WO1992020509A1

WO1992020509A1 - Device for analyzing working hours of injection molding machine

Info

Publication number: WO1992020509A1
Application number: PCT/JP1992/000623
Authority: WO
Inventors: Masao Kamiguchi; Osamu Saito; Kazuo Kubota; Masanobu Takemoto
Original assignee: Fanuc Ltd.
Priority date: 1991-05-18
Filing date: 1992-05-14
Publication date: 1992-11-26
Also published as: DE69221424D1; DE69221424T2; JP2727139B2; EP0540752A4; US5344301A; EP0540752B1; KR930701283A; KR0124808B1; EP0540752A1; JPH04341817A

Description

明細書

射出成形機の稼働時間分析装置

技術分野

本発明は、射出成形機の特定の作動状態についての経過時間を計測して集計する稼働時間分析装置に関する。

背景技術

射出成形機の定期点検や生産管理等を合理的に行うためには、射出成形機がどのような作動状態に関しどの程度の時間稼働していたかを定期的に分析する必要がある。

従来の射出成形機においては、射出成形機のオペレータが運転操作に対応してタイマゃストップウォッチ等を作動させ、射出成形機の自動運転時間や手動運転時間およびァラーム発生のロスタイム等を自らの手で計測して作業日報等に筆記記録するようにしていたが、オペレータがタイマゃストップウォッチ等を誤操作することもあり、正しい測定結果を得ることは困難であった。

また、通常の射出成形作業では 1人のオペレータが 1 0台前後の射出成形機を管理するのが一般的であり、このような場合での各成形機又は全成形機の稼働時間の計測においては、タイマやストップゥォツチ等の操作や作業日報への書き込みが面倒であるし、作業日報等に記載された生の時間データに基づいて手計算で稼働時間の分析作業を行うような場合には、デ —夕の読み違いや演算ミスも生じ易くなる。

発明の開示

本発明の目的は、オペレータの手を煩わさずとも作動状態毎の稼働時間を正確に分析し，記憶することができる射出成形機の稼働時間分析装置を提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明の第一の態様は、射出成形機の各種作動伏態を検出する作動状態検出手段と、該作動状態検出手段で検出される作動状態の種類毎に検出されている時間をそれぞれ累積計時する複数の計時手段と、これら計時手段で累積計時されている各作動状態毎の累積計時時間を表示出力するデータ出力手段とを備える。

好ましくは、上記各種作動伏態の中には、射出成形機の電源投入時間を含み、上記計時手段で累積計時された電源投入時間に対する各計時手段で計時された各作動伏態の累積作動時間の割合を算出する手段を備え、上記データ出力手段は算出された作動時間の割合を各動作状態毎に表示出力する。また、この各種作動伏態にはヒータ上昇時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、自動運転時間のうちのいずれかが含まれる。

さらに好ましくは、集中管理コンピュー夕と複数の射出成形機がデータ伝送路で接続され、作動状態検出手段のみ各射出成形機に備え、他の手段は上記集中管理コンピュータに備えられている。

また、本発明の第二の態様は、射出成形機の各種作動状態を検出する作動状態検出手段と、時計手段と、該時計手段からの時刻出力が予め設定された時刻と一致すると信号を出力する集計時刻出力手段と、該集計時刻出力手段からの出力信号でリセッ卜され、上記作動伏態検出手段で検出される作動状態の種類毎に検出されている時間をそれぞれ累積計時する計時手段と、上記集計時刻出力手段からの出力信号により上記各計時手段で累積計時した時間を順次記憶する状態別作動時間記憶手段と、該状態別作動時間記憶手段に記憶された各作動状態毎の累積計時時間を表示出力するデータ出力手段とを備える。

好ましくは、上記各種作動状態の中には、射出成形機の電源投入時間を含み、上記計時手段で累積計時された電源投入時間に対する各計時手段で計時された各作動状態の累積作動時間の割合を算出する手段を備え、上記状態別作動時間記憶手段は算出された作動時間の割合も記憶し、上記デ— 夕出力手段は、各作動状態毎の累積計時時間と共に上記作動時間の割合も表示出力する。また、この作動状態の中には、ヒータ上昇時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、半自動運転時間、自動運転時間のうちのいずれかが含まれる。

好ましくは、上記集計時刻出力手段は 1日 1回の信号を出力し、上記状態別作動時間記憶手段は各日毎の状態別作動時間及び上記作動時間の割合好ましくは、上記時計手段はカレンダー機能を有し、集計時刻出力手段からの出力信号により、上記時計手段から出力される月，日を読取り、月の最終日であると上記伏態別作動時間記憶手段に記憶された各日毎の作動状態の種類毎の作動時間を合計し、また、合計された電源投入時間に対して各状態の作動時間の合計の割合を算出し、各合計値と各割合を上記読み取った月の状態別作動時間、作動時間の割合として月毎状態別作動時間記憶手段に記憶させる手段を備える。

好ましくは、上記月毎状態別作動時間記憶手段は 1年分のデータを記憶し、上記月毎状態別作動時間記憶手段に記憶させる手段は、対応する月の記憶データを箅出された月の状態別作動時間及び作動時間の割合に書き替える。

さらに好ましくは、集中管理コンピュータと複数の射出成形機がデータ伝送路で接続され、作動状態検出手段のみ各射出成形機に備え、他の手段は上記集中管理コンピュー夕に備えられている。

上述のように、本発明によれば、射出成形機の特定作動状態のそれぞれが作動状態検出手段によつて検出されている間、特定作動状態毎の経過時間が状態别作勖時間記憶手段によって積算記憶される。この状態別作動時間記憶手段に記憶された積算時間は、データ出力手段により特定作動状態毎に表示出力される。伏態別作動時間記憶手段は、更に、電源投入状態の積算時間と他の積算時間との関係に基いて特定作動状態毎の積算時間の割合を算出し、積算時間の割合を特定作動伏態毎にデータ出力手段を介して表示出力する。特定作動状態毎の積算時間や積算時間の割合が表示出力されると状態別作動時間記憶手段の値が自動的に初期化され、以下、特定作動状態毎の積算時間や積算時間の割合が所定期間毎に表示出力される。従って、本発明による射出成形機の稼働時間分析装置によると、ォペレ一夕が運転操作に対応してタイマゃストップウォッチ等を作動させて計測を行う時のように誤操作による計測ミスが生じることはなく、また、計測桔果を記録するために面倒な作業日報を作成するといつた煩わしさも解消される。また、作業日報等に記載された生の時間データに基いて手計算で稼働時間の分析作業を行う時のようにデータの読み違いや演算ミス等を生じることもなく、分析結果の信頼性が格段に向上する。

図面の簡単な説明

図 1は本発明の一実施例における電動式射出成形機の要部を示すプロック図、

図 2は同実施例の P M C用 C P Uによって実施される状態検出処理の概略を示すフローチャート、図 3は同実施例の P M C用 C P Uによって実施される作動時間記憶処理の概略を示すフローチヤ一ト、

図 4は作動時間記憶処理の概略を示すフローチヤ一卜の続き、図 5は作動時間記憶処理の概略を示すフローチヤ一卜の続き、図 6は同実施例の P M C用 C P Uによって実施される表示要求検出処理の概略を示すフローチヤ一ト、

図 7は 1日毎 1ヶ月分のデータを記憶するフアイルを示す概念図、図 8は 1ヶ月毎 1年分のデータを記憶するファイルを示す概念図、図 9はデータ表示状態の一例を示す概念図、

図 1 0は集中管理コンピュータによる稼働時間分析装置の一例を示すブ口ック図である。

発明を実施するための最良の形態以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。

本発明による稼働時間分析装置を適用した電動式射出成形機 1 9は、図 1にその概略を示すように、固定プラテン 2 7 , 可動プラテン 2 8 , 射出シリンダ 2 9 , スクリユー 3 0を含み、さらに、上記射出シリンダ 2 9は加熱手段としてのバンドヒータ 3 4および温度検出手段としての熱電対 3 0を備る。

可動プラテン 2 8は、型締め用サ一ボモータ M 1の軸出力により、ボールナット &スクリューゃトグル機構等によって構成される駆動変換装置 3 1を介しタイバー（図示せず）に沿って移動される。また、スクリュー 3 0は、ボールナット &スクリュ一およびボス &セレーション等によって構成される駆動変換装置 3 2を介し射出用サーボモ一夕 M 3により軸方向に移動される。さらに、スクリユー 3 0は、サーボモータ M 2により歯車機構 33などの伝動機構を介して計量混練りのための回転運動が行われる。射出成形機 19を駆動制御する数値制御装置は数値制御用のマイクロプ口セッサ（以下、 NCCPUという） 12とプログラマブルマシンコン卜ローラ用のマイクロプロセッサ（以下、 PMCCPUという） 14とを備え、 PMCCPU14には射出成形機のシーケンス動作を制御するプログラム等を格納した ROM17と各作動状態の積算時間の記憶用に利用される不揮発性の RAM 8がデータバスを介して接続されている。

数値制御用のマイクロプロセッサ 12には射出成形機 19を全体的に駆動制御する管理プログラムを格納した ROM 15, データの一時記憶等に利用される RAM4, 及びサ一ボインタ一フヱイス 11が接続される。そして、このサーボインターフェイス 11には型締め用サーボモータ M 1のためのサ一ボ回路 1 , 計量回転用サーボモータ M2のためのサーボ回路 2，射出用サーボモータ M 3のためのサ一ボ回路 3が接続される。サーボモー夕 M1〜M3にそれぞれ配備したパルスコーダ P 1, P 2, P 3からのフイードパック信号はサーボ回路 1, 2， 3の各々に入力される。なお、図 1ではこれらサーボモータ M1〜M3のみ示し、他のサーボモータ、例えば、ェジクタ用，型厚調整用，ノズルタツチ用等のサーボモータに関しては省略している。

NCCPU12と PMCCPU14とはバスアービタコン卜ローラ 13 を介して接続される。さらにこのバスアービタコントローラ 13には不揮発性の共有 RAM5, 入力回路 6, 出力回路 7の各々がデータバスを介して接続されている。

また、サーボ回路 3にはトルクリミット回路が内蔵され、射出用サーボモータ M 3による最大射出圧力を規制するためのトルクリミット値が出力回路 7から入力される。バンドヒータ 34の ONZOF Fは PMC CPU 14により出力回路 7およびヒータ回路 10を介して制御される。一方、熱電対 35によって検出された射出シリンダ 29各部の温度は A/D変換されて人力回路 6に入力される。

数値制御装置の入力回路 6には、更に、時計装置 9からの現在時刻が入力される。この時計装置 9は時 ·分 ·秒に関する現在時刻の出力に加え、予めプリセッ卜されたデータに基いて年 ·月 · 日の値を自動的に更新するォートカレンダ一機能を備えている。

バスアービタコントローラ 13はデータバスを選択して各要素間におけるデータの入出力を管理し、オペレータパネルコントローラ 16は数値制御装置本体と CRT表示装置付手動データ入力装置（以下、 CRTZMD Iという） 18との間でインターフェイスを構成している。そして、射出成形作業に関する各種の設定条件は、オペレータの判断により、 CRT/ MD I 18を介して共有 RAM5に設定入力される。

CRT/MD I 18は、射出成形機本体側に配備された操作盤と、射出成形機本体と別に配備した端末機とから成り、 CRT表示装置やデータ入力用のテンキーおよびコマンド入力用のソフトキ一等を備えている。 CR T/MD I 18の操作盤には、型締めからェジェク卜に至る 1サイクルの射出工程のみをプログラムに基いて実行する半自動運転スィツチ、この射出工程を繰り返し実行する自動運転スィッチ、及び手動運転スィッチが設けられている。

手動運転スィッチが選択された状態で、型締め用，計量回転用，射出用，ェジェクタ用等の手動操作キーを選択的に操作すると、各軸のサーボモー夕が予め設定された速度で駆動されるが、手動操作キ一による各軸の送りは、共有 RAM 5に設定された条件と ROM 15に格納された管理プログラムとに基いて N C C P U 12によって管理される。これら手動操作キーは半自動運転スィッチゃ自動運転スィッチおよび手動運転スィツチと共に射出成形機本体側の操作盤に配備される。

また、この射出成形機 19は、射出成形機各部の異常を検出してアラームを出力する異常検出機能や製品ショット数を積算記憶するカウント機能および冷間起動防止機能等を備える。この異常検出機能は、自己診断プログラムによつて数値制御装置の異常が検出された場合や、各軸のサーボモ —夕に異常が検出された場合に作動する。例えば、金型間への異物の侵入やノズルの詰まりおよび樹脂の固化等によって型締め用サーボモータ Ml や計量回転用サーボモータ M 2および射出用サーボモー夕 M 3等の駆動時の位置偏差が異常に増大したり、または、手動操作時に各軸のサ―ボモー夕で駆動される可動ュニットがオーバ一トラベルしてリミツトスイッチが作動したような時に作動する。'このような異常が検出されると、その動作を管理する NCCPU12または PMCCPUl 4が共有 RAM 5のァラ —ム検出フラグをセットする。

製品ショット数を積算記憶するカウンタは射出成形機 19による 1サイクルの射出工程が完了する毎に自動的にカウントアップされ、この値が C RT/MD I 18で予め設定された生産数に達すると、射出成形機 19が型開き状態で自動停止し、 PMCCPUl 4が共有 RAM5の生産完了フラグをセッ卜する。生産数を設定しない場合、または、 CRTZMD I 1 8からの操作で生産数をリセッ卜したような場合には、カウンタの値および生産完了フラグがリセットされ、以後、運転が解除されるまで射出成形機 19の自動運転が継続実施される。なお、製品ショット数を積算記憶するカウンタは生産数が設定されない限り機能しない。

また、射出成形作業の開始に先立って CRTZMD I 18で射出シリンダ 29の加熱温度を設定してバンドヒータ 34への電源を投入した後、熱電対 35によって検出される射出シリンダ 29の全てのゾーンの温度が設定値に対して所定の幅（例えば設定値の ± 10%) の範囲に到達すると冷間起動防止タイマが所定時間（通常 15分〜 25分）作動する。電源を投入して上記所定時間が経過するまでは、射出成形機 19に射出成形動作を行わせないよう、共有 RAM 5に冷間起動防止フラグがセッ卜される。この冷間起動防止フラグは冷間起動防止タイマによる上記所定、時間の計時終了を以て自動的にリセッ卜される。そしてバンドヒ一夕 34に電源を再投入すると、このフラグは再びセットされる。

上記構成において、射出成形機 19は、 ROM15に格納された管理プログラムに基いて作動する N C C P U 12と ROM 17に格納されたシーケンスプログラムに基いて作動する PMC C PU 14、および、共有 RA M5に記憶された設定値等に基いて、 N C C P U 12がサーボインターフェイス 11を介して各軸へのパルス分配を行い、かつ、 PMCCPU l 4 が全体のシーケンス動作を管理することで駆動制御される。

図 2に示す状態検出処理，図 3乃至図 5に示す作動時間記憶処理，及び図 6に示す表示要求検出処理は、 ROM17に格納されたタスクである。この内、図 2の状態検出処理のタスクは、射出成形機 19に電源が投入されている限り、 PMC CPU l 4により微小時間 Δ t間隔で繰り返し実施される。

以下、図 2乃至図 6のフローチヤ一トを参照して本発明の第 1実施例による稼働時間分析装置の処理動作を説明する。なお、後述する不揮発性メ 0 モリで構成されている各種の作動時間記憶レジスタ（Ta， Tb, · · · · ) は予めリセットされていて初期状態にあるとする。

まず、本実施例の作業伏態検出処理を図 2により説明すると、 PMCC P U 14は、所定周期毎の状態検出処理で共有 RAM 5に冷間起動防止フラグがセッ卜されているか否か、即ち、バンドヒー夕 34が射出シリンダ 29を加熱するための昇温過程にあるか否かを判別する（ステップ S 1) 。その結果、バンドヒータ 34が昇温過程にあれば、昇温時間記憶レジスタ T aに本処理の実行周期 Δ tを加算し、ヒータ昇温時間を積算記憶して (ステップ S 7) 、この周期の状態検出処理を終了する。

前述したように、バンドヒータ 34の昇温過程では射出成形機 19の射出成形動作は禁止されるので、ステップ S 1の判別結果が真（Y：ヒータ昇温中）である限り、その間、他の計測対象の作動が実行されることはない。

バンドヒータ 34の昇温過程が終了して冷間起動防止フラグがリセットされると、図 1の状態検出処理におけるステップ S 1の判別結果は常に偽 (N) となって、ステップ S 2に移行する。そして PMC C PU 14は次周期以降の他の状態判別処理を実行することになる。

PMCCPU14は、ステップ S 2で、アラーム検出フラグがセットされているか否か、即ち、射出成形機 19の各部に異常が検出されているか否かを判別する。異常が検出されていれば、アラーム発生時間記憶レジスタ Tbに実行周期 Δ tを加算してアラーム発生時間を積算記憶し（ステツプ S 8) 、この周期の状態検出処理を終了する。なお、アラーム検出フラグがセッ卜された状態では射出成形機 19の動作が自動停止されているので、その間、他の計測対象の作動が実行されることはない。また、この周期の状態検出処理でアラームが検出されなければ、 PMC CPU 14は、更に、ステップ S 3の判別処理に移行し、生産完了フラグがセッ卜されているか否か判別する。即ち、予定数の射出成形作業が完了しているか否かを判別する。予定数の射出成形作業が完了していると判別した場合、 PMC CPU 14は、生産完了後の停止時間を記憶する停止時間記憶レジスタ T cに実行周期 Δ tを加算して生産完了後の停止時間を積算記憶し（ステップ S 9) 、この周期の状態検出処理を終了する。

なお、生産完了後に射出成形機 19を駆動するためには、手動運転，半自動運転，自動運転の如何に関わらず、 CRTZMD I 18からの操作で生産完了フラグをリセッ卜しなければならないので、生産完了後の手動運転や半自動運転および自動運転についてはその作動時間が停止時間記憶レジス夕 T cに加算されてしまうことはない。

生産完了フラグが検出されない状態では、手動運転，半自動運転，自動運転のいずれも選択実行することができるから、 PMC C PU 14は、これらいずれかの作業状態にあるかどうか判別する処理に移る。そこで PM C C P U 14は、射出成形機本体の操作盤に配備された手動運転スィッチ, 半自動運転スィツチ，自動運転スィツチの内いずれのスィツチが作動しているかを判別し、手動運転中であれば手動運転時間記憶レジスタ T dに実行周期 Δ tを加算して手動運転の時間を積算記憶する（ステップ S 4, スチップ S 10) 。半自動運転中であれば半自動運転時間記憶レジス夕 T e に実行周期 Δ tを加算して半自動運転の時間を積算記憶する（ステップ S 5，ステップ S 11) 。自動運転中であれば自動運転時間記憶レジス夕 T f に実行周期 Δ tを加算して自動運転の時間を積算記憶する（ステップ S 6, ステップ S 12) 。また、いずれの運転スィッチも作動していなけれ 2 ば、その他の作動時間を記憶するレジスタ T _gに実行周期 Δ tを加算する (ステップ S 13) 。

図 2に示す伏態検出処理において、ヒータ昇温中，アラーム発生中，生産完了…等互いに重複することのない特定作動状態を検出する判別処理の順位は適宜変更することができる。

以上のようにして図 2の状態検出処理を実行する間に、 PM C C P ϋ 1 4はさらに所定周期毎に図 3乃至図 5に示すような作動時間記憶処理の夕スクを繰り返し実行する。この処理では時計装置 9から時 ·分 ·秒に関する現在データを読込んで、この値が予め設定したデータ集計時刻と一致しているか否かを判別し（ステップ S 14) 、一致していなければ後述するステップ S 15以降の処理を行なわず、この周期の作動時間記憶処理を終了する。なお、時計装置 9における時 *分*秒の分解能は PMCCPU1 4における作動時間記憶処理の実行周期と整合されており、ステップ S 1 4の判別結果が真（Υ) となるのは 1日 1回の周期においてだけである。時計装置 9の時 ·分 ·秒に関する現在データが予め設定されたデータ集計時刻と一致すると、 PMCCPU14は時計装置 9から日付に関する現在データを読込み、日付指標 dとして記憶する（ステップ S 15) 。

次いで、 PMCCPU14は、前日のデータ集計時刻から今回のデータ集計時刻に至る丸 1日分の特定作動状態の積算時間を記憶した昇温時間記憶レジスタ Taの値，アラーム発生時間記憶レジスタ Tbの値，停止時間記憶レジスタ T cの値，手動運転時間記憶レジスタ Tdの値，半自動運転時間記憶レジスタ T eの値，自動運転時間記憶レジスタ Τ ίの値，その他の作動時間を記憶するレジスタ T gの値を読み取る。そして読み取った各レジスタの値（Ta〜Tg) と、それらの加算値である 1日分の電源投入 3 時間の値とを各々日付指標 dに対応させ、 1日毎 1ヶ月分のデータを記憶する不揮発性 RAM 8のファイルの各記憶領域 T a d, T b d, T e d, T d d, T e d, T f d, T g d, Τσ <1に更新記憶する（ステップ S I 6) 。それから上記各レジスタ T a乃至 T gの各値を全て初期化する（ステツプ S 17 ) 。

その後、 PMC CPU 14は、 1日に対する電源投入時間の割合と、さらに、一日の電源投入時間に対するヒータ昇温時間，アラーム発生時間，生産完了後の停止時間，手動運転時間，半自動運転時間，自動運転時間，及びその他の作動時間の割合をそれぞれ算出し、その結果を日付指標に対応させて不揮発性 RAM 8のファイルの各記憶領域 Tび' d, T a' d, T b' d, T c' d, T d' d, T e' d， T f ' d, T g' dにそれぞれ更新記憶する（ステップ S 18) 。

1日毎 1ヶ月分のデータを記憶する不揮発性 RAM 8のファイルには、図 7に示されるように、日付アドレス d = 1〜31の記憶領域が設定されている。この各領域には、図 7に示すように、アドレス dの日における電源投入時間と一日に対するその割合、及び各種作動時間とその電源投入時間に対するそれぞれの割合が記憶される。

次いで、 PMC C PU 14は、今回読込んだ日付の現在値 dが集計の日である当月の最終日付と一致するか否かを判別する（ステップ S 19) 。一致しなければ後述するステップ S 20以降の処理を行なわずこの周期の作動時間記憶処理を終了する。

一方、今回読込んだ日付が当月の最終日付と一致した場合、 PMC CP U 14はステップ S 20に移行し、時計装置 9から月に関する現在データを読込んで月指標 mとして記憶する。それから 1ヶ月毎 1年分のデ一夕を 4 一記億する不揮発性 RAM 8のファイルの各記憶領域 Term, T arn, Tb m, T cm, T dm, T ern, T f m, T g mの各値を該指標 mの値に基いて全て初期化した後（ステップ S 21) 、データ読込み指標 iに 1を設定する（ステップ S 22) 。

次いで、 PMCCPU14は、 1日毎 1ヶ月分のデータを記憶している

RAM8のファイル（図 7参照）から初日（ i = 1) から月最終日（ i = d) までの各日のデータ、すなわち、各記憶領域 Τσ i， Ta i, Tb i, T c i, Td i, T e i, T f i , T g iの値を逐次読込んで、それぞれを 1ヶ月毎 1年分のデータを記憶する不揮発性 RAM 8の別のファイル (図 8参照）の各記憶領域 Τσπι, Tam, Tbm, T cm, T dm, T em, T f m, Tgmに積算記憶する（ステップ S 23, S 24, S 25) このようにして、 1ヶ月毎 1年分のデータを記憶する不揮発性 RAM 8 において、当月のデータを記憶するファイル（図 8参照）の各記憶領域 T び m, Tam, Tbm, Tcm, T dm, T e m， T f m, Tgmには、当月の第 1ョ目から最終日付である第 d曰目までの電源投入時間の積算値，ヒータ昇温時間の積算値，アラーム発生時間の積算値，生産完了後の停止時間の積算値，手動運転時間の積算値，半自動運転時間の積算値，自動運転時間の積算値，その他の作動時間の積算値の各々が記憶されることとなる。

次いで、 PMCCPU14は、当月の最終日付 dの値に基いて当月の全時間（秒）を算出し（ステップ S 26) 、前記のステップ S 18と略同等の処理により、この 1ヶ月に対する電源投入時間の百分率、及び 1ヶ月の電源投入時間に対するヒータ昇温時間，アラーム発生時間，生産完了後の停止時間，手動運転時間，半自動運転時間，自動運転時間，その他の作動時間の百分率をそれぞれ算出し、これらの値を月指標 mに対応させて不揮発性 RAM8のファイル（図 8参照）の各記憶領域 Τσ' m, T a' m, T b' m, T c ' m， T d' m, T e ' m, T f ' m, T g' mの各々に更新記憶する（ステップ S 27) 。こうしてこの周期の作動時間記憶処理を終了する。

なお、当月の最終日付 dの値が 30以下である場合には、この周期の作動時間記憶処理を終了する段階で、 1日毎 1ヶ月分のデータを記憶する不揮発性 RAM 8のファイル（図 7参照）から、ァドレス d + 1以降に残つているデータは消去され初期化される。

そして、オペレータの要望で当月（前月の一部を含む場合もある）各日の稼働時間データや当年（前年の一部を含む場合もある）各月の稼働時間データを知りたい場合には、 CRTZMD I 18のソフトキ一を操作して稼働時間データの表示画面を選択し、 C R T表示装置にこれらのデータを表示させる。

以上の状態検出処理や作動時間記憶処理と略並列的に、 PMC C P U 1 4は図 6のフローチヤ一卜に示されるような表示要求検出処理を所定周期毎に繰り返し実行している。この処理において、 CRTZMD I 18からの表示要求が検出されたことを判別して（ステップ S O 1) 、 CRT表示装置の表示画面を切り替え、図 9 (a) に示されるようなデータ表示画面により、 1日毎 1ヶ月分の稼働時間データ、および（b) に示されるような 1ヶ月毎 1年分の稼働時間データを CRT/MD I 18の表示装置に表示する（ステップ S 03)。

稼働時間データの表示を要求した時間が予め設定したデータ集計時刻よりも早い時間であれば当曰データの集計が完了していないので、 1日毎 1 ヶ月分の稼働時間データを表示する表示画面には、図 9 ( a ) に示されるように、当月第 1日から当月前日までの各日データと前月の今日対応日以降の各日データとが表示されることとなる。例えば、データ集計時刻を 1 9時 0 0分 0 0秒に設定して 7月 1 5日の 1 8時 3 0分 0 0秒に稼働時間データの表示を要求したとすれば、 7月 1曰から 7月 1 4曰までの各曰デ一夕と 6月 1 5曰から 6月 3 0日までの各日データとが表示される。 5月は 3 1曰まで 6月は 3 0曰までであるから、 1日毎 1ヶ月分の稼働時間デ —タを記憶した図 7のファイルにはァドレス d = 3 1のレコードに 5月 3 1日分のデータが残ることとなる。しかし、最終曰付 dの値が 3 0以下である場合には作動時間記憶処理の終了段階でァドレス d + 1以降のデー夕を消去する処理がされるので、 6月 3 0日における作動時間記億処理が実行された段階で 5月 3 1日分のデータが消去される。従って、 7月 1 5日の 1 8時 3 0分 0 0秒に稼働時間データの表示を要求したときには、 7月 1曰から 7月 1 4日までの各日データと 6月 1 5日から 6月 3 0曰までの各日データのみが表示されることとなる。また、稼働時間データの表示を要求した時間が予め設定したデータ集計時刻よりも遅い時間であれば、当月第 1曰から当月当日までの各日データと前月の明日対応曰以降の各日デ一夕が表示されることとなる。すなわち、 1日毎 1ヶ月分の稼働時間デー夕を表示する表示画面は直近 1ヶ月分の各曰データを表示する。

1ヶ月毎 1年分の稼働時間データの場合もこれと同様であって、稼働時間デ一夕の表示を要求した時刻が予め設定したデータ集計時刻よりも早い時間であれば、当年 1ヶ月から当年前月までの各月データと前年の今月対応月以降の各月データが表示される。一方、稼働時間データの表示を要求した時間が予め設定したデータ集計時刻よりも遅い時間であれば、当年 1 ヶ月から当年当月までの各月データと前年の当月対応月以降の各月データが、図 9 (b) に示すように、表示される。すなわち、 1ヶ月毎 1年分の稼働時間データを表示する表示画面には直近 1年分の各月データが表示される。

なお、図 9における CRT表示画面の時間データの値は、各データを時，分，秒の単位に変換して表示したものであり、また、図 9に示されるような表示画面が選択された状態で、 CRTZMD I 18の別のソフトキ一が操作されれば、 PMC CPU 14はステップ S 02の判別処理でこれを検出し、操作に応じて別の選択処理へと移行する。

以上に述べたように、本実施例におけるデータ出力手段は CRTZMD I 18における CRT表示装置によって構成され、射出成形機 19における各状態毎の積算時間やその割合は、 1日毎または 1ヶ月毎の所定期間で集計されて図 7および図 8に示されるようなファイルに記憶され、ォペレ一夕の要望で任意に表示出力される。また、本実施例では 1日毎、 1ヶ月毎のデータを表示出力したが、 1日毎、 1ヶ月毎と区切らずに、表示指令で各作動時間記憶レジスタの値を表示するようにしてもよい。この場合においても、電源投入時間に対する各作動状態の作動時間の百分率を求めて、表示する。

また、 CRT/MD I 18と共にプリンタ装置を配備することにより、作動時間記憶処理におけるステップ S 18やステップ S 27の処理を実行する度に各状態毎の積算時間やその割合を 1日毎， 1ヶ月毎の所定期間でプリント出力しても良い。

図 7に示すような 1日毎 1ヶ月分のデータを記憶するファイルを各月毎に作成すれば、 1日毎のデータを丸 1年に亘つて記憶したことになる。このデータを用いれば、曜日毎の各種稼働時間の積算値やその平均稼働時間、および、 1週間分の各種稼働時間に対する各曜日の占める割合等を算出することができる。

以上、カレンダー機能を有する時計装置 9を用いて現在日付や月を検出することによってデータの集計作業を行うようにした実施例に付いて説明したが、 2 4時間計測で自動的にリセッ卜される時計装置を用いた場合であっても実施例と同様の処理を行わせることができる。

以下、 2 4時間計測の自動的にリセッ卜される時計装置を用いた第 2実施例について簡単に説明する。

この実施例では日付および月に関する値が全く関与しないから、まず、作動状態検出処理については、前記第 1実施例（図 2 ) の処理をそのまま適用することができる。しかし、作動時間記憶処理については第 1実施例の処理（図 3〜5 ) をそのまま適用できない。すなわち、第 1実施例では、ステップ S 1 5の処理で時計装置からの現在日付を検出し、ステップ S 1 9の処理で当月の最終日付を検出し、ステップ S 2 0で月を読込んでいるからである。

したがって、この 2 4時間計測で自動的にリセッ卜される時計装置を用いた第 2実施例においては、その作動時間記憶処理については図 3以降に示される作動時間記憶処理を修正して適用しなければならない。そこでまず、図 3に示される作動時間記憶処理からステップ S 1 9の判別処理を取り除くと共に、ステップ S 1 5の処理に替えて日付指標 dの値を逐次ィンクリメントする処理を実行させる。なお、初回の電源投入時における日付指標 dの値は 0である。これで、ステップ S 1 4の判別処理で設定時刻を検出する毎に日付指標 dの値を更新してステップ S 1 6乃至ステップ S 1 8の処理を自動的に実施させることが可能となる。但し、日付指標 dの値を実際の日付に合わせるためには、月初めに日付指標 dの値を初期設定する必要が生じる。そこで、更に、図 4乃至図 5に示される作動時間記憶処理におけるステップ S 2 0の処理に替えて、 C R T ZM D I 1 8からのテンキー入力を検出して月指標 mおよび m月の日数 dを設定する処理を構成し、ステップ S 2 6とステップ S 2 7との間に日付指標 dの値を 0に初期化するための処理を挿入する。

以上のように修正することにより、射出成形機 1 9に電源を投入して運転を開始すれば、ステップ S 1 4の判別処理でデータ集計時刻の到来が検出される毎に日付指標 dの値が逐次更新され、該更新日付指標 dの値に対応してステップ S 1 6乃至ステップ S 1 8の処理を自動的に実施される。また、図 4のステップ S 2 0に替わる処理で、月の変わり目毎にオペレー夕が旧い月の値 mおよび m月の日数 dを設定入力すれば、第 m月の第 1日目から最終第 d日目までのデータがステップ S 2 1乃至ステップ S 2 7の処理で自動的に積算されて集計される。また、ステップ S 2 6とステップ S 2 7との間の処理で指標 dの値が自動的に 0に初期化されるから、第 m + 1月の第 1日目には日付指標 dの値が 1に再設定され、以下同様にして 1ヶ月分の処理を繰り返し実行させることができる。

以上のように、 2 4時間計測で自動的にリセッ卜される時計装置を用いた第 2実施例においては、月指標 mおよび m月の日数 dをテンキーで設定入力する際に多少の注意力を要求されるが、作用，効果の点に関しては力レンダー機能を有する時計装置 9を用いた第 1実施例の場合と略同等である。

以上の実施例では 1日毎， 1ヶ月毎にデータを集計するようにしているカ^ 1週間毎， 1年毎にデータを集計させるようにすることも可能である。検出すべき各作動伏態の特定は射出成形機の構成等に応じて任意に選択設定することができる。更に、特定作動状態の組み合わせ態様等を判別することにより、条件出しや段取りのために消費された時間やその割合等を算出して表示出力させることも可能である。条件出しや段取りのために消費された時間やその割合等を算出するため、専用の外部スィツチを設けたり、 C R TZM D I 1 8のキー操作等を検出したり、更に、射出成形機 1 9内部の状態検出信号を用いることもある。

上述の第 1 , 第 2実施例では、 1日の電源投入時間 Τ σ dや 1ヶ月の電源投入時間 Tび mの値によって 1日又は 1ヶ月の電源が投入されなかった時間、すなわち電源切断時間を知ることができる。また、電源を切断する前の段階で外部スィツチや C R TZM D I 1 8のキーから電源切断の理由を示す項目のキーを入力し、その理由毎に電源切断時間を不揮発性 R A M 8に記憶させることも可能である。例えば、電源を切断する直前に外部スィツチや C R TZM D I 1 8から入力された理由に応じて時計装置 9の現在時間を検出し、この値を不揮発性 R A M 8に記憶すると共に、電源が再投入された直後の段階で時計装置 9から現在時間を読込み、この値から電源切断時点で記憶した現在時間の値を減じ、電源切断の理由に対応して不揮発性 R A M 8に記憶させることができる。なお、電源切断の理由としては、定期保守のための電源切断，生産予定がないための電源切断，故障修復のための電源切断等の各種項目を予め設定して記憶させておくと良い。次に第 3実施例として、多数の射出成形機を併設して射出成形作業を行わせる場合には、各成形機毎に配備した装置で稼働時間分析はせずに、単一の集中管理コンピュータで分析作業を行う場合を示す。

図 10は、複数の射出成形機 19 a, 19 b, 19 c…に対して単一の集中管理コンピュータ 26を配備した第 3実施例を示すプロック図であり、集中管理コンピュータ 26の要部は、マイクロプロセッサ 21, R OM 2 2, R AM23, CRT/MD I 24およびフロッピ一ディスクやハードディスク等からなる外部記憶装置 25などによって構成される。これら複数の射出成形機 19 a, 19 b, 19 c…と集中管理コンピュータ 26との間は射出成形機 19 a, 19 b, 19 c…からのデータ伝送路と集中管理コンピュータ 26側のインタ一フェイス 20を介して接続されている。ここの射出成形機 19 a, 19 b, 19 c…のハ一ドウヱァに関する構成は前記第 1実施例の射出成形機 19と略同等である。

まず、集中管理コンピュータ 26によってデータの集計作業を行う場合には、射出成形機 19 a, 19 b, 19 c…からのヒータ昇温検出信号，アラーム発生信号，生産完了信号，手動運転信号，半自動運転信号，自動運転信号等を各射出成形機のコ一ドと共に集中管理コンピュータ 26に入力する。そして、集中管理コンピュータ 26の側で、各射出成形機 19 a, 19 b, 19 c…の各コード毎に図 2および図 3乃至図 5に示されるような所定周期毎の処理を実行させ、外部記憶装置 25に射出成形機のコード毎に設けられた図 7および図 8のようなファイルにデータの集計結果を記憶させるようにする。また、集計結果を CRT表示装置付手動データ入力装置 24の CRT表示画面に表示する場合には、射出成形機のコードを M D Iから入力して所望の射出成形機に関するデータのみを選択的に表示させるようにすれば良い。この場合、データの集計作業に必要とされるソフトウヱァは全て集中管理コンピュータ 2 6側の R O M 2 2に配備されることになるので、射出成形機 1 9 a , 1 9 b , 1 9 c…の各々には特定の作動状態を検出するための手段を設けるだけで良く、制御装置で内部処理を行う電動式射出成形機のようなものに限らず、従来公知の各種射出成形機に対応することができる o

また、射出成形機 1 9 a , 1 9 b , 1 9 c…の各々が制御装置で内部処理を行う電動式のものであれば、データの集計作業に必要とされる処理を射出成形機と集中管理コンピュータ 2 6とに分担させることにより、双方の制御装置の負担を軽減化することもできる。

例えば、図 2に示されるような状態検出処理のみを射出成形機 1 9 a , 1 9 b , 1 9 c…の各々に実行させて各射出成形機に 1日分のデータを蓄えさせ、データ集計時刻毎に集中管理コンピュータ 2 6から射出成形機 1 9 a , 1 9 b , 1 9 c…の制御装置をポーリングして各射出成形機毎のデ一夕を収集する。このデータを収集する毎に、図 3乃至図 5に示されるような処理を各射出成形機毎に行い、外部記憶装置 2 5に記憶させるようにすることができる。

また、集中管理コンピュータ 2 6を用いてデータの収集作業を行わせるような場合においては、射出成形機の電源投入の有無に関わりなく集中管理コンピュータ 2 6の処理を実行させることができるから、射出成形機の電源切断の理由やその時間等を記憶する必要のある場合には、第 3実施例は好適な実施例となる。電源切断の理由を対応するキーでもって射出成形機から集中管理コンピュータ 2 6に送信し、この理由に対応して集中管理コンピュータ 2 6が射出成形機毎の電源切断の理由やその時間等を管理することは容易である。また、射出成形機の作動状態を電源投入の有無に関わりなく外部的に検出するような検出手段を設ければ、射出成形機の伏態を休みなく検出することができる。例えば、固定プラテン 2 7や可動ブラテン 2 8に金型の着脱を検出するリミットスィツチ等を配備することにより、電源切断後に行われた金型着脱作業の時間等を射出成形機毎に管理することも可能である。

Claims

請求の範囲

1 . 射出成形機の各種作動伏態を検出する作動状態検出手段と、該作動状態検出手段で検出される作動伏態の種類毎に検出されている時間をそれぞれ累積計時する複数の計時手段と、これら計時手段で累積計時されている各作動伏態毎の累積計時時間を表示出力するデータ出力手段とを備えたことを特徵とする射出成形機の稼働時間分析装置。

2. 上記各種作動状態の中には、射出成形機の電源投入時間を含み、上記計時手段で累積計時された電源投入時間に対する各計時手段で計時された各作動伏態の累積作動時間の割合を算出する手段を備え、上記データ出力手段は算出された作動時間の割合を各動作状態毎に表示出力する請求項 1記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

3 . 上記各種作動状態はヒータ上昇時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、半自動運転時間、自動運転時間のうち少なくともどれかひとつを含む請求項 1または 2記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

4 . 集中管理コンピュータと複数の射出成形機がデー夕伝送路で接続され、作動状態検出手段のみ各射出成形機に備え、他の手段は上記集中管理コンピュー夕に備えられている請求項 1または 2または 3記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

5. 射出成形機の各種作動状態を検出する作動状態検出手段と、

時計手段と、

該時計手段からの時刻出力が予め設定された時刻と一致すると信号を出力する集計時刻出力手段と、

該集計時刻出力手段からの出力信号でリセッ卜され、上記作動状態検出手段で検出される作動状態の種類毎に検出されている時間をそれぞれ累積計時する計時手段と、

上記集計時刻出力手段からの出力信号により上記各計時手段で累積計時した時間を順次記憶する状態別作動時間記憶手段と、

該伏態別作動時間記憶手段に記憶された各作動状態毎の累積計時時間を表示出力するデータ出力手段と、

を備えたことを特徴とする射出成形機の稼働時間分析装置。

6 . 上記各種作動状態の中には、射出成形機の電源投入時間を含み、上記計時手段で累積計時された電源投入時間に対する各計時手段で計時された各作動伏態の累積作動時間の割合を算出する手段を備え、上記状態別作動時間記憶手段は算出された作動時間の割合も記憶し、上記データ出力手段は、各作動状態毎の累積計時時間と共に上記作動時間の割合も表示出力する請求項 5記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

7 . 上記集計時刻出力手段は 1日 1回の信号を出力し、上記状態別作動時間記憶手段は各日毎の状態別作動時間を記憶する請求項 5記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

8 . 上記集計時刻出力手段は 1日 1回の信号を出力し、上記状態別作動時間記憶手段は各日毎の状態別作動時間及び上記作動時間の割合を記憶する請求項 6記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

9 . 上記時計手段はカレンダー機能を有し、上記集計時刻出力手段からの出力信号により、上記時計手段から出力される月，日を読取り、月の最終日であると上記状態別作動時間記憶手段に記憶された各日毎の作動状態の種類毎の作動時間を合計し、各合計値を上記読み取った月の状態別作動時間として月毎状態別作動時間記憶手段に記憶させる手段を備える請求項 7記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

1 0. 上記月毎伏態别作動時間記憶手段は 1年分のデータを記憶し、上記月毎状態別作動時間記憶手段に記憶させる手段は、対応する月の記憶デ一夕を算出された月の状態別作動時間に書き替える請求項 9記載の射出

5 成形機の稼働時間分析装置。

1 1. 上記時計手段はカレンダー機能を有し、上記集計時刻出力手段からの出力信号により、上記時計手段から出力される月，日を読取り、月の最終ョであると上記状態別作動時間記憶手段に記億された各日毎の作動状態の種類毎の作動時間を合計し、かつ、合計された電源投入時間に対

10 して各状態の作動時間の合計の割合を算出し、各合計値と各割合を上記読み取った月の状態別作動時間、作動時間の割合として月毎状態別作動時間記憶手段に記憶させる手段を備える請求項 7または 8記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

1 2. 上記月毎伏態別作動時間記憶手段は 1年分のデータを記憶し、上記 I S 月毎状態別作動時間記憶手段に記憶させる手段は、対応する月の記憶デ

一夕を算出された月の状態別作動時間及び作動時間の割合に書き替える請求項 1 1記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

1 3. 上記各種作動状態はヒータ上昇時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、半自動運転時間、自動運転時間のうち少 0 なくともどれかひとつを含む請求項 5乃至 1 0記載のいずれか 1つの射出成形機の稼働時間分析装置。

1 4. 上記各種作動状態はヒータ上昇時間、アラーム発生時間、生産完了後の停止時間、手動運転時間、半自動運転時間、自動運耘時間のうち少なくともどれかひとつをを含む請求項 1 1または 1 2記載の射出成形機 - 2 1 - の稼働時間分析装置。

1 5 . 集中管理コンピュータと複数の射出成形機がデータ伝送路で接続され、作動状態検出手段のみ各射出成形機に備え、他の手段は上記集中管理コンピュータに備えられている請求項 5乃至 1 0または 1 3記載のいずれか 1つの射出成形機の稼働時間分析装置。

1 6 . 集中管理コンピュータと複数の射出成形機がデータ伝送路で接続され、作動状態検出手段のみ各射出成形機に備え、他の手段は上記集中管理コンピュータに備えられている請求項 1 1または 1 4記載の射出成形機の稼働時間分析装置。

1 7. 集中管理コンピュータと複数の射出成形機がデータ伝送路で接続され、作動状態検出手段のみ各射出成形機に備え、他の手段は上記集中管理コンピュータに備えられている請求項 1 2または 1 4記載の射出成形機の稼働時間分析装置。