JPWO2020245969A1 - エレベーター装置 - Google Patents

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Abstract

エレベーター装置は、例えばマイクロホン(11)、記憶部(20)、記憶部(21)、判定部(24)、記憶部(22)、及び保存部(26)を備える。記憶部(21)は、走行条件を記憶する。判定部(24)は、記憶部(20)に記憶された状態情報に基づいて、かご(1)の走行が走行条件を満たすか否かを判定する。保存部(26)は、記憶部(20)に記憶された情報のうち、走行条件を満たすと判定部(24)が判定した走行の状態を表す状態情報と音情報とを記憶部(22)に保存する。

Description

この発明は、エレベーター装置に関する。
特許文献1に、エレベーター装置が記載されている。特許文献1に記載されたエレベーター装置は、かごにマイクロホンが備えられる。マイクロホンが取得した信号の振幅が閾値を超えると、異常が検出される。
日本特開平7−228443号公報
エレベーターの利用者は、かごに乗っている時に聞き慣れない音を聞くと、その音が小さな音でも不快に感じることがある。また、かご内の利用者は、小さな音が発生した場合でも、その音が何らかの異常によって発生したと感じることがある。かかる場合、保守会社への通報が行われる。
利用者が聞いた音の発生原因を特定するためには、その音が発生した時の状態を表す様々な情報を解析する必要がある。しかし、利用者が聞いた音は、一定の条件が揃わなければ発生しない場合がある。このため、利用者が聞いた音を保守員が再現できず、必要な情報を収集できないことがあった。このような問題は、振動に関しても同様に発生し得る。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、音或いは振動の発生原因を特定するために有用な情報を収集することができるエレベーター装置を提供することである。
この発明に係るエレベーター装置は、エレベーターのかごに備えられたマイクロホンと、マイクロホンが取得した音情報を、かごの走行の状態を表す状態情報に紐付けて記憶する第1記憶手段と、かごの走行条件が記憶された第2記憶手段と、第1記憶手段に記憶された状態情報に基づいて、かごの走行が走行条件を満たすか否かを判定する判定手段と、第3記憶手段と、第1記憶手段に記憶された情報のうち、走行条件を満たすと判定手段が判定した走行の状態を表す状態情報とその状態情報に紐付けて記憶された音情報とを第3記憶手段に保存する保存手段と、を備える。
この発明に係るエレベーター装置は、エレベーターのかごに備えられた振動センサと、振動センサが取得した振動情報を、かごの走行の状態を表す状態情報に紐付けて記憶する第1記憶手段と、かごの走行条件が記憶された第2記憶手段と、第1記憶手段に記憶された状態情報に基づいて、かごの走行が走行条件を満たすか否かを判定する判定手段と、第3記憶手段と、第1記憶手段に記憶された情報のうち、走行条件を満たすと判定手段が判定した走行の状態を表す状態情報とその状態情報に紐付けて記憶された振動情報とを第3記憶手段に保存する保存手段と、を備える。
この発明によれば、音或いは振動の発生原因を特定するために有用な情報を収集することができる。
実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。 エレベーター装置が有する機能を説明するための図である。 制御装置の動作例を示すフローチャートである。 制御装置の他の動作例を示すフローチャートである。 携帯端末の動作例を示すフローチャートである。 期間設定部の機能を説明するための図である。 携帯端末の他の動作例を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア資源の例を示す図である。 制御装置のハードウェア資源の他の例を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるエレベーター装置の例を示す図である。エレベーター装置は、例えばかご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。つり合いおもり2は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。かご1は、駆動綱車6の回転に応じて移動する。即ち、かご1は、巻上機5によって駆動される。巻上機5は、制御装置7によって制御される。図1は、昇降路3の上方の機械室8に巻上機5及び制御装置7が設置される例を示す。巻上機5及び制御装置7は、昇降路3に設置されても良い。巻上機5が昇降路3に設置される場合、巻上機5は、昇降路3の頂部に設置されても良いし、昇降路3のピットに設置されても良い。
図1は、巻上機5に温度計9が設けられた例を示す。温度計9は、巻上機5の温度を計測する。温度計9が計測した温度の情報は、制御装置7に入力される。温度計9は、湿度を計測する機能を有しても良い。即ち、エレベーター装置は、温湿度計を備えても良い。
かご1は、操作盤10、マイクロホン11、振動センサ12、及びカメラ13を備える。操作盤10は、かご1に乗っている人が情報を入力するための装置である。例えば、操作盤10に、行先ボタン、開ボタン、及び閉ボタンが備えられる。操作盤10から入力された情報は、制御装置7に入力される。制御装置7では、操作盤10から入力された情報に基づいて呼びが登録される。
マイクロホン11は、操作盤10に備えられたインターホンの一部でも良い。マイクロホン11が取得した音情報は、制御装置7に入力される。振動センサ12は、振動を検出する。振動センサ12が取得した振動情報は、制御装置7に入力される。カメラ13は、かご1の内部を撮影する。カメラ13が撮影した映像の情報は、制御装置7に入力される。かご1は、マイクロホン11又は振動センサ12の一方のみを備えても良い。
かご1は、ドア14、及び電動機15を更に備える。かご1に形成された出入口は、ドア14によって開閉される。ドア14は、電動機15によって駆動される。電動機15は、制御装置7によって制御される。また、かご1が停止する乗場16に、ドア17が設けられる。乗場16にドア17を駆動するための装置は設けられていない。かご1がある乗場16に停止すると、ドア14がドア17に対向する。ドア17の駆動は、ドア14を介して電動機15によって行われる。
かご1は、秤装置18を更に備える。秤装置18は、かご1の負荷を検出する。秤装置18が検出した負荷の情報は、制御装置7に入力される。秤装置18は、かご1の負荷を検出する手段の一例である。他の例として、主ロープ4の端部に同様の検出手段が設けられても良い。
携帯端末19は、エレベーターの保守員が所持する端末である。携帯端末19は、有線或いは無線によって制御装置7に接続される。携帯端末19は、例えばスマートホンである。携帯端末19は、PC型の端末でも良い。携帯端末19は、エレベーター装置の保守に用いられる専用の端末でも良い。
図2は、エレベーター装置が有する機能を説明するための図である。制御装置7は、例えば記憶部20、記憶部21、記憶部22、走行制御部23、判定部24、期間設定部25、及び保存部26を備える。
記憶部20に、マイクロホン11が取得した音情報が記憶される。記憶部20に、かご1の走行の状態を表す情報が記憶される。以下においては、かご1の走行の状態を表す情報のことを「状態情報」ともいう。本実施の形態において、「かご1の走行」には、利用者をかご1で運ぶために必要な動作が含まれる。このため、「かご1の走行」には、乗場16で行われるドア14の開閉動作も含まれる。一例として、状態情報に、かご1の出発階を示す情報、かご1の到着階を示す情報、及び秤装置18が検出した負荷を示す情報が含まれる。他の例として、状態情報に、かご1の速度を示す情報、及びかご1の位置を示す情報が含まれる。マイクロホン11が取得した音情報は、同時刻に取得された状態情報に紐付けて記憶部20に記憶される。
音情報と状態情報の記憶部20への記憶は、常に行われても良い。記憶部20がリングバッファであれば、特定の時刻に取得された音情報及び状態情報は、その後、記憶部20に一定期間だけ記憶される。音情報と状態情報の記憶部20への記憶は、かご1の走行時のみ行われても良い。
記憶部21に、かご1の走行条件が記憶される。記憶部21に記憶された走行条件は、記憶部20に記憶された情報の一部を記憶部22に移動或いは複写するために利用される。走行条件は、予め設定される。
以下に、図3から図7も参照し、エレベーター装置が有する機能について詳しく説明する。図3は、制御装置7の動作例を示すフローチャートである。
走行制御部23は、かご1の走行を制御する(S101)。例えば、走行制御部23は、利用者が待つ出発階の乗場16にかご1を停止させる。出発階は、乗場ボタン(図示せず)が押された乗場16が存在する階である。走行制御部23は、出発階においてドア14を開閉させる。出発階でドア14を閉めると、走行制御部23は、かご1を到着階に移動させる。到着階は、利用者の目的階と同義である。走行制御部23は、到着階においてドア14を開閉させる。
少なくともかご1の走行が行われている間、マイクロホン11が取得した音情報が状態情報に紐付けて記憶部20に記憶される(S102)。上述したように、音情報と状態情報とは、かご1の走行が行われているか否かに関わらず記憶部20に常に記憶されても良い。
図4は、制御装置7の他の動作例を示すフローチャートである。図4に示す動作フローは、図3に示す動作フローと並行して実施される。制御装置7では、かご1の走行条件が設定されているか否かが判定される(S201)。記憶部21に走行条件が記憶されていれば、S201でYesと判定される。記憶部21に走行条件が記憶されていなければ、S201でNoと判定される。
例えば、エレベーター装置が建物に据え付けられた直後は、記憶部21に走行条件は記憶されていない。利用者がかご1で移動している時に、聞き慣れない音を聞いた例を考える。利用者が聞いた音が、異常と判定されるような大きな音でなければ、エレベーター装置に異常ログは残らない。このような場合に、利用者からの通報を受けた保守員は、携帯端末19から条件を入力し、入力した条件をかご1の走行条件として記憶部22に記憶させる。以下に、携帯端末19からかご1の走行条件を設定する例について説明する。
図2に示すように、携帯端末19は、表示器30、入力装置31、条件設定部32、及び表示制御部33を備える。入力装置31は、保守員が情報を入力するための装置である。携帯端末19は、タッチパネル方式の入力装置31を備えても良い。携帯端末19は、入力装置31としてキーボード及びマウスを備えても良い。
図5は、携帯端末19の動作例を示すフローチャートである。例えば、入力装置31に対して特定の操作が行われると、表示制御部33は、条件を設定するための設定画面を表示器30にする(S301)。条件設定部32は、表示器30の設定画面から条件が入力されたか否かを判定する(S302)。
保守員は、入力装置31を操作し、設定画面から条件を入力する。例えば、保守員は、かご1の出発階を入力する。保守員は、かご1の到着階を入力する。保守員は、かご1の負荷の範囲を入力する。かご1の負荷の範囲として、下限値のみが入力されても良い。例えば、かご1の負荷の範囲として、「60kg以上」が入力される。保守員が入力完了ボタン(図示せず)を押すと、S302でYesと判定される。S302でYesと判定されると、条件設定部32は、入力装置31から入力された条件を制御装置7に送信する(S303)。
制御装置7では、入力装置31から入力された条件が走行条件として記憶部21に記憶される。以下においては、走行条件として、かご1の出発階、かご1の到着階、及びかご1の負荷の範囲が設定されている例について説明する。
S201でYesと判定されると、判定部24は、記憶部20に記憶された状態情報に基づいて、現在のかご1の走行が走行条件を満たすか否かを判定する。例えば、判定部24は、現在階、即ちかご1が現在いる階が、走行条件として設定された出発階と一致するか否かを判定する(S202)。S202でYesと判定されると、判定部24は、秤装置18が検出したかご1の負荷が、走行条件として設定された負荷の範囲に入っているか否かを判定する。走行条件として負荷の下限値のみが設定されているのであれば、判定部24は、秤装置18が検出したかご1の負荷が下限値より大きいか否かを判定する(S203)。
本実施の形態に示す例では、走行条件に初期条件が含まれる。初期条件は、かご1が移動を開始する前に現在のかご1の走行が満たしていると判定することが可能な条件である。S202及びS203の判定は、初期条件に関する判定である。即ち、判定部24は、S202及びS203において、かご1が移動を開始する前にかご1の走行が初期条件を満たしているか否かを判定する。初期条件が満たされていれば、S203でYesと判定される。
期間設定部25は、どの期間に取得された情報を記憶部22に保存するのかを設定する。以下においては、上記期間のことを保存対象期間という。即ち、期間設定部25は、保存対象期間を設定する。図6は、期間設定部25の機能を説明するための図である。図6は、記憶部20に記憶された情報の例を示す。期間設定部25は、S203でYesと判定されると、初期条件が満たされたことを示すトリガー0を設定する(S204)。次に、期間設定部25は、保存対象期間の始まりとなるトリガー1を設定する(S205)。図6は、かご1が行った前回の走行を表す状態情報が保存対象期間に含まれるようにトリガー1を設定する例を示す。
次に、判定部24は、かご1が移動を開始したか否かを判定する(S206)。S206でYesと判定されると、判定部24は、かご1が停止したか否かを判定する(S207)。S207でYesと判定されると、判定部24は、かご1が現在いる階が、走行条件として設定された到着階と一致するか否かを判定する(S208)。S208でNoと判定されると、期間設定部25は、S204で設定したトリガー0とS205で設定したトリガー1とを破棄する(S209)。
S208でYesと判定されると、走行条件が成立する。期間設定部25は、S208でYesと判定されると、保存対象期間の終わりとなるトリガー2を設定する(S210)。S205で設定されたトリガー1からS210で設定されたトリガー2までの期間が保存対象期間である。保存部26は、記憶部20に記憶された情報のうち保存対象期間に取得された状態情報と音情報とを記憶部22に保存する(S211)。その後、期間設定部25は、S204で設定したトリガー0とS205で設定したトリガー1とS210で設定したトリガー2を破棄する(S212)。
エレベーターの保守員は、記憶部22に保存された情報を携帯端末19で確認することができる。図7は、携帯端末19の他の動作例を示すフローチャートである。入力装置31に対して特定の操作が行われると、表示制御部33は、記憶部22に記憶された情報を制御装置7から取得する(S401)。表示制御部33は、記憶部22に記憶された状態情報と音情報とを表示器30に表示する(S402)。
本実施の形態に示す例では、記憶部20に記憶された情報のうち、走行条件を満たすと判定された走行の状態を表す状態情報とその状態情報に紐付けられた音情報とが記憶部22に保存される。走行条件は、利用者が異音を聞いた時の走行に合わせて設定されるため、記憶部22に保存された情報からその音の発生原因を特定できる可能性が高い。即ち、本実施の形態に示す例であれば、利用者が聞いた音の発生原因を特定するために有用な情報を収集することができる。
本実施の形態では、かご1が行った前回の走行を表す状態情報が保存対象期間に含まれるようにトリガー1を設定する例について説明した。この例であれば、かご1がどの方向から出発階に来たのかを特定することができる。これに対し、期間設定部25は、かご1が行った前回の走行を表す状態情報が保存対象期間に含まれないようにトリガー1を設定しても良い。例えば、期間設定部25は、かご1の今回の走行を表す状態情報のみが保存対象期間に含まれるようにトリガー1を設定しても良い。
本実施の形態では、記憶部22に音情報と状態情報とを保存する例について説明した。これは一例である。利用者は、かご1に乗っている時に普段感じないような振動を感じた場合にも、その振動が何らかの異常によって発生したと感じることがある。このため、振動センサ12が取得した振動情報に関しても、上記例と同様に記憶部22に保存しても良い。
かかる場合、記憶部20に、振動センサ12が取得した振動情報が記憶される。振動センサ12が取得した振動情報は、同時刻に取得された状態情報に紐付けて記憶部20に記憶される。そして、S210でトリガー2が設定されると、保存部26は、記憶部20に記憶された情報のうち保存対象期間に取得された状態情報と振動情報とを記憶部22に保存する(S211)。S211において、保存対象期間に取得された状態情報、音情報、及び振動情報を記憶部22に保存しても良い。
以下に、本エレベーター装置が採用可能な他の機能について説明する。エレベーター装置は、以下に示す複数の機能を組み合わせて採用しても良い。
例えば、記憶部20に記憶する状態情報に、温度計9が計測した温度を示す情報が含まれても良い。かかる場合、走行条件として、巻上機5の温度の範囲が設定されても良い。なお、温度計9は、制御装置7の温度を計測しても良い。かかる場合、走行条件として、例えば制御装置7の温度の範囲が設定される。温度計9は、昇降路3の温度を計測しても良い。かかる場合、走行条件として、例えば昇降路3の温度の範囲が設定される。温度計9が湿度を計測する機能を有している場合は、状態情報に湿度を示す情報が含まれても良い。かかる場合は、走行条件として、湿度の範囲が設定される。例えば、異音の発生及び振動の発生は、季節或いはビルの空調に影響を受けることがある。この例であれば、利用者が異音を聞いた時の走行により近い走行の状態を表す情報を、記憶部22に保存することができる。
他の例として、制御装置7は、検出部27を更に備えても良い。検出部27は、記憶部20に記憶された状態情報に基づいて、特定の期間にかご1が起動した回数を検出する。上記特定の期間は、予め設定される。なお、かご1の起動回数は、かご1が走行を行った回数と同義である。かかる場合、走行条件として、上記特定の期間にかご1が起動した回数の範囲が設定される。かご1が起動した回数の範囲は、上限値のみが設定されても良い。異音の発生及び振動の発生は、かご1の起動回数に影響を受けることがある。例えば、かご1の起動回数が極端に少ない場合は、潤滑油の粘度が大きくなり、異音が発生することがある。この例であれば、利用者が異音を聞いた時の走行により近い走行の状態を表す情報を、記憶部22に保存することができる。
他の例として、制御装置7は、分布算出部28を更に備えても良い。分布算出部28は、カメラ13が撮影した映像からかご1の負荷の分布を算出する。分布算出部28が算出した分布を示す情報は、記憶部20に状態情報の一部として記憶される。かかる場合、走行条件として、かご1の負荷の分布の範囲が設定される。かご1の負荷の分布の範囲は、例えば負荷の偏りを示す値の下限値のみが設定されても良い。異音の発生及び振動の発生は、かご1の負荷の分布に影響を受けることがある。例えば、かご1の負荷が極端に偏った場合に、異音が発生することがある。この例であれば、利用者が異音を聞いた時の走行により近い走行の状態を表す情報を、記憶部22に保存することができる。
他の例として、制御装置7は、距離算出部29を更に備えても良い。距離算出部29は、かご1と隣接かごとの距離を算出する。隣接かごは、昇降路3に隣接する昇降路を移動するかごである。距離算出部29が算出した距離を示す情報は、記憶部20に状態情報の一部として記憶される。かかる場合、走行条件として、かご1と隣接かごとの距離の範囲が設定される。かご1と隣接かごとの距離の範囲は、下限値のみが設定されても良い。異音の発生及び振動の発生は、かご1と隣接かごとの距離に影響を受けることがある。例えば、かご1が隣接かごとすれ違う時の風圧によって、異音が発生することがある。この例であれば、利用者が異音を聞いた時の走行により近い走行の状態を表す情報を、記憶部22に保存することができる。
本実施の形態において、符号20〜29は、制御装置7が有する機能を示す。図8は、制御装置7のハードウェア資源の例を示す図である。制御装置7は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ41とメモリ42とを含む処理回路40を備える。記憶部20〜22が有する機能はメモリ42によって実現される。メモリ42は、例えば半導体メモリである。メモリ42は、半導体メモリでなくても良い。制御装置7は、メモリ42に記憶されたプログラムをプロセッサ41によって実行することにより、符号23〜29に示す各部の機能を実現する。
図9は、制御装置7のハードウェア資源の他の例を示す図である。図9に示す例では、制御装置7は、例えばプロセッサ41、メモリ42、及び専用ハードウェア43を含む処理回路40を備える。図9は、制御装置7が有する機能の一部を専用ハードウェア43によって実現する例を示す。制御装置7が有する機能の全部を専用ハードウェア43によって実現しても良い。専用ハードウェア43として、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用できる。
この発明は、マイクロホン或いは振動センサを備えたエレベーター装置に適用できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御装置、 8 機械室、 9 温度計、 10 操作盤、 11 マイクロホン、 12 振動センサ、 13 カメラ、 14 ドア、 15 電動機、 16 乗場、 17 ドア、 18 秤装置、 19 携帯端末、 20 記憶部、 21 記憶部、 22 記憶部、 23 走行制御部、 24 判定部、 25 期間設定部、 26 保存部、 27 検出部、 28 分布算出部、 29 距離算出部、 30 表示器、 31 入力装置、 32 条件設定部、 33 表示制御部、 40 処理回路、 41 プロセッサ、 42 メモリ、 43 専用ハードウェア

Claims (11)

  1. エレベーターのかごに備えられたマイクロホンと、
    前記マイクロホンが取得した音情報を、前記かごの走行の状態を表す状態情報に紐付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記かごの走行条件が記憶された第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された状態情報に基づいて、前記かごの走行が前記走行条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    第3記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された情報のうち、前記走行条件を満たすと前記判定手段が判定した走行の状態を表す状態情報とその状態情報に紐付けて記憶された音情報とを前記第3記憶手段に保存する保存手段と、
    を備えたエレベーター装置。
  2. 保存対象期間を設定する期間設定手段を更に備え、
    前記走行条件に初期条件が含まれ、
    前記判定手段は、前記かごが移動を開始する前に前記かごの走行が前記初期条件を満たすか否かを判定し、
    前記期間設定手段は、
    前記初期条件が満たされると前記保存対象期間の始まりとなる第1トリガーを設定し、
    前記走行条件が満たされると前記保存対象期間の終わりとなる第2トリガーを設定し、
    前記保存手段は、前記第1トリガーから前記第2トリガーまでの前記保存対象期間に取得された状態情報と音情報とを前記第3記憶手段に保存する請求項1に記載のエレベーター装置。
  3. エレベーターのかごに備えられた振動センサと、
    前記振動センサが取得した振動情報を、前記かごの走行の状態を表す状態情報に紐付けて記憶する第1記憶手段と、
    前記かごの走行条件が記憶された第2記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された状態情報に基づいて、前記かごの走行が前記走行条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    第3記憶手段と、
    前記第1記憶手段に記憶された情報のうち、前記走行条件を満たすと前記判定手段が判定した走行の状態を表す状態情報とその状態情報に紐付けて記憶された振動情報とを前記第3記憶手段に保存する保存手段と、
    を備えたエレベーター装置。
  4. 保存対象期間を設定する期間設定手段を更に備え、
    前記走行条件に初期条件が含まれ、
    前記判定手段は、前記かごが移動を開始する前に前記かごの走行が前記初期条件を満たすか否かを判定し、
    前記期間設定手段は、
    前記初期条件が満たされると前記保存対象期間の始まりとなる第1トリガーを設定し、
    前記走行条件が満たされると前記保存対象期間の終わりとなる第2トリガーを設定し、
    前記保存手段は、前記第1トリガーから前記第2トリガーまでの前記保存対象期間に取得された振動情報と音情報とを前記第3記憶手段に保存する請求項3に記載のエレベーター装置。
  5. 前記期間設定手段は、前記初期条件が満たされると、前記かごが行った前回の走行を表す状態情報が前記保存対象期間に含まれるように前記第1トリガーを設定する請求項2又は請求項4に記載のエレベーター装置。
  6. 入力装置及び表示器を有する携帯端末を更に備え、
    前記携帯端末は、
    前記入力装置から入力された条件を前記走行条件として前記第2記憶手段に記憶させる条件設定手段と
    前記第3記憶手段に記憶された情報を前記表示器に表示する表示制御手段と、
    を更に備えた請求項1から請求項5の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  7. 前記かごの負荷を検出する第1検出手段を更に備え、
    前記第1記憶手段に記憶される状態情報に、前記かごの出発階を示す情報、前記かごの到着階を示す情報、及び前記第1検出手段が検出した負荷を示す情報が含まれ、
    前記走行条件として、前記かごの出発階、前記かごの到着階、及び前記かごの負荷の範囲が設定された請求項1から請求項6の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  8. 前記かごを駆動する巻上機、前記巻上機を制御する制御装置、又は前記かごが移動する昇降路の何れか一つの温度を計測する温度計を更に備え、
    前記第1記憶手段に記憶される状態情報に、前記温度計が計測した温度を示す情報が含まれ、
    前記走行条件として、前記一つの温度の範囲が設定された請求項7に記載のエレベーター装置。
  9. 前記第1記憶手段に記憶された状態情報に基づいて、前記かごが特定の期間に起動した回数を検出する第2検出手段を更に備え、
    前記走行条件として、前記かごが前記特定の期間に起動した回数の範囲が設定された請求項7又は請求項8に記載のエレベーター装置。
  10. 前記かごの内部を撮影するカメラと、
    前記カメラが撮影した映像から前記かごの負荷の分布を算出する第1算出手段と、
    を更に備え、
    前記第1記憶手段に記憶される状態情報に、前記第1算出手段が算出した分布を示す情報が含まれ、
    前記走行条件として、前記かごの負荷の分布の範囲が設定された請求項7から請求項9の何れか一項に記載のエレベーター装置。
  11. 前記かごと隣接かごとの距離を算出する第2算出手段を更に備え、
    前記隣接かごは、前記かごが移動する昇降路に隣接する昇降路を移動し、
    前記第1記憶手段に記憶される状態情報に、前記第2算出手段が算出した距離を示す情報が含まれ、
    前記走行条件として、前記かごと前記隣接かごとの距離の範囲が設定された請求項7から請求項10の何れか一項に記載のエレベーター装置。
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