
も、左カーソルキーの操作と共に階層が移動して、表示
される階層数が少なくなることがなく、ユーザーが階層
構造を把握しにくくなることが防止される。
【0076】また、図9においては、カーソルキーの押
された回数をカウントして、カーソルを選択された階層
へ移動させるものであるが、カーソルキーの押された回
数が階層数よりも多いときは、表示を変えずに『ここま
での階層はありません』というように、その旨を表示さ
せてもよい。
【0077】図12は階層表示の他の変形例を示す説明
図である。
【0078】図3及び図8の階層表示においては、現在
選択している階層とその上位側の階層の階層表示とを同
時に表示している。これにより、上述したように、選択
の履歴が明らかとなるが、図12の例においては、現在
選択している階層以降の階層についても同時に表示する
ようになっている。
【0079】即ち、この例では、所定の選択肢を選択し
た場合の全階層を示す全階層表示71と現在選択している
階層の階層表示72とが同時に表示される。現在選択して
いる階層は全階層表示71中の斜線で示すカーソル73によ
って示される。そして、ユーザーが第1面から順次以降
の階層表示を選択することにより、左から右側に順次階
層名称表示を含む階層表示を表示すると共に、現在選択
されている階層の下位の全ての階層の階層表示を表示す
る。この場合には、ユーザーが下位側の階層を選択する
毎に、各面の表示の縦寸法を大きくすると共に、現在選
択している階層以降の階層表示は縦寸法を順次小さくす
る。
【0080】なお、現在選択している階層以降の階層表
示については、例えば、前回の選択操作において選択し
た選択肢についての階層表示を表示させる。また、例え
ば、最上段に表示された第1選択肢を選択した場合の階
層表示を表示させてもよい。
【0081】図12の例では、第1乃至第3面の階層名
称表示が夫々「AFG」、「BHI」及び「CJK」で
あり、カーソル73で示す第3面が具体的な階層表示72と
して表示されていることが示されている。この第3面ま
でがユーザー操作によって選択された階層表示である。
なお、図12では、第3面の所定の選択肢についての第
4面が「DLM」で、更に、第4面の所定の選択肢につ
いての第5面が「END」であることが示されている。
この場合には、第5面が最下位層である。
【0082】このように構成された変形例においては、
階層名称表示を含む各階層表示の縦寸法によって、図3
の例と同様に、第1面からの操作の履歴を容易に把握す
ることができる。更に、この例では、常に全階層の階層
表示が表示されており、ユーザーは、選択していない下
位の階層も含めて、階層構造を容易に把握することがで
きる。
【0083】なお、この変形例を図6及び図9のいずれ
の階層表示方法にも適用することができることは明らか
である。
【0084】なお、以上の説明では、カーソル移動によ
り各選択肢を選ぶ方法を述べたが、カーソルのほかに選
ばれた選択肢の文字色を変えたり、フラッシングさせた
りして他の選択肢と区別する方法を用いてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1,
8,9,10によれば、操作を簡単化すると共に規格化
することにより、操作性を向上させることができるとい
う効果を有する。
【0086】また、本発明の請求項4,7,9,10に
よれば、階層内の現在位置及び操作の履歴を容易に認識
可能とすることにより、操作性を向上させることができ
るという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオンスクリーンディスプレイ装置
が組込まれたテレビジョン受像機を示すブロック図。
【図2】図1中のリモコン送信機を示す説明図。
【図3】実施例において採用されている階層表示方法を
説明するための説明図。
【図4】実施例において採用されている階層表示方法を
説明するための説明図。
【図5】実施例において採用されている階層表示方法を
説明するための説明図。
【図6】実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図7】実施例の動作を説明するための説明図。
【図8】階層表示方法の変形例を説明するための説明
図。
【図9】本発明の他の実施例に係る階層表示方法を示す
フローチャート。
【図10】図9の実施例を説明するための説明図。
【図11】図9の実施例を説明するための説明図。
【図12】本発明の他の階層表示方法を示す説明図。
【図13】OSD機能による画面表示を説明するための
説明図。
【図14】OSD機能による画面表示を説明するための
説明図。
【符号の説明】
22…表示制御部、23…マイコン、24…OSD文字発生
器、30…リモコン送信機

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 階層構造が規定された複数の階層表示に
    対する第1の選択操作によって前記複数の階層表示のう
    ちの所定の階層の階層表示を選択する手段と、 前記複数の階層表示のうちの所定の階層表示に含まれる
    複数の選択肢に対する第2の選択操作によって前記複数
    の選択肢のうちの1つを指定する手段とを具備し、 前記第1の選択操作は、第1の方向を示す操作手段によ
    って行い、前記第2の選択操作は、第2の方向を示す操
    作手段によって行うことを特徴とする階層表示方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の方向は左右方向であり、前記
    第2の方向は上下方向であることを特徴とする請求項1
    に記載の階層表示方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の方向を示す操作手段は、左右
    のカーソルキーであり、前記第2の方向を示す操作手段
    は、上下のカーソルキーであることを特徴とする請求項
    1に記載の階層表示方法。
  4. 【請求項4】 階層構造が規定された複数の階層表示の
    うち最上位の階層表示からユーザー操作に基づく所定階
    層の階層表示までを階層順に配列して同時に表示させる
    ことを特徴とする階層表示方法。
  5. 【請求項5】 同時に複数の階層表示を表示させる場合
    には、各階層の名称を示す表示を含む各階層表示の一部
    が表示されるように、各階層表示をずらしながら下位の
    階層を上位の階層に重ねて表示することを特徴とする請
    求項4に記載の階層表示方法。
  6. 【請求項6】 同時に表示する複数の階層表示の配列方
    向を前記第1の方向に一致させることを特徴とする請求
    項4に記載の階層表示方法。
  7. 【請求項7】 階層構造が規定された複数の階層表示を
    階層順に配列して同時に表示させると共に、ユーザー操
    作に基づいて選択された階層までの階層表示と選択され
    ていない下位側の階層の階層表示とを異なる表示状態で
    表示させることを特徴とする階層表示方法。
  8. 【請求項8】 階層構造が規定された複数の階層表示に
    対する第1の操作によって前記複数の階層表示のうちの
    所定の階層の階層表示を指定する手段と、 前記複数の階層表示のうちの所定の階層表示に含まれる
    複数の選択肢に対する第2の操作によって前記複数の選
    択肢のうちの1つを指定する手段と、 第1又は第2の操作によって指定された階層又は選択肢
    の階層表示を第3の操作によって選択する手段とを具備
    したことを特徴とする階層表示方法。
  9. 【請求項9】 階層構造が規定された複数の階層表示を
    表示画面上に表示可能な表示手段と、 前記複数の階層表示のうちの所定の階層の階層表示を選
    択するための第1の操作部と、 前記複数の階層表示のうちの所定の階層表示に含まれる
    複数の選択肢を指定するための第2の操作部と、 前記第1及び第2の操作部の操作に基づいて、前記複数
    の階層表示のうち選択された階層までの階層表示を最上
    位から順次配列して表示させる制御手段とを具備したこ
    とを特徴とするオンスクリーンディスプレイ装置。
  10. 【請求項10】 階層構造が規定された複数の階層表示
    を表示画面上に表示可能な表示手段と、 前記複数の階層表示のうちの所定の階層の階層表示を指
    定するための第1の操作部と、 前記複数の階層表示のうちの所定の階層表示に含まれる
    複数の選択肢を指定するための第2の操作部と、 前記第1及び第2の操作部によって指定された階層又は
    選択肢を選択するための第3の操作部と、 前記第3の操作部の操作に基づいて、前記複数の階層表
    示のうち選択された階層までの階層表示を最上位から順
    次配列して表示させる制御手段とを具備したことを特徴
    とするオンスクリーンディスプレイ装置。
  11. 【請求項11】 前記第1及び第2の操作部は、夫々左
    右のカーソルキー及び上下のカーソルキーであることを
    特徴とする請求項9又は10のいずれかに記載のオンス
    クリーンディスプレイ装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007502591A (ja) * 2003-05-20 2007-02-08 トムソン ライセンシング エレメントのリストでナビゲートするための方法、リストにおけるエレメントの選択のためのオーディオビジュアルレシーバ
JP2011065482A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Olympus Corp 非破壊検査装置
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CN106445597A (zh) * 2016-09-28 2017-02-22 依偎科技(南昌)有限公司 一种应用下载方法、终端、服务器及系统

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