JP6525118B2 - 警報システム - Google Patents

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Description

この発明は、警報システムに関する。
特許文献1に記載されているように、エレベーターの作業員は、様々な現場でエレベーターの保守作業或いは工事を行う。作業者は、特に夏場に熱中症にならないように気をつけなければならない。
日本特開2004−62621号公報
従来では、作業員は、例えば体温、心拍数或いは熱中症指標等を測る機器を身につけて作業を行っていた。しかし、そのような機器を身につけると作業の邪魔になるといった問題があった。また、エレベーターの保守会社には多くの作業員が所属しているため、全ての作業員に上記機器を配布すると、コストが嵩むといった問題もあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、作業員が余計な機器を装着する必要がなく、且つ熱中症に関する警報を行うことができる警報システムを提供することである。
この発明に係る警報システムは、作業員が作業を行っている場所を特定する作業場所特定手段と、作業場所特定手段によって特定された作業場所について、環境に応じた指数を特定する環境指数特定手段と、作業員が行っている作業の内容を特定する作業内容特定手段と、作業内容特定手段によって特定された作業内容について、その内容に応じた指数を特定する作業指数特定手段と、環境指数特定手段によって特定された指数、作業指数特定手段によって特定された指数及び作業が行われている時間に基づいて、作業員の熱中症のなり易さを表す評価値を算出する算出手段と、算出手段によって算出された評価値と基準値とを比較する比較手段と、比較手段による比較結果に基づいて警報を発生させる警報手段と、を備える。
この発明に係る警報システムであれば、作業員が余計な機器を装着する必要がなく、且つ熱中症に関する警報を行うことができる。
この発明の実施の形態1における警報システムの例を示す図である。 通信装置の例を示す図である。 この発明の実施の形態1における警報システムの動作例を示すフローチャートである。 環境指数の例を示す。 通信装置のハードウェア構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における警報システムの他の例を示す図である。 管理センターのハードウェア構成を示す図である。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1における警報システムの例を示す図である。図1は、本警報システムがエレベーター装置を備える例を示す。
エレベーター装置は、例えばかご1及びつり合いおもり2を備える。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ3によって昇降路4に吊り下げられる。主ロープ3は、駆動綱車5に巻き掛けられる。駆動綱車5は、電動機6によって駆動される。電動機6は、制御装置7によって制御される。制御装置7は、制御ケーブル8によってかご1に接続される。また、制御装置7は、通信装置9に接続される。通信装置9は、例えば外部の管理センターと通信する。
図2は、通信装置9の例を示す図である。通信装置9は、例えば記憶部10、作業場所特定部11、環境指数特定部12、作業内容特定部13、作業指数特定部14、算出部15、比較部16及び警報部17を備える。以下に、図3及び図4も参照し、本警報システムの機能及び動作について詳細に説明する。図3は、この発明の実施の形態1における警報システムの動作例を示すフローチャートである。
記憶部10に、本警報システムに必要な情報が記憶される。一例として、記憶部10に、作業員の作業スケジュールが記憶される。例えば、記憶部10に、当該エレベーター装置の保守を担当している作業員Aの作業スケジュールが記憶される。作業スケジュールには、例えば、作業員Aが一日で行う作業の内容、当該作業が行われる場所、当該作業の開始時刻及び当該作業に掛かる時間等が予め登録される。
作業場所特定部11は、作業員が作業を行っている場所を特定する(S101)。作業場所特定部11は、例えば、記憶部10に記憶されている作業スケジュールから作業場所を特定する。
なお、作業スケジュールはあくまで予定であるため、実際に作業が行われている場所が作業スケジュール通りであるとは限らない。このため、作業場所特定部11は、制御装置7からの信号に基づいて、作業員が作業を行っている場所を特定しても良い。例えば、作業員は、エレベーター装置の保守点検を行う際に点検スイッチをONにする。作業場所特定部11は、例えば、点検スイッチがONであり且つエレベーターの乗場19に設置された乗場釦が押されると、乗場19を作業場所として特定する。例えば、作業場所特定部11は、1階の乗場19の乗場釦が押されると、1階の乗場19を作業場所として特定する。
他の例として、かご1は操作盤20を備える。作業場所特定部11は、例えば、点検スイッチがONであり且つ操作盤20の行先釦が押されると、かご1の内部を作業場所として特定する。また、かご1の上に、保守点検時に使用される運転装置21が設けられる。作業場所特定部11は、例えば点検スイッチがONであり且つ運転装置21が操作されると、昇降路4の内部を作業場所として特定する。かご1の位置が分かる場合は、保守員が何階で作業しているのかを特定しても良い。
図1に示す例では、制御装置7が機械室22に設置される。作業場所特定部11は、例えば、点検スイッチがONであり且つ制御装置7の運転釦が操作されると、機械室22を作業場所として特定する。また、作業員は、昇降路4のピット4aに入る際にピットスイッチ23をONにする。作業場所特定部11は、例えば、点検スイッチがONであり且つピットスイッチ23がONであれば、昇降路4のピット4aを作業場所として特定する。
環境指数特定部12は、作業場所の環境に応じた指数を特定する(S102)。以下においては、S102で特定されるこの指数のことを環境指数ともいう。環境指数は、その場所の環境が熱中症になり易いか否かを表す指数である。環境指数特定部12は、作業場所特定部11によって特定された作業場所について、環境指数を特定する。
図4は、環境指数の例を示す。図4は、環境指数の一例として、WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)を示す。なお、図4は、以下より引用した。
「日常生活における熱中症予防指針」Ver.3確定版、[online]、日本生気象学会、[平成29年1月24日検索]、インターネット<URL:http://seikishou.jp/pdf/news/shishin.pdf>
図4は、環境指数が作業場所の温度及び湿度に依存する例を示す。図4に示す例では、環境指数は、作業場所の温度が高いほど大きな値になる。環境指数は、作業場所の湿度が高いほど大きな値になる。環境指数として、WBGT以外の指数を採用しても良い。例えば、図4に示す例とは逆に、環境指数は、作業場所の温度が高いほど小さな値になっても良い。環境指数は、作業場所の湿度が高いほど小さな値になっても良い。
図4に示す例では、環境指数特定部12が環境指数を特定するために、作業場所の温度及び湿度の情報が必要になる。通信装置9は、例えば情報取得部18を更に備えても良い。情報取得部18は、例えばネットワーク等を介し、気象庁等の外部機関からその日の外気温度と外気湿度の情報を取得する。情報取得部18は、例えば、エレベーター装置が設置されている地域の1時間毎の外気温度及び外気湿度の情報を取得する。情報取得部18は、例えば3時間毎或いは4時間毎の情報を取得しても良い。情報取得部18は、平年並みといった大凡の情報のみを受信し、過去の情報等を参照して具体的な数値を出力しても良い。
作業場所の温度及び湿度の情報を取得するために、温湿度計を備えても良い。温湿度計は、例えば昇降路4、乗場19、かご1及び機械室22に設置される。上記何れかの場所に温湿度計を設置しても良いし、全ての場所に温湿度計を設置しても良い。他の場所に温湿度計を設置しても良い。かかる場合、情報取得部18は、1つ或いは複数の温湿度計から温度及び湿度の実測値の情報を取得する。
環境指数特定部12は、例えば情報取得部18によって取得された外気温度及び外気湿度から、作業場所特定部11によって特定された作業場所の温度及び湿度を推定する。環境指数特定部12は、推定した作業場所の温度及び湿度に基づいて、その作業場所の環境指数を特定する。
外気温度及び外気湿度と同じ温度及び湿度である作業場所に関しては、環境指数特定部12は、情報取得部18によって取得された外気温度及び外気湿度をその作業場所の温度及び湿度と推定する。しかし、全ての作業場所の温度及び湿度が外気温度及び外気湿度と同じとみなすことができるとは限らない。以下に、環境指数特定部12が作業場所の温度及び湿度を推定する方法の例について説明する。
エレベーターの保守作業は、例えば、かご1の内部、かご1の上、昇降路4のピット4a、機械室22及び乗場19等で行われる。なお、かご1の上での作業は、昇降路4での作業と同義である。乗場19は、夏場に空調が効いている場合が多い。このため、夏場に関しては、乗場19の温度は外気温度より低いことが多い。同様に、乗場19の湿度は外気湿度より低いことが多い。また、昇降路4の内部の温度は乗場19の温度より高く、その湿度は乗場19の湿度より高いことが多い。しかし、ビルの構造によっては昇降路4に冷気が入り易く、昇降路4の内部の温度が外気温度より低く、その湿度が外気湿度より低いことがある。
作業場所の温度及び湿度の推定精度を高めるため、例えば、記憶部10にビル環境情報が記憶される。ビル環境情報は、例えば、外気温度及び外気湿度から各作業場所の温度及び湿度を導くための関係式或いは対応表である。環境指数特定部12は、ビル環境情報を用いて算出した温度及び湿度に基づいて、各作業場所の環境指数を特定しても良い。表1は、記憶部10に記憶されたビル環境情報の例を示す。
Figure 0006525118
表1に登録する作業場所に関しては、例えば1階の乗場19と2階の乗場19とを分けても良い。昇降路4についても同様である。表1は、月毎の対応表がビル環境情報として記憶部10に記憶される例を示す。春用、夏用、秋用及び冬用といった季節毎の対応表が記憶部10に記憶されても良い。
作業内容特定部13は、作業員が行っている作業の内容を特定する(S103)。作業内容特定部13は、例えば、記憶部10に記憶されている作業スケジュールから作業内容を特定する。
上述したように、作業スケジュールはあくまで予定であるため、実際に行われている作業の内容がスケジュール通りであるとは限らない。このため、作業内容特定部13は、制御装置7からの信号に基づいて、作業員が行っている作業の内容を特定しても良い。例えば、作業内容特定部13は、点検スイッチがONであり且つ乗場19の乗場釦が押されると、乗場釦の点検を作業内容として特定する。
作業内容特定部13は、制御装置7からの信号と作業場所特定部11によって特定された作業場所とに基づいて、作業員が行っている作業の内容を特定しても良い。例えば、乗場ドア24の昇降路4側に、乗場ドア24の開閉を検出するためのスイッチが設けられる。作業内容特定部13は、作業場所特定部11によって特定された作業場所がかご1の上であり且つ上記スイッチによって乗場ドア24の開閉が検出されると、乗場ドア24の点検を作業内容として特定する。
作業内容特定部13は、作業場所特定部11によって特定された作業場所と記憶部10に記憶された作業スケジュールとに基づいて、作業員が行っている作業の内容を特定しても良い。例えば、作業内容特定部13は、作業スケジュールに登録されている作業内容のうち、作業場所特定部11によって特定された作業場所と同じ場所で行われることが予定されている作業内容を、現在行われている作業内容として特定する。
作業員は、保守作業を行う際に、気圧計を備えた端末を携帯することがある。作業員が携帯する端末は、例えばスマートフォンである。気圧計によって計測された気圧から作業員がいる高さが分かる。作業内容特定部13は、気圧計による計測値に基づいて、作業場所特定部11による特定結果を補完しても良い。
作業指数特定部14は、作業内容に応じた指数を特定する(S104)。以下においては、S104で特定されるこの指数のことを作業指数ともいう。作業指数は、その内容の作業を行うことが熱中症になり易いか否かを表す指数である。例えば、作業指数は、負荷が高い作業ほど大きな値になる。作業指数は、負荷が高い作業ほど小さな値になっても良い。作業指数は、作業員の経験に基づいて設定されても良い。作業指数特定部14は、作業内容特定部13によって特定された作業内容について、作業指数を特定する。
例えば、記憶部10に作業指数情報が記憶される。作業指数情報は、例えば、作業内容から作業指数を導くための対応表である。作業指数特定部14は、記憶部10に記憶された作業指数情報に基づいて、各作業内容の作業指数を特定しても良い。表2は、記憶部10に記憶された作業指数情報の例を示す。
Figure 0006525118
算出部15は、作業を行っている作業員について、熱中症に関する評価値を算出する(S105)。評価値は、作業を行っている作業員の熱中症のなり易さを表す値である。算出部15によって算出される評価値は、熱中症になり易いほど大きな値になっても良い。評価値は、熱中症になり易いほど小さな値になっても良い。算出部15は、例えば、環境指数特定部12によって特定された環境指数、作業指数特定部14によって特定された作業指数及び作業員によって作業が行われている時間に基づいて、評価値を算出する。
例えば、算出部15は、先ず環境負荷及び作業負荷を算出する。環境指数特定部12によって特定された環境指数は、例えば単位時間当たりの環境負荷の値に相当する。算出部15は、例えば、環境指数特定部12によって特定された環境指数に、作業員が作業を行っている時間をかけることによって環境負荷を算出する。図3に示す例では、S107に示すように、一定時間が経過する毎に評価値が算出される。例えば、算出部15は、環境指数特定部12によって特定された環境指数に上記一定時間をかけることによって、上記一定時間分の環境負荷を算出する。算出部15は、新規に算出した上記一定時間分の環境負荷をそれまでに算出した環境負荷に加算することによって、全体の環境負荷を算出する。即ち、算出部15は、上記一定時間毎に算出した環境負荷を積算することによって、全体の環境負荷を算出する。
同様に、作業指数特定部14によって特定された作業指数は、例えば単位時間当たりの作業負荷の値に相当する。算出部15は、例えば、作業指数特定部14によって特定された作業指数に、作業員が作業を行っている時間をかけることによって作業負荷を算出する。上述したように、図3に示す例では、一定時間が経過する毎に評価値が算出される。例えば、算出部15は、作業指数特定部14によって特定された作業指数に上記一定時間をかけることによって、上記一定時間分の作業負荷を算出する。算出部15は、新たに算出した上記一定時間分の作業負荷をそれまでに算出した作業負荷に加算することによって、全体の作業負荷を算出する。即ち、算出部15は、上記一定時間毎に算出した作業負荷を積算することによって、全体の作業負荷を算出する。
算出部15は、算出した環境負荷及び作業負荷に基づいて、評価値を算出する。例えば、算出部15は、次式によって評価値を求める。
(評価値)=(環境係数α×環境負荷の積算値)+(作業係数β×作業負荷の積算値)
環境係数α及び作業係数βは、例えば作業者の経験及び暑熱への順化等に基づいて予め設定される。上記算出式は評価値の算出方法の一例を示す。算出部15は、他の算出方法によって評価値を算出しても良い。
比較部16は、算出部15によって算出された評価値と基準値とを比較する(S106)。評価値と比較される基準値は予め設定される。図3は、熱中症になり易いほど評価値が大きな値になる例を示す。かかる場合、比較部16は、算出部15によって算出された評価値が基準値より大きいか否かを判定する。算出部15によって算出された評価値が基準値より小さければ、一定時間が経過した後に(S107)、S101からS106に示す処理が再度行われる。これにより、S106において、一定時間が経過した後の評価値が基準値と比較される。
警報部17は、比較部16による比較結果に基づいて警報を発生させる(S108)。図3に示す例であれば、警報部17は、算出部15によって算出された評価値が基準値より大きい場合に警報を行う。警報部17は、例えば、表示或いは音声によって警報を行う。警報部17は、作業員が所有する端末を振動させることによって警報を行っても良い。警報部17は、作業員が所有する端末に電子メールを送信することによって警報を行っても良い。警報部17は、他の方法によって警報を行っても良い。
一方、熱中症になり易いほど評価値が小さな値になる場合、比較部16は、算出部15によって算出された評価値が基準値より小さいか否かを判定する。かかる場合、算出部15によって算出された評価値が基準値より大きければ、一定時間が経過した後にS101からS106に示す処理が再度行われる。警報部17は、算出部15によって算出された評価値が基準値より小さい場合に警報を発生させる。
本実施の形態に示す例であれば、作業を行っている作業員に対し、熱中症のなり易さを表す評価値が算出される。この評価値は基準値と比較され、その比較結果に応じて警報が発せられる。このため、作業員が例えば体温或いは心拍数等を測る機器を身につけていなくても、熱中症に関する警報を行うことができる。作業員は作業時に余計な機器を装着する必要がないため、動きが機器によって阻害されることもない。
上記例において、符号10〜18に示す各部は、通信装置9が有する機能を示す。図5は、通信装置9のハードウェア構成を示す図である。通信装置9は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ25とメモリ26とを含む処理回路を備える。記憶部10が有する機能はメモリ26によって実現される。通信装置9は、メモリ26に記憶されたプログラムをプロセッサ25によって実行することにより、符号11〜18に示す各部の機能を実現する。
図6は、この発明の実施の形態1における警報システムの他の例を示す図である。図1及び図2は、各エレベーター装置において評価値が個別に算出される例を示す。即ち、評価値は、1つの現場で行われる作業に対して算出される。一方、図6は、管理センター27が算出部15、比較部16及び警報部17を備える例を示す。
管理センター27は、複数のエレベーター装置を管理する。各エレベーター装置は、通信装置9によって管理センター27と通信する。各エレベーター装置の通信装置9には、例えば記憶部10、作業場所特定部11、環境指数特定部12、作業内容特定部13及び作業指数特定部14が備えられる。かかる場合、環境指数特定部12によって特定された環境指数の情報及び作業指数特定部14によって特定された作業指数の情報が、ネットワーク等を介して通信装置9から管理センター27に送信される。管理センター27では、通信装置9から受信した情報に基づいて評価値を算出し、算出した評価値を基準値と比較する。例えば、管理センター27では、その日に作業を行っている作業員毎に、評価値の算出を行う。
熱中症になり易いほど評価値が大きな値になる場合、算出部15によって算出された評価値が基準値より小さい間は一定時間が経過する度に評価値の算出が行われる。ある現場での作業が終わり、作業員が次の現場に移動すると、管理センター27は、移動先のエレベーター装置の通信装置9からその作業員に関する情報を受信する。即ち、図6に示す例では、作業員の一日の作業に対して評価値が算出される。
算出部15によって算出された評価値が基準値より大きくなると、警報部17は、例えば作業員が現在作業を行っているエレベーター装置から警報を発生させる。例えば、警報部17は、作業員が作業を行っているエレベーター装置の制御装置7からブザーを鳴らす。警報部17は、作業員が所有する端末を振動させることによって警報を行っても良い。警報部17は、作業員が所有する端末に電子メールを送信することによって警報を行っても良い。
図6に示す例において、符号15〜17に示す各部は、管理センター27が有する機能を示す。図7は、管理センター27のハードウェア構成を示す図である。管理センター27は、ハードウェア資源として、例えばプロセッサ28とメモリ29とを含む処理回路を備える。管理センター27は、メモリ29に記憶されたプログラムをプロセッサ28によって実行することにより、符号15〜17に示す各部の機能を実現する。
プロセッサ25及び28は、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ或いはDSPともいわれる。メモリ26及び29として、半導体メモリ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク或いはDVDを採用しても良い。採用可能な半導体メモリには、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM及びEEPROM等が含まれる。
図1及び図2に示す通信装置9が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。同様に、図6に示す管理センター27が有する各機能の一部又は全部をハードウェアによって実現しても良い。上記機能を実現するハードウェアとして、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの組み合わせを採用しても良い。
本実施の形態では、警報システムがエレベーター装置を備える例について説明した。これは一例である。本警報システムは、エレベーター以外の装置或いは設備等を備えても良い。かかる場合、その装置或いは設備等を扱う作業員に関して、熱中症のなり易さを表す評価値が算出される。また、算出された評価値は基準値と比較される。その比較結果に基づいて警報が発せられる。
この発明に係る警報システムは、熱中症に関する警報を行う必要があるシステムに適用できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 主ロープ、 4 昇降路、 5 駆動綱車、 6 電動機、 7 制御装置、 8 制御ケーブル、 9 通信装置、 10 記憶部、 11 作業場所特定部、 12 環境指数特定部、 13 作業内容特定部、 14 作業指数特定部、 15 算出部、 16 比較部、 17 警報部、 18 情報取得部、 19 乗場、 20 操作盤、 21 運転装置、 22 機械室、 23 ピットスイッチ、 24 乗場ドア、 25 プロセッサ、 26 メモリ、 27 管理センター、 28 プロセッサ、 29 メモリ

Claims (8)

  1. 作業員が作業を行っている場所を特定する作業場所特定手段と、
    前記作業場所特定手段によって特定された作業場所について、環境に応じた指数を特定する環境指数特定手段と、
    作業員が行っている作業の内容を特定する作業内容特定手段と、
    前記作業内容特定手段によって特定された作業内容について、その内容に応じた指数を特定する作業指数特定手段と、
    前記環境指数特定手段によって特定された指数、前記作業指数特定手段によって特定された指数及び作業が行われている時間に基づいて、作業員の熱中症のなり易さを表す評価値を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された評価値と基準値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて警報を発生させる警報手段と、
    を備えた警報システム。
  2. 前記環境指数特定手段は、前記作業場所特定手段によって特定された作業場所の温度及び湿度を外気温度及び外気湿度から推定し、推定した温度及び湿度に基づいて当該作業場所の環境に応じた指数を特定する請求項1に記載の警報システム。
  3. 環境に応じた指数は、作業場所の温度が高いほど大きな値になり、作業場所の湿度が高いほど大きな値になる請求項2に記載の警報システム。
  4. 環境に応じた指数は、作業場所の温度が高いほど小さな値になり、作業場所の湿度が高いほど小さな値になる請求項2に記載の警報システム。
  5. 前記作業場所特定手段は、エレベーターの制御装置からの信号に基づいて、作業員が作業を行っている場所を特定する請求項1から請求項4の何れか一項に記載の警報システム。
  6. 前記作業内容特定手段は、エレベーターの制御装置からの信号に基づいて、作業員が行っている作業の内容を特定する請求項1から請求項4の何れか一項に記載の警報システム。
  7. 前記作業内容特定手段は、前記作業場所特定手段によって特定された作業場所にも基づいて、作業員が行っている作業の内容を特定する請求項6に記載の警報システム。
  8. 作業員の作業スケジュールが記憶された記憶手段を更に備え、
    前記作業内容特定手段は、前記作業場所特定手段によって特定された作業場所及び前記記憶手段に記憶された作業スケジュールに基づいて、作業員が行っている作業の内容を特定する請求項1から請求項4の何れか一項に記載の警報システム。
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