WO1997011850A1

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Publication number: WO1997011850A1
Application number: PCT/JP1996/002833
Authority: WO
Inventors: Chizuo Ozawa
Original assignee: Mastermind Co., Ltd.
Priority date: 1995-09-29
Filing date: 1996-09-27
Publication date: 1997-04-03
Also published as: EP0799710A4; DE69617903D1; KR100342425B1; US6332680B1; TW403052U; AU7096996A; JP3126302B2; KR980700186A; EP0799710B1; DE69617903T2; EP0799710A1; JPH0994943A

Description

明細書発明の名称

板状記録媒体の印刷方法および印刷装置技術分野

本発明は、コンパクトディスク自体の表面、そのケース表面、フ口ツビ一ディスク等のケース表面等（以下、本明細書においてはこれらを総称して単に「板状記録媒体」と称するものとする。）に見 , ο 出し、記録内容等に関しての情報、画像などを印刷するのに適した板状記録媒体の印刷方法および装置に関するものである。背景技術

板状記録媒体、例えば C D— R等は、ユーザーが自由に記録する

, 5 ことが可能な媒体である。また、媒体表面には、社名、製品名等のようなデータ記録毎に変える必要のない文字 · 図柄等は別の方法で既に印刷してあるものもあるが、追記が可能である。さらに、記憶容量が多い。これらの点に鑑みて、そこに記録されている内容についての表題等を、ケースの表面あるいは C D— Rの表面に直接に印

2 0 刷しておくと便利である。

このような印刷は、予め記録情報が分かっており大量に製造販売される新譜、コンピュータソフト等の場合には、製造元の側で予め印刷しておけばよい。しかし、ユーザ一の側において希望する内容、画像等を簡単な操作で印刷する方法、それを具現化した装置は何ら

2 5 提案されていない。

本発明の課題は、 C D— R等の板状記録媒体の表面、あるいはそのケース表面に、見出し等を簡単に印刷することの可能な印刷方法および装置を提案することにある。発明の開示

上記の課題を解決するために、本発明では、インクジェット式印

5 刷ヘッドと、コンパクトディスク等の板状記録媒体を搬送するための媒体トレ一とを有し、この媒体トレーに乗った状態で搬送される板状記録媒体の表面に、前記印刷へッドによって見出し等の印刷を行う方法を採用している。このように、印刷対象の板状記録媒体を媒体トレーに乗せて印刷位置に搬送することにより、板状記録媒体

. 0 への印刷を、既存のインクジェットプリンタをほぼそのまま利用して行なうことができる。

ここで、前記媒体トレ一を、前記印刷ヘッドを経由する搬送経路に沿ってプリン夕内で往復移動させることが望ましい。このようにすれば、一方の側において、媒体トレ一上に印刷前の媒体を一枚づ

I S つ乗せ、他方の側では、印刷後の板状記録媒体を媒体トレーから取り去るという作業によって、多数枚の板状記録媒体の表面への印刷を行なうことができるので便利である。

前記印刷へッドは、染料ィンクを用いるものを使用することができるが、この代わりに、顔料インクを用いるものを使用してもよい _c

2 0 顔料インクを使用すれば、形成される印刷膜が水不溶性であるので、耐久性のある印刷面を形成できる。

また、特に、 C D— R等の円盤状の記録媒体の場合には、繰り返して印刷を行なう場合、または社名、製品名等データ記録ごとに変える必要のない文字 · 図柄等が別の方法で印刷されている場合等に、 _{Z 5} 媒体トレーに対して位置合わせした状態で乗せる必要がある。このためには、前記板状記録媒体および前記媒体トレーのうちの少なくとも一方の側に、前記板状記録媒体を前記媒体トレーに対して予め定めた位置関係となるように乗せるための指標を形成しておき、当該指標に基づき、前記板状記録媒体を前記媒体トレーに乗せるようにすればよい。

例えば、前記板状記録媒体が C D— Rのように円盤形状をしてい 5 る場合には、その外周縁あるいは中心側の円周方向に沿った 1箇所あるいは複数箇所にこのような指標を形成しておけばよい。

また、画像読み取り装置等のシステム及び微小スポットを識別できるセンサを利用できる場合には、前記板状記録媒体の表面の画像パターンを円周方向に沿って読み取り、この読み取り情報に基づき,

1 0 前記板状記録媒体を前記媒体トレーに対して予め定めた位置関係となるように乗せることができる。

本発明の方法を採用した板状記録媒体の印刷装置は、インクジェット式印刷ヘッドと、コンパクトディスク等の板状記録媒体を搬送するための媒体トレ一と、この媒体トレーを、前記印刷へッドを経

I S 由する搬送経路に沿ってプリン夕内で往復移動させるトレ一搬送機構と、印刷前の板状記録媒体を前記媒体トレーに供給する供給機構と、印刷後の板状記録媒体を前記媒体トレーから回収する回収機構とを有する構成とすることができ、この装置によって、前記媒体トレーに乗った状態で搬送される板状記録媒体の表面に、前記印刷へ

2 0 ッドによって見出し等の印刷を行うことができる。

ここで、前記供給機構は、印刷前の板状記録媒体を予め設定した搬送経路に沿って搬送して前記媒体トレーの上に乗せる媒体移送具を備えた構成とすることができる。この場合に、媒体移送具は、ブロワ一と、このブロワ一の送風口に取り付けた開閉蓋と、前記プロ 5 ヮ一の空気吸い込み口に形成した媒体吸着面とを備えた構成のものを採用することが望ましい。

さらには、前記回収機構も、印刷後の板状記録媒体を前記媒体トレーの上から回収して予め設定した搬送経路に沿って搬送する媒体移送具を備えた構成とし、この媒体移送具を、ブロワ一と、このブロワ一の送風口に取り付けた開閉蓋と、前記ブロワ一の空気吸い込み口に形成した媒体吸着面とを備えた構成とすることもできる。

この構成の媒体移送具を使用すれば、ブロワ一を駆動することにより、簡単に板状媒体を吸着して目標とする場所まで搬送できる。また、目標位置に到達した後は、ブロワ一の空気吸い込み口を開閉蓋で封鎖すれば吸着状態にある板状記録媒体がそこから離れて、目標位置に受け渡される。

ここで、前記媒体移送具は、更に、前記媒体吸着面を規定する孔開き回転板と、この回転板を回転させる回転駆動源と、前記板状記録媒体に形成した位置合わせ用の指標を検出するために、指標の位置によって移動可能な位置に配置した検出手段とを有し、当該検出手段によって前記指標が検出されるまで、前記板状記録媒体を吸着した状態の前記孔開き回転板を回転させるようにすることが望ましい。この構成を採用すれば、媒体トレーに対して、予め定めた位置関係で板状媒体を乗せることができる。

次に、多数枚の板状記録媒体に対して、そこへの情報の書き込み、その表面への印刷動作を連続して行なうためには、上記の印刷装置の前記供給機構は、印刷前の板状記録媒体を収納する媒体収納部と、この媒体収納部から供給される板状記録媒体に対して少なくとも情報の書き込みを行なうドライブとを備えていることが望ましい。これに加えて、さらに、前記回収機構は、ドライブにおいて書き込み • 読み出し作業を行なった後の板状記録媒体のうちの不良品を回収する不良品回収部を備えたものとすることが望ましい。

一方、往復媒体トレーを使用しない場合には、次のような印刷装置を用いて板状記録媒体への印刷を行なうことができる。すなわち、印刷前の板状記録媒体をセットした個別トレーを上下に積み重ねた状態で収納している媒体収納部と、この媒体収納部に収納されている板状記録媒体をセッ卜した個別トレ一をその下端側から横方向に 1枚づっ押し出す構成の媒体供給機構と、この媒体供給機構によつて押し出された板状記録媒体をセットした個別トレーを受け取って予め定めた搬送経路に沿って搬送する搬送する媒体搬送機構と、前記搬送経路に沿って搬送される板状記録媒体の表面に見出し等の印刷を施すインクジエツト式印刷へッドと、印刷後の板状記録媒体をセットした個別トレーを下端位置において受け取り上下方向に順次に積み重ねた状態で回収する媒体回収部と、印刷後の板状記録媒体をセットした個別トレ一を前記媒体搬送機構から受け取って前記媒体回収部に引き渡す媒体排出機構とを有する構成の板状記録媒体の印刷装置を利用すればよい。この方法を使用すれば、板状記録媒体に限らす厚紙等への印刷も可能である。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の第 1の形態である印刷装置の全体構成を示す概略構成図である。

図 2 ( A ) および（B ) は図 1の装置に使用している往復媒体トレーの例を示す説明図であり、（C ) および（D ) は図 6の装置で使用している個別媒体トレーの例を示す説明図である。

図 3は、図 1の装置に使用している媒体供給部の構成を示す説明図であり、（A ) は概略構成図、（B ) は円形底板の平面図、（ C ) は C一 C線で切断した部分の断面図である。

図 4は、図 1の装置に使用している媒体回収部の構成を示す説明図であり、（A ) は媒体収納筒の構成図、（B ) はそのポール下端の位置決め用の孔を示す説明図、（ C ) は外箱を示す構成図、（D ) は筒ガイドの上端部分を示す説明図である。

図 5 ( A ) 、 ( B ) は図 1の装置に使用している媒体移送具の構成を示す説明図である。

図 6は、本発明の第 2の形態である印刷装置の全体構成を示す概略構成図である。

図 7は、媒体搬送機構の別の例を示す概略構成図である。

図 8は、媒体に付ける指標の位置を示す説明図である。発明を実施するための最良の形態

以下に、図面を参照して、本発明の各実施の形態について説明する

(第 1の実施形態）

全体構成

図 1には、本発明を適用した C D— Rの印刷装置の全体構成を示してある。図に示す印刷装置 1は、装置ベース 1 aの上の中央に設置されたインクジエツ卜ブリン夕 2 と、このプリン夕 2によって印刷される C D— R (以下、単に媒体と呼ぶ。） 3を搬送する往復媒体トレ一 4 と、プリン夕 2における印刷前の媒体が供給される側に配置されている媒体供給機構 5 と、ブリン夕 2における印刷後の媒体が排出される側に配置されている媒体回収機構 6 とを有している, プリンタ 2は、インクジェット式印刷ヘッド 2 1 と、この印刷へッド 2 1による印刷位置を経由して媒体トレ一 4を予め設定した搬送経路に沿って往復移動させる卜レー搬送機構（図示せず）とを有している。このブリン夕 2は、一般的に利用されているインクジェットブリン夕をそのまま採用して、媒体トレ一4に乗せて搬送される媒体の表面に印刷が行なわれるように、印刷位置を規定しているトレー案内部材と印刷へッドの間隔等を調整すればよい。したがつて、本明細書においてはプリン夕自体の構成についての詳細な説明は省略する。

なお、印刷へッド 2 1は、染料ィンクを用いて印刷を行うものと、顔料ィンクを用いて印刷を行うものの何れであってもよい。水等に 5 対する耐久性が要求される場合には、顔料インクを用いる印刷へッドを使用することが望ましい。

図においては、ブリン夕 2の手前側が媒体供給側であり、ここには、印刷前の媒体 3を乗せた往復媒体トレー 4を設置するトレー設置部 2 3が形成されている。このトレー設置部 2 3に往復媒体トレ , ο 一 4を設置して、不図示のトレー搬送機構を駆動すると、往復媒体トレー 4は、印刷へッド 2 1の側に向けて水平方向に送り込まて、印刷へッド 2 1によって、そこに乗せてある媒体 3の表面に所定の印刷が施される。プリン夕 2の媒体排出側には、媒体トレー 4の排出部 2 4が形成されている。印刷へッド 2 1によって印刷された媒 i s 体 3を乗せた媒体トレ一 4は、印刷ヘッド 2 1を通過した後に、この排出部 2 4に移動する。

ここで、本例のトレ一搬送機構は、往復媒体トレー 4を往復移動させるように構成されている。このような往復移動機構は、公知の駆動機構を利用して構築することができる。したがって、媒体トレ 2 0 一 4は、そのトレー設置部 2 3から印刷へッド 2 1 による印刷位置を経由した後に、反対側の排出部 2 4に至り、しかる後に、再び、印刷位置を経由して手前側のトレー設置部 2 3に戻る。

次に、媒体供給機構 5の構成を説明する。媒体供給機構 5は、印刷前の媒体 3を上下に積み重ねた状態で収納している媒体収納部 5

_{2 5} 1 と、ここに収納されている媒体 3に対して予め設定した情報の書き込みを行なうドライブ 5 2 と、媒体を予め定めた経路に沿って移送する媒体移送具 7を有している。媒体収納部 5 1およびドライブ 5 2は、プリンタ 2のトレー設置部 2 3を挟み両側に配置されてい ο

媒体移動具 7によって媒体 3は次の絰路で搬送される。まず、媒体収納部 5 1に積まれている最も上の媒体 3が媒体移送具 7によつ 5 て、まずドライブ 5 2に向けて搬送され、ドライブ 5 2に受け渡される。ドライブ 5 2において情報が記録された後の媒体 3は、再び媒体移送具 7によって、ブリン夕 2のトレー設置部 2 3に設置されている往復媒体トレ一 4の卜レー装着部 4 2 (図 2を参照のこと）に乗せられる。この後は、媒体移送具 7は再び媒体収納部に移動し , ο て、ドライブで処理された媒体 3を移送可能な状態で待機することになる。

一方、媒体回収機構 6の側は、印刷後の媒体 3のうち不良品以外のものを回収する媒体回収部 6 1 と、不良品を回収する不良品回収部 6 2 と、予め定めた経路に沿って印刷後の媒体 3を移送する媒体 i s 移送具 8 とを備えている。媒体回収部 6 1および不良品回収部 6 2 は、ブリン夕 2のトレー排出部 2 4—方の側に配置されている。これらの回収部 6 1、 6 2を、プリン夕 2のトレー排出部 2 4を挟み両側に配置してもよい。

次に各部分の構成を更に詳しく説明する。

2 0 媒体トレ一

図 2 ( A ) 、 ( B ) には往復媒体トレ一 4を示してある。この図に示すように、往復媒体トレー 4は、簿ぃ矩形板からなるトレー本体 4 1 と、その表面の適当な位置に形成した浅い円形溝 4 2 と、この円形溝 4 2の中心に形成した円状の凸部 4 3を備えている。円形 _{2 5} 溝 4 2が媒体 3の装着部であり、その内径は媒体 3の直径よりも少し大きめに設定されている。また、中心部の凸部 4 3は媒体 3の中心孔に丁度嵌まり込む寸法に設定されている。トレー本体 4 1の素材としてはプラスチック、厚紙等を用いることができるが、基本的にはどのような素材であってもよい。また、媒体の装着部 4 2の形状は、媒体 3が前後左右にずれることなく装着できる構造であれば. 円形溝に限定されるものではない。

なお、本例のトレ一 4は、 2層構造としてあるが、勿論、合成樹脂等により一体成形したものであってもよい。

媒体収納部 5 1

図 3には本例の媒体収納部 5 1の概略構成を示してある。媒体収納部 5 1は、ベース 5 1 1 と、この上面に取り付けた円柱状ポール 5 1 2 と、このポール 5 1 2が貫通している昇降板 5 1 3 と、この昇降板 5 1 3の上に設置されていると共にポール 5 1 2が中心を貫通している円形底板 5 1 4を備えている。この円形底板 5 1 4から突出しているボール 5 1 2には、その上方から媒体 3が差し込まれて積み重ねられた状態で収納される。

昇降板 5 1 3はベース 5 1 1に対して垂直に取り付けたスライドレール 5 1 5に沿って昇降自在である。また、夕イミングベルト · プーリーから構成される伝動機構 5 1 6を介してギヤモータ 5 1 7 によって昇降するようになっている。この昇降板 5 1 3の昇降範囲は、スライドレール 5 1 5に設置した下リミットセンサ 5 1 8、上リミツトセンサ 5 1 9によって規定される。

さらに、ポール 5 1 2の上端側の側方には、メディアセンサ 5 2 0が配置されており、媒体が上方へ移送具に吸着されると、次の媒体が 1枚分上昇し、常に媒体の位置を一定の場所に移動させる役目のために使用されると共に、媒体収納部 5 1に収納されている媒体 3が無くなった場合には、それを検出するようになっている。すなわち、図 3 ( B ) に示すように、円形底板 5 1 4の上面にはその直径方向に溝 5 1 4 aが形成されており、この溝は、メディアセンサ 5 1 9の検出用光の通過路に一致している。底板 5 1 4に媒体 3が乗っている場合には、センサ 5 2 0の検出用の光は媒体 3によって反射されるので、それによつて媒体 3が存在していることが検出される。しかるに、底板 5 1 4の上に媒体 3が無くなった状態で、この底板 5 1 4がメディアセンサ 5 2 0の高さ位置まで上昇すると、この溝 5 1 4 aを検出用の光線が通過してしまうので反射光が得られない。これにより媒体 3が無くなったことが検出される。

媒体回収部 6 1

次に、図 4には媒体回収部 6 1の構成を示してある。媒体回収部 6 1は、アクリル板等の透明な合成樹脂材料かなるカートリッジ式の媒体収納筒 6 1 1 と、この媒体収納筒 6 1 1が着脱可能に装着されている外箱 6 1 2から構成されている。媒体収納筒 6 1 1は、ァクリル板等の透明な合成樹脂材料からなる透明な円筒形の筒 6 1 3 を備え、その下側には底板 6 1 4が取付けられ、この底板の中心からは筒中心軸線に沿ってポール 6 1 5が延びている。このポール 6 1 5の上端側には中心にポール貫通孔が形成された浮き板 6 1 6が挿入されている。この浮き板 6 1 6は、ポール外周に配置した円錐コイルばね 6 1 7の上に乗った状態にある。したがって、この浮き板 6 1 6は、その上に媒体 3がー枚入る毎に、その重量によってコィルばね 6 1 7が縮むので、下がる。

ここで、ポール 6 1 5の下端面は底板 6 1 4を貫通しており、当該底板 6 1 4の裏面から露出している。この下端面には、図 4 ( B ) に示すように、位置決め用の孔 6 1 5 aが形成されている。

この構成の媒体収納筒 6 1 1が着脱可能に装着されている外箱 6 1 2は、矩形の外枠 6 1 8の内部に、上端がテーパー状となっている複数本、例えば 4本の筒ガイド 6 1 9が同心状に配置された構成となっている。これらの筒ガイド 6 1 9の中に、媒体収納筒 6 1 1 W

1 1 を上方から着脱可能に装着することができる。この外箱 6 1 2の底板の中心には、上記の媒体収納筒 6 1 1のポール下端面に開けた位置決め用の孔 6 1 5 aに揷入可能な位置決め用ス夕ッド 6 2 0が配置されている。また、外箱 6 1 2の上端には満杯検出センサ 6 2 1 5 が配置されており、媒体収納筒 6 1 1が媒体 3で満杯になったことを検出可能となっている。

この構成の媒体回収部 6 1においては、媒体収納筒 6 1 1が媒体 3で満杯になった場合には、媒体収納筒 6 1 1 を外箱 6 1 2から抜き出して、筒ごと回収することができる。満杯の筒を取り出した後

1 0 は、空の筒を装着すればよい。満杯の筒は、回収後に別の場所に運び次の工程で使用できる。また、位置決めス夕ッド 6 2 0と筒ガイド 6 1 9を備えているので、媒体収納筒 6 1 1を上方から無造作に挿入しても自動的に位置決めされて装着される。したがって、装着作業を簡単に行なうことができる。

i s なお、不良品回収部 6 2の構成も同一である。

(媒体移送具 7 )

図 5には媒体移送具 7の構成を示してある。媒体移送具 7は、一般的に使用されているブロワ一（送風機）を利用して構成したものである。すなわち、媒体移送具 7は、プロペラが内蔵されたブロワ

2 0 一本体 7 1 と、そのケ一シングに開けた空気吸い込み口 7 2 と、同じくそのケーシングに開けた送風口 7 3 とを備えている。

空気吸い込み口 7 2には円筒形の筒 7 4が取付けられている。この筒 7 4の円形開口端には、同軸状態で孔開き回転板 7 5が配置されている。この回転板 7 5は、筒 7 4の内部に配置したモー夕 7 6 5 の出力軸に連結されている。また、筒 7 4の内周面における回転板 7 5の外周縁から内周縁に向かって移動可能な位置には光学式センサ 7 7が取付けられている。この光学式センサ 7 7は、回転板 7 5 の外周縁と筒 7 4の内周面の間の隙間または透明体の回転板を等価して回転板 7 5に吸着された媒体 3の側の検出を行なう。

一方、送風口 7 3には、これを開閉するための開閉蓋 7 8が取付けられている。開閉蓋 7 8を開いている状態では、媒体移送具 7が 5 機能して、その空気吸い込み口 7 2から吸い込まれた空気が送風口 7 3から吐き出される。従って、媒体移送具 7の空気吸い込み口 7 2に取り付けてある回転板 7 5を、媒体 3の表面に接触あるいは近接させれば、空気の吸い込み力によって、媒体 3は、この回転板 7 5に吸着される。これに対して、送風口 7 3を開閉蓋 7 8で塞ぐと- t o 空気の吸い込み動作が阻止されるので、回転板 7 5に吸着されている媒体 3はそこから落下する。

したがって、この構成の媒体移送具 7を予め定めた搬送経路（図 1においては太線で表示してある。）に沿って移動させて、各位置において、媒体 3 と回転板 7 5が同軸状態で対峙するように設定す

1 5 ればよい。このようにすれば、媒体収納部 5 1に収納されている印刷前の媒体 3を上から一枚づっ吸着して、ドライブ 5 2の側に移送し、ドライブ 5 2における媒体装着部 5 2 aに対して正確に媒体 3 を設置することができる。また、ドライブ 5 2で受け取った記録済の媒体 3を、ブリン夕 2の媒体トレー 4における媒体設置部 4 2に

2 0 対して正確に設置することができる。

ここで、本例においては、上記のように媒体移送具 7はセンサ 7 7を備えている。このセンサによって検出される指標が各媒体 3に形成されている。すなわち、媒体 3の外周縁から内周縁に向かう円周上には位置合わせ用の指標 3 1が円周方向において 1個形成され _{2 5} ている（図 2を参照のこと）。この指標は、印刷されたものでもよいし、媒体 3の一部を切り欠くことにより形成したものでもよい。いずれの場合においても、この指標 3 1の半径方向の位置はセンサ 7 7によって検出可能な位置となるように設定されている。

媒体移送具 7は、例えば、ドライブ 5 2から媒体 3を受け取った後に、モー夕 7 6を駆動して、媒体 3が吸着されている回転板 7 5 を回転させて、媒体 3に付されている指標 3 1を検索する。センサ 5 7 7によってこの指標が検出された回転位置で回転板 7 5を止める, この状態のままで、媒体 3を媒体トレー 4の媒体設置部 4 2に設置すると、常に、同一の向きで媒体 3を媒体トレー 4に設置することができる。

したがって、例えば、複数回の重ね印刷を同一の媒体 3に行なう . 0 場合、または媒体 3に予め印刷がされている場合には、各印刷時において媒体 3の方向を一定に揃えた状態で印刷を行なうことができる等の利点がある。

(第 1の実施形態の変形例）

なお、本例では、媒体移送具 7に回転板 7 5を取り付けて、ここ i s に媒体 3を吸着するようにしている。しかしながら、媒体 3の位置合わせが不要な場合には、回転板およびセンサを省略して、空気吸い込み口に取付け円筒状の筒 7 4の環状端面に媒体 3を吸着すれよい。

また、媒体移送具 7 としては、本例のような吸着移送式を採用せ 0 ずに、その他の移送具、例えば、媒体 3を上下から挟んで移送する機構のものを採用することも可能である。または、媒体中央の孔に開閉できる爪等を差し込む機構および媒体の外周を挟んで位相する機構のものを採用してもよい。

さらには、本例では、媒体 3の回転角度位置を検出するために、 5 媒体 3に指標 3 1 を形成している。この代わりに、例えば、画像読み取り装置を搭載すれば、予め、媒体 3の表面を円周方向に読み取り、読み取った画像パターンを記憶しておき、この記憶情報に基づき、媒体 3の回転角度位置を規定するようにしてもよい。

一方、本例の印刷装置 1においては、ドライブ 5 2を備えているが、媒体 3に対して情報の書き込みを行なわずに、その表面に印刷のみを行う場合には、ドライブ 5 2は不要となる。また、不良品回 5 収部 6 2も、人手によって不良品を排除する場合、またはドライブを備えていない場合には設置する必要がない。

さらには、媒体供給機構 5および媒体回収機構 6を省略することも可能である。この場合には、プリンタ 2の一方の側において媒体トレ一 4に対して人手によって媒体を装着し、他方の側において印

, 0 刷後の媒体を同じく人手によって取り出せばよい。

次に、指標 3 1の形成位置について説明する。例えば、 C D— R 3 0 0は、図 8 ( A ) に示すように、中心には、中心孔 3 0 1の開いたチヤッキング部 3 0 2があり、その外周には裏面側に環状の記録面 3 0 3が形成された部分が形成されている。チヤッキング部の

, 5 裏面は、ブリント用コーティングが施されていないので、記録不能な部分である。また、チヤッキング部 3 0 2 と記録面 3 0 3の間には、インクジエツト印刷ができない細いリング状の部分 3 0 4が形成されている。さらには、外周縁 3 0 5は透明な縁となっている。

したがって、中心のチヤッキング部 3 0 2の表面に、予めシルク

2 0 印刷によってマーキングをしておけば、これを指標として利用することができる。あるいは、この部分に、ドット、あるいは多数の線を用いてデ一夕を印刷しておいてもよい。勿論、図 8 ( B ) に示すように、透明な外周縁 3 0 5の部分に指標を形成してもよいし、予めシルク印刷によってこの部分に円周方向に向けてドットあるいは _{2 5} 線分からなるデータを印刷しておいてもよい。また、記録面 3 0 3 に対しては、シルク印刷およびィンクジエツト印刷のいずれを行なつてもよい。 (第 2の実施形態）

次に、図 6を参照して、本発明の別の実施形態を説明する。本例の印刷装置 1 0は、個別媒体トレーを使用して媒体を搬送してィンクジエツト式印刷へッドによって印刷を行なうものである。なお、 5 ハードケース入りの媒体を取り扱う場合には、個別媒体トレーは不要である。

ここで、本例の使用している個別トレー 1 4は、図 2 ( C ) および（D ) に示すように、薄い矩形板からなるトレ一本体 1 4 1 と、その表面の中央に形成した浅い円形溝 1 4 2を備えている。この円

. 0 形溝 1 4 2が媒体 3の装着部であり、その内径は媒体 3が丁度収まる寸法に設定されている。円形溝 1 4 2の中心には貫通孔が形成されており、媒体 3の中心部分の凸部が収まるようになつている。トレー本体 1 4 1の素材としてはブラスチック、厚紙等を用いることができるが、基本的にはどのような素材であってもよい。また、媒

, s 体の装着部の形状は、媒体 1 4が前後左右にずれることなく装着できる構造であれば、円形溝に限定されるものではない。

再び、図 6を参照して説明する。本例の印刷装置 1 0は、中央にインクジエト式印刷ヘッド 1 1 を備えたプリンタ 1 2 と、この一方の側に配置した媒体供給部 1 3 と、プリンタ 1 2の他方の側に配置

_{2 0} した媒体回収部 1 5から基本的に構成されている。

媒体供給部 1 3は、 C D— R等の板状媒体をセットした個別トレ — 1 4を上下に積み重ねた状態で収納しているスタツ力 1 3 1 と、このス夕ヅ力 1 3 1の最も下端に位置している媒体をセヅ卜した個別トレー 1 4一 1をプリン夕 1 2の側に向けて水平に送り出す送り _{2 5} 出し機構 1 3 2を備えている。この送り出し機構 1 3 2は、水平ガィド軸 1 3 3に沿って水平方向に往復移動可能な押し出しへッド 1 3 4と、このヘッド 1 3 4を移動させる移動機構 1 3 5を備えている。移動機構は、モー夕回転力を直線移動運動に変換するための公知の機構を採用することができる。このヘッド 1 3 4に下端には力ムピン 1 3 6が取付けられており、このカムビン 1 3 6が摺動するカム面 1 3 7は、図 6 ( B ) に示すように、送り出し動作時には高 5 い位置にあるカム面 1 3 7 aをカムビン 1 3 6が摺動し、戻り動作時には、低い位置にあるカム面 1 3 7 bをカムピン 1 3 6が摺動するように構成されている。

したがって、へッド 1 3 4の幅をス夕ッ力 1 3 1の底幅よりも狭くしておけば、その両側壁の下端によって支えられている媒体をセ

, ο ットした個別トレー 1 4は、ヘッド 1 3 4の送り出し時には、へッド 1 3 4に当たってプリンタ 1 2の側に送りだされる。しかし、へッド 1 3 4の戻り時には、ヘッド 1 3 4は一段下がった高さ位置を戻るので、ス夕ッ力 1 3 1の下端の媒体をセットした個別トレ一 1 4に当たることなく、その下側を初期位置まで戻る。したがって、

, 5 ヘッド 1 3 4を往復移動させることにより、スタツ力 1 3 1の下端に位置している媒体をセヅトした個別トレ一 1 4を 1枚づっプリン夕 1 2の側に送り出すことができる。

次に、ブリン夕 1 2は、送り出される媒体をセットした個別トレ一 1 4 とほぼ同一の高さ位置に水平な媒体搬送路が形成されている _c

2 0 この媒体搬送路は、送り出された媒体をセットした個別トレー 1 4 を受け入れるために、印刷ヘッド 1 1に対して一定の間隔を開けて対峙させたプラテンローラ 1 2 3と、プラテンローラ 1 2 3に個別トレ一 1 4を押し付けるためのばね 1 5 8 と、印刷へッド 1 1よりも搬送方向の下流側に配置されている一対の排出ローラ 1 2 4、 1

_{2 5} 2 5によって基本的に構成されている。

媒体供給部 1 3の側から水平に送り出された一枚の媒体をセットした個別トレー 1 4は、プラテンローラ 1 2 3とばね 1 5 8の間にくわえ込まれて、これらによって印刷へッド 1 1に側に向けて搬送される。印刷へッド 1 1は、搬送される媒体 1 4の搬送動作に同期させてその媒体表面に所定の印刷を行なう。その後、媒体をセットした個別トレー 1 4は、排出ローラ 1 2 4、 1 2 5によってプリン夕 1 2から排出される。印刷後の媒体をセットした個別トレー 1 4 は、送りローラ 1 2 6、 1 2 7によって媒体回収部 1 5の側に送り出される。

媒体回収部 1 5は、媒体をセットした個別トレ一 1 4を上下に積み重ねた状態で回収するス夕ッカ 1 5 1 と、この底面を規定している昇降板 1 5 2と、昇降板 1 5 2を昇降させる昇降機構 1 5 3を備えている。昇降機構 1 5 3は、ギヤモ一夕の軸の先端にローラの付いたレバーが回転することで昇降板 1 5 2を押し上げることができる

スタツ力 1 5 1の対向する両側内面には、内側に向けて突出した爪 1 54、 1 5 5が配置されている。これらの爪 1 54、 1 5 5は、その下端を中心として上側の部分が内側に突出した状態と、外側に完全に引っ込んだ状態との間を旋回可能となっている。さらに、各爪 1 54、 1 5 5は、裏面側からばね 1 5 6、 1 5 7によって突出する方向に付勢されている。各爪 1 54、 1 5 5は、突出した状態において、その上側がほぼ水平な媒体支持面 1 54 a、 1 5 5 aとなっており、その下側の部分は上方に向かうにつれて内方に向けて傾斜している傾斜面 1 5 4 b、 1 5 5 bとなっている。

印刷後の媒体をセットした個別トレー 1 4は、送りローラ 1 2 6、 1 2 7によって媒体回収部 1 5のス夕ヅ力 1 5 1の真下まで搬送される。この位置に媒体をセッ卜した個別トレ一 1 4が到達すると、昇降機構 1 5 3が駆動して、昇降板 1 5 2が上方に移動する。昇降板 1 5 2によって媒体をセットした個別トレー 1 4は持ち上げられる。ここで、ス夕ッ力の内面には爪 1 5 4、 1 5 5が突出しているが、それらの下側の傾斜面 1 5 4 b、 1 5 5 bに沿って媒体をセットした個別トレー 1 4は強制的に押し上げられると、爪 1 5 4、 1 5 5はばね 1 5 6、 1 5 7のばね力に抗して外側に引っ込む。媒体 5 をセットした個別トレ一 1 4が爪を乗り越えて上方まで持ち上がると、昇降板 1 5 2は降下する。しかるに、媒体をセットした個別トレ一 1 4は、内方に突出している一対の爪 1 5 4、 1 5 5の上側の媒体支持面 1 5 4 a、 1 5 5 aの上に支持される。このようにして, プリン夕の側から送りだされた印刷後の媒体をセッ卜した個別トレ ,ο — 1 4がス夕ッ力 1 5 1内において下側から順次に積み重ねられる ₍

(その他の実施形態）

図 1、図 6に示す媒体搬送方法とは異なる例を説明する。上記の例の場合にはトレーを用いて媒体 3の搬送を行なっている。この代わりに、図 7に示すように、搬送ベルト 2 0 0がプリン夕 2 0 1の ,₅ 内部の印刷位置 2 0 2を経由して周回するように配置し、この搬送ベルト 2 0 0によって媒体を搬送してもよい。この場合には、搬送ベルトの表面いは浅い溝を形成し、ここに媒体を乗せればよい（この溝は前述の媒体トレーに形成したものと同様なものである。）。

20 産業上の利用可能性

以上説明したように、本発明の板状記録媒体の印刷方法および装置では、インクジェット式印刷ヘッドと、コンパクトディスク等の板状記録媒体を搬送するための媒体トレ一とを有し、この媒体トレ一に乗った状態で搬送される板状記録媒体の表面に、前記印刷へッドによって見出し等の印刷を行うようにしている。従って、印刷対象の板状記録媒体を媒体トレーに乗せて印刷位置に搬送することにより、板状記録媒体への印刷を、既存のィンクジェットプリン夕をほぼそのまま利用して行なうことができる。

また、媒体トレーを、印刷へッドを経由する搬送経路に沿ってプリン夕内で往復移動させるようにしている。従って、媒体トレ一の移動経路の一方の側において、媒体トレー上に印刷前の媒体を一枚づっ乗せ、他方の側では、印刷後の板状記録媒体を媒体トレーから取り去るという作業によって、多数枚の板状記録媒体の表面への印刷を行なうことができるので便利である。

さらに、本発明では、板状記録媒体および媒体トレ一のうちの少なくとも一方の側に、板状記録媒体を媒体トレーに対して予め定めた位置関係となるように乗せるための指標を形成してある。従って、当該指標に基づき、媒体トレ一に対する板状記録媒体の位置決めを簡単に行うことができる。

次に、本発明では、板状媒体を搬送するための媒体移送具を、ブロワ一と、このブロワ一の送風口に取り付けた開閉蓋と、ブロワ一の空気吸い込み口に形成した媒体吸着面とを備えた構成のものとしている。この構成の媒体移送具は、簡単な構成により確実に板状記録媒体の搬送を行うことができる。

以上のように、本発明によれば、 C D— R等の板状記録媒体の表面に対して希望する印刷を簡単に行なうことが可能になる。

Claims

請求の範囲

1 . インクジェット式印刷へッドと、コンパクトディスク等の板状記録媒体を搬送するための媒体トレーとを有し、この媒体トレ —に乗った状態で搬送される板状記録媒体の表面に、前記印刷へッドによって見出し等の印刷を行うことを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。 i o

2 . 請求の範囲第 1項において、前記媒体トレーを、前記印刷へッドを絰由する搬送経路に沿って往復移動させることを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。

3 . 請求の範囲第 1項または第 2項において、前記板状記録媒体および前記媒体トレーのうちの少なくとも一方の側には、前記板状記録媒体を前記媒体トレ一に対して予め定めた位置関係となるように乗せるための指標を形成しておき、当該指標に基づき、前記板状記録媒体を前記媒体トレーに乗せることを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。

2 0

4 . 請求の範囲第 3項において、前記板状記録媒体は円盤形状をしており、その円周方向に沿った少なくとも 1か所に前記指標を形成しておき、当該指標に基づき前記板状記録媒体を前記媒体トレ一に対して予め定めた位置関係となるように乗せることを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。

5 . 請求の範囲第 3項において、前記板状記録媒体の表面の既に印刷された画像パターンまたは指標を円周方向に読み取り、この読み取り結果に基づき、前記板状記録媒体を前記媒体トレーに対して予め定めた位置関係となるように乗せることを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。

6 . 請求の範囲第 1項または第 2項において、前記インクジェット式印刷へッドは顔料ィンクを用いて印刷を行うものであることを特徴とする板状記録媒体の印刷方法。直 0

7 . インクジェット式印刷へッドと、コンパクトディスク等の板状記録媒体を搬送するための媒体トレーと、この媒体トレーを、前記印刷へッドを絰由する搬送経路に沿ってプリン夕内で往復移動させるトレ一搬送機構と、印刷前の板状記録媒体を前記媒体トレーに供給する供給機構と、印刷後の板状記録媒体を前記媒体トレーから回収する回収機構とを有し、前記媒体トレーに乗った状態で搬送される板状記録媒体の表面に、前記印刷へッドによって見出し等の印刷を行うようになっていることを特徴とする板状記録媒体の印刷

0 8 . 請求の範囲第 7項において、前記供給機構は、印刷前の板状記録媒体を予め設定した搬送経路に沿って搬送して前記媒体トレ一の上に乗せる媒体移送具を備えており、この媒体移送具は、プロヮ一と、このブロワ一の送風口に取り付けた開閉蓋と、前記ブロワ一の空気吸い込み口に形成した媒体吸着面とを備えていることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。

9 . 請求の範囲第 7項または第 8項において、前記回収機構は、印刷後の板状記録媒体を前記媒体トレーの上から回収して予め設定した搬送経路に沿って搬送する媒体移送具を備えており、この媒体移送具は、ブロワ一と、このブロワ一の送風口に取り付けた開閉蓋と、前記プロヮ一の空気吸い込み口に形成した媒体吸着面とを備え 5 ていることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。

1 0 . 請求の範囲第 8項または第 9項において、前記媒体移送具は、更に、前記媒体吸着面を規定する孔開き回転板と、この回転板を回転させる回転駆動源と、前記板状記録媒体に形成した位置合わ

I 0 せ用の指標を検出するために、指標の位置によって移動可能な検出手段とを有し、当該検出手段によつて前記指標が検出されるまで、前記板状記録媒体を吸着した状態の前記孔開き回転板を回転させるようになつていることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。

1 1 . 請求の範囲第 7項において、前記供給機構は、印刷前の板状記録媒体を収納する媒体収納部と、この媒体収納部から供給される板状記録媒体に対して少なくとも情報の書き込みを行なうドライブとを備えていることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。

2 0 1 2 . 請求の範囲第 1 1項において、前記回収機構は、ドライブにおいて書き込み ·読み出し作業を行なった後の板状記録媒体のうちの不良品を回収する不良品回収部を備えていることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。

1 3 . 請求の範囲第 7項において、前記インクジヱット式印刷へッドは染料ィンクおよび顔料ィンクのうちの少なくとも一方のィンクを用いて印刷を行うものであることを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。

1 4 . コンパクトディスク等の板状記録媒体を搬送するための個別トレーと、この個別トレーにセッ卜された印刷前の板状記録媒体を上下に積み重ねた状態で収納している媒体収納部と、この媒体収納部に収納されている板状記録媒体をセットした個別卜レーをその下端側から横方向に 1枚づっ押し出す構成の媒体供給機構と、この媒体供給機構によって押し出された板状記録媒体をセットした個別トレーを受け取って予め定めた搬送経路に沿って搬送する搬送する媒体搬送機構と、前記搬送経路に沿って搬送される板状記録媒体の表面に見出し、媒体の記録情報等の印刷を施すィンクジェット式印刷へッドと、印刷後の板状記録媒体をセッ卜した個別トレ一を下端位置において受け取り上下方向に順次に積み重ねた状態で回収する媒体回収部と、印刷後の板状記録媒体を前記媒体搬送機構から受け取って前記媒体回収部に引き渡す媒体排出機構とを有することを特徴とする板状記録媒体の印刷装置。