JPWO2021019389A5 - - Google Patents

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実施例15:ADCの作製及び特性評価。
hK2に結合する抗体又は抗原結合ドメインを、In-111、Zr-89、又はLu-177 Ac-225などの様々な放射性金属で標識し、雄NOD.Cg-Prkdcscid Il2rgtm1Wjl/SzJ(NSG,The Jackson Laboratory,Bar Harbor,ME)又はBalb-c若しくはSHO Nudeマウスにおいて、LNCaP、VCaP、又はC4-2Bを含む得られた皮下(SC)ヒト前立腺モデルで、インビボ腫瘍体内分布又は腫瘍有効性を評価する。hK2に結合する抗体若しくは抗原結合ドメイン又はアイソタイプ対照抗体の様々な用量を、異なる量の放射活性(10~1000nCi)で標識し、腫瘍取り込み又は有効性を測定する。

以下の態様を包含し得る。
[1] カリクレイン関連ペプチダーゼ2(hK2)に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、配列番号111、112、113、114、及び115からなる群から選択される配列を有するhK2上のエピトープに結合する、単離タンパク質。
[2] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、KVTEF(配列番号111)及びHYRKW(配列番号112)の配列を有するエピトープ内のhK2に結合する、上記[1]に記載の単離タンパク質。
[3] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、hK2への結合について参照抗体と競合し、前記参照抗体が、以下を含む、上記[1]に記載の単離タンパク質:
a.配列番号137のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号138のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
b.配列番号162のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号163のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
c.配列番号164のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号165のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
d.配列番号166のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号167のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
e.配列番号168のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号169のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
f.配列番号204のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号205のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3;又は
g.配列番号166のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号444のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3。
[4] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、hK2への結合について参照抗体と競合し、前記参照抗体が、配列番号162のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3、並びに配列番号163のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[3]に記載の単離タンパク質。
[5] 以下のHCDR1、HCDR1、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[1]~[4]に記載の単離タンパク質
a.それぞれ配列番号141、142、143、144、145、及び146;
b.それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175;
c.それぞれ配列番号176、177、178、179、180、及び181;
d.それぞれ配列番号170、183、184、185、186、及び187;
e.それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193;
f.それぞれ配列番号206、207、208、182、470、及び209;
g.それぞれ配列番号147、148、143、144、145、及び146;
h.それぞれ配列番号194、195、172、173、174、及び175;
i.それぞれ配列番号196、197、178、179、180、及び181;
j.それぞれ配列番号198、199、184、185、186、及び187;
k.それぞれ配列番号200、201、190、191、192、及び193;又は
l.それぞれ配列番号216、217、218、182、470、及び209。
[6] それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR1、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[5]に記載の単離タンパク質。
[7] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、scFv、(scFv) 、Fv、Fab、F(ab’) 、Fd、dAb、又はVHHである、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[8] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、Fabである、上記[7]に記載の単離タンパク質。
[9] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、VHHである、上記[7]に記載の単離タンパク質。
[10] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、scFVである、上記[7]に記載の単離タンパク質。
[11] 前記scFvが、N末端からC末端に向かって、VH、第1のリンカー(L1)、及びVL(VH-L1-VL)、又はVL、L1、及びVH(VL-L1-VH)を含む、上記[10]に記載の単離タンパク質。
[12] 前記L1が、以下を含む、上記[11]に記載の単離タンパク質
a.約5~50個のアミノ酸、
b.約5~40個のアミノ酸、
c.約10~30個のアミノ酸、又は
d.約10~20個のアミノ酸。
[13] 前記L1が、配列番号7、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、又は108のアミノ酸配列を含む、上記[12]に記載の単離タンパク質。
[14] 前記L1が、配列番号7のアミノ酸配列を含む、上記[13]に記載の単離タンパク質。
[15] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号137、162、164、166、168、又は204のVH及び配列番号138、163、165、167、169、又は205のVLを含む、上記[1]~[14]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[16] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[15]に記載の単離タンパク質:
a.配列番号137のVH及び配列番号138のVL;又は
b.配列番号162のVH及び配列番号163のVL;又は
c.配列番号164のVH及び配列番号165のVL;又は
d.配列番号166のVH及び配列番号167のVL;又は
e.配列番号168のVH及び配列番号169のVL;又は
f.配列番号204のVH及び配列番号205のVL;又は
g.配列番号166のVH及び配列番号444のVL。
[17] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号162のVHと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVH及び配列番号163のVLと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVLを含む、上記[15]に記載の単離タンパク質。
[18] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号133、134、308、316、324、325、404、405、406、407、408、及び409からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、上記[1]~[17]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[19] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号404又は405のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[1]~[17]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[20] カリクレイン関連ペプチダーゼ2(hK2)に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号75の重鎖可変領域(VH)及び配列番号74の軽鎖可変領域(VL)を含む、単離タンパク質。
[21] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号4、5、6、139、159、又は161のVH及び配列番号1、2、3、140、又は160のVLを含み、ただし、前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号5のVH及び配列番号2のVLの両方を含むことはない、上記[20]に記載の単離タンパク質。
[22] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[21]に記載の単離タンパク質:
a.配列番号4のVH及び配列番号1のVL;
b.配列番号4のVH及び配列番号2のVL;
c.配列番号4のVH及び配列番号3のVL;
d.配列番号4のVH及び配列番号140のVL;
e.配列番号4のVH及び配列番号160のVL;
f.配列番号5のVH及び配列番号1のVL;
g.配列番号5のVH及び配列番号3のVL;
h.配列番号5のVH及び配列番号140のVL;
i.配列番号5のVH及び配列番号160のVL;
j.配列番号6のVH及び配列番号1のVL;
k.配列番号6のVH及び配列番号2のVL;
l.配列番号6のVH及び配列番号3のVL;
m.配列番号6のVH及び配列番号140のVL;
n.配列番号6のVH及び配列番号160のVL;
o.配列番号139のVH及び配列番号1のVL;
p.配列番号139のVH及び配列番号2のVL;
q.配列番号139のVH及び配列番号3のVL;
r.配列番号139のVH及び配列番号140のVL;
s.配列番号139のVH及び配列番号160のVL;
t.配列番号159のVH及び配列番号1のVL;
u.配列番号159のVH及び配列番号2のVL;
v.配列番号159のVH及び配列番号3のVL;
w.配列番号159のVH及び配列番号140のVL;
x.配列番号159のVH及び配列番号160のVL;
y.配列番号161のVH及び配列番号1のVL;
z.配列番号161のVH及び配列番号2のVL;
aa.配列番号161のVH及び配列番号3のVL;
bb.配列番号161のVH及び配列番号140のVL;又は
cc.配列番号161のVH及び配列番号160のVL。
[23] 以下のHCDR1、HCDR1、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[20]~[22]のいずれか一項に記載の単離タンパク質
a.それぞれ配列番号63、64、66、67、69、及び71;
b.それぞれ配列番号63、65、66、68、70、及び71;
c.それぞれ配列番号63、65、66、67、69、及び71;
d.それぞれ配列番号72、73、66、67、69、及び71;又は
e.それぞれ配列番号72、73、66、68、70、及び71;又は
f.それぞれ配列番号72、73、66、67、69、及び71。
[24] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、scFv、(scFv) 、Fv、Fab、F(ab’) 、Fd、dAb、又はVHHである、上記[21]に記載の単離タンパク質。
[25] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、Fabである、上記[24]に記載の単離タンパク質。
[26] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、VHHである、上記[24]に記載の単離タンパク質。
[27] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、scFVである、上記[24]に記載の単離タンパク質。
[28] 前記scFvが、N末端からC末端に向かって、VH、第1のリンカー(L1)、及びVL(VH-L1-VL)、又はVL、L1、及びVH(VL-L1-VH)を含む、上記[27]に記載の単離タンパク質。
[29] 前記L1が、以下を含む、上記[28]に記載の単離タンパク質
a.約5~50個のアミノ酸、
b.約5~40個のアミノ酸、
c.約10~30個のアミノ酸、
d.又は約10~20個のアミノ酸。
[30] 前記L1が、配列番号7、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、又は108のアミノ酸配列を含む、上記[29]に記載の単離タンパク質。
[31] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、135、136、318、319、320、321、322、又は323のアミノ酸配列を含む、上記[21]~[30]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[32] 単一特異性タンパク質である、上記[1]~[31]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[33] 多重特異性タンパク質である、上記[1]~[31]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[34] 前記多重特異性タンパク質が、二重特異性タンパク質である、上記[33]に記載の単離タンパク質。
[35] 前記多重特異性タンパク質が、三重特異性タンパク質である、上記[33]に記載の単離タンパク質。
[36] リンパ球上の抗原に結合する抗原結合ドメインを含む、上記[34]又は[35]に記載の多重特異性タンパク質。
[37] 前記リンパ球が、T細胞である、上記[36]に記載の多重特異性タンパク質。
[38] 前記T細胞が、CD8 T細胞である、上記[37]に記載の多重特異性タンパク質。
[39] 前記リンパ球が、ナチュラルキラー(NK)細胞である、上記[38]に記載の多重特異性タンパク質。
[40] 前記リンパ球上の抗原が、CD3、CD3イプシロン(CD3ε)、CD8、KI2L4、NKG2E、NKG2D、NKG2F、BTNL3、CD186、BTNL8、PD-1、CD195、又はNKG2Cである、上記[36]のいずれか一項に記載の多重特異性タンパク質。
[41] 前記リンパ球上の抗原が、CD3εである、上記[40]に記載の多重特異性タンパク質。
[42] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[41]に記載の多重特異性タンパク質:
a.配列番号116の重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、配列番号117のHCDR2、配列番号118のHCDR3、配列番号119の軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号120のLCDR2、及び配列番号121のLCDR3;又は
b.配列番号122のVH及び配列番号123のVL。
[43] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号157のVLを含む、上記[41]に記載の多重特異性タンパク質。
[44] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[43]に記載の多重特異性タンパク質:
a.配列番号255の重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258の軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号259のLCDR2、及び配列番号260のLCDR3;又は
b.配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3;又は
c.配列番号248のVH及び配列番号249のVL;又は
d.配列番号248のVH及び配列番号250のVL;又は
e.配列番号248のVH及び配列番号251のVL;又は
f.配列番号248のVH及び配列番号252のVL;又は
g.配列番号248のVH及び配列番号253のVL;又は
h.配列番号248のVH及び配列番号254のVL。
[45] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3を含む、上記[43]に記載の多重特異性タンパク質。
[46] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、配列番号248のVHと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVH及び配列番号251のVLと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVLを含む、上記[43]又は[45]に記載の多重特異性タンパク質。
[47] 前記hK2に結合する結合ドメインが、以下のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[41]~[46]のいずれか一項に記載の多重特異性タンパク質
a.それぞれ配列番号141、142、143、144、145、及び146;
b.それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175;
c.それぞれ配列番号176、177、178、179、180、及び181;
d.それぞれ配列番号170、183、184、185、186、及び187;
e.それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193;
f.それぞれ配列番号206、207、208、182、470、及び209;
g.それぞれ配列番号147、148、143、144、145、及び146;
h.それぞれ配列番号194、195、172、173、174、及び175;
i.それぞれ配列番号196、197、178、179、190、及び181;
j.それぞれ配列番号198、199、184、185、186、及び187;
k.それぞれ配列番号200、201、190、191、192、及び193;
l.それぞれ配列番号216、217、218、182、470、及び209;
m.それぞれ配列番号63、64、66、67、69、及び71;
n.それぞれ配列番号63、65、66、68、70、及び71;
o.それぞれ配列番号72、73、66、67、69、及び71;
p.それぞれ配列番号72、73、66、68、70、及び71;
q.配列番号137のVH及び配列番号138のVL;
r.配列番号162のVH及び配列番号163のVL;
s.配列番号164のVH及び配列番号165のVL;
t.配列番号166のVH及び配列番号167のVL;
u.配列番号168のVH及び配列番号169のVL;
v.配列番号204のVH及び配列番号205のVL;
w.配列番号166のVH及び配列番号444のVL;
x.配列番号4のVH及び配列番号3のVL;
y.配列番号139のVH及び配列番号140のVL;
z.配列番号159のVH及び配列番号140のVL;
aa.配列番号159のVH及び配列番号160のVL;又は
bb.配列番号161のVH及び配列番号160のVL。
[48] 前記hK2に結合する結合ドメインが、それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[47]に記載の多重特異性タンパク質。
[49] 前記CD3に結合する結合ドメインが、以下を含む、上記[41]~[48]のいずれか一項に記載の多重特異性タンパク質
a.配列番号116のHCDR1、配列番号117のHCDR2、配列番号118のHCDR3、配列番号119のLCDR1、配列番号120のLCDR2、及び配列番号121のLCDR3;又は
b.配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号260のLCDR3;又は
c.配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3;又は
d.配列番号248のVH及び配列番号249のVL;又は
e.配列番号248のVH及び配列番号250のVL;又は
f.配列番号248のVH及び配列番号251のVL;又は
g.配列番号248のVH及び配列番号252のVL;又は
h.配列番号248のVH及び配列番号253のVL;又は
i.配列番号248のVH及び配列番号254のVL;又は
j.配列番号122のVH及び配列番号123のVL。
[50] 半減期延長部分にコンジュゲートしている、上記[1]~[49]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[51] 前記半減期延長部分が、免疫グロブリン(Ig)、前記Igの断片、Ig定常領域、前記Ig定常領域の断片、Fc領域、トランスフェリン、アルブミン、アルブミン結合ドメイン、又はポリエチレングリコールである、上記[50]に記載の単離タンパク質。
[52] 前記Ig定常領域の断片が、Fc領域を含む、上記[51]に記載の単離タンパク質。
[53] 前記Ig定常領域の断片が、CH2ドメインを含む、上記[52]に記載の単離タンパク質。
[54] 前記Ig定常領域の断片が、CH3ドメインを含む、上記[52]に記載の単離タンパク質。
[55] 前記Ig定常領域の断片が、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む、上記[52]に記載の単離タンパク質。
[56] 前記Ig定常領域の断片が、ヒンジの少なくとも一部、CH2ドメイン、及びCH3ドメインを含む、上記[55]に記載の単離タンパク質。
[57] 前記Ig定常領域の断片が、ヒンジ、CH2ドメイン、及びCH3ドメインを含む、上記[56]に記載の単離タンパク質。
[58] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片のN末端にコンジュゲートされる、上記[50]~[57]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[59] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片のC末端にコンジュゲートされる、上記[50]~[57]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[60] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、第2のリンカー(L2)を介して前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片にコンジュゲートされる、上記[50]~[57]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[61] 前記L2が、配列番号7、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、又は108のアミノ酸配列を含む、上記[60]に記載の単離タンパク質。
[62] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片が、IgG1、IgG2、IgG3、又はIgG4アイソタイプである、上記[51]~[61]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[63] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片が、IgG1である、上記[62]に記載の単離タンパク質。
[64] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片が、前記タンパク質のFcγ受容体(FcγR)への結合を低減する少なくとも1つの変異を含む、上記[51]~[63]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[65] 前記タンパク質の前記FcγRへの結合を低減する前記少なくとも1つの変異が、F234A/L235A、L234A/L235A、L234A/L235A/D265S、V234A/G237A/P238S/H268A/V309L/A330S/P331S、F234A/L235A、S228P/F234A/L235A、N297A、V234A/G237A、K214T/E233P/L234V/L235A/G236欠失/A327G/P331A/D365E/L358M、H268Q/V309L/A330S/P331S、S267E/L328F、L234F/L235E/D265A、L234A/L235A/G237A/P238S/H268A/A330S/P331S、S228P/F234A/L235A/G237A/P238S、及びS228P/F234A/L235A/G236欠失/G237A/P238Sからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[64]に記載の単離タンパク質。
[66] 前記タンパク質の前記FcγRへの結合を低減する前記変異が、L234A_L235A_D265Sである、上記[65]に記載の単離タンパク質。
[67] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片が、前記タンパク質の前記FcγRへの結合を増強する少なくとも1つの変異を含む、上記[51]~[66]に記載の単離タンパク質。
[68] 前記タンパク質の前記FcγRへの結合を増強する前記少なくとも1つの変異が、S239D/I332E、S298A/E333A/K334A、F243L/R292P/Y300L、F243L/R292P/Y300L/P396L、F243L/R292P/Y300L/V305I/P396L、及びG236A/S239D/I332Eからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[67]に記載の単離タンパク質。
[69] 前記FcγRが、FcγRI、FcγRIIA、FcγRIIB、若しくはFcγRIII、又はこれらの任意の組み合わせである、上記[64]~[68]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[70] 前記Ig定常領域又は前記Ig定常領域の断片が、前記タンパク質の半減期を調節する少なくとも1つの変異を含む、上記[51]~[63]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[71] 前記タンパク質の半減期を調節する少なくとも1つの変異が、H435A、P257I/N434H、D376V/N434H、M252Y/S254T/T256E/H433K/N434F、T308P/N434A、及びH435Rからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[70]に記載の単離タンパク質。
[72] 前記Ig定常領域のCH3ドメインに少なくとも1つの変異を含む、上記[51]~[63]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[73] 前記Ig定常領域の前記CH3ドメインにおける前記少なくとも1つの変異が、T350V、L351Y、F405A、Y407V、T366Y、T366W、F405W、T394W、T394S、Y407T、Y407A、T366S/L368A/Y407V、L351Y/F405A/Y407V、T366I/K392M/T394W、F405A/Y407V、T366L/K392M/T394W、L351Y/Y407A、T366A/K409F、L351Y/Y407A、T366V/K409F、T366A/K409F、T350V/L351Y/F405A/Y407V、及びT350V/T366L/K392L/T394Wからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[72]に記載の単離タンパク質。
[74] 前記Ig定常領域の前記CH3ドメインにおける前記変異が、T350V_T366L_K392L_T394W又はT350V_L351Y_F405A_Y407Vである、上記[73]に記載の単離タンパク質。
[75] 前記IgG定常領域が、配列番号109、110、158、又は378を含む、上記[73]又は[74]に記載の単離タンパク質。
[76] 前記IgG定常領域が、配列番号109又は378を含む、上記[75]に記載の単離タンパク質。
[77] 以下を含む、上記[1]~[18]又は[50]~[76]のいずれか一項に記載の単離タンパク質
a.配列番号210の重鎖(HC)及び配列番号221の軽鎖(LC);
b.配列番号211のHC及び配列番号222のLC;
c.配列番号212のHC及び配列番号223のLC;
d.配列番号213のHC及び配列番号224のLC;又は
e.配列番号219のHC及び配列番号220のLC。
[78] 配列番号354と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるHC及び配列番号221と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるLCを含む、上記[1]~[76]のいずれかに記載の単離タンパク質。
[79] hK2に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、以下を含む、単離タンパク質:
a.それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3;並びに/又は
b.配列番号162のVH及び配列番号163のVL;並びに/又は
c.配列番号210のHC及び配列番号221のLC。
[80] hK2に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、以下を含む、単離タンパク質:
a.それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3;並びに/又は
b.配列番号162のVH及び配列番号163のVL;並びに/又は
c.配列番号354のHC及び配列番号221のLC。
[81] hK2に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、以下を含む、単離タンパク質:
a.それぞれ配列番号176、177、178、179、180、及び181のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3;並びに/又は
b.配列番号164のVH及び配列番号165のVL;並びに/又は
c.配列番号211のHC及び配列番号222のLC。
[82] hK2に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、以下を含む、単離タンパク質:
a.それぞれ配列番号170、183、184、185、186、及び187のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3;並びに/又は
b.配列番号166のVH及び配列番号167のVL;並びに/又は
c.配列番号212のHC及び配列番号223のLC。
[83] hK2に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、以下を含む、単離タンパク質:
a.それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3;並びに/又は
b.配列番号168のVH及び配列番号169のVL;並びに/又は
c.配列番号213のHC及び配列番号224のLC。
[84] hK2に結合する抗原結合ドメインを含む単離タンパク質であって、前記抗原結合ドメインが、以下を含む、単離タンパク質:
a.それぞれ配列番号206、207、208、182、470、及び209のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3;並びに/又は
b.配列番号204のVH及び配列番号205のVL;並びに/又は
c.配列番号219のHC及び配列番号220のLC。
[85] キメラ抗原受容体(CAR)である、上記[79]~[84]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[86] CD3εに結合する抗原結合ドメインを含む多重特異性タンパク質である、上記[79]~[84]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[87] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[86]に記載の多重特異性タンパク質:
a.配列番号116の重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、配列番号117のHCDR2、配列番号118のHCDR3、配列番号119の軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号120のLCDR2、及び配列番号121のLCDR3;又は
b.配列番号122のVH及び配列番号123のVL。
[88] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号157のVLを含む、上記[86]又は[87]に記載の多重特異性タンパク質。
[89] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[86]又は[87]に記載の多重特異性タンパク質:
a.配列番号255の重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258の軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号259のLCDR2、及び配列番号260のLCDR3;又は
b.配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3;又は
c.配列番号248のVH及び配列番号249のVL;又は
d.配列番号248のVH及び配列番号250のVL;又は
e.配列番号248のVH及び配列番号251のVL;又は
f.配列番号248のVH及び配列番号252のVL;又は
g.配列番号248のVH及び配列番号253のVL;又は
h.配列番号248のVH及び配列番号254のVL。
[90] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3を含む、上記[86]に記載の多重特異性タンパク質。
[91] 前記CD3εに結合する抗原結合ドメインが、配列番号248のVHと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVH及び配列番号251のVLと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVLを含む、上記[86]又は[90]に記載の多重特異性タンパク質。
[92] キメラ抗原受容体(CAR)である、上記[1]~[32]のいずれか一項に記載の単離タンパク質。
[93] 前記CARが、以下を含む、上記[92]に記載の単離タンパク質
a.上記[1]~[32]のいずれか一項に記載のhK2に結合する抗原結合ドメインを含む細胞外ドメインと、
b.膜貫通ドメインと、
c.少なくとも1つの共刺激ドメインを任意選択で含む細胞内シグナル伝達ドメイン。
[94] 前記CARが、CD8aヒンジ領域を更に含む、上記[92]又は[93]に記載の単離タンパク質。
[95] 以下である、上記[92]~[94]のいずれか一項に記載の単離タンパク質
a.前記CD8aヒンジ領域が、配列番号25のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む;
b.前記膜貫通ドメインが、配列番号26のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む;並びに/又は
c.前記細胞内シグナル伝達ドメインが、配列番号27のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する共刺激ドメイン及び配列番号28のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する一次シグナル伝達ドメインを含む。
[96] hK2に結合する第1の抗原結合ドメイン及びリンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインを含む、単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[97] 前記リンパ球抗原が、T細胞抗原である、上記[96]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[98] 前記T細胞抗原が、CD8 T細胞抗原である、上記[97]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[99] 前記リンパ球抗原が、NK細胞抗原である、上記[98]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[100] 前記リンパ球抗原が、CD3、CD3イプシロン(CD3ε)、CD8、KI2L4、NKG2E、NKG2D、NKG2F、BTNL3、CD186、BTNL8、PD-1、CD195、又はNKG2Cである、上記[96]~[99]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[101] 前記リンパ球抗原が、CD3εである、上記[100]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[102] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメイン及び/又は前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、scFv、(scFv) 、Fv、Fab、F(ab’) 、Fd、dAb、又はVHHを含む、上記[96]~[100]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[103] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメイン及び/又は前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、Fabを含む、上記[102]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[104] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメイン及び/又は前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、VHHを含む、上記[102]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[105] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメイン及び/又は前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、scFVを含む、上記[102]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[106] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインがFabを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインがscFVを含む、上記[102]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[107] 前記scFvが、N末端からC末端に向かって、VH、第1のリンカー(L1)、及びVL(VH-L1-VL)、又はVL、L1、及びVH(VL-L1-VH)を含む、上記[105]又は[106]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[108] 前記L1が、以下を含む、上記[107]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.約5~50個のアミノ酸、
b.約5~40個のアミノ酸、
c.約10~30個のアミノ酸、又は
d.約10~20個のアミノ酸。
[109] 前記L1が、配列番号7、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、又は108のアミノ酸配列を含む、上記[108]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[110] 前記L1が、配列番号7のアミノ酸配列を含む、上記[109]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[111] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号111、112、113、114、又は115に記載のhK2上のエピトープに特異的に結合する、上記[96]~[110]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[112] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号111及び112に記載のhK2上のエピトープに特異的に結合する、上記[111]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[113] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号111、112、113、114、及び115からなる群から選択される1つ以上のアミノ酸配列を含むhK2の不連続エピトープに特異的に結合する、上記[111]又は[112]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[114] 前記CD3εに結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号341、448、又は449に記載のCD3ε上のエピトープに特異的に結合する、上記[96]~[113]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[115] 前記CD3εに結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号341、448、及び449からなる群から選択される1つ以上のアミノ酸配列を含むCD3ε上の不連続エピトープに特異的に結合する、上記[114]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[116] 前記CD3εに結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号341、448、及び449に記載のCD3ε上のエピトープに特異的に結合する、上記[115]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[117] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号63、72、141、147、170、176、188、194、196、198、200、206、又は216のHCDR1、配列番号64、65、73、142、148、171、177、189、195、197、199、201、207、又は217のHCDR2、配列番号66、143、172、178、184、190、208、又は218のHCDR3、配列番号67、68、144、173、179、182、185、又は191のLCDR1、配列番号69、70、145、174、180、186、192、又は470のLCDR2、及び配列番号71、146、175、181、187、193、又は209のLCDR3を含む、上記[96]~[116]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[118] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、以下のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[117]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.それぞれ配列番号141、142、143、144、145、及び146;
b.それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175;
c.それぞれ配列番号176、177、178、179、180、及び181;
d.それぞれ配列番号170、183、184、185、186、及び187;
e.それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193;
f.それぞれ配列番号206、207、208、182、470、及び209;
g.それぞれ配列番号147、148、143、144、145、及び146;
h.それぞれ配列番号194、195、172、173、174、及び175;
i.それぞれ配列番号196、197、178、179、190、及び181;
j.それぞれ配列番号198、199、184、185、186、及び187;
k.それぞれ配列番号200、201、190、191、192、及び193;又は
l.それぞれ配列番号216、217、218、181、470、及び209。
[119] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[118]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[120] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[118]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質:
a.配列番号137のVH及び配列番号138のVL;
b.配列番号162のVH及び配列番号163のVL;
c.配列番号164のVH及び配列番号165のVL;
d.配列番号166のVH及び配列番号167のVL;
e.配列番号168のVH及び配列番号169のVL;
f.配列番号204のVH及び配列番号205のVL;又は
g.配列番号166のVH及び配列番号444のVL。
[121] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号162のVHと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVH及び配列番号163のVLと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVLを含む、上記[117]~[119]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[122] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号75のVH及び配列番号74のVLを含む、上記[96]~[115]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[123] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号4、5、6、137、139、159、又は161のVH及び配列番号1、2、3、140、又は160のVLを含み、ただし、前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号5のVH及び配列番号2のVLの両方を含むことはない、上記[122]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[124] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[123]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質:
a.配列番号4のVH及び配列番号1のVL;
b.配列番号4のVH及び配列番号2のVL;
c.配列番号4のVH及び配列番号3のVL;
d.配列番号4のVH及び配列番号140のVL;
e.配列番号4のVH及び配列番号160のVL;
f.配列番号5のVH及び配列番号1のVL;
g.配列番号5のVH及び配列番号3のVL;
h.配列番号5のVH及び配列番号140のVL;
i.配列番号5のVH及び配列番号160のVL;
j.配列番号6のVH及び配列番号1のVL;
k.配列番号6のVH及び配列番号2のVL;
l.配列番号6のVH及び配列番号3のVL;
m.配列番号6のVH及び配列番号140のVL;
n.配列番号6のVH及び配列番号160のVL;
o.配列番号139のVH及び配列番号1のVL;
p.配列番号139のVH及び配列番号2のVL;
q.配列番号139のVH及び配列番号3のVL;
r.配列番号139のVH及び配列番号140のVL;
s.配列番号139のVH及び配列番号160のVL;
t.配列番号159のVH及び配列番号1のVL;
u.配列番号159のVH及び配列番号2のVL;
v.配列番号159のVH及び配列番号3のVL;
w.配列番号159のVH及び配列番号140のVL;
x.配列番号159のVH及び配列番号160のVL;
y.配列番号161のVH及び配列番号1のVL;
z.配列番号161のVH及び配列番号2のVL;
aa.配列番号161のVH及び配列番号3のVL;
bb.配列番号161のVH及び配列番号140のVL;又は
cc.配列番号161のVH及び配列番号160のVL。
[125] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、133、134、135、136、308、316、318、319、320、321、322、323、324、325、404、405、406、407、408、又は409のアミノ酸配列を含む、上記[124]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[126] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号404又は405のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[124]に記載の単離タンパク質。
[127] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号255又は116のHCDR1、配列番号256又は117のHCDR2、配列番号257又は118のHCDR3、配列番号258又は119のLCDR1、配列番号259又は120のLCDR2、及び配列番号260、261、又は121のLCDR3を含む、上記[96]~[125]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[128] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3を含む、上記[126]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[129] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号157のVLを含む、上記[126]又は[127]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[130] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[128]又は[129]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号260のLCDR3;
b.配列番号255のHCDR1、配列番号256のHCDR2、配列番号257のHCDR3、配列番号258のLCDR1、配列番号259のLCDR2、及び配列番号261のLCDR3;
c.配列番号248のVH及び配列番号249のVL;
d.配列番号248のVH及び配列番号250のVL;
e.配列番号248のVH及び配列番号251のVL;
f.配列番号248のVH及び配列番号252のVL;
g.配列番号248のVH及び配列番号253のVL;又は
h.配列番号248のVH及び配列番号254のVL。
[131] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号248のVHと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVH及び配列番号251のVLと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVLを含む、上記[129]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[132] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[96]~[126]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.配列番号116のHCDR1、配列番号117のHCDR2、配列番号118のHCDR3、配列番号119のLCDR1、配列番号120のLCDR2、及び配列番号121のLCDR3;又は
b.配列番号122のVH及び配列番号123のVL。
[133] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号328、329、330、331、332、333、334、335、336、又は337のアミノ酸配列を含む、上記[132]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[134] 前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号331のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[96]~[132]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[135] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、第1の免疫グロブリン(Ig)定常領域若しくは第1のIg定常領域の断片にコンジュゲートされる、及び/又は前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、第2の免疫グロブリン(Ig)定常領域若しくは第2のIg定常領域の断片にコンジュゲートされる、上記[96]~[134]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[136] 前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインと前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片との間、及び前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインと前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片との間に、第2のリンカー(L2)を更に含む、上記[135]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[137] 前記L2が、配列番号7、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、又は108のアミノ酸配列を含む、上記[136]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[138] 前記Ig定常領域の断片が、Fc領域を含む、上記[137]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[139] 前記Ig定常領域の断片が、CH2ドメインを含む、上記[138]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[140] 前記Ig定常領域の断片が、CH3ドメインを含む、上記[139]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[141] 前記Ig定常領域の断片が、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む、上記[140]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[142] 前記Ig定常領域の断片が、ヒンジの少なくとも一部、CH2ドメイン、及びCH3ドメインを含む、上記[141]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[143] 前記Ig定常領域の断片が、ヒンジ、CH2ドメイン、及びCH3ドメインを含む、上記[142]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[144] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片、及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片が、IgG1、IgG2、及びIgG3、又はIgG4アイソタイプである、上記[138]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[145] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片が、IgG1である、上記[144]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[146] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片、及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片が、前記多重特異性タンパク質のFcγRへの結合を低減する少なくとも1つの変異を含む、上記[145]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[147] 前記多重特異性タンパク質の前記FcγRへの結合を低減する前記少なくとも1つの変異が、F234A/L235A、L234A/L235A、L234A/L235A/D265S、V234A/G237A/P238S/H268A/V309L/A330S/P331S、F234A/L235A、S228P/F234A/L235A、N297A、V234A/G237A、K214T/E233P/L234V/L235A/G236欠失/A327G/P331A/D365E/L358M、H268Q/V309L/A330S/P331S、S267E/L328F、L234F/L235E/D265A、L234A/L235A/G237A/P238S/H268A/A330S/P331S、S228P/F234A/L235A/G237A/P238S、及びS228P/F234A/L235A/G236欠失/G237A/P238Sからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[146]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[148] 前記多重特異性タンパク質の前記FcγRへの結合を低減する変異が、L234A_L235A_D265Sである、上記[147]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[149] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片、及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片が、前記多重特異性タンパク質のFcγ受容体(FcγR)への結合を増強する少なくとも1つの変異を含む、上記[144]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[150] 前記多重特異性タンパク質の前記FcγRへの結合を増強する前記少なくとも1つの変異が、S239D/I332E、S298A/E333A/K334A、F243L/R292P/Y300L、F243L/R292P/Y300L/P396L、F243L/R292P/Y300L/V305I/P396L、及びG236A/S239D/I332Eからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[149]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[151] 前記FcγRが、FcγRI、FcγRIIA、FcγRIIB、若しくはFcγRIII、又はこれらの任意の組み合わせである、上記[146]~[150]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[152] 前記第1のIg定常領域又は第1のIg定常領域の断片、及び第2のIg定常領域又は第2のIg定常領域の断片が、多重特異性タンパク質の半減期を調節する少なくとも1つの変異を含む、上記[144]に記載の単離多重特異性タンパク質。
[153] 前記多重特異性タンパク質の前記半減期を調節する前記少なくとも1つの変異が、H435A、P257I/N434H、D376V/N434H、M252Y/S254T/T256E/H433K/N434F、T308P/N434A、及びH435Rからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[152]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[154] 前記第1のIg定常領域のCH3ドメイン若しくは前記第1のIg定常領域の断片のCH3ドメインにおける少なくとも1つの変異及び/又は前記第2のIg定常領域のCH3ドメイン若しくは前記第2のIg定常領域の断片のCH3ドメインにおける少なくとも1つの変異を含む、上記[152]又は[153]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[155] 前記第1のIg定常領域のCH3ドメイン若しくは前記第1のIg定常領域の断片のCH3ドメインにおける前記少なくとも1つの変異及び/又は前記第2のIg定常領域のCH3ドメイン若しくは前記第2のIg定常領域の断片のCH3ドメインにおける少なくとも1つの変異が、T350V、L351Y、F405A、Y407V、T366Y、T366W、F405W、T394W、T394S、Y407T、Y407A、T366S/L368A/Y407V、L351Y/F405A/Y407V、T366I/K392M/T394W、F405A/Y407V、T366L/K392M/T394W、L351Y/Y407A、T366A/K409F、L351Y/Y407A、T366V/K409F、T366A/K409F、T350V/L351Y/F405A/Y407V、及びT350V/T366L/K392L/T394Wからなる群から選択され、残基の付番がEUインデックスに従う、上記[154]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[156] 前記第1のIg定常領域のCH3ドメイン若しくは第1のIg定常領域の断片のCH3ドメインにおける前記変異及び前記2のIg定常領域のCH3ドメイン若しくは第2のIg定常領域の断片のCH3ドメインにおける前記変異が、それぞれ、T350V_T366L_K392L_T394W又はT350V_L351Y_F405A_Y407Vである、上記[155]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[157] 前記第1のIg定常領域又は前記第1のIg定常領域の断片及び前記第2のIg定常領域又は前記第2のIg定常領域の断片が、以下の変異を含む、上記[135]~[156]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記第1のIg定常領域におけるL234A_L235A_D265S_T350V_L351Y_F405A_Y407V及び前記第2のIg定常領域におけるL234A_L235A_D265S_T350V_T366L_K392L_T394W;又は
b.前記第1のIg定常領域におけるL234A_L235A_D265S_T350V_T366L_K392L_T394W及び前記第2のIg定常領域におけるL234A_L235A_D265S_T350V_L351Y_F405A_Y407V。
[158] 前記第1のIg定常領域が、配列番号110又は配列番号378を有する、上記[157]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[159] 前記第2のIg定常領域が、配列番号109及び配列番号158を有する、上記[157]又は[158]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[160] 前記第1のIg定常領域が、配列番号378と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含み、前記第2のIg定常領域が、配列番号109と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[135]~[157]のいずれか一項に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[161] 前記単離タンパク質が、配列番号309と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を更に含む、上記[160]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[162] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号63、65、66、67、69、及び71のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、275、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号136のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号251のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号351のHC1、配列番号358のHC2、及び配列番号267のLC2を含む。
[163] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号63、65、66、67、69、及び71のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号116、117、118、119、120、及び121のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号136のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号122のVH及び配列番号123のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号351のHC1、配列番号359のHC2、及び配列番号272のLC2を含む。
[164] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号141、142、143、144、145、及び146のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号134のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号251のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号352のHC1、配列番号358のHC2、及び配列番号267のLC2を含む。
[165] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号141、142、143、144、145、及び146のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号116、117、118、119、120、及び121のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号134のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号122のVH及び配列番号123のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号352のHC1、配列番号359のHC2、及び配列番号272のLC2を含む。
[166] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号325のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号251のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号353のHC1、配列番号358のHC2、及び配列番号267のLC2を含む。
[167] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号162のVH及び配列番号163のVLを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号331のscFVを含む;並びに/又は
c.当該単離多重特異性タンパク質が、配列番号354のHC1、配列番号221のLC1、及び配列番号360のHC2を含む。
[168] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号162のVHと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVH及び配列番号163のVLと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるVLを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号331のscFVと少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるscFVを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号354のHC1と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるHC1、配列番号221のLC1と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるLC1、及び配列番号360のHC2と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるHC2を含む。
[169] 前記単離多重特異性タンパク質が、HC1及びHC2のC末端にリジン(例えば、K477)を含み、前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号361のHC1と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるHC1及び配列番号362のHC2と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるHC2を含む、上記[167]又は[168]に記載の単離抗hK2/抗CD3タンパク質。
[170] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号170、183、184、185、186、及び187のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号166のVH及び配列番号444のVLを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号331のscFVを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号355のHC1、配列番号445のLC1、及び配列番号360のHC2を含む。
[171] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号176、177、178、179、180、及び181のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号164のVH及び配列番号165のVLを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号331のscFVを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号356のHC1、配列番号222のLC1、及び配列番号360のHC2を含む。
[172] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号116、117、118、119、120、及び121のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号325のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号122のVH及び配列番号123のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号353のHC1、配列番号359のHC2、及び配列番号272のLC2を含む。
[173] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号206、207、208、182、470、209のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号116、117、118、119、120、及び121のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号316のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号122のVH及び配列番号123のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号357のHC1、配列番号359のHC2、及び配列番号272のLC2を含む。
[174] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号206、207、208、182、470、209のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、配列番号316のscFVを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の結合ドメインが、配列番号248のVH及び配列番号151のVLを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号357のHC1、配列番号358のHC2、及び配列番号267のLC2を含む。
[175] hK2に結合する第1のドメイン及びCD3に結合する第2のドメインを含み、以下である、単離抗hK2/抗CD3タンパク質
a.前記hK2に結合する第1の結合ドメインが、それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含み、前記リンパ球抗原に結合する第2のドメインが、それぞれ配列番号255、256、257、258、259、及び261のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む;
b.前記hK2に結合する第1の抗原結合ドメインが、配列番号162のVH及び配列番号163のVLを含み、前記リンパ球抗原に結合する第2の抗原結合ドメインが、配列番号331のscFVを含む;並びに/又は
c.前記単離多重特異性タンパク質が、配列番号361のHC1、配列番号221のLC1、及び配列番号362のHC2を含む。
[176] 治療剤又は造影剤にコンジュゲートした上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質を含む、免疫コンジュゲート。
[177] 上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質と、医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
[178] 上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質をコードしている、ポリヌクレオチド。
[179] ポリヌクレオチドであって、
a.上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質をコードしている;及び/又は
b.配列番号225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、263、271、274、282、292、293、294、295、303、304、305、306、312、317、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、450、若しくは451のポリヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
[180] ポリヌクレオチドであって、
a.上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一である単離タンパク質をコードしている;及び/又は
b.配列番号225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、263、271、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、292、293、294、295、296、297、303、304、305、306、312、316、317、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、446、450、若しくは451のポリヌクレオチド配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるポリヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
[181] 上記[179]又は[180]に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
[182] 上記[181]に記載のベクターを含む、宿主細胞。
[183] 上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質を生成する方法であって、前記タンパク質が発現する条件で上記[182]に記載の宿主細胞を培養することと、前記宿主細胞によって生成された前記タンパク質を回収することと、を含む、方法。
[184] 治療剤又は造影剤にコンジュゲートした上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質を含む、免疫コンジュゲート。
[185] 上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質と、医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
[186] ポリヌクレオチドであって、
a.上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の二重特異性タンパク質をコードしている;及び/又は
b.配列番号225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、263、271、274、282、292、293、294、295、303、304、305、306、312、316、317、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、450、若しくは451のポリヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
[187] ポリヌクレオチドであって、
a.上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離タンパク質と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一である単離タンパク質をコードしている;及び/又は
b.配列番号225、226、227、228、229、230、231、232、233、234、235、236、237、238、239、240、241、242、243、244、245、246、247、263、271、273、274、275、276、277、278、279、280、281、282、283、292、293、294、295、296、297、303、304、305、306、312、316、317、363、364、365、366、367、368、369、370、371、372、373、374、446、450、若しくは451のポリヌクレオチド配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるポリヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
[188] 上記[186]又は[187]に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
[189] 上記[188]に記載のベクターを含む、宿主細胞。
[190] 上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質を生成する方法であって、前記多重特異性タンパク質が発現する条件で上記[189]に記載の宿主細胞を培養することと、前記宿主細胞によって生成された前記多重特異性タンパク質を回収することと、を含む、方法。
[191] 対象におけるhK2発現癌を治療する方法であって、治療有効量の上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質、上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質、上記[176]若しくは[184]に記載の免疫コンジュゲート、又は上記[177]若しくは[185]に記載の医薬組成物を、前記hK2発現癌を治療するのに十分な時間にわたって、前記対象に投与することを含む、方法。
[192] 対象におけるhK2発現腫瘍細胞の量を低減する方法であって、上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質、上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質、上記[176]若しくは184]に記載の免疫コンジュゲート、又は上記[177]若しくは[185]に記載の医薬組成物を、前記hK2発現腫瘍細胞の量を低減するのに十分な時間にわたって、前記対象に投与することを含む、方法。
[193] 対象におけるhK2発現癌の定着を予防する方法であって、上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質、上記[95]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質、上記[176]若しくは[184]に記載の免疫コンジュゲート、又は上記[177]若しくは[185]に記載の医薬組成物を前記対象に投与して、前記対象における前記hK2発現癌の定着を予防することを含む、方法。
[194] hK2発現癌を発症するリスクを有する対象における非癌性状態を治療する方法であって、上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質、上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離多重特異性タンパク質、上記[176]若しくは[184]に記載の免疫コンジュゲート、又は上記[177]若しくは[185]に記載の医薬組成物を前記対象に投与して、前記非癌性状態を治療することを含む、方法。
[195] 前記hK2発現癌が、前立腺癌又は乳癌である、上記[191]~[194]のいずれか一項に記載の方法。
[196] 前記前立腺癌が、再発性、難治性、悪性、若しくは去勢抵抗性の前立腺癌、又はこれらの任意の組み合わせである、上記[195]に記載の方法。
[197] 前記乳癌が、アンドロゲン受容体(AR)陽性乳癌、再発性、難治性、若しくは悪性の乳癌、又はこれらの任意の組み合わせである、上記[195]に記載の方法。
[198] 前記非癌性状態が、前立腺肥大、良性前立腺過形成(BPH)、又は診断された前立腺癌の非存在下において高い前立腺特異的抗原(PSA)レベルを有する状態である、上記[195]に記載の方法。
[199] 前記単離タンパク質又は前記単離多重特異性タンパク質が、第2の治療剤と組み合わせて投与される、上記[191]~[198]のいずれか一項に記載の方法。
[200] 前記第2の治療剤が、手術、化学療法、アンドロゲン枯渇療法、若しくは放射線、又はこれらの任意の組み合わせである、上記[199]に記載の方法。
[201] 対象における前立腺癌又は乳癌の存在を検出する方法であって、上記[176]又は[184]に記載の免疫コンジュゲートを、前立腺癌又は乳癌を有する疑いがある対象に投与することと、前記免疫コンジュゲートが結合している生物学的構造を可視化し、それによって前立腺癌又は乳癌の存在を検出することと、を含む、方法。
[202] 上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質、上記[96]~[175]のいずれか一項に記載の単離二重特異性タンパク質、上記[176]若しくは[184]に記載の免疫コンジュゲート、又は上記[177]若しくは[185]に記載の医薬組成物を含むキット。
[203] 上記[1]~[95]のいずれか一項に記載の単離タンパク質に結合する、抗イディオタイプ抗体。
[204] 以下を含む、キメラ抗原受容体(CAR):
a.hK2に結合する抗原結合ドメインを含む細胞外ドメインと、
b.膜貫通ドメインと、
c.少なくとも1つの共刺激ドメインを任意選択で含む細胞内シグナル伝達ドメイン。
[205] CD8aヒンジ領域を更に含む、上記[204]に記載のCAR。
[206] 以下である、上記[204]又は[205]に記載のCAR
a.前記膜貫通ドメインが、CD8a膜貫通領域(CD8A-TM)ポリペプチドを含み;
b.前記細胞内シグナル伝達ドメインが、TNF受容体スーパーファミリーメンバー9(CD137)成分を含む共刺激ドメイン及びT細胞表面糖タンパク質CD3ゼータ鎖(CD3z)成分を含む一次シグナル伝達ドメインを含む。
[207] 以下である、上記[204]又は[206]に記載のCAR
a.前記CD8aヒンジ領域が、配列番号25のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む;
b.前記膜貫通ドメインが、配列番号26のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む;並びに/又は
c.前記細胞内シグナル伝達ドメインが、配列番号27のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する共刺激ドメイン及び配列番号28のアミノ酸配列と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を有する一次シグナル伝達ドメインを含む。
[208] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号63、72、141、147、170、176、188、194、196、198、200、206、又は216のHCDR1、配列番号64、65、73、142、148、171、177、183、189、195、197、199、201、207、又は217のHCDR2、配列番号66、143、172、178、184、190、208、又は218のHCDR3、配列番号67、68、144、173、179、182、185、又は191のLCDR1、配列番号69、70、145、174、180、186、192、又は470のLCDR2、及び配列番号71、146、175、181、187、193、又は209のLCDR3を含む、上記[204]~[207]のいずれか一項に記載のCAR。
[209] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、以下のHCDR1、HCDR2、HCDR3、LCDR1、LCDR2、及びLCDR3を含む、上記[204]~[208]のいずれか一項に記載のCAR
a.それぞれ配列番号63、64、66、67、69、及び71;
b.それぞれ配列番号63、65、66、67、69、及び71;
c.それぞれ配列番号63、65、66、68、70、及び71;
d.それぞれ配列番号141、142、143、144、145、及び146;
e.それぞれ配列番号170、171、172、173、174、及び175;
f.それぞれ配列番号176、177、178、179、180、及び181;
g.それぞれ配列番号170、183、184、185、186、及び187;
h.それぞれ配列番号188、189、190、191、192、及び193;
i.それぞれ配列番号206、207、208、182、470、又は209;
j.それぞれ配列番号72、73、66、67、69、及び71;
k.それぞれ配列番号72、73、66、68、70、及び71;
l.それぞれ配列番号147、148、143、144、145、及び146;
m.それぞれ配列番号194、195、172、173、174、及び175;
n.それぞれ配列番号196、197、178、179、180、及び181;
o.それぞれ配列番号198、199、184、185、186、及び187;
p.それぞれ配列番号200、201、190、191、192、及び193;又は
q.それぞれ配列番号216、217、218、182、470、及び209。
[210] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号163のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3、並びに配列番号162のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3を含む、上記[204]~[209]のいずれか一項に記載のCAR。
[211] 上記[204]~[209]のいずれか一項に記載のCARであって、前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号138のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3、並びに配列番号137のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3を含む;又は配列番号140のVLのLCDR1、LCDR2、及びLCDR3、並びに配列番号139のVHのHCDR1、HCDR2、及びHCDR3を含む、CAR。
[212] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[204]~[211]のいずれか一項に記載のCAR
a.配列番号137のVH及び配列番号138のVL;
b.配列番号162のVH及び配列番号163のVL;
c.配列番号164のVH及び配列番号165のVL;
d.配列番号166のVH及び配列番号167のVL;
e.配列番号168のVH及び配列番号169のVL;
f.配列番号204のVH及び配列番号205のVL;又は
g.配列番号166のVH及び配列番号444のVL。
[213] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号75のVH及び配列番号74のVLを含む、上記[204]~[212]のいずれか一項に記載のCAR。
[214] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号138又は配列番号140のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含むVL及び配列番号137又は配列番号139のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含むVHを含む、上記[204]~[211]のいずれか一項に記載のCAR。
[215] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、配列番号1、2、3、140、若しくは160のVL及び/又は配列番号4、5、6、139、159、若しくは161のVHを含む、上記[213]に記載のCAR。
[216] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、以下を含む、上記[215]に記載のCAR:
a.配列番号4のVH及び配列番号1のVL;
b.配列番号4のVH及び配列番号2のVL;
c.配列番号4のVH及び配列番号3のVL;
d.配列番号4のVH及び配列番号140のVL;
e.配列番号4のVH及び配列番号160のVL;
f.配列番号5のVH及び配列番号1のVL;
g.配列番号5のVH及び配列番号3のVL;
h.配列番号5のVH及び配列番号140のVL;
i.配列番号5のVH及び配列番号160のVL;
j.配列番号6のVH及び配列番号1のVL;
k.配列番号6のVH及び配列番号2のVL;
l.配列番号6のVH及び配列番号3のVL;
m.配列番号6のVH及び配列番号140のVL;
n.配列番号6のVH及び配列番号160のVL;
o.配列番号139のVH及び配列番号1のVL;
p.配列番号139のVH及び配列番号2のVL;
q.配列番号139のVH及び配列番号3のVL;
r.配列番号139のVH及び配列番号140のVL;
s.配列番号139のVH及び配列番号160のVL;
t.配列番号159のVH及び配列番号1のVL;
u.配列番号159のVH及び配列番号2のVL;
v.配列番号159のVH及び配列番号3のVL;
w.配列番号159のVH及び配列番号140のVL;
x.配列番号159のVH及び配列番号160のVL;
y.配列番号161のVH及び配列番号1のVL;
z.配列番号159のVH及び配列番号2のVL;
aa.配列番号161のVH及び配列番号3のVL;
bb.配列番号161のVH及び配列番号140のVL;又は
cc.配列番号161のVH及び配列番号160のVL。
[217] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインが、scFVである、上記[204]~[216]のいずれか一項に記載のCAR。
[218] 前記scFvが、VLとVHとの間に第1のリンカー(L1)を含む、上記[217]に記載のCAR。
[219] 前記L1が、配列番号7のアミノ酸配列を含む、上記[218]に記載のCAR。
[220] 前記scFVが、配列番号8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、133、134、135、136、308、316、318、319、320、321、322、323、324、325、404、405、406、407、408、又は409のアミノ酸配列を含む、上記[219]に記載のCAR。
[221] 前記scFVが、配列番号404又は配列番号405のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[219]に記載のCAR。
[222] 前記scFvが、配列番号133、配列番号134、配列番号135、又は配列番号136のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[219]に記載のCAR。
[223] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインを含む前記細胞外ドメインが、シグナルポリペプチドを更に含む、上記[217]~[222]のいずれか一項に記載のCAR。
[224] 前記シグナルポリペプチドが、配列番号24のアミノ酸配列を含む、上記[223]に記載のCAR。
[225] 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、TNF受容体スーパーファミリーメンバー9(CD137)成分、T細胞表面糖タンパク質CD3ゼータ鎖(CD3z)成分、表面抗原分類(CD27)成分、表面抗原分類スーパーファミリーメンバー成分、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるポリペプチド成分を含む、上記[204]~[224]のいずれか一項に記載のCAR。
[226] 前記CD137成分が、配列番号27のアミノ酸配列を含む、上記[204]~[225]のいずれか一項に記載のCAR。
[227] 前記CD3z成分が、配列番号28のアミノ酸配列を含む、上記[204]~[226]のいずれか一項に記載のCAR。
[228] 前記細胞内シグナル伝達ドメインが、配列番号45のアミノ酸配列を含む、上記[204]~[227]のいずれか一項に記載のCAR。
[229] 前記CD8a-TMポリペプチドが、配列番号26のアミノ酸配列を含む、上記[204]~[228]のいずれか一項に記載のCAR。
[230] 前記CD8aヒンジ領域が、配列番号25のアミノ酸配列を含む、上記[204]~[229]のいずれか一項に記載のCAR。
[231] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインを含む前記細胞外ドメインが、配列番号29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、149、150、151、152、410、411、412、413、414、415、416、417、418、419、420、421、422、423、424、又は425のアミノ酸配列を含む、上記[223]~[230]のいずれか一項に記載のCAR。
[232] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインを含む前記細胞外ドメインが、配列番号416又は配列番号417のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[223]~[230]のいずれかに記載のCAR。
[233] 前記hK2に結合する抗原結合ドメインを含む前記細胞外ドメインが、配列番号149、配列番号150、配列番号151、又は配列番号152のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[223]~[230]のいずれかに記載のCAR。
[234] 配列番号46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、153、154、155、156、426、427、428、429、430、431、432、433、434、435、435、436、437、438、439、440、又は441のアミノ酸配列を含む、上記[204]~[233]のいずれか一項に記載のCAR。
[235] 配列番号432又は配列番号433のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[204]~[233]のいずれか一項に記載のCAR。
[236] 配列番号153、配列番号154、配列番号155、又は配列番号156のアミノ酸配列と少なくとも80%(例えば、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、又は100%)同一であるアミノ酸配列を含む、上記[204]~[233]のいずれか一項に記載のCAR。
[237] 上記[204]~[236]のいずれか一項に記載のCARを発現する、単離リンパ球。
[238] 前記リンパ球が、Tリンパ球である、上記[237]に記載の単離リンパ球。
[239] 前記リンパ球が、ナチュラルキラー(NK)細胞である、上記[238]に記載の単離リンパ球。
[240] 上記[204]~[236]のいずれか一項に記載のCARをコードしている、単離ポリヌクレオチド。
[241] 上記[240]に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
[242] 上記[240]に記載のポリヌクレオチド又は上記[241]に記載のベクターを含む、宿主細胞。
[243] 上記[237]~[239]のいずれか一項に記載のリンパ球と、医薬的に許容される賦形剤とを含む、医薬組成物。
[244] hK2発現癌を有する対象を治療する方法であって、治療有効量の上記[237]~[239]のいずれか一項に記載のリンパ球を、それを必要としている対象に投与し、それによって、前記リンパ球が、前記対象における前記hK2発現癌の殺傷を媒介することを含む、方法。
[245] 前記hK2発現癌が、前立腺癌又は乳癌である、上記[244]に記載の方法。
[246] 前記hK2発現癌が、前立腺癌である、上記[245]に記載の方法。
[247] 癌細胞の標的化殺傷の方法であって、前記癌細胞を、上記[244]~[246]のいずれか一項に記載のリンパ球と接触させ、それによって、前記リンパ球が前記癌細胞の標的化殺傷を誘導することを含む、方法。
[248] 前記癌細胞が、前立腺癌細胞又は乳癌細胞である、上記[247]に記載の方法。
[249] 前記癌細胞が、前立腺癌細胞である、上記[248]に記載の方法。
[250] 対象における癌の存在を検出する方法であって、
a.前記対象から得られた細胞サンプルを上記[204]~[236]のいずれか一項に記載のCARと接触させ、それによって、CAR-細胞複合体を形成することと、
b.前記CAR-細胞複合体を検出することと、ここで、前記CAR-細胞複合体の検出が、前記対象における前記癌の存在を示す、
を含む、方法。

Claims (1)

  1. 明細書に記載の発明。
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