WO1997020090A1 - Materiau absorbant les liquides et son procede de preparation - Google Patents

Description

明細書 液体吸収体及びその製造方法 技術分野

本発明は、 液体吸収体及びその製造方法に関す る 背景技術

従来、 液体吸収体 と して は、 天然セル ロ ー ス維維や合成維維を吸収維 維 と して使用 した り 、 あ る いは、 液体吸収体に難燃性が要求 され る場合 には難燃性繊維を吸収繊維 と して使用 して き た。

上記の難燃性が要求される液体吸収体は、 特に、 イ ン ク 噴射型プ リ ン 夕 に使用 されて いる。 即ち、 こ のプ リ ン 夕 は、 印字用 イ ン ク を瞬間的 に 加熱 し沸騰 さ せ印字ュニ ッ 卜 の多数の小孔か ら該ィ ン ク を噴出 さ せ印字 を行 う もの であ り 、 高温にな り がちな印字ュニ ッ 卜 の表面に付着 した廃 イ ン ク を吸収す る ために、 難燃性の液体吸収体を印字ュニ ッ ト の復帰位 置に設け る も の であ る。

尚、 上記の イ ン ク 噴射プ リ ン タ は、 最近、 持 ち運びが可能なハ ンデ ィ タ イ プが増加 して いる。 こ の よ う なプ リ ン タ は コ ンパク ト 化されて い る ため内部空間が極めて小さ い。 従 っ て、 体積の小 さ な廃イ ン ク を吸収す る液体吸収体が要求されて いる 。

しか し、 従来の液体吸収体においては、 廃イ ン ク を吸収する と 膨潤 し 液体吸収体の体積が増大 して し ま う 。 従 っ て、 液体吸収体の膨潤時の体 積の増大を考慮 し小さ な体積の液体吸収体を装着 しなければな らず、 結 局、 液体吸収体に吸収でき る絶対吸液量が小さ く な っ て し ま う と い う 問 題点があ っ た。 さ ら に、 上記ハ ンデ ィ タ イ プの プ リ ン タ を持ち運ぶ際に、 液体吸収体 か ら一度吸収 し たイ ン ク が漏出す る おそれがあ る 。 特に、 従来の液体吸 収体は垂直に 吊 り 下げた状態に置かれ る と漏出 しゃすい。 こ の 問題を解 決す る ために は垂直吸液保持量を向上す る必要があ り 、 従来、 以下の 2 通 り の手段が存在する。

第 1 に、 シー ト を高密度化す る手段があ る。 しか し、 当該手段では、 液体吸収体の鏃維空隙が減少する ため絶対吸液量が減少 して し ま う と い う 問題点があ っ た。

第 2 に、 液体吸収体に高吸収性繊維や高吸収性樹脂等を混合す る手段 があ る。 しか し、 高吸収性繊維や高吸収性樹脂等は膨潤性が悪 く 、 膨潤 時の体積が増大 して し ま う と い う 問題点があ っ た。

本発明は前記の点に鑑み、 膨潤性 と垂直吸液保持量に優れ る と共に、 量産に適 し且つ製造コ ス 卜 が低廉であ る液体吸収体及びその製造方法を 提供する こ と に あ る。 発明の 開示

請求の範囲第 1 項記載の発明 に係 る液体吸収体は、 天然セ ル ロ ー ス繊 維及び /ま たは合成鏃維を主体と した乾式マ ッ ト 状の ゥ プ吸収体であ つ て、 前記各繊維相互間の少な く と も一部に増粘性物質を介在さ せる と 共に、 こ の増粘性物質を熱融着性物質を介 して前記繊維に固着 させて成 る こ と を特徴 とする。

上記液体吸収体の維維空隙中 に液体が取 り 込ま れる と 当該液体の粘度 は増粘性物質に よ り 急速に高め られ る 。 従っ て、 吸液 した液体吸収体を 垂直に 吊 り 下げて も液体が漏出する こ とがない。 ま た、 膨潤性に優れ、 吸液後で も体積の増加はほ と ん ど見 られない。

増粘性物質は熱融着性物質に よ り 天然セ ル ロ ー ス繊維及び Zま たは合 成鏃維に固着す る 。 従 っ て 、 増粘性物質は繊維状、 粉体状の何れ も使用 可能であ る。 ま た、 熱融着性物質に よ り 固着 される ため、 増粘性物質が 天然セ ル ロ ー ス繊維及び / ま た は合成繊維か ら脱落す る こ とがな い。

ま た、 天然セ ル ロ ー ス繊維及び Zま たは合成繊維を液体吸収繊維と し て いる ため原料費が安価であ り 製造コ ス ト が低廉であ る。

こ の よ う に、 本発明に よれば、 増粘性物質を使用す る こ と に よ り 、 優 れた膨潤性が得 られる。 従 っ て 、 吸液後の体積増加をほ とん ど考慮.する 必要が無いため、 液体吸収体に許 された スペー ス と略同等の体積を有す る液体吸収体を設け る こ とができ る。

さ ら に、 本発明 に よれば、 増粘性物質を使用する こ と に よ り 、 優れた 垂直吸液保持量を確保でき る。 従 っ て、 ハ ンデ ィ タ イ プのイ ン ク 噴射型 プ リ ン タ 等に装着 して も、 持ち運びの際に、 既に吸収 された液体が漏出 す る こ と がな い。

さ ら に、 本発明 に よれば、 熱融着性物質の融解に よ る粘着性に よ り 増 粘性物質を支持繊維に固着する ため二一 ドルパンチ等を使用する必要が な い。 ま た、 一連の工程に よ り 製造可能であ る ため量産に適す る。

さ ら に、 本発明 によれば、 熱融着性物質を使用する ため、 増粘性物質 と難燃性物質を同一工程で同時に支持繊維に固着する こ とができ る。 さ ら に、 本発明 によれば、 熱融着性物質に よ り 增粘性物質を天然セル ロ ー ス繊維等の安価な支持繊維と 固着でき るため、 製造コ ス 卜 が低廉で あ る。

請求の範囲第 1 4 項記載の発明に係る液体吸収体は、 難燃性繊維を主 体 と し た乾式マ ツ 卜 状の ゥ ブ吸収体であ っ て、 前記難燃性繳維間の少 な く と も一部に増粘性物質を介在させる と共に、 こ の増粘性物質を熱融 着性物質を介 して前記難燃性繊維に固着させて成る こ とを特徴 とす る。 上記の請求の範囲第 1 項記載の発明 と 同様に、 垂直吸液保持量及び膨 潤性に優れ、 さ ら に、 難燃性繊維を吸収体と して いる た め難燃性に も優 れ る と いう 利点があ る。

請求の範囲第 2 7 項記載の発明に係 る液体吸収体は、 天然セルロ ー ス 繊維及びノ ま たは合成繊維を主体と した乾式マ ッ 卜 状の ゥ プ吸収体で あ っ て、 前記各維維相互間の少な く と も一部に難燃性物質及び増粘性物 質を介在さ せる と共に、 こ の難燃性物質及び増粘性物質を熱融着性物質 を介 して前記維維に固着さ せて成る こ と を特徴 とする。

本発明は、 上記請求の範囲第 1 4 項記載の発明の難燃性繊維の代わ り に、 天然セ ル ロ ー ス繊維及び /ま たは合成纔維に難燃性物質を熱融着性 物質で固着 した ものを使用す る。 難燃性繊維に比べる と原料費が安価で あ り 製造コ ス 卜が低廉であ る 。 図面の簡単な説明

第 1 図は、 本発明の実施の形態に係 る液体吸収体の断面図であ り 、 第 2 図は、 本発明の液体吸収体の製造工程を示す説明図であ る。 発明を実施す る ための最良の形態

本発明に係 る実施の形態の液体吸収体について詳細 に説明する 。 図 1 は本実施の形態の液体吸収体の断面図であ る。

符号 1 は本実施例の表面 シ ー ト 3 及び裏面シ 一 ト 4 の間に吸収体層 2 を配設 してな る液体吸収体であ る。 該吸収体層 は主支持繊維と熱融着性 物質 と増粘性物質 と か ら実質的に構成す る。 こ の液体吸収体はィ ン ク 噴 射型プ リ ン 夕 の廃ィ ン ク の吸収に好適であ るが、 その使用用途はィ ン ク 噴射型プ リ ン 夕 に限 られな い。

上記主支持繊維は、 任意の天然セルロ ー ス鏃維及び合成繊維が使用可 能であ る。 例えば、 木材パルプ、 リ ン タ ー 、 そ の他各種の非木材植物織 維等が包含 さ れ る 。

熱融着性物質 と し て は熱融着性繊維や熱融着性粉体が含 ま れ る 。 熱融 着性繊維 と 熱融着性粉体を混合 し て用 いて も 良 い。 ま た 、 こ れ ら 熱融着 性物質 と し て は 、 ポ リ エチ レ ン 、 エチ レ ン 酢酸 ビュル、 共重合体ポ リ ア ミ ド及び共重合体ポ リ エ ステ ルの 群か ら 選ばれた 少な く と も 1 員 であ る こ と が望 ま し い。 ま た、 熱融着性粉体 と し て は 7 0 メ ッ シ ュ パ ス 品が好 適であ る 。 こ れ よ り 大 き な拉子で は 同 じ量の樹脂を混合 し た場合接着点 が減少 し効率が悪 く 、 ま た、 こ れ よ り 小 さ な粒子では各種原料を空気中 で混合、 解維 し て ゥ X ブを形成す る 際に裏面 シ 一 卜 ゃ メ ッ シ ュ コ ンペ ャ を通過 し て し ま い繊維間 に定着 し な いか ら であ る 。

上記熱融着性維維 と し て 、 芯部であ る ポ リ プ ロ ピ レ ン繊維 （ 融点 1 6 0 て ） を被覆層 であ る ポ リ エチ レ ン層 （ 融点 1 3 0 て ） で被覆 し た複合 繊維であ っ て も 良 い。 複合繊維を使用す る場合に は、 外側の被覆層が溶 融 し芯部は溶融 し な い温度、 例え ば 1 4 0 ての熱風を加え て 被覆層の み を溶融す る 。 こ の場合、 芯部は溶融 しな いため安定 し た雄維 と し て残存 して い る の で強固 な不織布を得 る こ と がで き る 。

上記熱融着性鏃維及び熱融着性複合繊維は、 液体吸収体全体の難燃性 を向上 さ せ る た め に難燃性であ る こ とが好 ま し い。 熱融着性複合繊維 と し て は、 ォ レ フ ィ ン 系難燃化熱融着性複合維維であ る チ ッ ソ 株式会社製 の商 品名 E S G 3 デニ ー ル （ 5 m m長 ） 等が好適であ る 。

上記難燃性物質は、 公知の難燃性物質であれば使用 可能であ る 。 例 え ば、 粉体の硼酸や硼砂は安全性に優れ る と 共 に安価であ る と い う 点で好 適であ る 。 ま た 、 含水性の 高 い高吸水性樹脂 と し て販売 さ れて い る ポ リ ァ ク リ ル酸ナ ト リ ウ ム架橋体等 も 良好な難燃性付与剤 と し て働 く 。 こ の 種の樹脂の 市販品 と して 、 粉体状の も の と し て は、 ア ク ア リ ッ ク （ 日 本 触媒化学） 、 ダイ ヤ ゥ エ ツ 卜 （ 三菱化学 ） 、 ァ ロ ンザ ッ プ （ 東亜合成） 、 ア ク ア リ ザー ブ G P ( 日 本合成） 、 ス ミ カ ゲル （住友化学） 、 サ ン ゥ ェ ッ 卜 （ 三洋化成） 、 ァ ラ ソ 一 ブ （ 荒川化学） 、 D r y t e c h ( ダ ウ ケ ミ カ ノレ） 、 F a v o r ( ス ト ッ ク ハ ウ ゼ ン ） 等が あ る 。 ま た 、 繊維状の も の と し て は、 ベノレオ ア シ ス （ 鐘紡） 、 F i b e r s o r b ( C a m e 1 o t ) 等があ る 。

尚 、 難燃性物質の 配合は イ ン ク 噴射型プ リ ン タ の よ う に液体吸収体 に 難燃性が要求 さ れ る 場合に は有効であ るが、 そ う でな い場合 に は こ れを 配合す る 必要はな い。

増粘性物質 と し て は 、 公知の増粘性物質であれば使用可能で あ る 。 例 えば、 力 ノレボキ シ ノレ . メ チ ノレ · セ ノレ ロ ー ス （ C M C ) 、 ポ リ ビニノレア ル コ 一 ノレ （ P V A ) 、 ポ リ ア ク リ ル酸 ソ 一 ダあ る いはポ リ エチ レ ン ォ キサ ィ ド （ P E 0 ) が好適であ る 。 こ れ ら 増粘性物質は、 少量で優れ た増粘 性が得 ら れ 、 ま た常温水に お け る溶解性、 及び安価であ る と い う 点 に お いて優れて い る 力、 ら であ る 。

本発明の液体吸収体は、 前記天然セ ル ロ ー ス繊維を 3 0 〜 9 0 重量部、 前記熱融着性物質を 7 0 〜 1 0 重量部 に対 し、 増粘性物質を全体の 1 0 〜 5 0 % に な る よ う に配合す る こ と が、 絶対吸液量を確保 しつつ吸収 さ れた液体に十分な粘度を与え る こ と がで き る 。 しか し 、 こ の 量は制 限的 な意味を持つ も の で はな く 、 こ の よ う に して作 られ る 吸収体が、 充分な 強度を有 し所定の增粘性を確保でき る 限 り 、 如何な る 量の増粘性物質 を 支持繳維 に添加 して も 良い。

ま た 、 上記液体吸収体の 見かけ 密度を 0 . 0 8 〜 0 . 5 _g Z c c にす る こ と が好適で あ る 。 見かけ 密度を 0 . 0 8 g / c c 未満にす る と 空隙 が大き く な り す ぎ、 粉粒体状の増粘性物質や難燃性物質を 固 定 し に く く 脱落が多 く な る た め商 品 と して不適格 にな る か ら で あ る 。 一方、 見かけ 密度が 0 . 5 g / c c を越え る 場合 に は空隙が少な く な り す ぎ る ため、 絶対吸液量が不十分 と な っ て し ま う か ら であ る 。

本発明 に係 る 液体吸収体の製造方法は図 2 に示す諸工程か ら な る 。 ま ず、 卷取パルプ 5 か ら 提供 さ れ粗砕機 6 に よ り 粗砕 さ れ た天然セル 口 一 ス繊維 と 、 難燃性複合繊維定量 フ ィ 一 ダ Ί に よ り 供給 さ れ た所定量の 難 燃性複合維維 と 、 ポ リ エチ レ ン 粉体定量フ ィ ー ダ 8 に よ り 供給 され た所 定量の ポ リ エチ レ ン粉体 と 、 増粘性繊維 /粉体定量フ ィ ー ダ 9 に よ り 供 給 さ れた所定量の增粘性繊維 Z粉体 と 、 難燃性粉体定量フ ィ ー ダ 1 0 に よ り 供給 さ れ た所定量の 難燃性粉体 と が精砕機 1 2 に搬送 さ れ空気中 で 混合、 解繊 さ れ る 。 こ の混合物 は難燃性不織布裏面 シー ト フ ィ ー ド 1 1 か ら 供給 さ れサ ク シ ョ ン ボ ッ ク スを有す る メ ッ シ ュ コ ンペャ 上に緣出 さ れ た裏面 シ一 卜 上に積層 さ れ る 。 尚、 こ の難燃性不織布裏面 シ一 ト 及び 後述す る 難燃性不織布表面 シ一 ト は難燃性で通気性の あ る 1 0〜 1 0 0 g / 2の不織布であ る 。

裏面 シー 卜 上に積層 さ れ た混合物は マ ツ ト ホ ー マ一 1 3 に よ り マ ツ ト と す る 。 さ ら に 、 こ の マ ッ ト の 上に難燃性不織布表面 シー ト フ ィ ー ド 1 4 か ら 供給 さ れ た表面 シ一 卜 が積層 さ れ加熱炉 1 5 に搬送 さ れ る 。 次に、 加熱炉 1 5 に お いて難燃性複合維維及びポ リ エチ レ ン粉体の 融点以上 に 加熱す る。 マ ツ ト が高温 に な り 難燃性複合繊維及びポ リ エチ レ ン粉体が 融解 し粘着性が生 じ た と き に、 表裏面 シ一 卜 を積層配置 し た マ ツ ト をプ レ ス ロ ー ノレ 1 6 に搬送 しプ レ スす る。 プ レ ス に よ り ウ ェ ブが形成 さ れ る と 共に 、 増粘性織維 Z粉体及び難燃性粉体が ゥ X ブ中 に固着 さ れ る 。 こ う し て得 ら れた ウ ェ ブ は適宜の 大 き さ に加工す る た め平判 カ ッ タ ー 1 7 に よ り カ ツ 卜 し 、 積取機 1 8 に よ り 積取 る 。

( 実施例 1 )

難燃性ス ルフ ア ル ミ ン酸 グァ ニ ジ ン系を 3 0 %含む乾式パルプ不織布 5 0 g / m 2 を表裏面 シー ト と し、 吸収層 に針葉樹パルプ 1 3 0 0 g / m 2、 ォ レ フ ィ ン 系難燃化熱融着性複合維維 （チ ッ ソ 株式会社製 . 商品 名 E S G 3 デニ一 ノレ 5 m m長） 6 0 0 g / m 2、 ポ リ エチ レ ン系粉体 （宇 部興産株式会社製 ' 商品名 U M 8 4 2 0 ) 5 0 g / m 2、 粉体状増粘性 物質 と し て カ ノレ ボ キ シ ル ' メ チ ノレ ' セ ル ロ ー ス （ C M C ) ( ダ イ セ ノレ化 学工業株式会社製 ' 商品名 C M C ダイ セ ル # 2 2 0 0 ) 5 0 g / m 2、 粉体状難燃性物質 と して硼砂 （ U S ボラ ッ ク ス社製 · 商品名 ボラ ッ ク ス G T 〔 1 0 水和硼砂〕 ） 3 0 0 g / m 2、 を空気中で混合、 解繊 （織維 を分離状態で解 き ほ ぐすこ と ） して、 マ ツ ト ホ一 マ一 に送 り 、 積層マ ツ ト を作 り 、 表裏面 シー ト を重ねた ま ま （総坪量 2 3 5 0 g Z m 2) 加熱 炉に導き 、 マ ツ ト が 1 4 5 °Cにな る ま で滞留 さ せた後、 加熱炉か ら取 り 出 し、 1 6 0 °C に加熱 したプ レ ス ロールを通 し、 出来上が り 厚 さ を 1 6 m m と し、 液体吸収体を得た。

(実施例 2 )

粉体状増粘性物質と して カ ルボキ シル ' メ チル ' セルロ ー ス （ C M C ) ( ダイ セ ル化学工業株式会社製 ·商品名 C M C ダイ セ ル # 2 2 0 0 ) 1

0 0 g / m 2 を用 いた以外は上記実施例 1 と 同様の成分 · 製法によ っ て 液体吸収体を得た。

(実施例 3 )

粉体状増粘性物質 と して カ ルボキ シル ' メ チル ' セルロー ス （ C M C ) ( ダイ セ ル化学工業株式会社製 ·商品名 C M C ダイ セ ル # 2 2 0 0 ) 1

5 0 g / m 2 を用 いた以外は上記実施例 1 と 同様の成分 · 製法によ っ て 液体吸収体を得た。

(実施例 4 )

粉体状增粘性物質 と してポ リ ビニルア ル コ ー ル （ P V A ) ( ク ラ レ株 式会社製 ' 商品名 ポバー ル 5 0 5 ) 5 0 g / m 2 を用 いた以外は上記実 施例 1 と 同様の成分 · 製法によ っ て液体吸収体を得た。 ( 実施例 5 )

粉体状増粘性物質 と し て ポ リ ァ ク リ ル酸 ソ 一 ダ （ 日 本触媒株式会社 製 · 商品名 F H — S ) 5 0 g / m 2 を用 いた以外は上記実施例 1 と 同様 の成分 · 製法に よ っ て液体吸収体を得た。

(実施例 6 )

粉体状増粘性物質 と してポ リ エチ レ ンォキサイ ド （ P E O ) (住友精 化株式会社製 · 商品名 P E O - 1 8 ) 5 0 g / m 2 を用 いた以外は上記 実施例 1 と 同様の成分 · 製法に よ っ て液体吸収体を得た。

(比較例 1 )

上記実施例 1 と 同様の成分 · 製法によ っ て粉体状増粘性物質及び粉体 状難燃性物質を用 いる こ と な く 液体吸収体を得た。

(比較例 2 )

上記実施例 1 と 同様の成分 · 製法に よ っ て粉体状増粘性物質を用 い る こ と な く 液体吸収体を得た。

吸水保持率 （垂直吸水保持量 水平吸水保持量 X 1 0 0 % ) の垂直吸 水保持量は以下の方法に よ り 測定 した。 上記実施例及び比較例の液体吸 収体を切取 り 1 3 5 . 5 m m x 3 7 0 m m ( 0 . 0 5 m 2) の大き さ の シー ト 片 と し、 水を入れた容器に 1 0 分間浸積する。 次に、 吸水 した液 体吸収体を シー ト 片の対角線が垂直にな る よ う に吊 り 下げ、 9 0 分間放 置 した後垂直吸水保持量を測定 した。

膨潤度は吸水前後の厚みを R 5 - B 型特殊アプラ イ ト ダイ ヤ ルゲー ジ にて測定 した。

難燃性は、 難燃規格 U L 9 4 H B F 水平試験に合格するか否かを米国 A P e c I n t e r n a t i o n a l C o . , L t d . での燃焼 試験において確認 した。 産業上の利用可能性

以上の よ う に 、 本発明 に係 る 液体吸収体は 、 イ ン ク 噴射プ リ ン タ 用 の 廃イ ン ク を吸収す る 液体吸収体 と して有用 で あ る 。 特に 、 コ ン パ ク ト 化 さ れて い る た め内 部空間が極めて 小 さ いは ハ ン デ ィ タ イ プの ィ ン ク 噴射 プ リ ン タ 用 の廃ィ ン ク を吸収す る 液体吸収体 と し て有用 であ る 。 ま た 、 本発明 に係 る 液体吸収体の 製造方法は 、 当 該液体吸収体を一連の 工程 に よ り 量産す る場合に適す る 。

1】 保 m .

量 (gAn²) (鹂 300g m C/o)

カノ u^'キシル ·メチル · 50 E合 720 5 合格 セルロース

¾5fiftム カノ^"キシノレ ·メチノレ' 100 配合 750 7 合格

セルロース

カノ！^キシル 'メチル' 150 S£合 780 9 合格 セルロース

ポリビニルアルコール 50 配合 440 4 合格 ポリアクリノ U¾ソーダ 50 E合 710 15 合格 ポリエチレンオキサイド 50 合 680 5 合格 維合 0 400 3 ^"格

0 ffi合 400 3 合格

Claims

請求の範囲

1 . 天然セ ル ロ ー ス繊維及び Zま たは合成繊維を主体と した乾式マ ツ ト 状の ウ ェ ブ吸収体であ っ て、 前記各維維相互間の少な く と も一部に増粘 性物質を介在さ せる と共に、 こ の増粘性物質を熱融着性物質を介 して前 記繊維に固着 さ せて成る こ と を特徴 とす る液体吸収体。

2 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性維維であ る請求の範囲第 1 項記載の 液体吸収体。

3 . 前記熱融着繊維は、 熱融着性複合繊維であ る請求の範囲第 2 項記載 の液体吸収体。

4 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性粉体であ る請求の範囲第 1 項記載の 液体吸収体。

5 . 前記熱融着性粉体は、 7 0 メ ッ シ ュパス品であ る請求の範囲第 4 項 記載の液体吸収体。

6 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性鏃維及び熱融着性粉体であ る請求の 範囲第 1 項記載の液体吸収体。

7 . 前記熱融着性物質は、 難燃性であ る請求の範囲第 1 項記載の液体吸 収体。

8 . 前記熱融着性物質は、 ポ リ エチ レ ン、 エチ レ ン酢酸ビニル、 共重合 体ポ リ ア ミ ドあ る いは共重合体ポ リ エステルの群か ら選ばれた少な く と も 1 員であ る こ と を特徴 とす る請求の範囲第 1 項記載の液体吸収体。

9 . 前記増粘性物質は、 カ ルボキ シル ' メ チル ' セノレロ ー ス （ C M C ) 、 ポ リ ビニルァノレコ 一 ノレ （ P V A ) 、 ポ リ ア ク リ ル酸 ソ 一 ダあ る いはポ リ エチ レ ン ォキサ イ ド （ P E O ) の群か ら選ばれた少な く と も 1 員であ る こ とを特徴 とす る請求の範囲第 1 項記載の液体吸収体。

1 0 . 前記液体吸収体は見かけ密度 0 . 0 8 〜 0 . 5 _g / c c であ る請 求の範囲第 1 項記載の液体吸収体。

1 1 . 前記天然セ ル ロ ー ス繊維を 3 0 ~ 9 0 重量部、 前記熱融着性物質 を 7 0 ~ 1 0 重量部に対 し、 増粘性物質を全体の 1 0 〜 5 0 % に な る よ う に配合 した請求の範囲第 1 項記載の液体吸収体。

1 2 . 前記液体吸収体の片面及び あ る いは両面に表面 シー ト を積層 し た請求の範囲第 1 項記載の液体吸収体。

1 3 . 前記表面 シ一 ト は難燃性で通気性の あ る 1 0 〜 1 0 0 g Z m 2 の 不織布ま たは紙であ る請求の範囲第 1 2 項記載の液体吸収体。

1 4 . 難燃性維維を主体 と した乾式マ ツ 卜状の ゥ ブ吸収体であ っ て、 前記難燃性繊維間の少な く と も 一部に増粘性物質を介在さ せる と 共に、 こ の增粘性物質を熱融着性物質を介 して前記難燃性繊維に固着 させて成 る こ とを特徴とする液体吸収体。

1 5 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性繊維であ る請求の範囲第 1 4 項記 載の液体吸収体。

1 6 . 前記熱融着繊維は、 熱融着性複合繊維であ る請求の範囲第 1 5 項 記載の液体吸収体。

1 7 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性粉体であ る請求の範囲第 1 4 項記 載の液体吸収体。

1 8 . 前記熱融着性粉体は、 7 0 メ ッ シ ュ パス品であ る請求の範囲第 1 7 項記載の液体吸収体。

1 9 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性繊維及び熱融着性粉体であ る請求 の範囲第 1 4 項記載の液体吸収体。

2 0 . 前記熱融着性物質は、 難燃性であ る請求の範囲第 1 4 項記載の液 体吸収体。

2 1 . 前記熱融着性物質は、 ポ リ エチ レ ン、 エチ レ ン酢酸 ビニル、 共重 合体ポ リ ア ミ ドあ る いは共重合体ポ リ エ ス テルの群か ら選ばれた少な く と も 1 員であ る こ と を特徴 とす る請求の範囲第 1 4 項記載の液体吸収体。 2 2 · 前記増粘性物質は、 カ ルボキ ンル ' メ チル ' セルロ ー ス （ C M C ) 、 ボ リ ビ ニ ル ァ ノレコ 一 ノレ （ P V A ) 、 ポ リ ア ク リ ノレ酸 ソ ー ダ あ る い は ポ リ エチ レ ンオキサイ ド （ P E O ) の群か ら選ばれた少な く と も 1 員であ る こ と を特徴 とする請求の範囲第 1 4 項記載の液体吸収体。

2 3 . 前記液体吸収体は見かけ密度 0 . 0 8 ~ 0 . 5 g Z c _C であ る請 求の範囲第 1 4 項記載の液体吸収体。

2 4 . 前記難燃性繊維を 3 0 〜 9 0 重量部、 前記熱融着性物 ¾を 7 0 〜 1 0 重量部に対 し、 増粘性物質を全体の 1 0 〜 5 0 % にな る よ う に配合 した請求の範囲第 1 4 項記載の液体吸収体。

2 5 . 前記液体吸収体の片面及び Zあ る いは両面に表面 シ一 ト を積雇 し た請求の範囲第 1 4 項記載の液体吸収体。

2 6 . 前記表面 シー 卜 は難燃性で通気性のあ る 1 0 ~ 1 0 0 g Z m 2 の 不織布ま た は紙であ る請求の範囲第 2 5 項記載の液体吸収体。

2 7 . 天然セ ル ロ ー ス鏃維及び /ま たは合成繊維を主体と した乾式マ ツ ト状の ゥ ブ吸収体であ っ て、 前記各繊維相互間の少な く と も一部に難 燃性物質及び增粘性物質を介在 させ る と共に、 こ の難燃性物質及び増粘 性物質を熱融着性物質を介 して前記繊維に固着 さ せて成る こ と を特徴 と する液体吸収体。

2 8 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性繊維であ る請求の範囲第 2 7 項記 載の液体吸収体。

2 9 . 前記熱融着繊維は、 熱融着性複合繊維であ る請求の範囲第 2 8 項 記載の液体吸収体。

3 0 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性粉体であ る請求の範囲第 2 7 項記 載の液体吸収体。

3 1 . 前記熱融着性粉体は、 7 0 メ ッ シ ュパス品であ る請求の範囲第 3 0 項記載の液体吸収体。

3 2 . 前記熱融着性物質は、 熱融着性繊維及び熱融着性粉体であ る請求 の範囲第 2 7 項記載の液体吸収体。

3 3 . 前記熱融着性物質は、 難燃性であ る 請求の範囲第 2 7 項記載の液 体吸収体。

3 4 . 前記熱融着性物質は、 ポ リ エチ レ ン 、 エチ レ ン酢酸 ビニル、 共重 合体ポ リ ア ΐ ドあ る いは共重合体ボ リ エ ステルの群か ら選ばれた少な く と も 1 員であ る こ と を特徴 とす る請求の範囲第 2 7 項記載の液体吸収体 3 5 . 前記増粘性物質は、 カ ルボキ シル ' メ チル ' セルロ ー ス （ C M C ) 、 ポ リ ビニノレア ノレ コ 一 ノレ （ Ρ V A ) 、 ポ リ ア ク リ ノレ酸 ソ ー ダあ る いはポ リ エチ レ ンォキサイ ド （ P E O ) の群か ら選ばれた少な く と も 1 員であ る こ と を特徴 とする請求の範囲第 2 7 項記載の液体吸収体。

3 6 . 前記液体吸収体は見かけ密度 0 · 0 8 〜 0 . 5 g / c c であ る請 求の範囲第 2 7 項記載の液体吸収体。

3 7 . 前記天然セ ル ロ ー ス繊維を 3 0 〜 9 0 重量部、 前記熱融着性物質 を 7 0 〜 1 0 重量部に対 し、 增粘性物質を全体の 1 0 ~ 5 0 % にな る よ う に配合 し た請求の範囲第 2 7 項記載の液体吸収体。

3 8 . 前記液体吸収体の片面及び あ る いは両面に表面 シ一 ト を積層 し た請求の範囲第 2 7 項記載の液体吸収体。

3 9 . 前記表面 シー ト は難燃性で通気性の あ る 1 0 ~ 1 0 0 g Z m 2 の 不織布ま た は紙であ る請求の範囲第 3 8 項記載の液体吸収体。

4 0 . 天然セルロ ー ス繊維及び /ま たは合成繊維、 熱融着性物質及び増 粘性物質を空気中で混合解維 して マ ツ ト を形成さ せ、 更に該マ ツ ト を前 記熱融着性物質の融点以上に加熱 し、 プ レス ロールを通 しゥ i ブ と な し、 前記増粘性物質を該ゥ X ブ中 に固着 した こ と を特徴 とする液体吸収体の 製造方法。

4 1 . 難燃性繊維、 熱融着性物質及び増粘性物質を空気中で混合解維 し て マ ツ ト を形成させ、 更に該マ ツ ト を前記熱融着性物質の融点以上に加 熱 し、 プ レ ス ロ ー ルを通 し ウ ェ ブと な し、 前記増粘性物質を該ゥ X ブ中 に固着 した こ と を特徴とする液体吸収体の製造方法。

4 2 . 天然セルロ ー ス繊維及び Zま たは合成繊維、 熱融着性物質、 難燃 性物質及び増粘性物質を空気中で混合解繊 して マ ツ ト を形成さ せ、 更 に 該マ ツ ト を前記熱融着性物質の融点以上に加熱 し、 プ レ ス ロ ー ルを通 し ゥ X プと な し、 前記難燃性物質及び増粘性物質を該ゥ エ ブ中 に固着 し た こ と を特徴 とする液体吸収体の製造方法。

4 3 - 難燃性で通気性のあ る 1 0 〜 1 0 0 g Z m 2の不織布ま た は紙を サ ク シ ョ ンボ ッ ク スを有する メ ッ シ ュ コ ンペャ上に橾出 し、 こ の シー ト 上に乾式のマ ツ ト フ ォ ーマー に よ り 天然セルロ ー ス繊維及びノ ま たは合 成繊維と 、 熱融着性物質 と 、 難燃性物質 と 、 増粘性物質 と を空気中で混 合、 解織 して マ ツ 卜 を形成さ せ、 こ の該マ ツ 卜 上に難燃性で通気性のあ る 1 0 〜 1 0 0 g Z m 2 の不織布ま た は紙を積層する よ う に繰出 し、 加 熱炉に導いて前記熱融着性物質の融点以上に加熱 し、 さ ら にプ レ ス 口 一 ルを通 し ゥ X ブ と な し、 前記難燃性物質及び前記増粘性物質 と を前記 ゥ エ ブ中に固着 し、 見かけ密度 0 . 0 8 ~ 0 . 5 g z c c にな る よ う に成 型 した液体吸収体の製造方法。