JP3157604U - 携帯型環境情報報知装置 - Google Patents

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英之 蔵田
英之 蔵田
信之 山崎
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Abstract

【課題】作業中の煩わしい行為を低減しつつ、最新の周囲の環境の適否を所望時に知ることができるようにし、さらに消費電力を抑えて長期間使用可能な携帯に適した環境情報報知装置を提供する。【解決手段】測定指示受付部4が指示を受付けたとき、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を指示し、測定された温度情報と湿度情報とに基づいて所定の環境指標値を算出し、当該環境指標値に基づき環境報知情報を決定し、この環境報知情報に応じた報知を行う報知部7を備える装置1において、測定指示受付部を、温度検知部及び湿度検知部での継続的な測定の指示を受付ける第1測定指示受付部41と、温度検知部及び湿度検知部での個別的な測定の指示を受付ける第2測定指示受付部42とから構成されたものとする。【選択図】図3

Description

本考案は、周囲の環境の適否を判断して知らせる携帯型環境情報報知装置に係り、詳しくは、熱中症になり易いか、流行性感冒に感染し易いか、といった所定の環境状況を指標化し、所望のタイミングで効果的に環境の適否を確認することができるように改良した装置に関する。
近年、温度や湿度等から、活動する周囲の環境の適否を判断することが行われている。たとえば、熱中症は外界からの熱ストレスによって発症する疾病であり、温度や湿度等から熱環境を把握し、適切な対処を行うことで予防できる。ここで熱ストレスを評価する指標としてWBGT(Wet-Bulb Globe Temperature:湿球黒球温度(単位:℃))が知られており、熱中症の予防対策の一つとして活用されている。このWBGTの値は、乾球温度と、自然換気状態での湿球温度、及び黒球温度から所定の式によって求めることができる。
また、流行性感冒は、インフルエンザとも呼ばれ、インフルエンザウイルスによって発症する急性感染症の一種である。このインフルエンザウイルスは、温度・湿度ともに低い環境を好むので、気温と湿度に気を配ることで流行性感冒への感染し易さがわかり、適切な対処を行うことで予防できる。
ゆえに、温度及び湿度を測定し、この測定値を基に熱中症へのなり易さや、流行性感冒への感染し易さ、といった環境状況を指標化し、周囲の環境の適否を判断して知らせる装置がそれぞれ提案されている(たとえば、特許文献1乃至6を参照)。
しかしながら、これらの装置は温度及び湿度の測定を指示するスイッチを入力操作したときに、その測定を行って指標を算出し、この指標に基づき周囲の環境の適否を判断してユーザに対する報知表示を行うものとなっている。ゆえに、スイッチの入力操作を行わないと周囲の環境の適否を知る報知表示が行われないことから、ユーザに対しては、仕事や運動といった作業中であっても定期的にスイッチの入力操作を強いる非常に煩わしい余計な行為を求めるものである。
一方、このような煩わしさを解消するため、自動で定期的に測定を行うようにすることも考えられる。ところが、このような定期的な測定は、ユーザがいつでも周囲の環境の適否を知ることができるように、常に報知表示を行っている必要がある。そのため、ユーザが周囲の環境の適否を知りたいときか否かに関係なく動作するものであることから、報知表示等に要する消費電力が多くすぐに電池が切れてしまう不都合があり、長期間使用可能な携帯用装置としては適さない。また、定期的に測定を行う場合に更新時間が長いと、時間が経ってしまった不正確な周囲の環境の適否を報知表示することになってしまい、最新の周囲の環境の適否が知りたい場合は、報知表示が更新されるまで待たなければならない不都合があった。
特許第4129477号公報 特許第3556129号公報 特開2003−344175号公報 特開2003−50285号公報 特開昭63−305283号公報 特許第3894404号公報
本考案は、上記事情に鑑みて成されたものであり、作業中の煩わしい行為を低減しつつ、最新の周囲の環境の適否を所望時に知ることができるようにし、さらに消費電力を抑えて長期間使用可能な携帯に適した環境情報報知装置を提供することを目的とする。
本考案の請求項1に係る携帯型環境情報報知装置は、周囲の環境情報を測定する検知手段と、経過時間を計測する計時手段と、前記検知手段での測定の指示を受付ける測定指示受付手段と、前記検知手段で測定された環境情報に基づいて算出される環境指標値に応じた環境適否を示す環境報知情報を記憶する環境報知情報記憶手段と、前記測定指示受付手段が指示を受付けたとき、前記検知手段での測定の実行を指示すると共に、前記検知手段で測定した環境情報に基づいて所定の環境指標値を算出し、さらに、当該環境指標値に基づき、前記環境報知情報記憶手段を参照して環境報知情報を決定する制御手段と、前記制御手段で決定した環境報知情報に応じた報知を行う報知手段と、を備え、前記測定指示受付手段は、前記検知手段での継続的な測定の指示を受付ける第1測定指示受付部と、前記検知手段での個別的な測定の指示を受付ける第2測定指示受付部とから構成されると共に、前記制御手段は、前記第1測定指示受付部が指示を受付けたとき、前記計時手段で計測された経過時間に基づいて一定時間ごとに前記検知手段での測定の実行を継続的に指示し、前記第2測定指示受付部が指示を受付けたとき、前記検知手段での測定の実行を直ちに指示することを特徴とする。
本考案の請求項2に係る携帯型環境情報報知装置は、請求項1に記載の携帯型環境情報報知装置において、 前記報知手段が、決定した環境報知情報に応じて色彩及び/又は報知数が変化する発光器であることを特徴とする。
本考案の請求項3に係る携帯型環境情報報知装置は、請求項1に記載の携帯型環境情報報知装置において、前記報知手段が、算出した環境指標値が一定の値を超えたときに発鳴する警報器であることを特徴とする。
本考案の請求項4に係る携帯型環境情報報知装置は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置において、前記制御手段が、前記報知手段での報知を所定時間後に停止させる報知停止機能をさらに備えることを特徴とする。
本考案の請求項5に係る携帯型環境情報報知装置は、前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置において、前記検知手段は、周囲環境の第一の情報を測定する第1検知部と、周囲環境の第二の情報を測定する第2検知部とから構成され、前記第1検知部は、気温を測定する温度センサであり、前記第2検知部は、湿度を測定する湿度センサであり、前記制御手段は、熱中症になり易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする。
本考案の請求項6に係る携帯型環境情報報知装置は、前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置において、前記検知手段は、周囲環境の第一の情報を測定する第1検知部と、周囲環境の第二の情報を測定する第2検知部とから構成され、前記第1検知部は、気温を測定する温度センサであり、前記第2検知部は、湿度を測定する湿度センサであり、前記制御手段は、流行性感冒に感染し易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする。
本考案の請求項7に係る携帯型環境情報報知装置は、前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置において、前記検知手段は、紫外線の強さを測定する紫外線センサであり、前記制御手段は、皮膚に悪影響を及ぼし易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする。
本考案の請求項8に係る携帯型環境情報報知装置は、前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置において、前記検知手段は、空気中に浮遊する目に見えない細かい粒子を測定するダストセンサであり、前記制御手段は、アレルギー(性)疾患が発症し易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする。
本考案の携帯型環境情報報知装置は、検知手段での測定の指示を受付ける測定指示受付手段を備え、この測定指示受付手段が、検知手段での継続的な測定の指示を受付ける第1測定指示受付部と、検知手段での個別的な測定の指示を受付ける第2測定指示受付部とから構成されたものとなっている。
ゆえに、第1測定指示受付部での一度の測定指示の受け付けにより、作業中に頻繁にスイッチの入力操作を行わなくても、一定時間ごとに周囲の環境情報測定の実行を指示することができ、常に環境の適否が見守られているものとすることができる。一方、第2測定指示受付部での測定指示の受け付けにより、ユーザが周囲の環境の適否を知りたいときにその測定の実行を指示することができ、いつでも周囲の環境の適否が確認できるように作業の間ずっと周囲の環境情報の測定を実行しなくても、所望のタイミングで最新の周囲の環境の適否を確認することができる。
したがって、作業中の煩わしい行為を低減しつつ、最新の周囲の環境の適否を所望時に知ることができるようにし、さらに消費電力を抑えて長期間使用可能な携帯に適した環境情報報知装置を提供することができる。
図1に示す携帯型環境情報報知装置の外観を示す正面図である。 図1に示す携帯型環境情報報知装置の外観を示す側面図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置の内部構成を示す回路ブロック図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置の動作を説明するフローチャート図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置の動作を説明するフローチャート図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置の動作を説明するフローチャート図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置で算出した環境指標値と指標値ランクとの関係を説明する表を示す図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置で算出した環境指標値に基づく指標値ランクと環境報知情報との関係を説明する表を示す図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置の第1の操作方法を説明する図である。 本考案に係る携帯型環境情報報知装置の第2の操作方法を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の携帯型環境情報報知装置について説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施の形態に係る携帯型環境情報報知装置(以下、単に「装置」という。)1は、検知部2と、計時部3と、測定指示受付部4と、環境報知情報記憶部5と、制御部6と、報知部7と、これらを保持する筐体10とを少なくとも備える。
この装置1は、運動や仕事といった作業を行うユーザの周囲の環境の適否を知らせるようにしたものである。したがって、筐体10は、ユーザが身に付けて作業を行うのに不都合のない(邪魔にならない)大きさ及び形態をしている。
検知部2は、周囲の環境情報を測定する処理を行うものであり、ユーザに対して報知する情報に応じて選定された1又は2以上の種々の装置により構成されている。
以下、本考案を分かり易く説明する便宜上、検知部2が、温度検知部21及び湿度検知部22といった2つの検知部によって構成され場合を一例として説明する。
温度検知部21は、気温を測定する処理を行うものである。ゆえに、温度検知部21は、第1検知部であって、周囲環境の第一の情報は気温である。
この温度検知部21としては、たとえば、白金抵抗温度センサ等の電気式温度計を挙げることができる。白金抵抗温度センサは、温度に対する白金の電気的な抵抗値の変化を測定し、この抵抗値を変換部にて温度に換算し出力する。
湿度検知部22は、湿度を測定する処理を行うものである。ゆえに、湿度検知部22は、第2検知部であって、周囲環境の第二の情報は湿度である。
この湿度検知部22としては、たとえば、高分子膜湿度センサ等の電気式湿度計を挙げることができる。高分子膜湿度センサは、相対湿度に対する高分子膜に含まれる水分の量が変化(水分の吸収・放出)による誘電率の変化を、コンデンサの静電容量の変化として測定し、この静電容量を変換部にて相対湿度に換算し出力する。
計時部3は、経過時間を計測する処理を行うものである。この計時部3としては、たとえば水晶振動子と発振回路ICとを組み合わせる(もしくは1つのパッケージに内蔵する)ことで水晶発振子を使用して発振周波数を制御する32.768kHz水晶発振器を挙げることができる。
測定指示受付部4は、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の指示を受付ける処理を行うものであり、温度検知部21及び湿度検知部22での継続的な測定の指示を受付ける第1測定指示受付部41と、温度検知部21及び湿度検知部22での個別的な測定の指示を受付ける第2測定指示受付部42とから構成されている。
ここで、継続的な測定とは、一定時間ごとに繰り返し測定を行うことを意味し、第1測定指示受付部41が指示を受付けることで、制御部6は、温度検知部21及び湿度検知部22での上記測定の実行を指示するものとなる。
また、個別的な測定とは、一回限りの測定を直ちに行うことを意味し、第2測定指示受付部42が指示を受付けることで、制御部6は、温度検知部21及び湿度検知部22での上記測定の実行を指示するものとなる。
この第1測定指示受付部41としては、たとえば、操作することで移動した位置に止まり、継続的な測定指示を行うことができるスライドスイッチとすることができる。
また、第2測定指示受付部42としては、たとえば、操作することで一時的に移動し、すぐに元の位置に復帰する押圧ボタンスイッチとすることができる。
環境報知情報記憶部5は、温度検知部21で測定された温度情報と湿度検知部22で測定された湿度情報とに基づいて算出される環境指標値に応じた環境適否を示す環境報知情報を記憶するものであり、たとえば、環境指標値情報と環境報知情報とを、互いに関連付けたデータテーブルとして記憶する。
制御部6は、測定指示受付部4が指示を受付けたとき、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を指示する処理を行う。また、制御部6は、温度検知部21で測定された温度情報と湿度検知部22で測定された湿度情報とに基づいて所定の環境指標値を算出する処理を行う。さらに、制御部6は、当該環境指標値に基づき、環境報知情報記憶部5を参照して環境報知情報を決定する処理を行う。
ここで、環境指標値としては、たとえば、熱中症になり易い危険度を示すものや、流行性感冒に感染し易い危険度を示すものとすることができる。したがって、制御部は、熱中症になり易い危険度を示す環境指標値を算出する処理を行うものとしたり、流行性感冒に感染し易い危険度を示す環境指標値を算出する処理を行うものとしたりすることができる。
これにより、熱中症になり易い環境であるか否か、もしくは流行性感冒に感染し易い環境であるか否か、等をそれぞれ通知することができる。
この制御部6は、第1測定指示受付部41が指示を受付けたとき、計時部3で計測された経過時間に基づいて一定時間ごとに温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を継続的に繰り返し指示する処理を行うと共に、第2測定指示受付部42が指示を受付けたとき、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を直ちに指示する処理を一回だけ行う。
したがって、第1測定指示受付部41が予め指示を受付けているときに第2測定指示受付部42からの指示が受付けられた場合、制御部6は、第1測定指示受付部41による一定時間ごとの測定開始時間を再設定(リセット)し、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を直ちに指示する処理を行う。一方、第1測定指示受付部41が指示を受付けていないときに第2測定指示受付部42からの指示が受付けられた場合、制御部6は、温度検知部21及び湿度検知部22での測定の実行を直ちに指示する処理を一回だけ行い、その後休止する。
制御部6は、たとえば、CPU61やメモリ、ROM(Read Only Memory)62、RAM(Random Access Memory)63、各種回路等を具備するICとすることができ、プログラム記憶部(ROM)に記憶されたプログラムに従い、本装置1の各構成要素を統制制御し、プログラム処理を実行する。ゆえに、制御部6に具備されたROM62が環境報知情報記憶部5として機能するものとしてもよい。なお、プログラム記憶部は、本装置1が使用する各種プログラムを記憶している。
また、制御部6は、報知部7での報知を所定時間後に停止させる処理を行う報知停止機能をさらに備える。本実施の形態では、給電用の電源部9として3Vのボタン型電池を備えている。これにより、報知部7において費やされる電源部9の消費電力を抑えることができる。
報知部7は、制御部6で決定された環境報知情報に応じた報知を行う処理を行うものである。この報知部7としは、たとえば、環境報知情報に応じて点灯する色彩が変化する発光器71とすることができる。この発光器71としては、たとえば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を挙げることができる。
また、報知部7は、発光器71を複数設け、環境報知情報のランクに応じて点灯する発光器71の報知数が変化するものとしても良い。
また、発光ダイオード(発光器)71の発光色には、緑、黄緑、黄、橙、赤等がある。ゆえに、環境報知情報のランクに応じて点灯する発光ダイオード(発光器)71の色彩と報知数が変化するものとしても良い。
これにより、点灯する発光器71の色彩や、点灯する発光器71の報知数によって、環境の適否を視覚的に容易に認識させることができる。
さらに、報知部7は、発光器71に代えてもしくは発光器71と共に、制御部6で算出された環境指標値が一定の値を超えたときに発鳴する警報器72を備えるものとしても良い。
これにより、発鳴するブザー音によって、環境の適否を聴覚的に容易に認識させることができる。
図1において、5つの発光ダイオード(発光器)71を用いた報知部7だけが示されているが、本実施の形態における装置1は、図3に示すように、筐体10の内部に警報器72を用いた報知部7も具備している。
また、筐体10の正面ほぼ中央部には、温度検知部21で測定した気温と、湿度検知部22で測定した湿度を表示する表示部(ディスプレイ)8が設けられている。ゆえに、環境報知情報の報知部7での発光器71の点灯、警報器72の発鳴による報知と共に、測定した気温及び湿度を表示部8に表示して報知することができる。
さらに、筐体10には、温度検知部21及び湿度検知部22で測定する周囲の空気を取り入れるための開口部12が複数設けられている。また、この開口部12は、発鳴した警報器72の警報音が外部へ伝達されることを良好なものとする警報音出力部としても機能する。図2において、開口部12は筐体10の側面に設けられたものとして示されている。
このように構成した装置1は、上述したとおりユーザが身に取り付けて携帯可能とするものである。ここで、ユーザが装置1を身に付ける手段としては、特に限定されない。したがって、たとえば装置1に紐やストラップ、ベルト等の保持具11を取り付け、紐を首に掛けて提げたり、ストラップをズボンのベルト通し穴に固定したり、ベルトを腕や手首に巻き付けたりすると良い。また、利用に際して長さ調節が可能な巻き付けリールを介して取り付けるようにしても良い。
図1及び図2において、筐体10の上部に、保持具11として環状の吊り下げ紐が取り付けられた状態が示されている。
なお、本装置1は、仕事や運動といった作業を行うユーザが身に付けては邪魔になる虞がある場合には、保持具11を用いてユーザの身辺に取り付けるものとしても良い。
次に、上述した本装置1の動作の一例を、図を参照しながら説明する。
本実施の形態では、検知部2が、温度検知部21及び湿度検知部22から構成された場合であって、熱中症になり易い環境であるか否かを報知する装置(以下、「熱中症予防計」という。)を一例として説明する。
まず、図4に示すように、制御部6が、第1測定指示受付部としての第1スイッチ41がonされた状態であるか否か判断する(S10)。その結果、制御部6が、第1スイッチ41がonされた指示を受け付けた場合(YES)、制御部6は、計時部3から経過時間の計測情報を得て、予め設定された所定時間の計測を開始する(S20)。すなわち、図9(A)に示すように、第1スイッチ41が「OFF」の位置から「ON」の位置へ移動する操作が行われると、第1スイッチ41がonされたことになり、以後、第1スイッチ41が「ON」の位置から「OFF」の位置へ戻されない(移動されない)限りonされた状態を維持する。
引き続き、制御部6は、第2測定指示受付部としての第2スイッチ42がonされたか否か判断する(S30)。すなわち、図10(A)に示すように、第2スイッチ42が押圧されて「ON」の位置へ移動する操作が行われると、第2スイッチ42がonされたことになる。
その結果、制御部6が、第2スイッチ42がonされた指示を受け付けた場合(YES)、制御部6は、温度検知部としての温度センサ21と湿度検知部としての湿度センサ22での測定を指示し、温度センサ21は、筐体10の開口部12より取り込まれた空気の気温測定を開始すると共に、湿度センサ22も、同空気の湿度測定を開始する(S40)。
そして、制御部6は、測定の指示に基づいて温度センサ21及び湿度センサ22での測定結果を受け付け、まず、気温は0℃以上50℃以下であるか否か判断する(S50)。その結果、制御部6が、気温は0℃以上50℃以下であると判断した場合(YES)、制御部6は、引き続き湿度は20%以上90%以下であるか否か判断する(S60)。その結果、制御部6が、湿度は20%以上90%以下であると判断した場合(YES)、制御部6は、温度センサ21から得た気温情報と、湿度センサ22から得た湿度情報とを表示部(ディスプレイ)8へ送り、表示部8は、たとえば、図9(B)に示すように、測定した気温及び湿度を表示する(S70)。図9(B)において、表示部8に気温が「30.0℃」、湿度が「78%」と表示されていることが示されている。
また、制御部6は、温度センサ21から得た気温情報と、湿度センサ22から得た湿度情報とに基づいて所定の環境指標値を算出する(S80)。
この所定の環境指標値は、本熱中症予防計の場合、熱中症の指標として広く用いられているWBGTであり、乾球温度Ta(℃)、自然換気状態の湿球温度Tw(℃)、及び黒球温度Tg(℃)から、以下の式(1)又は式(2)により求めることができる。この式(1)は、屋外で直射日光がある場合に用いられ、また、式(2)は、屋内又は屋外で直射日光がない場合に用いられる。
Figure 0003157604
しかしながら、黒球温度Tgは専用の測定装置がないと測定できないため、本実施の形態では、簡単に測定できる気温と湿度からWBGTに相当する熱中症の指標を求める近似式を用いて環境指標値を算出することにした。気温と湿度から簡易的にWBGT近似値を求める式としては、オーストラリア気象局や、新潟県農業総合研究所等において公開されているが、ここでは以下の式(3)乃至(5)に基づいて行った。
Figure 0003157604
次いで、制御部6は、環境指標値を算出した後、環境報知情報記憶部5を参照して環境報知情報を決定し、たとえば、図9(B)に示すように、環境指標値に応じた発光器(LED)71を点灯する(S90)。図9(B)において、発光器(LED)71eを除く4つの発光器(LED)71a,71b,71c,71dが、異なる色彩で点灯してことが示されている。
また、制御部6は、環境指標値を算出した後、この環境指標値が所定の値を超えているか否か判断する(S100)。その結果、制御部6が、環境指標値は所定の値を超えていると判断した場合(YES)、制御部6は、環境指標値に応じて警報器(ブザー)72の発鳴を行う(S110)。
ここで、環境報知情報の決定方法としては、環境報知情報記憶部5が、環境指標値情報と環境報知情報とが互いに関連付けられたデータテーブルを備え、このデータテーブルに基づいて行うものとする。このデータテーブルとしては、たとえば図7及び図8に示すことができる。
図7では、算出した環境指標値と、この環境指標値に対応する指標値ランクとからなる環境指標値情報が示されている。
すなわち、図7において、制御部6で算出した環境指標値が21未満であれば、指標値ランクはほぼ安全を意味する「A」、同環境指標値が21以上25未満であれば、指標値ランクは注意を意味する「B」、同環境指標値が25以上28未満であれば、指標値ランクは警戒を意味する「C」、同環境指標値が28以上31未満であれば、指標値ランクは厳重警戒を意味する「D」、そして、同環境指標値が31以上であれば、指標値ランクは危険を意味する「E」、として規定されることが示されている。
また、図8では、環境指標値に基づいて決定する指標値ランクと、この指標値ランクに対応して報知する環境報知情報が示されている。ここで、図8(A)は、発光器(LED)71は1つだけ設けられた場合の環境報知情報の報知方法を示したものであり、図8(B)は、発光器(LED)71が複数(5つ)設けられた場合の環境報知情報の報知方法を示したものである。
すなわち、図8(A)は、指標値ランクに応じて点灯する発光器(LED)71の色彩が変化すると共に、警報器(ブザー)72の発鳴有無及び発鳴の仕方を規定したものであり、たとえば、指標値ランクがAであれば、発光器(LED)71が緑色に点灯し、警報器(ブザー)72は発鳴しない、指標値ランクがBであれば、発光器(LED)71が黄緑色に点灯し、警報器(ブザー)72は発鳴しない、指標値ランクがCであれば、発光器(LED)71が黄色に点灯し、警報器(ブザー)72は発鳴しない、指標値ランクがDであれば、発光器(LED)71が橙色に点灯すると共に、警報器(ブザー)72は短く5回発鳴する、そして、指標値ランクがEであれば、発光器(LED)71が赤色に点灯すると共に、警報器(ブザー)72は10秒間連続して発鳴する、といった指示を行うことが示されている。
また、図8(B)は、指標値ランクに応じて点灯する発光器(LED)71の報知数が変化すると共に、警報器(ブザー)72の発鳴有無及び発鳴の仕方を規定したものであり、たとえば、指標値ランクがAであれば、LEDが1つ点灯し、警報器(ブザー)72は発鳴しない、指標値ランクがBであれば、発光器(LED)71が2つ点灯し、警報器(ブザー)72は発鳴しない、指標値ランクがCであれば、発光器(LED)71が3つ点灯し、警報器(ブザー)72は発鳴しない、指標値ランクがDであれば、発光器(LED)71が4つ点灯し、警報器(ブザー)72は短く5回発鳴する、そして、指標値ランクがEであれば、発光器(LED)71が5つ点灯し、警報器(ブザー)72は10秒間連続して発鳴する、といった指示を行うことが示されている。
したがって、発光器(LED)71の点灯による報知と、警報器(ブザー)72の発鳴による報知は、制御部6が、環境指標値を算出した後、環境報知情報記憶部5を参照して環境報知情報を決定することでほぼ同時に行うことができる。
本熱中症予防計では、指標値ランクに応じて点灯する発光器(LED)71の色彩及び報知数が共に変化するものとなっている。
なお、本実施の形態では、環境指標値情報と環境報知情報とが互いに関連付けられたデータテーブルが、説明の便宜上、図7及び図8にて分かれて示されているが、制御部6で算出した環境指標値に基づいて報知する環境報知情報が決定されるのであれば一つにまとめられたものとしても良い。
そして、制御部6で算出した環境指標値に基づいて環境報知情報を報知すると、所定時間(たとえば、10秒)経過後、図9(C)に示すように、表示部(ディスプレイ)8に表示された気温及び湿度、及び発光器(LED)71の点灯を消すと共に、警報器(ブザー)72が発鳴していたらこれを停止する(S120)。
以上により、本熱中症予防計での基本的な一連の動作が終了し、引き続き、制御部6は、第1スイッチ41がon状態であるか否か判断するステップ(S10)に戻って、上述した一連の動作を繰り返す。
また、制御部6が、第1スイッチ41がonされた状態であるか否か判断(S10)した結果、制御部6が、第1スイッチ41がonされた指示を受け付けていない場合(NO)、引き続き、制御部6は、第2スイッチ42がonされたか否か判断する(S11)。その結果、制御部6が、第2スイッチ42がonされた指示を受け付けた場合(YES)、制御部6は、直ちに温度センサ21と湿度センサ22での測定を指示し、温度センサ21は気温の測定を開始すると共に、湿度センサ22は湿度の測定を開始するステップ(S40)へと進み、上述した一連の動作を行う。
そして、測定した温度及び湿度を表示部8に表示すると共に、この温度及び湿度から直ちに環境指標値を算出し、環境報知情報記憶部5を参照して環境報知情報を決定し、たとえば、図10(A)に示すように、環境指標値に応じた発光器(LED)71を点灯する。図10(A)において、表示部8に気温が「30.0℃」、湿度が「78%」と表示されていると共に、発光器(LED)71eを除く4つの発光器(LED)71a,71b,71c,71dが、異なる色彩で点灯してことが示されている。
一方、制御部6が、第2スイッチ42がonされた指示を受け付けていない場合(NO)、本熱中症予防計は動作せず、第1スイッチ41もしくは第2スイッチ42がonされた状態となるまで休止したままの状態を維持する(S12)。
したがって、第1スイッチ41がonされておらず、第2スイッチ42だけがonされた場合、上述した一連の動作を行った後、図10(B)に示すように、表示部(ディスプレイ)8に表示した気温及び湿度、及び発光器(LED)71の点灯を消すと共に、警報器(ブザー)72が発鳴していたらこれを停止し、本熱中症予防計は休止した状態となる。
また、制御部6が、第1スイッチ41がonされたと判断した後、第2スイッチ42がonされたか否か判断(S30)した結果、制御部6が、第2スイッチ42がonされた指示を受け付けていない場合(NO)、制御部6は、そのまま予め設定された所定時間が経過したか否か判断する(S31)。その結果、制御部6が、所定時間が経過したと判断した場合(YES)、制御部6は、引き続き温度センサ21と湿度センサ22での測定を指示し、温度センサ21は気温の測定を開始すると共に、湿度センサ22は湿度の測定を開始するステップ(S40)へと進み、上述した一連の動作を行うことになる。
一方、制御部6が、未だ所定時間が経過していないと判断した場合(NO)、制御部6は、予め設定された所定時間の計測を続けると共に、第2スイッチ42がonされたか否か判断を繰り返す(S30)。
したがって、制御部6は、第1スイッチ41がonされた状態であれば、計測した経過時間に基づいて一定時間ごとに、温度センサ21と湿度センサ22での測定を継続的に実行する。
また、制御部6は、測定の指示に基づいて温度センサ21及び湿度センサ22での測定結果を受け付け、気温は0℃以上50℃以下であるか否か判断(S50)した結果、制御部6が、気温は0℃以上50℃以下ではないと判断した場合(NO)、図5に示すように、制御部6は、引き続き気温は0℃未満であるか否か判断する(S51)。その結果、制御部6が、気温は0℃未満であると判断した場合(YES)、制御部6は、0℃を下回る測定範囲外の気温であり、湿度は未特定であることを示す「LO/−−」と表示する測定情報を表示部8へ送り、発光器(LED)71の点灯指示は行わない(S52)。
一方、制御部6が、気温は0℃未満ではないと判断した場合(NO)、制御部6は、50℃を上回る測定範囲外の気温であり、湿度は未特定であることを示す「HI/−−」と表示する測定情報を表示部8へ送り、発光器(LED)71の点灯指示は行わない(S53)。
その後、制御部6は、所定時間経過後、何れの場合も表示部8に表示した情報を消すステップ(S120)へと進み、本熱中症予防計での一連の動作を終了する。その後は、上述した動作の何れかに従う。
また、制御部6は、測定の指示に基づいて温度センサ21及び湿度センサ22での測定結果を受け付け、湿度は20%以上90%以下であるか否か判断(S60)した結果、制御部6が、湿度は20%以上90%以下ではないと判断した場合(NO)、図6に示すように、制御部6は、引き続き湿度20%未満であるか否か判断する(S61)。その結果、制御部6が、湿度20%未満であると判断した場合(YES)、制御部6は、温度センサ21で測定した気温Tと、20%を下回る測定範囲外の湿度であることを示す「T/LO」と表示する測定情報を表示部8へ送り、表示部8はこれを表示する(S62)。
引き続き、制御部6は、環境指標値の算出のため、20%未満であると判断した湿度を15%と仮定し(S63)、温度センサ21から得た気温情報と、仮定した湿度情報とに基づいて所定の環境指標値を上述と同様に算出する(S66)。
一方、制御部6が、湿度20%未満ではないと判断した場合(NO)、制御部6は、温度センサ21で測定した気温Tと、90%を上回る測定範囲外の湿度であることを示す「T/HI」と表示する測定情報を表示部8へ送り、表示部8はこれを表示する(S64)。
引き続き、制御部6は、環境指標値の算出のため、20%未満ではない、すなわち、90%を越えると判断した湿度を95%と仮定し(S65)、温度センサ21から得た気温情報と、仮定した湿度情報とに基づいて所定の環境指標値を上述と同様に算出する(S66)。
そして、制御部6は、算出した環境指標値に基づき環境報知情報記憶部5を参照して環境報知情報を決定し、環境指標値に応じた発光器(LED)71を点灯する(S67)。
その後、制御部6は、算出した環境指標値が所定の値を超えているか否か判断するステップ(S100)へと進み、上述した本熱中症予防計での一連の動作を行うことになる。
以上のように本熱中症予防計では、気温と湿度を測定することで、独自の計算手法に基づいて熱中症指標値を算出し、さらに、この熱中症指標値に基づいて、たとえば「ほぼ安全」や「注意」、「警戒」、「厳重警戒」、「危険(運動は原則中止)」といった熱中症指標を段階的に区分けした環境報知情報を、LEDランプによる発光の色彩や発光するランプ数、及び危険度が高い場合に警報音で知らせるようにしたものである。
したがって、屋内外の職場や運動、日常生活等での熱中症予防に有効に利用することができる。
このように本考案では、検知部2が、温度検知部21及び湿度検知部22により構成されることで、熱中症になり易い環境であるか否かを報知する携帯型環境情報報知装置(熱中症予防計)とすることができるが、本考案はこれに限定されない。
したがって、環境指標値を算出する計算式や、これに応じる環境報知情報の設定を適宜変更することで、インフルエンザになり易い環境であるか否かを報知する装置(インフルエンザ予防計)洗濯物が乾き易い環境であるか否かを報知する装置(洗濯指数計)、咽喉に好ましくない(もしくは火災が発生し易い)乾燥した環境であるか否かを報知する装置(乾燥指数計)、雨が降る可能性のある環境であるか否かを報知する装置(雨予報計)、等とすることもできる。たとえば、インフルエンザウイルスは、気温20℃、湿度50%以上において生存し難く、逆に気温10℃、湿度20%では長期に生存することが知られている。ゆえに、気温及び湿度から流行性感冒への感染し易さを指標化すれば、携帯型環境情報報知装置としてインフルエンザ予防計とすることができる。
また、上述したとおり本実施の形態においては、検知部2が、周囲の環境情報として気温を測定する温度検知部21、及び周囲の環境情報として湿度を測定する湿度検知部22から構成された場合を例として説明したが、本考案では、検知部2が周囲の他の環境情報を測定する機能を有する装置(検知部)によって構成されたものとすることもできる。
たとえば、検知部2が、他の環境情報として紫外線の強さを測定する紫外線検知部により構成されたものであれば、紫外線検知部で測定された環境情報に基づいて所定の環境指標値を算出し、さらに、この環境指標値に基づいて、皮膚に悪影響を及ぼす日焼けし易い環境であるか否かを報知する装置(日焼け予防計)とすることができる。
また、検知部2が、他の環境情報として空気中に浮遊する目に見えない細かい粒子(煙草の煙や花粉、ハウスダスト等)の有無や量、種類を測定する種々の機能を有する装置(検知部)から構成されたものとすることで、これらの検知部で測定された環境情報に基づいて所定の環境指標値を算出し、さらに、この環境指標値に基づいて、花粉症やアレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、等のアレルギー(性)疾患が発症し易い環境であるか否かを報知する装置(疾病発症予防計)とすることもできる。
さらに、本考案は、検知部2が、上述した構成以外の構成となることを排除するものではない。
したがって、本考案においては、たとえば、温度検知部21及び/又は湿度検知部22と共に、紫外線検知部といった他の環境情報を測定する機能を有する装置(検知部)を組み合わせて構成した検知部2とすることもできる。
本考案は、周囲の環境の適否を報知する装置を扱う業種において産業上有用であり、特に、熱中症予防計やインフルエンザ予防計といった、周囲の環境が人体に影響を及ぼす虞があるか否かといった情報を事前に報知する装置の市場において有用である。
1 携帯型環境情報報知装置、2 検知部、3 発振器(計時手段)、4 測定指示受付部、5 環境報知情報記憶部、6 制御部、7 報知部、8 表示部、9 電源、10 筐体、11 保持具、12 開口部、21 温度センサ(第1検知部)、22 湿度センサ(第2検知部)、41 第1スイッチ(第1測定指示受付手段)、42 第2スイッチ(第2測定指示受付手段)、61 CPU、62 ROM(環境報知情報記憶手段)、63 RAM、71 発光器(報知手段:LED)、72 警報器(報知手段:ブザー)。

Claims (8)

  1. 周囲の環境情報を測定する検知手段と、
    経過時間を計測する計時手段と、
    前記検知手段での測定の指示を受付ける測定指示受付手段と、
    前記検知手段で測定された環境情報に基づいて算出される環境指標値に応じた環境適否を示す環境報知情報を記憶する環境報知情報記憶手段と、
    前記測定指示受付手段が指示を受付けたとき、前記検知手段での測定の実行を指示すると共に、前記検知手段で測定した環境情報に基づいて所定の環境指標値を算出し、さらに、当該環境指標値に基づき、前記環境報知情報記憶手段を参照して環境報知情報を決定する制御手段と、
    前記制御手段で決定した環境報知情報に応じた報知を行う報知手段と、
    を備え、
    前記測定指示受付手段は、前記検知手段での継続的な測定の指示を受付ける第1測定指示受付部と、前記検知手段での個別的な測定の指示を受付ける第2測定指示受付部とから構成されると共に、
    前記制御手段は、前記第1測定指示受付部が指示を受付けたとき、前記計時手段で計測された経過時間に基づいて一定時間ごとに前記検知手段での測定の実行を継続的に指示し、前記第2測定指示受付部が指示を受付けたとき、前記検知手段での測定の実行を直ちに指示する、
    ことを特徴とする携帯型環境情報報知装置。
  2. 前記報知手段は、決定した環境報知情報に応じて色彩及び/又は報知数が変化する発光器であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型環境情報報知装置。
  3. 前記報知手段は、算出した環境指標値が一定の値を超えたときに発鳴する警報器であることを特徴とする請求項1に記載の携帯型環境情報報知装置。
  4. 前記制御手段は、前記報知手段での報知を所定時間後に停止させる報知停止機能をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3に記載の携帯型環境情報報知装置。
  5. 前記検知手段は、周囲環境の第一の情報を測定する第1検知部と、周囲環境の第二の情報を測定する第2検知部とから構成され、
    前記第1検知部は、気温を測定する温度センサであり、
    前記第2検知部は、湿度を測定する湿度センサであり、
    前記制御手段は、熱中症になり易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置。
  6. 前記検知手段は、周囲環境の第一の情報を測定する第1検知部と、周囲環境の第二の情報を測定する第2検知部とから構成され、
    前記第1検知部は、気温を測定する温度センサであり、
    前記第2検知部は、湿度を測定する湿度センサであり、
    前記制御手段は、流行性感冒に感染し易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置。
  7. 前記検知手段は、紫外線の強さを測定する紫外線センサであり、
    前記制御手段は、皮膚に悪影響を及ぼし易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置。
  8. 前記検知手段は、空気中に浮遊する目に見えない細かい粒子を測定するダストセンサであり、
    前記制御手段は、アレルギー(性)疾患が発症し易い危険度を示す環境指標値を算出するものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯型環境情報報知装置。
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