JPH11170326A - 射出成形機のアラーム分析方法および分析装置 - Google Patents

射出成形機のアラーム分析方法および分析装置

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JPH11170326A
JPH11170326A JP36317097A JP36317097A JPH11170326A JP H11170326 A JPH11170326 A JP H11170326A JP 36317097 A JP36317097 A JP 36317097A JP 36317097 A JP36317097 A JP 36317097A JP H11170326 A JPH11170326 A JP H11170326A
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alarm
time
injection molding
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Osamu Saito
修 齋藤
Tetsuaki Neko
哲明 根子
Noriko Ogawa
典子 小川
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Fanuc Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アラームと生産時間の関連を明瞭に把握する
ことができ、また、作業者の要望に応じた様々な統計処
理を行うことのできる射出成形機のアラーム分析方法を
提供すること。 【解決手段】 指定された生産時間に対して占めるアラ
ームの発生件数や発生時間の割合を分析して数値または
グラフ表示することにより、射出成形機の実質的な稼働
時間(生産時間)の長短による影響を除き、本質的に問
題となるアラームの発生を客観的に評価できるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機のアラ
ーム分析方法および分析装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の稼動状態を分析する装置と
して、手動運転時間,自動運転時間,アラーム発生時間
等の各々を個別に積算して表示する稼働時間分析装置が
特開平4−341817号として提案されている。しか
し、このものは単にアラーム発生時間を積算して表示す
るものであって、アラームと生産時間等の関連を明瞭に
把握することができない。
【0003】また、射出成形機の異常経歴を表示する成
形異常表示方法として、アラーム項目を分類編集してモ
ニタに表示するものが特開平7−241896号として
提案されているが、このものはアラームの発生件数の多
さに応じてアラーム項目を並べ替えて表示するものに過
ぎず、必ずしも作業者の意図を反映した統計処理を行う
ことはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前記従来技術の欠点を解消し、アラームと生産時間
の関連を明瞭に把握することができ、また、作業者の要
望に応じた様々な統計処理を行うことのできる射出成形
機のアラーム分析方法および分析装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、アラーム発生
件数又は生産時間に対するアラーム発生件数の割合又は
アラーム発生総件数に対するアラーム発生件数の割合
を、時間帯別、使用樹脂別又は生産スケジュール別に集
計・分類して表示する構成、および、アラーム発生停止
時間又は生産時間に対するアラーム発生停止時間の割合
またはアラーム発生総件数に対するアラーム発生停止時
間の割合を、時間帯別、製品別、アラーム種類別、アラ
ームのグループ別、使用樹脂別又は生産スケジュール別
に集計・分類して表示することを特徴とした構成により
前記課題を達成した。
【0006】また、アラーム発生件数又は生産時間に対
するアラーム発生件数の割合又はアラーム発生総件数に
対するアラーム発生件数の割合を、時間帯別、製品別、
アラーム種類別、アラームのグループ別、使用樹脂別又
は生産スケジュール別の内から2以上の項目を組み合わ
せて集計・分類して表示する構成、および、アラーム発
生停止時間又は生産時間に対するアラーム発生停止時間
の割合またはアラーム発生総件数に対するアラーム発生
停止時間の割合を、時間帯別、製品別、アラーム種類
別、アラームのグループ別、使用樹脂別又は生産スケジ
ュール別の内から2以上の項目を組み合わせて集計・分
類して表示することを特徴とした構成により作業者の要
望に応じた様々な統計処理を行えるようにした。
【0007】更に、射出成形機をデータ伝送路でホスト
コンピュータに接続し、ホストコンピュータによってア
ラーム発生件数又は生産時間に対するアラーム発生件数
の割合又はアラーム発生総件数に対するアラーム発生件
数の割合を、射出成形機別、時間帯別、製品別、使用樹
脂別又は生産スケジュール別に集計・分類して表示する
構成、および、射出成形機をデータ伝送路でホストコン
ピュータに接続し、ホストコンピュータによってアラー
ム発生停止時間又は生産時間に対するアラーム発生停止
時間の割合またはアラーム発生総件数に対するアラーム
発生停止時間の割合を、射出成形機別、時間帯別、製品
別、アラーム種類別、アラームのグループ別、使用樹脂
別又は生産スケジュール別に集計・分類して表示するこ
とを特徴とした構成により、データの集中管理を行える
ようにした。
【0008】また、射出成形機をデータ伝送路でホスト
コンピュータに接続し、ホストコンピュータによって、
アラーム発生件数又は生産時間に対するアラーム発生件
数の割合又はアラーム発生総件数に対するアラーム発生
件数の割合を、射出成形機別、時間帯別、製品別、アラ
ーム種類別、アラームのグループ別、使用樹脂別又は生
産スケジュール別の内から2以上の項目を組み合わせて
集計・分類して表示する構成、および、射出成形機をデ
ータ伝送路でホストコンピュータに接続し、ホストコン
ピュータによって、アラーム発生停止時間又は生産時間
に対するアラーム発生停止時間の割合またはアラーム発
生総件数に対するアラーム発生停止時間の割合を、射出
成形機別、時間帯別、製品別、アラーム種類別、アラー
ムのグループ別、使用樹脂別又は生産スケジュール別の
内から2以上の項目を組み合わせて集計・分類して表示
することを特徴とする構成により、データの集中管理と
作業者の要望に応じた様々な統計処理を行えるようにし
た。
【0009】更に、集計・分類する時間区間を設定し、
設定された時間区間における集計・分類を行うことによ
り、所望する期間内の集計・分類データを簡単に取り出
せるようにした。
【0010】前述した各種の分類結果は、数値もしくは
グラフで表示するようにする。
【0011】また、アラーム発生件数とアラーム発生1
回分の成形作業の平均停止時間との関係を示すグラフを
表示し、アラームの構成要素毎に、各構成要素の発生件
数と成形作業の平均停止時間との関係をグラフの各軸に
対応させて表示することにより、アラームの発生確率や
1回の発生に伴う成形作業の停止時間との関係、およ
び、特定のアラーム構成要素が最終的な成形作業の効率
に与える悪影響の度合い、更には、問題を解消していく
べきアラーム構成要素の優先順位等を視覚的に容易に判
断できるようにした。
【0012】更に、前記グラフ上に、アラーム発生件数
と平均停止時間との積が設定値となる等高線を表示する
ことにより、アラームの各構成要素が成形作業に与える
影響の大小を容易に把握できるようにした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明のアラーム分析方法を
適用した一実施形態の射出成形作業設備の一例を示す概
念図である。図1では、パーソナルコンピュータ等によ
って構成されるホストコンピュータ1によりデータ伝送
路2を介して複数の射出成形機からデータを収集する構
成のものについて示している。ホストコンピュータ1は
キーボードおよびマウス等のデータ入力手段やモニタ等
を備え、また、各射出成形機の各々には専用の制御装置
としてのCNC装置が一対一対応で設けられている。
【0014】まず、各々の射出成形機のCNC装置によ
って実施されるアラームデータ収集処理について図4の
フローチャートを参照して説明する。
【0015】なお、各々の射出成形機のCNC装置に
は、従来と同様、射出シリンダの温度異常や計量異常等
を始めとする成形作業上の異常、および、サーボ系の異
常や可動部材のオーバートラベル等を始めとする射出成
形機自体の異常を検出するための機能があり、その時点
で発生しているアラームのコードがアラーム検出用レジ
スタNに自動的に記憶されるものとする。
【0016】更に、本実施形態における射出成形機のC
NC装置には、過去に発生したアラームの値を最近のも
の1つに限って記憶するためのアラームコード記憶レジ
スタMが配備されている。
【0017】図4のフローチャートに従って所定周期毎
のアラームデータ収集処理を開始した射出成形機のCN
C装置は、まず、アラーム検出用レジスタNにその時点
で記憶されているアラームコードを読み込み(ステップ
a1)、その値が0以外の値であるか否か、つまり、成
形作業や射出成形機自体に関わる何らかのアラーム発生
がアラーム検出用レジスタNに記憶されているか否か、
および、アラームコード記憶レジスタMに0が記憶され
ているか否か、要するに、前回の処理周期から継続する
アラームの発生がアラームコード記憶レジスタMに記憶
されているか否かを判別する(ステップa2)。
【0018】ステップa2の判別結果が真となった場
合、つまり、アラームコード記憶レジスタMの値が0
で、しかも、アラーム検出用レジスタNに何らかのアラ
ームコードが記憶されている場合には、ここ暫く何のア
ラームも検出されず、今回の処理周期において新たにア
ラームが検出されたことを意味するので、射出成形機の
CNC装置は、アラーム検出用レジスタNに記憶された
アラームコードと現在日時、即ち、今回検出されたアラ
ームの発生日時とをCNC装置のアラームデータ記憶フ
ァイルに記憶し(ステップa6)、更に、そのアラーム
Nが属するアラームグループのコードと現在その射出成
形機が成形を行っている製品に関する情報等をアラーム
コードファイルや射出成形機のスケジュール管理ファイ
ル等(図示せず)から読み込んで、前記アラームコード
Nおよび発生日時に加えて前記アラームデータ記憶ファ
イルの同一レコードの各フィールドに記憶する(ステッ
プa7)。
【0019】ここでいうアラームグループとは、例え
ば、温度異常に関連するアラーム群、電気系統の異常に
関連するアラーム群、操作ミスに関連するアラーム群、
モータの異常に関連するアラーム群、制御装置の異常に
関連するアラーム群等に分割して構成するが、より上位
の概念で、例えば、成形機,金型,温調器,ドライヤ
ー,取り出し装置等のように成形設備に関連した成形設
備別アラーム群、および、樹脂やインサート部品の異常
のように成形品それ自体を構成する要素に関連した成形
品構成別アラーム群等のようなグループ分けをすること
もできる。
【0020】射出成形機のCNC装置に設けられたアラ
ームデータ記憶ファイルの一例を図5に示す。
【0021】アラームデータ記憶ファイルは、図5に示
す通り、Alarm ID、要するに、アドレスを構成
する連番に対応するレコード毎に、Start Dat
e/Time,End Date/Time,Alar
m Code,AlarmGroup,Product
No,Schedule No,Resin Typ
eの各項目のデータを記憶するためのフィールドを有す
るが、これらのうち、ステップa6の処理でデータが記
憶されるのは、Start Date/Time(今回
検出されたアラームの発生日時)とそのAlarm C
ode(アラームコード)のフィールドだけである。
【0022】また、ステップa7の処理においては、C
NC装置によって射出成形機のアラームコードファイル
やスケジュール管理ファイル等が参照され、Alarm
Group(現在のアラームが属するアラームグルー
プのコード)や、現在その射出成形機が成形を行ってい
る製品に関する情報、例えば、Product No
(製品コード),Schedule No(スケジュー
ルコード),ResinType(樹脂コード)等がア
ラームデータ記憶ファイルにおける前記と同じレコード
の対応フィールドに記憶される。
【0023】また、ステップa2の判別結果が偽となっ
た場合には、CNC装置は、更に、アラーム検出用レジ
スタNの値が0であるか否か、つまり、今回の処理周期
において新たなアラームが検出されているか否か、およ
び、アラームコード記憶レジスタMの値が0以外の値で
あるか否か、要するに、前回の処理周期から継続するア
ラームの発生がアラームコード記憶レジスタMに記憶さ
れているか否かを判別する(ステップa3)。
【0024】ステップa3の判別結果が真となった場
合、つまり、アラームコード記憶レジスタMの値が0以
外の値で、しかも、アラーム検出用レジスタNにアラー
ムコードが記憶されていない場合には、ここ暫くの間に
検出されていたアラームMが今回の処理周期において解
消されたことを意味するので、射出成形機のCNC装置
は、現在日時、即ち、アラームコード記憶レジスタMに
記憶されたアラームコードが解消された日時を、前述の
アラームコードMに対応させてCNC装置のアラームデ
ータ記憶ファイルにおける前記と同一レコードのフィー
ルドに記憶する(ステップa8)。
【0025】つまり、前述のステップa6およびステッ
プa7の処理で空欄とされていたアラームデータ記憶フ
ァイルのEnd Date/Time(アラームの終了
日時)のフィールドには、この時点でアラームの終了日
時が書き込まれることになる。なお、後述するようにス
テップa9の処理によってこれと同等の処理が行われる
場合もある。
【0026】また、ステップa3の判別結果が偽となっ
た場合には、CNC装置は、更に、アラーム検出用レジ
スタNの値とアラームコード記憶レジスタMの値とが異
なっているか否かを判別する(ステップa4)。
【0027】ステップa4の判別結果が真となった場
合、つまり、アラーム検出用レジスタNの値とアラーム
コード記憶レジスタMの値とが異なっていた場合には、
前回の処理周期から継続するアラームMに代わって新た
なアラームNの発生が検出されたことを意味するので、
射出成形機のCNC装置は、現在日時、即ち、アラーム
コード記憶レジスタMに記憶されていたこれまでのアラ
ームコードが解消された日時を前述のアラームコードM
に対応させてCNC装置のアラームデータ記憶ファイル
における前記と同一レコードのフィールドに記憶し(ス
テップa9)、更に、これと同じ現在日時を新たなアラ
ームコードNの発生日時としてアラームデータ記憶ファ
イルの次のレコードの対応フィールドに記憶し(ステッ
プa10)、更に、そのアラームNが属するアラームグ
ループのコードや現在その射出成形機が成形を行ってい
る製品に関する情報等を前記と同様にしてアラームコー
ドファイルや射出成形機のスケジュール管理ファイル等
から読み込んで、前記アラームコードNおよび発生日時
に加え、前記アラームデータ記憶ファイルの同一レコー
ドの対応フィールドに記憶する(ステップa11)。
【0028】また、ステップa4の判別結果が偽となっ
た場合には、アラームコード記憶レジスタMの値とアラ
ーム検出用レジスタNの値とが一致し、アラームの発生
していない状態が継続しているか(M=N=0の場
合)、または、同一のアラームが発生している状態が継
続している(M=N≠0の場合)ことを意味するので、
この場合は、アラームデータ記憶ファイルの書き込みに
関する処理は行われない。
【0029】次いで、射出成形機のCNC装置は、アラ
ームコード記憶レジスタMにアラーム検出用レジスタN
の値を転送し、今周期に検出されたアラーム情報Nを前
周期のアラーム情報Mとして記憶し直して次の処理周期
のアラームデータ収集処理に備え(ステップa5)、こ
の周期のアラームデータ収集処理を終了する。
【0030】所定周期毎に前述の処理が繰り返し実行さ
れる結果、アラームデータ記憶ファイルには、最終的
に、図5に示す通りのStart Date/Time
(アラーム発生日時),End Date/Time
(アラー終了日時),AlarmCode(アラームコ
ード),Alarm Group(アラームグループの
コード),Product No(製品コード),Sc
hedule No(スケジュールコード),Resi
n Type(樹脂コード)の各項目がアラームの発生
状況に応じ時系列で各レコードのフィールドに記憶され
ることになる。なお、Alarm IDは単なるアドレ
ス値であって格別の意味合いはない。
【0031】次に、各々の射出成形機のCNC装置によ
って所定周期毎に実施される生産実績データ収集処理に
ついて図6のフローチャートを参照して説明する。
【0032】図6のフローチャートに沿って所定周期毎
の生産実績データ収集処理を開始した射出成形機のCN
C装置は、まず、スケジュールコード検出用レジスタR
にその時点で記憶されているスケジュールコード、即
ち、現在実行中の成形スケジュールの番号を読み込み
(ステップb1)、スケジュールコード検出用レジスタ
Rおよび過去に実行したスケジュールコードの値を最近
のもの1つに限って記憶するスケジュールコード記憶レ
ジスタQの値が共に0よりも大きい値であるか否か、お
よび、スケジュールコード検出用レジスタRの値とスケ
ジュールコード記憶レジスタQの値とが異なっているか
否かを判別する(ステップb2)。
【0033】ステップb2の判別結果が真となった場
合、つまり、スケジュールコード検出用レジスタRの値
とスケジュールコード記憶レジスタQの値とが異なって
いてその値が共に0よりも大きい場合には、これまで実
行されていたスケジュールコードQの射出成形作業が終
了して新たに次のスケジュールの射出成形作業、要する
に、スケジュールコードRの射出成形作業が開始された
ことを意味するので、CNC装置は、現在日時、即ち、
スケジュールコード記憶レジスタQに記憶されていた射
出成形作業の終了日時を前述のスケジュールコードQに
対応させてCNC装置の生産実績データ記憶ファイルの
フィールドに記憶し(ステップb6)、更に、これと同
じ現在日時を新たな射出成形作業の開始日時として生産
実績データ記憶ファイルの次のレコードの対応フィール
ドにスケジュールコードRと共に記憶し(ステップb
7)、更に、そのスケジュールRに関する情報を射出成
形機のスケジュール管理ファイル等から読み込んで、ス
ケジュールコードRのフィールドに対応させて前記生産
実績データ記憶ファイルに記憶する(ステップb8)。
【0034】射出成形機のCNC装置に設けられた生産
実績データ記憶ファイルの一例を図7に示す。
【0035】生産実績データ記憶ファイルは、図7に示
す通り、アドレスを構成する連番に対応するレコード毎
に、Start Date/Time,End Dat
e/Time,Schedule No,Produc
t No,Resin Typeの各項目のデータを記
憶するためのフィールドを有する。これらのうち、ステ
ップb6の処理でデータが記憶されるのは、成形作業が
終了したスケジュールコードQに対応するEnd Da
te/Timeであり、例えば、スケジュールコードQ
=70の成形作業が終了してスケジュールコードR=1
8の成形作業が開始されたとするならば、スケジュール
コードQ=70のレコードにおけるEnd Date/
Timeのフィールドに現在日時が書き込まれることに
なる。
【0036】また、ステップb7の処理においては、こ
れと同じ現在日時が次のレコードのフィールド、要する
に、スケジュールコードR=18のレコードにおけるS
tart Date/Timeのフィールドに書き込ま
れ、また、ステップb8の処理により、スケジュールコ
ードR=18のレコードにおけるScheduleNo
のフィールドにスケジュールコードR=18が書き込ま
れ、更に、ステップb8の処理で射出成形機のスケジュ
ール管理ファイル等から読み込まれたスケジュールコー
ドR=18に対応するデータ、要するに、そのProd
uct NoとResin Typeとがスケジュール
コードR=18のレコードにおけるProduct N
oおよびResin Typeの各フィールドに書き込
まれることになる。
【0037】また、ステップb2における判別結果が偽
となった場合には、CNC装置は、更に、スケジュール
コード検出用レジスタRにその時点で記憶されているス
ケジュールコードが0であるか否か、および、スケジュ
ールコード記憶レジスタQの値が0よりも大きいか否か
を判別する(ステップb3)。
【0038】ステップb3の判別結果が真となった場合
には、これまで射出成形機によって実施されていたスケ
ジュールコードQの成形作業が完了し、しかも、スケジ
ュールコード検出用レジスタRの値が0であって次のス
ケジュールの射出成形作業が開始されていないことを意
味するので、CNC装置は、現在日時、即ち、スケジュ
ールコード記憶レジスタQに記憶されていた射出成形作
業の終了日時を前述のスケジュールコードQに対応さ
せ、前述したステップb6の処理と同様にしてCNC装
置の生産実績データ記憶ファイルのフィールドに記憶す
る(ステップb9)。
【0039】また、ステップb3における判別結果が偽
となった場合には、CNC装置は、更に、スケジュール
コード検出用レジスタRにその時点で記憶されているス
ケジュールコードが0以外の値であるか否か、および、
スケジュールコード記憶レジスタQの値が0であるか否
かを判別する(ステップb4)。
【0040】ステップb4の判別結果が真となった場合
には、スケジュールコード記憶レジスタQの値が0でこ
れまで休止体勢の状態にあった射出成形機が改めて次の
射出成形作業を開始したことを意味するので、CNC装
置は、現在日時をスケジュールコードRの新たな射出成
形作業の開始日時として生産実績データ記憶ファイルの
次のレコードの対応フィールドに前記スケジュールコー
ドRと共に記憶し(ステップb10)、更に、そのスケ
ジュールRに関する情報、つまり、そのProduct
NoとResin Typeとを射出成形機のスケジ
ュール管理ファイル等から読み込んで、スケジュールコ
ードRのフィールドに対応させて前記生産実績データ記
憶ファイルに記憶する(ステップb11)。
【0041】ステップb4の判別結果が偽となった場合
には、スケジュールコード記憶レジスタQとスケジュー
ルコード検出用レジスタRの値が共に等しく、射出成形
作業が実施されていない状態が継続しているか(Q=R
=0の場合)、または、同一のスケジュールコードの射
出成形作業が継続していることを意味するので(Q=R
≠0の場合)、この場合は、生産実績データ記憶ファイ
ルの書き込みに関する処理は行われない。
【0042】次いで、射出成形機のCNC装置は、スケ
ジュールコード記憶レジスタQにスケジュールコード検
出用レジスタRの値を転送し、今周期に実施されている
射出成形作業のスケジュールコードR(射出成形作業が
実施されていない場合にはR=0)を前周期に実施され
ていた射出成形作業のスケジュールコードQとして記憶
し直して次の処理周期の生産実績データ収集処理に備え
(ステップb5)、この周期の生産実績データ収集処理
を終了する。
【0043】所定周期毎に前述の処理が繰り返し実行さ
れる結果、生産実績データ記憶ファイルには、最終的
に、図7に示す通りのStart Date/Time
(成形作業開始日時),End Date/Time
(成形作業終了日時),Schedule No(スケ
ジュールコード),Product No(製品コー
ド),Resin Type(樹脂コード)の各項目の
データがアドレスを構成する連番に対応して時系列で各
レコードのフィールドに記憶されることになる。
【0044】以上、一例として、射出成形機のCNC装
置にアラームデータ記憶ファイルや生産実績データ記憶
ファイルを設けるようにした場合の処理について説明し
たが、ホストコンピュータ1の側でデータの一括管理を
行う場合には、CNC装置側のアラームデータ収集処理
や生産実績データ収集処理に代え、各射出成形機のCN
C装置からデータ伝送路2を介してホストコンピュータ
1にアラーム検出用レジスタNやアラームコード記憶レ
ジスタMの値、および、スケジュールコード検出用レジ
スタRやスケジュールコード記憶レジスタQの値を転送
するようにする。
【0045】また、射出成形機のCNC装置およびホス
トコンピュータ1の双方にアラームデータ記憶ファイル
や生産実績データ記憶ファイルを設ける場合もあり、こ
の場合は、射出成形機のCNC装置に新たなアラームデ
ータや生産実績データが記憶される毎に、これをホスト
コンピュータ1側に転送することになるので、CNC装
置側のアラームデータ記憶ファイルや生産実績データ記
憶ファイルには、最低限、最新の1回分のデータを保存
できるようにしておけばよい。
【0046】ホストコンピュータ1の側でデータの一括
管理を行ってアラームデータ記憶ファイルや生産実績デ
ータ記憶ファイルを生成する場合の所定周期毎の処理に
ついて図8に簡単に示す。
【0047】ホストコンピュータ1は、まず、通信対象
とする射出成形機のMachineNoを特定するため
の指標kの値を1に初期化し(ステップc1)、該指標
kの値に基いてMachine No(k)の射出成形
機のCNC装置との通信状態を確立し(ステップc
2)、そのCNC装置からアラーム検出用レジスタN,
アラームコード記憶レジスタM,スケジュールコード検
出用レジスタR,スケジュールコード記憶レジスタQ等
のデータが転送されるまで待機し(ステップc3)、デ
ータが転送されると、一旦これらのデータをメモリに記
憶する(ステップc4)。
【0048】次いで、ホストコンピュータ1は、前記メ
モリに記憶されたアラーム検出用レジスタN,アラーム
コード記憶レジスタM等の各データに基いて図4のアラ
ームデータ収集処理と同等の処理を実行し、Start
Date/Time(アラーム発生日時),End
Date/Time(アラー終了日時),AlarmC
ode(アラームコード),Alarm Group
(アラームグループのコード),Product No
(製品コード),Schedule No(スケジュー
ルコード),Resin Type(樹脂コード)の各
項目のデータを前記Machine No(k)に対応
させてホストコンピュータ1のアラームデータ記憶ファ
イルに記憶する(ステップc5)。
【0049】ホストコンピュータ1のアラームデータ記
憶ファイルは図9に示す通りのもので、図5に示したア
ラームデータ記憶ファイルとの相違はMachine
Noの有無だけである。
【0050】ホストコンピュータ1は、更に、前記メモ
リに記憶されたスケジュールコード検出用レジスタR,
スケジュールコード記憶レジスタQ等の各データに基い
て図6の生産実績データ収集処理と同等の処理を実行
し、Start Date/Time(成形作業開始日
時),End Date/Time(成形作業終了日
時),Schedule No(スケジュールコー
ド),Product No(製品コード),Resi
n Type(樹脂コード)の各項目のデータを前記M
achine No(k)に対応させてホストコンピュ
ータ1の生産実績データ記憶ファイルに記憶する(ステ
ップc5)。
【0051】ホストコンピュータ1の生産実績データ記
憶ファイルは図10に示す通りのもので、図7に示した
生産実績データ記憶ファイルとの相違はMachine
Noの有無だけである。
【0052】アラームデータ記憶ファイルおよび生産実
績データ記憶ファイルに対するデータの登録処理を終え
たホストコンピュータ1は、次いで、Machine
No(k)の射出成形機のCNC装置からスケジュール
データの転送要求が入力されているか否かを判別し(ス
テップc6)、転送要求があれば、次の運転スケジュー
ルに関するSchedule No,Product
No,Resin Typeおよび成形開始予定日時や
成形終了予定日時等のデータを前記Machine N
o(k)の射出成形機のCNC装置に転送する(ステッ
プc7)。
【0053】無論、射出成形機のCNC装置にスケジュ
ールデータを手動設定する場合や、射出成形機のCNC
装置自体にスケジュール管理ファイル等が設けられてい
る場合にはステップc7の処理を実施する必要はない。
【0054】次いで、ホストコンピュータ1は指標kの
値を1インクリメントし(ステップc8)、該指標kの
値が射出成形機のMachine Noの最終値Nmax
の値を超えているか否かを判別する(ステップc9)。
【0055】指標kの値が最終値Nmax の値を超えてい
なければ、ホストコンピュータ1のアラームデータ記憶
ファイルや生産実績データ記憶ファイルにデータを登録
すべき射出成形機が他にも存在することを意味するの
で、ホストコンピュータ1は、ステップc8の処理で更
新された指標kの値に基いて前記と同様にして次のMa
chine NoのCNC装置と接続し、ステップc2
乃至ステップc9の処理を繰り返し実行してホストコン
ピュータ1のアラームデータ記憶ファイルや生産実績デ
ータ記憶ファイルに各射出成形機毎のデータを次々と取
り込んで行く。
【0056】最終的に、指標kの値が射出成形機のMa
chine Noの最終値Nmax の値を超え、ホストコ
ンピュータ1にデータ伝送路2を介して接続された全て
の射出成形機に対するデータの収集が終了するとステッ
プc9の判別結果が真となり、ホストコンピュータ1に
おける一処理周期分の処理が完了する。
【0057】ホストコンピュータ1により前述の処理が
繰り返し実行される結果、ホストコンピュータ1のアラ
ームデータ記憶ファイルには、最終的に、図9に示す通
りのMachine No(射出成形機の機械番号),
Start Date/Time(アラーム発生日
時),End Date/Time(アラー終了日
時),Alarm Code(アラームコード),Al
arm Group(アラームグループのコード),P
roduct No(製品コード),Schedule
No(スケジュールコード),Resin Type
(樹脂コード)の各項目のデータがアラームの発生状況
に応じて時系列で記憶され、また、ホストコンピュータ
1の生産実績データ記憶ファイルには、図10に示すよ
うにしてMachine No(射出成形機の機械番
号),Start Date/Time(成形作業開始
日時),End Date/Time(成形作業終了日
時),Schedule No(スケジュールコー
ド),Product No(製品コード),Resi
n Type(樹脂コード)の各項目のデータが記憶さ
れることになる。
【0058】なお、以上のデータ収集に関する処理は射
出成形機側の制御装置によって行うこともできる。
【0059】以下、アラームデータ記憶ファイルおよび
生産実績データ記憶ファイルをホストコンピュータ1の
側に配備した場合を例にとって、図11乃至図13のフ
ローチャートを参照して本実施形態におけるアラーム分
析処理について説明する。この処理は作業者がキーボー
ドもしくはマウス等を操作してホストコンピュータ1に
アラーム履歴画面の選択指令を入力することによって実
行される。
【0060】アラーム履歴画面の選択を検出してアラー
ム分析処理を開始したホストコンピュータ1は(ステッ
プd1)、まず、図9のアラームデータ記憶ファイルを
読み込み(ステップd2)、デフォルトで設定された分
析期間内に発生したアラームの履歴の一覧を図2に示さ
れるようなアラーム履歴表示画面に表示する(ステップ
d3)。なお、実際に表示されるのは、図2に示される
通り、Start Date/Time(アラーム発生
日時)とAlarm Code(アラームコード)のみ
であり、このうち、Alarm Codeの部分は、A
larm Codeと文字ストリングスとを対応させて
記憶したリファレンスファイル等を参照して、作業者に
直接理解され得るテキスト形式に変換されて、例えば、
“3サーボ系の異常です”のようにしてモニタ画面上に
表示される。分析期間のデフォルト値は全期間を表示対
象とするもので、モニタ画面上に表示しきれない部分に
関してはスクロールボックスの操作によってページアッ
プまたはページダウンの送りを掛けて表示する。
【0061】次いで、ホストコンピュータ1は、作業者
による分析期間設定画面の選択操作(ステップd4)、
アラーム分析画面の選択操作(ステップd9)、もしく
は、アラーム履歴画面終了の選択操作(ステップd2
2)を待つ待機状態に入る。
【0062】なお、分析期間設定画面はアラーム分析の
対象となる期間等を入力するための設定画面、アラーム
分析画面は分析結果を表示するための画面、また、アラ
ーム履歴画面終了はアラーム分析処理を終了させるため
のキーもしくはマウス操作である。
【0063】そこで、アラーム分析の対象となる期間等
を設定もしくは変更するような場合、作業者は、まず、
分析条件設定画面を選択し、その画面上でアラーム分析
の対象となる期間等を入力することになる。
【0064】分析条件設定画面の選択操作をステップd
4の判別処理で検出したホストコンピュータ1は、分析
期間設定画面を表示した後(ステップd5)、アラーム
分析の対象となる期間等の入力操作がオペレータによっ
て実施されるまで待機し、オペレータによる入力操作が
行われると、新たに設定されたアラーム分析期間がこの
時点で記憶されているデフォルト値と同一であるか否か
を判別する(ステップd6)。そして、新たに設定された
アラーム分析期間がこの時点で記憶されているデフォル
ト値と同一であれば今回の入力操作を無視してデフォル
ト値をそのまま保持し、また、新たに設定されたアラー
ム分析期間がこの時点で記憶されているデフォルト値と
相違すれば、新たに設定されたアラーム分析期間を更新
して記憶する(ステップd7)。なお、アラーム分析期
間の開始日時をS、また、アラーム分析期間の終了日時
をEとして記憶する。
【0065】図2では一例として1997年1月10日
〜1997年10月9日までをアラーム分析期間として
設定した場合について例示している。
【0066】なお、ステップd6〜ステップd8の処理
はアラーム分析期間設定画面の終了を選択するまで繰り
返して実行されるので、アラーム分析期間の誤入力に対
するリトライ作業等も容易である。作業者は所望するア
ラーム分析期間を設定した後、分析期間設定画面の終了
を選択してこのルーチンを抜ける(ステップd8)。
【0067】また、アラームデータ記憶ファイル等を分
析してその分析結果を表示させる場合、オペレータは、
アラーム分析画面を選択し、所望する統計処理を選択し
てから前述のアラーム分析期間S,Eに従ってホストコ
ンピュータ1に自動処理を行わせることになる。
【0068】ステップd9の処理でアラーム分析画面の
選択を検出したホストコンピュータ1は、まず、記憶さ
れているアラーム分析期間に従ってアラーム発生の総件
数を集計する(ステップd10)。
【0069】従って、例えば、1997年2月5日〜1
997年8月4日までをアラーム分析期間として設定し
た場合では、アラーム発生件数のカウントは1997年
2月5日〜1997年8月4日までの期間に自動的に制
限されることになる。このステップd10の処理は、図
9のアラームデータ記憶ファイルをサーチしてアラーム
分析期間の開始から完了までの期間に含まれるStar
t Date/Timeの数を単純にカウントすること
によって実施される。
【0070】次いで、ホストコンピュータ1は、記憶さ
れているアラーム分析期間に従って、アラームに起因す
る射出成形機の全体的な停止時間を集計する(ステップ
d11)。この処理も前述したステップd10の処理と
同様、図9のアラームデータ記憶ファイルをサーチして
アラームに起因する射出成形機の停止時間を単純に積算
して行われるもので、具体的には、アラーム分析期間の
開始から完了までの期間に含まれる各レコードのEnd
Date/TimeからStart Date/Ti
meの値を減じてアラームによる停止時間を求め、その
値を前記期間内の全てのレコードに亘って積算すること
によって実施される。
【0071】アラームの発生件数やそれに起因する射出
成形機の停止時間の分析を行うといっても射出成形機の
稼働時間(生産時間)が短い場合と長い場合とでは状況
が異なる。つまり、アラームの発生件数やそれに伴う射
出成形機の停止時間が同じであったとしても、射出成形
機の稼働時間が長ければアラームの発生件数やそれに起
因する停止時間の割合は相対的に少なくなるし、また、
射出成形機の稼働時間が短かければ、アラームの発生件
数やそれに起因する停止時間の割合は相対的に大きくな
るということである。
【0072】当然、成形作業に与える影響は後者の方が
大きいわけで、これらの状況は明確に区別しなければな
らない。
【0073】そこで、アラームの発生件数やそれに伴う
射出成形機の停止時間の分析を正確に行う必要上、本実
施形態においては、射出成形機の稼働時間(生産時間)
に対するアラームの発生件数や射出成形機の停止時間を
分析して表示するようにしている。
【0074】まず、分析対象期間内における射出成形機
の総稼働時間(総生産時間)を求めるためのステップd
12の処理(総稼働時間算出処理)について、図14の
フローチャートを参照して説明する。
【0075】総稼働時間算出処理を開始したホストコン
ピュータ1は、まず、総稼働時間積算レジスタSumの
値を0に初期化し(ステップe1)、Schedule
ID検索指標に初期値1を設定する(ステップe2)。
【0076】次いで、ホストコンピュータ1は、図10
に示す生産実績データ記憶ファイルにアクセスしてデー
タアドレスの値がScheduleID検索指標の現在
値と一致するレコードを読み、そのレコードのStar
t Date/Time(成形作業開始日時)のフィー
ルドの値Ts(ID)とEnd Date/Time
(成形作業終了日時)のフィールドの値Te(ID)と
を読み込み、成形作業開始日時Ts(ID)がアラーム
分析期間の終了日時Eよりも時系列上後の日時となって
いるか否か、および、成形作業終了日時Te(ID)が
アラーム分析期間の開始日時Sよりも時系列上前の日時
となっているか否かを判別する(ステップe3)。
【0077】ステップe3の判別結果が真となった場
合、つまり、そのレコードの成形作業開始日時Ts(I
D)がアラーム分析期間の終了日時Eよりも時系列上後
の日時となっているか、もしくは、そのレコードの成形
作業終了日時Te(ID)がアラーム分析期間の開始日
時Sよりも時系列上前の日時となっていた場合には、そ
のレコードのデータがアラームの分析対象期間、例え
ば、前述の例で言う1997年2月5日〜1997年8
月4日までの期間に含まれていないことを意味するの
で、ホストコンピュータ1は、ステップe4以降の処理
をスキップして、そのままScheduleID検索指
標の値を1インクリメントする(ステップe11)。
【0078】また、ステップe3の判別結果が偽となっ
た場合には、そのレコードの成形作業の期間の一部もし
くは全部がアラームの分析対象期間に含まれていること
を意味するので、ホストコンピュータ1は、まず、アラ
ームの分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の先頭日時Aを求める。
【0079】つまり、そのレコードの成形作業開始日時
Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時Sより
も時系列上前の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップe4)、成形作業開始日時Ts(ID)がアラーム
分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日時とな
っていれば、その成形作業開始日時Ts(ID)がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
先頭日時Aであり(ステップe5)、また、成形作業開
始日時Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時
Sよりも時系列上前の日時となっていれば、アラーム分
析対象期間の開始日時Sよりも前の時間は無効であり、
アラーム分析対象期間の開始日時Sそれ自体がアラーム
分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の先頭
日時Aとなる(ステップe6)。
【0080】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムの分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
最後の日時Bを求める。
【0081】つまり、そのレコードの成形作業終了日時
Te(ID)がアラーム分析対象期間の終了日時Eより
も時系列上後の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップe7)、成形作業終了日時Te(ID)がアラーム
分析対象期間の終了日時Eよりも時系列上前の日時とな
っていれば、その成形作業終了日時Te(ID)がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
最後の日時Bであり(ステップe8)、また、成形作業
終了日時Te(ID)がアラーム分析対象期間の終了日
時Eよりも時系列上後の日時となっていれば、アラーム
分析対象期間の終了日時Eよりも後の時間は無効であ
り、アラーム分析対象期間の終了日時Eそれ自体がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
最後の日時Bとなる(ステップe9)。
【0082】次いで、ホストコンピュータ1は、そのレ
コードの成形作業の最後の日時Bからそのレコードの成
形作業の先頭日時Aを差し引いてアラーム分析対象期間
に含まれるそのレコードの成形作業時間を求め、この時
間を総稼働時間積算レジスタSumに加算する(ステッ
プe10)。
【0083】更に、ホストコンピュータ1は、Sche
duleID検索指標の値を1インクリメントし(ステ
ップe11)、ScheduleID検索指標の現在値
が生産実績データ記憶ファイルのデータアドレスの最終
値IDmaxを超えているか否かを判別する(ステップe
12)。
【0084】そして、ScheduleID検索指標の
現在値がデータアドレスの最終値IDmaxを超えていな
ければ、アラーム分析対象期間に含まれている別のレコ
ードが存在しているかも知れないことを意味するので、
ホストコンピュータ1は、再びステップe3の処理に移
行し、ステップe11の処理で更新されたSchedu
leID検索指標の値に基いて図10に示す生産実績デ
ータ記憶ファイルにアクセスし、次のデータアドレスの
Start Date/Timeの値Ts(ID)とE
nd Date/Timeの値Te(ID)とを読み込
み、前記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0085】従って、最終的に、ScheduleID
検索指標の現在値が生産実績データ記憶ファイルのデー
タアドレスの最終値IDmaxを超えてステップe12の
判別結果が真となった段階では、アラーム分析期間の開
始日時Sとアラーム分析期間の終了日時Eとの間に含ま
れる全ての射出成形機の成形作業時間が総稼働時間積算
レジスタSumに記憶されることになる。
【0086】ステップd12の処理でアラーム分析期間
内における射出成形機の総稼働時間(総生産時間)Su
mを求めたホストコンピュータ1は、次いで、モニタ上
に図3に示されるような分類項目や詳細分類項目といっ
たアラーム分析画面を表示し(ステップd13)、更
に、ステップd10の処理で集計した分析対象期間内の
アラーム発生件数やステップd11の処理で集計した分
析対象期間内の射出成形機の総停止時間をTOTALの
欄に表示し(ステップd14)、分類項目のプルダウン
メニューから任意の分類項目が作業者によって選択され
るのを待つ待機状態に入る(ステップd15)。
【0087】なお、分類項目には、機械別、樹脂別、時
間帯別、スケジュール別、アラーム別、アラームグルー
プ別、製品別等の項目があり、この項目分類は詳細分類
項目にも適用される。
【0088】そして、作業者が分類項目のプルダウンメ
ニューから所望する分類項目、例えば、機械別等を選択
すると、ホストコンピュータ1はステップd15の判別
処理でこの操作を検出し、選択された分類項目U、例え
ば、機械別等を記憶して、この分類項目に基いて射出成
形機の稼働時間を分類項目の構成要素毎に個別に求める
ためのステップd16の処理を開始する。
【0089】次に、分類項目に基いて射出成形機の稼働
時間を個別に求めるためのステップd16の処理(分類
項目構成要素別総稼働時間算出処理)について、図15
および図16のフローチャートを参照して説明する。
【0090】分類項目構成要素別総稼働時間算出処理を
開始したホストコンピュータ1は、まず、分類項目の構
成要素を特定するための構成要素特定指標kに初期値1
を設定し(ステップf1)、該指標kに対応する分類項
目構成要素別総稼働時間積算レジスタSum(k)の値
を0に初期化した後(ステップf2)、前記指標kの値
を1インクリメントし(ステップf3)、該指標kの値
が分類項目の構成要素数Xmaxの値を超えているか否か
を判別する(ステップf4)。
【0091】例えば、選択された分類項目Uが機械別で
あるとすれば、分類項目構成要素別総稼働時間積算レジ
スタSum(k)は射出成形機毎の総稼働時間を記憶す
るためのレジスタであり、その場合の構成要素数Xmax
の値は、ホストコンピュータ1に接続されている射出成
形機の総数ということになる。また、選択された分類項
目Uが樹脂別であれば、分類項目構成要素別総稼働時間
積算レジスタSum(k)は樹脂毎の射出成形作業の総
時間を記憶するためのレジスタとなり、その場合の構成
要素数Xmaxの値は、射出成形作業に用いられている様
々な樹脂の種類の総数ということになる。
【0092】ステップf4の判別結果が偽となった場合
には初期化すべき分類項目構成要素別総稼働時間積算レ
ジスタSum(k)が他にもあることを意味するので、
ホストコンピュータ1は、再びステップf2の処理に移
行して、ステップf3の処理で更新された構成要素特定
指標kに対応する分類項目構成要素別総稼働時間積算レ
ジスタSum(k)の値を0に初期化する処理を繰り返
し実行する。
【0093】以下、ステップf4の判別結果が真となる
までの間、前記と同様の処理が繰り返し実行され、最終
的に、ステップf4の判別結果が真となった段階で、分
類項目Uを形成する構成要素の各々に対応する全ての分
類項目構成要素別総稼働時間積算レジスタSum
(k)、つまり、k=1〜Xmax の分類項目構成要素別
総稼働時間積算レジスタSum(k)の値が0に初期化
されることになる。
【0094】次いで、ホストコンピュータ1は、Sch
eduleID検索指標に初期値1を設定し(ステップ
f5)、図10に示す生産実績データ記憶ファイルにア
クセスしてデータアドレスの値がScheduleID
検索指標の現在値と一致するレコードを読み、そのレコ
ードのStart Date/Time(成形作業開始
日時)のフィールドの値Ts(ID)とEnd Dat
e/Time(成形作業終了日時)のフィールドの値T
e(ID)とを読み込み、成形作業開始日時Ts(I
D)がアラーム分析期間の終了日時Eよりも時系列上後
の日時となっているか否か、および、成形作業終了日時
Te(ID)がアラーム分析期間の開始日時Sよりも時
系列上前の日時となっているか否かを判別する(ステッ
プf6)。
【0095】ステップf6の判別結果が真となった場
合、つまり、そのレコードの成形作業開始日時Ts(I
D)がアラーム分析期間の終了日時Eよりも時系列上後
の日時となっているか、もしくは、そのレコードの成形
作業終了日時Te(ID)がアラーム分析期間の開始日
時Sよりも時系列上前の日時となっていた場合には、そ
のレコードのデータがアラームの分析対象期間、例え
ば、前述の例で言う1997年2月5日〜1997年8
月4日までの期間に含まれていないことを意味するの
で、ホストコンピュータ1は、ステップf7以降の処理
をスキップして、そのままScheduleID検索指
標の値を1インクリメントする(ステップf15)。
【0096】また、ステップf6の判別結果が偽となっ
た場合には、そのレコードの成形作業の期間の一部もし
くは全部がアラームの分析対象期間に含まれていること
を意味するので、ホストコンピュータ1は、まず、アラ
ームの分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の先頭日時Aを求める。
【0097】つまり、そのレコードの成形作業開始日時
Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時Sより
も時系列上前の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップf7)、成形作業開始日時Ts(ID)がアラーム
分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日時とな
っていれば、その成形作業開始日時Ts(ID)がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
先頭日時Aであり(ステップf8)、また、成形作業開
始日時Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時
Sよりも時系列上前の日時となっていれば、アラーム分
析対象期間の開始日時Sよりも前の時間は無効であり、
アラーム分析対象期間の開始日時Sそれ自体がアラーム
分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の先頭
日時Aとなる(ステップf9)。
【0098】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムの分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
最後の日時Bを求める。
【0099】つまり、そのレコードの成形作業終了日時
Te(ID)がアラーム分析対象期間の終了日時Eより
も時系列上後の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップf10)、成形作業終了日時Te(ID)がアラー
ム分析対象期間の終了日時Eよりも時系列上前の日時と
なっていれば、その成形作業終了日時Te(ID)がア
ラーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の最後の日時Bであり(ステップf11)、また、成形
作業終了日時Te(ID)がアラーム分析対象期間の終
了日時Eよりも時系列上後の日時となっていれば、アラ
ーム分析対象期間の終了日時Eよりも後の時間は無効で
あり、アラーム分析対象期間の終了日時Eそれ自体がア
ラーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の最後の日時Bとなる(ステップf12)。
【0100】次いで、ホストコンピュータ1は、図10
の生産実績データ記憶ファイルにおいてホストコンピュ
ータ1が現段階でアクセスしているレコードの分類項目
Uの欄に記憶されている分類項目構成要素X(ID)を
読み込んで分類項目の構成要素を特定し(ステップf1
3)、多数ある分類項目構成要素別総稼働時間積算レジ
スタSum(k)のうち、この構成要素に対応する分類
項目構成要素別総稼働時間積算レジスタSum(X(I
D))の値を読み込み、前記レコードの成形作業の最後
の日時Bから該レコードの成形作業の先頭日時Aを差し
引いてアラーム分析対象期間に含まれるそのレコードの
成形作業時間を求め、この時間を総稼働時間積算レジス
タSum(X(ID))に加算し、総稼働時間積算レジ
スタSum(X(ID))の値として更新記憶する(ス
テップf14)。
【0101】例えば、選択された分類項目Uが機械別で
あって、ScheduleID=4の値に従ってホスト
コンピュータ1がデータアドレス4のレコードにアクセ
スしているとするなら、図10の例の場合、データアド
レス4のレコードにおける分類項目Uのフィールドの
値、即ち、機械別の欄の値はMachine No2で
あるから、この例では、機械別の総稼働時間積算レジス
タSum(X(ID))、要するに、総稼働時間積算レ
ジスタSum(2)に、前記したB−Aの値が加算され
ることになる。つまり、分類項目Uが機械別である場合
には、その構成要素である射出成形機のMachine
No毎個別に総稼働時間が求められるということであ
る。
【0102】次いで、ホストコンピュータ1は、Sch
eduleID検索指標の値を1インクリメントし(ス
テップf15)、ScheduleID検索指標の現在
値が生産実績データ記憶ファイルのデータアドレスの最
終値IDmaxを超えているか否かを判別する(ステップ
f16)。
【0103】そして、ScheduleID検索指標の
現在値がデータアドレスの最終値IDmaxを超えていな
ければ、アラーム分析対象期間に含まれている別のレコ
ードが存在しているかも知れないことを意味するので、
ホストコンピュータ1は、再びステップf6の処理に移
行し、ステップf15の処理で更新されたSchedu
leID検索指標の値に基いて図10に示す生産実績デ
ータ記憶ファイルにアクセスし、次のデータアドレスの
フィールドのStart Date/Timeの値Ts
(ID)とEnd Date/Timeの値Te(I
D)とを読み込み、前記と同様の処理を繰り返し実行す
る。
【0104】従って、最終的に、ScheduleID
検索指標の現在値が生産実績データ記憶ファイルのデー
タアドレスの最終値IDmaxを超えてステップf16の
判別結果が真となった段階では、アラーム分析期間の開
始日時Sとアラーム分析期間の終了日時Eとの間に含ま
れる全ての射出成形機の成形作業時間が、ステップd1
5の処理で作業者により指定された分類項目Uの各構成
要素毎個別に分類項目構成要素別総稼働時間積算レジス
タSum(X(ID))に記憶されることになる。
【0105】ステップd16の処理を終えたホストコン
ピュータ1は、次いで、アラーム分析期間内における分
類項目Uの各構成要素毎のアラーム発生件数、アラーム
分析期間内における分類項目Uの各構成要素毎のアラー
ム停止時間、アラーム分析期間内における分類項目Uの
各構成要素毎の総稼働時間に対するアラームの発生件数
の割合、アラーム分析期間内における分類項目Uの各構
成要素毎の総稼働時間に対するアラーム停止時間の割合
を求めて表示するためのステップd17の処理(分類項
目分析表示処理)を開始する。
【0106】図17および図18に示すフローチャート
を参照して分類項目分析表示処理について説明する。
【0107】分類項目分析表示処理を開始したホストコ
ンピュータ1は、まず、分類項目の構成要素を特定する
ための構成要素特定指標Xに初期値1を設定し(ステッ
プg1)、該指標Xに対応する分類項目構成要素別アラ
ーム発生件数記憶レジスタA1(X)、分類項目構成要
素別アラーム停止時間記憶レジスタB1(X)、分類項
目構成要素別アラーム発生件数割合記憶レジスタC
1(X)、分類項目構成要素別アラーム停止時間割合記
憶レジスタD1(X)の各値を0に初期化した後(ステ
ップg2)、前記指標Xの値を1インクリメントし(ス
テップg3)、該指標Xの値が分類項目の構成要素数X
maxの値を超えているか否かを判別する(ステップg
4)。
【0108】例えば、選択された分類項目が機械別であ
るとすれば、分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶
レジスタA1(X)は射出成形機毎のアラーム発生件数
を積算して記憶するためのレジスタであり、分類項目構
成要素別アラーム停止時間記憶レジスタB1(X)は射
出成形機毎のアラーム停止時間を積算して記憶するため
のレジスタである。また、分類項目構成要素別アラーム
発生件数割合記憶レジスタC1(X)は射出成形機毎の
総稼動時間に対するアラーム発生件数の割合を記憶する
ためのレジスタであり、分類項目構成要素別アラーム停
止時間割合記憶レジスタD1(X)は射出成形機毎の総
稼動時間に対するアラーム発生時間の割合を記憶するた
めのレジスタであって、各レジスタの総数Xmaxは、ホ
ストコンピュータ1に接続されている射出成形機の総数
と一致する。
【0109】ステップg4の判別結果が偽となった場合
には初期化すべき各種レジスタが他にもあることを意味
するので、ホストコンピュータ1は、再びステップg2
の処理に移行して、ステップg3の処理で更新された構
成要素特定指標Xに対応する各種レジスタの値を0に初
期化する処理を繰り返し実行する。
【0110】以下、ステップg4の判別結果が真となる
までの間、前記と同様の処理が繰り返し実行され、最終
的に、ステップg4の判別結果が真となった段階で、分
類項目Uを形成する各構成要素の各々に対応する全ての
分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA1
(X)、分類項目構成要素別アラーム停止時間記憶レジ
スタB1(X)、分類項目構成要素別アラーム発生件数
割合記憶レジスタC1(X)、分類項目構成要素別アラ
ーム停止時間割合記憶レジスタD1(X)、つまり、X
=1〜Xmaxの全てのレジスタの値が0に初期化される
ことになる。
【0111】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムID検索指標にアドレスの初期値1を設定し(ステッ
プg5)、図9に示すアラームデータ記憶ファイルにお
いてアラームID検索指標の現在値に対応するレコード
にアクセスし、そのレコードのStart Date/
Time(アラーム発生日時)のフィールドの値Ts
(ID)とEnd Date/Time(アラーム終了
日時)のフィールドの値Te(ID)とを読み込み、ア
ラーム発生日時Ts(ID)がアラーム分析期間の終了
日時Eよりも時系列上後の日時となっているか否か、お
よび、アラーム終了日時Te(ID)がアラーム分析期
間の開始日時Sよりも時系列上前の日時となっているか
否かを判別する(ステップg6)。
【0112】ステップg6の判別結果が真となった場
合、つまり、そのレコードのアラーム発生日時Ts(I
D)がアラーム分析期間の終了日時Eよりも時系列上後
の日時となっているか、もしくは、そのレコードのアラ
ーム終了日時Te(ID)がアラーム分析期間の開始日
時Sよりも時系列上前の日時となっていた場合には、そ
のレコードのデータがアラームの分析対象期間、例え
ば、前述の例で言う1997年2月5日〜1997年8
月4日までの期間に含まれていないことを意味するの
で、ホストコンピュータ1は、ステップg7以降の処理
をスキップして、そのままアラームID検索指標の値を
1インクリメントする(ステップg16)。
【0113】また、ステップg6の判別結果が偽となっ
た場合には、そのレコードのアラーム発生期間の一部も
しくは全部がアラームの分析対象期間に含まれているこ
とを意味するので、ホストコンピュータ1は、まず、ア
ラームの分析対象期間に含まれるそのレコードのアラー
ム期間の先頭日時Aを求める。
【0114】つまり、そのレコードのアラーム発生日時
Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時Sより
も時系列上前の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップg7)、アラーム発生日時Ts(ID)がアラーム
分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日時とな
っていれば、そのアラーム発生日時Ts(ID)がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム期
間の先頭日時Aであり(ステップg8)、また、アラー
ム発生日時Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始
日時Sよりも時系列上前の日時となっていれば、アラー
ム分析対象期間の開始日時Sよりも前の時間は無効であ
り、アラーム分析対象期間の開始日時Sそれ自体がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム期
間の先頭日時Aとなる(ステップg10)。
【0115】更に、アラーム発生日時Ts(ID)がア
ラーム分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日
時となった場合、つまり、ステップg7の判別結果が偽
となった場合には、アラーム分析対象期間内にアラーム
が発生したことを意味するので、ホストコンピュータ1
は、このアラームを分析対象期間内に発生したアラーム
としてカウントするために、図9に示すアラームデータ
記憶ファイルにおいてホストコンピュータ1が現段階で
アクセスしているレコードの分類項目Uの欄に記憶され
ている分類項目構成要素X(ID)を読み込んで分類項
目の構成要素を特定し、多数ある分類項目構成要素別ア
ラーム発生件数記憶レジスタA1(X)のうち、この構
成要素に対応する分類項目構成要素別アラーム発生件数
記憶レジスタA1(X(ID))の値を読み込み、該レ
ジスタA1(X(ID))の値を1カウントアップし
て、その値を構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタ
1(X(ID))に更新記憶すると共に、分類項目構
成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA1(X(I
D))の値をステップd16(図17のステップf1
4)の処理で求めたこの構成要素に対応する総稼働時間
積算レジスタSum(X(ID))の値で除して当該構
成要素の総稼働時間に対するアラームの発生件数の割合
を求めて分類項目構成要素別アラーム発生件数割合記憶
レジスタC1(X(ID))に記憶する(ステップg
9)。
【0116】なお、ステップg9の処理は、アラーム分
析対象期間内にアラーム発生日時(アラーム発生の瞬間
日時)があるアラームのみをカウントする場合に選択的
に実行される処理であり、アラーム発生日時がどこにあ
るとを問わずアラーム分析対象期間と重複するアラーム
を全てカウントする場合には実施されない。アラーム発
生日時を問わずアラーム分析対象期間と重複するアラー
ムを全てカウントする場合には、ステップg9の処理に
代えて後述するステップg14の処理が実行されること
になる。
【0117】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムの分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム期
間の最後の日時Bを求める。
【0118】つまり、そのレコードのアラーム終了日時
Te(ID)がアラーム分析対象期間の終了日時Eより
も時系列上後の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップg11)、アラーム終了日時Te(ID)がアラー
ム分析対象期間の終了日時Eよりも時系列上前の日時と
なっていれば、そのアラーム終了日時Te(ID)がア
ラーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム
期間の最後の日時Bであり(ステップg12)、また、
アラーム終了日時Te(ID)がアラーム分析対象期間
の終了日時Eよりも時系列上後の日時となっていれば、
アラーム分析対象期間の終了日時Eよりも後の時間は無
効であり、アラーム分析対象期間の終了日時Eそれ自体
がアラーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラ
ーム期間の最後の日時Bとなる(ステップg13)。
【0119】そして、前述したように、アラーム発生日
時を問わずアラーム分析対象期間と重複するアラームを
全てカウントする場合には、ステップg9の処理に代え
てステップg14の処理が実施されることになり、この
場合は、アラーム発生期間の一部もしくは全部がアラー
ムの分析対象期間に含まれているアラームの全てが、対
応する分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶レジス
タA1(X(ID))に加算され、当該構成要素の総稼
働時間に対するアラームの発生件数の割合C1(X(I
D))が求められることになる(ステップg14)。
【0120】次いで、ホストコンピュータ1は、図9に
示すアラームデータ記憶ファイルにおいてホストコンピ
ュータ1が現段階でアクセスしているレコードの分類項
目Uの欄に記憶されている分類項目構成要素X(ID)
を読み込んで分類項目の構成要素を特定し、アラーム期
間の最後の日時Bの値からアラーム期間の先頭日時Aの
値を差し引いてアラーム発生による成形作業の停止時間
を求め、前記と同様、多数ある分類項目構成要素別アラ
ーム停止時間記憶レジスタB1(X)のうち、この構成
要素に対応する分類項目構成要素別アラーム停止時間記
憶レジスタB1(X(ID))の値を読み込み、該レジ
スタB1(X(ID))の値に成形作業の停止時間(B
−A)を加算して、その値を分類項目構成要素別アラー
ム停止時間記憶レジスタB1(X(ID))に更新記憶
すると共に、分類項目構成要素別アラーム停止時間記憶
レジスタB1(X(ID))の値をステップd16の処
理で求めたこの構成要素に対応する総稼働時間積算レジ
スタSum(X(ID))の値で除して当該構成要素の
総稼働時間に対するアラーム停止時間の割合を求めて分
類項目構成要素別アラーム停止時間割合記憶レジスタD
1(X(ID))に記憶する(ステップg15)。
【0121】例えば、ステップd15の処理で選択され
た分類項目Uが機械別であって、アラームID検索指標
の値5に従ってホストコンピュータ1がアラームID=
5のアドレスのレコードにアクセスしているとするな
ら、図9の例の場合、アラームID=5のレコードにお
ける分類項目Uのフィールドの値、即ち、機械別の欄の
値はMachine No2であるから、この例では、
ステップg9またはステップg14の処理において、分
類項目構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA
1(X(ID))、要するに、分類項目構成要素別アラ
ーム発生件数記憶レジスタA1(2)の値が1カウント
アップされ、また、Machine No2の射出成形
機の総稼働時間に対するアラームの発生件数の割合が分
類項目構成要素別アラーム発生件数割合記憶レジスタC
1(2)に記憶されることになる。また、ステップg1
5の処理では、分類項目構成要素別アラーム停止時間記
憶レジスタB1(2)に停止時間(B−A)が加算さ
れ、Machine No2の射出成形機の総稼働時間
に対するアラーム停止時間の割合が分類項目構成要素別
アラーム停止時間割合記憶レジスタD1(2)に記憶さ
れることになる。
【0122】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムID検索指標の値を1インクリメントし(ステップg
16)、該指標の現在値がアドレスの最終値IDmax
超えているか否かを判別する(ステップg17)。
【0123】そして、アラームID検索指標の現在値が
最終値IDmaxを超えていなければ、アラーム分析対象
期間に含まれる別のレコードが存在することを意味する
ので、ホストコンピュータ1は、再びステップg6の処
理に移行し、ステップg16の処理で更新されたアラー
ムID検索指標の値に基いて図9に示すアラームデータ
記憶ファイルにアクセスし、次のアラームIDに対応す
るフィールドの各データを読み込み、前記と同様の処理
を繰り返し実行する。
【0124】従って、最終的に、アラームID検索指標
の現在値がアラームIDの最終値IDmaxを超えてステ
ップg17の判別結果が真となった段階では、アラーム
分析期間内における分類項目Uの各構成要素X=1〜X
max毎のアラーム発生件数A1(X)と、各構成要素X=
1〜Xmax毎のアラーム停止時間B1(X)、および、各
構成要素X=1〜Xmax毎の総稼働時間に対するアラー
ムの発生件数の割合C1(X)と、各構成要素X=1〜
max毎の総稼働時間に対するアラーム停止時間の割合
1(X)が求められることになる。
【0125】つまり、前述した分類項目Uが機械別の例
で言えば、1997年2月5日〜1997年8月4日ま
での期間にMachine No1からMachine
NoXmaxの各々の射出成形機に発生したアラーム発
生件数A1(1)〜A1(Xmax)と、アラーム停止時間
1(1)〜B1(Xmax)、および、アラームの発生件
数の割合C1(1)〜C1(Xmax)と、アラーム停止時
間の割合D1(1)〜D1(Xmax)とが全て求められる
ということである。
【0126】次いで、ホストコンピュータ1は、構成要
素特定指標Xの値を1に初期化し(ステップg18)、
図3に示すようなアラーム分析画面の上半分に、分類項
目の構成要素Xに対応させてアラーム発生件数A
1(X)と、アラーム停止時間B1(X)、および、アラ
ームの発生件数の割合C1(X)と、アラーム停止時間
の割合D1(X)の各値を分析結果として数値表示し、
同時に、その状況をバーグラフで表示する(ステップg
19)。
【0127】そして、ホストコンピュータ1は、構成要
素特定指標Xの値を1インクリメントし(ステップg2
0)、該指標Xの現在値が構成要素数の最終値Xmax
超えているか否かを判別するが(ステップg21)、指
標Xの現在値が最終値Xmaxを超えていなければ、分析
結果を表示すべき構成要素が他にもあることを意味する
ので、ホストコンピュータ1は、再びステップg19の
処理に移行し、ステップg20の処理で更新された指標
Xの値に基いて前記と同様の処理を繰り返し実行し、次
の構成要素に関するアラーム発生件数A1(X),アラ
ーム停止時間B1(X),アラームの発生件数の割合C1
(X),アラーム停止時間の割合D1(X)の各項目に
関する数値表示およびバーグラフによる分析結果の表示
を繰り返す。
【0128】最終的にステップg21の判別結果が真と
なった時点で、構成要素1〜Xmaxの各々に対応するア
ラーム発生件数A1(1)〜A1(Xmax)と、アラーム
停止時間B1(1)〜B1(Xmax)、および、アラーム
の発生件数の割合C1(1)〜C1(Xmax)と、アラー
ム停止時間の割合D1(1)〜D1(Xmax)の各値の表
示が完了することになる。
【0129】図3ではアラーム分析期間を1997年2
月5日〜1997年8月4日に限定し、分類項目として
機械別を選択した場合のモニタ画面について例示してお
り、アラーム分析画面の上半分左側に示される数値表示
欄の左端のフィールドにMachine NoX(要す
るに指標Xの値)が表示され、Machine NoX
に対応して、Machine NoXに関するアラーム
発生件数A1(X)と、Machine NoXの総稼
動時間に対するアラーム停止時間の割合D1(X)とが
横並びに表示されている。また、アラーム分析画面の上
半分右側に示されるグラフ表示欄には、Machine
NoXを横軸として、各Machine NoXに対
応するアラーム発生件数A1(X)が縦軸方向にバーグ
ラフで表示されている。
【0130】このようにして分類項目分析表示処理を終
えたホストコンピュータ1は、分類項目Uに含まれる構
成要素の内から特定の構成要素が作業者によって選択さ
れるか(ステップd18)、または、改めて別の分類項
目Uが選択されるまで待機する(ステップd15)。
【0131】改めて別の分類項目Uが選択された場合、
ホストコンピュータ1は前記と同様にしてステップd1
6およびステップd17の処理を繰り返し実行し、新た
に選択された分類項目U、例えば、樹脂別等の指定に従
って、その項目を構成する構成要素X=1〜Xmaxの各
々に対応するアラーム発生件数A1(1)〜A
1(Xmax)と、アラーム停止時間B1(1)〜B1(X
max)、および、アラームの発生件数の割合C1(1)〜
1(Xmax)と、アラーム停止時間の割合D1(1)〜
1(Xmax)の各値を求め、アラーム分析画面の上半分
に再表示する。
【0132】つまり、必要に応じて他の分類項目を自由
に選択してアラームの発生件数や発生割合等を再表示さ
せることができるということである。
【0133】一方、分類項目Uに含まれる構成要素の内
から特定の構成要素が作業者によって選択された場合、
ホストコンピュータ1は、選択された特定の構成要素の
番号Vをレジスタに記憶し、更に、詳細分類項目Wがプ
ルダウンメニューから選択されるまで、そのまま待機す
る(ステップd18)。
【0134】図3では分類項目Uとして機械別が選択さ
れた状態で作業者が分類項目Uの構成要素であるMac
hine NoからMachine No3(=V)の
射出成形機を選択し、更に、詳細分類項目のプルダウン
メニューから時間帯別(=W)を選択した場合について
例示している。
【0135】詳細分類項目Wの選択をステップd18の
判別処理で検出したホストコンピュータ1は、前述した
分類項目Uから選択された特定の構成要素Vと詳細分類
項目Wとに基いて射出成形機の稼働時間を詳細分類項目
Wの各構成要素毎に個別に求めるためのステップd19
の処理を開始する。
【0136】次に、詳細分類項目に基いて射出成形機の
稼働時間を個別に求めるためのステップd19の処理
(詳細分類項目構成要素別総稼働時間算出処理)につい
て、図19および図20のフローチャートを参照して説
明する。
【0137】詳細分類項目構成要素別総稼働時間算出処
理を開始したホストコンピュータ1は、まず、詳細分類
項目の構成要素を特定するための構成要素特定指標kに
初期値1を設定し(ステップh1)、該指標kに対応す
る詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算レジスタSu
m(k)の値を0に初期化した後(ステップh2)、前
記指標kの値を1インクリメントし(ステップh3)、
該指標kの値が詳細分類項目の構成要素数Ymaxの値を
超えているか否かを判別する(ステップh4)。
【0138】例えば、選択された詳細分類項目Wが時間
帯別であるとすれば、詳細分類項目構成要素別総稼働時
間積算レジスタSum(k)は、分類項目Uから選択さ
れた特定の構成要素V例えばMachine No3の
射出成形機に属する射出成形作業のうちkの値によって
特定される特定の時間帯において実施された射出成形作
業のみの総稼働時間を記憶するためのレジスタであり、
例えば、時間帯の刻み幅を1時間とするなら、構成要素
数Ymaxの値は24ということになる。また、選択され
た詳細分類項目Wが樹脂別であるとするなら、詳細分類
項目構成要素別総稼働時間積算レジスタSum(k)は
分類項目Uから選択された特定の構成要素V例えばMa
chine No3の射出成形機に属する射出成形作業
のうちkの値によって特定される特定の樹脂に関する射
出成形作業の総時間を記憶するためのレジスタとなり、
その場合の構成要素数Ymaxの値は、射出成形作業に用
いられている様々な樹脂の種類の総数ということにな
る。
【0139】ステップh4の判別結果が偽となった場合
には、初期化すべき詳細分類項目構成要素別総稼働時間
積算レジスタSum(k)が他にもあることを意味する
ので、ホストコンピュータ1は、再びステップh2の処
理に移行して、ステップh3の処理で更新された構成要
素特定指標kに対応する詳細分類項目構成要素別総稼働
時間積算レジスタSum(k)の値を0に初期化する処
理を繰り返し実行する。
【0140】以下、ステップh4の判別結果が真となる
までの間、前記と同様の処理が繰り返し実行され、最終
的に、ステップh4の判別結果が真となった段階で、詳
細分類項目Wを形成する構成要素の各々に対応する全て
の詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算レジスタSu
m(k)、つまり、k=1〜Ymaxの詳細分類項目構成
要素別総稼働時間積算レジスタSum(k)の値が0に
初期化されることになる。
【0141】次いで、ホストコンピュータ1は、Sch
eduleID検索指標に初期値1を設定し(ステップ
h5)、図10に示す生産実績データ記憶ファイルにア
クセスしてデータアドレスの値がScheduleID
検索指標の現在値と一致するレコードを読み、そのレコ
ードの分類項目Uの欄に記憶されている分類項目構成要
素X(ID)を読み込み、ステップd18の処理によっ
て分類項目Uから選択された特定の構成要素Vと前記X
(ID)とが一致するか否かを判別する(ステップh
6)。
【0142】選択された特定の構成要素VとX(ID)
とが一致しない場合には、このレコードに記憶されたデ
ータが、選択された特定の構成要素V、例えば、Mac
hin No3の射出成形機を用いた射出成形作業とは
無関係であることを意味するので、ホストコンピュータ
1はステップh7以降の処理をスキップして、そのまま
ScheduleID検索指標の値を1インクリメント
する(ステップh16)。
【0143】また、選択された特定の構成要素VとX
(ID)とが一致した場合には、ホストコンピュータ1
は、更に、そのレコードのStart Date/Ti
me(成形作業開始日時)のフィールドの値Ts(I
D)とEnd Date/Time(成形作業終了日
時)のフィールドの値Te(ID)とを読み込み、成形
作業開始日時Ts(ID)がアラーム分析期間の終了日
時Eよりも時系列上後の日時となっているか否か、およ
び、成形作業終了日時Te(ID)がアラーム分析期間
の開始日時Sよりも時系列上前の日時となっているか否
かを判別する(ステップh7)。
【0144】ステップh7の判別結果が真となった場
合、つまり、そのレコードの成形作業開始日時Ts(I
D)がアラーム分析期間の終了日時Eよりも時系列上後
の日時となっているか、もしくは、そのレコードの成形
作業終了日時Te(ID)がアラーム分析期間の開始日
時Sよりも時系列上前の日時となっていた場合には、そ
のレコードのデータがアラームの分析対象期間、例え
ば、前述の例で言う1997年2月5日〜1997年8
月4日までの期間に含まれていないことを意味するの
で、ホストコンピュータ1は、ステップh8以降の処理
をスキップして、そのままScheduleID検索指
標の値を1インクリメントする(ステップh16)。
【0145】また、ステップh7の判別結果が偽となっ
た場合には、そのレコードの成形作業の期間の一部もし
くは全部がアラームの分析対象期間に含まれていること
を意味するので、ホストコンピュータ1は、まず、アラ
ームの分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の先頭日時Aを求める。
【0146】つまり、そのレコードの成形作業開始日時
Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時Sより
も時系列上前の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップh8)、成形作業開始日時Ts(ID)がアラーム
分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日時とな
っていれば、その成形作業開始日時Ts(ID)がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
先頭日時Aであり(ステップh9)、また、成形作業開
始日時Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時
Sよりも時系列上前の日時となっていれば、アラーム分
析対象期間の開始日時Sよりも前の時間は無効であり、
アラーム分析対象期間の開始日時Sそれ自体がアラーム
分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の先頭
日時Aとなる(ステップh10)。
【0147】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムの分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業の
最後の日時Bを求める。
【0148】つまり、そのレコードの成形作業終了日時
Te(ID)がアラーム分析対象期間の終了日時Eより
も時系列上後の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップh11)、成形作業終了日時Te(ID)がアラー
ム分析対象期間の終了日時Eよりも時系列上前の日時と
なっていれば、その成形作業終了日時Te(ID)がア
ラーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の最後の日時Bであり(ステップh12)、また、成形
作業終了日時Te(ID)がアラーム分析対象期間の終
了日時Eよりも時系列上後の日時となっていれば、アラ
ーム分析対象期間の終了日時Eよりも後の時間は無効で
あり、アラーム分析対象期間の終了日時Eそれ自体がア
ラーム分析対象期間に含まれるそのレコードの成形作業
の最後の日時Bとなる(ステップh13)。
【0149】次いで、ホストコンピュータ1は、図10
の生産実績データ記憶ファイルにおいてホストコンピュ
ータ1が現段階でアクセスしているレコードの詳細分類
項目Wの欄に記憶されている詳細分類項目構成要素Y
(ID)を読み込んで詳細分類項目の構成要素を特定し
(ステップh14)、多数ある詳細分類項目構成要素別
総稼働時間積算レジスタSum(k)のうち、この構成
要素に対応する詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算
レジスタSum(Y(ID))の値を読み込み、前記レ
コードの成形作業の最後の日時Bから該レコードの成形
作業の先頭日時Aを差し引いてアラーム分析対象期間に
含まれるそのレコードの成形作業時間を求め、この時間
(B−A)を詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算レ
ジスタSum(Y(ID))に加算し、総稼働時間積算
レジスタSum(Y(ID))の値として更新記憶する
(ステップh15)。
【0150】例えば、選択された分類項目Uが機械別で
あって、その中から特定の構成要素、例えば、Mach
ine No3(=V)の射出成形機が選択され、更
に、詳細分類項目のプルダウンメニューから時間帯別
(=W)が選択されている場合では、アクセスしている
レコードの分類項目Uの値、即ち、Machine N
oの値が3以外のレコードのデータはステップh6の判
別処理によって全て無視され、また、Machine
Noの値が3であったとしても、そのレコードの成形期
間のデータがアラームの分析対象期間外のデータであれ
ばステップh7の判別処理によって、そのレコードのデ
ータが無視されることになる。
【0151】つまり、この場合に評価対象となるレコー
ドはMachine Noの値が3で、しかも、その成
形期間のデータが何らかの形でアラームの分析対象期間
に含まれているもののみである。例えば、Schedu
leID=2の値に従ってホストコンピュータ1が現段
階でデータアドレス2のレコードにアクセスしていると
するなら、図10の例の場合、データアドレス2のレコ
ードにおける分類項目Uのフィールドの値、即ち、機械
別の欄の値はMachine No3であり(ステップ
h6の判別結果が真)、しかも、成形期間のデータは1
997/07/05〜1997/07/06であって1
997年2月5日〜1997年8月4日までの期間に含
まれるので(ステップh7の判別結果が偽)、このレコ
ードは評価対象となる。
【0152】この場合、詳細分類項目Wである時間帯別
のフィールドY(ID)には17時台の時間が記憶され
ているので、時間帯別に設けられた詳細分類項目構成要
素別総稼働時間積算レジスタSum(Y(ID))、要
するに、詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算レジス
タSum(17)に、前記した(B−A)の値が加算さ
れることになる。つまり、詳細分類項目Wが時間帯別で
ある場合には、その構成要素である1時間区切りの時間
帯毎個別にk=1〜24に対する総稼働時間Sum
(k)が求められるということである。
【0153】次いで、ホストコンピュータ1は、Sch
eduleID検索指標の値を1インクリメントし(ス
テップh16)、ScheduleID検索指標の現在
値が生産実績データ記憶ファイルのデータアドレスの最
終値IDmaxを超えているか否かを判別する(ステップ
h17)。
【0154】そして、ScheduleID検索指標の
現在値がデータアドレスの最終値IDmaxを超えていな
ければ、分類項目Uから選択された特定の構成要素Vに
属するものであって、しかも、アラーム分析対象期間に
含まれている別のレコードが存在しているかも知れない
ことを意味するので、ホストコンピュータ1は、再びス
テップh6の処理に移行し、ステップh16の処理で更
新されたScheduleID検索指標の値に基いて図
10に示す生産実績データ記憶ファイルにアクセスし、
前記と同様の処理を繰り返し実行する。
【0155】従って、最終的に、ScheduleID
検索指標の現在値が生産実績データ記憶ファイルのデー
タアドレスの最終値IDmaxを超えてステップh17の
判別結果が真となった段階では、ステップd18の処理
で作業者により指定された分類項目Uの中の特定の構成
要素V、例えば、Machine No3の射出成形機
に関してのみ、アラーム分析期間の開始日時Sとアラー
ム分析期間の終了日時Eとの間に含まれる成形作業時間
に限って、ステップd18の処理で作業者により指定さ
れた詳細分類項目Wの各構成要素毎個別に、例えば、1
時間を刻みとする時間帯毎個別にアラーム分析期間の日
付を通算して詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算レ
ジスタSum(k)に射出成形機の総稼働時間が積算し
て記憶されることになる。
【0156】ステップd19の処理を終えたホストコン
ピュータ1は、次いで、分類項目Uの中の特定の構成要
素Vに属するアラーム分析期間内における詳細分類項目
Wの各構成要素毎のアラーム発生件数、各構成要素毎の
アラーム停止時間、各構成要素毎の総稼働時間に対する
アラームの発生件数の割合、各構成要素毎の総稼働時間
に対するアラーム停止時間の割合を求めて表示するため
のステップd20の処理(詳細分類項目分析表示処理)
を開始する。
【0157】図21および図22に示すフローチャート
を参照して詳細分類項目分析表示処理について説明す
る。
【0158】詳細分類項目分析表示処理を開始したホス
トコンピュータ1は、まず、詳細分類項目Wの構成要素
を特定するための構成要素特定指標Yに初期値1を設定
し(ステップj1)、該指標Yに対応する詳細分類項目
構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA2(Y)、
詳細分類項目構成要素別アラーム停止時間記憶レジスタ
2(Y)、詳細分類項目構成要素別アラーム発生件数
割合記憶レジスタC2(Y)、詳細分類項目構成要素別
アラーム停止時間割合記憶レジスタD2(Y)の各値を
0に初期化した後(ステップj2)、前記指標Yの値を
1インクリメントし(ステップj3)、該指標Yの値が
詳細分類項目の構成要素数Ymaxの値を超えているか否
かを判別する(ステップj4)。
【0159】例えば、選択された詳細分類項目Wが1時
間刻みの時間帯別であるとすれば、詳細分類項目構成要
素別アラーム発生件数記憶レジスタA2(Y)は、分類
項目Uの中から選択された構成要素Vに関連してアラー
ム分析期間内において指標Yで特定される特定の時間帯
の間で生じたアラーム発生件数を積算して記憶するため
のレジスタであり、詳細分類項目構成要素別アラーム停
止時間記憶レジスタB2(Y)は指標Yによって特定さ
れる特定の時間帯の間で生じたアラーム停止時間を積算
して記憶するためのレジスタである。また、詳細分類項
目構成要素別アラーム発生件数割合記憶レジスタC
2(Y)は指標Yによって特定される特定の時間帯の間
で生じたアラーム発生件数の割合を記憶するためのレジ
スタであり、詳細分類項目構成要素別アラーム停止時間
割合記憶レジスタD2(Y)は指標Yによって特定され
る特定の時間帯の間に生じたアラーム停止時間の割合を
記憶するためのレジスタであって、時間帯の刻みが1時
間であれば各レジスタの総数Y maxは各々24個とな
る。
【0160】ステップj4の判別結果が偽となった場合
には初期化すべき各種レジスタが他にもあることを意味
するので、ホストコンピュータ1は、再びステップj2
の処理に移行して、ステップj3の処理で更新された構
成要素特定指標Yに対応する各種レジスタの値を0に初
期化する処理を繰り返し実行する。
【0161】以下、ステップj4の判別結果が真となる
までの間、前記と同様の処理が繰り返し実行され、最終
的に、ステップj4の判別結果が真となった段階で、詳
細分類項目Wを形成する各構成要素の各々に対応する全
ての詳細分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶レジ
スタA2(Y)、詳細分類項目構成要素別アラーム停止
時間記憶レジスタB2(Y)、詳細分類項目構成要素別
アラーム発生件数割合記憶レジスタC2(Y)、詳細分
類項目構成要素別アラーム停止時間割合記憶レジスタD
2(Y)、つまり、Y=1〜Ymaxの全てのレジスタの値
が0に初期化されることになる。
【0162】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムID検索指標にアドレスの初期値1を設定し(ステッ
プj5)、図9に示すアラームデータ記憶ファイルにお
いてアラームID検索指標の現在値に対応するレコード
にアクセスし、そのレコードの分類項目Uの欄に記憶さ
れている分類項目構成要素X(ID)を読み込み、ステ
ップd18の処理によって分類項目Uから選択された特
定の構成要素Vと前記X(ID)とが一致するか否かを
判別する(ステップj6)。
【0163】選択された特定の構成要素VとX(ID)
とが一致しない場合には、このレコードに記憶されたデ
ータが、分類項目Uから選択された特定の構成要素V、
例えば、Machine No3の射出成形機を用いた
射出成形作業とは無関係であることを意味するので、ホ
ストコンピュータ1はステップj7以降の処理をスキッ
プして、そのままアラームID検索指標の値を1インク
リメントする(ステップj17)。
【0164】また、選択された特定の構成要素VとX
(ID)とが一致した場合には、ホストコンピュータ1
は、更に、そのレコードのStart Date/Ti
me(アラーム発生日時)のフィールドの値Ts(I
D)とEnd Date/Time(アラーム終了日
時)のフィールドの値Te(ID)とを読み込み、アラ
ーム発生日時Ts(ID)がアラーム分析期間の終了日
時Eよりも時系列上後の日時となっているか否か、およ
び、アラーム終了日時Te(ID)がアラーム分析期間
の開始日時Sよりも時系列上前の日時となっているか否
かを判別する(ステップj7)。
【0165】ステップj7の判別結果が真となった場
合、つまり、そのレコードのアラーム発生日時Ts(I
D)がアラーム分析期間の終了日時Eよりも時系列上後
の日時となっているか、もしくは、そのレコードのアラ
ーム発生日時Te(ID)がアラーム分析期間の開始日
時Sよりも時系列上前の日時となっていた場合には、そ
のレコードのデータがアラームの分析対象期間、例え
ば、前述の例で言う1997年2月5日〜1997年8
月4日までの期間に含まれていないことを意味するの
で、ホストコンピュータ1は、ステップj8以降の処理
をスキップして、そのままアラームID検索指標の値を
1インクリメントする(ステップj17)。
【0166】また、ステップj7の判別結果が偽となっ
た場合には、そのレコードのアラーム発生期間の一部も
しくは全部がアラームの分析対象期間に含まれているこ
とを意味するので、ホストコンピュータ1は、まず、ア
ラームの分析対象期間に含まれるそのレコードのアラー
ム発生期間の先頭日時Aを求める。
【0167】つまり、そのレコードのアラーム発生日時
Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始日時Sより
も時系列上前の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップj8)、アラーム発生日時Ts(ID)がアラーム
分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日時とな
っていれば、そのアラーム発生日時Ts(ID)がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム期
間の先頭日時Aであり(ステップj9)、また、アラー
ム発生日時Ts(ID)がアラーム分析対象期間の開始
日時Sよりも時系列上前の日時となっていれば、アラー
ム分析対象期間の開始日時Sよりも前の時間は無効であ
り、アラーム分析対象期間の開始日時Sそれ自体がアラ
ーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム発
生期間の先頭日時Aとなる(ステップj11)。
【0168】更に、アラーム発生日時Ts(ID)がア
ラーム分析対象期間の開始日時Sよりも時系列上後の日
時となった場合、つまり、ステップj8の判別結果が偽
となった場合には、アラーム分析対象期間内にアラーム
が発生したことを意味するので、ホストコンピュータ1
は、このアラームを分析対象期間内に発生したアラーム
としてカウントするために、図9に示すアラームデータ
記憶ファイルにおいてホストコンピュータ1が現段階で
アクセスしているレコードの詳細分類項目Wの欄に記憶
されている詳細分類項目構成要素Y(ID)を読み込ん
で詳細分類項目の構成要素を特定し、多数ある詳細分類
項目構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA
2(Y)のうち、この構成要素に対応する詳細分類項目
構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA2(Y(I
D))の値を読み込み、該レジスタA2(Y(ID))
の値を1カウントアップして、その値を詳細分類項目構
成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA2(Y(I
D))に更新記憶すると共に、詳細分類項目構成要素別
アラーム発生件数記憶レジスタA2(Y(ID))の値
をステップh15の処理で求めたこの構成要素に対応す
る詳細分類項目構成要素別総稼働時間積算レジスタSu
m(Y(ID))の値で除して当該構成要素の総稼働時
間に対するアラームの発生件数の割合を求めて詳細分類
項目構成要素別アラーム発生件数割合記憶レジスタC2
(Y(ID))に記憶する(ステップj10)。
【0169】なお、ステップj10の処理は、アラーム
分析対象期間内にアラーム発生日時(アラーム発生の瞬
間日時)があるアラームのみをカウントする場合に選択
的に実行される処理であり、アラーム発生日時がどこに
あるかを問わずアラーム分析対象期間と重複するアラー
ムを全てカウントする場合には実施されない。アラーム
発生日時を問わずアラーム分析対象期間と重複するアラ
ームを全てカウントする場合には、ステップj10の処
理に代えて後述するステップj15の処理が実行される
ことになる。
【0170】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムの分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム期
間の最後の日時Bを求める。
【0171】つまり、そのレコードのアラーム終了日時
Te(ID)がアラーム分析対象期間の終了日時Eより
も時系列上後の日時となっているか否かを判別し(ステ
ップj12)、アラーム終了日時Te(ID)がアラー
ム分析対象期間の終了日時Eよりも時系列上前の日時と
なっていれば、そのアラーム終了日時Te(ID)がア
ラーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラーム
期間の最後の日時Bであり(ステップj13)、また、
アラーム終了日時Te(ID)がアラーム分析対象期間
の終了日時Eよりも時系列上後の日時となっていれば、
アラーム分析対象期間の終了日時Eよりも後の時間は無
効であり、アラーム分析対象期間の終了日時Eそれ自体
がアラーム分析対象期間に含まれるそのレコードのアラ
ーム期間の最後の日時Bとなる(ステップj14)。
【0172】そして、前述したように、アラーム発生日
時を問わずアラーム分析対象期間と重複するアラームを
全てカウントする場合には、ステップj10の処理に代
えてステップj15の処理が実施されることになり、こ
の場合は、アラーム発生期間の一部もしくは全部がアラ
ームの分析対象期間に含まれているアラームの全てが、
対応する詳細分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶
レジスタA2(Y(ID))に加算され、当該構成要素
の総稼働時間に対するアラームの発生件数の割合C
2(Y(ID))が求められることになる(ステップj
15)。
【0173】次いで、ホストコンピュータ1は、図9に
示すアラームデータ記憶ファイルにおいてホストコンピ
ュータ1が現段階でアクセスしているレコードの詳細分
類項目Wの欄に記憶されている詳細分類項目構成要素Y
(ID)を読み込んで詳細分類項目の構成要素を特定
し、アラーム期間の最後の日時Bの値からアラーム期間
の先頭日時Aの値を差し引いてアラーム発生による成形
作業の停止時間を求め、前記と同様、多数ある詳細分類
項目構成要素別アラーム停止時間記憶レジスタB
2(Y)のうち、この構成要素に対応する詳細分類項目
構成要素別アラーム停止時間記憶レジスタB2(Y(I
D))の値を読み込み、該レジスタB2(Y(ID))
の値に成形作業の停止時間(B−A)を加算して、その
値を詳細分類項目構成要素別アラーム停止時間記憶レジ
スタB2(Y(ID))に更新記憶すると共に、詳細分
類項目構成要素別アラーム停止時間記憶レジスタB
2(Y(ID))の値をステップh15の処理で求めた
この構成要素に対応する詳細分類項目構成要素別総稼働
時間積算レジスタSum(Y(ID))の値で除して当
該構成要素の総稼働時間に対するアラーム停止時間の割
合を求めて詳細分類項目構成要素別アラーム停止時間割
合記憶レジスタD2(Y(ID))に記憶する(ステッ
プj16)。
【0174】例えば、選択された分類項目Uが機械別で
あって、その中から特定の構成要素、例えば、Mach
ine No3(=V)の射出成形機が選択され、更
に、詳細分類項目のプルダウンメニューから時間帯別
(=W)が選択されている場合では、アクセスしている
レコードの分類項目Uの値、即ち、Machine N
oの値が3以外のレコードのデータはステップj6の判
別処理によって全て無視され、また、Machine
Noの値が3であったとしても、そのレコードの成形期
間のデータがアラームの分析対象期間外のデータであれ
ばステップj7の判別処理によって、そのレコードのデ
ータが無視されることになる。
【0175】つまり、この場合に評価対象となるレコー
ドはMachine Noの値が3で、しかも、その成
形期間のデータが何らかの形でアラームの分析対象期間
に含まれているもののみである。
【0176】例えば、ステップd15の処理で選択され
た分類項目Uが機械別であって、更にステップd18の
処理でMachine No3(=V)の射出成形機が
選択され、詳細分類項目として時間帯別(=W)が選択
された状態で、アラームID検索指標の値3に従ってホ
ストコンピュータ1がアラームID=3のアドレスのレ
コードにアクセスしているとするなら、図9の例の場
合、アラームID=3のレコードにおける分類項目Uの
フィールドの値、即ち、機械別の欄の値X(ID)は3
であるからステップj6の判別結果は真となり、しか
も、アラーム発生期間のデータは1997/07/22
であって1997年2月5日〜1997年8月4日まで
の期間に含まれるので(ステップj7の判別結果が
偽)、このレコードは評価対象となる。
【0177】この場合、詳細分類項目Wである時間帯別
のフィールドY(ID)には3時台の時間が記憶されて
いるので、ステップj10またはステップj15の処理
により、時間帯別に設けられた詳細分類項目構成要素別
アラーム発生件数記憶レジスタA2(Y(ID))即ち
分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA2
(3)の値がカウントアップされ、更に、その値がステ
ップh15の処理で求められた詳細分類項目構成要素別
総稼働時間積算レジスタSum(3)の値で除されて詳
細分類項目構成要素別アラーム発生件数割合記憶レジス
タC2(3)に記憶され、また、ステップj16の処理
では、詳細分類項目構成要素別アラーム停止時間記憶レ
ジスタB2(Y(ID))即ち詳細分類項目構成要素別
アラーム停止時間記憶レジスタB2(3)に前記した
(B−A)の値が加算され、更に、その値がステップh
15の処理で求められた詳細分類項目構成要素別総稼働
時間積算レジスタSum(3)の値で除されて詳細分類
項目構成要素別アラーム停止時間割合記憶レジスタD2
(3)に記憶されることになる。
【0178】つまり、詳細分類項目Wが時間帯別である
場合には、その構成要素である1時間区切りの時間帯毎
個別にY=1〜24に対応するA2(Y),B2(Y),
2(Y),D2(Y)が求められるということである。
【0179】次いで、ホストコンピュータ1は、アラー
ムID検索指標の値を1インクリメントし(ステップj
17)、アラームID検索指標の値がアドレスの最終値
IDmaxを超えているか否かを判別する(ステップj1
8)。
【0180】そして、アラームID検索指標の現在値が
最終値IDmaxを超えていなければ、分類項目Uから選
択された特定の構成要素Vに属するものであって、しか
も、アラーム分析対象期間に含まれている別のレコード
が存在しているかも知れないことを意味するので、ホス
トコンピュータ1は、再びステップj6の処理に移行
し、ステップj17の処理で更新されたアラームID検
索指標の値に基いて図9に示すアラームデータ記憶ファ
イルにアクセスし、前記と同様の処理を繰り返し実行す
る。
【0181】従って、最終的に、アラームID検索指標
の現在値がアドレスの最終値IDmaxを超えてステップ
j18の判別結果が真となった段階では、ステップd1
8の処理で作業者により指定された分類項目Uの中の特
定の構成要素V、例えば、Machine No3の射
出成形機に関してアラーム分析期間の開始日時Sとアラ
ーム分析期間の終了日時Eとの間に含まれるアラームの
発生件数がステップd18の処理で作業者により指定さ
れた詳細分類項目Wを構成するY=1〜Ymaxの各構成
要素毎に詳細分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶
レジスタA2(Y)に記憶され、また、アラームの発生
時間の積算値とアラーム発生件数の割合とアラーム停止
時間の割合の各々がY=1〜Ymaxの各構成要素毎に詳
細分類項目構成要素別アラーム停止時間記憶レジスタB
2(Y),詳細分類項目構成要素別アラーム発生件数割
合記憶レジスタC2(Y),詳細分類項目構成要素別ア
ラーム停止時間割合記憶レジスタD2(Y)の各々に記
憶されることになる。
【0182】つまり、前述したように、分類項目Uから
機械別を選択し、構成要素VとしてMachine N
o3の射出成形機を指定した上で詳細分類項目Wとして
時間帯別を選択した場合では、1997年2月5日〜1
997年8月4日までの期間にMachine No3
の射出成形機で行われた射出成形作業に関し、1時間を
刻み幅とする各時間帯で発生したアラーム発生件数A2
(1)〜A2(Ymax)と、アラーム停止時間B2(1)
〜B2(Ymax)、および、アラームの発生件数の割合C
2(1)〜C2(Ymax)と、アラーム停止時間の割合D2
(1)〜D2(Ymax)とが全て求められるということで
ある。
【0183】次いで、ホストコンピュータ1は、構成要
素特定指標Yの値を1に初期化し(ステップj19)、
図3に示すようなアラーム分析画面の下半分に、詳細分
類項目の構成要素Yに対応させてアラーム発生件数A2
(Y)と、アラーム停止時間B2(Y)、および、アラ
ームの発生件数の割合C2(Y)と、アラーム停止時間
の割合D2(Y)の各値を分析結果として数値表示し、
同時に、その状況をバーグラフで表示する(ステップj
20)。
【0184】そして、ホストコンピュータ1は、構成要
素特定指標Yの値を1インクリメントし(ステップj2
1)、該指標Yの現在値が構成要素数の最終値Ymax
超えているか否かを判別するが(ステップj22)、指
標Yの現在値が最終値Ymaxを超えていなければ、分析
結果を表示すべき構成要素が他にもあることを意味する
ので、ホストコンピュータ1は、再びステップj20の
処理に移行し、ステップj21の処理で更新された指標
Yの値に基いて前記と同様の処理を繰り返し実行し、次
の構成要素に関するアラーム発生件数A2(Y),アラ
ーム停止時間B2(Y),アラームの発生件数の割合C2
(Y),アラーム停止時間の割合D2(Y)の各項目に
関する数値表示およびバーグラフによる分析結果の表示
を繰り返す。
【0185】最終的にステップj22の判別結果が真と
なった時点で、構成要素1〜Ymaxの各々に対応するア
ラーム発生件数A2(1)〜A2(Ymax)と、アラーム
停止時間B2(1)〜B2(Ymax)、および、アラーム
の発生件数の割合C2(1)〜C2(Ymax)と、アラー
ム停止時間の割合D2(1)〜D2(Ymax)の各値の表
示が完了することになる。
【0186】図3ではアラーム分析期間を1997年2
月5日〜1997年8月4日に限定し、分類項目Uから
機械別を選択し、構成要素VとしてMachine N
o3の射出成形機を指定した上で詳細分類項目Wとして
時間帯別を選択した場合のモニタ画面について例示して
おり、アラーム分析画面の下半分左側に示される数値表
示欄の左端のフィールドに時間帯(要するに指標Yの
値)が表示され、この時間帯に対応して、各々の時間帯
で発生したアラームの発生件数A2(Y)と、その時間
帯における総稼動時間に対するアラーム停止時間の割合
2(Y)とが横並びに表示されている。また、アラー
ム分析画面の下半分右側に示されるグラフ表示欄には、
時間帯を横軸として、各時間帯に対応するアラーム停止
時間の割合D2(Y)が縦軸方向にバーグラフで表示さ
れている。
【0187】このようにして詳細分類項目分析表示処理
を終えたホストコンピュータ1は、アラーム分析画面の
終了が作業者によって選択されているか否かを判別し
(ステップd21)、アラーム分析画面の終了が選択さ
れていなければ、再びステップd15の処理に戻って別
の分類項目Uの選択操作等を待機し、分類項目別および
詳細分類項目別等の処理を繰り返し実行する。
【0188】また、アラーム分析画面の終了が選択され
ていた場合には、更に、アラーム履歴画面の終了が選択
されているか否かを判別し(ステップd22)、アラー
ム履歴画面の終了が選択されていた場合にはアラーム分
析処理に関する全ての作業を終える一方、アラーム履歴
画面の終了が選択されていなければ、再びステップd4
の処理に戻ってアラーム分析期間の再設定作業等に備え
る。
【0189】以上、一例として、分類項目のうちから射
出成形機別を選択してMachine No毎のアラー
ム発生件数と稼動時間に対するアラーム停止時間の割合
を表示した後、更に、Machine NoをV=3に
特定し、詳細分類項目Wとして時間帯別を選択して、M
achine No3の射出成形機に発生したアラーム
の件数と稼動時間に対するアラーム停止時間の割合を1
時間を刻み幅とする時間帯別に表示した場合について示
したが、分類項目と詳細分類項目との組み合わせは項目
が重複しない限り自由であり、作業者は、前述した機械
別、樹脂別、時間帯別、スケジュール別、アラーム別、
アラームグループ別、製品別等の項目から任意に分類項
目と詳細分類項目とを選択してアラームの分析処理を行
わせることができる。
【0190】また、前述の実施形態では、特定の分類項
目を選択した後、その分類項目Uを構成する特定の構成
要素Vを1つだけ指定し、詳細分類項目Wを選択して詳
細分類項目構成要素別総稼働時間算出処理(ステップd
19)および詳細分類項目分析表示処理(ステップd2
0)を実施させる場合について述べたが、詳細分類項目
Wを固定し、分類項目Uを構成する全ての構成要素に対
して詳細分類項目構成要素別総稼働時間算出処理および
詳細分類項目分析表示処理を実施するようにすれば、図
23に示すような3次元的なグラフ表示を行うこともで
きる。
【0191】図23では分類項目として機械別を選択
し、全てのMachine Noの射出成形機に対して
詳細分類項目Wとして時間帯別を指定して詳細分類項目
構成要素別総稼働時間算出処理および詳細分類項目分析
表示処理を実施した場合の表示結果について示してい
る。この場合、射出成形機の各々に対応して時間帯別の
アラーム発生率が表示されるので、結果的に、図3のモ
ニタ画面の右下に示したバーグラフに厚みを持たせてM
achine Noに従って横軸方向に積層したような
グラフが表示されることになる。
【0192】また、図23に示されるようなグラフの高
さ、つまり、アラーム発生率の高さを濃度等によって例
えばアラーム発生率の高いものを黒また低いものを白等
として表現するようにすれば、図24に示すような平面
的なグラフ表示によって射出成形機のMachine
Noと時間帯とアラーム発生率の関係を表示することも
できる。
【0193】更に、図17および図18で説明した分類
項目分析表示処理で得られたデータ、即ち、分類項目構
成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA1(X)と分
類項目構成要素別アラーム発生件数割合記憶レジスタC
1(X)の各値を利用して、各分類項目X毎のアラーム
発生件数とその1件当たりの平均アラーム停止時間との
関係を示す図25のような重要度判定グラフを表示させ
ることもできる。
【0194】以下、図26のフローチャートを参照し
て、重要度判定グラフの表示処理について説明する。こ
の処理は図19ないし図22に示す詳細分類項目分析表
示処理に代えて実施することが可能である。
【0195】分類項目Xとしては、機械別、樹脂別、時
間帯別、スケジュール別、アラーム別、アラームグルー
プ別、製品別等の項目のうち何を選択してもよいが、こ
こでは、一例として、アラームコードを表示対象として
選択した場合について説明する。
【0196】重要度判定グラフの表示処理を開始したホ
ストコンピュータ1は、まず、横軸を発生件数として縦
軸を平均停止時間としたグラフ表示用の座標系をグラフ
表示欄に表示した後(ステップp1)、構成要素特定指
標Xに初期値1をセットし(ステップp2)、この指標
Xの現在値に対応する分類項目構成要素別アラーム発生
件数記憶レジスタA1(X)、つまり、この場合はアラ
ームコードXに対応する分類項目構成要素別アラーム発
生件数記憶レジスタA1(X)の値を読み込み、このレ
ジスタに1件以上のアラーム発生件数が記憶されている
か否かを判別する(ステップp3)。
【0197】分類項目構成要素別アラーム発生件数記憶
レジスタA1(X)に1件以上のアラーム発生件数が記
憶されていれば、ホストコンピュータ1は、アラームコ
ードXに対応する分類項目構成要素別アラーム発生件数
割合記憶レジスタC1(X)の値を読み込んで分類項目
構成要素別アラーム発生件数記憶レジスタA1(X)の
値で除し、アラームコードXの1件分、即ち、発生回数
1回分に対応する平均停止時間の値(C1(X)/A
1(X))を求め、前述した直交座標系にアラーム発生
件数と平均停止時間との関係を示す点(A1(X),C1
(X)/A1(X))をプロットし(ステップp4)、
更に、その位置にアラームコードの名称Xを表示する
(ステップp5)。
【0198】また、分類項目構成要素別アラーム発生件
数記憶レジスタA1(X)の値が0であってアラーム発
生件数が記憶されておらず、ステップp3の判別結果が
偽となった場合には、アラームの発生として表示すべき
データが存在しないことを意味するので、ステップp4
およびステップp5の処理はスキップされることにな
る。
【0199】次いで、ホストコンピュータ1は、構成要
素特定指標Xの値を1インクリメントし(ステップp
6)、該指標Xの値が、選択された分類項目の構成要素
の総数Xmax、つまり、この場合は最後のアラームコー
ドの番号Xmaxに達しているか否かを判別する(ステッ
プp7)。
【0200】指標Xの値が構成要素の総数Xmaxに達し
ていなければ、グラフ上にデータを表示すべき他の構成
要素、つまり、この場合は他のアラームコードが存在す
る可能性があることを意味するので、ホストコンピュー
タ1は、ステップp6の処理で更新された指標Xの現在
値に基いてステップp3ないしステップp7の処理を繰
り返し実行し、新たに読み込まれた分類項目構成要素別
アラーム発生件数記憶レジスタA1(X)にアラームの
発生件数が記憶されていれば、前記と同様にしてそのア
ラームコード1件分に対応する平均停止時間の値を求
め、直交座標系にアラーム発生件数と平均停止時間との
関係を示す点をプロットし、アラームコードの名称を表
示する。
【0201】従って、ステップp7の判別結果が真とな
って指標Xの値が構成要素の総数Xmaxの値を超えた段
階では、アラームの発生件数が記憶されている全てのア
ラームについてのアラーム発生件数と平均停止時間との
関係がグラフ上に表示されることになる。
【0202】図25に表示結果の一例を示す。既に述べ
た通り、横軸がアラームの発生件数、また、縦軸がアラ
ームの発生1回分に相当する平均停止時間であるから、
まず、単純に、横軸の右方向寄りに表示されたアラー
ム、例えば、アラームコード1,3,7は発生する確率
が高いことを意味し、縦軸の上方向寄りに表示されたア
ラーム、例えば、アラームコード1,5は、その1回の
発生に伴う成形作業の停止時間が長くて復旧作業が相対
的に困難であることを意味する。
【0203】更に、直交座標の原点からの距離が遠い位
置に表示されたアラーム、例えば、アラームコード1,
3は、一般的に言って、発生件数が多く、かつ1回の発
生による成形作業の停止時間が長いことを意味し、成形
作業の効率に与える悪影響が大きいことを意味し、ま
た、直交座標の原点に近い位置に表示されたアラーム、
例えば、アラームコード4は、発生件数が少なく、かつ
1回の発生による成形作業の停止時間が短く、成形作業
の効率には大きな影響を与えない要素であると判断する
ことができる。
【0204】無論、発生件数が少なくても1回の発生に
よる成形作業の停止時間が著しく長い場合や、1回の発
生による成形作業の停止時間が短くてもそのアラームが
頻繁に発生するような場合、つまり、縦軸または横軸に
接近して座標原点から離れた位置に表示されるアラー
ム、要するに、C1(X)の値が大きなアラームに関し
ては、成形作業の効率に与える悪影響が大きいと見てよ
い。
【0205】つまり、最終的には、C1(X)の値が大
きなアラーム、要するに、横軸の座標値と縦軸の座標値
との積が大きいものほど、成形作業の効率に与える悪影
響が大きいと考えることができる。
【0206】そこで、この実施形態ではグラフ上に図2
5に破線で示すような重要度の大小関係を示す等高線を
描画するようにしている。この等高線は、横軸座標値×
縦軸座標値の値が、適当な幾つかの設定値、たとえば、
影響度が小さいことを示す値Cx、影響度が中程度であ
ることを示す値Cy、影響度が大きいことを示す値Cz
等に一致する点を結ぶ曲線であるから、横軸座標値×縦
軸座標値=一定の関係により、図25に示すような双曲
線となる。
【0207】つまり、同じ等高線上に表示されたアラー
ムは発生件数や1回分の作業停止時間が相違しても、最
終的に成形作業の効率に与える影響は同程度であり、ま
た、その等高線よりも曲率方向外側にあるものは相対的
な影響度が小、更に、その等高線よりも曲率方向内側に
あるものは相対的な影響度が大であると考えてよい。
【0208】なお、階調表現やカラー表示が可能なディ
スプレイを用いている場合には、図25に示すような等
高線に代えてグラデーションの濃淡表示やカラー表示等
を利用するようにしてもよい。
【0209】図25に示されるアラームコード1の障害
は発生確率および停止時間ともに長いので、真っ先に解
決すべき重要課題である。また、アラームコード2,
5,7に関しては成形作業に与える最終的な影響自体は
同程度であるが、このうちアラームコード2は相対的な
発生確率が低いためアラームの発生現場を押さえて原因
を追求することが困難であり、一方、アラームコード7
は相対的な発生確率が高いので、アラームの発生現場を
押さえて原因を追求して解消することが比較的容易であ
ると認められる。
【0210】アラームコード2,5,7のいずれを解消
した場合であっても最終的な成形作業の改善効果は同等
であるので、メンテナンス等を行う場合には、まず、発
生確率の高いアラームコード7の解消に着手すべきであ
るといった判断を下すことができる。
【0211】以上に述べたように、アラーム発生件数と
1件当たりの平均停止時間との関係を示す重要度判定グ
ラフを表示させることにより、アラームの発生確率や1
回の発生に伴う成形作業の停止時間との関係、および、
特定のアラームが最終的な成形作業の効率に与える悪影
響の度合い、更には、問題を解消して行くべきアラーム
の優先順位等を一目瞭然にして判断することができるの
で、成形作業の効率改善のための分析処理として大きな
効果を期待することができる。
【0212】
【発明の効果】本発明によれば、指定された生産時間を
基準としてアラームの発生件数やアラームの発生時間の
割合を分析して表示することができるので、射出成形機
の実質的な稼働時間(生産時間)の長短による影響を受
けることなく、本質的に問題となるアラームの発生を客
観的に評価することができる。
【0213】また、アラームの発生件数や発生時間の割
合を射出成形機別,時間帯別,アラームの種類別,製品
別,樹脂別またはスケジュール別等の任意の評価基準で
分析することができ、しかも、これらの項目を任意に組
み合わせて分析を行うことができるので、作業者の要望
に応じた自由な分析評価を行うことができる。
【0214】更に、アラーム発生件数とアラーム発生1
回分の成形作業の平均停止時間との関係を示すグラフを
表示するようにしたので、アラームの構成要素毎に、各
構成要素の発生件数と成形作業の平均停止時間との関
係、および、特定のアラーム構成要素が最終的な成形作
業の効率に与える悪影響の度合い、更には、問題を解消
して行くべきアラーム構成要素の優先順位等を一目瞭然
にして判断することができ、成形作業の効率改善が合理
化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアラーム分析方法を適用した一実施形
態の射出成形作業設備の一例を示す概念図である。
【図2】同実施形態のホストコンピュータに表示される
アラーム履歴表示画面の一例を示した図である。
【図3】同実施形態のホストコンピュータに表示される
アラーム分析画面の一例を示した図である。
【図4】各々の射出成形機のCNC装置によって実施さ
れるアラームデータ収集処理の概略を示すフローチャー
トである。
【図5】同実施例における射出成形機のCNC装置のア
ラームデータ記憶ファイルを示す概念図である。
【図6】各々の射出成形機のCNC装置によって実施さ
れる生産実績データ収集処理の概略を示すフローチャー
トである。
【図7】同実施例における射出成形機のCNC装置の生
産実績データ記憶ファイルを示す概念図である。
【図8】ホストコンピュータによって実施されるアラー
ムデータ収集処理および生産実績データ収集処理の概略
を示すフローチャートである。
【図9】ホストコンピュータに生成されるアラームデー
タ記憶ファイルを示す概念図である。
【図10】ホストコンピュータに生成される生産実績デ
ータ記憶ファイルを示す概念図である。
【図11】ホストコンピュータによるアラーム分析処理
の概略を示すフローチャートである。
【図12】アラーム分析処理の概略を示すフローチャー
トの続きである。
【図13】アラーム分析処理の概略を示すフローチャー
トの続きである。
【図14】分析対象期間内における射出成形機の総稼働
時間を求めるための処理の概略を示すフローチャートで
ある。
【図15】分類項目に基いた分析処理の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図16】分類項目に基いた分析処理の概略を示すフロ
ーチャートの続きである。
【図17】分類項目分析表示処理の概略を示すフローチ
ャートである。
【図18】分類項目分析表示処理の概略を示すフローチ
ャートの続きである。
【図19】詳細分類項目に基いた分析処理の概略を示す
フローチャートである。
【図20】詳細分類項目に基いた分析処理の概略を示す
フローチャートの続きである。
【図21】詳細分類項目分析表示処理の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図22】詳細分類項目分析表示処理の概略を示すフロ
ーチャートの続きである。
【図23】立体的なアラーム分析画面の一例を示した図
である。
【図24】平面的なアラーム分析画面の一例を示した図
である。
【図25】重要度判定グラフによるアラーム分析画面の
一例を示した概念図である。
【図26】重要度判定グラフの表示処理を示したフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 データ伝送路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラーム発生件数又は生産時間に対する
    アラーム発生件数の割合又はアラーム発生総件数に対す
    るアラーム発生件数の割合を、時間帯別、使用樹脂別又
    は生産スケジュール別に集計・分類して表示することを
    特徴とする射出成形機のアラーム分析方法。
  2. 【請求項2】 アラーム発生停止時間又は生産時間に対
    するアラーム発生停止時間の割合又はアラーム発生総件
    数に対するアラーム発生停止時間の割合を、時間帯別、
    製品別、アラーム種類別、アラームのグループ別、使用
    樹脂別又は生産スケジュール別に集計・分類して表示す
    ることを特徴とする射出成形機のアラーム分析方法。
  3. 【請求項3】 アラーム発生件数又は生産時間に対する
    アラーム発生件数の割合又はアラーム発生総件数に対す
    るアラーム発生件数の割合を、時間帯別、製品別、アラ
    ーム種類別、アラームのグループ別、使用樹脂別又は生
    産スケジュール別の内から2以上の項目を組み合わせて
    集計・分類して表示することを特徴とする射出成形機の
    アラーム分析方法。
  4. 【請求項4】 アラーム発生停止時間又は生産時間に対
    するアラーム発生停止時間の割合またはアラーム発生総
    件数に対するアラーム発生停止時間の割合を、時間帯
    別、製品別、アラーム種類別、アラームのグループ別、
    使用樹脂別又は生産スケジュール別の内から2以上の項
    目を組み合わせて集計・分類して表示することを特徴と
    する射出成形機のアラーム分析方法。
  5. 【請求項5】 アラーム発生件数とアラーム発生1回分
    の成形作業の平均停止時間との関係を示すグラフを表示
    し、アラームの構成要素毎に、各構成要素の発生件数と
    成形作業の平均停止時間との関係を前記グラフの各軸に
    対応させて表示することにより、アラームの集計・分類
    表示を行うようにしたことを特徴とする射出成形機のア
    ラーム分析方法。
  6. 【請求項6】 アラームの構成要素が成形作業に与える
    影響の目安として、前記グラフ上に、アラーム発生件数
    と平均停止時間との積が設定値となる等高線を表示する
    ようにしたことを特徴とする請求項5記載の射出成形機
    のアラーム分析方法。
  7. 【請求項7】 射出成形機をデータ伝送路でホストコン
    ピュータに接続し、ホストコンピュータによってアラー
    ム発生件数又は生産時間に対するアラーム発生件数の割
    合又はアラーム発生総件数に対するアラーム発生件数の
    割合を、射出成形機別、時間帯別、製品別、使用樹脂別
    又は生産スケジュール別に集計・分類して表示すること
    を特徴とする射出成形機のアラーム分析方法。
  8. 【請求項8】 射出成形機をデータ伝送路でホストコン
    ピュータに接続し、ホストコンピュータによってアラー
    ム発生停止時間又は生産時間に対するアラーム発生停止
    時間の割合またはアラーム発生総件数に対するアラーム
    発生停止時間の割合を、射出成形機別、時間帯別、製品
    別、アラーム種類別、アラームのグループ別、使用樹脂
    別又は生産スケジュール別に集計・分類して表示するこ
    とを特徴とする射出成形機のアラーム分析方法。
  9. 【請求項9】 射出成形機をデータ伝送路でホストコン
    ピュータに接続し、ホストコンピュータによって、アラ
    ーム発生件数又は生産時間に対するアラーム発生件数の
    割合又はアラーム発生総件数に対するアラーム発生件数
    の割合を、射出成形機別、時間帯別、製品別、アラーム
    種類別、アラームのグループ別、使用樹脂別又は生産ス
    ケジュール別の内から2以上の項目を組み合わせて集計
    ・分類して表示することを特徴とする射出成形機のアラ
    ーム分析方法。
  10. 【請求項10】 射出成形機をデータ伝送路でホストコ
    ンピュータに接続し、ホストコンピュータによって、ア
    ラーム発生停止時間又は生産時間に対するアラーム発生
    停止時間の割合またはアラーム発生総件数に対するアラ
    ーム発生停止時間の割合を、射出成形機別、時間帯別、
    製品別、アラーム種類別、アラームのグループ別、使用
    樹脂別又は生産スケジュール別の内から2以上の項目を
    組み合わせて集計・分類して表示することを特徴とする
    射出成形機のアラーム分析方法。
  11. 【請求項11】 射出成形機をデータ伝送路でホストコ
    ンピュータに接続し、ホストコンピュータによって、ア
    ラーム発生件数とアラーム発生1回分の成形作業の平均
    停止時間との関係を示すグラフを表示し、アラームの構
    成要素毎に、各構成要素の発生件数と成形作業の平均停
    止時間との関係を前記グラフの各軸に対応させて表示す
    ることにより、アラームの集計・分類表示を行うように
    したことを特徴とする射出成形機のアラーム分析方法。
  12. 【請求項12】 アラームの構成要素が成形作業に与え
    る影響の目安として、前記グラフ上に、アラーム発生件
    数と平均停止時間との積が設定値となる等高線を表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項11記載の射出成
    形機のアラーム分析方法。
  13. 【請求項13】 生産時間に対するアラームの発生件数
    の割合またはアラーム発生総件数に対するアラーム発生
    件数の割合を製品別、アラーム種類別またはアラームグ
    ループ別に集計・分類して表示することを特徴とする射
    出成形機のアラーム分析方法。
  14. 【請求項14】 集計・分類する時間区間を設定し、設
    定された時間区間における集計・分類を行う請求項1乃
    至13項記載の内1項記載の射出成形機のアラーム分析
    方法。
  15. 【請求項15】 分類結果を数値もしくはグラフで表示
    する請求項1乃至4項、または、請求項7乃至10項、
    または、請求項13乃至14項記載の内1項記載の射出
    成形機のアラーム分析方法。
  16. 【請求項16】 アラーム発生件数又は生産時間に対す
    るアラーム発生件数の割合又はアラーム発生総件数に対
    するアラーム発生件数の割合を、時間帯別、使用樹脂別
    又は生産スケジュール別に集計・分類して表示すること
    を特徴とする射出成形機のアラーム分析装置。
  17. 【請求項17】 アラーム発生停止時間又は生産時間に
    対するアラーム発生停止時間の割合又はアラーム発生総
    件数に対するアラーム発生停止時間の割合を、時間帯
    別、製品別、アラーム種類別、アラームのグループ別、
    使用樹脂別又は生産スケジュール別に集計・分類して表
    示することを特徴とする射出成形機のアラーム分析装
    置。
  18. 【請求項18】 アラーム発生件数又は生産時間に対す
    るアラーム発生件数の割合又はアラーム発生総件数に対
    するアラーム発生件数の割合を、時間帯別、製品別、ア
    ラーム種類別、アラームのグループ別、使用樹脂別又は
    生産スケジュール別の内から2以上の項目を組み合わせ
    て集計・分類して表示することを特徴とする射出成形機
    のアラーム分析装置。
  19. 【請求項19】 アラーム発生停止時間又は生産時間に
    対するアラーム発生停止時間の割合またはアラーム発生
    総件数に対するアラーム発生停止時間の割合を、時間帯
    別、製品別、アラーム種類別、アラームのグループ別、
    使用樹脂別又は生産スケジュール別の内から2以上の項
    目を組み合わせて集計・分類して表示することを特徴と
    する射出成形機のアラーム分析装置。
  20. 【請求項20】 アラーム発生件数とアラーム発生1回
    分の成形作業の平均停止時間との関係を示すグラフを表
    示し、アラームの構成要素毎に、各構成要素の発生件数
    と成形作業の平均停止時間との関係を前記グラフの各軸
    に対応させて表示することにより、アラームの集計・分
    類表示を行うようにしたことを特徴とする射出成形機の
    アラーム分析装置。
  21. 【請求項21】 アラームの構成要素が成形作業に与え
    る影響の目安として、前記グラフ上に、アラーム発生件
    数と平均停止時間との積が設定値となる等高線を表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項20記載の射出成
    形機のアラーム分析装置。
  22. 【請求項22】 生産時間に対するアラームの発生件数
    の割合またはアラーム発生総件数に対するアラーム発生
    件数の割合を製品別、アラーム種類別またはアラームグ
    ループ別に集計・分類して表示することを特徴とする射
    出成形機のアラーム分析装置。
  23. 【請求項23】 集計・分類する時間区間を設定し、設
    定された時間区間における集計・分類を行う請求項16
    乃至22項記載の内1項記載の射出成形機のアラーム分
    析装置。
  24. 【請求項24】 分類結果を数値もしくはグラフで表示
    する請求項16乃至19項、または、請求項22乃至2
    3項記載の内1項記載の射出成形機のアラーム分析装
    置。
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