WO1989011835A1 - Artificial tooth attachment - Google Patents

Description

明 細 書 義 歯 ア タ ッ チ メ ン ト

技術分野

本発明は、 磁気吸引力 を利用 した義歯ア タ ッチ メ ン ト に 係 り 、 詳し く は義齒床内に埋め込まれるア タ ッチメ ン トで あって、 磁石体を含み、 歯根に埋設される軟磁性合金から な る根面抜と前記磁石^と の間の磁気吸引力 に よ り - コ腔 内において篛齒を安定 して装着させる こ と のでき る ¾齒ァ タ ツチ メ ン 卜 であ る 。

背景技術 .

損傷を生 じ た歯冠を除去して義歯を用いる場合に、 歯肉 に存置した歯根の頂部に歯肉頂部に沿つて平坦面を形成 し た軟磁性合金よ り な る根面扳を埋設固定 し 、 一方義 床に は前記根面板に対応する位置に磁石！本を埋設 して、 磁石 の磁気吸引力 を利用 して義歯床を歯肉上に安定 して保持さ れる よ う に し た義歯が用い られている。

第 1 図に示すよ う に、 歯肉 9 1 を貫いてい る歯冠を除去 されて歯根 9 2 のみが存置されている場合に、 該 根 9 2 の歯髄腔に、 軟磁性合金よ り な り頂部に平坦面を形成 し た 根面板 9 3 を埋設固定 し、 一方義歯には、 前記根面扳 3 3 に対向する位置に硬質の義齒部 9 δ を固定 し たプラ スチッ ク等によ り形成さ れた義齒床 9 4 に 、 前記根面板 S 3 に 対向する位置に義歯ア タ ッチメ ン 卜 1 0 を埋設固定 し て い る。

従来この種の磁気吸引力を利用した義歯の義歯アタ ッチ メ ン 卜と しては、 第 2図に符号 8で示すものが提案されて いる （特開昭 6 2 — 2 3 1 S 5 3号公報） 。 該義齒ァタ ジ チメ ン ト 8 は第 2 図に示すごと く 、 上方部に突起 8 3 を有 するステ ン レ ス鋼製ケース 8 1 の中に、 磁石体 8 2 を配設 したものであ _α し かして、 上記磁石体 8 2 と しては、 強 力な磁力を有する S m — C o . (サマ リ ゥム =コバル ト，， 等の希土類磁石が用い られている。

しかしながら、 徒来の磁石体は、 いずれもその磁気吸引 力が 2 0 0 g 〜 3 0 0 g程度と低い。 この吸引力は、 従来 口腔内で、 義歯床を歯に係止させるために用いているバネ の機械的保持力が 5 0 0 g以上であるのに対して、 低い力 である。

また. 磁石体は口腔内で腐 し易いため、 希土類磁石ガ； 口腔内に露出している場合には、 磁石体が鑌びて急速な吸 引力の减衰と共に安全上も問題があった。 また、 鐯のた めに、 前記公報に記載のもののごと く 、 ステン レス鋼等の 非磁性合金のケースで磁石体全体を被覆した場合には、 磁 石体と根面板との間に非磁性合金が介在するため、 吸引力 が低下してし ま う 。

更に、 希土類磁石を粉末铙結体となし、 これを同様に非 磁性合金の箔で保護する提案もあるが、 根面板との直接接 触によって非磁性合金が破損して しまい、 実 に酎えない 。

発明の開示

本発明はかかる間題点に鑑み、 小型で吸引力が大き く 、 し かも耐食性、 耐摩耗性に優れた義歯ア タ ッチ メ ン ト を提 供する こ と を主たる 目的とするものである。

即ち本発明によ る義歯ア タ ッチ メ ン トは、 齒根部に埋設 される根面板に対して垂直な一対の端板の間に希土類磁石 の磁石体を配置し、 かつ該磁石体の下面に非磁性合金の ス ぺ一サを配置 し ， 端板と スぺ一ザの根面板側を除いて キヤ ップで被冠 し、 端板にスぺーサおよびキャップを接合する 上記一対の端抜は、 それぞれ前記磁石体に対向する 内側 面を平坦な面に形成され、 前記キャップが被冠さ れる外側 面を外側に向けて膨出する筒状の面に形成さ れる。 上記ス ぺ一サおよび磁石体の前記端板に対向する第 1 の側面は、 それぞれ平坦な面に形成されて、 前記端板の平坦な内側面 に当接される。 また上記スぺ一サおよび磁石 ΐ本の第 2 の側 面は、 それぞれ前記端板の筒状の外側面に滑ら かに接続す る筒状の面に形成される。 上記一対の端板の一方の端面は 前記スぺーザの端面と 同一平面上に位置せ し め られる。 さ ら に上記一対の端板の他方の端面は前記磁石体の端面と 同 一平面上に位置せ しめ られる。

また上記目的を達成するため、 磁石体には最大エネルギ 一積が 2 0 M G 〇 e 以上の希土類磁石が用 い られ、 端板に は飽和磁束密度が 1 3 0 0 0 G以上で透磁率が 3 0 0 0 以 上であ る軟磁性合金が用い られ、 スぺーサおよぴケ — ス に は透磁率が 1 . 2以下である非磁性合金が用いられる とよ い。 さ らに前記端板には、 鉋和磁束密度が 2 0 0 0 0 G ¾ 上である軟磁性合金を用い、 かつ根面扳との接触面に; 鑌 メツキを施すと、 吸引力がさ らに大なる義歯アタ ッチメ ン 卜が得られる。

本発明は、 前記義歯アタ ッチメン トにおいてキャップと 端板との接合部、 端板とスぺ一サの接合部を、 唾液による 腐食から完全にシ一ルする とともに、 強度および耐久力に さ らに優れた接合部を有する義齒アタ ッチメ ン トを提供す るこ と を他の目的とする。

こ の 目的に って、 本発明によれば、 前記キャップ、 前 記端板および前記スぺーザの根面板側の境界面を レーザ溶 接および電子ビーム溶接の何れか一方の溶接手 ·段によって 接合される。

上記義齒アタ ッチメ ン トは、 スぺーサの高さ を 0 . 0 5

〜 1 . 0 0 腿と し、 前記接合部の溶接による溶け込み深さ を 0 . 0 2 mm以上であってスぺーザの高さ以下とする。 ま た上記接合部の形成を良好とするために、 端板は、 重量比 で 0 . 0 3 %以下の C， 1 1〜 3 0 %の C r , 4 %以下の M o を含む耐食性軟磁性合金を用い、 スぺーサおよびキヤ ップは T i ， T i合金および 0 * 0 3 %以下の Cを含む非 磁性ステン レ ス鋼の何れか 1つを用いるとよい。

本発明は前記義歯ァタ ツチメン トを小型化する と ともに 単位体積あた りの磁気吸引力をさ らに向上させた義歯ァタ o ツチメ ン ト を提供する こ と を さ ら に他の 目的とする。

上記目 的を達成するため、 本発明によ る義歯ア タ ッチメ ン トは、 一対の端板と 、 スぺーザ と磁石体よ り な る組立体 であって、 キャップを含まない義歯ア タ ッチメ ン ト本体の 諸元を、 端板の高さ を H ( 画 ） 、 前記周面を前記端扳の高 さ方向に垂直な面で切断した断面の面積を S ( mm ² ) 、 前 記断面の中心から計った最大半径および最小半径をそれぞ れ a ( Him ) ， b ( 瞧 ） 、 前記断面内における磁石体の断面 積を S m ( 匪 ） と し 、 X = b a ， Y 二 S m /' S および Z = H Z S と したと き、

式 （X-0.75)² (Y-0.4)² . (Z-0.15)²

+ + ≤ 1

0.2δ² 0.35² 0.1²

を満足する よ う に、 端板、 スぺ-サおよび磁石体の寸法を 定める。

また上記 目 的を達成するため、 端板の肩部を前記: f 面積

S と端板の高さ Hを乗じた容積 S * H ( 画 つ に対する容 積比で 2 5 %以下の範囲で削除する と よ い。

図面の簡単な説明

第 1 図は歯根部に装着 した根面板に対向せ しめて義齒ァ タ ツチメ ン 卜 を義歯床に埋設し た状態を断面で示 し た説明 図、

第 2 図は従来の義歯アタ ッチメ ン 卜の断面図、

第 3 図は本発明の義歯アタ ッチメ ン 卜の一実施例の構成 要素を分解して示 した斜面図、 Q

第 4図は第 3 図 E — Π線に沿う靳面図、

第 5図は本発明の義歯アタ ッチメ ン トによる？及引力と端 板の飽和磁束密度との闋係を示す線図、

第 6 囫は本発明の義歯アタッチメン トによる吸引力と、 磁石体の最大エネルギー積との関係を示す線図、

第 7図および第 8図は、 それぞれ比較のため S極と N極 を結ぶ方向を本発明と異らせて磁石体を配置した比較例の 断面図、

第 9 a 図ない し第 9 d函は、 それぞれ本発明の羲 ァタ ツチ ン トにおける溶接箇所を説明するための義齒ァタ ツ チメ ン 卜の断面図、

第 1 0図は本発明の義齒アタ ッチメ ン 卜の他の実施例の 構成要素を分解して示した斜面図、

第 1 1図は第 1 0 図 X I — X I線に沿う靳面図、 第 1 2図は義歯アタッチメ ン ト本体の各部の寸法を説明 する斜面図、

第 1 3図は義歯アタ ッチメ ン 卜本体の諸元と単位体積あ たりの磁気吸引力 F Z Vとの闋係を示す線図、

第 1 4図はスぺーザの厚さ と単位体積あた り の磁気级引 力 F Z Vとの関係を示す線図、

第 1 5.図は端板の肩部の削除体積比 V a Z Vと単位体積 あたり の磁気吸引力 F Z Vとの関係を示す線図である。 発明を実施するための最良の形態

義歯ァタ ツチヌ ン ト 本発明の義歯ア タ ッチ メ ン トは、 第 3 図および第 4 図に 示すごと く 、 根面扳 9 3 に対抗する面に一対の端板 1 1 、 1 1 を立設 し、 両端板の間においてその下方にはスぺーサ 1 3 を、 該スぺ—サ 1 3 の上には磁石体 1 2 を配置 し、 根 面板 9 3 に面する側を除いてその周囲を キャップ 1 4 によ り被冠するものである。 し かして、 上記磁石体 1 2 は、 そ の S極と N極と を結ぶ方向を根面板の頂面と平行方向に配 置する。 また、 ¾扳 1 1 と しては耐食軟磁性合金を、 スぺ —サ 1 3及びキャップ 1 4 は非磁性合金を用い る。

次に、 前記磁石体と しては、 最大工ネルギ一積が 2 0

M G〇 e (メ ガ ' ガウ ス ' エルステッ ド） 以上である希土 類磁石を用いる こ と が好ま し い。 これによ り 、 約 5 0 0 g 以上の吸引力 を有するアタ ッチメ ン ト とする こ と ができ る かかる希土類磁石と しては、 S m C o _s , S m₂ C o _{i 7}な ど の S m— C o 系合金、 X b — F e — B系合金な どがある。

また、 端板の軟磁性合金と しては、 飽和磁束密度

1 3 0 0 0 G以上、 透磁性 3 0 0 0以上のもの を用いる こ と が好ま し い。 かかる特性を有する端板の軟磁性合金と し ては、 純鉄、 1 3 C r — 2 M o鋼、 1 7 C r — 2 M o鋼な どがある。 また、 端板の柔軟性合金の飽和磁束密度が

2 0 0 0 0 G以上の場合には、 さ ら に吸引力が増大する。 かかる、 軟磁性合金と しては純鉄がある 。

また、 スぺ—サ及びキャップの非磁性合金と しては、 透 磁率 1 . 2以下のもの を招いる こ と が好ま し い。 かかる特 性を有する非磁性合金と しては、 l 7 C r— 1 2 i — 2 M o鏞、 チタ ン合金等がある。

更に、 該義齒アタ ッチメン トにおいて、 その下面、 つま り根面板と面する側は、 耐食性防鳍メツキを施しておく こ とが好ま しい。 かかる防鐯メツキと しては、 厚み 5〜 3 0 mのク ロム （ C r ) メツキ、 無電解メツキなどがある。 更に、 機械的、 化学的耐久性を高めるために、 前記根面板 側において、 キャップと端板との境界面および短板とスぺ 一ザとの境界面を ロ ウ付け又は溶接によ り接合する。

本発明の義歯アタッチメ ン トにおいては、 根面扳に対し て垂直な一対の端板の間に希土類磁石の磁石体を配置し、 かつ該磁石体の下面 （根面板对向面） には非磁性合金のス ぺーサを配置している。 そのた.め、 2つの端板と根面板と の間に大きな吸引力を発生させる ことができる。 即ち、 根 面板と一対の端板には軟磁性合金を いているので、 趦気 回路を閉磁路化して、 根面板と義歯アタ ッチメン ト間の吸 引力を高めているのである。 なお、 上記希土類磁石は、 前 記のごと く最大エネルギー積が大きい程、 上記吸引カは大 き く なる。

また、 スぺーサ及び前記キャップは、 端扳と根面板との 間には介在せず、 かつ非磁性合金にょ リ搆成しているので 根面板と端板間に勧く磁力を乱すこ とがな く 、 正常な強い 吸引力を確保することができる。 また、 優れた扱引力を有 するので小型化する こともできる。 また、 該義齒ア タ ッチメ ン トは、 根面板に面する側を狳 いて前記ケー スで被冠してお り 、 また端板間に配 し た磁石 体の下方は端板、 スぺーサ、 キャップの境界面を接合 し、 遮蔽 しているので、 優れた耐食性を得る こ と ができ、 また、 一対の端板と スぺーサによ り根面板と接触し、 磁石体は根 面板と直接接触しないので、 優れた耐摩耗性を発揮する 。

上記のごと く 、 本発明によれば、 吸引力、 酎食性、 ¾摩 耗性に優れた、 また小型の義歯ア タ ッチメ ン ト を得る こ と ができ る。

本発明にかかる義歯ア タ ッチ メ ン ト にっき、 第 3 図及び 第 4 図を用いて、 主と して構造について説明する。

このアタ ッチメ ン トは、 根面板 9 3 に対向 して垂直に立 設した一対の端板 1 1 、 1 1 と、 該端板 1 1 、 1 1 の間に おいて下方に設けたスぺーサ 1 3及び該スぺーサ 1 3 の上 に設けた磁石体 1 2 と よ り な り 、 かつ根面板に対面する下 面を除いて全周囲 を箱状のキャップ 1 4 によ リ被冠 し てな る。 また、 注目すべき こ と は、 磁石体 1 2 は S 極と N極が 両側の端板 1 1 、 1 1 に面して配置されてい る こ と である。

前記一対の端板 1 1 、 1 1 はほぼ同一形状に形成され、 前記磁石体 1 2 に対向する内側面 1 1 1 を平坦な面に形成 し 前記キャップ 1 4 が被冠される外側面 1 1 2 を外方に 膨出する筒状面とする。 第 4 図に示す端板 1 1 、 1 1 の外 側面 1 1 2 、 1 1 2 は、 それぞれ 8 角柱の外側面の一部に 形成されている。 丄 0 前記スぺーサ 1 3 は、 新面矩形の柱状体に,形成され、 前 記端扳 1 1 、 1 1 に対向する第 1の側面 1 3 1 、 1 3 1 を 平坦な面と し、 その長手方向の端部の第 2 の側面 1 3 2、 1 3 2は前記端板 1 1、 1 1の外側面 1 1 2、 1 1 2の筒 状面に滑らかに接続する筒状の面に形成される。 即ち前記 スぺーサ 1 3 を一対の端钣 1 1、 1 1 の間に挾着して配設 すると、 スぺーサ 1 3 の第 1の側面 1 3 1 、 1 3 1 は端板 丄 1、 丄 1 の内側面 1 1 1、 1 1 1 にそれぞれ密着し、 第 2の側面 1 3 2、 ：1 3 2は端扳 1 1 1 1 の外側面 1 1 2、 i 1 2 に形成された筒状の面に滑らかに接続して所定の筒 状面を形成する。 第 4図における前記第 2 の側面 1 3 2、 1 3 2は 8角柱の平面部の一部を搆成している。

磁石体 1 2 は、 前記スぺーサ 1 3 とほぼ同一の平面形状 を有する靳面矩形の柱状体に形成され、 前記端板 1 1、

1 1 に対向する第 1 の側面丄 2 1 、 1 2 1 を平坦な面と し、 その長手方向の端部の第 2の側面 1 2 2 、 1 2 2 を前記端 扳 1 1、 1 1 の外側面 1 1 2、 1 1 2の筒状面に滑らかに 接続される筒状面に形成される。 即ち前記磁石体 1 2 を一 対の端板 1 1、 1 1 の間に挾着して配設する と、 磁石体

1 2の第 1側面 1 2 1、 1 2 1は前記端板 1 1、 1 1 の内 側面 1 1 1、 1 1 1 にそれぞれ密着し、 第 2 の側面 1 2 2 1 2 2は端扳 1 1 、 1 1 の外側面 1 1 2、 1 1 2 に形成さ れた筒状面に滑らかに接続して所定の筒状面を形成する。 第 4図における前記第 2の側面 1 2 2、 1 2 2は 8角柱の 一面の平面部の一部を構成する。

前記スぺ —サ 1 3 と磁石体 1 2 は一対の端板 1 1 の間に 重ね合わされて挾着され、 両者の高さ の合計は端板 1 1 の 高さ に一致せ し め る。 端板 1 1 の高さ方向の根面扳 9 3 に 対向する一端の端面 1 1 3、 1 1 3 は、 前記高さ方向に垂 直な平面と し . スぺーサ 1 3 の端面 1 3 3 と 同一平面内に 位置せ しめ、 端板 1 1 の高さ方向の他方の端面 1 1 4、

1 1 4 は、 ^石体 1 2 の端面 1 2 3 と 同一 面内に位置せ しめる 。

キャップ 1 4 は、 少 く と も その内周面 1 4 1 を、 訪記端 板 1 1 、 1 1 の外側面 1 1 2、 1 1 2 , スぺー サ 1 3 の第 2 の側面 1 3 2 および磁石体 1 2 の第 2 の側面 1 2 2 によ り形成される筒状面に密嵌する形状の面に形成さ れる 。

根面板 9 3 は、 軟磁性合金を、 端板 1 1 、 1 1 は酎食軟 磁性合金を 、 スぺー サ 1 3及びキャップ 1 4 は耐食非磁性 合金を、 磁石体 1 2 は希土類磁石を用いている。 また、 下 端面において、 キャップ、 スぺーサ、 端板の間の境界面は 互いに ロ ウ付け してある。

また、 該義齒アタ ッチメ ン トは高さ および長さ が約 5 薩 、 幅が約 4咖である。 こ の大きさ は、 埋設する義歯床 9 4

(第 1 図） の大き さ によ り適宜定める。 また、 本例では大 略角柱状のア タ ッチ メ ン ト を示 し たが、 円柱状、 楕円柱状、 異形柱状等任意である。 本発明の義歯アタ ッチメ ン トは、 端板 1 1 の端面 1 1 3 と スぺーサ 1 3 の端面 1 3 3 を義歯 丄 2 床 9 4 の表面に露呈せしめて埋設される。

また、 上記構造のアタ ッチメ ン トにおいて、 端板の軟磁 性合金の飽和磁束密度と磁石体の最大エネルギー密度と を 変える こ と によってその吸引力が変化する。 これを第 5 図 及び第 6 図によ り示す。 雨図よ り知られるごと く 、 両特性 を選択する こ と によ り 5 0 0 g〜 1 0 0 0 g という高い吸 引力の義歯アタ ッチメ ン トを得ることができる。

本発明の義齒アタ ッチメ ン トによれば、 ：翁記のごと く 、 根面扳 9 3 との間の吸引力が強く 、 また酎食性、 耐摩耗性 に優れ、 かつ小型の義歯アタ ッチメン トを得る ；：とができ 。

次に本発明によ り、 ： A 1， ¾ A 2および . A 3の 3種 類の義歯アタ ッチメ ン トを製作し、 その吸引力、 耐食性、 耐摩耗性を測定した。 その構造は、 前記第 4図と大略同様 の角柱状である。 各アタ ッチメ ン トにおける、 搆成要素の 形状、 磁気特性、 材料を第 1〜第 3表に示した なお、 ¾ A 3 のアタ ッチメン トは、 根面板との対向面における端扳、 キャップ、 スぺーザの間をク ロムメツキ （厚み l O iU m ) してある。 ¾ A 1 および α A 2はロウ付けのままである。

また、 その測定結果を第 8表に示した。

また、 比較例 I と して、 搆造は本発明品と同じであるが、 磁気特性の異なる村料を用いたアタッチメン ト . B 1 およ ぴ No. B 2 について、 その形状等を第 4、 第 5表に、 測定結 果を第 8表に示した。 更に、 比較例 Π と して、 構造及び材質の異な る ア タ ッチ メ ン ト： ½ C 1 および）; a C 2 についても、 その形状等を第 6 、 第 7 表に、 測定結果を第 8表に示 した。 こ こ に 、 ： . C 1 の ア タ ッチ メ ン トは、 第 7 図に示すごと く 、 断面逆 I：字状の 端板 7 1 と 、 その中に上下方向に S極と Ν極を配 し た磁石 体 7 2 と よ り なる。 磁石体 7 2 は、 根面板 9 3 と 直接接触 する状態にある。 また、 C 2 のアタ ッチ メ ン トは、 第 8 図に示すごと く 、 上記^ C 1 のアタ ッチメ ン 卜 において、 根面扳 9 3 と対向する部分全面に、 非磁性箔 7 3 を配設 し たものである。

次に、 上記の各測定に関 しては、.吸引力はアタ ッチメ ン 卜 と根面板と の間の磁気吸引力 （ g ) を測定し た。 また、 耐食性は、 ア タ ッ チ メ ン ト を 3 7 °Cの人口唾液中 に、

1 0 0 0 時間浸潰 した後の変色度で評価 した。 第 8 表中、 Cは変化な しで優秀、 X は全'面に変色が見られ不良であ る 。 次に、 耐摩耗性は、 根面板と アタ ッチメ ン ト と を ア タ ッチ メ ン ト 1 個につ き l kgの荷重で 1 0 0 0 回擦った後の、 ァ タ ツチメ ン ト側表面の状態をもって評価した。 同表中、 〇 は変化な しで耐摩耗性優秀、 X は欠けた部分が見られ不良 である。 なお、 根面板がアタ ッチメ ン ト と接触する部分の 面積は 1 1 醒 ²である。

第 1 表ない し第 8表よ り知られる ごと く 、 耐食性、 ¾摩 耗性は本発明の o. A 1 〜 A 3 , 比較例 I の Να B 1 ， o. B 2 と も に優れ、 比較例 Π の No. C 1 ， . C 2 は不良である 。 I 4 しかし、 吸引力に関 しては、 本発明にかかる義歯アタ ッチ メ ン ト A 1 〜 α A 3 は、 いずれも 7 2 0 g以上とい う優 れた吸引力を有している。 これに比して、 比較例 I の . B i ， B 2は 4 5 0 _g程度と低く 、 更に比較例 Πの Xcx C 1 C 2 に至っては 2 0 0〜 3 0 0 g程度とかな り低い。

第 1表 （発明例， o. A1)

叵·

第 2表 （発明例， Να Α2) 形状 （腿） 磁 気 特 性 材 料 体 1?田 向 p<d 默エネルギー積 希土鍾石

4.0 2.5 1.0 30 MGOe m₂ C o₁₇ 飽和厳密度 透磁率 軟磁性"^

14000 4000 17C r - 2Mo鋼 スぺ一サ 幅 高さ 厚さ 通率 謹生^^

4.0 0.5 1.0 1.02 17C r - 12 i- 2Mo鋼 キャップ 厚さ «率 纖性

0.1 1.02 17C r - 12Ni- 2Mo鋼 根面板 厚さ ®W 飽和觀密度 透磁率 軟磁性^:

0.7 11臓² 14000 4000 17C r - 2λίο鋼 第 3表（発明例， Χα A3)

(腿) 磁 気 特 性 材 料

^5体 幅 高さ 厚さ エネルギー積

4.0 2.5 1.0 30 MGOe Sm₂ C Oi7

M 断趙 高さ 飽和難密度 憩率 纖

4.0 3咖² 3.0 22000 6000

スぺーサ幅 高さ 厚さ 碰性

4.0 0.5 1.0 1.02 17Cr - 12 i- 2Mo錮 キャップ 厚さ 透磁率 碰性

j 0.1 1.02 17C r - 12Ni-： L¼o鋼 根面板 厚さ 飽和厳密度 透磁率 軟磁性

0.7 11匪 ^ζ 14000 4000 17Cr - 2ΜοΙϋ

第 4表 0:,ί ， Να Bl) 开狱 (誦) 觀難 ！ 材料 1 磁石体 幅 高さ 厚さ 駄ェネルギ一積

4.0 2.5 1.0 20 MGOe ώ m C o_s

¾¾¾ 幅 断囱被 &さ 飽和厳密度 透磁率 軟磁性

4.0 3腿² 3.0 10000 10000 85 i - 15 F e スぺー 幅 高さ 厚さ 舰性^^

4.0 0.5 1.0 1.02 17Cr - 12Ni- 2Mo錮 キヤッフ 厚さ 纖性

0.1 1.02 17Cr - 12 i- 2Mo鋼 根面板 厚さ W¾ 赫赚密度 通率 軟磁性^^

0.7 limn² 10000 10000 85 IN. i -15 F e 第 5表 Ctb^!ll， No. B2) ^ ^ m m纖 (mm) 磁気纖 材料

TO体 ^ Mi 駄工ネルギ一積 希±»石

15 MGOe Sm し o₅

反 飽和磁密度 編率 軟磁性

J I W.一

14000 4000 17Cr - 2 o 鋼 スぺーサ 幅 高さ 厚さ 透磁率

4.0 0.5 1.0 1.02 17C r - 12 i - 2Mo鋼 キャップ 厚さ ； 透磁率 せ.

0.1 ' 1.02 17C r - 12Xi- 2Mo鋼 根面板 厚さ 断 ； 飽和 ¾密度 透磁率 軟磁性^:

0.7 11腿² ！ 14000 4000 17C r - 2 0 銷

第 6表 （Jt«n， XQ CI) 灘 （腿） 磁気特 14 材料

斷体 最大エネルギー 希土類磁石

3〇 MGOe S m₂ C o₁₇ 幅 咼さ 飽和舰密度 翻率 軟磁性^^

4.0 3讓 ² 3.0 13000 4000 26C r - I o 鋼 根面板 厚さ f!W 飽 M¾密度 編率 軟磁性^:

0.7 11匪² 7500 3000 Pd-C o- i-^ 第 7表 CW^!III, Λα C2)

第 8表 （測定 果) 翻例 J瞧 I

A1 A2 A3 B 1 B 2 Q C〇1 C2 吸引力（g) 850 720 900 450 460 n o

SH食性 〇 〇 O 〇 〇 X 〇 (変鎖

耐^ 〇 〇 〇 〇 〇 X X 義歯ア タ ッチ メ ン 卜の接合部の溶接

本発明によ る義歯ア タ ッチ メ ン ト における キャップと端 板およびスぺーザと の接合部、 端板と スぺーサの接合部に おける充分な肪鳍カ を確保するためには、 ロ ウ付けまたは 接着剤によ る接合に比 して溶接によ り接合する こ と が好ま し い。 この場合は、 接合部材同志の充分な溶け込みが必要 である。 し かしながら、 接合部の溶け込み深さ に対して ビ ― ト幅が広 く なる と端扳部分の磁気特性が劣化する と と も に、 溶接入熱の増大によ り耐食性が低下 し、 機械的歪みの 増大が起こ る。 従って、 接合部は充分な溶け込みを確保す る一方において、 ビー ト幅を極力小さ く する こ と が必要で ある と の知見を得た。 本発明においては、 かかる知見に基 いて、 前記義歯アタ ッチメ ン トのキャップと端板と の間お よび前記端板とスぺーザと の間の根面扳側の接合部を、 そ の表面にあ らおれる接合部においてその全長にわた り 、 レ 一ザ溶接または電子ビーム溶接によ り接合 した義歯ァ タ ッ チメ ン ト を提供する。

また、 本発明の義歯アタ ッチメ ン ト においては、 接合部 の溶接によ る溶け込み深さ が 0 . 0 2 ran以上であって、 ス ぺーサの高さ以下とする こ と が好ま し い、 接合部の溶接の 溶け込み深さ が 0 . 0 2 腿以下である と 、 接合部の充分な 強度が得られず、 また唾液に対する シ ール性が確保できな いからである。 逆に、 接合部の溶接の溶け込み深さ がスぺ 一ザの高さ以上になる と 、 磁石体に溶接の熱影響が及び磁 石体の磁気特性を劣化するからである。

なお、 本発明においては。 スぺーサ高さは 0.0 5〜

1 .0瞧とする ことが好ま しい。 スぺーサ高さが 0.0 5醒 以下である と充分な耐摩耗性を確保することが困難であ り、 従って、 シール性および接合部の充分な強度も得られない。 しかし、 スぺーサ高さが 1 . 0譲を超える と、 磁気吸引力 が充分でなく なる。

本発明で用い られる レーザ溶接または電子ビーム溶接は 従来から公知の方法で行う ことができる。 また、 溶接方法 と しては、 例えば第 9 a 図、 第 9 b 図、 第 9 c 図および第 9 d 図に示すような方法を用いる とができるが、 第 9 a 図の方法が最も満足すべき結果を得ることができる。 なお、 義齒アタッチメン トの断面図を示した第 9 a 図ない し第 9 d図において、 符号 2 0 および 2 0， は溶接部を示し、 そ の他第 4図と同一部分には同一符号を付してある。

次に、 前記磁石体としては、 最大エネルギー積が 2 0 M G O e以上である希土類磁石合金を用いることが好ま しい。 これによ り、 約 5 0 0 g以上の吸 力を有する義齒ァタ ツ チメン ト とすることができる。 かかる希土類磁石合金と し ては、 S m C o _sまたは S m₂ C o ₁₇系合金、 N d — F e — B系合金などが用い られる。

また、 接合部の耐食性を向上させるため、 端板には重量 比で C ； 0.0 3 °/。以上、 C r ； 1 1〜 3 0 %， M o ； 4 %以下の耐食軟磁性合金を用い、 スぺーサおよびキヤッ プには T i または T i 合金も し く は C ； 0 . 0 3 %以下の 非磁性ステン レス鋼を用いる こ と が好ま しい。 なお、 耐食 軟磁性合金には必要に応じて N b または T i を添加する こ と も可能である。

本発明の義歯アタ ッチメ ン トは、 キャップと端板および スぺーザと の接合部、 端板と スぺーザの接合部を レ ーザ溶 接または電子ビーム溶接によ リ相接する両部材を完全に溶 け込ませて接合し たので、 境界面が消失 し、 唾液の侵入を 完全に防 ぐ 二 と ができ る。 これによ り磁石体は ; t液の侵入 によ る腐食から完全に保護される。 また、 接合部の酎食性 は、 母材と 同等かそれ以上と な り 、 .接合部からの腐食、 電 食のおそれはない。

さ ら に、 接合部の強度はロ ウ付けに比較して高く 、 機械 的応力 によ る破損がな く 、 また接合部が摩滅するおそれが ない。 その上、 溶接によ るスポッ ト径が小さ く 、 溶接が瞬 時に完了するので、 端板における溶接部の影響は殆どな く 、 磁気特性が劣化しないので、 吸引力の劣化がない。 また、 接合部は耐久力が優れ、 非常に長期に亙って酎食性は安定 し、 剥離のおそれもない。

以下に、 本発明の実施例について比較例と共に説明 し、 本発明の効果を明 ら かにする。

前述の構成からなる義歯アタ ッチメ ン ト につ いて、 本発 明例と して第 9 表〜第 1 2表に示すよ う に、 各部品の寸法、 磁気特性および材料を 4 通 り選んで、 第 9 a 図および第 9 b 図に示す接合方法によ り、 第 1 9表に示すビー ト形状 にてレーザ溶接によ り接合した。 第 9 a 図ない し第 9 d図 において矢印方向は溶接方向を示し、 Wはビー ト幅を、 T はビー ト深さ を示す。 また、 レーザ溶接の条件は、 発振源 に Y A G レーザを用い、 発振方式はパルス方式で、 電圧 2 5 0 V , パルス幅 1. 3 msで行った。 なお、 第 9 c 図お よび第 9 d図において溶接部 2 0， は、 キャップ 1 4およ び磁石体 1 2 を装着する前において、 端板 1 1 とスぺーサ 1 3 と を、 その端面丄 1 3、 1 3 3間の接合面を溶接した 後に、 端板 1 1 の内側面 1 丄 1側から溶接して形成される , また、 比較例 ΙΠと して第 1 3表お.よび第 1 4表に示す各 部材の寸法、 磁気特性および材料のものについて、 第 1 3 表の比較例 ΠΙの： ¾ B 3 については歯科用接着剤によ り、 第 1 4表の比較例 ΠΙの Χ B 4については銀ロ ウ付けによ り接 合部を接着した。 さ らに、 比較のために第 1 5表〜第 1 8 表に示すよう に、 比較例 Wと して各部品の寸法、 磁気特性 および材料を選んで、 第 9 a図および第 9 b 図に示す接合 方法によ り、 第 Γ 9表に示すビ一 卜形状にて レ ーザ溶接に よ り接合した。

第 9表 （発明例， A4)

¾

第 10表 （翻例， Q A5) 職 （謹） 磁 気 特 性 材 料 体 幅 高さ 厚さ 默ェネルギ—積 希： fcM石

4.0 2.95 1.0 20 MGOe m し o ₅

端饭 i?I ^Tfflia 咼さ 飽和 ffi密度 通率 軟磁性^^

4.0 3腿² 3.0 14000 4000 0.02C - 17C r - 2Mo鋼 スぺ一サ 幅 高さ 厚さ ^ϊΐ率 雄性^:

4.0 0.05 1.0 1.02 0.02C - 17C r - 12Ni

-2 Mo鋼 キャップ 厚さ 透磁率 趣性

0.1 1.02 0.02C - 17C r - 12Xi

-2 Mo鋼 根面板 飽和磁密度 透磁率 軟磁性

14000 4000 0.02C - 17C r - 2Mo鋼 第 11表（^月例， No. A6) 舰 (mm) 磁 気 特 性 1 材 料

¾ε体 幅 高さ 厚さ ¾ 、エ—置ネ，ノレギ、一積 希土 石

4.0 2.2 1.0 20 MGOe C o_s

幅 断 ώ¾ 卨さ 諭舰密度 纖率 軟磁性

4.0 3mm² 3.0 14000 4000 0.02C - 17Cr - 2Mo麵 スぺー 蝠 高さ 厚さ 難性

4.0 0.8 1.0 1.02 0.02C - 17C r - 12 i

-2 Mo銷 キャップ 厚さ 透磁率 ^隱

0.1 1.02 0.02C - 17C r - 12 i '

1 -2 Mo鋼 根面板 厚さ "^m. 飽和離密度 透磁率 1

1.0 11匪² 14000 4000 10.02C - 17Cr - 2Mo鋼

第 12表 （発明例， o. A 7)

(mm)' 磁 気 特 性 材 料 磁石体 幅 高さ 厚さ ^エネルギー積

4.0 2. 1.0 20 MGOe ^ m し o_s

fi m.咼さ 飽和舰密度 ：鶸率 驢性

4.0 3mm² 3.0 14000 4000 0.02C - 22Cr - 2Mo

- O.IT i スぺー ·9 幅 高さ 厚さ 透磁率 麵性

4.0 0.5 1.0 L.02 0.02C - 17Cr - 12 i

-2 Mo鋼 キヤッフ ' 厚さ 雄性^^

0.1 1.02 0.02C - 17C r - 12Ni

-2 oil 根面板 飽和舰密度 蓮率 軟磁性餘

1.0 11腿² 14000 4000 0.02C - 22Cr - 2Mo

-0.1 Till 第 i3表 at^Mm, χα Β 3： mm-n-m) 开狱 磁 気 特 性 材 料 镉 高さ 厚さ 最大エネルギー積 希土讓石

つ 1.0 20 MGOe S m C o₅ 端反 m 透磁率 軟磁性^:

14000 4000 17Cr - 2Mo 鋼 スぺ一サ 幅 高さ 厚さ 碰率 纖 (4^

4.0 0.5 1.0 1.02 17Cr - 12Ni- 2Mo鋼 キヤッフ 厚さ 透磁率 非磁性

0.1 1.02 17C r - 12 i - 2Mo鋼 根面板 厚さ ！β¾ 飽和舰密度 透磁率 軟磁性"^

1.0 11 14000 4000 17 C r - 2Mo鋼

第 14表 0：ヒ^ !|ΠΙ Χα Β 4:銀ロウ付けで鶴）

第 15表 GtS^!ilV, α Β δ)

第 16表 倾， o. B6) 磁 気 特 性 材 料 麵体 幅 高さ 厚さ 默エネルギー積 希±«石

4.0 2.5 1·0 20 MGOe Sm C o₅ 幅 f®^ 高さ m 纖率 軟磁性^^

4.0 3nm² 3.0 14000 4000 0.02C - 17Cr -2Mo鐲 スペー^ 幅 高さ 厚さ 纖性

4.0 0.5 1.0 1.02 0.02C - 17C r - 12 i

-2 Mo鋼 キャップ 厚さ 纖性

0.1 1.02 0.02C - 17C r - 12 i

-2 Mo鋼 根面板 厚さ 斬 飽 密度 還率 軟磁性^^

1.0 11腿² 14000 4000 0.02C - 17Cr -2Mo鋼 第 17表 ヒ較 ， o.B 7) 娥 (脑) 磁 気 特 性 材 料 磁石体 駄エネルギー積 希土隱石

4.0 2.98 1.0 20 GOe Sm C o₃

m mll]¼ 间 : 飽和厳密度 還率 軟磁性

4.0 3mm² 3.0 14000 4000 0.02C 一 17Cr - 2Mo鋼 スぺ一サ 向 ώ i¥≤ 纖性

4.0 0.02 1.0 1.02 0.02C - 17C r - l2Ni

-2 λΐο鋼 キヤッフ 厚さ 雄性

0.1 1.02 0.02C - 17C r - 12Ni

-2 Mo鋼 根面板 飽和舰密度 透磁率 軟磁性^^

1.0 11腿² 14000 4000 0.02C 一 17C r -2Μο鋼

第 18表 （J ^!lIV, Χο.Β 8) 开娥 (mm) 磁 気 特 性 材 料 磁石体 im ISIS /子 5 ェネルギ一積 希: ± 石

4.0 2.5 1.0 20 MGOe Sm C o₅

s 断 IS榼 咼さ 飽¾¾¾密度 透磁率 軟磁性^^

4.0 3mra² 3.0 14000 4000 17C r - 2 oll スぺ一サ 幅 高さ 厚さ 率 麵 f生

4.0 0.5 1.0 1.02 0.04C - 17C r - 12Xi

-2 Mo鋼 キャップ 厚さ 雄性

0.1 1.02 0.04C - 17C r- 12 i

-2 Mo鋼 根面板 厚さ 透磁率 軟磁性

1.0 11腿- 14000 4000 17C r - 2 olf| 第 i 9表 溶接方' とビ一卜形状 （単位圃)

¾ 明 例 匕 較 例 IV

o. Λ4 No. Αβ Να Λ7 No. Γ35 No. 6 Να B 7 No. B8 溶 接 力 (a) ( ) (a) ω (a) (a) ( ) (u) キャップ 幅 (W) 0.03 0.03 0.50 0.40 0.30 1.00 0.02 0.30

形 > t

副 0.20 0.02 0.30 0.30 0.20 0.60 0.01 0.20 00 状 スぺーサ 幅 (W) 0.30 0.03 0.60 0.35 ' o.ao 0.50 0.02 0.30 溶 接 深 (T) 0.20 0.02 0.40 0.30 0.20 0.35 0.01 0.20

スぺーサ高'さ 0.5 ().ί)Γ) 0.8 0.5 0.5 0.5 0.02 0.5

以上のよ う に して調製し た本発明例、 比較例 m および比 較例 IVの義歯アタ ッチメ ン ト について、 シール性、 耐食性、 耐摩耗性、 接合部の強度および吸引力について測定し 、 測 定結果を第 2 0表に示した。

シール性については、 義歯アタ ッチメ ン ト を 2 〇 日間水 中に浸漬し、 中を割って調べ、 水の侵入によ り 発鐯 しな力、 つたものについては〇、 発鯖したものは Xで示した。

耐食性については、 義歯ア タ ッチメ ン ト を 3 7 ⁼Cの人口 唾液中に、 1 0 0 0 時間および 5 0 0 0時間浸漬 し た後の 変色度で評価し、 変色 し なかったものについては〇、 変色 が見 られたものは Xで示 した。 こ ： で臨床上の通常の使用 にあたっては 1 0 0 0 時間の耐食性試験で判断でき る が、 さ ら に厳しい試験条件 5 0 0 0 時間浸漬を試みた - 耐摩耗性については、 根面板と義歯アタ ッチメ ン ト と を ア タ ッチメ ン ト 1 個につ き l kgの荷重で 1 0 0 0 回および 5 〇 0 0 回擦った後のア タ ッチメ ン ト側表面の状態を以て 評価 し、 耐摩耗性が優秀で変化のなかったものについては 〇で、 欠けた部分の見られたものについては Xで示 し た。

接合部の強度については、 義歯ァタ シチメ ン ト をァ タ ツ チメ ン ト 1個につき 1 0 0 kgの荷重で圧縮 し たと きの接合 部の状態で評価し、 接合部が剥離しなかったもの を 0、 剥 離 したもの を Xで示 した。

吸引力については、 義歯ア タ ッチメ ン 卜 と根面钣と の間 の磁気吸引力 （ g ) を測定 した。 第 20

発 明 !！ 比删 in 比 較 例 IV

Νο.Λ4 No. A 5 Νο.Λ G No. A 7 aB 3 NalM Μο.ϊ 6 ΝαΒ 7 ΝαΒ8 シール性 〇 0 0 〇 〇 0 〇 X ο

耐食性

5000 hr 〇 〇 〇 〇 X X X 〇 〇 X

C

酎雜性 〇 0 0 〇 〇 0 〇 X 〇 接合 1赚 〇 〇 〇 0 X · X 0 〇 X X 吸 引 力 800 900 700 730 750 650 770 10 890 790

耐食性

1000 hr 0 0 0 0 〇 0 X 〇 〇 X

1

第 2 0 表の測定結果に示し たよ う に、 第 1 3表の比較例 ΠΙの B 3 および第 1 4表の比較例 111 の ¾ Β 4 は、 接合部 が共に接着剤および銀ロ ウ付けであるため、 接合部の強度 が不十分で、 酎食性も厳しい条件下では十分ではない。

また、 第 1 5 表の比較例 IVの Να B 5 では、 端板の材料が

C ； 0 . 0 4 %であって、 C含有量が高いので耐食性にお いて劣る。 第 1 6表の比較例 IVの Να B 6 は、 第 1 9 表に示 すよ う に キャップの溶接部の溶接ビー トの幅が 1 . 0 0 mm と スぺ—ザの高さ よ り大き く 、 溶接の熱影響が磁石体に及 び、 吸引力 が極端に低下 している。 第 1 7 表の比較例 Wの Χα Β 7 はスぺ ーザの高さ が 0 . 0 2 raraと薄かったので、 耐 摩耗性に劣 り 、 これに伴ってシール性および接合部の強度 が充分でない。 第 1 8表の比較例 IVの Not B 8 は、 スぺ —サ およびキャップの材料の C含有量が 0 . 0 4 % と高かった ので、 耐食性に劣る。

これに対 して本発明例である第 9 表〜第 1 2表の発明例 NO. A 4 〜 A 7 は、 端板、 キャップおよびスぺ ーザの根面 板側の境界面を レ ーザ溶接したこ と によ り 、 シール性、 耐 食性、 耐摩耗性および接合部の強度がいずれも優れてお り 、 吸引力も 7 0 0 〜 9 0 0 g と優れてお リ 、 本発明によ る 溶接の効果が確認できた。

以上、 本発明によ る、 根面板に対 して垂直な一対の端板 の間に希土類磁石の磁石体を配置し、 かつ該磁石体の下面 に非磁性合金のスぺ —サを配置し、 端板と スぺ ー ザの根面 板側を除いてキャップで被冠した義歯アタ ッチメ ン トにお いて、 キャップ、 端板おょぴスベーザの根面扳側の境界面 を レーザ溶接または電子ビー厶溶接によって接合したとき は、 各部材の境界部が完全に消失するよう に接合部が溶け 込むので、 完全な防水性が得られ、 磁石体が腐食から保護 される。 また、 接合部は耐食性に優れ、 充分な強度を有し、 耐摩耗性に優れる。 磁気特性については、 接合部の溶接に よる影響が殆どなく 、 磁気特性の劣化がな く 、 そのため磁 気吸引力に優れる。 また、 接合部に酎久力があ り、 長期に 亙って耐食性が劣化しない。

義歯アタ ッチメ ン 卜の磁気吸引力の増強

第 1 0図おょぴ第 1 丄図に本発明の義歯アタ ッチメ ン ト の他の実施例を示す。 本実施例においては、 端扳 1 1 、

1 1 の外側面 1 1 2、 1 1 2 を円筒状の面に形成し、 磁石 体 1 2およびスぺーサ 1 3 のそれぞれの第 2 の側面 1 2 2. 1 3 2 を前記端钣 1 1 、 1 1 の外側面 1 1 2、 1 1 2 に滑 らかに接続する円筒状の面に形成したものである。 その他 の構成は第 3図および第 4図に示した実施例と同一である 第 1 2図には上記義歯アタッチメン トにおいて、 キヤッ プ 1 4 を除いた、 一対の端板 1 1、 1 1 と、 磁石体 1 2 と スぺーサ 1 3の結合体を示す。 こ こではこの結合体を義歯 アタ ッチメ ン ト本体 1 0 0 と称する。 本実施例の義歯ァタ ツチメ ン ト 1 0 0 は、 端扳 1 1 の高さ方向に垂直な面で切 断した断面形状を、 一対の端板 1 1 を結ぶ方向を短径とす る楕円形と したものである。

前記義歯ア タ ッチメ ン 卜本体 1 0 0 の各部材の形状、 磁 気特性および材質を第 2表に示す発明例 No. A 2 の と お り と した場合、 義歯ア タ ッチ メ ン ト本体の体積 Vは 3 0. 0謹 ¹ であ り 、 磁気吸引力 Fは 7 2 0 gであって、 単位体積あた り の磁気吸引力 F Z Vは 2 4 gノ麵 ²である。

し かしながら、 前記諳元によ る義歯ア タ ッチメ ン 卜本体 1 〇 0 を用いた義歯ア タ ッチメ ン 卜では、 翥齒ア タ ッチメ ン ト本体の体積が大き く 、 単位体積あた り の磁気吸引力も 必ずしも充分でない。

発明者らは第 1 2 図に示す義歯アタ ッチメ ン ト本体 1 0 0 の諸元について、 X = b Z a , Y = S m Z S， Z = H Z S の 3つの要素にま と める と と も に、 この 3つの 要素と単位体積あた り の磁気吸引力 F Z Vと の関係につ き 鋭意研究を重ねた。 その結果、 第 1 3 図に楕円球状にあ ら われる よ う に、 次式を満足する範囲において F / V≥ 2 5 の領域の存在する こ と を見出 した。

即ち H ; 義歯ア タ ッチメ ン ト本体の高さ （ 画 ）

S ； 義歯ア タ ッチメ ン ト本体横断面積 （ 醒 ² ) a ; 義歯ア タ ッチメ ン 卜本体長径 （mm)

b ； 義齒ア タ ッチ メ ン ト本体短径 （mm)

S m ； 磁石体横断面積 （ 讓 ² )

と し、

X = b / a , Y = S m / S , Z - H / S と し た と き、 式

(X-0.75) (Y-0.4) (Ζ-0.15)

j +

0.25² 0.35² 0.1: を満足する諸元に設定する。

また、 第 1 4図はスぺーサ高さ と F Z Vの関係について 示す線図であるが、 第 1 4 図の結果よ り F Z V 2 5 を得 るためには、 前記式を満足する義歯ァタツチメン トにおい て、 スぺ一ザの高さ を 0.0 5〜上 . O nraとする ことが好ま しい。

さ らに、 第 1 5 図は磁気回路の形成に影響のない端板の 肩部の削除体積 V d と F Vとの関係について示す線図で あるが、 第 1 5図の結果よ リ F / V≥ 2 5 を得るためには、 前記式を満足する義歯アタ ッチメン 卜において、 肩部の削 除体積 V d と義歯アタ ッチメン ト本体の体積 Vの比率

V d Z Vを 0.2 5以下の範囲にする ことが好ま しい .

なお、 本発明における義歯アタッチメ ン 卜の磁石体には 最大エネルギー積は 2 0 G 0 e以上のものを用いること が好ま し く 、 また端板には飽和磁束密度が 1 3 0 0 0 G以 上のものを用いることが好ま しい。 また、 根面板の厚さは 1.5 以下とする こ とが好まし く 、 さ らにキャップの厚 さは 0.3 mm以下とすることが好ま しい。 本発明の義歯アタ ッチメ ン トは、 X = b Z a， Y = S m / S , Z = H Z S と したとき、 F Z V≥ 2 5 を満足する次 式 (X-0.75)² (Y-0.4)² (Z-0.15)²

+ + ≤ 1

0.2δ² 0.3δ² 0.1^ζ を満足する諸元を具備するので、 単位体積あた り の磁気吸 引力 F Z Vが従来の 2 4 g /翻²から 2 5 〜 3 5 g Z馳 ² へ と 向上する。

また、 こ れに よ り義歯ア タ ッチ メ ン ト本体の体積を 3 0 腿²から 2 5 mm²以下に小型化する こ と ができ る。

本発明の好適な実施例について、 以下比較例と と も に説 明 し、 本発明の効果を明ら かにする。

本発明例と して磁石体、 端板、 スぺーサおよび根面板に 第 2 1表に示す磁気特性の材料を用い、 第 2 2表に示すよ う に、 本発明で規定する各部材の諸元を具備する義歯ァ タ ツチメ ン ト を調製 した。 また、 比較のために比較例 V と し て、 第 2 3表に示すよ う に、 本発明において規定する範囲 を逸脱する各部材の諸元を具備する義歯ア タ ッ チ メ ン ト を 調製した。 なお、 第 2 2表および第 2 3表において、 f ( X， Y , Z ) は前記式を示す。

調製し た本発明例の義歯ア タ ッチメ ン 卜 と比較例の義歯 アタ ッチメ ン 卜 について、 磁気吸引力 Fおよび体積 Vを測 定する と と も に、 単位体積当た り の磁気吸引力 F / Vを計 算した。 また、 耐食性、 耐久性、 および酎摩耗性について 測定し、 得られた結果は、 第 2 4表および第 2 5表に併せ て示した。 なお、 耐食性については、 義歯アタ ッチメ ン 卜を 3 7 ⁼C の人口唾液中に、 1 0 0 0時間浸漬した後の変色度で評価 し、 変色しなかったものについては〇、 変色が見られたも のは Xで示した。

耐摩耗性については、 根面板と義歯アタ ッチメ ン トと を I kgZof の荷重で 1 0 0 0回擦った後のアタッチメ ン ト側 表面の状態を以て評価し、 ¾摩耗性が優秀で変化のなかつ たものについては Oで、 欠けた部分の見られたものについ ては Xで示した。

なお、 本実施例は端扳材料と して 1 7 C r — 2 M o鋼を 使用 したが、 この他にも 1 3 C r ステン レ ス鋼、 2 6 C r 系ステン レス銷等の飽和磁束密度が 1 3 0 0 0以上、 透磁 率 3 0 0 0以上の高耐食軟磁性合金を使用 しても、 同様な 結果が得られる こ とが確認された。

第 21表 材料

磁石体 最大エネルギー積 希±«石

20 MGOe o m C Oi7 繊 飽 P ¾密度 14000G 軟磁性^^

4000 17 Cr-2 Mo IS スぺーサ «率 1.02 麵性^^

17 C r-12 Ni-2 λΐο鋼 麵扳 飽^ TO密度 I4000G 軟磁性^^

透磁率 4000 17 C r-2 Mo鋼

第 2 2表 （発明

第 23表 （比較例 V)

Να B9 B 1 0 B 1 1 B 12 B 13 B 14 B 15

本体高さ Π (國) 3.0 3.0 3.0 3.0 3.0 3.5 2.5

本腿断繊 S (議 ²) 10 10 10 10 10 10 10

磁石体断慮 Sni(n„n²) 4.0 4.0 4.0 8.0 0.5 6.0 6.0

スぺーサ) さ Ws (画） 0.5 0.05 0.5 0.2 ( 0.5 0.5

根面纏さ Wk (nmi) 0.7 0.7 1.0 0.7 1.0 0.7 1.0

肩部削除體 Vd (瞧 ³) 0 0 7.0 0 ϋ 0 0 CO

CD

長径'短 i¾Jt b/a 1.0 1.0 0.65 1.05 1.0 0.80 0.75

Sm/S 0.4 0.4 0.3 0.8 0.05 0.6 0.6

H/S 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.35 0.25

木体體 V (画³) 30 30 23 . 30 30 35 25

Vd/V 0 U 0.3 0 0 0 0

i'(X、 Y、 Z) 3.25 :!.25 3.25 4.65 '1.25 ^1. 7 1.33

第 2 4表 （発明例)

第 2 5表 （比較例 V)

〇

No. B 9 B 1 0 B 1 1 B 1 2 •B丄 3 B 1 4 B L 5

吸引力 F¹ ( g) 720 849 345 360 366 459 550

F/V 2 28.3 15 12 12.2 13.1 22.0

本体籠 V 30 30 23 30 30 35 25

耐餓 〇 X 〇 〇 0 〇 0

耐騰性 〇 X 〇 〇 〇 〇 〇

比較例 V を示した第 2 3表の結果よ り 、 各比較例は、 f ( X , Y， Z ) が 1 . 3 3〜 4.6 5であ り 、 単位体積当 た り の磁気吸引力 Fノ Vはスぺーサを極端に薄く した比較 例 No. B 1 0以外は、 1 2〜 2 4 g /匪³であって、 また義 歯アタ ッチメ ン トの体積の小型化が達成されなかった。 耐 食性および耐摩耗性については、 スぺーザが極端に薄かつ た前記比較例 No. B 1 0 においては、 好ま し い結果が得られ なかった。 これに対して本発明例を示 した第 2 2表から知 られる よ う に、 本発明は、 f ( X , Y， Z )が 1 .0以下で あって、 単位体積当た り の磁気吸引力 F Z Vが 2 5〜

3 5.5であって、 磁気吸引力が荖レ く 改善され、 また体 積も 1 5〜 3 0跏³であって、 義歯アタ ッチメ ン 卜の体積 の小型化が達成されたこ と が確認された。 また、 耐食性お よび耐摩耗性についてもいずれも満足すべき結果が得られ た。

本発明においては、 義歯アタ ッチメ ン ト本体を構成する 各部材の諸元の間に単位体積当た り の磁気吸引力 を 2 5 g 隨 ³以上にする関係式を満足する諸元を具備せしめる こ と によ り 、 単位体積当た り の磁気吸引力 F Z Vを従来の 2 4 g Zmm³から 2 5〜 3 5 g Znra³へと向上する こ と がで き る。 また、 これによ り義齒アタ ッチメ ン ト本体の体積を 3 0 mm ³から 2 5 mm ³以下に小型化する こ と ができ る。 その ため、 臨床上のメ リ ッ ト と して施工が容易とな り 、 あ らゆ る大き さ の歯に対して治療を可能にするものである。

Claims

請求の範囲

1 . 歯根部に埋設した軟磁性合金からなる根面板に対向 するよう義歯床内に埋設する義歯ァタツチメン トにおいて ； 根面板側に設けた耐食非磁性合金からなるスぺーサと ； 前記スぺーサを挟持して根面抜側に向けて立設した耐食軟 磁性合金からなる一対の端板と ； 前記スぺーザの反根面板 側に S極と： 極を前記雨端板に対向させて設けた磁石体と ； 前記磁石体と前記一対の端板および前記スベーサの根面板 側を除いて被冠したキヤッブとよ りな り、 前記拫面扳側に おいて前記キャップと端板との境界面おょぴ前記スぺ一サ と端板との境界面をそれぞれ接合したこ とを特徴とする義 齒アタ ッチメ ン ト。

2 . 第 1請求項に記載のアタ ッチメ ン トにおいて ； 前記 一対の端板は、 それぞれ前記磁石体に対向する内側面を平 坦な面に形成され、 前記キャップが被冠される外側面を外 側に向け膨出する筒状の面に形成されており ； 前記スぺー サおよび磁石体の前記端板に対向する第 1 の側面はそれぞ れ平坦な面に形成されて前記端板の内側面に当接し、 前記 スぺーサおよび磁石体の第 2の側面はそれぞれ前記端扳の 外側面に滑らかに接続する筒状の面に形成されており ； 前 記一対の端板の一方の端面は前記スぺーザの端面と同一平 面上に位置せしめられており ； 前記一封の端板の他方の端 面は前記磁石体の端面と同一平面上に位置せしめ られてい る こ とを特徵とする義歯ア タ ッチメ ン ト。

3 . 第 1 請求項に記載のア タ ッチメ ン ト において、 磁石 体は最大エネルギー積が 2 0 M G 0 e 以上の希土類磁石で ある こ と を特徴とする義歯アタ ッチメ ン ト。

4 . 第 1 請求項に記載のアタ ッチメ ン ト において、 前記 端板の軟磁性合金は飽和磁束密度が 1 3 0 0 0 G以上、 透 磁率が 3 0 0 0以上であ り 、 またスぺーサ及びキャップの 非磁性合金は透磁率 1 . 2以下である こ と を特徴とする義 歯ア タ ッチメ ン ト ₃

5 . 第 1 請求項に記載のア タ ッチメ ン ト において、 前記 端板の軟磁性合金は飽和磁束密度が 2 0 0 0 0 G以上であ り 、 かつ根面板と の接触面は防鑌処.理を施 してある こ と を 特徴とする義歯アタ ッチメ ン ト。

6 . 第 2請求項に記載のアタ ッチメ ン ト において、 前記 キャップ、 前記端板及び前記スぺーザの根面板側の境界面 を レ ーザ溶接および電子ビーム溶接の何れか一方の溶接手 段によって接合したこ と を特徵とする義歯ア タ ッチメ ン ト

7 . 第 6請求項に記載のアタ ッチメ ン ト において、 スぺ ーサの高さ を 0 . 0 5 〜 1 . 0 0 咖と し前記接合部の溶接に よる溶け込み深さ が 0 . 0 2 ran以上であって、 スぺーザの 高さ以上である こ と を特徴とする義歯ア タ ッチメ ン ト。

8 . 第 6請求項に記載のアタ ッチメ ン ト において、 前記 端板が重量比で C ； 0 . 0 3 %以下、 C r ； 1 1 〜 3 0 % 、 o ； 4 %以下の耐食軟磁性合金からな り 、 スぺーサおよ びキャップが T i , T i 合金および C ； 0 . 0 3 %以下の 非磁性ステ ン レ ス鋼の何れか一種である こ と を特徵とする 義歯ア タ ッチメ ン ト 。

9 . 第 2請求項に記載のア タ ッチ メ ン トにおいて、 前記一対の端板と、 前記スぺーザと、 前記磁石体の結合よ りなる義歯ア タ ッチメ ン ト本体の高さ を H ( 腿 ） 、 前.記義 齒ァタ ツチメ ン ト本体を高さ方向に垂直な面で切断した断 面の面積を S ( 諷' ² ) 、 前記断面の中心から計った最大半 径を a ( IM) 、 前記断面の中心から計った最小半径を b ( 醒 ） 、 前記断面内における磁石体の靳面積を S m { I² ) と し、 X = b / a ， Y = S mゾ S および Z = Hノ S と した とき、

式 （)(-0·75)² (Υ-0.4)² (Ζ-0.15)²

+ + ≤l

0.25² 0.35² 0.1² を満足する こと を特徴とする義歯アタ ッチメ ン ト。

1 0 . 第 9請求項に記載のア タ ッチ メ ン ト において、 ス ぺ-サの厚さ を 0.0 5〜 1.0咖と したこと を特徵とする 義歯ア タ ッチメ ン ト。

1 1 . 第 9請求項に記載のア タ ッチメ ン 卜において、 端 扳の肩部を義歯ア タ ッチメ ン ト本体に対する容積比で 2 5 %以下の範囲で削除したこ とを特徵とする義歯アタッチメ ン 卜…

1 2 . 第 9請求項に記載のア タ ッチ メ ン トにおいて、 前 記義歯アタ ッチメ ン ト本体の高さ方向に垂直な断面を楕円 形と したこ と を特徴とする義齒ア タ ッ チ メ ン ト ：