JPWO2021181366A5 - - Google Patents

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JPWO2021181366A5
JPWO2021181366A5 JP2022554748A JP2022554748A JPWO2021181366A5 JP WO2021181366 A5 JPWO2021181366 A5 JP WO2021181366A5 JP 2022554748 A JP2022554748 A JP 2022554748A JP 2022554748 A JP2022554748 A JP 2022554748A JP WO2021181366 A5 JPWO2021181366 A5 JP WO2021181366A5
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本出願全体を通して、特許、特許出願、刊行物、製品説明及びプロトコールが引用され、これらの開示は、全ての目的のためにそれらの全体において参照により本明細書中に組み込まれる。

以下の態様が包含され得る。
[1] CD33に結合する単離タンパク質であって、
a)配列番号53の重鎖可変領域(VH)のHCDR1、HCDR2及びHCDR3;
b)配列番号56のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3;
c)配列番号59のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3;
d)配列番号262のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3;
e)配列番号263のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3;又は
f)配列番号264のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3
を含む単離タンパク質。
[2] a)それぞれ配列番号29、37及び46;
b)それぞれ配列番号32、40及び49;
c)それぞれ配列番号34、43及び51;
d)それぞれ配列番号253、256及び259;
e)それぞれ配列番号254、257及び260;又は
f)それぞれ配列番号255、258及び261
のHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含む、上記[1]に記載の単離タンパク質。
[3] CD33に結合する単離タンパク質であって、
a)それぞれ配列番号29、37及び46;
b)それぞれ配列番号32、40及び49;
c)それぞれ配列番号34、43及び51;
d)それぞれ配列番号253、256及び259;
e)それぞれ配列番号254、257及び260;又は
f)それぞれ配列番号255、258及び261
のHCDR1、HCDR2及びHCDR3を含む単離タンパク質。
[4] a)配列番号53のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3並びに配列番号82のVLのLCDR1、LCDR2及びLCDR3;
b)配列番号56のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3並びに配列番号85のVLのLCDR1、LCDR2及びLCDR3;
c)配列番号59のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3並びに配列番号87のVLのLCDR1、LCDR2及びLCDR3;
d)配列番号262のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3並びに配列番号271のVLのLCDR1、LCDR2及びLCDR3;
e)配列番号263のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3並びに配列番号272のVLのLCDR1、LCDR2及びLCDR3;又は
f)配列番号264のVHのHCDR1、HCDR2及びHCDR3並びに配列番号273のVLのLCDR1、LCDR2及びLCDR3
を含む、上記[1]又は[2]に記載の単離タンパク質。
[5] a)それぞれ配列番号29、37、46、63、70及び76;
b)それぞれ配列番号32、40、49、66、70及び76;
c)それぞれ配列番号34、43、51、68、74及び80;
d)それぞれ配列番号253、256、259、265、74及び269;
e)それぞれ配列番号254、257、260、66、267及び76;又は
f)それぞれ配列番号255、258、261、266、268及び270
のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む、上記[3]又は[4]に記載の単離タンパク質。
[6] 配列番号53、56、59、262、263、264、291、292、293、294、295、296、297、298、299、300、301、302、303、304、305、306、307、308、309、310、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、348、349、350、351、352、367、368、369、370、371、372、373、374、375、376、377、378、379、380、381、382又は382のVHと、配列番号82、85、87、271、272、273、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、353、354、355、356、357、358、359、360、361、362、363、364、365、366、383、384、385、386、387、388、389、390、391、392、393、394、395、396、397又は398のVLとを含む、上記[1]~[5]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[7] a)配列番号53のVH及び配列番号82のVL;
b)配列番号56のVH及び配列番号85のVL;
c)配列番号59のVH及び配列番号87のVL;
d)配列番号262のVH及び配列番号271のVL;
e)配列番号263のVH及び配列番号272のVL;
f)配列番号264のVH及び配列番号273のVL;
g)配列番号291のVH及び配列番号271のVL;
h)配列番号292のVH及び配列番号271のVL;
i)配列番号293のVH及び配列番号271のVL;
j)配列番号294のVH及び配列番号271のVL;
k)配列番号295のVH及び配列番号271のVL;
l)配列番号296のVH及び配列番号271のVL;
m)配列番号297のVH及び配列番号271のVL;
n)配列番号298のVH及び配列番号271のVL;
o)配列番号299のVH及び配列番号271のVL;
p)配列番号300のVH及び配列番号271のVL;
q)配列番号301のVH及び配列番号271のVL;
r)配列番号302のVH及び配列番号271のVL;
s)配列番号303のVH及び配列番号271のVL;
t)配列番号304のVH及び配列番号271のVL;
u)配列番号305のVH及び配列番号271のVL;
v)配列番号306のVH及び配列番号271のVL;
w)配列番号307のVH及び配列番号271のVL;
x)配列番号308のVH及び配列番号271のVL;
y)配列番号309のVH及び配列番号271のVL;
z)配列番号310のVH及び配列番号271のVL;
aa)配列番号263のVH及び配列番号311のVL;
ab)配列番号263のVH及び配列番号312のVL;
ac)配列番号263のVH及び配列番号313のVL;
ad)配列番号263のVH及び配列番号314のVL;
ae)配列番号263のVH及び配列番号315のVL;
af)配列番号263のVH及び配列番号316のVL;
ag)配列番号263のVH及び配列番号317のVL;
ah)配列番号263のVH及び配列番号318のVL;
ai)配列番号263のVH及び配列番号319のVL;
aj)配列番号263のVH及び配列番号320のVL;
ak)配列番号263のVH及び配列番号321のVL;
al)配列番号263のVH及び配列番号322のVL;
am)配列番号263のVH及び配列番号323のVL;
an)配列番号263のVH及び配列番号324のVL;
ao)配列番号263のVH及び配列番号325のVL;
ap)配列番号263のVH及び配列番号326のVL;
aq)配列番号263のVH及び配列番号327のVL;
ar)配列番号263のVH及び配列番号328のVL;
as)配列番号263のVH及び配列番号329のVL;
at)配列番号263のVH及び配列番号330のVL;
au)配列番号263のVH及び配列番号331のVL;
av)配列番号263のVH及び配列番号332のVL;
aw)配列番号263のVH及び配列番号333のVL;
ax)配列番号263のVH及び配列番号334のVL;
ay)配列番号263のVH及び配列番号335のVL;
az)配列番号263のVH及び配列番号336のVL;
ba)配列番号337のVH及び配列番号272のVL;
bb)配列番号338のVH及び配列番号272のVL;
bc)配列番号339のVH及び配列番号272のVL;
bd)配列番号340のVH及び配列番号272のVL;
be)配列番号341のVH及び配列番号272のVL;
bf)配列番号342のVH及び配列番号272のVL;
bg)配列番号343のVH及び配列番号272のVL;
bh)配列番号344のVH及び配列番号272のVL;
bi)配列番号345のVH及び配列番号272のVL;
bj)配列番号346のVH及び配列番号272のVL;
bk)配列番号347のVH及び配列番号272のVL;
bl)配列番号348のVH及び配列番号272のVL;
bm)配列番号349のVH及び配列番号272のVL;
bn)配列番号350のVH及び配列番号272のVL;
bo)配列番号351のVH及び配列番号272のVL;
bp)配列番号352のVH及び配列番号272のVL;
bq)配列番号56のVH及び配列番号353のVL;
br)配列番号56のVH及び配列番号354のVL;
bs)配列番号56のVH及び配列番号355のVL;
bt)配列番号56のVH及び配列番号356のVL;
bu)配列番号56のVH及び配列番号357のVL;
bv)配列番号56のVH及び配列番号358のVL;
bw)配列番号56のVH及び配列番号359のVL;
bx)配列番号56のVH及び配列番号360のVL;
by)配列番号56のVH及び配列番号361のVL;
bz)配列番号56のVH及び配列番号362のVL;
ca)配列番号56のVH及び配列番号363のVL;
cb)配列番号56のVH及び配列番号364のVL;
cc)配列番号56のVH及び配列番号365のVL;
cd)配列番号56のVH及び配列番号366のVL;
ce)配列番号367のVH及び配列番号85のVL;
cf)配列番号368のVH及び配列番号85のVL;
cg)配列番号369のVH及び配列番号85のVL;
ch)配列番号370のVH及び配列番号85のVL;
ci)配列番号371のVH及び配列番号85のVL;
cj)配列番号372のVH及び配列番号85のVL;
ck)配列番号373のVH及び配列番号85のVL;
cl)配列番号374のVH及び配列番号85のVL;
cm)配列番号375のVH及び配列番号85のVL;
cn)配列番号376のVH及び配列番号85のVL;
co)配列番号377のVH及び配列番号85のVL;
cp)配列番号378のVH及び配列番号85のVL;
cq)配列番号379のVH及び配列番号85のVL;
cr)配列番号380のVH及び配列番号85のVL;
cs)配列番号381のVH及び配列番号85のVL;
ct)配列番号382のVH及び配列番号85のVL;
cu)配列番号53のVH及び配列番号383のVL;
cv)配列番号53のVH及び配列番号384のVL;
cw)配列番号53のVH及び配列番号385のVL;
cx)配列番号53のVH及び配列番号386のVL;
cy)配列番号53のVH及び配列番号387のVL;
cz)配列番号53のVH及び配列番号388のVL;
da)配列番号53のVH及び配列番号389のVL;
db)配列番号53のVH及び配列番号390のVL;
dc)配列番号53のVH及び配列番号391のVL;
dd)配列番号53のVH及び配列番号392のVL;
de)配列番号53のVH及び配列番号393のVL;
df)配列番号53のVH及び配列番号394のVL;
dg)配列番号53のVH及び配列番号395のVL;
dh)配列番号53のVH及び配列番号396のVL;
di)配列番号53のVH及び配列番号397のVL;又は
dj)配列番号53のVH及び配列番号398のVL
を含む、上記[6]に記載の単離タンパク質。
[8] Fab、scFv、(scFv) 、Fv、F(ab’) 、Fd、dAb又はVHHである、上記[1]~[7]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[9] 前記scFvは、N末端からC末端に、VH、第1のリンカー(L1)及びVL(VH-L1-VL)又は前記VL、前記L1及び前記VH(VL-L1-VH)を含む、上記[8]に記載の単離タンパク質。
[10] 前記L1は、
a)配列番号108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139又は140の何れか1つのアミノ酸配列;
b)約5~50アミノ酸;約5~40アミノ酸;約10~30アミノ酸;又は約10~20アミノ酸
を含む、上記[9]に記載の単離タンパク質。
[11] 配列番号213、216、219、274、275又は276のアミノ酸配列を含むscFvである、上記[10]に記載の単離タンパク質。
[12] 免疫グロブリン(Ig);前記Igの断片;Ig定常領域;前記Ig定常領域の断片;Fc領域;Fc領域を含む前記Ig定常領域の断片;CH2ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;CH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;ヒンジの少なくとも一部、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;ヒンジ、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;トランスフェリン;アルブミン;アルブミン結合ドメイン;又はポリエチレングリコールから選択される半減期延長又は調整部分に複合化される、上記[1]~[11]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[13] CD33に結合する抗原結合ドメインを含み、
a)前記抗原結合ドメインは、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片のN末端に複合化されるか;
b)前記抗原結合ドメインは、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片のC末端に複合化されるか;又は
c)前記抗原結合ドメインは、配列番号108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139又は140の何れか1つのアミノ酸配列を含む第2のリンカー(L2)を介して前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片に複合化される、上記[12]に記載の単離タンパク質。
[14] 単一特異性タンパク質、多特異性タンパク質、二特異性タンパク質又は三特異性タンパク質である、上記[1]~[13]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[15] 前記多特異性タンパク質、前記二特異性タンパク質又は前記三特異性タンパク質は、それぞれ独立に、リンパ球、T細胞、CD8 T細胞又はナチュラルキラー(NK)細胞上の抗原に結合する抗原結合ドメインを含む、上記[14]に記載の単離タンパク質。
[16] 前記多特異性タンパク質、前記二特異性タンパク質又は前記三特異性タンパク質は、それぞれ独立に、TRGV9、CD3イプシロン(CD3ε)、CD3、CD8、KI2L4、NKG2E、NKG2D、NKG2F、BTNL3、CD186、BTNL8、PD-1、CD195又はNKG2Cに結合する抗原結合ドメインを含む、上記[15]に記載の単離タンパク質。
[17] CD33に結合する第1の抗原結合ドメイン及び/又はリンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインは、Fab、scFv、VHH、(scFv)2、Fv、F(ab’)2、Fd又はdAbを含むか;又はCD33に結合する前記第1の抗原結合ドメインは、前記scFvを含み、及びリンパ球抗原に結合する前記第2の抗原結合ドメインは、前記VHHを含む、上記[15]又は[16]に記載の単離タンパク質。
[18] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片は、IgG1、IgG2、IgG3又はIgG4アイソタイプであり、任意選択的に、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片は、IgG1である、上記[12]~[17]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[19] 前記Ig定常領域の前記断片は、配列番号277又は278の配列を有する、上記[18]に記載の単離タンパク質。
[20] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片は、Fcγ受容体(FcγR)への前記タンパク質の減少した結合をもたらす少なくとも1つの突然変異を含み;前記FcγRへの前記タンパク質の減少した結合をもたらす前記少なくとも1つの突然変異は、F234A/L235A、L234A/L235A、L234A/L235A/D265S、V234A/G237A/P238S/H268A/V309L/A330S/P331S、F234A/L235A、S228P/F234A/L235A、N297A、V234A/G237A、K214T/E233P/L234V/L235A/G236欠失/A327G/P331A/D365E/L358M、H268Q/V309L/A330S/P331S、S267E/L328F、L234F/L235E/D265A、L234A/L235A/G237A/P238S/H268A/A330S/P331S、S228P/F234A/L235A/G237A/P238S及びS228P/F234A/L235A/G236欠失/G237A/P238Sからなる群から選択され、残基の付番は、EUインデックスに従う、上記[12]~[19]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[21] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片は、FcγRへの前記タンパク質の増強された結合をもたらす少なくとも1つの突然変異を含み;前記FcγRへの前記タンパク質の増強された結合をもたらす前記少なくとも1つの突然変異は、S239D/I332E、S298A/E333A/K334A、F243L/R292P/Y300L、F243L/R292P/Y300L/P396L、F243L/R292P/Y300L/V305I/P396L及びG236A/S239D/I332Eからなる群から選択され、残基の付番は、EUインデックスに従う、上記[12]~[19]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[22] 前記FcγRは、FcγRI、FcγRIIA、FcγRIIB若しくはFcγRIII又はそれらの任意の組み合わせである、上記[20]又は[21]に記載の単離タンパク質。
[23] 前記Ig定常領域の前記断片の前記Ig定常領域は、H435A、P257I/N434H、D376V/N434H、M252Y/S254T/T256E/H433K/N434F、T308P/N434A及びH435Rからなる群から選択される、前記タンパク質の半減期を調整する少なくとも1つの突然変異を含み、残基の付番は、EUインデックスに従う、上記[12]~[22]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[24] T350V、L351Y、F405A、Y407V、T366Y、T366W、F405W、T394W、T394S、Y407T、Y407A、T366S/L368A/Y407V、L351Y/F405A/Y407V、T366I/K392M/T394W、F405A/Y407V、T366L/K392M/T394W、L351Y/Y407A、T366A/K409F、L351Y/Y407A、T366V/K409F、T366A/K409F、T350V/L351Y/F405A/Y407V及びT350V/T366L/K392L/T394Wからなる群から選択される、前記Ig定常領域のCH3ドメインにおける少なくとも1つの突然変異を含み、残基の付番は、EUインデックスに従う、上記[12]~[23]の何れか一項に記載の単離タンパク質。
[25] CD33に結合する前記第1の抗原結合ドメインは、第1の免疫グロブリン(Ig)定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片に複合化され、及び/又はリンパ球抗原に結合する前記第2の抗原結合ドメインは、第2の免疫グロブリン(Ig)定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片に複合化される、それぞれ独立に上記[14]~[24]の何れか一項に記載の単離された多特異性タンパク質、二特異性タンパク質又は三特異性タンパク質。
[26] CD33に結合する前記第1の抗原結合ドメインと、前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の前記断片との間及びリンパ球抗原に結合する前記第2の抗原結合ドメインと、前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の前記断片との間に第2のリンカー(L2)をさらに含む、それぞれ独立に上記[25]に記載の単離された多特異性タンパク質、二特異性タンパク質又は三特異性タンパク質。
[27] 前記L2は、配列番号108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139又は140の何れか1つのアミノ酸配列を含む、それぞれ独立に上記[26]に記載の単離された多特異性タンパク質、二特異性タンパク質又は三特異性タンパク質。
[28] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の前記断片及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の前記断片は、IgG1、IgG2及びIgG3又はIgG4アイソタイプである、上記[25]~[27]の何れか一項に記載の単離された二特異性タンパク質。
[29] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の前記断片及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の前記断片は、以下の突然変異:
前記第1のIg定常領域におけるL235A_L235A_D265S_T350V_L351Y_F405A_Y407V及び前記第2のIg定常領域におけるL235A_L235A_D265S_T350V_T366L_K392L_T394W;又は
前記第1のIg定常領域におけるL235A_L235A_D265S_T350V_T366L_K392L_T394W及び前記第2のIg定常領域におけるL235A_L235A_D265S_T350V_L351Y_F405A_Y407V
を含む、上記[25]~[28]の何れか一項に記載の単離された二特異性タンパク質。
[30] キメラ抗原受容体(CAR)であって、
a)上記[1]~[11]の何れか一項に記載のCD33に結合する抗原結合ドメインを含む細胞外ドメイン;
b)膜貫通ドメイン;及び
c)任意選択的に少なくとも1つの同時刺激ドメインを含む細胞内シグナル伝達ドメイン
を含むキメラ抗原受容体(CAR)。
[31] CD8a-ヒンジ領域をさらに含む、上記[30]に記載のCAR。
[32] a)前記膜貫通ドメインは、CD8a膜貫通領域(CD8a-TM)ポリペプチドを含み;及び
b)前記細胞内シグナル伝達ドメインは、TNF受容体スーパーファミリーメンバー9(CD137)構成成分、T細胞表面糖タンパク質CD3ゼータ鎖(CD3z)構成成分、表面抗原分類(CD27)構成成分、表面抗原分類スーパーファミリーメンバー構成成分及びそれらの組み合わせを含む同時刺激ドメインを含む、上記[30]又は[31]に記載のCAR。
[33] a)前記CD8a-ヒンジ領域は、配列番号157のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含み;
b)前記膜貫通ドメインは、配列番号162のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含み;及び/又は
c)前記細胞内シグナル伝達ドメインは、配列番号163のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むCD137構成成分;配列番号164のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含むCD3z構成成分;又は配列番号165のアミノ酸配列を有する同時刺激ドメインを含む、上記[30]~[32]の何れか一項に記載のCAR。
[34] CD33に結合する前記抗原結合ドメインを含む前記細胞外ドメインは、シグナルポリペプチドをさらに含む、上記[30]~[33]の何れか一項に記載のCAR。
[35] 前記シグナルポリペプチドは、配列番号166のアミノ酸配列を含む、上記[34]に記載のCAR。
[36] 前記CD8a-TMポリペプチドは、配列番号162のアミノ酸配列を含む、上記[30]~[35]の何れか一項に記載のCAR。
[37] 前記CD8a-ヒンジ領域は、配列番号157のアミノ酸配列を含む、上記[30]~[36]の何れか一項に記載のCAR。
[38] 上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCARを発現する、単離されたリンパ球。
[39] Tリンパ球又はナチュラルキラー(NK)細胞である、上記[38]に記載の単離されたリンパ球。
[40] 治療剤、造影剤又は放射活性剤に複合化される、上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質又は上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCARを含む免疫複合体。
[41] 前記放射活性剤は、 225 Ac、 111 In、 89 Zr、 32 P、 47 Sc、 67 Cu、 77 As、 89 Sr、 90 Y、 99 Tc、 105 Rh、 109 Pd、 111 Ag、 131 I、 153 Sm、 159 Gd、 165 Dy、 166 Ho、 169 Er、 177 Lu、 186 Re、 188 Re、 194 Ir、 198 Au、 199 Au、 211 At、 212 Pb、 212 Bi、 213 Bi、 223 Ra、 255 Fm、 227 Th、 62 Cu、 64 Cu、 67 Ga、 68 Ga又は 86 Yから選択される放射性金属イオンを含む、上記[40]に記載の免疫複合体。
[42] 前記放射性金属イオンは、キレート部分に複合化され、
(a)前記キレート部分は、式(I):
(式中、R 、R 、R 及びR のそれぞれは、独立に、CHQCO Xであり、
Qは、独立に、水素、C ~C アルキル又は(C ~C アルキル)フェニルであり、及び
Xは、独立に、水素、ベンジル、C ~C アルキルであり;及び
Zは、(CH2) Yであり、
nは、1~10であり、及び
Yは、第2のクリック反応パートナーに共有結合される求電子部分又は求核部分であり;
代わりに、Zは、水素であり;及び
、R 、R 及びR のそれぞれは、独立に、CHQCO Xであり、
Qは、独立に、水素、C ~C アルキル又は(C ~C アルキル)フェニルであり、及び
Xは、独立に、水素、ベンジル、C ~C アルキル又は第2のクリック反応パートナーに共有結合される求電子部分若しくは求核部分である)
の構造を有する大環状分子を含み;
代わりに、前記キレート剤は、開鎖リガンドを含むか;又は
(b)前記キレート部分は、式(II):
の構造又は式(III):
の構造を有する大環状分子を含む、上記[41]に記載の免疫複合体。
[43] 式(IV)
(式中、前記タンパク質は、上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質又は上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCARである)
の免疫複合体。
[44] 式(V)
(式中、前記タンパク質は、上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質又は上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCARである)
の免疫複合体。
[45] 上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質、上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCAR、上記[38]若しくは[39]に記載の単離されたリンパ球又は上記[40]~[44]の何れか一項に記載の免疫複合体と、薬学的に許容可能な担体とを含む医薬組成物。
[46] 上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質、上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCAR又は上記[40]~[44]の何れか一項に記載の免疫複合体をコードするポリヌクレオチド。
[47] 上記[46]に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
[48] 上記[47]に記載のベクター又は上記[46]に記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
[49] 上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質を作製する方法であって、前記タンパク質が発現される条件において、上記[48]に記載の宿主細胞を培養することと、前記宿主細胞によって産生される前記タンパク質を回収することとを含む方法。
[50] 上記[40]~[44]の何れか一項に記載の免疫複合体を作製する方法であって、前記タンパク質が発現される条件において、上記[48]に記載の宿主細胞を培養することと、前記宿主細胞によって産生される前記タンパク質を回収することと、前記宿主細胞によって産生される前記タンパク質を前記薬剤と複合化することとを含む方法。
[51] 上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質に結合する抗イディオタイプ抗体。
[52] 上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質又は上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCARを含むキット。
[53] 対象においてCD33発現癌を処置する方法であって、前記CD33発現癌を処置するために十分な時間にわたり、前記対象に、治療的有効量の、上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質又は上記[40]~[44]の何れか一項に記載の免疫複合体を投与することを含む方法。
[54] CD33発現癌を有する対象を処置する方法であって、それを必要とする対象に、治療的有効量の、上記[38]又は[39]に記載のリンパ球を投与することを含み、それにより、前記リンパ球は、前記対象において前記CD33発現癌の死滅に介在する、方法。
[55] 前記CD33発現癌は、血液癌である、上記[53]又は[54]に記載の方法。
[56] 前記血液癌は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、急性リンパ球性白血病(ALL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、慢性骨髄性白血病(CML)又は芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(DPDCN)である、上記[55]に記載の方法。
[57] 前記単離タンパク質又は前記免疫複合体は、第2の治療剤と組み合わせて投与される、上記[53]~[56]の何れか一項に記載の方法。
[58] 前記第2の治療剤は、手術、化学療法、アンドロゲン欠乏療法若しくは放射線又はそれらの任意の組み合わせである、上記[57]に記載の方法。
[59] 対象においてCD33発現癌を処置する方法であって、前記CD33発現癌を処置するために十分な時間にわたり、前記対象に治療的有効量の前記を投与することを含む方法での使用のための、上記[1]~[29]の何れか一項に記載の単離タンパク質又は上記[40]~[44]の何れか一項に記載の免疫複合体。
[60] CD33発現癌を有する対象を処置する方法であって、それを必要とする対象に、治療的有効量の、上記[38]又は[39]に記載のリンパ球を投与することを含み、それにより、前記リンパ球は、前記対象において前記CD33発現癌の死滅に介在する、方法での使用のための、上記[38]又は[39]に記載のリンパ球。
[61] 前記CD33発現癌は、血液癌である、上記[59]又は[60]に記載の使用のための単離タンパク質、免疫複合体又はリンパ球。
[62] 前記血液癌は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、急性リンパ球性白血病(ALL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、慢性骨髄性白血病(CML)又は芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(DPDCN)である、上記[61]に記載の使用のための単離タンパク質、免疫複合体又はリンパ球。
[63] 前記単離タンパク質又は前記免疫複合体は、第2の治療剤と組み合わせて投与される、上記[59]~[62]の何れか一項に記載の使用のための単離タンパク質、免疫複合体又はリンパ球。
[64] 前記第2の治療剤は、手術、化学療法、アンドロゲン欠乏療法若しくは放射線又はそれらの任意の組み合わせである、上記[63]に記載の使用のための単離タンパク質、免疫複合体又はリンパ球。
[65] 対象において癌の存在を検出する方法であって、
a)前記対象から得られた細胞試料を、上記[30]~[37]の何れか一項に記載のCARと接触させ、それによりCAR-細胞複合体を形成することと、
b)前記CAR-細胞複合体を検出することであって、前記CAR-細胞複合体の検出は、前記対象における前記癌の存在を示す、検出することと
を含む方法。

Claims (15)

  1. CD33に結合する単離タンパク質であって、
    それぞれ配列番号32、40、49、66、70及び76のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2及びLCDR3を含む単離タンパク質。
  2. 列番号56のVH及び配列番号85のVL含む、請求項に記載の単離タンパク質。
  3. Fab、scFv、(scFv)、Fv、F(ab’)、Fd、dAb又はVHHである、請求項1又は2に記載の単離タンパク質。
  4. 前記単離タンパク質は、N末端からC末端に、(i)VH、第1のリンカー(L1)及びVL(VH-L1-VL)又は(ii)前記VL、前記L1及び前記VH(VL-L1-VH)を含むscFvであり任意選択で、前記L1は、
    a)配列番号108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139又は140の何れか1つのアミノ酸配列;及び/又は
    b)約5~50アミノ酸;約5~40アミノ酸;約10~30アミノ酸;又は約10~20アミノ酸
    を含む、請求項に記載の単離タンパク質。
  5. 前記単離タンパク質は、配列番号16アミノ酸配列を含むscFvである、請求項に記載の単離タンパク質。
  6. 免疫グロブリン(Ig);前記Igの断片;Ig定常領域;前記Ig定常領域の断片;Fc領域;Fc領域を含む前記Ig定常領域の断片;CH2ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;CH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;ヒンジの少なくとも一部、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;ヒンジ、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む前記Ig定常領域の断片;トランスフェリン;アルブミン;アルブミン結合ドメイン;又はポリエチレングリコールから選択される半減期延長又は調整部分に複合化される、請求項1~の何れか一項に記載の単離タンパク質。
  7. CD33に結合する抗原結合ドメインを含み、
    a)前記抗原結合ドメインは、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片のN末端に複合化されるか;
    b)前記抗原結合ドメインは、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片のC末端に複合化されるか;又は
    c)前記抗原結合ドメインは、配列番号108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、122、123、124、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139又は140の何れか1つのアミノ酸配列を含む第2のリンカー(L2)を介して前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片に複合化される、請求項に記載の単離タンパク質。
  8. 前記単離タンパク質が、単一特異性タンパク質、多特異性タンパク質、二特異性タンパク質又は三特異性タンパク質であ任選択的に、前記多特異性タンパク質、前記二特異性タンパク質又は前記三特異性タンパク質は、それぞれ独立に、リンパ球、T細胞、CD8 T細胞又はナチュラルキラー(NK)細胞上の抗原に結合する抗原結合ドメインを含み、任意選択的に、前記多特異性タンパク質、前記二特異性タンパク質又は前記三特異性タンパク質は、それぞれ独立に、TRGV9、CD3イプシロン(CD3ε)、CD3、CD8、KI2L4、NKG2E、NKG2D、NKG2F、BTNL3、CD186、BTNL8、PD-1、CD195又はNKG2Cに結合する抗原結合ドメインを含む、請求項1~の何れか一項に記載の単離タンパク質。
  9. CD33に結合する第1の抗原結合ドメイン及び/又はリンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインは、Fab、scFv、VHH、(scFv)2、Fv、F(ab’)2、Fd又はdAbを含むか;又はCD33に結合する前記第1の抗原結合ドメインは、前記scFvを含み、及びリンパ球抗原に結合する前記第2の抗原結合ドメインは、前記VHHを含む、請求項に記載の単離タンパク質。
  10. 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片は、IgG1、IgG2、IgG3又はIgG4アイソタイプであり、任意選択的に、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の前記断片は、IgG1であ任意選択的に、前記Ig定常領域の前記断片は、配列番号277又は278の配列を有する、請求項6~9の何れか一項に記載の単離タンパク質。
  11. 請求項1~10の何れか一項に記載の単離タンパク質、薬学的に許容可能な担体とを含む医薬組成物。
  12. 請求項1~10の何れか一項に記載の単離タンパク質コードするポリヌクレオチド。
  13. 請求項12に記載のポリヌクレオチドを含むベクター。
  14. 請求項13に記載のベクター又は請求項12に記載のポリヌクレオチドを含む宿主細胞。
  15. 対象においてCD33発現癌を処置する方法に用いるための医薬組成物であって、
    前記医薬組成物は、請求項1~10の何れか一項に記載の単離タンパク質を含み、
    前記CD33発現癌は、白血病、リンパ腫、多発性骨髄腫、急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、急性リンパ球性白血病(ALL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、慢性骨髄性白血病(CML)又は芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍(DPDCN)から選択される血液癌である、医薬組成物
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